真・東方夜伽話

ペニスペクティブ京都

2018/10/23 00:19:30
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ペニスペクティブ京都

喚く狂人

ヒロシゲに乗ってる最中に勃っちゃったメリーを蓮子が口で慰めたりしてたら我慢できなくなって降車後ホテル直行したりするスケベ
男が出ない作品を10000000年ぶりくらいに書きました

「やっぱり綺麗ねぇ、これ」
 相方がしみじみと呟く。片側に広がるのは青い海岸、もう片方は松林、風光明媚な景色の中を、秘封倶楽部の二人は高速で移動していた。京都と東京を繋ぐ新幹線『ヒロシゲ』最大の売り、カレイドスクリーンだ。二人はすっかりくつろいでおり、蓮子にいたっては座席で横になっている。
「私にとっては、座れるのが一番ありがたいけどね。自由席は混むしさ」
「物理学者さんは情緒のないこと」
 昨年と同様、二人で蓮子の実家に彼岸参りしにいった帰り、せっかくだからと奮発して、四人がけの個室チケットを折半して取った次第だった。元々四人用なので値も張ったが、水平線の向こうに沈む夕日という、もはやほとんど見られなくなった光景を拝めるのは、料金に見合う体験だった。
「……それで、あの、れんこ」
 今のイントネーションは、普段と若干異なっていた。相方がそういう風にこちらを呼ぶのが何を意味しているか、蓮子はこの一年ほどでよく学んでいた。起き上がる。嘘でしょ、と思いながら、彼女を見やる。頬を赤らめ、視線をそらしている――スカートの一部が、膨らんでいた。
「ごめん、……催しちゃった」
「催したっていうのは、『そっち』の意味で?」
 尋ねると、小さく頷いた。頭を抱えたくなる。今のイントネーションは、気のせいではなかった。相方がああいう風に自分を呼ぶときは、『そういうこと』の誘いの合図だ。
 結構な回数相手してきたので、相方の好色っぷりについては重々承知していたつもりだ。しかし最近、なんというか悪化している気がする。付き合ってきた自分も自分だと思うが、流石に公共の場でというのはまずいだろう。
「メリー、あと三十分も乗ってれば京都に着くでしょ? 家でシてあげるから、それまで我慢できない?」
 なんだか、ぐずる子供に言い聞かせているようだ。もっとも、要求されている行為は、とても子供がするようなことではなかったが。
「ごめんね蓮子、私も分かってるんだけど、でも蓮子の実家にはご両親もいたし、お預けだったから、もうその、ダメ」
 潤んだ瞳で、こちらを見つめてくる。困ったら「それ」するのやめなさいよと、内心で毒づいた。
 もともとマエリベリー・ハーンという女は、ずば抜けて顔が良い。初対面で声をかけた理由もそうだったし、毎度毎度呆れつつ相手している理由も、半分くらいはそれだった。そんな女が瞳を潤ませて、こちらを見つめてくるのだ。堕ちずにはいられない。
 グッときたほうの負けってことか――溜息を吐く。
「分かった、分かったから……さっさと出してね」
「ごめんね、蓮子」
 申し訳なさそうにするなら最初から勃たすなという話だが、無理な話か。もう一度溜息を吐きながら、相方のもとに跪く。
 スカートの裾を摘まみ上げて、持ち上げていく。白い脚が、露わになっていく。自分と異なる、むっちりした肉付き、またそれを不健康に思わせないすべすべした肌。どういうケアをしているのか尋ねたら、特に何も、と返ってきたことがある。持って生まれた奴はこれだからと、後でヤケ酒をした覚えがあった。
「ほら、自分で持ってて」
 肌はどんどんと露出し、ふくらはぎ、膝、太腿と至る。そしてとうとう、隠されるべき部位が露わになる。面倒になって、本人にスカートの裾を預けた。
 穿いていたのは薄桃色の、飾り気ない下着だった。彼女の勝負下着が色といいデザインといいえげつないものであることを、蓮子は知っている。ああいうものを穿いていないということは、彼女も本当に、勃たせるつもりはなかったのだろう。免罪符にはならないが。
