真・東方夜伽話

わからない

2017/11/12 16:47:35
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わからない

味噌煮込み鍋

初投稿です。霊夢男体化注意
これでもかと自分のレイマリを詰め込んだ結果、雰囲気だけの作品に
あ、本番はないです

改めて、霊夢男体化注意

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蒸し暑い夏に一日中響いていた蝉の声もすっかり無くなり、代わりに涼しい音色を奏でる鈴虫や、コオロギがこの秋の夜を飾る。
夏が終わり、秋も半ばに差し掛かるとは言え、ここ一週間ほど雨に恵まれず、日中は若干の不快感を催す程度の暑さが続いている。
しかし、日が傾くと急激に冷え込み、まだ床の様子は夏のままであるため少しばかり体が冷めてしまいそうになる。
今宵も冷えた夜風が寝室に流れ、二人の体を冷ましていく。
二人…というのも、ここ数ヶ月の間、週に何度もこんな何もない辺鄙な神社に泊まりに来る物好きが居る。

「うぅ…寒いぃ…………」
私の隣、もとい床を同じにしている物好きが寒さを訴える。
その小さな体を震わせる後姿を見つめる。
いつからだったか、彼女がここに泊まるようになってからだろうか、眠気が限界に来るまで自然と彼女を見つめるようになっていた。
そうしていると、どういう訳だか胸の中にじんわりと何か温かいものが広がっていくのが感じられて、それがひたすらに心地よかった。
彼女はいつも私と反対側を向いて寝ているのだが、時折こちらに寝返りをうつ。
しかし、私が見つめているのがわかると、びくりと体を震わせて途端に反対側を向いてしまう。
小動物じみた反応に可愛らしいと思いながらも、少しだけ胸にちくりと痛みが走る。
これらが何なのかはまだ分からない。
そもそもこれがわかる時が来るのだろうか?
そんな漠然とした疑問を持ちながら彼女を隣にして寝ていた。

「な、なぁ霊夢」
「なんだ」
反対側を向いていた彼女がこちらに向き直る。
その表情は何か緊張しているのか、少し強張っている。
「さ、寒いからさ、ちょっとだけ…その……ぎゅってしてもいい?」
「どうぞ」
いつもの彼女からのお願いだ。
夏の間だろうと今みたいに何かしら理由をつけて抱きつこうとしてきた。
暑苦しかったかと聞かれれば確かにそうだが、彼女と触れているだけでなにか温かいものに包まれるような気がして嫌なものとは思わなかった。
「えへへ」
強張った相貌を柔らかくし、こちらに近づいてくる。
いつも通り片腕を彼女の背中に回して抱き寄せる。
彼女もまたいつも通り私の胸に両手を置き、眠るのだろう。
…そう思っていたのだが、その両手は私の背中に回された。
いつも顔一つ分は開くはずの距離が今は、ほぼゼロに近い。
彼女の少し荒い息遣いがはっきりと聞こえる。
というか顔が近い、近すぎる。これ以上は

「んっ……」

唇になにか柔らかいものを感じる。
何なのだろうか、正体のわからないものだと言うのに不思議と嫌な心地はしなかった。
これは何なのか、確かめるために一度唇を食むように動かす。

「んんっ!」

これはもしかして…魔理沙の……
そうか…今魔理沙と接吻してるのか…

初めての感触に少し戸惑ったが、すぐに受け入れた。
どんなものだろうか、もっと感じてみたいと思い、更に唇を動かし、そっと舌を彼女の唇に這わせる。
唇だけでは物足りず、更に奥へを進ませると、硬いものに突き当る。
舌がそれに触れた瞬間ゆっくりと開かれていくのがわかった。
そして奥に進ませると、舌と同じ程度の柔らかさ、温かさを持ったものに迎えられた。
迎えてくれたのであれば応えなければならない。
下から掬い上げるように絡めると、彼女の体がびくんと跳ねて、直後に体を突き放された。

「はぁっ…はぁっ…」
息を切らした彼女の顔を見ると、いつもの溌剌とした表情ではなく、何か全く違うものであった。
「大丈夫か?魔理沙」
「な、な、なんで霊夢はそんなキス慣れてるんだよぉ…まさかぁ…」

キス?とはなんのことだろうか。と一瞬考えたが接吻の違う言い方のことだろうとすぐに合点が行った。

「慣れてると言われても、さっきのが初めてだ」
「へ?え、あ、わ、私も初めてだったけど…その…あんなに激しくされるのはちょっと予想外と言うか…その…」
と、今度は完全に俯いてしまい表情が読み取れなくなってしまった。
「嫌だったか。すまない」
そういった瞬間、顔をばっと上げ、まるで絶望でもしているかのような暗い顔をしながらも、どこか恥じらいの色が見える。
「い、嫌じゃない…むしろ…もっとしたい」
頬を真っ赤に染まる彼女の表情がなんとも可愛らしい。
「そうか」
「え、あ、い、いいの?」
「ああ」
「じゃ、じゃあ…」

またにじりにじりと寄ってくる。
もう一度抱き寄せ、顔を近づける。
しかし、寸でのところで唇に指を当てられ、止められた。

「今度は私がするの」
「わかった」
目を閉じてじっと待つ。
少ししてまたあの柔らかい感触が唇に触れる。そこから彼女の舌がゆっくりと触れてくる。
更に進み、唇の間を割って入ってくるもの拒まず受け入れる。
お互いの物が重なる。
しかし、震えるばかりで動こうとしないそれに、待ちきれずこちらから絡める。

「んっ!」

体をびくりと震わせながらも、今度は必死にしがみついて離れようとしない。
緩やかに舌を動かす度に頭の中に響く水音に、思考力が鈍る感覚を覚える。
頭の中が目の前の彼女のことで埋め尽くされるような奇妙な感覚。
しかし、それは全く嫌な感じはしなかった。


