真・東方夜伽話

蟲喰い蛍

2008/12/19 23:17:02
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蟲喰い蛍

かづき

(注意事項)
※リグルが鬼畜です
※愛の無い陵辱シーンがほとんどです
※救いも無いです
※僅かですが排泄シーンを含みます
※リグルが鬼畜です

以上、了解頂いた方のみ先へお進み下さい。
























脳髄が痺れるような刺激に、ヤマメは思わず甘ったるい吐息を漏らす。

「ふ…や、ぁぁ…」

地上、人里から少し離れた陸の上。人間の寄り付かない、妖怪の領域。
静かに佇む大樹の下、その枝葉が落とす影の中で木漏れ日を浴びながら、ヤマメはその肩を微かに
震わせながら、どこか遠くを見るような、惚けたような顔で幹に背を預けていた。
親指の爪を噛みながら浅く荒い呼吸を繰り返す。その意識は…腰元からゆったりと、大袈裟なほど
にふんわりと広がった、地味な色のスカートの中に集中している。
足元までをすっぽりと覆うスカートの中。外からは決して見えないその場所には…ヤマメと一緒に
地上に上ってきたキスメが、その幼い裸体を脚に絡みつかせるようにして納まっていた。

「ヤマメ、可愛い…もっと、もっと可愛い声、聞かせて…はん、ちゅっ…」

ヤマメと同様に荒い息遣いと、ぴちゃぴちゃという淫靡な水音に混じって、キスメの声が聞こえる。
スカートの中で剥き出しになった脚と、そして…下着も何も身に着けずに晒された、まだ幼い秘所
に犬の様に舌を這わせ、媚肉を細い指で掻き分けながら、キスメはうっとりとした声で、ヤマメに
語りかけていた。
下腹部に断続的に与えられる刺激と、愛おしいキスメの熱っぽい声。そして…何処とも知れぬ地上
の丘で、昼間から人目を忍ぶように樹の陰に隠れて淫らな行為に及んでいるという背徳感、それに
伴うスリル。様々な感覚が脳内に流れ込み、渦を巻いてヤマメの理性を快楽に溺れさせる。
地上に登るようになって覚えたその危険な遊びに、2人は、我を忘れて没頭していた。

「あ、っ、あぅっ、ふわっ、ぁ、ひぁぁ、ぁ、あっ…!」

辺りを見回し、誰かに覗かれてはいないかという不安に苛まれながら…それをも糧にして、ヤマメ
は快感を増幅させていく。それに呼応するように、キスメもヤマメの秘所を攻める手付きと舌遣い
を激しくしていく。両手を口に沿えながら嬌声を噛み殺し、丸めた背中をがたがたと震わせながら
快楽の波に呑まれ…やがてヤマメは、絶頂に向かって昇り詰めていく。

「キス、メぇ…も、もう、駄、目っ…ひぅっ…!?」
「ヤマメ…イッて、私の指でイくところ、見せて…っ…!」

涙目で震えるヤマメのスカートの中で、触ってすらいない自らの秘所をじっとりと濡らしながら、
キスメが感極まったような声で囁く。べっとりと愛液を絡めたその指が、ちゅぽ、という水音と共
にヤマメの入り口から引き抜かれる。
そして、キスメはその指で…ヤマメの秘裂の傍ら、赤く充血し隆起したその突起に、触れた。

「きゃぅぅっ!?」
「は、っ…可愛いよ、ヤマメ…ヤマメっ…!」

一際甲高い声で鳴いて、ヤマメが腰を引く。その双眸が、見開かれる。
ヤマメの全身に走る緊張を感じ取りながら…キスメは、しばしやわやわと弄ぶようにヤマメの肉芽
を摘む。その度に電撃を流されたようにビクビクと身体を痙攣させ、やがて…ヤマメはその刺激の
連続に耐え切れず、遂に絶頂を迎えた。

「あ、っ、ッッッ………~~~~~~ッッッ!!?」
「ん、ぅっ…っ!!」

全身の筋肉が引き攣る。つい先ほどまでキスメの指を咥え込んでいた秘所が、きゅう、と収縮して、
微かな飛沫を噴き出した。飛び散った潮を顔に受けながら…キスメもまた、ふるふると全身を震え
させながら、果てる。

「は、ぁぁ…ぅ、ん…っ…」
「ひ、ぁ…はぁ、っ…」

脱力する身体を、大樹の幹に預けながら。薄暗いスカートの中で、雌の匂いに包まれながら。
2人は恍惚とした表情で、火照る身体に波紋のように広がる絶頂の余韻に、浸り続けていた…。



だが。

「やぁ、こんにちわ」
「ッ!?」
「え…っ!?」

頭上から聞こえたその声に、一瞬、2人の呼吸が止まる。



慌てて頭上を見上げる。いつの間にかそこに現れていた人影に気付き、ヤマメは硬直した。
スカートの中のキスメも、身じろぎ一つせずにぴたりとその動きを止める。
そんな2人の動揺になどまるで気付いていないかのように、その人影はふわりと軽い挙動で
ヤマメの眼の前に降り立った。

「見ない顔だね、もしかして地底から?」

髪は緑色のショートカット。背中には、風にはためく黒いマント。そして、頭から生えている
のは、2本の触覚。その姿を眼にしてヤマメはすぐに、眼の前の相手が自分と似た種類の妖怪
であることを察した。

「え、っと…は、はい、その、地底界から…」
「ああ、やっぱり!最近交流が始まったって聞いてたから、もしかしてと思ったんだ」

緑髪の妖怪はそう言って、爽やかに笑う。2人は、先程の痴態をこの相手に見られたのではないか
と戦々恐々としていたが…この様子だと、どうやらその心配は要らないらしい。
その妖怪の様子は、ヤマメに警戒心を抱かせるものでは無かったが…如何せん、状況が状況である。
ヤマメは全神経を集中してどうにか平静を装い、不自然にならない程度に早くこの会話を切り上げ
られないかと、慎重にやり取りを続ける。

「私は、リグル・ナイトバグ。これでも一応、女の子だよ」
「あ、ええ、と…黒谷、や、ヤマメです…」

一見したところ雄の妖怪にしか見えなかった彼女はリグルと名乗り、握手を求める。それに応じて、
必死に震えを抑えながらヤマメは作り笑いで表情を取り繕った。

「地上には初めて来たの?」
「あ、い、いえ…その、ときどき来てるんです、仲間と一緒に…」
「仲間、っていうと地下の妖怪かな?今日も一緒なの?」
「え?あ、っ…す、すいません、今日は私1人で…」
「…ああ、そうなんだ?」

表面上はにこやかに会話を交わしているその間にも、中途半端に絶頂の余韻の残るヤマメの身体は
小さくふるふると震え続け…やがて、その疼きが徐々に再発し始める。
このままでは、まずい。そう感じたヤマメは挨拶もそこそこに、内心で冷や汗をかきながら、強引
に会話を切り上げに掛かる。

「あ、あの、すいません…せっかくなんですが、その、そろそろ帰らないと…」
「あれ…そうなの?残念だな、せっかく新しい妖怪仲間と知り合えたと思ったのに」

ヤマメの言葉に、リグルは残念そうにそう呟く。
不審に思われてはいけない、平静を保ったまま、早くこの場を離れたい。スカートの中には、まだ
キスメが潜んだままだが…大丈夫、裾を絞って飛んでいってしまえば、下から覗いても解からない
はずだ…。
必死で自分にそう言い聞かせ、ヤマメはそそくさとその場を去ろうとした…が。

「一応、決まった時間に、帰らないといけないので…し、失礼しますね」
「あ、ちょっと待って」

身を翻しかけたところで、また声を掛けられる。ほんの少しだけ苛立ちながらも、その感情を表に
出すことは決してせずに振り返る。

「ごめんね、そう言えば…まだ、君達が『何なのか』聞いてなかったから」
「え…『何なのか』ですか?」
「私は、見ての通り蛍の妖怪なんだけど…君は?地下の妖怪のことは、よく知らなくて」

一瞬、リグルの言葉の意味を理解しかねたヤマメだったが、リグルの自己紹介を受けてすぐにその
意味を察し、互いがまだ名前しか名乗っていなかったことを思い出す。

「え、っと…地底界の妖怪で、土蜘蛛、って言います」

そして…一刻も早くその場を離れたい焦りも手伝い、無警戒に自分の種族を口にして。



「…土、蜘蛛?」
「…え、っ…?」

瞬時に…リグルの纏う雰囲気が豹変したことに、気付く。



穏やかにヤマメを見ていた瞳が、獲物を狙う獣のような鋭いものに変わる。その視線に射抜かれた
ヤマメどころかスカートの中に隠れているキスメまでもが、狂気染みたその迫力に、身震いした。
リグルは、興味深げにジロジロとヤマメの姿を見つめてから、独りで何かに納得したように何度か
頷いて…細めた眼でヤマメの瞳を見据えながら、くつくつと笑い声を漏らした。

