真・東方夜伽話

霧雨魔理沙と淫魔の契約

2019/04/08 21:13:36
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霧雨魔理沙と淫魔の契約

喚く狂人

魔法の知識ほしさにインキュバスと契約した魔理沙ちゃんがスケベなことされるスケベ

 近頃、魔理沙の研究は大変はかどっていた。ちょっとした時短テクのおかげだ。そしてまさに今、時短しようとしているところだった。普段の研究室はマジックアイテムがごちゃまんと放置されているのだが、今は退避させられている。床にでかでかと描いた魔法陣のため、スペースを確保した形だ。脇には、ガメてきたばかりの本が積まれている。
「召喚に応じてやったぞ、魔女よ……ああ、霧雨か」
 深呼吸して、陣に魔力を流した。陣が光る。上手くいったらしい。燐光とともにヌルリと現れたのは、魔理沙より頭一つ半は大きい偉丈夫だった。
 角張った彫りの深い顔立ちで、皮肉な笑みを浮かべている。筋肉の鎧のような身体を、日焼けた赤銅色の肌が覆っている。腕も脚も、丸太のように太い。着衣は巻き付けた腰布一枚なので、目に毒なほど強烈な男の色香を漂わせている。
「ほぅ」
 溜息をつく。相変わらず、好みにドンピシャな顔と肉体だった。もっとも、彼らにとって容姿など、自由にできる交渉材料に過ぎない。気を許しすぎるのは問題だ。
「前の召喚からあまり経っていないが、あのときの分はもう読み終わったのか。ただの人間がよく学ぶ。それとも、私が気に入ったか?」
「はん、私は魔法を使いたいだけだ。軽口が済んだなら契約するぞ。私の望みは、そこに積んでる本の翻訳だ。日本語でよこせ。その量なら、代価はいつもと同じだろ?」
 男はちらりと、自らの横に積まれた本を見やる。計算を済ませたらしく、頷いた。
「そうだな。少し足は出るが、お前はお得意様だ。割り引いてやろう」
「嘘つけ、割引なんかしないだろ、お前ら。まあ、いつもと同じで済むなら良いけど」
 彼は悪魔だ。悪人の比喩ではない。本物だ。床の陣は、召喚のためのものだった。
 魔導書は大抵外国語で書かれているので、読むだけでも大変だ。そこで悪魔と契約し、翻訳版を作ってもらっているというわけだ。七色や七曜には邪道と言われそうだが、気にしない。正統派どもと違って、こちらは数十年で死ぬのだ。時短できるなら、したほうが良いに決まっている。
「契約成立だな? ではまず、もっとも基本的な行為から始めようじゃないか」
 男が歩み寄ってくる。並ぶと身長差がよく分かる。彼は軽く屈み、顔を近づける。そのまま、唇を奪ってきた。
「ンッ、ちゅ、ん、ふ」
 もちろん、挨拶でするようなレベルのものではない。しっかりとしたディープキスだ。わずかに開いた隙間から、舌が入り込む。最初は抵抗を覚えたりもしたものだが、流石に慣れた。この頃は多少楽しむことを覚えたくらいだ。
「ちゅ、ん……ぢゅ、んふッ、んぅ、ん」
 男の動きに合わせ、こちらも舌を蠢かす。唾液の音が室内に響く。
 魔理沙にとって接吻というのは、快感を得るためというより、慕情を伝え合うための行為だった。だから始めは嫌がったのだ。しかし、今や見方が変わっていた。口での交わりは、立派な性行為の一つだ。現に、他にはどこにも触られていないのに、だんだん身体が熱を帯びている。
「んぅうッ、く、ふッ、ちゅ――んぅ、く、む」
 舌が絡みついてくる。比喩ではない。人間ではありえないほど長く伸びて、蛇のようにくねっていた。さすがは悪魔、なんでもござれだ。
 瞳を閉じ、心地よさに身を預ける。男はこれ幸いと、口内を蹂躙してくる。退廃的な、抗いがたい快感に、うっとりと揺蕩う。
「くッ……く、んぅ、ふッ、んぅう」
 そうこうしているうちに、男の手が身体を撫で回し始める。ほんのり膨らんだ乳房や、腰回り、尻を、衣服の上から撫で回してくる。ほんの挨拶のようなものだが、欲望は少しずつ煽られる。
