真・東方夜伽話

お掃除大好き淫乱メイド

2018/11/12 00:54:48
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お掃除大好き淫乱メイド

喚く狂人

チンポ大好きな咲夜さんが浮浪者のチンポを自分の身体で掃除するスケベです

 人里の恥部とも揶揄されるこの区域は、貧民やごろつきが集う貧民窟だ。見通しの悪い路地裏や暗がりも多く、かなり治安が悪い。女性が月のない夜更けに、しかも一人で歩くところではない。
 しかし、咲夜はまるで気にしていなかった。犇めく小屋を縫うように、すたすたと歩いて行く。いかんせん界隈に不釣り合いなほど上等な身なりなので、物陰からこそこそと好奇の視線を向けられる。気にも留めるそぶりもなく、堂々としていた。
 不意に、ボロ屋の一つに目を留める。あばら屋と呼ぶのも憚られるたたずまいだ。廃材と布を組み合わせて「らしく」仕上げましたといった風情で、子供の秘密基地といったほうがまだ分かる。それでも、人が暮らしているのは、中から漏れる灯りと、話し声から明らかだった。
「ごめんください」
 扉代わりに立てかけられた木板をずらし、覗き込む。五畳間ほどの室内には、家具とおぼしきガラクタが積まれ、黴が生えていそうな布団が乱雑に敷かれている。
 睨み付ける視線が飛んできた。中にいたのは二人組の男、片方は痩せぎすで、片方は肥満体だ。どちらも髪はごわごわとして、肌は黒ずんでおり、服とも呼べない襤褸を身に纏っている。絵に描いたような浮浪者だ。酒を飲んでいた最中のようで、二人の間には欠けたとっくりや揃えでない猪口が置かれていた。
「誰だよ、おめぇは!」
 黄ばんだ白目をひんむくように、痩身の男が誰何してくる。いきなり喧嘩腰だが、このあたりの住民は多かれ少なかれ似たようなものだ。咲夜のように身ぎれいな者は、警戒の対象にしかならない。むしろ、横でニヤニヤと笑っているだけの太っちょのほうが、よほど不気味だった。
「突然失礼いたします。私は十六夜咲夜、紅魔館にてメイドをしております」
「はん、そんな奴が何の用だよ、ココぁてめぇみてぇなお嬢ちゃんが来るトコじゃねぇぞ、見りゃわかんだろうが、え?」
「私、趣味が清掃活動でして、お休みをいただいては館外の清掃をしております。それで、今夜は是非あなた方をお掃除させていただきたくお伺いした次第です」
 敵対的な反応に臆することもなく、にこやかに説明する。けれども男は、いかにも疑わしげに片眉を持ち上げるばかりだった。
「何意味分かんねぇこと言ってんだお前、頭大丈夫か? この家を掃除させろ? いるかそんなもん」
 溜息をつきそうになる。話は最後まで聞いてほしいものだ。誰が家など掃除すると言ったのか。もちろんそれもメイドの仕事ではあるが、今日の目的は別だ。
「いえ、私は家は掃除いたしません。お二人の汚れたおチンポをお掃除させていただきたいのです。溜まりに溜まったザーメンを吐き出し、スッキリしていただきたいと思っているのです」
「……は?」
 噛みつかんばかりだった男も、一瞬素の表情に戻る。咲夜の発言は、あらゆる毒気を抜いてしまう程度には、常識から外れていた。
 数秒間、沈黙が流れる。不意に、男は我に返り、まくしたててきた。
「お前、何言ってんだ、あ? チンポ掃除だぁ? いよいよ頭湧いてんのか!? 美人局かなんかかよ? 確かに俺たちゃこんな暮らしで女日照りだがな、そんなアホみたいな手に引っかかるほど間抜けじゃねぇよ!」
「いえ、美人局などでなく、嘘偽りない希望を述べているのですが……」
「信じられるかよ! ここらの人間ならうまいはなしにほいほい乗っかるとでも思ったか、算段が甘いんだよ馬鹿が」
「困りましたわ、今宵は是非あなたたちにお相手願おうと思っていたのですけれど。もうそういう気分になっているので、今から他の方を探すのもなんだか違う気がしますし」
「へいへいそうかよ、そりゃ大変ですね。とっとと帰れよ気グルが」
 男は明らかに見下した口調になっていた。取り付く島もないとはこのことだ。困ったものだった。今言った通り、今日は彼らの気分だったのだ。どうしようかと思っていたところ、名案が浮かぶ。
「そうだ、こうすれば信じていただけますか?」
「んだよ、信じるもクソもねぇっての」
 いっときはこちらから視線を外していた男が、一瞥をよこしてくる。そして、固まった。
 咲夜は入り口近くで屈み込み、大きく両脚を広げていた。スカートをたくし上げるオプションつきだ。
 当然、その内側の下着が露わになる。うっすらと透けた黒レースのパンティが、丸見えになっている。
「は……」
 男は目を見開く。あり得ない光景に、口をぱくぱくと開閉させている。
 釣れた。
 確信した。目の前にご馳走をぶら下げられて我慢できるほど、貧民窟の住人が理性的であろうはずもない。いくら口で信じないぞと言っていても、女に飢えていることに間違いはないのだ。
 だがまだ足りない。彼女は完璧主義者だ。万が一を潰すために、ダメ押しにかかる。
「では、こちらの言い分をを信じていただくためにも、どうぞ私十六夜咲夜のオナニーを、ご覧下さいませ」
 宣言し。股ぐらに手を伸ばしていく。下着の上から、自らの秘部をなぞり始める。
「ンッ」
 ぞくりと、腰が浮くような感覚に、小さな声が漏れる。白魚のごとき指ですりすりと、下着越しに恥肉をなぞっていく。
「は……ぁ、ん」
 熱い吐息が零れる。男二人は、食い入るようにこちらを見つめている。入れ食いだった。 下着の内側に手を入れる。人差し指で、陰核を擦りあげつつ、陰唇に中指を這わせていく。先ほどよりも明確で、痺れるような刺激に、腰全体がゆるやかにくねる。
「はッ、は、く、ふぅん」
 続けるうちに、声も、より大きなものになっていく。くち、くちと音がし始める。腹の奥から、蜜が溢れてきたのだ。
「はっ、あぁ、あはッ、はぁ、あぁん……」
 声はだんだんと、艶を帯び始める。水音が、次第に大きくなっていく。男は呆けた顔でこちらを見ている。どれだけ敵対的な態度をとっても、彼らは結局、女に飢えている。そんな彼らにとって、十六夜咲夜の乱れる様というのは、忘我に至らしめるだけのインパクトのあるものだった。
「はッ! あ、はぁ、ンッ、く、ふぅ……」
 誘うように、腰をくねらせる。湿り気を帯び始めた秘めやかなる裂け目に、指をくぐらせる。己の良いところを、指の腹でもってぞりぞりと擦り上げていく。
「アッ、あ、はぁん、はぁッ、あぁん、ああ」
「ふぅ、ふうッ、ふぅッ」
 あがるのはいっそうはっきりとした、明確に性の悦びを孕んだ嬌声だ。男らは鼻息荒く、黄ばんだ白目を血走らせて、目の前の光景を記憶しようとしている。瞬きする暇すら勿体ないというように。
 ならば、見せてやろうじゃないか。
「さあ、そんなところではなくて……もっと近くでご覧下さいませ」
 両脚を、はしたないまでに大きくおっぴろげる。濡れそぼつ股間が丸見えだ。