「そっか、『蜘蛛』かぁ…なるほど、どうりでこんなにそそられるワケだ…くく、ははは」
「え、あの…そ、それが、何か…?」

身体の疼きすら忘れさせるような寒気を感じ、ヤマメは思わずじりじりと身を引く。必要とあらば
すぐさま逃げ出せるよう身構え、リグルの出方を窺う…が。

「いや、まぁそう構えないで…『もう少し、ゆっくりしていきなよ』」

リグルが、それまでと同じ調子でそんな言葉を口にした瞬間。
まるで…それが、脳の芯に響いたような錯覚を覚えて。

「…え、っ…?」
「きゃ、っ!?」

ヤマメの膝が、がくん、と何の前触れも無く折れる。突如支えを失ったヤマメの身体は、その場で
へたり込むように崩れ落ち…スカートの中に隠れていたキスメが、思わず声を上げた。
しまった…そう思いキスメは慌てて口を塞いだときには、時既に遅し。その声ははっきりとリグル
の耳に届いていたし、なによりヤマメが座っている状態でスカートの中のキスメが姿を隠し通せる
はずもない。
しかし、リグルはその声を聞いても、スカートの不自然な膨らみを見ても、何ら特別な反応は示さ
なかった。まるで…とっくにキスメの存在に気付いていたとでも言うように、問い掛ける。

「それで、そこに隠れてるのは誰かな?『ちょっと、見せてくれる?』」

その言葉を合図に、ヤマメのスカートが捲り上げられる。
ただし、それはリグルの手によってではなく…ヤマメ自身の手によって、であった。

「え…あ、っ…!?」
「な、っ…や、ヤマメ…っ!?」

ヤマメの手で姿を暴かれたキスメと自らのスカートを捲り上げているヤマメ本人が、揃って、何か
信じられないような物を見るような表情を見せる。その様子を眺め、リグルは先ほどと同じような
笑い声を漏らした。

「そっちも新顔だね?『紹介してくれるかな?』」
「こ、この子は、つ、っ…釣瓶落としの、キスメ、で、す…」
「釣瓶落とし?裸だけど…『どういう状況なのか説明して欲しいな』」
「い、今は、釣瓶を離れて、いるので…よ、妖怪としての力は、ほとんど、無い、です…」
「え、ちょっと…ヤマメ、何を…!?」
「ちょっと、油断し過ぎじゃないかなぁ…あ、『もう黙ってていいよ』」
「…っ…!」
「ねぇ、ど、どうしちゃったの!?ねぇってば!」
「でも、そっか、そっちは蟲じゃないんだね…まぁ、片方だけでも十分な収穫かな」

そう独り言を呟いてから、リグルはまたうんうんと独りで頷く。何故か一言も言葉を発することの
なくなったヤマメに代わり、キスメが震える声を上げる。

「あ、あなた…何、なの…!?」
「何なの、って…さっきも言ったけど、私はただのしがない蛍の妖怪だよ。ただ…」

語りながら、そこで大袈裟に間を空けて…リグルは、骨の髄まで凍てつくような視線を2人に注ぎ
つつ、にぃ、と唇の端を吊り上げるような笑みを浮かべた。

「ちょっと『蟲を操る程度の能力』を持ってる…ってだけのことさ」
「な、っ…!?」

2人の瞳が見開かれる。一言も声を出さず…正確には声を出すことを禁じられて…ヤマメは眼の前
の相手が如何に恐ろしい存在であるかを身を以って実感しながら、先に待ち受けるであろう未来を
悟り、絶望する。
『蟲を操る程度の能力』…蟲の仲間とみなされる全ての存在を、無条件に支配する能力。
その圧倒的な力に…『蜘蛛』の妖怪であるヤマメが、抗えるはずもない。そして、眼の前の相手が、
その力を自分達にとって最悪の形で行使するだろう、ということをヤマメは本能で感じ取っていた。
そう確信させる程の何かが、リグルの瞳には宿っていた。

「そうえば、ヤマメちゃんは何か能力は持ってるのかな?『説明してくれる?』」
「わ、私は、っ…や、『病気を操る程度の能力』を、持っています…」
「キスメちゃんの方も『教えてくれる?』」
「き、キスメ、の能力は…『鬼火を、落とす程度の能力』…で、す」
「ふぅん…鬼火はともかく、病ってのはなかなか面白そうな能力だね」

ヤマメの口が、意思に反して自分達の情報を伝えていく。リグルの言葉とヤマメの様子から事態を
悟るが…戦闘に突入することなどまるで予期せず、安易に釣瓶を離れてヤマメと共に地底界を出て
しまった今のキスメに、リグルと戦う術は無い。

「自己紹介、有難う。それじゃ…せっかく地上に来たんだ、ウチまでお出でよ」

言葉だけは爽やかに、しかし、顔には明らかに良からぬ考えを抱いている者の表情を浮かべながら、
リグルは2人を誘う。一瞬、キスメは反論しそうになるが…すぐにリグルとヤマメの力関係を思い
出し、口を噤んだ。

「そうそう、大人しくしないと、ヤマメちゃんがどうなっても知らないからね」
「く、っ…!」
「真昼間から木陰でよろしくしてるくらいなんだし、大切なお友達なんでしょ?」

さり気なく先程の行為を覗き見ていたことを仄めかせ、リグルは心底楽しそうに笑った。キスメの
顔が、怒りと羞恥心とでみるみるうちに紅くなっていく。

「まぁ、あんまり騒ぎになっても面倒だ…キスメちゃんは、さっきみたいに隠れててね」
「…く、そっ…!」
「それじゃ…案内するから『怪しまれないように黙ってついて来て』」
「…ぅ…っ…」
「ヤマメ、っ…!」

リグルに言われるがまま、ヤマメはキスメをスカートの中に隠し、ごく自然な様子でその後に従う。
再びスカートの中に隠されながら、ぎり、と歯噛みし…それでも何もすることが出来ずに、キスメ
もまた、ヤマメに連れられてリグルの巣へと連行された。



            ◇          ◇          ◇



人里を更に遠く離れた、森の中。そびえ立つ、さきほど丘に生えていたものとは比較にならない程
に太く背の高い大樹にぽっかりと口を開けたウロに、粗末な扉が嵌め込まれている。
薄暗い巣に帰り着くなり、リグルは意地の悪い眼つきで、早速ヤマメに命令を下す。

「さて、じゃぁ早速だけど…『服、脱いで』」
「っぅ、ぅ…!」

羞恥心に身を震わせながら…それでもリグルの言葉に逆らうことが出来ず、ヤマメはリグルの眼の
前で、自ら服を脱ぎ捨てていく。上着を脱ぎ捨て上半身を露わにし…スカートを脱ぐと、下着を身
に着けていなかったヤマメはあっという間に丸裸になった。

「ちょっと、キスメちゃんが邪魔かな。『退かせてくれる?』」

言葉通りにヤマメは、まるで自分を必死で護ろうとするように脚にしがみついていたキスメの腕を、
力尽くで解く。普段よりも力が強い気がするのは、リグルの命令によって手加減が出来なくなって
いる所為だろうか。
2人分の幼い裸体が、にやにやと薄ら笑いを浮かべるリグルの眼の前に晒される。キスメは目尻に
涙を浮かべながら、敵意に満ちた瞳でリグルを睨み付けた。

「こ、こんなことして…何するつもり…!?」
「何、って…女の子を裸に剥いたら、やることなんて1つでしょ?」

なんでもないことのように返されたその言葉に、キスメは耳を疑った。

「な、っ…あなた、さっき女の子だって…!?」
「そうだよ、女の子を嬲るのが好きな女の子が居ちゃいけない?君達だって、同類だろ?」
「あ、あなたと一緒にしないで!!」

キスメは真っ赤になって反論するが、リグルの耳には聞き入れられない。そもそも、自分が絶対的
優位を確保している相手の反論など、負け犬の遠吠えにしか聞こえないのだろう。

「ま、なんでもいいよ。お喋りしに呼んだわけじゃないし、さっさと始めちゃおう」

そう言って、リグルはパチンと指を鳴らした。直後…2人の身体に、冷たく、不気味に湿った感触
の何かが絡みつく。

「ッ!!」
「ひ、っ…!?」

その不快な感触に、悲鳴が上がる。全身が総毛立つような悪寒を感じながら、2人は自分の身体を
見下ろした。いくつもの節を持った柔らかい管のようなものが、2人の身体を拘束している。一瞬、
大蛇に絡み付かれているように見えたが…頭の部分を見て、2人はその正体が巨大なミミズである
ことに気が付いた。
ぶよぶよした体表が肌の上を這う不快な感触に、2人は苦悶の表情を浮かべた。蜘蛛の妖怪である
ヤマメも、それに慣れているキスメも、ミミズという存在自体に嫌悪感を感じることは無かったが
…それでも、感触が気持ち悪いのはどうしようもない。
本来なら、妖怪である2人の力があればただの巨大なミミズに抗えないはずがないのだが…ヤマメ
の身体はリグルの支配下にあり、キスメは釣瓶を離れているので妖怪としての本来の力を発揮する
ことが出来ない。負けるはずの無い相手に蹂躙される屈辱と、自分達に抵抗する術が無い、という
改めての実感、それに伴う恐怖が、2人の意識を苛んでいく。

