真・東方夜伽話

真 旧地獄超特急

2016/06/04 17:52:33
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真 旧地獄超特急

quietus
注意点
・東方キャラとオリキャラとの絡みです。オリキャラは喋りません
・良くある二次創作ネタや勝手な設定があったり、キャラ崩壊があるかもしれません
・視点変更時には破線(---)で、時間軸変更時には四角(□)で区切りを入れています

















「う、うぅ、こんなことは初めてだよ……」

 あたいは今、地霊殿の自室で頭を抱えて悩んでいる。
 しかし、今の碌に頭が回らない状態じゃ悩めども悩めどもただ時間が過ぎていくだけだ。

「はぁ、はぁ、うぅ……」

 気付くと頭を抱えていた手は自らの胸や秘所にあてがわれ、自分を慰めていた。そう、来てしまったのだ。発情期が。
 ただ、それだけだったら定期的にあることだから別に良いのだけれども……

「ふぅぅ、な、何で人間形態の時に来ちゃうのさぁ……」

 普段の発情期はあたいが猫形態の時にしかやってこず、その時はオス猫相手にしか発情しない。
 だからその度に適当にその辺のオス猫をとっ捕まえて発情期をやり過ごしていたんだけど……もちろん猫形態で。
 でも、今回はそう、人間形態の時に発現したのだ。
 だからなのか、今回はオス猫を見ても特に何も感じず、人間のオスにしか発情しなくなっている。
 いや、人間のオス全般と言うよりかは……

「くぅん、き、きっとあの宴会のせいだ」

 あの宴会、鬼の鶴の一声で始まった人里の人間すら巻き込み、なんやかんやで各所からいろんな連中が集まった博麗神社での大宴会だ。
 普段人里の連中とまともに話す機会なんて葬式での死体回収(無許可)時以外にほぼ無かったし
 こいし様もその宴会に乗り気だったから物見遊山的な気分で行ったのがまずかったのかもしれない。
 あたいのことをよく知らない連中は物珍しげに話しかけてきたりしたけど、あたいが火車だと知るとほぼ全員が逃げるように離れていった。
 生きた人間にあまり興味ないとはいえ、話してくるやつらとは仲良くしたいから気さくに話を返しているのに……やっぱり生きた人間はダメだね。
 そう思っていたんだけど、能力も持たない弱い人間のくせに、唯一正体を知っても普通に接してきてくれたあのお兄さんは……

「ふ、にゃぁああ!」

 そのことを考えた瞬間、臍の下がきゅうっとなって背筋に快感が突き抜ける。

「はぁ、はぁ、やっぱり、こんなんじゃ足りないねぇ……」

 うぅ、あのお兄さんがオスでさえなければこんなことにはならなかったかもしれないのに。
 あの宴会以降、身体が火照ってその度にこうして自分で発散しているんだけど、だんだんそれも効果がなくなってきている。
 あたいはこんなに苦労してるのに、あのお兄さんは今も人里でのんきに過ごしてるんだろうと考えると何だか腹立たしい。
 ……じゃあそんなのんきに過ごしてるお兄さんに責任をとってもらってあたいの発情期を抑えてもらおう。うん、これは名案だね。
 発情した思考回路はとんでもない迷案を閃いたが、当のあたいにそれはまずいと抑える理性はすでに残っていなかった。





□   □   □





「いやはやお兄さん、いくら宴会で知った顔だからって油断しすぎだよー」

 名案を思いついたあたいの行動は我ながら早かった。
 と言っても人里でお兄さんの匂いを辿って引っ攫ってきただけなんだけどね。
 でも、猫車にちょいと乗っておくれと頼んだのを首をかしげつつも頷いて本当に乗っちゃうのはどうかと思うよお兄さん。
 まぁしっかりと乗ってくれたおかげであたいの部屋まで超特急で来ることが出来たんだけどね。
 普段死体しか乗せてないから乗り心地とかは全然気にしないで来たけど、見る限りかなり酔ってるねぇこれは。
 ……まぁ変に抵抗されないうちに、あたいの身体をこんなにしてくれた責任をとって貰おうじゃあないか。

