真・東方夜伽話

淫乱新聞記者・射命丸文

2018/10/16 00:23:20
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淫乱新聞記者・射命丸文

喚く狂人

淫乱新聞記者こと射命丸文ちゃんが全裸ボディペイントで一人暮らしの男性のお宅を突撃してカラダで契約を勝ち取る感じのスケベです

 季節は夏。付近は長屋が建ち並び、風通しがかなり悪い。真っ昼間だというのに打ち水した阿呆がいるらしく、湿度も相当高かった。おかげで、歩いているだけで汗が噴き出す。額に張り付く前髪を、文はぐいっと拭う。正直、飛んだ方がずっといい。とはいえ、今の格好で空を飛び回るのは人々の目にとって刺激的すぎるだろうから、我慢する。
 あらかじめメモしておいた地図と見比べて、ここだ、と立ち止まる。長屋のうちの一軒、住んでいるのは木工などして生計を立てている、一人暮らしの成人男性。長いこと恋人もおらず、内向的な生活を営んでいることはリサーチ済みだ。
 そんな男の家に文が何をしにきたかといえば、新聞勧誘だ。今挙げたような条件の相手に対する勝率は、ほぼ百パーセント。しかも自分もイイ思いができるおまけ付きだった。カモだわねと内心でほくそ笑みながら、扉をノックする。
「なんだよ、家賃なら待ってくださいよ、もうちょっとでカネが入ってくる予定なんで」
 立て付けの悪い玄関戸が、がたがたと音を立ててスライドする。中から出てきた男は、いかにも不健康だった。目はややくぼんでおり、肌色は茶に近く、唇はカサついていて、顎回りに無精髭が生えている。玄関を開けただけだというのに、奥のほうから、男の一人暮らし特有の臭いが漂ってくる。男やもめに蛆がわいたような暮らしをしているのは明白だ。つまり、自分の勝ちだ。
「こんにちは、私『文々。新聞』を発行しております、天狗の射命丸文と申します。以後お見知りおきを。実は私の新聞の定期購読の契約をしていただけないかと思いまして」
「……は? え、は、はあ」
 不機嫌な視線にひるみもせず、にこやかに挨拶する。男は呆けていた。交渉事は、いかに主導権を握るかが重要だ。その点において、良い滑り出しといえた。なんといっても彼は、こちらに度肝を抜かれていることだろうから。
 といってもそれは、不機嫌な対応にたいしてにこやかに返されたからではない。また、こちらが天狗だからでも、開口一番新聞勧誘などしたからでもない。ひとえに、こちらの格好によるものだ。
 今の文は、上は普段のリボンつき半袖ブラウスに、下はスパッツ風のハーフパンツと、夏らしくやや肌色は多いものの、遠目には普通の格好に見えなくもない。ただしそれは、あくまで遠目には、という条件付きだ。今の二人ほどの距離であれば、その服装の普通でなさにはすぐ気づくだろう。いや、この表現は適切ではない。なんといっても今の彼女は、服など着ていないのだから。
 今の文は、全身、衣服のようなボディペイントを施しているだけで、何一つ身に着けていなかった。つまり、全裸である。素っ裸の女がいきなり自宅を訪ねてきたら、誰であれ驚くに決まっていた。
「あやや、どうしました? ぼうっとされて」
「いや、だってアンタ、それ、その格好」
 どうしてかは分かっているけれども、平然と、わざとらしくも尋ねる。男は文の胴体を――絵によって誤魔化しているものの、実際には剥き出しの肉体を指さし、口ごもった。気づいたのだ。目の前の女の、極上の肉体美に。
 新聞記者として日々仕事に従事しているだけに、彼女の身体はスレンダーかつ健康的だ。肌は絹を織り上げてつくったように白い。幻想郷最速として君臨しているだけあり、輪郭に無駄なところがない。一方で、女性らしい曲線を描いて魅力を振りまいてもいる。
 くびれば折れそうな白い喉をたどると、すらりと左右に伸びる鎖骨に行き当たる。黒の塗料でリボンが描かれているのが、なんとはなしに首輪を連想させ、背徳的な印象を見る者に与える。
