真・東方夜伽話

みんなの咲夜 -新婚初夜-

2008/10/18 10:55:41
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みんなの咲夜 -新婚初夜-

s.d.

※『みんなの咲夜』系の話




 結婚式のあと、フランの自室にて。

「あうー、ふぁ、うう、……はぁ……、ああ、咲夜ぁ……」
「うるさいわよ、静かにしなさいよ」
 パチュリーが増設してくれた特別製のシャワーを浴びた後、はだかのままベッドに寝っ転がって枕ぎゅーってして、白いシーツの上をころころ転がっていると、じっと浴室の方を見ていたお姉様が急にこっち向いてほっぺたつねってきた。
「……えぐ、痛い、いたいよ、はなしてよぅ……」
「さっきから落ち着きないからでしょ? 咲夜がシャワー浴びてる時ぐらいじっとしてなさいよ」
 お姉様が手を離した、じんじん痛むところを手でさする。なんとかなく引っ張られたとこが赤くなってる気がした。……ひどい。
「……うう、お、お姉様だってさっき私が身体洗ってた時にそわそわしてたじゃん……」
「う……」
 お姉様はちょっと視線をそらした。なんか頬とか赤い気がする。そういえばさっきお湯に浸かってた時もちょっと赤かった。冷静に考えたらたまに二人でおふろ入ってる時も赤かった気がする。まあいいや、私だって咲夜見ててぽーってなったりするし。お姉様は口に手を当てた。
「あれは……、……あなたの部屋の改装ぶり異状で……」
「そうかなぁ……」
 あたりを見渡すと、確かに剥き出しのコンクリートだった床には赤い絨毯が一面に敷いてあるし、入り口の近くに白い丸机を囲むように金色で縁取った椅子が三つ置いてあって、ベッドの脇には白い板チョコのような浴室への扉があった。クリーム色の天井から吊り下がったシャンデリアの光が白い壁紙に反射して煩いほどきらきら光っている。今、寝っ転がっているダブルベッドにはニス塗ったような光沢の天蓋がついて、そのうえ回りを囲むように白いカーテンまでついていた。
 実際のところ下手な部屋より豪華だ。

「パチュリーがどれだけ頑張ったらあのコンクリ剥き出しのギス監みたいな所が、こんなうろこグループ異人館みたいな内装に変貌するのよ」
 そんな酷いところに幽閉するお姉様もどうかと思うけど。
「……何よ? 一応、弁解しておくけど、あなたが勝手に引きこもっただけで私がいくらカギ掛けてもぶち壊して地下に潜ってったんだからね?」
「うう、また知らない過去が露呈されたよぅ……」
「あなたの語彙ってなんでそんなに偏ってるの? 普段、あきゅとか、意味不明な鳴き声ばっか言ってる気がするのに……」
「お姉様だっておかしいじゃん、キリギリス監獄とか……、図書館の本の読み過ぎだよ……」
「私はゲーム派だから」
「……パチュリーが作ってるのエロゲしかないじゃん……、えばれないよ……」
 ぶつぶつ言ってるとお姉様が私を仰向けに転がした。
 脚の間に身体割り込ませてきて、心臓のあるあたりに顔をくっつけてくる。タオル一枚巻いてるだけだからなんか変にどきどきする。ちょっと動くだけで胸のさきっぽとか、呪文使って生やしたばっかのあれにタオルが擦れる。お姉様もそれが分かってるのか、タオルの上から身体を擦り付けてくる。
「……あぅ、……」
「どうかした?」
「どうかって……」
 ……な、なんかかたくなってる気がするよぅ……。お姉様の手とかなんか、太もも這ってる気がするし……。あふ、ぴ、ぴくってしたぁ……。
「そ、そんなこと触らないでよ……、さ、咲夜さっきおふろ入ったばっかりなんだよ? た、立っちゃったら、おっ、お姉様、責任とってくれるの?」

 顔が熱くなる。

 言うだけでも結構どきどきするのに、太ももの間から入ったお姉様の指がお尻の溝から人差し指でつーっと股まで這って、モノの前でぴたっと止まる。
 お姉様はほんのり色づいた唇を指先で撫でて妖しく微笑んだ。

「……いいわよ、飲んでアゲル」

 いくらなんでも飲むの意味が分からないほどレミリアと交わっていないわけではない。
 全身が硬直する。裏側に指がくっついて、亀頭ごと指に巻き付けるみたいにぎゅっと握られる。唾液線縮んだような気がした、唾が沸き、頭の中に火の固まり突っ込んだみたいに熱くなる。
「えぐ、……ああ、だ、だめぇ……、だめだよ……」
「ふふ、こんなのでおっきくなっちゃうのね……」
「に、握っちゃだめ、ぇ……っ」
 逃げようと腰を引くと、もっと強く掴まれる。亀頭まで握られて思わず腰を捻ると、竿を反対方向に揺らされた。指肉が棒に擦れ、反射的に腰が突き上げた。先走りが掴んでいる指を濡らし、レミリアの中に突っ込んでいるような気がする。すぼめた指の中を往復させられ、レミリアが身を捩り、布越しに山頂の蕾が押し付けられる。モノがもう恥ずかしいほどかたくなっていた。
「ん……っ」
 レミリアが小さく声を上げ、身体を押し上げてまだ膨らんでもいない下乳のあたりに蕾が擦り付けられる。身体を硬くしていると、レミリアが腰を上げ、棒に擦れる湿ったタオルの上から秘肉で鈴口をなぞった。

「やっ、熱い……」

 くちゅって音が肉棒を伝って身体の中に響く、レミリアが腰を引くたびに竿にちょっとかたくなったものが擦れて熱い。
「あう、あうう……」
「やだ……どんどん硬くなってるじゃない」
 目の前で囁かれ、思わずレミリアを抱き締め半分転がって下にした。
 シーツの上に青い髪が広がる。緊張のあまりひじが笑って倒れそう。
「おっ、お姉様が悪いんだからね!? わ、私の上に乗ったりするから、た、立っちゃって、……あうぅ」
「そう、フランはおちんちん弄られただけで立っちゃってお姉ちゃんのこと犯したくなっちゃうんだ?」
「……じ、自分のことお姉ちゃんとか……」
 レミリアはぱんぱんになった竿を掴んだままフランドールを見つめる、先走りがお腹のタオルに落ちて染みをつくる。なんだか泣きそうになってきた。本当にその通りなのだ。悲しいぐらいに。

「あう、そ、そうだよ、お姉様のえっちな身体にえっちな棒突っ込んで気持ちいいことしたいんだもん、あう、そうだよ!! えっちだもん、あうう、えぐ、えっぐ……」
 堰を切ったように涙がぼろぼろ零れると流石にお姉様は困惑したみたいだった、やっと手を離してくれて、面倒そうに頭を手でぽんぽん叩いた。
「これぐらいで泣かないでよ……」
「お姉様がおちんちん触るから悪いんだもん……、えっぐ、わた、私、咲夜が来るまでじっとしてようって思ってたのにぃ……お、お姉様が、うう……」
「……はいはい、わかったわ、わかったから」
 手を延ばして抱き締めてくれた、でも手はなんかまだ叩くみたいに撫でててた。顔をちょっと膨らんだ胸元にこすりつける。シャワー浴びたばっかりだからか、タオルを巻いていたせいか、私より温かかった。

「もっとちゃんと撫でてよぅ……」
「……甘えんぼ」
 お姉様の手が頭に置かれ、指先に髪を撫でられると、ようやくシャワーの音が止まった。

「おまたせしました」
 しばらくすると湯気とともにバスタオルを巻いた咲夜が扉の向こうから現れて、にこにこしながら粉雪みたいなベッドの上に腰を降ろす。なんだか急に胸が熱くなった。
 前かがみになってなんとなく腿のあたりにタオルを被せる。……なんだか恥ずかしかったのだ。
 咲夜の濡れた髪とか肩にひっついてるし、なんだかいつもと雰囲気が違ってて……。ふ、ふつーにしてるのに心臓がばくばく言ってる気がするのはなんでだろ……。
「あふ、……うう、ああ、……あうう」

「……何固まってるのよ?」
 お姉様が訝しげに私を見た。
「……ふ、ふたり、いっぺんにするのかなとか、思ったら……えぐ、き、緊張しちゃって……」
「ええ、そうですね、本来は三人で夫婦揃ってるわけですから」
「さ、三人で、気持ち良くなれるの?」
 咲夜は何が嬉しいのかにこにこしてる。っていうか、なんでふたりともこんなに落ちついてるんだろ……。うう、……なんか私だけ情けないみたいだ。
 そうね、と、お姉様は立ち上がってシーツの上にバスタオルを落とした。ほのかに紅く色づいた白い肌が露になる。
 咲夜はそれをやっぱりにこにこしながら見ていたけど、私の棒は悲しいぐらい元気になっただけだった。
 ……お姉様のあそことかちょっと濡れてて、うーって気分になる。なんで止めちゃったんだろう。

「じゃあ、とりあえず、フランは私が咲夜犯してるとこ見てなさい」
「えぇ? ひどい……、私もえっちしたいのに……」
 だいたいこんなにしたのお姉様なのに……。
「好物は後に取っておたほうがおいしくなるでしょ? あなたは私と咲夜のえっち見ながら自分の棒切れでも擦ってて?」
「……うう、ひどい。欲求不満だ……」
「後で散々犯させてあげるから、はい、あなたはあっち」
 お姉様は毛布を剥ぎ取って私をベッドの奥の方に転がした。
 真ん中に咲夜が寝て、一番外側がお姉様だ。どちらにせよすぐ咲夜に乗っかっちゃったからあんまり意味ないけど。
「……私だって咲夜とえっちしたいよぅ」

