真・東方夜伽話

息窒る

2016/01/24 18:42:09
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息窒る

メガリス

なんか唐突にナズにS、橙にM発揮して欲しくなったので。

「ねぇねぇナズちゃん!」
「…?なぁに?」
「首をね、絞めて欲しいの!」
「…はぁ!?」












唐突に橙がそう言ったのは、昨晩の話。私達は久しぶりに普通の夜を過ごしていたのだが、隣で寝ていた橙が爆弾発言をぶちかましたのだ。首を絞めて欲しい。どういうことなのか。私の頭は「?」でいっぱいであった。

「あのね、桃のお姉さんから聞いたんだけど…。」

桃。あの天人め、余計なことを…いや、むしろその筋の上級者から聞くのは正しいのか。いいやそれ以前にやるほうが、でも橙が、ぐぬぬ。

「…息が苦しくなって、あたまがぼーっとしてくるときが、ね?すっごく良いらしいの…だから、ね?」
「だからって首を絞めるなんて、危ないじゃないか。」
「大丈夫!首を絞めるって言ったって、何も息を止めるわけじゃないのよ。」

息を止めるわけではない、とはどういうことなのだろうか。ますます私の頭はこんがらがっていった。

「あのね、首の周りにね、太い血管が有るらしいの。でね、そこを絞めるとね、あたまがぼーっとしてくるんだって!」
「…血の巡りを止めるのか。」
「完全にじゃないらしいけどね~。」

…つまりは息を止めず、頭に行く血だけを止めて、そうしながら、したい、と。平素であれば命の危険を鑑みて止めるところなのだが。

「…手加減しないでね?」

橙の期待に満ちた目で見つめられると、何故かどきどきわくわくとしてくるのであった。





「えっと、じゃぁ、しよっか。」
「…う、うん。」

深夜、虫の音も止んだ静かな部屋に、二人分の鼓動が響く。唯一の明かりとして灯した行灯の光が、既に裸になった橙の白い肌を照らしていた。
私はまずいつものように、キスから始まり、お互いの体を弄るように愛撫しあう。次第に声に熱が帯び始め、愛撫は胸から秘所へとうつっていく。
橙は既に、いつもの受けの体勢になって私の指を必死に感じようとしていた。

「…ねぇっ、私にも、してよっ…。」

だが余りにも必死過ぎて指が止まってしまうのが、私にとってはもどかしいのであった。
いつものように愛しあい、いつものように求め合って、いつものように二人で登り詰めて、いつものように二人で倒れこんだ。




違うのはここから。異質なのはここから。橙はゆっくりと起き上がると、私に背中を預けるようにぱたりと倒れた。
橙が、頭をゆっくりと私の胸の上に置いて、見上げるように、私と目を合わせた。

「…じゃぁ、して?」
「う、うん…でも、片手でなんて絞められないよ…?」
「そこはね、ちょっとナズちゃんにしてもらえなくて残念だけど、じ、自分でする、から、大丈夫だよ。」

後半すこし恥ずかしそうにそう言った橙は、私の腕を待つかのように目を閉じた。

「…じゃあ、いくよ。」

こくりと頷く橙の首にゆっくりと腕を回して、気管を避けて両側面だけに当たるようにしてやる。
丁度、外の世界の格闘技で見たことの有る、あの絞め方。もう片方の腕を、橙の頭の後ろ側に当てる。
そうして、ゆっくりと。

「…っ。」

頭を前に、腕を絞め込んで。

「あ…ぐ、ぁ…ひゅっ…。」

でも流石に手加減無しなんてことは怖くて出来なかったので、ほんの少し余裕を残して。でもちゃんと絞まるように。

「…橙ちゃん、大丈夫なの…ほんとに…?」
「…っ、ぁ…ぇっ…。」

こくこくと頷く橙。
声にならない、微かに空気の漏れるような音。段々と赤くなり始めた橙は、ふるふると震える指で自らを慰め始めた。
断続的にびくびくと震える橙の体を、私は不安な気持ちで見ていた。なにか、重大な間違いをしてはしまわないか。二度と取り返せない過ちを。私は恐ろしかった。
だが、そんな気持ちがあったのは一瞬だけ。橙の顔を見るまでの、一瞬だけ。

