真・東方夜伽話

だから、君がいい。

2018/01/24 02:19:35
最終更新
サイズ
13.99KB
閲覧数
458

分類タグ

だから、君がいい。

coffee
注意事項、このssは東方projectの登場人物が色々と大変な事になっています。

原作の性格や喋り方に拘りがある紳士様はバック推奨で御座います。

それでも「よかろう、見せてもらおうか」という益荒男な方は下へどうぞ。















安心出来る場所、自分の居場所。
冷え切って凍りついた私を受け止めてくれた貴女、優しく包んでくれた貴女。

「ありがとう…」

隣で眠る愛しい人に小さな声で、勿論返事は考えずに聞いてみる。

「ん…ぅ」

軽く寝返りをしたがまだ寝ているようだ。

側に居れるだけでも幸せだった、でも一つ叶えば十を欲しくなる
同じように十を叶えれば百が、亡霊になってもそこは人間と同じとは何と皮肉なことか。

そっと抱きしめて髪を撫でる、すると彼女は目を開けてこっちを見つめる。

お互いの冷たい素肌が触れ合って心地良い、私は今とても幸せで満たされている。

















   ~だから、君がいい~















1

季節は夏、茹だるような日差しの照りつける午後。
私は水を捲きながら空を眺めていた。
空を眺めるのは好きだ、今日みたいな雲の少ない空を見ていると無心になれるから。

「ムラサ~!ちょっといい~?」

「んー?どうしたの?一輪。」

一輪はこのクソ暑い中頭巾をしっかりと被り、大きな西瓜を担いでこちらに手を振っている。

「檀家さんから西瓜貰ったのよ、皆で食べましょう!今ならまだ冷えてるから~!」

「わかったわ、すぐいくよ。」

一通り水を撒いて後片づけを済ませ、本堂を抜けて居間に入る。

「あ、来ましたねムラサ 水捲きご苦労様です。」

「いや、いいよ 暇だったしさ。星は忙しいんだから雑用くらい私がやるよ。」

私の座った向に居るのは毘沙門天の代理である寅丸星だ、外見はとても美しく檀家からの人気も高い。

「ムラサ、キミ最近元気が無いようだが体調でも悪いのかい?聖も心配していたぞ?というか、皆心配しているんだが。」

「ありがとうナズ、大丈夫だから心配しないで?皆もありがとう。」

実際何とも言えない、今までこんなに無気力になったことはなかった。
ナズーリンは良く見ている、星の従者だけどとても気配りが出来るから皆からの信頼も中々に厚い。

「皆さん揃っていますね、では有り難く西瓜を頂きましょうか。」

この人は聖 白蓮 私たちをまとめている人でこの妙蓮寺の中心人部だ。

「ムラサ、貴女最近元気が無いですね。何か悩み事でもあるのですか?私で良ければ相談に乗りますよ?」

「大丈夫ですよ?私的には平常運転なつもりなんですが…そんなに元気ないように見えますか?」

強がる訳じゃないけど一応心配ないとは言っておこう、無気力なだけであって病気という事でもない。

「そうだわ、ムラサ」

西瓜を皿に置き、両手をぽんっ とあわせて聖がにこやかに切り出した。

「あなたに暫く休みを与えましょう、気晴らしも必要なことですよ?」

「え、休み…ですか?」

相変わらず聖は突拍子も無い思いつきをするなぁ、と改めて感じながら西瓜を齧る。















この日、私は運命の人と出会う事になる。















「あ…」

言葉がでないとはよく言ったものだ、気晴らしに里に出てやることもなくブラブラしていたときに偶然に見かけてしまった。
それだけなんだけど、私は声も出せず目も離せなかった。

白銀の髪に黒いリボン付きのカチューシャ、白い肌はまるで陶器のようで儚い印象を私に植え付けた。
翠のベストに同色のスカート、白いブラウスにワンポイントのリボンが可愛らしい。
背中と腰に刀が見える、護身用だろうか。