 こちらの興奮が十分なラインに至ったのを見計らったのだろう。無骨な手が、スカートの内側に忍び込んでくる。なかなか大胆なことをするが、拒もうとは思わなかった。契約の上でしていることなので拒んではいけないし、なにより、快感への期待が勝った。
「ンッ……!」
 両脚を軽く開くと、彼はするりと手を滑り込ませた。下着の上から、少女の裂け目を優しくなぞってくる。
 愛撫とも呼ぶにはまだまだぬるい行為だが、身体は確実に高まっていく。軽く腰がくねって、腹の奥が、じゅんと熱くなっていく。
 頃合いを見て、男はショーツの中にまで手をくぐらせる。やんごとなき裂け目に直接触れ、快楽を引き出してくる。
「ちゅ、ンッ、く、んぅ、ふッ、ぅう」
 指が、尺取虫のように陰唇を這う。自らの陰部が湿り気を帯び始めているのを、触れられて自覚する。羞恥に、ほんのりと頬が染まる。
 くっ、くっと、二三度軽く力を込めた後、彼は指を折り曲げて体内に入り込んでくる。狭穴の中で、探るように指を蠢かしてくる。外から嬲られるのとは違う、びりびりと痺れるようでありながらも甘い性感に、閉じていた瞳が開く。
「んく、ンッ、ぅ……んぅ!」
 入り口浅くの腹側が、魔理沙の最大の弱点だった。優しく、しかしいやらしく擦られ、身体を軽く震わせる。彼と肉体の関係をもつようになるまで、本人も知らなかったウィークポイントだ。彼女の女としての性能は、既に何もかも筒抜けだった。今も、好きなところを指の腹で優しく嬲られ、喉の奥から甘い声をあげている。
「くッ、んぅッ、ふぅっ、んぅうッ……ん、ぷはッ、は……」
 舌で口内をたっぷりとねぶられ、頭の中がピンク色になっていく。もっと。頭の中を、そんなプリミティブな願いが満たしていく。けれども行為は、終わりを告げる。彼が指を引き抜いたからだ。
 絶妙な物足りなさに、不満げな顔を浮かべる。対する、男はにやりと笑った。
「そんな顔をするな。アピタイザーはアピタイザー程度に楽しんでおけ。言いたいことは分かるな?」
「は、んッ……」
 スカートの上から、尻をそっと撫で上げられる。尾骨からぞくぞくと、官能が這い上る。
 もっと気持ちいいことがこの後待ち受けているぞと、暗に言われている。ならいっかと、表情を緩めた。
 悪魔に望みを述べれば、代償を求められる。メジャーなのは魂だが、実際のところ内容は種族次第だ。彼らはいわゆるインキュバスであり、要求するのは貞操だった。
 異種と寝るのを嫌がる魔女もいる。だが魔理沙からすれば、死んだ後に魂を捧げろと言われるほうがよほど困る。人として生きる以上、百年後には死んでいるのだから。
 ずっと彼を喚んでいるのは、先の一幕からも分かる通り、結構気持ち良かったからだ。あくまで主目的は知識のためであり、あばずれに堕ちたつもりもない。だが、苦痛を伴うよりははるかにマシだった。
「なんにせよ、その格好のままでは都合が悪いな」
「ああ……そうだろうな」
 性行為の恍惚にぼんやりとした頭でも、何を言っているかは分かる。自らの衣服に手をかけ、一枚一枚脱ぎ捨てていく。少女の肌が、次第に露わになっていく。
 危険な森で逞しく生きているが、身体はどことなく幼さを残している。同時に、大人の色香を漂わせてもいる。子供から大人、庇護される者から庇護する者へと移り変わる時期にある、少女ならではの肉体だった。セックスアピールという点では成熟した女に劣るが、思春期の乙女でなければ出せない愛くるしさを武器として備えていた。
 輪郭は、触れてしまえば壊れてしまいそうな、絶妙なバランスの上に成り立っている。見る者に緊張感を覚えさせるほどだ。普段の快活さとのギャップが、良さをいっそう引き立てる。
 ほんのり凹凸を描くボディラインを象るのは、よく手入れされた滑らかな肌だ。がさつな性格と思われがちだが、良家の生まれであり、身だしなみを欠かすことはない。それが彼女の可愛らしさを、目立たないながらもぐっと引き立てていた。
 くびれば折れてしまいそうな首から下ると、うっすらと優雅に浮かぶ鎖骨へ行きつく。肩はなだらかで狭く、どことなくしおらしさを感じさせる。
