真・東方夜伽話

嫉妬と思慕が、止まらない

2016/09/01 23:44:12
最終更新
サイズ
54.63KB
閲覧数
2240

分類タグ

嫉妬と思慕が、止まらない

極楽わんこ

嫉妬を感じながらもアリスに思慕を募らせる魔理沙のお話。

・魔理沙とアリスのお話で、過去作の内容を部分部分引き継いでいたりいなかったりのご都合主義な設定です。
・物騒なタグやSM要素がありますが、内容はソフトです。(普段の詠唱組の感じです)
・魔理沙にアレが一時的に生えます。
・内容は魔理沙視点の、嫉妬の裏返しに色々注文を付けるも最後はアリスに思慕を抑えられない純愛ものです。
























最近になって多少は他人を羨むという、ある種悪い癖も収まってはきたように思える。
珍しい所有物にしても唐突に奪い取るのではなく、弾幕勝負という手順を踏んだ上で頂いているし、
そもそも物欲自体が以前と比較しても、そこまで激しく掻き立てられもしなくなったのは確かだ。
だが、それとはまた別問題で……と、穏やかな表情で読書をしている対面の人形遣いにちらりと視線を送る。
恋仲となって親密な距離に近づいた今でも羨望が途絶える事は決してない。
優雅な立ち振る舞いに静かで理知的な印象、そして妖の者が持つ特有のミステリアスな雰囲気が、
見る者の視線を釘付けにして離さない程の魅力を醸し出している。
子供っぽい自分には到底真似の叶わない佇まい、憧れが強いのはそれだけではない。
取り立てて身体のラインを強調している衣服ではないにも関わらず胸元は大きな二山を作り出し、
そこと比べると自己主張は控え目だが浮き出る尻の形にしても見惚れてしまう程の造形だ。
理想を形にしたとしか思えない存在、もしも赤の他人であれば諦めも付いていただろうが、
身近な人であるが故に余計に羨む気持ちが強まってしまっているのかもしれない。

「……今日は、私が好きにする番だったよな」

あまりにも羨望が強過ぎたせいで、唐突に二人だけの取り仕切りを口走ってしまったのに自身で驚いてしまう。
館の一室が広いせいもあり、静まり返る空気をより強く感じられたのも錯覚なんかではないだろう。
こちらが冷や汗をかいたのとほぼ同時にアリスも魔導書から視線を持ち上げ、同じくどきりとした表情を見せた。
批難の視線ではなく、頬を微かに紅くしながらの微笑みへと変わったのには胸を撫で下ろす限りだったが。

「ええ、そうね……何かリクエストがあるのかしら?」

ただ普通に身体を重ねる以外にも、色々な趣向を凝らしてのプレイも経験してきた。
外の世界の学生が着る制服を着用したり、新婚生活というシチュエーションを立てたり、はたまた猫化してみたり。
基本的には自分が受け手の時に出されるお題であり、一番駆り立てられるのは実は羞恥であったりするのだが、
そのスパイスが絶大な効果をもたらしてか、普段より高い満足に辿り着けたのも紛れも無い事実ではある。
今日も特に何かを要求するつもりはなかったが、せっかくアリスが申し出を
聞いてくれそうな雰囲気を出してくれているのだから、これに乗らない手はなかった。
幸いにして考えを思い付く瞬発力は高く、程なくして一つの案を導き出す。

「なら、メイド服を着て欲しいんだけどな。前に私に着せたようなやつだぜ」

シチュエーションプレイの一角として持ち出される頻度が一際高い、メイドの衣装。
原因は大方理解は出来ており、生み出されると分かっている雰囲気のずれを楽しむ為である。
或いは自分のような他人の言う事など本来聞く筈のない自由人を従えたいとの願望も手伝っているのだろう。
お世辞にも長いとは言えないスカート丈に赤面しながら何とか役目をこなそうとすれば、
斜め下からの視線が無防備に近い下半身を容赦なく撫で回してくるのだから堪ったものではない。
結局は掌が尻を浸食してきてその後好き放題を働かされるという流れだが、
される側はされる側で攻め手とはまた別の解放感を味わえるのだから何とも不思議なものだ。
とは言え、こちらがどれだけ強烈な恥辱を受けているのかをアリスに理解してもらいたいのは違いなく、
また彼女本人の着こなしを堪能したいというのも本心であった。
もっとも、それを目の当たりにした時に一層の敗北感を味わう予感も既に付いてはいるのだが。

「自分が着るというのはあまり得意ではないのだけれど、分かったわ……」

視線を微かに泳がせている辺りは本人が口にしている事に間違いはなく、
考案した衣装を自らが着るというのには少なからず抵抗はあるようだ。
衣服の完成度が高過ぎて着用者が力負けしてしまうというケースも考えられなくはないが、
アリスに関して言えばその点は気にする必要は全くないのだから羨ましい。

「別に他人行儀にする必要もないぜ。ただアリスがメイドになったらどんな感じか見たいだけだ」

ご主人様呼びして欲しいといった要望が薄いのはもともと彼女が大人しく理知的で、
本当にメイドになったとしてもそうギャップが大きくないのが原因なのかもしれない。
しかし勿論ただ衣服を着せて終わりという訳ではなく、こなして欲しい状況はしっかりと用意している。
それを想像すると心が躍ってしまうのは、まあ仕方のない事だろう。

「ええ……じゃあ時間になったら、ね……」

再びアリスはそっと魔導書に視線を落とすも、頬の赤らみを隠すのは叶わなかったようだ。
辱めを受ける未来が待ち受けていると、見越しているが故の反応に他ならないと確信も出来る。
そう分かってこそいるものの、手を緩めるつもりは更々なかった。
攻めて、攻められて、また攻める、弾幕試合にも似た応酬は二人の間で幾度も繰り返されている事だ。
けれどもただ屈辱を加え、その怨恨を撃ち返している訳なんかでは断じてない。
互いに信頼と愛情を持ち合わせ、決して忘れはしないからこそ後で顔を見合わせて微笑めるのだろう。

「夜が楽しみだぜ」

言葉でこそ淡泊にそう伝えてみせただけだが、実際の所は胸の高鳴りを抑え切れない程であった。
特製キノコを作り出す薬の準備も万端、しっかりとポケットに忍ばせている。
この秘薬も今宵は一段と美味しく喉に通す事が出来そうだと、
緊張で少しばかり動作を硬くしてしまっているアリスに、幾度も視線を送りながらその時を待ち受けたのだった。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

太陽の姿が身を潜め、大地に月光が柔らかに注ぎ始めた。
館の二階にある一室からでは魔法の森のほんの一角しか窺う事は出来ないが、
夜になると光を放つ昆虫や元々浮遊している魔法物質の淡い発光が、なかなかに幻想的な景色を作り出してくれる。
どちらかと言えば賑やかな方が好きではあるけれどこうした落ち着いた雰囲気も悪くはない、
もっとも今そう思ったところで完全に場違いであるのは否定が叶わないが。
椅子に深く腰を降ろし、凝らした仕掛けにぬかりがないのを確かめて口元をくいと持ち上げる。
やられて深手を負ったと感じた事は大体やり返せば相手にも強烈なダメージを与えられる、
普段どれだけ恥ずかしい思いをしながら頑張っているか知ってもらうには、丁度良い機会だ。
趣向を巡らせている最中自分が羞恥を覚えてしまったのは、おそらく慣れない事をした為だろう。
攻め手には攻め手なりの緊張があると、すぅと一つ大きく深呼吸をして落ち着いてみせる。
静まり返っている室内、扉の向こうから近づいてくる足音が次第に鼓膜へと伝わってきた。

「入るわ、魔理沙……」

ドアノブが回ったのと同時に遠慮気味にアリスが声を掛ける。
ほんの少しだけ戸を開いてこっそり様子を窺う魂胆のようだがほとんど無意味で、
既にこちらの視線は部屋の入り口に釘付けであった。
登場する瞬間から見逃すつもりなど一切ないのだから。

「ふふ、いつでもいいぜ」

期待を込めてそう告げれば向こうは観念したかのように隙間から身を潜め、そしてドアをゆっくりと開く。
普段とは二味も違う衣服を纏った人形遣いの登場に、ただ息を飲むしか叶わなかった。