 乳房は深皿を伏せたような形で、掌にすっぽりと収まるか否かといったサイズであり、カップでいえばDにぎりぎり届くか届かないか、といったところだ。鳥類特有の発達した大胸筋にしっかり支えられているため、つんと上向いており、ふっくらとした可愛らしい曲線を描いている。男女問わず誰もが見とれ魅了されるカーブだ。
 ブラウス代わりに白い塗料をべったりとまぶされていても、こんもりした乳輪の先端がぷっくり膨らんでいることがはっきり見て取れる。全裸で男の前に姿を晒すことに性的な興奮を覚えていると、端的に示していた。
 最速の座を獲得するために、無駄な肉は必要ない。そう言わんばかりに、腹回りは贅肉を落とした、シャープなラインを描いている。腹筋は割れてこそいないが輪郭を窺わせ、鍛えられていることを示している。スピードを維持するためには何よりしなやかな筋力が必要なのであり、それが奇しくも美を支えていた。くびれた流麗なる曲線や縦に走る臍はセックスアピールとしてこれ以上ないものであり、塗料によって白く染められている状態は、単に剥き出しになっているよりも性的興奮を煽るものになっていた。
 骨盤の開き具合は小さめで、女性にしてはすらりとしている。それが全体のスレンダーな印象を強めている。下腹の陰毛は比較的濃く、整えられてこそいるが、ふさふさとした印象を見る者に与える。とはいえ今は、ほとんど目立っていない。ハーフパンツ代わりに塗られた塗料が黒かったために、色が被って埋没しているのだ。
 そして、陰毛が守るべき裂け目。ここは毛と対照的に、下半身において目立っていた。というのも、塗料がはげかけているからだ。今日は暑く、汗をかいているため、そういう傾向は全身にある。けれどもここは、輪をかけて塗料の融解が進んでいた。露出した秘貝から溢れ出る、熱い蜜によるものだ。溶けた塗料と淫蜜が混ざり合い、太腿をどろどろと伝って、筋をつくっていた。やはり、性的に興奮している。
 そして、脚。全体的にすらりとした彼女の肉体において、比較的太い。太っているわけではない。力強く空に飛び立つために鍛えられているからだ。発達した大腿四頭筋や大腿二頭筋、内転筋、腓腹筋や前脛骨筋は、思わず舐めしゃぶりたくなるほどのものだった。
 総合して、どれをとっても一級品の肉体だった。色町を隅から隅まで改めたとしても、同格は見つかるまい。そんな女が、なんなら裸より卑猥な格好で、およそ女とは縁のない男の前に現れたのだ。彼の混乱も、当然のものだった。人間、あまりに都合の良い状況に出くわすと、夢か幻だと思ってしまうものである。特に幻想郷では、化かす狸や狐も多い。もっとも、いまここにいる射命丸文は、紛れもない本物だったが。
「さて、契約のことですし、ちょっと中でお話させていただけませんか?」
「え、あ、えっと、悪い、何だって?」
「新聞の定期購読のお話です。お考えいただけるようでしたら、契約の絡むことですから、中でお話させていただきたく思うのですが」
 しなを作りながら言う。彼が断れないと、文は理解していた。こちらの身体に釘付けになっている血走った視線や、股間に張ったテントを見れば、アホでも分かるというものだ。実際、男は首を縦に振った。
「ありがとうございます。失礼しますね」
 正気を取り戻す前に、家にするりと入り込む。勝ちを確信する。上がりこんでしまえば後はこっちのもの、あの手この手で籠絡し、首を縦に振らせればよいだけなのだから。
 家の中は、男の臭いが充満している。出されずに放置されたゴミ袋に、食べた後の食器やらが流しに積まれていた。奥に敷かれた万年床と、ちり紙の積もるゴミ箱が、臭いの元だろう。
 すぐ後ろで、彼が息を呑むのを感じた。文の後ろ姿を見たからだろう。素っ裸なので、うなじに、白い背中、肩甲骨、脊椎の窪みまではっきり見えている。そして尻。きゅっと引き締まった、小ぶりながらも美しいヒップ。しっかりした大臀筋、梨状筋があってこそ有り得るものだ。触れれば、しっかりとした弾力を楽しめることだろう。
 文句のないビューティヒップであり、そんなものが尻の谷間にいたるまで曝け出されて、黒の塗料に塗り潰されている。しかも文がわざとらしく腰を左右にくねらせるものだから、たまらないエロスを醸し出していた。