 乳房は金糸雀色のブラに覆われている。ここ数年、ないと痛みを覚えるようになった。背中に手を回し、外す。露わになった胸は、ほんのり膨らんだ丘といった風情だった。カップでいえばCもないくらいだ。揉みしだくのは難しいが、若々しく、形が美しい。鑑賞し、優しく弄ぶ楽しみを提供するものだった。女としてはまだまだこれからであることまで考えれば、今後の成長が楽しみにも思えてくる。そういう、想像する美をもたらすものでもあった。
 円形の乳輪の色合いは淡く、薄紅色に染まっている。中央は、ぷっくりと膨らんで硬くなっていた。性的興奮を示している。
 腹回りはゆるやかにくびれている。もともとスレンダーなのもあって、少し強く抱きしめれば、壊れてしまいそうだ。危うい印象の出所だった。
 平坦な腹部において、臍が存在感を示している。そして臍のやや下あたりには、紋様が刻まれていた。子宮とハートを足して二で割ったようなデザインで、人知を超えた力でもって淡く輝いている。
 これはインキュバスとの契約の証だ。最初は肌色とほぼ変わらなかったが、呼び出す度に濃くなっており、今は躑躅色ほどになっている。
「どれ……」
「あッ、は、あぅ、やめッ、あ!」
 彼が手を伸ばし、なぞってくる。途端、膝が砕けてしまいそうな性感が駆け抜ける。子宮を直接愛撫されたかのようだった。強烈な刺激に抗議の視線を送ると、悪い悪いと返ってくる。悪びれた様子は一切無かった。
 腹からさらに下れば、下半身に行きつく。初潮を迎えたころから、骨盤は随分広がった。まだまだ発展途上だが、子を孕み育めることを示している。ブラと同じく金糸雀色をしたショーツは、クロッチのあたりに染みができている。はしたない蜜に濡れているのだ。もはや、下着としての用をなすまい。
 いずれにせよ、今からすることには不要なものだ。サイドに指を引っかけて、ゆっくりと下ろしていく。両脚を引き抜いたことで、貞操を守るものは何一つなくなった。
 陰毛はだいぶ控えめだ。頭髪よりも淡い金色なのもあって、あまり目立たない。可愛らしくもコケティッシュな魅力を演出していた。
 不良少女じみた外見と態度なので、遊んでいると思われがちだ。ところが彼女の裂け目は、意外なほどに綺麗なままだった。三つ子の魂百までというが、三つの頃は良家のお嬢様だったわけで、生まれがよく現れているといえる。一方で、淫魔の愛撫に解れてとろとろと潤んでおり、男根を受け入れる用意が整っていることを示してもいた。
 後ろに回れば、金髪に飾られた白い背中が照り映えている。脊柱管の窪みに沿って下れば、魅惑のヒップに辿り着く。
 活動的な生活の中で育まれた大臀筋に脂肪が覆い被さって、ぷりっ、とした臀部が形成されている。いわゆる桃尻というものだった。脚部も健康的で、尻と合わせて綺麗な下半身をなしていた。
「あ、あ、ぅッ、は」
 仙骨から尾骨のあたりを軽く撫でられる。ぞくりと、身体を震が震える。腹の奥が、ぞくぞくと疼く。
 男の目線が肌を這う。目の前の肉体をどのように弄ぶか、思案しているらしい。そういう風に見られることに、かつては羞恥を覚えた。今感じるのは期待だ。
「相変わらず良い身体だな。数年後まで含めて楽しみだよ」
 こちらは、性行為に相応しい姿になった。次は向こうの番だ。しかし、彼は何もしない。腕を組んだままだ。脱がせろというのだ。
 従わなくては、契約不履行になる。男の前に跪く。溜息をついた。自分で脱がない怠惰に呆れたのではない。腰布越しでも分かるほど立派なモノに、感嘆を覚えたのだ。
 顔を近づけたことで、ソレの存在感がよりいっそう感じられる。とんでもない巨根だ。布を巻くという行為が、覆い隠すという目的をまるで達成していない。むしろ、浮かんだシルエットが、巨大さを強調してすらいた。
 胸が高鳴る。彼ら悪魔は、交渉を有利に進めるべく、召喚者の嗜好に沿う姿で現れる。顔や身体が魔理沙の好みなのは、そういう事情だった。目の前のモノも同じだ。魔理沙が最も好む――つまり、もっとも気持ちよくなれる、最高に相性のよい形をしている。
 このスゴいので、いったいどんな風にされてしまうのだろう?
