真・東方夜伽話

あたいはアサガオのお嫁さん

2020/11/04 21:36:42
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あたいはアサガオのお嫁さん

し~

森の奥に棲んでいるというお化けアサガオ。その噂を聞いたチルノは、腕試しとばかりにその化け物植物に挑みかかっていく。
「せんてヒッショー!」と無数の氷片を叩き込み、巨大アサガオをズタズタにしていくチルノ。しかし勝ち誇る彼女の足元では、ツタが密かに忍び寄っていた……

 親しくしていただいている方が「チルノちゃんがアサガオのツタに絡めとられる触手えっちが欲しい」と言っていたのを見て書いてみたお話です。長いこと女性優位で書いていたので久し振りということもあり、新鮮な気分で書かせていただきました。楽しんでいただければ幸いです。

こちら、「東方夜伽話」が今年いっぱいで閉鎖となるそうですね。
ここでいただいた感想が励みとなって書き続けてきたことで、それなりのものを作れるようになった気がします。
運営者様、読んでくださった方々にはとてもとても感謝しております。
なお、pixivにも話を投稿しております。こちらも見ていただければとてもありがたいです。
https://www.pixiv.net/users/2383965

今年中にあと2作ほど投稿する予定です。わずかな期間ですが、お付き合いいただければ幸いです!

 森の奥にはお化けアサガオが棲んでいる…… 妖精仲間からそんな話を聞いた彼女は、不敵な顔で足を進めていた。
 ――人を喰うこともある化け物植物だって聞いたけど、所詮は花。そんなやつ、あたいの前じゃ相手にもならないね!
 そんな思いで、氷の妖精少女チルノは、そのお化けアサガオ相手に腕試しをしてやろうと考えていた。

「へへ、カチコチにして持って帰ってみんなに見せてやろ」

 そもそも、アサガオなんかが化け物になるなんてバカバカしいにもほどがある。魔法の森で瘴気を受け続けたせいなんだろうけれど、ずいぶんと調子に乗っているもんだ。
 いつだったか背中に扉が現れる異変のときに、アサガオで自分を飾ってみたことがあった。そのときみたいに、凍らせたお化けアサガオを持ち歩いてみてやろうか。
 少女は相対する前から勝ちを確信して、仲間たちの驚く顔を思い描いていた。

「さあ、出てこい! いるのはわかってんだぞー!」

 もうずいぶん森の深くまで入ってきた。大雑把なチルノでも判るくらいに空気がジメジメしてきて、いかにもな雰囲気をにじませてきている。
 たぶん、いるとしたらこの辺りだ。少女は釣り目がちな目をさらに鋭くさせながら、肌にまとわりつくような空気の中を探し歩いていくのだった。
 そうしてアテもなくウロウロしてどのくらいになっただろう。

「んん? なんだろこの匂い」

 彼女は、どこからか甘ったるい匂いがしてくることに気が付いた。
 やや尖り気味な小さい鼻をすんすんと鳴らす。その匂いはべったりとしていて、嗅いでいると頭の中にはりついてくるかのようだ。
 そんな、凝縮した蜜と花粉が混ざり合ったような匂い。花に集まるミツバチさえも溺れてしまうかのような匂い。それに顔をしかめてから、やがてチルノはハッとなにかに気付いたように目を見開いていく。

「蜜の匂い…… ってことは花がいる!
 きっとそうだ、あたいってば天才!」

 我ながら自分の鋭さが怖いくらいだった。きっと他の妖精じゃ絶対にこんなこと気付きっこない。
 そんな高揚感の中で小さな身体を震わせていく少女。昂るテンションと一緒に、力がどんどん湧き上がってくるようだった。今ならどんな奴でも凍らせてやれる気がする…… 青い瞳をギラつかせる彼女の周りでは、空気中の水分が凍ってキラキラと輝きだしていた。
 背丈より高い草をかき分け、のれんのように枝垂れる枝葉をくぐる。匂いの元は人目から隠れるようなところにあるようだけれど、小さな身体なら入り込むのは簡単だ。

「見つけたっ! さあ、覚悟しろー!」

 そして、唐突に現れる開けた場所。無数のツタがはびこり、点々とアサガオが咲いている空間で。毒々しい紫色をした花びらを開かせる巨大な化け物が鎮座していた。

「せんてヒッショー! アイシクルマシンガンっ!!」

 千発もの弾を撃ち込めば、どんな相手にも必ず勝てる。どこかで聞いた自分好みの言葉と共に、突き出した両手から無数の細氷を繰り出していく。
 それは考え無しのデタラメな手だったが、力任せな分だけ効果はあるようだった。
 大きな花びらが、周りでうねくるツタたちが、氷の破片でズタズタにされていく。傷口からは黄色がかった汁が血のように吹き出し、花の化け物は苦悶するようにその身をくねらせていく。

「ふふん、大きいけど見掛け倒しもいいとこじゃん」

 もう勝ったも同然だった。醜く咲いた花はその中心からだらしなく蜜を垂らしているし、ぐったりとうなだれているし、動いてくる気配もない。
 それならもう手を出す必要もないだろう。力の差は見せつけたわけだし、あまりムキになるのもカッコ悪い。

「それとも、あたいがサイキョーすぎるから? にしししっ」

 ともかく、もう勝負はついたのだ。あっけなさすぎてつまらないけれど、さっさとこいつを氷漬けにして持って帰ってやろう。
 そう考えて、チルノはお化けアサガオのツタがひしめく中へ踏み込んでいくのだった。

「でっかいなー 大ガエルより大きいかも?」

 人を喰うこともあると聞いていたけれど、たしかにそれも可能なのかもしれない。花全体は成人した人間の背丈くらいに大きいし、その中心部は人体を飲み込んでしまえそうだ。
 こしこれが本当に人を喰うのだとしたら、きっと何らかの方法で獲物を中心部に引きずり込むのだろう。そしてそのために、雄しべや雌しべといった花糸(かし)を利用するのかもしれない。数本の花糸たちはそれぞれが指二、三本を束ねたほどの太さを持っていて、ちょっとやそっとじゃ千切ることができなさそうだった。

「うぇぇ…… ベタベタの匂いで気持ち悪……っ
 もう凍らせて持って帰っちゃおうっと」

 肌にまとわりつくくらいにべったりとした甘い匂いは、たぶん滴る蜜のせいだ。蜜腺(みつせん)からヨダレのようにトロトロと垂れる白い粘液に顔をしかめながら、少女は手をかざして力を込めていく。
 大きさはあるけれど、カエルと違って体積はそれほどでもない。今までいろいろなものを凍らせてきた経験からして、あまり時間は要しないだろうと彼女は考えていた。相手は動くことも抵抗することもないし、簡単なことだろう。そう踏んでいた。
 けれど彼女は気付いていなかった。背中の後ろや足元で、ツタたちが首をもたげだしていることを。周りに咲いていた小さなアサガオたちも、みなチルノのほうを向いていたことを。

「凍っちゃえ! パーフェクトふりゅわぁぁぁっ!?」

 動かなくなっていたのはやられたフリだったのだろうか。獲物を捕らえようとおびき寄せるためだったのか。
 足元がすくわれ、そのまま絡めとられていった。ツタに巻き付かれた右足が持ち上げられ、逆さまで宙づりにされていく。

