真・東方夜伽話

牝豚図書館

2020/05/17 00:06:47
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牝豚図書館

喚く狂人

ホフゴブリンのクソ強チンポに堕とされたパチュリー・ノーレッジさんのスケベです

 管理にかかる労力ゆえ、地下図書館は紅魔館の従業員にとって大口の配属先だ。しかし、メイド妖精からの人気は低い。館長であるパチュリーの人使いが荒いからだ。
 劣悪な職場環境からくる慢性的な人手不足は、ホフゴブリンが来てから改善した。西洋の座敷童である彼らは、重労働にも堪えられる。おかげで今や、従業員の九割をホフゴブリンが占めている。
「紅茶をお持ちしました」
 安楽椅子に座り、書見台と向き合ったパチュリーは、声の主をねぎらいもしない。無言で、机の隅を指さす。目は開いた本のページを追い続けている。
 指示通りに紅茶を置くホフゴブリンだが、持ち場に戻ろうとしない。そばに突っ立ったままだ。読書の邪魔だから立ち去れと、苛立った気配を漂わせる。向こうは怯まず、意地の悪いニタニタ笑いを返してきた。
「パチュリー様、ちょっとお願いしたいんですがねぇ」
 何、と問い返すより先に、彼は己の腰布を解いていた。下帯は穿いていないため、股が剥き出しになる。
 読書中のパチュリーがよそに視線を向けるなど、滅多にない。今がまさにその「滅多」だった。目は、露わになったモノへ釘付けになっていた。ホフゴブリンのペニスに。
 小人ほどではないが、彼らも背の小さな種族だ。一方、魔羅は非常に猛々しく、立派な姿を晒していた。全長は三十センチほどもあり、太さも五センチを超える大業物だ。
 亀頭が大きく張り出した様は、傘を連想させる。カリ首は深く、血管が肉幹をぐねぐねと這い回る。己の存在を、周囲へ強烈なほどに主張していた。
 グロテスクで、本来ならとても見ていられない。しかし、女に対しては誘蛾灯のごとき魅力を発揮する。雄の威容が、まきちらされるフェロモンが、本能を刺激して惹きつける。
 いかなパチュリーも、牝狂わせの凶器からは逃れられない。視線は張り付いて離れず、無意識のうちに太腿を擦り合わせていた。
「仕事中だし我慢しようかと思ったんですが、どうにも堪えられねぇんで。ちょっと処理してもらっても構いませんかねぇ?」
 言いながら、ホフゴブリンは腰を軽く振る。梃子の原理で、先端は大きく揺れる。動きに合わせて、紫色の瞳が上下に揺れた。
 ふざけた話だ。どれほど思い上がったら、主に対して性欲処理をせよと要求できるのか。にもかかわらず、断ろうとすら思えなかった。頁を捲っていた指が、躊躇いがちながらも伸ばされる。汚らしい下半身に、そっと触れた。
 思わず、息を呑む。伝わってくるのは、火傷してしまいそうなほどの熱だった。七曜の魔女をして、動揺せずにはいられなかった。
 長く触れていると、どうにかなりそうだ。いや、そもそも他人の性器に軽々しく触れるべきではない。それでも、指は離れない。天に歯向かうかのごとく反り上がった魔羅を、そっと扱き始める。
「おっ、お、いいねぇ」
 茶化す声色で、ホフゴブリンは行為を受け入れる。手淫してもらえるのが当然と言わんばかりだった。
 からかわれたのに、なおも指は止まらない。根元から先端まで、肉幹の輪郭をゆっくりなぞっていく。そうするほどに、男根の形を思い知らされる。逞しく膨れ上がり、心拍に合わせて静かに、力強く脈動している。こんなにおそろしいのかと、思い知らされずにいられなかった。
 しゅっ、しゅっと、細指が雄杭に尽くす。擦過音ですら百メートル先まで聞こえそうなほど、地下図書館は静かだ。微かに荒くなったパチュリーの呼吸が、小さく響いていた。甘く、熱を帯びた吐息だ。
 館の住人が見れば、いったい何事かと思うだろう。彼女自身、まさか自分が誰かと肉体関係をもつとは思っていなかった。まして、相手がホフゴブリンだとは。
 始まりは簡単だった。実験のために、精液が必要になったのだ。性交渉の相手に彼らを選んだのは、たまたま近くにいたからだ。
 彼らが雄としてあまりに優秀だったのは、想定外だった。ペニスは度を越して力強く、テクニックは常軌を逸していた。知識と日陰の少女が、たった一度の行為で堕ちるほどに。
 以来、今日のように求められては、性処理に付き合う日々が続いている。向こうは調子に乗り続け、近ごろは自分の方が主だと思っている節すら見られた。
 断らない自分も悪い。とはいえ、どうして断れよう。手から伝わる雄の熱さと逞しさは、神経を伝って心臓を絡め取ってくる。めくるめくエクスタシーの記憶が、彼を受け入れろと囁いてくる。逆えるわけもなかった。
 根元から先端にかけて、手首で弧を描きながら扱き上げる。指先で、陰嚢をやわやわと弄ぶ。娼婦より淫らと言われてもおかしくない手業だった。実際、効果てきめんで、時折腰を震わせている。
