真・東方夜伽話

花蜜に溺る

2019/05/22 00:03:52
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花蜜に溺る

秋梨
 
 少女の喘ぎが空気を濡らす。
 その部屋には鏡が有った。四方を囲む壁の一方に置かれたそれは、燭台の灯が煌々と照らす室内をはっきりと映し出している。
 そこに在るのは黄金《こがね》と、蔓。ずるり、ずるりと伸縮しながら、幼い黄金を弄ぶ、邪な蔓である。
「ん……んッ……」
 黄金は少女。裸体を蔓に縛られて、何とも付かない液にまみれた、憐れな少女。
 蔓は彼女の身体を宙に浮かせ、四肢を無理やり開かせる。そして自ら隠すことの敵わぬ秘部に、数ある先端の一つをゆっくりと出し入れさせている。
 蔓がずるりと動く度、少女は体をぴくりと震わせ、苦しげな喘ぎ声を漏らす。下部と同じく蔓を捻じ込まれた彼女の口は、およそ言葉の如きものを紡げない。あるいは蔓が無かったとしても、虚ろな眼で己の痴態を眺めるだけの彼女には、もうその意思さえ無いのかも知れない。
「そろそろ気が変わった?」
 蠢く蔓の向こうから問い掛ける、子供っぽい女の声。それを耳にした途端、少女は薄らいでいた目を大きく開き、四肢の先を握り締めた。
「んんー! んー……ッ!」
 蔓に埋もれた絶叫は、言葉とならずに虚しく響く。
「なあに? んー、じゃ分からないわ」
 女は深緑の目をいやらしく歪め、クスクスと嫌味に嗤う。
 少女はなおも叫んだが、喉を犯す蔓は一向に彼女を解放しない。あまつさえ、先端から甘い樹液を噴き出し、その口腔を、食道を一気に溺れさせた。
「んぶぅ!?」
 唇の隙間から、更には鼻から樹液が溢れ出す。少女が酷く咳込むと、それはなお苦しげな嘔吐となって蔓の合間をずり落ちた。
 鏡越しに女が微笑む。少女の痴態を嘲笑う。
 もはや彼女には、その悪意を憎むだけの力さえ残っていない。
 蔓が引いた。解放された口から樹液と胃液がごぼっと溢れ、少女の身体を汚く彩る。
「どう? まだ教えてくれない?」
「あ……ぅ……」
 少女の呻きは意を成さない。
 しかし女は少しも気に留めず、今なお彼女の恥部を辱めるもう一本の蔓へと手を伸ばし、愛玩動物にする様にその表面を優しく撫でた。
 蔓が喜び、大きく震える。その震動は何処かへ飛び掛けていた少女の意識を無理やり起こし、射られた雉の如き声を上げさせた。
 そして少女は泣き出した。外見《そとみ》に違わぬ幼子の、救いを求める哭声である。
「う……ママぁ……ひっぐ……ゆめご、ねえ、ざん……」
 すると、女は蔓へ注いでいた慈愛を途端に彼女に向かわせ、絹の様な声色で囁いた。
「ママ達に会いたい?」
 返事の代わりに嗚咽が洩れる。
 不気味に優しい指先が、少女の頬を撫でた。
「じゃあ、グリモワールの読み方を教えて?」
 嗚咽はまだ、しばらく続いた。




 魔術の粋を学ぶため、禁書を持つアリスを観察していた幽香。しかし期待とは裏腹に、アリスがその本に秘められた秘術を行使する機会はなかなか訪れなかった。
 アリスは魔界の神の娘である。遊び半分に故郷を荒らした妖怪に仕返しするため、禁書を持ち出し人間界を訪れたのだ。仕返しが返り討ちになり、諦めた彼女は数日の散策の後に故郷へ帰ろうとしていた。あるいは仕返しなど単なる名分に過ぎず、ただ人間界を訪れてみたかっただけかも知れない。
 幽香は、魔界へ帰ろうとする彼女を捕らえた。魔術を学ぶ機会を与えないのなら、手っ取り早くその本を寄越せと、そう迫った。
 無論、アリスがそれを承服するはずも、看過するはずもない。強引に奪い取った禁書グリモワールには、まさに秘術たる強力な魔法の錠が掛けられていた。
 その鍵は何か。秘術はおろか、魔術の教養さえ浅い幽香には解き方が判らない。
 仕方無く、幽香は彼女を自らの根城へ連れ帰り、説得を試みた。あの邪悪な欲望にまみれた蔓を用いた、拷問紛いの説得である。
 そしてーー




「私が勝ったらアリスを返してもらうわよ!」
 その日、幽香を訪ねて来たのは、魔界の門番を務めるアリスの姉であった。
 妹に似ていない桃色の髪と瞳、残念ながら引けを取る魔力。