 彼女の魅了に逆らえる男など、この世に存在しないだろう。言葉に誘われ、痩せぎすのほうがこちらににじり寄り、両脚の間に顔を突っ込む勢いで眺めてくる。
「おほッ、おほぉ、すげぇ、こりゃすげぇ」
「あはッ、あ、んッ、はぁ、あ、はぁッ」
 はしたない様を至近距離で見つめられる羞恥と興奮に、腹の奥がきゅうんとうずく。いっそうあふれ出す蜜が指にこねられ、卑猥な音をあげるばかりか、下着をじわじわと濡らし始める。
「おほッ、ぉおお!」
 男が歓声をあげる。黒いパンティに濃い染みが浮かび始めたのを見つけたのだろう。
「あは……いかがでしょう、私、本気で貴方様の前でオナニーをし、興奮し、ほとを濡らしております。所詮は金づる目当ての美人局が、こんなふうになるでしょうか?」
 蜜壺、そして下着から指を引き抜き、痩せぎすの男に見せつける。己の体液にまみれててらてらと輝く指を。希少な宝玉でも眺めるように、彼は目をすがめた。次の瞬間には、媚びるような、ご機嫌取り用の表情を浮かべはじめた。
「いやぁ、悪かったよ。アンタを疑ってたわけじゃねぇんだ。でもこの辺はホレ、ごろつきやチンピラも多いからよぉ、うまい話はまず疑ってかかるってのが常識なわけだよ。まあまあ、話は聞くからさ、ちょっとこっち来て座ってくれよ」
 早口で喋りながら、男は咲夜を家の奥へ案内する。反対に太っちょに目配せをした。巨体がのそりと動き、入り口を塞ぐように移動した。逃がさないと、暗に伝えられている。べつだん、逃げるつもりもないのだが。
「いや、アンタが本気なのは分かった。いいもん見せてもらったよ。是非掃除してくれや。……へへ、何か手伝えることはあるか?」
「そうですね、では口を少し、開いていただけますか」
「こんなもんか?」
「ええ、それくらいで結構です」
 男はニタニタと笑いながら、こちらの指示通り口を小さく開いた。唇は土気色で、ちらりと覗く歯は黄ばみ、黒ずんでいる。
 これは、清掃の必要有りだ。
「では、誠心誠意、お掃除させていただきます……ん、ふ」
 嫌悪を示してしかるべき局面で、しかし彼女は眉一つひそめすらしない。男の頬を両手で包み込むと、自ら唇を重ねてみせた。
「んぉおッ」
 男の喉が、喜悦を示しているのだろうくぐもった声をあげる。すぐさま舌を差し込み、こちらの口腔を味わおうとしてくる。
「ぢゅるッ、れろ、くぷ、んふッ、んぅ」
「んぐ、れろ、ッ、ぉおッ、んんぐぅ、んん」
 夏場のドブ川じみた臭いを酒精でコーティングした悪臭が流れ込んでくる。流し込まれる唾液は異様に粘ついており、しかも生臭い。にもかかわらず、咲夜は彼を受け入れ、流し込まれる唾液を嚥下していく。嫌々ではなく、積極的に。汚物に等しいモノを味わわされ、飲まされていることに対して、恍惚すら瞳に浮かべながら。
 もちろん、自分ばかりが良い思いをするわけにはいかない。これはあくまで清掃、奉仕活動なのだから。
「れろッ、れる、ちゅ、れる、んふッ、れろぉおお」
 男の舌に、舌を絡めていく。表面を覆うべとつく汁を、丁寧に舐め取り、舌苔をこそげ落とす。歯を、歯茎を舐め回し、溜まった汚れを掬っていく。
 もちろんそれで終わりではない。ただ綺麗にするだけなんて、二流メイドのすることだ。一流のメイドは、掃除ひとつとっても、ホスピタリティを忘れないのだ。
「ちゅむぅッ、くぷ、んふッ、ちゅッ、ちゅ、んふッ、くぷ」
「ぉおおッ、ぉおッ、ぉお、ぢゅる、ぢゅる、ぢゅるぅうッ」
 男の唇に吸いつきながら、蛇のごとく舌を蠢かしていく。口内を清めていくと同時に、快楽をも与えていく。
 繋がった唇の隙間から、ぢゅるぢゅると汁っぽい音が響く。男は奇妙なうめき声を上げ、鼻息を荒くし、全身を震わせる。
「ぉおおッ、ぉお、ぅおおおッ」
 十六夜咲夜の情熱的なベーゼがもたらす性感は、浮浪者然とした生活を送る者には強烈すぎた。腰がかくかくと震えている。
 そろそろいいだろう。あまり続けていると、キスだけで射精させてしまう。その日暮らしで溜めに溜めてきただろう欲望をキスごときで発散させるのは、勿体ないし忍びなかった。
「ぷはぁっ」
 ちょうど掃除のほうも一段落ついたことだ。たっぷり数分間続いた口交を終え、唇を離す。唇の間を、ねっとりとした唾液の糸が伝った。
「あはぁ……」
「ふぅッ、ふぅッ、はあ、はぁ、はぁ、はぁッ」
 甘美なる清掃の恍惚に、咲夜の頬は紅潮していた。怜悧な美貌の持ち主であるので、それだけで絵画になりそうだ。
 一方、男の方には、見とれる余裕などないようだった。土気色だった顔をゆでだこのようにさせて、肩で呼吸している。
「ご満足いただけましたでしょうか?」
「満足、満足だって? ぉお、うぉ、ォおおっ!」
 唇の間に伝った橋を指で掬い、見せつけるように舐め取りながら尋ねる。男はわなわなと震える。獣じみた咆哮をあげ、飛びかかってきた。湿った万年床の上に、引き倒される。
「あんッ!」
 カモが釣れたことへの愉悦と、今から行われんとしているとへの期待から、声が漏れた。その声が、ただでさえ燃え上がっていた彼の獣欲に火を注いだ。
「へへ、俺はついてるなァ! まさかこんな上玉の色キチガイが自分から股ァ開きに来るなんてな、夢でもみてんのか!? いや夢でもいいや、今夜は最ッ高だよォ、いや、お前の誠意はちゃんと受け取った。しっかり理解した。お礼にたアアアァっぷり気持ちよくしてやるよぉ、イヒヒ、おいデカブツ、扉ちゃんと閉めてろ、誰も来ねぇようになッ」
「アニキ、ここどうせ、誰もこない」
「うるせえ! いいから見張ってろってんだ! そぉら十六夜咲夜ちゃんよ、気持ちよくしてやるからなぁ、うへへ」
 いかにも愚鈍な太っちょを怒鳴りつけながら、男は「掃除」されたばかりの舌で、こちらの頬をれろりと舐め上げてくる。女の命ともいわれる顔に、マーキングするかのようにべったりと、唾をぬりつけてくる。
 ぞくりと、咲夜は震える。嫌悪を覚えたからでないのは、口元が笑みの形に歪んでいるのを見れば明らかだった。
 そうやって汚されることを、何よりも望んでいるのだ。
 どれだけ汚れても、十六夜咲夜は美しい、それを確かめたいのだから。
「ほれほれ脚開けよ、オナるよりもずっといいコトしてやるよぉ」
「はい、どうぞ、どこでもご自由に扱ってくださいませ」
「ヒヒ、そんなこと言われちゃあ、たぁっぷり弄くってやらなきゃなぁ」
 求められるまま従う。スカートをまくられ、汚らしい手を差し込まれる。下着の上から、淫裂をなぞられた。
「ぉっほぉー、もう濡れ濡れじゃねぇか、俺とキスして濡らしたのか? ン?」
 言いがかりでもなんでもなく、そこはじっとり湿っていた。触れられて、ぐじゅりと音をたてたほどだ。水分を含んで重くなっているのだ。彼はそこを、小さな動きで擦り上げてくる。
「あ、はぁ……いいッ……」
 法悦の溜息が漏れる。汚れた指が往復するたびに、腰が震えた。
「はっ、ちぃっと、コスっただけでグチョグチョにしやがって。しかもマン汁が溢れて、太腿までトロットロだぜ、恥ずかしくねぇのかスケベ女」
