真・東方夜伽話

Infinite Seeing

2008/07/21 12:28:12
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Infinite Seeing

鎌鼬

※これは『Plastic Milk』及びそれ以前の作品から続いているようです。
変態で、ちょっと⑨な駄目魔理沙なのは仕様です。ついでに病気は現在進行形で悪化している模様です。でも今回大人しめかも。
オリキャラ登場注意。誰かさんの元々無いカリスマが更に大暴落注意。
相変わらず勢い任せなので過度な期待は無しでお願いします。













――風が吹けば桶屋が儲かるではないが、一つの行動が予期しない結果に繋がることがある。



例えば、魔法が失敗したことで、身体が子供まで戻ってしまったりとか。
例えば、そのおかげで想い人と恋仲になれたりとか。
例えば、魔法薬の混合比の間違いで、猫になってしまったりとか。
例えば、何故かその結果、一児の母になってしまったりとか。
他にもバレンタインにチョコフォンデュをご馳走したら、いつの間にか自分が食べられていただとか。
おっぱい飲ませろとうるさいので許可したら、何故か搾乳機が待っていたりとか。
予想外すぎて理不尽なような気がしないでもないけれど、まあ幸せならいいかなといった甘い考えが今回の事に繋がってしまったのかもしれない。




良く晴れた日のこと。ドアを叩く音。
いつものように魔理沙が来たのだろうと私は思っていた。
マリアが生まれてからというものの、魔理沙はほぼ毎日私の家に通っている。
「今開けるからちょっと待っててー」
近場で上海で遊んでいたマリアを抱き上げ、すぐさま玄関へ。
鍵を開けて、ドアノブを回した。たったそれだけが致命的だった。
「はーい……っ!?」


「アリスちゃんに子供が生まれたと聞いて魔界から歩いてきまし――「歩いてお帰り下さい」


瞬間、ドアを閉める。そのやりとり、わずか数秒。
……ちょっと待って。今、何か見てはいけない人物を見てしまった気がするんですけど。
絶対ここにいるはずのない。だけど、現実にはっきりと私の目には映ってしまっていた。
あんな特徴的な髪型をしている人なんて、あの人以外にいるわけがない。
いるわけがないのだ。あの髪型は……

「ちょっと酷いじゃない。お母さん悲しいわ」
「っていつの間に中に!?」

――そう。魔界神がそこに居たのだった。

魔界神。つまり神綺様。更に別の言い方をすれば、私のお母さん。
こうやって会うのは一体何時ぶりなのだろう。暫く……というか、全然会っていなかったからなぁ。
普通ならこれは親子の再会を喜ぶべき場面なのだろう。
しかし、現状は手放しで喜べない立場にあった。
まずお母さん、顔は笑っているけど雰囲気が笑っていない。
そりゃそうだろう。家出のように魔界を飛び出し、何年間も会いに行っていない。
一応定期的に手紙は出してはいるものの、私には隠し続けていた事実があるのだ。

「……さて、アリスちゃん。私が言いたいことはわかるわね?」
分かり易すぎて困ります、お母様。オーラから既に滲んでいるじゃないですか。
お願いですから、ここで羽は広げないで。家が壊れちゃいます。
つまり。お母さんの心情を一言で表すとすれば、怒り心頭。
その理由も既に分かっていた。ちなみに何故、怒っているのかというと。
「アリスちゃん? 何時、子供が生まれたのかしら?」
マリアが生まれたことを、お母さんには今まで内緒にしていたからだった。

母親としては怒って当たり前だ。娘がいつの間にか子持ちになっていた、しかも連絡無しとくれば激昂してもいい。
しかし、どうしてもお母さんに告げられない理由がある。というかありすぎる。
第一に、お母さんが極度の親馬鹿だということだ。
特に私は末っ子だから、一番可愛がられたと思う。そりゃもうしつこいぐらいに。
私に手を出した者がいると知ったら、暗殺しかねないほどにである。
第二に、私の恋人が魔理沙だという点である。
言えない。これだけは死んでも言えない。この子の父親が魔理沙だなんて言えるわけがない。
昔、魔界に侵攻してきて大暴れした中の一人だなんて、お母さんにとっては卒倒ものだ。
あんな野党なんて! と叫んで、魔理沙一人の命ならまだいいが、魔界全部を滅ぼしかねない。
いや、魔理沙が殺されても私は困るんだけど。
そして第三に、その不利をひっくり返せるほどの長所が魔理沙に無いということだ。
私としては一緒にいて楽しいし、優しいし、真っ直ぐだし、私をちゃんと愛してくれるので文句はない。
ただ、他人から見れば魔理沙はただの強盗で、野蛮で、乱暴で、変態に過ぎないと思う。
これは明らかにマイナスだ。悲しいことではあるが、お母さんを説得するに当たって、プラスに出来る要素が魔理沙にはあまり無い。
更に言ってしまえば、同性で人間で年下。不安要素だらけである。
以上から、この子の存在はお母さんには黙っておきたかったのだ。

いつかは連絡しなきゃならないとは思っていたけど、良い言い訳がない内にまさかバレてしまうとは思わなかった。
私はどうなってしまうんだろうか。正直、嫌な予感しかしない。
マリアは私に似てるから、私が黙っていれば魔理沙には被害が及ばないだろう。
だけど今この場で、私が魔界へと連れ去られてしまう可能性は充分ある。
魔理沙ともう二度と逢えないかもしれないなんて……ッ!
とはいえ、お母さんから逃げられる気がしない。なんたって相手は魔界神だ。今までにないほど理不尽すぎる。
今まで色々なことを切り抜けてきた。理不尽なことも、無茶苦茶なことも何もかも。
だけど、今回ばかりは切り抜ける自信が全くない。逆らえるはずがないのだ。
未来に対する恐怖に何も言えないでいると、お母さんは質問を変えてきた。

「まあ、何時生まれたかはどうでもいいわね。……それより、この子のお父さんは誰なのかしら? ねぇ?」
もちろん黙秘権を使うに決まっている。相手が魔理沙とバレたら、世界が危ない。
お母さんの笑顔を見てしまうと、圧力で負けそうだったから目も逸らして。
お母さんはマリアの方をじっと見て「あら、可愛い。小さい頃のアリスちゃんにそっくりねー。お父さんの面影はあまりないのかしら?」とか言い始めている。
これは誘導質問だ。うっかり「でも目だけはお父さん似よ」とか言ってしまったら、もう目も当てられないことになる。
しかし言いたい。「この子可愛いでしょ?」とお母さんに自慢したい。
うぅ、お母さんの子煩悩が私にまで伝わってるなんて思いもしなかったわ……
まあ魔理沙の方が親馬鹿だろうけど。そしてお母さんに親馬鹿で張り合えるのは、きっと八雲の式ぐらいしかいないだろう。
ああ、言いたい。私だって先述の理由がなければ、真っ先にお母さんに知らせたかったわよッ!
どうせバレてしまったのだ。言っても構わないんじゃないだろうか。
いやいや、駄目よ。ここで口を滑らせたら、魔理沙の命に関わる。
ここは我慢しなさい。父親が魔理沙だってバレたら……

「おーい、アリスー、マリアー! 今日も来たぜーっ!」

瞬間、玄関が開いた。いつもの大きな声と共に。
もう駄目です。駄目だと思います。どうしてこんなにタイミングが悪いの、魔理沙は。
私のさっきまでの努力が水の泡じゃない。嫌がらせなの、ねぇ?
空気が固まる。時間が止まる。紅魔館のメイド長なんて呼んだ記憶はないのだけど。
私は何も言えずに呆然とするしかないし、お母さんは悪魔も目じゃないような恐ろしい形相で魔理沙を振り返っているし、魔理沙は魔理沙でタイミングが悪かったということに一瞬で気がついたのか、手を挙げた状態のまま薄ら笑いで固まっている。
そして……