「ふっふっふ、お兄さん。ここはあたいの部屋だけど、何でここに連れてこられたかわかるかい?」

 未だふらついているお兄さんを動けないように組み伏し、ニヤリと笑みを浮かべて問いかける。
 突然の出来事に何が何だかわからないといった感じだったけど
 振り解けない力で組み伏せられた状態から何かを察したのか、やがてその表情には少しばかりの恐怖が浮かんでくる。
 ……あぁ、久しく感じてなかった畏れだねぇ。でもこの状況で少しばかりとはどういうことなのさ。若干妖怪としてのプライドが傷つくけど、まぁ良いや。
 それに、今回は畏れであたいの妖怪としての力を高めるとかそんなのが目的じゃないから、そこの所ははっきりさせてやらないと流石にお兄さんが可哀想だ。

「安心しなよお兄さん。別に取って喰うわけじゃないからさ」

 その言葉を聞いてほっとしたのか、押さえつけているお兄さんの腕から力が抜ける。
 そんな簡単に信じちゃって良いのかい? 多分普段も苦労してるんだろうねぇ……
 っといけない。早く本題に入らなければ。と言うより、さっきからこんな近くに発情対象のオスがいると、何だか頭が……

「はぁ、はぁっ、でも、別の意味で、お兄さんは今からあたいに食べられちゃうんだけどっ」

 息を荒げ、押さえつけている腕を解放し、お兄さんにぎゅっと抱きつく。
 その際に胸とか思いっきり押しつけてやる。はしたないなんて感情は今のあたいにはない。
 お兄さんも流石にあたいの言葉の意味がわかったのか、真っ赤な顔をしてる。いやはや、初心で可愛いねぇ。

「あ、んっ、あの宴会で、お兄さん会ったせいで、発情期になっちゃったのさ。んぅ、だから、責任とって貰うからね」

 すでに硬くなった胸の先端を擦りつけ、お兄さんの身体を使って自慰のような行動をとり、我ながら身勝手な言い分を告げる。
 あぁ、お兄さんの匂い、あたいを発情させた匂い……
 最早まともなことすら考えられず、お兄さんの胸に顔を埋め、大きく息を吸い込みながらあたいの胸をお兄さんの腹部に押し当ててやる。

「!」

 しばらくあたいがお兄さんの意思など無関係に自慰に勤しんでいると、不意にあたいのお腹に何かが当たる。
 これは……
 考えなくてもそれが何だかわかると同時に、口角が釣り上がっていく。

「ふふふっ。何だかんだで、お兄さんも乗り気みたいだねぇ?」

 自分の身体を使った自慰行為を見せつけられて興奮したのか、お兄さんの着物には不自然に膨れあがった部分ができていた。
 あたいは嬉々としてそこをそっと手で撫ででやると、お兄さんは驚いたような声を上げて腰を引いてしまう。
 いけないねぇ、お兄さん。あたいみたいな発情した相手にそんな態度をとるなんて……
 嗜虐心を煽られるその行動や表情にあたいはゾクゾクしつつ、手を伸ばしてお兄さんの一物を着物越しに弄り回す。

「情けないねぇ。女の子みたいな声を上げちゃって……そんなにあたいの手が気持ちいいのかい?」

 身体を震わせ、されるがままにあたいの手淫を受けているお兄さんはコクコクと頷くことしかできない。
 ふふっ、返事も碌にできなくなっちゃってるねぇ。苛めがいがあるってもんだよ。
 弄る度に手元のそれはどんどん膨張していき、最早暴発してしまうのではないかと思うほどだ。
 着物の膨れあがった部分の先端にはうっすらとシミが浮き出てきている。

「手でされているだけなのにこんなにしちゃうなんて、お兄さんは随分と変態さんだねぇ」

 あたいの言葉にお兄さんは抗議しようとするも、シミの浮き出た先端を指先でグリグリとしてやると、情けない声を上げて背を反らしてしまう。
 ……これ以上やると本当に暴発しちゃうだろうね。それを見てお兄さんを言葉で責めるのも悪くないけど、あたいも発情期で余裕があるわけではない。
 そろそろ拝ませてもらうよお兄さん。
 そう思い、一物を弄り回していた手を離す。
 ……そんな残念そうな顔をしないでおくれよお兄さん。もっと苛めたくなっちゃうからさ……
 とにかく、気を取り直してお兄さんの着物に手をかけ、不自然に膨れあがった部分を曝いてやる。

