真・東方夜伽話

全盛期てゐちゃんはこんな感じ

2015/05/01 17:28:41
最終更新
サイズ
25.96KB
閲覧数
2855

分類タグ

全盛期てゐちゃんはこんな感じ

フカが孵化する


「みんなーっ、今日も集まってくれてありがとーっ」

 目眩を催すような真夏の日差しの降り注ぐ、海岸沿いの砂浜。
 日差しよりも強烈な目眩を催す明るい笑顔を浮かべる存在が、太陽の下にいた。

 “白い少女”が、スカートを軽くたくし上げて、打ち寄せる波間で踊っていた。ぴちゃぴちゃと跳ねているのは、透明度の高い海水。しかしその煌めきも白さも、少女には遠く及ばない。

 天使の柔らかな羽毛にも似たウサギの耳ばかりか、ふわふわと柔らかく波打った髪も、長く繊細な睫毛までもが白い。ワンピースタイプのドレスは、姫袖はもちろん、段重ねのスカートの裾にもたっぷりと生クリームのようにフリルをあしらった、いかにも少女的な、いわゆる『白ゴス』の衣裳。正確な定義では甘めのホワイトロリータに当て嵌まるのだが、白い少女の纏う、ある種の異常な雰囲気が、その衣裳をゴスに仕立て上げていた。

 生まれてから一度も陽の光を浴びた事が無いような、真っ白な肌色の少女。砂浜の上を歩く素足にも、不思議な事に砂の一粒さえ付着していない。喩えるなら、繭から羽化したばかりの何かのように清らかに。まるで、当たり前にこの世に存在するものではないように。

 あどけない容姿は可憐そのもの。その純白は、神聖にして穢し難い色だろうか。
 しかし純真無垢な白と言うには些か、いや、余りにも、絶対的な印象。他の色を塗り潰す、深い、深い、純白。

 瞳の色だけが、よく煮詰めた作り立ての苺ジャムのような深い紅色で。
 全身の真っ白な姿の中、二つの瞳の深紅色だけが、ショートケーキに乗せた苺のように紅く目立っていた。

「うんうん、私は嬉しいよ。みんなおバカさんだけど、とっても良い子たち」

 天使のように、アイドルのように、笑顔を振り撒いて。
 白い少女が微笑んだ。たったそれだけの事に、海面がどよめき、波が畝る。

 異様な光景。異形の群れ、だった。
 和邇。鰐とも鮫とも付かぬ、太古の神代における獰猛な肉食性の水棲生物の総称。いずれにせよ共通するのは、鋭い牙と強靭な筋肉を備えた魔物である事。

 海の覇者であるはずの和邇が、兎という小動物の言いなりになっているという奇異。周辺の海域に至るまで全ての和邇という和邇が、白兎のためだけに集まっていた。
 白兎の白い少女は無邪気に微笑む。喩えるなら、熱帯魚のアクアリウムを前にした幼い子供のような無垢で。
 コンサート会場と化した海岸を、ぱちゃぱちゃと水飛沫を飛び散らせながら、軽い足取りで、くるくると踊りながら。

「さあ、遊びましょ?」

 極薄いシェルピンクの唇で囁く。
 純白のロリータ衣裳を纏った白い少女は、満面の笑顔の口元にだけ、薄らと気色の異なる微笑を浮かべた。




 全長にして10mにも及ぶ巨体は、濃いモスグリーンの固い鱗板に覆われ、その胴は丸太よりも太い。

 海面から顔を覗かせた最初の一匹に、白い少女はぴょんと飛び乗った。途端、和邇が騒ぎ出す。ただし唸り声を上げているのは足場の和邇ではなく、選ばれなかった後続の方。狂乱する彼らを、ただの一瞥だけで制し、足元を見下ろす。
 じっと見返すのは、縦に開いた爬虫類の瞳孔。まともに感情は読み取れないが、態度は実に従順だった。心臓を鷲掴みにされたかのように、微動だにしない。