「ふふ」
 背後から感じる露骨なほどの視線に、思わず、小さな笑いが零れる。じろじろ見られることも、考えようによっては己の美しさに対する賞賛だ。悪い気のするものではなかった。
 気分が良いし、少しからかってやるとしよう。男が慌てて万年床を片付け、ちゃぶ台を出したので、座らせてもらいながら口を開く。
「そういえば、鍵は閉めなくてよろしいので?」
「え?」
「いえ、誰かが来てしまうかもしれないでしょう? お話の途中で。せっかくの機会に、途中で邪魔が入るのはよくないと思いませんか?」
 なんの機会で、何に対する邪魔かは明言しない。男はよこしまなことをいろいろ考えたらしく、股間のテントをいっそう張らせながら、バタバタと玄関の鍵を閉めにいく。
 戻ってきた彼は、盆を抱えていた。湯飲みが目の前に置かれる。何を思ったか、水など用意してきたようだった。気の利くことだ。
「ああ、お気遣いありがとうございます。今日は暑いですからねぇ、ほんとに」
 わざとらしく、胸元を扇ぐジェスチャーをする。ぱたぱたと扇ぐたび、剥き出しの乳房が小さく震え、男は目を奪われているようだった。
「では失礼して――ああっ」
 湯飲みを手に取ったところで、『ついうっかり手が滑って』、水を盛大にぶちまける。
「ああ、すみません、折角用意していただいたのに」
「あ、ああ、いいよ別にそんなの、気にしないでも」
 己の身体を拭う。乳房や腹回り、下腹を、身体を強調するように手を這わせる。塗料が水でふやけて剥げ、肉体本来の姿や色が徐々に露わになっていく。彼の返事はぎこちなく、視線は露わになるやんごとなきところへ吸い込まれていた。
「あやや、貴方にもかかってしまいましたか」
「えっ? ああ、でもこれくらいは」
 もちろんそうなるように仕向けたのだが、あたかも今気づきましたというように言う。文の言葉通り、彼の服の裾には小さな染みができている。といっても、放っておけば勝手に乾くような小さなものだったが。
「いえいえ、上がらせてもらって、水を出していただいた立場でこんなこと。これは少しばかり、お詫びをしないといけませんねぇ」
「お、おい? アンタまさか」
「さて、貴方が何を考えているのか分かりませんが……私はお詫びをするだけです」
 言いながら、男ににじり寄っていく。彼は緊張ゆえか身を堅くするが、拒む様子はない。濡れたものを着たままで、風邪を引いてはことでしょうと、男の服に手をかける。濡れたのは上衣だけなので、下まで脱がせる必要はないのだが、そんなことはおかまいなしだ。
「ほらもう、こんなにガチガチじゃないですか? 誰のどこを見てこうなったんです?」
 露わになったソレは、確かに硬く勃起していた。悪戯な視線を向けながら、男に問う。彼は気まずげに視線をそらす。あれだけ露骨に見ておいて、今更そんな反応をすることもなかろうと思うのだが。
「なんなら、私が処理してさしあげましょうか? 新聞一週間ぶん、お試しで取ってくださるなら、ですけれど」
 言われたことの意味が理解できなかったか、男は一瞬、押し黙る。
「……そういう感じか、アンタ。よくやるな?」
「ええまあ、数字は大事ですから。でも、悪くないと思いませんか? 私、そこらの売女より顔も、カラダも、よっぽど上等だと自負していますよ。……もちろん、技術もね」
 唇の隙間から、れろりと舌を覗かせる。何かを舐めるジェスチャーだ。鮮やかな色合いの粘膜を、男はじぃっと見つめる。そして呟く。
「……分かった、一週間だな」
「うふふ、ご契約ありがとうございます」
 ざっとこんなものである。少しこの美体を見せつけて、具体的な行為をほのめかせば、すぐに契約はとれる。これぞ、射命丸文の最強のノウハウだ。後腐れのない独身男性限定だが、顔と身体の美しさゆえに、使えば無条件で成功するといってもよいほどだった。
