真・東方夜伽話

阿求×敷き布団

2016/06/03 18:36:26
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阿求×敷き布団

RION

阿求が苦しくなるだけ。言葉の妙なところは見逃してください。

「紫さん、遅いな……」
 幻想郷で新たに観測された妖怪の記述も終わり、今日来るという妖怪の代表が来るのを待つだけとなった。しかし来ない。
「あの人にとって今日が今日であるとは限らないんだから、生真面目に待つ理由もないか。」
 しかし。何をするでもないのでヒマ。本屋は定休かつ今日は紫との用があると言ったから外に出ているし、寺子屋は今まさに暇じゃない時だし、巫女や盗人が近くにいるとは限らないし……
「なんて間の悪い……」
 それでもここに座っているだけでは時はあっというまに消えてしまう。そう決意して立ち上がった。
「まあ、ただのひまつぶしなんだけど……」
 阿求は長い廊下を歩きながら考える。主が厨房や物置を使うはずもなく、見たことがないきがする。その辺りを見に行こう。
「台所はもう準備中だろうから、物置かな」
 そこであんな事になると、このときの彼女は知る由もなかった……


「物置……というか、布団置き、かな。押し入れが無かったから、どこにあるんだろうと思ってたけど」
 掛け布団、敷き布団、枕とそれらに被せるものが整然と並んでいる。寝室に入った時にはすでに敷かれているので気になっていた事がひとつ解決した。これで布団が無かったら取りに行ける。
「というか、神社と違って何度も壊れてないのに間取りが変わっている気がするんだけど、一体……」
 物を忘れることのない阿礼乙女のために、同じ事の繰り返しを少しでも減らすため……?
「……ないか。あの廊下の曲がり方は何度かやってるし。それにしても」
「……(うずうず)」
 布団があるなら飛び込みたくなるのが人の性。……もふっ。
「やわらかくていいにおいがする……」


「……ハッ」
 いや、そんなに時間は経ってない。大丈夫。
「それにしても、紫さん遅いな……この布団の隙間とかにいないかな……」
 重なっている布団に手を突っ込んでみるがもちろん何もない。
「紫さんはおいといて、そういえばこんな所に入る妖怪はいるんだよね……」
 軽く持ち上げてももちろん何もない。その隙間に手と頭からすべりこませる。
「んー……これは、意外といいかも」
 下は敷き布団、上も敷き布団。なめらかな表面が全身を包んで、というか挟んでいる。圧迫感は苦しいというほどではなくて、丁度いい。
「……たしかに、こういう所に住みたくなるのも分かるような。ひまつぶしだったけど、思わぬ発見」





「……ハッ」
 さっきよりは時間が経ってる気がする。そろそろ出よう……
「……あれ?」
 全身が重くて動かない。いや、布団が重くて動けない。
「ん、くっ、ふっ……はぁ、はぁ、はぁはぁ」
 暴れようとしても動かせない。少し疲れて息が荒くなるけど、一向に落ち着かない。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ……」
 重い布団に挟まれて回りの空気が少ないのだから、息ができる訳がない。体がつぶれているのもある。
(それにしても何で……?)
 いや、大体の見当はついた。寝ている間に、それに気づかずにどこからか仕舞いにきた布団を重ねられたのだろう。
「はぁはぁはぁ、たす、たす……け……はぁはぁはぁ……」
 駄目。息が苦しくて、声出せない。息で布団の中が暑くなってきた。もう、息することしか考えられない。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
 苦しい。息を吸ってる感じが変わってきたし、心臓の音が押し付けられた布団で激しく響いてくる。
 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。
「……っ、はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
 口を開けているから喉がかわいてつばを飲み込むけど、息が止まってもっと苦しくなる。
 苦しいのに、吸うときになにかが気持ちいいってなってる気がする。別のなにかをすっているかのような……あ、クリトリスが立って、る?
(なに、これ……なんでこんなになってるの……)
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
 苦しくて頭が回らない。体は苦しくて息をすることしかできない。
(生物の本能とか聞いたことあるけど、いまこんなことしても赤ちゃんなんてできないのにっ、わたしが死んじゃうだけなのに……)
 もう考えてることもなに言ってるのかわからない。くるしい、たすけて。
(たすけて、れいむ、ゆかり、こすず……!)
 はぁはぁはぁはぁはぁはぁハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
「―――――――!!!!」
 息が止まった。びくん、びくんと腰がうごいて、あたたかくなった。
「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
 すぐに息をすることを思い出して息をしたけど、もうだめ。しんじゃう。こわい。くるしい。くるしい……





「ハァハァハァハァハァハァハァハァ……」
 気がついたら、苦しいのはへったきがする。あと、上の布団も軽い。今なら……!
「はぁっ!はぁはぁはぁはぁはぁはぁ……、はぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
 布団の外に出られた。回りに空気があるはずなのに、うまく息ができない。
「はぁはぁはぁ……っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁー、はぁー……」
「こわかった、よぉ……はぁ、はぁ……」
 怖かった。本当に、死ぬかと思った。
「でも、あれ、なんだった、の……」
「……!」
 思い出した。いつの代か、河童や幽霊と水の中で死の恐怖を覚えながら交わった記憶が通りすぎた。
「やっぱり、気持ちよかったんだ……」
 まだドキドキと心臓が早く動いている。下にも目をやると、服ははだけ、ぐちゃぐちゃになった下着(※ドロワーズ)が見えた。
「……はぁ、はぁ、はぁ、はぁはぁはぁ……」





「じゃあ、するね?」
「うん……」
 ある日の晩、一糸纏わぬ少女二人――小鈴と阿求――が、二人掛けの布団の中で息も荒く重なりあっている。既に二人とも筋のような股は濡れそぼっていて、今にも重なろうとしている。
「ねぇ……」
「阿求、なに?私は早く、えっ?ちょっっ……」
 下の阿求が上の掛け布団を頭より上に上げると、掴んだまま小鈴を巻き込んで転がりだした。この場面だけならプロレスごっこと誤解できるかもしれない。
「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」」
 そして、乙女二人の簀巻きが出来上がった。
「ちょっと阿求、なんなのよ、はぁはぁ、これ、苦し……んぁっ」
 二人は今までにないくらい密着し、あそこも互いに強く押し付けられている。
「はぁはぁはぁはぁ……だいじょ、ぶ。きっ、と、気持ちいい、よっ?あっ、ぁ、はぁはぁはぁ……」
 逆に転がればすぐに解けるとはいえ、もう二人とも動く力もないし、阿求が許してくれないだろう。
「ほんとに苦しく、なったら、二人で、出よっ。……!!」
(もういっちゃった。もっと苦しくなったら、気持ちよくなって、でられない、かも……)
 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ……









 ……その後、汗だくで目を回した二人が紫に見つかるのだが、それは別の話。
……息止めが私の精通でした。そんなしこうはどうでもいいです。
橙の続きはリアル忙しくなった末にモチベーションの残機が消えました。早く書かなきゃ……
 一年たつ前に動作できてよかった(?)短いけど…。阿求が名ありで一番STRなさそうなので圧迫布団重ニーしてもらいました。リアルだとたまにしては賢者化して虚しくなるのが辛いです。
 安全な窒息ニー誰か書いてくださいお願いします
RION
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