真・東方夜伽話

おくすりキメたね菫子ちゃん

2020/03/04 00:04:55
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おくすりキメたね菫子ちゃん

喚く狂人

クスリにハマった菫子さんが売人相手にスケベ行為するスケベです

 人里の裏路地を、菫子は訪ねていた。ちょっとした買い物のためだ。
 目的の建物は、ひどく寂れて怪しげだ。看板は出していないし、扉はさび付いている。ぱっと見には営業しているどころか、本当に店なのかも分からない。
 待ちきれない思いを抱きながら、震える手でドアノブを回す。外見も大概だが、内装も酷かった。灯りもない店内は薄暗く、入口から差す光の中で、埃が大量に舞っているのが見えた。なんとなくじめっとしている。薬を扱っているとは、知らなければ到底思うまい。
 棚に並んでいるのは、得体の知れない瓶やら錠剤やら――幻想郷ですら非合法な品だ。いわゆる"裏"の店であり、小汚いのはある意味、イメージ通りだった。
「うん……? ああ、菫子ちゃんじゃないか。いらっしゃい」
 来客に気づいたか、奥からのっそりと店主が現れた。ガマガエルの妖獣と見紛う、醜い小男だった。背丈に対して頭が大きい。しかも胴長短足なせいで、漫画の登場人物じみたバランスになっていた。
 顔面はプレス機にかけられたかのようにひしゃげている。白目は黄ばみ、血走っている。潰れた鼻筋にくっついた、大きな疣が印象的だ。甘く腐った薬品臭を漂わせている。纏う雰囲気からして、明らかに、カタギの人間ではなかった。
 対する菫子も、いつもの様子とは異なっていた。頬はどことなく赤らんでおり、呼吸は上ずっている。くりっとした瞳ゆえ童顔に思われがちだが、今は女子高生らしからぬ艶やかさを纏っていた。
 男は当初、警戒する素振りを見せていた。が、現れたのが菫子だと気づくと、露骨に視線をやわらげた。いやらしさすら感じるほどに。
「店主さん、いつものお願いできる?」
「もちろん。個室は空いてるよ。代金はどうするね」
「そっちもいつもので」
 慣れたやりとりで薬瓶を受け取る。落としかけた。手がかたかたと震えていたからだ。ゴメンネと手振りで示してから、奥の部屋に向かう。
 室内は三畳ほどで、ベッドと大型のアロマディフューザー、あとは棚が置かれている。棚には大小様々な、アダルトビデオでしか見たことのない淫具が並んでいた。
 見てくれだけはネットカフェのベッドつき個室に似ていなくもない。小汚いのを除けば。とはいえ、清掃が行き届いていないのにも、通う内に慣れてしまったい。
 ディフューザーの接続口に瓶をセットする。手が震えて上手くいかない。もどかしさに顔をしかめながらも、カチッと音がするまで差し込む。
 スイッチを入れれば、低周波の音を立て、煙を吐き出し始める。動力が見当たらないが、河童のよく分からない技術で上手いことしているのだろう。
 ゆらゆらとくゆる煙を、期待を込めた目でじっと見つめる。次第に我慢できなくなり、噴出口近くに顔を近づけ、手で扇いで嗅ぐ。途端、意識がぼんやりと遠のいていく。何も考える必要のない、実にリラックスした時間が流れ始める。深い溜息が溢れた。
「はぁ……」
 立っているのもおっくうだ。服が皺になるのも気にせず、ベッドに倒れ込む。マットのスプリングが潰れきっていて、硬い。寝心地は良くないが、どうでもよかった。
 五分くらい、仰向けになって寝そべっていた。煙が充満するのを待っていた。室内に、甘い腐臭が漂い始める。
 鼻で深呼吸を繰り返す。煙に含まれる薬効成分が肺から全身に巡る。どれほど深い眠りでも味わえない、極限の安楽が訪れる。手の震えは、いつのまにか収まっていた。
「あっ、あっ、はッ、はあっ」
 次第に、変化が訪れる。身体が熱くなり始める。生姜湯を飲んだ後とは違う、急激で、明らかに不自然な変化だ。きたきた、と、心を喜びで満たす。これを待っていた。
 呼吸が浅くなる。身体中が火照っている。うっすらと汗が浮かんでいた。だんだん我慢できなくなり、ベストのボタンを外す。ブラウスも引きちぎる勢いではだける。薄水色のブラをずらせば、Cカップの双丘が露わになる。
 ぷるんとして瑞々しい、若さを湛えた乳房だった。涙滴を半分に切ったような流線形は、まさに理想といえる。無敵の年頃、女子高生のバストだ。
「あは、はっ、あ、あっ」
 服を脱ぐのも面倒だった。鷲づかみにする。両乳房を自ら揉みしだいていく。普段なら、空しいだけなのだろう。今は違う。甘い官能がじんわりと広がってくる。息は乱れ、腹の奥が疼き始める。
 身を小さくくねらせながら、柔肉を責め続ける。先端に指を伸ばす。既に勃起しており、ぷっくり膨らんでいた。指先で挟む。こねながら弄くっていく。ぴりぴりと痺れる性感に、発情した声が漏れる。ぴんっ、と弾けば、法悦に背筋が震えた。
「えへへ、あは」
 臍の下あたりが、きゅん、きゅんっと切なさを訴えてくる。どうせ自分しかいないのだ。逆らう必要などなかった。右手を、ゆっくりと下に伸ばす。ベッドの上で大きく脚を拡げ、スカートを持ち上げる。露わになるのは、ストライプ入りの可愛らしいショーツだった。女子高生という立場をよく理解していなければ、選べない逸品だった。
 脱ぐ時間すらもどかしく、勢いよく掌を突っ込んだ。下腹はほんのりと温かく、秘裂はしっとりと湿っていた。汗をかいているわけでないのは、状況からいって明らかだ。
「あッ、はぁ、あぁんっ、あ、あ、はぁ、あぁ、あぁ、あぁッ」
 裂け目を、指で擦り上げていく。ぬち、くちっと、上がるのは汁っぽい音だ。同時に、尾てい骨から脊椎を経由し、脳を痺れさせるエクスタシーが通り抜ける。熱く潤んだ声が漏れだした。
 白い指を尺取虫のように何度も往復させていく。音はどんどん汁気を増していく。異物を受け入れられる用意を裂け目が整えきったあたりで、指先を潜り込ませた。
「ッ……はぁ!」
 ぬぷ……と、秘裂は抵抗もなしに異物を受け入れた。同時に、ビリビリと痺れる性感が背骨を駆け抜けた。言葉にならない官能に、腰が反る。
「あッ! はぁッ、あぁ、いいッ、あぁんッ、はぁ、あぁッ、あぁッ、くぅうん、はぁ」