「このやろっ、騙したなー! 花のクセにナマイキだぞっ!」

 青いワンピースのスカートが重力でめくれていく。飾り気のない白い下着が丸見えになっていく。
 けれどチルノはそれに羞恥を覚える感覚を持ち合わせていなかった。彼女はスカートを押さえようとすることもなく、喚き散らしながら手足をバタつかせていく。
 だがそれで離してもらえるわけがない。むしろ彼女の動きを封じようと、お化けアサガオはさらにツタを絡みつかせていく。

「はなせーっ! はなせよ、ばかやろー!」

 たちまちのうちに、氷の少女は何本ものツタでがんじがらめにされてしまった。手足が、肩が、腰が首がふとももが、繊毛の生えたツタに巻き取られてしまった。
 空中で磔にされるように、身体を大の字に広げられる。上下の向きは元通りに戻されたけれど、むしろ状況はさらに悪くなってしまっている。

「なんでだよー! あたいはサイキョーなんだぞー!!」

 いくらもがいてみても、しなやかなツタが外れることはなかった。まるでクモの巣にかかった蝶のように、空しく身体を揺らすことしかできないのだ。
 それでもたぶん、彼女が本来の力を発揮することができれば、ツタたちを凍り付かせることができたのだろう。両手両脚を縛られていても、身体の自由を奪われていても、強烈な冷気を放つことはできたハズなのだ。
 なのに、それができなかった。強がる口とは裏腹に、心がすでに挫けてしまっているのだ。無意識の内に「敵わない」と感じ、自分の冷気が通用しないと思い込んでしまっていたのだ。

「な、なんだよー! こっちくるなよ、あっち行けってば!」

 もう身動きはできないのに、まだ巻き付いてくるつもりだというのか。細いツタや、顔くらいはあろうかというアサガオたちが、緩慢な動きで近付いてくる。それはまるで舌をチロチロと伸ばすヘビのよう。
 現に、蜜をしみさせながら近付く花の花糸は、生き物の舌のようだった。白い粘液を滴らせる雄しべや雌しべたちは、ヌラヌラと妖しい光をまとっていた。
 そして、そんなアサガオのたちの舌が少女の白い頬に近付いて。それこそ、本当に彼女を舐めるように、ヌルついた花糸たちが肌の上を撫でていった。

「うえぇぇ…… ベチョベチョしてるぅ……」

 なにかに舐められるというのはこんなに気持ち悪いものだったのか。生温かくてヌメヌメしてて、ナメクジが這ったかのようだ。
 心の底から嫌悪を覚え、歪めた顔をそむけていく。なのにこのアサガオたちはベロベロとしつこく頬や口元を舐め回してくる。

「なんなんだよぉ…… やめろよ、このヘンタイアサガオ……っ」

 どういうつもりなんだろう。食べるつもりだったとしても、こんなことになんの意味があるというのか。
 口の周りを中心にして、顔中にヌメる花糸がすり付けられる。それもひとつだけではなく、ふたつ、みっつの花たちが群がってきている。
 もう無事なところは残っていないと言っていい。顔中どこもかしこも、気持ちの悪い白濁の蜜でまみれてしまっていた。甘ったるい匂いでいっぱいになって、せき込んでしまうくらいだった。

「ううっ、うえぇぇっ…… お前っ、おまえぇっ……
 許さないかんなっ お前たちなんて、あたいがみんな凍らせて……
 むぐっ!? んぶぅぅっ!!」

 もう、強がりを言うことも許してもらえないのか。
 泣きべそをかきながら悪態をつくチルノだったが、蕾に戻るようにすぼまった花が口に入り込み、言葉までもが塞がれてしまう。

「むぐっ! んぐうぅぅ……っ ぶ、ぐぅぅぅっ!!」

 舌で押し出そうとするけどムダだった。むしろ、舌の感触を楽しむようにしながら口の中をかき混ぜられる始末だった。
 内側からも溢れてくる甘ったるい匂い。じんわりと広がっていく蜜の甘苦さ。口の中でのたうつ蕾の先から粘液がしみ出てきて、生理的な反応で飲み込んでしまっているのだ。
 もちろん、その間もほかの花やツタたちが大人しくしているわけではない。唇からこぼれるヨダレを、目からにじむ涙をそれぞれ舐めるように、ふたつの花が花糸をすり付けてきている。
 その上さらに、繊毛の生えたツタが首元や脚を這い回っていた。細いツタの先が胸の上をくりくりとくすぐりたてていた。

「ぶえぇっ……ぺっ、ぺっ!
 やめろよっ ホントに、やめ……っ
 へんなとこ、触るなあぁつ!」

 さっきの仕返しとでもいうつもりなのか。変なことをして、変なところを触って、恥ずかしい思いをさせようとでもいうのか。
 「そういうこと」に疎いチルノでも、さすがに身体をまさぐられるのは気分がいいものではなかった。というよりも、この化け物のやりようがいやらしい動きをしているのを本能が察しとっていた。
 けれど、それが解ったところで彼女になにができただろう。
 いくらもがいてもツタの触手はほどけてくれない。チルノはただ、ジタバタと空中で空しい抵抗をすることしかできないのだ。

「このバカっ アホっ! ヘンタイのドマヌケアサガオっ!!」

 心は挫けてしまっている。冷気をぶつける力も怯んでしまっている。テンション次第なところのある妖精がこうなってしまえば、もうあとは無力な小さい少女でしかない。

 ぬる…… にゅる、れろぉ……

 ふたつの花が、ベロベロと無遠慮に顔を舐めていた。
 蕾になったものが、しつこく唇を這い回っていた。

 すりゅ、ずりゅ…… くにゅくにゅくにゅくにゅ……

 スカートがめくられ、ふとももが撫でられる。ツタに生えた繊毛がゾワゾワとした感触を伝えてきている。さらに胸元では細めのツタが、小ぶりな膨らみへ器用に巻き付いていた。育ち始めた胸をこね回しながら、心細げにうずくまる突起をつつき転がしていた。

「うっ、うぅぅぅ…… お、お前なんて、お前なんてぇっ……
 あたいが本気になればカチコチなんだからなっ ホントなんだからなぁ……っ」

 どうしてだろう。嫌なのに、悔しいのに、身体の奥でムズムズした甘い感覚が疼いている。切なくて寂しいような痺れがこみ上げてきて、全身が火照ってきてしまっている。
 息が荒くなっているのは、暴れているせいだけではなくなっていた。今まで感じたことのない、身体も心も熱くなってしまうような感覚。このままでいたら、お化けアサガオのことを嫌いではいられなくなるような気がする。もっと触ってもらいたくなってしまう気がする。
 でも、そんなの絶対にイヤだ。もっと、などと思いかけてしまうなんて、そんなの絶対になにかの間違いだ。