「着替えてみたけれども、どうかしら……」

本人自身は不慣れな行為に踏み込み緊張を隠せないようだが、その度合いはこちらも互角と見て違いない。
何の拍子か手違いか、地上に舞い降りた女神がメイド服を召してみた、
もし今の状況を説明しろと言われればそう答える以外にはないと思えてしまう。
恥じらいを見せる相手への気遣いが足らないと分かりつつも、視線が自然と足先から頭部を往復する。
自分が愛用している服装と同じ、白と黒の僅か二つのみで構成された色使い。
普段良く目にしている髪留めも同様で、金髪を飾っているヘッドドレスは一層大人びた雰囲気を感じさせる。
綺麗に磨かれて光沢を放つ黒い革靴に真っ白なソックスとの対比も眩しいが、
長さは脛の中央辺りまでで、そこから先は日常ではほとんどお目にかかれない素肌であった。
上品な曲線を描く脚、特に太腿辺りは見るからに柔らかそうで、
衣服の防御が一切ない無防備さと相まって、飛び付き歯を立てて味わいたくなってしまう。
純白のフリルが施された漆黒のスカートも足の付け根だけは辛うじて隠せているという丈の短さで、
少しでも角度を変えれば簡単に中を覗けてしまいそうな程に危うい。
ブラウスと首元のリボンの白黒も文句の無い対照性を見せており、見る者を虜にするに充分過ぎる姿となっていた。
言ってしまえば自身も過去に全く同じ格好をしており、出来栄えを鏡で確認しているのだから、
本来ならばそこまで心を奪われる事もないと言えば確かにそうだ。
だが蓋を開けてみればこうも完成度が違うのかと敗北感に苛まれ、同時に強い魅了を覚えていたのが現実だった。

「ああ……思った以上の出来だな……」
「そう……良かった……」

安堵の一言を漏らすも、実際には手放しで安心していないのは表情を窺えば明らかであった。
無論その予想は正しいのだが、しばしの間完璧としか言えない佇まいに本気で目を奪われてしまっていた。
こちらが指示を出さなくては事が進まないのも忘れていた程に。
部屋の入り口で立ち尽くす人形遣いは恥じらいに頬を染めて視線を床に落とす淑やかな仕草を見せていたが、
羨望を絶やせない双丘は真逆にこれでもかという位にブラウスを大きく持ち上げ強い自己主張を果たしている。
こうなったら胸中のもやもやを残さずぶつけるしかない、それが自身の精神衛生の為でもあり、
着替えという一手間を承諾してくれた彼女への礼儀でもあるのだ。

「じゃあ、せっかく着替えてもらったんだしお茶の一つ位入れてもらおうか」

指先で机をとんとんと軽く叩いてみせながら催促をしてみせる。
紅魔館の主にしてお嬢様のレミリアもきっとこんな感じで従者の咲夜に紅茶を要求しているのだろう。
自分は束縛されるのは堪ったものではないと思う性格の人間だから想い人にも強要するつもりは全くないが、
こういう主人側の雰囲気を味わうのも時には悪くないかもしれない。

「わ、分かったわ……」

少々面食らった面持ちを浮かべながらも一旦退室したアリスは、程なくして銀色のトレイに
湯気と香りを立たせているポットとティーカップを乗せて再び姿を現した。
普段も訪問した際には紅茶を入れてもらう接待を受けてはいるが、
衣服が違うとこうも印象が異なるものかと思ったのが正直なところであった。
こんなメイドさんがいたならばたとえ用がなくとも一目見たくて足を運ぶに違いない、
容姿に留まらず姿勢の良い歩き方から丁寧なカップの置き方まで、流麗の一言に尽きるのだから。

「ん、どうぞ……」

声色には若干の戸惑いがある辺り、アリスもどう接するのが最適なのかまずは模索しているのだろう。
だがこちらは身を前傾させながら手にしたポットを傾けて紅茶を注ぐ、その動作から既に堪能を始めているのだ。
座っている目線に丁度高さを合わせるようにして降りてきた悔しい位に豊かな膨らみへと、
ブラウスの内側がどうなっているかを透視する位にじっと視線を集中させてみせる。
うっすらながら見るからに柔らかそうな乳房を覆っている下着の存在も確認出来、
ひん剥くのに一手間かかる反面楽しみも増えたと相反する感情に心が大きく踊っていた。
素肌に直接衣服や薄い生地を宛がうノーブラもかなりの興奮を味わえる為、
嫉妬の意味も込めてアリスには結構な頻度で要求していたが、今回はそれはお預けのようだ。
もっとも、スカート丈が極端に短い事を除けば清楚とも言えるメイド服だけに、
品性を重視するという観点から言えばこの選択は正しいと判断出来るだろう。

「美味しいぜアリス。お前だったら紅魔館のメイド長でも務まりそうだな」

少しばかり意地の悪い笑顔になってしまったのは妬みがそうさせているに違いない。
それに彼女の性格を把握しているから痛い所を突くように、そんな一言を投げ掛けたのだ。
案の定、アリスは大きく溜め息を吐いて首を横に振る。

「私は気楽な方がいいの。メイドなんて、きっと息が詰まって続けられないわ」

一見対極する位置に立っているように見えて、実は共通点も少なくはなかったりする。
自分のように強奪まではしないものの蒐集欲は相応に持ち合わせているし、
他人に仕えるよりは一人で自由気ままに過ごしたいという思いは全く同じのようだ。
恋仲になって今尚も遠い存在と感じる事があるだけに、
そうした共通箇所を再認して、ささやかな安堵を見出したかったのだろう。
そうか、と頷き今度は自然な笑みを作りながらもすかさず次の指示を出してみせる。

「じゃあ次は、そこに置いてある本を本棚に片付けて欲しいぜ」

テーブルから少し離れた丁度膝くらいの高さの台に置いてある、三冊の比較的分厚い魔導書。
か細い腕二本で一度に持つには少々力の必要な重量物の運搬を依頼したという訳だ。
背を向けたアリスは言われた通りに台の傍へと歩み寄り、運ぶべき書物へと視線を落として呟く。

「これ、ね……」

ただ腕を伸ばしただけでは容易に本を持つのが叶わないと、
確信したが故の観念が、口調に滲んでいるように感じられる。
こちらが期待と緊張に大きく一つ息を吐く最中、麗しきメイドは片付けの動作に入り始めた。
上半身を前傾させたのに合わせて膝裏が伸び、脚のラインが張る事によって一層の美しさを描く。
ふくらはぎや太腿の曲線は特筆に値すると称しても過言ではなく、
普段は隠されて目にするのが叶わない分より魅力的に感じてしまうのも納得だ。
そんな素敵な脚線を沿うように、視線は付け根へ自然と滑っていく。
遮るというには頼りない長さのスカート。
その淵に施されたフリルが持ち上がっていく工程には心の中で歓喜の声を上げる他なかった。
自らが捲って中身を拝むのは極めて容易であるし、アリスだって恥じらいつつも許してはくれるだろう。
だがそれでは面白くない、淫行とは一切関係のない本整理という行動の中で拝む事こそに真髄があるのだ。
尻のラインを描く線に加えて少しばかり下着も顔を覗かせただろうか、もう少し続きをと思った矢先に
本を腕に抱え終えた人形遣いは姿勢を戻し、無情にもスカートは元通りに望みの部分を覆ってしまう。
心の中での舌打ちは避けられなかったが、もどかしさが同時に興奮を強く煽り、
期待を増幅させてくれているのも紛れもない事実であった。
仮にこの場を凌がれたところで、次の仕掛けの準備は既に完了している、
そんな余裕も手伝って気はますます高揚していく一方だ。
本棚に魔導書を片付けているアリスも背後を振り向く事はなかったが、
最後の一冊をしまう際に片手でスカートの裾を上品に掴んで直した辺り、やはり視線は気になるらしい。

「片付けたわ……」

作業が終わっても安心出来ないのは彼女も充分承知しているようで、
声色からも表情からも緊張しているのが伝わってくる。
むしろそういうレスポンスを返してもらった方が進めやすいと、悪い笑みを浮かべながら命じてやる。

「ついでに床と窓の拭き掃除もしてくれると嬉しいな」

置かれた青いバケツに、引っ掛かっている真っ白な雑巾が二枚。
道具もしっかり用意されている以上決して難易度は高くなく、
紅魔館の名も無き妖精メイド達でも問題なくこなせる筈の作業である。
そう、形振りを構う事さえなければ。

「ええ……」

敷かれたカーペットの範囲外となる床を拭くにはまずこちらに背を向ける必要があり、
更に屈んだ姿勢を取らなければならない……アリスももう想像は出来ているだろう。
一見簡単に見えてとても残酷な命令に、しばしの間立ち尽くしていた人形遣いの少女であったが
意を決したかのように膝を曲げてしゃがみ込み、真っ白な雑巾を手に取った。
命を与えた筈のこちらまでもが呼吸を止めてしまう位に、二人の周囲を緊張が支配している。
本当に自分は酷い女だと反省する一方で、早く早くと念じているのだからどうしようもない。

