真・東方夜伽話

妖怪寺の淫乱プリースト

2018/03/08 00:04:49
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妖怪寺の淫乱プリースト

喚く狂人

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 どうにか、無事に法会を終えられた。檀家たちがぞろぞろと講堂を出て、寺を後にする。
 溜息を吐く。説法の間、問題なく話せていただろうか。人前で喋ること自体は封印される前からずっと続けてきて慣れているが、こと今日のは違った意味合いで緊張させられた。全身が熱く、頬が紅潮しているのを感じる。せいぜい、具合が悪そうだくらいに思ってくれていれば良いのだが。
「いやあ、白蓮様! 今日も素晴らしいお話でしたぞ」
 声の主は、つるりとはげ上がった頭の目立つ、肥満気味の中年男だった。そこそこの地主で、寺の運営においては協力を請うこともある。よくしゃべる男で、口を開くたびにたっぷりした頬肉がゆさゆさと揺れている。一見すると朗らかなようであるが、白蓮を見る瞳には、へばりつくような好色と侮蔑が込められていた。
「それで、今度の行事につきまして、少しばかりお話したいことがありまして。よろしいですかな?」
「……はい。そういうことでしたら、どうぞこちらへ。星、悪いけれど、後片付けはお願いしてもいいかしら?」
 いかにも人目をはばかる話をしますといった風に、男は声を落とす。そうくることは分かっていた。近くにいた星に声をかける。
「分かりました。ですが聖、体調が優れないのでは? 何でしたら、私が代わりに話をうかがっておきますが」
「構わないの。私でないと分からない話だから。それより、誰も近づけないように言っておいて。内密なことだから」
 星はまだ何か言おうとしていたが、先んじて話を断ち切った。男を、寺の奥の客間へ案内する。
 いささか強引すぎた。星は、だいぶ不審がっていたようだった。相手が、里でもずいぶん悪い噂の流れている悪徳地主ともなれば、心配するのは当然だろう。体調が優れないという表現は、客人の手前、婉曲的な表現を選んだに過ぎまい。
 だからといって、彼女に代わってもらうことはできない。檀家はもちろん、寺の皆にも、この男との関係を知られるわけにはいかないのだから。
「……人前では困ると、前にもお伝えしたはずです」
「はて、何のことですかな?」
 客間に入るなり、抗議した。廊下を歩く間、男はずっと、こちらの尻を撫で回していた。誰が見ているともしれないところではやめてくれと、伝えたばかりだというのに。
 男はすっとぼける。悪気のない表情だったが、やはり瞳には、いやらしいものが大いに含まれている。目は口ほどに、というのはこのことだろう。
「何のことかは分かりかねますが、何か困ったことがあったのなら、口に出せばよろしかったのでは? 何も言わなければ、合意したものと捉えられても仕方ありますまい?」
 こちらが強く出られる立場にないのを分かっての言いようだ。底意地の悪さがうかがえる。これが、この男の本性なのだ。付き合うべき人間ではないのだが、白蓮は関係を切れないでいた。
「それよりも、白蓮様。早速ですが、修行の成果を見せていただけますかな」
 言葉こそ依頼するものであるが、口調には有無を言わさぬものが含まれていた。遠回しに命令されるまま、彼女はローブの裾をつまみ上げる。
 修行というのは、仏道における一般的なもののことではない。この男と最後に会ったとき、「お願い」されたことだった。
 じっとりと、男が視線を向けている。見られているにもかかわらず、彼女はローブをたくし上げていく。ふくらはぎに膝にと、白い脚が次第に露わになっていく。太腿まで至るも、手は止まらない。とうとう、やんごとなき三角地帯までもがさらけ出された。
「ほほう」
 感心したようなわざとらしい声を、男はあげた。じっとりとした視線が、露わになった秘部へと向けられている。隠されるべき裂け目が、露出している。下穿きの類を着けていなかった。着けるなと言われていたからだ。
 尼僧の恥部だとは、とても信じられない有様だ。濃厚な女の匂いが、あたりにまき散らされている。秘唇は濡れそぼち、いやらしく花開いている。快楽を期待しているかのように、ときおりひくひくと蠢いている。体奥からとめどなくあふれる淫蜜が内腿にまで滴り、透明な筋を作っていた。また、陰毛は濃く、ぼうぼうと生い茂っている。やんごとなき汁に濡れ、てらてらと輝いていた。
 極めて卑猥である。どちらかといえば、娼婦のそれだと説明されたほうが、まだ納得できるだろう。
「なるほど。では次は、後ろを」
 言われるがまま、くるりと百八十度回転する。尻を見せるためだ。
「相変わらず、だらしのないデカケツですなぁ」
「くぅッ」
 息がこぼれた。ぴしゃりと、臀部に平手を打たれたのだ。戯れ程度のもので、痛みこそありはしなかったが、いい年をして子供のように尻を叩かれたことへの屈辱が襲いかかってくる。
 白蓮の尻に対する彼の発言は、半分は正しく、半分は正しくない。正しいのは、デカケツという言葉のほうだ。語彙の俗さはともかくとして、確かに彼女の尻はたっぷりとしている。ゆったりとしたローブの上からも分かるほどで、大臀筋に乗っかった脂肪の分厚さを感じさせる。
 だが、だらしのないという表現は、見当違いのものだ。彼女のヒップは、その質量・サイズにもかかわらず、満月のように丸い張りのある輪郭を保っている。むちむちとしながらも美しく弾力ある、理想的なラインだった。これでだらしないなら、世間の尻はすべてだらしないだろう。
「ううむ、何度触っても素晴らしいケツですなぁ。これでは、寺での禁欲生活は大変でしょう?」
 ねっとりとした口調で下世話なことをつぶやきながら、円を描くように両尻たぶを揉みしだいてくる。豊満な桃は手のひらに余るほどで、指を受け入れて形を卑猥に変えてみせる。
 およそ許すべきでないことをされていながら、白蓮は文句ひとつ言わないでいる。男の行為は、次第にエスカレートしていく。
「どれ、ここはどんな具合か」
 普段外気に触れないところに空気が流れ、ひやりとした。思わず、腰を震わせる。男が、たっぷりとした尻肉を、左右から割り開いてみせたのだ。奥に隠されるべき背徳の穴が、露わになる。