 しばらく前、幽香が強引に魔界へと踏み込んだ折にも、この少女は世界を繋ぐ門の番人として立ちはだかろうとしたが、その志が果たされることは無かった。
 そんな彼女が無謀にも、囚われの妹を救出すべく遥々乗り込んで来たのである。
 その勇気を称え、幽香は彼女に一つの提案をした。
「明日の朝まで魔法の実験に付き合ってくれたら、あの子と一緒に家へ帰らせてあげるわ」
 これを聞いた少女、サラは幾分躊躇しながらも頷いた。彼女自身、この妖怪の強さというものは身に染みて理解出来ていた。
 勝利を得ずとも目的を達成出来るのならば、その方が良い。そういう魂胆であった。
 その時、彼女の両足に蔓が巻き付いた。
「キャア!?」
 それは即ち、勝負から逃げた彼女の敗北を意味していた。
 たちまちの内に足を絡め取られた彼女は満足に身動きが取れなくなった。身を屈めて膝を突き、両手で蔓を引き剥がそうとするも、それらは決して離れない。
「それじゃ、まずは何をしてもらおうかしら……」
 ううんと悩む振りをしながら、幽香は彼女に近付いた。一歩、二歩、少しずつ距離を詰める傍ら、己の股座辺りを手で探る。
 意図を掴めず、足の不自由も相俟って、サラは心底不安げに幽香を見上げた。見下ろす緑眼はまるで童の、無邪気な悪意に満ちている。
 程無く、赤い格子の布地の隙から、ずるりと何かが現れた。
「いっ……!?」
 サラが小さく悲鳴を上げた。
 目の前に現れたそれは、雄々しく勃つそれは、そこに在るべきではない、在ってはならないものであった。
 最強を自負する妖怪にとって、魔道の禁書に書かれた術は、その大半がおよそ興味の対象ではなかった。残虐性や破壊的な脅威を根拠に封印されたそれらなど、今さら学ぶまでもないのである。
 しかし、そうした無用の長物の中で、敢えて大妖の目を引くものが有った。己に無いものを得る力、新たな世界を手に入れる力。それこそが今、凶悪な妖怪の半身に堂々とそそり立つ、邪な欲望の権化であった。
「良いでしょう?」
 幽香は怯える彼女の頭に掌を当てがいながら、その男根を鼻先へ突き付けた。
「舐めて」
「や……ッ!」
 思わず顔を背けようとしたサラは、それを見越していた手に阻まれ、がしりと頭を掴まれる。
 留まらされた眼前で、幽香の茎が威圧する。
「できないならアリスにお願いするわ」
 サラは大きく目を見開いて、動かぬ頭を出来る限りで上向けた。
 相変わらずの無垢な害意が己を見詰める。
 視線を前に戻すと、それはやはり目の前に在り、もはや望みの無いことを嫌というほど伝えてきた。鬼頭の熱が唇を焼く様な気がした。
 恐る恐る、彼女は舌を出した。そうしなければ、より悍ましい結果が待っている。頭部を掴む両の手が、そう脅迫していた。
「んっ……」
 ちろり、ちろりと、舌先が茎に触れる。熱を帯びた先端が、幽香の甘い嬌声と共に微かに震える。
 それが数度繰り返された後、サラはそろりと幽香を見上げた。これで満足してくれればと、淡い期待を抱いていたが、己を見返す純な悪意は未だ恍惚には程遠い。
 彼女は一つ決心し、茎の根元を片手でしっかり掴むと、先端をぱくりと咥え込んだ。
「あんっ……!」
 咥内で舌がぐるりと回り、茎の表面を激しく舐る。更に首の前後も合わさって、幽香の愉悦は瞬く間にサラに委ねられた。
「思ったより……んっ……慣れてるじゃない……」
 幽香が嬌声混じりに言うと、サラは幾分得意になって、一層激しく彼女を攻め立てた。
 しかし、その優位は所詮、仮初めのものに過ぎない。
「あっ……あっ、あっ……! 出る……!」
 もう果ててしまうのかと、そんな皮肉の言葉が放たれることは無かった。
「んぶっ……!?」
 幽香の絶頂に伴い噴き出したのは、あの蔓の樹液よりも遥かに重く、どろりと粘る大量の蜜液。それはあっという間にサラの口内を満たし、胃へ流れ込んでゆく。
 そして彼女はたちまち飽和し、その液を逆流させた。
 しかし、幽香は止まらない。嘔吐の咳をするサラの頭を両手で掴み、愛撫を止めた彼女に変わって自らの茎を慰めた。
「んぉぐ……!? んぼ……ごぼ……ッ……!」
 溺れる喉を欲望が突く。サラの口の隙間から、果ては鼻から白く濁った液が漏れ出す。