「お、お前なん……てぇっ 凍らせて……ぶっ壊し、てぇっ……
 それで、それで……っ んくぅっ ば、バラバラ……にぃっ」

 ぎゅっと目を閉じる。奥歯を強く噛みしめて、あらん限りの力で手を握りしめる。
 イヤだ、こんなのイヤだ。このまま好き放題されて、頭を変にさせられるなんて、絶対にイヤだ。
 そんな思いが、挫けていた心に少しずつ力を取り戻させていってくれた。ベロベロと顔を舐められて、モゾモゾと全身をまさぐられて。そうされながらも、少女は周囲にキラキラと氷の粒をまとわせ始めていく。
 もう後は、気勢と共に冷気を放てばいいだけだった。もうそれだけで、このいやらしい化け物を瞬間冷凍することができるハズなのだ。
 それなのに……

「えっ……」

 それは、彼女にとって最後のチャンスだった。けれどそれは、目の前でスルリと手から抜け落ちていってしまった。
 のそりとした重たい気配。ポタリとぬめり落ちる大きな雫。
 それに気付いた少女が目を向けると同時に、彼女は一気に戦意をくじかれてしまったのだ。

「な、なんだよ、お前ぇ……っ!?」

 その先にいたのは、顔にまとわりつくものたちの倍はあろうかという大きな花。チルノが両腕をいっぱいに広げたのと同じかやや大きいくらいの化け物アサガオ。それが、白く濁った蜜をしたたらせながら頭上ににじり寄っていたのだ。

 ぬと……ねとぉ……っ

 粘り気をたっぷり含んだ白濁が、糸を引いて青い髪へ垂れてくる。花糸たちを触手のようにうねうねとさせている中心部からは、むせ返るほどな甘い匂いと蜜がこぼれてきている。

「う、あ…… くるなよ、くるなよぉっ! あっちに行けってばぁっっ!!」

 なにをする気なんだろう。それがわからないせいで、ますます不安と恐怖がこみ上げてくる。
 もうサイキョーだとかそれどころじゃない。不気味で得体の知れない妖花の前で、少女は恥も外聞もなく涙を浮かべてしまっている。
 けれどそうして悲鳴を上げても、許しを乞うても、聞き入れてもらえることなんてあるわけがない。空中で絡めとられながらジタバタ暴れる哀れな獲物。その頭の上で、アサガオはなにかを吐き出そうと花の付け根を膨らませ、小刻みに震え始めていく。
 そして……

 ぶしゅっ、ぶじゅるるるっ! べしゃぁぁぁ……っ

「んぶぅぅぅっ!! うえぇぇっ、けほっ、けほ……っ
 な、なんだよこれぇ……!」

 花の中心から、まるでバケツからぶちまけたように大量の蜜が噴き出していった。
 どうにか顔はそむけたものの、それこそ髪から上半身までが白濁でドロドロだ。身体にへばりついてくる甘ったるい匂い。ネトネトと糸を引いていく白い雫。青い髪も、そこを飾るリボンも、白い顔も可愛らしいワンピースも、なにもかもが汚らしい粘液で重たく濡れてしまっている。

「なんで…… なんであたいがこんな…… うっ、ぐすっ……」

 身体中に蜜がまとわりついてくるようだった。服の中で、ドロリとしたものが這うように流れているのがよくわかる。服や下着にぐっしょりしみ込んだ白濁で、全身が包まれてしまっているのだ。
 そのヌトついた感触がただただ気持ち悪かった。その不快感とみじめな気持ちで、とうとう少女はボロボロと泣き出してしまっていた。
 しかし逆にアサガオのほうからすれば、彼女が抵抗の意思をなくしたことは好都合なことでしかないのだろう。すっかり大人しくなった獲物に、花の化け物はさらにツタの触手を巻き付かせていく。

 ぬりゅ…… にゅる、ぬぢゅうぅ……っ

 二の腕に、胸元に巻き付いたツタが、撫でるように伸縮を繰り返していた。ふとももに絡みついたものが、のたうつヘビのように伸び上がってきていた。
 もちろん、顔の周りにまとわりつく花や蕾も大人しくしているわけがない。頭上からトロトロと垂らされる蜜を塗り広げるように、口に含ませるように。頬を顎を首筋を這い回り、唇を塞ぎ、舌を絡め取ってくる。

「う、むぐぅ……ぷはっ!
 やめろよ、やめろよぉ……っ この、ヘンタイやろぉっ うぅぅっ……」

 白い素肌を這う繊毛。小ぶりな胸の先をくすぐる先端。顔中を舐める花糸に、口の中をかき回す蕾。その感触は気持ち悪いだけのハズだった。何も知らないチルノにとっては、顔を舐められようが胸をつつかれようが、それはこそばゆいだけのハズだった。

「なんで、そんなに……んくぅっ
 変なとこ……ばっか、あぁっ……」

 なにのなぜだろう。身体の芯が熱くなって、どこか切ないような気持ちを覚えるようになってしまっている。胸の先がジンジンと痺れて、お腹の奥がきゅうっと疼いて、甘酸っぱいような気持ちになってしまっている。

 ぬりゅ……っ

「ひあぁぁっ!?」

 ふとももに巻き付く触手が身体の中心へ伸びてくる。全身がゾクゾクして、変な声がこぼれてしまう。

 にゅ…… ぬちゅ……っ

「やっ、あぁぁぁっ!」

 ヌルヌルな服の上から、胸の先が転がされた。ソコはぷくっと尖りこわばり、頭の中やお腹の奥へピンク色の電流を疾らせてくる。

「はぁ、はぁ、はぁ……
 へ、変だよ…… こんなの、へんだよぉ……っ」

 顔を撫でる花糸や唇を舐める蕾がくすぐったい。それはさっきまでは違う、甘くて心地いいこそばゆさだ。

「ふやぁぁぁっ……
 なんで、あたい…… なんでこんな……んあぁっ」

 気持ち悪かったハズなのに、嫌だったハズなのに、そんな思いがすっかりとろけてしまっている。ヌルヌルな感触を、甘ったるい匂いを、もっと感じたくなってしまっている。

 ぬりゅ…… にゅる、ずにゅるるるるぅぅぅっ……

 ツタが伸び縮みするたびに、全身から力が抜けていくようだった。スカートの中を這い上ってくる触手が、もどかしくてたまらなかった。
 トロンと熱っぽさを持った目。酔ったように上気した頬。素肌は薄紅に火照っていて、服のはりついた身体はくねくねと悩ましげに揺れている。それはまるで、もっと触ってほしいとおねだりをしているかのようだ。

(あたいの身体、どうなっちゃったんだろう……)

 恥ずかしいところがジンジンと切なく痺れていた。お腹の奥がきゅんきゅんと甘く疼いていた。
 おもらしをしてしまったつもりはないのに、いつの間にか下着が濡れてしまっている。アソコから、熱くてヌルヌルしたものがじんわりとこぼれてしまっているのだ。
 それは、チルノにとって初めての感覚。だけど不思議と不安は感じない。むしろ、もっと味わいたいとすら思ってしまっている。