「お邪魔したぜ」
ドアを閉めてそそくさと退散。懸命な判断ね。もしこれが、普通の修羅場だったなら。
だが相手が悪い。お母さんが指を鳴らすと、魔理沙はもう私の横に強制移動させられていた。
まさかこの歳になって、親の前で正座なんて考えても見なかったわ。しかも魔理沙と一緒に。

「よ、よぉ……ひ、久しぶりだなあ、神綺! 元気してたか!?」
「久しぶり? あら、貴方どこかで会ってたっけ?」
「むぐぅっ!?」
……あちゃあ。魔理沙、墓穴掘ったわね。今更しまったって顔しても遅いわよ。
ほら、お母さんがこっち見てる。私が説明しなきゃならないじゃない。
仕方がないので魔理沙だということを簡潔に告げると、ああ、と納得したような声を上げた。

「あらあら、あの暴れてた子ねぇ。随分口調とか変わっているから、わからなかったじゃない」
「それは嫌味か」
ムスッとした表情で魔理沙が呟く。魔理沙としては、あの頃はあまり思い出したくないらしい。
そうよね。私だってあの頃の魔理沙はちょっと……今とのギャップが……
今じゃすっかり野良だもの、昔を思い出すと違和感が大きすぎる。
それに私自身も、あの頃の自分はあまり思い出したくなかったりするし。

「それで……どうして貴方はアリスちゃんの所へ?」
「うっ……え、えっと……あー……あ、遊びに来た、だけ、だぜ……?」
どうしてそこでどもるのよ、魔理沙。嘘つきの割には、こういう時の嘘は苦手なのかしら。お母さんが訝しげな顔をする。魔理沙を疑っているようだ。
「あのね、魔理沙は子供が好きで、いつも遊びに来るのよ! そうよね? 魔理沙?」
「お、おう! そう、そうなんだぜ! アリスに子供生まれたって知ってから、よく遊びに来てるんだぜ」
「ふーん……そうなの。へぇ……」
うわ、フォロー失敗したかしら。全然疑いが晴れてないわ。
半白目はやめて、お母さん。怖いというよりは、その髪型のせいでむしろシュールに見えるから。
お母さんはマリアを抱き上げ、魔理沙の目の前に来て、ジッと何度も見比べ始めた。
そして視線が数往復した後、ぼそりと呟く。

「……目元がそっくりね」
「き、気のせいなんじゃないか?」
魔理沙、目が泳いでるから。そこでどうして狼狽えるのよ、この馬鹿ッ!
ほら、お母さんがなんだか確信を持ったような表情になったじゃないの!
「真ん丸な黄色い瞳で可愛いわねぇ。アリスちゃんの小さかった頃より大きいかしら」
「へ、へぇ……そーなのかー」
「そうよ。どちらかと言えば、貴方の小さい頃の目に似ているわ」
「そ、そうか……? 私もそう思うんだが、周りにはアリスに似てるってばかり言われるんだよな」
「ううん。よく見れば瞳は貴方によく似てるわよ。確かに、アリスちゃんの面影の方が強いみたいだけれど」
「ほ、ホントか!? だよな! いやぁ、霊夢とかに散々私の面影がないとか言われてたから、ちょっと不安だったんだよなぁ」

「そう。良かったわねぇ……それで? 貴方は何時、誰の許可を得て、私のアリスちゃんに手を出したのかしら?」

……魔理沙、これは流石にフォローしきれないわ。
しまったどころじゃないわよ。誘導尋問に思いっ切りベタに引っかかってどうするのよ。
頭を抱える私と、冷や汗垂らした魔理沙。笑顔で殺気を放つお母さんに、何も知らずに上海を引っ張ってるマリア。
ああ……この状況は一体どうしたらいいの。この、氷精でも間違えて呼んでしまったような冷えきった空気は、どう対処すればいいの。
修羅場ってもんじゃないわ。世界の崩壊の危機さえある。
何をなんて言えばいいのだろう。長く続くこの沈黙が怖い。

……やっぱり、許されない恋だったのだろうか。

愛さえあれば、どんなことでもくぐり抜けていけると思っていたのに。
魔理沙は時々とんでもないことを言い出すし、されたこともある。
だけどいくら変態だろうが、周りに何を言われようが、私は魔理沙が好きだし、魔理沙は私のことを好きでいてくれて、私はそれだけで充分だった。
そう。魔理沙とこういう関係になれて、私は幸せだった。ずっとこの幸せは続くって信じてた。
だけどやっぱり……人間と妖怪の恋なんて、駄目だったのだろうか……
お母さんの目を見るのが怖くて、何も言えずにただ俯き続けて。

「……ご、ごめんなさい」
絶対零度に達しているかもしれないこの空気の中、最初に口を開いたのは、なんと魔理沙だった。

深々と頭を下げた後、真剣な表情でお母さんの方を向く。
いつものヘラヘラした態度が信じられないような、弾幕の時でさえ見たことがないぐらいの真面目な表情だった。

「確かに、挨拶とかそういうのが無かったのは悪かった。神綺がアリスのこと溺愛してるのは知ってるし、怒るのも当然だと思う」
「魔理沙……」
「だけど、私だってアリスを愛してるんだ。それこそ神綺に負けないぐらい。だから……」
そこで一息吐くと、魔理沙はもう一度深く頭を下げて。
「だから……私に、アリスをくれ。絶対、幸せにするから。だから……頼む。アリスが欲しいんだ」
「……」

床に額を付けたままの魔理沙と、それをジッと見つめているお母さん。
そして私は、それを少し信じられないような気分で見ていた。
魔理沙が、人に頭を下げて頼み事をすることなんて滅多にない。
人の都合なんて気にしないで、自分が欲しいものは勝手に奪っていく。魔理沙はそういう子だ。
それが今、こうやって頭を下げているのだ。そこまで真剣に私のことを……
重苦しい空気がのし掛かってくる。長い長い沈黙。
そしておもむろにお母さんは息を吸い、ゆっくり口を開いて……


「――いや」


一言、そう言ったのだった。


「……はぁ!? ちょ、こういうのって普通『こんな娘で良かったら貰ってください』とか言う場面じゃないのか!? 神綺、お前空気読めよ!」
「だって、嫌なものは嫌だもの。アリスちゃんは私の! 誰にもあげないわよ。大体、貴方にお義母さんって呼ばれるのもねぇ……」
「どういう意味だ、それは。もう一度、コテンパンにしてやろうか!?」
「ふん。相変わらず生意気ね。本物の魔法ってものを叩き込んであげるわ!」

……あの。すっごく、さっきまでの雰囲気が台無しなんですが。私の感動はどこへ?

