真・東方夜伽話

クーラーつきのひみつきち

2020/02/23 19:50:02
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クーラーつきのひみつきち

喚く狂人

夏の間の隠れ家が悪ガキどもにバレてしまったレティ・ホワイトロックさんが黙っていてもらう代わりにノリノリでおセックスするおねショタ(?)スケベです

 夏も真っ盛り、うだるような暑さが続いている。外では入道雲が立ち上り、蝉の合唱が聞こえてくる。一方で、レティの隠れ家たる岩屋の中はひんやりしていた。スノコにゴザをしいた簡易床の上に、衣装箪笥や卓袱台、布団を運び込んだ、本格的な生活空間だ。
 なにせ夏の間、ずっと籠もって過ごすのだ。快適さを追求するのは当然のことだった。
「……はぁ……」
 秘密のスペースで、彼女は力なく横たわっていた。腹の虫が、ぐうぐうと鳴っている。昨日の昼以来、飲まず食わずなのだ。
 冬の妖怪であるレティは、とにかく暑さに弱い。外出できなくなってしまうので、毎年、冬眠ならぬ夏眠をしている。
 困るのが、食料の問題だ。気温でダメになってしまうので、ほとんど蓄えておけない。なのでなるべく消耗しないよう、じっと過ごすのが基本戦略となっていた。人間などより頑丈なので、耐えられはするのだが、辛いものは辛かった。
 ――早く、来てくれないかしら。
 というわけで滅茶苦茶な夏アンチであるレティであるが、最近はちょっとした楽しみができていた。腹の疼きを堪えながら、洞穴の入口をぼんやり眺めている。
 しばらく待ちぼうけていると、不意に、影が現れた。賑やかな影が。
 現れたのは、寺子屋に通うくらいの年頃の、三人組の少年だ。いかにも悪ガキ然としたツンツン頭と、絵に描いたような太っちょ、気弱そうな垂れ目の眼鏡という組み合わせだ。
「あぁー涼しい! 生き返るぅうう……」
 太っちょが襟元をばさばさと扇ぎながら息をつく。三人とも、全身汗まみれだ。里からここまで、炎天下をえっちらおっちら歩いてきたのだろうから、当然といえば当然だ。
 日が差さずレティもいるので、洞窟内は涼しく快適だ。少年達の顔は自然と緩んでいた。
「いらっしゃい、三人とも」
「ねーちゃん、エサもってきたよエサ!」
 ツンツン頭が胸を張っていう。懐から風呂敷包みを取り出した。エサというのは言葉が悪いが、要するに食べ物やら水やらを持ってきたのだ。
「ありがとう、いい子ね」
 少年を手招きし、頭を撫でる。ニヒッと快活な笑みが返ってくる。
「いーよ別に。そんなことよりおっぱい揉ませてよ、おっぱい、うはっ、これこれ!」
 返事を待つこともなく、突如として乳房に手を伸ばしてくる。「剥き出しだった」豊肉を、我が物顔で揉みしだいてくる。もにゅん、もにゅんと、指の圧力によって形を変える。弾力と柔軟性を兼ね備えた魅惑の感触に、少年は早くも夢中になっていた。
 なぜ乳房が剥き出しだったのかといえば、答えは簡単だ。生まれたままの姿でいたからだ。レティは少年達の前に、一糸まとわぬ裸身を晒していた。
 そもそも彼女はおっとりとした、慈母のようなかんばせをもつ女性だ。魅力的な顔立ちは、里にも密かなファンがいるほどだ。
 体は、そのイメージを裏切らず、やわらかで豊満なものだった。冬の妖怪であり、しかも夏眠に備えて栄養を蓄えてきたため、たっぷりと肉が載っている。こうまでふくよかだと、普通は肥満体だと言われてしまうものだ。ところが彼女の場合、むっちりぷりぷりとしながら、女体本来の美しさを保っていた。
 まさに肉感的と呼ぶに相応しいボディラインを飾るのは、透き通るように白く滑らかな肌だ。冬の厳しさ、寒々しさとは裏腹な、肥沃・豊穣・多産を思わせる肉体だった。
 なだらかな肩は、か弱さと頼もしさを同時に感じさせる。乳房は成人男性の掌にも余るほどで、女性を象徴するかのようだ。堂々たるHカップだった。魅惑の曲線は一目見ただけで、この世の何よりも柔らかく心地よいということが伝わってくる。流石に自重を支えきれず、僅かに垂れているが、瑞々しさは喪っていない。自然の美をあふれさせていた。
 乳輪は広く、前方に突き出すような形をしている。乳房全体のたわわさゆえに、乳首はやや陥没ぎみだった。本来であれば欠点なのだろうが、むしろちょうどよいアクセントのように感じられた。
 腹回りはむちッむちッと、驚くほどの肉を纏っている。豊満な印象の、最大の出所だ。敷き布団を連想させるほどだ。普通なら醜くセルライトになってもおかしくないが、彼女の肉はそれを免れている。やわらかでたっぷりした、まさにこういう体型の愛好家にはたまらないボディラインだった。
 元々毛の濃い体質なので、下の草叢はよく生い茂っていた。朝一番の雪原を思わせる。秘唇は艶やかに花開いており、慈母のごとき顔立ちに似合わぬ、大人の女性らしい艶やかな色香を漂わせていた。
 尻に至っては、スイカかメロンかと思うほどだった。はち切れんほどに脂肪を蓄えた、とんでもない巨尻だった。普段ゆったりしたスカートを好むのは、そうでもないとヒップラインが丸わかりになってしまうからだ。一方で、垂れもせず、満月のような美しい曲線を描いている。肌の白さも相まって、剥き身の茹で卵のようだった。
 まさに、極上の肉体、極上の女体だった。人里を端から端まで探しても、なかなか見つからないビューティフルボディだ。彼らのような少年には、いささか勿体ないほどだ。
「あー、冷たくてきもちいー……」
 そんなカラダの、深い乳房の谷間に、ツンツン頭は顔を埋める。冬妖怪のひんやりとした乳枕を、顔面いっぱいに堪能し、甘い体臭を嗅いでいる。
「ふふ……ッ」
 とんでもない行いだ。年長者として、注意すべきなのだろう。けれどもレティは、身を小さくくねらせこそすれ、彼を非難することはなかった。理由は、首元を見れば察せられる。
 実のところ、彼女が一糸まとわぬ姿であるというのは、語弊がある。たった一つだが、身に着けているものがあるからだ。
 首輪だ。ぞくりとするような白い首に、重厚な金属の輝きが煌めいている。鎖が伸び、壁にまで繋がっている。着けたのは、目の前の三人組だった。