 この手法の良いところは、確実に契約が取れるということだけではない。文は目の前のモノに、つまり露わになった男のペニスに、熱い視線を向けていた。ソレは硬く雄々しく反り返り、服の内から姿を現した瞬間、オスのフェロモンをむわりと周囲にまき散らした。数値にして、二十五センチは超えているだろうか。カリ高で、幹に当たる部分をぐねぐねと血管が這い回っている。
 ――これは当たりね。
 性的に淡泊である人間という種族の中では、相当の逸品だ。性豪揃いの天狗と比べても、なかなかの業物であるといえた。コレはなかなか、楽しめそうだ。身体で契約をとるのはあくまで「つまみ食い」感覚だが、たまにこういう「大当たり」があるからやめられなかった。
「あは――あー、ん」
 大口をあけて、ソレを咥え込む。その瞬間見せた、さばさばした顔立ちに似合わぬ卑猥な表情に、男が息を呑む。
「んふッ、ぐ、ぢゅるっ、んふぅ、れろッ、ぢゅむぅ」
 ぢゅるぢゅると、音を立て、ペニスを舐めしゃぶっていく。口内で舌を踊らせながら、唾液をたっぷりとまぶしていく。むわぁっと、口腔に雄の味が広がる。挨拶代わりの行為だったが、なかなか愉しませてくれそうだ。
「かぷッ、ぢゅるッ、ぐぽッ、れるっ、ぢゅむッ、ぐぷ、ぐぽっ」
 頬を窄め、頭を前後させ、唇で肉幹を扱き立てていく。舌先を鈴口のあたりに押しつけ、軽くほじくるおまけつきだ。
「んふぅうッ……」
 夏の熱気の中、衣服の内側で焦らされた雄臭が口いっぱいに満ち、思わずくらりときてしまう。どうやら本当に、当たりを引いたようだった。こんな男なら、コブつきだったとしても大歓迎だ。
「ぉおッ、ぅうッ、ぉお、ぉおおお」
 男は腰を震わせて、低いうなり声をあげている。はっきり言って聞き苦しいが、快感を覚えている証拠だと考えると、むしろ微笑ましくも感じられる。気分がいいので、契約の範囲内で、より熱心に奉仕してやる。
「んぐぅッ、グ、むぅっ」
 顔を前方に突き出して、根元近くまで咥え込む。ただでさえ濃厚な雄臭が、さらに強くなっていく。鼻先が陰毛に埋もれて、密林の中で醸された臭いを嗅ぐ形になっているからだろう。鼻筋に陰毛がへばりついたが、トリップしてしまえそうな芳香のおかげで気にもならない。
「ぷはぁ」
 一旦口を離す。といっても、奉仕をやめるわけではない。契約分の仕事はする。陰茎の根元、ぶらぶらと揺れる玉に口づけ、舌を這わせ始める。
「んぐぅッ――」
 汗と垢と排泄物が熱気で蒸らされた、強烈な臭いだ。横隔膜がせり上がる。しかし性的興奮に燃え上がる現状においては、クセこそあるものの身を昂ぶらせる芳醇な香りとして認識される。トリュフを探る豚のように、鼻孔がヒクついて臭気を愉しむ。
「んふ、こんなのは、ろうれすかぁ」
「ォア!? うぉッ、ぉおッ、ぉおおお!」
 柔玉を舐め上げながら、唾液にまみれたペニスを指と掌でこねくり回す。そんなことは色町でもされたことがなかったのだろう、男は腰をガクガクと震わせる。
 そろそろだろうか。頃合い的にもだし、またペニスが熱く硬くなっていることからも、丁度良いタイミングだと思えた。文は口と手の動きを止める。何故、という顔を浮かべる男に、悪魔のような言葉を投げかける。
「というのが一週間おためしコースですね。続きは一ヶ月コースです」
「ここでかよッ、分かった、分かったからッ」
 またしても、首が縦に振られた。そんなことはどうだっていいからとっとと射精させてくれと、心の声が聞こえてくるようだった。
「ご契約ありがとうございます……んふぅッ、ぢゅるッ、ずぞぞぞッ、ぢゅるぅッ」
 陰茎を再び咥え込み、頬を窄めてバキュームをかける。人間一人手玉にとることなど、実に簡単なものだ。もっとも、文も、彼の契約同意を喜ばしく感じていた。こうも立派なペニスなのだから、射精もきっと素晴らしいものだろう。それを受け止められるならば、随分楽しめるに違いなかった。
「ぅぉッ、なんだ、コレ、なんつぅッ……ぉッ、ぉおおおおおッ!」
「んグッ」
 男が低く唸り、腰を突き上げる。肉棒の先端が喉奥を衝き、一瞬えずく。同時に、肉竿が口内で盛大に爆発した。