それとも少しでもさっきの魔理沙をカッコいいと思った私が、馬鹿だったのかしら。
というかお母さんも子供の我が儘じゃないんだから、そこで『いや』ってハッキリ言わないでよ。
私の意志は無視ですか、そうですか。これだからみんな家出したくなるのよ。
なんだか……凄く疲れただけな気がする。室内で暴れ始めた二人を止める気力もない。
無邪気に上海と遊ぶマリアだけが、この部屋で唯一の私の慰めだった。







「それで……どこからマリアのこと聞き出したのよ? お母さんは」
一悶着あった後、私が二人を強制的に人形で黙らせ、漸く私の家は落ち着きを取り戻しつつあった。
マリアを抱っこ紐で支えてあやしながら、テーブルに座った魔理沙とお母さんに紅茶を入れて。
「ああ、それなんだけどねぇ。サラちゃんがゲート近くで拾ったって、こんなの持ってきたのよ」
お母さんが取り出したのは一枚の新聞。見覚えのあるデザイン。あの鴉天狗の新聞だった。
お母さんが指差したその記事を読んでみるが……

「……ちょっと、これどういうことッ!? 魔理沙、もしかしてあんたまた何かやらかしたわねッ!?」
記事の題は『香霖堂に珍品入荷! -人形遣いの絞りたて母乳に落札者殺到-』
何ともストレートな題と、心当たりがありすぎる点で頭が痛い。
そういえば、あの後『アレ』をどうしたか魔理沙に聞いてなかったわ……
今更聞いても、遅すぎる気がするが。

「……魔理沙、搾乳機で絞ったおっぱい、あの後どうしたの?」
「ああ。あれか。瓶三本取れたから、一本は私がちょろまかして、後二本は搾乳機の代金として香霖に……」
「やっぱりあんたのせいかッ!」
あああああ……こんなに大々的に取り上げるあの鴉を恨むべきか、あそこの変態店主を殴るべきか、悪びれもしない魔理沙を叱るべきか……
こんな恥ずかしいこと書かれて、もう外歩けないじゃない……いや、以前にも随分恥ずかしい記事を書かれた記憶はあるんだけど。
もう、いっそ魔界に帰ろうかしら。丁度お母さん来てるんだし。

「それで、もしかしてと思ってそのお店行ってみたのよ。でも競りが丁度終わっちゃった直後でねぇ……」
「そもそも娘の母乳を買おうと思う、お母さんの神経が分からないわ……」
「ああ、大丈夫よ。そこの店主さんが一本保存用に取っておいてあったから、ちょっと殴って強奪……じゃなくて、親切に譲って貰ったから」
何が大丈夫なの!? ああ……全然話が通じてないわ。
神様、どうして私の周りにはまともな人がいないのですか。と神を嘆こうとして、そういえばお母さん自体が神だったと思い出す。完全に駄目じゃない。
魔界に帰っても、これじゃあ状況は全然変わらないわ。むしろ悪化しそうな気もする。
……とりあえず、変態店主が始末済みだという点だけは、お母さんに感謝するべきか。

そろそろ本気で現実の理不尽さを思い悩み始めたところで、お母さんが話題を最初へと引き戻した。
「それで……貴方がこの子の父親なのよねぇ?」
「う……ま、まあ……そうだが……」
渋々といった様子で、認める魔理沙。まあ、胸張って言える相手じゃないわよね。
お母さんは縛った髪をくるくる弄りながら、不機嫌そうに言った。
「別にアリスちゃんが選んだ相手なら文句はないのよ。アリスちゃんの人生だもの、親の私がどうこう言える訳でもないし」
意外な言葉だ。さっき、魔理沙の言葉に嫌と即答した人と同一人物とは思えない。
だけど、やけに不機嫌そうな表情が引っかかる。
娘の勘というべきものだろうか。なんだか、嫌な予感がする。

「でもね。本当にアリスちゃんのことを愛している人にしか、私はアリスちゃんをあげるつもりはないわ。アリスちゃんには幸せになって貰いたいもの」
「それなら私はさっき言ったとおり、お前にも負けないぐらい……」
「――だったら。どうして貴方は、子供まで生まれているのにアリスちゃんと一緒に暮らさないの?」

鋭い眼光が魔理沙を射抜いた。まるで責め立てているように。
……そうだ。それについては私も疑問に思い続けていた。
魔理沙は毎日こうやって遊びに来るし、泊まっていく日だって多い。ほぼ同棲生活と言ってもいいだろう。
だけど『ほぼ』同棲生活なのだ。一緒に暮らそうと魔理沙は言い出さない。
一回だけ「そんなに毎日来るなら、もういっそ住んじゃえばいいのに」と言ってみたことがあるが、それも曖昧に笑ってスルーされた。
何か理由があるのだろうと思ってたけど、なかなか聞くことが出来なかった。
……いや、違う。理由を聞いて、理由がないかもしれないことが怖かったのだ。
元々魔理沙は、自由奔放で縛られるのが嫌いな節があるから、私たちを重荷に感じているのかもしれない。
それもそうだろう。魔理沙は親になれるような歳じゃない。私も微妙な線だけど。
まだまだ自由でいたい年頃なのだ。色んな義務に縛られるような程、大人じゃない。
だから、私からも言い出せなかった。一緒に暮らそう、なんて……

「……神綺。アリスもだけど、それについてはもう少し考えたいんだ」
俯いたまま魔理沙が言う。表情がよく見えない。
ただ声の重さから、あまり一緒に暮らしたいと思ってないということはわかる。
「どうしてかしら?」
お母さんがすかさず反論する。不機嫌を通り越して、また激昂しそうな勢いだ。
熱くなるお母さんと反対に、私の気分は沈んでいく。
それに気がついたのか、慌てて魔理沙は弁明した。

「違う。違うぜっ? 別にお前のこと愛してないとか、一緒に暮らすのが嫌だって訳じゃなくて……」
「じゃあ……どうして……?」
私も尋ねると、魔理沙は観念したように溜息を一つ吐いて。
珍しく自嘲するかのような笑みを浮かべて言った。

「ほら私ってさ、小さい頃に家飛び出したから、あまり家族ってわからないんだよ。特に父親には良い思い出なんて無いんだ。お前みたいに、親の温もりなんか……」
「魔理沙……?」
「そんな私が親で良いのかって思うんだ。しかも、私は女だぜ? 本来父親にはなれないんだ。だったらマリアは私が父親だって事、知らないほうがいいんじゃないかって思うんだよ」
何の冗談かと思ったが、魔理沙の表情から本気が伺えて。
つまり魔理沙は……自分が居ない方が、マリアの為になるって思ってるというの?

「ああ、いやでも、お前に押しつけようって思ってる訳じゃないぜ? もちろん世話は手伝う。だけど、よく遊びに来る人ぐらいの扱いで良いんだ。家族には確かになりたいけど、親には……なれる自信、無いんだよ……」
困ったように笑う。魔理沙流の誤魔化し方だ。
笑うことで茶化して大したことがないという風に繕ってるけど、そんなことで誤魔化せる私じゃない。
これは重大な問題だ。あの子煩悩っぷりから考えて、魔理沙がマリアのことを大切に思っているのはわかっている。
それなのに、魔理沙は……

「……それって、逃げじゃないのかしら?」
「な……ッ!?」
ふと、今まで黙っていたお母さんが口を開く。依然、責めるような目付きだった。

「逃げって……私はこれでも真剣にだなぁッ!?」
「大方一番の理由は、特殊な生まれであることでこの子が傷つくとでも思ってるってところかしら?」
「うっ……」
お母さんの反論に、魔理沙が口を噤む。図星だったらしい。
悔しそうに唇を噛み締めると、荒い口調で怒鳴り返した。

「そうだよッ! 魔法で生まれた子供なんて……自分が魔法で生み出されたなんて、マリアには知って貰いたくないんだ。それの何処が悪いんだッ!」
「あらあら、それは聞き捨てならないわ」
「……なんでだよ?」
「だって、貴方の言い分じゃ魔法で生み出された子は幸せじゃないみたいじゃない」
「そりゃ、普通に生まれてないって知ったら……」
「じゃあ、聞いてみましょうか? 『魔法で生まれた子』にでも。――ねぇ、アリスちゃん?」