 飼われているのだ。年端もいかぬ少年たちに。
 冬の妖怪であるレティは、夏にはこっぴどく弱体化する。夏眠は避暑のためでもあるが、身を守るため、というのが大きかった。
 運の悪いことに、隠れ住める広さの洞窟というのは、悪ガキどもの秘密基地としてもぴったりだった。探検ごっこをしていた少年三人に、見つかってしまったのだ。
 非常にまずい事態だった。危険度中・人間友好度低である自分の隠れ家を大人が知れば、弱っている今がチャンスとばかりに退治しにくるだろう。
 困った果てにとれた行動は、交渉という妖怪らしからぬものだった。勝ち取ったのは、己の存在を口外しないという言質に、食料を持ってくるという約束。引き換えに差し出す羽目になったのは、身分と肉体だった。以来、ペットに服はいらないからと衣服を奪われ、素っ裸に首輪だけでの生活を余儀なくされている。
「へへッ、オッパイもんでやろっと」
「あはッ、あん、もう」
 文面だけ見ると相当に悲惨だが、実のところレティ自身は満更でもない。隠れ家の中で過ごし続けるのは、とてつもなく暇なのだ。誰かが定期的に訪ねてきて、しかも食料まで用意してくれるなら、願ったり叶ったりだった。性行為の強要についても、妖怪の貞操観念に照らし合わせれば、気持ちいいし別にいいんじゃない? 程度のものだった。つまり、いわゆるWin-Winの関係というやつだ。
「ケンちゃんばっかずるいよ。僕にも触らせておくれよ」
「なんだよトシ、好きにすればいーじゃん。ねーちゃんも別に嫌がらないでしょ」
 残った二人の片方、太っちょが訴える。肥満体の子にありがちな、太くて籠もった声だ。ニンニクを連想させる鼻の頭に、丸い汗が浮かんでいた。フゥフゥと、荒い息を繰り返している。
 ウインナーのような指が、たわわな柔肉に伸びてくる。触りたいというなら、まずは持ち主に許可を取るのが筋だろうが、そんなことは頭にないようだった。
「うぉお、やっわらかい……」
「ん……ンッ」
 左右の乳房が、好き放題に揉みしだかれる。まだまだ幼く、技巧にはやや欠ける。だがそれでも、触れられれば相応の性感は覚える。小さな声とほんのり甘い吐息がこぼれた。
「へへッ、ねーちゃん感じてんだ。じゃあもっとしてやろっと」
「あッ! はッ、ん、あぁ……ッ」
 リーダー格のツンツン頭の瞳が、悪戯な色を浮かべる。きゅっと、指先で乳首を摘まむ。
 敏感きわまる性感帯を刺激され、明らかな官能の声が漏れた。
 彼は続いて、埋もれぎみの乳首を乳輪ごと口に含み、れろれろと舐め回し始める。まるで赤子のようだ。赤子と異なるのは、栄養補給のためでなく、相手に快感を与えるために行っているというところだ。今のところ、目論見通りにいっていると言えた。じくじくと甘く広がる性感に、レティは豊かな体をぶるりと震わせていた。
「ね、ねえケンちゃん、僕も触りたいんだけど……」
 最後の一人、垂れ目で眼鏡のもやしが、外見通りの気弱な声をかける。お楽しみの時間を邪魔されたからか、ツンツン頭は眉根を寄せた。
「だから、好きにすりゃいーじゃん。ねーちゃんは三人のペットって決めたじゃんかよ。ター坊だって触っていいんだぜ?」
「ええ? でもおっぱいは二人が触ってるじゃんか。代わってよ」
「知らねーって。他のとこ触ってりゃいいじゃん。おまえおまんこ好きだろ」
「あ……、まあ……うん」
 少年はこくりと頷いた。こちらに目を向け、聞いてくる。
「じゃあ、レティお姉ちゃん、おまんこ触るね……?」
 そう、本来ならばこうやって一言あってしかるべきなのだ。太っちょはせっかちでいけない。ちゃんと了解を取れるえらい子には、ご褒美が必要だろう。にっこり微笑み返し、何も言わず、両脚を大きく開いた。
「うわぁあ……」
 少年が歓声を漏らす。実際、それだけの価値がある光景が、目の前に広がっていた。
 露わになったのは、肉食花のごとき淫靡なる裂け目だ。肉豆はぷっくりと膨らみ、存在を主張している。僅かに色素沈着した小陰唇が、びらびらとクレヴァスを飾り立てている。すぐ側で、草叢は妖艶なる様を晒していた。
 じぃっと、強い視線を眼鏡越しに向けてくる。他にはなにも視界に入らない様子だった。
 これくらいの年頃は、残り二人のように胸に夢中なものだ。性教育を受ける前なら、下については「おしっこするところ」程度にしか思っていないのが普通だ。にも関わらず、いきなり下半身に注目する彼の将来は、ある意味で非常に有望だった。
「どうしたの? ほら……」
 腰を軽く揺らめかして誘惑すれば、細い指が、陰裂に伸びてくる。デリケートな花弁に、おずおずと触れる。
「アァッ……!」
 相手が誰であろうと、敏感極まる部位を触れられれば、刺激も相応に生じる。声を漏らさずにはいられなかった。
 レティのリアクションに、少年はすっかり魅入られたようだった。眼鏡の奥の瞳に異様な色を孕ませながら、毛深い下唇を擦り上げてくる。じれったくなるような官能に、腰が小さくくねってしまう。はっ、はっと、喉の奥から漏れる吐息は、甘いものになっていた。
「あッ、は、ぁんっ、あぁ、ゥんッ」
「おっ、ねーちゃん感じてるぜ。やるじゃんター坊」
「えっ? あ、お、お姉ちゃん気持ちいいの?」
 垂れ目が見開かれる。眼前の肉にすっかり夢中で、本人の反応すら視界に入っていなかったらしい。
 触れられて彼女がどのように感じているかなど、あえて尋ねるまでもないことだった。指が尺取虫のように這うたび、そこは湿り気を帯びていく。ただの水や汗ではない、ねっとりした蜜。いうまでもなく、愛液だ。年端もいかぬ少年の行為で、濡らしているのだ。
「ほんとだ、お姉ちゃん濡れてる……」
 眼鏡が呟く。蜜に濡れた指先を、よりにもよって目の前で見せつけてくる。親指と人差し指でニチニチと弄べば、糸が引くほどにネトついていた。天然なのだろうが、ずいぶん人を辱めるのが得意なようだった。
「おれも負けてらんねー、ほらねーちゃん、もっとエロい声だしてよ」
「ぼッ、ぼくも頑張るよぉ、ぢゅるッ、れろッ」
