真・東方夜伽話

ドスケベリー・ハーンときもちよくなるお薬

2019/01/14 01:16:40
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ドスケベリー・ハーンときもちよくなるお薬

喚く狂人

マエリベリー・ハーンさんがヤクにハマったあげく売人の「彼女」にされ、お薬ほしさに命令されるまま他の男に股を開いたりするスケベです

 エレベーターから降り、額にかいた汗を拭う。建物の中はともかく、七月の外は暑い。コートなど着ているものだから、なおさらだった。季節外れさゆえ、来る道すがら好奇の視線を集めまくったが、流石に無しでは歩けない格好なので、仕方ない。
 廊下をしばし歩き、表札とスマホを確認する。指示された部屋は、ここで間違いない。それにしても、ずいぶんな高級マンションだ。一階にコンシェルジュまでいた。明らかに場違いなところに来たのは、友達を紹介するからと彼氏に言われたからだ。友達とやらは、どうやら相当なボンボンらしかった。
「おう、来たな」
 息を整えて、チャイムを慣らす。扉を開けたのは、ここ数ヶ月何度も逢ってきた男だ。
 サンディブロンドに染めた髪、福耳にぶらさがる似合っていないピアス。人類が猿の子孫であることを認識させる顔つきで、頬に刻んだトライバル柄のタトゥーはまるで似合っていない。オシャレのつもりで生やした無精髭がみっともなく、吐息はヤニ臭かった。タンクトップなのは己の肉体をアピールするためらしいが、大したバルクでもない。滑稽でしかなかった。
 これが、メリーの恋人だ。外見も言動も、好みに対してマイナス百点なのは間違いない。しかしある点において、マイナスをぶっちぎってプラスに持ち込んでいるのだった。今も、顔を見ただけで瞳は半ば蕩け、頬は紅潮しているくらいだ。
「うわ……このクソ暑いのにコート? ご苦労だなぁメリーちゃんよ」
「貴方のせいでしょう、あんな服着てこいって、流石に隠さないと」
「へっ、そんな羞恥心がまだあったんだな……ちゃんと着てんだよな? 見せてみ」
 軽い口調だったが、有無を言わさぬものがあった。どのみち、逆らうことはできない。人の眼がないのを確認してから、コートの前を小さくはだける。ワオ、と男は呟いた。
「いいね。お前サイコー。よし、口開けろ」
 言われるがままに口を開けると、すぐさま唇を奪われる。ヤニ臭い舌が口腔に入り込み、こちらの舌を舐め回してくる。
「んふぅうッ……」
 ぐちゅッ、ぐちゅっと、ねっとりした唾液の音がする。嫌悪感はあったが、しかしそれ以上に、胸のときめきが勝った。瞳を閉じて、行為を受け入れる。されるがままになるのではなく、自分自身も舌を蠢かし、濃厚な接吻を繰り広げていた。
「ぶはぁ……相変わらず柔らけぇ唇してんなあ。おい、なんだよ、もう雌の顔になってんぞ、エロ女が」
「あっ」
 見下した口調とともに、顔に唾を吐きかけられる。ひどい扱いを受けたにもかかわらず、彼女の腹の奥はきゅうと疼き、思わず膝を擦り合わせた。
「まあいいや、入れよ、ほら」
 腰を抱くように、ぐいと抱き寄せられる。男はすかさず、玄関扉に鍵をかける。逃がさねぇよと、暗に言われているようだった。
「おいお前ら、来たぜ、本日のゲストちゃんがよ」
「おッ、待ってました」
 ぐいぐいと引き寄せられ、リビングに招き入れられる。十数畳ほどの広々とした部屋で、三人の男がソファでくつろいでいた。彼も入れれば四人だ。向かいの大型スクリーンでは、男女がくんずほぐれつ交わっている。アダルトビデオの鑑賞会をしていたようだ。おそらくは、彼らによって作成された、ホームメイドものだ。部屋の隅には、三脚とビデオカメラが設置されていた。
「お前らにはこれまでの動画もシェアしてたけど、モノホン見るのは初めてだよな。コレが俺の彼女ちゃん『七号』の、マエリリ……マエバリー……マリベ……アナベベ……?」
「マエリベリー」
「アメ……あー、メリーちゃんだ」
 ほぉ、と、男達の間から歓声が漏れた。メリーの顔立ちというのは相当に整っており、モデルとしてスカウトされることも少なくない。ただ彼らの目には、美人に対する単なる憧憬というよりも、色欲や獣欲といったものが大いに含まれていた。慣れている。今までに紹介されてきた彼の「友達」というのは、皆大なり小なりそんな感じだった。
「信じらんねぇ、ガイジンなんかどこで捕まえてきたんだよ」
「あー春頃合コンあったんだけど、そこでこいつの友達とまとめて『ヤリヤリジュース』飲ませたわけ。その友達ってのがこないだ紹介した六号ちゃんな。蓮子ちゃん」
 下衆な会話の間、メリーは所在なげに立っている。無遠慮な視線が、相変わらず注がれていた。男は舌打ちする。
「ホレなに突っ立ってんだ 自己紹介しろ雌犬」
「んッ!」
 コート越しに尻を叩かれ、体を跳ねさせる。ハラスメントでしかない行為だが、メリーは怒るどころか腹の奥を疼かせる。
「皆さん、初めまして。酉京都大学相対性精神学部二回生、マエリベリー・ハーンです。先ほど説明があったとおり、この人には合コンでお薬を飲ませてもらって、そのままラブホテルでカノジョにしてもらいました。それからは週に何度か呼んでもらって、お薬をもらってセックスしてもらっています。今日は皆さんといっぱい仲良くさせていただけたらと思います、よろしくお願いします」
 真っ当ではない台詞を吐きながら、深々と頭を下げる。好色な視線がいっそう深まったのを感じた。邪気を孕んだ質問が投げられる。
「はいはーい。なんでこの暑いのにコートなんか着てんの?」
「あー、それな。まあ俺の友達であるところのお前らに対する、ちょっとしたサプライズってやつだよ。見せてやれ雌犬」
「……はい」
 躊躇いと期待とを感じながら、コートをその場に脱ぎ落とす。途端、男達から歓声があがった。
 メリーが身に着けていたのは、黒のフィッシュネットのボディストッキングだけだ。目は相当に粗く、肌を隠す役には立っていない。しかも乳房・恥部と、本来であれば覆われるべきところに穴が開いて、強調している。それこそコートでも羽織らなければ、道を歩いただけで両手にお縄がかかっていただろう。全身にうっすらとかいた汗により、しっとり張り付いて、なお淫らに見えた。
 しかし、彼らを喜ばせたのは、単に服装がいやらしかったからというわけではない。どんな卑猥な衣装も、貧相な肉体の醜女が身に着けていたのでは台無し、滑稽になる。マエリベリー・ハーンの、モデルも顔負けの美顔・美体があってこそのものだったのだ。