「あは、あぁ、ああ」
 クチャっ、クチャっと、淫音が響く。男はわざとらしく指を蠢かし、わざわざ音をたててくる。目の前の淫乱に、己のはしたない様を聞かせようというのだ。目論見通り、咲夜はこらえようもない興奮と屈辱を覚えていた。己の浅ましさを、こんな下劣な輩に暴かれていることに。
「あぁんッ、はぁ、ッ、あ、は、ああ、ひッ!」
 頼りない布越しに、クリトリスを軽く摘ままれる。走った強烈な性感に、腰が跳ねる。
「あんあんよがりやがって、本当は直接触ってほしいんだろうが、え? 言ってみろよ、マンコ弄ってくださいってよ」
「ああ、そんなこと――」
 言いたいに、決まっている。
「おまんこを弄ってくださいませ、どうか、お願い致します」
 もちろん、言葉だけではどうとでも言える。大事なのは、誠意だ。人にお願いをするのだから、当然のことだ。
 先ほど彼がしてくれたように、頬をれろりと舐め返す。これが誠意だ。垢と、土埃の味がする。たまらなかった。
「ははッ、本当にどうしようもねぇなぁ、どれどれ」
 仕方なしという口調ではあるが、男は明らかに興奮している。涎を垂らさんばかりの勢いで、口を笑みのような奇妙な形にゆがめていた。
 もはや秘部を守る用をなしていない布きれの内に手を突っ込んでくる。ふやけんばかりに蕩けた貝に、男の指が入り込んでくる。
「ぉほぉ、ひさびさのマンコだ、うわすげぇ、締め付けてきやがる」
「はッ、あ、はあ、あんッ!」
 すぐさま、好き放題に弄り始める。愛撫というよりも、自分が触れたいから触れるというような、雑で乱暴で稚拙な手つき。それでも咲夜は声をあげて乱れ、身をくねらせる。上がる蜜音は、先より一層はっきりしたものになってた。はしたないという言葉におさまるものではない。
 たまらないシチュエーションだった。確かに技術はない。だがそんなものは、身体の昂ぶり、このような下賎の輩に身体を任せているということへの悦びがいくらでもカバーしていた。
「マン肉きゅうきゅう締めやがってよ、突っ込むのが楽しみでしょうがねぇ!」
 締め付けているというのは、なにも言いがかりではない。実際、咲夜の肉襞は男の指に吸いつき、絡みついていた。突っ込むという言葉から連想された甘美なる空想が、さらに肉壺を疼かせる。気づかない彼ではなかった。
「おっ、いまキュッてなったぞ、チンポ突っ込まれるトコ想像して興奮したのか!? ひゅう、マジでどうしようもねぇな!」
「んふッ、んぅ、れろッ、くぷ」
 感極まったと言わんばかりに、男は唇を奪ってくる。顔を舐め回し、唇を奪ってくる。そうだ、もっと自分を汚すがいい。応じるように、舌や唾液をやりとりする。行為自体は、犬のじゃれ合いに似ていた。絵面は、あまりにもひどかったが。
「おほッ、柔らけぇ」
 目の前の女が本気で行為を望んでいると知ってから、痩身の男の調子にのることときたら、とどまるところを知らない。衣服の上から、乳房を揉みしだかれる。我が物顔とはこのことだった。
 ブラと上着を隔てての接触なので、生乳に触れるより感触としては劣る。しかし彼は、気にするそぶり一つ見せない。単純に、何年――下手すれば二桁年ぶりだろう乳房の感触を、心ゆくまで楽しんでいる。
「はぁッ――あ、んぅ、はぁ」
 無邪気に楽しむ様に、こちらも純粋な喜びを覚える。そんなに揉まれたら、下半身を弄ばれる快楽も相まって、夢心地になってしまう。
 なんだか、申し訳なさを感じた。掃除をしにきて、こうまで「していただける」なんて、本末転倒だ。奉仕するものが奉仕されるなんて、メイドの名折れでしかない。
 せめて、自分にもお仕事をさせてほしい――ワーカホリックな咲夜は、そんなことを祈りながら男の股間をなぞる。ごわついた襤褸の内側から己の存在をうかがわせている、今にもはち切れそうなほど勃起したペニスを。
「ぉほッ……そうか、てめえチンポそういや掃除がしてぇんだったな? そんなにチンポが見たけりゃ、見せてやるよ!」
 男は、指が触れたとたん腰を跳ねさせる。そして、腰に巻き付けたぼろきれを、バッ、と自ら剥いでみせた。
「あ、はぁ……」
 溜息が漏れた。恍惚の溜息だ。
 露わになった逸物は、メイドたる己が奉仕するにふさわしいものだった。ややカリ細ぎみだが、長く、弧を描くように湾曲している。膣内を擦り上げるにはうってつけの形で、挿入されたらと考えただけでうっとりとしてしまう。
 けれども、真に良いのはそこではない。最も咲夜を昂ぶらせたのは、ペニスの状態だ。 汚い。ものすごく。
 カリ首を中心に、白いものがべったりと張り付いている。根元の陰毛はゴワついており、のり付けされたように固まっている。尿と垢の強烈な匂いが漂っている。まさに、掃除の必要があるペニスだった。
「はっはぁ、この辺じゃ風呂どころか行水なんてのも贅沢だよ。おかげでこのザマだ! どうだ汚ぇだろうが? え? コレ見て掃除する気が失せたとか今さら言っても遅いけどな、イヒヒヒ、もう逃がさねぇぞぉ」
 男は目の前で、陰茎を振り子のように揺すってくる。咲夜は取り憑かれたようにソレに顔を近づけ、すん、すんと鼻孔を蠢かす。
「うぐッ」
 流れ込んできたのは、まさに鼻の曲がるような悪臭だ。思わず、呻いた。横隔膜がせり上がってくる。お前コレは嗅いだらやばいやつだぞと、身体の防衛機構が働いたのだ。しかしそれは、あくまで、生理的機構の反応にすぎない。本人はといえば、トリップしていた。
 最悪のペニスだ。だからこそよい。自分は掃除にきたのだ。綺麗なものと汚いもの、どちらが清め甲斐があるかといえば、明らかだった。
「ああ、素敵なおチンポ……あはッ、あぁ……」
 見ているだけで唾が湧き出しそうなご馳走を前に、咲夜は盛りつつも瀟洒に振る舞おうとする。いや、無理だ。こんなものを前に上品に振る舞うなんて、まったくもってナンセンスなことだ。
「ああ、お掃除、あはッ、ああ」
 大口を開け舌を突き出し、しゃぶりつこうとする。だが、男は腰を引いてしまう。どうしてと、流石の彼女も恨みがましい目で彼を見つめる。
「あのよぉ、お前その服で掃除するつもりか? いや、メイドのお前にとっちゃ仕事着だろうけどよ。俺らにとっては上等すぎるおべべだぜソレ。汚れるのは、ヒヒッ、忍びないだろ?」
「なるほど……」
 掃除は汚れてもいい格好ですべき、ということか。何ということを考えるのだろう。賢いという意味で。
「どうしたよ、俺の言ってるこたぁ、何か間違ってるか、え?」
「いいえ、何も違いませんわ。おっしゃるとおりです。……では、私十六夜咲夜の裸体を、どうかご覧下さいませ」
 言って彼女は、自らの衣服を脱ぎ捨てていく。男二人はニヤニヤと笑いながら、即席のストリップショーを楽しむ。そうして、咲夜の裸体が露わになった。