「あ、んッ、もう、二人とも、はッ、あぁッ、あぁん」
 ツンツン頭と太っちょが、左右の乳房を仲良く揉みしだいてくる。れろれろ舐め回しては、官能を引き出してくる。陥没ぎみだった乳首は、今や引きずり出されてぷっくり膨らんでいた。
 上ずった声を漏らす様に、嫉妬心のようなものを覚えたらしい。垂れ目が瞳をきゅっと細める。次の瞬間、指を体内に潜り込ませてきた。
「あぁんッ!」
「うわぁ、すごッ……!」
 既に十分濡れていた秘部は、細い指程度なら簡単に咥え込む。いきなりやってきた人差し指を、拒むどころか歓迎するように包み込む。
 ふんわりと、ねっとりと絡みつき締め付ける感触に、少年は息を飲む。つまらないジェラシーのことなど忘れ、夢中になって中を擦り始めた。
「アッ! あ、はッ、あ、ぅん!」
 ヌチュヌチュと音がして、膣肉がこねられていく。神経の集中した襞を、執拗にこねてくる。そんな風にされたら、もう嬌声を抑えられない。艶やかなオンナの声が、洞窟の中で反響する。
 魅惑のBGMにあてられたか、指使いは次第に激しくなっていく。卑猥なる肉穴を暴くように、指が襞を擦り上げる。たっぷりした腰がくねっ、くねっと蠢く。汁っぽい体質であるために、蜜壺はあっという間に溢れ、床に濃い匂いの飛沫を散らしていく。
「ぢゅるッ、れろッ、ぢゅるぢゅるッ、れろぉお」
「んふゥ、ンフッ、フーッ、フーッ、フーッ……」
「ああ、お姉ちゃん、お姉ちゃん、あぁあッ……」
「んんッ! はッ、あはッ、あぁ、ッ、は、あぁッ、あああ!」
 乳房の責めで垂れ目が奮起し、下をいっそう激しく責める。ぬちょぬちょ響く手淫音と、艶やかなアダルトボイスに、二人が触発される。手や舌で、魅惑の豊山を弄んでいく。
 まるで、目の前の女体をダシにして、レースをしているかのようだった。勝負の材料にされる側からしたら、たまったものではない。むちむちとした身体を震わせ、子供相手によがらされるばかりだった。
「あんッ……」
 不意に、眼鏡が肉壺から指を引き抜いた。最大の性感帯への刺激がなくなり、ようやくほっと一息つける――わけもなかった。
 彼はあろうことか、大きく開かれた両脚の狭間に、頭を挟み込んできた。ツンツン頭や太っちょがしているように、目の前のお姉さんを、口で感じさせるために。
「え、待っ、あ、んぅううううッ……!」
 小さな舌が、体内に入り込んでくる。れろれろと、舐め回してくる。ぢゅるぢゅるとしゃぶりついては、淫蜜を吸い上げてくる。
「あはぁッ、あぅんッ、ぉんッ、はぁッ、あ、ッ、あ、んんんんんんッ……!」
 指で弄ばれるのとはまた違う、妖しげな性感に、確実に狂わされていく。熱い声が止められず、ただただ身をくねらせる。
「あっ、何やってんだよねーちゃん。ペットが飼い主に逆らっちゃ駄目だろー」
 もはや、どうしようもないほどに感じさせられていた。あまりのことに思わず脚を閉じようとするが、ツンツン頭と太っちょがチームプレーを見せてくる。ムチムチした太腿を、両腕で抱え込んできたのだ。夏場の彼女は、それだけでもう逆らえなくなる程度には弱い。
「アッ、アッアッ、あっあ、あ、くはッ、あ、あああッ……!」
 競い合うような三人の愛撫に、声は次第に高く、詰まったものになっていく。下腹のあたりから、熱いものがぞくぞくとこみ上げてくる。
 もうまもなく、達するだろう。十年ちょっとしか生きていない悪ガキどもに、体じゅう弄られて絶頂するのだ。目の裏がヒリつくような、独特の感覚を覚えたと同時に、それは訪れた。

 ……ぐぅ。

 間抜けな音だった。しばし、沈黙が場を満たした。
 レティの顔が赤く染まる。性の恍惚にではない。羞恥にだ。
「……あー。ねーちゃんハラ減ってんの? じゃ、先にエサ食わせてやるよ!」
 今の今までとんでもない行為をしていたというのに、ツンツン頭は実にあっけらかんとしていた。持ってきた小包を取り、開く。おにぎりが三つ入っている。
 見ているだけで、唾が浮かぶ。普段の食事量からすると物足りないが、持ってきてくれるだけ文句はいえない。
 あとは、普通に食べさせてもらえればよいが――そうもいかなかった。
「ああ、やっぱり、そうやって食べるのね」
 嘆息する。少年達は一つずつおにぎりを手に取り、自分でかぶりついた。もりもりと、頬を膨らませて咀嚼していく。
 ツンツン頭が、残り二人と視線を交わす。まずは俺からな、というアイコンタクトだ。たっぷりと顎を動かした後、レティの両頬を掌で包み込む。ぷるんとした柔らかな唇に、自らの薄い唇を押しつけた。
「んむッ、ぢゅるッ、んぅう……」
「んっ、く、んぅ、んむぅ」
 唇を僅かに開けば、噛み砕かれ唾液と混ざってペースト状になった米が流し込まれる。ほんのり甘い中に、塩気と酸味が加わっている。梅にぎりだ。ときおり、白い喉が蠢く。送られてくる「エサ」を嚥下しているのだ。少年の唾液とともに。
 彼らの「エサやり」は、いつも口移しで行われる。どこで覚えたのか、最近の子供はとんでもなくマセているようだった。しかも、当然のように舌を潜らせてくる。「エサやり」のかたわら、ディープキスまでしようというのだ。
「ぢゅるッ、くぷ、れろッ、れろろ」
「んッ、ふ、んぅッ、んぅう……」
 小さな舌が、彼女の舌に絡められる。続けて舐め回してくる。ぢゅるッぢゅるッと、繋がった口腔から汁っぽい音がする。上手くはない。相手を感じさせるというより、自分が気持ちよくなりたいがための舌使いだった。
 だがレティは、確実に性感を覚えている。なにせ、ついさっきまで、燃え上がるような行為に身を投じていたのだ。しかも、非常に半端なところで中断されてしまった。腹の奥は疼いており、肉体はちょっとしたことでエクスタシーを覚えてしまう。
 もじッ、もじっと、ムチムチした太腿を擦りあわせている。こねられた愛蜜が、ニチニチと音をたてている。夏眠に入る前にたっぷり栄養を溜め込んだ、はち切れんほどの尻肉が小さく左右に踊る様は、犯罪的ですらあった。
「ぷはぁあ……」
 冬妖怪に給餌し、口内をねぶり倒したころになって、ツンツン頭はやっと満足した。ブドウ糖で白濁した唾液の糸が、唇の間を伝う。