「愛してるわ、咲夜」
 ……む、無視された……。
「はい、ありがとうございます」
 首筋にちゅーとかされても、にこにこしながらそういう咲夜を見てると、なんか悲しくなってきた。
 お姉様の右手が咲夜の頬に当って、顔が近づいて、咲夜の目が閉じて、唇同士がくっつく。
 左手は咲夜のタオルの下を弄っていた。太ももの間を指がかき分け、お姉様がやりやすいように脚が開いた。なんか、お姉様の専用みたいで、いやだ。
「……うう、咲夜ぁ……」

「……ん」
 咲夜の銀色のまつげが微かに動いて、唇が少し離れて糸を引く。でも、お姉様は咲夜の唇ごとかじるみたいにもう一度舌を割り込ませて咲夜の口を塞いだ。
 それででもがばって肩を抱き締めてくれた。……あったかい。

「さくや……」
 もっかい名前を呼ぶとほっぺたがくっつくくらいぐっと引き寄せられた。
 指は肩を撫でてくれて、やっぱりお姉様とちゅーしてたけど、咲夜だった。ほっぺたを舐めるとくすぐったそうに髪を指に絡める。
 手首を舐めると、舌を指先でくすぐられる。舌の奥まで指で撫でられて、触れないかわりに指をしゃぶる。咲夜の指は裏側を這って、親指と人差し指で舌先をで摘まんだり、中指の爪を先っぽに押し付けて痕をつくる。
「あうー……」
「ん……、お嬢様……ッ」

 急にびくっとはねて咲夜の指が口から抜けた。
 下の方からくちゅと音がする。お姉様の指が咲夜の割れ目に入って、膣の中を弄っているのだ。
「ぁ……っ、三本って……ッ」
 たまに開いた透き間から咲夜の声が漏れる。お姉様は手を咲夜のまぶたに押し付けて、舐めるように唇を塞いだ。舌を割り込ませて伝う唾液を飲ませる。左手は指三本も束にして咲夜の太ももの間に突っ込んでいた。
 捩るように管の奥に突っ込まれて、咲夜の腰が浮く、きゅっと閉じた瞼が震えて、頬が真っ赤だった。
 なんか私が咲夜の事襲ってるみたいだ。お姉様の指が咲夜の中に沈むのを見て、身体をひっくりかえして棒を下にして、自分の棒切れをすぼめた手の中に押し込む。
 咲夜の腕が首に巻き付いていた。
「んっ、んぅッ!!!」
「さ、咲夜ぁ……、あきゅ、気持ちいい……よぉ」
 いつもはあんまり気持ちよくないけど、咲夜の中に入ってると思うと気持ちいいような気がしてきた。
 さきっぽのぬるぬるを手につけてもっかいぎゅってして腰を動かして見る。咲夜は右手でお姉様のこと抱き締めて身体をぴったりくっつけてた。腕から伝ってくる息も荒くて、なんか本当に咲夜としてるみたいだ。

「あ、あぅっ、は、はぁっ……っ、咲夜のなか……きついぃ……っ」
 でもいくら腰とか引いたり押したりしても中々気持ちよくなれなかった。それどころかどんどんおっきくなってる気がして、つらい。
「……うう、えっぐ」
 泣きそうになってるとお姉様が唇を離した。糸引いた唾液を指先で拭って私の口の中に濡れた指を突っ込んでくる。……なんか甘い気がした。お姉様も顔赤いし、蕾とか、ぴんと立ってて、肩が上下させて息してる。

「……、入れていい? 咲夜?」
「ええ、……お願い、します……」
 呪文使うと、お姉様は濡れた指で咲夜のタオルを引っ掛けて、自分のモノを咲夜の入り口に押し込んだ。
「……ん、……ぁ、は、咲夜の中……熱い……っ」
 背中をそらして、自慰するみたいに咲夜の中に生えている最中のモノを押し込む。お姉様の張り詰めたモノがぬめった咲夜の中に押し込められる。腰を引くたびに結合部から咲夜の愛液が零れて身体を伝いシーツに落ちる。押し込んだり引いたりすると咲夜が腰ごと抱き締めてきた。
「はぁん、やだ、お嬢様の……すごいかたくって、私の奥抉っててぇ……っ」
「やめ、そんなに締め付けられたらすぐ……ッ」
 お姉様は泣きそうになりながら咲夜の愛液をかき回す、突くみたいに体重かけたりして、咲夜の奥まで突っ込んだ。
「んぁ、んああああああ……ッッ!!!!!!!!!!!!!」
「はぁっ、ん、お嬢様ぁ……♪」

 えっちな液が咲夜とお姉様の中で混じってた、……あう、でも、どんだけ擦ってもやっぱり気持ち良くない……。咲夜の腕まくらにしてころころ転がってじだんだ踏んでた。
「……綺麗よ、咲夜、すごく綺麗」
「ありがとうございます、嬉しいです」
「……あう、ううう、ううううううううううううううっ!!!!!」
 シーツがくしゃくしゃになって皺になる。
「お嬢様のも、気持ち良かったですよ」
「ありがと、……な、なんか久しぶりじゃない? 咲夜が褒めてくれるの……」
「そうですか?」
「そうよ……、いっつも”いっぱい出ましたね……”とか言っ「うわぁああぁああああああああああああああんっ!!!!!」
「うるさいわよ、静かにしなさいよ!!!」
「あぎゅっ」

 急に頭を叩かれる。じんじんして、頭を抱えて丸くなった。涙が出てくる。
「……あ、頭叩いたぁ……、咲夜にもぶたれたことないのに……えっぐ」
「お嬢様、酷いじゃないですか」
 咲夜が押えてた手を上から押さえて撫でてくれた。
「よしよし……フランドール様」
「うう、咲夜、咲夜ぁ……っ」
 咲夜も一緒に横になって抱き締めてくれた。……あう、お、おっぱいが顔に当ってふかふかしてる。
 柔らかいよぅ……タオルの上からだけど。でもおちんちんつらい……出したい……。

「だって、……はしゃぎすぎ、フラン」
「だって、だってぇ……、えっちしたいよぉ、ぜんぜん気持ち良くないんだもん……、えぐ、やだよぉ……かたいまんまなんだもん……お、おかしくなっちゃうよぉ……っ」
「ですよね、さっきからずっと棒弄ってましたもんね?」
「うん、うん……えぐ、咲夜ぁ……うう」
 背中触って咲夜にすがりつく。今すぐがってやりたいけど、またお姉様にだめって言われそうだからじっとしてた。
 咲夜が透き間がなくなるぐらいぎゅってしてくれて、叩かれたところに息吹きかけて撫でてくれた。身体とかはくっついてたけど、おちんちんがふとももの上に乗っかってって……。今すぐごりごりしてみたいのに、びゅーってしたいのに……。腰とかひねっても柔らかいだけだった。……うう。

 咲夜のふとももとか先走りでぬるぬるになっちゃってるのに、くっつくくらいなのに。なんで私ばっか……くぅっ。
 できるだけ身体とか動かさないように目つむってた。なんか泣きそうだった。せっかくの新婚初夜なのになんかずっと我慢させられてる気がする。
 指に力を込めてシーツを握り締めると、さすがにお姉様が頷いて口を開く。
「……そうね、フランがえっちな液出すの我慢できたらさせてあげる」
「ま、またぁ? ……さ、咲夜は私とも結婚したんだよ!? わ、私の……咲夜、なのに……」
「私の咲夜よ、私の方が先に誓いのキスしたもの」
「え、ええ……ひ、ひどい……もうやだ、咲夜ぁ……っ」
 優しい咲夜の双丘に顔を擦り付けると、お姉様に身体ごと剥がされた。

「あうう……、えっぐ……」
 咲夜が起き上がってお姉様を見つめる。
「お嬢様……」
「咲夜、あんまり甘やかしちゃだめよ」
「……でも、」
 咲夜は不満そうな顔をしていたが、お姉様が何事か耳打ちされて渋々私から離れたところに座る。
「そうですか……」
 名残惜しそうに転がってる私を見た。
 お姉様は膝立ちになって、もう抵抗する気力もなくなった私を見下ろしてて、もうどうにでもなれって、思った。前もこんなことあったもん、お姉様が咲夜とばっか気持ちよくなって、かたいやつがなくなるまでじっとしてるとか、前もあったもん……うう。

「そんなにふくれっつらしないの」

 だから、

「……舐めてあげるから」

 頬染めたお姉様が私の左側で両手ついて、そんなこと言い出した時は、心臓飛び出しそうになった。

「な、舐め……」
「わかってるんでしょ?」
 いきなりお姉様と咲夜にぱんぱんになった棒を見つめられた。お姉様が頬に当った髪を耳に掛けて、そそり立つ肉棒に息を吹きかける。

「あふ、あうぅ……」
「咲夜も、ほら……、あっち」
「……ん、……」
 咲夜も私の右脚跨いで手と膝とをついた。
「あ、あ、……だめ」
 胸とか見えちゃいそうで、思わず目を瞑りそうになる。
「だめ!! ちゃんと、見なさい……あなたの為にしてるのよ?」
「あう、……分かった、ぁ……」

 お姉様が私のいきりたつ竿に指を絡ませた。亀頭を口に含み、舌で雁首を包んで、音が鳴るほど吸い上げる。
「んぁあ”あ”あ”あ”あぁああぁああぁあああああぁぁあああッっ!!!!!!!!!!!!!」
 腰が浮き上がりそうだった。喉の奥まで竿を飲み込んで、お姉様の喉がぎゅうっと亀頭を締め付ける、唾液がとろとろと流れ落ちて、根元までベトベトにした。お姉様はそれを手の平ですくい上げてすぼめた指でおちんちんをしごく。腰が勝手に跳ねてお姉様の喉を突いた。顔とか真っ赤だし、なんだか涙目になってて、でも口は私のおちんちんを咥えたまま放そうとしなかった。私に何かを吐き出させるように必死に竿を圧迫して喉元から口先まで一気に肉棒を引っこ抜く。