 サラは激しく抵抗し、幽香の腕を強く掴んだ。ねじ込まれる陰茎に歯さえ立てたが、幽香は全く動じない。ただ狂った様に腰を振り、サラの咥内を犯し続けた。
「んっ……また、イク……!」
 わずか五分足らずの間に、三度の射精が行われた。
 サラの抵抗は途中から消え失せていた。吐瀉にも構わず蜜液を注ぎ込まれ続けた結果、腹は膨れ、溢れ出た様々な液が衣服を見る影も無く汚し切っている。
 茎が引き抜かれ、口から改めて大量の液が溢れる。足元を縛る蔓が伸び、服の内から彼女の全身に絡み付いていく。
 腹の周りを締め付けられると、彼女は今一度盛大に嘔吐して、それから大きく噎せ込んだ。
「ありがと。気持ち良かったわ」
 心からの感謝を告げるも、溺れて朦朧としているサラからは真っ当な返事が得られるはずも無い。
 明日の朝まで魔法の実験に付き合う。それが到底敵わぬことは、もはや明白であった。
「サラ……!?」
 誰かが叫んだ。
 汚れた茎を桃色の髪で拭いていた幽香は、些か意外そうにその声の方を見やった。
 白いワンピースをあちこち切り裂かれ、後ろ手を縄で縛られた金髪の娘が、憐れなサラの有り様に驚愕していた。
 その傍らで、珍妙な鎌を担いだ赤服の女が、にっこりと笑う。
「お客さんよ、幽香ちゃん」




 アリスとサラの姉、ルイズ。サラにわずかだけ遅れてアリスを迎えに来た彼女は、『実験』に忙しい幽香に代わって館の門番であるエリーに進路を阻まれた。
 戦いは善戦と言えなくもなかったが、終わってみればほとんど無傷のエリーに捕らえられ、主人である幽香のもとへ連行される形でこの場へ来ることになってしまった。
「サラ! 大丈夫!?」
 ルイズが大声で問う。しかし、サラは相変わらず喉に絡む液を咳で押し出しながら、ぐったりと項垂れている。
 幽香はルイズを気に留めず、エリーに笑いかけた。
「明日までこの娘に手伝ってもらう約束なのよ。そっちの客には待っててもらって」
「はあい。わかりました」
 ルイズの顔から血の気が引いた。
 幽香のしたことを知っていようといまいと、サラはどう見ても満身創痍の体である。明日の朝はおろか、これからもう一度同じ目に遭わされただけで命さえ危ぶまれることは想像に難くない。
「ま、待って……!」
 エリーが連れて行こうとするのに抗い、彼女は幽香に訴えた。
「私が……!」
 そう言いかけてから、彼女はサラの姿を改めて見た。
 蔓に支えられているだけのぐったりとした体。だらしなく垂れた両腕。未だ口から溢れる精液と、涎と胃液。虚ろな眼。
「……ッ」
 彼女が躊躇したのは無理もない。
 幽香はその内心の葛藤を見透かしていた。
「どうしてほしいの?」
 悪戯臭い、わざとらしい笑みが彼女の心を擦り減らす。
 間も無く、手を背で縛る縄が解かれた。戸惑う彼女に、二人の女の笑みが向く。
 ルイズは憎しみに胸を焼かれる思いであった。しかし、どれだけ怒ろうと憎もうと、妹を救うことは出来ない。
 彼女は震える両手をスカーフに掛け、おずおずと解き始めた。
「わ……私が、サラの代わりに……なるから……」
「別に、要らないけど?」
 素っ気無い、悪意に満ちた返事がなされる。
 唇を噛むルイズを横目で嗤い、幽香は改めてサラの髪を掴んだ。ぐいと強引に引き寄せられた口元が、再び悍ましい茎へと近づけられる。
 今一度それが捻じ込まれてしまうかという、その瞬間、ルイズが叫んだ。
「私を代わりに犯して!」
 幽香がぴたりと動きを止め、程無くゆっくりと振り向いた。
 視線の注がれる中、ルイズはするりとスカーフを取り、ワンピースを脱ぎ落とす。若干着痩せしていたらしい、豊満な乳房と大腿が仄かな赤味を伴って現れる。
 幽香の、先程までとは打って変わって冷淡な目が彼女を見詰める。
 震える両手が胸を支える下着へと伸び、一思いにそれを外した。今はまだ本来の役目を知らぬ、情欲を誘うだけの二つの突起が露わになる。
 大きく息をし、乱れつつある呼吸を整え、彼女は残り一つの下着へと手を伸ばす。
 それが床へ落ちる頃、幽香は足を動かしていた。酷なる『実験』の対象、興味が動いたのである。
 裸体を僅かに縮め、秘部を手で隠すルイズ。意外なことに、幽香はその脇を擦り抜けた。
