真・東方夜伽話

十人の魔羅を同時にヌく事が出来る程度の能力

2018/12/04 23:31:53
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十人の魔羅を同時にヌく事が出来る程度の能力

喚く狂人

自らのマゾッ気を満たすためにごろつきに抱いてもらってたらなんか不特定多数の男に合意なしに売られる豊聡耳神子ちゃんのスケベです

 このごろ、よく外出するようになった。どこに行くとは説明していない。師であり部下である邪仙だけは、本当のところを察しているらしい。わざとらしく、楽しんでらっしゃいませと言ってくる。
 裏通りを歩く。スラムとまでは言わないが、あまり柄の良い場所でないのは間違いない。少なくとも、豊聡耳神子に相応しくないのは確かだ。溢れ出る高貴さと顔立ちの良さで、悪目立ちしている。彼女も承知していたが、気にも留めていなかった。
 ひしめく建物の一軒、台風でもきたら飛びそうな長屋の前で立ち止まる。扉を叩くと、中からごそごそと音が聞こえた。
「おう、なんだ? もう来たのかよ」
 現れたのは、絵に描いたようなごろつきだ。一週間ぶりだ。あごひげが伸びている。
「相手してもらおうかと思ってね、それとも忙しいかい?」
「我慢できなくなったか? まあいいぜ、お前みたいな女なら、俺はいつでも大歓迎だ」
 言いながら、男は唇を奪ってきた。突然のことに身を堅くこそしたが、拒みまない。
「ぢゅるッ、れろッ、れる、ぢゅッ」
「んッ……ふ、む、ンッ、ふぅッ、んぅ……ぷは」
 口内を軽くひとねぶりされ、解放される。神子は怒るどころか、うっすらと頬を赤らめていた。すぐに理性を取り戻し、苦言を呈する。
「前も言ったろう、その、人が見てるかも知れないところでは困る」
「ん? ああそうだったかな。悪い悪い、人が見てないところならオーケーってコトだな。じゃあ上がれよ。いつもみたいに、弄くりまわしてやるからよ」
 男は悪びれもしなかった。腰に腕を回し、無理矢理に連れ込んでくる。
 部屋は狭く、散らかっていた。無精さが滲み出している。男やもめに蛆がわくとはよくいったものだ。神子は清潔を好むたちだが、今はどうでもよかった。もっと大事なことが、控えているのだ。つまり、快楽が。
「はぁ……」
 切ない溜息が溢れる。見逃す男ではなかった。ニヤニヤと、意地の悪い笑みを浮かべる。
「なんだ? もうスイッチ入ってんのか。まあ、相手してやるけどよ……その前に、誠意ってもんを見せてもらわねぇとな、え?」
 聖徳太子を相手に、大胆なほどの見下した態度と言葉だった。咎めるつもりはなかった。そういう風に扱ってほしいと頼んだのは、こちらなのだから。
 さて、彼の言うとおり、誠意を見せなくてはならない。誠意にも色々形がある。宝物、金、便宜などだ。この場合は、肉体だ。つまり、裸を見せろと言われているのだ。逆らう気はなかった。自らの衣服に手をかけ、するすると脱衣していく。露わになる肌を、男はじっと見つめていた。
 後世においては為政者としての能力ばかり着目されるが、神子は相当な美形でもある。凜とした顔立ちは、男女問わず惹きつけてやまぬものだ。天性のカリスマがなせるわざだ。
 体つきも、美貌に勝るとも劣らぬ、素晴らしいものだった。すっきりとした肉付きで、しなやかでありながら凹凸も備えている。男なら一目見ただけで勃起せずにいられない、ラグジャラスボディだった。もし本人にその気が合ったなら、傾城傾国の悪女として名を残すことすら可能だったろう。
 すらりとした首筋は鎖骨の窪みへいきつく。優雅な輪郭が左右へと伸び、肩を形成する。乳房はやや小ぶりで、カップでいえばBとCの狭間程度だ。サイズとしては今ひとつだが、凄まじいほどの美乳だった。ふんわり柔らかな曲線は、それ自身が引力を持つかのように視線を吸い寄せる。先端はほんのり色づき、持ち主の昂ぶりを示すかのように尖り始めていた。
 腰回りはくびれ、涎の垂れてしまいそうな曲線を描いている。華奢さを演出しながらも健康的だ。くりっとくぼんだ臍が、本人の怜悧な美と裏腹の可愛らしさを醸し出す。そこから、たまらないギャップが生じていた。
 日頃の言動はわりあい男性的だが、骨盤は性別を示すように女性らしく広がっている。陰毛は丁寧に整えられて、ふんわりとした草叢を形成している。髪色と同じ黄金色であり、さながら山吹の園だった。閨事の一つや二つは当然経験済みで、秘裂は既に花開いている。既にしっとりと潤んでおり、彼女が今何を感じ、何を期待しているかを端的に示していた。ヒップは小ぶりなものだったが、引き換えに形が整っている。よくまとまって、きゅっと上向いており、弾力と柔らかさを兼ね備えていた。
 一糸まとわぬ神子の裸体を、男は頭頂から爪先まで、まじまじと眺める。ひゅう、と、囃すように口笛を吹いた。
「いいねぇ、お前の誠意。ホレ、口開けろ」
