真・東方夜伽話

やらしきダウザー

2020/02/12 18:41:23
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やらしきダウザー

喚く狂人

白昼堂々ショタに告白されたナズーリンさんが彼を自分の掘っ立て小屋に連れ込んで優しく童貞喪失させてあげるスケベ

 すきです、ぼくとつきあってください。
 いかな賢将といえど、いきなり知らない奴に好意を伝えられたら、戸惑う。食べかけのおはぎを手に持ったまま、ナズーリンは固まっていた。
 目の前に立っているのは、外見からして寺子屋に入ったばかりのちんちくりんだ。こちらに突き出しているのは花束だった。といっても、店で買ったのではなかろう。道端で摘んだと思われるのを紐でくくった、手作り感溢れる品だった。
「……あー、ええと、だね」
 当然ながら、応じられない。彼女は見た目こそ小さく、弱小ではあるが、齢千年を超える。少年少女のおままごとに付き合う年齢ではない。
 とはいえ、ばっさり切って捨てるのも後味が悪い。どうしたものかと溜息をついた。
「ああもう……」
 そうこうしているうちにも、野次馬達が集まってくる。大通りの甘味屋の店先で、白昼堂々の告白だ。お祭り好きの幻想郷の住人達が、興味をそそられないわけがなかった。
 こう注目を浴びていては、何を言っても碌なことにはならない。とんだ災難だ。せっかくの休み、寺では食べられないものでもと思って甘味処まで来たというのに。
「君、ちょっと来たまえ」
「えっ、あの、お姉ちゃん、あのッ」
 少年の手を掴む。ぐいぐい引っ張りながら、野次馬どもを振り切るように歩き出した。

***

 里の外れに、拠点にしている掘っ立て小屋がある。
 中は簡素なもので、土間を上がれば板張りの居間兼寝室があるばかりだ。彼女の香りが、ほんのりと染みついていた。
「まったく、君のせいで食いっぱぐれだ。せめて、食べ終えてから話しかけてくれればよかったのに。どうしてくれるんだい」
「あ、その、ごめんなさい……?」
 せっかくの休日プランを変更させられたことに、唇を尖らす。あそこは結構な人気店で、今日だってわざわざ並んだのだ。そのせいもあり、余計に人の目を引いた。まさに踏んだり蹴ったりだった。
 座布団を寄越し、座らせる。自分もその対面に、どっかと座り込んだ。
「で? 私が好きだから付き合ってほしいと? 何故?」
「えっと……お寺でお姉ちゃんのことを見かけて、その、すごく綺麗だって思ったから」
 つまりは一目惚れということだろう。改めて説明するとなると気恥ずかしいのか、少年は顔を赤らめる。初心なことだった。
 主人や住職に秋波を送る手合いは少なくない。が、自分目当てというのは初めてだった。世間一般の価値観と照らし合わせると、この体はあまりにちんちくりんだ。男が魅力を感じないのも当然といえる。
 反面、彼のような少年からすれば、外見年齢も近いし、理想の異性として映るのだろう。――あくまで、彼からすれば。
「残念だが、君の思いに応えることはできないよ。見た目で分かっていると思うが、私は妖獣だ。しかも、君のおばあさんの、そのまたおばあさんよりも長く生きている。君のことを恋愛対象として見られるとでも思ったかい?」
 非常にはっきりとした、最大の理由だった。
 向こうからは同世代に見えていても、こちらはそうではない。精々十年ほどしか生きていない人間など、過ごした時間が違いすぎる。惚れた腫れた以前の問題だ。
 断られるのは予感していたのかもしれないが、いざ面と向かって言われるとショックが大きかったらしい。少年は俯き、唇を噛む。涙を堪えていますと言わんばかりだった。
 想いに応じることはできないが、だからといってこのまま帰すのも憚られる。寺の妖怪鼠が子供を泣かせたとか、話に変に尾ひれがついて広まったら面倒だ。おはぎを放り出してまで場所を変えた意味がなくなってしまう。