「つっ、次、僕ね。僕……むちゅうぅう」
「んむぅ。んちゅゥ、んぅううッ」
 言って、太っちょが唇を重ねてくる。二つのむっちりした唇が、押しつけられあってむにゅぅんと形を変える。おかか握りの醤油味が味覚を楽しませる。散々噛み砕かれデロデロになっていなければ、とても良かったのだが。
 少年はムフー、ムフーと、ニンニクを思わせる鼻から荒い息を繰り返す。興奮かもしくは酸素不足からか、頬が赤く染まっている。
「ムフゥッ、むふッ、フゥ、フゥ」
「んぅ……んぅ、っく、ん、ッんぅ!」
 太っちょの、ウインナーのような指が、当然のように身体に伸びてくる。放埒きわまる乳肉を、円を描くような手つきで揉みしだく。濡れそぼつ陰裂に指を這わせて、ぬちッ、ぬちッと擦り上げる。
 絶頂の寸前で図らずも焦らされた肉体は、十年ちょっとしか生きていない少年の行為にすらくねってしまう。だが、まだまだ足りなかった。
 何度も肌を重ねる内に気づいたことだが、彼は大変なぶきっちょだ。要領が悪く、一番イイところを絶妙に外してくる。今だって、舌使いは妙にぎこちない。膣内に潜り込んだ指も、あと少し奥なら本当に素晴らしく気持ちよかったことだろう。
 そういうわけで彼女は、またしても昂ぶらされるばかりで、達せないでいた。腹の疼きは強くなるばかりで、腰のくねりは周囲三百六十度に対し誘惑のフェロモンを放っているかのようですらあった。
「――むはぁッ! むふぅッ、ふぅ、ふぅ……」
「あはッ、はぁッ、はぁッ、あぁ……」
 やがて、口が離れた。指も、身体から剥がされる。
 二人揃って、肩で呼吸していた。ある意味、激しく責め立て喘がされるよりもキツい。下半身の貝はしきりにヒクつき、堪えがたいといわんばかりに涎を垂れ流していた。
「お姉ちゃん……えっと」
 最後の一人、垂れ目の眼鏡が正面に立つ。とんでもない猥褻行為を繰り返しておいて、今さら恥じ入ったような素振りを見せている。「ちゅー」というのは、他の性行為よりもよほど身近であるが故に、彼らにとってわかりやすく特別な意味をもつのだろう。
「んふ……ちゅむぅううううッ。ぢゅるッ、れろッ、ぢゅるぅうう」
「え、ちょ、お姉ちゃん、んむぅうッ!? ンッ、く、んぅううッ!?」
 だからといって、へどもどされていては困る。こっちは腹の奥が疼いて仕方ないのだ。無意識のうちに、こちらから小さな両頬を包み、引き寄せた。口端から垂れた涎をれろりと舐め取り、そのまま唇を奪った。
 間髪をいれず、舌をねじ込む。卵焼き入りのおにぎりか。蛋白質はありがたいなと頭の隅でぼんやり思いながら、どろどろになったそれを啜り取るように奪う。ぢゅるぢゅると、キスらしからぬ卑猥音を立てながら。
「んぅッ! ンッ、ンッ、ンーッ!」
 あまりに激しい大人のキッスに、少年は身をよじる。もちろん、逃がさない。両肩をしっかり掴んだ。少しだけながら飢えが癒えたお陰で、押さえつけるくらいのことはできるようになっていた。
「れろッ、れるッ、くぷッ、ぢゅるぅうッ、ぢゅる、れろれろれろ……ッ」
「んぅうッ、くふッ、んむぅッ、んっんっんっ、んぅ、ッ、んー……ッ!」
 ねっとりと、彼の口内を味わい尽くす。先ほど自分の股間を舐め回した口だが、気にも留めなかった。
 ほんのりと、子供特有の汗臭さと乳臭さが漂ってくる。本来ならあまり快いものではないが、今だけは関係ない。貪り食らうように吸いついては、舐め回す。ひんやりしたダイナマイトボディで抱きしめつつ、乳房や秘部を擦りつける。さながら、マーキングするかのように。
「くむぅッ、ふぅッ、んぅッ、ンッ、ンッ、ンゥウウ……!」
 次第に、少年の身体が強ばりはじめ、肩をぱしぱしと叩かれる。息が続かなくなってきたのだろう。
 とても残念だ。自分はまだまだ足りないのに。とはいえ、キスで窒息させてしまっても困る。渋々唇を離した途端、少年はぶはぁッと、荒い呼吸を繰り返した。
「はぁ……」
 溜息をつく。食事のおかげで腹は多少満たせたが、まだまだ足りない。何より、身体の疼きは、より酷くなっていた。どうにかしないことには、性欲に飢えてしまいそうだ。
「へへッ、ねーちゃん、もしかしてまだ足んない? なら飲み物もあげよっか?」
 子宮の疼きを堪えかね、自らの下腹を抱きしめる。それをツンツン頭は、量が足りなかったのだと考えたらしい。解釈こそ間違っているものの、次に取った行動は、極めて正解に近いものだった。
 ごそごそと、衣服を脱ぎ、生まれたままの姿になる。日焼けた身体は平たく、つるんとしている。下半身のモノは、まだまだ発展途上にあり小さいが、立派に膨らんでぴぃんと上向いていた。
「ほらねーちゃん、しゃぶってよ、いつもみたいにさ。おれたちのせーえき飲んだら、腹も膨れるでしょ?」
 陰茎を突き出して、ニヤニヤ笑いながら言う。下衆極まる台詞だが、目線に悪意はなかった。蛙の尻に爆竹を突っ込んだり、カブトエビの殻を剥いてみたり、子供というのは純粋な顔でえげつないことができる生き物だ。
 これもその一つといえる。今のレティにとっては、願ったり叶ったりの言葉だった。
「ええ、ええ、そうね。私、まだお腹が空いてるの。あなたたちのおちんちん、食べさせてちょうだいね、うふふ……」
 目の前のソレはまだ皮を被っており、ほんのり汗の香りを纏っている。もう少し成長したら、雄特有の臭いなども漂い始めるのだろうが、今のところは可愛らしいものだ。見ているだけで、口がうずうずしてくる。
「えぁ――あむぅううっ」
 唇を開く。米の欠片まじりの、ねっとりした唾液が糸をひく。一口で、目の前のものを咥え込んだ。
「んふぅ……」
 口内に、少年特有の体臭が広がる。快いものではないが、胸をくすぐる。そしてなにより、下腹を燃え上がらせた。とろんと、瞳が蕩けるのが自分でも分かった。埋もれがちだった乳房の先端が、ぴぃんと尖っていた。
「う……っわぁ、ヌルヌルして熱い……ねーちゃんホントに冬の妖怪? タコの妖怪とかじゃなくて?」
「ンンぅ?」