「んっ……」

緊迫を破る重役を委ねられたのをしっかりと理解しているのだろう、
床掃除をするという仕事を果たす為、遂にアリスが両膝を突いて四つん這いの体勢を取った。
あぁ、と天を仰ぐしかない状況を自ら招いた事実も吹き飛んでしまう程の衝撃的な光景、
例えるならば事故か、あるいは女神様のご乱心というべきだろうか。
もし位の低い妖精メイドと同様の服装であれば、清楚性を重視した長いスカートが
しっかりとふくらはぎの辺りまでカバーして視線を遮ってくれたに違いない。
しかし覆うという役目を果たすには、着用している丈ではあまりにも短過ぎた。
今視界に映っているのは息を飲む程に美しく見惚れてしまうしかない尻肉の曲線と、
先程は見るのがほとんど叶わなかった下着が模る、有無を言わさぬ迫力の逆三角だ。
山の谷間を沿う形で覆いを見せる生地は純白かと思えば少しばかり薄い紫も混じっており、
二色と見せかけて実はもう一色隠し玉を持っていたのかと感心させられる。
大人びた雰囲気を醸し出す、艶やかな肉体を飾るに申し分ないコーディネイトに
それまでのやんわりした刺激から一転、一気に強い興奮を覚える他なかった。
乳房に全く引けを取らない位に鷲掴みしたくなる、柔らかそうな尻を目の前に差し出されれば、
あらかじめ薬を飲んで生やしておいたキノコが逞しく勃起してしまうのも無理はないだろう。
本人は床を拭く為に雑巾を掴んだ手を左右に動かしているだけに過ぎないが、
動作に合わせて薄い防壁に覆われた、無防備も同然の丸みが誘うように揺れるのだから堪らない。
彼女の方も隠すという選択を完全に捨てたのに間違いはなく、
大胆の一言に尽きるポーズで掃除を続けている姿に相当な覚悟が伝わってくる。
信頼してくれているからこその格好だと思うと、覚える感動と興奮もひとしおだ。
今すぐ腰を掴んで欲望を叩き込んでやりたい、辛うじて情動こそ抑えてはいるものの、
我慢の限界が迫っているのは股のキノコの膨らみ具合からしても明らかだった。

スカートの中身の大半を見せ付ける姿での床磨きがかれこれ数分程続いた後、
掃除に一段落を付けたアリスは、立ち上がるなり足早に次の仕事場となる窓際へと移動した。
こちらに振り向く事が無かったのは、味わった羞恥の点から考えれば仕方がないと言えるだろう。
しかしながら盛られた興奮は発散しなければならないと、
律儀に窓拭きを始めたメイドの背後へ忍び足でこっそりと歩み寄る。
静かな接近ではあるがきっと彼女も気配を感じているに違いなく、
素肌の露出した瑞々しい脚は怯えているかのような小刻みな痙攣を見せていた。
加虐心を刺激されて一層の昂ぶりを覚える中、それに何の躊躇いもなく従い手首を持ち上げる。

「ひゃぅっ……!?」

微かな悲鳴が聞こえてから指に極上の心地が届くという、
本来とは逆の順番で感覚が伝わってきたのも、半端ではない昂ぶりが影響しているのだろうか。
スカートの中に潜り込んだ掌を迎えてくれたのは、想像していた以上に柔らかな肌と
手触りの良い下着の感触で、指先を微かに動かせば拒む事無くその力を受け入れてくれる。
もし赤の他人であれば槍を構えた数多の人形達が繰り出す串刺しの刑は避けられないが、
自分ならこんな暴挙も許されるのだと思うと優越感も堪らないものがある。

「あんまり仕事が進んでないようだな、アリス?」

掌を滑らせて尻を撫で回しながら少しばかり咎める口調で指摘をしてみせる。
破廉恥と称するしかない行為を受けている上に掃除を始めた直後で
そもそも仕事が進んでいる筈のない状況、それでも健気なメイドは口答えをする気配はない。

「ごめん、なさい……」

謝罪の言葉がすみませんや申し訳ございませんではないのは、
あくまで立場は対等の方が盛り上がれるという、こちらの要求を忠実に守ってくれているからなのだろう。
そんな気遣いを見せてくれる彼女に、更に酷い仕打ちを課そうとしているのだから身勝手という他ない。

「なら仕事が捗る方法を、教えてやるぜ」

なるべくは穏やかな口調を心掛けた筈だが、興奮も少なからず含まれていた事だろう。
何故なら先程まで尻の感触を愉しんでいた手が今握っているのは、鋭い光を放つ裁断用の鋏なのだから。

「ひ……」

たとえ傷付けられる訳ではないと分かってはいても、背後から刃物を見せ付けられれば
恐怖を感じるのは当然であり、現にアリスは先程とは比較にならない位に強く怯えを示していた。
途切れる悲鳴に小刻みに身体を震わす痙攣、心配はないぜと声を掛けてやるべきであったかもしれない。
だがその一言で部屋内に立ち込めつつある非日常的な雰囲気を壊してしまい、
せっかく作り出した場がしらけてしまうのではとの考えが、最終的には勝ってしまっていた。
無言でボタンの隙間に鋭利な刃を忍ばせ、指を閉じて鋏の役割を機能させる。
こんなに傍にいるのにアリスの呼吸一つさえも全く聞こえてこず、
自身も息が止まっているのではないかと思ってしまう程静かな状況で、刃物の閉じる音が鮮明に響く。
呆気ないほど簡単に布地は裁断され、フリル付きの愛らしいブラウスに僅かな切れ込みが入る。

「あぁ……」

鋏を近くに置き、両手の指を解れた布地に引っ掛けたところで一つ、人形遣いの少女が大きく息を吐いた。
天に祈る気持ちか、はたまた逃れられない運命に身を委ねた決心の表れか。
華やかな衣装ですら霞む美しき乙女の覚悟を決める姿にただ魅了されるしかなく、
同時に最高級の高揚を覚えながら、容赦無く手首を引いてその目的を達成させる。
腕に伝わる程良い抵抗、布地が引き裂かれる甲高い音、そして糸が千切れる鈍い音、
とてつもない興奮に隆起したキノコがドロワーズを突き破るのではないかと思えてしまう程だった。
欲望任せの残忍な衣服の取り去り方ではあるし、素材のコストを考えても贅沢なのは充分に承知している。
それでも時折こうした暴挙に出たいと願ってしまうのは、得られる征服感の高さは半端なものではないからだろう。
覆いが無くなるや否や、ショーツと同色のブラに包まれた豊かな乳房が曝け出される。
悲壮すら感じさせる所有者とは正反対に、窮屈な状況からの解放を喜ぶかのように大きく
揺れて現れる様は大迫力の一言であり、嫉妬と羨望の感情がまた膨れ上がったのは言うまでもない。

「や……ぁ……」
「こんなスケベな身体して、悪いメイドさんだぜ……」

自身と比べ物にならない程にふっくらとした曲線は、もしかしたら下着によって誇張されているから
そう視界に映っているのではと、都合の良い解釈に半ば救いを求めながら留め具を外しにかかる。
しかし現実は残酷で実際に確認出来たのは、ブラを失っても一切の型崩れを見せない、
豊かで張りのある見事としか言いようのないバストであった。
今は単純な興奮よりも緊迫が原因に違いないが乳首もつんと尖りを見せており、
豊胸の頂点を飾るのに相応しい気高さと誇らしさを感じさせる。
何故、自分がこの肉体を手に入れられなかったのか、答えてくれる者は誰もいない。
圧倒的な差を見せ付ける体積に嫉妬の焔を燃え上がらせながら、
窓際で胸を露出させられ胆を冷やしているに違いないアリスに更なる過酷な仕打ちを課す。

「せっかく良い物持ってるんだから、使わないとな」

その感触を楽しむのは後回しと、背中を手で押して身体と窓を密着させてみせる。
外から状況を拝めないのは惜しい限りだが、それでも背後から覗き込めば
圧迫されて押し潰された巨乳が拡がりを見せる、迫力の一シーンが展開されていた。
人形の館は周囲や上空が弾幕勝負の舞台となるのもあり、頑強に造られているに違いない。
窓ガラスもおそらく強化はされているだろうが、この強烈な乳圧を前に耐え切れるのかと、
心配せずにはいられない位に圧倒的な光景だった。

「ひゃっ、やぁっ……」

驚きと羞恥にアリスの声が上擦ってしまっているのも無理はない。
窓ガラスにとんでもない異変が起こって物音がしたのはおそらく小動物が驚いて逃げたからだろう。
夜に加えて魔法の森という迂闊に人が近寄らない場所であるのを考慮すると、
幸いにして誰かに見られる可能性はほぼ無いと言って差し支えない。
それでも自身の乳房をこんな形で外へと曝しているのだから、心中は容易に察する事が出来る。

「こっちの方が一気に窓を拭けるだろ?」
「ふっ……ん、ぅぅ……」

背中で円を描く様に要求すればそれに従うように少女が身を動かす。
図らずも窓を拭く道具となった豊乳は掃除という目的を果たしているかどうかは別問題として、
カバーする面積に限って言えば雑巾をも上回る程の拡がりを見せている。
どんな辱めを加えようとも嫉妬として跳ね返ってくる結果は、甘受するしかなさそうだ。

「ま、魔理沙……もぅ……」

堪らなそうな声が耳に届かなければもうしばらくは成熟した肉体を駆使した、
観客席からすれば歓声を送るしかない素晴らしい清掃を続けさせていたかもしれない。
訴えかけるアリスは表情こそ窺いしれないが、切なげに肩を震わせている辺り我慢の限界なのだろう。
こちらも少し意地悪が過ぎたかと、ひとまずは胸による窓拭きを止めさせる。
ただ、ずっと抱き続けている執心がこの程度で収まる筈もないのは、教えてやらなくてはならない。