「そら、惚けていても終わらないぞ? 気持ちは分かるがな。インキュバスと関係を持つ女は、少なからずそうなるんだ」
「は……失礼な。私はそんな好き者じゃないぜ」
 言い返しこそするが、彼の言葉はほとんど意識の外にあった。素敵な膨らみのことしか、頭になかった。好き者じゃないという言葉に、説得力はない。
 腰布の結び目に手をかけ、解く。途端、戒めから解き放たれたソレは、勢いよくまろび出す。露わになった肉竿は、おそろしいまでに雄々しく、猛々しい。赤黒い肉傘を凶悪なまでに張らせ、己の存在をアピールしている。エラは深く刻まれて、穿たれれば気持ちがいいぞと主張しているかのようだ。びきびきと膨張した竿は僅かに湾曲しており、おどろおどろしい血管が表面を這い回っている。えげつない凶器の根元では、中身がたっぷりと詰まっているのだろう玉二つが鎮座していた。
「はぁぁ……」
 鼻孔がヒクつく。露わになった瞬間、ペニスはむせ返るほどの雄臭と熱気を振りまいていた。関係を持ち始めたころは生臭いと感じていたはずなのに、いつの間にやらすっかり癖になっていた。嗅いだだけで、太腿を擦り合わせてしまうほどに。
「そら、どうした? 待てをされた犬のようじゃないか」
 上から降ってきた声に、己のさまを顧みる。無意識のうちに、口を開き、舌を突き出していた。なるほど、犬と揶揄されてもおかしくはない。
「何を想像していた? その通りにしてみろ。ああ、拒否するなよ。従わなければ契約不履行になるからな」
 男の言葉は冷たく思えるものだったが、魔理沙からすればありがたくもあった。自分は好き者ではないが、契約ならば仕方ない。目の前のモノを見てしたいと思ったことを、そのまま実行するとしよう。
「う、わ」
 手を伸ばし、指先をそっと絡める。火傷しそうなほどの熱を感じた。女を穿つという、陰茎に宿った強烈な欲望を、快楽を求める女の本能が感じ取ったのだ。
 熱いと思いながらも、指を離そうとは思わなかった。肉竿の引力は、魔理沙のような小娘など、一発であてられてしまうものだった。
 こんなすごいモノ、味わわずにいられない。顔を近づけ、舌を伸ばしていく。粘膜同士がじりじり近づき、やがて触れる。
「あ……」
 亀頭に、舌先がつんと触れる。やはり、火傷しそうなほどに熱い。けれども同時に、とても心地がよかった。
「は、むぅ」
 舌だけでは足りないと、唇で包み込む。顔を前に押し出し、竿をゆっくり呑み込んでいく。
 口内の雄棒は、すぐさま男のフェロモンを振りまき始める。味覚と嗅覚が、雄に満たされていく。本来は快いものではないはずだが今の魔理沙は、もっと味わいたいと感じる。本能がそう感じさせたのだ。
「んッ、ふ、くぷッ、ん、むぅ、んっ」
 十分深くまで咥え込んだのち、頭を前後させ始める。頬を軽く窄め、唇で魔羅に吸い付く。口内では舌が蛇のように這い、亀頭や茎を舐め回している。少女にしてはずいぶんと手慣れており、そして情熱的だった。仕込んだのは、目の前の男だ。
「ふ……んッ、く、ふ、んぅ」
 ちゅぽッ、ちゅぷっと、小さな音が室内に響く。彼女の荒い息遣いもだ。喉の奥からときおり漏れる小さな声が、彼女の覚えている官能を示していた。
「むう……鏡があればいいんだがな。そうすれば今お前がどんな顔をしているか、見せてやれるんだが」
 男が小さく呟く。今の自分は、そんな風に言われる顔を浮かべてしまっているのか。例え友好的でも、相手は狡猾なる悪魔だ。隙を晒すのは悪手だ。だというのに、もっと見られたいと思っている自分がいる。もっと見て欲しいという想いを込めて、口奉仕をいっそう熱心なものにしていく。口端から、涎が零れおちた。
「ンッ、ぢゅ、るッ、くぷッ、れるッ、ちゅう、ふッ、んぅう」
 口粘膜というのは、人体においても特に敏感な部位だ。だからこそ肉棒の形状を、目で見る以上にはっきりと感じられる。ゴムのようにぐにぐにとした亀頭。鈴口の生々しい形。舌を這わせるほど雄の臭いを強めるエラ。大蛇を思わせる血管が這い回る竿。それら全てが、彼女の官能を高めていた。もし貫かれたらと、夢想せずにはいられなかった。