 腰をぶるりと震わせながら、なんとも失礼なことを聞いてくる。女性に対して、なんてデリカシーのないことを言うのか。ちょっと、お仕置きが必要だ。
「んむぅッ、ぢゅるッ、ぢゅぽッ、ぐぷぅッ、れろッ、ぢゅるるッ、れろぉお」
「アッ!? あッ、うわッ、ちょッ、あ、あぁッ!? なに、ちょ、待って、あーッ!?」
 本能に突き動かされるまま、ぢゅるぢゅるとしゃぶりつく。頬を窄め、唇で扱き立てる。口内では舌が踊り、包皮の上から竿全体を舐め回している。大人の男相手でも、腰を浮かせてよがるだろう。まして彼のような、年端もいかぬ少年が、堪えられるわけもなかった。
「おねーちゃん、僕も僕もぉッ」
「えっと、僕も……」
 素晴らしいことに、追加の二本が差し出された。思わず、胸を躍らせる。
 衣服の中でたっぷり蒸れてきた、汗の匂いを漂わせる魔羅に、指を這わせる。白くひんやりした指で、唐辛子のようにぴぃんと勃ったモノを弄んでいく。人差し指と親指で摘まむように擦ってやる。おまけに、残る三指で根元の玉を撫で回してやった。
「うゎぁッ、はぁッ、ああ、ああッ、うわッ、あああッ」
「あっ、あ、っ、あぅうッ、あぁッ、ッ、ぁッ、ああ!」
 まだ毛も生えていないような少年には、大層な刺激に感じられたらしい。変声期前の裏返った声をあげて悶えている。しかし、レティにとってはこれでも、挨拶くらいの行為に過ぎなかった。そろそろ本格的に味わいたくなってくる。
「んはッ――」
 一度、口を離す。皮から唇にわたって伝う唾液を、ちゅっと舐めとった。
 三人を一列に並ばせる。まずは、ツンツン頭のモノからだ。
「れ、ろぉおおおッ……」
「うわッ、あッ、あ、ぅうッ、あぁああ……ッ」
 舌を突き出し、唾液を垂らす。包皮の先端、小さな開口部へ流し込んでいく。粘液が浸潤していく妖しげな感覚に、少年は呻いている。残り二人は、親友の尋常鳴らざる様子を、固唾を呑んで見守っている。
 笑ってしまう。今しているのは愛撫ではなく、ただの「下準備」にすぎないというのに。
「あぁッ、ひゃぁッ、あッ、あぁッ、ああああああッ……!」
 癒着しかけた皮と肉の間に、たっぷり唾液がまぶされたころを見計らい、舌を差し込む。ゆっくりと剥がしていく。
 刺激的な感覚に、少年は半ばのけぞりながら嬌声をあげている。カクつく膝が、どれほどの快感を得ているかを端的に示していた。
 やがて、包皮が全て剥かれる。マゼンタの、ぷりんっとした亀頭が姿を現す。
「むちゅっ……むちゅぅう」
「ひんっ」
 労るように口づける。普段包皮の内に隠れているために刺激に不慣れで、びくんっ、と竿全体が震えた。
「うふふ……」
 舌なめずりをしながら、残り二人のモノもゆっくり、じっくりと剥いてやる。
 太っちょの皮の内側からは、ツンと鼻を突く刺激臭がうっすら漂う。普通なら顔をしかめるところだろう。今のレティにとっては芳香だったが。ブルーチーズのようなものだ。好きな者にはたまらない。
「ちゃんと洗わないと、女の子に嫌われるわよ?」
「あ、ぅ、うん……」
 一応注意しておくと、半ば惚けていた少年は、たっぷりした顎をゆさゆさと縦に振る。
 最後は垂れ目の眼鏡のペニスだ。三人の中では一番大きい。二次性徴も終えていない現状ではドングリの背比べだが、将来に期待がもてる。
「んちゅ……んふ……んぅ……ちゅっ、れろっ、ぢゅるっ、ぢゅるぅううう……」
「あ、アッ、あ、ッ、くは、あぅッ、ああああ……ッ」
 特に丁寧に、じっくり、じっくりと剥いていく。唾液のプールのようになった口内で、飴を舐め溶かすようにじっくりとふやかしていく。ゆっくりと舌を挟み込み、蛞蝓が這うような速度で剥がしていく。
 なかなか終わらない官能地獄に、少年は喉を震わせる。眼鏡が半ばずり落ちていた。
「ッあぁッ、あぁ、ッ、はぁ、はぁ……うぅ」
 終わったころには、揃ってへとへとになっていた。足がふらついている。思わず笑ってしまう。むしろ、本番は今から始まるというのに。
「ほら、いらっしゃい――あむぅうッ、んむッ、ぢゅるぅ、ッぢゅぷッ、れろぉお」
「うわッ、あぁッ、ああ、ああああッ……!」
 そう、ここからが本当のフェラチオの始まりだ。少年達を抱き寄せ、すぐ傍に立たせる。三本の可愛らしいモノを、順番にしゃぶり始める。咥え、舐め回し、鈴口を舌先でつつく。頬を窄め、睾丸の中身を吸い出すほどの勢いで吸い上げる。極めて熱烈な口淫だ。三人の嬌声と、えげつないフェラチオサウンドが洞窟内で反響する。
「あッ、あッ、お姉ちゃん、あぅぅ、あッ、ああッ、あああッ!」
 口腔を駆使する傍らで、手技も繰り出していた。親指と人差し指で輪っかを作り、幹を扱いていく。掌で亀頭を擦り回す。大人でも音を上げる責めに、少年が耐えられるわけもない。がくがくと腰を震わせるばかりだ。
「んふッ、んふふふふッ……」
 まだまだ発達の途上にある幼いペニスだが、彼女を昂ぶらせる役には立っていた。実際、片手は己の下腹をこねくり回していた。ぐちょッぐちょッと淫猥なる音が響き、蜜が散る。どうしようもない様を晒しながら、たっぷりした腰をうねうねとくねらせていた。
「フゥッ、フゥッ、アッ、ア、アッアッ、くる、くるぅうッ!」
 そのように激しく口交していて、長く堪えられるわけもない。少年達はあっという間に音を上げる。
 最初に限界を迎えたのは太っちょだった。優しく咥えて射精を促してやると、先端からじんわりと粘液を滲ませる。快楽の頂点に至った証、精液だ。まだまだ薄く量も少ないが、男として成長しつつあることを感じさせた。
「ンフゥ――っ」
 鼻から、甘い声が漏れる。ちゅぅうと吸いつき、尿道に残っていたぶんまで搾り取る。そこで口を離した。今度はツンツン頭が絶頂に至りそうだったからだ。先端を咥え、鈴口を激しく舐め回してやれば、一発だった。薄ら苦い官能の汁を、じんわり滲ませる。同じように、ちゅうちゅうと吸い上げてやる。
「お姉ちゃん、あっあっ、あぅッ、あ、ああああ――ッ!」
 最後に、垂れ目の眼鏡のモノだった。両手で左右の睾丸をやわやわ刺激しながら、口腔全体を使って搾り上げる。魂が抜けるような嬌声をあげながら、レティの口に若々しい欲望を吐き出していく。