「ふふ、ガラスよりも私の手の方がいいか?」

今度は品定めをするように、存在感抜群の乳房を自らの掌に乗せてみる。
全く力を入れていないにも関わらず既に指が食い込んでいるのも、
圧倒的な質量と柔らかさを持ち合わせる至宝だからなのだろう。

「手の方が、いいのぉ……ひゃぅっっ……!」

乳輪を経て、人差し指で乳首を擦れば痙攣と共に快楽に打ち震えた声が漏らされる。
指先の愛撫を受けて仰け反る仕草を見せるも決して忌避している訳ではなく、
むしろ胸を突き出してもっとと訴えているかにも受け取れる辺り、言葉に偽りはないようだ。

「そうか、ならたっぷり揉んでやるぜ」
「ふゃっ!やっ、あぁんっ!!」

色欲に染まりながら清らかさを損なってはいない、澄んだ声が耳に心地良く響く。
本人にはそんなつもりはないだろうが、反り返るのに合わせてまるで乳房が掌を
振り切るかのように踊り、手首が振り落されるのではと思う程の反動が返ってくる。
負けじと指先により強く力と嫉妬を込めて脂肪に食い込ませ、柔肉の感触を楽しみながらも一方で、
こうも素敵なバストであるのも包容力を持つ彼女ならば当然かと、少しばかりの諦めは付いていた。
しかし百歩譲って胸はいいとしても、次に納得が行かないのは先程大胆にアピールされた尻だ。
申し訳の長さながらもスカートが邪魔をしたせいで全貌こそは拝めなかったものの、
引っ掴みたくなるような丸みを帯びたラインは見る者をまず驚かせ、欲情させるに充分であった。
その曲線を彩りより美しく見せていた薄紫色のショーツもほのかな色香を漂わせていて、
自分にはまだ早いと思う反面羨ましく感じたのは否定が叶わない。
リクエストでストライプ柄の下着を穿かされた時は色気よりもキュートな方向へと
路線を見出されたに違いなく、別にそれに対して特別嫌悪を覚えた訳ではない。
けれどももう少し大人の女性を意識した選択をしてくれても良かったのではと思ったのも確かなところだ。
最終的には下着へと向かってしまったこのもやもやを
どうして処理してくれようか、少しばかり考えた末にとある妙案を思い付く。

「ふぁぁぁ……」

ショーツをずらされ、尻を剥き出しにされたアリスが惚けた様な声を漏らした。
期待を滲ませているようにも受け取れたのは、これから行われる淫行に持ち上げられながらも
未だに解放されていない性感を、最高潮に迎えられると見出したからなのかもしれない。
その予想もあながち間違ってはいないけれども、と心中でほくそ笑みながら腰を一気に押し込む。
本来の挿入ならば、絶対に有り得ない勢いを伴って。

「はぅっっ……!!んっっ……」

背後からの予想以上に強烈な衝撃と、来るべき筈の異物の侵入が全く感じられないのに、
多少の出来事では冷静さを崩さないアリスも声を上擦らせて動揺を表していた。
それもその筈、脚の隙間を通り抜けたキノコは膣口をくぐる事無く突き出されたのだから。
仮に持ち上げられる程の乳房が無かったとしてもスカートが存在しているせいで、
自分も仕向けられた彼女も視認は叶わないだろうが、ショーツを勃起した男根が持ち上げて
大きな山を作っている様はおそらく相当なインパクトがあるに違いない。
素肌と下着が迎えてくれる温かく柔らかな感触は本番とは趣きこそ違っているものの、
興奮を盛り上げるには申し分ない心地良さで長くは耐えられないと危惧してしまう程であった。

「う、ふぅ……少し狙いが、反れてしまったぜ……」

口振りといい乳房を弄る指先といい嘘臭さが滲み出てしまっているが、
それも思惑が叶ったのに加えて予想外の快楽に心が躍ったが故である。
柔らかな内股は指先のような器用な動きこそ不可能なものの竿の側面を優しく包み込んでくれ、
こちらが頑張って腰を前後させれば昇天するのは極めて容易に思える至極の抱擁を見せている。
少女の大切な部分を覆う薄い防壁も胸への愛撫が功を奏したのか湿りを帯びており、
亀頭を通じてその感触が伝わってきたのだから声をくぐもらさざるを得ない。
そのショーツにありったけの嫉妬を教え込んでやった時、アリスがどんな表情を浮かべるかと
想像してみると、相手の不意を突く際に感じる愉悦に浸れてしまうものだ。

「ひっ、うっ……ま、魔理沙っ……こんな、のっ……」
「でも、身体はまんざらでも、なさそうだぜっ……?」

敢えて挿入を行わない意図を掴んだのだろうか、俄かには信じられないとの声が耳を打つ。
言葉で狼狽を見せているその割にはとばかりの指摘は、少し意地が悪かっただろうか。
とは言えこちらの腰打ちに合わせてアリスもまた僅かながら身体を前後させたり、
指で弄ばれている豊乳の頂点をよりきつく尖らせている辺り、性的興奮が強まっているのは違いない。
持ち上げている掌と共に力を込めれば驚く程にすんなりと圧を受け止めてくれ、
現世の女神と呼ぶに相応しい肉体を支配している実感を強く湧かせてくれる。
優しさに甘えているのを自覚し、今回の暴挙の埋め合わせは何らかの形でしなければと思う一方、
渦巻いて消える事のない嫉妬をぶちまける予定を変える気は更々無かった。

「はぁ、うぅ……こういうのも、悪くないなっ……」

弾む呼吸を彼女はきっと獣が吐く息の様に感じているだろう。
実際に繰り出している前後運動はかなり乱暴で、内股や下着に擦り付けている男の象徴は
回数を重ねる毎により硬さと体積を増し、着実に放出へと近づいていた。
相手の絶頂とタイミングを計る必要がない為に腰を動かしている方は実に気楽だが、
股の間でしか息衝くキノコの感触を確かめられない、アリスの心境は察するに余りある。
無論ここまで仕掛けて手加減など、逆に失礼になるのは間違いない。

「ひゃぁっ、やっ……ほ、ほんと……にっ……」
「冗談か本気か、直に分かっ……るうぅっっ……!!」

どれだけ自分が執心しているのかは、しっかりと分からせてやる必要がある。
ただ単に精を放つだけではない、貫いて、染み付かせて、その位徹底的にやらないと気が済む筈がない。
亀頭の窪みの形が浮き出る位に鋭く腰を突き出し、込み上げてくる欲望の一切を遠慮無しに撃ち放つ。

「あふっっ!!あ、あぁ……出て、る……」

本来は胎内へと向けられる筈の精液がショーツへと派手に放たれているのだから、
信じられないとばかりの声色になってしまうのも無理はない。
元々の快感に加えて下着にマーキングを施すというアブノーマルな趣向が折り重なった今、
自身でもコントロールするのが不可能な位に勢いは凄まじいものとなっていた。
やはり視認こそ叶わないものの、放たれた精液が直後に迎える行き止まりを
打開しようと下着を持ち上げ、周囲へと拡がっていく状況は容易に想像が出来る。
一部は布地を浸透するまでに至り、重みによって床に垂れ落ちているかもしれない。
同時に内股やしっとり湿った陰唇、掌で柔らかな膨らみの感触を愉しみながらの絶頂は格別で、
脳髄がぐらりと揺れて下手をすると立っているバランスすら崩れてしまいそうな程の悦楽だった。

「ううぅっ、はぁ……ふぅ……下着、酷い事になってしまったな……」
「こんなに出されたら……洗っても簡単には取れないわ……」

薄紫色のショーツの、秘部を覆っている箇所は今や内外問わず精液に浸食されているに違いなく、
項垂れながらの一言から呆れと諦めの意図が汲んで取れるのも仕方の無い話だろう。
だが驚くべき事に、そっと伸ばされた右手はスカートの中へと入り込み、
大きな盛り上がりを作っている下着へと添えられた。
手首が前後に動き、内股からはみ出ている肉竿の一部を扱かれてまた膝が折れそうになる。
ぬちゃりと白濁が拡がって着用しているショーツだけに留まらず、
自らの掌も粘液に塗れている状態でありながら、アリスは最後の勤めまで果たそうとしていたのだ。

「ふぅぅっ……良過ぎるぜ、アリスッ……」

全身を痙攣させながら告げるのは少々情けなく映るかもしれないが、
こんな極楽を味わって腰砕けにならない方がどうかしているとしか思えない。
無茶な要求を飲んでくれたメイド姿の人形遣いは、静かに胸の内を告げてくれた。

「嬉しいの……こうして、感じてくれるのが……」

慕ってくれているからこその一言が、幸せな気持ちをより満たしてくれる。
最近はどちらが深い魅了を受けているのか、それすら曖昧になってきてしまってはいるが、
こうしてアリスの慕情が今も色褪せていないと分かるとこちらも嬉しくなってしまうものだ。
頑張りを讃えながらも、まだその優しさに甘えたい欲求は収まらなかった。

