真・東方夜伽話

その時歴史は動いた

2008/06/22 03:03:40
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その時歴史は動いた

yuz
ふたなり、売春ネタ注意






















 慧音は昇りかけの大きな満月を見上げて軽く舌打ちするとさっさと家に入り
大きく溜息をついて、暗い部屋の中で薄く色づいていく髪を恨めしげに見つめた。

 長年のことであるから大分慣れてはいたが、やはり気持ちのいいものではない。

 そして、変身が進むにつれて下腹部に起こる違和感のためか布団に顔を埋めて唸った。
しばし畳の上を転げ回りやっとそれが治まると、今更驚くことではないのだが
下っ腹で男性器が強く自己主張しており慧音はさらに大きく溜息をついた。
男子ならば当然分かることであるが、こうなった場合にはその原因に何らかの対策を施しすぐにそれを鎮めなければならない。
そうしなければ長時間苦しみ抜くことになる。
慧音もそれをよく心得ていた。

 慧音は以前、妹紅に何とかしてもらうべくハクタクの馬鹿力に任せて遙々寝込みを襲ったが
その時は彼女の虫の居所が悪かったらしく返り討ちにあい、まだ腕に火傷が残っていた。
かといって村の娘を襲うわけにもいかず、もっぱら最近は妹紅に想いを馳せ満月のたびに盛大な一人遊びを催していた。
それを知ってか知らずか妹紅は最近慧音と口を利いてくれなくなった。

 
 永夜抄の頃が懐かしく思われる。あの時、私達はまるで恋人のようだった。
慧音がひたすら思い出を美化し感傷に浸りながら
 未だ知らぬ他の女性の体、ことさら妹紅を想像して男性器片手にいそいそと夜遊びを始めたが
玄関の方から何やら音がしてふと手を止めた。
この手のものはメンタル面が大きく関わるため、もちろんこのような些末なことにも気を散らされてしまう。
 何事か。
一大行事の興をそがれて怒り心頭の慧音が足音も荒く玄関に向かうと何かが郵便受けに突っ込まれていた。
「誰かいないのか」
返事は無く、再び舌打ちの音が響いた。

 乱暴に放り込まれていたのは大きな折り込みチラシの類であったが、よくよく見て慧音は自分の目を疑った。


       ***********************
    
          高級風俗店「博麗大結界」新装開店!!
  
    当店は可愛い女の子取りそろえております。絶対に抱え落ちはさせません。
    行って、初めてよく分かる。イージーからルナティックまで絶賛の嵐。
    空飛ぶ巫女の快楽園、値段もサービスも大決壊。
    美少女の奥の手はスペルカードのみにあらず、あなたのパッドはこのインパクト
   に耐えられるか?
            {中略}
        場所:博麗神社  開店:夕暮れから夜明けまで。

       ************************


 罰当たりの枠を越えている。ピンクの毒々しい文字に慧音は言葉を失った。
初めてあそこの巫女に会った時、淫売のような服装だと内心からかったが、本当に淫売だとは知らなかった。
神社は経営難だと聞いていたが、ただただ驚くばかりだった。

 しかもわざわざ満月の日にこの家に放り込むことが何とも悪意を感じさせる。
馬鹿馬鹿しくなって今日はもう寝てしまおうと布団をかぶったが、どういう訳か寝付けなかった。
目を瞑ると先ほどの文章が襲ってくるのだ。

 灯りを点けてまじまじとチラシを見つめた。
 
 なるほどふざけた文章ではあるものの何というかこう、心が揺さぶられる。
繰り返し読むと心の満たされない隙間を埋めてくれるような気さえする。

 慧音は自分の生真面目さを誇りに思っている。
あれこれ考えたのだが、やはりこれは売春であり非道徳であるし、
貞操観念から言っても全く許されるものではない。自分とは関係ないものなのである。
自分がこのような場所に行くのはあり得ないことで、あってはならない事だ。


 

  
  本当にそうか?
 自分は、事実妹紅に夜這いをかけたではないか。あれは何だというのか。
今度こそは村娘を強姦しないと言い切れるのか。
それに博麗をこのまま放置していいのか。そうだ、これこそが理由だ。
 
