真・東方夜伽話

少女たちの触手殲滅録

2014/08/08 22:06:18
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少女たちの触手殲滅録

龍鱗

今回はもう既にタイトルでオチが付いている罠。
相変わらずのキャラが誰てめえ!(お約束)

以下本編

「はっ…はっ…はぁっ!」

一人の少女が迷宮を走る、普段運動しなかった
結果が今の息切れなら過去の己を呪わずにいられない。

「まだ、こっちに…来てる…?」

背後を振り返ると、未だに蠢く触手が少女を追いかけていた。

「こ、来ないで…!」

苦し紛れの特大弾幕をお見舞いすると僅かばかりの静止をしたが、
焼け石に水もいいところですぐに活動を再開した。

「は、はぁ、なんで、こんな、気持ち、悪い…。」

曲がり角を過ぎても追跡が止むことはない。

「逃げないと、彼奴等がすることなんてわかりきってる…。」

ただひたすら逃げるために走る、しかし少女は気がつかない。
捕食者は、獲物を追い詰めるときに無意味な行動をしないことを。

「!?そ、そんな、行き止まり…!?」

少女にとっての絶望が目の前にあった、
蠢く肉の壁から床から、あらゆる肉片が少女を拘束した。

「い、嫌…離して…!」

身動きを取ろうにも足を取られて腕にも絡まり、
胴にすらも絡まり始め完全に肉壁の中に
取り込まれる等な格好をさせられた。

「こ、この壁、まさか生きてるの…!?」

更に追い打ちを掛けるように、追いかけてきた触手が
壁に拘束された少女を捉えた。

「や、やめて、来ないで、助けてぇぇぇ…!」

捕らえられた少女、【大妖精】は泣き叫んだが、
触手が取り囲む中、どれだけ叫んでも、助けは来なかった…。
獲物を捉えた触手は、服を剥いで、肢体にその触手を這わせた。





「でっやぁぁぁ!」

氷の翼を生やした少女、チルノが触手に斬りかかる、
あまりの威力に断末魔すら上げるまもなく絶命した。

「もう、どれだけ居るのよこいつら…!」

触手達が居ないことを確認するとチルノは
魔法陣を描いて中央に剣を突き刺した。

そして魔法陣が光るとその光は部屋を覆い尽くして、
先ほどまであった肉壁が消し飛んだ。

残ったのはチルノが持っていた剣と目をつぶったチルノだけ、

「はぁ、浄化完了、次の部屋に行こう…。」

「えっと、霊夢から貰ったこの御札を此処に貼り付けるんだよね…?」

霊夢から知った簡単な浄化方法で、部屋を少しづつ
浄化しながら探索をするチルノ。

「んーでもこの剣拾ってから全然疲れないや、なんでだろ?」

チルノが拾った剣はただの剣ではない、対触手の武器、
斬れば斬るほどに、その生命を所有者に還元する魔剣。
しかしチルノは細かいことを気にしないので、特に
気に留めないまま探索を進めた。

「うっへ、次の部屋すごいたくさん居る…近づきたくな…?」

一人呟き、違和感に気づく、あの触手達は、何をしている?

