真・東方夜伽話

妊っ娠  エロい狐と淫らな狸

2012/12/03 23:26:22
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妊っ娠  エロい狐と淫らな狸

駄馬
久しぶりに書いてて面白かった(小並感)

以下注意事項

1・馬鹿話
2・橙が……
3・プロレス
























 ざんざんと降りしきる雨に、女の艷やかな唇から溢れるのは憂鬱なため息。

 折角久方ぶりに役目を忘れ、こうして秘密の飲み屋にやってきたと言うのに、突然のこの雨だ。

 こんな事ならば家で一杯引っ掛けたほうがどれだけよかったか。

 狭い店内にこの日何度目かの女のため息が響く。

「……鬱陶しいのう。まっこと辛気臭いズベタじゃ」

「……あァ?」

 ため息を吐いた女の隣。静かに猪口を傾ける女の鋭い毒舌に、女の眉が釣り上がる。

 恐らく彼女がほほ笑みかければ世の男どもなど我先にと全てを差し出してしまうような美しさのその顔は、怒りに歪んでもなお美しい。

「この糞狸。今、何て言いました?」

「鬱陶しいと言ったんじゃよ。辛気臭い、ズベタの、馬鹿狐」

 ガタン、と狐の女の椅子が倒れる。

 ざわざわと揺らめく九つの尻尾は、そこいらの妖獣ならばひれ伏さざるを得ない大妖の証。

 怒りの気配が目に見えてしまいそうな彼女を尻目に、狸の女はもふもふの尻尾から真新しい煙管入れを取り出し、使い古された愛用の豪奢な煙管を取り出す。

 静かに煙管に火を入れて、すうっと煙草を胸に入れる。

 胸を焼く煙草に狸の女は目を細め、じろりと狐の女を睨めつけた。

 眼鏡の奥で煌くその瞳は昏く、鋭い獣の眼光。

 幾人もの妖怪、人間をねじ伏せてきた女傑のそれに、一瞬狐の女はごくりと息を呑む。

「……なんじゃ。やるんかや? ふゥー……馬鹿狐が」

「……訂正なさい糞狸。今なら生皮を剥ぐだけで許してあげますよ?」

「はン。雄に股ァ開いて国を傾けるだけの女狐が、なんぞ吠えとるのぅ」

 ざわっとざらついた空気が蠢く。

 狐の女の爪は既に伸び、必殺の一撃を放つ直前。

 狸の女も抜かりはない。いつでも尻尾から愛用の白鞘を抜く準備は出来ている。

 一触即発の気配。屋台の女将、ミスティア・ローレライはいつの間にか失禁していた。

 きっとこの二人に屋台は壊され、自分はねぎまにされてしまうことだろう。

 ああ、叶うのならば夜雀は卑猥じゃないということを世に知らしめてから死にたかった。

 未練あるこの世にミスティアがサヨナラを告げたその直後。

「待ちなさい」

 その場を制するのは凛とした声。

 突然の声に表情を変える狸の女と、真っ赤になる狐の女。

 声のする方……狸の女が狐の女の股のあたりを向くと、股間からにょきりと金髪の美女が“生えて”いるではないか。

「こんな所からで失礼しますわ。狸の親分さん」

 ずるぅりと狐の女の股間から這い出した美女は、ぽんぽんと裾を払って微笑む。

 びくんびくんと震える狐の女を無視し、狸の女は恭しく頭を下げた。

「……ご丁寧にお有難うござんす。手前生国と発しまするは――」  

「うふふ、古風な方ね? そんなに畏まっていただかなくて結構ですわ」

 金髪の美女が微笑むと、それだけで理性を根こそぎ持っていかれそうな破壊力があった。

 それと同時に、その身にまとう胡散臭さが彼女を正気に保っているといっても過言ではない。
 
 決して油断せず、されども警戒を抱かせぬよう、狸の女は微笑んだ。

「いや、こうして腰を落ち着けて話すのも初めてです故、本来ならば此方から伺うが筋なれば」