 先ほど風呂に入ったと言うのに慧音はもう一度湯を浴び、財布を懐に入れ、チラシの隅っこに付いていた割引チケットを丁寧に切り取ると
妙に浮き足立った様子で家を出た。
「見学だ、博麗の様子を見てきてやる。決してそのような行為がしたいわけではない」

 角の下のちっぽけな脳味噌にそう言い聞かせると、慧音はひたすらに夜空を突っ走った。

 
 ピンクや黄色やオレンジのネオンが、これでもかとばかりに光害を撒き散らしていたため
博麗神社は上空からでもすぐ分かった。

 境内へ足を踏み入れると満面の笑みを浮かべた霊夢が出迎えてくれた。
「珍しい顔ね、何か用事? 」
「用事と言うわけではないが」

 慧音は、しきりに辺りを気にした。
「客が少ないのよ、なんでかしらね。大歓迎よ、例え同性愛者でも」
「いや、違うんだ」

 霊夢が不思議そうな顔をしたが、すぐに思い当たったようで
「なるほど。この間妹紅が来てそんなこと言ってたわ。確か、満月の晩になる
と」
ゴニョゴニョと語尾を濁したので、慧音はつられるように頷いてしまった。

「それで妹紅を組み敷いたのねぇ、聞いたわよ」
「私は我慢した」
 大嘘もいいところだった。もし、妹紅が抵抗しなかったら種付けしていた。

「まあ、ゆっくりしていきなさいよ」
 勧められるまま神社内に上がるとアルバムのようなものを渡された。
「何だこれは。」
「好きな子、選びなさい。皆お金に困った流れ者よ。」
 成る程、指名と言う訳だ。慧音も噂には聞いていた。表紙を開けると大分幼い金髪少女が両手を広げていた。

“るみゃ”。

「源氏名よ」
 指差して霊夢がけたけた笑った。

「この子、働いてもその分だけ食べちゃうから手元はすっからかんなのよ」

 慧音は、自分の男根のサイズを考えて少女を不憫に思った。

みすちー、りぐるん、きゅう

パラパラとページを捲ったが、見慣れた顔がそこかしこに見受けられた。
「不景気だから、みんな必死よ」

ふと横で熊のような中年男が写真の金髪少女を奥の部屋に連れ込み、慧音の視線が釘点けになった。
「あーあ、取られちゃったわね。早く決めないからよ」

「いや、私は」

 言い訳を遮るように霊夢がスカートの上から慧音のシルエットをなぞり、慧音は息を漏らした。

「私は? ここまで来たんだから何か期待してたんじゃないの。このまま帰るつもり? 」

「いや、まあ。それもそうなんだが」
言い合ったためか頬に赤みが差した霊夢につい見とれて、喉をならした。
「すぐに終わるわよ、すぐに」

 しばらく言い争ったが、ついに諸事情に耐えきれなくなった慧音が霊夢に頭を下げた途端
「一名様、ご案内」と霊夢の口元が吊り上がった。

 案内された部屋には薄い布団が一枚しかれているだけで、他にはこれといって調度品の類は見当たらなかったが、かえって慧音は興奮した。
「料金は後でいいから、顔も割れてることだし」
そう言うと霊夢は服を脱ぎ、さらしと下着だけを残し慧音のスカートに手をかけた。
慧音は急なことに、一瞬声を上げたが霊夢が器用にスカートの中の男根を探り当てる頃には大人しくなっていた。

「うわっ、大きい」
 そう言われても、そもそも他人のそれを見たことが無い慧音にとっては何とも複雑だったが、
間を置かずに霊夢の舌が先端に触れ熱を感じると小さく声を漏らした。
「れ、霊夢」

 直に伝えられる霊夢の手の温かさと感触。今までに到底味わったことのない奇妙なものだった。
片手で抑えながら先端を口に含むだけの単調な行為ではあったが、
慧音は身をよじり、怒張は硬度を増し激しく脈打った。
さらにスカートの陰に霊夢の顔が隠れ、男根をしゃぶる音と感触だけが慧音に与えられている状態が
よりアブノーマルな妄想に拍車をかけた。