 彼女が抜群のプロポーションの持ち主であることは、服を着ていても、十人中十人が同意することだ。しかしこうして素肌が露わになると、同意した全員、おれは何も分かっちゃいなかったんだ! と思い知るに違いない。そこにあるのは、まさに完璧、一切の瑕疵なき肉体だ。たとえ神であっても、これほど魅力的なものは作り出せないに違いなかった。
 肌は雪の中にさらしていたかのように白く、一目で心臓を掴まれたかのように感じるほどだ。皿洗いや洗濯、掃除と激務をこなしているはずだというのに、細かな傷一つない。血管の青が透けて見えるほどだが、まったく不健康という印象は与えない。今は興奮によってほんのり朱に染まっており、作り物のごとき精巧さに奇しくも人間的魅力を与えていた。
 それこそ美人局を疑われるほどずばぬけた美貌は、性的興奮によって紅潮し、肉欲をありありと浮かべている。男であれば誰もが勃起せずにいられない表情だった。首は細く、白さもあいまってきわめてフェティッシュだ。肩と鎖骨は肩は優雅に伸び、並行して鎖骨が伸びやかに走っている。
 さらに下ると、わずか一ミリの狂いもなく設計されたかのような完璧な乳房が目に飛び込んでくる。柔らかでありながら弾力をもち、若々しくつんと上向いている。C半ばほどのサイズの双丘は、まさに乳房のイデアであるといえた。大きさという点ではもっと豊かなものはいくらでもいる。だが、これの前には余分、蛇足に思えてしまうことだろう。柔らかな丘の先端はほのかに色づき、肌の白さとコントラストを描いている。乳首がぴぃんと尖っており、性的興奮を覚えていることを明確に示していた。
 腹部はわざとらしくない程度に、ほんのりとくびれている。ほどよく発達した腹筋の上から、女性らしく脂肪が載った結果だろう。健康さと性的魅力を兼ね備えた、まさに無敵のウェストだ。よく磨いた大理石のように滑らかであり、臍がアクセントとなって全体を引き締めていた。
 そして、下腹。ゆるやかに骨盤が広がり、女らしさをうかがわせる。散々に弄ばれたことで、淫汁でとろとろになっていた。雌臭がむわりと漂ってきそうなほどだ。よく整えられた陰毛は朝露に濡れる草叢のように輝いており、淫らな匂いを漂わせている。淫貝はしきりにヒクつきながら、貫かれる瞬間を今か今かと待っているかのようだった。
 後ろに回れば、どきりとさせられるうなじ、浮き出した肩甲骨に、脊椎のくぼみが瞳に焼き付く。しかしなにより注目すべきは、「丸」という概念を形にしたかのような、美しいヒップだった。きゅっと締まった臀部は、適度に脂を載せてもおり、見てもよし触れてもよしの最高の尻肉を形成している。すらりと長い脚とあわさって、最高の下半身を形作っていた。
「うぉお、すげえ、うぉお、すげぇええ……」
 完全で瀟洒を名乗るに足るだけの、パーフェクトボディ。痩せぎすの男は散々見せていた小狡い態度も忘れ、すげえ、を繰り返す機械のようになっていた。
 下半身丸出しで呆ける男の前に、咲夜は屈み込む。汚らしすぎるほどに汚らしい肉棒を眼前に見据える。
「では、たっぷりとお掃除させていただきます、……ですがその前に、そちらの方のおチンポも、ぜひお掃除させていただけませんか?」
 咲夜が指さしたのは、相変わらず、入り口を塞ぐように突っ立っている太っちょの男だ。急に話を振られ、うろたえている。木偶のごとしだった。
「あ? なんだ、そのウスノロまで相手してくれるってか。奉仕精神すげぇな。それとも、一本じゃ満足できねぇってか? はは、どこまでも変態だなオイ。だってよウスノロ、こっち来いや」
「わ、分かった」
 肥満体が、のそのそと近づいてくる。顔に知性の色はなく、たるんだ巨体もあいまって、トロールか何かのようだ。しかし状況は把握できているらしい。顔に半分ほど埋もれた目は歪められ、口は気味の悪いニヤニヤ笑いを浮かべている。股ぐらは、一目で分かるほどのテントが浮かんでいた。
「ホレ、コレが俺のチンポだぁ、よく見ろよ、淫乱」
 男は見下した口調で、腰に巻き付けた、元は風呂敷かなにかだったのだろう襤褸を解く。股間のモノが、曝け出された。
「まぁ……!」
 目を見開いた。大したものは期待していなかった。しかし、出てきたのは驚くほどのモノだった。
 一般に、ペニスというのは体格に比して大きくなる。彼のモノも例外ではなかった――否、例外なほどに立派だった。亀頭は大きく張り出し、赤黒く膨らんでいる。カリ首は千尋の谷のごとく深く、肉幹は大樹のように天を衝いている。凶悪なほどの業物だ。女であれば、誰であれ魅了され、濡らし、股を開かずにはいられない。ただし、綺麗な姿なら。
 そう、彼のモノも汚れていた。本来なら立派であるはずの肉棒は、ペースト状になった垢や汚れにまみれ、なんとも情けない姿を晒している。
 もちろん、咲夜からすれば加点要素である。すん、すんと鼻孔を蠢かしては、法悦の吐息を漏らしていた。
「おいおい、ドエロい顔さらしやがって。何考えてるかあててやろうか? チンポが二本もあって幸せってんだろ、え?」
 大正解だった。今も、餌を前にした犬のように、上から下から涎が止まらないでいる。
「ああ、もう無理、我慢できない、お願い、早くしゃぶらせて、おチンポ、おチンポほしいのッ、お願い致しますぅッ」
 舌を突き出してへっ、へっと荒く呼吸をする。待てをされた犬のごとしだった。男が頷く。いいぞ、の意味だ。それで、熱烈なるフェラが始まった。
「あはッ、いただきまぁす――あむッ、んッ、ぐぅうッ」
 まずは、まずはここまでたっぷり付き合ってくれた、痩せぎすの男の相手だ。感謝と期待をこめて大口を開けて根元まで咥え込む。
 途端、胃がせり上がった。襲いかかってきたのは、舌が痺れるようなえぐみ。痛みすら感じるほどだ。猛烈な臭気に、意識を金槌でぶん殴られたかのようだった。眠気覚ましにはぴったりだろう。
 まったく、想像を上回って酷かった。だからこそ、素晴らしいものだと感じられる。えずくと同時に、恍惚を覚える。顔と理性が、とろりと蕩けた。
「んふッ、ぢゅるッ、ずぞッ、ぐぽッ、ぢゅぽ、れるッ、んふッ、んぅゥ、ぢゅるるッ」
「ぉほッ! ぉおおッ」
 残っていた僅かな理性からも解き放たれた彼女に、ブレーキをかける者などいない。口淫は情熱的かつ熱心で、欲望に突き動かされたものだった。下品なほどに頬を窄めて、細長い肉棒に吸い付く。頭を前後させて、肉幹を扱き立てていく。唾液の音が、ぢゅるぢゅると響いた。
「ぉ、ぉおおッ、なんッ、じゃこりゃあァ、ぉおお!」
 男は呻き、肩を掴んでくる。年単位の女日照りに、咲夜のフェラチオはいささか強烈だったらしい。といっても、苦痛を感じているというわけではないらしく、魂ごと引っこ抜けそうなほどの、気持ちよさげな表情を浮かべていた。
「んふぅッ、れろッ、んぅ、んふぅうう」
 ――たまんない。
 それが、彼の肉棒の形に対する感想だった。頭を前後させるたびに、歪曲がいいぐあいに唇を擦る。唇というのは人体においても極めて敏感な部位である。そんなところをペニスで愛撫されている現状は、まさに夢見心地といったところであった。だが、いつまでも幸せに浸ってもいられない。なんといっても、「挨拶程度」の口淫により、唾液もたっぷりまぶしたことだし、そろそろ掃除を始めよう。