 二十歳を過ぎたころから、女らしくなってきた体つきは、ぽってり、むっちりしていて、肉をたっぷりと載せている。といっても、肥えているというわけではない。むしろ、西欧の血が流れているがゆえの、極まったグラマラス体型だ。むちむちしながらも締まるところは締まった、いわゆる「男好きのする体つき」だった。本人は気にしており、普段はゆったりした服装でボディラインを隠している。その上からすら分かるくらいなのだから、こうして露骨になった際の破壊力は、語るまでもない。
 元々整った目鼻立ちをしているが、今は特に異性の眼を惹きつける。それは性の興奮に紅潮する頬や、ふっくらした艶めく唇によるものだろう。元々肌が白いこともあいまって、首はどきりとするほど細く見える。肩もなだらかで、剥き出しの鎖骨と相まってセクシーさを醸し出していた。
 ボディストッキングから剥き出しの乳房は、日本人ではありえないほど豊満だ。巨乳、いや爆乳と呼ぶべきだろう。それでいて、形崩れを起こすことは一切ない。瑞々しく張りを保ち、きめ細やかな肌に象られた、つんっ、と上向いた美乳であった。見るからに柔らかで、呼吸のたびに小さく震えている。肌の白さときたら、うっすら静脈が透けて見えるほどだ。
「すげーおっぱい。何カップなの」
「Jです」
「Jぃ!?」
 告げたアルファベットは、三人の男を驚愕させるに足るものだった。オウム返しの叫びは見事にハモる。一人は、指を折ってABC……とやりはじめたほどだ。
 見るからに女好きの男共を驚愕させる乳房の先端、乳輪は、乳全体のサイズと比べても広い。もともと肌が白いためか、色は淡かった。だが他人の眼を惹きつけたのは、その先端にある。ぴぃんと尖った乳首を飾るのは、金色の冷たい輝き、リングピアスだった。チェーンで繋がり、飾り立てられている。
「すげぇ、ピアスとか初めて見た。これも彼氏クンに着けてもらったわけ?」
「はい、彼が選んでくれました」
 ニヤニヤしながらビデオを回している彼氏に視線を向ける。無茶苦茶痛かったし、取り返しのつかないことだが、後悔はない。彼が提供してくれるものは、これくらいなら捧げておつりがくると思えるくらい素晴らしいのだから。
 乳房から下へ向かえば、腹・腰に行きつく。グラマラスな体つきだという印象は、ここからきているに違いない。女性なら誰でも羨むようなくびれを描きながらにして、むちむちと脂肪を纏っている。ボディストッキングで飾られて、美しい肉体を何倍にも淫らに仕立て上げていた。
 骨盤は大きく広がり、豊かな下半身を形成している。腹回りのくびれと相まって、肉体美を醸し出している。ふさふさとした陰毛は髪色を少し濃くしたマリーゴールドの色合いで、整えられてこそいるがよく繁っている。
 そして秘裂。ストッキングは乳房同様円形に切り取られ、剥き出しになっている。大陰唇が花開く裂け目は、既に期待に蜜を分泌し、潤んでいた。オンナの香りを、周囲に漂わせているようだ。雄共を引き寄せてやまない、卑猥なる香りを。そしてそこもまた、ピアスで飾られている。ジェムつきのリングピアスが通された様は、ここはペニスを喜ばせるためにありますと主張しているかのようだった。
「へへ、いや、すげぇなぁ……こりゃ今までで一番かもな」
 男達はニタニタと、恋人が浮かべるのと同種の笑みを見せながら、無遠慮にメリーの秘部を見つめている。性欲、獣欲、支配欲。そういったものを浴びせられ、彼女は無為資金のうちに膝を擦り合わせた。
「おい、ケツも見せろよ」
 男達の一人に促され、従う。くるりと後ろを向き、また歓声が漏れることとなった。
 白い背中と、黒いタイツの組み合わせ。それは大変素晴らしいもの。しかし、男達の視線を惹きつけたのは、もっと下にある部位だった。つまり、尻である。はち切れんばかりに肉を蓄え、左右の尻たぶが押し合いへし合いしている。にもかかわらず垂れることも、セルライトができることもなく、美しい球形を保っている。ボディストッキングに飾られて、とてつもない猥褻物になっていた。
「おい何やってんだよ、ケツ見せろっていわれたら普通突き出すもんだろボケ」
 彼氏が高圧的に言う。ごめんなさい、と謝罪しながら、男達に向けてさらに尻を突き出した。手で左右の尻たぶを割り開くオプションつきだ。
「はぁ……ッ」
 グレートキャニオンのごとく深い尻たぶが広げられ、薄灰色の肛門が露わになる。外気に触れて、ひくッ、ひくっと時折蠢いている。淫裂も丸見えであり、ありとあらゆる恥をさらしているも同然だった。だというのに、ねっとりとした視線を浴びせられて、彼女の裂け目はさらにじわりと濡れてしまうのだった。
「しっかし綺麗な脚してんなあ……」
 男の一人が呟く。指摘の通りで、乳房や下半身の淫らさが目につくが、メリーは相当な美脚の持ち主でもあった。白い肌の照り映える、ボディストッキングに黒く飾られる太腿は、誰であってもむしゃぶりつきたくなるようなものだった。
「いやすげえ女だなぁ、こんなの好きにしていいのかよ」
「おうよ、俺のオンナで楽しんでくれや。金ならもらってんだからな」
 カメラを回していた彼氏が頷く。こちらに視線が向けられる。
「なぁメリーちゃんよ、お前もそれでいいだろ? お前はチンポが大好きだもんなぁ?」
 ねっとりとした声だった。答え方は分かってるだろうなと、彼の目が言っていた。逆らえるはずがない。「アレ」がもらえなくなったりしたら、大問題なのだから。
「はい、私はチンポが大好きな淫乱です。今日は皆さんのおチンポで、たっぷり気持ちよくしてもらえたら嬉しいです」
 よく言えましたとばかりに、彼はニッコリと邪悪な笑顔を浮かべた。
「しかしメリーちゃん、外は暑かったろ? 汗かいてんじゃん。暑いのにコイツに呼び出されて、ご苦労なことだよな。せっかく来てくれたんだ、冷えた『ジュース』でも飲んでくれよ」
「あはッ……」
 自分の目が輝くのを感じた。口の端がゆがみ、くずれた笑みを形づくる。差し出されたプラスチックコップには、カシスオレンジが注がれていた。
 通称、ヤリヤリジュース。
 彼の「カノジョ」にされた夜、今思えば全て仕込まれていたのだろう合コンで出されたのと同じものだ。強烈なアルコールと、得体の知れない薬が諸々混ぜ込まれた、危険な液体。けれどもメリーは、今やそれの虜、中毒患者になっていた。自分を犯した挙句「彼氏」を名乗る下衆を訴えもせず、今まで関係を持ち続け、他の男に体を開くことをいとわないくらい程度には。カノジョ六号――サークルの相方だって、同じであるに違いなかった。