「あの…私に何か?」

「!?」

しまった、ぼーっと見つめていた為に気づかなかった…。
彼女は私から少し距離を置いて、明らかに怪しい奴を見る目を向けていた。

「いや!あの!違うから!私怪しい奴じゃないから!」

「怪しい輩は皆そう言いますよね…」

ごもっともです。

「あの…ごめんなさい、あまりにも可愛かったからつい見とれてたんです。気分悪いですよね、本当にごめんなさい。」

これは明らかに私が悪い、兎に角謝らなければ!
頭を下げて暫く反応を待っていたけど、相手からの反応がない…やっべえ…マジでヤバいよこれぇ。
恐る恐る顔を上げると

「なっ…かっ!可愛いって…!わ、私が!?」

頬を真っ赤に染めて恥ずかしがっている彼女がいた。

「あ、可愛い。」

「~~~~~~ッ!」

次の瞬間私の視界は天地が逆さになり、鈍い衝撃と共に意識が消し飛んだ。
















暗い水底に一人でうずくまっている影、私の過去。忘れたはずの私。
過去の私が私に語りかけてくる

「ねぇ、寂しいんだよね?」

違う。

「嘘つき、私にはわかるもの」

嘘なんてついてない、私には仲間たちがいるの…だから寂しい訳ない。

「距離を感じてる癖に、気づいてる癖に」

それは…

「聖も星も一輪もナズーリンも鵺も、皆私を可哀想な目で見てる。」

違う!違う違う!そんなはずない!

「本当に私を必要としてる人なんて居ないのよ」

五月蝿い!五月蝿い!黙れ!

「自分の居場所が、安心出来る場所が欲しいのよね?」

…安心出来る…居場所、私は
















「あ…、れ?」

額に感じる心地よい冷たさに目が覚めた、いやな夢を見ていたきがする。

「気がつきましたか、よかったぁ…」

あれ?今私、膝枕されてる!?

「ごめんなさい、いきなり投げ飛ばしてしまいました。どこか痛む所ありますか?」

彼女は膝枕しながら私の額に手を置いて心配そうに見つめていた。
掌からも伝わってくる優しさと先ほど見たであろう嫌な夢も相まって

「あぅ、あれ!?何で私泣いてる!?」

まさかの人前で泣くというアクシデントに私自身がついて行けずにてんやわんやしてしまった。

すると、

「大丈夫ですよ、もう泣かないで下さい」

と彼女は指で私の涙を拭ってくれた。






少女立て直し中。





「ありがとう、だいぶ落ち着きました。自己紹介をさせて下さい、私は村紗水蜜。
ムラサと呼んで下さい」

「ご丁寧にありがとうございます、私は魂魄妖夢といいます。宜しくお願いしますね、ムラサさん」


そう言って彼女、妖夢さんは優しく微笑んだ。
今も鮮明に覚えている。












2

あれから数日が経った、私と妖夢さんは所謂お友達になっていた。

「でね?そのお店の餡蜜がとっても甘くて美味しいんですよ。」

楽しそうに話す妖夢さんは本当に可愛いって思う、自分でも驚くほど見とれている事もあるくらいだ。

「…さん、ムラサさんってば!」

「え?あ!はいっ!」

しまった、見とれて返事出来てなかった…ムッとした顔の妖夢さんも…可愛いな!

「もうっ!今の話聞いてなかったでしょう、完全に上の空でしたよ?」

「ごめんごめん、餡蜜の話ですよね?ちゃんと聞いてますよー」

「むー、ならいいですけど~…」

好きな人とかいるのかしら、凄い気になる…茶屋に着いたらそれとなく聞いてみようかな。
とかなんとか思っていても、中々切り出せないのが現実で。楽しい談笑に水をさしてしまうのもとか「いますよ?」と言われたときのショックを考えてしまって、時間だけが過ぎて行ってしまう。

「んぅぅ~甘くて美味しいですね♪」

「うん、冷やしてあるのも中々ポイント高いよね。ふふ、妖夢さん本当に幸せそうに食べますねぇ~」

「甘いものは乙女の原動力ですからね♪あ、すいません餡蜜おかわり下さい!」

「なるほど、たしかに…ってまだ食べるの!?もう3個目だよ!?」

こんななんてことない会話でも、幸せな気持ちになっている。どうやら私は妖夢さんに本気で惚れてしまったみたいだ。
結局その日は恋人がいるのか、好きな人とかいるのか聞けずに終わってしまった。

「結局聞けなかったなぁ、はぁ…私って本当に臆病者だわ。」

布団に潜り改めて自分の不甲斐なさに溜息をつく、それにしても今日の妖夢さんも可愛いかったな
餡蜜を食べている時のお顔も、仕えてる御主人さんのお話してる時の顔も本当に可愛い。

「ん…ぁ。」

あぁ またか、最低な行為とわかってるのに

「ふ ぁ…ようむ…さん、んっ!」

気が付けば私は指を自らの淫部に押し当てて慰め始める、さわり始めたばかりだと言うのにくちゅくちゅと卑猥な音を立てて

「あっあっ ようむさん…あふ、んぅっ…
やだ 凄くいいよぉ」

私の中はあっという間に出来上がり、自分の指を妖夢さんの指に見立てて締め付ける

「んぐっ!うぅ~ッ!」

周りに悟られないように、シーツを噛んで声を抑えながら もう直ぐ来る果てに備える。
指の動きはどんどん早くなり、身体を強ばらせて

「んぅぅぅっ!んっんっ!」

イキそうだ、もう直ぐ…エクスタシーに届く。

「~~~~~~~~ッ うぁ…あ」

ビクビクと余韻に震えながら虚ろな目で自らの指を眺める、いやらしい蜜て濡れてびしょびしょになってしまった。

「私 最低だわ。」
















「あの子が欲しいの?」

欲しい…?何を言ってるの?