「はあっ、はぁ”っ、でちゃ、出ちゃう、出したいっ、出したいよぉお姉様ぁああああああああああああぁあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 レミリアの口から鈴口まで唾液が引いている。間髪を入れず私のモノを口に含み。溶かされるみたいに舌で雁首をくすぐられると頭の中弾けちゃいそう、両手でモノを握られて、爪でちょっと刺激される、鈴口の中に舌先突っ込まれて何回も何回もお姉様の唾液と先走りで濡れた指が竿に巻き付き、指一本ずつドミノみたいに揉まれ、膣の中みたいに押し込まれる。お姉様の口で真っ赤になった竿が指で更にカチカチなって―

「……妹様の、熱い」

 咲夜の指も、竿にかかった。

「やっ、だ、だめ、だめええええええええ、でちゃ、出ちゃううううううっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 身体中がカッと熱くなる。火で灼かれたみたいに顔とかあそことかじんじんして、咲夜の柔らかい指とお姉様の細い指がモノに絡んでて、えっちな液でベトベトになってた、お姉様が真っ赤になってそそりたつ竿と雁首をくすぐっていた舌を離す。
「いいわよ? 出しても、……飲んであげるから」
「や、やっ、だ、だめ、きたないって、きたないよ!!!! あんな、濁ってて」

「……私もいいですか?」
 お姉様のとは違う優しい舌が鈴口に触れた。あつくなる、きゅーってなる、弾けそうになる。お姉様も、先っぽに舌を延ばして、なんか、棒ごと咲夜の舌を絡める。濡れた咲夜とお姉様の指が竿を我慢できないぐらい強く擦り上げる。

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 爆発した。

 鈴口からおびただしい量の精液が吐き出され咲夜の口の中を溢れさせた、零れた白濁が咲夜とお姉様の手にかかって真っ白になる。なかなか止まらなくて恥ずかしい、自分の中の汚いものが溢れてるような気がする、あたまおかしくなりそう。
「妹様の……おいし」
 触ってほしくないのに舌と唇で亀頭の液体を舐めとる、まだ溢れた液が咲夜の頬にかかった。お姉様が根元に零れたのを皮膚ごとすすって喉の奥に飲み込んだ。咲夜が手からしたたっている白濁まで舐め始め、ついにお姉様の指まで舐めた。爪の間に残った残滓を丁寧に舐めとってゆく。こんなもの見てたらまたかたくなってきていやになる。本当に自分がえっちでどうしようもないような気がして、もうカーテンにくるまって朝までじっとしてたいぐらい恥ずかしい。
「こんなもの……苦いだけだと思うけど」
「好きな人のだと思うと美味しいように感じるんですよ?」
「そうかしら……」
「……あう、も、もうやめてよそんな話……、恥ずかしいよぅ……」
 舐め取ったあとも、唇とかなめられて、そんなこと言われたら、顔とか真っ赤になる、熱くなる、……だいじなとことか、全部。

「にしてはもう勃ってるじゃない、いやらしいのねフランは?」
「あう、あう、だ、だって、可愛くて大好きな人が二人もいるんだよ? は、はだか、だし……」
 いやでも勃っちゃうよ……、って、ぼそぼそ言った。
「ですってよ、咲夜。フランが早くあなたのことグチャグチャに犯したいんですって」
「そ、そんなこと言ってな!!!!」
「あなたのココは正直よフラン。もう涎が出てるわ」
 お姉様に指で竿を揺らされた。ちょっと振れるだけで血がどんどん集まってるような気がする。
「ぁあ、はあ、だ、だってぇ……」
「ふふ……まだエッチしたりないのかしら?」
 お姉様にふともものにっかられて竿を指に巻き付けられた。さっき出したばっかりのさきっぽに小指を押し付けられてこりこりされる。あたまおかしくなっちゃいそう。親指が先走りで濡れてぬるぬると根元を擦る。
「でも残念、フランえっちな液出すの我慢できなかったもんね?」
「……うう、さっきからそんなのばっか……もう疲れたよぉ……疲れたぁ……」
「そう、じゃあさっきの続きしましょうか? フランがどんなにえっちか咲夜に見せてあげましょう?」
「えうぅ……」
 唸っているとまたおちんちんぎゅってされる。出したばっかりなのに、すぐに熱くなって貫きたくなる。お姉様が身体傾けて耳にキスしてきた、触られたとこが熱くなる。
「もうこんなにかたくなっちゃって……、フランっていやらしいのね?」 
「あふ……、うう……」
 お姉様が起き上がって足元で手とひざを着き、いきりたつ肉棒に顔を近づけて唇でおちんちんの先っぽを包んだ。咲夜にも見られてるのかと思うと恥ずかしくて余計かたくなる。
「ふふ、フランのさっきよりカチカチじゃない、やだ、こんなにかたいなんて……、欲しくなっちゃいそう……」
 お姉様はモノから口を離して物欲しげに私のえっちな棒を見つめた。雁首つままれて親指の腹でこすられると、鈴口から液が溢れてくる。口の中に唾液が湧く。お姉様に触れてるのが嘘みたいに気持ち良くて、もっと触ってほしくて、勝手に腰が動く。それが分かってるのか、お姉様が指を全部先走りで濡れた竿に巻き付けてくれた。
「……ぁ、あ……お姉様の指が」
 指の感触が肉茎を更に硬くさせる。腰を動かしても肉棒が動かないぐらい力を込められて、レミリアの口が再び亀頭を包んだ。
「んぁあああああああああああっ、はっ、はぁッ」
 お姉様の舌が裏筋に押し付けられ、舐めるように擦り上げられる。
「――――――――ー~ッ!???」
 シーツを握り締め今にも達しそうな快感に耐える。頭の中が貫かれそうだった。出しちゃだめって思ってるのに射精することしか考えられない、こんなのおかしくなっちゃう。か細い声を上げて、いやいやするように首を振った。かかとでシーツをひっかき、必死で快感を押しのける。

「……出しても怒らないのにね?」

 お姉様は口を離して微かに微笑った。手を着いて腰を落とし、鈴口に淫芽の先端を擦り付ける。
「んっ♪ やっ、気持ちイイ♪♪ フランの熱いのが、私の先っぽトロトロに溶かしてるみたい」
「あ、はぁ、ああ、お姉様のおまめ、さきっぽに擦れて気持ちいいよぉ、いれたい、入れたい、よぉ……、もっと、もっと奥までずんって、ずんってぇ……つ」
「ふふ、正直ねぇ、そういうのが聞きたかったの♪」
 お姉様が身体を起こし、ぴんと立った蕾同士がくっつくくらい姿勢を低くすると、棒を舌で舐められるみたいに淫芽がつーって這る、陰唇とさっきの唇が重なってる感じがして、びゅってしたくなった。咲夜は、自分の入り口に三本銜えて、私達のこと見てた、咲夜の指が中を擦るのと、お姉様を貫こうと腰が突き上がる動きが重なって見えて、くらってなる。まるで咲夜とえっちしてるみたい。
「ぁあん、フランの竿がえっちな芽擦ってる……♪ もっと、強くしてぇッ♪」
「んっ、ん♪ フランドール様もっと、奥までぇ♪」
「あふ、さきゅ、さきゅやぁっ、もう、もう挿れたいぃ……咲夜のこと、ぐちゃぐちゃにしたいよぉッ!!!!」
 思わず腰を突き上げるが、上手く入らない。愛液と先走りで濡れた音が響く。先っぽなんか涙流してるみたいに見えた。期待で血がどんどん集まって勝手におっきくなる。
「あう、あうう、挿れたい、挿れたいお姉様ぁ!!!」
「ん……っ♪ そうね、思いっきり気持ちよくして?」
 お姉様はうっとりした表情で起き上がり、私の股間の上でひざ立ちになる。左手で私に見えるように指で自分の秘所を開いた。淫らに熟れた中からとろとろした愛液が開いた太ももの間を伝う。

「見えるでしょ? 私のココも早くあなたのソレが欲しいみたい……」
 レミリアの中指が自分の入り口をさすってぬるぬるの液を指に纏わせた、離した指から愛液が糸を引き、喉が鳴る、愛液で濡れた指が亀頭を包むとおちんちんが一層かたくなった。
 竿を掴んで先っぽが入り口に当たると反射的に腰を突き上げる。
「ぁんっ♪ 激しい、フランのぉッ♪ やっ、そこ♪ やだ、上手ッ♪♪♪」
「妹様のおっきい……っ♪ もっと、もっとして下さい♪♪」
「あ、ぁああ、あああ、あはああ、あああああああああ、気持ちいい、気持ちイイよぉッ、お姉様と咲夜の中ぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
 もっかいびゅーってして、またびゅーってなった。腰を抱き締めてお姉様を下にし、ひだ狭いの中を何回も欲棒が貫く。愛液をかき回してもまだかたいまんまだった。腰で押し込んで最奥にごりごりする。結合部から愛液と白いのが混じって腿の間を伝う。
「ああん……ッ、フランの元気すぎよ……ッ、もう2回も出したのにまだ私の蜜壷の奥抉って……んッ♪」
「妹様ぁ……♪ 私にも、いっぱいください……ッ」
「あふ、き、気持ちいい……よぅ、あう、ま、まだ出るぅ……っ」
「やだ、どれだけいっぱいにすれば終わるのかしら……、ふふ、本当にえっちねぇフランは」
 何回真っ白になっちゃっても、お姉様は腰ごと抱き締めて出したせいし全部飲み込んでくれた。



