真・東方夜伽話

砂糖菓子と星条旗のピエロ

2015/12/05 19:05:52
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砂糖菓子と星条旗のピエロ

オルテガ

オリキャラ男×東方キャラにて苦手な方は注意!

注意)男のオリキャラと東方キャラがネチョい事になる話です。苦手な方は引き返した方がいいかもしれません。
   シリーズの続きものですが、過去作品未読でも割と大丈夫かもしれません。













 月の都を侵略し、嫦娥に復讐を果たそうとした純狐の計画は失敗に終わった。純狐と、その協力者である地獄の女神ヘカーティア・ラピスラズリ、そして妖精クラウンピースの三人は、異変の過程で出会った幻想郷の者達に興味を持ち、しばし幻想郷で過ごすことにした。仮の住居を定めてそこに落ち着いたところで、さっそくそこから外へ飛び出したのは、地獄の妖精クラウンピースだった。

「ご主人様! あたいはお外の様子を見て来ます!」

 殺風景な地獄とは違い、緑に溢れた幻想郷の景色にクラウンピースの表情も輝いているようだった。その主人、ヘカーティアは軽く笑みを返しつつ答える。

「はいはい、行ってらっしゃい。私と純狐はこの幻想郷にいる月の賢者に会いに行ってくるわね」

「わかりました!」

 意気揚々と金色の長い髪の上にお気に入りの帽子をのせて、クラウンピースは住居を飛び出しあても無く楽しそうな事がありそうな方へ飛んで行く。そして飛びながら考える。自分はこの幻想郷がとても楽しい場所だと思うし、主人のヘカーティアも幻想郷のことをとても気に入っているようだった。
ヘカーティアに対して強い忠義の心を持つクラウンピースは、どうすれば主人が喜ぶか、何をすれば自分を褒めてくれるかよく考えた。しかしいくら純化されて鬼神のごとき力を持っても、知能は妖精。彼女は非常にシンプルな結論に至った。

「うーん‥‥そうだ思いついた! あたいが幻想郷を支配して一番偉くなって、ご主人様に幻想郷をプレゼントすればいいんだ!」

 そうと決まれば話は早い。適当に飛び回って見つけた相手を片っ端から倒して子分にしていけば、そのうち幻想郷を支配できるだろう。そう考えてクラウンピースは辺りを見渡す。すると、ちょうど道を呑気に歩いている妖精が三匹。まずはあいつらを子分にしてやろうと凄まじい速さで飛んで行き、その三匹の前にクラウンピースは降り立った。

「ふふふ、あなたたち幻想郷の妖精ね? 今日からあたいの子分になりなさい!」

 突如そのような意味不明の命令を受けて、三匹の妖精のうちリーダー格のサニーミルクは負けじとばかりにクラウンピースと向かい合い、声を張り上げる。

「私達を誰だと思ってるの? 泣く子も黙る幻想郷最強の妖精軍団、人呼んで光の三妖精よ! あんたも妖精みたいだけど、見かけない顔ね。格好も変だし。あんたが私達の子分になるって言うなら、許してあげるわ!」

 その自信満々の様子に、クラウンピースはにやりと口の端を吊り上げる。

「面白いことを言う妖精ね! それなら、軽く弾幕勝負と行きましょうか! そっちの二人もまとめてかかって来ていいわよ!」

 その言葉を受けて、ルナチャイルドはおろおろと困惑した表情を浮かべ、一方でスターサファイアは笑みを浮かべながらサニーに加勢しようと歩みを進める。向かい合った妖精達はスペルカードを宣言し、空に派手な弾幕模様を浮かべて勝負を開始した。


◇◇◇所変わって、人里の端にある洋菓子店にて◇◇◇


 今日はよく晴れて客足も途切れず、とても良い仕事日和だ。午後の二時を回り、ようやく客足は途絶えたものの売れ残ったケーキもわずかであり、これが無くなり次第早めに仕事を切り上げて今日はのんびり過ごすとしよう。
 そんな風に呑気に考えながらカウンターに座って欠伸をしていたら、不意に少し遠くからドンドン、バンバンと派手な弾幕音が聞こえてきた。窓の方に向かって外を覗いてみると、ちょうど里外れの森の入口あたりの上空で、誰かが弾幕勝負を繰り広げているのが見えた。この様子では、里の住人は怖がってこの辺りに近寄らないだろうから、午後はもう客も来ないかもしれない。迷惑な話である。

「それにしても、随分派手な弾幕だな……」

 俺も時折弾幕勝負を見物することはあるが、今外で勝負している何者かのうち片方は、異様に密度が高く激烈な弾幕を操っている。かなり強い妖怪か神様でも戦っているのだろうか。などとぼんやり考えていると、程なくして弾幕の応酬が止み、静かになる。かなりあっけなく勝負がついてしまったようだった。これでやっと静かになる、そう思った次の瞬間。店のドアがばたんと乱暴に開かれて、騒がしい妖精達がばたばたと慌てて入って来る。

「うわああん、何よあの変な妖精! あんな頭おかしい弾幕に勝てるわけないわ!」

 先頭に立って、服をボロボロにしながら店内に逃げ込んで来たのは、黄金色の髪に八重歯が可愛らしい妖精のサニーミルクちゃんだった。さらに、その仲間であるスターサファイアちゃん、ルナチャイルドちゃんも立て続けてに店内へと入ってくる。彼女達とは、衣玖さんの羽衣紛失事件以来見知った仲になっている。俺は息を切らした様子の三人に声をかける。

「さ、三人ともどうしたの? 随分ボロボロだけど?」

「ご、ごめんなさいお兄さん、ぜぇ、ぜぇ‥‥。ちょっとだけ隠れさせて」

 いつもの綺麗なロール髪をぐしゃぐしゃに乱したルナちゃんが申し訳なさそうに言う。まさか外であの恐ろしい弾幕を相手にしていたのが、この三人の妖精なのだろうか。だとしたら、とんだ命知らずもいいところだ。そう思っていると、スターちゃんがドアの方に視線を向けながら口を開く。

「ま、まずいわ、あの変な妖精がこっちに向かってくる気配がするわ! サニーは私達の姿を隠して、ルナは音を消すのよ! このお店の裏口からこっそり逃げるのよ! ケーキ屋のお兄さん、後は任せたわ!」

「え?」

 勘弁してくれ、と答える間もなく三人の妖精は一瞬で姿を消し、音も消えて俺の眼前から見えなくなった。サニーちゃんが光の屈折を操り、ルナちゃんが音を消す力を持っているというのは聞いたことがあったが、なるほどその能力を利用して逃げようというわけか。いやいや感心している場合じゃない。

 バタン!