「……はっ、は」
 興奮しているのは、彼だけではない。吐息は次第に甘くなっている。顔が火照っている。いや、顔だけではない。全身が熱を帯び、うっすらと汗をかいているのが自分でも分かる。
 男根に尽くすほどに、今まで味わってきた性感が思い返される。最も深くまでずっぽり貫かれ、ほじくり返され堕ちる快感が。理知の権化たる彼女ですら、抗えない。
「はぁ、あぁ……っ」
 ホフゴブリンは衛生観念に欠ける種族で、数日風呂に入らないのもざらだ。そんな生物の、不潔な腰布の内で蒸らされてきたペニスは、扱くほど雄特有の蛋白臭をまき散らす。
 普通、嫌悪してしかるべきだ。実際、彼女も関係を持ち始めたころは眉をしかめていた。ところが今や、トリュフを探す豚よろしく、鼻孔をヒクつかせている。特徴的な香りと性快楽とが、頭の中ですっかり結びついている。パブロフの犬と原理は同じだ。
「牝の顔になってやがるぜ、ええ?」
 揶揄われ、慌てて本で顔を隠す。魔女のプライドが、猥褻な表情を見られるのをよしとしなかった。
 だが、手は止まらない。止められなかった。見えないままで、肉棒を扱き上げる。
 奉仕するうえでは、見ずとも別段、問題はなかった。指は人体においても、特に敏感な部位だ。集中した神経が、男根の形を正確に伝えてくれる。
 猛々しき雄の感触が、明確に感じられる。肉棒を意識するほど、彼女の興奮も煽られる。先ほどから、しきりに太腿同士を擦り合わせていた。理由は、考えるまでもない。
「おっ、おっ、おっ。いいぞォ、上ってきたァ……!」
 低く詰まった声が館内に響く。何が上ってきたのか、説明されずとも分かる。
 掌の内で、肉棒が膨れ上がっている。どくっ、どくっと、アイドリングするエンジンのごとく震えている。鈴口から、じゅわりと先走りが滲む。射精が近いのだ。
 牛の乳搾りのように、きゅ、きゅと圧をかける。かと思いきや、カウパーをローション代わりにして、亀頭を掌で擦り上げる。娼婦よりも淫らな手技で、とどめを刺しにかかる。
「オッ、オッ、おっ、出る、出るゥ!」
 ただでさえ達しそうになっているペニスが、堪えられるわけもなかった。ガク、ガクッと全身を震わせ、剛直は絶頂に至る。
 睾丸が膨れ上がったかと思うと、会陰の収縮に合わせ窄む。吐き出された汚濁が輸精管から尿道に侵入し、鈴口から吐き出されていく。男性の絶頂の動かぬ証拠、射精だ。
 勢いよく放たれた汚泥は、何の遠慮もなくパチュリーの掌を汚していく。穢れなき指に、糊かと思うほど濃厚で粘ついた汁が絡みつく。無数の精虫がびちびちと鞭毛を蠢かしては、皮膚細胞に頭部を押しつける。
 本のページで殆ど埋まった視界の端で、肉棒の脈動をちらと覗き見る。力強く蠢いては、欲望を吐き出している様を。腹の奥がきゅんと疼いた。
「あ、あああ……ッ」
 堪えられず、腹痛を覚えたかのごとく上体を前に倒した。太腿同士を擦り合わせれば、にち、にちっと音がした。どうしようもなく濡れている。
「っかぁ、出した出した。いやぁ、すいませんねパチュリー様」
「別に、構わないわ。満足したなら仕事に戻りなさい」
 頑なに本へ顔を埋めながら、今度こそ追い返す。手に絡みつくスペルマが、気になって仕方ない。漂う栗の花の香りが、嫌でも興奮を煽ってくる。頭がおかしくなってしまいそうだった。
「そうもいかねぇだろ。まさか手コキだけで終わるとでも思ってたのか? んなわきゃあねえだろ」
「ちょっと、何を」
 ヘラヘラ笑いながら、ホフゴブリンはパチュリーの足下に屈み込んだ。ローブの裾をつまみ、捲り上げる。
 足首からふくらはぎが露わになる。滅多に外出しないために白く、肉を蓄えてむちむちしている。健康的かと問われると微妙だが、男ならば誰もが目を惹かれるに違いない。
「さっきから太腿モジつかせやがってよぉ、エロいこと考えてんのは丸わかりなんだよ。どうせ俺を追い払ったあとで、オナニーでもおっ始めるつもりだったんだろうが? ンな寂しー終わりかたじゃなくて、もっと気持ちよくしてやるつってんだよ」
 両手を足にかけ、むりやり開かせてくる。本来なら容易に払いのけられるというのに、抗えなかった。ぐい、とはしたないほどに脚を広げさせられる。挙げ句、小柄さを活かしてローブの内側に潜り込まれる。
「何を」
「分かってんだろぉ? カマトトぶんなって。うひゃあ、相変わらずムッチムチの脚だな。何食ってたらこんなエロ脚になんだっつうの」
 下品な笑い声が、衣服の内側、股の間から聞こえてくる。すりっ、すりっと、太腿を撫でられている。セクハラで済まない扱いを受けながら、漏れるのは嫌悪ではなく、期待の籠もった溜息だった。
「エロい下着穿いてやがる。しかももうグッチョグチョじゃねぇか、どんだけ心待ちにしてんだっつうの」