「は……んッ、ふ、れろッ、ちゅぅ、んぅう」
 彼が近づく。また、唇を奪われた。今度はされてばかりではない。こちらからも、舌を絡めていく。男の腰に抱きつきつつ、ちゅぅ、ちゅうと音を立てて唇を吸い合う。薄くも柔らかなリップが、男の唾液に濡れていく。
「ンッ、く、ふぅ」
 喉の奥から、微妙な声が漏れる。口で繋がっている間にも、男は乳房を撫で回してくる。拒むこともなく、受け入れる。調子に乗ったか、彼はさらに、股ぐらへ手を伸ばしてきた。両脚の狭間に、ごつごつとした手を挟み込もうとしてくる。脚を開き、出迎える。
「んくぅう」
 ごろつきの指が、秘裂をなぞる。既に湿り気を帯びていた陰部は、くちッ、くちっと音を立てる。
 真の統治者ともあろう者が、男に抱かれることを期待し、陰部を濡らしている。なんと情けないことか。だが、幻想郷ならそれが許される。浅ましい本性を、いくら晒しても良いのだ。
「ぷはぁ……おいおい、顔が蕩けてんぞ、え? 早すぎだろ」
 ぷっと、男が唾を吐きかけてくる。紅潮する頬に、べちゃりと付着する。酷い侮辱だ。だが、心はぞくぞくと震え、腹の奥からは蜜が溢れだしてくる。
「あぁッ……」
「なんだよ、唾吐かれて感じてんのか。どういうことだよ。どうしようもねぇな」
 興奮を覚えていることは、当然あっという間にバレる。目線は侮蔑すら込められていた。切なさに、溜息が溢れる。同時に、しみじみと思う。
 ――やはり、この郷は素晴らしい。
 厩戸王、聖徳道士、豊聡耳などと呼ばれ、政において辣腕を振るってきた。だが本来の彼女は、見下されたい、貶されたいという願望――平たく言ってマゾヒズムの持ち主だ。
 生前はひた隠しにしてきた。政の世界では、そういう性嗜好は醜聞にしかならない。だが幻想郷に、咎める者はいない。彼のような馬の骨相手と関係を持ち、身を差しだしても、後ろ指一つ差されない。良い時代になったものだ。新たな生を、神子は満喫していた。
「あッ、は、あぁッ、んぅ、はぁん――あぁ」
 陰唇を嬲っていた指が離れていく。これから良くなれるところだったのにと、恨めしい気持ちになる。男も、分かった上でやっているのだろう。
 やれと命じたところで、彼は従うまい。かつては国を支配していた己が、今は性的満足ひとつ自らの意思では得られない。落差は、彼女に興奮を覚えさせる。
「お前の言いたいことは分かるぜ、イくまで弄ってほしいんだろ? でもよぉ、お前だけ良くなってんのは、不公平ってもんじゃねぇか。気持ちよくなりたいってんなら、こっちのことも気持ちよくしねぇとな?」
 彼の求めていることは、言葉にされずとも分かっていた。逢瀬を重ねる間に、性的嗜好については把握し、されている。なにより、欲望の声が聞こえていた。しゃぶれ、と。
 跪く。聖徳王がごろつき相手に傅いていると知れれば、屠自古も布都も幻滅するだろう。だからこそ、やめられなかった。
 股間には既に、立派なテントが浮かんでいる。立体的な膨らみに好ましさを覚えながら、下衣を唇で摘まむ。こういう時には手を使わないのがマナーだと教え込まれていた。中々器用さの求められることだったが、彼女は国一つを支配するだけの才覚の持ち主だ。中で膨らむものが障害となりはしたが、どうということもなかった。
「はッ……」
 ぼろんと、肉棒が姿を現す。思わず、息を飲む。
 生前も閨事の経験はあった。聖徳王の相手なので、偉丈夫ばかりだった。だが目の前のモノは、そんな男達のモノよりずっと立派で、逞しい。亀頭は赤黒く、大きく張り出している。幹部は太く硬く勃起して、ゆるくカーブを描いている。太い血管がぐねぐねと這い回る様で、周囲を威圧している。濃厚な匂いがむわりと漂い、ちょっと嗅いだだけでくらくらしてしまうほどだった。
「ホレ、ぼけっとしてんじゃねぇよ。さっさとしゃぶれっつってんだろ?」
 もはや彼に、こちらに対する敬意などまるでない。ぐりぐりと、肉竿を頬に押しつけてくる。豊聡耳神子のことを、性処理道具か何かと思っているに違いなかった。だからこそ、素晴らしい。自分はまさに、そういう扱いを望んでいたのだから。
「はい、おしゃぶりさせていただきます」
 自然と、敬語になっていた。幹にそっと両手を添えながら、太魔羅を咥え込んでいく。ペニス特有の生臭さが、口内に広がっていく。タオの教えで人々を導くために使うべき口腔を、男根を満足させるために使われる。腹の奥からこみ上げてくる悦びに、じゅわりと蜜があふれ出した。
「んッ、ぐ、んむ、ふぅう――」
 何も言われずとも、根元まで全て咥え込む。亀頭が喉奥あたりまで達し、苦しい。だが神子は、恍惚に顔を蕩かす。鼻先が陰毛に埋もれている。鼻腔と肺に流れ込んでくる臭気が、たまらないフレグランスに感じられた。
「ぢゅるッ、くぷッ、ぐぽ、んふッ、んんぅ」