「あはは…いい眺めだね」

リグルが、くい、と指先を指揮棒のように振るう。2人を拘束していたミミズが蠢き、その身体を
無様に宙吊りにする。更に指でミミズに合図を送ると、ヤマメの手足を絡め取り宙に吊るしていた
何匹かが反応し、ヤマメの身体がリグルの前に移動させられ…そして。

「じゃ、よーく見せて貰おうかな」
「…っ、~~~っ!?」

両脚に巻きついて、それを左右に押し開き…リグルの眼の前に、幼い秘所を曝け出した。ヤマメの
顔が、薄暗い空間でも解かりやすいほどに、一瞬で上気する。

「へぇ、可愛いね…あは、さっきまで遊んでたから、べちゃべちゃだねぇ?」
「っ、ぅ…っ、ッッ…!」
「…あ、そっか、黙らせっ放しだったっけ。ほら、『もう喋っていいよ』」
「ぷ、はぁっ…や、止めて、そんな…そんなに、見ないでぇ…ッ!」
「えー、だって可愛いんだもん…ほら、子供っぽいくせに、こんなにいやらしくヒクついててさ」
「い、やぁ…止めて、言っちゃ嫌だぁ…ひ、ぐ…っ」

キスメ以外には誰にも見せたことの無い場所を遠慮無しに観察され、その様を描写されて、ヤマメ
は耐え難い辱めに、とうとう涙を流し始めた。しかし、見られるのが嫌だ、といくら心で思っても、
未だにさきほどの余韻から抜け出しきれていないヤマメの身体は何かを求めるように切なげに震え
続けてしまう。
どうして、こんなことに。後悔の念が、更にヤマメの涙を煽る。

「ふふ…ホントに可愛いなぁ、ヤマメちゃん…」

自らも頬をほんのりと上気させ、人知れず背筋をぞくぞくと震わせながら、リグルはうっとりした
声で呟く。そして…その口がヤマメに、更に冷酷なことを命じる。

「それじゃ…『もっと奥まで、よく見せてよ』」
「…っ!!」
「…え…あ、っ…!?」

少しずつ熱を帯び始めた声で告げられたその言葉に、2人は戦慄し…そして、それに何事かを反論
するも早く、ヤマメの身体が本人の意思とは無関係に、ぎし、と動き始める。ミミズが、ヤマメの
腕を開放する。空中で、まるで小さな子供が母親に抱えられながら小用を足すときのような屈辱的
な格好で支えられたまま…ヤマメの身体はリグルの絶対的な命に従うべく、その手を、下腹部へと
伸ばしていく。

「や…嫌あぁっ!!止め、っ…お願い、は、離してッ!!」

ヤマメの拒絶も空しく、その指先があっけなく秘所に到達し…縦に走る幼い筋が、にちゃ、と微か
に糸を引きながら左右に開かれる。愛液とキスメの唾液に濡れたままのそこが、リグルの眼の前に
惜しげもなく晒される。

「へぇ、あんな遊びしてる割に綺麗だね。小っちゃくて可愛いし」

感想を述べながら、リグルは指先でそっとヤマメの粘膜に触れる。擦り付けるように指を動かすと、
指先はあっという間に、熱を帯びた粘液に塗れた。

「やだぁっ!やめ、ぁッ、さ、触らないで、ッ…やあぁッ!?」
「あなた、っ…ふざけないで!止めなさい、もうヤマメに手を出さないでッ!!」

涙の浮かぶ眼を見開きながら、ヤマメは恐怖に引き攣った悲鳴を上げる。そのに我を忘れ、キスメ
もまた、狂ったように身を捩じらせながら喚き散らす。
そんな2人の様子を、心底楽しそうに、恍惚とした表情で眺めながら…リグルは、大袈裟に溜め息
を吐いて、キスメの顔を濡れた指先で差し示す。

「泣こうが喚こうが、無駄なんだってば。解かんないかなぁ?」
「五月蝿い!黙りなさい、この下衆がッ!」

人を馬鹿にしたような態度でそう告げるリグルに向かって、普段の様子からは想像も出来ない剣幕
で、キスメが怒鳴り散らす。ヤマメを好き放題に弄ばれ怒り心頭に達したのだろうか、この圧倒的
不利な状況を失念してしまっているようにも見える。

「吊るされたまま怒鳴っても迫力無いけどさ…言葉には、気をつけた方がいいと思うよ?」

そう言ってリグルは不適に笑い…キスメを指し示していた指先を、つ、とヤマメの方へ移動させた。
途端に…ヤマメの身体が、ビクリ、と大きく痙攣して硬直する。キスメが我に返り…自らが発した
言葉の危うさを、思い知る。

「私は、基本的に心は広いけどね?でも、もし…万が一、機嫌を損ねたりしたら…」
「…っ…!?」
「君の代わりに、ヤマメちゃんにお仕置きすることくらい…わけ無いんだよ?」

くい、と指を回す。下腹部に伸びかけていたヤマメの腕が…自身の首に添えられ、そして。

「…えッ…な、何これ、や、っ…嫌っ…!?」
「例えば…『妖怪の山で雄共の慰み者になって来い』って言えば、その通りになるし」
「ま、待って!お願い、と、止めさせてっ!!」
「『病を地底に撒き散らせ』って言っても、『キスメちゃんを犯せ』って言っても従うし…」

その指が…喉に、食い込む。

「『自分で自分を絞め殺せ』って言えば…簡単に、死ぬんだよ?」

ヤマメが眼を剥く。苦悶の表情が、その顔に浮かぶ。
自らの喉を両手で掴み、少しずつ力を加え…ヤマメが、ゆるやかに窒息へと向かっていく。もはや
声を発することすらままならずに、苦しげに口を動かすだけのヤマメの姿に、キスメは愕然とした。

「か、ふっ…げほ、ぉ、ッ…!?」
「あっはははぁ…ほら、どうしたの?早く謝らないと、ホントに死んじゃうよ?」
「や、止めて!!あ、っ…謝るから、もうヤマメに酷いことしないでッ!!」

涙を流しながら、キスメが絶叫する。すると…それを合図にして糸が途切れたかのように、ヤマメ
の腕がだらりと弛緩した。ヤマメが、正常な気道を取り戻して、咳き込みながらも深く荒い呼吸を
繰り返す。

「はは、ごめんごめん…冗談だよ。殺すなんて、そんな勿体無いことしないって」
「ごめんなさい…ごめん、なさいっ…」
「…け、ほっ…は、ぁぁ…ッ…」
「ヤマメ…ごめん、私があんな…ごめん、ヤマメ、っ…!」
「でもまぁ…これで、解かったでしょ?自分達の立場、ってもんがさ」

リグルの、その言葉通り…キスメはすっかり大人しくなり、自分達の置かれた立場を痛感しながら、
絶望に打ちひしがれていた。
自分達にはもう、眼の前の蟲の王に抗う術は何一つ残されてはいない。ヤマメの身体が完全に相手
の支配化にある今、ヤマメは完璧な人質として、相手の手中にあるのも同じだ。一応、キスメ自身
は操られているわけではないが…それもただ単に、枷が肉体に嵌められているか、それとも精神に
嵌められているかの違いでしかないのだ。
救われる道は、無い。逃げ出そうとすれば、その先にはもっと酷い地獄が待っている。残された道
は…ただ、相手が満足するまで、飽きて捨てられるまで、その欲望と嗜虐心の捌け口であり続ける
ことだけだ。

「さて、身に沁みたところで、さっきの続きと…」
「…ま、待って…」

だが、しかし。キスメはなおも、リグルの言葉を遮る。
余裕たっぷりの様子を見せていたリグルが、ここへ来てもまだ自分に逆う素振りを見せるキスメに、
ほんの少しだけ表情を歪める。明らかに不機嫌そうに見える程ではないが…その顔から、先程まで
見せていた愉快そうな表情は、随分と薄れているように見えた。

「…まだ、何かあるの?」

変わらぬ口調で、リグルはキスメに尋ねる。その声と視線に射られ、キスメが身震いする。
だが、キスメはそれでも必死で言葉を紡ぎ、それを震える喉でリグルに伝える。

「お…お願いだから、もう…ヤマメに、酷いことしないで…」
「…キス、メ…っ…」
「…あー…いや、だからね…もう1回説明しなきゃ、駄目かな?」

弱々しく繰り返されたその言葉に、リグルは呆れたような声で返事をする…が。

「その代わり…私は、私には、何してもいいから…ッ!!」
「え、っ…ッ!?」
「…っ…」

キスメが、搾り出すように続けた言葉を耳にして。
一瞬意外そうな顔をした後…その瞳を、獰猛に輝かせた。

「…へぇ、本当に?」
「ええ…だ、だから、ヤマメだけは…ヤマメだけは、もう、許してあげて…!」
「き、キスメ…止めて、何言ってるの…!?」
「ヤマメちゃんは『ちょっと黙っててね』、今、キスメちゃんと話してるから」
「む、ぐっ…ッ…!!」

