真・東方夜伽話

空き教室で

2015/03/03 22:38:51
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空き教室で

しずおか

研究室に泊まってばかりの蓮子に、メリーが「溜まってるんでしょ?」と悪魔の囁きをする。そのまま二人は空き教室へと向かい……

「溜まってるんでしょ?」

 メリーが蓮子の耳元で囁いた。それは蓮子にとってまるで悪魔の囁きのようだった。ぞわぞわと悪寒が走り、思わず身体を震わせてしまう。
 五限も終わり、外はすっかり暗くなっている。講義室も照明を付けなければかなり薄暗い。
 蓮子はメリーに手を引っ張られ、講義の行われていない空き教室にやって来た。薄暗い講義室に入り、ドアを閉めると、廊下から漏れていた光が遮られ、辺りは薄闇に包まれた。
「いつから下宿に戻ってないの?」
「いや、戻ってはいるんだけど、寝るのは全部研究室で……」
 蓮子はここ一週間、研究室に缶詰の状態で研究に没頭していた。
 食事は大学のレストランで済ませ、シャワーは運動部が主に使うシャワー室を使い、着替えを洗濯するときだけ下宿に戻っていた。
 そんなわけで、最近の蓮子はずっと自分の布団に入っていないのだ。
 そのことをメリーに話すと、彼女は「ふうん」と不敵な笑みを浮かべた。そしてカフェを出ると蓮子の手を取り、講義棟の方へ引っ張っていった。

 そして現在に至る。

 メリーが言った「溜まってる」という言葉の意味を、蓮子は一瞬理解できなかった。洗濯物の話かという思考が頭を掠めたが、すぐに違う意味だと気付いた。
「な、何言ってるのメリー」
 確かに二人は同じ布団で寝たりするし、その布団の中であれやこれやしたりする。

 でもそれとこれとは話が違う。

 蓮子の手を引き、どんどんと進んでいくメリー。講義室の一番後ろまで来たところで足を止めた。
 表情は辛うじて見えるが、顔色までは分からない。そんな微妙な薄暗さだ。メリーに身体を寄せられ、蓮子はどんどん壁の方へ後退していく。
 メリーに追いつめられている。そう考えると恐怖の中にどこか期待している自分がいることに蓮子は気が付く。
 背中が完全に壁に密着したところでメリーは顔を近付け、下から覗き込むようにして言った。
「今日も研究室に泊まるの?」
「そのつもりだけど」
「私が発散させてあげるわよ」
「発散って、えっ、ここで?」
 午後六時を過ぎた講義室にはもちろん人などいない。そして次の講義なども存在しないから、基本的に人は来ないはずである。
 しかし、見回りの警備員や用務員の人が現れる可能性はゼロではない。

 講義が終わった暗い講義室に、女が二人。もし見つかれば、言い訳できない状況だ。

「だって、研究室じゃできないでしょ?」
「だからって、こんなとこで」
 メリーは壁に手をついて顔を寄せる。蓮子の股に自分の足を無理やり押し込み、乱暴な刺激を与える。
 メリーの得意げな顔がすぐ目の前にある。一体何をされるんだ。
「こんな時間に誰も来ないわよ」
「で、でもぉ……」
「黙りなさい。口を閉じて」
 強い口調に思わずドキッとしてしまう。きっと自分にはMな気質があるのだと蓮子は思った。
 蓮子の心臓はまるで全身を揺らすように大きく動いていた。ドクンドクンという音が頭に響き、思考する力を奪っていく。
「んっ……」
 突然唇が重ねられ、思わず声を出してしまう。初めはとてもゆっくり、柔らかい感触を確かめるようなキスだった。キスの間にも、割り込まれた足からの荒い刺激は続いていた。
「んぅ、はっ、れんこ……」
 一度唇を離したメリーは蓮子の両手を握り、指を絡める。そのまま蓮子の手を壁に押し付け、再びキスを続けた。
 壁が床なら、ちょうど押し倒されているような姿勢だ。メリーのより強引な姿勢に、蓮子も興奮していく。
「んんっ、ちゅ、ちゅぱ、め、やぁあん、め、りー」
 蓮子の唇をこじ開けてメリーの舌が侵入していく。唇の裏側や舌の裏を舐められると声を出してしまう。
 繋いでいた右手を離すとメリーは蓮子のシャツのボタンを一つずつ外し始めた。
「ひゃ、な、なにして、んんっ、んっ、んあぁっ」
 メリーは有無を言わせず唇を奪い、舌を挿入し、蓮子の口腔内を犯していく。逃げ場のない蓮子はただただメリーの舌と唾液を享受することしかできない。
 器用にボタンを外したメリーは、蓮子の背中に手を回し、ブラのホックを外してしまう。