「はぅ、これが、あたいを発情させた諸悪の根源だね」

 ゴクリと喉が鳴る。目の前にはさっきまでのあたいの手淫によって凶悪なまでに成長したお兄さんの肉棒がそそり立っている。

「はぁ、はぁっ、お、お兄さんのこれが、これが悪いんだから、う、恨まないでおくれよ」

 言うが否や、本人の許可も得ずにその成長しきったそれを一気に喉奥までくわえ込む。そう、喉奥までだ。
 発情したあたいは、お兄さんのそれから放たれる強烈なオスの匂いを嗅いだ瞬間、完全に理性が崩れてしまっていた。
 喉奥を抉られる、いや、抉られに行っている感覚は崩れた理性をさらに砕いていく。
 お兄さんの何かを我慢するような声も、脳にまで広がるようなこの匂いも、本能に火をくべるだけだ。
 そして、元々手淫で限界まで昂ぶらされていたお兄さんの一物は、あっけなく決壊する。

「んっ、ぐぅ、ぐぐ……」

 一滴たりとも吐き出すつもりは無かった。
 射精の直前に一気に最奥までくわえ込み、お兄さんの脈動と共に吐き出される精液を直接食道へと流し込ませる。
 鼻を抜ける強烈な青臭さが大量の精液を直接体内に送り込まれている実感となって脳を刺激する。
 通常だったら嘔吐いているような喉奥への強烈な刺激も、発情したあたいにとってはより興奮する材料にしかならない。
 喉を鳴らすこともままならない状態で、あたいはお兄さんの大量の精液を嚥下していく。
 やがて、放出されている精液もその勢いを失っていき、出された精液は全てあたいの体内に収まった。

「ん、ちゅうぅっ」

 口から引き抜こうとする直前、しっかりと尿道に残った精液も吸い取ってやる。
 その感覚に驚いたのか、頭上からお兄さんの悲鳴のような嬌声が響いてくる。
 ……そんな声あげたらどうなるかわかっているのかな? お兄さん?
 気が変わったあたいは、そのまま舌先でお兄さんの肉棒を苛めることにする。

「ちゅっ、れろぉ、ふふっ、あたいの舌、気持ちいい?」

 もうお兄さんには返事をすることも、さっきみたいにただ頷くことすら厳しいみたいだ。
 ただ、あたいから与えられる快楽に翻弄されるだけ。
 でも、無視はダメだね。
 再びお兄さんのをくわえ込み、先端を飴玉でも舐めるかのように舌で愛撫し続ける。強すぎる刺激を延々と続けられるのは辛いはず。
 その思惑通り、お兄さんは腰をビクンと痙攣させて弱々しくやめるように懇願してくる。

「ぷはっ、やめて欲しいなら、ちゃんと返事をしなきゃだめだよお兄さん?」

 そう言った後すぐさま先ほどの行為を続けようと口を開けると、お兄さんは慌てて答えを返してくれる。
 まだ元気があるじゃあないか……こっちもね。
 舌で弄くり回されたお兄さんの一物は、いつの間にか先ほどの大きさと硬さを取り戻していた。
 その風体を見ているだけで発情の本能が再燃してくる。

「う、うぅ、やっぱりお兄さんのそれは悪いやつだね」

 突然何を言い出したのかと首を捻るお兄さんを押し倒し、その上に跨がる。

「はっ、はぁ、見ているだけで発情するようなものを持っているお兄さんも、同罪だからね」

 言いながら、お兄さんの前で下着を脱ぎ、ワレメをお兄さんのものに擦りつける。
 たったそれだけ。それだけなのに、痺れるような快感があたいの身体全体に広がる。
 擦っただけでこれなら、もし挿入れたりなんかしたら……