 どくどくと、白濁が勢いよく流れ込んでくる。一人暮らしで溜め込まれてきた欲望だ。量も濃度も半端なものでなく、文の口内をあっという間に埋め尽くす。逞しいスペルマの味と臭気が感覚を満たし、オンナとしての本能が強烈な恍惚に浸る。それだけで、達してしまえそうなほどだった。
「んふッ、ぢゅるッ、ずぞッ、ぢゅるぅう」
「ォ、お、ォオッ、そこまでッ……!」
 ぢゅるぢゅると音をたて、ペニスを吸い立てる。彼のモノをずいぶん気に入っており、尿道に精虫一匹すら残すつもりはなかった。契約なしにこんなことはしないが、ひとたび契約したからにはお客様だ。お客様にサービスするのは当然のことだった。
「ぷはぁ」
 ペニスの脈動が収まってから数秒、ようやく、口を離す。最後まで吸い付いていた唇が、ぢゅぽっ、と音を立てる。唇の先端から亀頭にかけて、白くぬめる糸が伝った。おやおや勿体ないことと、ずるっと吸い取った。
「んぁ」
 口内を、男に見せつける。ピンク色の口腔粘膜に、白いモノがねっとりと絡みつく様を。口を閉じて、ぐちゅぐちゅと濯ぐ。スペルマは人間にしてはあまりに濃厚で、歯茎の隙間までレイプされているかのようだ。口腔が孕まされるかもなどと馬鹿なことを考えながら、唾液とミックスされた濁液を嚥下していく。
「ぁはぁ」
 もう一度、口を開く。精虫を一匹たりとも残さず胃の中に取り込んだため、口内は綺麗さっぱりとしていた。一方で、息を吐くと、強烈な精臭がむわりと漂った。
「よかったでしょう? 私の口は。ぶっちゃけ、新聞一月は超破格だと思いますよ」
「あ……ああ、そうだな」
 男は半ば惚けながら返事をした。何を言っているか自分で理解していない感じがするが、正気だったとしても、同じ言葉が返ってきたことだろう。それくらいのものを提供したと、少なくとも文は考えている。
「それは何より。ところで、私も貴方のモノがずいぶんと気に入ってしまいまして。ほら、見えます?」
 やや品がないが、ちゃぶ台に片足を乗せる。両脚の間、秘めるべき裂け目に指をかけ、割り開く。汗や愛液でどろどろになり、そこは塗料がほとんど落ちている。露わになった膣粘膜は、貫かれる瞬間を待っているようにヒクついていた。
「さっきから疼いて、あは、我慢できないんですよね、こうやって、慰めてもいいですが……もっと、いいモノが目の前にありますし」
 指を、膣口浅くに忍び込ませる。刺激に飢えていた襞は異物に吸いつき、ちゅぷちゅぷと卑猥なる音を立てるが、この程度の快楽ではとても達するには至れない。
「どうです? 三ヶ月契約で、このおまんこを味わえますよ? どんな方法で責めるのもオッケーです。指でも、舌でも。あは、でも私としては、もっと別の手段でほじられたいところですけど。貴方もそうみたいですねぇ?」
 文の視線は、男の股間に向けられていた。今しがた射精したばかりだというのに、もうぎんぎんと天を衝いている。
「気持ちいいと思いますよ? おちんちん、ここでずぷずぷ、ぬぽぬぷするの。さっきは口でシてさしあげましたけど、あれ以上の快楽であることをお約束します。貴方ももう、突っ込みたくてしかたないんじゃないですか? この濡れ濡れの、いやらしい天狗おまんこに、ね」
「おお、そうだよ、そうだとも、契約してやるッ、だからヤらせろッ」
「あはぁんッ」
 乱暴に押し倒される。はあ、はあと、男は獣じみた息を吐いている。滾るリビドーを今すぐ目の前の女で発散しなければ狂死するといわんばかりだった。
「クソッタレ、このエロ女、天狗のくせしてなんつう淫乱だ、もう許さねぇぞッ……」
「あぁんッ……」
 四つん這いにさせられる。淫裂に、肉棒が押し当てられる。ぬちゃっ、と、濡れた肉の音がした。漏れた吐息は、決して演技によるものではない。新聞契約を前提とした性交ではあるが、滴る愛液からも分かるように、文もまた本気で快楽を求めていた。
「あ、は、あはぁあああああああッ!」
 腰が付き出される。ぬぢゅんッ! と、水っぽく卑猥な音が室内に響く。文は高い声をあげて、全身を駆ける快感を示して見せた。
「あはぁッ、ご契約、ありがとうございますゥッ、あはぁんッ」