ヤマメの口を封じ、リグルは値踏みするような眼で、宙吊りにされたままのキスメの顔を見上げる。
キスメの瞳には、恐怖の色に混じって…確かな覚悟が、見て取れた。

「…良い眼だね」

こうなってしまったのは、自分の所為だ。こうして、ヤマメが対抗できない妖怪に会ってしまった
ことは、この際不運だったと諦めるしかない。だが…そういった危険性は、地上に出る前に容易に
予期できるものだったはずだ。それなのに自分は、考え無しに釣瓶を地底界に置き去りにし、安易
に地上に登って…結果こうして、ただ図体が大きいだけのミミズに、無様に捕らえられている。
能力さえ使えれば、相手に不意打ちを食らわせヤマメを無理矢理連れて帰るくらいのことは出来た
はずなのだ。自分の失態の報いは、自分が受けるべきだ。何より、自分のそんな馬鹿な油断の所為
で…大好きなヤマメがこれ以上辱められるなんて、絶対に耐えられない。

「…お願い…っ…!」

全てを自らの責任と背負い込み、自らを責め苛んで…キスメは、ヤマメが受けるべき屈辱の全てを、
自分独りで受け止める覚悟を決める。
その幼い風貌に似合わぬ、強い決意の眼差しを向けられ…リグルは、邪悪に微笑む。

「解かった、解かった…いやいや参ったな、そこまで言われちゃ断れないよ」
「…っ!!」
「ほ、本当?本当に、ヤマメにはもう何も…!?」

キスメが改めて問い、その様子にヤマメは眼を剥きながら首を横に振る。ヤマメの喉まで出掛けた
叫びは、リグルの持つ力に遮られ、その身の内に留まり続ける。
キスメは、リグルの欲望の矛先をヤマメから逸らすことに成功したと思い胸を撫で下ろす。
だが…そんな彼女に向かって、リグルは更に続ける。

「でも、タダではいそうですか、ってわけにはいかないよ?それじゃつまんないし」
「え、っ…?」
「だからさ…1つ、ゲームをしようよ。キスメちゃんが勝ったら、考えてあげるからさ」

本当に愉快そうな、花の咲くような声でリグルはそう提案する。少女2人が巨大ミミズに拘束され
ている風景とその明るい声との対比が、おぞましさを演出する。ゲーム、という言葉に露骨に嫌な
予感を覚えながらも…しかし、リグルの提案を拒む権利が自分達に無いことを悟っているキスメは、
黙ってリグルの言葉の続きを待った。

「簡単なゲームだよ。ちょっとした、我慢比べだから」
「…我慢、比べ?」
「そう、我慢比べ。それじゃ…ええと、何か適当な物は…」

そう言ってリグルは、おもむろにさきほどヤマメが脱いだ衣服の中を探り始める。ポケットの中を
しばし探った後…リグルはそこから1枚のハンカチを取り出す。白い無地の、何の変哲も無いごく
普通のハンカチだ。キスメも、何度かヤマメがそれを持っているのを見たことがある。
リグルは指先でミミズを指揮し、キスメの身体を、ヤマメと同じように自分の眼の前に移動させる。
そして、キスメにはヤマメとは上下が逆の、腹を下にして腰を吊り上げた格好を取らせた。

「じゃ、これ咥えて?」

リグルはそう言って気の良さそうな顔で微笑みながら、広げたハンカチの一端をキスメの眼の前に
差し出す。キスメはその様子を訝しみ考えを巡らせ、そして、先程リグルが言った言葉を思い出し
…リグルの意図を、察した。

「…我慢比べって、まさか…」
「まぁ、そういうこと。察しが良いね」

リグルの言う我慢比べが何を意味するのかを理解し、キスメは顔を赤くしながら、眼の前に迫った
リグルの顔を睨み付ける。怯む素振りすら見せず、リグルは白いハンカチをキスメの前に差し出し
続ける。やがて、キスメは観念し…リグルの指に噛み付いてやりたくなる衝動を必死で抑えながら、
それを咥えた。

「今から、キスメちゃんの身体を滅茶苦茶にして…我慢できたら、キスメちゃんの勝ちだよ」
「…く、っ…この…っ…!」
「っ、~~~ッ…!!」
「そしたら、ちゃんとヤマメちゃんは解放してあげる。解かった?」
「…約束、らぞ…!?」
「うん、でも、もしもハンカチ落としたら罰ゲームだからね…ヤマメちゃんが」
「へ、ちょっ…そんな…!?」
「断る、なんて言わないよね?譲歩してあげてるのは、こっちなんだからさ?」

にやにやと底意地の悪い笑みを浮かべながら、リグルはキスメの顔を覗き込む。

「まぁ、どうしても嫌なら、ヤマメちゃんとさっきの続きするからいいけど…」
「…わ、解かった、解かったから…ヤマメには、もう…!」
「っ、っっ、~…!!」
「はは、良い友達を持ったねぇ、ヤマメちゃんは…それじゃ、そうと決まればゲーム開始だ」

ぱちん、と指を鳴らして、リグルが地獄のような時間の始まりを告げる。キスメは、必死で自分と
リグルに何かを訴えようと身を捩じらせるヤマメを、1度見遣り…全てを悟ったような、あるいは
諦めたような微かな笑みを浮かべる。
これでいい。大丈夫、あとは自分が我慢をすればそれで済むことだ。もう何があっても、ヤマメに
手は出させない。
キスメが鋭い視線を向けた先でリグルは、先ほどの合図でどこからともなく呼び出した、ミミズと
は別の大きな羽虫から、何か片手サイズの道具を受け取った。満足げにそれを確認した後…リグル
はそれを、キスメの眼の前に突きつける。

「これ、ゲームに使う玩具なんだけど…何だか、解かる?」
「…っ…?」

眼の前に差し出されたそれを、キスメは見つめる。一見したところ、大きな蟲のサナギのようにも
見えるが…その背中は既に裂けていて、それを後からもう1度閉じた跡がある。リグルが指で叩く
と、こつん、と身の詰まった硬質な音がした。
ゲームに使う、と言っている以上ろくな物ではないのだろうが…キスメには、見ただけでは、何に
使う道具なのか解からない。
答えを出せずに頭を捻らせながらも、漠然と嫌な予感を感じ取っているキスメの様子を面白そうに
観察してから…リグルが、解説を始める。

「蟲の妖怪で、雄って少ないからさ…いろいろ便利なんだ、これ」

蟲の妖怪の…雄。その言葉でキスメはその用途に思い当たり、ぞわ、と背筋を震わせる。キスメの
顔から血の気が引いたのを見て…リグルは、気味の悪い笑みを浮かべた。

「そう…今からこれを、キスメちゃんの中に入れるんだ」
「ちょ、っ…そ、そんな大ひいの、入るわけ…!?」

サナギの形をした張子を見つめ、顔面蒼白でそう訴えるキスメの様子に、リグルは首を傾げる。

「え、そう?大きさとしたら、別に大したこと無いと思うけど…」

そして…その慌てぶりから、もしや、とある可能性に気付き、キスメに顔を寄せる。

「ああ、キスメちゃん、もしかして…初めてなんだ、こういうの?」
「…~~~っ!」

眼の前に、これ見よがしに張子をぶら下げながら、リグルが半笑いで問う。キスメは絶句し、その
沈黙が、リグルの推察が事実であることを代弁していた。

「そうか、それじゃちょっと痛いかもね…入れただけで、ゲーム終了かな?」
「っ…い、いいわ…好きに、すればいいれしょ…!!」
「はは…初めてのくせに強気だね。いいよ、言われなくてもそうしてあげるから」

リグルは冷たくそう言い放って、キスメの視界から消える。無様な格好でぶら下がるキスメの脚が、
リグルの合図で左右に開かれる。見えない所で自分の最も敏感な場所がリグルの視線に晒されるの
を感じ、キスメは奥歯を噛み締めながら羞恥心に耐えた。
にちゃ、と粘度のある水音がして、キスメの幼い秘裂が開かれる。その内部が、外気に晒される。

「あは、キスメちゃんも、もうトロトロだ…どれどれ」

まだ自分でしか触れたことの無い場所に、リグルの指は遠慮も躊躇も無しに侵入してくる。媚肉を
掻き分けるようにして奥の奥を観察され、気が狂うような羞恥に震えるキスメの内部…やがてその
純潔の証を、リグルの指が探り当てた。

「ん、確かに綺麗なまんまだね…今から、玩具で突き破るわけだけど」

心底楽しそうに寒気のするようなことを言って、リグルはその後も執拗にキスメの中にゆるゆると
した刺激を送り込み続ける。その嫌悪感とは裏腹に、何にも触れられることなく1度絶頂を迎えて
いるキスメの秘所は、そのもどかしい愛撫に従順な反応を示す。