 そこは排泄のための器官であり、いわば出口である。だというのに彼女のそこは、異物を咥え込んでいた。ねじ込まれているのは、肉棒を模した黒光りする玩具、いわゆる張型だった。
「言われた通り、この一週間、挿入れて過ごしました」
「どれ、確認させてもらいましょう」
 張型をアヌスに挿入れたまま過ごす。それが、修行の一つだった。悪趣味な命令だった。当然、日常生活には支障をきたす。歩けば腹の中で擦れるし、うっかり落としたりしないよう細心の注意を払わなくてはならなかった。何も言ってはこなかったが、妖獣ゆえに鼻の良い星などには、ほとんど気づかれてしまっていただろう。
「はっ、あっ、あっ、ぉッ」
 菊穴から生える玩具を、男は当然のように弄ぶ。ゆっくりと抜き差しし、こちらの反応を確かめてくる。異物感に、腹の奥から声がこぼれてしまう。
「なるほど、ケツ肉が吸い付いてくるようだ。脂がぽってりと載った、素晴らしいアナルになったようですな。長いこと挿入れていないと、こうはなりません。約束を、きちんと守ってくれていたようですなぁ」
「ふ、っ、うぅっ、くはっ、あ」
 何かろくでもないことを言われているようだが、頭に入ってこない。覚えてはならぬ感覚――性感が脳に届き、思考を乱している。
「よろしい。それで? 他にもお願いしていたことがあったはずですが、そちらはどんな具合でしたかな」
「っ……」
 目の前の女の反応をしばし愉しんだ後、男は玩具から手を離した。終わりではない。言いつけられていた「修行」は、一つではなかった。
 顎をしゃくってくる。話せと、目が語っていた。断ることはできない。できないが、口にするのも憚られる。逡巡していると、男はもう一度促してきた。観念し、口を開く。
「言われた通り一日最低一回、必ず、自慰を行っていました。いただいた張型で、その、お尻を、耕すようにしていました」
「なるほど。ですがお尻というのはいけません。それはあなたのような方が使う言葉ではありませんのでな。何と言うよう、お伝えしましたか」
「その、……ケツマンコ、です」
「よろしい。今後そう呼ぶように。で? 続きをどうぞ」
「いただいた張型で、けっ、ケツマンコを、ほじくり返していました。言われた通り、果てるまでです。きちんと挿入れて過ごしましたし、もういいでしょう?」
「……まあ、良いでしょう」
 男は不満げで、より詳細な報告を求めているのだがと言わんばかりだったが、受け入れた。ほっとする。こればかりは、羞恥でどうにかなってしまいそうだった。
 男とこのような関係に至ったのは、三ヶ月ほど前のことだった。体が昂ぶり、どうしても堪えられず自慰に至ったのを、運悪く見られてしまったのだ。それ以来、修行と称して調教されている。近頃は、要求もエスカレートしていた。今まで、日常生活にまで影響するような指示を飛ばしてくることは、なかったというのに。
「では、そろそろ今日の修行を始めましょうか。まずはいつも通り、そのいやらしい体を見せていただけますかな」
「分かりました」
 脱衣くらいなら慣れてしまっている自分に嫌気が差す。それでも、立場上拒否することはできない。命じられるがまま、己の衣服に手をかけ、自ら剥ぎ取っていく。
「ううむ、相変わらず、いやらしい」
 そうして露わになったのは、柔らかな曲線を描く、美しい肢体だった。普段の楚々とした態度とは裏腹に、女として熟した、男好きのするものだった。たっぷりと肉をつけており、むっちり、ぽってりとしている。滑らかな肌は紅潮し、うっすらと汗を浮かべ、尼僧にあるまじき色香を漂わせていた。
 細く白く目線を惹きつける首筋から、なだらかで女性らしい肩が広がっている。さらに下に向かうと、見る者全てを惹きつける、たわわなる乳房が視界に飛び込んでくる。こちらも、下着は着けられていなかった。
 法衣の上からも分かるほどの巨乳だが、こうして脱衣してみれば、驚かされるほどだ。重量感ある釣り鐘のような輪郭を描いている。それでいて、形の崩れるところが一切ない。はしたない、男を誘っていると言われてもしかたのない乳だった。乳輪は広めで、色はやや濃い。ぷっくりと盛り上がった、いわゆるパフィーニップルだ。先端は興奮によって充血しており、ぴぃんと尖っていた。
 腰回りを見れば、腹肉は確実につまめるほどで、柔らかな輪郭を形成している。体全体のむっちりとした印象は、主にここによって生まれているだ。ただし肥えているのかといえばそんなことはなく、ウエストラインとしてはゆるやかにくびれている。
 下腹は、先ほど彼に見せたときからそうだったが、とろとろに濡れそぼっている。およそ宗教家とは思えない、淫らな有様だった。素肌をさらし、見つめられることで、拍車がかかっているようですらあった。
「では、いつも通りに」
「……わかりました」
 彼が腰をかがめ、秘唇を下から見上げてくる。見やすいように腰を突き出すようにしながら、自らの恥部に左右から指をかけ、割り開く。くちゃ、と糸を引くような音とともに、秘裂の奥が露わになる。
「私の純潔を、どうぞご覧ください」
 調教のおり、脱衣するたびに、同じことをさせられている。けれども、慣れる気がしない。喪ってはならない大切なものを、心を許していない相手に見せているのだ。不安に思うのも、当然というものだった。ほころび濡れそぼつ淫花の奥には、純潔の証が存在していた。卑猥な汁に濡れて、ぬらぬらと輝いている。
 性的調教を施しながらも、男は白蓮の処女を奪ってはいなかった。こちらから、それだけは許してほしいと頼んだのだ。どれだけ汚れようと、仏道にあるものとして、姦淫だけは認められないからと。
 駄目元だったのだが、受け入れられた。どういう思惑があるのかは不明だが、ともかく処女だけは喪わないで済むよう、向こうも配慮してくれているようだった。
「くく、まだ男を知らないというのに、だらだらと涎を垂らして。こんな雌穴は、そうそうありませんぞ。寺の他の方々が知れば、どう思うでしょうなぁ?」
「彼女らには、手を出さないでください」
「ええ、ええ。分かっておりますとも。私からはどうこうしませんとも。それより、続きをどうぞ?」
 脱いで、恥部をさらけ出して許されるのなら、どんなに楽だろう。もちろん、この悪意の塊のような男が、それで終わりにしてくれるはずもない。