 だめ、それ以上は……。

 そんな蓮子の思いに反してメリーはブラの下へと手を滑り込ませた。柔らかい感触を楽しむように、手のひらで円を描きながらゆっくりと愛撫する。口、胸、股という三か所への刺激に、蓮子は抗うこともできずに気持ちを高ぶらせていく。
「あんまり声出したら誰か来ちゃうわよ?」
 愛撫を続けながら蓮子の耳元で囁く。その声ですら蓮子はビクリと敏感に反応し、身体を跳ねさせる。
 大きな講義室に物音は存在しない。蓮子とメリーの舌が絡む音、そして布のこすれる音だけが二人の耳には届いていた。蓮子は、自分の声が広い講義室中に響いているかのような錯覚に陥っていた。
 蓮子の手を押さえつけていたメリーの手が離れる。その手は足で乱暴な刺激を与えていた下半身へと移動していく。

 いやっ、そこはだめっ!

「んっ、ひぃっ、ら、らめ、そこっ、はっ、あああっ」
 メリーの細い指がスカートの下へ潜りこみ、蓮子の大切な所を下着越しにこすり始めた。口や胸への刺激とはレベルが違う、大きな刺激に蓮子は襲われる。

 今誰かが講義室に入って来たら、言い訳できない。

 誰か入ってくるかもしれない。そう考える度にメリーから与えられる快感が増していくような感覚がある。
「下着が湿ってるわよ、蓮子」
「っ! ば、ばかっ、言わないでっ!」
「気持ちいいんでしょう?」
 耳元で囁いたメリーはそのまま耳たぶを口に含んだ。肩をビクンと跳ねあげ、蓮子は甘い声を上げる。
「みみ、だめっ、弱いのっ」
「知ってるわよ。こうやって囁かれると感じちゃうんでしょ?」
「んひゃぁ、ああっ、んんっ、だめ、ひぅう」
 耳たぶ、胸、そして秘所という三か所への刺激。どれも大きすぎる刺激で、蓮子は感度をどんどん強めていく。快感が身体に溜まっていき、力が入らなくなった足が震え始めた。

 気持ちよすぎて、どうにかなっちゃいそう……。

 もはや抵抗する力は蓮子に残っていなかった。メリーに与えられる快感を甘受し、よがるだけのいやらしい存在。メリーも蓮子が抵抗できないことが分かり、いよいよ本格的に蓮子をよがらせる。
 下着越しだった秘所への愛撫。その愛撫をしていた手を、下着の中へと侵入させた。すでに十分に濡れていた秘所は、簡単にメリーの指を飲み込んでしまいそうなくらいぐちょぐちょだ。
「蓮子のここ、熱くてぐちゃぐちゃで、いやらしい」
「ああぁっ! んっ、ひゃ、ふああぁ、だめぇ、そんなっ」
「だめとか言ってほんとはしてほしいんでしょ?」
 ぬるりとメリーが秘部に指を挿入した。愛液で濡れた秘部は抵抗なくそれを受け入れた。