「あ、う……んうぅっ……
 ヌルヌル、すき…… こ、れ……すき、かもぉ……っ♡」

 硬くこわばっていた脚は、彼女の意思で大きく開かれていた。伸びてくるツタを待ち望むように腰がくねっていた。
 手首を縛る触手へすがるように握りしめる。キスを求めるように唇を蕾に吸いつかせていく。それはまるで恋人に甘えているかのよう。
 そして、それに気をよくしたようにツタがふとももを這っていき…  

 ちゅく……っ

「んっ、あぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」

 一番秘密のところが撫で上げられていった。甘い電流が全身を駆け抜けていって、少女の口から上ずった声がこぼれていった。

 ちゅく…… くちゅ、くにゅっ くりくりくりくりっ……

「ひにゃあぁぁぁぁっっ♡
 らめっ、そこぉっ♡ おまた、ぐりぐり…… ひあぁぁぁっっ!!」

 気が変になるかと思った。頭がおかしくなるかと思った。
 だけどそれは怖いとは感じない。それどころかもっと感じさせてもらいたいくらいだ。
 もっとソコをこすってほしい。もっと胸の先をくすぐってほしい。そうおねだりするように身体をくねらせていく。感じてしまうところを、自分からツタの触手にすりつけてしまっている。

「あ、熱いのっ♡ ジンジンするのっ♡
 胸も、おまたも熱くって…… あたい、とけちゃうよぉぉぉぉぉっっ♡♡」

 ビクンっ! ビクビクビクッ、びくぅぅぅっっ♡♡

 全身が跳ね上がる。まるでピンク色の雷で打たれたみたいだ。
 その感覚がたまらない。顔中を舐められるのが、口の中をかき混ぜられるのが。身体をニュルニュルとまさぐられ、恥ずかしいところをいじられるのが、それらが嬉しくてたまらない。

 とぷ…… どぷどぷどぷ……っ

 そんな彼女をさらにとろけさせようとしているのか。頭上の花が、顔を舐めるものが、舌に絡まる蕾が、蜜をあふれさせていった。

「ふあぁ……っ あ、甘いの……っ♡」

 どうして自分はこれを嫌がっていたんだろう。この甘い蜜を、匂いを、どうして嫌がっていたんだろう。こんなに美味しいのに。こんなにいい匂いなのに……
 そう思いながら、粘液まみれの少女は白濁の蜜を舐めていく。ちゅっちゅっと蕾を啜り、甘い蜜を搾り出していく。

「おいしい……ヌルヌル、しゅき…… もっとぉ♡」

 周りを囲むツタや花たちを見る目は、甘え縋るようなものになっていた。愛しい相手に向けられる眼差しになっていた。
 実際、このアサガオのことが愛しく思えて仕方がない。こんなにも幸せな感覚を味合わせてくれるなんて、それこそ自分から抱き着きにいってしまいたい気分である。

「あ、は……っ♡」

 口元の蕾にキスをする。目の前の花に手を伸ばす。
 がんじがらめにされていた右腕は拘束が緩められていて、愛しい相手に触れるくらいの自由は許されるようになっている。

「おま、え…… いいやつ、だったんだな……♡」

 顔を舐めていた花が、伸ばした手に花糸を巻き付けてきてくれた。それは恋人同士が指を絡めていくようで、チルノの胸には温かくくすぐったい火が灯っていく。
 いつの間に回復したのだろう。さっき氷片でズタズタにされた巨大な花は、すっかり元通りに戻っていた。
 その、本体だと思われる巨大なアサガオを、少女はうっとりとした目で見つめていた。中心で揺らめく雄しべと雌しべに巻き付いてもらえたら、きっとすごく幸せな気持ちになれるんだろう……
 そう考えただけでお腹の奥が切なくなり、アソコからなにかがこぼれていった。

「うぅっ あたい、また……」

 そうなるともうたまらない。もっとさっきみたいなゾクゾクが欲しくなって、胸やアソコが痺れてしまう。恥ずかしいところをいっぱい触ってもらって、全身をヌルヌルで撫でてほしくなってしまう。
 もうこんな服なんていらない。アサガオの蜜やツタを、直接感じさせてもらいたい……
 彼女には、身体を守ってくれているワンピースが邪魔もの以外の何物でもなくなってしまっていた。

「もっと…… もっともっと、もっとぉ♡」

 彼女が今まで見せたこともないような色目を向けて身体をくねらせるチルノ。
 その彼女を取り囲むように、蕾や大小の花たちが遠巻きに距離をとっていく。
 けれどそれは、満足してのものではなかった。さっき大量の蜜を吐き出そうとしたときのように、それらは花の根元を膨らませ始めたのだ。

「きてっ♡ きて、きてっ♡
 甘くてヌルヌルしたの、あたいにっ♡♡」

 その求めに応えたのだろうか。
 蕾に戻っていたものも花を開き、それらは狙いを定めるように少女のほうを向いていく。そうかと思うと……

 ぶびゅっ! びゅぶるるるっ! びゅるるるるるぅぅぅぅぅぅ……っっ!!

「ひにゃあぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡♡」

 四方から、温かくて粘ついた蜜がぶちまけられていった。
 頭上の大きな花からは白く濁ったものが。周りの小さな花たちからは薄黄色の粘液が浴びせかけられてくる。

「しゅきっ ねばねば、しゅきぃっ♡♡」

 どぶっ! どびゅるるっ、ぶびゅるるる……っ

 全身にまみれさせていくためなのだろうか。小さな花たちは何度も何度もチルノの身体に蜜をぶっかけていく。むしろ、まるで服をめがけて出しているように、黄色の混じった粘液を浴びせていく。
 けれどチルノにとってアサガオの目的なんてどうでもいいことでしかない。甘いネバネバをかけてきてくれる。気持ちいいヌルヌルを浴びせてきてくれている。それだけで嬉しくてたまらなかったのだ。

「あは、おいし……♡ はむ、ちゅぱ♡ れろ……っ♡♡」

 舐めるのを止められない。べったべたなくらいに甘いのにクセになってしまう味。そんな美味しい蜜を、自由の許された右手ですくい取り、口へ運んでいく。
彼女はもうすっかりそれを舐めることに夢中になっていた。それこそ、身に着けていたワンピースや白い下着がボロボロと腐食していることに疑問を覚えないくらいに。

「ふぁ…… なんか……身体、熱い……♡ はむ、ちゅぷ……♡♡」

 むしろ、火照った身体には服なんて邪魔でしかない。それが勝手になくなっていくのは、都合がいいくらいに思っていた。
 よくわからないけれど、黄色い蜜が服をとかしてくれているんだろう。ぼんやりとそれを理解した少女は、まだ布地が残っているところを差し出すように小さな花へ向けていく。

 ぶびゅるるっ どぷ……っ

 それに応えてくれるこのアサガオはなんていいやつなんだろう。ドロドロの粘液をかけてもらう感触に、服がボロボロと朽ちていく様に、チルノは胸をくすぐったく高鳴らせていく。
 少女が生まれたままの姿になるまで、さしたる時間はかからなかった。小さな獲物は半ば自分の意思で、つるんとした平坦な身体を妖花の前でさらけ出していったのだった。