「…橙…ちゃんっ。」

心臓が高鳴るのを感じた。私の中の何かが疼くのが、ハッキリと感じられた。
橙の顔。それは首を絞められた事によるものなのか、興奮からくるものなのかは分からなかったが、真っ赤に染まっていた。
だらしなく開いた口の端からは涎が垂れ、潤んだ瞳は焦点が合わずにふらふらと揺れていた。何処か遠くを見ている目。ただひたすらに快楽に溺れる目。
そんな、今にも気絶しそうな表情をしているのに、秘所をぐちゅぐちゅとかき回す指は動きを激しくしていて。
こひゅ、こひゅ、という小さく掠れた声が、私の頭に侵入してきてそれはもう滅茶苦茶にかき乱していくのであった。
無意識の内に私は、橙の秘所に自分の尻尾を伸ばしていた。蠢く両手の隙間から、橙の柔らかな秘所を愛撫する。
橙が中を指でしていたので、その上で物足りなさそうにしていた小さな突起を、尻尾の先で撫でくり回すように。
次第に橙の反応が変わってきて、苦しそうに歪んだ橙の顔が、にやりと笑ったような気がして。心底嬉しそうな顔の橙が、そこにいて。
橙の体が、大きく二度三度跳ねた。ぐちゅぐちゅという音が止み、だらりと腕を布団の上に投げ出して荒い息を付いていた。


だが私は、橙への責めを止めなかった。尻尾で、可能な限りに激しく、荒く、大きな音を立てながら、橙の秘所をぐちゃぐちゃとかき回す。
驚いたような顔をして何か反論しようとしたようだったが、より強く首を絞めてそれを阻止する。

「…な、ず…っぁ、はっ…が…ぁぅ…っ。」

次第に、小さな息すらも聞こえなくなって。橙の目がまた遠い所へ向いていって。
そんな状況でも、橙の秘所は決壊したダムのように、だらだらと愛液を垂れ流すのであった。

「…首絞められて感じちゃうんだ?苦しいのが好きなんだ?」
「…ぁ…ぃぁ…ぁぅぁ…ぉっ…。」
「…へんたい。」

目の前の顔が、苦しみに歪む。苦しむ顔を見るのは嫌いなはずなのに、何故か胸が高鳴って。興奮を抑えられなくなって。
ばたばたと暴れる橙の足を、絡めとって固める。ちょうど、M字開脚とかいうような、そんな体勢にする。
びくびくという力の波を両足に感じながら、もうとろとろに溶けきった橙の秘所を壊してしまわんばかりの勢いで。

「…ほら、橙。」

橙の足を、もう開かないという所まで開脚させる。痛みと息苦しさに歪む橙の表情は、涙やその他諸々でぐちゃぐちゃになっていた。

「大事なところ、丸見えだよ?しかも、こんなに濡らしちゃって、さ。首絞められて、こんなに感じちゃって、恥ずかしくないの?ねぇ?ねぇっ?」

ぎりぎりと首を絞めてゆく。橙の体が、絶頂を迎えようと大きく反り上がる。
でも、まだ許さない。私は愛撫を止め、橙が落ち着いた時を見計らって再開して、また止めて、再開して、止めて、再開して。
すると、橙の秘所からぷしゃっという音が聞こえた。目を向けてみると、放物線を描きながらキラキラと光るものが勢い良く放出されていた。

「あはは!この間したせいで癖になっちゃった?…それとも気持ち良すぎておもらししちゃった?」
「…ぁ…やぁ…っ…。」

ぱたたた、とおしっこが床を叩く音が響く。本当に泣き出してしまいそうな顔になった橙に、更に追い打ちを掛けていく。

「ほんとに、どうしようもないへんたいさんだね。橙は。」
「…ぃぉ…ぃぃ…ぃ…ぉ…。」
「ねぇ、首絞められてこんな風にされるのって、どんな感じ?橙はへんたいさんだから、きっとそれはそれは気持ちいいんだろうね。だってこんなにとろとろだもんね。」