「うふふ、これこれ……ありがとうございます、いただきます」
 興奮に震え始めた手を押さえつつ、ひったくるようにコップを受け取る。一秒でも惜しいというように、喉を鳴らしてぐっと嚥下する。途端、かぁっと、喉が灼けるように感じた。普通なら吐き出すところだろうが、気にもしなかった。途端、腹の奥がきゅうと疼き始める。飲み物に混ぜられた薬によるものだった。
「え、あは、えへ」
 口の端が、奇妙に歪む。体が熱くなり、汗が滲む。まっとうな薬物ではないのだろう、回るのが異常に速い。もしかしたら、所持しているだけで両手にお縄がかかる類いのものかもしれない。けれども、そんなことがどうでもよくなるくらい、楽しくて仕方がなかった。
「あっは、あは、あぁ、あぁん……」
 そして何より、性欲が凄まじいことになっている。ぴぃんと、乳房の先端が尖り始める。とろとろと、腹の奥から愛蜜が溢れだしてくる。太腿にまで滴って、透明な筋をつくるほどだった。
「あ、はッ、あ、んッ! はぁ、あはッ、あぁ、あはぁッ……!」
「うわ、いきなり始めやがった。すげーなコイツ」
 我慢できなくなり、その場に屈んで淫裂を掻き回し始める。だらしなく涎を垂らし続ける秘唇に指を差し込み、くちゃくちゃとこねくっていく。あがる声は情欲に満ちたものであり、名前も知らない初対面の男達に見つめられていることなど、頭の片隅にもなかった。
 いやそれは間違いだ もちろん意識している。しかしそれにより覚えるのは、羞恥ではなく、興奮だった。
「おう良いぞ雌犬、もっと脚広げろ脚。ソイツらによく見えるようにな」
「あはッ、あふぅう、はいぃ、広げますぅッ」
 彼がヤジを飛ばしてくる。もちろん従う。薬物の素晴らしさを、その後のセックスがもたらす快楽を教えてくれた恩があるのだから、どんな命令にも従うに決まっていた。
「あんッ、あはッ、あぁ、あはぁッ、ああぁん」
「いいねぇ、普段オナニーとかしてんの?」
「あはっ、週五ッ、ですぅッ」
「嘘つけ。週七だろがお前」
 大きく脚をおっぴろげ、腰を前方に突き出すようにしながら、淫貝をこね回していく。膣内で指が踊るたび、淫らな飛沫がぴっ、ぴっと飛び散る。性感に体を震わせるたびに、ピアスに飾られた乳房がふるふると震える。自ら揉みしだいて、快感を高めていく。彼氏は下卑た表情で、カメラを回している。己の痴態を克明に記録されていることすら、喜ばしく思えた。
「はは、相変わらずエっグいなお前のクスリ。メリーちゃんも、こんな男に引っかかったせいで人生狂わされて可哀想になぁ」
 男達は同情するような口ぶりだったが、しかし顔には明らかな侮蔑が浮かんでいた。淫猥なる自涜に我慢できなくなったか、一人がソファから立ち上がり、メリーの前に立つ。
「ホレ、しゃぶれよ。そのために呼ばれたんだろが」
「あはっ」
 有無を言わさぬ口調で命じてくる。ぶしつけどころではない発言に対し、メリーは怒るどころか、眼を輝かせてみせた。
 しゃぶれ。対象語がないが、言われなくてももちろん伝わる。薬と並んで、世界で最も素敵なもの、すなわちペニス。しゃぶらせていただけるなら、こんなに嬉しいことはなかった。
「んはぁ……」
 言われるがまま、男の股間に顔を埋める。ジーンズのフックを外し、ジッパーを口で下ろす。露わになったボクサーに鼻を近づけて、夏場の蒸れた匂いを楽しむ。腹の奥がきゅう、と熱くなる。端を唇で加えて、ゆっくりずり下ろす。中のモノが既に内側で膨らんで引っかかるが、慣れたものだった。
「あぁ……」
 露わになったソレを見ただけで、メリーの股はとろとろと涎を垂らす。張り出した亀頭、深いカリ首、ぐねぐねと血管の這い回るグロテスクな幹。逞しく反り立つソレにヴァギナをほじくられて正体をなくす快感が脳裏をよぎる。
 気づけば犬のように舌を突き出し、「ちんちん」の姿勢をとっていた。そうするように仕込まれてきたがゆえの、無意識の行動だった。
「おっ、チンポほしくてたまんねぇって顔だな。どんだけ仕込まれてきたんだよ。どうしようもねぇ淫乱だな、おい」
「あ、あはぁ、あんッ、あぁ」
 ぺちっ、ぺちっとペニスで頬を叩かれる。屈辱的なことをされているというのに、メリーは瞳を蕩かし、目尻を垂れ下げるばかりだ。
「よし、んじゃさっさとフェラしろ」
「はい……ん、ちゅむぅッ」
 お許しをいただいたので、奉仕を始める。まずは亀頭にキスをする。むちゅぅ、と濃厚な音がして、リップの痕が残る。続いて、竿を先端から根元へと舐め下ろしていく。鼻先が陰毛に埋もれて、濃厚な雄の臭いが肺を満たす。
 ひとしきり挨拶を終えたら、いよいよ本番だ。彼氏が近づいて、カメラをアップにする。カメラに目線をむけつつ、大口をあけ、肉竿を一息に咥え込んだ。
「んふぅうッ……!」
 途端、トリップしてしまいそうになる。口内で、ペニスの味が、匂いが爆発した。薬によって鋭敏になった感覚が、濁流のような情報を脳味噌に叩きつけてくる。幸福感に、気が狂ってしまいそうだった。
「ぢゅるッ、むふぅうッ、ぢゅる、ずぞッ、ぐぽ、んふぅうッ、れろッ、ぢゅるッ、ぐぽ、んふぅうッ、れろぉ」
 むふぅ、むふぅと喉の奥で声を漏らしながら、陰茎に尽くし始める。頬を窄めてしゃぶりつき、唇で肉幹を扱き立てる。舌は軟体動物のように蠢いて、鈴口や亀頭、カリ首をれろれろと舐め回している。メリーのような美貌が肉竿に奉仕する様は、たいそう画になった。
「ッぅぉお……! すげぇ、めっちゃ仕込まれてんな。いやお前すげぇな、こんなフェラどうやって覚えさせんの?」
 今まさに奉仕を受けている男が、腰をぶるりと震わせながら呟く。カメラを回しながら、彼氏が返す。
「いや実のとこソイツ言うほど調教してねぇんだわ。半分素だよ」
「マジかよ。天性の便器ちゃんってか? 半端ねぇな。おい便器ちゃんよ、チンポしゃぶらせてもらえて嬉しいか、え?」
「んぅッ、んふぅッ、れろ、ぢゅぷぅう」
 奉仕している男が、前髪を乱暴に掴んでくる。ぐいっと引っ張られ、目線を合わさせられる。もちろん、嬉しい。便器という別称をつけていただけることすら、素敵なことに思えてしょうがなかった。答えなど分かりきっているが、言わせることが大事なのだろう。はい、という返答は、口内のペニスによってくぐもった音にしかならなかった。
「ハハッ、何言ってんだかわかんねーぞ。まぁいいや、続けろ」
「ぢゅるぅッ、んふぅッ! ふッ、んふぅ、んむぅうッ、んくふぅ」