 床に腰を下ろし、脚を広げる。両脚の狭間、やんごとなき三角地帯へ指を伸ばしていく。ぬらぬらと輝き、充血して己の存在を示している肉の真珠に、指先で触れる。
「はっ、あ、く、はっ、んんっ」
 そのまま、くりくりと転がしていく。電気のような性感が、背骨を通じて脳に届く。小さな、しかしはっきりした嬌声が、声帯を震わせる。
 あわせて、あいた片手を乳房に伸ばす。ぷっくりと膨らんだ先端を、親指と人差し指でつまみ、ダイヤルするようにこねる。甘い性感に、声のボリュームが一段上がる。
 白蓮のような美貌の持ち主の痴態を眺めているというのに、男はつまらないと言わんばかりの顔をしていた。ふんっ、と、勢いよく鼻息を吐いた。
「何をしているのです? あなたには、そんなガキのするようなオナニーは似合わないと、お伝えしたはずですが? あまりつまらんことをされると、あなたについての良くない噂が里に広まることになってしまいますが」
「わ、わかりました。どうぞ聖白蓮のいやらしい姿を、ご覧ください」
 四つん這いになり、彼に尻を向ける。頭を下げ、反対に腰を高く掲げる。涎を垂らす秘部に、異物を咥え込むアヌスが丸見えになる形だ。
「っ、あ、くッ、はァっ」
 菊穴の玩具に、自ら触れる。つまんで、抜き差ししはじめる。一週間のうちにすっかり慣れてしまった肛門は、出て行ったはずのものが戻ってくるという、本来想定されていないはずの動きをしっかりと受け止め、あまつさえ快感を覚えてみせる。
「はっ、あ、くはっ、あぁッ、ひ、ぅっ、くぅ、は」
 アヌスの性感というのは、他の部位から得られるものとは異なっている。じわじわと、染みこんでくるようだ。こちらがどれだけ拒否しようと思っていても、わずかな隙間から入り込んできて、脳を浸して駄目にしてしまうのだ。
 今もそうだった。直腸から脊椎を通って脳に伝わる性感が、見られているということを忘れさせてくる。次第に、指の動きが速くなっていく。欲望の命じるまま、張型を抜き差ししはじめる。
「あぁっ、くはッ、ぉ、ほ、ぉおッ、くあっ、はあッ、あ! くっ、ふぅううッ」
 嬌声が、大きく、はっきりとしたものになっていく。ぬぶ、ぬぶっと、玩具が抽送されるたび、菊座が粘っこい音を立てる。
「そうです、そういうのを求めているのですよ、こっちは」
 言いながら男は、異物にはしたなくしゃぶりつく背徳の口を、まじまじと眺めてくる。排泄器官を凝視されているという異常な状況においてすら、手を止めることができない。むしろ、もっともっとと本能が疼くまま、より激しく自らを嬲りはじめてしまう。
「ぉッ、あッ、はあッ、く! あっ、はぁッ、あぅうッ、ああ!」
 腰がときおり、びくびくと跳ねる。膝がぐらついている。知性を甘く腐らせるアヌスの快感が、全身に広がっている。切なげにひくついている秘貝が、自分も嬲ってほしいというように、とめどなく蜜をあふれさせる。太腿ばかりか床にまで滴り、濃い染みをつくっていく。
「ほれ、マンコが泣いているようですぞ。放っておいては可哀想ですし、あなたも満足できないでしょう? 弄りなさい」
「くぅッ、は、はい、ッ、あッ、は、あ、ッ、くはあッ!」
 命じられるまま、あいていた片手を前穴へと伸ばしていく。とろとろと涎を垂らしていた淫裂へ、人差し指を潜り込ませる。アヌスの不定型なそれと異なる明確な快感に、ひときわ高い声が上がった。
「はぁッ、アハッ、ひ、はッ、ああッ、く、はッあぁッ!」
 膣穴の浅くで、指が踊る。くちゅくちゅと、はしたない水音が響く。純潔を喪わないという条件を逆手にとって、喪わない範囲内で散々に嬲られてきたことで、彼女の秘裂はすっかり開発されきっている。指をねじ込めば、相応の性感を持ち主に与える程度には。
「まだヌルい。もっと激しくしないと、あなたのような淫乱女はイけないでしょう?」
「うぅッ、は、あぁッ、は、あああッ、ぉ、ひぃッ、はぁああ!」
「言うまでもなかったようですな」
 命じられるに先んじて、彼女は自らの手の動きを、一層激しくしていた。ぬぶぬぼと音をたてて、玩具が菊穴を嬲りたてる。男を知らぬ女穴は、濃密な雌汁を分泌しながら、自らを抉る異物の動きに悦んでいる。体の奥で蠢いていた欲望のなせる業だった。
「ああぁッ、はぁおッ、ひぃッ、くっは、あひッ、はぁッ、ぉおおッ」
 尻だけ無様に掲げた形で、浅ましく自らを虐めていく。今の彼女の様を見て、尼であるとは誰も思うまい。寺の面々が見れば、卒倒するだろう。己のどうしようもない様に罪悪感を覚えながらも、手を止められないでいる。
「まったく、なんとまぁいやらしい女だ……セックスのことなんて考えたこともありませんみたいな顔をしておいて、とんだ魔女だな、まったく」
 言いながら男は、自らの一物を取り出していた。視界の端に、ソレが映る。醜く膨れ上がる、男の象徴。先端は赤黒く張り出しており、肉幹にはぐねぐねと血管が這い回っている。グロテスクで、とても見ていられない。
 だが、目を離せなかった。ごしごしと扱き上げる上下動に応じて、雄のフェロモンがあたりにまき散らされているようだった。今の白蓮のように発情した女が、あてられないでいるなど、できる話ではなかった。
「なんです? そんなにコレが気になりますか、浅ましい女だ」
「そんな、ことは」
 嘲笑を浴びせられ、顔を背ける。だが、逞しき男のシンボルは、脳裏に焼き付いて離れようとしない。己の淫らな本性を、思い知らされているような気分になった。
「そうだ、せっかくなら、しゃぶっていただけますか」
「はッ……?」
 眼前に、ソレが突き出される。汚く、醜く、おそろしい、男のペニスが、鼻先に触れそうなほど近くに。驚きに、己を嬲る手も止まっていた。
 今この男、何と言った? しゃぶれ? 咥えろというのか、異性の性器を。できるはずがない。
「や、約束が違います、姦淫はしないと」
 そのようなことは、一度だってしたことがない。それどころか、接吻すらも未経験なのだ。あまりにも、重大すぎる要求だった。受け入れられるはずがない。
「ええ。姦淫はしないという約束でしたな。もちろん承知しております。私はそれを守ってきましたし、これからも守るでしょう」
「ですが、今、しゃぶれと命令したではないですか」