 やはり他の二人より性機能が発達しているのか、少しだけ濃い。青臭くてクセのある、この年頃特有のスペルマだ。思わずうっとりしてしまう。無意識のうちに、両太腿を擦り合わせていた。ニチッ、ニチっと音が響いていた。
「ぷはぁ……」
 口を離す。亀頭から唇に伝う糸を、チュルンと吸い取る。咀嚼し、丹念に噛みつぶしていく。レティは、食事の際はよく噛む主義だった。
 味と臭いをたっぷり楽しんだ後、嚥下していく。まだ薄いスペルマは、するすると下っていった。若々しい精が胃袋に落ちていくのを感じながら、彼女は熱い溜息を吐く。薄ら青臭い溜息をだ。
 なかなか悪くないひとときだった。けれども、まだ足りない。なんといっても自分は、まだ達していないのだから。
 では、どうするか。再び愛撫してもらうか? 否だ。ここまできてそんなのは、馬鹿げている。たっぷり前戯してきたのだから、やることといったら一つしかあるまい。
「はぁ、はぁ、うぅ……」
 ツンツン頭はぼんやりとしている。目の前で手を振られても気づかないだろうほどに。射精の余韻にたっぷりと浸っているらしい。都合がよかった。
「妖怪の前で隙を見せるなんて、命が惜しくないのかしらね? うふふ」
「へ、あッ、あぅッ」
 背中に手を添えて、ゆっくりと、しかし強引に押し倒す。目に意思の光が戻ったが、既に遅い。いくら夏には弱体化するとはいえ、マウントを取ってしまえば話は別だ。むっちりした身体の重さは強い弱いとは無関係であり、はね除けるだけの筋力など彼らにはないのだから。
「ふふッ、うふふふ……ッ。いただきまぁす」
「ね、ねーちゃん?」
 舌なめずりするレティに不穏なものを感じたのか、少年は声を上ずらせている。お構いなしだった。
 指先を、彼の股座に伸ばす。射精したばかりだというのに、まだ硬い。目の前に、比類なく豊かな女体が放り出されているからだろう。その肌が艶やかに紅潮し、うっすらと汗を滲ませているとなれば、なおさらだった。
 非常に都合がよい。萎えているものは、流石に入れづらいだろうから。
 唐辛子のようなソレを、指先で摘まむ。腰の位置を調整し、膣口に押し当てる。ヌチッ、と、肉沼が卑猥な音をたてた。
「うわっ、ちょ、ま」
「駄ぁ目」
 何が行われるのか、ようやく理解したのだろう。待ってと言おうとしたようだが、時既に遅しだ。「ま」を発音したあたりで、たっぷりした腰が落とされた。
「アッ、ひゃ、あ、あぁあああああああッ!」
 嬌声を上げたのは、少年のほうだった。目を見開き、身体を震わせる。喉仏も浮かばない喉から、悲鳴じみた甘い声をあげている。ヌルヌルと絡みつき抱きしめる、卑猥極まる淫穴で、先ほど達したばかりのペニスを「食われた」のだ。そうなるのも当然のことといえた。
「ああぁあんッ……!」
 対するレティは、熱い声を漏らしていた。ようやく入ってきた雄の象徴に、キュンッ、キュンッと膣肉を収縮する。飢えが癒やされるような気分だった。
 だが、まだまだ足りない。快楽の頂点、性快楽の深奥、アクメに至らなければ、渇望は決して満たされることはない。それを得るために、腰を振りたくりはじめる。
「あはぁッ! んふッ、くふぅッ、あはぁ、あっ、あっ、あはぁッ、ああ!」
 両脚を大きく広げながら、腰を前後にくねらせていく。ムチムチとしたヒップ全体を、釘をうつように少年の腰に打ち付けていく。
 上体を倒し、小さな身体全体を抱きすくめる。蜘蛛が獲物を捕食するがごとしだった。あながち間違ってもいない。この洞窟はレティという妖怪の巣であり、彼らはそこにノコノコと足を踏み入れたわけなのだから。違うのは、獲物が食われて悦んでいることか。
「あっ、ぅッ、あぁ! あッ、ひぃッ、はぁッ、あ、あ、あああーッ!」
 下腹と下腹が打ち付けられあい、小気味よい打擲音をたてている。ぐちゅッぐちゅっと、粘膜がこね回される音もだ。少年は狂ったような嬌声をあげ、埒外の性感に涙すら流して悶えている。
「はぁッ、あぁッ……! ふふッ、はぁッ、あッ、んッ、はぁッ、ああ……!」
 少年を捕らえながら、若い肉竿を淫膣全体でたっぷりとむしゃぶっていく。卑猥極まる光景だった。
 あてられたのは、太っちょだ。たっぷり精を放ったはずのモノを、ぴぃんと尖らせている。もじもじとする彼に、レティは声をかける。
「ほら、見てるだけでいいの? おちんちん辛いんでしょう? こっちにいらっしゃい……」
「うッ、うんッ。うんッ」
 こっちにいらっしゃいというのは、もっと近くで見ろ、という意味ではなかった。
 己の尻たぶを、自らの手で割り開く。なにせ溢れるほどの尻肉なので、ムチィイッ……と音がしそうだった。露わになるのは、薄茶色の窄まり、肛門だ。滴った秘蜜に濡れて、妖しく収縮を繰り返している。
 突っ立ってないで、ここに挿入すればいいじゃないか――そういう意味だった。
「えぇッ……!?」
 太っちょは仰天し、尻込みした。当然だ。なんといってもそこは、「うんちするところ」なのだ。陰茎を突っ込むなど、正気の沙汰ではなかろう。
 が、躊躇いはすぐに振り切れた。性感への期待にくぽっ、くぽっと蠢く菊門の、あまりのいやらしさに魅了されたのだ。
「はぁ、はぁ、ああ……ッ」
 意思なきゾンビのように、ふらふらと近づいてくる。白い背中に身体を預けるように、覆い被さってくる。満月よりも丸く白いヒップに、陰茎を擦りつけてくる。硬い竿に圧迫された尻肉が、むにっむにっと形を変える。魅惑の感触は、それだけでえもいわれぬ性感を与えたらしい。腰をへこへこ振ってくる。
「そうじゃなくて。ほら、こっち」
 悪くはないが、そうではないのだ。手を伸ばし、竿の先端に指を絡める。入れるべき"出口"に、導いてやる。
「アッ、あッアッ、あ……うわぁああああッ!」
「んぉおおッ……!」
 誘われるままに、彼は腰を突き出す。食虫植物の芳香を嗅いだ蠅と同じで、逃れられるわけもなかったのだ。
 そうして、肥満体型に特有の太い声をあげ、喘ぐ。菊門は膣穴とはまた違う感触で、熱く締め付ける、魔性を秘めた第二の性器だ。神経の集中した小さなペニスに、堪えられるようなものではなかった。口端から涎すら垂らし、余りぎみの顎肉をゆさゆさと震わせて悶える。