 我慢も出来ず、指先を動かす。自らの裂け目をほじくっていく。ぬちょッ、くぽっと、室内に卑猥音が響く。淫蜜が溢れだして、ショーツにじっとりとした染みを作り出すが、気にも留めなかった。
 肉洞内部は生暖かく、ふわふわした肉がきゅんッ、きゅんッと締め付けてくる。男なら誰もがねじ込みたいと思う淫穴だ。とても女子高生の膣とは思えないほど、こなれている。
「こっち、もぉ……ッ、あッはぁあッ!」
 大股を広げ、はしたない行為を繰り広げてなお、満足していなかった。だらしなく涎を垂らす秘裂の裂け目、ぷっくりと膨れた豆に、親指を伸ばして押し潰す。こりッと小気味よい感触とともに、目の裏で火花が散った。裏返った、焦がれる声を上げる。
「あぁッ、はぁッ、あぁッ、はッ、はッ、あッ、あ、あ、あ! はッ、はッ、あーッ!」
 夢中になって、下半身を嬲り立てる。声は発情しきり、息は真夏の野良犬のように荒い。当然、ディフューザーから立ち上る煙を、相応に吸い込むこととなる。子宮が強く疼く。脳味噌の奥が痺れ、理性が腐っていく。
 もう止まらない。性のスパイラルを、ぐるぐる回っている。乳房を揉みしだき、牝穴をぐちゅぐちゅと弄くり回して、たまらない官能の声を漏らしていた。
「はッ、ああ、もっと、もっとぉ」
 けれども、駄目だ。疼く身体は貪欲にどこまでも快楽を求める。指では到底、足りない。ふらりと立ち上がる。目指す先は、淫具の並べられた棚だ。
 物色するのももどかしかった。並べられた玩具の中から、乱暴に一つ、掴み取る。勢いでいくつか床に落ちたが、並べ直すのも面倒だった。
 ベッドに腰を下ろし、パンティをずらす。露わになった裂け目は、糸を引くほどに濡れそぼっていた。指による刺激が無くなったことで、寂しげにヒクついている。
「はぅッ、あぁぅ、は……あぁッ、あッ、あッ」
 掴んだ張型は、本物を模したモデルで、なかなかのサイズだ。楽しめそうだと、先端を押し当てる。熱い吐息が漏れる。
 ゆっくり、呑み込ませていく。指とは違う、太く硬い異物の侵入に、柔肉はきゅんッ、と収縮する。
「んひッ、はッ、ああぁ! ぉッ、んッ、はッ、あーあッ!」
 たまらず、自らの穴に対して、激しく抜き差しし始める。ぢゅぽ、ぢゅぽッと、空気の抜ける音とともに、秘裂が悦び、蠢く。熱い性感の声が続いた。
 腰がくねり踊る。とても清純な女子高生の仕草ではない。かなり経験を重ねなくては、あり得ない動きだった。
「失礼するよ……おやおや。これはまた、中々」
 ドアノブが回るが、セルフプレジャーに浸る菫子は、まるで気づきもしなかった。扉が開き、声をかけられて、ようやくそちらに視線を向ける。店主が立っていた。黄ばんだ目を向けている。ニタニタと、小悪党の笑みを浮かべていた。
 とんでもない痴態を見られている。だというのに、彼女は男を追い出そうとも、身体を隠そうともしなかった。瞳に好色な輝きを宿らせつつ、唇を尖らせる。
「遅い、もう」
「いやあ、悪いね。随分楽しんでいたようだねぇ? 声が受付まで聞こえてきたよ」
 にじり寄ってくる。もちろんさっさと追い出すべきだ。にもかかわらず菫子は、むしろ来て欲しいと言わんばかりに、ベッドの縁に腰掛け、向けて大きく脚を拡げた。じっとり淫らな染みの浮かんだパンティ、大口を開けて玩具を咥え込んだ裂け目を見せつける。
「あは、早くぅ……」
「まぁまぁ、そう焦るものではないよ」
 宥めながら、顔を近づけてくる。極めて近い。一〇センチ、五センチ……とうとう、唇と唇が触れあった。
「むちゅッ、ぢゅるッ、んちゅぅ、れろっ、んッ、ちゅむぅ」
「ぢゅるッ、ぢゅるッ、れろッ、ぐちゅ、ぬぢゅ、ぐちゅぅう」
 もちろん、ただ触れあわせて終わりるわけもなかった。舌をねじ込んでくる。中年男の、ヤニっぽい口臭が流れ込む。気にも留めず、舌と舌を絡ませ合う。
 れろッ、むちゅっと、熱烈なキッスノイズが響く。男の独り善がりであれば、こうまで情熱的な音は鳴らない。お互い、実に積極的に口交していたのだ。口壁や歯茎を舐め回し、官能を楽しんでいる。
 小汚く汁っぽい音が室内に響く。唾液をやりとりしているのだ。男は少女の口内を啜り、美味なる汁を奪い取っている。お返しだといわんばかりに、己の唾を送り込む。
「んッ、んくッ、んく、んふぅうッ」
 嫌悪してしかるべきなのだろうが、菫子はむしろ悦んでいた。喉を鳴らして、嚥下していく。飲み下すたび、恍惚がこみ上げてくる。気づけば、男を抱きしめていた。
「んはぁあ……」
 やがて、口が離れる。二人の間を、ねっとりと唾液の糸が伝う。どれほど熱烈なキッスだったか、暗に物語っている。
「どぉれ」
 また、大きな顔が近づいてくる。こちらが小顔なために、面積にして倍ほども差がある。ネトネトした舌が、頬に触れる。べろっ、べろりと、女子高生の顔面を舐めてくる。自慢の美貌を中年臭い涎まみれにされているというのに、やはり嫌がらなかった。
「焦らさないでよ、ねぇ……」
「もちろん。いくらでも相手してあげようじゃないか、どら……」
 はしたないほどに股を開いているというのに、こんな甘っちょろい行為ばかりされてはつまらない。腰をくねらせて求める。意が伝わったか、男が屈む。滑らかな両脚の狭間に、顔を突っ込んでくる。鼻先が恥丘に触れるほど近くで、やんごとなき部位を眺めてくる。
 質量を感じるほど濃い視線だ。敏感な身体にはゾクゾクと響く。けれども、足りない。さらなる行為を求めるように、腰を揺らめかした。
「おや。今日は薬の周りが早いね。もう我慢できないとは。いつもと配合を変えたんだが、どうだい?」
「そんなの、いいからぁッ……はッ! あッ、あぁんッ、あぁあッ」
 熱く上ずった声が、何よりの感想だ。男は唇を吊り上げ、目の前の玩具を弄び始める。
 ぬぽッ、くぽぽッと、猥褻な音とともに、淫膣が張型をしゃぶりたてる。襞が捲られる感覚は、薬効もあって意識を蕩けさせた。好きでもない男の前だというのに、はしたない声をあげてよがる。
 少女がすっかり出来上がっているのを見て、男はほくそ笑む。ペニスそっくりの玩具を、ゆっくりと引き抜いていく。疑似亀頭が引き抜ける瞬間、吸い付いていた膣口はぬぽんっ、と音を立てた。
 はみ出した小陰唇は、びらびらと卑猥なる様を晒している。花も恥じらう年頃だとは、とても思えない有様だ。張型は全体が淫汁にまみれ、ぬらぬらと輝いていた