 このペニスは、霧雨魔理沙にとって理想といってもいい形をしている。だから、性交の瞬間には、何もかもどうでもよくなってしまうほどに気持ちよくなることだろう。
 強い実感を伴ったイメージだった。今までも、何度も貫かれてきたのだ。経験したことがあるからこそ、空想は説得力をもち、強く彼女の肉体を疼かせる。
「ん……くッ、んぅ、ふ、んぅうう……」
 疼きは堪えがたいものとなり、体奥から官能の汁を溢れさせる。先ほどからずっと太腿を擦り合わせて、にち、にちと愛蜜の音をあげてはいた。いよいよそれでも我慢できなくなり、指を伸ばしていく。
「く、ん、んくぅううう……!」
 とろとろに濡れそぼっていた裂け目は、大した抵抗もなく異物を受け入れる。快楽に飢えていた膣肉は、侵入者をきゅうきゅうと締め付けて悦びの声をあげる。
 指先をくねらせれば、満足感が下腹から広がっていく。猫のように喉を鳴らす。渇きは多少、癒やされた。けれども、全く不満でもあった。当たり前だ。この程度では、燃え上がるような肉欲の疼きを治められるはずもない。
 もっと気持ちよくなりたい。
 そんな想いのもと、肉棒奉仕はいっそう熱心なものになっていく。彼女の欲を締めすように、下腹の淫紋は暗く輝いていた。
「……ふむ。そろそろ出すぞ」
「んふッ――」
 男が低く唸る。短い言葉だったが、魔理沙にときめきを覚えさせるには十分すぎた。
 ぢゅう、と、ねっとりとした唾液の音をあげて、ペニスに吸い付く。鼻筋が下腹に触れるほど、肉竿を深々と咥え込む。陰毛の密林に鼻先が埋もれ、汗の臭いが流れ込む。それすら好ましく思うと同時に、彼は限界に至った。
「そらッ!」
 陰嚢がきゅっ、と縮こまる。肉棒が根元から先端にかけて膨れ上がっていく。その意味するところを、魔理沙は理解している。瞳を閉じて、次の瞬間を待ち受ける。
「んくぅうぅんっ……!」
 魔羅の逞しい脈動とともに、鈴口から、勢いよく種汁が噴き出す。濃厚で量も多く、そして熱い。女を孕ませるという原始的な、だからこそ強烈な欲望が、熱という形で現れているに違いなかった。
 無数の精虫が鞭毛を蠢かして、霧雨魔理沙の口内粘膜に染みついていく。独特の苦み、臭みに、えも言われぬ官能を覚える。他人の体液など不快でしかないはずだが、彼女はじっくりと味わい、喉を鳴らして嚥下していく。
 心中は、悦びで満ちていた。努力が認められると嬉しいものだ。男が射精するというのは、己の奉仕が認められたことと同義である。まして、今味わっているのはインキュバスのスペルマなのだ。悪魔としては弱いが、こと女を堕落させることに関しては、並び立つもののない種族。そんな連中の吐き出した子種なのだから、女である魔理沙が、夢中にならずにいられるはずもない。
 少女の顔は、すっかり色を知った女のソレに成り果てていた。
「んくふぅうう……」
「ふむ……思ったよりは出たな。上手くなっているじゃないか、霧雨?」
 ポンプのような脈動が収まっていく。男はゆっくり、腰を引き始める。彼女は最後の最後まで、肉棒にちゅうちゅうと吸い付いていた。亀頭から唇が離れた瞬間、ちゅぽッ、と音をたてたほどだ。
「けぷぅ……、うう」
「おいおい、今さらそんなことで恥じ入るのか、もっとあるだろうに」
 喉が鳴る。はしたなさに、顔が羞恥に染まる。男は呆れているようだが、それとこれとは話が別だった。
 ただ、魔理沙にとってはある意味幸いなことに、そんなことをいつまでも気にしてはいられなかった。
 なにせもう、我慢ができない。
 ベッドの上へ。自らの身体を投じる。前戯は今のでおしまいだ。だったらすることは一つで、それをするのに最適な場所といったら、寝台以外になかった。
「さて、次はどうするかな……」
 すぐにでも欲しかったが、彼の動きはのろのろとしたものだった。わざとらしい態度だ。じれったさに唇を噛む。大声をあげて求めてしまいたいくらいだが、そうできないあたり、まだ羞恥が残っていた。
「ふむ。どうも興が乗らないな」
「は?」