 白い少女は飛び乗った額から少し下がり、特徴的な細長い口吻の上にしゃがむ。
「まずは、貴方から」
 海岸の砂場は和邇に取り囲まれていた。彼らが今にも牙を剥きそうな光景の中、白い少女は更に微笑を深める。それどころか、そっと、自分が乗る一匹の歯茎に手を伸ばす。
 ぴくんと、和邇は震えた。ただの神経の作用か、食欲に駆られたのか、恐怖したのか、あるいは光栄に思ったのかは、傍から見る限り定かではない。そもそも和邇自身でさえ、反応の理由を考える余裕があったかどうか。詳細を把握しているのは、和邇を弄ぶ白い少女だけ。
 指先をつうっと滑らせ、頭部を微かに撫でる。そして、眼球の表面をつんとつつく。爪が刺さる寸前に、瞬膜が眼球を保護した。
「何度見ても、面白い仕組みよね。…えいっ、つんつん、ふふ」
 小首を傾げると、白のウェーブヘアーがさらさらと揺れる。
 無邪気な子供じみた無防備さで何度か繰り返し、ふと、手を止めた。
「ふふふっ、あはっ、ほんとうに仕方の無い和邇さん」
 あのねぇ。と、甘く囁き、眼の間近まで顔を寄せた。
「私には全部、お見通しなんだよ? 和邇さんが何処を見ているか、分かるんだから」
 怖気を振るう程の蠱惑的な微笑。そのまま、瞬膜の表面をぺろりと舐め上げる。
「和邇さんは私のちっちゃい体を見て、欲情しちゃうんだもんね。私は全部、知ってるよ。ほら、見せてあげよっか」
 白ゴスの衣裳の胸元のボタンに手を掛けると、和邇の瞳孔が収斂する。その様子を見て、思わず吹き出して大笑いした。
「いやいや、その反応は面白過ぎるでしょう。分かってるの? 貴方はこわ~い和邇さんで、私は可愛いうさちゃんなんだよ?」
 言葉と裏腹に、白い少女は愛おしげに和邇の頭部に身を寄せた。

「でも、仕方ないよねぇ。和邇の女の子より、私の方がずっと可愛いもん。和邇さんが私の虜になっちゃうのは、仕方ないの。だから、小動物の女の子が好きなロリコンでも、和邇さんは全然恥ずかしくないよ?」
 ──例えば、こんな事、してくれないわよね。

 れろ、くちゅっ、くちゅっ。
 湿った水音が、断続的に響く。わざといやらしい表情を作り、瞬膜に舌を這わせる。
「んっ、れろっ。……ねぇ、これって、んぁ、……和邇さんの目にはどう映ってるのかな? クンニしてる私の顔、ちゃんと見えてる?」
 答えを待つように、少しの間、舌を止めた。
 もちろん和邇が言葉を発する事は無いが、不意に、白い少女は頬を朱に染めた。何度もぱちぱちと瞬きをすると、白い睫毛が漣のように細かく震えた。珍しく慌てた様子を見せてから、「ちゅっ」と、瞬膜の表面にキスをする。照れ隠しをして、白い少女は、はにかみながら奉仕を続ける。
「もっと、してあげるね」
 んちゅっ、んっ、れろ……、
 ピチャ、チュプ、と。いやらしい水音が響く。

 透明度の高い海水に半ばまで浸かった衣裳は、未発達なままの体にぴたりと張り付いていた。
 おとなしくしていた他の和邇達が、また我先にと争い始める。低い唸り声の合唱が巻き起こった。むずかる子供でも見るように、白い少女は仕方なそうに苦笑する。

「あれー、良いの? 嫌いになっちゃうよ。私は私の好きな子としか、遊んであげないよ? 喧嘩はダメ。心配しなくても、ちゃんと、みんなと遊んであげる。だから、一列に並んで。ね?」

 遊んであげない。その一言に、絶対的な拘束力があった。
 白い少女が穏やかな微笑を向けると、和邇は意外な俊敏さで移動する。
「あはっ、情けないなぁ、もう」
 遠慮無く罵倒を謳って、指定まで。
「横向きだよ、横向き。その方が、やり易いからね」

 隣の和邇の脇腹をつま先で蹴り、仰向けに転がるように促す。
 背中より柔らかい腹部に飛び移ると、腹部の下の方にあるスリットに、躊躇無く、慣れた手付きで指を捻じ込んだ。和邇の生殖器は、普段は体内に収納されており、交尾の時にのみ外へ露出する仕組みになっている。ずるりと勢い良く飛び出したヘミペニスは、子供の腕よりも大きい。喩えて言うなら、槍のよう。
「あはっ、元気だねぇ」
 うっとりと、白い少女はヘミペニスを抱えた。まじまじと視線を送り、ふぅ、と息を吹きかけたりして、軽く弄ぶ。
 陶器のようなツヤのある見た目と、硬いのに柔らかい不思議な、性器に特有の弾力。両手で支え、胸に押し付ける様に、何度も白ゴスのリボンに擦りながら刺激する。同時に、
「ん、挿れて良いよ」
 和邇の上に腹這いになった白い少女はスカートを捲り上げ、小振りな臀部を青空の下に晒した。下着を付けていない下半身は、少女の容姿の通りに幼い。露わになったか細い筋を、更に指で広げて和邇を誘う。しとどに濡れそぼった、食虫花にも似た粘膜。滴る透明なシロップは、期待の度合いを端的に示していた。ふわふわとした丸い尻尾も、ふりふりと楽しげに。