「あは……♡ あたいの身体っ、ぜんぶドロドロ……♡
 ふやぁぁぁっ…… ツタでニュルニュルされるの、すきっ♡ きもちいっっ♡♡」

 ほの赤く上気した幼い身体をくねらせる少女。その素肌を舐めるようにうにゅうにゅと這い回り、撫で回すツタたち。粘液にまみれてぬめり光る身体の上で触手が蠢くたびに、ニュルニュルといやらしい水音がこぼれていく。
その音が、撫でられる感触が、無知な少女を熱く昂らせていた。彼女は理解していなくても、身体のほうは本能的に快感を感じ取っていた。
だから、脚を大きく割り広げられても、秘密のところを丸見えにされても。少女はなんの恥じらいも恐怖も覚えなかった。ソコもヌルヌルでこすってもらえる。気持ちよくしてくれる…… 無知ゆえの貪欲な期待だけしか、彼女は覚えていなかった。

「お、おまたも……にゅるにゅる♡
 早く、はやくぅ♡♡」

 開かれた下半身が持ち上げられ、空中で水平になる形にさせられる。ピタリと閉じ合わされた未成熟な縦筋が、巨大な花へと向けられる形になる。

 トロ…… とぷっ……

「ひゃうぅぅぅぅっっ♡♡」

 そこへ白い蜜を垂らされると、たまらないくらいの気持ちよさが押し寄せてきた。まるで、粘り気の強い粘液が直接神経を伝い流れていくかのようなのだ。

 ポタ、ポト……っ

「ひにゃ……はひゃっ♡ おまた、とけちゃ……あぁぁっっ♡♡
 らめっ、おむねも…… そんにゃところ、ばっかりぃぃっっ♡♡」

 一滴、また一滴と、蜜を落とされるたびに気がおかしくなりそうだった。
 左右の胸に、恥ずかしいところに妖しい雫が垂れる。小さな突起の上で、閉じた割れ目の上でそれが跳ね、白い身体がビクンと震える。
 もう頭の中はピンク色でいっぱいだ。アサガオの蜜を塗りこめられたみたいに芯までピンク色で染められてしまっている。
 そんな幸福感と快感の中で、少女はうっとりとした目で花たちを見つめていた。

「へ、へんだよ…… あたい、おかしくなっちゃった、よぉ……♡」

 自分が自分じゃないみたいだ。
 こんなにも身体がムズムズするなんて、胸やアソコがジンジンするなんて、ドキドキしてアサガオが恋しく思えるなんて。こんなの、なにもかもが初めてだ。
 もちろん、それは嫌な気分ではない。胸の中がポカポカして、アサガオのことしか考えられなくなって、もっとこの気持ちよさを味合わせてもらいたい。

「ね……もっとぉ♡」

 少女はまるで恋人におねだりするような目で花に手を伸ばしていた。たったさっき「そんなところばっかりダメ」と叫んだことなんて、完全に忘れたように快感を求めていた。
 そして当然、アサガオのほうもそれを拒むことなくチルノに応えていく。
 差し出された手の指にツタが絡みついていった。可憐な唇に花が覆いかぶさっていった。左右の乳首には蕾状になった花の先が吸いつき、あるいは花糸が絡みつき、そして割り開かれた秘密のところには……

 つぷっ……

「ひぁ……!? は……きゃあぁぁぁぁぁぁんっっ♡♡♡」

 頭上で蜜を垂らしていた大きな花が隙間なくピッタリとくっついて、束ねられた花糸たちを舌のようにして割れ目を舐め上げていった。

 ちゅぷ♡ ぢゅぷぢゅぷぢゅるっ♡ じゅるるるるるぅぅぅぅぅぅっっ♡♡

「ひにゃあぁぁぁぁっっ♡
 おまた、なめられっ…… べろべろしゃれ、えぇぇぇっっ!!」

 せっかくキスをしてもらっているのに、思わず口を離してしまう。とてもじっとなんてしていられないのだ。
 でも、大人しくしていろというのが無理な話だろう。快感というものを知ったばかりなのに、気持ちよくなれてしまうところを徹底的に攻められているわけなのだから。

「きもちい……っ♡ おっぱいも、あそこもっ♡
 あたい、ぜんぶぜんぶきもちよくてっ あっ、やあぁぁぁぁぁぁっっ♡♡」

 ぷくっと尖った乳首の片方が、細かい花糸触手でクリクリとくすぐられている。もう片方の突起も、蕾の先でちゅちゅうと吸われている。
 粘液で濡れた筆で撫でられるような感触。母乳を求めるようにしゃぶられるような感覚。それがたまらなく気持ちよくて、自分からおねだりをするように胸を突き出していってしまう。
 そんな中でさらに股間へと与えられる別の刺激。ソコはおしっこをするところで恥ずかしい場所なのに、触るようなところじゃないハズなのに。それなのに、花糸の束で何度も何度も舐め上げられて、その感触がすっかり好きになってしまっていた。

 ぬりゅ……♡ つぷ♡ ちゅぷちゅぷちゅぷぅぅぅぅぅっっ♡♡

「ひゃうぅぅぅっ♡ んっ、くぅっ♡
 あたいのなかっ なにか……あぁぁぁぁぁぁっっ!?」

 閉じた割れ目の間がほじり回される。その中心から、細いなにかが入り込んでくる。
 もちろん、彼女がその小さな身体になにかを受け入れたことなどない。侵入者がどんなにヌルついていても、チルノが快感の虜になっていたとしても。それでも少女は身体を割り広げられるような異質な感覚に襲われることになってしまう。

「ひ、ぎぃ……っ や、やだっ きもちわるい……っ
 け、けど…… きもち……いい……♡♡」

 でも、そんな苦痛はほんの一瞬のできごとでしかなかった。苦悶に喘ぐ口に白濁を垂らされて、まだ硬い膣道へ蜜を注ぎ込まれて、少女はたちまちのうちに快感漬けにさせられてしまったのだ。

「あは……♡ きて、もっとおくまでぇっ♡♡
 はむ、ちゅぷ……ぷぁっ……♡ しろいおつゆ、もっとちょうらい……♡♡」

 自分を気持ちよくしてくれるヌルヌルを求めて花へ吸い付いていく。口の端からこぼれれるくらいに蜜を含みながら腰をくねらせていく。
 繋がったところで何かが破られるような感覚がしたけれど、なんの痛みも覚えなかった。むしろそのおかげでもっと深くまで花糸を受け入れられるようになったみたいで、悦びしか感じることができなかった。
 そして、硬かった膣肉がほぐれたことで、アサガオの侵入もさらに大胆になっていく。奥まで入り込んだ細い花糸は、赤いものをにじませる膣中(なか)から出ていったかと思うと、指の太さくらいに束なって入り直そうとしてくるのだ。

「あ……さっきよりも大きっ♡ あっ、ひあぁぁぁぁぁぁっっ♡♡」

 ずぷ……♡ ずぶぶぶっ、ぬぷんっ♡♡

 その侵入を、少女の身体は簡単に受け入れてしまった。さきほどよりも二倍くらいは太いかという花糸の束を、未熟な膣壁はぎこちないながらも熱い抱擁で迎え入れていったのだ。
 そこへ媚毒の蜜を流し込まれるのだからたまらない。ゆっくりながらも深いストロークで抽挿が加えられるたびに、粘液を塗りこめられる無知な膣肉は歓喜にざわめいていく。秘部に、乳首に花をはりつかせた身体は、快感を受け止めかねて悩ましげな踊りを見せていく。