 三人の姿が消えてから程なくして、店のドアが再度乱暴に開かれる。そこに姿を見せたのは、長い金色の髪にとても可愛らしい顔立ちと、そして奇妙で派手な服装をした妖精だった。確か、鈴奈庵で借りた外の世界の雑誌で、どこか大きな国の国旗があんなデザインだった。半分が赤白のストライプで、もう半分が青地に星模様。

「あれ? あいつらここに逃げ込んだと思ったのに‥‥。ちぇっ、せっかく子分ができると思ったのになあ。ねえそこのお兄さん、弱っちい妖精がここに逃げて来なかった?」

 やはり、さっき外であの恐ろしい弾幕を繰り広げていたのはこの子なのか。一見服装が派手で、ほんの少し普通の妖精より成長している程度の少女にしか見えないのだが。とにかく、サニーちゃん達が逃げるまで時間を稼いであげるくらいはした方がいいだろうか。

「い、いや、妖精なんて来てないよ。ええと、君は妖精さんかな? あまりこの辺りで見かけない子だね」

 俺が尋ねると、その妖精は小ぶりな胸を張って自身満々な様子で俺に不敵な笑みを向ける。

「ふふふ、あたいは地獄の妖精クラウンピース様だよ。ご主人様と友人様に連れられて、つい最近幻想郷に来たんだ。これからあたいは幻想郷の偉いやつをみんなやっつけて、幻想郷を支配してご主人様にプレゼントするんだ! あの妖精達には逃げられちゃったから、代わりにあんたを子分にしてやる!」

 いかにも妖精らしい子供っぽい発想だが、いかんせん先ほど見た熾烈な弾幕を見るにただの妖精とはわけが違うのかもしれない。クラウンピースちゃんはじりじりと俺と距離を詰めて、カウンターに近付いて来る。ここで暴れられると店が壊れかねない。どうしたものか、と思っていると不意にクラウンピースちゃんの視線がショーケースのケーキへと向いた。

「くんくん‥‥とっても甘い匂いがする。このガラスの中に入っている白いやつから匂ってるのかしら。ねえお兄さん、これなあに?」

「これはケーキというお菓子だよ。はじめて見るのかな?」

「うん、あたいのいた地獄にも、最近遊びに行った月にもこんなの無かった」

 どうやら初めてみる洋菓子に興味津々のようである。支配だとか子分にするとかで暴れられては厄介なので、ここはこのまま砂糖菓子の力で懐柔するのが吉かもしれない。相手が妖精ならそういう単純な手段の方が効果的だろう。

「クラウンピースちゃん、本当ならお金を払わないとダメなんだけど、今日だけは初めて会った挨拶代わりに、一つご馳走してあげるよ。だから、このお店で暴れたりしないでもらえるかな?」

「えっ、いいの?」

「まあ、妖精と子供には多少サービスしてあげるのがこの店の経営方針だからね」

 俺は言いながら、店の外に出て本日閉店の札をぶら下げる。どうせ残ったケーキはたった二つだし、先程の派手な弾幕に警戒して客も近寄らないだろうし、今日の営業は切り上げてもいいだろう。俺はクラウンピースちゃんにテーブルを勧めてから、ケーキを皿に載せて手早く紅茶を淹れて運んでいく。

「はい、どうぞ」

「わぁ‥‥いただきまーす!」

 目をきらきら輝かせて、クラウンピースちゃんは手にフォークを持ちケーキを口に運ぶ。口内にクリームがたっぷり乗った生地を頬張ると、目を丸くして一瞬動きを止め、そして数度の咀嚼の後にごくりと飲み込む。

「お、おいしい~! 何これ、こんなにふわふわして口の中で蕩けるお菓子、食べたことない! あたいこんなに美味しいもの生まれてはじめて食べた! ぱくっ、もぐもぐ‥‥」

 いささか大げさに感動しつつ、クラウンピースちゃんはケーキを夢中で頬張っていく。うーむ、それにしてもこの子の服装、最初は派手なそのデザインに目が行きがちだが、よく見ると薄手の布地がその小柄な体にぴっちりフィットしているため、体のラインがよく見えて非常にエロい。妖精にしては珍しく、胸のあたりに控えめながらもほんのり膨らみが存在しているのがわかる。‥‥って、俺は妖精相手に何をスケベ心を覗かせているのだ。

「よかったらこっちのケーキもどうぞ」

 俺はもう一つ余っていたキャラメルタルトも持って行く。クラウンピースちゃんはそちらも喜んでぱくぱくと口に運び、程なくして二つのケーキと紅茶をあっという間に平らげてしまった。

「はうぅ‥‥すっごく美味しかったよぉ‥‥。よし決めた、あたいが幻想郷を支配したら、お兄さんを一番の子分にしてあげる! 毎日あたいのためにお菓子を作らせてあげるね!」

「クラウンピースちゃん、幻想郷を支配なんてやめた方がいいよ。ここは神様も妖怪も人間も妖精も、それぞれがバランスを保ちながら共存する世界なんだ。それに、とっても強い神様や妖怪なんかもたくさんいるから、あんまり暴れ過ぎると退治されちゃうかもしれないよ」

「ふんだ、このあたいに勝てるやつなんて、ご主人様と友人様以外にいるわけないもんね! ‥‥ふわぁ、なんだかお腹いっぱいになったら眠くなってきちゃった。あたい今日はご主人様のところに帰るね」