「そ、そんな悪いお兄さんには、お、お仕置きだから。はぁ、はぁっ、あたいが我慢できないわけじゃないから……あ、あたいは、悪くないから……」

 最早あたいですら自分で何を言っているのかわからない。
 お兄さんの凶悪な肉牙をナカに受け入れようと狙いを定めているのに、挿入の期待だけで身体が達しているのか、腰がガクガクとして狙いが定まらない。
 どうしてこんな時に身体が言うことを聞いてくれないのか、思わず瞳に涙が溜まってくる。
 こんなことで悪戦苦闘している姿は、お兄さんから見たらさぞ滑稽だろう。そう思われているに違いないと思うと泣きたくなってくる。
 でもお兄さんはあたいの腰に手を添えて、狙いを定める手伝いをしてくれた。そしてあたいに意思を確認してくる。

「へ? ……ふふふ、自ら勧んでだなんて、どうやら覚悟を決めたみたいだねお兄さん」

 我ながら下手な芝居だ。だけど、こんな猿芝居でもやらないと何だかダメだ。お兄さんの顔が直視できない。
 ……何だかお兄さんのペースに乗せられたみたいでダメだね。
 まぁ、嫌ではないけど、ここは主導権を再度握ろう。

「じゃあ、行くよお兄さん」

 そして返事も聞かずに腰を落としていく。
 ろくに愛撫もしていないはずなのにあたいのナカは完全にオスを受け入れる準備ができていた。
 お兄さんのを口でしただけなのにこんなになってるようじゃ、あたいもお兄さんのことを変態だなんて言えないね……

「はっ、あぁっ、にゃぁああ!」

 お兄さんの肉牙はあたいのナカをゴリゴリと食い荒らしながら突き進んでくる。
 期待以上の快感にあたいは思わず高い声を上げてしまうが、腰を落とすスピードは緩めない。
 そして、その牙はあたいの最奥にズブリと突き立てられ、ドクン、ドクン、とあたいのものとは違う脈動を伝えてくる。

「あっ、はぁっ、お、お兄さん。どうだい? あたいのナカは?」

 主導権を握るつもりで不意打ち気味に腰を落としていなかったらまずかった。
 こんなのでお兄さんの方から突かれたりなんかしたら、こんなことを聞く余裕もなかっただろう。
 お兄さんはあたいのそんな胸中を知ってか知らずか、何かに耐えるかのような表情で呻くように快感を訴えてくる。
 あぁ、良いよお兄さんのその表情……もっと苛めたい。もっと蹂躙して、啼かせてあげたいよ。
 再度燃え上がってきた嗜虐心に突き動かされ、あたいはもう先のことなど考えずに躊躇無く腰を振る。

「そ、それは嬉しいねぇ。あぁっ! じゃ、じゃあもっと、気持ちよくしてあげるよっ」

 卑猥な水音を響かせ、あたいの秘唇はお兄さんのご馳走にむしゃぶりつく。
 腰をひと往復するごとにあたいの背筋に電撃でも走ったかのような快感が駆け巡り、本能を刺激する。

「んんぅっ! くぅっ、ふ、ふふ。お兄さん、今、すごい情けない顔してるよ?」

 自身の余裕のなさを隠すため、己の嗜虐欲を満たすために、口元を歪め、お兄さんの胸に両腕を突っ張って見下ろすような形で自身の上半身を支える。
 正直こうしてないと、今にもお兄さんの胸元にくたりと倒れ込んでしまいそうなほど、あたいの腰は快楽で力が入らなくなってきている。
 でも、お兄さんの方もあたいの様子を気にする余裕がないのか、あたいの言葉と視線を受けて恥辱に耐えるように真っ赤に顔を染めている。
 ……もう、ダメだ。あたいも本当に我慢の限界だよ。
 お兄さんのその様子を見て頭の中で何かがぷつんと切れた。

「ふぅっ、はぁ、お、お兄さん……お腹を空かせた獣の前で、そんな姿を見せちゃいけないんだよ?」

 今更過ぎる忠告を伝えた後、あたいはお兄さんに覆い被さるように身体を密着させる。お兄さんの顔が目の前だ。
 ……もう余裕がないとか関係ない。あたいは残る力全てを使い、猛烈な勢いで腰を縦横無尽に振る。
 お兄さんの肉があたいの肉を掻き分け、耕していく。
 そして腰と腰が密着する度に、あたいの最奥はお兄さんのもので小突かれ、綻んでいく。