「あっ、アッ、あ」
 女最大の性感帯を、ショーツ越しになぞられる。ぬちっ、ぐちっと、小さく音がした。乾いた布を擦ったなら、こんな音は鳴らない。どれほど蜜が溢れているかを示していた。
「エヘヘヘ、この程度で感じるってことは、やっぱ溜まりまくってたんじゃねぇか。安心しろよ、今からたっぷり、ヨガらせまくってやるからよ」
「いっ、ひぃっ!?」
 下着のクロッチが、僅かにずらされた。秘唇が露わになり、空気に触れた下半身がひんやりする。次の瞬間、蛞蝓に這われるかのごとき、生理的嫌悪を催す触覚に襲われた。思わず情けない声をあげ、腰を震わせてしまう。
「ちょっと、何を」
「いやぁ、美味ぇなぁ、魔女様のマン汁はよぉ、牝臭くて最高だぜ、ええ?」
 ぺちゃ、ぬちゃっと、卑猥音が鳴る。露出した秘裂を、舐められているのだ。ヌルヌルした感触が性器の輪郭をなぞるたび、えもいわれぬ性感に酔わされる。声を止められない。
「相変わらず汁っぽい女だなぁ。次から次に溢れてきやがる」
「アッ、あ、は、あん、あぁ」
 見下した声が、己の股間から聞こえる。万の語彙をもつ彼女が、反論の一つもできない。れろり、れろりと舌粘膜で嬲られるたび、甘い官能で舌がもつれてしまう。
 ふぅッ、と息を吹きかけられれば、ぞくぞくと体全体が震える。腰を揺らめかさずにはいられなかった。
「はッ、ひッ、は、アッ、あッ、ひッ!」
 声が、ひときわ高く、はっきりしていく。誰が聞いても嬌声とわかる、艶やかで蕩けたトーンだ。ローブに隠れて見えないが、舌は女体最大の弱点、すなわちクリトリスに狙いを定めていた。つんっ、つんっと突かれるたびに、電流のごとき性感が走る。
 椅子に座っていては、腰を引いて逃れもできない。生意気をするなと言わんばかりに、責めの手が強くなるばかりだった。
「ぢゅるッ、ぢゅるるッ、れろおぉお」
「あッ、ハッ、アッ、アッ、あぁーッ、あぅううッ!」
 淫蜜を啜り立ててくる。わざと音を立てているに違いない。お前はこんなにも濡らしているのだぞ、卑猥な牝め、というメッセージに違いない。羞恥とない交ぜになった快楽で、頭がおかしくなりそうだ。当然、表情は崩れきっていた。ローブに遮られて、向こうから見えないのだけが幸いだった。
「マン肉ヒクつかせてんじゃねぇっての。しょうがねぇなぁ、ホレ!」
「アッ――あぁあああッ!」
 陰唇が割り広げられ、膣道の中ほどまで外気に触れる。何をされるか察するより先に、彼は行動に出ていた。
 太い指が、体内に侵入する。鉤状に折り曲げられた指先が、最も弱いところ、いわゆるGスポットをこねてくる。甘くも鋭いエクスタシーに、びくんッ! と、体が跳ねる。
 もちろん、まだ終わらない。指は何度も前後動を繰り返し、目の前の牝穴に快楽を叩きつけていく。しかも彼は、クンニリングスもしっかり継続していた。性の興奮にぷっくり膨れた女豆を、舌先でこねくり回してくる。
「ひぃ、はぁッ、あぅッ、あッ、はッ、あッあっあっ、あぁああッ」
 恥も外聞もなく、よがり喘ぐばかりだった。髪を振り乱し、艶やかな唇からキャンディボイスを漏らしている。普段の寡黙な様からはとても想像のつかない痴態だった。
 いつまでも無様を晒し続けるわけにはいかない。せめて声だけでも抑えなくては。だが、開きっぱなしの口は閉じてくれない。ならば塞ごうと、己の手を見る。
 もちろん、本を持っていたほうを使うべきだ。が、深紫の瞳は、反対の手、先ほど男根奉仕に使ったほうを見ていた。
 これ以上、卑猥な声を出さないため。己に言い訳しながら、白濁に塗れた指を、そっと口元に近づける。ぷるんとしたふくよかなリップが、指先に触れる。
「――っふ」
 広がる匂いは、とても快いとはいえなかった。むしろ真逆だ。だが、女の本能に強烈に訴えかける。ホフゴブリンに堕とされ、牝の本性を刻まれたパチュリーには、なお効いた。
 止められない。唇の隙間から、鮮やかなピンクの舌がぬらりと這い出す。れろ、れろと、白い指を舐め回す。絡みつく子種の、味覚を麻痺させる苦みを、心ゆくまで味わう。
「はッ、ふ、んむちゅ、んはぁあ……」
 れろっ、れろっと己の手を舐め回す姿に、とても動かない大図書館の理知は見られない。ただ一匹の、精液狂いの酔う牝豚がいるばかりだ。
 頬を窄めて、指にしゃぶりつく。きっと、フェラチオのときすら披露しないほどの卑猥顔になってしまっているだろう。彼がローブの中に潜り込んでいて、ある意味助かった。この助平顔を見られないで済むのだから。
 独特なえぐみに味覚は占領されており、スペルマの汚臭は肺にも届いている。脳味噌をペニス漬けにされて、子宮は最早我慢ならぬと言わんばかりに涎を溢れさせる。
「ぢゅるッ、ぢゅぢゅッ、ずぞぞぞッ」
「んッ、ぅッ、く、んぅううッ――!」