「もっと、もっと出してフラン」
 その頃になると倒れちゃって、お姉様が上になったまま腰とか根元に押し付けられてた。
「んっぁ、はう……、あきゅ、も、もう、らめぇ……、出ないぃ……」
 シーツは愛液とか白いので背中にはりつくくらい濡れてる。咲夜はずっと指を下にして入り口を中指の根元に押し付けてた。ふたりに名前いっぱい呼ばれて、あたまがぽーってする。なまり飲んだみたいに身体中重たい。お姉様にたましいごとぜんぶ出しちゃった気がする。
「そう、もう無理なの……」
 お姉様が残念そうに入り口からモノを抜いて身体を離す。もう花弁とかわけのわかんないぐらいどろどろに真っ白く濡れている。なのにお姉様は咲夜起き上がらせて、えっちなとこを口に押し付ける体力まであるみたいだった。
「ほら、咲夜、フランのよ? 舐めて……」
「はぁあ……、妹様ぁ……」
 咲夜は親指でお姉様の花弁を開いて、白く濡れた溝に舌を入れる。なんか顔とか赤くて、一生懸命、私が出したの、キタナイのに、舐めてて……なんか、ふくざつだ。
「ふふ……、咲夜、……そうやって舐めてるとほんと犬みたいねぇ……」
 って、お姉様は咲夜の頭なでてて、ちょっと、怒りたくなる。

 咲夜はいぬじゃないもん。咲夜は咲夜だもん。

 でも、私は、ほんっとうに疲れ切ってて、声も出なかった。指一本も動かせなくて、なんだか泣けてくる。
 好きなひとが、なんか、ひどいことさせられてるのに、助けれないなんて。
 目の端から涙が伝って、耳まで熱くなった。ぴちゃぴちゃって、咲夜がお姉様をなめる音が耳に届く。
 大事な人なのに、私は、なんだか、ずごく弱くて、もうちょっと強かったらよかったのにって、思った。
 そしたら、お姉様にあんなことさせないのに、咲夜のこと大事にできるのに、つらい目に遭わせたりしないのに。
 あんな目に遭わせたりしないのに、あんな痛い思いさせないのに、あんな不幸な過去、きゅーってして壊しちゃうのに。



 咲夜が白いのを全部舐め終わるころには、ちょっと元気になってた。
 転がって扉をじっと見ながらふくれっつらしてると、背中越しにお姉様の声が聞こえた。
「じゃあ咲夜、相手してあげて?」
「えう!?」
 思わず転がると、咲夜が思いっきり返事した。
「はい!!」
「あう、……ひ、ひどい、いっぱい出したばっかりなのに……」
 咲夜がにこにこして転がってる私の横に座った。あう、だ、だいじなとこ全部見えちゃいそうだよう……。
 でも、もうおちんちんくてってなっちゃって……。た、立つのかなぁ……?
「じゃあ気持ちいいことしましょうか? フランドール様」
「あう、……が、がんばる、よぅ……」
 もう力が入らない腕をなんとかついて、よろよろと起き上がる、正直もう眠りたいぐらい疲れてた、なんかもう死んじゃいそうで、つぶれちゃいそうなのだ。

 急に、お姉様がため息をついた。
「……もういいわ、今日はここまでにしましょう」
 よかった。って、がくっと力が抜ける、けど。
「え……?」
 咲夜は、ちょっと驚いたみたいな声をしてた。
「何? 咲夜、どうかしたの?」
「……いえ、なんでも」
 お姉様から目をそらす、よくわかんない。
 頭がまわんなかった。くらくらする、疲れてて、操り人形から糸抜いたみたいにくしゃっとつぶれちゃいそうだった。
「そうね、……あなたはフランのことお風呂に入れてあげてくれる? 私はもう寝るわ、疲れちゃったし」
「……あ、はい……」
 咲夜が下を向いて、唇を噛んでいたのを、私は確かに見ていたけど、その時はなんで咲夜がそんなことをするのか全然わかんなかった。
 お姉様が適当にバスローブを着て部屋から出て行く、扉が閉まって、咲夜は、手を握り締めて、私の目の前で、泣いた。
 泣いた、白くなるほど手を握って、痕がつくほど爪を押し付けて、歯を食いしばって、肩を落として、皺になるほど目を瞑って、肩を震わせて。泣いていた。

「え、……さくや?」

 手を握ろうとすると、払われた。
 弾みでベッドの柱にぶつかって、手がじんじん熱くなる。

「……やだ、やだ」

 もう一回手をぶつけた、やられたことがわかんなくて、もう一回自分で手をベッドの柱にたたきつけた。角でがんがん叩いた、拳を握り締めて腕を思いっきりたたきつけた、骨が響いた、皮膚が割れるぐらい痛かった、それでも思いっきり叩きつけた、神経ががんがんいった皮膚が割れた骨にひびが入った血がついた木が剥れた破片が皮膚に入った中から突き破れた皮がついた肉がそげた骨が見えた柱いっぽん血まみれになった腕が私の腕を必死で止めようとしてたのに時間が戻ったのか腕を掴まれてて血が落ちててシーツ赤くなっちゃって咲夜泣いて、泣かれて、泣かせて、だから、ああ。

「……ご、ごめんなさい」

 手を、けがした。
 けがした手を咲夜が掴んで必死で抑えてた。
 咲夜の手は私のせいで血まみれになってて、咲夜は泣いてた。

「……ごめんなさい、……」

 どうしていいかわからない。
 それでも、今の咲夜はさっきとは違う理由で泣いてたのは分かった。




「……痛い、……よぅ」
「何も考えずに手で叩くからそうなるんです」

 咲夜とお風呂場にいた。
 先にからだ洗ってもらったから、私は湯船に浸かってまだ痛い気がするとか思いながらぼんやりしてた。
 腕の傷はまだ表がふさがったばっかりで、傷口の上あたりを押すと中の方はまだ切れて痛かった。咲夜にピンセットで木の破片とかとってもらって、薬を塗ってもらったおかげで、見た目だけはきれいに見える。

 咲夜は、シャワーの下で白い椅子に座って身体を洗ってた。
 私が使ってたせいでタオルがなかったから手に白い液つけて手の平こすりあわせて泡立ててた。
 髪を洗って、肩を洗ってた、胸に手をやって、顔をしかめる、蕾がぴんとたってたまんまだった。こりこりできそうなぐらい、先っぽが出てて、白い泡がついても、分かるぐらいたってた。腕とお腹と背中を泡だらけにして、足、足首、膝、腰回りと手が這う。太ももに差しかかると、咲夜は、息が上がってた。足の付け根ぎりぎりを指を這って咲夜は前かがみになった、甘い息が漏れた、濡れた中指が腿の間に入った、まだ奥まで触ってないのに、透明な液体が、ソープじゃない透明な液体が白い椅子の真ん中から床一面に敷いた簀の子の上に既にいくつもいくつも落ちて濡れていて、それは水じゃなくて、ぬめっていて糸を引くぐらい、それぐらい熱い……。

「ごめんなさい」

 浴槽から立ち上がって縁に手を着いて頭を下げた。洗ったばかりの金髪からぽたぽたと水滴が床に落ちて簀の子に当たって砕けた。

「抱いてあげられなくてごめんなさい」

 白い湯気がゆっくり炙るように皮膚を伝って昇ってくる、お湯に浸かってから一度も拭わなかった額に不快な汗がべったりとついていた。髪を滲ませ頬を伝い、いますぐ掻き毟りたいようなもどかしさで顎まで降りてくる。熱いぐらい茹だった脚に血が流れ込み、目眩がするほど脳から血液が奪われた。外気に触れた肩が急速に熱を奪われて皮膚の表面の湯水滴がただの水になる。腰のあたりを取り囲む湯面が唾液のようにぬるく皮膚に張り付いて、波紋がぎすぎすと音を立てて表皮を傷つける。なんだか吐き気がしてきて、酸っぱい胃酸でどろどろに溶けた胃の中身が喉の表面まで迫り上がってきそうだった。息をするのも怖くて呼吸もしていない。
 心臓が血を送る音だけが嫌に身体の中に響いていた。

 シャワーが開けられて水の音が目の前に落ち砕けて撥ねて行く。
 滲んだ目の端に泡の混じった水滴が飛び込んでくる、新品の簀の子は水を弾いて丸い水滴がぽろぽろと暗く深い溝を脱落していった。かろうじで残った細かい飛沫も大きな塊にまとまって引きずられ、足を引っ張られて黒い溝へと落ちて行く。

「……好きですよ」

 霧を吹き付けたような水の乗った簀の子の表面に熱い塊がいくつも落ちて縁を撫でた、落ちた先は確かに暗く深く黒い溝で底は見えなくて怖い、しかし簀の子の向こうから立ちのぼる湯気はよくよく見れば白いのだし、今の空気は確かに熱くて胸を焦がして泣き出しそうで、実際、私も咲夜も気が付くと一緒に泣いていた。

「あなたが好きです」

 浴室に響く咲夜の声に首を縦に振って頷く、泣かないように顎を閉じたままだった喉からはいくら声を上げてもくぐもったような音しかでなかった。下を向いているから顎が開かないのにそんなことにも気が回らないくらいうなずいて咲夜の事を見ていた。ようやく口が開けられて、泣きそうになって、やっぱり泣いていて、声が出なくなって、もどかしくて湯船から上がり、シャワーを浴びたままの咲夜に抱き着いた。椅子が斜めになって撥ね、シャワーが外れて床に落ち、噴水みたいに熱い水玉を空気に撒き続けた。

「す、好きだよ……ッ!!! ぅ……」

 一言だけ、言った。
 声が出なくて泣いてしまったからそれだけしか言えなかった。嬉し泣き、嬉しくて、泣く、泣けば声が出ないのに嬉しいから熱い塊で喉の奥が塞がってしまう、だから咲夜を抱き締めた言えないから身体で言った、好きだよって、大好きだよって身体で言った。言っても言っても言い足りなくて抱き締めて、もっともっと抱き締めた、全身で咲夜が大好きだよって言った、唇を塞いで舌を絡ませてねじ込んで貪りあって押し倒して、一言も何にも喋らなかった。泣きそうな声が漏れるだけだから口は咲夜の蕾を転がしてすすって、手全体で咲夜の胸を揺らして包み込んで、ずっとずっと待ってた咲夜の中に自分の指を押し込んだ。