「あぁぁっ! き、気持ちいい……気持ちいいよぉっ。お兄さんっ、このまま、さ、最後まで、するからねっ!」

 そう、最後まで……今のあたいの本能を満たしてくれるのはそれしかないし、もうそのことしか考えられない。
 あたいは瞳に涙を浮かべ、だらしなく口元から涎を垂らして卑猥な願望を口にする。
 そんな様子がお兄さんの本能を刺激したのか、あたいのナカでお兄さんのものがさらに膨張してくるのを感じる。

「で、出そう? 出そうなんだね? 射精してっ、このままあたいのナカにだしてぇっ!」

 お兄さんの肉棒が射精に向けてどんどん膨れあがっているのを膣内で感じ、早く精液が欲しいと言わんばかりにあたいはより一層激しく腰を振る。
 でも、なかなか射精してくれない。うぅ、あとちょっとなのにどうして……
 そう思いつつお兄さんの顔を見てみると、どうやら歯を食いしばって射精を耐えているようだ。
 どうやらこのままあたいの膣内で射精することに抵抗があるらしい。

「い、良いんだよお兄さん? あたいのナカに射精して。ふ、あぁぁっ! ほ、本能だからっ、赤ちゃん出来ちゃっても良いからぁっ! だから全部射精してぇっ!」

 この言葉がトドメとなったのか、あたいの膣内で膨張しきった生殖棒から大量の精液が思いっきりぶちまけられる。

「あっ、あああぁっ! ふにゃぁあああぁーっ!!」

 ビュクビュクと音が聞こえてきそうなほどの勢いで瞬く間にあたいの膣内が、子宮が、そして卵管に至るまで余すことなく熱い精液で犯されていくのを感じる。

「はぁっ、うあぁっ、ああぁぁっ! ま、まだ出てるぅ。お兄さん。すごすぎるよぉ……」

 あたいの許容量を超えた大量の精液は、最早下腹部を内側から圧迫しているのではないかと錯覚するほどだ。
 そしてなおも注ぎ込まれる熱流に押し出された精液が結合部から溢れ出し、二人の股を白く穢していく。
 未だ精液を送り込まれている結合部をしばし眺めた後、お兄さんの方へと視線を向ける。

「あっ、はぁっ、お、お兄さん。あたいの身体、そんなに良かった?」

 今もなお注ぎ込もうとあたいのナカで脈動を続けているものの感覚から答えは丸わかりだ。
 だけど、やっぱりお兄さんの口から聞きたかった。

「はぁ、はぁ、ふふふ、正直者だねお兄さんは」

 やっぱりお兄さんはあたいの期待通りの答えを返してくれ、思わず口元が綻んでしまう。
 ……本当はこのまま良い感じで眠りに就いてしまっても良いけど、お兄さんにはまだ伝えなきゃいけないことがある。

「ふぅ、お兄さんのおかげで発情期も少し落ち着いたよ」

 『少し』の部分をわざと強調させて、お兄さんに意地の悪い視線を送ってやる。
 見るとお兄さんは、これで満足したわけではなかったのかと驚愕の表情で固まっていた。
 ふっふっふ、発情期のあたいの性欲を舐めて貰っちゃあ困るよお兄さん。

「悪いね、お兄さん。今回はこれで済んだけど、多分、いやきっと近いうちにまた大きな波が来ちゃうと思うんだ。
 だから、そのときはまたお願いしても良いかな? その、何でかお兄さん以外じゃダメみたいでさ……」

 何でかは多分、わかってる。本能で求めたんだから、きっとそういうことなんだろう。
 けど、殆ど本能に従って行動していたとは言え、今になって冷静に考えてみると、誘拐した上、あれだけお兄さんを辱めてしまったのだ。
 断られたらどうしよう。と今更な悩みがあたいを苛む。ああ、最中にもっとあたいの理性が残っていれば……
 本当に今更な後悔の念を抱いていると、お兄さんが二つ返事であたいの提案を了承してくれる。

「えっ? 良いのかい? そ、その……あたい発情期になるとまたあんな風になっちゃうかもしれないけど……」

 そう伝えると、お兄さんは顔をうつむかせ、真っ赤に頬を染めながら消え入るような声でそれでも良いと言ってくれる。
 ……おやおやぁ、これはお兄さんも期待しちゃってるのかな?
 ……じゃなくて、ま、まずいね。危うく再びメラメラと嗜虐欲を掻き立てられるところだったよ。