「はい。その通りです。しゃぶれと言っただけなのですよ。何もマンコにハメさせろと言ったわけではないのです。姦淫とは、セックスのことでしょう? なら、フェラチオはセーフというものでしょうが。違いますかな?」
 男は話を続ける。どうせお前は拒否できないのだという、底意地の悪い笑みが張り付いている。
「大体、今までその玩具をしゃぶらせもしてきたでしょう? 張型が何の模型であるか、分からんわけではありますまい? じゃあ後は、相手が無機物であるか、生肉であるかの違いしかないと思うのですがな」
 その違いが、大問題なのだ。玩具であれば、あくまで擬似的なものだからと言い訳もたつ。だが、本物では、どうやったって言い訳など不可能だ。
「あなたにとっては、むしろ良い提案だと思うのですが? ここで私に射精させておけば、私がうっかり暴走して処女を奪ってくるような可能性もなくしておけると思いませんか? さあ、勃起してはち切れそうなペニスを救う手助けをすると思って」
 脅されているも同然だった。受け入れなければ、俺は暴走するぞと。卑劣だ。だが、そんなことは彼女の頭にはなかった。
 肉棒が、頬に押しつけられる。驚いてしまう。なんという熱さだろう。まるで焼けた鉄のようだ。男というのはこんなものをぶら下げて歩いているというのか。思わず、息を呑む。
 同時に、虜になってしまう。理屈もなにも分からないが、とにかくソレが、魅力的に思えて仕方なかった。受け入れられるはずのない行為だというのに、名案に感じてしまう。
「あぁ、ああ」
 無自覚のうちに、発情した雌の表情を浮かべていた。はしたなく舌を垂らし、眼前の肉棒をじっと見つめる様は、待てをされた犬のようなものだった。快感に蕩けた本能が、本人の意思をねじ曲げてでも、ソレを求めていた。
 何に待てをされているのかといえば、自分自身だ。知らず知らずのうちに、彼の命令を受け入れる理屈を探している。
 理屈は、彼が与えてくれていた。そうだ、やらなければきっと、純潔を喪うことになる。仏道にあるものとして、貞操だけは守らなくてはならない。また、これは手助けでもある。こうまで勃起していては、きっと苦しかろう。させたのは己なのだから。なんとかする責任がある。射精させれば、いくらかは楽にできるはずだ。
 生唾を呑む。射精――なんという凶悪な響きだろう。男が欲望を解き放つ、おぞましいはずの瞬間だ。だというのに、二穴自涜の快楽に蕩けていた脳は、それを甘美なものだと感じていた。
「そう、ですね。こんなに勃起してしまっていては、確かに、苦しいのでしょう。分かりました、私が責任をもって、しゃぶらせていただきます」
「おお、話の分かる方で助かります。では、どうぞ」
 ずいと、竿が突き出される。間近で見るに、とんでもない。根元から先端まで余すところなくグロテスクで、本能的な恐怖を女に対し覚えさせる。だというのに、むわりと漂う雄臭のおかげで、光に向かう蛾のように引き寄せられてしまう。受け入れたいと、考えさせられてしまう。
「あぁ――」
 取り返しのつかないことをしようとしている。自分でも分かっている。だというのに、彼女が浮かべていたのは、恍惚の表情だった。竿に唇を近づけ、近づけ、とうとう、先端に口づけた。
 ちゅっ、と、音がした。自らが唇の初めてを喪失したことを、音により強く自覚する。聖白蓮のファーストキスは、男の汚らしいペニスに奪われたのだ。肉体的な変化があるわけではないが、事実は覆せない。
 だというのに、彼女は悲しんでいなかった。むしろ、恍惚に浸っていた。唇とは、身体においても一二を争う敏感な部位だ。そんなところで肉竿に――女を堕とすための凶器に触れたのだ。法悦を覚えるのは、当然というものだった。
「は、むッ、んぅうッ」
 先ほどまで散々ためらっていたのも忘れて、大口を開けて咥え込む。ちょうど、張型相手にやらされてきたのと同じ仕草だった。
 途端、口内に雄の匂いが広がる。汗とタンパク質の混ざった匂いだ。はっきりいって、臭い。だというのに、どうしてこうも、素敵に感じてしまうのだろう?
「んむぅ、ふむ、ぢゅるっ、んくぷっ」
 女に対しての、麻薬のようなものだった。仏道に身を置いていようが、股ぐらに穴がある以上は、逆らいようもなかった。もっと味わいたいという衝動に突き動かされ、唾液の音を立てながら、竿にしゃぶりつく。
 本物に奉仕するのは全くの始めてであるので、とりあえず張型相手にさせられていたように舌を動かし、唇を使う。そして気づく。人体ではあり得ないほどの熱と濃厚な匂いを除けば、今自分が咥えているモノが、あの張型と全く同じ形をしているということに。
 つまり張型のモデルは、彼のモノだったということだ。ただ辱めるために行っているのだと思っていたこれまでの調教は、いずれ本物を使うときのための、慣らしでもあったのだろう。
 周到で、卑劣だ。だが、責める気持ちにはならなかった。そんなことをしている暇があるのであれば、口内を埋め尽くすコレをもっと味わいたかった。すっかり、雄のフェロモンに取り憑かれていた。
「ぢゅるッ、ふむぅ、くぷッ、んむッ、ぐぽっ」
 本物の竿に奉仕したのは、これが初めてのことだ。しかし、そういう事情があるのなら、やり方も分かる。今まで張型を相手にしたとき、教え込まれたやり方でやればいい。唇を窄めながら、肉幹に吸い付く。空気の抜ける音を立てながら頭を前後させていく。舌は亀頭を、エラを舐め回し、たっぷりと唾液を絡めていく。
「おっほ、そうそう、今までの練習が生きているようですな。それにしても美味そうにしゃぶりおって、まったく、これで尼僧を名乗るなど、面の皮が分厚すぎる。呆れてものも言えませんなぁ」
「んむぅうッ」
 前髪をかき上げられ、顔をのぞき込まれる。自分は今、どのような表情をしているのだろう。きっと、彼でなくても淫らだと判断するような、女そのものの顔つきになってしまっているのだろう。
 味わえば味わうほど、己の中で肉棒の存在感が強まっていくようだった。触覚・嗅覚・味覚・視覚と、五感の四つにペニスが作用しているのだから、当然といえば当然だ。腹の奥が、きゅうきゅうと疼いている。
「おぉッ、そうだ、そこだ。もっと激しくしゃぶりなさい。あなたのような女には、それがお似合いですとも」