 すぐ、しゃぶり始める。頬ごと唇を窄めるようにしながら、頭を前後させて吸い付いた。ぐぷ、ぐぽっと、口端から空気の抜ける音が響く。
 れろれろと、口内で竿を舐め回すたび、濃厚な雄の味が口内一杯に広がる。特にカリ首に舌先を這わせたときに感じるそれは、恍惚でくらくらとしてしまうほどだ。
「んッ、ふぅッ、んぅうう……」
 肉幹に尽くしている間に、喉の奥から、切なげな音が漏れる。求愛の声だった。はやくコレで虐めてもらいたいですと伝えているのだ。
 ああ、なんという声を出してしまっているのだろう。自分が情けなくてしょうがない。もっと情けなくなりたくて、心が疼いた。
「んッ、ふッ、んぅうッ、ぐぷ、ぐぽッ、ぢゅるッ、ぺちゃ、れろッ、くちゃ、んはぁ」
 ぺちゃぺちゃと、犬がミルクでも舐めるように、陰茎に舌を這わせていく。男のモノを悦ばせる道具に成り果てている――胸の奥から湧き上がる屈辱に、神子は官能を見出していた。官能は、彼女に自らの解消を求める。拒む神子ではなかった。
「ンッ、はッ、あはッ、あんッ! れろ、くちゅッ、ぢゅるぅうッ、くぷッ、くぽ」
 蹲踞するように脚をおっぴろげる。秘裂に、指を伸ばしていく。裂け目は、いやらしくも既に蜜を溢れさせていた。床にしたたらんばかりだ。
 クレヴァスへ人差し指をねじ込み、くちゃくちゃと音を立てて、こね回していく。敏感な秘肉を、白魚のような指でなぞっていく。肉襞をめくり返して、自ら嬲りたてる。性的興奮に突き動かされた今は、指紋の一輪一輪まで感じ取れそうなほどだった。
「ぐぷッ、ぢゅるッ、んふ、んぅゥッ、ぢゅるッ、ずぞ、ちゅぅ、ちゅむぅうッ」
 自涜は心地がよかったが、己の欲望にかまけ、すべきことを忘れるのは良くないことだ。神子はそんな粗忽者ではない。しっかりとフェラチオも継続していた。ぐぷッ、くぷと、卑猥な音をたてながら、唇で肉幹を扱き上げる。オナニーとの二足の草鞋だ。だが、二足の草鞋だからこそ、奉仕はいっそう情熱的なものになっていた。
 はしたなく水音をあげながら、男根を悦ばせる道具に、自ら成り果てていく。素敵で、たまらない時間だった。いつまでも味わっていたい。だが、夢心地のひとときは、突如として終わりを告げる。
「おっと、ここまでだ」
 男が腰を引いて、素敵な棒を神子から奪ってしまう。唇がきゅぽんっと音をたてたのが、どれだけ口淫が熱烈なものであったかを物語っていた。
「え、あ、あぁ……」
 一瞬、あっけにとられた。事態を理解し、悲しげな声を漏らす。けれども同時にその声は、確かな性の興奮をうかがわせていた。自らの悦びすら自らの思うがままにならない。やはり、良い。
 表情をころころと変える神子を、男はにやにやと、意地悪く笑いながら見下す。
「気持ちよくなりたいんだろ? だったらそうしてやろうってんじゃねぇか。ホレ、そこに寝ろ。さっさとしろ」
 男が指さしたのは、ちゃぶ台だった。乗っかっていた空の酒瓶やらが、雑にどかされる。寝台などという贅沢なものが、この狭い長屋にあろうはずもない。代用だ。
 従って、仰向けになる。両脚は期待するように、大きく広げられていた。淫蜜を垂らす秘唇が丸見えだ。命じられたなら、自ら割り開くこともやぶさかではなかった。
「お前は、こういうのが好みだろうからなぁ」
 彼は部屋の隅から、縄やら何やらの道具を取りだす。こちらの腕と脚を、ちゃぶ台の脚にくくりつけていく。体は、ちょうどバツの字を描くように固定された。
「あ、あぁッ……」
 見た目はぼろい台だが案外頑丈で、紐の結びもしっかりしている。脚を閉じることも、腕を動かすこともかなわない。何をされようと拒めず、痴態を晒すしかない。熱い溜息が溢れた。縛られ、身体の自由を奪われる。マゾヒズムを満たすには、うってつけだった。
「まだ終わりじゃねぇぞ。もっと酷いことをしてやるよ。お前にはぴったりのことをな」
 次に取り出されたのはアイマスクだ。神子も睡眠時に使うことはあるが、そんな可愛いものではなかった。鋲の打たれたレザー製で、明らかに「そういうプレイ」に使うためのものだ。被せられ、視界がゼロになる。五感すら自らの意思のもとにない――法悦の息が、喉の奥から溢れた。
「ほれ、コレで最後だ」
 と言われたきり、外界の音が遮断される。体内を通じて、自分の荒い呼吸が響くばかりだ。耳栓をされたのだ。何も聞こえず、何も聞かせてもらえない。
「あ、そんな、あは、ああ」
 四肢を封じられ、目も耳も奪われた。本能的不安に、ぞくりと震える。こんな状態では、かの聖徳道士といっても、赤子も同然だ。
 怖い、だが、ぞくぞくする。垂れ下がる眉尻と裏腹に、口は曖昧ながら笑みを形作っていた。秘裂はとろとろと愛蜜を垂らし、ちゃぶ台を濡らしていく。
「あッ、……はッ!」
 乳房に、ごつごつとした手が触れる。体が跳ね、ちゃぶ台が軋む。
 五感のどれかが欠けると、他の感覚が鋭敏になるという。噂が事実であると証明するかのように、触覚は、彼女に確かな快感を伝えていた。