「・・たすけ、て、ち…る、の、ちゃ…。」

「…っ!!!」

触手達が蠢く中、漏れてきた聞き慣れた声、
できれば間違いであって欲しい、獲物を引き込む罠であって欲しい。

「ま、まさか…!」

剣を構えると、殺気に気がついた触手はチルノに狙いを定める。
そしてチルノにとって、見たくなかったものが見えてしまった…。

自らの親友に、得体のしれない触手の体液が注ぎ込まれて、
その全身を触手に絡み取られて、嬲られるように、陵辱している。

「あ…?ちる…?」

「…大ちゃん!」

親友を見つけたのもつかの間、獲物を逃がすまいと触手達は、
大妖精を肉壁の中に完全に埋め込んだ…。

「あ、いやぁ…たすけて、ちるのちゃん…。」

かすかな声で助けの声を出しながら、
虚しくも大妖精は肉壁の中に消えた…。

「あ!だ、大ちゃん!
この…お前らぁぁぁァァァ!!!」

気炎を上げて触手達に斬りかかるチルノ。
新しい獲物が来たとその異形をチルノに差し向ける、

「うぁぁぁぁぁ!」

怒りの咆哮を上げながら大振りに剣を振るう。
斬り裂いた触手から異臭のする液体が飛び散るが
気にも咎めずに目についた触手達を斬り裂いた。

どれだけ斬っても触手達は途切れることはない、
しかし、逆にチルノの動きは更に過激になる。

捕食者は焦り出した、獲物と思っていた妖精は
凄まじい気炎と勢いで自分たちを殲滅している。

だが、動きが緩んだ隙を付いて触手達が
チルノを拘束し始めた…。

「はぁぁぁぁぁ…!!」

【霊撃】

チルノを起点とした力の波動が
触手達を薙ぎ払った。

それでも動きが緩むこと無く、最終的に、
その部屋に蠢いていた触手を殲滅した。

触手達から溢れだした返り血のようなものを
全身に浴びながら佇むさまは、修羅を想像させた。

「…なんでだろ、あれだけ暴れたのに、
あたい全然疲れてない。」

異臭に頭の中が少しクラリと来たが、それ以外には、
全く体に異常をチルノ本人は感じなかった。

しかし自分に疑問を感じるまもなく、
チルノは部屋の浄化を始めた。

完全に浄化を終了させると、
蠢いていた肉壁から大妖精が吐出された。

「だ、大ちゃん、大ちゃん!」

数個持っている気付け薬をチルノは
口移して大妖精の身体に流し込んだ。

「ぇ…ぁ…チルノちゃん…。」

「大ちゃん、今は、寝ていて、ここはもう安全だから…。」

大妖精の身体が傷つかないように、優しく抱きしめる。

「ぁ、りがとう、チルノちゃん…私、ちょっと、疲れ…ちゃった…。」

今の大妖精にできる精一杯の笑顔だっただろう、
笑ったあとに、再び目をゆっくりと閉じた。

「…今は、おやすみ、大ちゃん。」

チルノは大妖精を荷物から取り出した服を着せて、
布で大妖精を寝かせると、ゆっくりと立ち上がる。
そして、霊夢から貰った浄化を維持する札を貼り付けると、
皮膚が破れんとするほどに手を握りしめた。

「許せない…!」

ゆらりと立ち上がり、返り血で赤黒く染まった服に
身を包みながら、燃え盛るような感情がチルノを占める。

「こんな迷宮、あたいが全部ぶっ壊してやる!!」

親友を傷つけた元凶を斃すために、
はっきりとした憎しみと怒りで、チルノは駈け出した。

氷の妖精の彼女は、今だけは業火を司っているように見えた。





肉塊が蠢く迷宮の中、一人の少女が触手に犯されていた。

「う、あぁ…もう、ゆるし、て、くださ、い…。」

息も絶え絶え、服は剥ぎ取られ、絡まる異形。
それぞれが絶え間なく少女を犯して心を溶かしていく。
裸となった身体に容赦なく触手が突き込まれる。

「おね、がいで、す…いっそ、らくに…して…。」

口だけが自由に動く、だが少女にとって、
それ以外が全て触手にとらわれてしまった。

「あ、あがぁぁ、また、はいってくる…そそがれてぇ…。」

人ならざる者からの何度目かもわからない射精。
終わることが無い陵辱に既に少女の心は限界間近だった。

(妹みたいに、心を閉ざしちゃえば、私も、楽になれるのかな…?)

開いた口からは養分が注ぎ込まれて死ぬこともできない。
何も考えられなくすれば、ただただ、快楽を受け入れられるのか?
突きこまれている、今の少女には、意識があるだけでも辛かった。

(もう、いいよね、こいし、お燐、お空…さよなら…。)

彼女は未来を諦め、現実から永遠に目を背けるために、
自らにあるもう一つの【サードアイ】それを閉じようとした時、
彼女とは違う別の少女が、彼女に希望をもたらした。

「うあぁぁぁぁぁあああああああああ!
その子を、離せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

触手達に向かって赤黒く染まった少女が斬りかかる。
その身に釣り合わない巨大な剣で触手達をなぎ払い、
断末魔すら気にも咎めずに切り伏せた。

「お前らだけは、絶対に許さない!
大ちゃんに酷いことしたお前らをあたいは絶対に許せない!」

激昂した彼女は触手生物たちを微塵に切り裂くと
拘束していた触手も、チルノの剣の餌食になった、
拘束が解けて体勢が崩れた少女を抱きとめる。

「あんた大丈夫!?気をしっかり持って!」

口の中に何かを口移しで飲まされた、恐らく気付け薬だろう。

「う、ぁ…あ、なた、は…?」

意識が戻り、虚ろな目で少女を見る。

「良かった、まだ、間に合うわね、気をしっかり持ってね!」

(この子、私を、助けてくれたの…?)