 肩透かしを喰った彼女が振り向くと、そこには自分よりもなお豊満で、色白な肉体が在った。
「キャゥ!」
 エリーが悲鳴を上げた。
「なんであんたが脱いでるのよ」
 呆れた主人の指先が、その乳頭を千切れんばかりに抓り上げる。エリーは痛みに喘ぎながらも、快感に頬を染めていた。
「だってえ、私だって、ンッ……幽香ちゃんのおちんちんで犯されたいんだもの……」
 サラの受けた辱めを見てなお、そんな望みを切に抱く。この女の狂っていることは明らかであった。
 幽香はその狂乱振りに戸惑うでもなく、ただ平然と自身の背後を指差した。
「あれを下へ連れて行って。手を出したら駄目よ」
「はあい」
「足なら良いのね、とか馬鹿みたいな頓知かましたら埋めるからね」
「はあい……」
 エリーは渋々服を着直し、ぐったりと蔓に吊られるサラの元へ歩み寄った。
 ルイズは少しホッとした。何ら保証の無いことではあるが、ひとまず妹を助けられたことに安堵した。
「キャッ!?」
 しかし、それも束の間。
 突如として幽香に突き飛ばされた彼女は、悲鳴を上げて倒れ込んだ。それは床では無く、いつの間にか空いていた大きな穴の中に。
 空を飛ぶ間も無く彼女が落ちたのは、ふわりと柔らかいベッドの上であった。
 一糸纏わぬ裸体が仰向けになって天を見上げる。通って来た筈の穴は、何故か何処にも見当たらなかった。
「抵抗したら、どうなっても知らないわよ」
 傍らで、幽香がベッドに腰掛け、彼女を見下ろしていた。
 ルイズの脳裡に二人の『人質』の姿が浮かぶ。頷くより、他に無かった。
 まず、幽香の手は彼女の肩を撫でた。滑らかな肌だと、互いにそう思った。
 手がゆっくりと動き、指先が胴の表面を滑って行く。脇腹へ、臍へ、乳房へ。擽ったさに、ルイズは少し身をよじった。
「綺麗な肌ね」
 とうとう幽香が口にした。
 言われた彼女は少しく戸惑い、礼を言うのもおかしいと、口を噤んだ。
 撫ぜる指先は胸を過ぎ、再び肩へ、そして腕を這って行く。やがて彼女の手首へと辿り着いたそれは、その手を不意に持ち上げて、自らの口許へと運んだ。
「ん……」
 薄紅の唇に、指の二本が吸い込まれる。ルイズは噛まれることさえ覚悟し、しばらく目を背けていたが、それはただ舐られるばかりであった。
 幽香はそこから、彼女を辱める役を舌に移した。
 先程まで皮膚の上を撫でていたのと同じ様に、今度は唾液に濡れた舌先が順に這って行く。掌、手首、前腕、肘と。
 二の腕を過ぎ、腋に差し掛かると、されるがままだったルイズも幾らか恥じらいを見せた。しかし、ほんの微かな抵抗は未曾有の膂力に阻まれ、どうにもならない。
「良い匂いね」
 ルイズが酷く赤らんだ。如何に魔族たる彼女でも、外見相応に年頃の悩みを抱えているのである。
 こと体臭に関しては、彼女は人一倍の不安が有った。その為、いつでもゆったりとしたワンピースを着て蒸れるのを防ぎ、また、常に空を飛ぶ代わりに足元を裸にして過ごしていた。
 先の言葉の真意は幽香にしか判らないが、ともかくルイズは大いに心を揺さぶられ、眦に涙さえ浮かべた。
 幽香は構わず彼女を舐っていく。乳房を登って頂点を吸い、下って腹の窪みを攻める。そして、それは留まること無く、更に下へ。
 綺麗に剃られた腋とは違う、芒野の様な股間へと愛撫が進む。隠毛を処理していないことを思い出し、ルイズは益々紅潮した。
 舌は躊躇うこと無く分け入って、汗ばむ毛並みを谷へと進む。いよいよ秘部に行き着くと、舌の這い出す薄紅は大きく開き、彼女の陰唇を咥え込んだ。
「あぅ……! ん……!」
 愛撫が荒ぶる。
 既に湿り気を帯びていたルイズの秘所は、忽ち唾液と蜜に濡れた。
「あっ、あっ、あっ……!」
 恐怖に始まり羞恥に至った彼女の興奮は、容易く絶頂への途を辿る。
 ところが、幽香はその昇天の僅か手前、彼女が腰を浮かした瞬間に、ぴたりと行為をやめてしまった。
「ん……っ……」
 ルイズは思わず自ら慰めようと手を伸ばしたが、左右ともに幽香の手で阻まれてしまった。
 疑問と懇願を孕んだ眼差しが幽香を見詰める。
 それに返されたのは、皮肉や悪戯の類ではなく、ぞっとするほど愛おしげな瞳であった。
「素敵な花ね。気に入ったわ」