「はひっ♡ はきゃ……っ♡♡ しゅき、ずぼずぼ、きもちいっ♡
 もっと、もっとぉ…… ぢゅっ、ぢゅるるるるっ ちゅぱ、れろぉ……♡♡」

 あられもない嬌声を上げながら、何も知らなかった少女は白濁を求めて花にしゃぶりついていた。甘くて温かい蜜を、喉に絡まるくらいにドロドロな粘液を求めて、自ら花の中心へ舌を潜り込ませていく。
 もっとこのヌルヌルが欲しい。口にも、胸にも、アソコにも、もっとこの蜜を塗りたくって気持ちよくしてほしい…… チルノの頭はもうそれ一色に染まっていた。

「あは……♡ あ、は……っ♡ きもちいっ みんな、きもちいっ♡
 やっ、んうぅぅぅっ…… きもちよしゅぎて……また、きちゃう……
 さっきみたいの、また…… あっ、あぁぁぁぁぁっっ♡♡」

 ソコから大波のように押し寄せてくる快感。それがなんなのかはわからない。だけどただひとつだけ、頭が真っ白になるくらいに気持ちよくなれることだけは解っている。
 それを拒む理由なんてない。むしろ、またさっきみたいに意識がどこかへ飛ばされるような快感を味合わせてほしい。そんな思いでいっぱいになりながら、劣情に染まった少女は蜜を啜り、腰を振っていく。

「くるの、きちゃうのっ♡
 アタマ、どっか……いっちゃ…… やあぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡」

 びくんっ♡ びくびくびくっ、びくんっっ♡♡

 嬌声が響き渡っていった。ツタに絡みつかれた小さな身体が弓なりになり、電気に打たれたように大きな痙攣を起こしていった。
 ぴったりと花が張り付いた秘密のところから、熱いしぶきが吹き出している。それを飲み干すように、幼い蜜壺を塞ぐアサガオの根元がごくごくと蠢いている。
 彼女の愛液や、絶頂によって発散される「気」を浴びて活性化しているのだろうか。うねくるツタたちは踊るように大きく蠢き、本体と思しき巨大アサガオも満足そうに花びらを揺り動かしていた。

「ふにゃ…… おもらひ、しちゃった……
 サイキョーの……あたい、がぁ……♡」

 そんなことを口にするチルノだったが、それはどんな気持ちによるものだったのだろうか。彼女の顔はだらしなく緩みきっていて、瞳に光も宿っておらず、現実とは違うなにかを見ているかのようだ。
 それは恍惚にとろけきった表情。与え続けられる快感で理性が壊れてしまった姿。うつろな視線を巨大アサガオに向けて、愛しい相手を見るようにふにゃりと笑いかけていく。

「えへ……しゅごいよぉ……
 アサガオさん、きもちいーことしゅるの、サイキョーだよぉ♡♡」

 ちゅっ♡ ちゅぷ、ちゅぱ……♡♡

 目の前の小さなアサガオに手を添えて、蜜を吸おうと舌を絡める少女。もちろん彼女は知らないことだったが、それは男根を口で愛するときの動きそのものだ。相手の形こそペニスとは違うものの、花の中心や花糸にキスをして、唇を這わせ、しゃぶりつく姿は、フェラチオとなんら変わらないものだった。

「あは、おいし……♡ ちゅぷ、れろぉ……っ♡♡」

 口いっぱいで愛撫して、両方の乳首をいじられて、抽挿を再開された幼膣から蜜を啜られて。それ以外にもツタたちに耳や指や腕や足先やらをまさぐられて、それこそどこを触られても快感を覚えるようになったチルノが空中でいかがわしいダンスを踊っている。
 しかし、その様を眺めているだけというものに飽きたのだろうか。巨大なアサガオはゾワゾワと全身を揺らしながら上を向き、口を開くように花びらを大きく広げていく。

「ふや…… そんな、なんでやめちゃうの……」

 そうかと思うと、股間にはりついていた花が離れ、狭い蜜壺を犯していた花糸もずるりと引き抜かれていった。

「おしまいなんてやだよぉ……
 もっとぐちゅぐちゅしてほしいのにぃ……」

 塞ぐものがなくなった幼い割れ目。硬く閉じ合わされていた縦筋はすっかりほぐれ、綺麗なピンク色をした肉の花をあらわにさせている。
 ソコからトロリトロリと糸を引いて落ちていく、赤色混じりの白い蜜。ヒクヒクと息づく膣口から粘液をしたたらせる様は、まるでヨダレを垂らしているようだ。

「ふにゃ……なにすりゅの……」

 そんなチルノの身体が起こされていった。水平の状態から通常通り頭を上にした形にされたのだ。
 そんな体勢から顔を下に向け、巨大アサガオを視界に入れる。ちょうど彼女の秘部の先に、上向いた花の中心があるような位置関係だ。

「あ……っ」♡

 それを見た少女が、なにかを期待して身体を疼かせた。
 このまま花の中心で下半身をずっぽりと飲み込んでもらえたら、うねうねと蠢く雄しべや雌しべでお腹の中をぐちゃぐちゃにしてもらえたら…… そうしたら、今まで感じたものよりずっとずっと大きい快感を味合わせてもらえる気がしたのだ。

「お、お願いっ、お願いっ♡
 たべてっ あたいのこと、ぱっくんって……♡♡」

 そう考えただけでもうたまらない。お腹の奥がきゅんきゅん痺れて仕方ないし、アソコからもオツユがこぼれてきてしまう。
 ピンク色の割れ目が、ぱくぱくとしながらヨダレをこぼしていく。ふとももを伝い流れるその愛液に、さまざまな大きさの花たちが群がっていく。
 何本もの花糸たちにヌルヌルを舐められながら、少女は自分の身体が巨大花のもとへ運ばれていくのを感じていた。視界の先で大きな花びらがいっぱいに映り込むようになっていき、雄しべ雌しべたちの太さや中心に蜜が溜まっているのがハッキリわかるようになっていった。

「は、早く、はやくぅ♡ ふやぁぁっ♡♡」

 つま先に何かが触れる。普通の花ならば雄しべである、細かいほうの花糸たちだ。
 それが脚の肌をモゾモゾと這い上っていく。足先が、足首が、脛のところまでが、温かくてヌルヌルの粘液に浸けられていく。下半身を保持していたツタが解かれていくせいで、雄しべに撫でられる感覚をいっぱいに味合わされえてもらえている。
 だけど当然、それだけで満足できるわけがない。

「もっと、もっとぉ♡
 真ん中の大きいので、あたいのなか、ずぷずぷーってぇ♡♡」

 今ほしいのは、そそりたつ太い花糸。本来ならば雌しべであるその器官を、チルノは白いふとももで挟み込んでいく。

 すり……♡ すりゅ……♡

 知識なんてないハズなのに、本能がそれを知っているんだろうか。たくましい花糸を脚の間でしごくような動作で少女がおねだりをしていく。そんな獲物の求めに応えるように、アサガオも花を閉じて小さな身体をぱっくりと咥え込んでいく。