息が苦しくなってきたところで離れた。
彼女の顔を見ると先程のものとは比べ物にならないほどのもので、心臓がばくりと音を立てた気がした。

「すごい顔だぞ」
「はぁっ…んっ…」
顔に触れようと手を伸ばそうとしたら、突如肩を押され仰向けにさせられた。
腹の上に彼女が馬乗りとなり、息を荒げながら私の右手を取り頬に擦り付けた。
「もっと、はぁっ…触って…れいむ…」
どういうことなのか全く状況が理解できず、困惑して固まる。
ただ私の手を頬に擦り付ける彼女を見上げるしか無かった。
「ひぐっ…どうして…どうしてなの…」
「まり…さ…?」
あまりに急な豹変ぶりに流石に心配になる。
「わた、しはもう霊夢に、わたしの思いを知ってもらいたくて…んぐっ…」
「どうした」
頬に当てた手をそのままに、そこから彼女の口から語られたのは、
曰くここに泊まるようなったのは、私に対しての思いを抑える必要がなくなったから。
曰く、私と一緒にいる時間を少しでも多くしたかったから。
他にも、嗚咽混じりにこの馬鹿霊夢、と泣きながら胸を何度か殴られた。結構痛い。
しかし、思いを知ってもらいたい、抑える必要がなくなった理由。それついては聞かせてくれなかった。

それからしばらく無言のまま彼女は私の手を頬に擦り続けていた。
どうすればいいのだろうか。
当てられた頬にそっと指を這わせてみる。
「んんっ」
体をぴくりと震わせ、もっと、と彼女の口から漏れるのが聞こえた。
今度は頬を押し込むようにする。
「あ、ああぁっ」
手のひらに暖かく湿ったものが触れる。
なんと彼女が私の手のひらを舐めていた。
彼女の舌が手のひらを這う度に、腕を通して今まで感じたことのない感覚が全身に走る。
「ああ…れいむぅ…れいむぅ…れろ……んむ」
夢中になっているのか、愛しそうに名前を呟きながらひたすらに舐めている。
「魔理沙」
少し不安になり呼びかけるものの、一向に行為が止む気配はなかった。
「魔理沙」
強めに名前を呼ぶ。
「れいっ、…あっ…」
恍惚とした表情が一転して暗く染まるのを見た瞬間胸の中をきつく締められるような感覚が襲う。
「ごめん。私…どうかしてたみたい…ごめんね…」
またしても突然私の上から飛び退き、部屋の隅で膝を立てて丸くなってしまった。
程なくして鼻をぐずる音、小さく声が聞こえてきた。
私のせいで泣かしてしまったのだろうか?
体を起こし、彼女に近づく。
もうダメ…ダメ…お終い…
ぐずりながらそんなことをつぶやいていた。

「魔理沙」
どうしたらいいかわからないが、後ろから抱き締めてみる。
が、すぐにこれでもかと言うほど体を思いっきり暴れられ、振りほどかれてしまった。
まさか魔理沙に力負けするとは…
「来ないでよ…こんな私なんて…嫌いになって当然でしょ…」
「誰がそんなこと言った」
「…っ」
もう一度抱きしめる。
今度は振りほどかれないようそれなりに力を込める。
「ね、ねぇ私のこと嫌い…じゃない?」
こちらを覗き込むようにしながら聞いてくる。
「誰がなるものか」
「じゃ、じゃあ……」
「じゃあ?」
「…なんでも…ない」
彼女が膝に回していた手を、抱き締めている腕に触れてきた。
「あの…さ、もっと触って欲しい…な…」
「ん?」
「いや!やっぱいい!」
彼女がぶんぶんと頭を振る。
さっき私の上に跨ったときの言葉は本心からの言葉なのだう。
ならばそれを受け入れて、応えてあげたい。
いくら他人の感情に対して鈍感な私でもこれくらいはわかる。
しょっちゅう魔理沙に、察しろなんて怒られるくらいだ。
「いいよ」
「えっ…でも…これ以上は霊夢に嫌われちゃう…やだ…」
「だから、誰がいつ嫌いになったと言った。それと正直に言う。どうしたら良いかわからない」
「おい…それでも男かよ…」
「で、どうしたらいい」
「んー…」
考えるような仕草をしていたが、しばらく答えることもなく、私も彼女も黙りこくってしまった。
手持ち無沙汰になった私は、なんとなく彼女の頭の上に顎を乗せてみる。
意外とちょうどいい収まりかもしれない。
「霊夢、ちょ、ちょっとだけ離して」
「ん?嫌だったかすまん」
「ううん違うの」
「そうか」
腕を離すと彼女が自分の襦袢に手を掛けて全体の半分程下ろし、若干骨の浮いた背中を晒した。
「霊夢。もう一回ぎゅってして」
もう一度抱きしめ、無言の返答をする。
襦袢が下ろされ、肌が露わになった部分に触れると、確かな熱を感じた。
「えっとね、その…耳…してほしいな」
「耳?」
彼女が髪を掻き上げ、真っ赤に染まる耳を見せた。
それを見た瞬間、真っ先に美味しそうだと感じてしまった。
耳の縁に沿って舐めてみる。
「えっ!あぁああっ!」
唐突に彼女が悲鳴を上げた。
「大丈夫か」
「えっ…あっ、うん…びっくりしちゃった」
「…ねぇ霊夢。ここも触って欲しいな…」

彼女は私の手を取り、心臓よりも少し上の位置に置く。
手の平から彼女の心臓の鼓動が伝わってくる。
肌の触り心地とは全く違う柔らかいものに触れた。
「ここと一緒に…はぁっ……ん…」
何をして欲しいのかはなんとなくわかった。
再び顔を近づけ、今度は耳の外側を食んで感触を楽しむ。
若干こりこりしていて、いつまでも楽しんでいたい。
まだ発達しきっていないだろう胸も優しく握る。
こちらもまた、今まで触れてきてあらゆる物の中で最上級の触り心地だ。
「あぇああっ、んんんんっっっっ!!!」
体を捻り、逃げようとしているのだろうか、それを力を込めて阻止する。
すると、観念したのか全身の力を抜いてこちらに体を預けてきた。
彼女の体を持ち上げ、胡座をかいた上に乗せる。
ふつふつと湧いてくる、征服欲に身が震える。
耳全体を口で含み、舐め回す。
ぐるりと舌を這わせる度に大きく反応するのが、どこまでも楽しかった。
「ああぁんっ!!だめぇ…んん…もっとぉ……」
魔理沙、どっち?
耳元で小さく囁く。それだけでも面白いほどの反応を返す。
「やだぁ……もっとしてぇ…やめた、らやぁ」
もう一度耳全体を口に含み、耳の穴に舌を入れ込む。
「あひっ!そん、なぁ!んんんっっ!」
一段と大きく体を跳ねさせる。
胸の方も少し力を込めて握る。
「んにゃぅ!」
そう言えば、胸の方に何か突起のようなものがあるが、これを摘んだらどんな反応をするのだろうか?
試しに弱く人差し指と親指で摘んでみる。
「んきゅう!!!!だ、ううん!、、もっとぉ…」
摘む指に力を込める。ついでにちょっと引っ張ってみる。
「いたっ、やああぁああ!それだめぇ!」
「だめ?」
すぐに彼女はかぶりを振る。
「だめっ、だめなのぉ…」
弱々しく否定する彼女がひたすらに愛しかった。
「じゃあ、もっとする」
「はぁっ…うん…もっと、いっぱいしてぇ…」