 咲夜の中は熱くて泣きそうになる、体重をかけて奥まで押し込んで手首ごとぐりぐり回す、好きだった、大好きだった、好きで好きでしょうがなかった、ずっと一緒にいたかった、繋がってるとか繋がってないとかそんなことどうでもよくて咲夜がただそこにいればもうなんでもよかった、ただ咲夜が分からなくて、咲夜が何が幸せなのか全然分からなくて、私は色々と勘違いしていたのだ、咲夜は、ただ

「私と、ひとつになりたかったんだよね?」

 私とひとつになりたかっただけで、それができないから、泣いてたんだ。
 やっと分かった、よかった、嬉しくて嬉しくてしょうがなかった、だってもうこれで咲夜のこと泣かせずにすむ、ずっと幸せにしてあげられる、よかった、大好き、大好き、大好き、大好き

「大好きだよ、咲夜ぁあああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 奥まで押し込む、抱き締められる、もっと力いっぱい抱き締める。ぎゅっとぎゅっと抱き締める。透き間ないぐらい抱き締める、くっつくぐらい、ぴったりひとつになれるぐらい、
 打ち上げられた湯玉がピンポンみたいに身体を滑って角を埋めた。


 ” ほら見てよ咲夜繋がってるよ!! 水玉だって私達の間に入ってこれないよ!!! ”




















 それから、タオル巻いて、部屋に戻った。

「……初夜ですね、これから」
「あうー、しょ、初夜かぁ……初夜だよね……、うう……咲夜と初夜」
 あれから、結構冷静になって、また、ベッドに座ってうずくまったりした。
「……あう、棒なくなっちゃてた、もっかい、呪文……えと、なんだっけ……」
 はずかしくてお風呂から出ても咲夜と目とか合わせてない。
「どうかしたんですか?」
 咲夜が私の顔をのぞき込み、かちかちに固まってる私の肩に触れた。心臓が口から飛び出そうだ。
 やっぱり、今だって結婚したなんて信じられなかった。ベッド脇に紐で斜めに縛り付けられたカーテンの向こうに見えるシャンデリアの明かりだってなんだかぼんやりしてて現実味がない気がする。
 なんとなく目を擦ったり、親指と人差し指で自分のほっぺたつねったりしてみた。
「……い、いたい……」
「さっきから何やってるんですか?」
 咲夜が苦笑する。笑った顔もじっくりと見ていられないほど奇麗で、カーテンに包まりたい衝動にかられる。今だって同じベッドの上にいるなんて信じられないぐらいだ。
「……だ、だって、なんか、ゆ、夢みたいで……」
「夢じゃありません、正真正銘の現実です、ほら」
 咲夜が見せてくれた左手には、お姉様が咲夜に押し付けたピジョンブラッドのシルバーリングの他に、結婚式前に私ががんばってプレゼントした金色の指輪が嵌っていた。
 一応純金に手彫りで星形の花の彫刻とかしてあるけど、一生懸命やろうと思ったのにあまりに力みすぎて、勢い余って欠けてしまって、いっそ象眼で埋めようとしたら返って歪んでしまって泣いて謝った記憶がある。
 思い出すとちょっと悲しくなってきた……。あんなに頑張ったのに。

「うう、あ、明日ちゃんと彫り直すからね?」
「貰えるだけで嬉しいって言ったじゃないですか……、ね?」
「でも、うう……やっぱり咲夜と結婚したなんて信じらんないよぉ……」
 焦燥感と情けなさで肩が落ちると、咲夜がぎゅっと抱き締めてくれた。
「大丈夫、ちゃんと結婚しました、しましたよ。美鈴はなんだか知らないけどひどく号泣してましたし、スピーチ直前になって発作おこしかけたパチュリー様に友人代表の言葉押し付けられた小悪魔さんも完璧に祝辞を述べてくれましたし、メイドの子達も普通に祝ってくれてたじゃないですか、ね?」
 ぎゅーってされた拍子に腕に咲夜の胸が当たる。柔らかくて、なんだか余計に不安になってきた。まだバクバク言ってる心臓の音もウソみたいだ。どうやら、いくら咲夜をお嫁さんにしたからってそんなに簡単に受け入れられないぐらいに私は咲夜が好きだったらしい。
「で、でも初夜だよ初夜……さ、咲夜と初夜……うう」
 緊張のあまり人差し指が膝の上でわっかをぐるぐる書きはじめた。湿気を含んでるはずの空気まで緊張しているような気がする。壁紙もなんだかしゃきっとしていて、私だけが情けないみたいに思えてきた。
 さっきだってこのベッドの上で気持ちいいこといっぱいしたけど、咲夜とふたりっきりだとなんか別次元のできごとのような気さえした。
「……言葉だけで緊張してるみたいですね。別に、いつも通り抱いてくれればいいんですよ?」
「いつも……あうう、どんなことしてたっけ?」
「うーん、フランドール様はいっつも薬飲んだりしてぼーっとした頭でいっぱいいっぱいで終わった後倒れてますからねぇ……」
 んー、と咲夜は私をなだめるみたいに頭をくっつけてごりごりした。
 肩を抱かれてるだけで結構緊張するのに、顔がこんなに近いと頭がどうかなっちゃいそうだ。
「だ、だって、慣れないよぅ……、好きな人と気持ち良いことするなんて……、あたまおかしくなっちゃうよ……」
 もう、本当は今だって部屋隅っこで膝抱えてたいぐらい色々と恥ずかしかった。顔から火がでそうで、ロウソクに近づいた時ぐらいに熱い。真っ赤になった顔を咲夜が熱い手で両側から挟んで、顔をのぞき込む。
「……ぁう」
「お嬢様だって戻っちゃいましたし、いっぱい私のこと抱いて良いんですよ?」
「い、いっぱい……さくやと……」
「……というか、抱いて下さいね?」
「うん、が、がんばる」
 ぐっと気合を入れて頷くと、咲夜は手を離して私を抱き締め、白いシーツのベッドの上に寝っ転がった。
 おろしたてだからか、なんだかさっきよりふかふかしている。
「うう、し、沈むぅ……」
「ふふ、やっと……長い夜になりそうですね?」
「う、うん」

 呪文を使うのはいつでもいいから、とりあえず抱き合ったまま咲夜を見てみた。
 着てる物がバスタオル一枚だとなんだがくらくらする。メイド服でもくらくらするし、バスローブでもくらくらするけど。
 ……あう、そ、そうか、結局咲夜にくらくらしてるんだ。
 とにかくがんばるぞと心の中でも気合をいれて、湯上がりでまだ熱い咲夜のほっぺたとほっぺたをくっつけてみた。
 そのまま上下に擦り合わせてみる。
 ……あたたかい。
「咲夜、柔らかいや……」
「フランドール様のお身体も、ちっちゃくて抱き締め易くてぬいぐるみみたいでかわいくて大好きです」
「か、かわいい……、かぁ……」
 なんだか複雑な形容詞な気がするけど、咲夜が抱っこしてくれたり頭なでてくれたりするからいいか。咲夜はシャワー浴びたばっかりだから熱いし、のぼせたのか、顔とか真っ赤だった。
 うれしいのか、もっとほお擦りして、かちかちに固まってる私を溶かそうとしたりする。
「いっぱい気持ち良いことしましょうねー?」
「う、うん……くゆぅ、好きだよぉ……っ」
「私もです!!」
「が、がんばるからね?」
「はい、お手柔らかにお願いします」
「う、うん……」
 まだ心臓、ばくばく言ってるけど、少しは笑えるようになった。
 咲夜は、今は、私の……だ。

「ちゅーしよ、咲夜」
「ええ、いっぱいしてください」
 目を瞑る咲夜の頬に唇でそっと触れる。
 舌を出してほっぺたをぺろぺろなめるとくすぐったそうに身を捩った。口元まで舌先でなぞって、ピンクで柔らかそうな唇を舌の先っぽで舐めた。咲夜の唇はなんだか甘い気がするから不思議だ。
 唇をこすりつけて息を吹きかけたりする。
「……は、あぁ……柔らかいよぅ……」
 しばらく唇同士をくっつけていると、胸を押し付けられ、膝のあたりのバスタオルの下からラインぎりぎりの太ももが顔を覗かせた。
 明かりがロウソクじゃなくなったら、咲夜の身体がはっきり見えて、なんだかあたまがおかしくなりそう。
 あそこが熱くて、硬くなる。まだ、生えてないのに。
「か、身体……」
 みなまで言えず、咲夜を覆う布に手を掛ける。
「え?」
 咲夜が仰向けになった拍子に持っていた布が引っ張られ、前がはだけた。
 煌々と輝くシャンデリアの明かりの下で頬をわずかに赤く染めた咲夜の胸を照らし出す。
 思わず息を飲んだ。
 見慣れてるはずなのに、白くて、すべすべした双丘と蕾があって、いやらしいほどぴんと立っている。
 今だって気が狂いそうなぐらい、心臓がバクバクなっていた。手は汗でじっとりと濡れ、呼吸もとぎれとぎれになっている。

 抱きたい。

 不意に、顔に咲夜の指が触れ、じっと目をのぞき込まれる。
「……すごいエッチな顔してる」
「……ぁ、ごめん、なさい」
「……はやく、抱いてくれていいんですよ?」
 目を伏せて、耳まで赤くして、咲夜にそんなことを言われた。水飲み鳥みたいにかくかくと首を振る。
 いつも本当にもっとすごいことしてるのに、今日はなんだか無性に恥ずかしかった。敷いてあるシーツも嘘みたいに真っ白に見えて、頭がくらくらした。
「あう、……」
 思い切って咲夜のバスタオルの下に手を入れた。
 なんか痴漢してるみたいで変にどきどきする。
 咲夜の身体は火照ってるみたいに熱くて。本当に触っていいのかと手が止まる。
「い、いいの? し、しちゃうよ?」
 変に声が上ずっているのが分かる。
 なんでこんなことを聞くのか、自分でもわからないけど。