 稀な賛辞であることは、彼女には知る由も無い。しかし、ほんの一瞬惚けてしまうには十分な驚きを与えた。
 幽香は彼女から手を放すと、胸元のリボンを皮切りに、するすると衣服を脱ぎ去った。既に露わになっていた茎も、改めてその根元から全てを曝け出された。
 脈打つ男根にルイズの目が行く。昇り放しの血は更に彼女を奮わせた。
 出し抜けに、幽香が彼女の両足を持ち上げる。浮いた股間から、とろりと蜜が垂れ落ちた。
 間も無く、それは彼女の内へと入り込んだ。存分に濡れた秘部は立派な茎を拒むこと無く、あっさりと受け入れた。
「あんッ……! あ、あああッ……!」
 彼女の口から嬌声が洩れる。
 瞬く間に彼女は果てを迎え、体を大きく震わせたが、幽香は構うこと無く自らの腰を前後させ、雄しべを彼女に打ち付けた。
「やッ、あっ、は、あんッ……!」
 絶頂を過ぎたばかりのルイズが忽ち二つ目の高みへと向かって喘ぐ。
 出入りする茎が溢れる蜜を押し出し、抜き出し、液特有の音色を鳴らす。
 持ち上げられた彼女の足は、知らず幽香の体にしがみ付いていた。
「んぁあああッ!」
 二度目の頂は同時であった。ルイズの体が大きく跳ねたのに合わせて、幽香の雄しべが子種を吐いた。
「あ……」
 足を下ろされ、力無く横たわる彼女の胴を、幽香がゆっくりと持ち上げる。
 未だ茎を挿入されたままの穴から、白濁した物が溢れた。
「名前を聞かせて」
 幽香が囁く。
 ルイズは半ば眠った様に、ぼんやりと、その名を告げた。
「良い名前ね」
 夢を揺蕩う彼女の頬に、今一度紅が差す。
 幽香は彼女を柔く抱き締めて、得意げに微笑んだ。
「ルイズ。貴方が私に抱かれている限り、アリスとサラには手を出さないであげる。それで良い?」
「……ええ」
 彼女が微かな声で答えると、幽香は再び腰を動かし始めた。
「あッ……」
 微睡みの中の快楽に、彼女はもう、もたれてしまうしか無かった。




 次に来たのは、二人組の魔術師であった。魔界の誇る神童、黒魔術師ユキと白魔術師マイである。
 彼女らはサラよりも年少であったが、その魔力は禁書を持たないアリスよりも強力で、館の門番であるエリーを見事に倒してのけた。
「出てきなさい! さもないと、この女の首が飛ぶわよ!」
 館の中にユキの怒声が響く。マイが奪った大鎌を、目を回しているエリーの喉元にあて、彼女の言葉が決して脅しではないことを主張する。
 幽香は程なく現れた。裸の上にシャツを一枚羽織っただけの、粗末な格好で。しかも全身何かと濡れており、あまつさえ股間を飾る雄しべには愛液と性液がべったり絡み付いている。不気味に甘い何かの薫りが、二人の嗅覚を不快にさせた。
「うるさいわね。もっとルイズと遊んでたかったのに」
 不貞腐れた子供の様に彼女が言う。
 たちまちユキは激昂し、一層声を荒らげた。
「ルイズ姉さんに何をしたのよ!?」
 幽香がさらりと答える。
「やってる最中だったのよ」
 そこに含まれる微かな怒気。その理不尽極まる横暴に、二人の魔女は容赦を捨てた。
 溢れる怒りは魔力となって、辺りの空気を震動させる。壁に掛かった燭台の火が大きく燃え上がり、装飾が激しく音を立てて落ちる。
 マイが大鎌を高く持ち上げた。死を以て主人の愚行を贖えと、エリーの首目掛けてそれを振り下ろした。
 しかし、その刃が届くことは無かった。
「く……!?」
 それは花であった。美しく鮮やかな花弁と、その美麗に似合わぬ歪な蔓。それらがいつの間にか、ユキとマイを拘束していた。
「こんな物……!」
 呪文を唱えようとした二人の口許へ、銘々花粉が噴き出される。
「ぅ……けほっ……げほっ……」
 粉を吸った彼女らは共に詠唱を阻害された。更には、全身を駆け巡る酷い熱に冒され始めた。
「……ん……ふ、ぅんん……」
 四肢を縛る蔓の感触が皮膚を弄ぶ。今し方まで只々不快であったはずのそれは、二人の熱を高める快感へと変容していた。
 言葉を紡げなくなった彼女らに代わり、幽香が呪文を唱えた。禁書から遊び半分で学んだ魔法である。
 呪詛は紺碧の炎となって、蔓の表面を駆けていく。熱は無く、触れた物をいたずらに燃やすことも無い。それは自由の火であった。