「仕方ありませんわ。私も目を覚ましたのは最近ですから……改めてご挨拶を。私この幻想郷を見守る者――八雲紫と申します。二ツ岩屋さんにはこれからも末永く」

「これはこれはご丁寧に……八雲様にご贔屓頂ければ此方としてはまっこと頼もしく」

 お互いが深々と頭を下げ合うその姿は幻想郷の外でサルァルィーメンという民族が行う儀式のそれに酷似してはいるがこの際割愛。

「さて、ここからが本番なのですが」

 八雲紫はおもむろに扇子で自らの口元を隠し、二ツ岩マミゾウに語りかける。

「ここは幻想郷の法に則り、雌雄をつけてはいかがでしょうか?」

「……八雲様。それは」

「ええ。二ツ岩屋さんとうちの藍とで勝負をしてみては」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 幻想郷特設ステージ。

 河童たちが汗と涙と愛液と青春をかけて作ったこのステージで行われるのは、狸と狐の馬鹿しあい。

 60分一本勝負のタッグマッチである。

「幻想郷の皆さんこんばんわ。実況は皆さんお馴染み、清くやらしい射命丸文と」

「解説は私、八意永琳でお送りします」

「ついに始まりますね! プロレズ幻想郷統一マッチ“エロいきつねと淫らな狸”。今回はお互いが最も信頼する相手をタッグパートナーに選んだわけですが」

「どう戦うか、が味噌ね。まあ、セオリーで言うなら弱いパートナーを先に出すべきなのでしょうけど」

「なるほど。では、エロい狐チームは橙選手が、淫らな狸チームは響子選手が先鋒を務めると?」

「そうなるでしょうね」

「ありがとうございます。……ところで、この試合が終わったら、あの」

「仕方がない子ね。鳩時計ファックをかましてあげるわ」



 稲妻が闇を割いて

 私を呼んでる

 マットを焦がすエロス

 股間のジャングルで

 アクメを決めてやる

 ~エッチ八雲~

  ~ぶちかませ~

 ~エッチ八雲~

  ~そらに舞え~

 本人は至って大真面目に歌っているものの、どこか間の抜けた入場曲と共に、エロいきつねさんゲートよりバスローブ姿の橙と藍が颯爽と現れた。

 恥ずかしそうに顔を真っ赤にしている橙もどこ吹く風。八雲藍は威風堂々たるテンコっぷりである。もう見てらんない(八雲紫談)

「出たァァァァ!! もはや説明不要!! 国を傾けた妖狐のそれは未だ健在!! 殿様の股間に殺生石ッッ!! 八雲ォォォォォォォるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

「歩様がしっかりしてるわね。毛艶もいいようだし、今夜は一発やってくれそうだわ」

 観客の藍しゃまコールに高々と右腕を掲げて応える藍。もう泣きそうな橙。そして紫は徐に現実から目をそらし、隙間を開いて霊夢のおトイレを覗くことにしたようだ。

 二人が特設リングに静かに上がる。それは死刑台に登る死刑囚の姿か、それとも。

「さあ、続きまして淫らな狸さんゲートより……二ツ岩マミゾウ・幽ケ谷響子選手両名の入場です!」

 アップテンポの曲調に合わせ、突如ゲートから現れたのは。

「おぉぉぉーーー!? 淫らな狸さんチームはさらしと褌だぁぁぁーーー!! 二ツ岩マミゾウのお尻がベリープリッシモ!! プリッシモ&プリッシモ!!」 

「あんた次にその頭の悪いフレーズ使ったらアナルをぶちまけるわよ」

 観客に尻尾を振るようなこともなく、粛々とリングに登るその様は侍。

 今必殺の気迫を込めた狸とわんこが王者の風格すら漂わせてのリングイン。

 性器の戦いが、始まる。

「今回の決戦では60分一本勝負、先に相手をイかせるか、もしくはまんぐりフォールで3カウントを取ったタッグの勝利となります。尚、今回は対戦相手への暴行は一切禁じられています」