「どうしてそんなこと聞くんですか? ……初めてあげたいぐらい好きなのに」
 微笑って、そんなこと言われたら、あたまがおかしくなっちゃう。
「あ、ああ、好き、好きだよ、咲夜……」
 無意識に手が伸びた。指先に太ももが触れ、つるつるなまんま咲夜のところまで上げる。
「ん……っ、そこ、……ッ」
 割れ目の奥をなぞるとくちゅっとして熱かった。
 まだ、キスしかしてないのに、咲夜は、ずっと私のこと欲しがってたみたいで。
「い、入れていいの?」
「入れて……、フランドール様……ッ」
 指だけでも、咲夜のあそこは軽々と飲み込んでしまって、なんだか怖くて見られなかった。
 幸せだけど怖い、もっとしたいけど、怖い。でも。
「……熱……い、咲夜の中」
「んッ……、もっと、奥まで入れて下さい……ッ」
 目をつむって恥ずかしがってる咲夜の顔を見たら、抱きたくて抱きたくてしょうがない。
「うん、……がんばる、よ」
 熱い咲夜の中に指が付け根まで沈む。
 咲夜は私の手を太ももで挟んだ。そのまま唇を重ねて熱い舌を重ね合う。
 ぬめっていて熱い中指を奥まで突っ込んで指先でざらざらした管を擦る。自分では入り口でもぜんぜん気持ちよくないのに、咲夜の中は吸い付くみたいに指を食べてきて、なんだかこれだけで咲夜と繋がってる気がした。
「んぅっ」
 私が得意なところに触ると、咲夜が手を太ももで挟んだ。挟まれてる親指の付け根を赤くなって腫れ上がった淫芽に押し付けてこりこり嬲る。
 そのうち、我慢できなくなったのか咲夜が私を下にして自慰してるみたいに身体を指に押し付けた。くっついたところからぬめった液が滴り落ちて指を濡らした。心臓がばくばくいってて、咲夜の柔らかそうな胸が顔に押し付けられた。思わず目をつむってしまうと、咲夜の熱っぽい声がいやに耳に届いて、じわじわ濡れてきたあそこを手の外側に押し付ける。
 咲夜が動く度に淫芽が気持ち良く動いて、ちょっと痛いぐらい先端を擦った。咲夜に入れた指の付け根の骨張ったどころが芽のそばの溝を擦ったりして、次第にかゆいみたいに腫れあがってきて、我慢できなくなってくる。今すぐ出したいのに先っぽつままれて出ないような感じ。いくらかたいとこにこすりつけても、これでは射精はできないのだ。
「じ、呪文、使っていい?」
「……ぁ、はぁ、いい、ですよ……、やだ、なんか、フランドール様のこと襲ってるみたい」
「あう、ご、ごめんね? うう、へ、下手で……」
「……いいです、けど……、ああ、もう……可愛いです、フランドール様」
 咲夜の手が後ろ頭にのった。顔に胸を押し付けられ、頬に柔らかいのが当たって、後ろ髪をくしゃくしゃ撫でられる。息が苦しくなって、頭がぽーってなりそうになる。
「あふ、……くるしい、よぅ」
「ふふ、ごめんなさい、はしゃぎ過ぎました」
「さ、咲夜もかわいいよ……、私が美鈴ぐらいおっきかったらお姫様抱っことかできるのに……、あう、やだな……ちっちゃいの」
「そんなことないですよ、ありがとうございます、嬉しいです」
「そっかなぁ……」
 指を抜くと、水あめを唾液で溶いたみたいなぬるぬるしたものが指の股まで纏わり付いていた。なめるとなんかあまずっぱい味がした。……咲夜の味だ。
 中指をなめ、人差し指もなめて、間接の皺をなぞってしばらく指の間も指紋も間接の裏側も舌でぺろぺろやっていると咲夜に手首を掴まれた。
「……い、いつまで舐めてるんですか? いいかげんやめてください……」
「あう、……でも、咲夜のだよ?」
「答えになってません、……」
「好きな人のだよ?」
「……説得力ありますね」

 呪文を使ったけど、怖くて生えてきたものが見られない。もうびんびんびなっているような気がして見るのが恥ずかしかった。なのに咲夜はなんかにこにこしてて。
「ふふ、おちんちんもちっちゃくて可愛いですね……」
「ちっちゃい、かなぁ……、た、たったらもうちょっと大きくなるもん!!」
「じゃあ、試して見ましょっか?」
「ちょ、あう、だ、だめ、だめ」
 顔に血が昇り、思わず腰を引く。逃げようとしても咲夜の小指にカリ首が引っ掛かって逃げられない。
 反射的に指を抜いてしまった私を仰向けに転がしてまたぎ、指から突き出た肉棒のさきっぽに顔を近づけて何を思ったのか急にほおずりしはじめる。
「だ、だめ、ほお擦りしちゃだめ!!」
「あぁん、フランドールお嬢様の可愛い、もう立ってなくてもいいから入れたい」
 こーゆーの見てると、咲夜大丈夫かなって、たまに思うけど、いいや。……大好きだから。
「ちゅーしていいですか?」
「あきゅ、だ、だめだよ!? おちんちんにちゅーとか!!1」
 逃げたいのにはなしてほしいのに、咲夜の指は膣の中みたいに肉棒を周囲から締め付ける。じっと見られると大きくなってますますきつくなった。じくじくと先走りが指を濡らす。
「に、握っちゃだめ……、大っきくなっちゃう、咲夜のこと犯したくなっちゃうよぉ……っ」
「いいんですよ」
 先走りに濡れた先端を擦られ、竿が濡れた。棒を流れる血が音を立ててる気がする。
 当の咲夜はまだ明後日の方向を見たままだった、じわじわと焦らされて。親指で鈴口を引っ掛かれる。
「うう……おっきくなってて恥ずかしいよう……」
「立派じゃないですか、こんなにかわいいのに」
 今度は竿全体を両手で握られてきゅうきゅう揉まれた、先走りをべっとり手につけて、キリを回すみたいに両手で擦るみたいに上下に動かす。
「だ、だめ、触られると硬くなっちゃうからぁ……っ、あ、あくっ、あぐ、はあ、ああ、あう、ら、らめ」
「気持ちいいですか?」
 硬くなってる、熱い、じんじんする。
「ああ、出したい、出したいよぉ……、もっと強くぎゅってして欲しい……さきゅ……ぁ、はあ、ぎゅって、ぎゅってして、咲夜、咲夜ぁ……」
「……もうこんなに大きくなって……」
 咲夜はいたずらっぽく微笑うと、起き上がりひざ立ちになり、見るからに濡れた入り口を掴んでいた棒の先っぽで擦る。指で触るのより熱くて、勝手に腰が動いて咲夜の指と擦れた。
「ふふ、私の事貫こうとしてる……」
「さっ、咲夜がおちんちんに触るからえっちなことしたくなちゃったんだもん!!! ……うう、ご、ごめんなさい……ごめんね?」
「いいですよ、別に……、じゃあ、私の上に乗ってくれますか?」
 うなずいて、寝転んだ咲夜の上に跨がった。
「もっと上に」
「う、うん……」
 おなかのあたりに膝をついて、ほんのり色づいた咲夜の双丘を見ていると、おちんちんが勝手に硬くなった。なんだが頭の中が糸でぐるぐるまきにしたみたいになる。はやく鋏で切っちゃいたいのに、いつのまにか両手が咲夜の胸を掴んでいた。双丘を揉むとますます棒がぱんぱんに大きくなって、鈴口から涎を垂らす。
 手に張り付く咲夜の胸が気持ちいい。柔らかくってどきどきする。
「大胆ですね、……もっと気持ちいいことしましょうか?」
「えぅ?」
 たわわな胸が揺れて竿をきゅーって挟む。
「あふ、あふう……、さ、咲夜の、おっぱいがああ……」
 あたまがくらくらしている間に、汁があふれてる鈴口を舌でつっつかれた。
 雁首を咥えられ、舌で覆うように包まれる。
「あぅ、ああ、さきゅっ、ら、らめぇ……っ、さきっぽ、舌で舐められて……っ」
 必死の叫びも空しく、咲夜の口がきゅーっと締まり、ストロークを開始する。
 裏側に下が当たってるのにちゅうちゅうすわれ、モノを飲み込んだまま上下に擦る。
「んああぁ、んああぁああああッッ!!!!!!!!!!!!」
 口から涎が出る。身体が痙攣したみたいにびくびく震えて、顔が真っ赤になる。思わず手が離れた、咲夜の顔の横に手を着いて、ぽろぽろ涙が落ちて行く。
「ぁあ、ああああ、は、はぁっ、でちゃ、出ちゃう、出ちゃうよぉっ!!!!!!!!!」
「フランドール様の、……欲しい……」
 咲夜の欲しげな息が竿にかかった。潤んだ目で見つめられて、自分のこと忘れちゃいそうなぐらい筋肉が硬直する。
「わ、私の、だ、出したい、さく、咲夜の、なか……、も、がまんできないよぉ……っ」 
 もう狂ってしまいそうで、咲夜の腰を掴んで真っ赤になった棒で入り口を擦った。咲夜の入り口は愛液でドロドロに溶けていて、ただでさえ硬いモノがますます硬くなる。
「好きだよ!!!」
 顔を赤らめる咲夜の中に突き入れると、唾液が沸き上がるほどのひだが亀頭を襲った。
「んあぁああああああぁあ、は、はあ、ああああああああああぁああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! さくやああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
 ちょっとでも動くと達してしまいそうで、咲夜の蜜壷がきゅうきゅう締め付けるから、すぐにでもぐちゃぐちゃになりそうだった。二つなのが許せないぐらい肉棒が深く咥えられている。もっと深く繋がりたくて、回すように腰を突き入れる。
「ぁああん♪ フランドール様ぁっ、フランドール様ぁああああぁあああッ♪♪」
「ぁあ、はあ、はあ、さくや、さくやぁああああ!!!!!!!! 動いちゃだめ、動いちゃだめぇええええええ!!!!!!! でちゃ、出ちゃうぅッッッ!!!!!!!!」
 少しでも肉棒が動くと結合部から愛液が流れ出る。まるで咲夜を抉ってるみたいだった。今までつながれなかった分を取り戻すみたいに咲夜を腰ごと抱き締める、胸の蕾を皮膚で擦り上げ、喉元にキスをする。舌で鎖骨を舐め上げ、思いっきり吸い上げて紅い痕をいっぱいつけた。
 肉棒で中の愛液を掻き混ぜると咲夜が跳ねる。
「あっ、あっ、だめ、だめ、フランドール様!!!」
「も、もっかい!!! もっかい!!!!!!」
 また肉棒を蜜壷に突き入れる、愛液にまみれた肉壁がモノを包み込むようにくわえ込んだ。愛液があふれ出て咲夜の秘所を汚し、涎がぽたぽたこぼれる。棒が管と深く繋がり、咲夜の中を思いっきり突く度に更にきつく締め上げられる。それを解放するように何回もなんかいも張り詰めた棒を咲夜の中に挿入する。もっと深く繋がりたかった、もっともっと深く繋がりたかった。大好きな咲夜の身体を抱き締めて身を捩る咲夜の身体を押さえ付け中に欲望の塊を吐き出す。
「好きだよ!!!!!!! 大好きだよ咲夜ぁああああああぁぁああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!」
「や、やだっ、イっちゃうっ、イっちゃいそう、フランドール様ぁ!!! フランドール様ぁあああッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