 触れられただけでこれだ。弄くられたりしたら、どうなってしまうのか。答えはすぐ分かった。
「は、あ、んッ、そんな、あぁッ、あはぁあ……ッ」
 男は無遠慮に、乳房を揉みしだいてくる。熱く艶めかしい声があがる。じんわりとした熱が、全身に広がっていく。心地よさに、彼に全て委ねたくなるほどだ。
「あぁッ、あぁん、はぁッ、あは、あ、いいッ、いいッ」
 快感のまま、甘い声をあられもなく垂れ流す。これもやはり、生前であれば誰にも聞かせられなかった声だった。
「ひんッ! は、あッ、はぁああッ……!」
 先端を摘ままれる。ソリッドな快感に、また体が跳ねる。舐められる。ぬるぬるとしたものが、性感帯を這い回っていく。表面のざらつきまで感じられるほどだった。気づけば、もっと、もっとと求めるように、背を反らして胸を突き出していた。
「あ、ひッ、はぁ、あぁん、あぁ――ッ」
 秘裂をなぞられる。蕩けてしまいそうな性感が、脳味噌にまで伝わってくる。ぬちッ、くちっと、はしたない音が体内を通じて響いてくる。自らがどれだけ淫らな様をさらしているかを思い知らされる。
 求めるように、腰をくねらせる。中まで弄ってほしいと。今度という今度は、望み通りになった。
「あはぁああッ――!」
 指が入り込んでくる。ごつごつとした指が、膣穴をこね回してくる。己で嬲るのとは、得られる快感が全く違っていた。他人からの愛撫というのは、予測ができない。今は目も耳も自由がきかないのでなおさらだ。何をされるか分からないという本能的不安が、刺激的なスパイスとなって、性感を高めていた。
 人差し指と中指だろうか、二本指で、穴を広げるようにこね回される。淫蜜を掻き出すようにほじくってくる。ぐちゅッ、ぬちゃっと、泥をスコップで掘り返すような粘っこい音が体内で響く。お前はこんなにも濡らすどうしようもない雌だと思い知らされていく。たまらない。
「はぁんッ、あはぁッ、ああッ、いいッ、もっと、もっとしてッ、あぁあッ」
 正体をなくし、はしたないよがり声をあげて、腰をくねらせる。かの厩戸王がこうまで乱れるなどとは、誰一人信じないだろう。だが実際、秘唇はもっともっととねだるように男の指に吸いつき、離れようとしなかった。
「はっ、あッ、ああッ、んぅゥ、なんでッ、どうして」
 最高の時間だった。けれども、不意に男は引き抜き、愛撫を中断してしまう。あまりの恨めしさにどうしてと尋ねるが、答えが返ってくることはなかった。仮に彼が何か言ったとしても、聞こえないのだから意味がなかった。
「く、ふ、ンッ、んぅうッ、はぁ……ッ」
 ちょうど良いところだったのもあり、体が強烈に疼く。だが、四肢を縛られていては、自ら慰めることはできない。太腿を擦り合わせることさえもできず、ヒクつく秘貝からは淫蜜を垂れ流しになる。
「き、君、そこにいるんだろう、どうしたんだ、なあ?」
 呼びかけるが、応答はない。どこかに行ってしまったのか、はたまた想定外の出来事があったのか。呼びかけるべきか、それとも息を潜めているべきなのかも分からない。不安に、眉尻が垂れ下がる。
「なあ、お願いだから焦らすのはやめてッ――ひッ!?」
 不意に、触れられる。そのまま、愛撫が再開された。
 乳房が揉みしだかれ、淫裂をこねくられる。ようやく得られた性的刺激に、クレヴァスはぢゅぷッ、ぢゅぷっと、猥褻な水音をたてて悦んでいる。
「はぁッ、あ、ひッ、はぁッ、ああッ、いい、はぁあッ――……!」
 また淫らによがりながら、同時に神子は疑念を抱く。乱暴で、遠慮を知らない手つきだ。彼も無遠慮ではあるのだが、手つきにはこちらを感じさせ乱れさせようという意思がある。しかし今されているのは、自分が愉しみたいといわんばかりの愛撫だ。
 もしかすると、別人ではないのか。
 何もかも怪しく思えてくる。鋭敏になった触覚は、指の形の微妙な違いすら感じ取る。彼の手は、こんなに筋張っていただろうか。実際には、あたかも別の男が来たかのように、彼が演技をしているだけかもしれない。しかしもしかすると、本当に知らない男が来ているのかもしれない。
「あッ、は、あはぁッ、ああぁんッ……!」
 そうなら、素敵なことだ。不特定多数の男性に、体を弄ばれる。なんて惨めなんだろう。生前ならば絶対に味わえないプレイ。最高じゃないか。期待に、熱い声が漏れ出す。
「あ、ひッ、はぁッ、えぁ、ンッ、はぁッ、くひッ、んふぅッ、んぅううッ」
 お前の考えは正しいぞと言わんばかりに、二本で足りない手が、神子の体を這い回る。嬌声を垂れ流す口に指を突っ込まれ、舌をなぞられる。お返しに吸い付いてやる。腋窩をぬるぬるとしたものが這っている。きっと舌だ。両乳房を雑に揉みしだかれ、尖る乳首をくりくりとこね回される。腹の上から子宮をマッサージされ、秘唇をぐちゅぐちゅと掻き回される。