「備品を汚されちゃかなわんねぇ。綺麗にしてくれるかな」
「はぁい、あむぅッ、ちゅッ、んちゅッ、んむぅう」
 口元に差し出される。自らの体液で汚れていることも厭わず、ゆっくりしゃぶり始める。見せつけながらだ。頬を窄め、むちゅっ、むちゅっと唇の音を立てる。興奮ゆえか、頬が朱に染まっていた。
「もうびちゃびちゃだな。これはもう、必要ないね」
 熱心な"清掃"の傍ら、男は少女のパンティに手をかける。ゆっくりと、肌から剥がす。にちゃぁ……と、糸を引いた。何の粘液かなど、考えるまでもないことだ。
 己の貞操を守る、唯一の布が奪われようとしている。けれども彼女は、早く、早く、と言わんばかりに、腰を揺らめかすばかりだった。
 とうとう、両脚から布きれが引き抜かれた。剥き出しの秘唇を堪能する前に、男は奪い取ったそれを、自らの顔に押し当てる。ふん、ふんと、女子高生の臭気を楽しんでいる。
「芳しいねぇ」
 一日穿いていた、愛蜜をたっぷり含み重くなった下着を嗅がれている。羞恥を感じずにいられない。けれども、返して欲しいとは口にしなかった。己の不名誉が懐にしまわれていくのを、ただじっと眺めていた。
「さぁて、そろそろ味見かな」
「あ、ぁああああッ」
 いよいよ庇護者を喪った裂け目は、早く嬲り立ててほしいといわんばかりにヒクついている。彼は再び、顔を近づけていく。触れそうな距離まで――というか、実際に触れた。
 長い舌が、膣口を舐め上げた。妖しげな性感に、腰が震える。醜い中年男に大事な所を弄くられているというのに、まるで嫌がりもしていない。
「れろッ、れろッ、れる。っむぢゅるっ、むぢゅぅう」
「ふッ、はッ、あぁッ、あぁん、あぁ、あぁあ」
 れろっ、れろっと、舌が陰唇を嬲る。蛞蝓に這われるような感触は、生理的な嫌悪感を催すものだ。けれども菫子は、眉をひそめるでもなく、ただ官能を受け入れていた。
 太腿の裏から膝裏、ふくらはぎを舌が這う。醜い男の唾液に汚されながら、嫌がらない。女子高生の美脚を舐め回した後、男は再び、秘裂を責めにかかる。裂け目の中に潜り込み、洞窟の中を探索するかのごとく、じっくりと襞を舐め回す。
「ぢゅぅッ、ぢゅるッ、ぢゅる、ずぞぞッ」
「あッ! はぁッ、あはぁッ、くはッ、はあぁッ、ああああッ」
 音を立て、淫蜜を啜られている。下半身を蕩かす法悦に、身をくねらす。爪先がぴん、と伸びる。声は情熱的な、あられもないものになっていた。
「いやぁ、いい味だった」
「はぁッ、あぁ、あぁん……」
 少女の恥丘をさんざん唾液まみれにして、やっと男は顔を離す。鼻先から人中あたりが濡れているのは、彼女の蜜によるものだ。
「さぁて。それじゃあ、次は菫子くんにも頑張ってもらうとしようか」
「あはッ、はぁい」
 何を、とは口にしなかったが、求められていることはしっかり伝わっていた。ベッドの上でうつ伏せになり、男と向き合う。あちらが立っているので、ちょうど顔の前に股座が来る位置関係だ。
「はむッ、んっ、んぅ」
 今度は菫子が男の股に顔を埋める番だった。ズボンを唇で摘まみ、ゆっくりと下ろしていく。現れたのは、下帯だ。
 さらりとやってのけたが、十分にとんでもないことだった。だが、驚いてはいけない。今からすることは、もっととんでもないのだから。
 下帯をも、口で摘まんだ。ほんのりと、中年男特有の匂いが漂ってくる。普通は不快に思うのだろうが、薬毒に浸された嗅覚には、芳しき香りだと感じられた。
 帯を解けば、彼のモノが、姿を表した。黒々とした竿が、だらりとぶら下がっている。萎えていても分かるほど、長く太い竿だ。特筆すべきは、カリ首から幹にかけ、ごつごつした瘤が浮かんでいることだ。真珠を埋め込んでいるのだと、前に自慢されたことがある。おかげで、異形とも呼べる姿になっていた。
 中年男の煮えたぎる欲望を凝縮したかのごとき、凶悪な男根だった。持ち主に似て醜悪であり、目を背けたくなる、まさに魔羅だ。
「あはッ……」
 だというのに、覚えるのは熱い疼きだ。たまらない、と言わんばかりの吐息を漏らした。耳の奥から、と、とっ、と音がする。心臓が高鳴っていた。目の前のモノが与える性感を、思い出したからだ。
 幻想郷でのアレコレが現実の肉体に影響しないと知って以来、色々な悪い遊びを試した。飲酒は気持ち悪くて吐いたし、喫煙はケムくて合わなかったが――クスリだけは、すごく良かった。もともと自制心の弱い菫子に、薬物がもたらす甘美なる体験は相性が良すぎた。ズブズブと、泥沼に沈むかのごとく嵌まっていった。
 とはいえ、"裏"で流れる薬物だ。一介の女子高生が、手を出せる値段ではない。だから、カラダだ。一見無邪気な童顔は、実に男受けが良かった。若く瑞々しい肉体なのもあり、支払いを肉体関係で済ませることができた。
 要するに、薬の代金を売春でまかなっている形だ。もう何度も、彼と肌を重ねている。人の道を踏み外しているのは自覚しているが、構わない。幻想郷でどうなろうと、現実の身体には何も影響しないのだから――なにより、こんなに気持ちいいことと道徳を天秤にかけて、後者を取るなんて、思い切りバカのすることだった。
「んちゅ……ん、むぅう……」
 現実ではキスもしたことのない完全なおぼこだが、彼女自身は随分と経験を積んでいる。男根奉仕も慣れたものだった。肉欲の疼きのまま、竿の先端に口づける。ふにゃりとしたままのソレを、ゆっくりと迎え入れていく。
 強い雄臭が口内に満ちる。特有の匂いだ。臭いけれども、同時に胸をときめかされる。腹の奥がきゅっ、きゅっと疼いて仕方なかった。
「あっ、む、んふ、んぅう」
 未だ柔らかなソレを、奥まで口に含んでいく。大きいとはいえ勃起していないので、根元まで咥えるのに対した苦労もなかった。
「んふふ……ぢゅる、っ、くぽっ、んふ、んっ、くぷぅ、ぢゅるるぅ、れろぉ」
 悪戯な笑みを浮かべながら、緩やかに頭を前後させる。艶やかな唇から、黒光りする男根が前後していく。舌を蠢かし始める。先端で鈴口周辺をれろれろと擦りあげる。舌腹を全体に擦りつけて、ねっとりした唾液をまぶしながら舐め回す。
 特にカリ首あたりが、一番のお気に入りだ。雄の臭いが強くて、興奮を煽られるからだ。ぢゅるっ、ぢゅるっと、唾液の音が響く。男の腰が、ぞくぞくと震えた。