終わりの見えない陵辱から開放してくれた彼女、チルノが
開放された少女、さとりには最強のヒーローに見えた。





「あ、アリス、お願いだ、やめてくれ!」

「なんでよ、魔理沙、ご主人様と気持ちよくなりましょうよ…。」

魔理沙の目の前には、一糸纏わないアリスの身体、
周囲にはびこる触手を愛おしそうに全身で撫でる、
白濁液に濡れながらも、アリスは虚ろな目で笑っていた、
そのアリスが手を振りかざすと数本の異形が魔理沙に向かう。

(こうなったら【とっておき】を使うしか無い!
一発しか使えないからここのボスにとっておきたかったが…。)

恐らくアリスはあの異形に洗脳されている、
異形さえ倒せば、これ以上は侵食はされないだろう。

あとは連れ帰ってしまえばどうにでもなる。
幸い、幻想郷には最強の名医が居るのだから。

(だから、まだここで折れないでくれよ…私の心…!)

魔理沙は、アリスに会う以前に、【戦闘があった】。
辛勝は愚か、完敗に近い、己の心が潰された戦い。

(思い出すな!【あいつ】の仔は孕んでないはずだ!)

汗とは違うものが己から伝う感覚に心が折れそうになるが、
必死に己を奮い立たせて魔法具を構える。

「ねえ、魔理沙、一緒に、なりましょう…?」

「断るぜ、私は普通の人間なんだ、
だから普通にお前を助けて脱出させてもらう。」

少し前に持っていた着替えで、新調した服の
帽子を被り直して、アリスをまっすぐに見据える。

「心配しなくてもいいわよ、ご主人様はやさしいから…。」

魔理沙の話を全く耳に入れずにアリスは魔理沙を見る、
【ご主人様】を恨めしく見ながらも冷静に考える魔理沙。

(私には偶然拾った、こいつらが居る、それでも、
チャンスはたった一回なんだ、しくじるなよ、私…!)

アリスが異形を操るようにまりさに目掛けて仕向ける、
魔理沙はひたすら回避に専念して必殺の好機を待つ。

「おいおい、人形遣いが遣われてるか、冗談にしては笑えないぜ?」

「酷いわ魔理沙、私は操られてなんか居ないのに…。」

「そうだな、お前の大切な人形は何処に行ったんだ?」

「…?にんぎょう…?」

「忘れたのかよ、お前の一番の夢だろうが…。」

「夢…私の…ゆ、め…。」

「思いだせよ、アリス・マーガトロイド!
【上海】や【蓬莱】が、ここで泣いてるぞ!」

懐から取り出した最後の切り札1つ
アリスの大切な人形たちを引きずりだした。

「!!」

(瞳に光が戻った、今しかない!)

「アリス、悪いが少し眠ってもらうぞ!」

迷宮に落ちていたもので即席で作ったマジックアイテム。
愛用のものと比べて劣るがそれでも十分。

「レッサースパーク!」

迷宮に光が走った、光は異形を呑み込み、
人形遣いの糸を断ち切った。

(ああ、良かった、後は、アリスを連れ出せば、楽になれるよな…?)