 れろれろと裏筋を舐めると、腹の底から抜けるような声をあげる。そこが彼の弱点なのだろう。求められるままに、愛撫していく。
 わずかに苦い粘液が、鈴口から分泌される。いわゆる、カウパーだ。人間の体液など美味であるはずもないのだが、甘露であるように感じられた。もっと出してくれないかと、尿道口を舌先で卑しくほじくっていく。
「む、ムゥウッ、これは、なかなかッ」
 男が低く唸りながら、肩を掴んできた。気に入らないからやめろという意味ではないだろう。
 小さく喉を鳴らし、先走りを嚥下する。腹の奥、何人たりとも侵入すべからざる聖域が、熱い潤みを分泌する。疼きに突き動かされるまま、知らず知らず己の下腹に手が伸びていく。
「んッ! ふ、くぷッ、んぅうッ! ぉ、ふッ、んむぅうッ」
 肉棒に吸い付きながらにして、自涜を再開する。はしたなくも異物を咥え込む尻穴、未経験とは思えない淫らにヒクつく穴を、左右の手でこねくり回していく。
 すぐ、自分がしていることのとんでもなさを自覚する。フェラチオだけならまだやらされているという言い訳も立つだろうが、これは誤魔化しようがない。なんということを、してしまっているのだろう。けれども、指を止めることができない。処女膜を指先がなぞるたび、菊門を張型がぬぽぬぽと出入りするたび、背骨を引っこ抜くような性感が走り、何もかもをどうでもよくしてしまう。
「おやおや、そこまでしろとは、さすがの私も言っていないのですがな。とうとう本性を現したといったところですかな? この変態が」
 冷たく吐き捨てられる。変態――罵倒としても、およそ最悪の部類の言葉だ。今の自分では否定しようがないと、白蓮自身も分かっている。
 自らを省みるべき状況で、しかし彼女は、なおも口淫を、自涜をやめられないでいた。そんなことだから変態だと罵られてしまうのだと、分かっているというのに。
「ふむぅッ、ぢゅるぅッ、ぐぽっ、がぽっ、ぐぽっ」
 頬を窄め、目の前の魅力的な棒に吸い付く。まるでひょっとこのような様で、普段の品などどこにもありはしない。頭を大きく前後させ、根元から先端まで、余すところなく快感を与えていく。鼻先が陰毛に埋もれるたび、トリップしてしまいそうな臭気が鼻腔を、肺を満たしてくる。たまらない。
 しゃぶればしゃぶるほど、己の中での雄の存在が強まっていく。比例して、両手の動きも激しくなる。もはや本人の意思から独立して、下半身を徹底的に嬲り立てていた。ぬぶぬぼぐぶと、快楽器官となったアヌスが卑猥な音を立てる。張型がごりごりと腸内を抉っていた。
 この玩具で、尻穴を散々躾けられてきた。そしてこの玩具は、彼のモノを模したものだ。つまり今、己のアヌスは、彼を受け入れる準備をすっかり整えているといっていい。肉棒で、尻穴を貫かれる――許されるべからざる背徳の瞬間を、快楽漬けの脳味噌は、甘美なる空想として描く。
 空想は、前穴をほじくる指の原動力となった。ぐちょぐちょぐちょと、あたりに濃厚な淫蜜をしぶかせながら、肉貝を虐めまわす。たしかに、純潔は守られている。だが、もはやどうしようもないほど淫らに仕立て上げられていた。
「まったく、雌犬が。そんなにチンポが好きなら、いいものをくれてやりますよ、きちんと口で受け取りなさいッ」
「んむぅぅッ――!?」
 頭をしっかりと掴まれる。ぐいと引き寄せられる。一物が根元まで深々と、口腔を貫く。次の瞬間、竿が根元から先端にかけて、膨らんでいった。未知の反応に驚く暇は、与えられなかった。口内に、熱いものが流れ込んできたからだ。
 猛烈な雄臭が、口腔いっぱいに広がった。放たれた液体が出所であることは明らかだった。舌を刺すようなえぐみと鼻が痺れる臭みを伴うこの液体がなんであるか、本能で理解する。精液だ。男の性欲の象徴、欲望の塊である。
 要は体液をぶちまけられているのだから、快いはずもない。だというのに、白蓮の目は幸福に蕩け、目尻は垂れ下がっていた。口端から涎をこぼしながら、迸る濁液を嬉しげに嚥下していく。くびれば折れそうな喉が、小さく鳴っている。
「んぐッ、ふ、むぅッ、んぅううううッ……!」
 男の欲望を口で受け止めさせられたという事実と、味覚・嗅覚から伝わってくるスペルマの存在が、彼女に対するとどめとなった。くぐもった、ひときわ切ない嬌声があがる。全身が、二度、三度と痙攣した。異物を咥え込む両穴が、きゅうぅ、と収縮してみせた。誰が見ても、絶頂していると分かる。口内射精を受けて、彼女はオーガズムに至ったのだ。
 それもただのアクメではない。普段の自慰とは、恍惚が比べものにならなかった。世界が、ピンクに染まったようだった。悦びを歌い上げるように、処女穴から熱い潤みがぷしぃっと音を立てて噴き出した。間違いなく、男の欲望を受け止めたためだった。
「ふぅッ、出した、出した」
「ッ――かはっ、はぁッ、はぁッ」
 射精を終え、しばらく口内の暖かさを楽しんでいた男だったが、ようやく腰を引き始めた。蹂躙された口から、汚らしいモノが引き抜かれる。艶やかな唇と亀頭との間に、白い糸が伝った。
 初めての精飲に、それに伴うエクスタシーに、彼女は少なからず体力を消耗させられていた。全身ににじんだ汗が、光を反射しきらきらと輝いている。肩を上下させ荒く呼吸するたび、たわわなる乳房がふるふると震えていた。
「まったく、なんとまあいやらしい女だ。予想以上だ。おかげで、魔羅が全く萎えやしない」
 見れば、男のモノは、言葉の通り全く猛々しさを失っていなかった。むしろ、口淫によって火がついたように、逞しさを増しているようだった。精を解き放たなくては、破裂してしまいそうなほどにすら見える。
「これは、そうさせた女のカラダによって、発散するしかありますまいなぁ?」
「あぁッ」
 ぐったりとしていた白蓮を、男は四つん這いにさせる。組み伏せられ、思わず悲鳴をこぼす。尻肉に、熱く硬いモノが押し当てられていた。先ほどまで夢中になっていたモノに、今度は恐怖した。
「や、やめてください。姦淫は、姦淫だけはどうか、堪忍してください」
「うん? ご安心ください。もちろん、セックスはしませんよ」
「あくぅッ」
 達したばかりのアヌスに、快感が走る。ねじ込まれていた張型を、男はゆっくりと引っ張っていく。間近で見れば、菊穴が玩具に卑猥に吸い付く様を、見られることだろう。