 急に目をとろんとさせて、あくびをしながらクラウンピースちゃんは眠そうな声で言う。なかなか可愛らしい仕草である。

「気をつけて帰ってね。よかったらまたおいで」

「うん、また来るね! それじゃあね、お兄さん」

 クラウンピースちゃんはそう言うと、店の外へと歩いて行ってあっという間に飛んで行ってしまった。かなりマイペースな子のようだが、まあ妖精らしいと言えば妖精らしい。そして何より、凄まじく可愛らしい。妖精特有の子供っぽい愛らしさに加えて、どこか独特のエロさというか色気みたいなものも感じさせる、独特の魅力。俺はまたクラウンピースちゃんに会えるのを楽しみに思いつつ、店内の片付けを開始した。

◇◇◇

 クラウンピースちゃんはその翌日と、そしてさらにその次の日も午後三時頃にひょっこりと店のドアを開けてやって来た。どうやらおやつの時間帯に俺の店を訪ねるのを楽しみにしているようで、二日目からは小銭を持って来てちゃんとお金を払うようになった。

「お菓子屋さんに行ってることをご主人様に言ったら、これを持たせてくれたんだ! このお金っていうのでお菓子を買えるんでしょ?」

 といった具合に、どうやらそのご主人様とやらは常識的で、部下の妖精にきちんと教育を施すしっかりした人物のようだった。また、クラウンピースちゃんが俺の店に通うようになって三日目には、こんな事も言い出した。

「あたいの名前、長くて呼びにくいかな?」

「うーん‥‥まあ、少し長いのは確かかもね」

「だったら、あたいのご主人様も時々クラピって略すから、その呼び方を使っていいよ! お兄さんはあたいの一番の部下になる予定だから、特別に許してあげる!」

 こうして少しずつ、クラウンピースちゃん改めクラピちゃんは甘い洋菓子の力も手伝って、段々と俺に懐くようになっていった。相変わらず幻想郷の支配をしようという野望は持ったままで、毎日そこらの妖精や野良妖怪を圧倒的弾幕で制圧しているらしく、それだけは何とかやめさせられないかと俺は頭を悩ませていた。

 そんな具合の日々が続き、クラピちゃんと出会って五日目を迎えたその日は、昼過ぎから雲行きが怪しく風も強くなっていた。台風でも近付いているようで、早めに店じまいしようかと思っていたその時、いつもと同じ時間にクラピちゃんが店のドアを開けて入ってくる。

「いらっしゃい、クラピちゃん」

「こんにちはお兄さん、ケーキくださいな。今日は、あたいと似た話し方をする生意気な妖精をやっつけて来たんだ! 氷なんかを使って他の妖精よりは強かったけど、このあたいには及ばなかったわね」

 毎日そこら中で遊び回っては弾幕をけしかけて、凄まじいエネルギーの持ち主だとつくづく感心する。俺はその日残っていたザッハトルテを皿に乗せて、クラピちゃんへと運んでいく。

「あんまり喧嘩ばかりしたら駄目だよ、クラピちゃん」

「ふんだ、あたいは幻想郷を支配するんだから、大丈夫だもん。明日は向こうに見えるお山に行って、見つけたやつを片っ端からやっつけるんだ!」

 クラピちゃんの指差したのは、妖怪の山がある方角だった。さすがにあそこはまずい。縄張り意識とプライドの強い天狗に喧嘩を売ってはただでは済まないかもしれないし、他にも強大な神々も住んでいたりする。

「クラピちゃん、あそこは強い妖怪もいるし危険だからやめておいた方が‥‥」

「ふふふ、そう言われると余計に燃えてくるわね」

 自信満々に笑みを浮かべつつケーキをぱくつきながら、クラピちゃんは答える。ああいかん、いかにも妖精らしい過剰な自信と無鉄砲さがこの子にもしっかり備わっている。これは説得なんてしても無駄だろうなあ、とクラピちゃんを心配に思いつつ、俺はもう店じまいにしようと外の表札を閉店に変えたり売り上げの整理をしながらクラピちゃんが食べ終わるのを待つ。そうしている間にも、外の天気はどんどん灰色の雲に覆われて雨もぱらつき始める。

「クラピちゃん、結構強い雨が降ってきそうだけど、大丈夫?」

「雨? ああ、そういえば地上ではお空から水が落ちて来るんだっけ? あたいはそのくらい平気だよ」

 一見細く華奢な体付きのクラピちゃんではあるが、確かにやたらと弾幕も強いので台風くらいへっちゃらなのかもしれない。そう思っているうちに、クラピちゃんも皿の上のケーキを平らげてそろそろ帰りそうな雰囲気を漂わせはじめる。俺は皿を下げようとカウンターから立ち上がり、そしてその瞬間。不意にゴロゴロと上空で低い音が鳴り響き、次いでピシャア、と近くで雷が落ちる轟音が聞こえた。

「きゃぁっ!」

 同時に、クラピちゃんはびくんと震え上がってテーブルの下に潜り込む。柔らかそうなお尻がこちらを向いており、ついつい視線が向いてしまう。それにしても、いくら近くに落ちた雷とはいえそこまで驚くものだろうか。

「大丈夫、クラピちゃん?」

「お、お兄さん、今の音何?」

「何って雷だけど‥‥そっか、地獄では雨も降らないなら雷も知らないんだね。天気が悪いと、雲からああやって強い電気の束みたいなものが地上に落ちてくるんだよ」

 俺が説明している間に窓から見える外の天気はみるみる悪くなって行き、雨はざあざあと降りはじめ、風もびゅうびゅう音を立てていた。これは、早いうちに戸締りをしておいた方が良さそうだ。