 どう考えたって、一人や二人ではない。合計何人なのかも分からない男に弄ばれながら、神子は彼に感謝していた。無論、こんな素敵な機会をくれたことに対して。
「んふぅッ――」
 口元から、指が引き抜かれる。寂しく感じる暇もなく、唇に、火傷しそうなほど熱い肉塊を押し当てられる。何であるかは、目が見えずとも、耳が聞こえずとも分かる。陰茎だ。 ソレは濃厚な汗を漂わせているが、やはり、彼のモノではなかった。とはいえ、対応が変わる訳ではない。己の中の浅ましい欲望を曝け出した神子にとって、あまねくペニスは奉仕対象であるからだ。
「はッ、ちゅッ、んちゅ、んッ、ちゅむッ、ちゅぅううッ」
 タコのように唇を突き出して、亀頭にキスをする。どうかおしゃぶりをさせてほしいと思いを伝える。願いがかなったのか、わずかに開かれた神子の口腔に、肉棒はゆっくりと差し込まれていく。
「は、むッ、ん、ふぅう……ッ」
 彼のと比べればやや短めではあるが、太く、カリ首がえげつないほど深い。もし挿入れられたら、いやというほど膣襞をめくり返されるだろう。それで、何度も何度も、正体をなくすほどに気をやってしまうのだ。想像するだけで、股から蜜が溢れだす。
「ちゅむぅッ、れろ、ちゅッ、ちゅぅッ、あはん、ちゅむぅうう」
 頬を窄めながら、ちゅうちゅうと吸う。赤子が母の乳房に吸い付くかのようだ。ずっと抱えてきたはしたない本性を全て曝け出したことで、彼女はある種の退行を起こしていた。今の神子は為政者ではない。おちんちんが大好きな、いやらしい女の子に過ぎない。
「れろッ、ちゅう、ふッ、んッ、はぁ、ちゅむッ、れろ、くちゅっ」
 己の本能に従って、ねっとりした唾液音を立ててペニスをしゃぶりあげる。濃厚な雄の味が、口内に広がっていく。カリ首のでこぼこが舌や唇を愛撫してくる。たまらなかった。この世の全てのペニスは、神子を悦ばせる。コレも、例外ではなかった。
「んッ、ふ、んぅうッ、くぅうううッ!?」
 全身を愛され、肉幹をしゃぶりたてるうちに、秘穴ははしたない汁をとめどなくあふれさせていく。蓋をしてやろうというように、棒状のモノが突っ込まれる。限りなくペニスのような形ながら、あの滾る熱さはない。きっと張型だ。
「んぅうッ! は、ッ、ちゅぅッ、れろッ、くちゅ、んふぅッ、ひぃッ、は、んぁッ、は、くッ、ふッ、ひぃ、あく、んぅうッ!」
 ソレは玩具であるがゆえの自在な動きで、神子の淫裂を嬲り勃ててくる。襞をめくりかえされ、ぐちょぐちょと体内から猥褻な音が響く。
 ひい、ひいと、目尻から涙までこぼしてよがりながらも、口淫をやめはしない。彼女は聡明だ。己が何をすべきか、見失ったりはしないのだ。
「んふぅッ、くぷッ、れる、くちゅ、ふぅッ、んふぅッ、あぁッ、んッ、ぢゅるぅう」
 そうこうしているうちに、ペニスが熱量を増してくる。その意味が、わからない神子ではなかった。
 射精しそうなのだ。肉竿こそ違えど、射精の兆候は誰しも同じだ。そして、神子がそれに対してどのように振る舞うべきかも同じだ。つまり、強く吸いつき、肉幹をれろれろと舐め回して、男が気持ちよく達せるようにするのだ。はしたない奉仕の甲斐あり、顔も知れぬ誰かはあっという間に高みに登った。
「ふぅうッ、ンッ、く……んぅうううッ――!」
 だくだくと、濃厚なスペルマが注ぎ込まれていく。苦く、塩気が強い。へどろのように粘っこく、煮えているかのように熱かった。決して美味なものではない。だが、女の官能を強烈にかきたてる。神子のような女にとっては、特に有効だった。
「んッ、くッ、んくッ、んくぅ、んふぅッ」
 他人の体液を、それも汚濁といっていいものを、こくこくと喉を鳴らして嚥下していく。顔も知らない誰かの欲望で、胃袋を汚染されていく。マゾヒズムが満たされ、それだけでオーガズムに至ってしまいそうだった。
「くゥ、ふッ、ンッ、くぅうッ、んぅううううううううううッ――!」
 よがる神子を後押しするのが、張型だった。ズボズボと雌穴をこね回していたソレが、最奥を抉る。その一撃で、彼女は頂点に至った。
 耳を塞がれていても、自らの声は骨伝導によってよく聞こえる。この世に生まれた悦びを歌い上げるような嬌声だった。がくがくと腰が、体が跳ね、ちゃぶ台が軋む。頭の中が真っ白に染まっていく。脳内が、幸福感で満ちていった。
「ンゥ……ぢゅぷぅ」
 たっぷりと精を吐き出した肉竿が、口腔から引き抜かれる。まだ離れたくないと言わんばかりに彼女は舌を突き出して、れろれろと舐め回すジェスチャーを繰り返す。ペニスをここに挿入れたら気持ちいいですよ、誰かどうですか、と言わんばかりに。
 張型も引き抜かれる。ちゅぽん、と、はしたない音が鳴る。さらには、目隠しと耳栓も外される。
「うぁ……ッ」
 光と欲望の声が流れ込んでくる。突如として感覚を埋め尽くされ、酔ってしまいそうだ。見回せば、己を取り囲むのは、想像通り数えられないほどの男、男、男。名も顔も知らぬ肉竿が、狭い室内を埋め尽くしていた。