 馬鹿なことを言う。インキュバスというのは、性行為で女を堕落させるのを最上の喜びとする種族だ。そんな連中が女を抱くチャンスを前にしているのだから、興もへったくれもないはずだ。
「そうだ霧雨、おねだりしてみせろ。そうすればセックスしてやる」
「誰がそんな、恥ずかしいこと。それに、『してやる』だって? 思い上がるなよ」
 吐いた言葉の字面だけ見れば、拒否しているように思える。だが実際のところ、大いに乗り気だった。
「拒むのか? 分かっていると思うが、契約不履行になるぞ」
 そう、そうなのだ。この行為は契約に基づいて行われている。一度やれと言われたなら、拒むわけにはいかないのだ。
 そういう言い訳を与えて、素のままではできないことをさせてくれる。彼のこういうところが、素敵なのだ。
「まったく、しょうがない、な」
 気が進まないふうを装いながら、胸を高鳴らせる。四つん這いになり、尻を向ける。とろとろに濡れた秘唇も、丸いヒップも、その間の薄灰色の窄まりも、何もかもが丸見えだ。さらには股間に手をやり、裂け目を指で割り開く。狭い肉の奥の奥まで、異性の視線のもとに晒してみせる。
「一度しかやんないからな? ……私、霧雨魔理沙は、おちんちんを舐めて気持ちよくなって、セックスしたくなるやらしい子です。どうかあなたの大きいのを、私のここにハメて、一杯ずこずこして、沢山気持ちよくしてください。あはッ……」
 嗚呼。やっぱり、恥ずかしい。
 けれどもそれ以上に、心の底が抜けるような精神的解放感が、心中を満たしていた。
「ああ、よく言えたな霧雨、いい子だ。お前が言ったことだ。たっぷり気持ちよくしてやる」
 たっぷり気持ちよくしてやる。その言葉に、否応なく期待してしまう。男の笑みには悪意が込められていたが、彼女は気づきはしなかった。
「さて、約束だからな。ハメてやるとするか」
「あぁ……早くぅ……ッ」
 自ら腰をくねらせて誘う。知識のためであり、己はあばずれではないという言い訳は、すっかり吹き飛んでいた。先のおねだりによって、箍が外れているのだ。一度恥をさらしたなら、二度三度晒したところで大差は無い。
「まあ、そう尻を振るな、挿入れにくいだろう」
「あんっ」
 がっしり掴まれる。もう逃げられない、今から挿入されて、たっぷり気持ちよくされるのだと思うと、とめどなく汁があふれた。
「んぅう~……ッ」
 亀頭が押し当てられる。やはり、恐ろしいほどに熱かった。先ほどの口淫のときと比べてすら、比較にならないほどに。こちらが穿たれる期待に濡れているのと同じように、あちらも女を穿つ興奮を感じているのだろう。
「そら、たっぷり味わえ!」
「んぁあああああああんッ!」
 腰が一息に突き出される。雄々しく張り出した肉傘に膣襞がめくり返され、ソリッドな刺激を背骨を通じて脳へ伝えてくる。目の裏が白く弾ける感覚に、魔理沙は背を反らし、家の外にまで聞こえるような高い嬌声を漏らした。
「おお、相変わらず狭くて、締まりの良い穴だな。才能があるぞお前は!」
「ああッ! はッ、んはぁッ、くひぅ、ふッ、はッ、あうんッ!」
 すぐさま抽送が始まる。下からしゃくり上げる動きだ。竿の弧が、腹側浅くの弱点を擦りあげる。亀頭は一番奥の敏感なところを執拗に小突いている。しかもそれが、雄の頂点にあるペニスによって行われるのだ。彼女でなくとも、一発で虜になってしまうだろう。
 これが、インキュバスのセックスだ。女はただ嬌声を垂れ流しにして、全身を貫く性感によがるしかない。霧雨魔理沙といえどもだ。
「はぁあんッ! あッ、んぅうッ、くぅ、ひッ、あぅッ、はッ、ひ、んッ、ひ!」
 淫裂がこね回される卑猥な水音とともに、肉棒が出入りする。桃尻と男の下腹がぶつかり合い、乾いた音をたてる。あがるはしたない声は、肉欲が満たされていく悦びを一心に歌い上げるものだった。
 霧雨魔理沙は貪欲な女だ。知識にも、性にも。だから、快感に身悶えしている状態だというのに、もっと気持ちよくなりたがる。あるいは、自分を気持ちよくしてくれているモノに、お礼をしたいと考える。
「あぁぅッ、はッ、あぁッ、くはぁッ、あんッ、あぁ、いい、いいよぉっ!」