 ぷっ、と吐きかけられた唾を、嬉しげに受け止めた。自らを慰め続けていた指の動きが、いっそう激しくなる。踏みにじられる興奮に、メリーの指の動きはとどまるところを知らない。というよりも、燃え上がる性欲のおかげで、そうやって下半身を弄っていないと、気が狂ってしまいそうだった。だというのに、腕を掴まれ、中断させられる。
「メリーちゃんよぉ、そんなにマンコが寂しいのかよ。だったら俺らが弄くり回してやるよ。その方が良いだろ、なぁ?」
「んぅうッ!」
 もう一人の男が、秘唇に指をねじ込んでくる。なんの遠慮もなく、人差し指と中指で膣内をこね回してくる。それだけでメリーは、正体をなくして、くぐもった声をあげて乱れる。 眼の裏がちかちかする。他のことが全てどうでもよくなるくらいの快感が全身を駆け抜ける。これこそ求めていたものだ。
「うわもうヌルヌルじゃん。とんでもねぇなコイツ」
「んくぅッ! くゥッ、ンッ、ふぅ、ぢゅるッ、れろ、んふぅうッ」
 名前も知らない初対面の男に弄られているというのに、彼女は抵抗一つしなかった。手の動きから逃れようとするどころか、もっともっとと腰を押しつける始末だ。
「へっ、デカケツ押しつけてきやがって、淫乱がよ」
「んぅうッ!」
 ぺしんッ、と尻肉を叩かれる。体を跳ねさせる。鋭い痛み、その後訪れるじくじくとした熱すら、甘美なものに感じられた。
「オイ、そいつらばっか相手してんじゃねぇよ。俺のもしゃぶれや。そんくらいできんだろ? ……気が利かねぇな」
 出遅れたことに舌打ちしながら、三人目の男が、竿を突き出してくる。嬉しくてしかたない。たった一本でも素敵なおチンポを、二本もくれるのだ。この人達は聖人に違いなかった。
「あは、むちゅぅッ……はむぅ。んむぅ、んふゥ、れろ、ぐちゅッ、んぢゅるッ、れろ」
 もちろん、しゃぶらせていただく。先端にキスをして、肉竿を舐めていく。薄ら苦しょっぱい、素敵な味だ。
「はッ、ぢゅる、ぐぷッ、れろ、ちゅむ、ぷはッ。れろッ、ちゅく、れろ、ぐちゅぅ……れろッ、ちゅ、くぷッ、んぅ、くぽっ、ぐぷぅ」
 二本の竿を、順番に舐めしゃぶっていく。片方の亀頭を舐め回しているうちに、もう片方を手で扱き立てる。片方を咥えてぐぽぐぽとやっているうちに、もう片方を掌で撫で回す。両方をぐいと引き寄せて、亀頭をれろれろと舐め回す。その様は風俗嬢などよりずっと情熱的だった。金の、生活のためではなく、薬によって燃え上がった性欲に突き動かされているのだ。動機がよりいっそう、純粋であった。
「へへ、すげぇなこの女。いやヤリヤリジュースのおかげか? まあなんでもいいや、いい女に気持ちよく射精できりゃあな」
 ふるふる揺れていた豊満な乳房を揉みしだきながら、男が呟く。
「ちょっと飲ませてやりゃあ、どんな女もすぐ股開くんだもんなぁ、コイツみてぇに、ぎゃはは!」
「ぢゅるッ、れろ、ぐぷッ、んふぅッ、んぅう」
 男達はげらげらと笑う。馬鹿にされているのだろうけれども、どうだってよかった。目の前のおチンポ様に奉仕し、引き換えにヴァギナをこね回して気持ちよくしていただくことが、今の彼女の全てだった。
「あ、ちょっとそこどいてくれ。コイツの顔撮るから。見てみ? とんでもねぇチンポ顔さらしてやがる。こんなん他人に見られたら自殺モンだね普通」
 自殺モンと揶揄されたフェラチオフェイスをカメラで接写されているが、それすら心地よく思える。プライドは快楽の前に、ぐずぐずに腐り果てていた。
「おい言ってみろよ、今どんな気分だ、え?」
「ぷはぁッ……あはッ、最高です。お薬飲ませてもらえて、おチンポしゃぶらせてもらえて、おまんこ弄ってまでもらえるなんて、あぁッ!」
 最後まで言えなかった。乳房の先端、痛いほど勃起していた乳首を、ピアスごとぴぃんと弾かれたからだ。体が反り、跳ねる。
「はぁッ……あ、ッ、は、ンッ、あぁ……そんな、ぁッ」
 膣穴をくちょくちょと弄ばれるたびに、彼女は腰を前後にくねらせていた。だが、弄くり回していた男は、手で嬲ることに飽きたのか、指を引き抜いてしまう。途端、ヴァギナがじんじんとうずき出す。切なさに、涙が出そうになる。
「おいおい、そんな顔すんなよなぁ、れろッ、ぢゅるぅ」
「ん、ひ、ぃいッ!?」
 突然、ぬるついたものが淫裂を這う。正体はすぐ分かった。舐められているのだ。くちゃくちゃと音を立てて、男はメリーのヴァギナを舐め回してくる。舌を差し込み、襞の裏側まで舐り回してくる。
「はぁぁ、あッ、く、はぁ、れろッ、ちゅむ、んふぅうッ、あはぁ、ッ、く、んぅうッ」
 腰が抜けそうな快感に、眼を白黒させる。それでも、せめてフェラチオだけは続けられたのは、肉棒への執着がなせるわざだろう。口端から垂れた涎が、剥き出しの乳房にまで滴っていた。
「ひひ、メリーちゃんよ、最高のビデオができあがってんぜ今のところ」
 彼氏が声をかけてくる。目線をカメラに向け、空いていた片手でピースしてみせた。この映像を見るのだろう誰かに向けた、サービスだ。
「おう、いいぜ今の。良い便器だなぁお前。そんなお前にサービスしてやるよ。こっちにケツ向けろ」
「んふっ」
 言われるがままに、尻をカメラへと突き出す。淫裂を舐め回されている最中の、ボディストッキングに飾られている尻を。男は尻たぶを割り開き、薄灰色の肛門をカメラの前に曝け出す。
「そら、お前みたいな雌犬にはコイツがお似合いだよ」
 言って、見せつけてきたのは、アナルビーズだった。ピンクのボールがいくつにも連なって、ぷらぷらとぶら下がっている。取っ手の部分には、犬の尻尾を模したアクセサリーが取り付けられている。挿入されれば、あたかも尻から生えているかのように見えることだろう。
「ひひッ、動くなよぉ」
「ん、く、んぅッ、んぅう」
 たっぷりとローションをまぶしたソレを、男は尻穴へとねじ込んでくる。ヴァギナで得られる快感とは違う、甘く思考を腐らせるような性感に、メリーはいやいやをするように腰をくねらせる。
「何逃げてんだコラ」
「んくぅうッ!」
 紅葉の痕が残るほどの勢いで尻を叩かれる。感じたのは痛みではあるが、それにより生じた感情は恐怖や反抗などではなく、悦びだった。
「大人しく受け入れろつってんだよ。気持ちよくしてやるつってんだからよぉ」
「くッ、ふ、ぅうッ、ぢゅる、んぅうう」
 一つ一つ、玉がくぐるたびに、くぐもった嬌声をあげる。脳味噌の裏側にじくじく響く性感に、牛の鳴き声じみた声をもらす。ぽってりとした肛門が異物に押し広げられ、呑み込む様を克明に記録されているが、気にしている場合ではなかった。
「はむッ……ちゅむっ、んふぅッ、れろ、ちゅるッ、ぢゅくぅ」