 やがてそれぞれの少女へと辿り着いた炎は、そこで初めて熱を帯び、二人の下部を覆う布だけを器用に焼き尽くした。
「キャアアア!?」
 悲鳴が上がる。少女らの恥部が露わになった。
 それは未だ陰毛も生えていない、幼くつるりとした割れ目……だけではなかった。
「あら、あら」
 いつの間にか目を覚ましていたエリーが、眼前に揺れる物を見てクスクスと笑う。
 マイが大きく顔を歪めた。その股間には、外見の幼さに見合う、小振りな男性器が付いている。
 伏してそれを見るエリーの目には、陰嚢の裏に有る少女本来の秘部も映っていた。
「可愛いおちんちん……」
 エリーがそろりと手を伸ばすが、それを蔓が阻んだ。
「あんたはお預けよ、このポンコツ」
「そんなあ、酷いわ……」
「文句言わずにさっさと起きる。私のベッド整えてきて」
「あら、それってつまり……?」
「ルイズが寝てるから、あれも綺麗にしてあげて」
「あう。ただのお片付けなのね……」
「手を出しても良いわよ」
「良いの?」
「傷付けないでね」
「はあい」
 主従の日常染みた会話の脇で、ユキとマイは絶えず排出される花粉を浴び続けている。吸ってなるかと息を止めるも、ただでさえ動悸のしている二人には、それは到底無理なことであった。
 やがてエリーが足取りも軽やかにその場を去ると、幽香は蔓の一本をマイの頭へと向かわせた。
「んッ……んーッ!?」
 蔓がずるりと頭部へ巻き付き、猿轡の様に彼女の口を押さえ込む。
「マイ!」
 彼女を気遣い、ユキが叫ぶ。
 幽香はその背後に立ち、蔓にユキの体を浮かせながら、悪しき声色で囁いた。
「あのちっちゃな物でいつも犯してもらってるの?」
 ユキはかっと顔を赤くして、ぐっと奥歯を噛み締めた。
 直後、彼女の臀部に熱を持った何かが当たる。その僅かな接触でさえ、花粉に冒される彼女には刺激となった。
「ん、く……!」
 幽香がクスリと笑う。
「今から、二度とあれでは満足できない体にしてあげる」
「バカじゃ、ない……? そんな……そんなの、んッ……はあ……無理、よ……」
 息が乱れる。熱は益々激しく昂ぶる。
「楽しみね」
「んー! んんーッ!」
 マイの言葉にできない絶叫を浴びながら、ユキの花弁は邪悪な茎に貫かれた。




 一時間が経った。
 夢幻の館に、少女の声が轟いた。
「んあああぁぁ! イグ……! まだイッぢゃううぅ!」
「んッ、良いわよ……! 何度でもイキなさい!」
「ほぉん……! あおおおおぉ!」
 ユキの小さな体躯からは想像できぬ程の、獣の如き咆哮が吐き出される。
 その体を虐める陰茎は休むこと無く上下し、絶頂を繰り返す彼女を更に、更にと無限に昇らせてゆく。
 幾十回の射精を受け、ユキの腹は少し膨らんでいた。随分前から溢れ始めた精液が、足元に白濁の池さえ作る勢いで流れ落ちている。
 彼女の正面にはマイが居た。相変わらず蔓に拘束され、猿轡をされたまま、瞳孔の絞られた眼でユキの痴態を凝視している。
「彼女のとどっちがいいの?」
「ぞんなの、こっぢに決まっでます! ごんな……! こんなに気持ぢいいの、マイのおちんちんじゃ絶対味わえないのおおおぉ!」
 涙と涎が滴り落ちる。それはユキだけではなく、マイからも。
 マイの局部は勃っていた。片割れであるユキの無様な姿に未曾有の興奮を覚え、数度の射精さえしてしまっていた。そしてその度に、幽香は彼女に嘲笑を向けた。
 更に四半刻余りが過ぎ、ユキの反応が鈍くなった。絶叫紛いの嬌声も出なくなり、虚ろな目をして時折痙攣するだけの有り様となっていた。
 幽香は彼女を白濁溜まりに落として寝かせると、それを見詰めるマイの前に立ち、液にまみれた男根を見せつけた。
「選ばせてあげるわ」
 マイが幽香を見上げる。もはや言葉にならぬ怒号を上げる様な気力は残っていない。
「このまま独りで帰るなら、貴方のことは見逃してあげる。それかーー」
 二つ目の提案を聞いて、彼女は大きく目を見開いた。殺意の宿る瞳が幽香を睨み付けるが、灯った怒りが長く保つことは無かった。
 幽香が彼女の口許から蔓を退かせた。
「どうしたい?」
「……私は…………」
 返事を聞いて、幽香は優しく微笑んだ。