「せっかくだからもう一つ、リクエストしたいんだけどな……」
「いいわ。魔理沙が喜んでくれるなら……」

ほんの少しの迷いもない、献身的な回答に胸が熱くなる。
嫉妬と思慕が絡んだ故のちょっと歪んだ愛情表現。
それでもアリスは歓迎してくれているのだから、自分は幸せ者と思う他ないだろう。
至極の一時にしばし身を沈めつつも、次こそは彼女も共に絶頂に導かねばと誓うばかりであった。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

周囲がより深い闇に包まれる時刻。
魔法使いにとっては周囲の干渉が減る事もあって実験に適したタイミングであり、
昼の活動で余程疲労が溜まっていない限りは睡眠を削ってでも一頑張りしたい時間帯である。
もっとも今夜は無理に頑張る必要もなく目が冴えてしまっているがと、
人形遣いの魅せてくれる第二の展開に胸を膨らませながら彼女の待つ部屋へと向かう。
先程の可憐なメイド服とはまた趣きの異なる衣装は、
ボディラインに相当な自信がない限りは迂闊に手を出せるものではない代物だ。
到底自分には手の届かない領域の服装だからこそ羨望も込めてリクエストをしたのだが、
果たしてその結果はと唾を飲み込みながらドアを開いてみせる。

「着替えは出来たか、アリス?」

部屋に足を入れた直後は人影を見つける事が出来なかったが、
程なくして物陰にやや居心地の悪そうな様子でアリスが身を潜めているのが発見出来た。
おそらく準備自体は済ませられているのだろう。

「え、ええ……ひとまずは着てみたのだけれど……」
「是非とも、見せて欲しいぜ」

要求に、恥じらいつつもブロンドの美少女が歩を進めて視認範囲にその姿を披露してくれた。
彼女が創作に使用している本に記されていた手本からも色気の強い格好であるのは伝わってきたが、
実際に着用しているのを目の当たりにして一層の興奮を覚えてしまったのは言うまでもない。
先程と同様に金髪を装飾品が飾っているのは違いないが、意匠は大きく異なりを見せている。
ヘアバンドから伸びている二本の模りはかつては対峙した事もあり最近では共に異変を解決した、
永遠亭の薬売りが髪から覗かせている耳に酷似しているというべきか。
首元と手首はそれぞれ蝶ネクタイとカフスで着飾っているも腕や鎖骨は完全に無防備で、
胸元は辛うじて覆われているという、何とも危うい格好である。
アリスのパーソナルカラーとも言えるブルーのレオタードは以前リクエストで着せた、
極薄で白地のものと比較するとある程度の厚みはあって透けてしまうという心配はない。
だが胸部を覆っているとは言っても半分程度の面積しかなく、
掴んで軽くずらしてしまえばあっさりと乳頭を拝めてしまうような代物だ。
部屋の淡い照明を反射する光沢も独特の雰囲気を醸し出し、興奮を煽るには充分だった。
脚を飾るは黒のストッキングで美しい脚線をより鮮明に浮き立たせ、
レオタードと同色の青いハイヒールも見慣れていないだけに新鮮味を感じさせてくれる。
先刻のメイド服とはまた趣向こそ違うものの女神の召し物としてはやはり有り得ない、
何かの間違いではないかと思ってしまうような俗っぽい格好ではある。
しかしながら見事なまでにバニースーツを着こなした彼女には、
心の中でガッツポーズを取り、称賛の拍手を送る他なかったのは言うまでもない。

「ああ、凄く良いぜ……色っぽくて……」

賭博場にこんなバニーさんがいたら判断を狂わされ、大赤字を喰らうのは必至だ。
頼んでおいてあまりの完璧な佇まいに嫉妬をしてしまったのは恥ずかしい限りだが、
どう譲っても思考が変わろうとしないのはそれ程までに出来栄えが良過ぎるからに他ならない。

「有り難う……どう、すればいいのかしら……?」

着替えを果たしたまではいいが、肝心の舞台が揃っていないという状況。
部屋をカジノに改装するには道具も手間も必要であり、準備は決して容易ではない。
それにアリスはまだ届いていない性の解放を待ち侘びている事だろう。
自身が好都合なのもあり、打開策を練り出すのにそう時間を必要とはしなかった。

「なら、私をその気にさせてくれないか?」

笑顔でさらっとそう言ってみせたのだから、性質が悪いと思われたかもしれない。
だが今の彼女は性行を歓迎するも同然の格好、断じて的外れな要求ではない。
恥じらいを一層強めた表情を浮かべたアリスであったが、
小さく頷くとおもむろに二人の間に設置されているテーブルへと身を伏せ始めた。
何をするのかと思った矢先、バニースーツから零れ出そうな豊乳を木材へと押し付ける。

「あっ、はぁぁ……」

わなわなと肉体を震わせ、悶える様な声を漏らしながら上半身で円を描く動作を繰り返していく。
おそらくは窓際での淫行を正面から拝めなかった事に対する気遣いなのだろう、
ガラス越しの特等席には一歩及ばないものの、背後よりは明らかに楽しめる視点であるのは違いない。
持て余していて辛いとばかりに悩ましげな変形を見せる乳房は視線を惹き付けるに充分で、
自身の呼吸が次第に弾んでくるのが分かる位に早くも興奮が昂ぶってきていた。

「あふっ、ああっっ……!」

切なげに瞳を閉じながらも官能に首を反らせ喘ぐ様に、股間のキノコがむくむくと反応してしまう。
一度盛大に放っておいてこの有様なのだから、もし初回だとすると暴発も免れなかったかもしれない。
一方アリスの方も房の突起をテーブルに擦り付けるのに夢中で、
その気にさせるという要求を果たした先に待つ報酬を求めて必死になっているかのようであった。

「はぁっ、はぁっ……」

甘く熱い吐息を幾度も繰り返しながら自らの乳房を弄んでみせた末に、
よろけながらも身を起こしてアリスが場所替えとばかりに足を動かす。
目的を察知出来ないこちらを余所に、今度は背を向けたかと思うと再びテーブルに伏せる体勢を取る。
その意図を掴んだ時に、あの気高い人形遣いがそんな事を、と目を疑わずにはいられなかった。

「ふぁはぁぁっ……!!」

肉体を木材に擦り付けるという動作自体は先程と変わりはない。
しかし今度は胸ではなく、股を角へと押し当ててより強烈な快楽を煽ろうとしていたのだ。
上半身を両肘で固定し、バニースーツに装飾された丸い兎の尻尾を左右に振りながら
一心不乱に自慰に浸るアリスに、男根が更なる充血を遂げるのは到底避けられなかった。
直角ではなく多少の丸みを帯びた角ではあるが、それでも秘部を刺激する役目は果たしているようで、
腰の動作に伴って鼻にかかった高い嬌声が発され幾度も鼓膜を揺さぶってくる。
割れ目や秘芯を擦って快感を掴むも、最高潮にまでは届かないもどかしさ。
冷静沈着な彼女ですら、今ばかりは錯乱したかのように悩ましげな声を上げて悶絶を繰り返している。
揺らいでいる精神状態の人形遣いを救えるのは、自分しかいないのだ。

「いいぜアリス、良く頑張ってくれたな」
「つはっ、はぁっ、はぁっ……」

こちらが労いの声を掛けて近づけば、荒れた呼吸は止まらないものの腰をテーブルに沈み込ませる。
本人はもう動かしているつもりはないだろうが、肉体は微かな痙攣を続けていた。
メイド服とは異なり背中は大きく開いて露出している状態であるし、
尻の形に至っては持ち前のラインがほぼそのまま曝されている。
短いスカートでもそれなりに視線を塞いでいたのだと、呑気な事を考えられるのは攻め手の余裕なのだろう。

「さっきから人を誘って……悪い尻にはお仕置きだぜ」

お仕置きがご褒美であると分かっているからこそ、アリスの口から非難は一切出てこない。
ただ背中を上下させて懲罰という名の報酬を今か今かと待ち侘びているかにも受け取れた。
ならば遠慮無くとばかりにストッキングを両手で掴み、力任せに引き裂いていく。

「ふゃぁぁ……」

無抵抗も同然に生地は裂け、あっさりと素肌が曝されたのにアリスが惚けた声で喘ぐ。
思った以上に色白できめ細やかに感じられたのはストッキングが黒地であるからなのだろう、
谷間にレオタードが窮屈そうに食い込んでいる様も興奮を大いに煽ってくれる。
何度となく体験している逆の立場を思い出し、まずは白桃にも似た尻の感触を歯で味わっていく。

