真・東方夜伽話

さとりをただ愛するだけ

2017/01/27 17:58:28
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さとりをただ愛するだけ

灰鳥

なんやかんやあって紅魔館へやってきたさとり様はなんやかんやあって縛られてしまいました。

「ねえ、楽しい?」

そう彼女に問われ、私は答えることが出来なかった。楽しいかと問われれば、楽しいと口で返すことは出来る。しかし、彼女に対して嘘をつくことは出来なかった。
彼女は、古明地さとりは、心が読めるサトリ妖怪なのだから。

今、さとりは縄で両手両足を拘束され、私の目の前に大の字になるような格好で縛り付けられていた。一応、ベッドの上に寝かされているが、たぶんそれは気休めにもならないだろうと思う。
今の心境としては、さとりが可哀想だというのが半分。もう一つは……その格好のさとりにどうしようもないほど興奮しているというのが半分だった。

「そう思うんなら、早く開放して欲しいところです」

もう半分については見なかったことにしたらしい。そうはいうものの、さとりからはとくに困っているという様子も、早く開放して欲しいといそぶりも見られなかった。
本気で嫌がっているわけではないのだろう。私への信頼か、それともひどいことが出来るわけもないと舐められているのか。

「どちらもですよ」

この畏怖される夜の王、偉大なる吸血鬼の末裔スカーレットを前にして何たる言い草か。お灸をすえねばなるまい。

「優しく、お願いしますね?」

……ああもう、上目遣いで媚びないで!期待するような視線でそんなことを言わないで!
雰囲気が崩れる!

「だから言ったのです。こんなことは貴方に似合わない、と」

そこまで言われてはこちらも引き下がれない。絶対に完遂してやるのだ。
この古明地さとりを、完膚なきまでに陵辱する。

ひとまず、服装から乱すことにした。五体満足、服も何もかも身に着けたままだからあんなことをいう余裕があるのだ。きっと。

「形から入るところは姉妹そっくりですね」

うるさい。
爪をさとりの肩から腰まで一振り。それだけで、彼女の青い上着は綺麗に裂けて、さとりの薄い胸をさらけ出した。
地底妖怪だからか、はたまた引きこもりだからか、彼女の病的なまでに白い肌と、そのふくらみの上でうっすらと色づいて主張する蕾のコントラストが美しい。
思わず息を呑んでしまう。自分の喉がゴクリ、と鳴るのが聞こえた。
さとりも流石に恥ずかしいらしく、その頬がうっすらと羞恥に染まる。

「あなたも似たようなもので……ひゃんっ!」

何か失礼なことを言っていたので、言い切る前にその薄い胸の先端に口づけた。
口の中で、転がし、下でやさしくなぶり、歯で甘噛みする。その間、もう片方は左手で優しく弄ってやる。
ふくらみを手のひらで下から包み込むようにしながら揉みつつ、飽きが来ないように指先で切っ先を弄る。
右腕は背中に回して、抱きしめるように。さとりは優しくされるのに弱い。

「あぁっ、ん、やめて、ください!」

抗議する声も甘く上ずっていて、その声で私はますます夢中になる。
もっと啼かせてみたい。もっと狂わせてみたい。そのまま快楽に溺れて……私のことだけを見て欲しい。

舐めていた右胸に、強く吸い付いた。さとりの慎ましい胸の、あまり自己主張しない突起を最大限引き立たせるように。
同時に、左手で乳首をつまんで強く擦る。ただし、痛くならない程度に。
さとりの声がひっ、と詰まったのを聞いて、また優しく嬲る行為に戻る。その刺激に慣れてきたら、再び激しく。
交互にそれらを繰り返していると、さとりの声が変わってきた。甘く上ずった声から、切れ切れの切ない声に。
身体も何かを求めるように時々身じろぎして、そのたびに縄がその動きを止める。
その段階まで来て、わたしは口を離して問いかけた。

「ねえ、もっと気持ちよくなりたいって言って?私におねだりして?そうしたら続きをやってあげる」
「……言わなくても、わかるでしょう?あなたがわかっているということを、私は読めるのだから」
「ダメ。わからないよ。私は、読めないから。だから、口に出して欲しいの」
さとりの口で、さとりの声で、私に懇願して欲しい。ぐちゃぐちゃにして欲しいと。どうしようもないほど蕩かして欲しいと。
私が、欲しいと。その声で求められたい。

「……お願い、します。あなたの手で、私をイかせてください。もう、我慢できない。切ないの……」
しばらくの沈黙の後、羞恥に染まった顔で、涙で潤んだ瞳で、懇願するように、目を伏せたままで言われたその言葉は、私の理性を吹き飛ばすには十分だった。

さとりを抱きしめて、そのまま唇に口付けを落とした。
唇の弾力と柔らかさを堪能する。肉付きの薄い体つきをしているのに、なぜここまでやわらかいのか。魔性の唇だった。
舌でそのやわらかい唇を舐め、割り開き、中へ侵入する。私が上になっているので、さとりの口の中に私の唾液が流れ落ちていく。さとりのなかで、私とさとりが混ざり合う。
その混ざり合った液を器用に掬い取って飲んでいった。今まで口にした何よりも美味しいその甘露をひたすら飲み干す。
さとりのほうも舌を絡ませて私の動きに応えてくれる。それがますます私を夢中にさせた。