 まったく厄介なことだが、落胆を紛らわす何かが必要だった。
「……どうしても駄目?」
「無理だね。まあ、付き合うわけにはいかないけど、代わりにとびきりの思い出をあげるよ。顔を上げなさい」
 ――実のところ、彼の好意に少しばかり嬉しさを覚えていた。純粋に他人から異性として見られるなど、本当に久しぶりのことだった。だから、素敵な埋め合わせをしてやることにする。
「鼠のお姉ちゃん……?」
「うん、改めて見てみると、君はいいね」
 両頬を掌で包み込む。ほんのりと柔らかい。まじまじと見てみると、なかなか悪くない顔だちであるようだった。たまには、若い燕をいただくのも悪くないと思える程度には。
「あの、えっと、んむぅッ!?」
 見つめられ羞恥を覚えたのか、頬を赤らめる。その唇を、おもむろに奪う。成人男性ともなると唇も硬くなってくるが、彼のはぷにぷにとしていて、心地よい。
「んッ、んッ、んぅう……ッ!?」
 舌を滑り込ませると、少年は身を硬くする。咄嗟に身をよじるが、妖怪から逃げられるわけもなかった。
 食われるとでも思っているのだろうか? 無理もない話だった。ただの「ちゅー」ならともかく、ディープキスなど知りもするまい。妖怪独特の捕食行為と勘違いしても、無理はなかった。
 口内をねっとりと味わっていく。舌、歯茎、口蓋を舐め回す。ぢゅるっ、ぢゅるっと、静かな室内に唾液の音が響く。
「ぢゅる、んふ、くぷ、んふふっ、ちゅくっ、ん」
「んぅうッ、くゥ、んむぅううゥ! ンッ、んぅ、……んぅう」
 彼はパニックを起こしたらしく、身をよじっていた。が、次第に体を弛緩させていく。小さな体を、口交による官能が身を包んでいるのだ。可愛らしい反応を楽しみながら、技術の粋を尽くしてやれば、びくりびくりと体を震わせる。
「んッ、く、んむぅゥ、むぅう……ッ!」
 たっぷり一分もねぶり回しているうちに、また体が硬直しはじめる。ぺし、ぺしっと、肩を叩きながら、むぅむぅと呻く。逃げようとしているのではなく、単純に酸素不足になってきたのだろう。鼻息が荒い。
「ぷはぁ」
「ンッ、くッ、んぅうう……はッ! は、ッ、ふは、はぁ……ッ」
 そろそろいいかと、口を離す。唇の間をねっとりとした糸が伝った。
 腰が砕けたらしく、へなへなと彼は膝をついた。顔は惚けきり、荒い呼吸を繰り返す。小さな肩が上下している。
 ――いいね。
 若々しい年頃だからこその、初々しい反応だった。もっと色々と、見せてほしくなる。
 そのためには、今の格好では駄目だ。ぼんやりしたままの彼を前に、立ち上がり、衣服に手をかける。脱ぎ捨て、肌を晒していく。
 賢将を自称するだけあり、知能派にふさわしいスレンダーな体つきだった。染みの一つもない、輝く白い肌が、その印象を助長する。上等な絹よりもいっとう滑らかだ。すらりとした首と小さな肩が、肌の色艶を映えさせている。
 乳房はほんのりと膨らみ、なだらかなラインを窺わせている。穏やかな双丘は平皿を伏せたような形で、揉みしだくには足りないが、愛くるしさを感じさせる。乳輪は淡く小さくも、輪郭はくっきりしている。可愛らしい果実が先端で膨らんでいた。
 腹回りは、がりがりというほどではないが、ほっそりとしてくびれている。体全体に華奢な印象を与えている。
 骨盤はやや小さめながらも広がり、女性らしさを漂わせている。うっすら生え揃った陰毛は、丁寧に整えられている。魅惑の裂け目は、麗しい一本線を描いていた。
 尻肉は薄く、骨が浮かぶほどではないが小ぶりだ。一方で、きゅっと引き締まって瑞々しく、実にチャーミングだった。
 日頃ダウザーとして歩き回っているために、太腿からふくらはぎにかけては細くしなやかだ。滑らかな肌との相性は抜群だった。