「くそ、この、なんつうマンコだ、挿入れただけでッ……!」
 男は聞いてはいなかった。それより今は、目の前の女の極上穴を味わい尽くすことだと言わんばかりに、ピストンを開始する。
「あッ、はッ、あんッ、あは、はぁッ、あん、いいッ」
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんッと、リズムよく肉と肉のぶつかる音が響く。一瞬遅れるようにして、ぬぢゅぬぢゅぐぷと、濡れた肉を掻き回す空気混じりの卑猥なノイズが続く。
「はぁ、あはぁッ、チンポ、あぁ、コレ、イイッ!」
「ぅ、お、何だこりゃあッ」
 逞しい肉棒が、快感に飢えた雌穴をほじくってくる。襞は慈雨に悦び、自身を蹂躙するモノを歓待するように絡みつき、奥へ奥へ誘う。およそ人間ではありえない、天狗だからこそできる淫らな膣遣いだ。当然男が魅了されないはずもなく、いっそうピストンを激しくしていく。
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ」
「あはぁ、あんッ、あんッ、ああ、いい、ああッ」
 ただでさえ閉め切っているというのに、二人が激しく運動するものだから、室温はさらに上がっていく。どちらも汗でどろどろで、文が纏っていた塗料はほぼ剥げ落ちていた。男の身体に付着するわ、汗と混ざって床を汚すわで、周囲は大変な有様だ。けれども文も男も、そんなことを気にしている様子はまるで見せない。双方、ただただ目の前の快楽をむさぼることしか頭になかった。一突きごとに身体が熱くなり、愛蜜が結合部からしぶく。
「あはッ、こういうのは、どうです? あッ、はぁ!」
 文もただ突かれているばかりではない。契約した以上は彼を愉しませる義務があるし、性豪である天狗が人間にただほじくられているだけで済ませるはずもなかった。
 彼のピストンにあわせて、腰をくねらせる。肉棒が膣内の良いところを刺激するように、また、肉棒の良いところを膣が刺激するように。普段の新聞記者としての姿からは想像もつかない卑猥なる腰使いでもって、彼を、そして自らを高めていく。
「うぉおッ、ぉおおッ、ぉおおおおおおッ」
 男はもう夢中になっているようで、目の前の極上の女の極上の穴に、腰をひたすら繰り出していく。
 それほど激しく腰を振っていて、しかも相手が最高の女となれば、長く堪えられるはずもない。膣内で肉棒が膨らみ、熱を孕んでいることに文は気づく。そして、すぐに自分を取り戻す。夢中でよがっていたとはいえ、これは契約に基づく行為だ。契約以上のことをしてやる義理はないし、してはならない。素早く姿勢を変え、彼がこれ以上腰を振れないように、挿入れたまま男を組み敷く。いわゆる騎乗位の姿勢だった。
「は、あ? え?」
「はぁい、三ヶ月コースはここまででぇす。どうでした? 私のおちんぽ穴は、気持ちが良かったでしょう」
「え、あ、はぁ?」
「それで……ふふ、どうしたいですか?」
 男は呆けていた。言われていることが理解できない、という風に。それはそうだろう。ついさっきまで、頭の中も真っ白にしてひたすらセックスを貪っていたのだ。人語など、すぐ理解できなくて当然だった。仕方がないので、より直截な表現で言い換える。
「中出しは、半年契約です。いかがですか?」
「ッ――!」
「あはは、ご契約ありがとうございます」
 聞くまでもないことだった。彼は声にならない叫びをあげて、こちらの腰をがっしりと掴んできた。
「これで、貴方は私のどこにでも射精する権利を得ました……といっても、一箇所しかないと思いますけど。最高に気持ちいい瞬間、たっぷり愉しんでくださいね?」
「ぉおッ、ォオ、ォオオ!」
 契約以上のことはしないが、契約した以上はベストを尽くす。男が下から突き上げるのにあわせて、文も腰をくねらせる。さながら淫魔のようだった。結合部から愛の蜜が散り、Dカップにぎりぎり足りない乳房がふるふる震えて男の視界を悦ばせる。ねっとりとした至高の蜜壺とそのように交わって、長く堪えられるはずもなかった。