「れろッ、れる、んちゅ、れるぅッ、ぢゅる、れろろっ、くちゅ、ぢゅる、んぅうッ」
「ぉおああああッ、うぉおおッ、なんだそれ、ぉわァ、おおおゥッ」
 口内で、舌を蠢かしていく。肉棒に根元まで吸いつきながら、これでもかというほど丁寧に舌を這わせて回る。茎を舌腹全体を使ってぬるぬると愛撫したかと思いきや、先端をカリ首に沿うように一回り二回りさせていく。さらに、亀頭をれろれろと舐め回し、鈴口をぐりぐりと刺激していく。
 丁寧であり、かつ激しく情熱的な性奉仕だった。縦横無尽、というのがまさにぴったりだ。なんのためにしているかといえば、もちろん掃除のためだった。舌を蠢かしている間に、ペニスにべっとり張り付いていた恥垢を唾液でふやかし、こそげとっていく。どれだけ長いこと溜められていたかも分からない汚れだ。舌が腐り落ちるのではないかと思うような、この世の地獄のごとき味がする。けれども咲夜は、たっぷり味わいたいというように、歯にソレを押しつけて押し潰しては臭気を楽しむ。
「んぅふ、ッ、んんッ、んくッ、んぅ、んぅう」
 大事に大事に味わっては、ちまちまと嚥下していく。浮浪者の恥垢が、彼女の血肉となっていくのだ。
「ぶはぁっ」
 一通り奉仕したところで、一旦口を離す。もちろん終わりではないが、片方ばかり相手するわけにもいかないのだ。何せ尽くすべきモノは、二本あるのだから。
「あむぅッ」
 続いて、太っちょのモノを咥え込む。やはり、酷い味であることに変わりはない。しかしひどさの中にも、また異なる風味があった。こちらのモノはいささか刺激的で、舌がぴりぴりしてくる感じがする。
「んふぅッ、ぢゅぼ、ずるッ、ずよッ、れるッ、ぢゅぞぞッ、れろぉおッ」
「ゥォ、ぉおッ、ォオオオオッ」
 ソムリエのごとくテイスティングしつつ、口内で舌をくねらせる。肥満体の男が、腰を震わせうなる。地鳴りのような声だ。まさにトロールだ。こちらにとってみれば、やりやすい相手だった。これだけ反応がはっきりとしていれば、好みを探りやすい。
「れるッ、ちゅッ、ずぞッ、ちゅぷッ、れるッ」
「ぉおッ、ぅおおッ、ぉおおおおおッ、ぉお、チンポ、チンポがとけるぅうッ」
 しばらく探っているうちに、裏筋のあたりを責められるのが弱点だと分かった。ならばと、舌の腹を押しつけるようにして、小刻みに前後させる。
「ぉおッ! ぉお、ぅう、ぉおおおっ」
「んぐぅうッ!?」
 が、調子に乗りすぎた。男が頭を掴んでくる。そのまま、前後に動かし始めた。
「ぉ、ゴッ!? ぐ、ご、がぼッ、ぐぅッ、ふぐぅうッ」
 頭を掴まれ、前後される。肉棒が口腔を深々と貫き、喉ががぼがぼと音を立てる。いわゆる、イラマチオだ。口虐を受けながら、しかし咲夜はやめさせようとしなかった。むしろ、さらなる行為を求めるように、ちゅうちゅうとペニスに吸い付いていく。
「んぐぶッ、ごぶッ、ぢゅるるッ、ぐ、んごッ、ぐぅうッ」
 鼻筋が、陰毛の茂みに埋もれる。ろくに行水もできない男の陰毛に。強烈な汗と垢と尿の匂いに、頭がくらくらとしてしまいそうだった。
 もちろん、官能に浸っている間も、己のすべきことは忘れない。痩せぎすの方も、しっかりと相手していた。
「ぉッ、ぉお、いいぞッ、もっと心こめて扱け、ぅうッ……!」
 口は占有されてしまっているので、手で相手する。手首のスナップを効かせ、肉竿の根元から先端にかけて扱き上げていく。弧を描くような曲線にあわせて、たっぷりまぶされた唾液がねちゃねちゃと音を立てている。指と掌から伝わるペニスの熱が、これ以上なく好ましく思えた。
「ぉぉッ、ぉおおッ!」
「ぶはッ、げほッ、げほッ、は、あはッ、はぁ――気に入っていただけたようで、何よりですわ」
 散々乱暴に扱われた後、ようやく口腔を解放される。自由になった口端には、男のものだろう縮れ毛が張り付いていた。逞しき剛直の先端から口腔にかけて、ねっとりした糸が伝っている。唾液と喉粘膜とスメグマと先走りの混ざったものだ。
 解き放たれた瞬間の咲夜の表情は、雌以外の何者でもなかった。口虐のおかげで声はいくらか掠れていたが、しかし女の悦びをありありと浮かべたものだった。蕩けきった顔は紅潮しきり、汗がうっすらと浮かんでいる。
「さあ、では続きを致しましょう、ぢゅ、ちゅっ、ちゅむ、くぽッ、れる、ぐちゅっ」
 もちろん、まだ終わりではない。すぐに口淫を再開する。今度は、どちらに奉仕する、というようなまどろっこしいのは辞めだ。二人同時に、相手する。
「ぢゅるぅッ、ぐぷ、くぷ、ぷはぁっ、あむ、んっ、れろッ、くちゅ、ふは、れろ、れろっ、ンッ、ちゅぅうッ、くぷう」
 片方のモノを咥え込みじゅぽじゅぽとしゃぶりたてたかと思いきや、もう片方のモノをれろれろと舐め回す。両方の竿を引き寄せて、二本同時に舌を這わせていく。片方に吸いつきながらにして、もう片方を手で扱いていく。見事な手際だった。メイドの奉仕精神が、本領を発揮している。淫らさたるや、娼婦ですら足下にもおよばないものだった。
 しかし、興奮し、悦びを覚えているのは男達だけではない。咲夜も同様だ。なにせ、美味なるペニスを二本もしゃぶらせていただけているのだ。なんなら、彼らよりも昂ぶっているくらいだった。
 昂ぶりは解消されることを求め、彼女に無意識のうちに行動させる。手が秘部に伸びて、淫裂に潜り込む。
「ンッ、れろッ、くぷ、んぅ! はッ、あはッ、あん、れろッ、ちゅ、ぢゅる、ずぞッ」
 卑猥なる音を周囲に垂れ流しながら、快楽に溺れていく。腰がくねり、蜜壺はぐちょぐちょと汁をしぶかせる。もちろん、自分の快楽のために、本来すべきことを忘れはしない。むしろ、性奉仕は一層熱心になってすらいた。
「ぉッ、クソ、何ッつう女だ、ああ、クソッ、もう射精るッ、ぉおッ、おおお」
「ぉおおおおおお、チンポ、チンポとける、ォア、ぉおおおおおッ」
 女に飢えた浮浪者どもが、そんなことをされて堪えられるはずもない。うなりごえが低くなり、肉棒が膨らんでいく。
「あむぅッ――」
 射精の兆候を感じ取った咲夜は、二本のモノを引き寄せて、亀頭を同時に咥え込んだ。指で輪っかを作り、肉竿を扱き立ててとどめの刺激を加える。そして、ソレは始まった。
「ぉおッ、うぉおおおッ!」
「ォワァアアアアアーッ!」
「ん、ふッ、んぅッ、んぐぅううッ――!」
 口内に迎え入れた二本のモノが炸裂する。肉棒が、ポンプのように蠢く。二種類のスペルマが同時に流れ込んでくる。おそらく年単位で溜め込まれてきたのだろう、苦く臭くおそろしく濃厚なスペルマが。
 それは咲夜にとってみれば千年ものの酒よりも上等で、官能をかき立てるものだった。匂いだけでも、脳味噌を犯されているようだ。股間を弄くる指の動きが止められない。いいところを自ら擦り上げて、咲夜も絶頂に達する。きゅうぅううんッ、と、腹の奥が切なく蕩けた。