「今の音は電気なの? あ、当たったらどうなるの?」

 クラピちゃんはまだテーブルに頭を隠したまま尋ねる。

「少なくとも俺みたいな普通の人間は感電して死ぬんじゃないかな‥‥。妖精や妖怪がどうなるかはちょっと想像が着かないけど」

「ふえぇ‥‥怖いよう」

 あれだけ怖い物無しに見えたクラピちゃんにも、怖い物があったようである。

「クラピちゃん、幻想郷には俺の知人の中にも、あの雷を自在に操って弾幕を張る人もいるんだよ。だから、幻想郷の支配なんて危ないことはやめた方がいいよ」

 確か衣玖さんは雷をある程度操ると聞いたことがある。しかし俺の言葉を聞いたクラピちゃんは、テーブルからばっと飛び出して俺の前に立って口を尖らせる。

「そ、そんなの怖くないもん! あたいにかかればそんな奴‥‥」

 ゴロゴロ、ガシャァン! と、落雷の轟音が再度鳴り響き、クラピちゃんは飛び上がって驚き俺に抱きつく。うおお、なんか体がぷにぷに柔らかくて甘い香りがする‥‥。いかんいかん、いくら何でも妖精に欲情してはいろいろとまずい。

「と、とにかくこれ以上天気が悪くなったら大変だから、早めに帰った方がいいよ。俺もすぐに戸締りしないといけないし」

 俺がそう言うと、クラピちゃんは窓の外に視線を向けて、それから泣きそうな表情で俺の方を見る。その間にも、ゴロゴロと雷が雲間に響く音が絶え間なく続いており、俺はその視線の意図をすぐに察した。

「‥‥外に出るのが怖いのかな?」

「う、うん‥‥あたい雷に当たって死にたくないよぉ」

 ガシャアン! と、またもやかなり近くに落ちる。クラピちゃんは再び俺にぎゅっと抱きついて、未熟ながらも微かに膨らんだ可愛い乳房がむに、と胸板に押し付けられる。いかんぞ、これ以上やられたら理性が持たない。俺はクラピちゃんの体を一度離して、軽く咳払いしてから口を開く。

「そ、それじゃあ雷が落ち着くまで俺の家にいていいよ。たぶん二~三時間もしたら落ち着くだろうから、温かいお茶でも奥の部屋で飲んでゆっくりして行くといいよ」

「えっ、いいの!? やっぱりお兄さんはあたいの一番の部下にふさわしいわね! そ、それじゃあ早く奥の部屋とやらに案内してよ!」

 どうやら窓から雷がぴかぴか光るのが見えるのが怖いようで、クラピちゃんは一刻も早く奥の部屋に引っ込んでしまいたいようだった。俺はひとまず店の片付けは後回しにして、しっかりと戸締りだけしてからクラピちゃんを奥の住居スペースへと連れて行った。

◇◇◇

 温かい緑茶を淹れて運んで行くと、クラピちゃんは不安そうな表情をしながら口を開く。

「ね、ねえ、本当に雷はそのうち止むの?」

「そうだね、雨雲が通り過ぎれば大丈夫だよ」

 言いながらちゃぶ台に湯呑みを二つ置いて、俺は座布団の上に腰を下ろす。クラピちゃんはそわそわと落ち着かない様子でお茶を飲み、そして外から落雷の音が聞こえる度にびくんと驚きで体を震わせていた。俺は茶を啜りながら、クラピちゃんの可愛らしい姿をぼんやりと眺める。
 しかし近くでこうしてじっくり見れば見るほど、この肌にフィットした衣服やタイツがなんだか無性に劣情を刺激してくる。乳首の小さな膨らみもわかってしまうし、ぷにぷに柔らかそうな肌の質感も伝わってくるような気がする。そんな呑気な俺とは対象的に、クラピちゃんは外の天候に怯えて一向に落ち着かない。大丈夫かなあ、と思うのとほぼ同時に、クラピちゃんがこちらに膝立ちで近寄りながら口を開く。

「ね、ねえお兄さん、怖いからちょっとだけ近くにいてもいい?」

「近く? うんまあ、構わないけど」

 俺が答えるとクラピちゃんはそのまま近付いて来て、俺の膝の上にちょこんと座る。‥‥思ったよりずっと近かった。というかこの位置はまずい。正面から向かい合ったこの位置ではクラピちゃんの可愛い顔が間近に来てしまうし、それに薄手のタイツ越しにお尻のぷにぷにした柔らかさが俺の膝に伝わって来て、ますます欲望を掻き立てられる。いやいや相手は妖精で、しかも雷に怯えているのだ。バカな事を考えてはいけない。

「か、雷なんて大丈夫だからね」

「ん‥‥」

 俺はスケベ心を紛らわそうと、クラピちゃんの頭を撫でて慰める。するとクラピちゃんはそれで少し安心したのか、嬉しそうに笑みを浮かべて俺に身を寄せて頬をくっつけてくる。少しだけひんやりした柔らかな頬の感触が、欲望を我慢し続けていた俺の限界を突き破ってしまう。俺はクラピちゃんの背中にそっと手を回すと、抱き寄せながら口を開く。

「ク、クラピちゃん、よかったら雷が怖くなくなるおまじないをしてあげようか?」

「えっ、お兄さんそんな事ができるの!? すぐにしてちょうだい!」

「それじゃあちょっと、目を閉じてもらえるかな?」

 俺が言うと、クラピちゃんは素直に目を閉じて俺の動きを待つ。もうこの表情があまりに可愛すぎて、もはや湧き上がる衝動を我慢することなど不可能だった。俺はクラピちゃんの頬に手を添えると、そのまま薄桃色のぷにぷにした唇をそっと奪ってしまう。

 ちゅぷ‥‥むにっ、ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅぅっ

「んっ‥‥んむっ!? ちゅぷ‥‥ぷはっ、お兄さん、何してるの?」

 クラピちゃんは一度唇を離して、不思議そうな表情を俺に向ける。

「大丈夫、おまじないみたいなものだから」

 俺は再度クラピちゃんと唇を重ね、優しくその細い体を抱き寄せる。クラピちゃんは少し戸惑った様子を見せたものの、やがて俺に身を委ねることにしたようで、抵抗なく俺の唇による愛撫を受け入れた。俺はクラピちゃんのぷるんと瑞々しい唇の柔らかさを堪能しつつ、軽く舌先をその間に侵入させて口内で舌を優しく絡めていく。