「勝負のキモはいかにイくのを堪えられるかね。ちなみに暴行を加えた場合は幻想郷ガールズによってフルネッチョされるのを覚悟なさい」

 リング中央で激しく睨み合うエロい狐と淫らな狸。

 先に手を出したのは藍だった。

 モギュゥーンとマミゾウの胸を鷲掴み。

 荒ぶる狐。荒ぶる愛撫に場内騒然。

 突然の事態にジャッジである白狼天狗のモミモトコテツも困惑の表情。

「このファッキン淫らポンポコが。大振りな乳房ぶら下げてればなんでも許されると思ったら大間違いだ」

 突然の奇襲に戸惑いを隠せないマミゾウに代わり、藍の手を響子が振り払う。

 響子のまん丸お目目に宿る獣の眼光に一瞬息を飲みながら藍はマカカジャを警戒する。

「ふぁっきゅー、びっちふぉっくす」

 びっと中指を立てる響子に、会場のボルテージは急上昇である。

「……面白い。傾国の狐の手管に溺れるがいい」

 バチバチと火花を散らす響子と藍。

 どこか遠い目をしながら橙は静かに思う。

(早くお家に帰ってご飯が食べたいです藍様……)

 そんな橙のささやかな願いも虚しく、両陣営はお互いのコーナーへと引き上げていく。

 その時、藍は気づかなかった。響子の口元に浮かんだ不敵な笑みに。

「いい橙? 相手は何にも知らないウブなネンネよ。私といつもお布団に行く前にしているねんねこプロレズを思い出しなさい」

 プロレズってなんですか藍様。お布団行く前っていいこいいこぎゅっ、の事ですか?