お母さんの言葉に、今思い出したかのようにハッとして魔理沙が振り向いた。
そう。私の方が、マリアよりも特殊な出生なのだ。
曲がりなりにもマリアは私のお腹から生まれ出たけど、私自身は……

「私は……確かに魔法で生み出されたけれど、不幸だなんて思ったことはないわ。むしろお母さんに大切に育てられて、魔理沙と出会えて幸せだと思う」
「アリス……」
「だから、だから……そんな悲しいこと言わないでよ。マリアのお父さんは、魔理沙しかいないのに……ッ!」
あれ……? やだ、勝手に涙が溢れてきた。
泣きたい訳じゃない。なのに、涙は後から後から零れてくる。
拭っても止まってくれなくて、仕舞いには鼻まで鳴り始めた。

「……だそうよ? ねえ、生まれってそんなに大切なものかしら? 私はそれよりも、育っていくに当たって、精一杯愛を与えてくれる人がいることの方が大切だと思うのだけれど」
「……」
「貴方は親になれる自信が無いって言ったけれど、それは誰だって同じじゃない? むしろ貴方は自分の子供のこと、よく愛してると思うわ。だったら、それだけで立派な親じゃないかしら?」
お母さんがさっきまでとは打って変わって、優しい口調で諭すように魔理沙に言った。
しばし黙っていた魔理沙だったが、何かを決意したように突然私を抱きしめた。

「……悪い。そうだよな、私しかいないよな。……その、さ。私、頑張るから。お前みたいにしっかりしてないし、まだマリアが何を言いたいのかもよくわからない。だけど、いい親になれるよう頑張ってみるぜ」
そこまで言って、少し照れ臭そうに魔理沙は笑って。
「すぐには流石に無理だが……そのうち、私とマリアがもう少し成長したらだな。そしたら……アリス。その、一緒に……暮らさないか?」
ずっと、待ち望んでいたその言葉。
流れている涙は、いつの間にか嬉し泣きに変わっていて。
しがみつくように魔理沙に抱きつく。魔理沙は、私の頭を撫でてくれていた。
さっきまでの重い空気が吹き飛び、甘く優しいものへと変わって……

「――はい、そこでストップ。まだ私は、貴方にアリスちゃんと一緒に暮らして良いって許可を出した覚えはないわよ?」

――どうしてそこで水を差しますか、お母さん。

というか、お母さんは何がしたいの? 応援してくれているのか、引き離そうとしているのか意図がまったく読めない。
むしろ、お願いだからもう早く帰ってもらいたい。魔界神が勝手にこっち来ていて良いの?
「大丈夫よ、夢子ちゃんの許可はちゃんと取ったから」
メイドに管理されてて良いのか、魔界神。
いや、まあ夢子さんの方がしっかりしているのは確かだけれど。

「とにかく、私の何が不満なんだよ? 私はアリスが好きだし、アリスだって私のこと好いてくれてるんだ。さっきそれでいいって言ったじゃないかよ?」
むくれた魔理沙が言い返す。自信だけは底なしなのね、ホント。
普通、この状況じゃ不安に思う親の方が多いと思うわ。
お母さんが一つ溜息を吐いた。そしてジッと魔理沙の方を見つめ。

「……じゃあ、アリスちゃんのこと、どれだけ愛しているか証明してみなさい」
「はぁ……? つまり、何だ? 具体的には?」
「そりゃあ決まっているじゃないの。夫婦の愛の営みに――「――もうホント今すぐ帰れっ!」

嫌な予感がしたが、残念なことに大正解だったようだ。
いきなり大声を上げた私の方を、驚いた表情でお母さんと魔理沙が見ている。

「帰れって……本当に酷いわねぇ。お母さんは貴方をこんな子に育てた覚えはないわ」
「私だって、お母さんにまともに育てられた覚えがあんまり無いんだけど」
愛の営みって……普通親に一番見られないようにするもんでしょッ!?
他の人に見られても困るけど、肉親に一番バレないようにするのが普通じゃないの!?
それ以前に、娘のそういうところを見たがるな。家族でもプライバシーはあるものよ。
そして魔理沙、何やる気満々になってるの。そこ、いそいそとベッドの準備始めないッ!

「えー……だってさ、神綺が証拠見せろって」
「そういうのは素直に従わないの! というより、すっごく嬉しそうな顔しないッ!」
変態丸出しにも限度ってものがある。親の前での羞恥プレイとか、何その公開処刑。
魔理沙は私にどれだけ恥ずかしい思いをさせれば気が済むのだろうか。
変態的行為に興味津々なのはわかってるけど、今回ばかりは流石に許容しきれない。

「大丈夫よ。姿が気になるなら、魔法でちゃんと隠れておくから」
「そういう問題じゃなーい!」
もしかして、お母さんはそれが目的で今回訪問したんじゃないだろうか。
目を輝かせながら、横にアホ毛がびゅんびゅん揺れている。犬の尻尾みたいだった。
あの……二人してワクワクドキドキって擬音が全身から聞こえてきそうなんだけど?

「私は絶対しないからねっ!? そんな恥ずかしいことッ!」
「「えー……」」
「二人揃って、文句言わないッ!」
息ピッタリだった。もしかしなくても、既にお母さんと魔理沙が意気投合しているような気がしてならない。
いや、意気投合してくれること自体は良いのだけれど、変態的な方向だということは嘆かざるを得ない。
お母さんは少し思案顔を見せたかと思うと、いきなりアホ毛をピンと伸ばし、思いついたと言わんばかりの表情でこちらを見た。
……うわぁ、凄く嫌な予感しかしないわ。

「うふふ……アリスちゃん、注目ー」
「だうー?」
お母さんが私からマリアを取り上げる。しまったと思ったときには遅かった。
指をパチンと鳴らし、その瞬間にマリアはそこから消え去った。
「今、マリアちゃんは魔界に転送させて貰ったわ。返して欲しければ、四の五の言わずにシてるところをお母さんに見せなさい!」
娘を脅すのに、孫を人質に取るな。
しかも、要求している内容がひたすらアホすぎる。このままじゃお母さん、カリスマ無くなっちゃうわよ?
もはや、呆れを通り越して疲れてきた。どうせ魔界で待機しているの夢子さんだろうし、話せばあの人なら通じるからなぁ。
さっさと魔界と交信して、マリアを引き渡して貰おう。そうしよう。

「ふふふ……甘い、甘いわアリスちゃん! 今、お家にはユキちゃんとマイちゃんが帰ってきてるわよッ!」
「……なっ!?」
何ですって!? あの二人が帰ってきてるの!?
ユキとマイ。すなわち、一応私の姉に当たる人物である。
あの愚姉の元にマリアが渡って、良いことなど一つもない。むしろ良くないことの方が起こる可能性が高い。
ついでに後で、思う存分からかわれる可能性も高い。いや、お母さんがこっち来てるから、もう私に子供がいることはあの二人に知れ渡っているだろう。頭痛くなってきた。
更に、話が通じない相手だということが厄介だ。姉に勝てる妹など所詮居ないのだろう。
まだユキ姉さんだけならなんとかなるかもしれないけど、マイ姉さんは狡猾だからなぁ……
いやいや、ユキ姉さんの方がドジだから危険が大きいか……?
どっちにしろ、これは早く手を打たないとマズい。マリアが危険すぎる。

「お母さ……「――じゃあ、私は退散するからどうぞごゆっくりー♪」
次の瞬間、お母さんの姿は消えていた。まんまと逃げられた。
どうしよう。マリアがこんなくだらない事でさらわれるなんて……!
取り戻そうにもお母さんは隠れちゃったし、魔界に突撃しても無理だろう。
ああ……マリアが、マリアが……っ!!
ふと、肩を叩く手。振り返った先には魔理沙。

「……アリス。こうなっちまったら、やるしかないだろ。早くマリアを取り戻さないと。私たちの可愛い子供だからな」
「魔理沙……」
台詞だけなら凄いカッコいいわ、魔理沙。だからその、面白そうなプレイだと言わんばかりの表情やめて。全部台無しだから。
あと、涎は拭きなさい。目を血走らせるのも止めなさいってば!