先程までの拒絶の言葉は何だったのか、手のひらを返すように求めてきた。
彼女がこちらに顔を向け何かを求めるように見つめてくる。
それに応えるよう顔を下ろし、唇を重ねた。
同時にもう片方の手を彼女の手と重ね指を絡める。
絡めた指を握ると彼女も握り返してくれた。
「んんああぁ…とけ、ちゃ…う、だめぇ…んんっっ!!」
切羽詰まっているのか、重ねた唇の中で辛そうにくぐもった声を上げる彼女に、こちらから舌を差し出し無理やり口腔内に突き込む。
待っていたと言わんばかりに、こちらの舌に激しく絡めてくる。舌をそこらじゅうに這わせ、口内の感触を楽しんだ。
胸を揉む度に体を震わせ、先端を摘めば体を跳ねさせ、接吻に激しく舌を遣わせれば頭を蕩けさせるような声を上げる。
いつまでもしていたいと思うが、あっさりとお互い限界が来てしまった。
顔を離し、繋いだ手をそのままに胸に触れていた手をお腹に回した。
彼女も私の手を愛しそうに撫でて名前を呟いていた。
しばらく休んだところで、彼女が顔だけこちらを向けた。
「ねぇれいむぅ…あぅっ…あついの……ここが…すごく…」
片手を取り、太腿?の辺りだろうか襦袢の上から触れさせらる。
「ん?」
「ごめん、わからないよね」
一度襦袢を着直し、私の膝の上から退く。
「霊夢。来て」
私の手を取りまた床に戻ると、徐に彼女が襦袢の腰紐を解き、それを脱ぎ捨てた。
「私の全部を触って」
床の上に仰向けになると大事な部分を腕や手で隠し、恥じらいからか顔を横に向けていた。
あぁ…度々彼女が顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまうことがあったが、それらを思い返すとほとんど私が突然触れたときだということに今更気がついた。
そしてその表情を見るたびに
「やっぱ魔理沙は可愛いなぁ」
などと思ってしまうことが多々あった。
「えっ霊夢…今、なんて…」
「ん?どうした」
「い、い、いっまか、かわ、かわいいって…」
心の声が思わず出てしまっていたか。
しかし、彼女の普段の素振りからは可愛いなどという言葉は似合わない。

「嫌…か、可愛いだなんて言われて」

立ち上がる気配がした。
瞬間頬に強烈な衝撃が走った。
頭も揺れた気がした…魔理沙にこんな力があるとは…

「嫌なわけねぇだろぉがぁあああ!!」

思いっきり叫ばれた。と、同時に倒れ込みながらまたぐずりだしてしまった。
器用な奴め。

「ぐずっ、いやな、わけ、ないじゃん…いっつもいっつもれいむはわたしのこと、きにしてないふうで、どうでもいい、とおもってるのかなって、ひぐっ、おもって、さみしくて、それで、それで、いきなりさわってくれると、すっごくすっごくうれしくて、でもすっごくはずかしくて、じぶんでもわけわからないってなって…もう…もう…」

…そうか。私もつくづく馬鹿だな。

耳元まで顔を近づける。

「いつも思ってた」
「うぅっ、へ?」
顔を正面に移す。

「魔理沙のことはいつも可愛いと思っていた。でも魔理沙にそれは似合わないと思ってずっと言わなかった。それに、昔から私のところに来てくれる魔理沙のことは、かねがね大事にしたいと思っていた。だから、その言葉を言ってしまい、もしこの関係が崩れてしまったらと思って不安で仕方なかった。でも、ふとした時に魔理沙に触れてみたいと思うことが何度もある。それに実際何度も触った。触れる度に真っ赤な顔をする魔理沙がひどく可愛くて、でもその度に私の事を避けるようにならないか心配だった。だから私もずっと我慢していた。……結局はお互い言い出せなかっただけ…か」
「う、うん」
「魔理沙の全部に触りたい」
それがどういう意味かはまだよくわからないが。
「…うん…いいよ…私も霊夢に全部触って…欲しい」
優しく触れるだけの口づけをする。今までのものとは全く違う口付け。

「ねえ霊夢」
「なんだ」
「…好き」
「そうか」
「霊夢は?」
「わからない」
「なにそれ」
くすりと笑われてた。
「率直に言っただけだ」
「霊夢」
「ああ」

金の髪を左右に払い、そっと彼女の頬に触れる。
むにむにと弄る。小さく漏れる声が心を揺さぶる。
「霊夢の好きなふうに触って」
右腕を取り、その手に触れる。揉むように優しく触れていく。
が、やはり抑えていたものに限界を感じた。
「あっあぁ…れいむぅ…そんなぁ…」
その小さな手に舌を這わす。
指を口に含み、手のひら、手の甲も丹念に舐め回していく。
全て私のものだと刻み込むように。
「んんっ!そう、それぇ…うれしいぃの…ああぁん!」
手が終わればそのまま上へ登っていき、腕を揉み、舐め上げ、更に柔らかい上腕は唇で食み、感触を味わった。
肉付きはあまり良くないが、それでも確かな柔らかさがあり、心躍った。
小さく体を震わし、うわ言のように私の名を呼ぶ。
その姿がひどく厭らしく、そして愛しかった。