 勃たせるというのは、下着からはみ出しているモノのことだ。赤黒い亀頭にやや茶ずんだ竿、ぐねぐねと這い回る血管。なんならそこらの男のモノより太く大きい、立派な肉棒。女性にはあり得ないはずのモノが、メリーの股間に鎮座していた。いわゆる、ふたなりだ。
 相方が半陰陽だと知ったのは、知り合って半年ほどのことだった。宅飲みで酔っ払った勢いで告げられ、なし崩し的に慰めることになった。そのときもあの顔をやられて、グッときてしまったのだったか。人生において、顔が良いのはめちゃくちゃ有利だ。
 ともあれ、一度受け入れれば二度、二度受け入れれば三度という具合に、何だかんだでずるずる続けてきた。健全とは言いがたいし、毎度付き合わされる身にもなってほしい。が、まあ、顔の良さに釣られて断れないほうの負けなのだろう。
 下着を半分ほど下ろし、顔を近づけていく。女の香りと男の香りが混ざった、メリーの複雑な匂いが鼻腔をくすぐる。頬が、ほんのり熱を帯びるのを感じた。今まで何度も彼女を慰めてきたことによる、条件反射だ。
「んっ……蓮子ぉ」
「ああ、もう」
 誰かに見られれば二人まとめて社会的に終わる。重々承知していながら、やめる気にはならなかった。相方の息づかい、肉棒から立ち上ってくるフェロモンにあてられていた。こんなところで興奮するなんてと内心非難していたが、どうやら自分も同類だ。
「ちゅっ……」
「ンッ」
 先端に口づける。小さくリップノイズが鳴り、メリーは敏感に腰を震わせる。今のは、性行為のつもりではなかった。口紅が落ちたらやだなと思って確認しただけだ。亀頭には、唾液しか付着していない。これなら、問題ないだろう。
「は――あむぅ」
「あっ! は、あ」
 大きく口を開く。無駄に立派なせいで、そうでもしないと咥えられない。顎が疲れるし、さっさと済ませてしまおう。竿を口腔へ咥え込む。
「ンぅッ……」
 小さく、声が零れる。雄の臭いが、口内に、肺に流れ込んでくる。だがそれは同時に、相方の匂いでもある。くらくらしてしまいそうだった。よくもまぁこんなのを、他人様に処理させようと思うものだ。相方を軽く睨むが、気持ちよさそうにしているばかりだ。
「ぢゅ、れる、ちゅ、くちゅっ、ん、ふ、ぅ……」
「アッ! は、んぅ、く、あ、あぁ、れんこ、ぉ」
 前髪をかきあげる。なるべく静かに済ませるように、口内で舌を這わせていく。ちゅる、ちゅると小さな音が響くたび、相方が声を漏らして台無しにする。せめてもう少し静かにできないのかと思い見るが、期待と切なさの籠もった目を返されるばかりだった。ダメだこれは。さっさと射精させるほうが早い。どっちにしろ、到着まであまり時間もない。
「んッ、ぢゅ、くぷッ、んぅ、ふ」
「あ、はぁ、あぁ、んぅう」
 舌全体で肉竿をれろれろと舐め回す一方で、舌先で鈴口やカリ首を弄んでいく。ぷちゅ、くちゅと、口内から特有の音がする。個室のドアを隔てれば分からないほどの音量だが、たてている本人にははっきりと聞こえていた。とんでもないところでとんでもない行為に及んでいるという意識を、否応なしに強めていく。
「んッ、く、んぅ」
 蓮子の鼻腔が、ぴく、ぴくと蠢いた。流れてくる香りは、雄のものだけではなくなっていた。うっすらとながら、女の香りもただよっている。濡れているようだ。馥郁たる香りが、官能をかきたててくる。
「ぢゅ、んぅ、く、ふむッ、れろ」
 さっきから、腹の奥に熱を感じている。思考が鈍り、快楽のことで占められつつあった。フェラチオが原因なのは、考えるまでもなかった。相方の要求になんだかんだ付き合っている理由の、残り半分がこれだ。要するに、相方と同じくらい、己も好色であったのだ。
「ァ……」
 メリーの目が外に――カレイドスクリーンに向けられる。蓮子も見やる。映されているのは富士山だった。もはや失われつつあるのどかな田園風景と、遙か向こうに鎮座する、日本の最高峰。