でも、魔理沙の言うことももっともなのだ。お母さんの要求がそれなんだから、一番手っ取り早い方法だ。
モタモタしていると、その間にもマリアが毒されてしまうかもしれない。
マリアは私似だから、お母さんなら絶対かつての私のようにマリアを扱うだろう。
あの異常な愛情……もとい、もうセクハラに片足浸かっているんじゃないかというスキンシップをマリアに経験させるわけにはいかない。
やっぱり、腹括るしかないのかな……?
運が良いのか悪いのか、魔理沙はやる気みたいだし……

「うぅ……わかったわよ……ぐすん」
なんで私が、こんな事に……
何だか人として大切な物が少しずつ失われている気がする。いや、もう妖怪だけど。
本日何回目になるかわからないほど吐いた溜息をもう一度吐いて、嬉々とした魔理沙を引き連れ、しぶしぶベッドへ向かった。








「うー……なんか、変な視線を感じるわ」
ベッドに向き合って二人。他には誰もいないはずなのに、舐めるような視線が身体にチリチリと刺さる。
姿を隠しているだけで、お母さんが何処かから見ているのだろう。うぅ……恥ずかしい……
「なんか……見られてると思うと、ドキドキするぜ」
魔理沙も珍しく大人しい。いつもなら、獣ばりに襲いかかってくるのに。
顔を赤くして、そわそわと落ち着きがない。魔理沙に羞恥心が残っていることにまず驚いた。
いや、どうせ残っているだけだろうけど。魔理沙は恥ずかしいから、むしろしたがる方だし。

「アリス……」
頬に手が当てられる。引き寄せられて、触れるだけの軽いキス。
おずおずと、まるで初めてみたいに。遠慮がちな。
何度も繰り返し重ね合わせるも、なかなかそれだけで先に進まない。
啄み合わせて、たまに唇を吸ったりするだけ。
それ以上が進めない。ジッと観察されてるのを肌で感じるほどに見られている。
こんなに見つめられちゃ、キスだけでも恥ずかしい。
でも、このままじゃマズいと思ったらしい魔理沙が、そっと舌で私の唇をなぞった。
その瞬間、背筋に駆け上る快感。驚いて、思わず唇を離しそうになったほどの。
舌が私の口腔へと潜り込む。ちょんと触れ合うだけなのに、その度に電流が何度も身体に流れた。
これは何!? そんな……キス、だけで何でこんなに感じて……ッ!?

「んーっ……ふ、ふぅん……ん、う、ちゅ……む、んぅ……」
頭が沸騰する。目の前がちかちかと点滅を繰り返す。
もっとを求めるように、魔理沙の舌に縋り付く。
ああ……今、絶対いやらしい顔してる……いやらしい顔、お母さんに見られてる……ッ!

「ふぅ……ん、ん、んっ……ちゅ、ぴ……ふぁ……あ、ん……む、ちゅ……」
はっきりと、魔理沙の舌の動きを感じる。
歯茎をくすぐり、犬歯から奥歯までを一本ずつなぞって。
上顎を辿りながら、再度舌を一つの生き物になるまで絡め合わせる。
混ざり合った唾液は、蜜のような甘さと粘りを持って喉の奥へと押し込まれていく。
気持ち良くてキスだけでおかしくなりそうで、魔理沙の舌を振りほどいて逃げる。
でも、狭い口腔ではすぐに追いつかれて絡め取られる。逃げては追われ、逃げては捕まる。
追いかけっこを繰り返して、飲みきれなかった唾液が口の端から零れていく。
ああ、キスだけで蕩かされている。こんなところ、見られてるなんて……
痺れが舌を通して全身に広がる。汗腺が緩みしっとりと汗で濡れた肌は、余計に過敏さを増して。
不気味なほど浴びせられる視線に、ねちっこく撫でられているかのよう。
身体が弛緩して言うことを聞かない。芯まで痺れは回って、熱と疼きと。
目元が熱くなって、自然と涙が零れ落ちる。目を閉じることが出来ない。
丁度、眠たいときのような。とろんとした目の感覚。

「ん……ちゅ、ふぅん……ぴ、ちゃ、ちゅ……む、ん……んぅ……」
魔理沙もかなり興奮してるのかもしれない。なかなか舌を放してくれる気配がない。
零れた唾液は顎を伝って、喉元まで流れていた。
ぼやけた先に見える魔理沙の表情。目を閉じ、夢中で貪っている。私を食べている。
まるで、お母さんに見せつけているかのように。
駄目……もう、キスだけで……

「んっ、ん……んぅーっ……ふぅっ、ん、ふ……ふぁ……ぷぁ……っ」
もうイく、と思った瞬間に魔理沙はやっと唇を離した。
何本もの煌めく銀糸が二人を繋いでいて、口周りはもう唾液でべとべとで。
酸素不足の頭は、クラクラしたままなかなか元に戻らない。
視界がぐらりと揺れて、映し出されたのは見慣れた天井。どうやら押し倒されたようだ。
私の顔を覗き込む魔理沙は、息も荒く獣の目をしていた。
もう完全に出来上がっちゃってるなぁ、と回転しない頭で呑気に思っている間に、服は剥ぎ取られて。
既に火照りきった身体が外気に晒されて、ひやりとして気持ち良かった。

「アリス……んぅ……」
覆い被さられ、首元に鼻先をぐいぐいと押し当てられる。
鼻息さえ聞こえそうなほどに、夢中になって匂いを嗅いでいた。
「もう……結構汗かいてるから、そんな良い匂いじゃないでしょうに……」
「何言ってるんだ。良い匂いだぜ」
……魔理沙、それあんまり嬉しくないからね?
そんな私の内心を余所に、魔理沙はまるでマタタビを与えた猫のような表情で。
「はぁ……はぁ……アリスの匂い、甘い……」
呼吸が何というか危ない。外で見かけたら、間違いなく変質者扱いされる。
普通の人だったら背筋に薄ら寒い物を感じることだろう。……あれ? じゃあ何にも感じない私は?

