真・東方夜伽話

大きさの境界

2017/01/05 20:09:36
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大きさの境界

茶々漬け

初投稿です
丸呑みが作りたかっただけのでエロは微妙かもです

今、私はとてつもなく暇だ。
紫様や藍様に呼ばれないときは山で猫を従えようとしているのだが、
今日は猫たちの姿が見えない。
まぁ元々気まぐれな奴らではあったのだが。
それにしたって一匹もいないとは...
こんなときは気ままに散歩でもしていよう。
面白い人間と出会うかもしれないし。
しばらく歩いていくと、あるものを見つけた。
しかもよく見覚えがある。
「あれってスキマ...だよね?」
紫様の使うスキマそのものだ。
大きいスキマと小さいスキマが向かい合って開いている。
こんなところにスキマを放置するものなのだろうか。
近づいてみても、やっぱりスキマで間違いなさそうだ。
小さい方は腕がギリギリ入る程度の大きさだ。
大きい方は、子ども一人分程度の大きさだ。
試しに小さい方を覗いてみる。
何も見えない。
どこかにつながっているのだろうか。
腕を入れてみる。
後ろに大きいスキマが開いているので注意しなければ。
下手に入ればどこに行くか分からない。
下手をすればどこにも行けないかもしれない。
「あっ」
指先が何かにかすった。
もう少し腕を伸ばせば届くかもしれない。
「もう少し...!きゃっ!?」
伸ばした手が何かを掴んだ瞬間、後ろから伸びてきた手に掴まれた。
びっくりして腕を引き抜くと同時に、後ろのスキマに引っ張られていく。
どうなるのか分からない恐怖から、手を離し目をつむってしまう。
すると私を掴んでいた手が離れ、自由落下し始めた。
尻もちをつくような形で落ちてしまい、お尻が痛い。
「いてて...ん?」
周りの景色は変わっていない...が。
どことなく違和感がある。
そして後ろを見ると巨大なスキマがあった。
しばらく考えて、ようやく答えに辿り着く。
「もしかして...私が小さくなっちゃったの!?」
つまり、二つのスキマはつながっていて、私の手が私を掴んだんだ。
ということは、だ。
「小さいほうのスキマに入ればもとに戻れるのかな?」
見上げると、だいぶ高い位置にスキマはあった。
さっきまでは肩の高さぐらいだったのに。
すると突然、スキマはその口を閉じた。
「...えっ?」
次の瞬間には、もとからそこになかったかのように姿を消した。
一瞬戻れなくなるかと心配したが、すぐに考えが回った。
「そうだ、紫様のところへ行けばいいんだ」
なんでスキマがあったのかは知らないが、大元は紫様だ。
紫様ならなんとかしてくれるはずだ。
と、あまり悲観することもなく歩き始めた。
しかしここから紫様の屋敷までは近くない。
小さくなった自分の歩幅では中々たどり着けない。
そのことに気がついたのは、足が疲れ始めたころだった。
「ちょっと遠いかなぁ」
でも、この問題を解消できそうなのは紫様しかいない。
多少遠くても我慢しないと...
と思っていたところで、目の前にスキマが現れた。
「紫様!?」
しかし少し待っても紫様は出てこない。
よく見ればそのスキマは私と同じくらいの大きさだ。
あの時腕を入れたスキマと同じくらいだ。
もしかするとこれは大きいスキマにつながっているかもしれない。
可能性は低いかもしれないが、今は疲れている。
運に任せてみてもいいかなぁ、と思った。
祈るような気持ちでスキマへと足を運ぶ。
すると雰囲気が一変した。
スキマの中の異空間...ではなさそうだが...
灯りがない。
洞窟の中だろうか。
そもそも私はもとの大きさに戻れたのだろうか。
視界が全く確保できない。
他に手掛かりはないだろうか。
左頬に生温かい風が当たった。
向こうが出口だろうか。
とりあえずそっちに向かって足を出した瞬間。
ぶにゅっ...と柔らかいものを踏んだ感触がした。
次の瞬間、私の立っている地面が動き始めた。
「ひえっ!?んぶぅ!」
バランスを崩してうつぶせに倒れる。
するとやはり柔らかい何かが受け止める。
さらに手や顔が触れて、その地面が湿っていることに気がついた。
突然後ろから光が差し、周囲の状況が明らかになる。
地面や周りの壁は赤い。
壁には白い岩のようなものが並んでいる。
それは明らかに...歯。
それはここが人の口の中だと分かる確たる証拠だった。
「やっ...私...食べられて...!」
そしてまた地面が動き出す。
つまりこれは舌ということになる。
「いやっ...!んぶぅ...んんっ」
水のようなものが口の中に流れ込んでくる。
恐らくは唾液だろう。
咀嚼されている。
その事実が私の焦りを加速させる。
「げほっげほっ!...んやぁ!出して!んっ!」
助けを求めて叫ぼうとすると、唾液が喉へと入ってくる。
口の中と言わず、全身に唾液が塗りたくられる。
生ぬるい感触が服の中にも入り込んでくる。
しかし今は嫌悪感よりも恐怖感が勝っている。
「出し...んんっ!?げほっ...がはっ」
一心不乱に暴れても、大きな舌の前に無力。
それが分かっても、命の危機に瀕しているこの状況だ。
抵抗をやめるわけにもいかない。
「んむぅ...かはぁ、はぁ、はぁ...げほっ!」
突然、咀嚼が止まった。
理由は分からないが、今なら呼吸を整えられる。
「はぁ、はぁ...い、今のうちに...!」
出口へと向き直ると、外に何かの瓶が見えた。
飲み込まれる。
それを予想していち早く口元へと走ったが...
「は、早く...んんっ」
瓶に入っていた液体が流し込まれるのが先だった。
口は閉じられ、また周りが見えなくなる。
この液体はなんなんだろうか。
あの瓶の形からして、薬の類だろう。
ということは、やはり...
「いやっ!出して!きゃっ!?」
液体が後ろへ流れ始めた。
それだけは避けなければと、必死で抵抗するも...
水の流れに勝てるはずもなく、私の体は流れていった。
今は喉のあたりだろうか。
柔らかい肉の壁が、まとわりつきながら私を下へと押し流す。
謎の液体を飲んでしまうことも意に介さず、必死で抵抗する。
それでも圧倒的な大きさの差には勝てなかった。
「いやっ...んっ」
多少広い所へ出た。
それは胃袋に収められてしまったということで。
「いや...いやだよぉ...」
ついに涙が出てきた。
食べられたという絶望感が心を満たしていく。
「死にたくないよぉ...きゃっ!?」
胃袋の動きが活発化し始めた。
肉の壁が、私を消化しようと動き始めた。
柔らかい壁が、消化液を揉み込んでくる。
「んやぁっ...んっ...んあっ...」
その動きがなんだか、気持ちよくて。
上下左右、頭から足まで、余すところなく柔らかく揉まれて。
圧迫されてはいるものの、決して苦しいわけではなく。
いつの間にか身を包んでいた服はほとんど溶かされていた。
残ったのは一番消化液に触れていなかった下着だけ。
肉や消化液の生温かい感触が直に伝わってくる。
ぼんやりとした『気持ちいい』という感覚が脳を溶かしていく。
「んあぁ...んぅ...もっとぉ...」
胃の消化の動きが、体を触るだけの焦らしになっている。
すでに正常な判断はできなくなっていた。
ただ快感だけを求めて、唯一残った下着すら自分から脱いだ。
「ああっ、あっ、んっ、んんっ!」
柔らかな肉が自分の秘所を擦る。
秘所だけでなく、お尻や胸まで擦られる。
本来性感帯ではない場所も全て擦られ、揉まれ...
「あんっ、あっ、あっ、んああああ!」
消化の働きで達してしまった。
それでもその動きは止むことはなく。
「はぁぁぁ...ふぅぅぅ...んぁぁぁ」
身も心も溶かされきったところで、突然地面がなくなった。
何処までも落ちて、堕ちていく感覚だった。
そのまま私は、意識を失った。