「ふ、っ…ぅ、ぅ…ッ」
「あれ、もう声出してるの?先が思いやられるなぁ」

馬鹿にするような声でそう言いながら、リグルはなおもキスメの内壁を嬲り続けて…やがて、内部
から分泌された液体が指先に絡み始めた頃、その指を引き抜いた。いやらしい音がして、キスメの
秘所が刺激から開放される。

「さて、それじゃ準備も整ったところで、入れてみようか…」

リグルは、ちろりと赤い舌で唇を舐めながら、興奮した様子で言う。キスメはその声に寒気を感じ
ながらも、これに耐えればヤマメが助かるのだ、ということだけに意識を集中させ、やって来るで
あろう痛みを覚悟し、奥歯を噛み締める。
…だが、リグルは、手にしたそれをキスメの中に埋めようとはせずに。

「それじゃヤマメちゃん、『こっちに来て』」
「…っ…!?」
「は…っ!?」

不意に、ヤマメの名を呼ぶ。ヤマメを捕らえていたミミズがその身体を開放して、しかしそれでも
リグルの力に自由を奪われたままのヤマメは、リグルの言葉に従ってその傍らに控える。

「ま…待って、それじゃ約束が…!?」

もうヤマメのことは安心だ、と思い込んでいたキスメが、慌てふためく。その様子を眺め薄ら笑い
を浮かべながら、リグルはなだめるような声でキスメの声に答える。

「大丈夫、ヤマメちゃんをどうこうしようってつもりは無いからさ」
「っ…な、なら、早くヤマメを…!」
「大丈夫だってば…だから、その代わりに…」

リグルの手が、愛おしい者に触れるような優しい挙動で、ヤマメの頬に添えられて。

「ヤマメちゃんには…酷いことする側に、回って貰うよ?」
「…っ…!?」

そして、リグルからヤマメへ…張子が、手渡される。
眼を白黒させながら、わけも解からずそれを受け取り…ヤマメは、信じられないものでも見るかの
ような愕然とした表情で、リグルの顔を見つめた。にやにやと笑い、やがて堪えきれずに、微かな
笑い声を漏らして…リグルは、また指を鳴らす。

「…っ、あ…!」
「ほら、せめてもの情けってことで…キスメちゃんと、お話だけはさせてあげるから」
「あ、っ…や、そんな、私…こんなの…っ!!」

ようやく声を出せるようになったものの、気が動転していて何を言っていいのか解からず、ヤマメ
はただひたすら言葉の断片を呟きながら首を横に振り続ける。

「大丈夫だって、最初は痛くても、そのうち気持ち良くなるもんだから」
「や…や、だ、嫌っ…嫌、ぁっ…!」
「キスメちゃんだって、大好きなヤマメちゃんにして貰えるなら本望でしょ?」
「…こ、の…ッ…!!」
「止めて、こんな…き、キスメに、こんなこと…や、嫌だ、出来ない…!」
「ほら、いい加減覚悟決めてさ…『さっさと、やっちゃいなよ』」

ガタガタと奥歯を震わせるヤマメの身体が…その意思に反し、緩やかに動き始める。

「や…嫌、止めて!き、キスメに…キスメに、酷いことしないでっ!!」

ヤマメが、さきほどのキスメと同じような台詞を叫ぶ。首を横に振り拒絶の意思を示し、操られる
身体を必死で制止しようとするが…それはもはや、ヤマメの力で対抗出来るものではない。自由に
なるのは、悲鳴を上げている口だけだ。
ヤマメの口が、悲痛な叫び声を上げる。キスメはただ怒りと羞恥心と恐怖に全身を強張らせながら
…全てに耐え忍ぶ為、砕けんばかりに奥歯を食い縛る。

「嫌、っ…止めてぇぇぇっ!!」

だが、しかし。もう少しで、張子がキスメの入り口に到達する、という段になって。

「…うーん…そんなに、嫌なの?」
「…え、っ…?」

リグルの小さな問い掛けと共に、ヤマメの身体が、突然その動きを止めた。
自由になったわけではない。だが、その手はそれ以上キスメには近づこうとしない。

「…まぁそうだよね、流石に友達の処女を玩具で奪わせちゃうのは、酷いかな…」

困ったような口調で、リグルは呟いた。一体何を言っているのだろうか…事態が飲み込めず、2人
はそんなリグルの様子を窺う。
独り思案するように首を傾け、リグルは言葉を続けた。

「うん、解かった。約束通り、ヤマメちゃんにはただ見てて貰うだけにしようか?」
「…え、ぁ…っ…?」
「ごめんねヤマメちゃん、『もう座ってていいよ』」

予想外の提案に2人がぽかんと口を開けているうちに…ヤマメの腕が、だらりと弛緩する。張子が
床に落ち、それに続くようにしてヤマメの身体がゆっくりと崩れ落ちる。

「これは、キスメちゃんの我慢比べだしね…ヤマメちゃんは、関係無いよね」

何が起きたのか。一体何が、リグルの心を変えさせたのか。
2人は呆然としながらも…1つの地獄が去っていったことに、安堵する。
…そして。

「それじゃ…代わりに、この子達に手伝って貰おうか」

一瞬でも気を緩めた2人を嘲笑うかのように、リグルは狂気の炎を再燃させる。もう今日何度目か
の合図と共に…1匹のミミズが、ヤマメの眼の前でその鎌首をもたげる。全身の力を抜かれ床の上
にへたり込みながら、ヤマメは首だけを動かしてその様子を見上げる。
そして…立ち上がったミミズがその頭をキスメの秘裂に押し当て、キスメの引き攣った声が響いた
所で、ヤマメは、全てを理解した。

「ひ、ッ…!?」
「え、あ…あ、あぁっ…!?」

人の握り拳ほどもあるミミズの頭が、キスメの秘所に押し当てられる。狭い入り口にその巨大な頭
を捻じ込もうとするかのように、ミミズはじたばたと左右に身体をくねらせる。

「ひ、あ、ら、らめっ…そ、そんな、ッ…!?」
「ん、やっぱりちょっとキツいかな?どれどれ…」
「ぐ、っ…~~~っ…!?」

リグルの指が、キスメの秘裂に添えられる。強引に開かれた入り口に、ミミズの頭が更に強く押し
当てられ、キスメの曇った呻き声が響き…。

「や、止めてッッッ!!」

ようやく声を出すことを思い出したヤマメが、絶叫した。
ミミズの動きが、ぴたりと止まる。リグルが、眼を細めてヤマメを見下ろす。

「あれ、どうしたの?見てるだけで良いって、言ったよね?」
「…~~~ッ!!」

ヤマメは、先程リグルが見せた急激な態度の変化の理由を、察する。
張子の代わりに、とリグルが言ったミミズの頭は、明らかにキスメの秘所が受け入れられるような
ものではない。無理矢理に捻じ込むことは出来るのかも知れないが、その中に何者の侵入も許した
ことのないキスメの精神がそんな性の暴力に耐え切れるとは、ヤマメには思えなかった。
結局…あの言葉は、本心などでは無かったのだ。リグルは初めからこのつもりで、悪趣味な茶番を
演じていたに過ぎなかったのだ。

「…止め、て…わ、私…私、が、ッ…」
「ん?何か、言いたいことでもあるの?」

にやにやとヤマメを見下ろしながら…否、見下しながらリグルは問い掛ける。
ヤマメの口の自由が奪われる気配は無い。どうやら…最後までヤマメの意志でその言葉を口にさせ
ようとしているらしい。ヤマメは歯噛みしながら、しかし首から下の自由が全く聞かないその現状
を覆すことも出来ずに…消え入るような声で、呟く。
この状況を、止めようと思うなら。ヤマメ自身が…ミミズの代わりを、買って出るしかない。

「…私が…やります、から…」
「何、よく聞こえないよ?」
「わた、っ…私が、やりますから…ッ!」
「やるって、何を?」
「私が…私が、これを…キスメ…キスメ、にッ…っっっ…!!」
「ほら、ちゃんと言わなきゃ。その玩具を、キスメちゃんに、どうしたいの?」

涙の気配に、声が上擦る。それでも、リグルはヤマメを許そうとはしない。

「これ、を…ひ、ぅ…キスメの、中に…入れますから…っ!!」
「…入れます、じゃないよね?人に、物を頼んでるんだから」
「…っ…!!!」
「…や、止めて…もう止めて、ヤマメ、私、私は、大丈夫らから…ッ!?」

絶望に打ちひしがれながら、涙を零し…ヤマメは遂に、自らの心を裂くようなその台詞を口にする。

「私に…させて、ください…!」
「………」
「私に…この、お、玩具を、キスメの中に…入れさせてください…ッ…!!」

そう言って、がっくりとうな垂れるように顔を伏せて…ヤマメが、すすり泣く。

「…ひ、ぐっ…うぇ、ぇっ…!」
「ヤマ、メ…っ…!!」

その様子を、しばしじっとりとした眼つきで見つめた後。

「…くっ、ははッ…!」

リグルは、堪りかねたように笑い声を漏らして…堰を切ったように、大声で笑い始めた。

「あっははははは!キスメちゃん、今の聞いた?入れさせてください、だってさ!?」
「…えぐっ…キスメ…ごめん、キスメ、キス、メぇっ…!!」
「その玩具で、キスメちゃんの処女幕破らせてくださいって?はは、酷い友達だなぁ!」
「…お前…よくも、ッ…!?」
「くくっ、あっははは…こりゃ良いや、傑作だよ!はははは…!」