「くく、いいぞ霧雨、その調子だ」
 その思いが、自然と、彼女に腰を振らせていた。ほっそりとした腰が、丸い尻が、男の抽送にあわせてくねり、踊る。
 相手がインキュバスでなければ、あっというまに射精に導いたのは間違いない。とても少女が繰り出すとは思えない、娼婦じみた腰使いだった。何度も契約を重ねてきたことで磨かれた技術だった。
「あぅッ、はぁ、んぁあ、あぅッ、あんッ! は、ひ、くふぅ、んあああッ」
「ははは、いやらしい女だな、そんなにセックスが気に入ったか。お前は気持ちよくしてもらうのが好きなんだなぁ、霧雨?」
「うんっ、もっとしてっ、もっとぉっ!」
 彼女を知る者が聞けば仰天するような、甘えた、蕩けた声だった。男は嗜虐的な声色で続ける。
「はん、浅ましい女だな。悪魔の私が言うのもなんだが、そのトシでそんなザマだと、ろくな人生を送らないぞ。……どれ、すこしばかり矯正してやるとするか!」
「あ、ひぃッ!?」
 ぱぁんと破裂音が響く。抽送とは異なる、鞭を打つような音だった。何が起きたのか、鋭い痛みで魔理沙は理解する。尻を平手で叩かれたのだ。
「あッ、くッ、あ、ひぃッ! あ、ん、く、ぅううッ!」
 男は二発、三発、同じようにビンタしてくる。その間も、閻魔すら堕としてしまうような抽送は止まらない。快楽と痛みを同時に与えられ、どうにかなってしまいそうだった。
「あぁッ、ごめんなさい、私はいけない子です、やらしい子ですっ、ああ!」
 よがりながら、謝罪の言葉を無意識に繰り出していた。無意識の発言であるがゆえに、意識に深く染み渡る。
 そうだ、私はいけなくてやらしい子だ。だからもっとおちんちんで、矯正してもらわなくちゃいけない。
「ああ、お前はいけなくていやらしい女だ。だが、自分の非を認められるのはいいことだ。いいことをする奴には、褒美をくれてやらないとな!?」
「んあぁーッ!」
 褒美といっても、内容は変わりはしない。尻肉への平手が繰り出されるばかりだ。だが、混乱する意識の中で、尻を叩かれる痛みと性交の快楽はもはやイコールになっている。ぱぁん、ぱぁんと鋭い音が響く度、魔理沙は甘くよがってみせた。
「いい反応だな、いやまったく、素晴らしいよ霧雨。お前のような女は、とことん躾けて、どうしようもないところまで堕としてやりたくなる……」
 猿のように赤くなったヒップを撫で回しながら、男は彼女の腹に手を回す。今まさに肉棒を突き込まれ、うっすらと輝く淫紋へ。
「はッ、ひ!? あくふッ、いッ、あ、あぁッ、あああああああッ!」
 魔力の籠もった指で、そっと、なぞるように撫でられる。頭の中身がトびそうな程の快感が突き抜ける。魂に直接触れられ、愛撫されているかのようだった。
 たぶんそれは事実なのだろう。悪魔との契約とは、霊魂の領域に関わるたぐいのものなのだから。魂に魔力を流される――決してよろしいことではない。だが、そんなことが些事と思えるほどには心地が良かった。こんなに良いなら、魂くらい差し出したって安いと思うほどだった。
「ああ……そろそろ出すぞ、どこに出してほしいんだ。言ってみろ」
 全くの愚問だ。彼とて、答えは分かっているだろう。言わせること、答えること自体に意味のある質問なのだ。だからこそ、本心からの答えを返す。
「あはぁッ、中に出して、いやらしい魔理沙の、おまんこの中に、ザーメンだしてッ、中出しで気持ちよくしてぇっ!」
「はっ! いいぞ霧雨! 素直なお前には、悪魔の仔をくれてやる……!」
「あ、あ、あぁッ、はぁ、あああああッ!」
 ピストンが激しくなる。貫くような、抉るような、女が受けるのに最高の抽送だ。一突きで虜になってしまうようなものが、何度も何度も繰り出される。魔理沙にできることといったら、正体をなくしてよがることだけだった。
「そら、種汁を注がれてイけッ!」
「あ、ああ、――ッ、ああああああああああああああッ!」
 肉竿が一番奥に突き込まれ、子宮口と密着する。同時に、射精は始まった。