 カレイドスクリーンは全方向に展開されている。鈍った思考は、美しい景色のど真ん中に自分たちがいると錯覚する。雲一つない青空の下での口淫。自分たちがどれだけ大胆なことをしているか、思い知らされる。
「ンッ、ぢゅるッ、ふ、んぅ、ッ、くぷ、ぢゅるッ、んぅ」
 だからといって、顔を青ざめ行為を中断するのかといったら、そんなことはない。一度ついた官能の火は、ちょっとやそっとで消えはしない。実際、蓮子は現状にさらなる興奮を覚え、行為を激しくしていく。
 音がたつからと忌避していた、頭を前後させる形での奉仕を絡めていく。くぷ、くぷと、口の端から空気の抜ける音を立てながら、頬を窄めて唇で竿を扱いていく。垂れてきた髪を、もう一度かき上げた。額にうっすら汗をかいていることに気づく。
「あ、ァ、ッ、れん、こぉ……!」
 切なく上ずったような声。絶頂の予兆もそれぞれだろうが、メリーのは分かりやすい。もともと我慢できずに求めてしまうほど昂ぶっていたわけで、今のような情熱的な口淫をされれば、長く堪えられるはずもなかった。
「ちゅぅううッ……」
 イきそうなのなら、導いてやろう。奥まで咥え込み、強めに吸い付く。唾液が口端から零れたが、気にもとめなかった。
「あ、あ、でちゃう、あッ、あぁッ……!」
 肩を掴まれた。と同時に、相方の欲望が口内に流れ込んでくる。平時なら顔をしかめていただろうほど青臭く、えぐい。だが今は素敵な香り・味に感じられ、蓮子は頬を蕩かす。
 びゅるびゅるとスペルマを放つ棒に、自分からちゅう、ちゅうと吸いついた。メリーは腰を震わせ、快感に浸る。そのような反応を返してくることを、愛おしく感じる。尿道に精虫の一匹も残さず、吸い上げてやる。
「んッ――ちゅぷぅ」
 たっぷり十数秒。肉棒の脈動がようやく収まったころになって、蓮子は口を離す。唇が、栓の抜けるような音をたてた。
「んッ、く、んぅ」
「あ、蓮子、そんな、ティッシュとかに吐けばいいのに、あぁ、そんなの飲んで、蓮子が、わたしの、あぁ……」
 喉を鳴らし、口内に溜まっていた相方の遺伝子を、ゆっくり飲み下していく。メリーは申し訳ないような、しかし興奮した表情を浮かべながら、こちらをじっと見つめている。
 本来生えているはずのないモノから射精たくせに、ゲルのように濃厚だ。おかげさまで、飲み干すのも一苦労だ。けれども、そうしてゆっくりと嚥下することで、かえって彼女を感じられるようだった。
「ぷ、は」
『京都、京都、終点です。大変お忘れ物が多くなっております。座席の下、前のポケット、網棚の上など、お忘れ物のないよう、ご注意願います。こちらの車両は車庫へ参ります。どなた様も、ご乗車にならないようご注意願います……』
 ようやく飲み終えたころ、車内アナウンスが流れた。もう到着か。知らず知らず、夢中になってしまっていたらしい――おかげでこっちも、我慢ができなくなってしまった。
「あの、ごめんね蓮子、でもありがとう、って、あの、ちょっと、蓮子、ねぇ?」
 着衣を整え、さっさと起ち上がる。荷物とメリーの手を掴むと、さっさと歩き出した。

***

 あの後、言葉を交わすこともなく改札を出、勢いのまま駅最寄りのホテルに直行した。ご休憩がオプションにあるタイプのホテルだ。女二人ということで受付に若干奇妙な顔をされたが、部屋は取れたのでよしとする。
「ね、ねえ蓮子? どうしたの? 何か言ってよ、……怒ってる?」
「ハァー……」
 盛大に溜息を吐く。なァにをぼさっとしているのか。自分をそういう気分にさせたのは、どこの誰だ。それとも、一発射精したら頭が冷えて、もう満足しましたとでも言うつもりだろうか。
「メリー、するわよ」
「するって、蓮子、怒ってないの? 許してくれる?」
 もちろん、許さない。火を付けた責任をとってもらう。
 怒られると思っているなら最初から勃たせるなという話だが、メリーには無理な相談だ。だから、代わりに言う。
「ここで何もせず帰ったら怒るわね。宿泊で部屋取ったから、今日はもう、満足するまでぜったい帰さないからね。明日休みだし」