キスメの憎悪を一身に受けながら一頻り笑って…リグルは、目尻に浮かんだ涙を拭いながら、また
合図を出す。ミミズが、進入を諦めて引き下がる。

「まぁ、あんなの入れたらキスメちゃん壊れちゃうもんねぇ…あ、はは…」
「…ぅ、ぅぅ…っ…!」
「せっかく心変わりしたけど、どうしてもって言うなら仕方ないな…『ほら、立って』」

笑いの余韻に肩を震わせながら、リグルはヤマメに命じる。ぐらぐらと不安定に首を揺らしながら、
ヤマメの身体が立ち上がる。大粒の涙が、その頬を流れ落ちた。

「それじゃ、お望み通り…『その玩具を、キスメちゃんに入れてさせてあげるよ』」
「…覚えてろ…お前、後で殺ひてやる…!」
「おお、怖い怖い…ま、今はそれよりハンカチに集中したほうが良いと思うけどね」

キスメの呪詛の言葉を軽く受け流し、リグルはヤマメに命令を飛ばす。ヤマメの腕が、さきほどの
シーンを再生するかのように、再びキスメの秘所に近づいていく。ただし今度はその口から悲鳴が
発せられることは無く…代わりに、ひたすらキスメに詫びる低い声だけが、漏れ続けていた。

「ごめん…キスメ、ごめんなさい…ごめん、なさい…ッ…!」
「ヤマメ…ヤマメは悪くない、何も、悪くない…ヤマメの所為じゃ、無いから…っ!」

張子の先端を押し当てられその感触に背筋を震わせながらも、キスメはヤマメを気遣う言葉を掛け
続ける。傍らに佇んで、密かに胸を高鳴らせながらその様子を見守っていたリグルが、ヤマメの耳
に唇を寄せる。

「ほら、入るよ?ヤマメちゃんが、キスメちゃんの中に、入れるんだよ?」
「…ひ、ぅっ…や、ぁぁっ…」

逆手に握られた張子の先端に、圧力が掛かる。リグルの指に解された入り口が、それに圧迫されて
微妙に形を変える。

「それじゃ、ヤマメちゃん、壊れないように、『ゆっくり力を入れて』…」

その先端が、緩やかに埋没する。硬い感触に肉が押し広げられていく感触が、キスメの背筋を駆け
抜け、全身を震わせる中…。

「…と見せかけて、『一気に捻じ込む』」
「え、っ…!?」

その様を涙目で見つめているヤマメに、非情な命令が下された。見開かれた眼の前で…ヤマメの手
が一瞬の躊躇いも無く、手にした張子をキスメに突き立てる。

「い”、ッ…!?」

手加減も躊躇も知らないヤマメの手に握られた張子は、一瞬でその身を半分以上キスメの中に埋め
…キスメの純潔の証を容易に突破する。
ブチ、と何かが引き裂かれる音が、キスメの身体の中に響いて…そして。

「ひ、ぐっ…~~~~~~~~~ッッッ!!!???」

その、脳天まで突き抜けるような、この世の物とは思えない程の激痛に…キスメは歯を食い縛った
まま、声にならない悲鳴を上げた。
全身が、電流を流されたかのように痙攣する。両脚が引き攣り、その指が何かを掴むように丸まる。
キスメの身体を襲う震えが、張子を通じてヤマメの掌にも伝わる。そして程無くして…破瓜の鮮血
が、張子を伝い、ヤマメの手に流れ落ちて来た。

「…ぁ、っ、っっ…い、いゃ、っぁ…!?」
「ん”、ぐっ…うぅッ…!?」

じっとりと脂汗の浮かび始めた脚の間、張子の突き立てられた場所から流れる紅い色に、ヤマメは
血の気を失う。それが、まるで自分の意思で犯してしまった罪であるかのように、鮮烈な罪悪感が
ヤマメの精神を苛み始める。

「うわ…凄いね、これでもまだ落とさないんだ?」
「ふ、ッ…くぅ、ぅぅぅッ…ぐっ…!」

キスメの正面に回り、リグルは感心したようにそう呟く。額に玉のような汗を浮かべガタガタと肩
を震わせながら…それでもキスメは、絶叫してしまいたくなるのを必死で堪え、リグルに渡された
ハンカチをその口に咥え続けていた。
リグルが、ハンカチを摘んで軽く引っ張る。キスメの口が、開放される。

「いやいや、痛かったでしょ?よく我慢できたね?」
「は、ぁぁぁっ…や、約束よ、これで…もう、ヤマメは…!」
「え?いや…一休みさせてあげてるだけで、別にこれで終わりじゃないよ?」
「なっ…そんな、なんで…!?」
「なんでって…処女なのは、私の想定外だったしさ。本番はここからだよ?」
「…っ…!!」

キスメは当然のことのようにそう言ってのけるリグルの言葉に愕然とするが…何度となく実感させ
られた立場の差が、反論する気力すら失わせる。さっさと咥えろ、とでも言いたげに差し出される
ハンカチを、キスメは苦々しげな顔で再び口にした。

「それじゃ、続きね…ヤマメちゃん、『思いっきり掻き回しちゃって』」
「ひ、っ…ぅ…!!」

ヤマメの腕が、動き出す。張子の柄を掴んだ手が、前後に揺すられ始める。未だに血の滲む秘所を
抉られ、キスメは眼を剥いてまた両脚を引き攣らせた。

「ごめん…ごめん、キスメ…えぐ、っ…!」
「ふ、うぐっっ…ん、んんんんんッッッ…!!」

内壁に擦り付けるようにして、ヤマメの手は機械的に、しかしその動きを不規則に変化させながら、
キスメの中を蹂躙し続ける。
涙ながらに謝罪の言葉を繰り返すヤマメと、叫ぶことも許されずうめき続けるキスメ。いつ終わる
とも知れない地獄のような時間に耐え続ける2人を満足げに眺めるリグル。

「う、うぅぅ…ぐ、っ…!」
「ひ、っく…う、ぇっ…あ、あぁぁ…!」

苦悶の声と、すすり泣きと、血と愛液の混ぜ物が立てる水音だけが、薄暗い巣に響き続け…やがて、
どれくらいの時間が経った頃だろうか。

「…ん、くぅっ…!?」
「…あれ、キスメちゃんどうしたの?」

リグルが、キスメの声に現れ始めた微かな変化を、耳聡く聞きつけた。
顔を覗き込む。痛みに血の気が引いていたはずの、キスメの顔には…薄暗闇の中では解かり辛いが、
ほんのりと、朱が差し始めていた。

「そういえば、気付いてる?こっちの動き…だいぶ滑らかになってきてるよ?」

キスメの背後に回り込み、押し広げられた秘所を観察しつつリグルは言う。そこには、相変わらず
血の跡が残っていたが…それも既に、新たに滲み始めた液体に洗い流されつつあった。戯れに、ふ、
と息を吹きかけてみると…キスメはか細い声を上げながら、背筋をぞくぞくと振るわせた。
繰り返し際限なく張子が与えるその刺激は、破瓜の痛みを麻痺させ…キスメの身体を確実に、絶頂
へと導きつつあった。

「はは、もうこんなにだらしなく緩んじゃって…順応早いねぇ」
「く、ふ、うぅ…ひ、ぅっ…!」
「そうだな…それじゃ、これ、もうちょっと有効活用しようか?」

そう言ってリグルは、ヤマメに握られたまま進入と後退を繰り返す張子の柄を、こつこつと叩いて
みせる。そんな僅かな衝撃にすら反応する程、キスメの身体は高められつつあった。

「ヤマメちゃん、ちょっといいかな?『一旦、外に出してみて』」
「…ぁ、ぅっ…」

是非を尋ねるまでも無く、ヤマメの身体は素直にリグルの言葉に従う。リグルはキスメの血と愛液
でどろどろになった張子を取り上げて、その様を見せ付けるようにヤマメの眼の前にかざす。眼を
逸らそうにも身体がいうことを聞かず、ヤマメは恐怖に満ちた眼でじっとそれを見つめた。
リグルが、張子の1点…幹の部分のある1箇所を、指で示す。