 頭のてっぺんから爪先まで、間違ってもグラマーとはいえない。大人の女性のボディとすらいえない。少女の体つきだ。
「う、わぁ……」
 だからこそ、少年である彼にとっては魅力的な肉体だった。目の前の美を、惚けたように見つめている。が、不意に我に返ったように両脚を閉じた。何かを恥じているように、顔を赤らめている。
「ほら、何をじいっとしているんだい? 私だけ裸でいるなんて不公平だろう? 君の体も、見せてくれるかな」
「えっ、えッ!? わッ、わぁッ」
 少年の衣服に手をかける。一枚一枚、ゆっくりと剥いていく。
 露わになった肌は、なだらかなものだった。男にありがちな体毛などはまったく生えておらず、つるんとしている。筋肉もろくにない起伏の少ない体は、二次性徴を終えていないことを感じさせた。
「どれどれ」
「ま、待ってお姉ちゃん、待って!」
 閉じようとする両脚を無理矢理に開かせる。
 下腹にも毛はなく、つるつるだ。皮に包まれた唐辛子のような棒が、ぴょこん、と突き出していた。勃起しているのだ。
「ふふ、大きくなっているね。どうしてだい?」
「え、どうしてって……」
 そのあたりをまだ寺子屋で教わっていないのだろう。浮かんだのは、困惑の表情だった。何故自分の体がそうなるのか、きっと本当に分からないのだ。ただ一つあるのは、それは恥ずかしくて、いけないことだという思い込みのみ。申し訳なさそうな顔を見せていた。
「男の子の体がなんでそうなるか、教えてあげるよ。とっても気持ちいい方法でね」
「えっ……あ、えッ!?」
 股座に顔を埋めていく。驚くのをよそに、ソレに口づける。ちゅっ、と、小さな音が響いた。少年の腰が跳ねる。
「お姉ちゃん、そんな、汚いよ!?」
「ハハッ」
 悲鳴のような抗議を、鼻で笑う。フェラチオどころか、コレのもう一つの用途も知らないのだろうし、そう思うのも当然だ。ここはひとつ、正しい知識を教えてやるとしよう。
 拒むように身をよじってくるが、逃がすわけもない。初々しい反応を愛らしく思いながら、ゆっくりと咥え込んでいく。
「んふ……」
 少し、しょっぱかった。湯浴みもしないままにおっ始めたために、汗をかいているのだ。相手が成人男性だったら、嫌な臭いとして感じていたのだろう。けれども、まだ若々しい少年の香りは、快くすら感じられた。
「んッ、ちゅ、ん、くぷ、んふ……」
「アッ、あッ、や、あぁッ、あ」
 焦らすように、包皮の上から竿を舐め回していく。こう言うと何だが、滅茶苦茶手抜きだ。本来ならば、大した快感を覚えるほどではない、生っちょろい責めだ。
 童貞であり、未成熟でもある体には、これでもなお大層な刺激だったようだ。彼は少女じみた嬌声をあげて、体を震わせる。時折、腰が跳ねていた。
 いい反応だ。人の情動を煽るのは、妖怪の本分であり喜びだ。もっと見せてほしいと、より大胆な行動に出る。
「ん、ちゅぅう」
「ぅあッ、あッ、あ、ッ、ああああッ」
 包茎の先端に舌を押し当て、ゆっくりと唾液を流し込んでいく。潤滑油を染み渡らせるように。その未知の官能にすら、少年は堪えがたいという甘い声を漏らす。
 まったく、笑ってしまう。こんなのは、序の口にもならないというのに。
「ん、れるぅううッ」
「ア、ア、あぁああああ~……ッ」
 包皮がすっかり緩んだころを見計らい、押し当てた舌を、包茎内部に忍びこませていく。じっくりと、皮を剥いていく。焦がれる声が、彼の喉からこぼれる。
「んぅ……」
 皮の内側はじっとりと湿っており、剥くほどに尿と垢の香りがほんのり漂ってくる。清潔にしないと駄目じゃないか、という意味を込めて、小さく声を漏らす。
 もっとも、伝わってはいなかった。聞くだけの余裕など、彼に残っているわけもない。顔を手で押さえ、身悶えていた。
 たっぷり一分ほどかけて、皮が剥ききられる。小さな亀頭と肉竿が姿を現した。既にいっぱいいっぱいなのか、少年は熱い吐息を漏らし続けている。