「あなたが処女を大事にしているのはよく分かっておりますとも。ですから、こちらを使います。張型を咥えてヨガる変態ケツマンコで射精するだけですよ」
「そ、それは、あぁッ」
 張型で躾けられてきたということは、いずれそういう時がくるのだろうという予感はしていた。だが、まさか今だとは。あまりにも早すぎる。心の準備など、何もできていない。
 そもそも、そんなことを許してしまっていいのだろうか。確かに前穴に挿入れこそしないだろうが、尻穴で交合するというのは、それと同じくらい堕落した行為ではないのだろうか。
「セックスではないのですから、先ほどあなたがチンポに吸い付いて、貴重なザーメンを搾り取ってくれたのと本質的に変わりはしませんよ。つまり一度経験済みなのですから、もう一度やったところで、問題はありますまい?」
「はッ、あぅ、くひッ、あぁッ」
 男はぬぽぬぽと、張型を抜き差ししてくる。説明が頭に入ってこない。尻穴と一緒に、思考もかき回される。腸壁を擦られるたび頭が馬鹿になり、ものを考えられなくなる。何を言われているのか分からないが、なんだか自信満々だし、多分正しいのだろう。肯定の言葉の代わりに、首をぶんぶんと縦に振る。
「あォッ!」
 よろしい、という言葉とともに、玩具が思い切り引き抜かれた。肛虐に悦んでいたアヌスはぎりぎりまで異物に吸い付き、離れる瞬間にはぬぼっ、と耳にへばりつくような音をたてる。
「あぁまったく、ケツハメ一発にどれだけ手間をかけさせるのやら。ド淫乱のくせして、貞淑ぶっているから面倒くさいこと」
 ブツブツとぼやきながら、男は己の一物を、目の前のたっぷりした尻肉に挟み込み、前後させる。唾液に濡れた肉竿は、にちゃっ、にちゃっと音を立てる。マーキングでもしているかのようだった。
「あ、く、はぁ」
 敏感な臀部は、その程度の刺激にすら甘やかな快感をもたらしてくる。だが、感じている場合ではなかった。口淫したときよりも、肉棒の熱も硬さも太さも、増している。こんなモノが、尻穴に挿入るというのか? 本当に? 今更ながら恐ろしさを覚え、背筋が震えた。
「だ、大丈夫なのですか、後ろで交わるなど」
「は? 何を眠たいことを言ってるんですか。気づいているか知りませんが、あの張型は私の魔羅で型を取ったものですよ? それを好き放題に咥え込んでヨガり狂ってた淫乱ケツマンコが、チンポの一本や二本咥えられないわけがないでしょうが」
 本当にそうだろうか。今尻の谷間で擦られているモノは、引き抜かれた張型よりもずっと凶悪なように感じられた。本物ならではの熱を孕んでいるからなのか、それとも本当に大きいからなのか、判断しようもない。
「まったく。どうも自分の変態加減がわかっていないようですから、ケツに叩き込んでさし上げますよッ」
「ちょ、待ッ――」
 ほぐれきった菊穴に、ぴとりと、凶悪なる肉槍の先端が押し当てられた。息を呑む。やはり、張型などとは比べものにならない。腰をよじり、逃れようとするが、その程度ではどうにもならなかった。
 男が、腰を前に突き出してくる。散々耕されてきたことで柔軟になった菊穴に、ぬるっ、と、異物の先端が入り込む。次の瞬間、ソレは一息で、根元まで突き込まれた。
「あ、くッ、は、おひぃいおおおッ!」
 ぱんッ、と、軽い破裂音がした。たっぷりした尻肉と、贅肉のあふれる腹肉がぶつかったのだ。と同時に、神経が焼けてしまいそうなほどの快楽が叩きつけられ、今までと比べてすらけたたましい嬌声があがった。
「ホレ、挿入ったではないですか。あなたのアナルはとっくに変態のソレになっているのですから、何も心配する必要などなかったのですよ。それをぐだぐだ言いやがってよ」
「ひぃッ!? ぉ、はッ、あぅうッ! はッ、くっは、あぉッ、あああッ!」
 何事か言われているが、意味を理解する余裕すらなかった。男は間髪を入れず、抽送を開始していた。ぬぐッ、ぬぼっと耳に残るような音を立てながら、菊穴を本物のペニスが蹂躙していく。
 髪を振り乱し、ただただ白蓮は悶える。張型で慣れているだろうと男は指摘していたが、やはり、まるで違う。硬く熱く太く逞しく反り返ったモノで貫かれることは、今までしてきたアナルオナニーなどとは、まるで比べものにならなかった。確かに肛門が裂けてしまうようなことこそなかったが、こんなにも強烈な性感にさらされては、気が狂ってしまいそうだ。
「ぉおッ、ひぃッ! あォッ、ォアッ、くっは、ひぃいッ、ォッ、ほッ、ぉおおッ!」
 ピストンには容赦がない。引っこ抜ける直前まで腰を引いたかと思いきや、一気に根元まで突き込んでくる。こちらができることといったら、ただただ身悶えし、獣じみた嬌声をあげることだけだった。
「ぉヒぃッ、あォオッ、クっはぁ、アうぅッ、ひォッ、あッ、うぅううーッ!」
 腸壁を、肉傘がごりごりと容赦なく抉っていく。脳味噌が腐り果てるような快楽を叩きつけられ、意識ががくがくと揺さぶられる。これが、張型によって与えられていた快楽と同じ? 冗談じゃない。蟻と象くらいの差があるではないか。しかし、抗議する余裕など、当然あろうはずもなかった。
「ぉおっ、ふわふわと脂がのって、そのくせ締め付けてきおるわ、なんっつうケツマンコだ、こんな淫乱なケツ穴しておいて、何が僧侶だ、調子に乗るな!」
「あぁあ、ひぃいいいいッ!?」
 ぱあんッ、ぱぁんッと、抽送による肉の接触とは異なる破裂音が響く。のっぺりとした掌で、突き上げられるたびふるふる震えていた卑猥な尻肉を叩かれている。一撃が加えられるたび、ヒップが小さく波打っている。鋭い痛みが、快楽とともに襲いかかってくる。
「こんな淫乱のくせして、処女はなくしたくないだと!? ふざけるな、分際をわきまえろこのド変態のアマ公がッ! お前なんぞ、こうしてくれるわ!」
「あッ、ああぁぁあッ!?」
 右手で鞭打つように平手を繰り出しながら、ソーセージのような左手指を、膣穴に潜り込ませてくる。ヒクつく肉襞を、純潔の膜を、くちゃくちゃとかき回してくる。当然、抽送はやめないままで。
 二穴を、好き放題にほじくり返されている。与えられる快楽に、どうにかなってしまいそうだ。いやもう、どうにかなっている。大きすぎる快感を少しでも処理するためか、目からは涙があふれている。全身には汗が浮かび、嬌声のために開きっぱなしの口からは、しきりに涎がこぼれていた。突き上げられるたびに、両手にあまるほどの乳房がぷるんぷるんと跳ね回り、男を視覚的に楽しませている。