右腕が終われば今度は左腕に。
次は少し趣向を変えて、舐めるだけでなく少し噛んでみることにする。
勿論歯型は一切残らない程度に弱くする。
「んっ…んぇ!?んんっっ!ふぅっんんん!!」
少し驚いたのだろうか、目を見開いてこちらを見たかと思うとすぐに顔を逸らして、もっとと呟いた。
どうやら受け入れてくれたようだ。
ならばと指を大胆に歯で擦るようにすると、先ほどより更に良い反応を返した。
その後も舐めてからまた甘噛をして、を繰り返した。
それぞれで違う反応をしくてくれる彼女がただ嬉しかった。
先ほどと同じように上腕を過ぎ、今度は足の方に移ろうかと思ったところで頭を掴まれ、止められた。
「れいむ、ちょうだい…付けて、ここに…」
そのまま私の頭を肩まで持って行くと、口が触れるように押し当てた。
優しく口付けをしてから歯を触れる程度に当てる。
しかし、彼女はそれだけでは足りないのかもっと強く、とせがんできた。
「これ以上は痕が残る」
「いいの、霊夢が付けてくれるなら嬉しいの」
そこまで言うのであれば、しないわけにも行かない。
もう一度歯を押し当て、徐々に力を込めていく。
柔肌に歯が食い込んでいく感触。
いつかの時を思い出す。
いつか?一体いつのことだ…?
懐かしい感覚に戸惑いながらも、自分の中の何かが壊れていくような気がしてきた。
魔理沙を……………………
…これ以上はまずい。
自分の中の何かが引き返せないところに辿り着く前に柔肌から離れる。
かなり力を込めてしまったせいか、想像以上に赤みのある痛々しい歯型が残ってしまった。
「すまない魔理沙。少し…力を入れすぎてしまったようだ…」
「謝らないで霊夢。私が望んだことなんだから。それにさっきも言ったでしょ。霊夢がしてくれるなら嬉しいって」
それに、もうちょっとしても良かったのに。
などとへにゃりと崩した顔で加えてくる。
流石にそれは応えることが出来ない。

「あれ以上は私の気が狂ってしまう」
「いいよ」
「……魔理沙、次は足触るぞ」
「うんっ」
心底嬉しそうな声が返ってくる。
足の方に移動し少し見上げると、大事な所と思われる場所をしっかりと手で覆っている。
どんなものなのか少し興味はあるが、今はそちらではない。
ひとまずふくらはぎを揉み込んで解していく事にする。
彼女から研究だったりで普段あまり動かない日も多いと聞くので、少し心配だった。
固まっている片方のふくらはぎを丁寧に解していく。
「ほら、力抜いて」
少しやわらかくなった筋肉を強めにほぐしていく。
途端に彼女が体を跳ねさせた。
「はぅっ!ううぅう…」
「すまん、痛かったか」
「え、いや…ちょっと気持ちよかったかなぁって…」
「そうか、なら良かった」
「うん……」
しかし、ふくらはぎを揉む度に小さく体が跳ねていたのでどうしたと聞くと。
「やっぱふくらはぎは人に触られるのは苦手かな…へへ…」
「ふくらはぎは弱いのか、じゃあ次に移る」
「待って、違うの。霊夢が触ってくれてると思うと…その…変な感じになっちゃうだけなの。だから…やめないで」
「じゃあやめろと言われてもやめないぞ」
「の、望むところ…だぜ」

少し強気になった彼女であったが、私が触れる度に可愛らしい反応を繰り返してしまう。

「はぁっ!!うくっ、はぅっ!!」

片方が終わるころには息も絶え絶えと言った感じだったが、容赦なくもう片方にも施していく。

「だめぇっ!だめっ!やめ、てあっ、あっ、んくっ!」

ふくらはぎを揉み解しているだけなのにこの反応だ。
悲鳴にも近い声を上げながら上半身をひねり、足先を小さく震わせる。

「まだまだいくぞ」
「うんっ、うんっ!」

苦しそうにしながら答えてくれる彼女に少し心がさやいだが、 それでも止めることはしない。

「はぁ、はぁ、れいむぅ…っ!もうだいじょう、ぶだから…くるしっ……ほんとに、やめて…」
体全体で息をするほどに苦しそうにするのを見て流石に止める。



「大丈夫か魔理沙?」
「もうだめ…」
「少し休憩するか」
彼女から少し離れ、胡座をかき頭垂れて少し休む。
するとすぐに彼女が私を呼ぶ声がした。
「れいむぅ…」
「どうした」
彼女の顔の横に手を付いて覆いかぶさる。
「ひっ」
いきなり相対したせいか少し驚いた表情を見せたが、すぐに蕩けた表情に変わった。
頬を挟まれ、引き寄せられる。
その後どうなるかは容易に想像できた。
目を瞑り、拒むことなく引き寄せられるまま下ろしていく。
重なる物の温かさを感じる。更に感じたいと擦り合わせる。
すると彼女からぬめりとした物が差し出される。
同じものをこちらからも差し出し、お互いの口内をまさぐった。


十分に彼女を感じ、そろそろいいだろうと思い離れようとしたところ、首の後ろへ手を回され、逃げ場を失った。
ならばとこちらも彼女の頬を挟み逃げられないようにして、遠慮なく彼女を蹂躙することにする。
重なる唇から漏れる声が大きくなり、彼女の体が小さく震える。
音を立てて彼女の差し出されたものを吸い上げると、喉の奥から強く声を漏らし、弓なりに体を反らして固まった。
回された手を解かれ自由になったが、しばらく緩く口内を堪能してから離れる。
「もういいか?」
「うん、やっぱり霊夢のキスすごくいい…」
彼女の蕩けた表情に胸の鼓動が急に早くなるのを感じる。
今までなんとも無かったのに、これはどういうことなのだろうか。
平静を装っているが、このままだと少しきついかもしれない。

「次、触るぞ」
「うん。じゃあ…お願い…ね…」
「任せられた」
今度は優しく丁寧にほぐしていく。
腕と同様に細いながらもしっかりとした肉付きで、これもまたそそられる。
「あぁっ、いい、かもそれ…んっ…んっ」
膝から太ももの付け根へ押し流すように解していく。

「きゃっ!、…ふあぁ……ああぁ、ん……」 
一瞬小さく跳ねたが、直ぐにとても心地よさそうな声が聞こえてきてひとまず安心する。
「さっきのもっ、よかった、けど、これ、きもちいいっ、んにゃ……もっと…」
十分にほぐしたと思い、もう片方に移ろうかと思って彼女の体を見渡したときあることに気づいた。
大事な部分を覆っていた手がどけられていた。
少しだけ見るとそこは小刻みに震えており、若干量だが何か透明な液体が溢れていた。
触ってみたい。
あまりに安直な衝動に駆られるが、今は違うと頭を振り無理やり押さえつける。