「あ、は、あぁ」
「おほぉ、マスク外したらとんでもねぇ上玉じゃねぇか。高ぇ金払った甲斐があったぜ」
「ホントだな、順番待ちしてでもマワしてやるだけの価値はあるな、ええ?」
 男達はげらげらと笑う。聡い神子は、すぐに理解する。己が売られたと。
 金を払ったと言っているし、何かしらの取引のもと、身柄を売り飛ばされたのだ。これから、娼婦として――いやそれ以下だ、性欲処理の道具として扱われるのだ。同意なしに、事前に本人に話を伝えることすらなしに。
 最悪だ。だからこそ、素晴らしかった。
「そういうことだからよ、諦めて穴ッポコほじくりまわされてくれや、お嬢ちゃん。大人しくしてたら、多少は優しくしてもらえるんじゃねぇか?」
「ま、これだけの人数相手にするんだ。ちょっと優しくしてもらったところで、グッチャグチャになるのは目に見えてるけどな」
「違えねえ、ヒヒッ!」
「あぁ……」
 法悦の溜息が溢れた。男達は下卑た冗談を飛ばしてくる。やかましいほどに、欲望の声が流れ込んでくる。どれもこれも目の前の女に、つまり自分に突っ込み、気持ちよく射精することしか考えていない。
 たっぷり楽しませてもらうぜ、と、男の一人が欲望を発する。楽しませてもらうのは、神子もだった。
 呆れるほどの輪姦陵辱で、どうか気絶するほどアクメさせまくってほしい。
「そういうわけだからよ、まずは俺だァ」
 男の一人が、当然のように覆い被さってくる。神子の側に、拒否権などあるはずもない。己は既に、商品として売られた身なのだから。なにより、腕も脚を縛られていては、どうにもならない。気持ちよく射精するための穴として、ヴァギナをただただ使われるだけだ。なんて素晴らしいんだろう。
「あはぁ……」
 媚びた声が漏れた。今日初めて見た男にレイプされんとしているというのにだ。いや、だからこそ、期待が胸を満たしていた。
「アッ、は、ひッ、はぁ、あああ……ッ!」
 どうぞ陵辱してくださいといわんばかりに、秘裂はひくひくと蠢いていた。これ幸いと、名前も知らない男のペニスがずぶずぶと入り込んでくる。
 ソレは細いが長く、弧を描いている。ねちっこいセックスが得意そうだ。お前に快感を教え込んでやるぞと言わんばかりに襞をめくり返しながら、無遠慮に奥へ奥へと侵入してくる。
「は、あ、ンッ、あぁッ……」
「なんだ、レイプされて感じてんのか? 話半分に聞いてたけど、真性のマゾなんだな、お嬢ちゃん」
 マゾと呼ばれることすら心地よい。瞳はうっとりと蕩けていた。
「けどよぉ、まさか一人だけ相手すれば済むなんて思ってねぇよな? その穴は何のためについてんだ、え?」
 また別の男が言う。その穴、と称したのは、甘い嬌声を漏らす口腔だった。
 フェラチオせよと言われているのだ。男の股間のモノは逞しく反り立って、雄のフェロモンを周囲に垂れ流している。こんなモノでほじくられたらどうなってしまうのかと、見ただけで子宮がきゅんと疼く魔羅だった。
「思っていません。私のお口は、おチンポ様をおしゃぶりさせていただくためにあります。どうぞ私に、おチンポをしゃぶらせてください」
 豊聡耳神子としてはありえない、卑屈な言葉を吐く。当然だ。今の己は、金で売られた性処理道具に過ぎないのだから。道具は、主に尽くすものだ。この世の全てのペニスが、今の彼女の主だった。
 大きく口を広げる。先の口淫と射精によってねっとりとしている。まさに「口マンコ」と称されるべき状態に仕上がっていた。
「おお、分かってんじゃねぇか、じゃ遠慮なく」
「んッ、ふゥッ、んむぅッ」
 拒まないのをよいことに、男は本当に遠慮なく、口腔に竿をねじ込んでくる。
 ソレは強烈な雄臭を伴っていた。今日だけで三本目、大概鼻も馬鹿になっているはずだが、それでも感じ取れるほどだ。
「れろッ、ぢゅる、ふゥ、んむッ、ぢゅるぅッ、れろぉ」
「ぉゥッ、ゥムゥ、すっげ、なんじゃこりゃ、予想外だぞ」
 同意なしの輪姦陵辱だというのに、いやだからこそ、神子は自ら舌を這わせ、唇で吸い付いていく。娼婦以上の淫らな技巧に、男は気をよくしたらしい。低いうめき声を上げてされるがままになっている。
「おいおい、こっちを忘れんなよぉ?」
「ん、く、ふぅうッ」
 そうしているうちに、ヴァギナを犯す肉棒が最奥まで入り込む。男の下腹と神子の下腹が密着している。彼の魔羅は、その状態で亀頭が子宮口にぶつかる程度の長さだ。相性はぴったりだった。
「ほれ、よがれよがれ」
「んッ、くッ、ふぅッ、んふぅうッ」
 男が腰を振り始める。ぐぢゅッ、ぐぢゅっと、体内がこね回されていく。喉の奥から、嬌声があがる。
「んふぅッ、ぐちゅッ、く、ふゥ、んふぅううッ――」
 指や張型には決してありえない熱量と、女を堕とすために存在しているかのような形状。膣穴から全身が蕩けてしまうほどの心地よさよさ。これだ、これを求めていたのだ。すぐさま腰をくねらせて、彼を受け入れていく。