 ふと霊夢が顔を上げ

「このまま、一回イキたい? 」
  
 と慧音の顔を窺った。

 ただただ、慧音が肯首すると再び霊夢が口淫を始め先程よりも強い刺激が加えられ
先端、カリから裏まで余すところなく舌が這い回り、慧音がたまらず先走るとそれも丹念に吸い出し舐めとった。
そして、根本まで咥えると唇で先端まで吸い上げ、また根本まで含みそれを繰り返した。

「あぁっ、いいぞ霊夢。もっと奥まで」
とろけそうな程熱い口内に幾度となく吸われ、締め上げられ否応なしに高められていく。

 慧音は、以前読んだ官能小説の中の一説を思い出したが、口にすると怒られそうなので止めた。

「うっ…すまない。イキそうだ、出すぞ」

 慧音の訴えに応えるかのように、霊夢が動作を速めた。

 慧音の短い声の後、口内に何度も精がはき出され、あまりの量に霊夢はむせて口を離してしまい行き場を失い溢れ出る精液が霊夢の
黒髪と顔を汚した。
「す、すまない。霊夢」
「大丈夫」
心配する慧音をよそに、霊夢は口の中に残った分を飲み込むと事も無げに顔の汚れを拭った。

「しかし、量もすごいけれど濃いわね」
 こくこくと喉を鳴らす霊夢の表情に慧音は生唾を飲んだ。

「なあ、それと気になっているんだが」

 慧音は一瞬言葉に詰まり、隣の壁をちらちら見た。

「ここは壁が薄いんじゃないか? その、先ほどから」
隣室の甲高い嬌声が漏れている。

「ああ、新入りの夜雀でしょう。あの子声高いから」
霊夢は少しも悪びれていなかった。

「覗きたいの? 」
「まさか。そんなに悪趣味ではない」
ふーん、と霊夢が慧音を見た。

「本当だ」
「興奮してるくせに」

慧音の男根がいつの間にか固さを取り戻していた。
「それはだな。仕方無いんだ、これは、あれだ。発情期だから」

流石に「見慣れた夜雀の声を聞き、男に突かれている所を想像して勃起した」とは言えなかった。

「あれで満足じゃないんでしょ」

霊夢が布団の上に腰を下ろすと
「ああ、頼むよ」と情けない様子で懇願した。

「ただ、電気は消してもらえないか」
恥ずかしさもあったが、何よりも隣の部屋に覗かれているのか気になって仕方がなかった。
霊夢が立ち上がって電気を消すと、慧音は服を脱ぎ霊夢をゆっくり押し倒した。

「女は初めて? 」
「そうだ」
 霊夢のさらしを外すと暗がりに慣れた目が小ぶりな胸をとらえた。
「あんまり見るな」
「男相手に慣らしたんじゃないのか」

 両手で乳房を包み、柔々揉みしだくと霊夢がかすかに声をあげた。
「可愛いじゃないか、霊夢」
 以前見た時はがさつな印象しか受けなかったが、こうして布団の上で顔を重ねると何とも少女らしい
可愛い奴ではないか。
妹紅もこうなのだろうか、と想像すると背筋から首もとにかけてムズムズした背徳感のような感情が走った。

下半身の下着も脱がせると霊夢が顔を背けた。
「おまえ、男に人気があるだろう。今の私にはよく分かる」
「どうかしら」

 慧音がふいに秘所へ指を伸ばし、そっと触れると指に暖かな液体がまとわりついてきた。
「優しくね」
応えるように秘裂に指を添わせ何度も往復し、上部に小さな膨らみを見つけると指の腹でこねた。

「はっ、流石に女だっただけあるわね、あっ」
「万年欲求不満だからな」

 慧音の指が厚い壁を割り進み内部に進入した。

 そして、十分に濡れていることを確認すると指の本数を増やし弄ぶように指の形を変え動かす。
自分がいつもしているように。

「ひいっ、うっ…」

 中指で届く限り奥をかき回し、膨らみを爪でつまみ上げる。執拗に何度も何度も反応を見ながら繰り返す。
霊夢は体をこわばらせ、気をよくした慧音が思い切り内側を擦りあげた。