 そうしている間にも、ホフゴブリンからの責めは止まらなかった。女の弱点を指・舌で虐め、嬲り回す。膣内の襞を捲っては、ザラついた天井を擦り回す。舌先で陰核をねぶり、快楽神経を容赦なく刺激する。
「あおッ、んぅッ、くひぃッ、っひぃ、ひぃ、ッあああ」
 がくッ、がくッと、腰が跳ねる。脚がぴんと伸びる。白い喉が震え、指をしゃぶってもごまかせない、くぐもった声があがる。腹の奥から、アクメの兆しがこみ上げてくる。
 タイミングを見計らったように、太い指が膣裏を強く抉る。崖っぷちにあった彼女への、とどめとなった。
「ひッ、あ、あ、ッ、ォ、あ、ひッ、あ、あ、あ……あぉおおおおッ!」
 もはや、指を咥え続けてすらいられない。獣じみた声を垂れ流して快楽の頂点に至る。腰が反り返る。両脚はみっともなくぴぃんと突っ張りながら、びく、びくっと震えている。
 女性器から背骨を伝って脳髄へ伝わる信号が、上半身をがくがく痙攣させる。目を白黒させながら、オーガズムの荒波に翻弄されるばかりだった。
「っへへ、相変わらずのアクメっぷりだなぁ、パチュリー様よぉ」
 十数秒ほども官能に揉まれてから、やっと降りられた。ただでさえ少ない体力は、相当に消耗していた。ぐったりと机に突っ伏して、肩で呼吸を繰り返す。開きっぱなしの本が頭に載せられていた。
 対するホフゴブリンはといえば、声に嘲りの色を浮かべ、隠そうともしていなかった。明らかに舐め腐っている。挨拶程度のクンニリングスでよがり狂う色情魔を、なぜ丁重に扱わなくてはならないのか? とでも言いたげだ。
「どぉれ、どんなツラしてやがんだ? 見せてみろよ、おい」
 ローブから体を抜き立ち上がると、彼はパチュリーの顔を遮る本を払いのけた。ばさりと床に落ちる。普段なら咎め、罰を与えるところだ。今は、そんな余裕などない。
 突っ伏す頭の、さらりと流れる髪を掴まれ、引き寄せられた。隠れていた表情が露わになる。
「おーおー、こりゃまた。牝豚のツラしやがってよ」
 虚ろな瞳で惚ける顔を、ホフゴブリンはまじまじ眺める。牝豚とは、女性に使って良い表現ではない。しかしそれが真っ当に思えるほど、今のパチュリーは無様で、色に狂った表情を浮かべていた。
 性快楽を望んでやまぬ、淫乱の顔だ。しかも、艶やかな唇から漏れる吐息は、うっすらと精液特有の臭気を纏って、あらゆる男を誘惑していた。
「嗚呼……」
 見られてしまった。せっかく隠していたのに。
 恥部以上の恥部を暴かれたことで、彼女の中のスイッチが入る。始めてホフゴブリンと関係を持ったときに刻み込まれた、屈服のスイッチが。
 瞳が、媚びた色を浮かべる。向こうもそれに気づいたのだろう、ニタリと凶悪に歪む口は、明らかな嗜虐の色を帯びていた。
「おいコラ、お前のくっせぇマン汁のせいで、俺のハンサム顔が汚れちまっただろうが。どうしてくれんだ、ええ?」
 言葉に偽りはなく、確かに彼の顔は牝臭い汁で濡れていた。とはいえ、汚れた原因――クンニリングスは向こうが勝手に始めたのだ。どうするも糞もないのだが、パチュリーの口から溢れたのは、謝罪の言葉だった。
「申し訳ございません」
 高圧的な態度の相手に対し、謝罪の言葉は逆効果になりがちだ。今がまさにそうだった。
「本気で思ってんのなら、誠意ってもんを見せてもらわねぇとな。オラ立て。んで脱げ。豚に服なんか必要ねぇだろうが?」
「かしこまりました……」
 従うのが当然と言わんばかりに、顎をしゃくってくる。横柄で尊大な態度だ。しかも、従えば自らが牝豚だと認めたも同然になる。
 二重に受け入れがたい命令に対し、彼女は頷いた。ふらつく脚に鞭打って、立ち上がる。ローブに手をかけると、裾からゆっくり、見せつけるながらたくし上げていく。
 まず露わになるのは、細い足首、白いふくらはぎだ。日がな一日ロッキングチェアで読書にいそしむ暮らしを送っているため、筋肉はほとんどついていない。肌も透けるほどであり、柔らかな肉が照り映えていた。
 うっすら赤い膝を越えると、太腿にいきつく。不摂生な生活でたっぷりと肉を蓄えて、これでもかとムチムチしている。スマートとは到底言えないが、醜くはない。むしろ匂い立つセックスアピールに満ちている。ある意味、理想的なレッグラインといえた。
 しゃぶりつきたくなる内腿は、照明の光を乱反射し、てらてらと輝いている。秘貝から溢れだした淫蜜によるものだ。先のクンニリングスにどれほどの性感を覚えたか、端的に示している。
 エロい下着穿いてやがると、先ほどホフゴブリンは言った。アメジストカラーのレースショーツは生地も薄く、隠すべき肌をほんのりと透けさせている。ふさふさと茂った陰毛が姿をうかがわせつつ、若干はみ出していた。むっちりした腰が飾られる様は垂涎ものだ。