 ちゅっ、ちゅむっ、れろっ、ちゅぷぷっ、ぴちゃっ、れろっ

「んん‥‥ちゅぱっ、ちゅぷっ、何かこれっ、柔らかくてあったかくて、気持ちいい‥‥」

 クラピちゃんは次第に表情を蕩けさせながら、俺との口付けに没頭する。俺はなおもクラピちゃんの口内を少しずつ蹂躙し、唾液を混ぜ合いながら、手をゆっくりとクラピちゃんの体に這わせはじめる。まずはタイツ越しに太ももから尻のラインをじっくりと撫でて、その適度にむっちりした肉付きを味わう。

「ちゅぷっ、ちゅっ‥‥んっ、お兄さん、くすぐったいよぉ」

「これもおまじないの一環みたいなものだから、力を抜いて‥‥」

 俺は言いながら、さらに片手をクラピちゃんの胸へと伸ばしていく、衣服越しに見た通り、決して大きくはないものの成長途上の少女を感じさせるような瑞々しい柔らかさが、その胸には確かにあった。俺はふにふにと、その微小な膨らみを揉みしだきながら、衣服の上から乳首の辺りを指で軽く擦っていく。

「ふぇっ、やっ、何っ、お兄さんっ、何か変な感じがするよぉ」

 どうやら妖精でもこの辺りはしっかりと感じるようで、俺が乳房を愛撫するのに合わせてクラピちゃんはもじもじと体を捩りはじめる。こうなると俺も歯止めが利かず、クラピちゃんの国旗模様の衣服の裾に手をかけると、そのままぐいと捲りあげてその白く綺麗な素肌を露わにしてしまう。

「ちょっとごめんね、クラピちゃん」

「お、お兄さんっ、脱がしちゃダメだよぉ‥‥やぁっ」

 俺はその言葉に耳を貸さず、一気に両方の乳房がぷるんと露出するまで捲り上げてしまう。その未熟な膨らみの先端には綺麗なピンク色の乳首があって、俺はたまらずに両手でむにむにとその柔らかな触り心地を堪能していく。乳首を執拗に指で摘んでコリコリ弄ると、クラピちゃんはその幼い声で少しずつ喘ぎはじめる。

「あ、やっ、何っ、これっ、やあぁ、おっぱいが、じんじんするよぉっ」

 俺の膝の上に座っていたクラピちゃんは少しずつ力が抜けてしまい、俺はゆっくりとそのまま畳の上に押し倒していく。金色の長く綺麗な髪の毛が畳に広がって、クラピちゃんは頬を紅潮させながら俺を見上げる。その幼げながらも色っぽさも感じさせる表情に俺はさらに興奮し、クラピちゃんの乳首に舌を這わせてしゃぶりつく。

「やあぁっ、おっぱい舐めちゃダメだよぉ、お兄さんっ、あ、あ、んんっ」

 クラピちゃんは胸だけでもかなり感じているようで、喘ぎながらぴくぴく背中を震わせる。ここまで感じているということは、おそらく。俺はタイツの上からそっと、クラピちゃんの秘所のあたりに指を触れさせる。

「ひぅっ」

 思った通り、そこは既にじっとりと湿りを帯びつつあった。というか、この愛液の染み具合は、おそらくタイツの下に何も穿いていないのだろう。無邪気な顔をして、何というエロい格好で歩き回っていたのか。

「クラピちゃん、触るよ」

「え、え? で、でもそこっておしっこが出るとこ‥‥」

 俺はタイツの上から、クラピちゃんの秘所に指をぐにぐに押し付けて入口付近を刺激しはじめる。すると既に溢れつつあった愛液がどんどんタイツに染み出して、くちゅくちゅ音を立てながら俺の指を濡らしていく。

 くちゅっ、ずちゅっ、ぴちゃっ、くちゅちゅっ、ぬちゅっ

「あ、あ、やぁっ、何これっ、き、気持ちいいよぉっ、やああっ、お兄さんっ、やぁっ」

 クラピちゃんは身を捩り、あられもない喘ぎを漏らしながら俺の愛撫を受ける。俺はしばらくタイツ越しに秘所を弄り回していたが、そろそろタイツが濡れ過ぎてしまうと良くないだろうと思い、不意にクラピちゃんの腰に手を回してするりとタイツを脱がしてしまう。予想通り、その下には何も穿いておらず、綺麗な桃色の幼い秘所が俺の眼前に露わになる。あまりの快楽にぐったりしているクラピちゃんは抵抗する様子も無く、俺はタイツを脱がしきってしまうとさらにそのぐっしょり濡れそぼった秘所へと舌を這わせていく。

 れろっ、ちゅぅっ、れるるっ、じゅぷっ、じゅるるるっ

「お兄さんっ、そんな所舐めちゃ‥‥やあああっ、お股が熱くてっ、気持ちいいよぉっ、あたい、変になっちゃうっ」

 これだけ感じていればそろそろ大丈夫かと考えて、俺はクラピちゃんの裂け目から舌を離すと指先をそこに触れさせて、そしてゆっくりときつい膣壁の隙間に押し込んでいく。

「痛っ、えっ、お兄さんっ、指を入れてるの!?」

「大丈夫だよ、すぐに気持ち良くなるから」

 そう答えている間に俺の指は根本までクラピちゃんの膣内へと挿入され、同時にきゅっと強い締め付けに襲われる。明らかに男を知らないであろうその内部は、ぐっしょり濡れて温かく、初めて侵入を許した異物を容赦なく締め上げる。俺はその秘肉をゆっくりと刺激するように指先を軽く膣内で前後させて、少しずつほぐしていく。

「あ、あ、お兄さん、ダメっ、だよぉ‥‥やああっ、あ、や、あああっ」

 並の妖精より力の強いクラピちゃんは、膣内への刺激に慣れるのも早かったようで、次第に膣内の秘肉は指での愛撫に合わせてひくひく痙攣し、愛液をじゅぷじゅぷと溢れさせはじめる。俺はそれに合わせて、少しずつ指を前後させる速度を早めていく。

