真・東方夜伽話

死に勝る快楽を 1

2019/05/05 00:39:52
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死に勝る快楽を 1

緑豆太

死にたがりの妹紅を救うために、輝夜が奮闘するお話。

____また私の勝ちね。

・・・声が、聞こえる。

____あなた、いつまでこんな状態でいるつもり?

・・・こんなって、どんなだよ。

____自覚も無いのね。最近あなた、殺る気を感じられない。

修復途中の内臓に、か細い指が触れた。
かき回すように弄られる度、痛みとほんの少しの疼きが、私を支配する。
···まだ、まだ。足りない。こんなんじゃ。

____分かってるでしょ。死ねないことぐらい。

ああ知ってるさ。だけど。だからこそ。

「・・・死ぬのが、凄く気持ち良いんだ。」
「!」

ようやく声を出せた。
驚いている輝夜を他所に、私は淡々と語る。

「肉を裂かれて、臓器を抉られて。そうやって自分が死ぬ瞬間が、果てしなく気持ち良い。今思い出すだけでも」

達してしまいそうだ。その言葉は、私の唇が塞がれたことで声にならぬまま消えた。
輝夜の舌が口内に侵入してくる。
仄かに熱を持ったそれが歯列をなぞれば、既に火のついた体がビクビクと快感に震えた。
彼女の動きに合わせて懸命に舌を絡める私。
憎き仇の筈なのに、今はもうそれさえどうだっていい。
私の躯を昂らせたまま、ゆっくりと彼女の唇が離れる。
舌と舌を繋ぐ銀の糸がやけに艶めかしい。
ボーッとしている私を置き去りに輝夜が立ち上がる。

「・・・今日は家に泊まりなさい。」

その言葉と同時に彼女の足音が離れていく。私はハッとして立ち上がり、輝夜を追いかけ走っていた。
短いのを何個か続けて書く方針です。
緑豆太
gurinpisu0909@gmail.com
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
この二人はこういうインモラルな感じが実に似合いますね…楽しみです。
2.ネタを集めていろいろ書く人削除
短いのを書くのは構いませんよ。
でもネチョは入れましょう。
私が言う資格は無い事は分かっていますが、ネチョを入れない小説は規約違反です。すぐに消しましょう。