 その女は強かった。門番の任に戻ったエリーを容易く倒して館に押し入り、主人たる幽香をも膨大な魔力で圧倒した。
 戦いは長くは続かなかった。禁術さえ凌駕する未曾有の魔法を受け、幽香は存外あっさり昏倒してしまったのである。
 目覚めた時、その目に映った物は、自分に向かって多量の白濁を噴き出すエリーの菊門と陰唇であった。
 そのまま床に臥した従者の頭を踏み付けながら、女が冷たく言い放った。次はお前の番だと。
「アッ、アッ、アッ……!」
 柱に向かって前屈みに、両手を括り付けられた幽香。一糸纏わぬ彼女の背後から、やはり一糸纏わぬ女が彼女を穿つ。
 雄々しき槍を振るう度、白銀の髪が揺れ動く。赤く彩った爪を汗ばむ肌に食い込ませ、あるいは緑の髪を引き掴み、逃さず、許さず、幾度も腰を打ち付ける。
「は、あぅうッ……!」
 もはや何度目とも知れぬ絶頂に幽香が痙攣する。注がれた精液が膣から、そして雄しべからも溢れているかの様に噴出される。
 崩折れそうになった身体は、しかし強引に支えられ、休むことを許されない。
「そろそろ反省したかしら? 神に逆らう自分の愚かさを」
 女の名は神綺。他でもない、アリスら魔界人の創造主である。
 果たして彼女の言葉が聞こえているのか、幽香は意味をなさない声を上げると共に、白蜜を出し尽くした陰茎から黄ばんだ水を漏らした。
「あらあら。おもらしだなんて、アリスちゃんだってとっくにしなくなったのに」
 嘲り、嗤いながらも、神綺は休まず幽香を犯す。
「……あ……はー……あぅ…………」
 神綺の手が強く、幽香の髪を引いた。持ち上げられた上体は力無く、首も据わらず項垂れている。
「一先ず、お仕置きはこんなところかしら」
「ぁ……」
「後で完全に壊してあげるけれど、その前にアリスちゃん達の居場所を教えなさい」
「……ぅ……」
「それともおほおおぉ!?」
 突然、神綺が奇声を上げた。出し抜けに自身を駆け巡った何かに、理解不能の衝撃を得たのである。
 それは彼女が未だかつて経験した事の無い、果てしない快感であった。
「それとも、何かしら?」
 幽香が問うた。神綺の雄に貫かれている幽香ではない。いつの間にか背後に居た、もう一人の幽香である。
「あッ、あな、だぃひいい!?」
 混乱する神綺に容赦無く、幽香の腰が打ち付けられる。
 幽香の蜜には、あの花粉と同じ力が有った。触れた者を欲情させ、快楽を何倍にも膨れ上がらせる力が有った。
 神綺はそれを浴び続けた。彼女を犯し、膣を穿つ度、それに雄を侵食されていたのである。気づかぬ内に、少しずつ。
 そして今、女神の雌までもがその毒液に冒された。
「おッ、おほおっ……!」
「あ、ぅ……ッ」
 幽香が背から腰を振れば、たちまち女神の雄から白濁が吐き出される。それを受けるもう一人の幽香はもはや支えも無く脱力したまま、痙攣する肉袋と化している。
 しかし、幽香は自分自身さえ気遣わない。喘ぐ神綺の乳房を鷲掴みに刺激し、一層強烈な絶頂を促した。
「ああああぁぁッ!」
 たちまち昇天した神綺は大きく身体を仰け反らせながら、乳汁と精液を噴出させた。
「ぁ……あー……」
 そして女神は自らが犯す彼女と同様、力を失い崩折れた。
 下敷きとなった幽香の膣と茎から、尚も精液が溢れ落ちる。今や彼女らの足元に広がる白濁は池の様であった。
 白銀の長髪が地に落ち、汚れた白へと染められる。
 その様を笑って見下ろしながら、幽香は再び、女神の膣を穿ち始めた。




 初めに来たのはサラではなかった。
 禁書を持ち出し、行方知れずとなったアリスを捜して逸早く館を訪れたのは、彼女の長姉ーー夢子であった。
ーーアリスを返しなさい。
 ナイフの刃を剥き出しにして言った彼女を、幽香は快く案内した。正しくは、エリーに命じて案内させた。彼女の愛する妹の許へ。
ーーあ! 夢子姉さん!
 険しい顔をしていた彼女も、アリスの屈託無い笑顔を見ると少し綻んだ。ナイフを仕舞い、抱き付いてくる妹を両腕と胸で受け止めた。
 あるいは幻術の類を掛けられることへの警戒も怠らなかった夢子であるが、現に触れた妹は確かに己の妹で、ようやくほっと一息吐いた。
 そして、伝えたいことが有ると言うアリスに、素直に耳を差し出した。
ーーあのね……!