「ほれほれ、ここがいいんだろ、あ? どこがいいかは、あの男から聞いてんだよぉ」
「んふぅッ! くッ、むッ、ぢゅるッ、んぅうッ、くゥッ、んくぅうッ!」
 太さに欠けるものの湾曲が強く、膣襞をめくり返すのに長けている。男は自らのペニスの特性を承知しているらしく、抉り込むピストンを繰り出してくる。
 その言葉に嘘はなかった。膣道半ばの腹側、最も感じるポイントを、男は集中して責め立ててくる。ペニスに躾けられているようで、神子は正体をなくしてよがる。それでもしっかりと口淫するのは忘れないのだから、真性の淫乱としか言いようがなかった。
「おうおう、こんなに赤くなっちまって、可哀想になぁ」
「んぅゥ、くッ、む、んッ、んぅうッ」
 男の一人が、腕の縄を解く。赤く残った痕をねぎらうように、舌でねぶってくる。昂ぶる肉体は、それにすら快感を見出す。
 言葉とは裏腹に、彼に気遣う様子はまるでない。もちろん、縛られているのが気の毒だから解放したわけでもなかった。その証拠に、白い手に握らされたのは、グロテスクな陰茎だった。両手に花ならぬ、両手に竿の状態だ。膣口手と、これで四本の魔羅を相手していることになる。
 指に伝わる熱が、奉仕せよと命じてくる。逆らう神子ではなかった。なにせ、今の己は性処理道具なのだから。道具は本来の用途を満たしてこそだと、すぐに扱き始める。
「ぉぅッ、すげぇ、なんじゃこりゃッ」
 手首のスナップをきかせた、娼婦顔負けの手コキだ。いや、娼婦など比較にならないのは、最初から分かりきった話だ。彼女らはあくまで、生活を成り立たせるため、金稼ぎの手段として春を売っているだけだ。一方神子は、生前心の底にしまい込んでいたマゾヒズムを解放し、欲望のまま行動している。情熱という点で比べものになるはずもなかった。
「んぢゅるぅッ、れろッ、くぷゥ、んふぅ」
「ぉおッ、すげぇなこのエロ女。チンポがそんなに好きか? 変態が。なら、もっとたっぷりくれてやるよッ!」
「んぐぅううッ!?」
 淫裂を、手を使われながらも、ぢゅぽぢゅぽと頬を窄めて、肉竿に吸い付く。他では味わえない、熱烈なサービスだ。しかし口腔を塞ぐ男は、なお満足していないようだった。神子の性欲が底なし沼であるのと同様に、雄の獣欲というのも、また限界を知らないものなのだ。
 その証拠に、男は自ら腰を振りたくりはじめていた。喉をごりごりと抉られて、横隔膜がせり上がりえずく。
 突如として始まった口虐に、神子は目を白黒させる。口腔を貫かれる苦痛に体が跳ねる。一方で彼女は、たまらない官能に身を焦がされてもいた。
 こんなの、人にしていい行為では絶対にない。
 だからこそ素敵で、もっとしてほしかった。
「ごッ、ぐぼッ、ごぐッ、ぉグ、ぐぶッ、ぉゴォッ」
 えげつのない音が喉からあがっている。一方で彼女は、拒もうともせず、喉奥を開いて受け入れる。舌を蠢かし、頬を窄めて吸い付くオプションつきだった。
「ぉッ、イラマ対応か、いやよく出来た肉便器だなぁッ!」
「ぅぐぅうッ、ぐぶッ、ぉごッ、ごぶぅうッ!」
 顔面に下腹を叩きつけられるたびに、脳味噌をシェイクされているようだった。しかも、男共のえげつない欲望の声が、絶え間なく流れ込んでくるのだ。聖徳太子をも雌に堕としてあまりある、凄まじく濃厚な体験だった。
「ほれほれッ、もっとマンコ締めろよ便器ちゃんがよぉ! チンポ欲しいんだろうが、ええ!?」
「こっちもだッ、もっとチンポ吸えよッ、ザーメン射精してやんねぇぞォ!?」
「んぐッ、ぐ、ごッ、がぼッ、ぉごおおッ!」
 膣・口への抽送は、際限なく激しくなっていく。上下から抉り返され、神子は全身が性器になったかのように感じていた。手淫は流石に正確性を欠きつつあるが、同時に執念じみた欲望を感じさせる。男達は唸りながら、すべやかな手の感触を楽しんでいた。
 ごりゅん、ごりゅんと膣穴を、喉を抉られている。あまりにハードな行為であり、痛く、苦しく、辛い。だが同時に、為政とか人々を導くことがどうでもよくなる悦楽を提供してくれた。
「いや、たまんねぇな、すべすべだぜおい」
「さっさと突っ込みてぇ、いやでもこんだけイイ便器だと、ぶっかけも捨てがたいなァ」
 あぶれた男どもは、神子の全身にペニスを擦りつけている。首、肩、腋窩、乳房、腹、脚といったところにだ。雄の欲望を、直接皮膚に擦り込まれているようだ。なおも余った男達は、自らの手でモノを扱いている。室内は強烈な性臭に満たされていた。
「ぐぅッ、ご、ぐッ、んふぅッ、んぶぅうッ」
 この世の何もかもがペニスになってしまったかのように感じている。政によっては決して成し遂げられない、素晴らしい世界が広がっていた。
「ぉ、ぉおッ、そろそろだ、そろそろだぞぉ便器がぁッ」
 そんな最高の時間も、しかし終わりが近づいてくる。肉竿らは膨れ上がり、熱量を増していた。射精の兆候だ。