 メリーのが、私の中に……入ってる……。

 最も敏感で大事な場所に。

 くちゅくちゅと艶めかしい水音が辺りに響く。快感のあまり腰がガクガクと震え、蓮子は壁にもたれかかるようにしてようやく立っていられる状態だった。
「こんなところでこんな風にされて感じるなんて蓮子は変態ね」
「んっ、ああっ、だってぇ、ひう、ううん、めりー、がっ」
「抵抗していたのは最初でしかも口だけ。ほんとは嬉しかったんでしょ?」
 もはや蓮子は返事すらできないでいた。下半身から次々と快感が押し寄せ、脳を、身体全体を支配していく。
「あああっ、だめ、もう、んんっ、ひゃああぁっ」
 蓮子の嬌声は次第に音量が大きくなってきた。そこでメリーは耳と胸への刺激を一旦止める。少し余裕ができた蓮子は、ようやくメリーの顔を見ることができた。
「はあ、んっ、めりー……?」
 メリーは蓮子の下着を下ろし、蓮子の足元にしゃがみ込み、無理やり足を広げさせた。そしてスカートの中に頭を突っ込む。
「ひゃあぁ、な、なにしてるのよっ」
 スカートの中に入ったメリーは舌を使って蓮子の秘所をいじる。指で秘所を広げながら中へ舌を挿入すると、ビクビクと蓮子の身体が波打つ。愛液はどんどん溢れ、メリーの顔を汚していく。
「だめぇ、そんな、したらっ、んんっ、いひゃああっ」
 蓮子はこれまでよりもさらに大きな声を上げる。しかしスカートの中にいるメリーにはそこまで大きな声には聞こえない。
「も、だ、めっ、んひいぃ、だめぇ」
 頭の中は気持ちいいことだけ。視界は真っ白で、舌はだらしなく口から出ている。もはや立っていられないほどだった。
「んあっ!?」
 先ほどまでとは違う、大きな刺激。それは、女性の身体で最も敏感な部分への刺激だった。
「んんああっ、そこっ、ひゃああぁっ」
 メリーは蓮子の突起を口に含み、舌で転がしたり舌先でつついたりして刺激していた。加えて中には指を挿入し、内壁をいじくっている。
 二重の刺激に蓮子は快感の海に包まれ、甘い声を出し続ける。
「もう、いっちゃう、いくっ、ひゃ、ああっ」
 メリーはこれが最後とばかりに、突起を口に含んで強く吸い上げた。直後、中に挿入していた指に圧迫感を覚えた。
「んああああああっ、ああああぁ! ああああっ」
 蓮子が大きく身体を波打たせた。足がひきつり、太ももでメリーの頭を強く挟みこんだ。一気に弾けた快感の波が全身を襲い、脳まで侵食され、頭が真っ白になった。
 ガクガクと足が震え、力が入らなくなり、蓮子の身体はズルズルと床へと崩れていった。その後も快感は身体を支配し、時おり思い出したように腰がビクンと跳ねた。唇の端からはだらしなくよだれが垂れている。
 もはやメリーを見上げる気力すらなかった。メリーはスカートの中から抜け出し、快感に酔いしれる蓮子を恍惚の表情で眺めていた。
「派手にいったわね蓮子」
「はぁ、はあ、んっ」
「普段授業を受けている講義室で、誰かが来るかもしれない状況で」
「うぅ、メリーのばかぁ……」
 その言葉にメリーは不敵な笑みを返すだけだった。
「でも、気持ちよかったんでしょう?」
 未だ立てないでいる蓮子の耳元で囁いた。蓮子は顔を赤くして俯いた。
「私でよければいつでも相手してあげるわよ」
 愉快そうにメリーは言った。
「こ、今度は私の下宿でしてほしいわ」
「嫌よ。大学内でやるから面白いんじゃない」
「え?」
「大学内じゃないなら私付き合ってあげないから。一人でしてね」
「そ、そんなぁ」
「次の週末はちゃんと下宿で寝なさい」




 それからしばらく、二人の間で大学内での行為がブームになった。誘うのはいつもメリーだが、蓮子も満更でもない様子で、メリーの誘いを待っていた。「今週も研究室に泊まった」と嘘をついて。
9作目です。しずおかです。
平田さん、誕生日おめでとうございます(一日遅れ)
ストーリーもないただえっちなことするだけの秘封でした。でも空き教室でえっちは興奮するよね
ツイッター→https://twitter.com/Shizuoka_th
しずおか
コメント




1.ayamilk削除
凄く良かった…蓮メリ好きで良かったと激しく思ったわ…
しずおかさんの作品は大好物です
2.平田凡斎削除
アイデアを拾っていただいてありがとうございます!素晴らしい蓮メリでした!