「ほら、私はいつでも準備出来てるよ。和邇さんのぶっといの、とろとろロリまんこに挿れたら、きっと気持ち良いと思うなぁ──あはっ、いきなり奥までずぶって…」

 最初に相手をされていた和邇の巨体が、小さな体に覆い被さった。自分の何倍もの大きさのある生物の性器を受け入れ、嬌声をあげる。巨体に見合った巨大な性器は、今、白い少女が両手で支えているものと同じ程度の大きさのものだ。蜜壺をマドラーで掻き回すにしては、あまりにもサイズが違う。
 当然の結果として、滑らかな腹部は歪に膨れ上がり、和邇の生殖器の形がくっきりと浮かび上がっていた。しかし苦にする様子は微塵も見せず、白い少女は余裕たっぷりに微笑む。

「挿れただけで射精しそうなんでしょ? きつきつだもんねぇ。いっぱい、締め付けてるもんねぇ。和邇なのに、うさぎフェチでロリコンなんて、救いようが無いなぁ、もう。その上、こんな風に言われてるのに、おちんぽ動かすのやめないし、悔しかったら和邇さんの大きい和邇ペニスで、私が泣いちゃうくらいに愉しませてみたら?」

 その優しげな罵倒さえ、和邇の方は聞いているかどうかは分からなかった。背中を弓のようにしならせ、だらしなく大口を開いて、和邇は空に向け、掠れた鳴き声で吼える。
 自分より何倍も体の小さな小動物を相手に、和邇は必死になってグラインドを繰り返す。体格差に物を言わせ、何度も何度も奥の奥の方を揉み解すように叩き付けた。兎の方はと言えば、しっかりと咥え込んだ剛直を締め付けたまま、力強い前後動作に肉の襞を引きずり出されるような感触に、体温が上がっていくのを感じている。結合部から滲み出す透明の蜜は、次第に濁りの混じったじっとりと粘っこいものに変わり、内ももを伝い落ちていった。

「こっちの和邇さんも、膨らみかけの胸で擦られて気持ち良いって、和邇ペニスが正直に言ってるよ? 私が体を動かす度に、ぴくぴくしてるもの。誰が見ても簡単に分かっちゃう」
 前後動作を繰り返す内、ボタンが引っ掛かってドレスの胸元がはだける。
 やはり未発達なその肌は抜けるように白く、乳輪も淡い桜色。
「知ってるかな? 小さい女の子がこうやって一生懸命に、膨らみかけの胸で大きいおちんぽさんにご奉仕するのを、ナイズリ、って言うんだよ? ロリコンは大体、変態で早漏だから、これをされるとすぐ射精しちゃうの。あ、無いって言っても、ちゃんとぷにぷにしてるのは分かるよね?」
 だから、と囁いて、ヘミペニスに頬をぴとりと付けた。

「──もう射精しても良いよ? 和邇さん」

 瞬間、蛇口を壊したように、とめどなく和邇の精液が噴き出した。宙を舞った粘性のそれは、粘性の雨になって白い少女に降り注ぐ。白い髪にも白い肌にも白い衣裳にも。純白を滴る、黄ばんだ汚濁。最悪に生臭い液体。
「あーあ、許してあげた途端に射精しちゃったね」
 クスクスと、からかうような微笑を浮かべる白い少女。
 頬を拭い、指先に乗った精液を、舌で舐め取る。
「ふふ、相変わらずなんかよく分かんない味」
 呟いて、二口目を口に運ぶ。そしてふと「あれ、」と声をあげた。目線を上の方に向けると、和邇の頤が見える。柔らかい皮膚が、ぷくぷくと痙攣していた。
「ごめんね、気にしてなかった。うさぎのロリまんこ、気持ち良かった?」
 子宮口に突き刺さったヘミペニスの槍のような先端からも、同じように大量の精液が噴き出している。
 快楽に従う和邇に、白い少女はじとっとした呆れ気味の視線を向けた。

「まあ良いや、次はがんばってね。それにしても、脈打ってるのが伝わってくるよ。うん、良いよ。そのままたくさん私の中に精液注いでね。今日一番乗りの精液。あれー? 勢いが弱くなってるよ? どぴゅどぴゅ、とか言ってあげよっか? そうしたら、もっとたくさん射精出来る? ぴゅっぴゅっ、ぴゅ~。……もう全部?」