「あ、はッ」
 困惑していた相方のスカートに、またテントが浮かぶ。そうだ、それでいい。腹の奥でめらめらと炎を燃やしながら、蓮子は己の衣服に手をかけた。することを考えれば、服は邪魔でしかなかった。
 ひたすら顔が良いという認識を相方に対し抱いているが、蓮子も大した美貌の持ち主だ。クールビューティとでも呼ぶべきもので、街を行けば男どもが振り返ることは間違いない。ただ、彼女にとっては、そこらの男など道ばたの石ころも同然である。いくら評価されたところで、何のありがたみもなかった。
 蓮子の価値観はともかく、顔と同じほど、肉体も美しかった。しなやかでありながら、女性らしい部位はほどよく肉を蓄えている。滑らかな肌は紅潮して、彼女の興奮を端的に示していた。
 乳房は年頃の女性に相応しい、瑞々しく張りあるものだ。ジャンプすれば小さく震える程度のサイズ感で、カップでいえば小さめのDぐらいだろう。相方がドのつく巨乳ゆえに埋もれがちだが、十分に大きく、感触の楽しみを提供するものだった。また、とにかく形が美しく、何かの数式に基づいているのではと思うような均整のとれた曲線を描いている。乳輪は肌色をやや濃くしたような色合いで、ぷっくり膨らんだ先端に、腹の奥で蠢く官能があらわれている。
 腹のあたりが、肉付きに関して女豹のようだという印象を抱かせる、最大の要因だろう。無駄な肉のないくびれた腰回りに、縦に走る臍。腹筋の輪郭を僅かに窺わせている。日頃倶楽部の活動であちこち動き回っているからこそ成る、健康的かつ芸術的な肉体美だ。
 骨盤の開き具合は小さめで、コンパクトで整った下半身を形成している。父方譲りの毛の薄い体質で、陰毛は思春期のような、ふわふわした草むらを形作っている。几帳面に整えられているのもあって、さながら庭園のような印象を与える。そんな陰の毛に守られた裂け目は、既に熱い潤みを帯びていた。とろ、とあふれた蜜が、太腿に滴っている。
 尻肉は薄めであるが、よく皮下脂肪を整えている。つん、と上向き弾力のある、水蜜桃のように魅力ある臀部だった。そんな可愛げなヒップに、すらりとした脚が組み合わさっているものだから、堪えがたい魅力を醸し出している。
「あ、は、あぁっ、蓮子、れんこぉ……!」
 理知的な美貌とスレンダーな肉体美を前に、メリーも蕩けた顔を浮かべる。両頬に自らの手を当て、感じ入ったような声をあげている。漫画じみたリアクションだ。
「あー、ちょっと待ちなさいっての」
 怒らないの? などと言っていたことも忘れ、早速まぐわおうと向かってくる相方を、押しとどめた。待てをされた犬のように、眉尻を垂れ下げてくる。現金すぎる反応だった。いささか肉棒に支配されすぎではなかろうか――付き合う自分も、人のことは言えないのだろうが。
「するわよとは言ったけどね。服は脱ぎなさいよ。メリー、そのワンピース気に入ってたんでしょ? くしゃくしゃのどろどろになるわよ?」
「あっ……そうね、その通りだわ。ありがとう。ちょっと待ってね」
 そうしてメリーも、自らの服に手を掛け、肌を晒していく。相方の肌が露わになる様を、蓮子は食い入るように見つめている。なんといっても彼女は、顔もいいが、身体もいい。
 蓮子の肉体がしなやかで無駄のないものなら、彼女は対極にある。つまり、ぽってり、むっちりとしていて、肉をたっぷり載せている。普段ゆったりとしたワンピースを好んで着ているだけに、なおさらインパクトが強い。
 ただしそれは、醜く肥えているということではない。むしろ、西欧の血ゆえのグラマーボディであり、また別のベクトルの美を体現している、ということだった。
「相変わらず、綺麗……」
 全身が女性らしい曲線を描き、透き通るような白い肌が覆っている相方の肉体を、蓮子は何よりも好んでいる。ましてその肌が、性的興奮によって紅潮しているとなれば、垂涎ものだった。