「触るぞ」
返答はなかったが、そのまま続ける。
太ももを少し持ち上げ全体を撫でさする。
ずっと触っていたいと思うほどの滑らかな触り心地が堪らない。
十分堪能したところで、先ほどと同じように解していく。
動きに合わせて彼女の小さく漏らす声に気分が高揚してくる。
「あぅっ、あっ…うぅん…んんっ!!…」
「痛かったか」
「…ちょっとだけきちゃった…」
「来た?」
「えっ、いや、なんでもない……つづけて」
一体何が来たのかは教えてくれなかったが、気にしないで続けることにする。
しかし、先ほどと同じ程度の力で施しているはずなのに反応が強い気がする。
「きゃぅっ!はぁっ、れ、いむぅ…だめっ…ほんとにっ、だめぇ……んんっ!きっちゃうぅっっっ!!」
来る、と言った途端に彼女は三度体を大きく跳ねさせ、息を荒げたままぐったりとしてしまった。
その後も全身が小さく震えていた。
「大丈夫か?」
「はぁ…はぁ…ん…こんなの、はじめてぇ…すごいぃ…あたままっしろになっちゃう…」
こちらの問いかけに反応していない。
「魔理沙、本当に大丈夫か?」
「はふぅぅ……あっ、霊夢ごめん。うん、多分大丈夫…かも」
「次は背中をしたいが、いいか」
「背中も?!…うんいいけど、でもちょっとだけ休ませて」


互いに息を整えて休む。
しかし、待ちきれずに彼女の体にちょっとしたいたずらをしてみる。
脇から臀部の側面、太ももの付け根にかけて押し込むように指でなぞる。
「ひゃんっ!ちょ、ちょっとれいむっ!?きゃはっ!あははっ!!ひゃぅっ!!!」

少し暴れられたが肋骨のおうとつや出張った骨盤がよく分かる。
やはり少し痩せすぎだ。
太ももの付け根まで辿り着く。そしてもう一度脇目掛けて指を這わせる。
「はふっ!れいっむっ!!やめてってば!」
最初の地点にたどり着いたのでもう一往復しようとしたところ、みぞおち目掛けて蹴りを入れらた。
さすがの私でもそこは弱いが、彼女の蹴り自体がそこまで強くなく、大して痛くはなかった。

「がはっ、うおお痛い」
「やめてって言ったのにこのばか霊夢……ていうか全然痛そうじゃないな…」
「ばれたか」
「あんなんでどうやって騙されるんだよ…」
そして最後にまたばかと付けられた。
さっきから少し言い過ぎではないだろうか。いたずらした私も私だが。
「これなら許してくれるか?」
謝る代わりに彼女の頬や下顎に触れる。
「うん」
猫のような仕草で顎を上に持ち上げたり、手に頬を擦り付けてきたりとなんとも愛らしい。
「んにゃあっ」
耳に触れるとこれまた愛らしい声を漏らす。
神社に時々来る猫のように、彼女の頬を両手の指で細かく撫でる。
すると突然彼女が抱き締めてきた。
それも両手を背中に回すだけでなく、両足も腰に絡めてきた。
「すきぃ…もっとして…」
頭を撫でると懐いた猫のような動きで手のひらを小突くように持ち上げる。
「んっ」
首筋を撫でると一旦顎を上げるようにするが、すぐにぐっと首をすくめて頬や顎も触るよう催促してくる。
それに応えるとまた顎を持ち上げてと忙しない。
そんな彼女の反応を楽しんでいると、彼女がにっと笑い、絡めた手足を離した。
「れいむっ」
とても嬉しそうに名前を呼ぶと、体をぐるりとは反転させ、だらりと手足を放り出して背中を向けた。
「触って」

恐る恐ると髪を外へ流し、項から背中全体が見えるようにする。
両手で改めて彼女の肩から手の先までを片方ずつ丁寧に揉んでいく。
「あっ、あぁっあふっ…んんっ…」
もっと彼女の声を聞いてみたかったが、枕に顔を埋めてしまい聞こえなくなってしまった。
ん?よく見たら私の枕に顔を埋めているのか。まあいい。
完全に脱力しているのか指を押し込むと今までに比べて柔らかい感触を返してくれる。
両腕を終え、一度項を撫でて背中全体を見渡す。
肩に主張するように赤く刻まれた歯型が痛々しい。ここまでしてしまうと、この痕もしばらく消えないだろう。
そう思うとずきりと胸が痛み、二度としないと心の中で誓う。
項から手を下ろしていき、浮き出た背骨に沿いながら腰のあたりまで少しづつ解していく。
しかし、腰まで手を進めてそこで止まってしまう。いくら触れていいと言われていても、これ以上進んでいいのか戸惑う。
「もっと…さわって…れいむ。全部いいよ」
進みあぐねる私に、彼女が顔をこちらに向けて恥じらい混じりに優しく微笑んだ。
そう言ってくれるのであればと更に下っていく。
臀部に辿り着き、少し揉んでみる。
途端に苦しそうにくぐもった声と心地よさそうな甘い声を同時に漏らす。
鈍い私でもこんなことをされれば流石に恥ずかしく感じるだろう。
撫でるように揉むと、柔らかさは感じるものの、少し力を込めるとすぐに硬い感触が手に触れる。
一度臀部から離れ、全身に手を這わせ各所をもう一度弱く揉む。
もっと彼女を感じてみたい。その一心で露わになる項に触れる程度の口付けを施す。

「あぁ、んん…んはぁ、もっと…」

更に背中に、臀部に進む前に一度彼女に尋ねると、一拍置いてゆっくりと頷きを返してくれて少し安心する。
改めて臀部に唇が触れると、びくんと彼女の体が跳ねた。
それに構わず全体に余すこと無く口付けを施すと、今までにない蕩けた声が聞こえてきた。
突如体に痺れるような感覚が襲ったと同時に、若干頭が白くなる感覚に襲われた。
もっと欲しい。
更に下りて太ももへ。
細くもしっかりとした柔らかさがたまらなかった。
ふくらはぎへ。
口付けだけでは足らず、気づくと歯を立てて弱く齧りついてしまっていた。
その行為を自覚すると必死に痕を付けまいと、弱く、弱く、擦るように感触を味わう。
開いた口にふくらはぎがすっぽりと収まるようで噛み心地は……よかった。
最後に足の裏まで口付けを終える。