 それでも、メリーはフェラチオをやめていない。時には男の股ぐらに顔を埋め、玉を唇で優しく食み、撫で回す。喉の奥まで一杯につかって、深々と竿を呑み込んでいく。口腔にペニスの味が広がるたび、世界がペニスで一杯になったようだった。唇で、舌で感じる肉竿の味、形、匂いが、素晴らしくてたまらなかった。
「よし、コレで全部だ。いやぁ、コレでお前も雌犬の仲間入りだな、え?」
 たっぷり数分かけて、アナルビーズが全て体内に呑み込まれる。立派な犬の尻尾が、メリーの尻穴からぶら下がっていた。
 ありがとうございますという意思をこめて、左右に腰をくねらせる。雌犬の求愛行為のごとしだった。悪戯に二つ三つビーズを出し入れされて、喉の奥から甘い声を漏らしてしまう。
「おい、脚あげてみろ。犬の小便みてぇに」
「ンッ……」
 言われるがままに従う。曝け出されたピアスで飾られたヴァギナを、男は指で割り広げる。ひんやりとした空気が流れ込み、小さく声をあげる。深く心を許した者以外には決して見せるべきでない体内が、映像情報として記録された。誰かのオナニーのネタとして使われるのだと思うと、それだけで奥の奥から汁が溢れてたまらなかった。
「よし、それじゃあそろそろお楽しみの時間だぜ」
「んはぁッ」
 男の一人が言い、口腔からペニスが引き抜かれる。最後の最後まで吸い付いていたので、ぢゅぽんッ、と音を立てた。
 大好きな肉棒とお別れするのはすこしばかり辛い。だが、構わないと思えた。「お楽しみ」が意味するところを理解していたからだ。
「おい立てよ。レイプしてやるつってんだからよ。お前は嬉しいんだろうが、ヤク中女」
「あはぁ、はい、嬉しいです、……あれ、あ」
 従おうとするが、できなかった。膝がカクついて、どうにも姿勢を保てないのだ。
「んだよしょうがねぇなぁ……うーわ、もうグッチョグチョだな、お漏らしでもしたのかよ」
「あぁんッ……!」
 腕を掴まれ、ぐいと立ち上がらされた。もののついでのようにクリトリスをこねまわされ、電流が流れたかのように体を跳ねさせる。それはそれで甘美だったが、今となっては物足りない。「お楽しみ」が目の前に控えた、今となっては。
 遠心力を活かすように、ソファに放り投げられる。アームレストを枕がわりに寝そべり、大きく脚を広げてみせる。彼らに見せつけるように、淫裂を割り開くおまけ付きだ。性の期待にヒクつき、はしたなく蜜を垂れ流している。
「おうおうエロいなぁ、ふやけるぐらい舐め回してやったのによ、え?」
「あっ、あ、あんッ、あはぁ」
 先ほど散々手淫し、クンニしてきた男が、覆い被さってくる。ぺちぺちと、淫裂を股間のモノで叩いてくる。愛撫とも呼べない行為であるのに、甘い声が漏れてしまう。ペニスというのは、メリーのように雌に成り果てた女にとっては、強烈な特効作用をもっているものなのだ。まして、膣穴にねじ込まれたりすれば――そんなのは、考えるまでもない。
「何トリップしてんだ雌犬がよぉ。目の前のセックスに集中しろや」
 頬を叩かれ、我にかえる。いけない、つい空想にはまってしまった。自分のような身の者は、目の前のペニスに誠心誠意つくさなくてはいけないのに。
「あはッ……。私マエリベリーハーンは、海外留学先でドラッグセックスにハマって、おチンポ様と引き換えにおまんこを差しだした雌犬です。どうかこの淫乱変態女のお便器マンコに、あなたの逞しいおチンポを下さいませぇ」
「ひゅう。すげぇな、前口上完備かよ」
「いや、今のも別に俺は仕込んでねぇんだけど。コイツが勝手にやってるだけ」
「マジかよ。薬キメてるの差し引いてもだいぶ終わってんな。んじゃそんな雌犬ちゃんにチンポ突っ込んで、マジで人生終了させてやるか、行くぜ、オラ!」
「あッ、はぁああああああああああああッ!」
 無造作に、男が腰を突き出した。膣穴を散々虐めてくださった方の、はち切れんばかりに勃起したペニスが、合意をとることすらなしに入り込んでくる。避妊具も被せていない生のペニスは火傷してしまいそうなほどに熱く、鋼鉄のように硬い。膣肉をごりごりと押し広げ、襞をめくり返す。その瞬間走った強烈な性感に、部屋の外にまで聞こえそうなほどの声が響き渡った。
「うっわうるせえな、近所迷惑だろが雌犬が」
「んあッ、は、ごめんなさいぃッ」
「あー大丈夫大丈夫。俺の親父が愛人囲ってるマンションだぞ、防音なら完璧だっつの」
「あ、そう? じゃあ何しても平気なわけね」
 挿入した男が咄嗟に耳を塞ぎ、腹立ち紛れに頬を叩いてくる。口淫奉仕していた男の片方――この部屋の家主だろう――が返す。男はにやりと笑った。眼には嗜虐的なものがありありと浮かんでいた。
「おらッ、どうだ、お待ちかねのチンポだぞッ、この淫乱女がッ」
「あはぁッ、あんッ、あはぁ、すごいッ、いぃッ、おくすりセックスぅ、いぃいッ」
 どちゅッ、どちゅっと、粘っこい音をたてて、肉棒が淫貝を抉り立てる。そのたびに、メリーは蕩けた声をあげてよがってみせる。
「うぉすげぇ、なんだこのエロマンコ、こないだの蓮子ちゃんも相当だったけど、コイツもすげぇな」
「あはぁぁッ、ひぃッ、あはぁんッ、あぁッ、くはぁッ、ひぃッ!」
 男は低いうなり声を上げながら、ピストンを繰り返す。ペニスが膣穴を出ては入り、出ては入りするたび、ぶぢゅッ、ぬぢゅっと淫猥な音があがる。淫蜜が掻き出され、飛沫となって飛び散って、本革仕立てのソファを濡らしていく。反りの強い肉棒が雌穴をほじくり、膣内を抉る。メリーはたまらないという声をあげるばかりだ。
「ひひ、外人女の無修正エロビデオだ、売れるぜコレ……」
「あはッ、あはぁんッ、はぁッ、ああッ、あぁん」
 大きく口を開いて肉竿を頬張るヴァギナを、彼氏は至近距離で撮影する。己の痴態を売り物にされようというのに、しかしメリーは嫌がるどころか、見せつけるように大きく股をおっ広げる。そのように撮影されることすら、今の彼女にとっては興奮をあおり立てるスパイスでしかなかった。
「なんだよ撮られてよがってんのか? 大した便器女だなオイ!」
「んひぃッ!」
 ぱんぱんぱんと、乱暴に腰を下腹に打ち付けながら、男は勝ち誇ったように笑い捨てる。抽送のたびにメリーの乳房は震え、乳首に嵌められたチェーンが小さな金属音をたてる。男はそれを引っ掴むと、ぐいと引っ張ってみせた。痛み混じりの鋭い性感に、メリーはまた高い声を上げる。
「いやぁ、マジで具合いいわこのマンコ。締まりはそこそこだけどめっちゃ絡みついてくるわ。チンポ蕩けるってカンジ?」
「マジか。さっさと射精して代われよな」
「やだね。しばらく楽しませてもらうわ」