 つぷ……っ♡

「はぁぁぁぁぁんっっ♡♡」

 そしてようやく、花糸の先が割れ目に触れた。腰から下を花で包み込まれた中で、膝までもが白濁の蜜に浸けられていた。

 ビクンッ♡ びくびくびくぅぅぅぅっっ♡♡

 それだけで意識がどこかへ行かされてしまう。背筋が震え、ソコから熱いしぶきがあふれていく。
 そうして軽い絶頂を迎える少女の膣口に、ペニスのような花糸があてがわれ……

 ずぷんっ♡ ずぶぶぶ……っ、ずっぶぅぅぅぅぅぅっっ♡♡

「は……ひゃぁぁぁぁぁぁぁんっっ♡♡♡♡」

 そのまま彼女は、一番深いところまでをひと息に犯し貫かれていった。

「はひっ♡ あ……ひ……っ♡
 おっきいっ…… あつくて、かたくて…… ふあぁぁぁぁんっっ♡♡」

 目を見開き、口をぱくぱくとさせる少女。けれどそれは痛みによるものではない。幼い身体が、頭が、快感を受け止めきれないでいるのだ。
 苦痛なんて少しも感じない。すっかりほぐされて、媚毒蜜を塗りこめられた幼膣は、本体の花糸男根を受け入れられるようになっていたのだ。

「あは……きもちいっ♡ アサガオさんと、つながっちゃったよぉ♡♡
 んうっ おなかの、おくまで…… ぎゅーって♡♡」

 奥深くまで突き込まれた太い杭。それをぎゅっと咥える肉壺が、ぐねぐねと蠢きながら締め付けていく。
これがさっきまで何も知らなかった膣道だと言われて、誰が信じることができるだろう。初めて他者を受け入れた媚肉は、相手を喜ばせる術を知り尽くしているように肉ヒダを絡みつかせていく。

「んっ、おっぱいもぉ……♡ 甘いおつゆもぉ♡♡
 もっとシて♡ もっとちょうらい♡♡」

 そんなチルノの胸に、耳に、口元に、花やツタや花糸たちがまとわりついていく。それを迎え入れ、拙いキスを捧げながら、少女は細い腰をくねらせて円を描いていく。

 ぐぢゅ……♡ ぬぢゅ、ぢゅぷっっ♡♡

 花糸のペニスが動く必要なんてなかった。少女が自分の腰で膣壺をかき混ぜさせていた。
 膝までを媚毒蜜に浸けたチルノが、とろけきった顔で肉壁をえぐらせていく。深くまで突き込んで、腰を浮かせて、子宮口や浅いところに太い花糸の先をこすりつけていく。

「あは……♡ しゅきなとこ、あたってりゅっ♡♡
 ここ、きもちいっ♡ もっと……ひあぁぁぁっっ♡」

 気持ちよくなれるところはすぐに見つかった。入り口から潜ってすぐのところのお腹側。奥でコツンと当たるところの周りあたり。そこをグリグリとえぐりこんでいくと、目の前がチカつくくらいに気持ちがいい。
 その両方をこすりたてようと抽挿を加えてみたらもうダメだった。腰を突き出しながら身体を上下させるたびに、意識や思考がどこかへ吹き飛ばされてしまうようだ。

「しゅごいっ♡ これっ、しゅごいよぉぉ♡♡
 おにゃかのなか、ずぽずぽ♡ すりゅの、きもちいっ♡♡ あっ……♡」

 どぷっ……

 嬌声を上げる少女へと、甘い甘い蜜がぶちまけられる。それを顔いっぱいで受け止めようと、彼女は花たちのほうを向いていく。

「ぷは…… はむっ、ちゅぷ♡ あは、おいし……♡
 かおも、おっぱいも、みんなみんなドロドロ♡♡」

 舌を伸ばして蜜を舐める少女は、幸せ一色に染まっていた。
 全身いっぱいに浴びせてもらえている美味しい粘液。それをニュルニュルと塗りたくってくれるツタたち。その上、舌を絡めとって胸の先をくすぐってお腹の中をかき混ぜてくれる大小の花糸とアサガオたち…… それらによって、チルノは心の底からうっとりとした気持ちに満たされていた。

「もっと、もっとシて……♡
 あたいのこと、もっとぐちょぐちょに…… はひゃぁぁぁぁんっ♡♡」

 ぐりゅん……っ♡

 身体も、心も、頭も、なにもかもが快感で塗り潰されたところで。緩慢なままだった巨大アサガオが、ようやく花糸たちを動かし始めていく。蜜に浸かった下半身をモゾモゾと撫で回し、狭い幼膣の中でグネグネと形を変えだしていく。

「ふにゃぁぁぁぁぁっっ!?
 なにこれっ、にゃに……こ、りぇぇぇぇぇっっ!
 こんにゃの、きもちよしゅぎ……いぃぃぃぃぃぃ♡♡」

 太い花糸の中を、蜜溜まりが上下しているのだろうか。潜り込んだ剛直にコブが膨れ上がり、膣粘膜をぐりゅぐりゅえぐりながら不規則に動き回っている。おおよそ通常のペニスでは味わうことのできない感覚に幼い膣肉が耐えられるわけがなく、あっという間に少女は大きな絶頂に追い込まれていく。

「しゅごいっ、しゅごいよぉ♡
 おにゃかのにゃかっ、ぐりゅぐりゅってぇ……♡♡」

 もう何回意識を飛ばされただろう。何度目かなんてもうわからないけれど、それでももっともっとシてほしい。いくらでも、この激しい気持ちよさを味合わせてほしい。
 数えきれないくらいの絶頂のせいで力の入らなくなって少女は、そんな思いの中でアサガオに身を委ねていた。下半身を巨大アサガオに飲み込まれた彼女は、糸の切れた操り人形のようにカクンカクンと揺さぶられ、ただただ喘ぎ続けるばかりになっていた。

「えへ、えへへ…… あたい、もう……めちゃくちゃ、だよぉ……♡♡」

 その目にはもう光は宿っていない。理性なんて、知性なんて、もうとっくにどこかへ押し流されてしまっている。
 わかるのは、甘い蜜の味と匂い。全身を撫で回し、舐めくすぐられる感覚。ぐちょぐちょの水音と、自分を蹂躙する者たちの姿と、そしてお腹の中をかき混ぜられる気持ちよさだけ…… つまり、五感のすべてがアサガオで埋め尽くされているわけなのだ。

「え、へ……えへへ♡ みんな……アサガオさんで、いっぱい……♡
 はへっ、はひひひひっ……♡♡」

 絶頂のたびに発散された「気」を吸い取ったからなんだろうか。周りではいつのまにか小さな花たちが咲き開き、ミルクを求める赤子のように少女へ群がっていく。そのアサガオたちに肌を吸いつかれながら、チルノは焦点の合わない目と力の入らない笑みを向けていく。よく解らないけれど、自分と繋がることでアサガオも喜んでくれているような…… そんなものを彼女は感じているのだ。