「あはっ!?ああぁぁっ……!」

生温かい吐息と歯が触れ、堪らず人形遣いが声を上げる。
テーブルを軋ませ左右に首を振る姿を見れば嫌がっているように映るかもしれないが、
甘ったるい声色は明らかにこちらの愛撫を歓迎してくれていた。
熟れた果実を味わうように舌の表面で執拗に舐め、頃合を見計らって甘噛みを繰り返す。
乳房の触り心地に全く劣らない柔らかな感触、そして鼻の奥をくすぐる雌の香り。
逆撫でされる興奮に身を任せ、レオタードを掴んで谷へときつく食い込ませる。
一部を破かれたストッキングから覗く形に加え、二山の間に生地を押し込まれる事によって、
尻の形はこの世の物とは思えない程に官能的で美しく感じられた。
掴んだ手首を左右に動かせば生地の内側で滴っている愛液が混ぜられ、二人の間で粘液が絡む音が響く。

「ひぅっっ!!ひぃぃぃんっっ!!」

悲鳴に近い嬌声からは弾幕を交わしていても決して聞く事の叶わない、彼女らしからぬ動揺が受け取れる。
俗っぽい衣装に身を包み、浅ましい格好で愛撫を求めている現実を受け止めながらも、
普段から理知的な立ち振る舞いを見せて築き上げた尊厳が崩れる恐怖に怯えているのかもしれない。
たとえそんなアリスであろうとも自分は喜んで受け入れるがと、
そう思いながらも意地悪い部分がまた出てしまい崖際の人形遣いを更に追い詰める。

「ふふ……なあアリス、どうして欲しい?」
「ふあっ、はぁっ……!あっ、あぁっ……!」

防御に関しては鉄壁を誇るアリスでさえも、身体中を蝕む性的な悦楽には屈する他ないようであった。
陥落していく姿であろうとも美しく、尊く感じられるのは決して変わらない。
だからこそ、ついついこうして意地悪をして追い込んでしまうのだ。

「あっ……!はっ、はぁ……ほ……しぃっ……」

か細い声ながらも要求そのものははっきりと聞き取る事が出来た。
しかしこれで合格点をくれてやる程甘くはないのも、彼女自身理解はしているだろう。

「んん?良く聞こえないな?」
「っ……!」

却下を受けたのに背を上下させていたアリスであったが、その動作が次第に緩くなっていく。
二度、三度と大きな呼吸が繰り返されただろうか、しばしの間溜めの時間が作られる。
人形遣いが本気の懇願を見せたのはその数秒後であった。

「ほっ……欲しいのっっ!!魔理沙の大きいので私の中っっ!!掻き回して欲しいのぉっっ!!」

部屋の無機物ですら震えかねない、気迫に満ちた声。
欲望を忠実に言葉に表してくれた想い人がただ愛しくて、
気が付けば充血して最高潮に達した怒張を構えて挿入体勢に入ろうとしている自分がいた。

「いいぜ、いやらしい兎さんに特別プレゼントだ……」
「あぁっ!あぁっっ!!」

すぐさま叩き込みたい欲求を抑え、柄にもなく静かな声で告げてみせる。
だが彼女には全く不要な演出らしく、一刻も早く欲しいとせがむような声が漏らされた。
こちらも我慢出来ないとならば遠慮も必要ないと、レオタードをずらして張り詰めた男根を
大量の蜜で濡れた秘裂へと宛がい、腰を押し込み待望の挿入を行っていく。

「ああっっ!!はっっっ……!!ぁぁ……っっっ!!!」

肉槍に貫かれ、絶叫を上げる事も叶わずにアリスが背を反らせて悶絶を見せる。
結合部からは早くも愛液が漏れ溢れ、絶頂を如何に待ち侘びていたかがはっきりと伝わってきた。
腰入れが終わり、肉体同士がぶつかったところで少女が力無く身を崩してテーブルに突っ伏する。
置かれた拳を震わせて漏らす嗚咽は笑った時の声にも聞こえ、
意識が吹き飛んでいる中でも幸福を感じてくれているように思えたのだった。

「もっとっ……感じさせてやるから、なっ……」

ぎちぎちと圧縮してくる膣壁が肉竿を搾り上げてくる動作にこちらも唇を噛むしかなかったが、
アリスをより高い天国に連れていかなければならない使命は決して忘れはしていなかった。
腰を少しずつ抜いていき、挿入が解かれる寸前で再び押し込み最奥を亀頭で鋭く突く。

「はっ、ああっ……ああんっっ!!ああんんっっっ!!」

切なげな喘ぎは程なくして歓喜の悲鳴へと変貌する。
背後から受ける衝撃を逃す場所は一切存在せず、叩き付けられる腰を全身で受ける以外に術はない。
そんな過酷な状況も今の彼女にとっては至極の一時なのだろう、
時折挿入の深みが足りないとばかりに尻を突き出す仕草にその心情が読み取れる。

「どうだっっ……気持ち良いかアリスッ……!」
「ひっっ!!ひぅぅっっ!!いっ……いぃっっ!!いいのぉぉっっ!!」

戸惑う事無く快感に塗れた声を上げるアリスも愛らしいと、彼女が望むままに腰を叩き付ける。
剥き出しの尻は幾度もの衝撃を受け、食べ頃の桃のようにほんのりとしたピンク色を帯び始めていた。
眼下で身体を震わせる無力も同然な少女をより強く愛しく感じられるのは、
普段は心境をそう簡単には率直に打ち明けようとしない立ち振る舞いもあるのだろう。
親密な仲だからこそ拝める姿に胸を熱くしながら、
腰を揺すって深い挿入を強請る彼女に応えるべく角度を付けて一物を捻じ入れる。

「あふぁぁっっ!?あっはっっ、はぁっっ、はぁぁぁっっ!!」

受け止める悦楽が想像を絶したのか嬌声も大きな弾みを見せ、
愛液は湧き出る泉の様に留まる事無くストッキングからハイヒールまで派手に濡らしていた。
高まる性感は膣壁の動作にもしっかりと現れており、肉棒を内部へと引き込む動作がより際立つ。
悶絶を繰り返しているアリスにはもう、愉悦の泥沼から自ら抜け出す理性も残されていないだろう。
今はただ安心して快楽に身を沈めてしまえばいい、最後までその姿を見守っていてやるから。

「ふっ、うぅっ!そろそろっ、イクぜっっ……!!」
「あっっ、ああっっ!!ほっ、欲しいっっ!!魔理沙のっっ、奥に一杯ぃぃっっっ!!!」

宣言と共に膨れ上がる怒張を膣内で脈打たせて絶頂が近いと教えれば、
想い人は切望を何一つ隠す事無く絶叫して訴えてくれた。
解き放たれている雰囲気を強く感じられるのはもしかして衣装の影響なのだろうか、
だとすれば定期的にバニーになってもらうのも悪くはないのかもしれない。
普段から自己を抑圧している彼女からすれば良い解放の時間となるし、
こちらも日常では拝めない一面を楽しめるというものだ。
込み上げてくる射精感にただ忠実に身体を叩き込みながらも、
美しいくびれを作る腰をしっかりと掴んでお前を絶対に離さないと伝えてみせる。

「ああっ……!アリスの中にっ、思いっきりっっ……!!つうぅぅっっ!!」
「ひぃっっ!!ひあっ、ああっっ!!うっ、嬉しっっ!!まりさぁぁっっ!!!」

悶えながら幸せそうに自分の名を叫んでくれる、想い人の胎奥へと白濁を解き放つ。
肉壁が搾り上げてくるのは最早彼女の意思とは無関係の本能が見せる動作に違いないが、
生殖器が本来の目的を果たそうとする動きは尊くすら感じられる。
原始の願望に従う心地良さに射精の勢いはますます加速し、
弾幕勝負の爽快感をも凌駕する、頭の中が真っ白になる瞬間に酔い痴れるばかりだった。

「ふひゃぁぁぁっっ!!来てるぅっっ!!熱いの来てるのぉぉっっ!!!」

すっかり取り乱しながらも背後の自分に状況を伝えたい想いは失われていなかったようで、
咽び泣く声色には一人では辿り着けない幸福を掴み取る事の叶った歓喜に満ちていた。
無論その心境は全く同じであり、こちらだって負けてはいないと
腰を叩き込んでアリスの子宮を真っ白に染め上げる。
程なくして肉竿と膣壁の僅かな隙間を二人の体液が逆流して結合部から内股、
そして足元へと先に作られた透明な道を辿るようにして流れていった。

「ふぅぅっ、はぁっ、はぁっ……」
「ふゃぁぁぁ……はぁぁ……」

力尽きてテーブルに二人で折り重なり、しばしの間互いの呼吸のみが耳に入ってくる状況。
快楽の波が静かに引いて元の自我を取り戻しつつあるタイミングとも言えるだろう。
アリスがこちらに向き直る事無く、半ば呆然自失の状態であるのは
本能に身を委ねて腰を振った、ほんの少し前の自分に対する羞恥が原因なのかもしれない。

「兎さんも、とても良かったぜ……」

そんな彼女の髪を撫でてやりながら、労いの言葉を掛けてやる。
浅ましく求めてきたのが自己の願望を満たすのみならず、
こちらを興奮させて雰囲気をより盛り上げる為の演出だと分かっていたから。
敢えて表情を窺う事もなく、そう伝えて腰を引こうとした時だった。