「あ、駄目っ。いくっ…」

 シーツの端を固く握りしめると、霊夢は体を震わせ達した。
彼女の目に止まったかは定かではないが、慧音は満足そうににやけると

「余韻にひたっているところ悪いんだが、私も限界なんだ」
と指を抜き、下腹部に自身のそれをぐいぐい押しつけた。
「はぁ、いいわよ。初めてなんでしょ」

 返事が終わらないうちに、慧音は己の剛直を内部に押し込んだ。

「これは、中々きついな」

 締め付けを確かめるようにゆっくり腰を進めるにつれ、慧音は呼吸を荒げた。濡れて暖かい感触、粘膜が直接触れ合う感触に今にも精を放ちそうだった。
「動かすぞ」

 入り口まで一気に引いては、また最奥まで一気に突き入れる。
その度に霊夢のそこが名残惜しそうに吸い付いてきては、またきつく締め付けた。

「あっ、ひゃっ」

 一突きごとに声をあげる霊夢がこの上なく愛おしく感じられた。
真っ暗な部屋の中、少女の声とそれに覆い被さる獣の荒い息、加えて湿った水音が響いていた。
 慧音がふいに身をかがめて霊夢に口付けると
霊夢は一瞬目を丸くしたが、慧音の唇を受け入れ舌をからませた。

「んぅ、ふぅっ」

腰の動きが一層激しく子宮を突いた。

「霊夢、中で擦れて気持ちいいぞ」

 慧音が一瞬口を離して囁き、また舌を口内に差し込んだ。
ひたすら腰を振りつつ霊夢の口内を貪る。それこそ今までの欲求不満、妹紅に対する劣情、やるせなさを爆発させるかのように。 
 
 行為が長引くにつれ愛液が潤滑油となり、更なる運動を促す。
慧音はそれに従うように霊夢の体を蹂躙する。

「霊夢」

荒い息遣いの合間に、慧音が呟いた。
 
「もう、限界だ。出すぞ」

 霊夢が慧音の背中に手を回し強く抱き寄せた。
それを了解と取ると腰の動きが止まり、男根が最奥まで突き入れられて
がっしりと布団の上に押さえつけられ、子宮に大量の欲望の塊が吐き出されるのを感じた。

「熱いっ……まだ出てる」

「霊夢、霊夢っ」

 長々と精を出し切った後もつながったまま、慧音はぐったりと霊夢の胸に顔を埋めた。

「満足? 」

 汗を拭いながら霊夢が尋ねると

「ああ、よかったよ」
と短く応えた。

 ゆっくり男根を抜くと充血した秘部から白濁がこぼれ落ち、慧音はそこはかとなく罪悪感を覚えた。

「痛くなかったか」
「激し過ぎ、まあ商売だからいいけどね」
 霊夢が腹をさすった。
「すまない」
「また、満月になったら来れば? 」
 慧音は下を向いたまま、応えなかった。
「今度、冥界の方に支店が出来るからそっちでもいいけど」



 代金を支払う段になって、割引チケットを差し出すと霊夢が驚いた。
「これ、どこで手に入れたの? 」
「家に入っていたんだが、誰か宣伝しに来たんじゃないのか」
「これから、配るつもりだったのよ。気味が悪いわね」
 二人して首をかしげた。
 一体、誰がわざわざ郵便受けにチラシを入れたのだろうか。









読んでくださってありがとうございます。
折り込みチラシを入れたのはもちろんあの人です。
yuz
コメント




1.魔砲削除
妹紅ですかね?誰にしろ期待大w
GJでした~
地霊殿と同じぐらいwktkしながら続編待ってますよ~
2.名無し削除
君の書くお話は短いけど斬新なものが多いな。好きだよ
3.ななし削除
神社が経営難……魅魔さま?
4.ななななし削除
もこたんwwwww
5.名無しさん削除
Good Job
6. 削除
さあ、早く続きを書く作業に戻るんだ
7.削除
続編マダー?w