 迸った精液が膣内を満たす。けれど密着していなかったせいで溢れた精液が、ふとももを伝い落ちる。和邇がヘミペニスを引き抜くと、更にばちゃりと浜辺に滴った。
 引き抜かれる瞬間のずるりとした感触。一瞬、切なくも物足りなさそうな表情を浮かべた白い少女は、すぐに笑顔に戻った。

「次は貴方と、貴方も。じゃあどうしよっかな、…うんっ、仰向け」

 ぴょんと軽やかに飛び移る。
「ふ~ん、私が他の和邇さんの精液を浴びるの見て興奮しちゃったの? もう固くなったのが飛び出してる」
 和邇の体に横向きに腰掛ける動作の中で、白い少女は二本目を膣に導いた。
 ぬぷりと音を立てて呑み込まれる別の雄の半身を、順番待ちの和邇達は羨ましそうに見つめる。和邇達は、白い少女の、言うなれば、まな板ショーとでも呼べる光景に夢中だった。
「こっちの貴方は~、足でしてあげるっ」
 足を伸ばし、真横に並んだ隣の和邇の、同じく露出済みのヘミペニスを器用に捕まえる。
「どっちが先に射精しちゃうのかな~?」
 楽しげに呟いて、腰掛けている和邇の腹を手で撫でる。
「動かないであげるから、我慢だよ? 分かった?」
 そう言い聞かせ、今度は足元を見下ろした。
 足裏であやすように、上下へ優しくねっとりと撫で回す。

「貴方もまさか、足で軽く撫でられただけで射精したりしないよね? 言っておくけど、おまんこでセックスしてる子より先にイッたら、すっごい情けないよ?」

 口元に嗜虐的な笑みを浮かべ、両方の足の裏で強く挟み込む。
 もちろん、敏感な箇所も全てお見通し。
「うふふっ、こうやってグチュグチュされるのが気持ち良いのっ?」
 座った体勢を少し直す。細い腰を、円を描くようにうねらせたのだ。

「ほら、もっと奥まで。ぐぐぐ~っと押し込んで、ぐりぐり~って、抉じ開けて。…えー? 別に、動かないって言ったのはパンパン騎乗位しないって意味であって、子宮口で亀頭をフェラしないとは、言ってないから」

 あ、そうだ。と、思い付いた風に、悪戯っぽく微笑んだ。
「ふふふ~、手コキも追加だよ~」
 白い少女は自分のお腹をさする。それは、腹にボコリと浮き出たヘミペニスを擦るという事であった。
 手コキと言うよりは、優しく撫でる、焦らす手付き。

 甘美な責め苦は、長くは続かなかった。
 たとえ激しく動かずとも、きゅうきゅうと締め付け絞り上げる膣壁と、生き物のようにヘミペニスの先端を食む子宮口の生む快感に、とうとう果ててしまう。名器、そう表現するにしても、白い少女のソコは尋常な生き物の器官ではなかった。
「あはっ、どくどく注がれちゃってるっ。あったかぁい、もっと、もっと注いでぇっ」
 激しい噴射。再び、夥しい量の精液。
 上擦った声で、白い少女は歓声をあげた。のみならず、椅子にしている和邇に、喜んで腰を押し付けた。今度こそ、大量の精液が残らず小さな子宮に注入される。
 ぽこりと膨らんだ腹を抱え、クスクスと抑え切れない微笑を零す。
「和邇さんはすごいねぇ、これで持久力があれば、もっと良いんだけど。まあ、そこは数でカバーよね」

 さて、それじゃあ。
 世にも楽しげに、無邪気に微笑む。
「ちゃんと言い付けを守れた貴方には、ご褒美。少しだけ丁寧に遊んであげる」

 和邇の腹の上に片足でバランス良く立った白い少女のふとももを、溢れ出した精液が伝う。白い髪も白ゴスのドレスも、白濁に汚れていた。それでも、白い少女の純白に変化は無い。むしろ、白の純度の違いにより、白い少女の白さは尚、際立つ結果になっていた。

 白い少女は引き続き、足の裏での行為を続けていた。
 素足で、丹念に。足の指で器用につねりあげたりと、色々な刺激を切り替えながら。器用どころか、確実に慣れている。
「…んー」
 不思議がるように、空いている方の手を口元に添える。
「どうしようもないマゾちんぽさんね。もう射精したくなってる。足でされて、嬉しい?」
 肯定も否定も無いが、反応だけでも一目瞭然、いや、質問する前から分かり切っている。
 そっかぁ。呟くと共に、にこりと微笑。