 乳房は、普段のゆったりしたワンピースの上からでも分かるほど大きい。露わになってみればなおさらだ。巨乳、いや爆乳といってもいいほどだろう。寄せずとも、深い谷間ができているほどだ。熟れたメロンを二つぶら下げているに等しく、重量を靱帯で支えるには当然足りない。二つの山はやや垂れているものの、それが顔を埋めて甘えたくなるような魅力をもたらしている。吸い込まれるような、という表現がぴったりだった。広めの乳輪は、薄めの褐色をしている。先端もぷっくりと膨らんで、蓮子同様、興奮していることを示していた。
 そして、腹。むっちりした体つきだという印象を与えているのはここだ。肉をたっぷり蓄えて、臍は横向きに線を描いているし、前傾すれば肉が段をつくることだろう。ただしそれは、単に太っているというより、なんとも女性的である、という印象を与えてくる類のものであり、マイナスイメージは一切存在していない。
 さらに下へ目線をやれば、下半身へといきつく。やはり蓮子と対照的に、骨盤は豊かに広がって、しっかりしたアンダーボディを形作っている。ウエストがこれでもかという程たっぷりしているにも関わらず、全体として太っている印象を与えないのは、同じくらい下半身もむちむちとしてバランスをとっているからだろう。要するに、全てがゴージャスであるからだ。
 西欧の血ゆえか陰毛は濃く、形こそ整えられてこそいるが、ふさふさと生い茂っている。髪色をやや濃くしたようなカラーで、マリーゴールドを敷き詰めたかのようだ。「メリーの香り」の、半分が漂ってくるところだ。
 もう半分がどこかといえば、美しい花々をブチ抜いて反り勃つ、薄茶色の塔からだろう。肉を載せて女性らしい彼女の肉体において、ソレだけが極めて逞しく、雄々しい。先ほど一発射精したというのに、もう硬く勃起して上向き、ときおりびくびくと脈動している。つまりはここが、「メリーの香り」の残り半分のでどころだ。今も、はやくまぐわいたい、と言わんばかりにフェロモンを周囲に振りまいていた。まったく、そんな姿を晒されたら、あてられてしまうではないか。腹の奥がじゅんと熱くなるのを感じ、太腿を擦り合わせる。
 その下には、彼女の裂け目が存在している。蓮子よりも幾分か生々しい、水揚げされた二枚貝のような姿であり、女の香りをむわりと漂わせている。そこもまた、熱く濡れて、愛液を太腿に滴らせていた。
 後ろに回って尻を見れば、乳房同様に肉をたっぷり蓄えている。ワンピースを着ても、ちょっと前傾などすれば、豊かさが分かってしまうほどだった。
 両尻たぶが押し合いへしあいして、深い谷間を形作っている。それほど肉を載せながら、垂れ下がったり、セルライトが醜い凹凸を形づくることもなく、美しい球形を保っている。一度、どうやって保っているのか質問したら、「さあ……」と帰ってきた。全女性を敵に回す発言だなぁと思ったものだ。
 そして、その尻から太腿にかけてのラインがまた魅力的なのだ。脚は羽をむしられた鶏のようにむちむちとしていて、ヒップとの境目に横線を走らせている。グラマラスという印象を、陰ながら支えていた。
「あは、メリー綺麗……」
「蓮子も、すらっとしてて、いいなぁ」
 互いに互いの肉体に魅了される。蓮子からしてみれば、石ころ同然の男の身体よりも、彼女の美しい身体のほうが良いに決まっている。向こうも同じなのだろう。今にもこちらに飛びかかりそうなほどに、見つめている。
 二人とも、興奮は最高潮にあった。まさに、セックスを始めるにふさわしい精神状態だ。せめてベッドの上でことを始められたのは、理性の最後の働きだった。
「メリー、ねぇ、はやく」
「うん、うんっ」
 ベッドの上で仰向けになり、両脚を広げる。誘うと、彼女が覆い被さってくる。今すぐ挿入れないとはち切れてしまいそうだと言うような、切なげな表情を浮かべている。
「メリー、すごくやらしい顔してる」
「蓮子だって」
 照れ隠しに言い返してきたわけではないのだろう。意識しなければ、すぐにでも視線が、彼女の股に、反り勃つモノに向かってしまいそうだった。いつものように焦らしたりする余裕は、全くない。