「はッ、ぉお、ぉお……とんでもねぇ淫乱だな、まったく」
 びゅるびゅると白濁を解き放った後、男達は口腔から竿を引き抜き、溜息をつく。痩身の男が、肉棒を頬に押しつけてくる。竿拭き代わりにしようというのだ。モノのような扱い、いやそれ以下だが、光栄だと彼女は感じた。
「あはぁ――射精していただき、ありがとうございます」
 たっぷり搾り取った、ダマ混じりのゲルのごときスペルマを、口を開けて見せつける。男達に目での楽しみを提供して、再び口を閉じる。
「ん、ぐッ、んぐ、ぅう」
 二人分の欲望が混ざった汚濁を、半分だけ飲み干していく。といっても、簡単なことではない。なにせ餅のようで、なかなか降りていってくれないのだ。無数の精虫がうぞうぞと蠢いて、食道をレイプしているかのようだった。心地よくてたまらない。
「げふぅ……えぁ」
 品のないげっぷが出てしまう。吐息が強烈な精臭を漂わせているのが自分でもわかる。口内に残った残り半分を、掌に吐き出す。そして、顔や身体に塗り込んでいく。
「あはぁ……」
「へへへ、なぁにやってんだ、色キチガイが」
 髪や顔面はもちろん、首、鎖骨、肩、乳房、腋窩、腹、下腹、尻にいたるまで、入念に。二度と臭いが取れなくなってしまいそうなほど丁寧に、じっくり塗り込んでいく。自らの身体からものすごい白濁臭が漂うのを、恍惚とともに受け入れる。
「あは……恐れ入りますが、私の服のポケットに、コンパクトが入っていますの。取っていただけますか?」
「おう、コレかよ」
 男が脱ぎ捨てられたメイド服をまさぐり、高価な装飾のついたコンパクトを手渡す。開いて、己を見る。
「嗚呼」
 想像通り、白濁に塗れて、酷い有様だ。そして想像通り、それだけ汚れて尚、美しい。
 十六夜咲夜は、完璧だ。何人たりとも汚すことはできない。どれだけ汚れようとも美しく、瀟洒であることができる。全く希有であり、常人には不可能なことだ。
 そのことを確認するだけで、他では得られない誇らしさが湧いてくる。こうして男達を相手して乱れきった後、己の美しさを見つめることが、大好きなのだった。そのために男どもの相手をしているといってもいいほどに。
 だから相手は、汚ければ汚いほどよいのだ。汚れれば汚れるほどに、己の価値が貶められないことの希少さが、一生際立つということだから。
「ひひひ、いやお前すげぇよ、チンポ掃除にかけちゃ幻想郷イチの女なんじゃねぇのか」
「あは、光栄ですわ」
 もっとも、単に下劣なるセックスが大好きだということでもある。舐め腐った口をきく男に、にこやかに返した。彼らは汚すぎるほど汚く、しかも下劣の権化のような存在だ。つまり、相手として理想的な存在だった。
「けどよぉ、俺もこのウスノロも、まだ足りてねぇんだわ。分かるな?」
 言って指さしたのは、自らの股間だった。咲夜の口腔にたっぷり射精したはずだというのに、記憶にございませんとばかりにいきり勃っている。
「ええ、もちろんです。ずっとずっと溜めてこられたおチンポが、お射精の一発や二発程度でスッキリできるはずもありません。……けれど、ココでなら、スッキリできると思いませんか?」
 敷きっぱなしのかび臭い布団の上に、自ら仰向けになる。大きく脚を広げる様は、食虫花を思わせる。
 秘裂を、己の指で割り開く。本気の汁が、とろりと垂れていた。
「おう、そこならバッチリだろうな。イヒヒッ! いや、話が早くて助かるぜぇ」
「あはッ、どうぞお楽しみくださいませ」
「いやぁ、女にハメるのなんざ何年ぶりだ? それもこんな上玉で色狂いときてやがる。ひひ、忘れられねぇ夜にしてやるからなァ」
「ええ、是非宜しくお願いします」
 痩身の男が覆い被さってくる。つん、と鼻を突く香りがする。膣口に、亀頭が押し当てられる。まさに、セックスが始まらんとしていた。
「あ、兄貴、おれもハメたい」
 水を差したのは、太っちょの男だった。所在なげにぽつねんと立っている。眉は困ったように垂れ下がっているが、陰茎は恐ろしいほどいきり勃っていた。
「んだよ、うるせぇな、そこらへんでシコってろよ」
「で、でもよぉ」
「ああ、よろしかったら私のお口を使われますか? 先ほどのように激しく、好きなように突いてくださってかまいませんよ」
「へッ、そこまでするか? 外見のわりに、堕ちるところまで堕ちてんなお前」
「ええ、ありがとうございます」
 そう、堕ちるところまで堕ちている。それでも美しく輝けるから、己は素晴らしいのだ。
 話がついたとみて、男は再び、膣口に亀頭を押し当てた。ちゅッ、と、キスでもするような音が小さく鳴った。挿入される――期待に、熱い溜息が漏れる。
「そらチンポだぞ、じっくり味わえよ、そら!」
「アッ、はぁああっ……!」
 腰が突き出される。ぢゅぷんと、解れきった膣穴は抵抗もなしに男根を受け入れる。咲夜の喉から、官能の吐息が零れた。
「うぉ、ぉおおおッ、なんじゃこりゃ、ヤリマン女のくせに、こりゃ、ォおおっ」
 男が呻く。咲夜の膣穴は、端的に言って名器であった。貫かれる悦びにうねり、締め付ける穴には、魔性すら備わっているといっていい。そんなところに突っ込んだのだから、性感を覚えずに居られるはずもなかった。
「くそ、こんなもんに突っ込んだら、ォおっ、クソ、思い知れエロ女!」
「あッ、は、ッ、あはッ、あぁ、あはぁあッ!」
 男は我を忘れ、夢我夢中で腰を振りたくってくる。性感を貪るための、獣のごときピストンだ。曲刀のごときペニスが、良いところをぞりぞりと擦り上げ、突いてくる。脳みそが痺れるような性感に、咲夜も蕩ける声をあげてよがる。
「あはッ、ああッ、あんッ、はぁッ、あは、くふぅんッ」
「ぉおッ、うぉッ、すっげ、うぉおッ、ぉおおおッ」
 もちろん、されてばかりではメイドの名折れというものである。男のピストンにあわせて、自ら腰をくねらせる。ぱんぱんぱんと、下腹同士のぶつかり合う音が、せまいあばら屋に響く。
「はぁッ、あ、あぁんッ、あはぁッ、はん、あぁッ、いい、チンポ、いいッ――がぼッ!」
 肉棒ががむしゃらに突き込まれては引き抜かれる。咲夜はのけぞりながら、与えられる性感に喘いでいる。その声が、突如としてくぐもったモノに変わった。ペニスが入り込んできたのだ。先の「掃除」によって汚れが落ち、男らしさを取り戻した、肥満体の男のペニスが。
「ぉおッ、ぅぉッ、ぉお、しゃぶれ、もっとしゃぶれぇえ」
「が、ぐッ、ごぼッ、ぐ! んぐッ、ふぐぅゥ、んぐぅうッ……!」
 抽送には容赦がなかった。がぼがぼと、つまり気味の排水口に水を流すような音が響く。ごりごりと食道の粘膜が亀頭に抉られ、のけぞった喉にペニスのシルエットが浮かんでいる。
「ぐッ、ぅぐッ、んうぅう! ごッ、ぐ、んぐふぅうっ」
 苦しい。だからこそ、恍惚を覚えていた。そのように、乱暴に扱われることこそが望みだったのだ。
 上下逆さに肉棒を咥えている故に、鼻は玉裏や会陰のほうに近づく。先の掃除では対象外だったために、まだ汚れている。地獄のごとき匂いが、肺いっぱいに流れ込んでくる。