 クロッチにはしっかりとした布が縫製されてこそいるものの、その分だけ愛汁を吸い、ぐっしょりと染みをつくっている。肌に張り付いて、陰唇の形をシルエットとして浮かばせている。かえって卑猥なほどだった。
 裾はさらに上がっていく。たっぷりとした腹が露わになる。こもりきりの生活ゆえに、当然、肉は余り気味だ。ずっしりした存在感あるウェストは、さながら肉の布団だった。中央でくりっと窪む臍がチャーミングだった。
 体つきの豊満さは、ローブの上からでも分かるほどだ。乳房などは最たるものだろう。今も、持ち上がる裾に引っかかっている。頂点を越えたところで、重力に従ってぶるん! と暴れ出た。
 露わになったのは、子供の頭ほどもある双山だ。息を呑むほど白い肉鞠は、紫紺色のレースブラに覆われている。深い谷間は否応なく視線を惹きつける。ホフゴブリンとて例外ではなかった。
「……いやー、あいかわらずでっけー乳してやがる。エロ女がよ」
 いささか稚拙な形容だが、真理でもあった。カップにしてH、数値にして百を超えるバストは、女を象徴しているかのようだった。
 一方で、首や鎖骨はすっきりとしていて、華奢な印象すら覚えさせる。ボリューム感に溢れる肉体を、ただ肥えているだけに終わらせなかった。
 襟から頭を抜いて、ローブを脱ぎ終える。露わになった顔は、女の興奮に満ちていた。はぁ、はぁと、艶めいた唇から精臭を纏う熱い吐息を零している。ふっくらした頬は紅潮し、性の期待をありありと浮かべていた。
 ずっしり、どっしりしている一方、単に肥満体と呼んでしまうにはあまりにもセクシーなダイナマイトボディ。それがパチュリーの肉体だ。頭頂から爪先まで無遠慮に眺めた後、ホフゴブリンは吐き捨てる。
「とんでもねぇドスケベボディしやがって。セックスしてほしくてたまんねぇのが、一目見ただけで分かるぜ、どんだけ欲求不満なんだよ、むっつり魔女がよ」
 知性のかけらもない罵倒が浴びせられる。反論すらせず、ただぞくりと震えるばかりだ。心なしか、太腿を伝う愛蜜の量が増えていた。
 でもよ、と彼は続ける。
「俺ァ脱げっつったんだぜ? ヤることヤるためなんだから、下着も脱いで素っ裸になるに決まってんだろうが。紅魔館の魔女様は、日本語も理解できねぇのかよ」
「申し訳、ありません」
「謝る前に、とっとと脱いで乳とマンコ見せろよ。つかえねー奴」
 無茶苦茶な言いがかりにも、反感を覚えない。命じられるまま、己の恥部を守る布きれを放棄する。
 まずは上だ。背中に手を回し、ホックを外す。支えを喪った重たいHカップが暴れ出し、全容を表した。
 熟した果実を思わせる柔肉は、一方で瑞々しくもあった。自重ゆえ流石にやや下向いているが、かえって色気を増しているくらいだった。
 乳輪は濃く、また広い。こんもり盛り上がったパフィーニップルだ。乳房全体が大きいため、バランスは取れていた。何より印象的なのは先端、乳首だろう。こぼれんばかりのバストボリュームゆえか、埋もれてしまっていた。
 続いて下だ。ショーツのサイドに指をかけ、ゆっくりと下ろしていく。クロッチが陰唇から離れる。ねっとりした淫蜜が糸をひく。むっちりした脚を抜けば、彼女を守るものはとうとう何一つなくなった。
 元々体毛の濃い体質で、無精なところも手伝って、陰毛はふさふさと生い茂っていた。だらしないといえばだらしないが、好きな者にはたまらないだろう。たっぷりと汁を吸い、てらてらと輝いて牝臭を振りまいている。
 秘裂の淫猥なる様は、もはや説明するまでもあるまい。欲情して綻びきり、ヒクついている。どうぞここをほじくってくださいと主張していた。
 むちむち膨れ上がった肉体は、肥満と豊満の境をふらつきながら、むせかえる卑猥さを見せつけてくる。雄を誘惑するフェロモンの塊だ。ホフゴブリンのペニスも、いきり勃ち、天を衝いていた。
「ケツも見せろや、豚女」
 従うのが当然と思っているどころか、むしろ気が利かない奴めと非難する口調だった。どれほど増長しているのか。だが、すっかり牝として堕ちたパチュリーに、逆らう選択肢などなかった。
 彼に背を向ける。艶めいたベリーロングの髪が目を喜ばせる。白い背中は光を透けさせ、ちょっとした芸術を思わせる。それらを差し置き男の目を惹きつけるのは、下半身だった。
 尻肉はこれでもかと肉を蓄えていた。両尻たぶは身を持て余し、互いに押し合ってはみ出し、盛り上がっている。どっしりした重量級のシルエットは、歩くたびに揺れるほどだ。
 暴力的なヒップを支えるのは、鳥類のごとくむちむちして張り詰めた太腿だ。尻との間に横線が走っており、蓄えた脂肪の量をうかがわせる。
「何が知識の魔女だよ。エロボディの牝豚がよ。調子乗るなや。ええ?」
「あっ、あっ、ああっ」
 ホフゴブリンが軽く腰をかがめ、豊満きわまる両尻を、我が物顔で揉みしだいてくる。脚の狭間に頭を突っ込み、剥き出しの陰唇をくちゃくちゃと舐め回してくる。先ほどアクメしたばかりの性感帯を刺激されては、蕩けずにいられない。かくかくと、膝が笑う。