 ヴァギナとは異なる、脳味噌を空っぽにしてくるような背徳の性感に、レティも思わず獣じみた声をあげる。自然と、腰がはげしくうねり始める。たっぷりした腰が躍るたび、二穴はぬぽぐぽと猥褻極まる音をたてて小さな竿をしゃぶり尽くしていく。
「あッ、あッ、あ! ねーちゃん、あぁッ、うわッ、はぁッ、あッ、あああ!」
「あぅッ、あーッ、ふぅッ、ふぅッ、うぅッ、うう、ふぅッ、ううぅう……!」
「あんッ、あはぁッ、あはッ、はぁ、あっ、あっあっ、ああ!」
 彼らに許されることといったら、ただ喘ぐことだけだ。またレティも、あられもない声をあげてよがっていた。あんなに切なかった下半身が埋められたことに、望外の喜びを覚えていた。
 ぢゅくぢゅくと、汁気まみれの音をたてて尻を振っていく。ヒップだけが独立した生物であるかのようですらあった。淫らに声をあげて若い性を貪る姿は、さながらセックスの妖怪といったところだった。
「う、うう、なんで僕だけ……」
 不満の声をあげるのは、悪ガキどもの最後の一人、垂れ目の眼鏡だった。生来の引っ込み思案ゆえ、また出遅れて、おいしいところを持って行かれてしまった。ペニスが切ないといわんばかりに、腰をうずうずと揺らめかせていた。
 もちろん、放っておくレティではない。肉竿を貪るための穴はもう一つある。たっぷりとねぶり回してあげようではないか。
「あはァッ……ぼくも、見てるだけじゃなくて、こっちにいらっしゃいな」
「え、あ、……うんッ」
 熱い溜息交じりに、艶やかな声で誘う。どんな偉丈夫であっても誘われずにはいられない、魅惑のキャンディボイスだ。
 いそいそと、彼はレティの目の前に立つ。このまま、他の二人よりちょっと立派なモノを、口内でれろれろとなめ蕩かしてあげよう――と思ったのだが、はたと思い直る。
 ツンツン頭と太っちょには、膣穴・尻穴性交での鮮烈な快感を与えてあげている。なのに一人だけ先と同じ口淫では、ちょっと不公平ではないか。
 ここはひとつ、目先を変えることとしよう。同じ口を使って、今まで一度だって味わったことのない快楽を与えてあげようじゃないか。
 しゃぶってほしいと言わんばかりに、少年は可愛げなモノを突き出している。他の二人はもっととんでもないことをしているというのに、健気なことだ。やはり、謙虚さに免じ、素晴らしい時間をあげることにする。
 レティの半分ほどしかない細い腰をつかみ、こちらに背を向けさせる。少し日焼けた、つるんとした背中は、見ていて思わず舌を這わせたくなる。欲望に逆らう意味もなかった。
「れるぅう……」
「ひッ、あ、ぅんッ」
 ゆっくりと舐め下ろしていく。特に仙骨のあたりを、れろれろと唾液まみれにしていく。妖しげな官能を、彼は身を硬くしながらも受け入れる。
「わ、ちょ、お、お姉ちゃんっ」
 さらに舌は下がっていく。どこへ向かおうとしているか察したのか、少年は下半身を前に突き出して逃げようとする。もちろん、許すわけもない。両腕で彼の腹を抱え捕らえた。
 二次性徴を迎える前の尻たぶは、柔らかくぷりっとしている。もっと年齢を重ねて毛も生えれば、むさくるしく、見苦しくなるのだろうが、今のところは実に可愛らしい。
 柔らかな第二のほっぺたを、左右に割り開く。ほんのりと汗の匂いが漂う。色素沈着もほとんどしていない、薄茶のアヌスが姿を現した。外気に触れヒクつくおちょぼ口に、むっちりした唇を押しつけた。
「ひぃいッ!?」
 あがったのは悲鳴だ。悲鳴じみた嬌声などではなく、悲鳴だ。まあ、当然だ。「うんちするところ」に、いきなりキスされたのだ。そういう性愛を知識として知らなければ、誰だって驚くだろう。
「むちゅッ、ちゅむっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、んふふ、んぅう」
「はひッ、ひ、っぁッ、あ、や、あぁッ、あああッ」
 もちろん、レティは気にもとめない。菊座の退廃的な悦びを、少年の小さな脳味噌に刻みつけるべく、何度もリップを押しつけていく。
 むちゅっむちゅっと、薄紅梅の唇が、ヒクつくアナルと交わりあう。今まで培った常識を破壊するような行為に、ただただ裏返った悲鳴をあげている。一方、肉体は素直なもので、膝がかくかくと震えていた。感じているのだ。
「んふふ……」
 挨拶は、これくらいでいいだろう。むっちりした唇の隙間から、舌を這い出させる。先ほど彼らのモノを散々ねぶり倒した舌を。ぬらぬらと輝く様は、そういう卑猥生物であるかのようだった。
「れろっ、れろ、ふふ」
「はひッ、あッ、あああッ」
 未知の刺激にキュッ、キュッと窄まるアヌスを、つんっ、つんっとつつく。またしても知らない感覚に襲われ、彼はひぃひぃと喘ぐ。
「れるっ、ぢゅる、れろぉっ、れるれるれる……ふふふ」
「アッ、ひッ、あんッ、や、ッ、あぁッ、あ、うあああッ」
 れろ、れろぉおと、何度も舐め回していく。肛門を唾液でふやかす勢いだ。ぬちゅぬちゅと、卑猥きわまる音が少年の尻たぶの狭間から響く。背徳の官能に、小さな背中を弓なりに反らせている。支えてやらなければ、そのまますっ転んでいたことだろう。
 口の中にうっすら広がるのは、排泄物特有の香りだ。けれども、嫌だとは感じなかった。若々しいからか、汚臭というよりは、ちょっとクセのある臭いとして感じられていた。なにより、燃え上がる性の興奮が、そんな無粋なことを感じさせなかった。
 たっぷりねっとりと、唾をまぶしながら舐め回すにつれ、菊穴はだんだんとふやけてくる。拒むようにきゅうきゅうと窄まっていた穴は、だんだんと緩み、解れてくる。頃合いを見計らって、舌先を押しつけていく。ぐり、っ、ぐりっとねじこむように、唾液まみれの舌を忍び込ませていく。
 そこは本来ならば排出専用であって、何かが入ってくるというのはあり得ない。当然、直腸は拒むように蠕動しているが、その程度でどうにかなるわけもなかった。
「ぬぷぅう、くぷッ、ぢゅる、ぬぷっ、ぬぽっ、くぽ」