「あくッ、ひぃッ、あぉッ! ひッ、ぉ、んくううッ!」
 雑談を交わしながらも、男はストロークを大きくする。奥をごつごつと叩かれ、子宮を突かれる悦びに、腰が自然とくねってしまう。
「オッ、いいねぇ、もっと腰振れよオイ!」
 味を占めたのだろう、さらにピストンが激しくなる。メリーに許されたのは、眼を白黒させてよがることくらいだ。それでも、言われたとおりに腰を振りたくるあたり、いよいよ雌犬に成り果てていた。
「あはぁッ、あくッ、はぁッ、あはぁッ、ひぃ」
「しょうがねぇな、しばらくマンコは空きそうにねぇし、こっちで我慢すっか」
 今のメリーは、ソファのアームレストに後頭部を預け、のけぞるような姿勢になっている。そんな彼女の眼前に、先ほどまで口腔奉仕していた男の片方が立つ。
「おいじっとしてろよ、でねぇと挿入れにくいから、よぉッ!」
「あはぁッ、あくッ、あはッ、んはぁああッ――ぼッ!? んッ、ぐ、むごぉッ!」
 嬌声を垂れ流して開きっぱなしの口に、あろうことか男は腰を叩きつけてきた。途端、くぐもった声があがる。肉竿が喉まで埋め尽くしたのだ。
「ぉッ、喉の具合も結構いいな。なんだコイツ、チンポのためにあるみたいなカラダしてやがんな」
「ごッ、おごッ、ぐ、ぶゥ、ングウゥ、ふッ! んぐぅッ、むッ、ォごッ!」
 男はなんらの容赦もなく、彼女の顔面めがけて腰を振り始める。唇と下腹がキスするくらい、根元まで深々とだ。長竿を収めるには口腔だけでは足りず、喉まで亀頭が入り込む。粘膜がごりごりと刺激される。苦しいだけであるはずなのに、しかし雌犬として躾けられ、薬の回ったメリーの肉体は、快楽を見出していた。
「んごッ、ぐゥ、ぢゅるッ、れろ、んふぅうッ、ごぶッ、ぐぶッ、ぐぢゅッ、ぢゅぶぅッ」
「おお、いいねぇ」
 もちろん、されてばかりのメリーではなかった。ごりごりと口内を蹂躙されながらも、肉竿に吸いつき、舌を這わせ舐め回していた。自虐的ですらある奉仕に男は気を良くしたらしく、さらに腰の動きを激しくしていく。がぼがぼと、唇の端から、溺れているかのような音が溢れていた。彼女の喉に、喉仏のようなシルエットが浮かんでいた。亀頭のシルエットだ。
「ふぐぅッ、ごぶ、ごぼッ、ふごッ、ふぐッ、ふぐぅうッ」
 ばちん、ばちんと、顔面に下腹が叩きつけられる。のけぞりながらのイラマチオで、上下が逆であるために、瞼に陰嚢がたたきつけられる。鼻腔に流れ込む濃厚なペニス臭が、またたまらなかった。ふごふごと、鼻は豚のようにヒクつく。口虐は激しく、酸素は足りていない。酸欠に意識がくらくなる。それは苦しいが、しかし同時に、気絶寸前の強烈な快感をもたらしていた。
「おい、俺がいんの忘れてねぇ?」
 がくがくと痙攣するばかりだった手に、何かしら握らされる。男の陰嚢で視界が埋まっているため、直接見ることはできない。しかしソレが何であるのか、わからないメリーではなかった。ペニスだ。自分の手に握らされる棒状のモノが、他にあるとも思えなかった。
 すぐさま、扱きたて始める。上から下から容赦なく突かれ、そんな余裕などないはずだというのに、彼女の性技は情熱的かつ的確だった。性の快楽を求める本能がなせるわざだ。
「ぉおッ、いいぜ、チンポが好きでたまらねぇってカンジだな、ならもっと気持ちよくしてやんよ」
「んふううぅううううッ……!」
 熱烈な奉仕への褒美だと言わんばかりに、男達は腰の動きを激しくしていく。膣穴を、口腔を、ペニスがゴリゴリと抉っていく。
「ひひッ! こんなふうにボコボコに犯されて感じてよぉ、薬がなくても一緒だったんじゃねぇのか、この変態がよぉ!」
「んふぅううううううッ……!」
 男達は調子に乗り、突き上げられるたびにぶるぶると震える剥き出しの乳房を、叩き、揉みしだき、つねり、ピアスを引っ張る。痛いほどに勃起しているクリトリスをこねくり回しては、指先で弾いていく。それら全てに、メリーは思考が吹き飛ぶような快楽を見出していた。
「よぉっし、そろそろ射精すぞ、もちろん膣内射精だからな、お前みたいな雌犬にはお似合いだろうが」
「こっちも出すぞ、胃に直接注いでやるッ」
 男達のピストンがさらに激しさを増す、すり切れてしまいそうなほどの勢いだ。体の中で、掌の中で、ペニスが膨れ上がっているのがわかる。その意味するところが、わからないメリーではなかった。つまり、射精が近いのだ。
 射精。ペニスが快楽の絶頂に至り、精を解き放つこと。雌犬たるメリーがすべきことは、明白だった。つまり、膣穴をきゅうと締めつけ、肉棒にぢゅうぅと吸い付き、肉棒を激しく扱き立てることだ。それが呼び水となり、男達は限界に至った。
「よし出すぞ、イけや雌犬がッ――!」
「ぉごッ……!」
 まず最初に、口腔のモノが精を放った。鼻筋を押し潰す勢いで、下腹を顔面にぴったりと密着させる。食道へと、そのまま精を放ち始めた。
 どくどくと、胃袋に重たい精液が放たれていくのを感じる。胃液によって消化され、小腸にて吸収されて、名も知らない男の精が今後自らの肉体を作ることになるのだ。なんて素敵なことなのだろうか。
「へへッ、よぉく味わえよオイッ」
 ある程度のところで男は腰を引き、口腔にもスペルマを放っていく。独特の苦みと臭みあるリキッドが歯の隙間にいたるまで汚していく。そのように汚していただけることが、訳も分からないほどに嬉しくて仕方がない。
「アー出る出る出るッ、膣内射精だ、食らえヤク中女がッ」
 続いて膣内のモノが精を放つ。ペニスが炸裂し、スペルマが注ぎ込まれていく。子宮に亀頭をぐりぐりと押しつけて、精虫一匹膣外には射精さぬと言わんばかりだ。避妊具も被せぬ生の肉棒から、マグマのように熱く、ヘドロのように濃厚な汚濁が放たれる。
 目の前の女が妊娠しようが知ったことではない。ただ膣内に、子宮に注いでやるほうが気持ちいいのでそうする。
 そういわんばかりの射精だったが、メリーは至高の悦びに至っていた。ヴァギナへ精子を吐き捨てていただけるのが、己のような雌犬にとっての最高の名誉だと認識していたからだ。
「あークソ俺も出るッ、そのデカ乳汚してやるよオラ」
 さらに、名も知らぬ下衆の精子が注がれていくのを祝福するように、手淫していたペニスが精を放つ。掌だけでなく、乳房へ、腹へ、べちゃべちゃと精子をぶちまけていく。さながら、巨大な半紙へ書き初めでもするかのようだった。
「んふぅッ、んぐゥ、んんんぅうううううううううううううッ――!」
 そのように精子漬けにしていただけて、卑しい変態女であるところのマエリベリー・ハーンが絶頂しないでいられるはずもなかった。くぐもった声をあげて、性の頂に至る。