「はぁ、はぁ、…んんっくっ、はぁ」

辛そうに肩で息をしている彼女がそこに居た。夢中になりすぎて気づかなかった。

「すまない。ひどくしてしまった」
「はぁっ、最後はちょっぴり怖かったけど、すごく…よかった…」

弱く発せられた彼女の声からは恐怖よりも喜びの色が見えていた。
あそこまでされて尚、拒絶しないのは相当私のことを信頼してくれているのだろうか。
ともあれ何も着ないままなのは流石に寒いだろう。傍に脱ぎ捨てられている襦袢をうつ伏せのままの彼女を起こし袖を通させる。
「あ、ありがと」
これ以上何か続けるのか、どうするのか。
お互い体だけ正面を向きながらも彼女は俯いたまま、何もせずただ時間が過ぎていく。
寒いのか、体を擦りながら小さく唸る。
唐突に背中を向けるとにじり寄るように近づき、あぐらをかく私の脚に登るとそのまま体を預けてきた。

「ね、ねえ」
「ん?」
「もうちょっとだけ触って欲しい…な」

私の手を取ると、中指を口に含み唾液を馴染ませるように丹念に舐めだした。
襦袢を捲らせて彼女自ら大事な部分に当てた。
触れた指に汗などとは全く違う液体がまとわりつく。
「もうがまんできないの…」
潤んだ目でこちらを見上げると、私の中指をおもちゃでも扱うかのようにその表面で動かし始めた。
自分の意志とは関係なく動かされている手から伝わるものは、柔らかいようで若干硬いような、不思議な感触だった。
「あっあっれい、むのゆびっあぅ、ゆめみたい…」
「魔理沙」
自由になっている腕を彼女のお腹に回し抱きしめる。
「もっといっぱい……」
手が離され自由になる。
私の襦袢の袖にしがみつくように掴まった。
指で表面をなぞるように何度も往復する。
「もっと、もっとぉ…」
少し強く押し込むと、筋を割り込み一段と温かく、湿った場所に触れた。
縦筋を沿うように何度か往復するよう動かしていると、なにやら少し硬い突起に触れた。
「ああぁっんん!!!!」
それに触れた途端、尋常ではない反応に思わず動きを止めてしまった。
「だ、大丈夫か」
「あ、ごめん……そこね、すごく弱いから…その…」
「もう触らないほうがいいか」
小さく彼女が首を振る。
「たまーにね、さわってほしいな…」
「わかった」
動きを再開する。
溢れてくる液体をなじませると動かしやすいので、往復する動きに合わせて全体に塗り込む。
彼女の言う通り先程の突起に慎重に触れると、小さく体を跳ねさせ、愛らしい声を上げた。

「れ、いむぅ……あぁぅんん……ゆび、いれて…」
「入れる?」
再び私の指を取り液体の溢れてくる元にあてがうと、彼女の中に入り込み暖かいものに指が包まれた。
「ああっ…れいむのが…なか、にぃ…」
指を締め付けられるような感触に戸惑いながらも、彼女の中で指を少し動かしてみる。
動かした分だけ中を食い込み、戻せば直ぐに指が締め付けられる。
「ああぁっ!!!!そこっ、やっ、やぁ…」
持ち上げるように指を曲げると、今までとは全く違う反応をしてくれる。
だが、そこに触れると彼女が少し辛そうにするので、時々触れるようにする。
「れいっむ…んぁ…」
瞼からいくつもの涙を零しながら、潤んだ瞳でこちらを見つめてきた。
口を小さく開けて何かを待っているような。
それに答えずその唇に自分のを重ねる。
ただ重ねるだけでこちらからは何もしない。

「もっとわたしのなか…してぇ…」
ゆったりと中に舌を這わせる。
すると彼女が頭を振り、無理やり突き放されむぅと唸られた。
「嫌だったか」
「ちがうぅ…ちがうのぉ……」
もう一度頭を振ると、中に入り込む指に触れると小さくここ、と呟いた。
どう動かせばいいのか分からないのに加え、指をきつく締め付けられておりうまく動かせない。
彼女が指の付け根を持ち円を描くように強引に動かす。

「ひぐぅっ!!!!」

無理やり動かしたせいか、悲鳴を上げて体を反らした。
大丈夫かと聞くにも明らかに辛そうだったので、ただ小さく謝る。
「ごめん…おもった以上だった、からびっくりしちゃった……」
彼女がふぅと一息つくと、襦袢の胸元を大きく開き、お腹に回していた私の手を取り胸に押し当てる。
「こことね、あとね……こう、やって…あぅ…ゆびを、だしいれして…」
さらに彼女が中に入り込む指を摘まみ、ゆっくりと前後させた。
「こうしながら、さっきみたいに…ね」
はしたなく息を荒げながら、上気した顔で見上げてきた。
じっとこちらを見つめてくるその表情が私の中で何かを壊していく。

「うっ…ふぅ…」

彼女がもう一度息をついたのを合図に、言われたとおりに指を動かしていく。
先程よりだいぶ緩んだのだろうか、動きに合わせて指全体を包むように圧迫される感覚がなんとも心地よい。

「あぅっれいむのっ、なかで、うごいてっ」

時折中でくるりと動かすと、一瞬反発するように締められ動きづらくなるが、すぐに元の柔らかさに包まれる。
若干強く指を動かすと、声を上げて逃げるように全身を捻る。
胸を軽く握ると更に体を跳ねさせて全身をこちらに預けてくる。
「あ、ああぁっ…」
先程に増して中を強く締め付けられ、弱まったかと思うとまた強く締め付けられてを繰り返す。
「れいむのっだしてっだして、れいむっれいむぅ…」
何かを懇願するように呟いた。
出すとは一体何をだろうか?
「どうした魔理沙」
「あっいや、なんでも…ない」
それからは俯いて息を漏らすような声を小さく上げていた。

「れいむぅ…ここもっ」

彼女の中をまさぐる中指ではなく親指を、自身の弱い部分と称した小さな突起に宛がう。
つい夢中になって忘れてしまっていた。溢れるものを全体に馴染ませ、突起を優しく擦る。
「んにゃあぁぁああ!!!やだぁ……んっくっ…あぁうううぅ…」
そこを擦ると同時に中を強く動かす。
何度かそれを繰り返すとついには完全に脱力し、体をこちらに預けてくる。
そのまま体を小さく震わしうわ言のように何度も私の名を呼んだ。
「れいむぅれいむっはぁっあぁぁ…れいむ、れいむぅ…」