「……こうしてあげる。…ふふっ♪」

 思いっ切り、踵を振り下ろした。
 とは言っても、仮に全体重を掛けたところで、矮躯の重さは和邇にしてみれば羽毛よりも軽い。しかし、普段は体内に収納されている部位は、繊細だった。和邇の巨体が、高圧の電流でも流れたように大きく跳ね上がる。
「そうだよねぇ、弱い部分なのにねぇ。和邇さんは、そこを足で弄ばれて、感じてるの」
 全くバランスを崩さずに、和邇の上の白い少女。
 嗜虐的な言葉だったが、そこにはむしろ、愛おしむような優しさがあった。
「ロリコンでマゾの変態だって事、自覚しようね? そうすれば、もっと気持ち良くなれるから」
 爆発寸前に張り詰めた剛直。ぎちぎちぎち、と足の指が尖った穂先に食い込み、急所は声も無いまま苦しそうに悲鳴を上げる。
「ふふ、びくんびくん跳ね回っちゃってる。情けない和邇さん」
 やがて、足指の隙間からだらしなく溢れ出す白濁液。
 クスクスと微笑を零す白い少女。
「ほら、やっぱり射精しちゃった。ぴゅるぴゅるって精液吐き出しながら、まだピクピク動いている」
 べとべとになった白い素足の裏。

 白ゴスの衣裳のはだけた、華奢な肩。水に透ける白い肌。
 純真可憐。そう形容せざるを得ない純白。

 白濁に彩られた白い少女を、次は自分の番だとギラついた眼が取り囲む。何処を見ても、和邇、和邇、和邇。オスの本能を一身に受けて、全身を隈なく視姦されて、白い少女の口からは自然と、クスクスと微笑が零れる。世にも楽しげな少女の、退廃的で嫣然とした微笑が。

「今日も、まだまだ楽しめそうね」
 からかうような笑みを浮かべて、白い少女は次の和邇に跳び移った。




「……ぁ、……ぁ、…ぁぅ、お腹の中、たぽたぽだよぉ。ふふ、こんなに膨らんじゃったぁ」

 各所に鮮血の滲む柔肌を晒し、無惨に引き裂かれ赤斑に飾られた白ゴスの衣裳を身に纏い、白い少女は心の底から“嬉しそうに”笑っていた。
 背徳的な姿だった。幼い肢体の腹部が臨月の妊婦のように膨らみ、そればかりか、全身の内で白濁に汚れていない箇所は無かった。頬を伝い落ちる精液を、白い少女は、それがコンデンスミルクであるかのように舌で拭い取る。

 砂浜ではなく、エメラルドグリーンにも近い、碧い海上にて。

 沖に出ると、待っていたのは恐ろしい怪魚。鱶とも呼ばれる種類の和邇。岩礁がそのまま動いているような無骨で逞しい和邇とはまた違い、速く泳ぐために流線形に進化した体躯は、機能美さえ感じられる。だが、獰猛な性質に違いは無かった。
「あはっ、フカさんの背鰭、きもちいい」
 フカの巨体に跨った白い少女は、ドロドロと溢れ出す蜜と精液を潤滑油にして、秘裂を背鰭に上下に擦れ付けていた。スカートの中に手を差し入れ、自分で秘所を刺激して、陶酔した表情で微笑む。
「ねぇねぇ見て見て、こんなになっちゃった。あは、こんなの挿れたら絶対きもち良いよねぇ。大丈夫、すぐにさせてあげるからね」
 シェルピンクの唇から紡がれる言葉は、甘々として軽いホイップクリームにも似て。

「…………ふみっ?」

 ふと、白い少女は視線を下げた。
 膝から先が千切れて、無惨な断面が露わになっていた。霧のように、一気に噴き出した血液が海中に広がっていた。瑞々しい果汁のように、致命的な量の血液がとめどなく溢れている。フカの一匹が、噛み千切ったのだ。ばしゃあっ、と海面を叩く、沛然とした血の雨。
 その断面は、錆びた鋸を力任せに繰り返し押し立てて、血管と繊維と神経をズタズタにしながらも切り落とす事が出来ず、結局は万力よりも強い力で締め上げ圧搾したが如く、惨たらしい。