 じゅぷっ、じゅっ、ずちゅっ、くちゅっ、ぐちゅちゅっ

 膣内から滴り落ちる愛液が俺の指から手をつたって、ぽたぽたと畳を汚す程にクラピちゃんは感じていた。俺はさらに調子に乗って、クリトリスを親指でくにくに弄りながら膣内の指を前後にスライドさせていく。

「お兄さんっ、ダメダメっ、何かっ、気持ちいいのが来ちゃうよぉ‥‥やあああっ!」

 クラピちゃんは一際大きい喘ぎ声を上げると、ぷしゅっ、ぷしゅぅ、と秘所から愛液を噴き出して、畳を濡らしてしまう。やがて一通り秘所の痙攣が収まって絶頂から何とか回復すると、クラピちゃんは息を荒げながら体を起こして俺に言う。

「はぁはぁはぁ‥‥お兄さん、今のってひょっとして、エッチなこと? ご主人様からあんたにエッチなのはまだ早い、って時々言われるんだけど、今のがエッチなことなの?」

「う‥‥いやまあその、そうだね、今のがエッチなことだね。ご、ごめんね、クラピちゃんが可愛すぎて我慢出来なくて、ついやり過ぎてしまって‥‥」

 俺がそう答えると、クラピちゃんはどこか妖艶さを感じさせる表情を浮かべながら、口を開く。

「ううん、でもエッチな事をしてもらってる間、雷が怖いのもすっかり忘れちゃった。お兄さんはそれが分かってたから、あたいにエッチな事を教えてくれたんだよね?」

「え‥‥ま、まあそうだね」

 そう言えば雷の事はすっかり忘れていた。クラピちゃんは俺との距離を詰めながら、さらに言葉を続ける。

「ねぇお兄さん、あたい雷がまだ怖いから、それを忘れるためにもっとエッチな事を教えて欲しいな。さっきはあたいがお兄さんに気持ち良くしてもらったけど、今度はあたいがお兄さんを気持ち良くできるかな?」

 まあ、もとよりあのまま終わるつもりは無かったが、いずれにせよ嬉しい申し出である。

「それじゃあクラピちゃん、ちょっとごめんね」

 俺は言いながらズボンを脱いで、既にギンギンに勃起していた一物をそこからビンと露わにする。その凶暴な棒状の物体を目にしたクラピちゃんは、驚いて目を丸くしながら口を開く。

「え、えっ、何これ、おちんちん‥‥? こんなに大きいの?」

「クラピちゃんみたいな可愛い子が相手なら、男の人はこうなっちゃうんだよ。それじゃあクラピちゃん、俺の言う通りにしてもらえるかな?」

「うんわかった、あたいどうすればいいの?」

 クラピちゃんは金色の髪を揺らしながら、首を傾けて俺に無邪気そうな視線を向ける。

「これを舐めてもらってもいいかな?」

「えっ、舐めるの!? うーん、でもあたいもさっきお兄さんにお股を舐めてもらって気持ち良かったから、同じようなものなのかな? それじゃあやってみるね‥‥ちゅっ、れろっ」

 クラピちゃんは俺に言われた通り、小さな可愛らしい舌を出すと亀頭の先端をぺろぺろと舐めはじめる。ぷにぷにの唇や舌が一物の先っぽに触れると、肉棒はぴくぴくとだらしなく震える。

「上手だよ、クラピちゃん。それじゃあ今度はおちんちんの裏側を根本から先っぽまで、舌でよく舐めて唾液を絡ませてごらん」

「んん‥‥れろっ、れるる‥‥」

 俺の指示に合わせて、クラピちゃんは肉棒の根本に舌を触れさせると、そのまま唾液をじっくり絡めながら先端付近まで舌を這わせていく。その動きを二度、三度と繰り返し、れろれろと舌を絡めるごとに唾液がぐっしょりと一物を濡らしていく。天性の才能でもあるのか、コツを掴むのも早い。

「う‥‥い、いいよクラピちゃん、今度はおちんちんを唇で覆って、口の中に入れてごらん」

「うん‥‥はむっ、あむ‥‥ちゅぷぷ、じゅぷっ」

 クラピちゃんは小さい口をぱくりと開けると、亀頭を先端からぷるんと柔らかい唇で覆って、ゆっくりとその温かな口内に肉棒を収めていく。

「そのまま唇を上下に動かして、口の中で舌を先っぽに這わせながらちゅぽちゅぽしてごらん」

 俺が指示すると、クラピちゃんは肉棒を咥えたままコクンと小さく頷き、ちゅぽちゅぽと長い金色の髪を揺らしながら口を上下させはじめる。口内に収められた亀頭の先端からは先走りがどんどん溢れ出すが、口内で鈴口付近を這い回る舌がそれを溢れた先から舐め取っていく。

 ちゅぽっ、ちゅぽっ、じゅぷっ、じゅるっ、じゅぷぷ

 これまたすぐにコツを掴んだのか、クラピちゃんは口内でうまく舌を絡めながら幼い唇で肉棒をじゅぷじゅぷ刺激して、俺に強い快楽を与えてくる。それどころか、よく見るとクラピちゃんは俺の一物を咥えながら片手を自身の秘所へそっと触れさせて、くちゅくちゅと刺激しているようだった。
 はじめてのエッチであるにも関わらず、快楽に対するこの貪欲さを見せるクラピちゃんに、俺はもはやすっかり興奮して欲望の歯止めが利かなくなっていた。このままクラピちゃんの口で果てても良いが、さらなる快楽が欲しくなってしまう。

「いいよクラピちゃん‥‥それじゃあ、今度は二人一緒に気持ち良くなれることをしようか」

 俺が言うと、クラピちゃんはちゅぽんと唇を一物から離しながら、目を輝かせて俺に尋ねる。

「えっ、そんなこともできるの? あたいもお兄さんと一緒に気持ち良くなりたいな」

「それじゃあ、こっちに来て‥‥」

 俺は言いながらクラピちゃんの体を抱き寄せて、向かい合って密着した態勢を取る。クラピちゃんの幼い乳房が俺の胸板に当たる。俺はクラピちゃんの小ぶりな尻を軽く持ち上げて、肉棒と秘所の位置を調整する。クラピちゃんはその動きを見ながら、首を傾げる。