 濃厚で大量の種汁が、少女の穢れなき子宮を埋め尽くしていく。孕ませるという、原始的かつ唯一の行動原理に基づいて動く無数の精虫が、卵子と結びつくべく泳ぎ始める。鞭毛の動きは燃え上がるような熱量となって、彼女を思いきりよがらせる。
 こんな強烈な射精を受ければ、一発で孕んでしまうだろう。構いはしなかった。孕んだって良いとらいかまいはしないと思えるほどに、気持ちがよかった。
 性交の最期に、最上級の快楽を受けたのだ。絶頂せずにいられるはずもなかった。今日一番の声をあげて、魔理沙はオーガズムに至る。
 喉は震え、背は反り、結合部からは少女と思えぬほど濃密な雌汁が噴き出す。視界はちかちかと明滅し、脳味噌は幸福物質に埋め尽くされていた。世界にセックスのことしかなくなってしまったかのようだった。この瞬間だけは、それでもいいと本気で思えた。
「く、ふ……ふぅ。やはり、お前はいい女だよ、霧雨」
「あぅッ、あぁッ、はぁん、あぅ、あ、ぅ、ァ……ッ」
 いつまでも味わっていたかったが、そうも行かない。山を登り切った後は下るしかないように、快楽の波もやがて引いていく。逞しい脈動が収まっていき、膣内のペニスは次第に萎えていく。
 男が腰を引く。自分を気持ちよくしてくれたモノと離れたくないというように、膣肉は最後の最後まで絡みついていた。離れる瞬間には、ぢゅぽっ、と、コルク栓を抜くような淫らな音をたてたほどだ。
 一瞬遅れて、生クリームのように濃厚な種汁がとろりと溢れた。なるほどクリームパイと呼ばれるのもよく分かる、卑猥な光景だった。
「はッ、……は、はぁ、く……あっ、はぁ、んぁ……」
 汗や愛液でぐしゃぐしゃのシーツの上で、魔理沙は荒い呼吸を繰り返す。小さな肩が、胸が、しきりに上下している。ときおり、快楽の余韻に甘い吐息を漏らしている。
 先の絶頂は、少女の身体で受け止めるには過ぎたものだった。体力のほとんどを使い果たし、弾幕ごっこでもそうはならないほどに疲弊していた。
「契約は果たされた。お望みの翻訳した本だが、ここに置いておくぞ」
 反対に、男の態度はあっさりとしたものだった。指一つふるって、約束の本を魔法で生み出す。まるで何事もなかったかのようだった。インキュバスからすれば、小娘一人よがり狂わせるくらい朝飯前なのだから、当然といえば当然だが。
「またいつでも呼べ。私に抱かれたくなったらいつでも応じてやるぞ?」
「はっ、言ってろよ……」
 軽口に軽口で返しながら、疲労した脳味噌で今後の研究計画をたてる。彼のおかげで翻訳のステップは飛ばせたとはいえ、重要なのは中身を頭に叩き込むことだ。実践するための準備やらなにやらもある。今回分を全部学んで、また紅魔館に忍び込んで――次に彼を呼べるのは、三ヶ月後くらいになるだろう。
 ――次にできるまで、三ヶ月。
「おい、ちょっと待て」
「なんだ」
 魔法陣に片足を突っ込み、今にも帰ろうとしていた彼を呼び止める。振り返った顔には、勝利を確信したような表情が浮かんでいた。
「ご覧の通りウチはごちゃごちゃしてるんだ。いい加減掃除しなきゃだが、面倒だ。……お前、代わりにやってくれ。契約だ」
 彼はにやりと笑う。罠にはまった獲物を見る顔だった。
「そうか。代価はいつもと同じになるぞ。構わないか?」
「ああ、望むところだぜ」
「いいだろう。契約成立だ。前戯は飛ばすぞ? 都合の良いことに、身体の用意は整っているわけだからな」
 男が戻り、覆い被さってくる。股間のモノは、二度射精したにもかかわらず、いっそう力強くなっているように思えた。迎え入れるように、脚を開く。
「あ、は、あぁ、ああああああああッ!」
 彼が入り込んでくる。快楽の海に、魔理沙は沈んでいく。腹の紋様が、いっそう強く輝いていた。
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
なんでしょう、「魔理沙が」敬語で淫らなおねだりなんてしている姿を見ると他のキャラのそれよりもはるかにドキドキしてしまうのは。非常に興奮いたしました。
直前まではいつもの魔理沙らしい口調をしっかり通しているのも相まってすさまじいです。