「んちゅッ、くぷ、んふッ、んむぅうっ」
「アッ!? わ、ひゃ、ッ、あ、ああ、ッ、ああああ……ッ!」
 まだまだ、ここからが本番だ。ゆっくりと頭を前後に揺らし始める。ほっそりした竿に吸いつきながら、口内では舌を蠢かしていく。剥き出しになった亀頭や鈴口を、ねっとりと唾液を絡めながら愛して回る。
「んぐっ」
 自慰を覚える前の体には、大層な刺激だろう。腰ががくがくと震えている。竿の先端が、期せずしてナズーリンの喉を突き、くぐもった声があがる。その声の振動にすら、少年は性感を覚えているようだった。
 そうしているうちに、ナズーリンにも火がつき始める。腹の奥が疼き始める。
 口内のペニスの感触に、否応なしに昂ぶらされていた。年若い、二次性徴もろくに終えていない少年相手でも、やはり雄なのだ。
「んッ、くふ、んぅうん、んッ」
 うずうずする下腹を治めるために、指を伸ばす。秘唇を中指の腹で擦り上げる。くちっ、にちっと、卑猥な音が鳴る。既にずいぶんと濡れていた。
「くぅうん……!」
 そうして刺激すると、疼きは鎮まるどころか、いっそう強くなる。我慢出来なくなり、指を忍び込ませる。突然の刺激に、膣肉はきゅぅんと収縮する。喉の奥から、甘い声が溢れた。
「くゥ、んふッ、んむゥ、ぢゅるッ、ぢゅぷッ、んふぅッ」
「あッ!? はッ、ひッ、あ、あ、あぅッ、あ、あ、あ、あああ……ッ!」
 全身を満たす官能により、口淫は一層激しくなっていく。くぽッ、くぽっと、卑猥な音が室内に響く。半ばブレーキを喪った、本気の口淫だ。
 今まで手加減されていてすら、少年は到底堪えられていなかった。こうなっては、もはや我慢などできるわけもなかった。
「あ、あぅッ、あああああああああッ!」
 ひときわ高い声があがると同時に、腰が突き出される。一瞬遅れて、鈴口から、うっすら苦い汁がじんわりと滲んだ。射精したのだ。「射」精と呼ぶには、いささか勢いがなかったが。
「んふふ……ッ」
 発達しきっていない睾丸の活動を促すべく、竿をれろれろと舐め回す。薄く量も少ないソレを、じっくり味わっていく。ほんのり塩気があり、あっさりとしていた。雄臭さはほとんどないが、しかし逞しさの片鱗をうかがわせる。
「んはっ」
「はッ、あぅッ、はぁッ、は、はッ、はぁ……ッ」
 若々しい竿の脈動が収まったころ、口を離す。ちゅぽッ、と、音が鳴った。亀頭の先端から唇にかけて、唾液が糸を引いていた。
 少年は頬を紅潮させ、魂が抜けたような顔を浮かべていた。なだらかな肩と薄い胸板が上下している。びくっ、びくっと時折痙攣しているのが、官能の余韻を示していた。
「うん、頑張ったじゃないか。えらいよ」
 少年の体にはうっすら汗がうかび、額に髪が張り付いていた。かき分けて整えてやると、目に意思の光が戻った。
「お姉ちゃん……な、何、だったの、今の」
「言ったろう? とびきりの思い出をあげるって。とびきり気持ちよかったろう? 今まで味わった何よりも」
 少年は押し黙った。自らが味わったもののすさまじさを思い出しているようだった。
「いいね。君にはセックスの素質があるようだ」
「セックス……? 今のやつのこと?」
「まさか。違うよ。今のはフェラチオ、セックスの準備さ。本番はもっと凄いよ。……試してみたくないかい?」
「したいッ」
 少年は身を乗り出し、目を輝かせる。気持ちよくなりたいという欲求が現れている。成人男性になれば、もっと下卑た色を帯びてくるのだろうが、視線は純粋なものだった。向けられて、悪い気はしない。
「いいね、じゃあ、しようか、セックス。くくっ、最高の時間にしてあげるよ」
 さっと布団を敷くと、その上に仰向けになる。誘うように両脚を広げた。
 当然、陰部が丸見えになる。先ほど自ら慰めたために、とろりと蕩け、秘蜜を滴らせる裂け目が。
「う、わ……」