「ヤマメちゃん、ここに出っ張りがあるの解かるかな?」

見るとそこに、ごくごく小さな取っ手のようなものが付いているのが見える。張子の中腹から先端
に向けて伸びたその突起に、ヤマメは初めて気が付いた。

「キスメちゃん、辛そうでしょ?これ使えば、ちょっとは楽にしてあげられるから」
「…っ…」
「これを、ええと…このままじゃ、ちょっと解かりにくいな」

それは、どう考えても裏があるとしか思えない言葉だったが…もう、そんなことを考えても仕方が
無い。そんな諦めの境地に至ったヤマメの眼の前でリグルはミミズに指示を飛ばし、キスメの体勢
を変えさせた。
口を開けばハンカチが落ちるよう、顔はうつ伏せのまま。身体は横倒しにして、上になった脚だけ
を大きく持ち上げる。今の今まで張子を咥え込み淫らに濡れていた秘所に、今度は自分の手で再び
張子を沈めながら、リグルはその様をヤマメに見せ付ける。

「ふ、ぅ…ッ…!」
「で、こうやってまた入れてくんだけど…それで、さっきのコレね。『ほら、ちゃんと見て』」
「あ…っ、ぅ…」

ずぶずぶと張子が埋められてゆき…やがてさきほどの突起が、入り口に近づく。リグルは中で張子
を回転させ、その突起を秘裂の丈夫に来るように調整してから…それを、更に押し付ける。
先程までよりも深く、張子が埋没し。そして…その上部で微かに隆起した肉芽を、張子に取り付け
られた突起が、押し潰した。

「ひ、っ…~~~ッ!!?」

先程までの内壁に対する刺激とは違う…痛みを伴わない、純粋な、それでいて強烈な快感がキスメ
の背筋を駆け抜ける。それは、自分で自分を慰めるときにも何度も経験している、抗い難い絶対的
な快楽であった。
突起に押し潰され、逃げるように形を変えて。それを追い詰めるようにまた張子が押し付けられて。
急激に容量を増した間隔に身震いするキスメの身体を、リグルは攻め立て続ける。
熱っぽい顔でキスメの肢体を舐めるように見つめ、痛みとは違う理由で痙攣を始めたその太股を指
で撫でてから…リグルは、張子をキスメの中に突き立てたまま手を離す。

「く、ふぅぅ…ひ、ぅッ…っ…!」
「…っと、まぁ、この先はこんな感じで、可愛いお豆も苛めてあげて欲しいんだ」
「…ぁ、ぁ…」
「もちろん、『やってくれるよね?』」
「…っ…!!」

答えるまでも無く、ヤマメの手が再び張子の柄を掴む。リグルに言われるがまま、先程のリグルの
動きを真似て…ヤマメは、キスメの肉芽を嬲った。初めのうちは控えめに存在を主張していただけ
だったそれも、執拗な圧迫を受け続けるうちに、やがてその身を守る包皮から開放され始める。

「ひ、ぃッ!?」

やがて剥き出しになったそれを突起の先端に擦られ、キスメはそれまでに無く甲高い嬌声を上げた。
その声を引き出そうとするかのように、ヤマメは一心不乱にキスメの肉芽を刺激し続ける。それに
連動して、当然、内壁に対する刺激も加えられ続ける。突起を強く押し当てるほどに張子の本体も
深くキスメの中に押し込まれることになり、その先端はもう既に何度も、キスメの子宮口に到達し
その入り口を擦り付けていた。
そして。激しさを増したその刺激は…キスメの身体を、急激に上り詰めさせ始める。

「ふ、ぅ、っ…ぅ、ぁぁ…ッ!?」

迫るその気配に、キスメは身震いした。肉芽が押し潰される度、内壁が摩擦される度、子宮の入口
が小突かれる度…1歩、また1歩と、絶頂の足音がその身に迫ってくる。
脳裏で、火花が散るような錯覚を覚える。意思が曖昧になり、脳が快楽以外の全ての感覚を拒否し
始め…それでもキスメは必死で我を保ち続ける。口にしたハンカチだけは何があっても離すまいと、
奥歯を噛み砕く勢いで必死に歯を食い縛る。

「き、っ…キスメ、ごめん…ぐず、う、ぇぇぇ…ひっく…」
「あは、もうすっかり快楽の虜みたいだね。さっきまで、あんなに嫌がってたくせにさ」
「ひ、ぅっ…っ、く、ふ、ぁ、ぐ、んぅぅぅっ…!?」

ヤマメのすすり泣きが遠い。リグルの嘲るような声も遠い。自分の息遣いすら、遠く聞こえる。
ただ、ひたひたと近づく絶頂の気配だけが、意識のほとんどを支配している。
思考が曖昧になる中で、キスメはひたすら、ヤマメの手に犯され続け。
そして…張子の先端が、一際強く肉芽を押し込んだ、その瞬間。

「く、ぅっ…っ、~~~~~~~~~ッッッ!!!???」

声にならない悲鳴を上げながら…キスメの身体が、果てた。
秘所が、ぷしっ、と微かな飛沫を噴き出してヤマメの顔を濡らす。四肢の筋肉が収縮し、背中が
仰け反り、ほとんど膨らんでいない胸が微かにわななく。ガタガタと音を立てそうになる奥歯を
食い縛っている所為か、その熱と痺れはなかなか身体の外に発散されず、いつまでもキスメの中
を感覚の奔流となって駆け巡り続ける。
しかし…やがて、その膨大な感覚の波も、落ち着きを取り戻して。

「…ぅ、っ…!!」

口の端からだらしなく涎を垂らしながらも…キスメは、その身を襲った激しい絶頂に耐えた。
緩やかに引いていく、震え。全身を襲った緊張が、徐々に、弛緩へと転じていく。



そして。全てが終わったと、安堵しかけたキスメの身体を。

「…じゃぁ…これで、お終いだ」

リグルの、その声と共に…更に強烈な刺激が、襲った。



リグルの手が、キスメの脚の間から生えた張子の柄を力一杯押し込みながら…その底部に密かに
据えられたもう1つの突起を、弾く。
それが横にスライドした瞬間…張子が、巨大な蟲の羽音のような低い唸り声を上げながら、凶悪
なまでに激しく振動し始めた。

「が、っ……っっっ…!?」

ほんの一瞬だけキスメが気を抜いた瞬間を突くように、限界を超えた刺激がその全身を貫く。
肉芽、内壁、子宮口…張子が触れている全ての性感帯が、同時に、人間の力どころか、妖怪でも
ほとんど不可能な程に速く、激しい振動に蹂躙される。
絶頂を越えた直後で、最高潮に感度を高められた秘所…その快楽を感じる部分全てに強烈な一撃
を加えられて。



「ひ、あ”、っ、ッッッ…あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァっっっ!!!???」

遂に…キスメは、我を忘れて絶叫した。



先程とは比較にならない程大きな波がキスメの身体を襲い、その精神を飲み込む。許容量をゆう
に超える感覚の波がキスメの頭に流れ込み、思考の全てを焼き付かせる。
何も見えない。何も聞こえない。何も思い出せない。快楽以外の全てを精神の内から追放させる
程の衝撃に、たっぷり数十秒その身を震わせ続けて…そして。

「あ、あっ…ふあぁぁぁっ…!?」
「…あーあ」

キスメは…脚の間から、愛液とも潮とも違う生温い液体を垂れ流した。
ぱたぱたと音を立てながら、小水が床を汚していく。湯気と臭気が、薄暗い巣に満ちていく。

「はは、そんなに良かったんだ…流石、河童謹製の玩具だね」

リグルは満足げにそう呟き、キスメに刺さったままの張子の底部に、指を添える。それを微かに
揺すられるだけで、キスメの内部は敏感に収縮し、残った小水の雫を搾り出した。

「全くさぁ…人の巣で漏らすなんて、何考えてんの?ねぇ?」
「ひぅ、っ…い、や、ぁっ…ッ…」
「ほら、ヤマメちゃんも何か言ってあげてよ?」
「う、ぁ…嫌、き、キスメ…キスメ、キスメ、き、ッ…キスメ、っぇ…!?」
「それに…キスメちゃん、下、見てみなよ?」

既に瓦解しかけたその精神に、リグルは容赦なく追い討ちを掛ける。脳髄の痺れに焦点を失って
いたキスメの瞳が、その視線をゆるゆると自分の真下の床に向ける。床に落ちたそれが何なのか、
何を意味するのかを、思考速度の落ちた頭で必死に考えて…そして、キスメはようやく気付く。

「ぁ…あ、ぁっ…!」

キスメの唾液を吸いじっとりと重くなったハンカチは、キスメが絶叫するのと同時に床に落ちて
いた。それはキスメが、件のゲームに耐え切れなかったことを意味しており、それはつまり…。

「いやー、惜しかったけど…残念だったね」
「…ゃ、ぁ…嫌、止めっ…!」
「駄目だよ、ちゃんと言ってあったでしょ…ヤマメちゃんに、罰ゲームだって」

最後通告のように冷たくそう言い放って…リグルが、指を鳴らす。ヤマメの身体が、また宙吊り
にされる。キスメを捕えたミミズもそれに合わせて動き始め…2人は、空中で向かい合うような
形で固定された。
リグルが、ヤマメの秘所を貫いた張子を乱暴に引き抜く。栓を抜かれた秘所の奥から、どろりと
した液体が流れ出て、糸を引きながら床に垂れ落ちる。