「おッ、おッ、おッ、むッ、むむぅ」
 花も恥じらうお年頃だとはとても思えない、ねっとりとしたフェラチオだ。どんな男でも、情動を揺さぶられずにはいられまい。彼とて例外ではなかった。低い声をあげて呻く。
 むくッ、むくッと、下腹のモノが反応を示す。海綿体が充血を始め、あるべき姿――女をほじくる性交器官のフォルムになっていく。
 口に含んでいるので、姿を確認することはできない。だが、灼けた鉄を思わせる熱さ、力強い脈動、咥えているだけでも濡れてしまう凜々しい流線型が、本能を煽った。
「んッ、ぬぽッ、ぐぽッ、んぢゅるぅッ、ぐぷっ、かぽッ、んぽぉお」
 どぱどぱと、唾液があふれ出す。使い道は一つだった。音をたてて、頭を前後に振る。ぐぽッ、ぐぽっと、口端から空気の音が響く。
 強く吸い付いているために、頬は窄められている。ひょっとこじみた、乙女が晒してはならない表情だった。情けなく、はしたないが、同時にひどく魅力的でもあった。
 ねっとりとした口淫ゆえ、唇の端から唾が溢れて止まらない。一部は衣服まで滴るが、気にも留めなかった。ぢゅるッ、ぬぼっと、とても口腔があげるものではない音が室内に響いていた。
「んッ、くふッ、ぢゅるぅッ、んふぅッ、ぐぷぅ、んぅ、んぅぅうッ」
 薬の支払い代わりの奉仕なので、相手を愉しませるのは当然だ。そのかたわら、自らも悦びを得ていた。喉の奥から、甘いの吐息を漏らしている。
 唇というのは、人体においてもかなり敏感な感覚器官だ。それを男根が擦り上げている。特に、埋め込まれた真珠にぬぷぬぷと擦り上げられるたび、他のではそうそう得られない淡い官能が通り抜けていく。むふぅ、むふぅっと、荒い鼻息を繰り返す。薬煙が肺に流れ、どんどん全身を冒していく。
 もはや、我慢などできるわけもなかった。する必要もない。指を下半身に伸ばしていく。先ほど中年男に散々舐め回された裂け目にくぐらせる。とっくの昔に解れきっていたために、大した抵抗もなかった。
「ん……――ふッ、んぅ! くッ、ンチュッ、むちゅぅ、んっ、んぅう!」
 くちゅッ、ぬぢゅっと、卑猥な音を響かせて己の肉穴を擦り上げる。卑猥汁が飛び散り、ベッドマットを汚していく。
 下腹からこみ上げる性感に煽られて、口淫は一層、熱を増していく。ぶぽ、くぽっと、この年頃の少女があげてはならない音を響かせる。むぢゅぅう、と吸い付く様は、色町の娼婦よりも淫猥だった。
「オナニーとは。大した淫乱だねぇ、菫子ちゃんは。そんなに言うなら――どれ」
 ねっとりとした声が投げかけられる。次の瞬間には、男がベッドにのしかかった。押し倒され、仰向けにされた上に、覆い被さってくる。互いの股座に、互いの頭を埋める形だ。
 いわゆる、シックスナインの体勢だった。視界に大写しになるのは、中年の魔羅と陰嚢。地獄じみた光景だが、むしろ喜ばしくすら感じていた。
「自分で弄るばかりじゃ切ないだろう? ちょっと遊んであげようじゃないか」
 売人にも色々いるが、わざわざ彼を選んだ理由がコレだった。自分が気持ちよくなろうとするだけでなく、こちらのこともちゃんとよくしてくれる。
 喜んで、と言わんばかりに、大きく両脚を広げ、秘唇を突き出す。とろとろと、身体中の水分を吐き出す勢いで蜜をあふれ出させていた。
「おお、止まらないなコレは。蓋してやらないとなぁ?」
 蓋というのが何を隠喩するか、菫子には伝わっていた。先ほどのクンニリングスの直前に引き抜かれ、放置されていた張型のことだ。とても十代の少女のものとは思えぬ陰部に、先端が押し当てられる。次の瞬間には、一息にねじ込まれた。
「んッ、んぅうううううううーッ!」
 くぐもった高い嬌声が上がる。自分で弄くっていたときとは比較にならない声だった。
 こうした行為は、自分でするより人にされたほうが、遙かに強烈な性感を覚えるものだ。両脚はぴぃんと張り、腰は浮いてがくがくと震える。まるでブリッジしているようだ。
「良い反応じゃないか」
「くぅうんッ、んぢゅぅッ、んッ、ぉんッ、んぅうッ、んッ、ぅううううんッ!」
 実に楽しげに、玩具を抜き差ししてくる。えげつないサイズの張型が、乙女の大切な穴を蹂躙していく。襞がめくり返され、快楽神経が擦り上げられていく。ぬぼっ、ぐぽっと、どうしようもない抽送音が響く。猥褻音と卑猥汁をまき散らしながら、官能に狂う。
 下半身を玩具にされながら、菫子は感動すら覚えていた。本来、自分が気持ちよくなる道理はないのだ。あくまで代金がわりに身を捧げているだけなのだから。にもかかわらず、こんな風にしてくれるなんて。嬉しくてしょうがなかった。
「んッ、むちゅッ、んんぅうう、ぢゅむぅうう、れろれろれろれろぉ……ッ」
 感謝したなら、行動で示すべきだ。むちゅぅうと、口内のモノに強く吸い付き舐め回す。興奮にネバついた、たっぷりの唾液とともに。まさに極上のフェラチオと呼ぶべき行為だ。
「おほッ、おお、おう、おう。いいねぇ」
「ンッ、ごっ、ぉぐッ、ぅぐッ、んぅうッ……!」
 ぶるりと腰を震わせる。気を良くしたのか、男のたっぷりした腰が上下し始める。
 喉奥までペニスが至る。普通なら届かないほど深くまでだ。もちろん、えずく。横隔膜がせり上がり、特有の声が漏れる。だが同時に、どうしようもなく潤んだ声と、嬲られる官能を覚えていた。口淫は一層熱烈になり、舌は口内で踊り狂っていた。
「いいね、本当に素晴らしいアバズレだ。なら、こっちも弄ってあげようか」
「ぉんッ!」
 やや低い声が漏れた。男は舌を伸ばし、また下半身に触れてきた。今度は膣口ではない。そこからさらに後ろに進んだところにある、薄茶色の窄まり――肛門だった。
 そちらを弄られたことも、一度や二度ではない。本来なら立ちはだかるはずの抵抗感も、どうせ夢の中のことなのだからと思うと、大して覚えはしなかった。今や彼女のアヌスは、快楽を貪る第二の性感帯だ。
 男は少女の上で器用に身体を動かし、棚からこぼれ床に落ちていた玩具を取る。ピンクの数珠がいくつも連なった、アナルビーズだ。
 手早くローションを垂らすと、肛門に押し当ててくる。異物に触れたアヌスはきゅっ、と収縮するが、やがて弛緩した。持ち主が、意識して力を抜いたからだ。どうぞご自由にほじってくださいという、何よりの意思表示だった。