気を失ったアリスを抱きとめると、魔理沙は残り少ない荷物を纏めて、
かならずあるであろう出口を目指して、脱出を目指した。





迷宮に迷い込んだ少女たち、数人が触手達の餌食になったが
3人の少女、古明地さとり、チルノ、霧雨魔理沙、この3人は諦めなかった。

少女たちはそれぞれ何らかの能力を持っていたが、
何故かこの迷宮では弱体化してしまった

脱出するためには協力は不可欠、そう思った3人は手を取り合う。

彼女達は迷宮を浄化して他の少女も救出すると、迷宮の主を討ち取った。
活躍で開放された少女たちには3人は英雄にすら思えただろう。
尤も、脱出をした時にはかなり精神が参っていたが…。

「ああ、終わったわね、流石に疲れたわ…早く着替えたい…。」

「お、終わったんだよな、私、もう、あんな事されないんだよな…?」

「魔理沙さん、あなたは…。」

「さとり、お願いだ、聞かないでくれ、思い、出させないで…!」

「…ま、魔理沙?どうしたのよ、なんだか震えてるよ?」

迷宮の主を倒して、残された被害者とともに脱出したのだが、
いつもの魔理沙を知るチルノは不安に思い、魔理沙を気遣って
側に寄ると、魔理沙は人前では決して見せない涙をチルノの前で晒した。
其れを察したさとりは目を背け、チルノは魔理沙を安心させるために抱きしめた。

「そ、そんな、まさか、魔理沙まで…なんでよ!?
魔理沙、なんで言ってくれなかったの!?
言ってくれたら、魔理沙を探索組に入れなかったのに…!」

「駄目なんだよ、私が頑張らなかったら、アリスが…!
だから、自分を奮い立たせてここまで来たけど、限界だ…。」

「ま、魔理沙、しっかりして、さとり、皆を運ばないと!」

「そうですね、急ぎましょう、他の方にも手を借りなくては。」

チルノが抱きとめる中、魔理沙は気を失った。

(あなたも犯されて、しまったんですね、魔理沙さん…。)

(寧ろ、立ち直れた私のほうが、異常ですよね…。)

彼女達の能力が戻る、心が読める古明地さとり。
さとりは理解する、チルノやさとりと再会する前に
魔理沙は触手によって身体を犯されてしまった。
口や秘裂、胸に、果てにはアヌスまでも。

自分に降り掛かった不幸が生ぬるく思えるほど
数度に渡り無理矢理の拘束、交尾、蹂躙、陵辱。
度重なる不幸に魔理沙の心はすっかりと弱ってしまった。

それからも、魔理沙が立ち直るまでにかなりの時を費やした。
永遠亭での治療室には一部を除いて面会謝絶だった。
迷宮で共に脱出した二人、チルノとさとりだけである。

心が弱り、迷宮での仲間以外に極端に拒絶反応を見せた。
親しい物に化けて触手生物として犯す、【ドッペルゲンガー】
今までライバルと見ていた霊夢にすら恐怖感情が生まれてしまったのだ。

不幸中の幸いといえば、触手の仔を孕まなかった事だろう、
これは永琳のお墨付きで仲間である二人は胸をなでおろした。

本来ならば滅多に地上に出ないさとりだったが、
今回の事態で賢者からある程度の信用をもらい、
迷宮を共に脱出した魔理沙やチルノが
気がかりで暫くの間地上に留まることになった。

「あ、アリスは、大丈夫か、私は助けられたのか…?」

「魔理沙…。」

「抱きしめてあげなさい、多分それが私達にできることです…。」

「…うん。」

怯えてしまう魔理沙に寄り添いチルノは抱きしめる、
震える身体は変わらないが、落ち着きはしたようだ。

「さとり、なんで、魔理沙もこんなになっちゃったの…?」

「…今、魔理沙さん以外にも、ここで苦しんでいる人達が居るでしょう?
その人達と、同じことを魔理沙さんはされてしまったんです。」

「いくらあたいでもそれぐらい知ってる、でも、なんで魔理沙たちなのよ…!」

あの迷宮が残した爪痕は酷いものだった。
魔理沙はまだ軽い方で、肉体そのものを
苗床へと教育されてしまった少女も居た。

その中には、チルノの友人である大妖精も居て、
魔理沙の知り合いである、アリスも、その毒牙にかかった。

最悪なことに二次被害も起きてしまい、
迷宮から逃れた触手生物が里の者を襲った。

永遠亭は既に治療患者で溢れかえり、
因幡達はかなりの労働を強いられてしまい
八意永琳は不死であることで動けることを皮肉げに笑った。
猫の手も借りたい蓬莱山輝夜は、怨敵と見られている
藤原妹紅にも頭を下げて頼み込んだ。