 寂寥感と同時に、強烈な機体を覚える。こんなにも素晴らしいのに、種を植え付けられまでしたら、いったいどうなってしまうだろう? ――幸い、答えはすぐに得られる。
「ぉぉおッ、射精すぞッ射精すぞッ、射精すぞッ」
「こっちもだ、ッ、喉締めろ、ザーメン欲しくねぇのかッ」
 男達は気が狂ったように、激しく腰を打ち付けてくる。粘膜がすり切れそうなほどの勢いだ。ぶぢゅッ、ぐぽッ、ぬぼッ、ぐぢゅッ、ぐぽっと、激しく卑猥な音が響き渡る。
「ぉおおおおッ、射精る、射精るぞ、全部飲め便器がァッ――!」
 最初に達したのは、口を貫く男だった。顔面に下腹が叩きつけられる。ばちぃッ、という音とともに、鼻筋が押し潰された。
 肉竿が根元から膨張し、弾ける。人体でも特に敏感な口腔という部位であるからこそ、それをはっきりと感じられた。どぼどぼと、白濁が吐き出されていく。無数の精虫が、口の中を隅々まで汚していく。胃袋に直接注ぎ込もうというかのようだった。
 得体の知れない馬の骨の子種が、己の血肉になっていくのだ。あまりの恍惚に、体が震える。
「そら、膣内射精食らえやッ、子宮に注いでやるぞ、ぉぉッ、ぉおおッ!」
 続いて、膣穴をレイプしていた男が絶頂に達する。本人の同意を得ることもなく、当然のように膣内射精だった。もっとも、それが神子の望むことでもあった。誰とも知れぬ男に犯され、精を注ぎ込まれる。その禁忌の快楽は、彼女のマゾヒズムを満足させてあまりあるものだったのだから。
 腰が叩きつけられ、尿道口と子宮口が、ぴったりと密着する。同時に、びゅぐる、びゅぐると、白いものが子宮へ遠慮なく注ぎ込まれていく。
 熱い。マグマを注がれているかのようだ。億単位の精子が鞭毛を蠢かし、卵子を求めて泳いでいくことで生じる熱量だった。
「んっグぅうううううううううううううううううううう――ッ!」
 ただでさえ昂ぶっているところに、二箇所からの射精を受け止めて、絶頂せずにいられるはずもなかった。先のオーガズムとは比べものにもならないほど強烈な快感が、全身を押し流す。
 全身はがくがくと痙攣し、塞がれた喉が震える。膣穴は己を埋めるモノをきゅうきゅうと締め付ける。精虫の一匹たりとも尿道に残さないといわんばかりにだ。
 名前も知らぬ男達に輪姦され、決定的に貶められた。視界が真っ白に弾け、脳味噌がピンクに染まっていく。最高だった。こんな快楽を得られるなんて、思ってはいなかった。尸解してよかったと、心の底から思う。
「んふぅううッ、んぐぅうッ、ぐむッ、ご、ごぶッ、んぐぅううゥ……ッ!」
 悦びにたゆたう彼女を祝うように、周囲の男達が白濁をぶちまけてくる。何千何万何億何兆という精子が、べちゃべちゃと白い肌に注がれていく。一つ一つの精子が欲望の声をあげる。女を孕ませたいと。気が狂ってしまいそうなほどの状況で、神子はいつまでも性感に悶え続けた。
「んふぅううッ……ぐ、む、んぐぅう……」
 絶頂は、実時間では大した長さではなかった。そんなものだ。だが本人には、丸一年も続いたかのように感じられていた。
「あー、射精した、射精した」
 男達が溜息をつく。肉棒が引き抜かれる。両穴は、いつまでもソレを味わいたいというように、ぢゅぽッ、と音をたてた。
「うっわ臭ぇ。初っぱなからひどい有様だな」
 誰かが呟く。その通りだった。吐き出されたスペルマに全身を汚され、口と秘部からどろどろと子種を滴らせる。かの聖徳王とはとても思えない、惨めな有様だった。まさしく、肉便器といった有様だ。
 とはいえ、男達も、本気でそれを「ひどい」と感じていないのは明らかだ。なんといっても股ぐらのモノは、目の前の女を貫きたいと言わんばかりに勃起していたのだから。
「はっ、ひ、はへ、あはぁあ……」
「おうお嬢ちゃんよ、聞こえてるか、え?」
 アヘ、はへと、よく分からない声を漏らすばかりになった神子へ、男の一人が近づく。覆い被さるようにしながら、言う。
「気持ちよくアヘッてるとこ悪いけどよ、まだまだ男はいるんだわ。どいつもこいつも、わざわざ金払ってんだ。とりあえず一周ぶん輪姦して、少なくとも三周くらいはヤらせてもらうぜ。……二度とその穴が閉じないようにしてやる。覚悟しろよ?」
「あッはぁ……はひ、おねがいしますぅ……」
 とんでもない言葉だった。だが彼らが本気であるのは、その欲望の声から明らかだった。
 あまりにも、素敵すぎる。
 神子は自らの手で、陰唇を割り開いてみせる。膣内射精されたばかりの子種が、とろりとこぼれ落ちていた。
「いい度胸じゃねぇか、後悔すんなよォらァ!」
「あはッ、あはああああああああああああッ!」
 貫かれ、嬌声をあげる。肉の宴は、まだまだ終わりそうもなかった。
冬コミの原稿書き上がりました
喚く狂人
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