「そぉら、入っていくぞぉ……」
「ぉッ、んッ、んぅッ、んッ、んぅう……ッ」
 今から尻穴が犯されることを思い知らせるための台詞を述べ、男は大きめのビー玉大の球を、菊の窄まりに押し込んでいく。ぬ、ぬ、ぬ……と、僅かな抵抗があった。半分ほど呑み込まれたところで、ぬるんッ! と滑り込んだ。
「んっ、ぉ、あぉおおおおんッ!」
「ははは、なんだいその声」
 獣じみた嬌声と共に、腰ががくッと上下する。調教の末に発達した神経叢を刺激される官能は、天才を自称する彼女でも、アホにならざるを得ないものだった。
「んふぅッ、むぢゅるッ、ぢゅるッ、ぢゅぷううッ」
「おう、おお、いいじゃないか。これはこっちも、頑張らないとなぁ」
 アヌスまで気持ちよくしてもらえるなんて、いったいどれだけいい人なのだろう。沢山サービスしなくてはと、雄茎にむしゃぶりついていく。
 濃厚を極めきったフェラチオに、彼は大いに気を良くしたらしかった。嘲笑いながら、さらにいくついか珠を呑み込ませる。ぬぽ、ぬぽぽっと、括約筋が押し広げられるたび、細い腰が踊った。
 やがて、十個ほどあった珠は、全てが直腸へと侵入を果たした。本来なら排泄器官――すなわち出すのが専門であるはずの腸は、逆走してきた異物を、歓待するかのごとく締め付けていた。ひくッ、ひくッと肛門が蠢き、はみ出した紐が揺れていた。
 今や菫子の下半身は、前穴が張型を、後穴がビーズを咥え込んだ、とんでもなく卑猥な姿を晒している。とても女子高生とは思えない有様だった。一仕事終えた満足感とともに、男は己の仕事っぷりを眺め――両方の玩具を、同時に弄び始めた。
「んぅううッ!? んッ、くぅ、んぅうッ、んぅううう!」
 えげつない音が響き渡り、少女の全身が跳ねる。カクカクと腰が痙攣し、爪先がぴぃんと伸びる。ぶしッ、ぶしっと、淫膣からは熱い蜜がまき散らされていく。
 抽送は激しかった。粘膜が摩耗してしまうのではないかというほどだ。しかも、的確だ。張型は菫子の弱点、やや奥のあたりを抉ってくる。ビーズもぬっぽぬぽっと絶妙なリズムで引っこ抜かれて、肛門神経叢を刺激してきていた。
 夢見心地の菫子にできることは多くない。喉の奥から声をあげて喘ぐこと、そして己をよくしてくれるモノに、代金以上の感謝を捧げることだけだった。
「ぉッ、お、お、おッ、上ってきたァ……!」
 薬煙の充満した部屋で、お互いに激しく昂ぶらせあう。長く続くわけもない。男が低い呻き声を漏らす。
 何が始まろうとしているのか、ぐちゃぐちゃの頭でも正確に把握できた。射精しようとしているのだ。肉棒が根元から膨れ上がり、熱を増していることからも明らかだった。
「んっ、んぉぅッ、んっ、んぅ……むぢゅるぅうッ」
 官能の荒海の中にいながらも、自分のすべきことだけは忘れていない。男根に尽くし、悦ばせることだ。むぢゅぅっと、強く吸い付く。それが、最後の一撃の呼び水となった。
「お、お、お、出すぞ、受け取れ、おッ、おおおおおお!」
 限界まで膨張したペニスが、とうとう弾ける。鈴口から、どびゅるッ、ぶびゅるッと、濃厚極まるゲルが力強く吐き出されていく。女子高生の麗しき口内粘膜を、白く染める。
 無数の精虫が踊り、舌をちくちくと刺激する。痺れるえぐみが味覚を占領する。猛烈な青臭さが鼻から通り抜けていく。あげくしつこく絡みつき、へばりついてくるのだ。到底、まともに味わえるものではない。
「んふぅう……ッ」
 欲望のスープを、瞳を蕩かして味わっていく。もっと出して欲しいと言わんばかりに、頬を窄めてぢゅるぢゅると吸う。睾丸の中身まで、全て吸い出そうとする勢いだった。
「お、お、いいぞいいぞ、お礼をしてあげようじゃないか、そら、受け取れ!」
 嗜虐的な声で喚きつつ、男は手を動かした。目の前の淫貝に、張型を勢いよく突き刺す。ぶぢゅんと、深々とねじ込まれる。ぬぐッと、耳裏にへばりつく音が体内から聞こえた。膣穴の最奥、子宮口を思い切り小突かれたのだ。
 同時に、ビーズが五つ、一気に引っこ抜かれた。ぬぽぽぽぽぽっと、狭穴を通り抜けて珠が排出される。肛門神経が強烈に刺激される。
「ぉッ、ぐッ、んぃううッ――んぉおおおおおおおおッ!」
 二種の性感は、昂ぶりきった肉体を、簡単に崖から突き落とす。ジェットコースターで坂を登り切った直後のような感覚の後、強烈な性感が全身を駆け抜けた。
 一際高く、けたたましい声とともに、オーガズムへと至る。下半身ががくがくと痙攣し、上下に踊る。雌蜜がぶしッ、ぶしっと噴き出した。爪先はぴぃんと張り、駆け巡る官能の強烈さを示している。フリーフォールの感覚と共に、快楽の荒波に揉まれていった。
「おッ、お、おぅ……ッ、はぁ。やれやれ」
「んぅうッ、んん、ぉ、んッ……はッ、はっ」
 男が身体の上から退く。肉竿が口腔から引き抜かれる。ぬぽぉ、と音がしたのは、彼女が己の使命に従い、最後まで魔羅にしゃぶりついていたからだ。
 軽く息を整える男に対し、菫子は両手両脚を放り出し、潰れた蛙じみた姿になっていた。全身に汗が浮かんでいる。胸郭が上下するたび、形のよい乳房がふるん、ふるんと震える。
「何をしてるんだい? ちゃんと最後まで見せないか」
 叱咤の声に、のそりと起き上がる。何も返事はしなかった。口にものを入れたまま喋るのが無作法だというのは、外の世界でも幻想郷でも共通の常識だからだ。
「えぁ」
 顔を上向け、立ち上がっていた男と視線を交わす。大きく口を開いた。にちゃぁ……、と開かれた口腔に、中年男の視線が注がれる。白い歯とピンクの粘膜は、まさにうら若き乙女のものだった。
 美しくも艶めかしい楽園を、先ほど吐き出されたばかりの新鮮なスペルマが汚している。舌にべっとりと絡まって、味覚と嗅覚を刺激している。ぷりぷりとしたゲルのような姿は、まさに汚濁と呼ぶに相応しいものだった。
「よぉし、いいぞ」
「あむぅ。んむ……クチャ……グチュッ」
 許しを得たので、口を閉じる。舌を硬口蓋に押しつけ、精虫を味わう。じっくり咀嚼し、噛み潰していく。それだけに飽き足らず、ぐちゅッ、ぐちゅっと、唾液を混ぜながら口を漱ぐ。えげつない臭気が、口腔全体に広がっていく。精子が歯周にまで入り込む。