「んぅっ!」
ああ、靄がかかった頭で考えても埒があかない。
魔理沙に首筋を吸われ、思考がまた濃い霧の中へと。
ピチャピチャと舐められる度に、身体の奥が疼いてくる。
幾つも痕を付けられる。いつも以上に丹念にだ。お母さんを牽制でもしているつもりなのかしら。
赤々と刻んで、もう私が魔理沙の所有物であるということを強調するように。
……心なしか、肌に突き刺さる視線が痛くなったのは気のせいだと信じたい。

「あー……なんかヤバいぜ。理性飛びそう」
「それ、いつもと変わらない気がするけど……ひゃああんっ!?」
ビクッと身体が硬直する。突如、耳に息を吹きかけられたからだった。
うぅ……変な声出た……恥ずかしい……
魔理沙はいたって満足そうな表情で、耳の外周を舌でなぞっていた。
胸をまさぐり始めながら、耳元で囁く。
「いや、いつもよりもだって。だって今のお前、すっごく色っぽいというか……なんかそそるんだよ」
「……?」
「そんなに興奮してるのは、見られてるからなのか……? 襲いたくなるぐらい、可愛いぜ」
もう襲っている最中だ、というツッコミは野暮だろうか。
にしても、そんなに興奮してるのかしら私。自分じゃ実感が湧かない。
確かに少しの刺激でも随分気持ちいいし、奥は疼いて堪らないし、もう下着までぐっしょりと濡れているのがはっきりわかるけど……

「ふぁ……きゃふっ……ん、う……はぁ……」
「愛してるぜ、アリス……」
耳元で砂糖みたいに甘ったるい言葉を囁かれ、脳髄まで溶けていく。
好き、だとか愛してる、だとか。そういう類の言葉って、どうして何度言われてもこんなに嬉しい気分になるんだろう。
初めて好きだって言われたあの時と、まったく変わらない胸のときめき。
魔理沙の舌と言葉が、耳を犯す。大音量で響くいやらしい水音に、恥ずかしさが掻き立てられて。

「やぁ……あ、ふ……ひぃん……ん、あんっ……ひぁ……っ」
耳たぶに歯が立てられる。かぷりと噛み付いて、唇で食む。
胸の方もぐにぐにと揉みほぐされ、だけど敏感な蕾にはまだ触れずに焦らしてくる。
見ずともわかるぐらいに、ぴんと勃っているのにもかかわらずだ。
涙が頬をぼろぼろと流れていく。身体の内側に溜まった熱を上手く放出できずに、がたがたと快楽に震える。
何よりも、視姦されてるのをはっきりと肌に感じて、恥ずかしさで余計に熱暴走を起こしそうだった。

「あぁ……はぁ、はっ……ん、んっ……あんっ……」
自分が徐々に快感に飲まれていくのがわかる。糸を一本ずつジリジリと切っていくように。
どうせ理性を手放すことになってしまうのなら、いっそ一気に狂わせて欲しい。
じわじわと自分というものがわからなくなっていくのは、何度経験しててもちょっと怖い。
だから一気に食べて貰いたいのに、魔理沙は意地悪でこうやって焦らす。
曰く、料理と同じ物らしい。手間をかければかけるほど美味しくなる。
食べられる側としては、気が狂いそうになるんだけれど。
もどかしさに身体を捩ったり、太ももを擦り合わせてみたりしてみたが、疼きは余計に増して。

「魔理沙ぁ……ふぁ、あ……お願い、そんなに意地悪しないでよぅ……」
自分でも驚くほどに、媚びた甘い声。
魔理沙に慣れさせられた身体は、無意識に魔理沙が一番欲情するような行動を取る。
効果はてきめんのようだった。
いきなりがっつくように、魔理沙が胸に吸い付いてくる。

「きゅぅうっ! ――――ッ!!」
待ち望んでいた箇所に、予想以上の強い快感。
母乳を吸われながら、軽い絶頂に達する。二度、三度。止まらない。
頭が真っ白に吹き飛んでしまうぐらいの強いものは訪れないが、繰り返し目の前に閃光でも放たれたような。
身体が勝手にガクガクと震えて、胸から広がって脳天から股まで電流が駆けめぐる。
魔理沙の頭を強く抱え込み、吸われ続けることで断続的に与えられる快感に耐える。

「あ、あ、あ……ッ! ふぁあっ、やっ、ん……ん、んっ、んぅーっ!」
「ちゅう……ん、ぷは……アリス、そんな大きな声出してていいのか? 神綺に聞かれるぜ?」
「――!? ん……っ、ふ……む……んーっ……ッ!!」
魔理沙の言葉にハッとなって口を押さえるも、声を抑えきることは出来なくて。
そんな様子は魔理沙を余計、調子づかせるだけだとわかってるのに。
ぎりりと音が鳴りそうなほどに奥歯を噛み締めても、魔理沙に唇を吸われてしまったら、その甘さに応えて口を開けてしまう。
胸の先端を捏ねくり回されながら、絡められる舌に抗う術はない。

「ん……アリス、身体起こせるか……って、無理そうだな」
身体の何処にも力が入らなくなって、人形のようにクタリとした私を見て呟く。
仕方ないなぁと言いたげに頭をぽりぽり掻いて、そっと優しく抱き起こして。
そのまま後ろから抱きしめるような格好。頭を撫でられるのが心地よかった。

「さてと……もう機能果たしてないな、それ。そんなに気持ち良かったか?」
太ももを撫で回しながら魔理沙が囁く。下着のことを言っているのは明白だった。
恥ずかしくて足を閉じようとしたが、魔理沙の手に阻まれる。
そのままするりと脱がされてしまった。
「うわ……凄いな……壮観だぜ」
あの魔理沙でさえ、息を飲むほどの。私に至っては直視が出来なかった。
赤く熟れたそこは、充血してふっくらと大きくなっていて。粘ついた液体が無数に糸を引いていた。
何かを求めるようにヒクヒクと蠢き、時折奥から更に蜜を吐き出して。
今までになく発情した身体は、目を背けたくなるほどの淫靡さを持っていた。

「ほーら、神綺にも見えるようにだな……くぱぁーって」
「なっ!? ちょ、魔理沙……ッ! 恥ずかしいからやめてってば……」
魔理沙の指で押し広げられ、熱気が少し逃げていくのがわかる。
しかし、そこに穴が空きそうなほど浴びせられる視線によって、更に熱を持ち始めて。
もう駄目。死にたいぐらい恥ずかしい。というか死ぬ。
こんなの、見られてる……っ!

「ほら、簡単に指が飲み込まれてくぜ」
「ふああっ! あっ、あっ、あんっ……はぁ、あ、んっ、や、やぁ……っ」
くちゅり、と濡れた音が響き、いとも容易く魔理沙の指二本を飲み込んで。
それだけでは物足りないというように、更に奥へと蠢き誘っている。
キュウと締め付けては緩み、ヒクヒクと痙攣して、また締め付ける。
ただ魔理沙の指が中にあるだけで。魔理沙は動かしてもいないのに、無意識に締め上げるだけで狂いそうなほど気持ち良くて。
指を伝い、魔理沙の手首まで私の吐き出した粘液で濡らしていく。
ああ、動かないその指が焦れったくて堪らない。
もっと乱暴でも良いから、思いっ切り掻き回して欲しいのに。

「あ……ぁ……っ、あ……」
疼きが私を苛ませ、追い詰める。
魔理沙が私を抱いた腕に力を込めたことで、無意識のうちに腰を振って快楽を貪ろうとしていた自分に気付く。
恥ずかしくてすぐに止めようとしたのに、身体は言うことを聞かない。
「や……やだぁ、もう……」
思わず涙が零れた。それを魔理沙が舌でぺろぺろと拭う。
その感覚にさえ震えた。やっとここになって、異常なほどに欲情していた自分に気付く。
でも、それは魔理沙も同じようだった。
お尻の辺りに押しつけられた熱。硬く、大きいそれ。
まだ見てはいないけれど、いつもとは違う感じを覚える。まるで熱した鉄のよう……というのは言い過ぎだろうけど。
にしても、いつの間に生やしていたのか。それにすら気付かないほど、蕩かされていたのか。

「なぁ……もう、欲しい?」
押しつけられたそれを私が意識し始めたとみて、魔理沙が嬉しそうに尋ねてくる。
もちろん、ここはスルーだ。これ以上調子づかせるわけにはいかない。
だか、それも目の前に突きつけられてしまえば、抵抗も揺らいでしまう。
「あ……」
眼前にあるそれは、いつもより一回りも二回りも大きかった。
魔理沙の興奮を直に伝える、グロテスクにも見えるそれはまさに凶器のようだ。
猛々しくて、こんなの入れられたら壊れるかもしれない、と少し恐怖を覚えるほどの。
思わず手を伸ばしかけて……