 それが呪いの言葉であるとは、気付かずに。




「おぶッ……ぐぁ……マイ……も、おッ……やめ、で……ぉげぇッ……!」
 マイの巨根がユキの膣を抉る。
「ユキ……おッ、おッ……! ユギィ……! 良いでじょ! 私のおちんぢん! 気持ぢ良いでじょおお!?」
 禁書の力を以て新たな武器を得たマイは、狂った様にユキを犯した。
 己の腕と変わらぬ竿の太さは勿論、拳の様な睾丸から排出されていく精液の量も際限が無く、溢れる分を差し引いてなおユキの体内を圧迫していく。内を蹂躙されるユキは外側さえも吐瀉と洟と涙と、あらゆる液にまみれた。
「あんッ……すっごく、んッ……気持ち良さそう……」
 ユキとマイの凄惨を眺めつつ、エリーが善がる。念願だった幽香の雄しべに突かれながら、四肢を主人にがっしりと絡み付かせている。
「何よ。私じゃ満足出来ないって言うの?」
「やんッ……そんなこと、無い……ンンッ!」
 拗ねた幽香が強く腰を打つと、エリーは大きく体を震わせ、一際強く彼女にしがみ付いた。
「んッ……幽香ちゃん……」
「エリー……んぁ……」
 舌を絡める二人の隣で、同じ様に愛し合う者達も居る。
「はぅん……ん……ぁ、んッ……」
 ルイズと、幽香である。
 初めは妹の身を案じて身体を差し出したルイズも、今となってはそんなことなど憶えていない。憐れな妹達同様、幽香の蜜に頭を犯され、ただただ性交を愉しんでいる。
 しかし、それでも幽香は彼女との約束を違えなかった。あれ以来、アリスとサラには何ら手を出していないのである。
 一時は気を失っていたサラも、程無く目を覚ました。
「ん……おいし……ぃひ、ひ……」
 今は二人の幽香達の間に座り、双方から零れる精液を指で掬っては舐め、同時に自らの秘部へと塗り込んでいる。エリーやルイズの愛液、あるいは小水がそこに混ざっていても構う様子は無い。
 ルイズが現れるまでに多量の毒を飲まされていた彼女は、とっくに手遅れだったのだと、それを口惜しく感じる者も、もう居ない。
「次はどーしたらいいのー?」
「ぁ……んッ……何、してくれるのぉ……?」
 一方、幽香達から見てユキとマイを挟んで反対側には、蔓に吊り上げられた神綺が居る。そこには館を訪れた時の屈強たる面影は既に無く、洟を垂らして被虐を待つ変態の姿が在るばかりである。
 周囲には三人の少女。天使とメイドと、吸血少女。その邪悪と無垢の取り合わせは、ある意味で幽香以上の残酷を生む。
「そうね。この穴に足を突っ込んでみて」
「え、こう?」
「ぉぐ!? ぁおおおぉおおお!?」
「あはは。くるみったら、靴ごと行っちゃった」
 壊れない玩具をあげる。そう言って引き渡された女神の肉体は、残虐な悪魔姉妹にとっても、また無知な幼女にとっても絶好の遊び相手であった。
「ぁ、あは、はあぁ……」
「キャッ!? おしっこ!?」
「やだ。くるみ汚ーい」
「私のじゃないもん!」
「大きい方も漏らしてるわ。自分で掃除しなさい」
「はいぃ……おそうじ、ぇへへ……」
 少女達の遊びは終わらない。
 そしてーー
「見て、夢子姉さん。ママったらおもらしして喜んでる」
「そうね、アリス……」
 広間の片隅で、皆の姿を眺める二人。
 四つん這いになった夢子は一見真っ当なメイド服に身を包んでいるが、乳頭の周囲だけが切り抜かれ、その突起に呪詛の刻まれたリングをぶら下げている。
 アリスは幽香に禁書の読み方を教えた。しかし、その対価として彼女が求めたことは、母との再会などではなく、最愛の姉への支配であった。
 それが皆を狂わせた幽香の蜜によるものか、あるいは元来根底に在った願望なのかは定かでない。いずれにせよ幽香は彼女の狂気を気に入って、禁書に記された服従の魔術を共に研鑽した。
「幽香の言う通りね。あんなの神じゃないわ」
「ええ……」
 虚ろに微笑む彼女の目から、左右一筋ずつの涙が落ちる。
 ただ一人、正気を保ったままの彼女は、ただ一人、意思に反した服従を強いられているのである。
「魔界に帰ったら、私が作った人形でママの代わりにお仕事するわ」
「そう……」
「幽香も来てくれるって。ルイズ姉さんと一緒に」
「……ルイズ…………」
 夢子はぼんやりと目を遣った。
 視線の先では、ルイズが変わらず快楽に身を委ねながら、幽香とエリーに体を舐られている。手も、腋も、足も、顔も、全てが為されるがまま。
 それが余りに幸福そうであったので、夢子は今一度、淡く微笑んだ。
「一緒に頑張ろうね、夢子姉さん」
「ええ……」
「愛してるわ」
「……私もよ、アリス…………」
 この感情は、禁断の魔術によるものか。それとも、本来的な意思が生んだ純粋なる愛か。
 判らぬまま、夢子は思慮を閉じた。
 
お粗末様です。
秋梨
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
多彩な敗け方と多彩な陥落で大変結構なお手前でございました
特に勝ったと思わせて奈落へ落ちる神綺様のそれがたまりません
欲を言えば一人一人の尺がもう少し欲しいことと、トリの夢子さんが少し弱いかな、といったところでしょうか
最初に堕ちてたことを最後に明かすなら、いっそ強制されてか完全陥落かはともかく最後の刺客を後ろから刺す役を振っても良かったかも知れません
ともあれ今後があれば応援させて頂きます