「……もう少し、このままがいい……の……」

落ち着いた口調からも、普段の精神状態へと戻ったのが窺える。
バニーガールというお世辞にも知性を感じられるとは言えない格好に加えて、尻の部分を破かれ
更には背後に差し出している痴態に対し、麻痺していた恥じらいが戻っても全くおかしくはない。
そうであるにも関わらず愛しき人形師は現状に浸っていたいと申し出てくれたのだ。

「アリスが望むなら、構わないぜ……」

締め付けこそ弱まったものの挿入の快感はほぼそのままで抜くにはまだまだ惜しかっただけに、
こちらが好意に甘えてしまう形になってしまったがこの際細かい事は無しにしていいだろう。
激しい射精もいいが、こうしてやんわりと抜かれるのも堪らない。
蕩けてしまいそうな快楽に身震いしながら、二度もリクエストを叶えてくれた感謝を込め、
アリスの身体をそっと抱き止めたのだった。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

シャワーを浴び終えてベッドに肉体を預ける、一日の締め括りとも言える行事。
隣には想い人がいてくれて、一人身だと唐突に襲われる寂しさや孤独感に精神を蝕まれる事もない。
少し気になるとすれば、そんな彼女がこちらを向こうとしない状況だろうか。

「アリス……ひょっとして、怒ったりしてるのか?」

正面ではなく、背を向けているという行動は拒否の意思表示である。
思えばハードルの高い要求を二回もしたし、丹念に作った衣装を無残に引き裂く暴挙にも出てしまった。
機嫌を損ねてしまうのも無理はないと、他人が聞けば非難をしてくるだろう。
問い掛けに対し、アリスは振り返る代わりに小さく頭を左右に振り、小声で答えてきた。

「ち、違うの……恥ずかしい姿、見せてしまったなって……」

縮こまるような力無い声で告げている辺り、コスチュームを引き裂かれた不満よりも、
先程痴態を曝してしまった事実の方が彼女にとっては重大だったらしい。
創作者であるが故に入り込んでしまいやすい一面があるのは充分に理解しており、
バニーガールという衣装にチェンジしたが為に淫の気を前面に押し出してしまったのもあるようだ。
それはそれで拍手喝采ではあるのだが、と自分なりにアリスを慰めにかかる。

「私は凄く気に入ったけどな。お前が正直になってくれて嬉しかったぜ」

言葉だけでは足りないと、すかさず無防備な背中に寄り添いそっと手を伸ばす。
慰めるとは言っておきながら半分は自身の欲を満たす名目でもあるのを自覚して苦笑してしまう。
脇を経由して少し進めばまだまだ嫉妬を止められない、豊かな乳房が掌を迎えてくれた。

「や……ん……」
「ああー、もっちりしてて羨まし過ぎるぜ」

性感を高める為ではなく、あくまで感触を確かめる位に指先への力をセーブする。
揉むというよりはタッチする程度で、お泊まり会のおふざけでも行われそうな戯れではある。
そうは言っても掌に乗せればそのボリュームがしっかりと伝わり、羨望はますます募るばかりだ。
おまけに二度の射精を行っておきながら再び鎌首がむっくりと
持ち上がりつつあるのだから、お盛んな年頃だと呆れてしまう他なかった。

「ほら、こっち向いてくれよ。まだやってない事もあるだろ?」
「ほ……本当に、恥ずかしかった……んだから……」

そっと手を引き抜くと観念したかのようにアリスがこちらへと身体を向けてくれた。
頬を赤らめ瞳に涙を湛える様に、脳天を鋭く撃ち抜かれたかのような衝撃を覚えてしまう。
人前では如何なる窮地に立たされようとも絶対にこんな不安に揺らぐ表情を見せないだけに、
年相応かやや幼いとも言える仕草には抱き締めなければとの気持ちが燃え上がるしかなかった。

「よしよし、私の為に有り難うな」
「なっ……」

子供をあやすような言葉遣いに今度はアリスが瞳を大きく見開き、
抗議とばかりに口を僅かに開けた所ですかさず唇を重ねて抱き締めてやる。
私の先手を取るには遅いなと視線を送ってみれば、先程の不満げな表情はみるみる緩み、
やっとの事で行われた口付けの甘い感触に身を委ねていた。
なし崩しに覆い被さる体勢を取り、引き続き唇同士を触れ合わせていく。

「んっ、んんぅ……」

柔らかな肉体と唇を密接させて生じる心地良さはこちらも同様であり、
趣向を抜きにした愛情の確かめ合いもまた素晴らしいと実感する他なかった。
一気に官能を煽るのではなくあくまで控え目に、舌先から表面を互いに滑らせるようにして
ゆったりとした接吻を行い、互いの唾液を混ぜ合わせる。

「あむっ、あっ、はぁ……」

くちゅりと音を立てた後に少しずつ唇を離していき、
銀の糸を編み出せたのを見届けると、アリスは幸せそうな表情を浮かべてくれた。
以前から全く変わらない純真な反応には心が安らぐばかり、
ただ抱いている際に嫌でも感じてしまう豊胸の質量には相変わらず嫉妬が途絶えはしなかったが。
自身の子供っぽさは認めながらも指先を腰の辺りに持って行き、すっと下腹部へ滑らせていく。

「あっ、や……ぁっ……!」

関節を入り口にくぐらせて微かに動かせば控え目ながらも喘ぎ声が漏れた。
胸を弄ぶのもいいけれども今は少し趣きを変えようと、
指を動かしながらじっとアリスの顔を凝視してみせる。
美しい顔が快楽に歪む工程を拝むのならば文句はないだろうと思って
そんな行動に出るも、見られたくないとばかりに腕が目元を覆ってしまう。

「何だ、見せてくれないのか?」
「もう……恥ずかしいところは充分に見せたでしょうっ……」

確かに彼女の言葉も一理あり、恥辱に良く耐えたと讃える他ないのは事実であった。
しかし、一度抱いた願望は簡単には諦められないのもまた然りである。

「肝心のお前の顔を、見れず終いだったんだけどな」

前戯の段階ではともかく、行為に移ると二回ともバックからの体勢であった為に、
精巧で美しい顔が歪むのをこの目で見る事が叶わなかったのだ。
正当な範囲での要求だろうとせがんでみせると、顔を覆っている腕がぴくりと僅かに震えた。
迷いが生じているのならばもう一押しとばかりにお願いしてみせる。

「せっかく向き合ってるんだし……やっぱり見たいぜ」

駆け引きと言えばそうかもしれないが、断じて相手の裏を掻こうとしている訳ではない。
口に出している要望に嘘偽りなど一切無いし、
アリスもまた勿体ぶっているのではなく恥じらいを感じているが故の戸惑いなのだろう。
時間にして一分位経過しただろうか、根負けしたかの様に組み伏せられた少女が口を開く。

「正直……なんだから……」

その率直さはずるいと口調に滲ませながらも、ゆっくりと手首が持ち上げられた。
細められた瞳は先程以上に潤いを湛え、その一部が目尻を濡らしている。
血行の良くなった肌やしっとり濡れた唇から漏らされる切なげな吐息は、
快感の毒に冒された初期症状の表れというべきだろう。
惹き込まれかねない美しさに魅入りながら、止めていた指を再び動かし始めていく。

「ひゃぅっ!あっ、やぁぁっ……!」

二本の指を密着させて膣へと潜り込ませ、親指で硬く尖る芯をこねくり回せば
堪らないとばかりに膝を跳ねさせ、喉奥から透き通った声が漏らされる。
瞳を閉じ顎を突き出した影響で溜まっていた涙が耳元を流れ落ちる様はただ美しく、
彼女が愛しくて仕方がない存在であるのを改めて強く認識させてくれた。

「本当に綺麗だ、アリス……」

頼りなさ気に首を左右に振って喘ぐ少女にまた正直な心境を伝え、
肉壁が絡む指を奥まで押し込んでは抜くの動作を繰り返す。
次第に蜜を帯びて滑りの良くなっていく様相に、こちらの興奮も盛られる他なかった。
柔らかな内股の間に最高潮に勃起してしまったキノコの先端が触れ、
思わず上下に腰を揺すって擦り付ける動作に走ってしまう。

「ふやっ……!はぁっ、はぁっ……」
「んっ、くぅっ……」

暫く荒い呼吸を交換した後に、互いに欲情に満ちた視線を絡ませ合う。
既に交わす言葉は分かり切っているけれどもと、口を開いて願望をはっきりと伝えてみせる。

「挿れさせて欲しいぜ……」

再び息を吐く音のみが部屋を支配するも、それは極僅かな時間であった。

「……お願い……」

迎え入れてくれるかのように両腕を掲げたアリスが、
頬と口元を緩ませて心の準備が整った事を知らせてくれた。
こんな素敵な表情で受け入れてもらえるなんて自分は本当に幸せ者だと、
満たされる心地の中で静かに腰を沈めて挿入を果たしていく。