「じゃ、じゃあその時はちゃんと招待してもらえるようにさとり様に相談してみるよ」

 多少復活した理性が早速大活躍してくれている。
 そう、今回の非礼の詫びも兼ねて、今度はちゃんと客人としてお兄さんをおもてなししてあげよう。
 そして……

「……次も楽しみにしてるからね。お兄さん」

 あたいはお兄さんの耳元でイタズラっぽく囁いてやった。





□   □   □
----------





「ねぇ、ちょっと干渉しすぎじゃない?」
「いやいやっ、違うわ。ただ彼女の発情期が異常に強かっただけで私のせいじゃないの……本当よ?」
「……あんな嗜虐的な猫を見ると勘繰りたくもなるよ」

 返答にあまり納得出来ないので、疑いの眼差しを向けるが、それよりも気になることを質問する。

「うーん、でも流石にこんなのが起きると異変扱いされないかなぁ?」
「ああ、それなら大丈夫よ。少なくとも私たちに矛先は向かないから。だってほら……」



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「人里で猫耳が付いた赤い髪の妖怪が人間を攫ったらしいんだけどぉ、何か知らないかしらねぇ……」
「にゃっ!? あわわ、あ、あたいは、ほら、ただ一緒にいてもらっただけだから」

 後日、地霊殿に鬼の形相をした博霊の巫女のお姉さんがいきなり乗り込んできた。まずい、あの時は発情状態だったとはいえすっかり失念していた。

「生きているのにあんたの猫車に乗せられてたみたいだしねぇ……」
「ほ、本人の承諾もあったし……」

 一応は事実だけど、聞いている側からすると苦しい言い訳だ。それにもちろんお姉さんはそんなことを聞いてくれるはずもなく……

「そもそもっ! 人里で問題起こすんじゃないわよ!」
「ごめんなさいっ! お、お姉さん許し……」



 『人里では人間を襲ってはいけない』
 幻想郷に生きる妖怪の不文律であり、それは最近地上にも出てこられるようになった地底の妖怪であろうとも例外ではない。
 なのに、それが破られた。火車が死体でもない生きた人間を人里で攫ったのだ。以前の妖怪の賢者の重傷によって幻想郷の秩序が乱れてしまったのだろうか?
 ……いや、邪推しすぎだと思いたい。でも万が一のことも考えて、文々。新聞の調査として記録をつけておこう。
 この記録が記事以外の目的で役に立ってしまわないことを願うが、今回の事件をこうしてここに記しておく。
お燐が人里から人間を拉致して逆レイプする話なので純愛要素はありません。
オリキャラの2人称に毎回苦労します。いっそのこと夜伽で書くきっかけとなった先生のパク……オマージュしてオリキャラ全員お菓子屋にでもしますかね……
感想、アドバイス、誤字脱字指摘などあると嬉しいです。

追記:諸事情によりしばらくPCが使えなくなるため次作等の投稿はかなり遅れると思います。
quietus
コメント




1.てんぽらりりぃ削除
テンセカンズイントゥパス…
テーンwwwwテテーンwwwwテテーンテテーンテンテテンテテンwwwwヒュイゴンナwwww

お燐ちゃんエロ可愛かったです
2.性欲を持て余す程度の能力削除
レイプから始まる純愛という陵辱ゲーに於ける一つの王道…
やはり素晴らしいものだと思います
3.RION削除
純愛はともかくほぼ合意とれてるじゃないですかーやだー(もっとしてください)
同一人物ハーレムは逆に共感が薄れていく(自分調べ)ので無個性でもそっくりさんだらけでも並行幻想郷でも構わない独立した個人を見たいです(上からで長くてすいません)
4.茶露温削除
なんてえろいんでしょう・・・夜伽見て久しぶりにぞくぞくしました
ってかどっかのお菓子屋さんはこんなところでも活躍してるんですねww
俺も頑張ろう・・・
5.性欲を持て余す程度の能力削除
ついついタイトルに釣られてしまったものの予想以上にお燐ちゃんがエロくてもげた
なんというheaven and heaven
俺もお燐ちゃんに搾られたい…