「ねえ、いい? 挿入れていい?」
 思わず、笑いそうになる。今さら、何を聞いているのか。答えるまでもないだろうに。
「いいよ、きて――あはッ」
 彼女の先端が押し当てられる。くちりと、小さく水音がする。何より大切に思っている相方の、ペニス。あまりの熱と硬さに、小さく息を吐く。こんな立派なモノが挿入るのか、という心配はなかった。あるのは、貫かれることへの期待だけだ。
「あ、――はぁあああッ!」
「あはッ、あ、ああああ!」
 ぬるるるっ、と、膣肉をかきわけて、膣襞を擦りながら、相方のモノが入り込んできた。
その熱と快楽に、蓮子は嬌声をあげる。声をあげたのはメリーもだった。きゅうきゅうと締め付ける膣肉の感触や、相方と交われたという精神的充足に、熱い吐息を漏らしていた。
「あぁッ、蓮子、蓮子、れんこぉ!」
「あッ、はぁッ! あ、は、あんッ、あぁぁ!」
 感極まったのか、メリーはすぐさまピストンを開始する。安いバネを使った粗製のベッドは、腰振りにあわせてぎし、ぎしと音をたてる。
「はぁんッ、あッ! あは、あんッ、ああ、ああ」
 抽送の水音、ベッドの軋む音、二人の嬌声、あわせて四つの音によるカルテットが室内に響く。
「あぁ、そこ、めりぃ、ソコッ、は、ぁ、すきぃッ」
 シーツをぎゅうと握りしめ、身をくねらせながら、堪えがたい快感に甘くよがる。相方の腰使いは、欲望を抑えられないふうでありながら正確だった。こちらの好きなところを的確に肉幹で擦り、亀頭で小突いてくる。ぞくぞくとするような快楽に、気の抜けたような声をあげてしまう
「あッ、れんッ、こ、そんな、やらし、あッ、は、あぁッ、あぁんッ」
 とはいえ、気持ちよくしてもらってばかりではいけないだろう。そもそもホテルに連れこんだのは自分なのだから。相方の抽送にあわせ、こちらも腰をくねらせる。自らがより気持ちよくなれるように、そしてなにより、相手を悦ばせられるように。
 膣肉をきゅうきゅうと締め付け、襞を絡ませる。効果てきめんだったようで、メリーはたまらないという声をあげる。
「あ、はぁ、蓮子ッ、口、くちあけて、あ、は、ちゅッ、くちゅッ、んふ、むぅ」
「あぁッ、ん、はッ、あッ、んぅ!? んむッ、ぢゅる、くちゅ、ンッ、むぅ、ん」
 感極まったのか、メリーが口づけてくる。一瞬面食らったが、入り込んできた舌を受け入れて、互いに絡ませ合う。
「ぢゅるッ、れる、くちゅッ、んぅ、ふ、んぅう」
「くぷ、んぅう、ふむ、ちゅ、ッ、くぷッ、れろ」
 ぐぷ、くぷと、唾液の音と息づかいが響く。くちゅくちゅと、互いの口内で涎が混ざり合う。二人の女の肌と肌が絡み合い、乳房が、腹が、腰が押しつけられあう。それぞれが対照的な体つきをしているために、なおさら印象的な光景となっていた。メリーの接吻は情熱的なもので、相手が先ほどまで自分のペニスを咥えていたことなど、まるで気にもしていないようだった。蓮子も、メリーの舌の動きに己の舌の動きを合わせるようにしながら、相方の口腔をれろれろと舐め回して、快楽を与えていく。
「んぅ……! れるッ、ぐちゅ、んぅ! ふ、んぅッ、んぅう」
「んふッ、ん! ふ、んぅ、くぷ、んちゅッ、んぅう、ふむっ」
 千年の恋人のごときキスの間も、抽送は止まらない。ぐちゅっ、ぐちゅっと、メリーの肉棒が、淫裂を掻き回してくる。そのたびに、結合部から愛の蜜がしぶき、安物のシーツを濡らしていく。二人の全身に浮かぶ汗が、身体を蠢かすほど、珠となって散っていく。
「んぅうッ、ん、ふ、んぅッ、ぅ、んぅううッ」
「んッ! ん、く、ぅうッ! んぅッ、ふ、んぅう!」
 だんだんと、ピストンの調子が変わっていく。小刻みに、こつこつこつと、奥を小突くような抽送になっていく。それがそろそろ限界であることの兆候であると、蓮子は知っていた。一旦、口を離す。
「め、りぃ、そろそろ? でちゃいそうなのっ?」
 自分の声だとは思えない、蕩けた声だった。キスとセックスに与えられる性感が、理性をどろどろに溶かしていた。