「ふっっ……!んんんっ……はぁっ、あぁ……」

押し拡げられる圧迫感にくぐもった声を漏らして少しばかり苦しそうな気配を見せるも、
深い結合が無事に済まされると表情はみるみる内に穏やかなものへと変わった。
思慕を寄せている者同士が結ばれる、当たり前ではあるけれどもとても幸福な瞬間。
互いの最も敏感な部分で体温を分かち合う、素晴らしい一時に精神が蕩けてしまいそうになる。
でも今は自分がリードしなければと、抜いては打つの動作を繰り返していく。

「んっっ、分かるかアリスッ……お前の奥、こつこつ突いてるのっ……」
「ふぅっっ、んっっ……!凄く、伝わってくるっ、のぉっ……!」

震える声色に感動を滲ませているのがただただ愛らしい。
しかしながら困った事に、肉体の上下運動に合わせて揺れる豊かなバストへと
どうしても視線が向いてしまい、その度に嫉妬がぶり返してしまう。
本人に悪気が無いのは充分に理解しているが、こちらの貧相で緩やか過ぎる成長を
嘲笑うかのような動きを見ていると複雑な気持ちになるのも当然だ。
悔し紛れに小刻みな腰打ちを繰り返し、逆に胸の揺さぶりへと神経を集中させる。
一連の動作を不審に思うも意図を掴めていないのだろう、
困惑を表情に浮かべるアリスへと、口元をくいと持ち上げながら伝えてやった。

「ふふ、ぷるんぷるんだぜ……」

決して誇張表現などではなく、本当に言葉に出した通りの動きを見せているのだから仕方がない。
房の頂点に位置する突起も揺れに劣らず尖って自己主張をしており、
まるで愛撫される事を今か今かと待ち望んでいるようにすら感じられる。

「もっっ、やぁっ……!」

いやいやとばかりに頭を左右に振るも、顔を隠そうとしなかったのは羞恥に満ちた自分を見られても
構わないという意思表示かもしれないし、或いは見て欲しいという段階にまで昇華したのかもしれない。
ならば遠慮無くと、上体を伏せてマシュマロに添えられたラズベリーを唇の内に招き入れる。

「ひゃっっ!?あっっ!はぁぁぁんっっ!!」

悶える声を上げて爪先を跳ねさせた辺り、官能が大きく増したに違いなく、
何よりも一物を包み込む内壁が一気にきつく収縮したのが不動の証拠であった。
膣が締まり精を搾り出そうとする動作に負けじとこちらも乳房に手を添えて、
根元付近から圧迫を掛けながら強く吸引してみせる。
今でこそ母乳が出たりはしないものの、これだけの体積ならば何の心配も要らないだろう。
赤子の様に一心不乱に乳首を吸いながら、計画しているものとは正反対の、
もう一つの未来を描いている自分がいる事に気付かされてしまう。

腹積もりは、既に決まっている。
散々自問自答は繰り返してきたし、それが自身の一番強く望む将来であると確信したのだから。
しかしそれとは真逆の、彼女に告白して誓った約束に沿う
未来への未練を、完全には捨て切れていないのもまた事実だった。
元々はその関係で親密な仲が発展していったのだから当然ではあるけれども、
こればっかりは早く気持ちの整理を付けなくてはと自制するしかない。
アリスに打ち明けたとしたならば、きっと贅沢過ぎる悩みねと呆れられるだろう。

「んむっ、ちゅっ……はぁ……」
「はぁっ、はぁっ……あはぁぁっ……」

唇を持ち上げて視界に映ったのは、惚けながらも幸せを噛み締めている表情。
空想で叶えられない未来を描く程度の願いならば、どうやら実現させてはもらえそうだ。
性行為本来の目的を果たさんと、再び真剣に腰打ちを始めていく。
たとえ今日が巡り合わせの日ではないと分かっていても。

「ひゃんっっ!!あんっ!あんっ!!あんっっ!!」

一突き一突きを電撃が走るかのように受け止め喘ぐ愛しき存在を見詰めながら、
いよいよきつくなってきた収縮に自身も限界が近づきつつあるのを実感した。
子宮が精液を受け止める大切な瞬間を少しでも強く感じて欲しくて、
爆発寸前の状況を辛うじて堪えながらそっと掌を腹部に宛がう。
自分のありったけの想いをここに伝えるからなとばかりに。
置かれた手とこちらの表情を何度か交互に見やった後に、アリスが顔を綻ばせる。
浮かべた笑顔こそ控え目であったが、濡れた瞳は希望に満ち溢れる輝きを見せていた。
そして確かに無言で語り掛けてくれている、どんな未来であろうとも貴女と一緒であれば構わないと。
愛しいと表現する他ない想い人の見せてくれた反応に、気付けばただ必死に腰を突き進めていた。

「んんっっ!!ううっっ!!」

膣内の圧迫を跳ね除ける様に肉棒が大きく脈動し、待ち侘びている胎内へ精液を打ち据える。
アリスには内緒で、一人だけでひっそりと繰り広げた三度目のイメージプレイ。
けれども効果は絶大で、今日初めて抜いたのではと勘違いしかねない勢いを伴い、
竿の内側で駆け上がる精の衝動は子宮を埋め尽くさんばかりに次々と放たれていく。

「はっっっ……!!あああんんっっっ……!!!」

胎内を染め上げられる感触に打ち震える少女はこちら以上に意識を真っ白にしてしまい、
処理能力を遥かに上回る官能に身悶えしてしまっている違いない。
そうでありながら離れたくないと働く本能が、しがみ付く腕や脚の力を強くしているのだろう。
身体の内側で行われている儀式のみならず、肌の触れ合う感覚までもが尊くて、
自分もまた肉体を密着させてお前を離さないと腕に力を入れてみせる。
決して強制するつもりはないけれど、胎奥が白色の想いで浸されるこの瞬間を
アリスには少しでも長く覚えていて欲しいと、淡い願いを込めながら。

「ふぁっっ、はぁっっ……あぁ……」

締め付けこそは緩まりつつあったが、深い挿入を果たしている快感に変化はほとんど生じていない。
精液に浸されたアリスの胎内で、もしも素晴らし過ぎる出会いが果たされたとしたならば……。
ふわふわと浮かぶ想像が射精直後にも全く劣らない至上の一時を迎えさせてくれた。

「はぁっ、うぅっ……んっ……」

間を置いて襲ってきた、空想の域を超えられない惜しさは辛うじて内には押し留められたようだ。
弾む吐息と視線を重ね合い、一緒に最高の時間を迎えられた幸福にどちらからともなく微笑む。
余韻をじっくり味わいたいと願う気持ちは彼女も同じに違いなく、
肉体が運動を終えたその後も結合が解かれる事はなかった。

「今日も、最高だったぜ……」
「ええ……凄く、良かった……」

互いに抱き締め合いながら、素敵な夜を過ごせたと囁きを交わす。
同性で育む恋愛であるからこそ、複雑な心境に駆られてしまう時も少なくない。
捨て難い未来にしてもそうであるし、今だってこうして胸の大きさの違いを思い知らされている。
それでもアリスに強い思慕を寄せている事実は、決して変わらない。
惚れた事に後悔なんてする筈がないぜと、そっと想い人の額を親指で撫でて囁いてみせる。

「愛してる、アリス……」

いつも交わしているお決まりの一言、けれどもそれは揺るぎない力を持っている。
伝えた方も、伝えられた方も満たされた心地になれる、幻想郷で一番素晴らしい魔法。
額が触れ合った所でアリスもまた、呪文を紡いでくれた。

「私も、よ……愛してるわ、魔理沙……」

潤んだ瞳に湛えられた微笑み、透き通る声色、何もかもが彼女の真意に違いない。
純真な想いを受け止めながら魔法の効果をより密なものとする為に、
そっと唇も重ね合わせてみせたのだった。
 今回は魔理沙×アリスで、アリスに色々嫉妬しながらもそれ以上に強く思慕を募らせる魔理沙の話にしてみました。
直近の投稿作品では魔理沙が好き放題にやられてばっかりだったので今作では逆に好き放題を
させようとプロットを練った結果、前半と中盤についてはなかなかに趣味が色濃く出た流れになりました。
その一方で後半はしっかり真面目に純愛出来ましたし、やりたい事を盛り込めたのでとても満足です。
次回の詠唱組はアリス視点アリマリで、また魔理沙が好き放題されてしまう内容になると思います。
ではでは、ここまで読んで下さって本当に有り難うございました。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

(2016.10.01 追記)
一部微修正。
コメントを下さった方、どうも有り難うございます。

>1様
詠唱組は純愛を大前提に書いていますが、裏を返すとそこさえ守れていれば
ある程度のはっちゃけは構わないかという事で、個人的な希望を前面に押し出した展開となりました。
ただ、どちらかと言うとこの手のプレイは立場が逆の方がより映えるのでは……とも思い、
優しいけれども変態チックに攻めるアリスと、いじらしい位に健気に受けに回る魔理沙の話を、
また懲りずに作成中ですので気長に待って頂けると有り難いです。
極楽わんこ
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
フェティシズムを感じる良い作品でした!
ブラボー!