「何をするの?」

「おちんちんを、クラピちゃんのここに入れちゃうんだよ」

「え、え、えええっ!? さっきは指が入ったけど、こんな太いの入らないよ!?」

「最初は痛いと思うけど、クラピちゃんならたぶん大丈夫だから‥‥力を抜いて」

 俺は先程指を入れた時の感触から、そう答える。クラピちゃんは少し不安そうな表情を浮かべていたが、やがて俺に身を委ねる決心でもしたかのように、ぎゅっと俺の首の後ろに手を回して抱きついてくる。俺は一物の先端を秘所の入口に触れさせて、抱きかかえていたクラピちゃんの体を少しずつ下ろしはじめる。

 にちゅっ、ぬちゅっ、つぷっ

「やあぁっ、やっぱり入らないよぉ‥‥」

 さすがに簡単には侵入を許さず、膣口付近で亀頭も裂け目を通過せずに入口で止まってしまう。しかし、先程までにぐっしょりと濡らしたクラピちゃんの愛液や、一物をびっしょり濡らしたクラピちゃんの唾液の滑りにより、徐々に肉棒が秘肉をかき分けて少しずつ挿入されはじめる。そして亀頭の半ばくらいまで膣の入口に侵入を果たしたかと思ったその瞬間、ずぷりと一気に肉棒の半ばまでその狭い膣内へ挿入された。

「~~~っ、痛あああいっ! やあぁ、お兄さんっ、痛いよぅ‥‥」

 俺はひとまずそのまま半ば強引にクラピちゃんのぷにぷにの秘肉をかき分けて、根本まで一物を挿入し切ってしまう。クラピちゃんの狭く幼い膣内の一番奥に、こつんと亀頭の先端が当たる感触がする。俺は涙目を浮かべたクラピちゃんの頭を優しく撫でつつ口を開く。

「ごめんね、クラピちゃん。少しだけ我慢して‥‥」

 俺はそう言うと、クラピちゃんの細い体をきゅっと抱き締めて体を密着させつつ、唇をちゅっと重ねる。クラピちゃんも痛いのを紛らすかのように、俺を強く抱き返して自ら俺の口内に舌を侵入させてくる。俺はクラピちゃんと抱き合ってちゅぱちゅぱ唇を啄み合いながら、一物を覆う温かく柔らかな秘肉の感触をじっくり堪能する。
 そうしてしばらくの間キスをしながら、クラピちゃんの太ももや尻、それに二の腕などの柔らかな素肌を撫でてその柔らかさを堪能していると、やがて膣内でじわりと愛液が分泌されているような感覚が一物を通して伝わってくる。俺はクラピちゃんと唇を離して、声をかける。

「どうかな、痛いのは収まってきた?」

「ん‥‥そう言えば、あんまり痛くなくなってきたかも」

 ならば大丈夫だろうと思い、俺はクラピちゃんの尻を両手で持ち上げるようにして、軽く肉棒を上下に一度動かす。ぐちゅ、と愛液が膣内で擦れる音が響き、同時にクラピちゃんは嬌声を上げる。

「んんっ、やぁ‥‥な、何今のっ、痛くなくて、凄く気持ち良かった‥‥」

「良かった。大丈夫みたいだから、このまま続けるよ」

 ずっ、ずぷっ、くちゅっ、ぐちゅっ、ずぷぷっ

「あ、あ、あ、凄いよぉっ、おちんちんっ、太くて熱くてっ、お股の中で暴れちゃってるよぉっ、やあぁっ、気持ちっ、いいよぉっ!」

「ぐっ‥‥」

 下から突き上げるようにしてクラピちゃんの膣内で肉棒を往復させると、熱く濡れた秘肉がきゅぅっと全方向から締めつけて来る。ただでさえ、その幼げな見た目どおりに挿入するのがやっとといった程の狭さであるにも関わらず、それが絶え間なく締め付けを与えて来るものだから快楽もただごとではない。俺が一物を突き入れる度にクラピちゃんの小さな体は上下に動き、それに合わせて未熟な乳房もふるふると控えめに揺れる。

 ぐちゅっ、ずぷっ、ずぽっ、ぬちゅっ、ずっ

「あ、あたいっ、お兄さんに変にされちゃうよぉ‥‥ああっ、やぁんっ」

「クラピちゃんっ、俺も凄く気持ちいいよ‥‥」

 そろそろ限界が近い。俺は最後のスパートをかけようと、少しずつクラピちゃんの体を押し倒して畳に寝かせ、正常位の体勢を取る。クラピちゃんは俺にされるがままで、頬を紅潮させて蕩けた表情を浮かべながら俺の動きを待つ。俺はクラピちゃんの太ももを掴んでぐっと足を開き、勢いよく肉棒をクラピちゃんの膣内奥深くへと突き立てる。

「ふあぁっ、あたいの奥までお兄さんのおちんちんが届いちゃってる‥‥あっ、いいよぉっ、お兄さんのでいっぱい気持ち良くしてっ、あ、あっ、やあぁっ!」

 ずぷっ、ずちゅっ、ぐちゅっ、ずぷぷっ、ぱんっ、ぱんっ

 俺は再度一物の出し入れを開始して、ぐっしょりと濡れた幼い膣内へと繰り返し肉棒を突き立てていく。結合部からは出し入れの度にぷしゅ、ぷしゅ、と淫猥な水音を立てながら愛液が零れ落ちる程にクラピちゃんは膣内を濡らしていた。金色の綺麗な髪を左右に振り乱しながら、クラピちゃんは快楽に我を忘れて喘ぐ。