ぼんやりと目を開けると目の前には紫様がいた。
「ん...夢...?」
自分の体に手を当てると、服がないことに気付いた。
「っ!?夢じゃない!?」
あの感覚を思い出して顔が熱くなる。
食べられて...怖くて...
でも...気持ちよくて...
紫様が助けてくれたのだろうか。
視線を向けると、紫様は笑みを浮かべて...
舌舐めずりをした。
......
あ、そうか。
そういうことなんだ。
全ては、紫様の中で...
思い出す度、体が疼く。
あれが欲しくなって、手を伸ばす。
見えない快感に、手を伸ばして...
私は再び、スキマに堕ちた。
お読みいただきありがとうございます
初めてなので分かりづらい点もあるかもしれませんが、一生懸命書きました
まだまだ経験不足なので、感想をいただけると嬉しいです
実は藍様が裏で嫉妬していたり...?


>RIONさん
感想ありがとうございます!
喜んでいただけたようで幸いです
紫様の能力の万能っぷりはあのロボットに匹敵しますからねw
でも猫型なのは橙なのです
茶々漬け
コメント




1.RION削除
なるほどユカえもんのガリバートンネr(テッテレテッテッテー)
橙、小人化、全身肉壁、怖がってたけど実は安全ドッキリだった等自分の欲しかったマイナー属性や能力の有効活用で個人的には満足
えろ部分は短いけど必要な情報は出てて良かったと思います(個人的には使えました)