「はひッ、あ、あ、あーッ!」
 ぬちゅッぬちゅと、口腔粘膜で肛門をほじくり倒していく。腸細胞の一つ一つにいたるまで、丹念にねぶり回していく。彼は腰をがくがくと震わせ、ひたすら身悶えしていた。眼鏡がかちゃかちゃと音をたてている。それでも、痛いとか、苦しいとか感じているわけでないのは、あがる声から明らかだった。
 人生が歪むレベルの性感を与えながらにして、レティはなおも満足しなかった。興奮に突き動かされるまま、気弱な少年に、徹底的に尻穴癖を植え付けんとする。
 そのためには、尻穴だけが気持ちよいのではだめだ。セットになって脳裏に刻み込まれる、強烈な体験が必要だ。鈴の音とともにエサを出されてきた犬は、やがて鈴の音を聞いただけで涎を垂らすようになるという。それと、原理は同じだった。
 彼の腹側に手を伸ばす。可愛らしい下半身の、ぷっくり膨らむ二つの玉を、両掌で優しく弄んでいく。大の男でも腰を跳ねさせるような、いやらしい陰嚢愛撫を繰り出す。未発達な金玉に、フル稼働してもらおうというのだ。
「んふふぅ」
 さらには、指を竿に絡めて、扱き立てていく。先ほどの口淫で唾液まみれのペニスは、擦られるたびにぬちゅっ、ぬちゅっと卑猥な音をたてている。
「あ、あ、あ! アッ、ひッ、あぅッ、ぉ、ぅあッ、ああああ……ッ!」
 少年はわけも分からないまま、がくがくと全身を震わせている。変声期前の声が、洞窟にこだましている。前から見れば、瞳が見開かれているのが、眼鏡越しによく見えることだろう。
 オーバーリアクションにも思えるが、実際なにも大げさではなかった。海馬に、アヌスとペニスの性感が深々と刻みつけられているのだ。刺青のような、二度と消えない快楽の刻印が。甚だしくよがるのも、当然のことといえた。
「ぢゅるッ、れろッ、れるぅう……ふぅッ、んふふッ、んぅう……!」
 そのようにして一人の少年の性嗜好を歪めながら、レティ自身も大いに昂ぶっていた。ほろ苦くエグい直腸の味は、本来なら生理的嫌悪を催すものだが、今だけは興奮を煽る最高のスパイスになっていた。
「あぅ、ねーちゃんッ、ねーちゃんッ、あ、あ、ッあああ……!」
「フゥッ、フゥッ、うう、おお、ああッ、ぅうッ、ううう……!」
「あぁッ、やッ、あぅ、ひぃッ、あ、あ、ッ、ああああ……ッ!」
 むちむちとしたヒップが、猛然とうねっている。散るのは汗、そして愛液だ。えげつのない蜜音と抽送音が響き渡る。
 両穴で肉竿を搾り上げながら、二度と同世代の女子で興奮できなくなるほどの快楽を与えていく。口と手で、後戻りできない性嗜好を植え付けていく。大人でも音を上げる、淫乱を極めた、貪るようなセックスだ。そんなことをされて、年端もいかぬ少年たちが、堪えられるわけもなかった。
「あ、あ、あ、ああああああああああああああああッ!」
 少年らの高い声が、三重奏を奏でる。腰が浮かび、突き出される。びくッ、びくッと、体内で、手の中で、肉棒が震えるのが分かる。射精しているのだ。
 大人の男のソレのように、激しく脈動したり、勢いよく精を放つことはない。けれどもやはり、性機能は育ちつつあるようだ。とくん、とくんと脈うつたびに、子種が放たれていくのが分かる。
 薄く量も少ないが、精子をきっちりと含んだ、立派なスペルマだ。ぞくぞくぞくっと、彼女の腰を震わせる。
「んふぅぅううう、ぉおおおおうううんッ……!」
 待ちに待ったアクメの瞬間が、彼女にも訪れたのだ。全身をくねらせ、たっぷりと纏った肉を揺らす。放埒な乳房が、腹肉が、尻肉が、ぶるぶると震える。喉の奥から、獣のような声が漏れる。
 愛蜜が膣口から噴き出し、両穴はキュウッと肉竿を根元から先端にかけ締め付ける。声の震えが舌を通じて伝わり、少年の腸内をマッサージしていく。それで彼らは、さらなる快楽に襲われる。小さな腰を、がくがくと痙攣させる。
 レティは、大変な満足感に浸っていた。肉欲の渇きが、飢えが、癒されていくのがわかる。性欲が満たされるのを感じながら、ぶるりと身体を震わせた。
「はひッ、はふッ、あぅ、ああ……ッ」
 やがて、少年達の射精が終わる。体力の殆どを使い果たしてしまったのか、ぐったりとして動かなかった。
「んふぅう……んぅ」
 レティも、絶頂の波から下りてくる。
 腰を浮かせ、掌を離して、ペニスを解放する。欲望の全てを吐き出さされた竿は、すっかり萎びていた。らっきょうくらいのサイズにまで萎んでいる。
 ついでに、可愛らしい尻穴からも、舌を抜く。腸液混じりの唾液の糸を啜りとった。さんざんほじられたアヌスは、尻たぶの狭間で、閉じることを忘れたかのようにくぽくぽと収縮していた。
「ふぅ……はぁ」
 軽く呼吸を整える。汗で額に張り付く髪の毛がセクシーだ。子供三人が死屍累々と横たわっていなければ、たいそう絵になる景色だったろう。
「うふふ、お疲れ様、皆。とってもよかったわ、私はね」
「あ、はッ、あ、ぅ」
 返事はなかった。答える余裕など、三人の誰も持ち合わせてはいなかった。
 労る気持ちを込めて、それぞれの額にキスしてやる。そういえば尻穴を舐め回した直後だが、まあいいだろう。美女からの口づけであることに違いはないのだから。
「ああ、もうこんな時間なの……」
 呼吸を軽く整えて、洞窟の外を見やる。入口から夕日が差している。帰してやらないと、まずいことになるだろう。
「三人とも、またいらっしゃいな。食べる物を持ってきてくれれば、たっぷり気持ちよくしてあげるから」
 舌なめずりしながら告げる。ペットと呼ばれる立場だったのに、すっかり逆転していた。当たり前のことだった。人間の子供ごときが、妖怪に敵うわけないのだ。
 まあ、子供だし、次来るときにはケロリと忘れているのだろうが――それならそれで楽しませてもらうだけだと、レティは次回を楽しみにするのだった。
レティ・オマンコロックさんはレティ・ドスケベロックさんだと思いました
喚く狂人
http://twitter.com/wamekukyouzin
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
すけべぇ・・・