『―ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 真っ白になる。


 やっと、咲夜と繋がったような気がした。ひとつになれたような気がした。すごくすごく気持ちが良くて解けちゃいそうだった。ばらばらになって、さくやとまじって、どっちがどっちだか見分けつかなくなっちゃいそうだった。でも腕の感触は咲夜だよ、咲夜と私は分かれてるよ、泣きそうだよ、やっと一つになれたと思ったのに。咲夜と私はひとつじゃなくて、やっぱり別々の、いきもの、なんだ。

「……うう、やだよぅ……一つになりたいよぅ……」

 咲夜に顔すりつけて泣いた、髪が涙で濡れてた、咲夜の白い肌が私の涙で濡れて、咲夜の指が私の金髪を愛しげに撫でて抱き締める。どうしたんですか、とか、いつもみたいに言ってくれなかった。咲夜は、咲夜は、咲夜はもしかしたら……



 身体を拭いておやすみって言うと、しばらくして暗い部屋に咲夜の寝息が聞こえた。
 次第に目がなれてきて暗闇の中にぼんやりとカーテンが浮かんでいるのが見える。
 そういえば柱とかきれいだった。がちゃと扉が開く音がする。誰もこないはずなのに。
 じっとしてると、ベッドの方まで歩いてきて、カーテンがちょっと摘ままれて開いた。

「あら、咲夜は寝ちゃったのね……、残念、せっかく前から後ろから挟み込んで満足させてあげようと思ったのに……」

 ……お姉様だ。
 カーテンの透き間から入って来て、私が寝てる隣に腰を降ろした。
「あう……前から後ろからって……」
 それから、肩にぽんて手を置かれた。
「じゃあ次は、フランの番ね」
「……え? 何が?」
 お姉様に掴まれてる肩が痛い。なんか変に力が入ってるみたいだった。
「だから、その、一回ぐらい、抱かせてって言ってるの、フランを」
「……私、初めてだよ?」
「いいから」
「い、痛がるよ、多分」
「分かってるわよ、そんな事、私だって初めての時痛い思いしたんだから、私だけなんて不公平じゃない、さっきだってあんなにむちゃくちゃ、した、のに……」
「私なんか抱いてもつまらないよ、きっと……」
「ああ、もう、私が抱きたいのよ!! 私がフランの中に入りたいの、悪いの!?」
 レミリアは大声を上げた。うつむいて表情がわからなくなったけど、声は怒ってない。でも肩とか、手とか、なんか震えてる気がする。
「お姉様は、」
「……あのねぇ、私は、私は、フランが、あなたが、あなたがね、大好きなの。その、入れるとか、入れられるとか関係なくて、あなたが全部欲しいのよ」
 そう言い切って顔を上げたお姉様は、顔とかもう真っ赤で。
「……だめ?」
 上目使いでそう言われて、頭がくらってなった。
「でも……、怖い、よ、私」
 私は幸せだと思うけど、実感が沸かなくて。お姉様が、私の手を握ってくれた。
 縮こまってる私の身体を抱き締めて、耳に唇を押し付ける。
「大丈夫だから、……フランのこと、全部、ちょうだい」
「……うう、……」
 宥めるように指の股に指を添えられた。
 身体が熱くてたまらない。好きな人と一緒にいるから、余計。
「痛くしないから、ね?」
「……う、うん、わかった……」
 うなずくと、頬と頬が、首と首が、胸と胸とかぴったり透き間ないぐらいくっついて、なんだか訳がわからなくなってくる。あったかいし、どっちの音かわかんないぐらい心臓が皮膚を叩いて、色々だまされてるみたいな気がした。
 咲夜もお姉様も無茶苦茶に抱いた後だから頭がどっかおかしくなちゃってるのかもしれない。
 お姉様はそのまま私を押し倒して仰向けに寝かせ、唇を合わせた。別に初めてじゃないのになんだかドキドキしてしょうがない。怖いからすぐ口を離しちゃうくらい。

「は、初体験がお姉様か……」
「……私なんて妹よ?」
「うう、ご、ごめんなさい……は、反省してるよ? これでも」
「今から私のモノにするから許してあげるわ」
 今度は頭を両手で押さえ付けられて、唇を合わせられる。お姉様の唇が目の前で私の唇に押し付けられ、こすられて、なんだか本当にキスしてるみたいだった。逃げたくても両側から押さえ付けられちゃって逃げられない。顔を動かそうと首を動かしても、お姉様の舌が割り込んできて舌ごと顔をくっつけられてしまう。
 唇を閉じてるはずなのに、ぬめった生き物みたいな舌が味蕾を擦りつけて口の中を犯してくる、柔らかいんだか硬いんだかよくわからなくて、怖い。怖すぎて噛んじゃいたい。
 ぎゅっと目を瞑って硬くなってると、お姉様の舌が急に柔らかくなって口から抜けた。
 軽く息をついて不思議そうな顔をしている。
「……フラン、こういうの苦手だっけ?」
「あう、だ、だって、し、したことない……」
「普通にいつもやってるキスと変わらないじゃない」
「だ、だって、挿れられるんだよ? 怖いよ……」
「……あのねぇ、私だって怖かったのよ?」
 ため息をつく、お姉様の脚の間にはバスローブの上からでも分かるほど勃起したモノがあった。
「……あう、こ、こんなの入るの?」
「挿れるのよ、分かるでしょ?」
「……うう」

 初めて味わう棒は顔をしかめるほど熱くて、火傷しそうだ。押し込まれる度に壁がヒリヒリ痛んで、ヤスリで削られてるような気がした。しかも気持ち良くもないのに勝手に濡れてくるのが分かる。
「や、痛っ、痛い、めりって、めりって言って……」
「最初だからしょうがないじゃない」
「う、ウソツキ!! 痛くしないってゆったじゃん!!!」
「これでもまだ膜破ってないのよ? ……これだから処女は」
「し、処女って言うなぁ!!!」
 実の姉に犯されるという変な状況のせいか、次第にテンションがおかしくなってきた。
 記憶の混濁とかにも原因があるのかもしれない。自分が強いんだか弱いんだかよくわからなくなってくる。
 指でさえ一度も侵入を許したことのない肉壁がレミリアの火掻き棒でこじ開けられる、全然気持ちよくなくて、なんだか吐き気がしてきた。自分の身体が気持ち悪いのだ。
「お姉……様のが、入ってくるよぉ……怖い、怖いよ、やだ、えっちやだ……痛いのやだぁ……っ」
「大丈夫、私はもっと泣いたから、もっと泣きなさい、フランが泣いてるところ見るの気分いいわ」
「さ、最低だお姉様!!! これ終ったら絶対凌辱するからね!!! な、泣いて謝っても許さないからね!!!!」
「そんなこと泣きながら言われても説得力ないわよ?」
 レミリアはなおもじれったいほどゆっくりと肉棒を挿入してきた。もう熱くて硬くて押し込まれるたびに大事なところが削られるみたいだった。熱湯にさらした積み木でも突っ込まれてる気がする。楽しくない、こんなの全然楽しくない。でも息が上がってて、胸の蕾が硬く立ってて、すごく気持ち悪かった。擦れてる肉棒なんか束のえんぴつ突っ込まれるより気持ち悪い。
「……あ、膜に当たったけどどうする?」
「もうやだ、もうやだよ、怖い、気持ち悪い、今までごめんなさい咲夜、お姉様!!!」
「じゃあ破るわよ」
「やめ、止めてよ!!!!! やだ、怖い、怖い、怖いよ!!!!!!!」

 ずん、って何かが入ってきて、ぶちって音がした。

「――――――ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 痛、痛い、痛い、やだ、うぇええええ、げほ、げほッ!!!」
 身体を貫かれたみたい、頭の中がどす黒くなって胃が痙攣したみたいに引きつり、吐き気がした、気分が悪い、身体の奥がもがれたみたいに痛くて熱かった。拳を握って掌に爪が食い込む。胸を掻き毟り肌が荒れて余計に痛くなる。
 視界が狭くなる、意識が縮む、胃が引っ繰り返りそうになる、死にそう。
「まだ出してないけど?」
「やめて、もう、もうやだ、もうやだ、死んじゃう、死んじゃうよお……っ、肉、肉剥がれた、痛い、痛いよぉッ」
 シーツを掻き毟ってぐちゃぐちゃになる。爪の間に繊維が押し込まれて生爪が白くなった。シーツごとひっぱって目の前の身体を抱き締めて爪痕を付ける。痛すぎて背中掻き毟りたかった。なんか怖くて気持ち悪くてぐちゃってしたくて触りたい。
「……全身バラバラになった時より反応が酷いわね、まあいいわ、抜いてあげる」
 そう言った割にレミリアはゆっくりと抜きにかかる、隙間なく愛液が棒と大事な管の中を埋めたせいで内臓が引きずり出されそうな気がするほど気持ち悪い。さっさと出て行ってほしいって思ってるのに意志とは無関係に膣がきゅうきゅう締め付けて、その度にレミリアの棒は大きくなっているような気がした。
 先走りが注がれているような気がだけでも吐きそうなのに、未だにずきずきするからだの奥に更に熱い液体が注がれたらと思うとどうにかなってしまいそうだった。