「もうわかってる癖に、自分の気持ちがさ。」

彼女は…大事なお友達よ

「その大事なお友達で毎晩慰めてるのに?」

…それは…

「抱きたいんでしょ?自分の居場所になって欲しいんでしょ?」

あんたさ

「?」

黙りなさいよ。
















「っ!…はぁ…はぁ、またか。」

最近この夢ばっかりだ、でも 本当に夢なの?
















3

季節は冬、空には重い雲か広がり 空気も冷えて白い息が余計に寒さを演出していた。

「寒いなぁ、幾ら私が幽霊でもこれは堪えるわ。」

境内の掃き掃除をしながらそんなことを考えていたある日。

「ごめんください。」

聞き慣れた、心が安らぐ声がして 
そちらに目を向けると。

「!? 妖夢さん!?」

「あ!ムラサさん!よかったぁ、渡したい物があって来たんですよ」

驚いた、ええそりゃもう。

にこにこしながら近づいて来る妖夢さん、最早天使だ。

「はいっ、プレゼントです♪」

そう言って彼女は私の首に

「手編みで申し訳ないですが、受け取ってもらえますか?」

手編みのマフラーを掛けてくれた。

「もももっ!貰って良いんですかっ!」

「はいっ、良かったら使って下さい♪」

もう…死んでもいい。
いや、死んでるけどさ…すでに。

「あ…ありがとうございます、大事にします!もう私の家宝にします!」

「そんな 大袈裟すぎですよ、でも喜んで貰えてよかったぁ…また一緒にお出かけしましょうね♪」

そう言って手を振りながら帰って行く私の天使、私は今どんな顔をしているのやら

「おいおいムラサ、今のもしかしてコレかい?」

と小指を立ててからかってくる正体不明娘。

「なななっ!妖夢さんは私のお友達で!」

「春ですヨー、春ですヨー、ってやつー?何だムラサも隅に置けないねぇ。いつの間にかたらしこん…

ゴオォオッ!グシャッ!

捻りを掛けてフルスイング、やや下側からの打ち上げアンカーである!

「…成敗!」(ムラサの背後で大爆発エフェクト)