「あんっ、あんっ、やあぁ、また気持ちいいのが来ちゃうっ、頭が飛んじゃうよぉっ、あたいっ、お兄さんのおちんちんで蕩けちゃうっ、やああああっ!」

 クラピちゃんは一際大きな喘ぎ声を上げると同時に、今までで一番強く肉棒をきゅうきゅうと締め付けて、体をびくびく震わせる。そのあまりに強過ぎる快楽に俺は忍耐を放棄して、同時に腰の奥から熱いものが急速に駆け上がってくる。

「くっ‥‥」

 びゅっ、どぴゅっ、びゅるるるっ、びゅくく、どくどくっ、どぷぷ、びゅるっ

「あああっ、何これっ、熱いよぉっ‥‥あああ、ダメっ、気持ち良過ぎるよぉ‥‥」

 俺はクラピちゃんの膣内へと凄まじい勢いで精液を吐きだしてしまい、それを受けたクラピちゃんは同時に絶頂してびくびく背中を震わせながらも膣内ではしっかりと肉棒をきゅっ、きゅっ、と容赦なく絞り取るようにして収縮させていた。大量の精液はクラピちゃんの幼い膣内に収まり切らず、まだ肉棒を抜き取る前であるにも関わらず結合部からどろどろと溢れ、クラピちゃんの白い肌を汚していった。

◇◇◇

 行為の後始末を終えて一息ついたところで、クラピちゃんはちょこんと俺の前に座って口を開いた。

「お兄さん、あたいやっぱり幻想郷を支配するの諦めるね」

「え!? そりゃまあ、その方がいいと思うけど、どうして突然?」

「だって、幻想郷にはあたいの知らない凄いものがいっぱいあるって、何となく分かったんだ。お兄さんの作るお菓子は凄く美味しかったし、雷は凄く怖かったし、それに、え、エッチな事は凄く気持ち良かったから‥‥。きっとお兄さんの言う通り、あたいの知らない怖い妖怪なんかも居るに違いないわ」

 俺はその言葉を聞いて、クラピちゃんの頭を撫でながら答える。

「そうだね、俺もクラピちゃんが強い妖怪にやられて酷い目に遭ったら悲しいからね。そうしてもらえると、本当に嬉しいよ」

 クラピちゃんは俺に撫でられて嬉しそうに目を細め、そしてぎゅっと体を寄せて甘えてくる。‥‥今さらながら妖精を相手に一線を越えてしまった自分のこらえ性の無さが、情けなく思えてくる。が、これほどまでに可愛らしくそれでいてエロさも併せ持ったクラピちゃん相手に、欲望を抑え切れというのも無茶な話である。そうしてしばし体を寄せ合っていると、不意にクラピちゃんが欠伸をしながら口を開いた。

「ふわぁ‥‥何だか眠いよう。お兄さんといっぱい体動かしたからかな? ねえお兄さん、お布団借りてもいい?」

「うーん‥‥まあ雨も止んでないし、まあいいか。でもその前に体が汚れちゃってるから、お風呂にでも入って来るといいよ」

「わーい、ありがとう!」

 こうして結局その日はクラピちゃんは我が家に泊まって行くこととなり、風呂や夕食も一緒に済ませ、さらにその後寝る時には結局クラピちゃんが俺の布団に入って来て、再度体を重ねてしまうのであった。翌朝はすっかり晴れてクラピちゃんは元気に去って行ったが、この地獄の妖精との出会いがさらなる新しい出会いを引き起こすとは、この時の俺はまだ全く思いもよらなかったのである。
いつから妖精には手を出さないと錯覚していた?
というわけでクラウンピース編でございました。皆様お久しぶりでございます、そしてお巡りさん許してください。
ぼちぼち最終回に向けていくような事を前回書きましたが、ヘカ様とクラピちゃんを攻略してから考えます。
クラピちゃんが妖精のくせに性的過ぎるのが悪い。俺は悪く無い。クラピちゃんぺろぺろ。

次回はクリスマス編を書く予定で、その後ヘカ様の攻略に向かう予定。純狐さんや他の紺珠伝キャラは未定です。
しかしクリスマスに登場させるキャラがまだ決まっていない状態なので、そこから考えて間に合うか微妙なところ。
姫&うどんとか、めーふらとか、あるいはあえて未攻略キャラのアリスをクリスマスに乗じて攻略するか、候補はそんな感じですが‥‥。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
オルテガ
コメント




1.茶露温削除
洋菓子屋、いよいよただの変態になってる(誉め言葉)
待ってました!!相変わらず甘いわ話が(´.`*)
紺珠伝まだ見てないけど魅力とエロさは十二分伝わった!!次回も期待してます!

次回ですがウサギ2人の積極的なところがいまだに大好きなので是非永遠亭でホワイト(意味深)なクリスマスを過ごしてほしいところです
2.茶露温削除
あ、あと久しぶりの1コメゲット誠に恐縮です(´ω`*)
3.性欲を持て余す程度の能力削除
クラピちゃんに手を出すと飼い主にゴゴゴゴゴされそう・・・(´・ω・`)
洋菓子屋よ、死んでも悔しがれ!(期待)
4.性欲を持て余す程度の能力削除
おお〜ますます盛り上がってきましたね。
クリスマス編は個人的にアリスとか幽花とかが読みたいです。(クリスマスじゃなくても)
とりあえず頑張ってください
5.ASA削除
アホの子クラピちゃんと性犯罪者洋菓子屋
6.性欲を持て余す程度の能力削除
クラピちゃんなら仕方ないね(適当)

めーふらに1票
7.性欲を持て余す程度の能力削除
洋菓子屋のクリスマス…
本来なら一年のうちでも一番忙しそうなときなのに
白いクリームたっぷりのホワイトクリスマスですね
8.性欲を持て余す程度の能力削除
もう洋菓子屋ただの犯罪者やん・・・だがそれがいい
うどんげとてゐの3Pに1票
9.シリウス削除
洋菓子屋が幻想郷を支配しそう・・・
クラピよりこの性犯罪者の方が退治されるべき
いいぞもっとやれ
クリスマスはめーフラに一票
10.性欲を持て余す程度の能力削除
姫うどん期待