「ぐぅッ、んぐぅうう、ぢゅるッ、ォごっ、ちゅう、ぐぶッ、ぉ、ぐぇッ、ぐぅうッ」
 横隔膜がなんどもせり上がる。一方で、咲夜は恍惚に浸っている。男に隠れて見えないが、彼女の表情は雌そのものだった。もちろん、よくしてくれたペニスへの奉仕を忘れてはいない。自ら頬を窄めて、ちゅうちゅうと吸い上げていく。
「ぉおッ、こいつ、ひひッ、イラマで締まりがよくなりやがった。芯から淫乱だな! 雌の根性染みつきすぎだろ! イヒヒっ!」
 痩せぎすの男はいっそう調子づき、下から抉り上げるストロークを何度も何度も繰り出してくる。咲夜のよいところがごりごりと抉られ、一突きごとに腰が跳ねるような快感を与えられる。
「うひょぉおッ、やわらけえ、コレがナマチチかッ、こんなん触ったら、もう他のもんじゃ我慢できねぇなぁ!?」
 彼はさらに、ふるふると震えていた乳房を、手垢が擦り込まれそうな勢いで揉みしだいてくる。まさに我が物顔だった。それでいいのだ。
「ぉおおッ、ホレ淫乱女、これでも食らえよ、どうだよ、俺のチンポは気持ちいいだろうが、アァ!?」
「ぅおおッ、とける、チンポとける、ぉお、吸え吸え、しゃぶれ、おおおおッ」
「んぐぅうッ、ぉごッ、ふぐゥ、んぐぅゥ! ぐッ、ごぼッ、ぅぐッ、ぅうゥ!」
 男達のピストンはどんどんと速くなっていく。二度目の射精の兆候を、咲夜ははっきりと感じ取っていた。腹の奥がきゅうきゅうと疼く。
「そらッ、イくぞ、膣内射精だッ。ひひひ、俺みたいな屑の遺伝子で孕め、お前みたいな色キチガイにはオススメだ、そらイくぞ、ぉお、ぉおおおおおおッ!」
「ぉおおおおッ、チンポ、チンポとける、とかす、ォおっでるでるでるでるッ、ぉおおおッ、ぉ、ぉ、ゥオオオオオオオッ!」
「ングッ――」
 ごつんと、子宮を小突かれる。喉奥をごりっと抉られる。同時に、射精は始まった。
 腹の奥にどくどくと、マグマが流れ込んでくる。少なくとも本人はそう感じるほどに、男のスペルマは濃厚で、ぐつぐつと煮えたぎっていた。女を何年、何十年と味わえず過ごしてきたなかで、溜められに溜められてきた欲望だ。既に一度射精しているが、その程度で薄まるはずもなかった。ダマ混じりの濁液には、文字通り無数の精子がぎっちりと詰め込まれている。卵子と結びつくという己の存在意義を果たす千載一遇のチャンスに、全力で鞭毛を蠢かし、卵管の奥へと向かっていく。
 それだけではない。太っちょの方も、勢いよくスペルマを解き放っている。どくん、どくんと肉棒が脈動して、欲望が流し込まれていく。喉から食道、胃へとダイレクトに白濁が注ぎ込まれていっている。胃袋が孕まされてしまうのではないかという逞しい脈動に、咲夜はとろけてしまいそうなものを覚える。浮浪者の精液が己の血肉になっていくのだと思うと、たまらなかった。
「ングゥ、んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッ!」
 この世で最高の悦楽を二箇所に同時にたたき込まれて、達さずにいられるはずもなかった。くぐもった法悦の声をあげて、咲夜も悦びの頂点にいたる。
 身体は痙攣し、海老のように背中は反り跳ねる。喉壁と蜜壺はきゅうきゅうと収縮し、己をほじくり返してくれたものを奥へ奥へと導いていく。意識が白熱し、快楽の海に放り出された。
 どれほど経ったろうか。時間にして十秒とすこしといったところだったろうが、咲夜からすれば非常に引き延ばされたように感じた。
 二本の肉棒が、それぞれの穴から引き抜かれる。股ぐらから、白濁がごぽりと溢れた。雌汁と混ざり、淫猥なる匂いをあげる。飛び散った汗や女の汁で、万年床はぐしゃぐしゃになっていた。
「ぉっほぉおッ、いやぁ、出した、出した。すっげぇ出たわ」
「ぉお、ぉおおッ、ちんぽとけた……」
 真冬に熱い風呂に肩まで浸かったような声を、二人揃ってあげる。女の中で精を解き放つ体験というのは、彼らにとってみればそれほど心地よいものであったのだ。
「あ、は。ご利用、ありがとうございました」
 絶頂の余韻に蕩けた表情で、咲夜は言う。今回も楽しめた。が、未だ満足していない者がいる。
「まだ終わりじゃないぞ、俺、まだヤッてない」
「お前、あんだけエグいことやってまだ満足してねぇのか」
「だって兄貴、俺、まだコイツにハメてない、マンコに」
 太っちょの言葉に、痩せぎすは呆れているようだった。いえ、と前おいてから、咲夜は言う。
「おっしゃるとおりです、どうかあなたのお精子も、私の子宮にお恵みくださいませ」
 楽しめるなら、楽しむ。それが彼女の考えだった。肥満体の男は、ニタリと笑い、布団の上に寝転がった。さながら、巨大な肉塊だった。
「よぉし、そんなら、跨がれ」
「あはっ」
 勃起した己の一物を指さし、言う。 肉に半ば塞がれた目は、こちらを完全に見下していた。笑いが零れた。ド底辺の人間が、あろうことか女にはしたなくも腰を振らせようというのだ。どれだけ調子に乗ったらそんな発想ができるのか。そんな輩の言うことに従うなんて、どれだけ惨めなのだろうか。まったく、素晴らしいことだった。
「ええ、もちろん、誠心誠意、私のおマンコで奉仕いたします」
 言われるがまま、彼に跨がる。やたらとデカいだけあって、安定感がある。
 肉棒を膣口に導く。そして、腰を下ろした。
「はっ、あはッ、ああああッ……!」
 狭穴を、巨根がみちみちと押し広げる。絶頂したばかりの肉体を貫く圧迫感に、腹の底から声が漏れる。
「んッ、はぁッ、あは、あぁッ、んああッ、はぁ、あッ」
「ぉ、ほぉ、おお、チンポとけるぅぅ」
 もちろん、それで終わりではない。腰をくねらせていく。娼婦よりも淫らかつ巧みな動きを、咲夜のような美女が繰り出し、あげく嬌声声まであげている。肥満体の男は彼女の様子を食い入るように見つめながら、ニタニタと気色の悪い笑みを浮かべている。
「はあッ、あはッ、あ! はッ、あぁッ、あぁんッ、ああ、大きいッ、いいッ……!」
 彼のモノは痩せぎすのソレと違い、真っ直ぐで、膣内を擦るという点においては劣る。だがその太さ、長さは、膣穴を圧迫し、雌として屈服させられる快感を覚えさせるものだった。まして今しているような、自ら尽くすことで成り立つ体位においてはなおさらだ。
「ぐふッ、ぐふ、いくぞぉ、淫乱」
「あッ、はッ、ああ! は、んッ、あはッ、あああッ!」
 男が腰を振り始める。重たそうな腰を持ち上げるように、下から突き上げてくる。ただでさえ男そのもののような立派なペニスに小突かれては、もうたまらない。蕩けた声をあげてよがることしかできない。それでも腰を振ることをやめなかったのは、他者に尽くすメイドの性か、はたまた雌の本性か。
「あークソ、見てたらまた勃っちまったじゃねぇか、オイ、相手してくれや」
「あはッ、もちろんです、どうぞ、私の口なり手なりご自由にお使いください」