そうして十分ほどもキスをし続けてようやく私は離れた。吸血鬼の体力で持ってそれこそ一日中こうしていたいところだが、生憎さとりの身体はそこまで強くない。
息も絶え絶えという様子で荒い呼吸を繰り返すさとり。その下半身、まだ無傷なスカートに手を入れて。万に一つもさとりを傷つけないようにその内側から爪で生地を裂いた。
すっかり濡れて、下着としての用を成さないそのパンツをそっと下ろし、何も生えていないその割れ目を見下ろす。
きれいな割れ目だった。うっすらと充血してピンク色に染まり、キスだけですっかりとろけて溢れた蜜が私をしきりに誘っていた。

私は迷うことなくそこにむしゃぶりついた。蜜をすすり、舌で中を蹂躙する。
「ひゃあん!あん、んんっ!」
上からはさとりの甘い嬌声が聞こえてきた。その声をもっと聞きたくて、私はさらに舌の動きを激しくし、さとりを攻め立てていく。
「ん、んんっ!ふあっ、ん!」
声を出さないようにこらえているらしい。上を見上げると、さとりが必死に歯を食いしばって声を上げまいとしているのが見えた。
その様子も大変かわいらしくて良いのだが、私はもっと声が聞きたいのだ。あられもなく乱れて、私を求めるその声を。
舌でさとりのすっかり硬くなった秘芯を剥き上げて、それに対する抗議を込めて歯で強くその弱点を噛んだ。
「イ、あああああぁぁぁ!」
どうやらイってしまったらしい。弓なりに身体をそらして痙攣し、私の顔に潮を吹きかけたあと、さとりは力なく崩れ落ちていった。

「あ、はあ、はあ……満足、しましたか?」
「ううん、まだまだ。もっと、もっと見せて欲しい。今みたいな、無防備なあなたを」
「そう、ですか。では、せめて縄を解いてもらえませんか?」
「なんで?逃げたいの?」
思わず声に険が宿ってしまった。目つきが鋭くなるのがわかる。こんな顔を、見せたいわけではないのに。
「違いますよ。一方的に愛するよりも、二人で愛し合った方が気持ちよくなれるからです」
「そうなの?」
「ええ、あなたは一方向の愛しか向けられなかったし、向けなかったからわからないのでしょうけど。愛するというのは、二人で行うものですよ」
「私はあなたを愛してる。それだけでも良いじゃない」
それなら私は傷つかない。相手の反論を封じて、反抗を封じて、都合の悪い言葉は耳をふさいで。それで十分幸せになれるのに。

私の返答に少し困ったような笑みを見せて、さとりはこう返した。
「私にも、あなたを愛させてください。抱きしめさせてください。愛してると、行動で伝えさせてください。お願いです、フラン」

仕方ないなあ、と私はポーズだけとって、さとりを拘束する縄の目を握って破壊した。
ブツン、という断末魔を残してさとりの体が自由になる。そこに私は飛びついていった。
抱きしめると、抱きしめ返された。それだけなのに、飛びそうなほど気持ちいい。

「ねえ、嘘じゃない?」
「ええ、嘘じゃありません」
「愛してる?」
「愛してます」
狂ってるのに?……とは、流石に口に出せなかった。
「私には、そうは見えませんよ」
そう言われて、口づけを落とされた。触れるだけのフレンチキス。それだけなのに、さっきのキスよりも濃厚な気がした。

さとりに触れられたところ全てが、火をつけられたように熱を持っていた。
唇、抱きしめられた腕が当たっている肩口と背中、さとりの身体と密着している正面。
熱くて熱くて、もはや立っていられなかった。さとりにすがりつくように体重を預けると、そのまま寝かされてしまう。

さとりが、私の上に覆いかぶさる。さっきとは逆の体勢。
たったそれだけで、私はもう期待に溢れてとろとろにとろけてしまった。
焦らすことなく、さとりは私の身体に触れる。服を脱がすことすら惜しんで、上着は捲り上げるだけ、下は衣服のスキマから手を突っ込んで。
まるでそれだけ私の身体を求めてくれているようで、嬉しかった。

「あんっ!うんんっ!」
さとりの手が私の中に入ってくる。いきなり指を突っ込んでくるとは思わなかった。
しかも指が二本に増やされ、そのままくちくちと音を立てて私の中を攻め立てる。
「ひあっ、そこっ、好きぃ!」
さとりに触れられてる場所ならどこでもヨくなれるのだが、それはまあ置いといて。
さとりの指が私の中に入っている。その事実だけで私はイってしまいそうなのだが、この指はなかなか曲者なのだ。
心を読んで、弱い場所を的確に攻め立ててくる。今も、ひたすら中に軽く爪を立てられて、すりこむようになでられて、私の知らない弱点を発見してはそこを責める。

「んっ、あっ、キタ、イく、イっちゃう!」
キスして欲しい、と思った瞬間唇が重ねられて、そして私はそのまま絶頂してしまった。
「ん、んんんんっ!」
体が痙攣して、視界が真っ白に染まる。そのまま意識がふっと遠のいていく。

最後に感じたのは、さとりが私をもう一度抱きしめてくれる幸せな感触だった。



ふっと目が覚める。まだ、夜明けは遠いらしい。夜の眷属としての感覚がそう告げていた。
身体は軽く後始末され、布団を掛けられていた。そして、左隣には、目を閉じて眠る愛しいさとり。
彼女が隣にいる幸せを噛み締めると同時に、後始末を任せてしまったことに罪悪感を憶えつつ。
さとりの華奢な身体を優しく抱きしめて、再度目をつぶる。
朝がもっと遠ければ良いのに、そう願いながら。
初投稿です。カッとなって書き上げたらこうなりました。
なんでさとフラとかいう意味不明な組み合わせになったのかはわかりません。どっから降りてきたんだこの電波は。
気が向いたらこの組み合わせができる過程を捏造したいです。
お目汚し失礼いたしました。
灰鳥
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
とても良い作品でした