「あはははははっ」
 パシャンと水に沈みながら、笑い過ぎてお腹が痛い、とでも言い出しかねないくらいに白い少女は大きな笑い声をあげる。
「もうっ、がっつき過ぎ」
 呼吸を整えると、何事も無かった風に、軽くたしなめる。
「順番って言ってるのに。ほらほら、並んで並んで」
 体から力を抜いて、ぷかぷかと波に浮かながら、そんな事を言う。別に溺れたりはしなかった。普通に泳げるし、空も飛べる。何だったら、此の地から彼の地まで、空間を跳び超えて一歩で渡る事も容易だった。要するに、白い少女が和邇をからかうのは、ただそうしたいから以上の意味、もとい、気分屋の彼女にとっては、それ未満の理由が無い。純粋な好意の顕れで、少しだけ歪んだ愛情表現。
 すぐ近くにすり寄って来たフカの鼻先を、白い少女は手で撫でて、手で撫でるだけで、捕まえた。
「ねぇねぇフカさん、キス、…しよ?」
 見た目相応の幼い子供のような無垢を匂わせ、ほんのりと上気した頬で言う。
 健気な愛情を注ぐように、白い少女はフカに口付ける。キスは、魚類の血の臭いと塩気の混じった味だったろう。それでも、白い少女は柔らかな微笑、小さな花の咲くような笑みを浮かべた。
「あのね……」
 ──大好きだよ。
 と、たった一言だけの言葉に口籠ってしまう。
 そればかりか、みるみる内に頬の赤みが増して、耳まで真っ赤になってしまって。
「……ふわぁっ……。あ、…んもう、」
 正面のフカと間近で顔を合わせたまま固まった白い少女に、背後から別のフカが襲いかかった。完全な不意打ちに、白い少女も思わず声をあげた。
 フカの、訳語で言うところの交尾器、クラスパーが、遠慮無く挿入される。メスの膣内へと精子を注ぎ込むためだけに鰭の変形したその器官は、別個の水中生物のように、白い少女の秘所を探り当てた。凹凸の無い表面はツルツルとして滑らかで、根本に向けて太くなっている。そして当然のように巨体に見合った大きさで。ぐねぐねと縦横無尽に動く交尾器は、既にひどく充血して赤く濡れそぼる両穴を蹂躙する。
 容赦の無い責めを受けて、白い少女の深紅の瞳の奥に、貪婪な妖しい光が灯った。
「ふふっ、あははっ。そんなに勢い良く突いちゃって、自信満々なの? 可愛いなぁ、もう。ダメだよ? 一番可愛いのは私なんだから。つぶらで切ない目をしないで」
 悪戯っぽく微笑んで、
「びくびくしてるね。ふふふ、気持ち良さそうな顔してる。もう射精しちゃうの? まだちょっと擦っただけだよ?」
 優しく、甘く、囁く。
 場違いに穏やかな微笑だった。周囲ではフカの群れが旋回をしている。肩に顔を寄せた新たなフカにも、白い少女は優しげな笑みを見せる。

 かぷり、
 などとは絶対に表現出来ない類いの、水を含んだ布を一気に引き千切るような厭な音が鳴った。

「しがみついちゃって、ふふ、甘えんぼさん」
 鋭い歯は、相手を逃がさないよう柔肌に深く喰い込んでいた。小さな体は振り回されて、危うく海中に沈みかけながら。血液と精液に塗れながら。白い少女は楽しそうに微笑む。
「ちょっとちょっと、順番だよ? …んー、しょうがないなぁ。ひゃんっ」
 次々に入れ替わり、無茶苦茶に群がるフカが、可憐な少女に精子を捧げるべく、思うが侭に交尾器を伸ばし、その体に擦り付ける。軽く力を入れただけで折れそうな細い肢体に、交尾器が触手のように絡みついた。精を放出すると脱力し、息巻いた次のフカに場所を奪われてしまう、その繰り返し。
 饗宴だった。主宰者は、幼い肢体を饗する白い少女。飛びっきりのご馳走は、生肉とも果実とも付かない。
「ひゃっ、ぁぁ…、奥の方、ごりゅごりゅしてる♪」