 向こうは喋る余裕すらなかったようで、がくがくと首を縦に振るばかりだ。お願い、と、目が語っている。何をお願いされているのかは、考えるまでもないことだ。いいよという意味を込めて、頬に口づける。
「あ、れんこ――あ、あ、あああっ」
 それが呼び水となったのだろう、彼女は眉尻を垂れ下げながら、背を反らした。
「あ、は、あ、でちゃう、いっぱいッ、あ、あぁあああああああッ!」
 こつん、と、一番奥が小突かれる。同時に、メリーが限界を迎えた。
 腹の奥で、肉棒が脈動しているのが分かる。どくん、どくんと蠢くたびに、熱いものが流れ込んでくる。ペニスが快楽を覚えた証拠、スペルマが、奥の奥へと注ぎこまれていく。それは子宮の中を満たし、自分という存在がどろどろに蕩けピンク色のスープになるような感覚を蓮子に与える。
「あ、メリーの、きたッ……あッ、熱ッ、メリー、めりぃ、あ、はぁあああああああ!」
 甘く融けた声をあげ、相方の名を叫びながら、蓮子も背を反らして達した。相方の背に腕を回し、ぎゅうと抱きしめながら、全身を痙攣させる。がくがくと身体が震え、結合部から熱い蜜がほとばしる。快楽とともに、他の手段では得られないような充足感が全身を満たしていった。
「あはッ、あ、はぁッ、あぁ、は、あぁ、は……」
「ひ、はぁ、あは、あ、ふぅ、は、ッ、あは……」
 どれくらい二人で絡み合っていただろうか。気づけば、夢心地の絶頂は終わっていた。身体を重ねたまま、二人してぐったりする。荒い呼吸のたびに胸郭が上下し、計よっつの乳房がふるふると揺れている。密着した肌の間で、かいた汗が混ざり合う。心地よい疲労感だった。
「蓮子、ありがとう」
 耳元で、そんなことを囁かれた。視線を向ける。相方は、どこか申し訳なさそうな顔をしている。
 少しばかりムッとする。もしかして、自分が仕方なしに付き合ったとでも思っているのだろうか? この期に及んで? あまりにも水臭すぎる。
「――はぁ」
 何か言おうと思って彼女を見たが、出てくるのは溜息だった。そうやって眉尻を垂れ下げている様にも見とれて、つい許してやりたくなるくらい、顔がいい。絆された者の弱みというやつだろう。
 だいたい、口で説明したって分かるまい。なら、態度で示すばかりだ。軽く口づける。
「……え」
「そういうことだから」
 すぐに顔をそむけた。やってから思ったけれども、ちょっとキザすぎた。どう考えても、自分のキャラではない。
「あぁ、蓮子……蓮子、そういうことなのね、分かったわ、任せて」
 顔をそむけた、のだが、なんだか妙な言葉が聞こえてきて、慌てて相方を見る。声色は感極まったときのそれで、目はなんだか妖しく輝いている。こうすれば一番伝わるだろうと思ってのことだったのだが、効果てきめんすぎたようだ。むくむくと、身体のなかで彼女のソレが大きくなっていく。
「大丈夫、蓮子が満足するまでシてあげる、だからもう一回、お願い、蓮子、あはぁ」
「え、ちょ、ちょ、待ってメリー、あっ、ああぁ!」
 腰がゆさぶられはじめる。身体の中から蕩けていく。思わぬことから、二回戦が始まったのだった。
秋例大祭と紅楼夢おつかれさまでした
冬コミがどうなるか分からんけど原稿で忙しくなるまではWEBで書いていこうと思っています
喚く狂人
http://twitter.com/wamekukyouzin
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
最初っから最後まで、大変おいしくいただきました!ごちそうさまです!
2.はろぱぱ削除
メリーと蓮子のイチャラブ作品いいですなぁ。
それもふたなりモノ・・・メリーにある男のアレで蓮子が貫かれ快感で悶える姿たまりませんね。おおぅ エロいえろぃ。
時間があるときで構いませんので酔っ払った霊夢が里の若い男達から集い目に遭う作品を読んでみたいです。
お尻の穴に男のアレを挿入されるところとか。