 たぶん、三日は吐息から海鮮臭が漂うことだろう。学校だったら噂になるところだが、別に構わない。幻想郷で何をしようが、現実世界には全く影響しないのだから。だったら、好きなだけ淫らになった者の勝ちだ。
「んぐッ、んくッ、んぐっ」
 えげつない風味をたっぷりと愉しんだ後、呑み込んでいく。唾液でいくらか希釈されているとはいえ、やはり濃厚だ。しつこく絡みつく喉越しはまったくもって最悪の一言で、だからこそどうしようもなく素晴らしかった。
「えぁあ」
 最後にもう一度唇を開き、口内を見せつける。べったり付着していたはずのスペルマは、どこにも見られなくなっていた。どこへ行ったかは、雄の臭気を漂わせる吐息から分かることだ。瞳は潤み、どうしようもない官能を物語っていた。
「いやぁ、いい具合だったよ、菫子ちゃん。にしても、その服はみっともないな」
 唾液まみれのペニスをぶら下げながら、男はこちらを爪先から頭頂までじろじろ眺める。確かに、言うとおりだった。全身に浮かんだ汗を吸って、ブラウスはじっとり張り付いている。滴った唾液やら飛び散った愛液やらに濡れて、ぐしゃぐしゃになっていた。
 暗に何を命令されているか、当然、理解していた。肌に張り付く衣装に、手をかける。もどかしさを覚えながら、放り散らすように脱ぎ捨てていった。
 そもそも菫子は、栗色のふんわりした髪と、くりっとした目が特徴的な美少女だ。装いが地味なために学校では埋没しがちだが、隠れファンの男子が宇佐見親衛隊化している。
 女として成長しながらもどこかあどけなさを残した顔は、今は性の悦びに紅潮している。粘液にべっとりまみれていながら、可愛らしさを喪ってはいない。おかげで、インモラルな淫らさが醸し出されていた。猥褻な顔というのは、こうしたもののことを呼ぶのだろう。
 身体も負けず劣らずだった。女子高生でなくてはありえない、若々しさと大人らしさを同時に備えた無敵のボディだ。しなやかで健やかな輪郭と、染み一つない輝く肌は、乙女としての純真さを纏っている。
 だというのに、漂わせているのは、ひどく退廃的な雰囲気だ。うっすら汗の浮かぶ様が、それを強く助長する。純潔と堕落の二律背反が、彼女の肉体を一段階上の淫物として昇華させていた。どんな男が見たって、興奮を免れない。
 うっすら浮かんだデコルテラインは優雅に伸びて、やがて肩口に至る。僧帽筋から三角筋までの柔らかな稜線は、年齢相応の愛くるしいものだった。
 乳房はぷるんと弾力があって張りも備えた、絶妙なバランスのもとに成り立っている。掌にすっぽり収まるCカップのバストは、本人も密かに自慢に思うほどの美乳だった。肌の滑らかさも手伝って、天然記念物のごとき双丘を形作っている。
 撫子色の乳輪は皿を伏せたような形にぷっくりと膨らんでいる。乳首は硬く凝って台形を描き、自己主張していた。本人がどれほど興奮しているか、如実に物語っている。
 腹部はほんのりとくびれている。ほんのりというのがミソだった。これ以上細くなれば不自然で不健康に見えるし、太ければ寸胴になってしまう。ギリギリを綱渡りした輪郭は、見る者に自然美という言葉の意味を理解させる。くりっ、と窪んだ臍のチャーミングさときたら、誰をも笑顔にさせるほどだ。
 下腹の茂みは丁寧に整えられており、几帳面な長方形を描いている。女子高生たるもの、見えないところも身だしなみを欠かすわけにはいかないのだ。髪色をやや淡くした栗色の茂みは、秋の山を思わせる。すでにぐっしょりと濡れそぼっており、激しい通り雨の直後のようだった。なぜそうなっているかは、今さら語るまでもない。
 陰裂は大きく口を広げ、張型を根元まで咥え込んでいた。両親の愛情を受けてすくすく育った十代後半の肉体において、そこだけがすっかり堕落しきった、淫猥の極みたる様を晒している。ぽた、ぽたと床に蜜を滴らせて、むわ、とむせ返る雌の臭気を漂わせていた。小陰唇がびらびらとはみ出す様は、食肉花を連想させた。
 後ろも、大概だった。小ぶりな尻は適度に脂肪を蓄えてもおり、垂れることもなくつんと上向いた、理想的なラインを描いている。広告モデルになれるほどだ。だというのに、ぷりっとした尻たぶの合間からはみ出た紐が、全てを台無しにしていた。
 いや、台無しというのは語弊があるだろう。美しいヒップが、全く無価値なものにされてしまったという話ではないのだから。健やかなる肉体から、淫なるものへと、ベクトルが変わっただけなのだから。
 やはり、立っているだけで、匂い立つ淫気をまき散らしていた。気の弱い男なら、一目見ただけで勃起を誘われ、なんなら射精にまで導かれることだろう。
 裏社会の住人たる彼の神経が、弱かろうわけもない。ただ、目の前に放り出された体の味を知ってしまっている。今までの「支払い」の記憶が、雌体を前にして脳裏をよぎったか、イチモツは一気に膨れ上がった。
「いつ見ても、エロい女だな、まったく」
「はぁあ……ッ」
 じろりじろりと、頭頂から爪先まで眺められる。薬の影響で過敏になった肉体は、視線を物理的接触として感じる。全身を無数のミミズが這い回るような、嫌悪を催して当然の感覚に、潤んだ声を零す。
「どれ、そろそろコイツが邪魔だな、引っこ抜いてあげよう」
「あはッ、あッ、アッ、あんっ、あぁあ」
 男が中腰になる。明確な指示を受けずとも、軽く両脚を開く。猥褻穴に埋められた玩具が摘ままれた。ぬッ、ぬぬッと、引き抜かれていく。
 達したばかりの性感帯には、十分すぎるほどの刺激だ。強烈な切なさに腰がゆらめく。快楽を堪えかねているようでもあり、誘っているようでもあった。
「こらこら、抜いてあげにくいじゃないか?」
「ぉひぃいッ!?」
 もっとも、彼からすれば作業の邪魔でしかない。当然、咎められる。秘唇の端でぷっくり膨れ、淫蜜にまみれてぬらぬらと輝いていた豆を、キュッ! と摘ままれる。電撃的な刺激に、間抜けな声があがる。膝がカクついた。
 やがて、雌穴から玩具が引き抜かれた。ネつトく汁が糸を引く様は、やはりどう見ても女子高生とは思えないものだった。寂しさに、粘膜はしきりに収縮を繰り返している。
「さて、これで準備は万端だな」
「あ、は、やっと……ッ」
 準備というのが何に対する準備か、菫子は当然、理解していた。理解していたからこそ、感動すら籠もった溜息を漏らす。