 甘い歓声が響いては、波の音に掻き消されていく……



「みんなが頑張ってるから、私も、少し本気でフェラしてあげる。ふふ、私の喉ホールはすっごいよぉ?」
 ふと呟いて、躊躇いもせずに水の中に潜る。普段ならば、透明度の高い海。今は細かい水泡でほとんど塞がった視界の中、白い少女は的確にフカの交尾器を捕まえて口に咥えた。
「……んちゅっ、……んん、じゅりゅっ…」
 息を止めて吸い付いて、激しく舌を動かす。驚いたフカが逃げようとしても、離さない。大き過ぎる交尾器を喉の奥まで挿入しても、苦しそうな表情一つ見せずに。むしろフカの限界を感じ取って、笑みさえ見せる。ペースを少し調整すれば、張り詰めたモノが、一際大きく脈打って震えた。
 そして、白い少女は息継ぎしないまま、二本目に手を伸ばす。同じようにして、三本目…、四本目…
 流石に限界が来ると、ごぽっと空気の泡を吐き出してから、海上に浮いた。
「……ん、はぁ、記録更新、かな? にしても、しょっぱ。味とか分かんないし」
 軽いチアノーゼの青い顔。呼吸を繰り返しながら呟き、近くのフカを浮き輪の代わりにして凭れかかる。ともすればこのまま目を閉じて、うたた寝をしてしまいそうな心地良さの中、不意に頭にぶつかった感触に顔をあげた。
 体を捻って顔をこすり寄せるフカに、白い少女は目を丸くする。
「ん? 褒めてくれるの? …う~ん、なんか不思議な気分。嬉しいけど、んもう、生意気なんだから」
 もちろん、休憩する気など全然無くて。
 まだまだ終わりにする気も無かった。
「貴方達の好きなだけしてあげる。貴方達の好きな事してあげる。だから、おかしくなっちゃうまで滅茶苦茶にしてね?」


 フカは自分の存在を主張し刻み込むように、白濁を流し込む。──甘えるように噛み付いた、その傷口にも。
「あは、ほじられてるっ。あははっ、すごいすごいっ、うんっ、全身おまんこだね。これしゅごすぎ♪」
 鎖骨の下辺り、とめどなく血の流れる肉の割れ目を、交尾器の先端が抉った。苺ジャムでも零したような血糊が溢れる。骨の隙間を強引に縫って抉り、ぐずぐずになった肉の小径を掻き分けて進む異物の感触と、傷口の形がありありと分かる程の熱。それは、例えばただ刃物を差し込むのとは別の行為で、神経を焼く激痛よりも、体内で蠢く異物感の方が強かった。
「って、あわわ、耳齧ったのはどの子?」
 白い砂糖菓子のようだった兎の耳は、片方がいつの間にか失くなっていた。脇腹にも、肋骨の間を抉じ開けて、ぐりぐりと突き刺さる交尾器。凌辱という嵐の中心で翻弄される木の板も同然だった。あるいは、沸騰する白濁の スープで煮込まれているような。そんな喩えは、見たままの表現にも近い。

 つまりは、求愛行動。どの個体も、白い少女を自分の物にしようと、他の雄よりも優位に立つべく必死だった。
「えへへっ、ぢゅぷぢゅぷいっぱいだ~♪」
 乱暴に雄々しく求められ、白い少女は蕩けた表情になっていた。火照った体の熱は、骨の髄まで溶け落ちるかのようだ。為すが侭にはされずに、リズミカルに腰の動きを合わせて応える。穿たれる度にきゅっと膣をすぼませる事も忘れない。両腕を回してしがみつき、甘えながら積極的に腰を振って更なる責め苦をせがむ。精液を撹拌して、メレンゲでも作ろうとしているかのような有様。

 噛み痕と、それを押し拡げた傷口の、痛ましいはずの凌辱の痕跡。まともな部分はもう、小柄な体の何処にも残されていなかった。ただ引き裂かれていただけのドレスは見る影の無い残骸と化して、海水に浸した程度では拭えない夥しい白濁と血とで、べったりと汚れている。もはや、その布地と、白い少女の皮膚との判別も付かない程に。

 体は少し“量が減って”小さくなっていた。

 体勢を直すために、背鰭へと伸ばした手。何をどう勘違いしたのか、その手に、横合いからフカが噛み付く。
 ずるり、と。皮膚がずれた。トマトの湯剥きが上手くいった時と同じように、驚く程いとも簡単に、皮が果肉から滑り、剥がれる。
 痛みより先に、涼しさを感じた。起こった事を体が理解するのにも時間が掛かったかのごとく、少し遅れて、小さな赤い水滴がぽつぽつと浮かび、程無くしてそれは、川へ、滝へと変わった。
「あは…♪」
 にこりと、けれど何処か、ぞくりとさせる微笑。白い少女はおもむろに、中指の先を噛んだ。そのまま、まだ辛うじて張り付いている箇所もある汚れたシルクの手袋──肘の辺りから先の腕の皮膚を、口で咥えて“脱ぎ捨てる”。べちっ、と弾力のある抵抗を残して、皮膚は完全に剥がれた。それを適当に、離れた位置に放り飛ばす。丁度、幼い子供が池の鯉にパンの耳でも与えるような調子で。
「ねぇ、フカさん。私の体、美味しい? ……そう、良かった。あまぁいんだよね。何味かな? イチゴ味かな?」
 自分の体の一部だったものに肉食の魔物が群がって、ばしゃばしゃと勢い良く跳ねる海面を、何か微笑ましいものでも見るような目で眺めていた。