 ブリッジするように全身をそらし、がくがくと痙攣させる。放埒な乳房がゆさゆさと震え、男達の眼を喜ばせる。肉棒をぱっくりと咥え込んだ淫裂から、濃厚な雌汁がぶしぃっと音をたてて噴き出した。
 思考が、視界が真っ白に染まっていく。他の手段では、薬なしでは決して味わえない、人生における至高の快楽。これがあるから、今の彼氏とは絶対に別れられないのだ。吹き飛ぶ意識のなかで、彼に感謝すら覚えていた。
「ぉおッ、ぉお、おお……。いやあ、射精した、射精した」
 余韻を楽しみ、男達は竿を引き抜く。穴はそれぞれぶぽっ、と品のない音をたてる。
「かッ……はぁッ……」
 ようやく解放されたわけだが、メリーは身じろぎひとつしなかった。当然だ。激しすぎるセックスと絶頂によりほとんど放心状態にあったのだから。瞳は虚ろだし、口端にはイラマチオによって陰毛が張り付いていた。
「いや凄かったわ。お前の連れてくるカノジョ、毎度毎度すげぇ具合いいな」
「だろ? そういう女嗅ぎ分けるの得意なんだよ俺ァ。んで嗅ぎつけたら、どうにかしてジュース飲ませてやりゃもうおしまい。ちょろいモンだよな」
 男達の会話が遠くに聞こえる。音としては聞こえていても、言語として理解するだけのリソースがなかった。
「おうメリーちゃん聞こえてっかぁ、お疲れェ」
「……う、あ」
 揶揄するような声で、男の一人が声をかけてくる。かろうじて、ゾンビのごときうめき声を返せた程度だった。
「うっわ汗まみれだな。疲れたろ流石に。ほれ、『ジュース』でも飲めよ。すっきりするぜ」
「お薬ッ」
 がばりと起き上がる。もちろん、体力などほとんどない。けれども、ジュース。あの素敵な薬をまた服用できるというなら、ぼうっとしてはいられなかった。
「はは、ヤクのこととなりゃ目の色変えやがる。もう終わってんな」
「あはぁッ、くすり、おくすり、ぃ」
 震える手を押さえながら、差し出されたコップを受け取る。ぐい、と、口内に残っていたスペルマとともに嚥下していく。
「あはッ、あはッ、あへぁ、あは、あはぁあ」
 途端、かぁっと、全身が燃え上がる。思考が剥ぎ取られ、全てが幸せになる。つい今の今まで体力も気力もゼロだったはずなのに、そこら中を走り回れそうなほどの元気が湧いてくる。
「あはッ、あははッ、あへぁ、あは、あへぁあ」
 理由もなく面白くてたまらず、笑顔が湧いてくる。世界が虹色に輝いて、目の前の男の顔が二つに――いや三つに分裂していた。
「うわキマりまくってんな。やっぱ二杯目はやりすぎたか?」
「まあ二回戦やるしちょうどいいんじゃねぇの。マグロ相手してもつまんねぇだろ。最悪救急車沙汰になっても、親父の病院連れてきゃ何一つ起こらなかったことになるよ。なんも問題ねぇって」
「お前の親父さん最高だな」
 男達が何か言っている。ひたすら下衆な会話が、年末の第九ぐらい立派な音楽に聞こえてきた。
「おうメリーちゃん、こっち来いよ。最高の二回戦させてやるからよ」
「えへあ」
 正直、彼らが何を言っているのか、ぐわんぐわん音の鳴り響く頭では分からない。それでも、色欲まみれの頭は、「二回戦」という言葉をはっきりと聞き取った。
「あッ、く、あはッ、あぁ」
 手招きされる方向へ、歩いて行こうとする。しかし、駄目だった。膝がかくつき、歩くこともできない。というか、地面がナナメになったり縦になったり、かと思ったら水平になる。歩けるはずがなかった。
「んだよ立ってらんねぇのかよ。じゃあ雌犬らしく四つん這いで歩いてけ」
「あはぁ、はひぃ」
「返事はワンだろうが犬っころ」
「あぃッ!」
 ぱしぃんと、本日何度目か尻を叩かれる。痛み混じりの快感は、言うことを聞けとメリーに命令する。拒める彼女ではない。
「あはッ、わんッ、わんッ、えへッ、えへぇ、あふぅッ! あはッ、ひあぁ」
 わんわんと、訳も分からず犬の鳴き真似をして、四つ足で歩く。時折、尻から生えた尻尾を抜き差しされ、アヌスの性感に蕩けそうになる。淫裂をくちゃくちゃとこね回して、バランスをとる。
 しばらく夢中になって、男達についていく。不意に、ひゅうと、体を風が撫でた。どうやら、薬で気持ちよくなっているうちにテラスに出ていたようだ。高級マンションだけあって、バーベキューができそうな程度には広い。男達がニヤニヤと、こちらを見下ろしていた。
「メリーちゃんよ、青空の下で開放的にセックスさせてやんよ……ホレ、そこの柵掴んでこっちにケツ突き出せや」
「あッ、はぁ……」
 瞳が、どろりと蕩ける。どこで誰が見ているか分からない青空の下、痴態を晒す。しかもその様さえも撮影されて、どこの誰だか知れないような男共に流されるのだろう。
 そんなことをすれば、本当に人生は終わる。
 けれども、セックスがもたらす気持ちよさにくらべたら、どうだって良いことだった。
「あはぁ、はぁッ、あは、あぁ」
 ふらつく膝を支えながら、言われるがままにする。燃え上がるような体を、風がひゅぅと撫でる。涼しさを心地よく感じると同時に、全身を羽毛で愛撫されているかのような感覚に、ぞくぞくと体を震わせる。ぽたッ、ぽたっと、足下には淫蜜が滴っていた。
 何も言われずとも、彼らに見せつけるように淫裂を割り開く。先ほど放たれた白濁が、ごぽり、と音を立ててこぼれ落ちる。
「あは、あはぁ、ちんぽ、おちんぽください、セックス、人生終了セックスお願いしますぅうッ!」
「さっきマンコも口も使えなかったんだから、今度は俺な」
 漏れる言葉は狂女のようですらあったが、男達にはてきめんに効いたらしい。先ほど手淫した男が、いち早く前に進み出た。
「どれ、お前のマンコの具合、チンポで確かめてやるよッ!」
「あんッ! は、あ、あひぃいいいいいいいいッ!」
 淫裂に、ペニスが押し当てられる。熱く硬く逞しく、自分を気持ちよくしてくれる素晴らしいもの。絶対服従を誓うべきご主人様が、次の瞬間にはマエリベリー・ハーンの膣を貫いていた。
 次の瞬間、かん高い嬌声があがった。そこが外であることなど関係がない。せいぜい、快楽をあおり立てるスパイスになるくらいだ。とにかく声帯を震わせて、全身を掛け巡る快感を歌い上げていく。挿入されただけで絶頂した膣が、ぷしっ、と潮を噴いた。
「おらッ、ヤク中オンナがッ、どうだ、気持ちいいか、え!? オラッ、どうなんだよ、オイ!」
「あはぁぁッ、きもちいッ、きもちいいッ、すごッ、あはッ、ひーぃいッ、あひッ、あくぅううッ、あはぁああんッ!」