橙が真っ赤な顔で私を見ている。歯を食いしばって、涙をボロボロこぼして。
そんな様に、私はたまらなく興奮していた。触っても居ないのに、絶頂に達してしまうほどに。

「…イキたいんでしょ?こんなにしちゃってるのに、イケないの、辛いでしょ?」
「…が…ぁ…ぅぁ…。」

楽しくって仕方がない。橙の全てを私が握っているという事実が、こんなにも興奮するものだったとは。

「…イカせてください、って言えたら、イカせてあげる。言えなかったら、いつまでもイカせてあげないよ。」

私の腕を引き剥がそうと必死にしがみつく橙に、そんなことを囁く。こんなに首を絞められて、言えるわけもないのに。
でも、橙は、必死に、声にはならなかったけど、微かに、だが確かに理解できる音で。



「…ぃぁ…ぇ…でぁ…ぅぁ…ざぃ…っ。」



イカせて下さい。橙が私に許可を求めている。何時もはあんなに強気な橙が。こんなにも、あぁこんなにも愛おしくて!




「…よくできました♪」

橙の秘所で震えている、可愛らしく主張する小さな突起を、思いっきり、尻尾で扱き上げる。
今までの比ではないぐらいの力で大きく反り返った橙は、まるでその愛撫から、自ら望んだその暴力的な愛撫から逃げるように身を捩らせた。
だが、逃がさない。私は尻尾でがっちりと包み込み、強く速く扱き上げる。ぷしゅり、ぷしゅりと、秘所から愛液が噴き出す。
次第に痙攣し始めて、捩っていた体は大きく反ったまま固まって、空気を求めるように大きく口を開けた橙が、真っ赤な顔で目を見開いて。



びくん、びくん、びくん。
激しく痙攣した橙から、聞こえないはずの嬌声が聞こえたような気がして。














ばたり、と布団に沈み込んだ。
















沈み込んだ。沈み込んだまま戻ってこない。

「…橙?」

…反応がない。

「…橙ちゃん?」

私は、全身から血の気が引いていくのを感じた。恐れていた結果。取り返しの付かない失敗。

「橙ちゃん!起きてよちぇんちゃん…!」

いくら体を揺さぶっても、橙は目を閉じたままだった。
あぁ、何てことだ。あんなに橙は苦しんでいたじゃないか。どうして止めなかったんだ。
あの瞬間、私は自分の中の何かに突き動かされていた。苦しむ様を見て、止められなくて、もっとそんな顔を見たいと思ってしまって。

「お願い…っ、謝るからお願い…目を覚ましてよぉ…っ。」

橙は微動だにしなかった。

「…っ、橙ちゃん…っ、ごめ、ごめん…なさ、あぁ…っ。」

ぐったりとした橙を、ぎゅっと抱き締める。温かい感覚。柔らかな優しい感覚。とくとくという生命の感覚。



















…うん?

「…あれ?」

間違いない。まだ脈がある…というより、普通に息もしている。微かだが、私の視界に映る橙の胸が上下しているのが分かった。
すぅすぅと、寝息の様な音を立てていた。ただ単に、気絶してしまっただけのようだった。

「…よかった…っ。」

私は胸をなでおろした。もしかしたら、と思ってしまったのだ。
橙には申し訳ないが…そしてもうこの顔が見られないのは残念だが、もうこれはやらないようにしよう。
絶対にいつか、加熱しすぎて命に関わるような自体になってしまうに違いない。

「…ごめんね、橙ちゃん。」

そうしてぐちゃぐちゃになってしまった彼女の顔をタオルで拭っていると、まもなく彼女が目を覚ました。

「…ぁ、ナズ、ちゃん?」
「…ごめんね…やり過ぎちゃった。」
「…。」

真面目な顔で黙りこくる橙。流石に怒らせてしまっただろうか…嫌われてしまっただろうか。
あんな台詞吐いて、あんな乱暴にして、挙句の果てに気絶させて。私は橙が口を開くのを、死刑判決を待つ囚人のような心持ちでじっと待っていた。
