「う、ぁ…っ…」
「最初は、広げながら指で弄らせようか、くらいしか考えてなかったんだけど…」

引き抜いたそれを、しばしうっとりとした眼で見つめてから…リグルはおもむろに、その先端を
ヤマメの秘裂に押し当てた。閉じたままの入り口が圧迫され、張子に塗された愛液と血と小水の
混ぜ物に汚される。

「それじゃヤマメちゃん、『自分で持って』」
「ひ、ぃ…っ…!」
「や…止めて、ヤマメに…ヤマメに、何、させる気なの…!?」
「せっかくだから、キスメちゃんの眼の前で、同じ目に合って貰おうかと思って」

その言葉に、既に飽和状態かに見えた2人の中の絶望が、またその濃度を増す。

「さっきの様子じゃ、ヤマメちゃんも初めてでしょ?」
「あ、ぅ…っっ…!」
「や、止めて…お願い、ヤマメは…ヤマメは、許してあげて…っ…!」
「五月蝿いなぁ…誰の所為だと思ってるの?ゲームで失敗したのは、キスメちゃんだよ?」
「お願い…お願いします、許して下さい…な、何でも、言うこと聞きますから…っ!!」
「…キスメ…キスメぇっ…!」
「だったら大人しく、ヤマメちゃんが自分で自分を汚すのを見物してなよ。それが命令だ」
「そん、な…止めて…お願いします、どうか…ヤマ、メぇ…っ…!!」
「駄ぁー目。ほら、ヤマメちゃん…そろそろ行くよ?『もっと、しっかり握って?』」
「ひ、ぅ…ぁぁっ…!?」

キスメの懇願を斬り捨て、リグルはヤマメにそう命ずる。ヤマメの両手が、どろどろと滑る張子
の柄をしっかりと握り締め、自らの秘所の奥、純潔の証よりも奥へとその狙いを定める。

「今日で2人共、立派な女の子ってわけだね…はは、揃って処女卒業できて良かったじゃない」
「ヤマメ…ごめ、ん…ごめん、なさい…え、ぐっ…ヤマメぇ…!」
「キスメちゃんのときと同じようにすればいいんだし、あとは…どうするか、解かるよね?」
「…嫌ぁ…ぁ、っっ…!」
「それだけどろどろなら、このままで平気だよね…それじゃ、ヤマメちゃん…」

ミミズを使ってヤマメの腰を持ち上げ…滂沱と涙を流しながら自分を責め続けるキスメに、その
様を見せ付けるようにしてから。



「『一気に、1番奥まで捻じ込むんだ』」
「…ッッッ…!!」

リグルは…その命令を、下した。



潤滑液を纏った張子が、驚くほど滑らかにヤマメの体内に飲み込まれる。
操られるがままに、遠慮も躊躇も無い勢いで突き立てられたそれは、キスメのときと同じように
容易にヤマメの純潔を散らして…気が狂うほどの激痛を、呼び起こす。
絹を裂くような悲鳴が薄暗い巣に響き渡る。ヤマメの名を呼ぶ悲痛な叫びと、狂気染みた笑い声
が、それに重なるようにして響く。程なく低い振動音が響き、それが悲鳴を増長させる。



蟲の王の宴は、まだ終わらない。



            ◇          ◇          ◇



数週間後。

「…何だ、あんた等また地上にお出掛け?」

地底界の、地上に程近い洞窟の中。暗く湿気った居心地の良くないその場所を通り過ぎるヤマメ
とキスメを、誰かの声が呼び止める。緩慢な動きで2人が見上げた先で、洞窟を見下ろす展望台
のように迫り出した岩に緑色の眼をした妖怪が座っている。

「何で好き好んで、あんな妙な奴等の世界に行きたがるかな…解かんないねぇ」

見るからに陰気な様子で、吐き捨てるようにそう言って、パルスィは溜め息を吐く。
そんな様子を、2人はただ無言で見つめ続ける。眠たげに開かれたヤマメの瞳は、以前に比べて
どこか虚ろだったが…この暗さでは、パルスィがそれに気付くことは出来なかった。何か訴える
ような、しかし、それを言葉には出来ずに歯噛みしているようなキスメの表情についても、同様
であった。

「…何よ、人の顔をジロジロと」
「あ…ううん、何でもないよ…ね、キスメ…?」
「…そう、ね…何でもないわ…」
「…っ…?」

一抹の違和感を感じつつも、パルスィはそれ以上追求しようとはしない。

「まぁ、何でもいいけど…厄介事だけは、持ち込むんじゃないわよ」
「大丈夫だよ…地上で出来たお友達に、会いに行くだけだから…」
「はっ、お友達ねぇ…そりゃあよろしいこって。あぁ、妬ましい妬ましい…」
「…っ…」

いつもの様に暗い声で呪詛の言葉を呟き始めたパルスィを尻目に、2人はその場を去った。





低い位置を漂う釣瓶の中、傍らをまるで夢遊病者のように歩くヤマメの顔を、キスメは見上げる。

「…っ…」

あの日…リグルの巣で、思いつく限りの暴虐をその身に刻まれ。その後も、身体を操る能力を…
地底界での動きまでも拘束するその呪いを掛けられて、それを盾に、更なる陵辱を繰り返されて。
ヤマメの精神は…すっかり、瓦解してしまった。
今の彼女はおそらく、能力を使われるまでも無くリグルの言葉に従ってしまうだろう。その耳に
はもはや…キスメの叫びなど、届きはしないのだろう。リグルに死ねと言われれば、今のヤマメ
は、例えリグルの能力から開放された後であっても首を掻き切って死ぬのである。そうなるよう、
リグル無しではもう生きていけぬように、リグルに調教されているのだ。
キスメは、ヤマメに向けられるはずの欲望を少しでも受け止め彼女を護らなければという使命感
と、リグルに対する腸が煮えくり返るような憎悪を支えに、寸でのところで精神を保っているが。
それでも…ヤマメが心身ともにリグルの手中に落ちてしまった以上、もはや釣瓶落とし本来の力
を以ってしても、リグルに抗うことは出来ない。
少しでも彼女の安全を思えば、彼女を救い出そうとすることは出来ない。出来ることと言えば…
少しでも長く彼女の傍に居て、彼女に向けられる悪意の矛先を自分に逸らすことだけ。地底界の
仲間に助けを求めようにも…それが知れた場合も自ら命を絶つようにと、ヤマメはリグルに命令
されている。ヤマメ自身が最強の盾になっているのだから、もはやこの地獄から抜け出す道など
存在しない。

「…く、そっ…」

ふつふつと湧き上がる怒りに、キスメは歯噛みする。それが、ヤマメの精神をそんなにも貶めた
リグルに対するものなのか、それとも何一つ行動を起こせない無力な自分に対するものなのかは、
解からなかった。

「…ふふ…あはっ…」

ヤマメは独り、ほんのりと頬を染めながら、虚ろな眼で思い出し笑いをする。
キスメは独り、釣瓶の中に収まりながら、零れそうになる涙を必死で堪える。



やがて、地上という地獄に溢れる光が、2人を照らし始めた。
「ヤマメの不自然なスカートの膨らみにはきっとキスメが入ってるんだよ」(要約)
「リグルの能力があればヤマメに好き放題出来るんじゃね?」(要約)
エロパロ板東方スレッドのそんな書き込みから、今回の作品は生まれました

ということで、どうもお初にお目に掛かります、かづきと申します
1発目からこんなの投稿してすいません
東方シリーズの魅力に取り憑かれ、何か1つ書いてみたいな、と思い立ってから数週間、気づいたらこんなのが書き上がってました
純愛エロは書こうとして何本も挫折したのに、鬼畜陵辱だとこんなに筆が進むのはどういうことなんでしょう
苛めるのも愛ゆえに…ということで1つ、寛大な御心でお許し頂けたら幸いです

自分でも読み返してて辛くなるような作品ですが、最後までお付き合い頂いた方いらっしゃいましたら、誠に有難うございました
…次回があれば、今度はもうちょっとラブいのが書きたいです
かづき
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
カリスマちっくな黒リグル……はふぅ。堪能させていただきました。
百合っぷる処女な二人をねちねちと攻める過程がとてもツボでした。
2.名無し削除
容赦ないエロ。
こんなリグルもいい。
3.名前が無い程度の能力削除
おぬし…書き慣れてますな
4.紅魔の雑用削除
リグルが鬼畜過ぎる・・・だ が そ れ が い い ! !

これくらい鬼畜なのは最近まれに見ますね
5.名前が無い程度の能力削除
リグルがここまで鬼畜なのは初めて見ました…寧ろ弄られてる印象が強いので。
何というかこの超鬼畜リグルが犯されちゃう様な話も面白そうですね
6.名前が無い程度の能力削除
無粋な話ですが
蜘蛛は節足動物門鋏角亜門クモ綱クモ目に分類される生物であり
節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫綱の虫より
サソリやカブトガニに近い動物なのですが……