「なんだよ、ちょっとマンコ舐められただけで立ってられませんってか? 根性無しが。ならホレ、四つん這いになれよ、それこそ豚みてぇによ」
 言われるまでもなく、姿勢を保っていられなかった。ふにゃふにゃと崩れ落ちる。満月を思わせるたっぷりしたヒップが、彼に向けられる。涎を垂らし床を汚す陰唇、きゅっと窄まった肛門もだ。卑猥で済む光景ではなかった。
「いい眺めじゃねぇか。最高だね。お前にゃお似合いだ」
「あぅっ」
 ぴしっと音がした。尻を平手で叩かれたのだ。豊満な肉は軽く波打ってみせた。
「ホレ、お前の大好きなモンだぜ。へへへ」
 顔の側に回ると、眼前に肉棒を突き出してくる。亀頭と鼻先が触れるほどの至近距離だ。
「は、ぁ」
 視界に、雄のシンボルが大写しになる。蒸れきった男根の強烈な臭気が、鼻腔を通って肺に満ちる。たまらなかった。と同時に、反射的に口がだらしなく開く。舌をれろぉ、と突き出した様に、日頃みせる知性などかけらもない。
 すん、すんと鼻孔をヒクつかせ、香りを愉しむ。子宮から蜜があふれ出す。陰部を指でくちゅくちゅと弄びながら、かぶりつこうと頭を前に押し出す。
「おっと」
 が、叶わなかった。ホフゴブリンは僅かに腰を引き、ぷるんとした唇をかわした。なぜ、と視線を向けると、当たり前だろが馬鹿と罵倒が帰ってきた。
「お前、誰の許しを得てフェラチオしようとしてんだよ、誰がしゃぶっていいっつった? 我慢もできねぇのか、ホンットどうしようもねぇなお前」
「アッ、あっ、あぁん」
 奉仕が牝豚の仕事ではあるが、勝手におっ始めていいはずもない。躾のなってない牝に罰だと、肉竿を顔面に押しつけられる。
 柔らかな頬に、桃色の唇に、汚らしい男根が押しつけられる。先走りを塗り込まれる。瞼に玉を押しつけられ、饐えた臭いが染みついていく。
 興奮のあまり、今しがた言われたことも忘れる。舌を伸ばし、トリュフを探す本物の豚のごとくおしゃぶりを始めようとする。そのたび、彼は闘牛士よろしくひらりとかわす。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「オナニーまでおっ始めやがって。あーあー床が汚ぇマン汁まみれだ。誰が掃除すんだよ。知らねぇぞ俺」
 惨めな追いかけっこを続ける間、指は陰裂をくちゃくちゃとこねくり回し続けていた。肉襞をめくり、淫穴をほじるたびに、ぽたぽたと愛蜜が床に滴り落ちる。道しるべ代わりのパン屑のごとく、移動したルートに沿って卑猥な染みが床に残されていた。
「しょうがねぇ女だなぁ」
「あっ、あっあっ、ぉ、ひっ、ぅうん!」
 何でもないことのように、乳房に手を伸ばしてくる。豊山を揉みしだき、埋もれた乳首を弄んでくる。甘やかな官能に、腰のくねりが止まらない。むちむちの尻肉が、うねうね踊って雄を誘惑する。
「あはぁ、おねがい、お願い、ちょうだい」
「はん、チンポブチ込んでください、だろうが。ちゃんとおねだりもできねぇのか低脳」
 まあいいけどよ、と続け、彼はパチュリーの尻側に回る。何をしようとしているかは、明白だ。
 何か言われるまでもなく、頭を下げ、尻を高く掲げる。むっちりした尻肉を割り、陰裂を指で広げる。にちゃぁあ、と、陰唇から卑猥音が響いた。粘つく愛蜜のたてた音だ。
「うーわ、もうマジでどうしようもないな。こりゃハメ倒さねぇと落ち着かねぇな」
「あんっ、あはっ、あっあっあっ……。そうなの、もう我慢できないの。貴方のおチンポブチ込んで、この牝豚の淫乱おまんこをハメ倒してくださいませぇっ、アハァッ」
「自分で言うのもなんだけど、俺みてぇなカス妖怪にセックスねだるか普通。変態だな。終わってるよお前、引くわ」
「ひぃいんッ……」
 引くわと言いながらも、ペニスは硬度を喪っていない。むしろ増してすらいた。緋緋色金のごとき鉄棒の先端で、卑猥粘膜を擦り上げてくる。
 指や舌とは比べものにならない、生のペニスがもたらす快感に、ぞくぞくと腰が震える。思わず尻を上下に踊らせ、ぬち、ぬちッと自ら擦りつけてしまう。臭腺によるマーキングを彷彿とさせる光景だった。
 小陰唇が亀頭に絡みついている。彼女の願望を行動で示していた。
「おッ、お、こりゃいいや、めんどくせぇし、素股で出しちまうのもアリだな」
「駄目、そんなの。ブチ込んで、おチンポ、セックスぅっ」
「はん、分かってるっての、ここまで来て生ハメしねぇとかありえねぇわ。よし、いくぜ、よぉく味わえよぉ……オラッ!」
「アッ、は、ッ、ァ……あおおぉおおん!」
 ぐッ……、と、硬棒が膣口に対し垂直に押し当てられた。狙いを定めたのだ。と同時に、腰が思い切り前に押し出された。パァン! と、下腹と尻肉の打ち付けられあう破裂音が響く。泥沼に石を放り投げたような、粘っこい水音もだ。