 端的に言って、共喰いの死闘に分類されるだろう光景を。

 無数の和邇に、少女は一人。白い少女に本気で止める気が無い以上、順番争いも起きるし、自然と血の気も多くなる。命懸けなのは、和邇と少女の果たしてどちらなのか。「順番よ?」と半笑いで囁きながら、喧嘩の見物も悪くないと、楽しんでいた。いや、度を超してひどくなるようであれば制止する良心くらいはあるはずだが。
「おめでとう~っ。がんばったねぇ。ご褒美、あげるよ~」
 ぎゅっと、フカの一匹の体に抱き付いた。四肢の欠損もさして気にせずに、間にいたフカの列も問題とせずに、当たり前のように何も無い虚空から降って来て、とすんと軽い音で体重を預けたのだ。
「じゃあ、ちょっと見せてね、うっわぁ、痛そう」
 白い少女は素直に心配そうに、胴体に刻まれた深い裂傷に視線を落とす。自分の事は棚に上げているし、元はと言えば自分がけしかけた、という意識は特に無いようだった。
「舐めてあげるね」
 そう言って、傷口に舌を這わせる。これなら、死闘の末の怪我も勲章だろうか。彼はシルクの手袋を胃袋の中に納めた勝者だった。白い少女は称賛に近い視線を注ぎ、唾液を塗り込むようにして、今まさに治癒しつつある傷を舐め続ける。程無くして痛ましい傷が塞がったのを確認すると、満足そうに顔を上げた。
 そして、期待した表情で囁く。
「はい、できた。ほらほら、好きにして良いよ♪」
 次の瞬間には、白い少女の体は海中に引き沈められていた。
 ぷくぷくと浮き上がる気泡は、ひとりでに割れる前から揺れる波間に消えていく。少女の声もまた、海に呑まれているかのようだった。
「……ふふ、しあわせぇ」
 フカの配慮でもなければ白い少女の意図でもなく、恐らくはただ偶然に空気に触れて、とろりと蜜のように甘い、そんな呟きが漏れた。
 くてんと緩んだ表情には、苦しみも偽りも無い。ただ、言葉の内容の通りの幸せそうな感情が、白い少女の心を満たしていた。

「…………うん、私も大好き」

 目を閉じ、顔を寄せて、ぴたりと額を押し当てて、胸の内に仕舞った感情を、宝物のように取り出す。

「みんなみんな、私の大切なおもちゃ」

 一回言うと、堰を破って言葉が溢れ出した。

「だいすきっ、だいすきだよっ。貴方達のお嫁さんになっても良いよ? ううん、私がなりたいの。してくれる? ……あははっ、嬉しい。じゃあ、ね。お願いがあるの。私の大好きなフカさんの赤ちゃんの素、たくさんちょうだい♪」

 とろけた瞳に、淡い媚びを含んで。
 あどけない顔に、心の底からの無邪気な笑顔を浮かべて。

「かけてぇ、もっといっぱいかけてぇ。フカしゃんのあったかいどろどろで、いっぱいにして~♪」

 それが合図だった。
 一斉に海面が波打ち、近い現象を挙げるならバブルネットフィーディングのような壮大さで、集まったフカが海上の白い少女へ向けて、次々に精液を放出した。白い少女はフカの上に跨ったまま上体を逸らせて、降り注ぐ白く濁った液体を、慈雨のように受け止める。
 快晴の碧い海に局地的に降った雨はしばらく止む事もなく、白い少女はやがて白濁の海に沈んでいった。



 それから、また。本土の岬から離島の海岸へと渡った白い少女は、晴れやかな笑顔で振り返る。
 ふわりと広がった白ゴスのスカートは、フリルの一枚一枚まで元通りに。両足を揃え両手でスカートの端を摘み上げ優雅に礼をして、きょとんと小首を傾げた。

「みんな何処へ行くのかな? 今から往復するよ?」


 白てゐ流行りませんかね? 睫毛とかの細部まで徹底的に真っ白だとポイント高いんですが。白も銀髪とか水色みたいな色じゃなくて、R:255 G:255 B:255の純白で。

 地の文でてゐ表記を避けて“白い少女”としてあるのは、てゐがてゐを名乗るのはわりと最近の事かなーと思ってるから。この頃のてゐは、イナバノシロウサギノヒメとかそんな感じの神格なのです。当たり前ですけど、実在の白兎神とは一切の関係もございませんので。って言うか、古事記の文脈で土俗信仰の土着神を読み解ける訳が無いのですよ?
フカが孵化する
コメント




1.性欲を持て余す程度の能力削除
ハードな描写ええぞ!