なんだかコツがわかってきた気がする。
「…魔理沙。もっとしていいか」
「もっと?…うん、もっとして…」
蕩けた顔を更に崩し、頬を染める。
若干奥へ進ませ、少し大きく、速く動かす。
「はぅっ!!あっあっやだっやだぁ、おとっうぅっ、きこえっ!ちゃう!!」
動く指に合わせて何やら今まで聞こえなかった妙な音が聞こえてくる。
水が跳ねるような音か、それともかき混ぜたときの音か。
「あぁっ、いいっ、いいのっそれっ、もっとっもっとしてぇっ」

だらしなく舌を垂らし、短く息をする彼女があまりにも可愛らしくて。
滅茶苦茶にしてやりたい。私だけの魔理沙を見たい。
あまりにも貪欲な自分の感情に、気づいた時には彼女の耳を食んでいた。
胸の先を強く擦る。それに加え、今まで優しく触れていたものも、一転して強くこすり立てる。

「ひゃうぅ!!!いたっ、あああぁっ!!れいむぅっ!!…今、そんなに、したっらああぁっああぅっ!だめぇっ!きちゃ、きちゃうぅっ!!」
「魔理沙、愛してる」
「へ?あ、いまあっうそっはぅっ!!!きゃあああぁんんんっっっ!!!!」

悲鳴すらも通り越し絶叫に近い声を上げ、何度も何度も体を跳ねさせ彼女がとうに限界を越えていることはわかっていたが、それでも止めることができなかった。

「だめっ!!ほん、とにっもうだめぇ!!っっっっっっっっ!!!」

襦袢の袖を千切れんばかりに引っ張り、下半身を持ち上げるように突っ張ったまま固まる。
それでも止めることはしない。ただ彼女を感じたいそれだけのために。
優しく抱きしめ、耳元で名前を囁く。
何度も、何度も、何度も。
ただ愛しい人の名を囁く。

「あひゃっ、あぁううう、れ、…む…だめっもう、やえ、て……おね、が…」
「あっ…」

掠れるような弱々しい声で訴えてきた彼女に気づき、慌てて指を引き抜くと、ぐったりとうなだれてしまった。
荒い息がしばらく収まらず不安になったが、徐々に落ち着きを得て静かな寝息に変わったのを見て少し安心した。

「あー…」

安心するのも束の間、気づかないうちに彼女にかなりひどいことをしてしまったようだ。
自責の念にかられながらも、襲い来る睡魔をなんとか振り払い、少し湿らせた布で彼女の全身を拭き、替えの襦袢を着させ、改めて布団を被せた。
今更ながらなぜこんなことをしてしまったのか自分でもわからない。
外に出て少し風に当たろうかと思った矢先、何もない居間に嫌な物が混じる気配がした。


「彼女を抱いて後悔するようなことでもありまして?」

そのたった一声に対し、無性に腹が立ったので声の発生源に向かって全力で殴り掛かる。
が、当然の様にかぶりを振り、全く手応えはない。
当たれば大概の妖怪など数十の肉片に変える程度の速さで振り抜いた。
無論一切の予備動作など無く、見てから避けるなどほぼ不可能なはずだが、それはいとも簡単に避けた。

「質問にはちゃんと答えてくださいな」
「…別に後悔などはしていないが」
「してないけど?」
「何故こんなことしたのかがわからない。そんなとこだ」
「ふふっ。まだまだ子供ね」
「うるさい」
「怒りなさんな。そう遠くないうちに答えは見つかりましてよ。精々頑張りなさいな霊夢」
「……」

言うだけ言ってそれは逃げるようにスキマの向こうに姿を消すと、また静寂が訪れる。
庭先で冷えた夜風に当たりながら、今しがた腕の中に抱いた彼女を夢想する。
すると、冷めかけた体が瞬く間に温まり、それと同時に胸の奥を緩く締め付けられるような不思議な感覚に包まれる。
少し胸の鼓動も早い。
これが何なのか今の私には分からない。

「寝るか」

埒の明かない自問をするつもりはない。
寝室に戻ると、彼女が体を起こしていた。

「どうした」
「…ちょっと嫌な夢見ちゃった」

やけに素直な返答に少し面を食らう。
いつもだったら、なんでもないぜ。と言ったところだろう。
私が布団を被り横になると、彼女もそれに倣うように横になった。

「霊夢、ぎゅってしていい?」
「ああ」

床に入るやいなや、いつものあのお願いをしてきた。
いつも通り彼女は両手を私の胸において、私もその小さな体を抱く。
いつもと同じ光景に先程までのは幻覚だったのかと思う。
そうだ、初めての接吻も、触れた柔肌も、感じた熱も、全て何かの夢だったのだろう。
今日初めて床に就く。そう思い込むことで忘れようとする。

「霊夢、泣いてるの?」
「あ?」

彼女に目元を拭われると、その部分が空気で冷え、確かに涙が流れたのだと分かる。

「私はちゃんとここにいるよ」
「……」
「霊夢」

彼女の顔が近づいてくる。
唇に温かい感触が触れ、五つ数えたほどで離れた。

「ありがとう」
自然と言葉が漏れた。
「お、おやすみっ」
「おやすみ」





夢を見た。
誰かを間近で見下ろす夢。
癖っ毛の強い金の髪を纏っている。
体は細く、よく見知ったあいつ似ている。
あの三つ編みもあいつがしているのによく似ている。
何をするわけでもなく、ただ見下ろす。
何も感じないわけではない。
感じたことのない温かいものに包まれている。
突如抗えぬ程の力で引き寄せられ、二つの体が一つに交わる。
空っぽだったものが満たされていく。
色のない世界に色が塗られていく。

熱を感じる。
これはきっと人の温かさ。
私が触れたかったもの。
私は触れてはいけなかったもの。
私が求めたかったもの。
私は求めてはいけなかったもの。
そう、私には必要のないもの。







本当にそうかしら?