 ようやく、セックスしてもらえる。
 支払いの代わりという名目ではあるが、彼女は性交を心底から臨んでいた。薬に脳髄を浸されながら粘膜を合体させるのは、あっぱらぱーになるほどの快楽をもたらしてくれる。一度味わえば、二度と忘れられるものではない。考えるだけで、だらだらと下の口から涎が垂れるほどだった。
「菫子ちゃんもすっかりウチの常連だからね、今日はちょっとしたサービスがあるんだ」
 男は懐から薬包紙を取りだす。中から現れた褐色ぎみの粉末を、己の男根にまぶす。
「これはウチで新しく扱い始めた商品でね。粘膜から吸収すると、ものすごくキくんだ。特に、セックスのときに使えば、まさに天にも昇る心地だろうねぇ」
 ろくでもない人間ではあるが、彼は薬品に関してはプロフェッショナルだ。そんな男が、天にも昇るとまで評するクスリ。キメずにはいられなかった。
 男は矮躯を仰向けにして、硬いベッドの上に寝そべっていた。自分からペニスに跨がり腰を振れと、暗に告げている。女を舐め腐った態度だが、まったく気にも留めなかった。いそいそと、彼の上に乗る。竿を指先で摘まみ、秘唇の入口に押し当てる。
「あはッ、あ、あ、すごぉ……」
 期待の声が漏れた。真珠がゴツゴツとえげつない瘤を形作る魔羅は、ついさきほど一発ぶちまけたばかりだというのに、天を衝くように怒張している。なんという逞しさだろう。人里中を探し回ったって、これほどのペニスの持ち主はそうそう見つかるまい。
「はぁっ、あん、はぁっ、あんっ、あぁ」
 膣口に先端を押し当てただけで、もう我慢ができなくなる。思わず、腰をくねらせる。淫猥なる貝を、亀頭に擦りつけていく。ヌル、ヌルルンと、卑猥汁でネトついた下半身は、絶妙な摩擦でもって彼を愉しませる。反対に肉棒は、圧倒的存在感で彼女を悦ばせた。
 もちろん、こんなおままごとじみた行為をずっと続けてはいられない。子宮の熱は今や燃え上がるほどになっており、肉体を内側から焦がし続けていた。
 猛々しき竿の先端を、入口に対し垂直に押し当てる。そのまま、一息に腰を落とした。
「ッ、は、あぁッ、あああああああああああああああッ!」
 中年男の煮えたぎる性欲を具現化した、逞しくも恐ろしい魔羅だ。しかもカリ首から幹にかけていくつも真珠が埋め込まれており、まさに女殺しの凶器となっている。
 そんなものを、敏感極まるヴァギナで咥え込んだのだ。何もかも頭からすっ飛ぶ性感に襲われるのは、ひどく当然のことといえた。仕込まれた珠が、ゴリゴリゴリと雌肉を抉る。白く滑らかな背が反り返り、脊椎のラインがくっきり浮かび上がる。喉を枯れさせるほどの声が、性交の始まりとなった。
「あはぁッ、あぁんッ、あッ、あぁッ、あああッ、はぁッ、あひんッ、はぁああ!」
 狂ったように腰を振りたくる。ぢゅぽッ、ぬぢゅっと、人体があげるものではない音が室内に響く。肉と肉がぶつかりあう破裂音もだ。どうしようもなく艶やかな声が被さる。
 亀頭が膣肉を押し広げ、竿と珠が襞をめくり返しては蹂躙する。圧倒的エクスタシーを、ひたすらに貪っていく。脳味噌の裏側を直接叩かれる性感は、やはり何にも代えがたい。
「ひぃいいッ、あはぁあッ、あッ、あぉッ、おおッ、くひッ、はぁあッ!」
 聞き苦しい声を上げながらよがり、粘膜と粘膜を擦り合わせる。下半身同士で合体して、快楽を貪っていく。次第に、変化が生じ始める。視界にもやがかかり、虹色に揺らめく。あらゆる感覚がひどく鋭敏になり、音という音が一流楽団のオーケストラに聞こえる。
「はひッ、はへっ、あはぁッ、あぅんッ、ぉッ、ひッ、おおおッ、おほぉお」
 今まで味わってきたセックスとは、一つ次元が違っていた。声からは理性どころか知性まで吹き飛び、白痴じみたものになる。表情筋はだらしなく弛緩し、口端からはでろでろと涎が垂れるが、まるで気にも留めなかった。
「おお、キマってきたじゃないか、どうだい、一発キメれば廃人真っ逆さまのヤクの味は。どうしようもなく最高だろう?」
「あはっ、あは、あへぁ、あはぁああ」
 言いながら、軽く腰を揺すってくる。ピストンとすら呼べない、児戯のごとき行為だが、後頭部に快楽物質を直接注入されるぐらい良かった。へこっ、へこっと、腰を振りたくる。いつもの無邪気な、今時の女子高生じみた雰囲気などどこにもなかった。ここにいるのは、どうしようもなく堕落した一匹の雌だ。
「いやぁ良い反応だ。サービスで、こんなことまでしたくなってくるな」
「ひッ、ぉおおおおおおんッ!?」
 ひっくり返った、嬌声とも思えない奇妙な声が響いた。腰がカクカクカクッと、小刻みに震える。尻穴から生えたビーズを、男は三つ、ぬぽぽっ、と引き抜いていた。ちょっとした戯れだよ、とでも言いたげな表情だが、菫子にしてみれば、ちょっとしたなどというレベルのものではなかった。
「おひぃッ、はへぇッ、へひ、あへぇ、あはぁ、ひぃいいッ」
 性器と成り果てた菊穴、神経の集中した第二の膣穴が、弄ばれていく。連なったボールを、抜かれてはねじ込まれ、抜かれてはねじ込まれる。ぬぽんッ、ぬぶんッと聞き苦しい音が鳴るたびに、阿呆そのものの声をあげてよがる。
 アヌスの性感に狂わされながらにしてなお、彼女は腰振りをやめない。両穴からの官能が、神経系に容赦なく負荷をかけていく。脳味噌の中で火花を上げるほどだ。顔は奇妙な笑みを浮かべていた。もはや表情を自分で制御することすらできない。
「ははは、いいじゃないか。悦んでくれたようでなにより。そら、追加だ、受け取れ」
 握りこぶしが差し出される。手の甲には、例の、褐色の粉末が載せられていた。
 膣経由で吸収して、もう既に二度と後戻りできなくなるほどの性感に悶えている。追加など、無茶苦茶だ。本当にどうにかなってしまうだろう。ぐちゃぐちゃに破壊された知能でも、それくらいのことは分かる。が、気にも留めなかった。止められるなら、最初からクスリになど手を出していない。
「あ、は――ズッ。げほッ! がッ……、あはッ、はひ、へっ、えへへぇえ」
 差し出された粉に、鼻を近づける。勢いよく、吸引した。
 慣れない行為に、咳き込む。が、ひそめられた眉は、すぐに弛緩した。でろんと、表情が崩れきる。もう、何も考えられない。頭の中にあるのは、ペニス、ヴァギナ、アナル、セックス。そんなことばかりだった。