「アサガオさん…… あたい、あたい……っ
 はぁんっ♡ あ、ふあぁぁぁぁっ……♡♡」

 そんな少女がなにかを言いかけたところで、声にしようとした言葉が嬌声に変わる。奥深くまで受け入れた花糸が、また違う動きを見せてきたのだ。
 それは、なにかをいっぱいに溜め込んで腫れ膨らむ動作。もう今にも破裂してしまいそうな小刻みな震え。雌しべに似たその器官は、なにかを吐き出すという本来持っていないハズの行動を起こそうとしている。

「あ、あまいの……くれるの? あたいの、おなかに……もぉっ♡♡」

 舐めるだけで、塗りこめられるだけで、たまらなく気持ちよくなれる白い蜜。それをお腹の中いっぱいに注ぎ込まれたら、いったいどうなってしまうんだろう。
 それを考えただけで、身体の奥がきゅっと痺れてしまう。期待だけで、全身がビクビクと跳ねてしまう。
 その美味しい蜜を欲しがっているんだろうか。お腹の奥でなにかが降りていくような感じがした。それは媚毒蜜を求める幼い子宮。愛しい花糸男根にぐねぐねと絡みつく膣道の奥で、子宮口が先端にキスをするように吸いついているのだ。

「き、きてっ♡ らして……っ♡
 おなかにっ、おにゃかのにゃかにっ♡ しろいネバネバ、いっぱいちょうらい♡♡
 あたいの、あたいの……いちばんおくにぃぃぃぃぃ♡♡」

 どくん……っ

 なにかが溢れた。
 深くまで繋がった太い花糸が大きく脈を打った。
 そして、それを皮切りにして……

 ぶびゅっ! びゅぶるるるるっ!
 びゅくんっ……どびゅるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅ……っっ!!

「ふあああぁぁぁぁぁぁっっっっ♡♡
 きたぁっ♡ しろいネバネバ、きたのぉぉぉっっ♡♡♡♡」

 快感を知ったばかりの幼膣で、大量の媚毒蜜が噴き出されていった。

 どぷっ びゅくるるっ…… どびゅるるるるぅぅぅぅぅ……っ たぱっ……

 タイミングを合わせるように、顔へ、身体へと白濁蜜がぶちまけられていく。水飴のように粘つく濃厚な蜜が、氷の少女にべっとりとへばりついていく。
 もちろん、それは胎内深くも同じだ。何も浴びたことのない子宮に、ぷるぷるとした濃厚な白濁が注ぎ込まれている。その甘い粘液を、幼い子宮が嬉しそうにごくごくと飲み干していく。

「ふにゃ……♡ は、ひゅ……♡
 おにゃかの、にゃか…… あつくて……♡ とけちゃう、よぉ……♡♡

 少女の身体は何度も何度も大きく跳ね上がっていた。膣奥深くに流れこむ媚毒蜜のせいで、絶頂が繰り返し襲ってきているのだ。
 お腹の奥が痺れる。繋がったところからしぶきが吹き出す。重たい快感の波が押し寄せ続けているけれど、チルノにはもう喘ぐだけの力すら残っていない。

「あ、ひ……♡ ひにゃ……♡
 あた、い……もう、らめぇ……♡♡」

 意識が遠のく。絶頂を味合わされすぎたせいで脳がもう限界なのだ。
 そんな中で少女の胎内深くから、かすかながらもハッキリとした感覚が伝わってくる。それは、お腹の奥で何かの種が根付いたような感覚。自分の中に命が宿ったような、そんな感覚をチルノは確かに感じたのである。

「えへ、へ……♡ あたい、およめさんになりゅね……
 アサガオさんの、およめさん……♡ だから、ずっと……いっしょだ、よぉ……♡♡」

 光のない恍惚とした目で、自身を咥え込んでいる巨大アサガオを見つめるチルノ。彼女がそれだけを口にしたところで、妖花の種を宿した少女は幸福感の中で意識を手放していったのだった……



「おー? チルノちゃん、そのアサガオいいじゃん」

 それから何日かして。顔見知りである雑多な妖精と会ったところで、氷の少女はそう声をかけられていた。

「へへへ、いいでしょ。あたいの大事なアサガオなんだ」

 いつかの異変で彼女が日に焼けたときのように、アサガオのツタや花を全身にまとった姿。それを見せながら、少女はどこかはにかんだように微笑んだ。

「ほら、見てみて。すごいキレーでしょ」

 褒められたことが嬉しくてたまらないように、腕に巻き付かせたアサガオを見せていく。その花は小ぶりながらも、生き生きとした瑞々しさに満ちている。
 それを間近で目にした小さな妖精が、「わぁ……」と表情を輝かせる。しかし彼女は気付かなかった。チルノに絡みついたツタが、服の中から伸びていることを。ウエスト部分からスカートの中へ潜り込んでいることを。
 それが伸びているのは、秘裂の奥から。このアサガオは幼い子宮壁と融合したものなのだ。
 もしこの妖精少女がチルノと親しい者だったとしたら、彼女の変化に気が付いていたかもしれない。頬が上気して、口調も大人しくなって、いつものお転婆っぷりがすっかりなくなってしまっていることに。

「いいなー ボクもそのアサガオ、欲しいなー」

 けれどこの少女にはそれが解らない。艶っぽくなった肌に、わずかに成長の進んだ身体つきに、まったく気付くことができない。

「ほしいならあげよっか」
「えっ、いいの!?」
「うん。あたいのはダメだけど、同じようなアサガオあるとこ、教えてあげるよ」
「ホントに!? うんうん、教えて教えて!!」

 屈託なく笑うチルノ。何の疑いもなくはしゃく少女。
 そんな無垢な妖精少女を連れて、氷の少女は彼女を森の奥へと連れ込んでいくのだった。愛しい巨大アサガオの活力源となる、新たな獲物を……
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
元気なお転婆娘が堕ちていく様は素晴らしいものがありますね。
初期に抱いていた本能的な危機感と同様に、知識がないながらも何をされたら気持ちがいいのかを本能的に理解して無自覚ながら1人の女として最適の行動を選び・望んでいるものを求め、ただひたすらに享受する。
加えて己の欲求を正確に表現する術を知らないため、擬音を多用する点も含めて非常にそそられました。

頭の中が快楽と期待に支配されきってしまっているお陰もあって悲痛さがないのも個人的には有難い。
虜になる妖精が増え続けそうな点も含めてどストライクな作品を読めて幸せです。


ここからは私事かつ以前の話を繰り返すようで恐縮ですが
リリーブラックに膣内で精通させてもらう話の頃からし〜さんの作品に惹かれました。

仕掛ける側があえて若干の猶予を与えることであくまで相手の意思を尊重した形に持っていくこと、その上で段階を追って存分に貪り尽くす様が本当に扇情的で大好物なのですよね。特に待ち望んでた刺激が来た時の乱れっぷりが堪らない

好みの作品に出会えただけでなく、こうして感想を伝えられることは僥倖にめぐりあえたと思います。
改めて、素晴らしい作品の数々をありがとうございます!
今後も1ファンとして応援しております。