寝覚めはいつもと変わらなかった。
強いて言えばほんの少し良いくらいか。
目の前で安らかな寝息を立てて眠る小動物のような愛らしい彼女を起こさぬようゆっくりと体を起こす。
一つ金の髪を撫でる。
若干肌蹴た襦袢から覗く肩に、あの赤い痕が昨晩の出来事が夢ではなかったことを示す。

「れ……むぅ……」

申し訳なく思い気が沈むのと同時に、何故か胸の奥が妙な昂るのを覚える。


里での大きい仕事が終わり、久しぶりの長い休みをもらっているので今日も一日ゆっくり過ごすことにする。
とは言え何もしないで過ごすのは性に合わない。
参拝客など滅多に来ない境内の掃除を終え、手際よく二人分の朝食を作る。
朝食に彼女を待っていたが、なかなか起きて来ず一人で食べた。
結局彼女が起きたのは昼過ぎ。よほど疲れていたのだろう。
軽い昼食を作り終え、やることが無くなったので、寝室に赴き彼女の目の前でしゃがんで起きるのを待ってみる。

「おはよう」
「あっおはよう、霊夢」
「もう昼だ」
「そんなに寝ちゃってたのか私」
上半身を起こした彼女の顔が突如赤くなる。
「おい、魔理沙大丈夫か」
「う、うん…昨日は……その…最後までしてあげれなくて……ごめん」
「最後?」
「何でもない、忘れて」
「…まあいい、とりあえず飯食べるか?」
「うん」

彼女が立ち上がると、ふらふらと体を不安定に揺らし倒れそうになった。
いつもの立ちくらみだろう。
体を受け止めてしばらく安静にさせる。

「…もう大丈夫だよ」

ゆっくりと体を離し立ち上がると、彼女も慌てて付いて来た。
静かに私の中指を握る。
居間までのほんの僅かな距離だったが、まるで大事なものを抱きしめるように、強く握りしめられた。



食事の時は彼女が最近あった出来事だったりを話してくれるのだが、今日に限ってはまるで別人かのように静かだった。

「もっと食え」

珍しく私の方から話しかける。
勿論嫌がらせでも無く、こちらがもう食べれないと言う訳でもない。
ただ、昨晩目にしたあまりにも細い彼女の体を心配してのことだ。
しかし、そんな私の心配もどこ吹く風。彼女はもうお腹いっぱいだと、いつもより若干多いくらい、誤差と言ってもいい程度の量を口にして食事を終えてしまった。
無理強いするのも悪いので、残った食事は私の方で片付け、一服の準備をする。



食後に縁側でするこの一服も、以前までは私一人分だけだったのが、彼女がここに通う内に自然と二人分用意するようになっていた。
だが、二人分用意するようになったせいで茶葉が急速に無くなるので、大抵二番三番煎じのものになってしまったが。


お盆から出涸らしにも近いお茶を淹れた湯呑みを二つ置く。


「ねえ霊夢」
置かれたお茶に手を付ける前に彼女が聞いてくる。

「昨日の夜にさ、霊夢が言ってくれたあれって…本当?」
恐る恐ると尋ねてくる様子で、昨晩私が何か彼女を困らせるようなことでも言ったのだろうか?
「なんのことだ」
「お、覚えてないの?」
「すまない」
「そっか…」
「何か嫌な事でも言ってしまったのか?」
「ううん、大丈夫そんなのじゃないから」

やはり何なのかは言ってくれない。
昨晩のあの時のことは最後の方だけ記憶が曖昧だ。
何か彼女に言葉を掛けたのは覚えているのだが、それが一体何なのかが完全に抜け落ちている。
彼女を傷つけるようなことを言ってしまったのだとしたらと思うと…
しかし、湯呑みに手を付けて茶を飲み始めた彼女の表情は、不安などといった暗いものではなくどこか明るい。
「教えてくれないか」
「本当に憶えてないんだ」
「ああ」
「ん~じゃあおしえなーい」
「おい、魔理沙…ん?」
脚に何か触れる。
「お、久しぶりだなヒゲ」

ひゃーと、到底猫とは思えない今にも力尽きてしまいそうな掠れた鳴き声を返してくる。
見下ろす体は全体が黒く、お腹と顔や足の先の一部が白い猫。
ヒゲという名前なのは、顔の鼻元を左右に広がる黒い毛が白い毛で囲まれて髭に見えるから。
たまにやってきては少し餌をあげる程度だが、この猫は私に非常に懐いてくれている。
猫に餌をやっていると、いつの間にか黒白衣装に着替えた彼女が隣に腰掛ける。
そう言えばこの猫の柄なんとなく魔理沙に似てるな…

「行くのか」
「うん、試したいものが色々あってさ。しばらくこっちに来れないと思う」
餌を食べ終わったヒゲが足元で撫でろと脛を小突いて催促してくる。
「そうか。あまり無茶はするな」
「全く、親かよ。無茶をしてこその私だぜ」

いつも通り彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべて。
それを見た瞬間、柄にもなく笑ってしまった。

「なんだよ、なんかおかしかったかあ?」
「いや、すまない。いつもの魔理沙で安心した」
「ねえ、霊夢」
「ん?」

振り向いた刹那、彼女の顔が目の前にあった。
それを認識すると同時に温かいものが唇に触れる。

「大好き…だぜ!」

一瞬触れた後に離れると、 慌てるように縁側を降り庭へと駆け出す。
お手製の箒を手に取り、こちらに向け大きく手を振りながら、とびっきりの笑顔を見せてくれながら飛び立った。
何か言葉を掛けなければと考えるようとするも、どうしてだか思考が止まり、ほんのりと頬を赤く染める彼女を見つめることしかできなかった。



飛び去った一粒の星を見送った後、ふと足元を見ると先程まで脚を小突いていた猫はいつの間にか膝の上に乗っていた。これまた撫でるとひゃーとひと鳴き。
そのままごろごろと喉を鳴らしながら、頭をこねくり回すように撫でても嫌がる素振りを見せずされるがままだ。

「今日は冷えるな…」

昨日までの秋らしくない妙な暑さから一転、一気に冷え込み昼間だと言うのに秋を通り越して冬地味た寒さが肌に触る。
秋の象徴たる二柱が何処かで泣いているだろう。
そう言えば魔理沙、長袖こそ着てはいたがかなり薄手のだったよな…
寒がりな彼女のことだから少し心配だ。
まあいいか。この際だから部屋のものや布団それから着替えと言った物を夏物から冬物に替えることにする。
ヒゲには悪いが少しどいてもらおう。



一通り衣替えの作業を終え、先程まで座っていた場所を占拠しているヒゲを再びに膝に乗せる。
それからは特にやることもなく、何もない庭を眺め無心でヒゲを撫でていると、心のなかで唐突にしっくりとくるものがあった。
それは私が求めていた答えのような気がした。
ただ、なんだろうか。これを口にだすのはなかなか躊躇ってしまうようなこっ恥ずかしい気分になる。
この気持ちがいつか彼女にちゃんと伝えることができるのだろうか。


続く?
男側の無知シチュってありなのか
味噌煮込み鍋
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