 恍惚に蕩ける咲夜の目の前に、痩せぎすが立つ。肉棒をねだるように、自らの口端に指をひっかけ、割り開いてみせる。先ほどたっぷり精を搾り取った口腔内部を見せつける。
「へへ、ご自由にか。そりゃいいねぇ、じゃあそうさせてもらうか」
 男はくるりと後ろを向く。何をしようとしているか、察した。大変下劣で、汚くて最悪なことだ。だからこそ、いかなる手段をもってしても。十六夜咲夜が貶められないことを確かめるのには、うってつけだった。
「そぉらッ、たっぷり味わえや!」
「んぐぅううッ……!」
 くぐもった声があがる。彼は腰を突き出し、あろうことか自らのアヌスを、顔面に押しつけてきた。強烈な悪臭、この世の地獄めいたものが、迫ってくる。しかし、咲夜は逃げようとも、嫌がりもしなかった。それどころか、自ら舌を突き出して、彼を迎え入れまでしてみせた。
「ちゅッ、ぢゅるッ、れろッ、ん、ふぅッ、れるぅうッ」
「ぉおおおおッ!? なんじゃそりゃ、うぉッ、ぉおおッ!」
 アヌスに音が立つほど濃厚なキッスをし、菊門を舌で舐め回し、挿入する。流石に予想外だったのか、男は腰を震わせる。だが、その快感が気に入ったらしい。もっと舐めろといわんばかりに、汚らしい尻を押しつけてくる。
「んふぅうゥッ、れろッ、ちゅるッ、ぢゅう、ぢゅる、れろっ、れろ、んふぅう」
 れろれろと、彼の体内に舌を這わせ、直腸内を舐め回していく。この世の臭いものと悪いものを大鍋に放り込んで煮詰めたような、地獄のごとき臭気と味だ。だからこそ、たまらなかった。
「うぐッ、ぐぇ、うぐぅうッ」
 生理的反応として横隔膜がせり上がり、なんどもえずく。けれども、男の尻に埋もれた咲夜の顔は、他では絶対に見せないような恍惚を浮かべていた。
「んふぅうッ、ンッ! っふぅッ、んぅ、んぅうう!」
「ぉ、おおッ、なんだお前ぇ、またチンポとかす気かぁっ、うぅッ、うううッ、ぉおッ」
 アニリングスによって興奮した咲夜は、腰のくねりを一層激しくしていく。独立した軟体生物のように、丸く白いヒップが縦横無尽にうねる。そのたび、既に一度膣内射精を受けている淫裂が、ぐぷぐぷと男根をしゃぶる淫音をたてる。性の絶技に、太っちょももはや呻くことしかできないようだった。
「そぉら、もっと舐めろ色狂い、俺みてぇな屑のケツ穴しゃぶって感じろや!」
「んふぅうッ、あはッ、ちゅっ、ちゅッ、ちゅッ、れろっ」
 何度も何度も、茶ずんだすぼまりに濃厚なキッスを繰り出す。性奴隷よりもひどい扱いを受けながら、咲夜は男達に感謝していた。こんなにも最低の扱いをしてくれてありがとうと、本気で。なんせ惨めであればあるほど、自らの美しさが一切損なわれないことを、より誇りにも思えるのだから。
「ぉッ、ぉおッ、おおおッ!?」
 感謝は行動となってあらわれる。肛門を舌が這うたびぶらぶら揺れていた肉棒を、手で扱き上げていく。咲夜の雌汁に濡れた竿は、にちゃにちゃと音を立てる。悪臭に意識をゆさぶられているような状態だったが、至って正確かつ情熱的な手淫だった。女の本能がそうさせていたのだ。
「ぉおッ、またでるぅうッ、チンポ、チンポとけるゥうっ、ぉおおおおッ!」
「ぉああ、出るッ、すげぇ、なんだこりゃ、ケツが、ぉお、うぉおおおッ!」
 熱烈すぎるほどの奉仕を受けて、男達二人が我慢していられるはずもなかった。あっと言うまに、それぞれ絶頂にいたる。
 達する瞬間、太っちょはブリッジするように腰を突き出した。亀頭と子宮が密着し、濃厚なキスをすると同時に、彼は本日三発目となる欲望を解き放つ。放たれたものは驚くほどに濃く、とても三度目の射精とは思えないほどだった。ゲルのごときスペルマが、たっぷりと彼女の子袋に注ぎ込まれていく。既に注がれていた痩せぎすの精液とぶつかり合い、生存競争を始める。そのことによって生じる熱量が、また、咲夜に恍惚を覚えさせる。
 痩せぎすもまた、あっという間に高みに登っていた。手の中で、肉棒がどくんどくんと脈打つ。掌に、濃厚なスペルマが吐き出されていく。男は容赦なく、尻肉を咲夜に押しつける。きゅうきゅうと締まるアヌスを、彼女もまた、最後の最後まで舐め回していた。
「んぶッ、ぐッ、んぉおおおおおおおおおおおおおッ……!」
 咲夜もまた、達した。本日三度目となるアクメだ。がくがくと、腰をくねらせる。強烈な臭気にまみれた絶頂に、半ば白目をむき、牛のような声をあげる。ぶしぃっと、結合部から濃厚な雌汁が噴き出した。混濁する意識を、性の悦びが埋め尽くしていった。
「ぉおッ、ぉお、ぉおお、チンポとけた……すごかった……」
「ぜぇ、ぜぇ……ひひッ、とんでもねぇ女だなぁ、まったく」
「あはぁ……、ありがとうございましたぁ……」
 恍惚とする咲夜から、肉棒が引き抜かれる。かび臭い布団の上に転がされた。肛門も、顔面から離される。
 酷い有様になっていた。顔には得体の知れない粘液や毛がべったり張り付いている。全身には汗が浮かび、白濁が股間からとろとろと溢れだしている。それでも表情は恍惚を浮かべていた。さきほど痩せぎすから搾り取った掌の子種を、乳液か何かであるように全身に塗りたくっていく。漏れた声は惚けきっており、とても十六夜咲夜のそれとは思えないものだった。
「いやぁ、よかったぜお前、それで、モノは相談なんだけどよ」
 痩せぎすが邪悪な笑みを浮かべて語りかけてくる。どんな素敵な「相談」だろうと、咲夜は期待を覚えながら聞く。
「いやぁ、お前掃除が趣味なんだろ? このあたりは『そういうこと』できるやつがいなくてなぁ、困ってるやつが一杯いるんだよ。どうせならこの一帯のチンポ、全部掃除していってくれよ、いいだろ?」
 いいだろ? と言いながら、男はこちらの肩を掴み、握りしめてくる。もちろん同意するよな? という、半ば脅しのようなものだった。
 実際、脅す必要などなかった。彼の提案は、素晴らしいものであると感じられたからだ。貧民街に入り浸り、浮浪者どもに股を開いて歩く女。ああ、なんて惨めだろう? そして、それだけ惨めでも十六夜咲夜は貶められない。なんて素晴らしいんだろう。
「かしこまりました。不肖十六夜咲夜、貧民窟の皆様のおチンポを、清めさせていただきます」
 お嬢様には長期で有給をいただこう、算段をつけながら、咲夜は今後生活に思いをはせる。
 その日から、貧民窟の下半身の衛生状態は向上した。

冬コミ委託を受けてもらえることになったので新刊が出ます。
日曜(二日目)メ58a、サークル「zealfahren」様での委託頒布です。タイトルはOMANGE MANGEです。宜しくお願いします。
喚く狂人
http://twitter.com/wamekukyouzin
コメント




1.名古屋味噌カツ削除
面白かったですよ。
咲夜自身が貧民街にいき浮浪者達のアレをくわえ精液を口で受けとめたり挿入され快感に溺れるところが良かったです。
今度はアリスのお話を読んでみたいですね。 一時期 流行った催眠ものを。
催眠からさめた後も快楽が忘れられず自分から男達のところを訪れるお話とか。