「ダーメ、おねだりしなきゃあげないぜ」
ぐい、と手を掴まれて押さえられる。首を伸ばしても、舌を伸ばしても届きそうにない。
それよりも、どうして私はそこまで必死になって欲しがっているのか。
浅ましい。はしたない。わかってる、とても恥ずかしいことしてるってことはわかってる。
それでも身体が欲しているのだ。発情した雌の身体は、饐えたような雄の匂いに引きつけられて。

「欲しい……魔理沙の欲しいの……お願いっ!」
にやりと魔理沙が笑う。手が解放される。
我慢できずに飛びつくように触れた。硬い。熱い。
「あ……ぁ……」
涎も拭わずに、咥え込んだ。大きすぎて飲み込みきれない。
上顎を押し上げ、喉奥まで突く圧倒的な存在感。
私の方からシているはずなのに、逆に魔理沙に口の中を犯されているようで。
息苦しさを感じているのに、しゃぶることを止めようとは思わない。
ホントにこの身体は、魔理沙に慣れさせられすぎたと思う。
魔理沙ばかり変態だ何だ言っているけれど、それで悦ぶようになっていっている私も――

「んー、ふっ……む、ん、ちゅ……んぅ……はむっ、じゅる……」
獣のような息を吐いていた魔理沙が動き出す。丁度、私の下に潜るように。
そして上の口と同じように涎を垂らすそこに、貪りついた。
「ふみぅっ!? んーっ! ふぅぅうっ!!」
腰が跳ねて逃げようとするも、魔理沙に捕まえられていては逃げることも出来ず。
ジュルジュルとわざと大きな音を立てて啜ったり、尖りきった雌芯を舌先でつついたり。
舌先が中に入り込んでうねうねと動いて、頭の中がスパークする。
口の中で魔理沙が跳ねるのがわかる。苦みが濃くなって。
もう、わけもわからずに、夢中になってそれを吸い上げ続けた。
頭が真っ白くなっていって、身体の何処もかもが痙攣し始めて。
魔理沙の低い唸りと共に、喉奥に熱い物が思いっ切り叩きつけられた瞬間、私は高く高く吹き飛ばされた。

「んぶっ!? ん、ん、んっ、んっ、んぅ――――――ッ!!!!」
快感が連鎖爆発して、何が何だかわからない。
喉に叩きつけられる精液は、全部飲みきれずに口からボタボタと垂れ落ちて。
同じように私自身も魔理沙に大量の蜜を滴り落としていた。
魔理沙が跳ね起きる。転がされ、仰向きにさせられる。
魔理沙はなおも変わらずに雄々しくそびえ立っていて、いや、もしかするとさっきよりも大きくなって……?
絶頂の余韻も引かないままの私に覆い被さってくる。
耳元で荒い呼吸を隠すこともなく、それでも無理矢理襲うことはせずにちゃんと聞いてくるのだ。

「……いい?」
私もおかしいが、魔理沙もおかしい。今までにないぐらいに互いに昂ぶっている。
今日は本当に壊されるかもしれない、という恐怖を感じつつも、餓えた身体はむしろそれを望んでいるかのようで。
もう、奥の奥までぐちゃぐちゃに掻き回されたいという衝動が私を突き動す。
首肯を返すと、我慢ならないといった様子でそこに怒張が押し当てられ。

「――――!! んきゅああああああああああっ!!」
凄い、大きい。いつもと存在感がまるで違う。
圧迫されて、押し広げられて、ズンッと奥を突き上げられたときの衝撃。
根刮ぎ抉られて、持って行かれる。何これ、何……これ……ぇ!?
ああ、駄目……ダメぇ……頭、おかしくなる……気持ち良すぎて、狂っちゃう!
叫びにならないような叫びを上げて、魔理沙に貫かれてよがる。
そう、まさしく貫かれていた。繋がったその部分に、全てが支配されている。
とろりとした唾液が零れ、魔理沙が動く度に結合部から体液が飛び散る。
ほんの少し身体を揺するだけでも、凄まじい快感が全身を襲う。
脳天から爪先まで痺れる。犯されていると、ハッキリ自覚した。
中が疼いて、掻きむしりたい衝動に襲われる。でも、その痒みにも似た疼きは、魔理沙でしか癒せない。
子宮の渇きを癒せるのは、魔理沙が乱暴に動いたときだけなのだ。
お腹が苦しい。内臓が圧迫されている。でも、魔理沙は容赦なく動く。いや、止められた方が苦しいだろう。
激しくて、熱くて、止めて欲しくなんか無い。もっともっと……
獣のように互いに腰を振って快楽を貪り、咆哮じみた声を上げ続け。
そんな姿でさえも、見られている。狂ったように交わる姿を見られている。
だけど、その視線を気にする余裕なんか、もう微塵もなくて。

「あっ、うぅ……うぁあああ、出る、出る――――ッ!!」
「や、ダメ、ダメぇ……あっ、あっ、あっ、ああ……ひぁぁああああああ――――ッ!!」

数度目の絶頂を迎えてさえも、まだ足りず。
ひたすらに精を貪り、精を吐き出し。意識が飛ぶまで交わり続けた。








「……ん、んぅ……?」
眩しさを感じて、目を擦る。
もう……朝……?
意識が上手く覚醒しないままに、閉じていた目を少しずつ開く。
私の目が最初に捉えたのは……

「おはよう、アリスちゃん。昨晩はお楽しみだったわねぇ」

「ぎゃああああああああああああああっ!!!!」
絶叫して飛び起きて、ゴチンと大きな音。
私の顔を覗き込んでいたお母さんと、思いっ切り額をぶつけた音だった。

「ったたたた……も、もう! 驚かせないでよッ!!」
「しーっ」
額を痛そうにさすりながらも、お母さんは怒鳴っている私に人差し指を突きつけて。
くいっと親指で私の隣を指す。そこには、すやすやと眠っている魔理沙。

「そんなに騒いでいると、貴方の大切な人が起きちゃうわよ?」
「あ……う、うん……」
「ふふ……まだまだ子供なのねぇ。こんなあどけない寝顔しちゃって」
可笑しそうにお母さんは笑いながら、魔理沙の頬をつつく。
その表情は昨日とは違い、心底嬉しそうだった。

「……お母さん。魔理沙のこと、認めてくれるの?」
「だから私は最初から言っているじゃない。『アリスちゃんが幸せならいい』って」
額をぴんと指で弾かれる。優しい笑顔だった。

「アリスちゃんが取られちゃうのは悲しいけど、もう『アリス』だって子供じゃないものねぇ。貴方の人生は、貴方の好きに生きればいいのよ」
初めて、ちゃん付けじゃなく呼ばれた気がする。
……なんだ。もしかして試されていたのは魔理沙だけじゃなくて、私もだったのか。
改めて、お母さんには敵わないなぁと思う。考えてないようで、一番物事を深く見据えている。お母さんはそういう人だった。

「二人とも幸せそうな寝顔だったわ。……アリス、結婚おめでとう」
頭を優しく撫でられる。小さい頃、よくこうやって頭を撫でられたなと懐かしさを感じた。

どうして、私はお母さんに魔理沙やマリアのことを隠そうと思ってたんだろう。
いつだって子供の一番の理解者は、お母さんであるはずなのに。
お母さんから手渡されたマリアを抱きしめながら、ちょっと後悔と反省。