 先ほど穴の中に突っ込めなかったことを、よほど腹に据えかねているのだろう。男の抽送は最初から容赦がなかった。白濁の絡みつく陰襞が大きく張り出した亀頭にこねまわされ、ぐぢゅぐぢゅぐぢゅと音をたてる。ごりごりと膣壁が抉られ、そのたびに脳味噌が痺れるような快感が脳味噌をノックする。
「はッ、青姦でレイプされてめっちゃ締めてきやがる。マジでどうしようもねぇなこの雌犬が。どうせ薬始める前から、男食いまくってたんだろうが変態がよぉ!」
「はひ、はひぃいッ、その通りですぅうッ!」
 がくがくと、首を縦に振る。もっとも、何を言われているのか、メリーには分かっていない。酉京都大学二回生の頭脳をもってしても、薬が回りすぎた今の状況では、一足す一すら理解できない。それでも肯定する。おまんこである自分には価値がなく、反対におちんぽである彼らの言うことは、絶対に正しいのだから。
「マン汁ボタボタ垂らしやがって、ハウスキーパーさんの気持ちも考えろや、あぁ!?」
「はひぃッ!」
「はひぃじゃねぇよ犬だろお前はァッ!」
「んあぁッ! わんッ、わんッ、わんッ!」
 尻肉を叩かれ、膣穴をほじくり返されて、躾を施される。気づけば自ら腰を振り、わんわんと犬のように繰り返していた。男は勝ち誇ったように言う。
「そうだよ、そうやって犬らしくしてりゃあ気持ちよくしてやんよ。こうやってな!」
「あぉおおおおおおおおおおおんッ!」
 尻穴からぶらぶらとぶら下がっていた尻尾、アナルビーズを抜き差しされる。低い、獣じみた声が溢れる。そうしているうちにもピストンは激しくなり、抽送のリズムに合わせるように、ビーズを弄ばれる。
「ひぃッ、あくふぅッ、わん、わんッ、あぐ、ひぃッ、んあぉおおッ」
 青空の下で、激しく二穴を抉られるセックス。わけが分からず、気が狂ってしまいそうだった。もはやメリーは、涎を垂らし、涙を流しながら、ペニスを受け止める肉壺に成り果てるしかなかった。
「おう、向こうのビルの人が見てるんじゃねぇか。それとも地上の通行人がお前のアヘ声聴いてるかもだぞ? まあここ二十五階だけどよぉッ」
「んひあぁあッ!」
 抽送のたびに震えていた乳房を、ぎゅうと鷲づかみにされる。ピアスをこねくり回され、敏感な乳首からの性感に眼を白黒させる。あるのは、圧倒的性感だ。膣穴を締め付けてペニスを悦ばせ、貫かれる悦びに悶えることしかできなかった。
「ぉらッ、どうだよ、最高だろうがッ、あぁッ、すっげ、精液上ってくるぅッ」
 ピストンが激しくなっていく。
尻穴の玩具も、括約筋がすり切れてしまいそうな勢いで、ぐぼぐぼと音を立てて弄ばれている。思考力など残っていないメリーだが、その意味するところだけははっきりと分かる。つまり、射精が近いのだ。あれば、メリーがすることは一つだった。意思表示だ。
「あはぁあッ、だしてくださいぃッ。わたしのぉ、メリーの淫乱雌犬ゴミ箱おまんこにぃッ、精子ッ、ザーメンめぐんでッ、膣内射精して気持ちよくしてぇえッ!」
「はッ、言われなくてもそうするっつうのボケが! おら、射精すぞ射精すぞ射精すぞォ――ぉ、お、お、ぉおおおおおッ!」
「あッ、ひ、あ――はああああああああああああああああああああああッ!」
 際限なく激しくなっていく抽送は、とうとう一点で限界を迎えた。ごつん、と体内で音が聞こえるのと同時に、射精が始まった。
 本日二度目の、生の膣内射精。どくどくと注ぎ込まれていくスペルマは、やはり熱く、濃厚だった。無数の精子が鞭毛を蠢かし、卵子と結びつくべくレースを始める。既に注ぎ込まれていた白濁と、この世に生まれつくための生存競争を始める。
 激しい戦いから生まれる熱は、彼女のような女を屈服・堕落させるのには十分すぎた。あっさりと絶頂に達し、全てが真っ白に染まる。外であることも忘れて、喉も枯れんばかりに悦びを歌い上げる。全身が痙攣し、乳房がゆさゆさと揺れる。
 もはや姿勢を保っていられず、柵にもたれるように崩れる。脳味噌を幸せが一杯に満たし、反対に今までの人生で積み上げてきた何もかもを破壊していく。けれども、それでよかった。もはやマエリベリー・ハーンの世界には、ペニスとヴァギナとセックスのことしかないのだから。ペニスに尽くせる悦びさえあれば、その世界では生きていけるのだから。
「あひ、はひッ、ひぃッ、は……わんっ、わんっ……は、あひッ……わんッ……」
 どれだけ経ったろうか。メリーは床に崩れ落ちていた。呼吸で乳房が震えていることから、かろうじて生きていることは判断できる。しかし、今度という今度こそ、体力の限界だった。もう、本当に、指一本動かせそうにない。
「いやー……すっげぇ具合いいわコイツ。めっちゃくちゃ射精たもん。マジで」
 反対に、精を注いだ側は気楽なものだ。伸びなどする始末だ。家主の男は顎を擦り、しばし思案してから言う。
「んー。そうだ、コイツしばらく飼うか、飽きるまで。お前らもいちいち呼び出すより、その方が手っ取り早くて良いだろ? あ、カノジョ取っちまうけどいい?」
「いや俺はどうせ別の女漁るからいいけど。お前こそ大丈夫なのかよ、監禁だろソレ?」
「俺の親父を舐めるなよ? JDの失踪揉み消すくらい余裕よ。身柄は飽きたら知り合いの店に沈めたんでいいだろ。まあ、お前らはそのへんの手続きなんか気にせずに、適当に穴使いに来るくらいでいーよ」
 交わされるのは、メリーの一生を左右する会話だ。もっとも、そこに本人の同意などは必要ではなかった。同意しなければ、したくなるまでマワしてやればいい――男共全員、そういった考えを眼に浮かべていた。
「……そういうわけだから聞こえてるかメリーちゃん。お前今日から俺らのペット兼便器だから。給料はでねぇけどあの薬なら出してやるよ、よろしくな」
 言って、眼前にペニスを突き出してくる。しゃぶれ、と言っているのは明白だった。
「あ、は。よろしく、おねがい、しますぅッ……」
 自らの人生が閉じ、代わりに性欲処理道具としての一生が始まることを嬉しく感じながら、メリーはソレを咥え込んだ。
一番悩んだのはマエリベリー・ハーンさんにボディストッキングを着せるのかボディコンを着せるのかボンデージを着せるのかでした
喚く狂人
http://twitter.com/wamekukyouzin
コメント




1.名無し削除
この紹介文だとメリー自身が売人の彼氏になってるのー。今回も良かったよ、次も楽しみにしてる。
2.たらちゃん削除
作品とても面白かったです。
メリーの様子がおかしいのに心配した蓮子が後をつけていきアジトで捕らえられ犯されてしまう作品を読みたいです。