「ああ、もう我慢ならんッ、おい、オマンコだ、オマンコさせろッ、聞いているのか雌豚ッ、オマンコだ!」
「ひぃッ、ひぃいッ、ひいいッ!」
 狂ったように、喚き立ててくる。オマンコという言葉とともに、スパンキングを繰り出してくる。一発一発が本気の一撃だ。尻肉はすでに赤く腫れており、痛覚が鈍麻している。叩かれるたびに、甘やかな性感を覚えるようになっていた。
 加えて、ピストンもやむことはない。むしろ己の苛立ちを乗せるように、激しくなっている。重量級の肥満体の、全体重を乗せたような抽送の前では、アヌスに許されているのは一切の慈悲なく蹂躙されることだけだった。そこに、前穴への指陵辱も参加してくるのだ。性感の生き地獄とでも表現するのがふさわしい状況であった。
「はああッ、駄目、駄目です、堪忍してください、姦淫だけはッ、オマンコだけはいけませんッ、かんにんッ、かんにんんんんんんッ」
 快感という暴力の前では、白蓮もただ喚くことしかできなかった。立派なのは、これだけのことをされながら、まだ貞操を保とうという意思を持てることだろう。あるいは、受け入れてしまえば今以上の暴力的快感にさらされることになるという確信があったためのことだった。
「なんだとォッ、この、クソ生意気な女が、ケツ穴でヨガり狂う変態にそんなことを言う権利があると思ってるのかッ、ォオ!?」
「ゆるしてッ、ゆるしてぇぇえッ」
「なら今後も俺に付き合え、俺が求めたら二十四時間三百六十五日いつでもどこでもケツハメさせろッ、チンポしゃぶれッ、それくらいはできるだろうが!」
「はひッ、わかりましたぁッ、わかりましたから、姦淫はどうかご勘弁をぉおおッ」
 何を要求されているのか、実のところ分かっていなかった。性的暴虐に翻弄される脳味噌には、差し出された契約書はあまりにも難解すぎた。けれども、とりあえず貞操が守られることは分かった。であれば、サインする以外になかった。がくがくと、首を縦に振る。
「そうかそうか、お前は道理の分かる雌豚だな、そんなお前には、景気づけに一発ぶちまけてやるッ、嬉しいだろうが変態がッ」
 言われていることを解釈するの思考力など、もう白蓮には残されていない。それでも、今の言葉の意味するところは、はっきりと理解できた。射精しようというのだ。
 冗談ではなかった。先ほどの飲精ですら、達してしまうほどの興奮を覚えたのだ。こんなにもヨガらされているなかで、敏感極まる菊門に射精など受けてしまったら、本当に壊れてしまう。
「そ、外に、ッ」
「やかましいッ!」
「あぁぁあッ!?」
 こちらが言わんとするところを察したのか、先んじるように、平手が繰り出された。二発、三発、ぱぁんぱぁんと、尻肉が叩かれる。腰をくねらせて逃れようとするも、その程度ではどうにもならなかった。
「何が外にだ。お前はケツ穴に射精されてるのがお似合いだよッ、受け入れられんというならマンコに挿入れるぞ、ワシのチンポでその膜ブチ破ってやる、ほれ選べ、ケツ穴射精かロストバージンかッ、どっちなんだッ!」
「あぁッ、駄目、処女だけは、処女だけはぁッ!」
「ホレ見たことか、なら言ってみろ、ケツマンコに種付けしてくださいと、お前らしいいやらしい表現で言ってみろ!」
「はひッ、ひぃッ、わたくし聖白蓮はッ、ケツ穴にチンポ突っ込まれてヨガり狂う淫乱変態雌豚でございますッ、こんな私の無価値なケツマンコに、どうかあなた様の貴重なザーメンをぶちまけてッ、ケツマンコに種付けしてくださいませッ、お願いしますぅッ!」
 もはや必死だった。ここまできて純潔を喪うことはできないという一心だった。自分が何を言っているのかも理解できていなかったが、男は満足したらしく、膣穴を犯してくることはなかった。
「そうかそうかよく言えましたね、ならお望み通りくれてやるぞぉッ」
「あひッ、おぉあッ、はぉおおおッ!」
 ただしそれが、白蓮にとって百パーセントの良い結果を招いたかといえば、そんなことはない。ぼぢゅぼぢゅと叩きつけられる肉棒が、よい証拠だった。尻穴を通じて理性を破壊してやると言わんばかりの勢いで、何度も何度も、執拗に腰を繰り出してくる。その感覚が、次第に短くなっていく。
「射精すぞ射精すぞ、変態尼僧の淫乱ケツマンコに種付けだッ、いくぞ、イくぞッ、ぉッ、ほぉッ、おぉッ、おぉおおおおおおッ――!」
「あッ、ひ、はぁォッ、ぉひッ、あぁぁああああああああああああああッ!」
 ばつばつばつばつと打ち付けられていた腰が、ぴったり密着した。逞しい肉棒が、根元から先端まで、みっちりと白蓮の直腸を埋める。そしてとうとう、男の欲望が解き放たれた。
 尻穴に、マグマが流れ込んできた。少なくとも、本人はそう感じた。無数の精子が、この雌を屈服させ尻穴狂いの変態にしてやるのだと、泳ぎ回っている。びちびちと動き回る鞭毛の動きが、圧倒的な熱として感じられていた。目論見は、開始時点でほぼ達成されていた。人生初の肛内射精で絶頂している白蓮を見れば、明らかなことだ。
 そう、彼女は絶頂していた。脊椎が折れそうなほど背を反らし、放埒な乳房をぶるんと跳ねさせ、汗を弾のようにはじけさせて、オーガズムに至っていた。完全に征服された腸壁が、屈服宣言の代わりに、竿をきゅうきゅうと締め付ける。快楽を歌い上げるように、前穴からぶしぃッと濃密な汁が噴き出し、床を思いっきり濡らした。
「ぉおおッ、まだ射精るぞぉッ、まだまだぁッ」
「あひいぃいいッ、ひいいッ、ぉおおッ、ひぇええええッ」
 限界などとっくに超えているというのに、射精が終わってくれない。ペニスの脈動はやまず、熱いものが次から次に腸へと注がれていく。脳回路がばちばちとショートし、視界が明滅する。寺中に、嬌声が響き渡る。皆に秘密にしなければならないなどと、考えている場合ではなかった。叩きつけられる圧倒的快感を、こういった形で少しでも発散しなくては、人格ごと破壊されてしまいそうだった。
「ぉおッ、ぉおッ、おぉおおッ」
「はひぃッ、ひぃッ、ぃいッ、ひぃいッ……」
 二人そろって獣のようなうなり声をあげ、ようやく長い長い絶頂が終わった。二人とも汗まみれで、部屋にはむせかえるほどの淫臭が満ちていた。
「まったく、この女と来たら、好き放題に搾り取ってくれおって……」