 彼が熱い視線を向けてくる。頭頂から爪先まで、じっと見つめられる憧れのひとが裸であることを、今さらながらに意識したのだろう。
 視線には感動こそ込められているが、いやらしさは感じなかった。年を取ってねじくれる前の、若々しい健やかな欲望が向けられている。胸の内をくすぐられるような気分だ。
「ほら、どうしたんだい? おいでよ」
「う、うん……」
 話をもちかけたときはあれほど食いついてきたというのに、やけに消極的になっていた。お互いに裸だと意識して、恥ずかしくなったのだろう。
 裸程度で恥ずかしがっていたら、今からすることなどとても受け入れられない。思わず、笑ってしまった。
「れろ……っ」
「ひゃッ、あ」
 彼に指示を出し、自分に覆い被さらせる。前戯代わりに、首筋に軽く舌を這わせる。小さな体はぞくりと震えた。矮躯であるということは、それだけ神経が集中しているということだ。刺激に性感を覚えるのも無理はなかった。
「さっき、おちんちんを舐められるのは気持ちよかったかい?」
「……っ」
 少年はまたも黙りこくった。先ほどの快感を反芻したのか、息を飲みながら、首を縦に振った。
 やはり、彼には素質がある。気持ちいいことを気持ちいいと素直に受け止められるのは美徳だろう。もっと、色々教え込んでやりたくなる。
「それは何より。セックスっていうのはね、気持ちよかった君のコレを、私のココに挿れることなんだ」
「えッ……」
 沈黙が返ってきた。当然のことではある。彼からしてみれば、どちらも「おしっこするところ」でしかないのだ。とんでもなく異常な行いだと思っても不思議ではなかった。
 けれども彼は、提案に強く惹かれているようだった。その証拠に、先ほど絶頂したばかりの竿は再び膨らみ、ぴくんッ、ぴくんッと反応している。これなら、後は抵抗感さえ無くしてしまえばすぐだ。
「そんなに驚くことじゃない。大人なら皆してることさ」
「お父さんとお母さんも?」
「もちろん。セックスは何も変なことじゃなくて、お互いの想いを伝え合うための行為なんだからね。そのうえとっても気持ちいいんだから、まさに一石二鳥さ」
「えぇ……?」
「信じていないね? なら一つ、証拠を見せてあげよう」
「アッ、ひゃ、あぁッ!?」
 小さな棒を、太腿の間に挟み込む。下半身同士を押しつけ、濡れた陰唇で擦る。
 文字通りに、今までの人生で味わったことのない快感だったろう。彼は目を見開いて、高い声を零した。
「ふふ、どうだい? 入口に擦っただけでコレだ。じゃあ、この狭いところに挿れたら、どうなるだろうね……?」
「ッ……あ、あッ!」
 煽るように囁いてやれば、もはや我慢もきかなくなったようだった。こちらを押し倒し、小さな陰茎を擦りつけてくる。
「こらこら、そう焦るんじゃない。ほら、ここだよ、ここに挿入れるんだ」
 指で淫裂を割り開く。にちゃぁ……と音を立て、膣道はその内部を晒す。大人でも勃起せずにいられない、卑猥なる光景だった。
 年端もいかぬ少年となれば尚更だろう。口内で剥かれたペニスの、唾液に濡れた亀頭を押し当ててくる。もはや、自分が何をしているかも分からなくなっているようだった。
「いいよ、ほら、おいで」
「うんッ、うん……ッ、あぁあああああああッ!」
「あはぁあッ……!」
 言葉を皮切りに、腰が突き出された。ぺちんっ、と、情けない音が響くと同時に、熱い肉竿が体内に入り込んだ。少年の上ずった声と、ナズーリンの甘い声が重なった。
 ナズーリンは実のところ、セックスというのがさほど好きではない。成熟しきったペニスを受け入れるには、彼女の体格はやや小さい。よほど優しくされないと普通に痛いのだが、そうしてくれる相手もなかなかいなかったのだ。
 その点、彼は理想的だった。世間一般でいえば小さなモノも、体と比すれば丁度良い。苦痛にならない程度に膣襞を擦り上げられ、ぞくりと腰を震わせていた。