……たまには、魔界に帰るのも良いかもしれない。もちろん魔理沙も連れて。
そうだ、結婚式を挙げた訳じゃないから、式を挙げるときはお母さんも呼ぼう。
なんて当たり前のことを思い直しながら、お母さんの手のひらの温かさを噛み締めていた。



 
おまけ

「それにしても……」
「……?」
「今の子って、その……激しいのねぇ。お母さんビックリしちゃったわ」
「――んなぁっ!?」
「アリスもあんな声出しちゃって……いつまでも子供って思っていたけど、いつの間にか大人になってたのねぇ」
「そんなことで実感しなくて良いから! というかいつもはあんなに激しくないっ!」
「恥ずかしがらなくて良いのよ?」
「だから違うってばっ!」
「でも、ホントにいいもの見せて貰ったわ。久しぶりに私もしようかしらねぇ」
「何を!? 何だか聞いちゃいけない気がするけど……」
「もちろん、そんなの決まってるじゃない。アリスをおかずに――」
「あー! あー! 言わなくていいっ! というか今までそんなことしてたの!? 最低ッ!」
「あら? 普通じゃない? そこにいる魔理沙ちゃんだって自分の家にいるときは貴方の下着を使って……」
「覗いたのっ!? というか、下着が無くなってると思ったら犯人魔理沙だったの!? この……ッ!」
「……ねぇ、気持ちよさそうに寝ている子にいきなり人形で襲い起こすのは可哀想だと思うんだけど」
「こういうときはいいのっ!!」

駄目魔理沙ももう第5弾になりました。
まさに今回は神話幻想ならぬ珍話幻想。別名神綺様が見ている。
今までで一番馬鹿な話、かつ一番真面目な話のような気がします。
神綺様は前々から登場が期待されてましたが、このような形となりました。
これで何だか良い感じに一区切りな気もします。第1章はこれで終わりかな?
いや、第2章とか書くかわからないですけれどね。変態ネタが尽きてきそうw

次はシリアスな方のマリアリ書きます。無糖~微糖ですよ。
原作風味意識して書きたいと思いますが、やっぱり若干違うものになりそうです。
鎌鼬
コメント




1.\魔界神自重しろw/削除
「生まれより、愛情を注いでくれる人がいる方が大事」の部分で
不覚にもちょっと泣きそうになってしまった。
変態部分込みで神綺様のカリスマが凄いと感じたのは俺だけではあるまい
2.削除
ダメ魔理沙シリーズは基本肩の力を抜いて読める物と思っていたのですが…
神綺様の行動がいい意味で読めず、終始ハラハラ&ニヤニヤさせられました。

いや然しこの方は本当にどこまでが娘の為の行動だったのやら
アリスじゃなくても計りかねます。
そして果てしなくブレイクされまくるカリスマ

ちょ、犬の尻尾の如くびゅんびゅん揺れるアホ毛ってw
3.774-sun削除
相変わらずいい話でした。なんかもうアリスの周りは駄目人間揃いですな
4.たくましいなw削除
ダメ魔理沙シリーズ待ってましたー

それにしても、氏の書くSSはどれも良過ぎますw
GJ!
5.千変万化削除
「この魔理沙もうダメだ」
この言葉が似合うSSは世界中探しても他には無いですな

にしてもこの神ママンは魔理沙と肩を並べられる変態ってwもう魔界神じゃなくて変態神ですねw
そして溢れる(変態という名の)カリスマ

GJ
6.名無しの雑兵削除
ダメ魔理沙とダメアホ毛のコンビネーションがもうw

しかし何より、それに感化されて潜在的な変態度が急上昇中のアリスに釘付け…!
7.とくめー削除
馬鹿と天才は紙一重という事を改めて実感した


スレで微糖、無糖なマリアリを提唱した自分としてはwktkが止まりません
8.最高すぎww削除
ばかまりさシリーズ大好きだ!!
9.2NaC削除
これまた霧雨魔理沙、変態さ!って言う台詞が似合いそうな・・・
所でマリア早く引取りに行かないと・・・変態な事になりますよ
神綺様早く帰りますよって言って夢子さん引取りに来なさいよ・・・
10.nanasi削除
そろそろアリスはこの魔理沙に孕む側の大変さを思い知らせてもいいと思うんだ
ところでこの魔理沙はまだ処女なんでしょうか
プレイの一環でアリスが奪ってる?
11.グランドトライン削除
相変わらずこのシリーズはエロくて笑わせてくれます。
しかも変態は魔理沙だけじゃなかったとは……
もうまともな奴はアリスと夢子だけだなwww
12.asuma削除
「新作だ…!」とwktkしながら,タイトルをクリック。
真っ先に思ったのは,まさかの“駄目魔理沙シリーズ”

今回も物凄く楽しませてもらいました。
このテンポの良さは鎌鼬にしか出来ないと思うこの頃。
神崎様の優しさに心が温かくなったのは俺だけでは無い筈w
13.ななし削除
もうエロイの一言に尽きますなw
14.無名削除
なんというえろえろホームドラマ…すばらしい
思わずシリーズ一気読みです。
母性溢れるアリスとか魔理沙のお父さんっぷりイイワァ…

しかし母乳オークションの参加者は誰なんだw
この幻想郷は変態だらけなんだろうか?
こうなると他所様の恋愛事情も気になる所です。博麗さん家とか。
マリアにも同年代のお友達が居ないと可哀想ですしねww
15.無銘削除
揺れるアホ毛を想像してくそ吹いたwww
駄目魔理沙も父親ですか(不安要素多々…)
そしてカリスマ崩壊の馬鹿親万歳www
16.名無し削除
神崎様かわいいいよおおおおおおおお
17.ななす削除
へ……へんたいだああああ!!!!
いつも以上にネチョかった。GJ!
アリスが段々と変態化していくな。そこが素晴らしいと思うのぜ。
シリアスマリアリも楽しみにしています。
18.ななっしー削除
ダメだこの魔界神と魔理沙、早く何とかしないと・・・

今作も大変美味しゅうございました。ありがとうございます
きっといつかアリスの子供だけでなく、魔理沙の子供も拝めると信じて待ってます
19.名無し削除
タイトルで神綺様が出てくるのはなんとなく解ったけど…なんだこの変態母さんw
アリスの周りは変態しかいないのかよww
幻想郷だけじゃなくて魔界もこんな調子なのに常識人に育ったアリスが不思議でたまらない。
20.名前がありません削除
まさかのダメ魔理沙シリーズ!
楽しませていただきました。魔理沙も魔界神もこーりんも、お前ら自重…しなくていい! いいぞ! もっとやれ!
21.ななし削除
なんという羞恥プレイ……これは目覚めてもしかない(ぉ
このダメ魔理沙シリーズは笑えて悶えてエロエロで、もうっ! 大好きだっ!
次は無糖~微糖だと!? これは好み直球系がくるとみた!
22.ななす削除
ン甘ァ~~~~ィ!!!

神崎様の事今までかんざきって呼んでたにわかでゴメンよしんきさま・・・
23.名前などありません削除
なんて羞恥プレイ・・・イイ!
何だこれwwwまともなやつアリスだけじゃないかwww
とりあえず本当にだめだこの魔理沙・・・。魔界神もだめだ・・・早く何とかしないと・・・
そしていつも以上にエロかった!終始ニヤニヤしてしまったwww
変態魔理沙もしんきも・・・いいぞ!もっとやれ!
24.つーさん削除
2章が我々には必要である。
マリアリで癒しを求ムw