 肉棒が、ようやく引っこ抜かれる。ぬぼんと、栓を抜く間抜けな音がした。散々欲望を解き放った一物は、腸液と白濁にまみれどろどろになっている。見るも無惨とはこのことだ。
 だが、本当に無残な有様なのは、白蓮のほうだろう。床にぐったりと崩れ落ちた様は、夏場に道ばたで潰れている蛙そっくりだった。散々に叩かれた尻は猿のように真っ赤になっており、絶頂の余韻でびくんびくんと痙攣している。肛門からは、ぶぴ、ぶぴぴっと品のない音を立てて子種がこぼれていた。
「何をこぼしているんだ、馬鹿が」
「あぅッ」
 尻を踏みつけられる。重みで、意識が若干戻ってきた。すぐに、眼前に肉棒が突きつけられた。
「お前のせいで汚れたぞ。責任を取れ」
「ア……う」
「掃除しろと言っとるんだ。分からんのかグズめ」
 床にぶちまけた小銭のように、思考は散らばっている。何を言われているかは分からない。だが、口元に突きつけられたモノには、反射的に体が動いた。
 ぢゅぶ、くぷと音を立てて、魔羅に吸い付く。先ほどまで己の尻穴に挿入っていたモノだ。精液と腸液とでコーティングされており、苦みと臭みしかない最悪の味わいだった。だというのに彼女は、従順にしゃぶり立てる。尽くせば尽くすほど、燃え尽きたはずの興奮が、まためらめらと燃え上がってくる。
「んふぅッ、んぅぅ、ぐぷッ、ふむぅ」
 気づけば、無意識のうちに、尻へと指を伸ばしていた。散々ほじくり返された尻穴を、自らの指でかき回している。人差し指と中指が束ねられ、持ち主の菊穴をぬぶぬぶと耕していく。
「フン、そんなに欲しいなら、コレでも咥えておきなさい」
「ンォッ!」
 そこらに転がっていた例の張型が、ズブリとねじ込まれる。達したばかりの尻穴には強烈で、打ち上げられた魚のように体が跳ねた。
 男は立ち上がると、着衣を正していく。未だ床にへばりついたままの白蓮に、冷たい視線が向けられる。
「満足したので、今日はこれくらいで済ませてさしあげましょう。ですが、今後もたっぷりと調教いたしますので、覚悟しておくことですな。次はこんなもんじゃ済まさんぞ」
 返事は、もちろんない。男も期待していなかったのか、一人で勝手に言葉を続ける。
「では、私はこれで。今日のことをよく復習しておくことですな」
「あぁッ、……はぁッ、ひぃッ、いいッ……」
 男は白蓮をうち捨て、さっさと部屋を後にする。一人残された彼女は、虚ろな瞳のまま、淫乱なる器官として生まれ変わった己の後穴を、いつまでもぐぼぐぼと掻き回し続けるのだった。
ケツ穴をほじくる場合処女は残しておいて欲しいマンが俺だ
喚く狂人
http://twitter.com/wamekukyouzin
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
あれ、俺がいるぞ>ケツ穴ほじくる場合処女は残しておいて欲しいマン
ファーストキスより先にちんこ咥えるとかも最高にツボです
狂人さんは祈りの虹シリーズ好きそうな気がする
2.性欲を持て余す程度の能力削除
この僧侶、服の上かでもわかるくらいええケツしとるなぁ……せやっ、シバいたろ!(チンコビンタ)
仏門に身を置いているくせに煩悩を形にしたみたいな体をしてるのが悪いんや!本当は張形で処女膜散らしてるんじゃないんですかねぇ……
下から徐々に魅せてくれるさまはストリップを思わせるいやらしさで興奮を誘われる。北国のような厚着でもなければ到底隠せない肉感的な体は露わになればことさら情欲を煽ってきて、デカケツはもちろん、それを支えるように生えてる肉質な太腿もたまらなく煽情的なのに、そこにパフィーニップルの釣り鐘おっぱいまでついていたら高ぶりだけで射精不可避ですよ!深い尼ゾン地帯に白い濁川を走らせてやりたくなります
弱みを握られているとはいえ聖職者である彼女の口から自身を貶める言葉が発せられること自体が調教の醍醐味を感じさせてくれる。尻穴を慣らされた情けなくも素晴らしい姿をさらしながら見せてくれる自慰はドスケベで、踏ん切りをつけさせる理由や都合よく変換が可能な言葉を盾に差し出されたチンポをしゃぶるさまはどう見たって破戒してる。なのに頑なに処女だけは守ろうとする姿が愚かしさ全開でもう、おまえ自分が乱れてるとこ撮影して確かめろよと言いたくなる堕ちっぷりでした
カウパーを味わおうとする卑しさには味蕾が孕むんじゃなかろうかと思うほどです、ていうか下の口上の口というくらいですから口まんこ絶対孕みますよねこれ自慰してるしそしてなによりファーストキスですし!?初めてを捧げる対象が相手の唇でなくチンコとか最強にエロすぎませんかこれ
精液の素晴らしさに恍惚となって絶頂する真性スケベな彼女だけど、一回やったら同じだろうで犯しにかかる男の薄皮が剥がれて乱暴な口調になっていくのわかるし好き。ケツアクメの快感に思考回路を焼かれて口約束とはいえ理不尽を課せられた彼女はいつか姦淫を許してしまうのでは思わせる乱れっぷりで、突かれながら責められる前穴は擬似的に処女喪失してるとしか思えない。でも尻が真っ赤になるほどのスパンキングを受けて、違うだろうに自身のアイデンティティは処女膜だというみたいに縋りついているのがなんとも愚か。これだけ丸め込むのが容易いなら挿入れなければ姦淫にはならない、だから膣口にあてがうだけの射精なら大丈夫と押し切って妊娠させてやりたくなりますね(処女懐胎だから神聖だよやったね聖ちゃん)
寺の住人に聞かれたら失望されるのに射精されて絶叫しながら果ててしまう聖の情けない姿はナズーリンの鼠で監視されてそう。感づいていると思しき星だけど、同じくらい性欲を持て余していそうな彼女がもしも発情してしまったら、「私からはどうこうしない」の言葉通りに妖獣組を含めた住人たちからなにかしらのアクションがあるかもしれないと想像させられますね。みんなでおちんぽに堕ちて破戒すれば問題ないし妙案だと思いませんか白蓮さん
快感に耐えられず床に転がるあのみっともない姿好き。道端のかえる→車にひかれたんですねわかります(ド田舎感)
今回もルナティックスケベで射精easyモードでした、ありがとうございました
脱字報告かもしれません↓

体奥からとめどなくあふれる淫蜜が内腿にまで滴り、→体の奥?(違ったらごめんなさい汗)