 少年も、全身を快楽に包まれているらしい。小さなナズーリンの、狭い肉穴だからこそ、彼のペニスにぴったりとフィットしていた。相手が成熟しきった女性だったなら、こうはいかなかったろう。
 つまりお互いに、体の相性が抜群ということだ。少年が夢中にならないわけもなかった。
「はぁッ、ああ、ッ、お姉ちゃんッ、あぁッ」
「あはッ、んッ、はぁッ、あ、ンッ」
 何も言われずとも、腰を前後に振り始める。セックスの作法など知りもしないはずだというのに、正しい行動をとっていた。快楽を求める本能に突き動かされているのだ。
 ぱちゅんっ、ぱちゅんっと、腰と腰がぶつかり、可愛げな音をたてる。ヌルついた襞が、ザラついた膣壁が、包皮を剥かれ剥き出しとなった陰茎を刺激する。
 生暖かく絡みついてくる肉に、彼はえもいわれぬ性感を覚えているようだ。涎が垂れるほどの勢いで喘ぎ、よがっていた。これでは、どちらが貫かれる側だか分からない。
「ふふ、そう、上手だよ……ッ、ンッ!」
 もっとも、ナズーリンの側も、性感を覚えていないわけではなかった。ヌルッ、ヌルルッと、体内を細棒がこねるたびに、じんわりと響くような官能が身を包む。喉の奥から、甘い声を漏らしてしまう。
「お、お姉ちゃん、気持ちいいの……?」
 その様子は、少年に一つの閃きを抱かせた。目の前の憧れのひとも、セックスで快感を覚えているのではないか? と。
 正解だ。微笑み、頷いてやると、彼は感極まったらしい。息を飲み、いっそう激しく腰を振ってくる。女をよがらせ屈服させようという邪悪なピストンではない。自分も感じているものを相手にも味わってほしいという、純粋な願いが現れていた。
「ッ、あはッ、ああッ、ッ、くふッ、あはッ、あぁッ」
「あぅッ! あッ、はッ、あ、あぅゥ、ああ、ッ、あああ……ッ!」
 そんな風にされたら、年長者として頑張らないわけにはいかない。緩やかに腰をくねらせていく。若々しい抽送に合わせて、さらに快楽を引き出していく。
 ただでさえ一杯一杯の少年が、堪えられるわけもない。少女のようにも聞こえる、変声期前の声を垂れ流しにする。
 そのように素直に感じてくれることを、愛おしく思う。気づけば彼を抱きしめていた。小さな背中は、ナズーリンの腕でも十分に足りた。
「はッ、あッ、はぁ、ん、んむぅゥッ、ぢゅる、ちゅむッ、んふっ、んぅう……ッ」
「んむぅうッ、ちゅるッ、ちゅくゥ、ンッ! くふゥ、んむぅッ、んぅうう……ッ!」
 上半身も下半身も密着させながら、快楽を貪っていく。なら、あとは口だ。どちらからともなく、唇を重ねる。当然のように舌を入れる。今度は少年も応じた。れろれろと、互いの舌を舐め合わせる。
 彼からしてみれば、さっき自分のペニスを舐め回した口にキスしていることになる。だが、気にも留めていないようだった。ただ気持ちよくなることと、目の前の少女を気持ちよくさせることで、頭がいっぱいらしかった。
「ンッ、くゥ、んぅッ、ふゥ、ンッ、くぅうう……ッ!」
 そんな風に快楽を貪って、ろくに自慰も覚えていない少年が堪えられるわけもない。声が、だんだんと上ずりはじめる。ピストンが、いっそう速くなっていく。
「ぷは、ッ、は、おねえちゃッ、あっ、ああっ、なんか、なんか……っ!」
「ん、さっきみたいなのが来そうなんだろう? そのまま、私の中で果てるといい。そうしたら、すごく気持ちよくなれるから」
 すごく気持ちよくなれるという言葉に、幼い顔が輝いた。勢いよく、腰を繰り出してくる。快楽の頂への至りかたを、本能で悟ったのだろう。やはり、大した素質だった。
「ッ、お姉ちゃッ、は、ッ、あ、あ、あぁあああああ!」
 無我夢中で腰を繰り出し、あっという間に、少年は絶頂に至った。