彼女も意地を張っている場合ではないと
恨みを無理やり抑えこんで協力する。

妹紅の炎で未だに残存している触手生物を
塵も残らず焼き払い、その忌まわしい仔を消した。

永琳や幻想郷に住む有力者達の協力もあり、
彼女達の症状は極めて快方に向かっている。

「なんで、なんで魔理沙も大ちゃんたちもこんなことに…。」

隣人に起きた理不尽にチルノも泣きそうになるが必死に堪える。

「泣きたいなら、泣いても笑う人は一人も居ませんよ?」

「だめ、あたいは、泣く訳にはいかないの、大ちゃんや魔理沙が
あたいが泣いたせいで一回だけ不安定になっちゃったから…。」

首を振って魔理沙を抱きしめるチルノ。

(私もですが、友人のことも心配でしょうに…強い子です。)

さとりはチルノの肩に手を置くと、後悔と憤りが伝わった。

「あたいは、本当に運が良かったんだね、さとり。」

「そうですね、チルノは十分な実力がありましたが、
無事なのはあなたと霊夢だけでしたから…。」

チルノは迷宮に迷い込んだ少女の中で数少ない
なんの被害もなかった少女なのだ。

そのためにチルノはひたすら身体を奮い立たせて
チルノの愛剣となった大剣で、触手達を葬り去った。

元々大した交流のない3人だったがあのおぞましい迷宮の中で
互いに支えあい信用し合った仲だ、思いも段違いである。

「あたいも、これがなかったら同じ目にあったんだろうな…。」

病室に立掛けてある大きな剣、見た目よりは軽く、
チルノの腕力でも振り回せた。

「…失礼、するわ。」

扉が開かれると、車椅子に乗った少女が一人、
宙に浮いた人形に車椅子を引かれながら入室する。

「あ、アリス!身体はもう大丈夫なの?」

「…魔理沙のお陰でね、暫く身体は言う事を聞かないけど、
あなた達にも本当に世話になったわね、ありがとう。」

「いえ、早く魔理沙さんに顔を見せてあげてください。
きっと魔理沙さんも安心できます。」

「うん、魔理沙…。」

「あ、アリス…本物、だよな?
元に戻ったんだな…!?」

「ありがとう、魔理沙、あなたのお陰で、私は踏みとどまれたわ。
だから安心して、あなたが元気になるまで、そばにいるわ…。」

「うん、うん…!」

起き上がり、アリスを痛いほどに抱きしめる、
アリスも動かない身体で、魔理沙にもたれかかった…。





「魔理沙、ホントに良かった…。」

チルノとさとりは、部屋の外で、二人の無事を喜んだ。

「あとは、あなたの友達ですね。」

「うん、大ちゃんも元気になれば、あたいも…。」

「…チルノ。」

さとりは、こらえているチルノを、抱きしめた。

「え、な、何!?さとり、どうしたの!?」

「今、此処には、私とチルノしか居ません。
それに私も耐えられません、あなたが、壊れてしまいそうで…。」

「…っ!」

「それとも私は、信用できませんか、涙を見せられないほどに。」

「ちが、う…さとり、違うの…さとりは信用してるよ、
あたい、あたいね、あいつらたくさん、斬ったでしょ?
あれから、皆が、あたいのこと…怖いって…!」

「…。」

さとりの腕の中で、小さな身体を震わせている。

(魔剣を使って、脅威を斬滅、一時の歓声。
しかし、後になってその力を恐れ始めた…。)

「あ、たいね、最強になるのが夢だったの…。
それで、あいつら倒して、強くなったって思って、
霊夢と戦ってみたの、そしたら、あたい…!」

(本人すら予想外だったのですね、弾幕ごっことはいえ、
霊夢相手に【勝利】してしまったのが。)

「あれから、皆があたいのこと避け始めたの、
なんで、あたい、何かしたのかな…?
あたいは最強になりたかっただけなのに、
大ちゃんを、魔理沙を、皆を助けたかっただけ…!」

(本当に、忌々しいほどの傷跡を残してくれましたね、
あの酷い迷宮は何故幻想入りできたのかしら。
これほどの恐れと、トラウマを刻みつけることができるのに。)