「ぉ、ぉおッ、出るッ、射精る……ぅおおおおおおおッ!」
「あは、きたッ、射精、人間ザーメン……あは、あああああああッ!」
 男が腰を、一番深くに突き出してくる。と同時に、肉棒が爆発した。二発目であるにも関わらず濃厚なスペルマが、どくどくと子宮めがけて流れてくる。天狗の子宮を、人間の濃厚なる欲望の塊が白く染め上げていく。いや、種族などはこの際、どうだっていいのだ。精子からしてみれば、卵子と結びつくことだけが己の存在意義なのだから。
 文字通り無数の精虫が全力で鞭毛を振るい、卵巣へ一目散へ向かっていく。その熱量に、文もまた絶頂を迎えた。背筋が反り、乳房がフルンッ! と揺れる。どろどろの全身が、がくがくと痙攣する。塗料混じりの汗が珠となって散り、結合部からは濃密な愛汁が音を立てて噴き出した。
 やはりこの男、良い拾いものだった。普通、人間が天狗を絶頂させることはない。寿命の差イコール性経験の差であり、赤子と大人が相撲をとるようなものだからだ。だというのに自分をここまで気持ちよく果てさせたのだから、素晴らしい掘り出し物だった。
「はぁッ、あは……はぁ……」
 やがて、強烈な絶頂も落ち着いていく。文は息を整えて、ゆっくり腰を浮かせる。肉棒が引き抜ける瞬間、ぬちゅんッ、と、卑猥な音が響いた。白いものが、淫裂からどろりとあふれ出す。膣穴が子種を受け止めたことの、何よりの証拠だった。
「ォオッ……ぉお……ぉお……」
 男は全身汗まみれで、魂が抜けたかのようになって、胸板を上下させている。普通の女相手では絶対に味わえないセックスを経験したのだから、そうなるのも無理はなかった。
「ちょっと失礼……んふッ、ちゅ、れるぅ」
「ぅ、ぉおおッ!?」
 そんな彼の、放り出されていたペニスに舌を這わせ、唇で包み込む。白濁と愛液と多少の塗料でどろどろのモノを、ゆっくり掃除してやる。男は腰を跳ねさせる。達したばかりのモノは敏感だからだ。だが、文がさほど激しくしないと分かったか、身を委ねはじめる。
 れろれろと、労をねぎらうようにカリを、エラを舐め回しながら、汚れをこそげていく。これは契約にない、まったくのサービスだった。射命丸文が契約相手に契約外のサービスをするなど、滅多にないことだ。それだけ、彼のことを――もとい彼のペニスと性交を、気に入っているということだ。もっとも、ある程度の打算もあったが。
「ぷはぁ……どうです、すっかり元通りでしょう」
 口を離す。どろどろだった陰茎は、彼女の言葉通り、すっかり元の雄姿を取り戻していた。冗談のような量の精液を放ったにもかかわらずだ。
「あやや? まだまだ元気なようですねぇ……どうでしょう、複数年契約を結んでいただけるようでしたら、私のカラダ、一晩中、どんな方法でも好きなだけ味わってくださっていいんですけど――あはッ、ご契約ありがとうございますッ」
 つまりはこれが、打算だった。イチモツが元気でなくては、セックスはありえないのだ。押し倒され、股を開かされる、鉄のごとき棒が、膣内を蹂躙し始める。
「あはッ、あんッ、あぁッ、いいッ、あはぁ、チンポいいッ!」
 この男、二重の意味で搾り取れそうだ――幸運に内心小躍りしながら、文は嬌声をあげるのだった。
なんか案外いつもと違う感じの女の子が書けてホクホク
Twitterで見かけたイラストにインスパイアされたものです
喚く狂人
http://twitter.com/wamekukyouzin
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
文の売春契約シチュは定番だけどボディペイントはあたらしい
2.匿名希望削除
新聞の複数年契約を取り付けるために自分の体を使い男の精液を搾り取るあやちゃんえろい!
紅楼夢にサークル参加されるのですね。(成年向けSSで)一般参加する予定でいるのでサークルのブースに行きますね。
今度は霊夢が大変な目に会うお話を読んでみたいです。
3.性欲を持て余す程度の能力削除
くささを前にだすなら包茎でチンカスも有効なきがするんだけど
そういう描写はしないのかな