 小屋の外にまで響くような嬌声と一緒に、彼の背が反る。突き出された腰を、がくがくと震わせる。未発達な睾丸は一生懸命に頑張って、なけなしの精液を送り出す。ぴゅくっ、ぴゅくっと、細棒の先端から濁液が吐き出されては、ナズーリンの最奥の小部屋に注ぎ込まれていく。
「ッ、あ、は、ッ、あはぁッ……!」
 熱いものが放たれる感覚に、彼女もまた絶頂を迎える。ぞく、ぞくと体を震わせながら、全身を駆け巡る官能に酔いしれる。甘い声を漏らしながら、腰に脚を絡ませる。ぎゅうと全身で抱きしめる姿は、どちらが相手を求めているのか分かったものではなかった。
「ッ、は、あは、はぁッ、あぅ、はっ、はっ、あぁ……っ」
 行為を終えた少年は、ぐったりと全身を脱力させる。心地よい重みがのしかかってくる。呼吸は荒く、背中が上下している。もはや腕一本上げるのすらおっくうであるようだった。
「お疲れ様、どうだった?」
「ッ……はっ、はっ」
 少年は蕩けきった顔でこちらに目だけ寄越してくる。何か言うだけの余裕もないようだったが、答えは明白だった。目が語っていた。
「ふふ、そうかい、そうかい。私もよかったよ。思っていたよりは、ずっと楽しめた」
「あっ……」
 労うように、額に口づけてやる。
 途端、腹の中で、彼のモノが膨らんでいるのがわかった。申し訳なさそうな表情に、もう一度口づけてやる。
「元気だね。大丈夫、何度でもしてあげるよ……あはぁッ……!」
 微笑みかけると、少年は感極まったように息を飲む。ゆっくりと、しかし元気に、腰を振りたくり始めた。

***

「ナズーリン、いますか?」
 掘っ立て小屋を訪ねた主は、どちらが上司だか分かったものではないほど、眉尻を垂れ下げていた。顔面に、すみませんと書いてある。用件がだいたい分かり、嘆息してしまう。
「今度は何を無くしたんだい、ええ?」
「わあ、凄いですね。何も言わずとも伝わるなんて」
「伝わるに決まってるだろう。悪いけど今日は駄目だよ、来客の予定があるんでね」
「あ、そうなのですね……分かりました、自分で探すことにします。独鈷杵なんてなくさないと思うんだけどなぁ」
 目に見えてしょげる様からは、本尊として働く威厳は感じられない。いつもあれくらい凜々しくしていてくれたらなあと思いながら、花瓶に水を足す。
「あれ、その花、どうしたんです? こう言うと失礼ですけど、取り合わせが雑多というか。飾るにしてももうちょっと綺麗な種類があると思いますけど……」
「大きなお世話だよ。まあ取り合わせが滅茶苦茶なのは同意するがね。色々あって貰った贈り物だよ。まさか放って捨てるわけにもいかないだろう?」
 説明すると、失言だと気づいたか口をつぐむ。こんな花贈るやつがあるかなぁ、と、顔に表れてはいたが。もう少しポーカーフェイスを学ぶべきだろう。
「そうだご主人、今度また子鼠が増えるからね。受け入れの用意を整えておいてくれ」
 腹を撫でながら伝える。予想外のことに、主の眉があがった。
「えぇっ、またですか? ……というか、今度は誰の子です? いちおう、女犯は禁止ということになってるんですが、信徒じゃないでしょうね?」
「そのへんは詮索しないでくれよ、私のためにも相手のためにも。少なくとも寺の面々じゃないから安心してくれていいよ。……ああ、客が来たようだ。すまないけれどご主人、失せ物探しは寺の鼠たちに伝えておいてくれ」
 ナズーリンの瞳は、主の後ろに向けられていた。新たに生まれる子鼠たちの父親――例の少年が、姿をのぞかせていた。
「いらっしゃい。今日もまた、遊ぼうか」
 上司の前では流石に憚られるので、言葉を濁しながら声をかけてやる。意図はしっかり伝わったようで、彼は顔を赤らめながらも頷いた。
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喚く狂人
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