「あたい怖いよ、もし、もし大ちゃんがあたいを…!」

「其処から先は言ってはいけません!」

「!」

「言葉は、意思を持ちます、言ってしまえば、
現実の形となって、チルノを襲いますよ。」

「…。」

「それに、私は避けませんよ、チルノは私にとって、
命の恩人で、最強のヒーローですから。」

「さとり…。」

「あなたに居場所がなければ、私が居場所になりますよ。
誰が怖がろうと、私はあなたの味方です。」

「うん…。」

「さて、先程も言いましたが、此処には私達以外は居ませんよ。」

「…うぅぅ…あぁぁ…。」

「大丈夫です、今だけは、泣き虫になっても、許されますよ。」

「うん、ありがと、さとり…。」

竹林の中、誰かの泣き声が、漏れて、涙が地を濡らしたが、
それを知るものは、抱きとめた少女しか知らないものだった。





それから時が経つ、大妖精も、アリスも完全とはいえないが、
回復に向かい、歩く程度ならば問題がないところまで回復した。

「えへへ、大ちゃんが元気になってよかったよ…。」

「ありがとうチルノちゃん、私チルノちゃんのお陰で
助かったよ、危なかったけど、本当にありがとう。」

少し、後遺症が残るらしいが、日常生活には問題はないらしい。

「良かったですねチルノ。」

「うん、ありがとう、さとり!」

「えっと、あなたは、地底の…。」

「さとりです、私もチルノに助けてもらいました。」

「す、すごいねチルノちゃん…。」

「どんなもんよ!」

控えめの胸を張って誇らしげな顔のチルノ

「ふふ。」

「くすくす。」

「さとりも、大ちゃんもあたいが護ってみせるんだから。」

「護られるだけでは私が困りますね、
私もチルノが困ったら助けましょう。」

「ふえ、んむ!?」

さとりが微笑んだと思ったら、
チルノの顔を掴んで、その口をふさいだ。

「は、はわ!?さとりさん!?
わ、私も、私もチルノちゃんを助けるよ!」

大妖精も抱きついてチルノの頬にキスをする。

「ん、んー!?」(なんでこんなことになってんのー!?)

「ふふ、どうやら私達は…。」

「負けませんよ、さとりさん…!」

「ちょ、ちょっと!?なんで怖い顔してるの!?」

それから長い間にわたって、幻想郷の数人が迷宮の第一功労者、
【チルノ】を巡って宴会のような争奪戦騒ぎが起きたらしい。
オチがどう考えても蛇足です、本当にありがとうございましたorz

自分のプレイ履歴をSS化させたらなんか凄いことになった。

迷宮に迷い込んだ数人の少女の活躍

チルノ:プレイヤー、撃破数が最高で驚きの被害ゼロ、運が良すぎる最強妖精
さとり:チルノが助けた最初の仲間、最後まで一緒に居たチルノのパートナー
魔理沙:一番陵辱された被害者、それでも脱落しなかった不屈の魔法使い
大妖精:唯一の一時脱落者、遺品と拘束触手をチルノが撃破
アリス:拘束時間最長、拘束していた触手を魔理沙が撃破
霊夢 :○ころ帽子並みの一番空気キャラ、戦闘経験が一番下になる悲劇

オメトロイΣ様:
リクエストの内容に十分でしたら嬉しいです、
確かにチルノ無双でしたが、不屈の魔理沙もすごかった。
それにしても、何故か一番空気な主人公霊夢さん、
大妖精よりも弱くなるとは思わんかった・・・。
龍鱗
コメント




1.オメトロイΣ削除
なんだこの魔宮(困惑)
レイムに勝ったとかチルノパネェ
俺のゴミみたいなリクエストに答えてくださって誠にありがとうございます!
タイトル「チルノ無双」でよかったんじゃなぃかなぁ・・・
魔理沙の不屈の精神ッ!僕は経緯を表するッ!
ちゅーか石ころ帽子て原作主人公それでいいのかおい
触手・・・見た目適におらの同業者かな
2.性欲を持て余す程度の能力削除
大ちゃんが触手につかまった後の描写kwsk!!

いやあ、プレイに基づいたSSというのも新鮮ですよね、ある意味リアルさが有ります。

触手凌辱エンドではなくハッピーエンドというのも新鮮で良かったです。