「抜けたわよ、……、何泣いてるの?」
 血に濡れたレミリアの棒を見る。身体に入った刺が抜かれたみたいだった。
 なんだかさっきのとは違う涙が出てきて、思わずレミリアにすがりついた。怖かったし、痛かった。心の奥底から安堵を感じて、レミリアに撫でてもらいたくなる。胸に顔をこすりつけて手を握ると、頭を撫でてくれて、もっと泣きそうになった。
「痛い、痛いよぉ……、もうやだ、えっちなんかしたくない……えぐ、うう、……ヒリヒリするよぉ……っ」
「はいはい、よしよし……気持ちよくなるまで犯してあげようか?」
「いいよもう、止めてよ……えぐ、いたい……痛いよぉ……、死んじゃう……」
「大袈裟ね……」
 お姉さまの手が頭の上を押えて撫でる。
 そのままあったかい腕の中に潜り込んで、ちょっとある胸に顔に擦り付けた。
 そのうちえっちな気分になってきて、太ももの間に手を割り込ませる。

「お姉様って、毛、生えてるんだね……」
「……今、気付いたの?」
「……うん」
「……もうちょっと剃っておけばよかったかしらね?」
「……ううん、いいよ、……そっかぁ、咲夜って……、子供、生めないんだね……」
「そうね、胸はあるけど、剃ってるわけじゃないし、初潮もまだなんでしょうね……」
「……そっか、……やっぱり、咲夜は、……私と一つになれないん……だね」
 目を指で拭う、そのうち手でぬぐって、腕でもごしごしした。
「……大丈夫よ、それぐらい」
 お姉様は、身体をくっつけて背中に腕を回してくれた。

「あなただって女の子なんだから」

 後ろ髪をなでて、背中をとんとん叩いてくれる。
「……あう、それって……」
「そのままよ、あなたは、あなたのままでいいから、咲夜のこと支えてあげなさい」
「……あきゅ、……うう、わ、私がだんなさんだと思ったのに……」
「挿れてるからって調子に乗っちゃだめってことよ、……どうするかは咲夜次第だけどね? 喜ぶんじゃない? ちっちゃい子大好きとか言ってたしねぇ……」
「……うう、でも、ふ、ふくざつだよぅ……」
「はいはい、悩むのは後でいいからもう寝なさい」
「うう……むー、咲夜が私のだんなさんかぁ……」

 咲夜の隣に寝かせてもらって、その隣にはお姉様が寝転がった。
 明かりが消えて真っ暗になって、幸せそうな咲夜の寝息だけがいやにはっきり聞こえる。
 なんだか幸せだった。

 お姉様は、隣で寝返りうって、カーテンの方しょっちゅう見てたけど、幸せ。

「あの、お姉様ぁ……」
「何?」
「結婚してくれて、ありがとう……ね?」
「どういたしまして」
 お姉様は、真っ暗な部屋の中で、私に見えるように笑ってくれた。
 ……でも、なんか。悲しくなって、ぎゅってする。

「……? どうしたの?」

 この部屋に閉じ込められてから、随分と色々なことがあったけど。
 咲夜の事を好きになったし、お姉様のこともいっぱい抱いたけど。
 怪我したり、泣いたりしたことも一回や二回じゃなかったけど。
 辛いこととか、悲しいこととかも、たくさんあったけど。

「……大丈夫」
「何がよ?」

 でも、咲夜とお姉様がいるから。
 パチュリーもこぁも美鈴もメイドも子たちもみんないるから。

「私、二倍がんばるから、絶対にふたりとも幸せになれるよ!!」

「……何言い出すのよ……急に」

 お姉様は呆れたような声してた。
 でもいいんだ。いっぱい感謝しなきゃいけないことあるから。
 みんなも咲夜も、お姉様がいなかったら、集まれないんだから。
 私だって生まれないし、こんなに幸せになれないんだから。

「だって私も咲夜もみんなも、お姉様のこと大好きだから、いっぱいいっぱいがんばって両手で抱え切れないぐらいにお姉様のこと幸せにしてあげられるんだからね!!!!!」

 それに私、
 咲夜もお姉様もみんなも、ふたりともみんなも紅魔館も全部、好きで好きでしょうがないんだよ。

「……、知ってるわよそれぐらい」
「じゃあもっとわがままになればいいのに。そしたらお姉様ももっと幸せになれるのに」
「そんなことしたらあなたに優しくならないわよ?」
「お姉様はいつかきっと優しくなるもん、……どんなにがんばってもわがままなまんまでなんかいられないんだよ?」
「閉じ込められたままなのよ?」
「咲夜のこと見たくて出てくるかもしれないじゃん」
「魔理沙にボコられて泣いて絨毯たたいてたくせに」
「知らないよそんなの、私が魔理沙に負けるわけないじゃない」
「どうかしら?」
「勝つもん、勝って、一緒にお花見しようよ、満月の日に、綺麗だよきっと」
「……満月ねぇ」

「それとも、地下の方がいいの? レミリアは」

 本当は、
 とっくに月がまるくなったの知ってた。
 お姉様が悲しそうなのも知ってた。
 咲夜も悲しそうなのも知ってた。
 私が壊れないってわかってた。

 もう、あのこは、……ほんとは、前にきゅってしたときに、いなくなっちゃったんだよ。
 なんかいもなんかいも いなくなってて、でもおねえさまに会いたくてもどってきてたんだよ。

「……あなた」

 目を見開いて、私を見つめるお姉様を、また、ぎゅってした。

「……愛してるよ、戻って来たんだよ、私」

 私は、お姉様に好きって言われたから、全部の記憶が戻ったあと、いつもみたいに一気に全部壊さないで、少しずつ削ってったんだよ。

 どこまでお姉様のこと好きでいられるか、見てみたくてがんばったんだよ。

 咲夜を好きな気持ちも捨てたくなかったから、ふたりとも大好きだったから、いっぱい考えて、どっちも好きでいられるように、いっぱいいっぱいがんばったんだよ。

 だから咲夜も大好きでいられたんだよ。

 お姉様もこんなに大事にできたんだよ。

「大好きだよ、すごく大好きだよ!! お姉様おいしいから」
「……、泣くわよ」
「泣いてるじゃん」
「……なんて言えばいいか分からないわ」
「もっと大好きって言っていいよ?」
「自信過剰」
「ふたりとも大好きなだけだもん」
「……あなたと結婚してよかった」
「どういたしましてだよ、お姉様」


 だからね、本当に二倍がんばったんだよ、私達。


「三人で一緒に幸せになろうね?」
「……わかったわよ、わかったから、離れて、苦しい」
「咲夜のことも大事にするんだよ?」
「してるわよ、うるさいわね」
「もっと大事にするんだよ?」
「……むしろあなたのこと嫌いになりそうなんだけど」
「嫌っちゃやだよ? 胎教に悪いよ?」
「知ってるわよ、ふたりとも大事にすればいいんでしょ!? わかってるわよ……、結婚の時だって誓ったじゃない」
「咲夜のことも愛してるよね?」
「だから私は咲夜と最初にキスしたでしょ? しつこいわね……」
「ふたりとも愛してるよね?」
「あなたよりも愛してるわよ!!」
「大好きだよ?」
「私もよ!!!」
「咲夜のこともね?」
「咲夜のことも大好きよ!!!」

「私も二人のこと大好きです!!!!!」




















 それから、もうすぐ、私と咲夜の子供が生まれます。









-END-
 当初は最終回の予定でしたが、まだ続く気がします。
s.d.
コメント




1.みこう悠長削除
ああ、なんか言葉にできないカタルシスがあります。
「咲夜にもぶたれたことないのに」とかw
エッチシーンの絶頂前の絶叫とか大好きですっ。
2.ななし削除
おつかれさまです。
毎回楽しみにさせていただきました。
ボリューム大ですね、やっぱり紅魔館はえろいな
次回は詠唱組ということで、そちらにも期待させていただきます。
3.名前が無い程度の能力削除
順を追って読み進めた結果、物凄い量の脳細胞が死滅した気がします。
色々悩みましたが、魂の吐き気、という言葉ぐらいしか最適な感想な思い浮かびません。
何もかも衝動なのか故意なのか、感性も理解力も乏しい自分には頷けませんでした。
そもそも方向性を一概に見出させないように作られたものかもしれませんが。
好きという言葉の数だけ疑問が深まる、そんな作品だと思いました。
お疲れ様でした。
4.ななす削除
最終回でしたか。お疲れ様です。
いやしかし貴方の書く妹様の可愛さは異常w
ギャグとシリアスとネチョと。
面白かったです。次回作も期待しています。
5.ぐぎぎ削除
少し時間がたっているので見てもらえるかわかりませんが感想を
難しいかった・・・他の方と似たような事を言いますが体全体を吐き気に包まれてしまったような
そんなもどかしい気持ちです
このお話は一人でも幸せになっているのだろうか
咲夜さんもお嬢様もどこかでお互いを認められてないような許せてないような
皆が幸せを手にする直前まできてると盲信しているような妹様、悩むことすら許されない美鈴
自分の解釈が間違っていてほしいとすら思えます