 当然、腰のくねりは先にも増して激しくなる。結合部から響く音は、とてもセックスと思えない域に達していた。
「お、おっおッ、締まる締まる。まったく最高の肉便器だな、ホレ! もっとよがれ!」
「あ!? あぅッ、アォッ、あッ、あッ、あああああああーッ!?」
 薬により脳を破壊され、浅ましい雌に成り果てた菫子を、男は口元を吊り上げて嘲笑う。ただでさえ快楽の崖っぷちにいる彼女をさらに追い詰めるべく、あろうことか下から腰を突き上げ始める。
 一番弱いところ、やや奥のあたりを、カリ首に沿って埋め込まれた真珠で何度も何度もほじくり倒す。悪魔じみた行為だ。目の前の女が壊れようと知ったことではないと言わんばかりだった。
「ひぃッ、あはぁッ、あはぁあッ、あぁ、もっとぉ、もっと、もっとぉーッ!」
 傍から見れば、快感で虐待されているも同然だ。にもかかわらず、肉体はなおも貪欲に動き続ける。もはや意思の制御すらも外れて、ほんのりくびれた腰を蠢かし続ける。両穴を抉り抜かれながら、猥褻極まる腰使いを繰り出していく。
 それほど激しく交わっていれば、当然、ペニスへの刺激も相応のものとなる。となれば、至る先は一つ、射精だった。
「そぉら、出すぞッ、出すぞッ、出すぞッ、出すぞぉおおおッ……!」
「あはッ、あへ、あはぁッ、だして、だして、おまんこにぶちまけてぇッ、なかだしっ、せいえきちょうだい、ザーメンぶちまけてイかせまくってぇッ!」
 膣内で肉棒が膨れ上がる。再三にわたる薬物服用で、危険なほどに過敏になった神経は、その動きをおそろしいほど明敏に感じた。
 もはや半ば何を言っているか分からない言葉を喚き、膣内射精をねだる。何を言おうが、男がどうするかは変わらなかっただろう。だが、興奮を煽る一助にはなったようだった。
 ピストンが激しくなる。陰嚢に溜まりに溜まった欲望を、いたいけな乙女にして薬中のカモへ排泄するために。粘膜が擦り切れるほど激しいピストンの果て、亀頭が膣口を思い切り小突く。同時に、菫子の終わりが訪れた。
「そぉら、イけ! このヤク中がッ!」
 男根が根元から膨れ上がる。先端に至った瞬間、炸裂した。
 濃厚極まる雄のゲルが、どくどくと注ぎ込まれていく。二発目だというのに、薄くなるどころかより濃厚になっていた。当然だ。宇佐見菫子という美少女に種を植え付ける絶好の機会に、出し惜しみするペニスなどありはしないだろう。
 無数の精虫が踊り狂い、卵子と結びつくべく鞭毛を蠢かす。子宮を蹂躙し、己の存在を刻みつけていく。二度と雄の臭気が取れなくなるほどに。
 薬物により異常になった神経が、ミクロの世界の出来事を、等身大ほどに感じさせる。何億という精子が胎の中で泳ぐ事態は、まさに無数の男にレイプされているかのようだ。
「いヒッ、あ、がッ――あッ、あぁああああああああああああッ!」
 ただでさえエクスタシーに悶えているときに、堪えられるわけもない。当然、絶頂する。普通のアクメではない。価値観という価値観を崩壊させ、人格も打ち崩す、激烈を極めたオーガズムだった。
 膣穴はきゅうっ、きゅうっと蠕動し、男根を搾り取るかのごとく絡む。一匹でも多くの精子を、自らの中に吐き出して貰うために。結合部からはぶしぃっと、雌汁が音をたてて噴き出した。
 危険な病の発作のように全身が跳ねる。男が咄嗟に腕を掴んで止めなければ、どこかへ飛び出していただろう。上がる声は、店の外どころか幻想中に響くほど大きく、高らかで、どうしようもなかった。
 こんなものを味わったら、ほかのどんな楽しみだって色褪せる。白熱してピンクに輝く世界の中で、菫子は己がセックスに完全に屈したことを知る。二度と消すことのできない、脳味噌の刺青が、深々と彫り込まれたのだ。
「おッ、おおッ、おお……はッ、どうだぁ、お望み通りブチまけてやったぞ、淫乱が」
 最後の一滴まで吐き出してやる、と言わんばかりに、男は腰をぐりぐりと押しつける。が、それもやがて終わる。満足げな溜息をつくと、己の上から用済みの穴を押しのける。
 肉棒が抜けていく。未だアクメの波から下りられていない膣肉は、最後の最後まで離れたくないと言わんばかりに、肉竿に絡みついていた。亀頭が引き抜かれる瞬間、ぢゅぽん、と卑猥な音が鳴った。
「はひ、ひへっ、あひぇ、あはぁ、へぇえ……ッ」
 仰向けに寝転ばされた菫子の様子は、尋常なものではなかった。半ば白目を剥いており、口は半開きで、奇妙な笑みを形作っている。漏れる声に、知性のちの字もない。びくっ、びくっと全身を痙攣させる様は、水揚げされた魚を思わせる。全身は汗や得体の知れない汁やらにまみれ、べとべとだ。
「くくッ、どうだい、薬は気に入ってくれたかな? 菫子ちゃん」
「あぉお、いひっ、あはぁ」
 問い掛けに、答えが返ってくることはない。当たり前な話、答えられる状況ではない。訳の分からない獣の鳴き声が漏れるばかりだ。
「実は、君の穴の具合を見込んで、提案があるんだがね。ウチで働いてみないかい? その穴を使って、ウチに客として来る男共から金をふんだくるんだ」
 働く、と表現しているが、要は娼婦となり売春せよということだ。到底、受け入れるべき話ではない。そもそも、今の菫子に言葉を理解できるだけの余裕などない。
 だが、彼の次の言葉に、意識は一瞬で覚醒した。
「給料は、さっきの薬だよ。どうだい?」
「クスリッ」
 抱えた娼婦を薬漬けにして、逃げられないようにする。そういうことだ。だが今の菫子にとっては、何より素敵な話だった。
 セックスとクスリ、両面から気持ちよくなれる毎日。拒む道理など、どこにもなかった。首を、がくがくと縦に振る。男の唇が、邪悪に歪んだ。
「そう言ってくれると思ったよ。じゃあ早速、新人研修と行こうじゃないか。そら、股ァ開けこのジャンキーが!」
「あはッ、あはぁ、またセックス、おまんこ、おちんぽ――ッ、あは、あはああああ!」
 のしかかってくる。乱暴に股を開かれる。またあの、最高の時間が訪れる。瞳は潤みきり、涙すら流す勢いだった。
 腰が突き出される。ただただ幸せな夢がいつまでも続くことを願いながら、意識は快楽の前に腐り果てていった。
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