 一瞬遅れて、獣じみた嬌声が、地下図書館に反響した。誰が聞いても、あのパチュリー・ノーレッジがあげたとは思うまい。日頃の様子とはあまりにもかけ離れた、色狂いの声だった。
「いひぃ、はへっ、あおっ、ほッ、あぉお……」
 尻だけ高く掲げたまま、ぐったりと床に突っ伏す。挿入の瞬間、カリ高のペニスが淫襞を思い切りめくり返し、性感神経を刺激してきた。走ったエクスタシーが、全身の筋肉を麻痺させる。四つん這いなど、とても維持していられなかった。
 感じるのは、体内のあまりにも圧倒的な存在感。これがペニスなのだ。どんな生き物も、女である以上、牝に成り果てずにはいられない。
「すげぇ絡みついてきやがってよ、相変わらずのドスケベマンコだな。体もドエロいし、ほんとレイプされるために生まれたような女だよテメェは」
 性感帯に走った快感により、ホフゴブリンの腰がぞくぞくと震える。膣肉はうねうねと蠢動し、己を埋める男根をふわふわと締め付ける。ドスケベマンコという表現は、安直ではあるものの、百パーセント正しかった。
「あはぁ、あは、ぉッ、おほ」
「はは、何へばってやがんだ。こっからだろうが? お前がハメてくれって頼んだんだろ、泣こうが喚こうがイき狂おうが止めてやんねぇから覚悟しろや!」
「あひッ! はッ、あッ、ぉ、ぉほッ、あぁあああッ!」
 衝撃的な挿入だったが、まだ終わらない。むしろ、ここからがセックスの始まりだ。
 勢いよく、腰が前方に突き出される。ごりゅんッ! と亀頭が肉襞を広げ、膣肉に屈服を教え込む。腰が引かれる。カリ首が襞をめくり返し、目の裏がチラつくほど強烈な官能を叩きつけてくる。
 ぱし、ぱしんっと、下腹と尻肉がぶつかりあう。ぶぢゅぶぢゅと、淫猥音がデュエットする。豊かな体を震わせるたびに、たわわな乳房が暴れる。浮かんだ汗が珠となり散った。
「ホレッ、ホレ」
「はひッ!? おッ、ひッ、あぉんッ、くふぅゥう、あぁッ、ひッ、おおお!」
 ひときわ深く、腰が突き出される。三十センチ以上の大業物は、容赦なく彼女の最奥に至り、子宮口を小突く。
 こつッ、こつッと体内から音が響く。その瞬間覚える強烈な性感には、目を白黒させる以外なにもできない。牝の幸福と屈服を刻み込まれながら、涎すら垂らしてよがり狂う。
「オイコラ、あんあん喘ぐしか能がねぇのかお前は。もっと腰振って締めろや、ハメていただいてるんだからよぉ」
「あぁあッ、はひ、分かりました、振ります、振らせていただきます、あはぁあッ」
 頭皮に痛みを覚える。頭が後ろに引かれ、背が反り返る。髪を掴まれ、引っ張られたのだ。馬の手綱を取るように。容赦のないピストンは、鞭であり飴だ。
 命令を拒むパチュリーではなかった。たっぷりとした重量級の腰をうねらせる。ゆっさゆっさと尻肉が踊り、男根を悦ばせる。ぢゅぶッ、ぢゅぶッと、淫音が響く。
 色街の売春婦よりよほど淫らな腰使いだった。当たり前だ。「売」春とは、金のため、生活のための商売だ。対してパチュリーのこれは、マグロが泳ぎ続けねば死ぬのと同じ、本能からの行いだ。情熱の度合いが全く違った。
「はぁッ、あぉッ、おおッ、はッ、あはぁああッ、チンポ、おチンポぉッ」
 淫猥なるセックスを披露しながら、彼女自身も愉しんでいる。ごりゅッごりゅと膣内を抉られるたびに、結合部から愛蜜を吹き散らしていた。興奮の極みに至った表情は、誰がどう見ても牝豚以外の何物でもない。
「おッ、いいぞいいぞ。そうやってケツ振ってりゃいいんだよ。それがお前にはお似合いだッ、そら、言うことちゃんと聞ける豚にはご褒美をくれてやらねぇとなぁ!」
「あッ、ひ、ぉおおおーッ!」
 ぱしィッと、抽送音とはまた異なる、打擲音が響いた。ピストンのたびにゆさりゆさり揺れて視界を愉しませていた尻肉に、強烈極まる平手が叩き込まれたのだ。
 覚えたのは鋭い痛み、遅れて後からやって来るじくじく響く熱だ。そして何より、被虐嗜好からくる性感だった。
「へへ、ケツ叩かれるのが気持ちいいってか? 豚の上にマゾとか、本当にどうしようもねぇよ! ほらお代わりだ! ブヒブヒ鳴いてみろ豚ァ!」
「ひッ、はッ、あッ、あぉッ、ぶひッ。ぶひ、ぶひっ、ぶひぃいッ!」
 ぴしぃッ、ぴしぃッと、平手が何度も何度も放たれる。むちむちした満月のごとき尻肉に、紅葉の痕をいくつも残していく。もちろんピストンは止めずにだ。
 痛みと快感が同時に襲いかかってくる。頭がおかしくなりそうだ。ただでさえセックスの快楽で気が狂っているのに、堪えられない。求められるまま、無様に豚のごとく鳴く。
「ぎゃはは! マジで鳴いてやがる。ヒくわー。どうしようもねぇなぁ、本当によぉ!」
「あはぁッ、あへぇ、ぶひぃ、ぶひ、ぶひぃんッ、あはぁあ!」