船長は蔓延る悪を許さないのだ。



「はぁ、まったく御主人の失せもの癖には困ったもんだ…探すこっちの身にもなってほしいね。
ん?鵺、何頭を地面に埋めてるんだい?新しい遊びか?」

「…良いから助けてよナズ。」
















「妖夢さん!聞きたいことがありますっ!」

「は、はいぃ?!どうしました!?」

年末を控えた師走の終わり、私は意を決して妖夢さんに今まで聞けなかったあの質問をした。

「す…好きな人って、いますか!」

「……ムラサさん」

あれ、妖夢さん急にジト目でこっちを睨みだしたぞ…

「ムラサさんって鈍感って言われませんか?」

「なな…なぜそれを!?」

「好きでもない人に手作りのプレゼント送ると思いますか?」

あ…ヤバい泣きそう、この先の台詞聞いたらきっと私…

「私、ムラサさんの事 好きですよ。」

「あ…あ…あぅ あ」

案の定、私の涙腺というダムはあっさり決壊してしまい

「わわっ!ムラサさん!?大丈夫ですか!?」

「あ”…あの”っ…ひぐっ…わだじもっ…ぐすっ、大好きですっ!」

最悪だ、肝心な所でこの有様とは何と情けない事か
カッコ良く行かないもんだなぁ と思ってしまう。

「ありがとう♪ムラサさん、やっと思いが通じましたね。とりあえず、お店出ましょうか。」

周りを見ると、当たり前だけど他のお客がいるわけで。皆さんニヤニヤしながらこっちを微笑ましい目で見ていらっしやる。

「ご…ご馳走様でしたぁぁぁ!!」

妖夢さんの手を握り締めてお金を置いて一目散に走り出した。

「お客様!お釣りーー!!」

という店員さんの声がしたが今更戻れる筈もなく、どこかの鴉天狗並みの速度で逃げた。

お店からだいぶ離れた場所にある河原に座り込み、妖夢さんを見ると

「はぁ…はぁ、あのお店 行きづらくなっちゃいましたね~…」

と、微笑みながら私の隣に座って肩を寄せてくれた。

「ですね~…ごめんなさい妖夢さんの行きつけだったのに」

「ムラサさん」

「はいっ」

妖夢さんは私の目をしっかりと見て

「私の事、大事にして下さいね」

と言った、答えなんて決まっている。

「はいっ、ずっと…ずーっと大事にしますから。」

私は、そう言って彼女を強く抱きしめて

ゆっくりと顔を寄せて行く、妖夢さんも意図を理解してくれたのか目を閉じて…

「んっ…」

「ん…むっ」

そっと唇を合わせてキスをした。
私の、ううん…私たちの大事な思い出だ。
















4

付き合うきっかけとなったあの日を思い出し、私は「ふふっ」と小さく笑っていた。
それに気付いた妖夢が腕の中から私を見上げて

「ん、どうしたの?水蜜、急に笑い出して」

そう言って手の甲で私の頬を撫でる。

「何でもないよ、妖夢…」

私は目を閉じてそれを受け入れて、同時に布団の中で身体を動かしてちょうど妖夢の上に移動する…

「あ…水蜜…んぅ、は ぅ するの?」

「うん、妖夢が欲しいから…だめ?」

妖夢は答えない代わりに抱き付いて来て、私の首筋に吸い付く…これは「いいよ」ってこと。
私は布団の中に潜り妖夢の胸に舌を這わす、少女から女への発展途上で大きいとは言えないかもしれない。でも全く無い訳ではない、妖夢は半分人間だから身体も成長していく。対して私は体型にかんしてはもう自然に変化する事はないから少し羨ましい。

「ん…ちゅ ぁむ、ちゅっ」

「胸ばっかり あぅっ…ダメだってばぁ…ひぅぅ、あっ あ…」

ピンク色の可愛らしい蕾を口に含み、舌を器用に動かして
妖夢にわざと聞かせるようにちゅぱちゅぱと音を立ててあげる。

「やだぁ 音立てないでぇ…んぁ あっ ダメ、水蜜の意地悪っ…やぁっ」

聞こえないフリをして続けて、胸から下に向かってキスをしながら移動していく
お臍につぷって舌を入れると

「あっあっ…んひぅ」

って可愛い声がして、そのまま更に舌を這わせて妖夢のおまんこにキスをする。
そして舌を中に入れて膣壁をこすり、愛液を吸い出しながらぐちゅぐちゅと大袈裟な音を部屋に響かせる。

「水蜜ダメ…汚いよぉ…あぅっ あっん、あぁぁっ!」

「妖夢の身体に じゅるっ 汚い所なんてぁむっ ないよ?」

「ば ばかぁ!!ひぁっ…あぁぁっ、いやっ 来ちゃう! すごいの来るっ! やぁああっ!」

妖夢を最後の頂上に連れて行ってあげるために、クリトリスに吸い付き優しく歯を立てて。
指を中に入れてざらざらした天井を指の腹でグリグリとこする。

「~~~~ッ!!あぁぁあぁぁっ!!」

妖夢は身体を弓のようにしならせて私の手を握り締め、絶頂へと上り詰める。
私は布団から顔を出して、余韻に震える妖夢を少し強めに抱き締めてあげるの。
すると

「んぅぅぅっ…みな みつぅ…」

妖夢はそれだけで軽くイッてくれる、その姿が堪らなく愛おしい。

「妖夢、大丈夫?」

「平気だよ…でも私だけはやだよ…水蜜も、一緒に…」

そうして私はまた妖夢を組み伏せて…
















「居場所は見つかった?」

うん、大事な居場所が出来た。

「そう、じゃあこれでお別れね」

そっか、ねぇ…あんたは何故私の前に?

「何でかしらね、どうでもいいじゃないか。今が幸せなら」

はっきりしないな、私の筈なのに…

「そう言うものよ、そうでしょ?私。」

そうかもね、私。















5

隣で眠る妖夢の髪を撫でながら、考えていた。
気がついたら心の空虚感が無くなっていた、でも今はそれもわかるの。
妖夢は私を受け入れてくれて、優しく包んでくれた。
また大袈裟って言われるかもしれないけれど、だから…

「だから、君がいい。」
















ep1 fin.























受け入れてくれる、すごい有り難い事ですよね。
前回、と言っても最早何年も前に珍カプシリーズで上げていたのを思い出しまして。見かけないカプでストーリーを組み上げました。
しかも続きものです、今回は最初なので短めですが…2からは長くなりそうです…いやなりますw
みなみょん流行らないかな~…
coffee
コメント




0. コメントなし