「すっごくよかった!」

そんな心配は杞憂に終わった。

「あんな風に激しくされたの初めてで…あたまがぼーっとして…何も考えられなくなっちゃって、ただきもちいいのだけが分かって…。」
「…でも、橙ちゃんおしっこ…。」
「…恥ずかしかったけど、そのぐらい気持ちよかったの…♪」
「そ、そうなの…。でも、もうこういう風にするの、やめよ?」
「…私を気絶させた事、気にしてるの?別にいいのに…。」

頬を膨らませて可愛らしく反論する橙。だが言っていることはかなりの上級者だぞ。お姉さん心配だぞ。

「…あ、そうだ!ねぇナズちゃん、本当に危なくなった時の為にさ、合図決めておこうよ!」
「合図?」
「うん。ほら、苦しいっていうだけじゃナズちゃん興奮しちゃってやめれくれないでしょ?」

耳をぴこぴこと揺らしながら、いたずらっぽい目でそんなことを言う橙。

「ご、ごめんって…じゃぁ、どういう合図にするの?」
「う~ん…腕ひっぱってもナズちゃんやめてくれないし、足は動かせないし…。」

先程の行為を思い出して、勝手に赤面する私。正直、どうしてあんな行動をしたのかが今でもわからない。

「…じゃぁ、尻尾!尻尾で腕叩いたら合図ってことにしよ?」
「…そうだね、尻尾ならわかりやすいし。」

橙の尻尾のの白と黒のコントラストは、結構視界に入るとわかり易いものなのである。
私達はそんな会話を交わした後、後始末をして同じ布団の中に潜った。温かく柔らかい、愛しい人の体温が伝わってくる。

「…じゃぁ、これでまたしてくれるよね?」
「うん…まぁ、それならいいかな…。」

私としても、橙が喜んで…いや、悦んでくれるのは嬉しいし、あんな顔を見られるのも嬉しいし。
そんな、少し困惑気味の同意を返すと、橙はおやすみとだけ言い残して寝てしまった。
安らかな寝顔。先程まであんなに乱れていたとは思えないような。私はそんな顔を眺めながら、一人思考を巡らせていた。
先程の行為中のあの言動…無意識だった。彼女の顔をみたら、抑えられなくなった。もっと歪めたいと、そう思ってしまった。
何故だろう。何故だろうか。
















いいや、本当はわかっている。
心の奥底に住まう者の正体が、私にはわかっている。
だが、まだ認められなかった。だって、今までの私の常識からすればそれはあまりにも異質であって。
それでも確かに、あの時それが表に出てきて。












私は、そんな自分の加虐的欲求に戸惑いながら、眠りについた。
彼女なら、被虐願望のある橙になら、受け入れてもらえるかもしれないな、などと思いながら。
タイトルは、「いきつめる」または「いきつまる」と読みます…多分。受け責め両方分の意味合い入れてみました。

前回おもらしさせなかった反動なのか、唐突にこんなのを書き始めていました。
ナズが言っていた「この間」というのは、Pixivの方にあげてたナズ橙おもらしのことです。その内こっちにもアップする予定です。

個人的に、窒息プレイ的ななにがしかはすごく好きです。絞めるのも、絞められるのも。
でも経験が無いので、上手く文章に起こせなかったような気がします。実際してみたいなぁ…。

こういうのってやっぱSMに分類されるんですかね…
※SMプレイをするときは、双方の合意の元、安全に最大限気を配って楽しみましょう
メガリス
コメント




1.夜伽に投稿したい誰か削除
続きを、期待してもいいのでしょうか。
2.夜伽に投稿したい誰か削除
続きを、期待してもいいのでしょうか。
3.夜伽に投稿したい誰か削除
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4.夜伽に投稿したい誰か削除
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5.夜伽に投稿したい誰か削除
続きを、期待してもいいのでしょうか。
6.夜伽に投稿したい誰か削除
続きを、期待してもいいのでしょうか。
7.夜伽に投稿したい誰か削除
すみません、なんか誤作動で大量投稿してしまってます……!!
8.メガリス削除
いえいえお気になさらず…
何れ続きというか、これもちょこちょことシリーズ的に続けていく予定です
9.性欲を持て余す程度の能力削除
焦り出すナズーリンかわいい
この手の小説で「まだ脈がある」という単語が出てくるとは思わなかったww
両者とも可愛かった