 目の前の浅ましい女を言葉で嬲りながらも、ホフゴブリンもまた、興奮を覚えているに違いなかった。 突き込まれるペニスが太く、長く、硬くなっている。
 纏う熱量も、ぐっと増している。今や、灼けた鉄棒で体内を掻き回されているかのようだった。比例して、ピストンの勢いも激しくなっている。粘膜が擦り切れそうなほどだ。
「お、お、おッ、締まる締まる。来た来た、オイ言ってみろよ、どこに出してほしいのか。言ってみろよ、中に出してくださいってよ、じゃねぇと抜いちまうぞ、いいのか」
「あぁッ――」
 ここまできて、ペニスを抜く? ありえない。本気ではあるまい。彼とて、このまま中でブチまけたいと思っているはずだ。媚びた言葉を並べさせて、パチュリー・ノーレッジがペニスに屈服する様を見たいだけなのだ。七曜の魔女が子宮を明け渡し、浅ましく快楽を貪るだけの惨めな豚に堕ちる様を。
 否やはなかった。むしろ、望むところですらあった。従えば彼は興奮し、最高の快楽を与えてくれるに違いないのだから。
「あは――出してくださいませ、中出ししてくださいッ。パチュリー・ノーレッジの変態牝豚淫乱まんこズボズボしてッ。濃ゆいホフゴブリンザーメンたっぷりぶちまけてぇッ。中出しして種付けしてイかせまくってェッ!」
 狂った情熱を声に秘め、媚びて男を誘う。言葉を並べるほど膣内射精への期待が高まり、淫肉は男根をきゅうきゅうと締め付ける。
 上等、と小さく呟きが聞こえた。ピストンがいっそう激しくなる。どぢゅんどぢゅんと、牝穴を使い潰す勢いだ。目を白黒させるパチュリーに、最後の宣告が叩きつけられる。
「そんなに言うんなら出してやるよ、子宮の中までザーメンまみれにしてやるッ。そら、イくぞイくぞ、出すぞッ……お、ぉおおおッ!」
「あは、あ、あ、あふぅうッ、ぉッ、あは、ぁ、きて、おチンポ、ザーメン、中出しぃッ……あ、あぁあああああああーッ!」
 肉と肉がぶつかり合い、破裂音を繰り返す。甘く切なく燃え上がる嬌声が続く。抽送は際限なく勢いを増してゆき、とうとう最後の瞬間を迎える。
 これまでよりいっそう深く、男根が突き出される。亀頭が子宮口と熱烈なキスを交わすと同時に、肉竿が破裂した。
 尿道を通った白濁が、鈴口を経て勢いよく放たれる。泥よりも濃厚でマグマほども熱い汚濁が、びゅぐるッ、びゅぐるッと、子宮へダイレクトに注ぎ込まれていく。
 己の最も大切な部屋が、下衆の子種に埋められていくのを感じる。子を成すための聖域が無数の精虫に蹂躙されていく。圧倒的な快楽によって、性欲処理のための器官に堕ちていくのが分かる。
 ただでさえセックスの恍惚におかしくなっていたのだ。絶頂するに決まっていた。無様にのけぞりながら、アクメへと至る。
 視界が白く弾け、脳味噌に快楽物質が流れ込む。全身は痙攣し、放埒きわまる乳房が、尻肉がぶるぶると震える。嬌声が地下図書館に響き渡る。パチュリー・ノーレッジは牝豚に過ぎないのだという、何よりの証拠だった。
「おッ、おッ、おッ、出るゥ~……ッ、はぁ」
「はひぃ、ひッ、はッ、あぉッ、お、ひ、はぁああ……」
 射精の余韻を深く味わいながら、亀頭をぐり、ぐりと子宮に押しつけてくる。ソリッドな刺激に、むちむちとした肉体がびくッ、びくッと震える。
 やっとオーガズムが収まるころには、パチュリーはすっかりぐったりしていた。指一本動かすのすら億劫で、床に崩れ落ちる。
 目は虚ろで、口は痴呆のように開いたまま、舌を突き出している。涎が垂れているが、拭う余裕すらなかった。撫で肩が上下するたび、Hカップの乳房がふるん、ふるんと震えている。
「はーあ、出した、出した」
 対するホフゴブリンの消耗は、かなり軽い。良い運動だった、くらいのものだ。今や彼の所有物となった牝穴にたっぷりと種を放った後、ゆっくりと引き抜いた。肉襞は自らを気持ちよくしてくれたモノにうねうねと絡みつき、離れる瞬間にはぢゅぽっと音をたてた。
 亀頭から膣口にかけて、どろりと白濁した半透明の汁が伝った。愛液と精液のミックスジュースだった。
「ホレ、何惚けてんだ、豚」
「ひんッ」
 床に突っ伏した頭へ、重みがのしかかる。足裏だ。踏んづけられているのだ。にもかかわらず、反感は覚えなかった。むしろもっと足蹴にしてほしいとすら感じていた。
「一発や二発で終わるとでも思ってんじゃねぇだろうな。バーカ、俺のキンタマが空になるまで終わんねぇよ。マンコがガバガバになって使い物にならなくなるまで、まだまだハメ倒してやるからな、覚悟しろや」
「あはぁ……ッ」
 彼の口調と、あれほどの射精を経てなおいきり勃つ股間のモノが、冗談でなく本気だと理解させる。己の女としての価値を踏み躙られようというのに、パチュリーの口は淫猥な笑みを形作った。
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