 会場の熱気と妙な藍の気迫に気圧され、今にも泣きそうな橙の頬を、そっと藍がその手で包む。

「……大丈夫よ。私が付いてるから」

 何が大丈夫かはわからない。けれど、なんとなく。

 藍にそう言われると元気が出るような気がして。

 橙はぴるっと耳を動かした。

 ――一方、淫らな狸さんタッグ。

「……だ、大丈夫でしょうか? その」

「なァに、大丈夫じゃ」

「で、でも、私やっぱり」

「ふふン? 安心せェ。こういうモンはな――」

 軽く口づけを交わし、静かに二人は距離を取る。

「勝ちゃァええんじゃ」

 ばさっと橙と藍がバスローブを脱ぎ捨てると、下から現れたのは藍はムッチンムッチンの体操服、橙はちょうちんブルマという出で立ち。

 観客総前かがみの事態に響き渡るエロい狐さんタッグコール。

 完全にアウェーとなった会場で、響子は不敵に笑う。

「両者フェアーに、正々堂々とネッチョしてくださいそれではレディ……ネッ!!」

 モミモトコテツのM字開脚Wピースで60分の激闘の幕がいま静かに開いた。



 ファイティングポーズを取る橙に、響子は無防備に歩み寄る。

 にこにことした人懐っこい笑顔。太い尻尾をふりふりしながら歩み寄るその姿はまるで子犬そのもの。

 その無防備さに、橙も思わず毒気を抜かれる。

 と、響子が右手を差し出してきたではないか。

「あくしゅ♪」

「あ、う、うん」

 突然の事態に思わず素に近い反応を返してしまう橙。

 愛想笑いに近い笑顔を浮かべ、響子の右手を握る。

 それが罠だとも気づかずに。

「しまっ!? 橙! 罠だ!!」

 藍の叫び声も虚しく、ぐいと響子に引き込まれる橙。

 すっと響子の顔が橙に近づく。

 次の瞬間。

「あああああーーーっと! ファーストちっすは響子選手!! ごく自然なシェイクハンド&ちゅー!!」

「流れるような体捌きね。思わず初恋を思い出すわ」

 橙の尻尾がぼわっと膨らみ、如実にその衝撃を物語る。

 今橙の口の中は大変な事になっていた。

 ざりざりと自分の舌の上を、響子のぷるぷるの舌がなで上げていく。

 口内に広がる響子の味に思わず橙の心が溶けそうになる。

 ゆっくりと、響子の唇が離れると、名残惜しそうな唾液の細い橋がつうと伸びる。

「にゃ……う……ううぁ!?」

 蕩けていた橙の頭は、ぐんとロープに振られた拍子に覚醒した。

 物凄い力でロープに体が沈み、その反動で跳ね返る。

 跳ね返った先にはにやりと笑い仁王立ちの響子の姿。

 ふっと響子の姿が消える。

「橙! 下だ! 跳ねてよけろ!!」

 藍の的確なアドバイスに、橙は即座に反応して勢いそのままにぴょんとはねる。

 恐らく自分を転ばせようとリングに張り付いた響子と思わず目があった。

 瞬間、悪寒。

 その眼光は小動物のそれではない。捕食者の爛々とした、ギラついた眼光。

 そんな事を考えていると、再びのロープ。

 くるりと体を反転させ、正面から突っ込むのを避けるが、跳ね返った先には。

 とんと己の胸を拳で叩き、そのまま握りこぶしを天高く掲げ、ぴっと人差し指を立てる響子の姿。

 その神々しいまでの勇姿に、思わず吸い込まれそうになる。

「あの動きはまさかクルーザーウエイトムービング!?」

「ご存知なんですか永琳さん!」

「古くはとらねこ仮面が使っていたとされる軽量級の代名詞! 華麗かつ俊敏なその動きは……まさか彼女は、ネチョドール!?」

 走り込む橙。と、おもむろに響子が飛ぶ。

 ふわりと、まるで羽根が宙を舞うように。

 響子の股間に顔を埋めるような体制になった橙。むぎゅっと響子のすべすべの太腿が橙の顔を挟み込む。

 と同時に、ぐんっと橙の体がぶっこ抜かれた。

 ああ、こんなにも。

 こんなにも世界は早く回るのかと橙は心の底で思った。

「ああーーっと! これは大技!! フランケンネチョイダー!!」

「ぶっこ抜きからの強制クンニ……!! フランケンネチョイダーはハリケーン奈良と比べるとフォールよりネチョを重視した技よ。それにしても、なんてテクニックかしら!」

 興奮を隠せないのはかつて月のプロレズ・MWEで長きに渡り王座を守り続けた永琳。興奮気味に射命丸の胸を揉みしだく。

「橙! ちぇぇぇぇん! 立て! 立つんだ! ちぇぇぇぇん!!」

 藍の言葉でようやく我に返りその状況を理解する。

 股の間から見上げると、そこには挑発的な笑みを浮かべる響子の姿。

「くくっ」

 不意に、響子の口から笑みがこぼれる。

「まっこと他愛ないのぅ」

 瞬間、橙は理解した。

 瞬間、藍は理解した。

 どろんと響子から発生した煙に会場が包まれる。

「わしが何の策もなく、なんの準備もなく、ゴンタに来るとでも思うたか?」

 ゆっくりと晴れる煙。

 ずしりと橙の顔にのしかかるたわわな尻肉。

 先程まで見えていた顔は大きな胸に遮られ、橙の目からはもう表情は見えない。

「……このっ……汚いぞ糞狸!!」

「おゥおゥ。吠えよる吠えよる。馬鹿な狐が吠えよるわ」

 不敵に笑い、藍を嘲笑うその姿は、まさに。

「これはなんという事でしょう!! いつの間にかリングにいるのは響子選手からマミゾウ選手に!? んふぁっ!? ご、永琳さん、乳首っ……!」

「クレイジーね! あの響子選手は初めからマミゾウ選手が化けていた姿だったのよ!! ほら、とっとと尻を出しなさいこの雌烏!」

 興奮のあまりファックに入ろうとする実況席を尻目に、リング上の橙はひたすらにもがく。

 苦しい。苦しい。こんなに大きなお尻に乗っかられていたら窒息してしまう。

 それに、なによりも。

「ふふん? ほぉ、なる程のぅ。あの馬鹿狐めが、中々好きものと見えるわ」

 ぎゅうっと股間を抑えていた橙の手を、体を捻ったマミゾウの手がぎゅっと掴む。

 ダメ! 手をどけないで!!

 口を塞がれているために涙目で懇願する橙を見下ろし、ねろりとマミゾウは己の唇を舐め上げた。

 抵抗も虚しく、橙の片手が無理やりどかされた。

「おうおう、雄臭い匂いがここまで臭うぞ?」

「や、止めろ糞狸!! 橙の手をどけたらただじゃすまんぞ!!」

「おお、怖や怖や。くく、そうかそうか。で」

 藍は気づかない。会場の誰もが気づかない。

 マミゾウの相方が“今どこにいるのか”を。

 バチッと藍の体を襲う衝撃。全身の力がごそりと抜け落ちる感覚。

「が、な……!?」

「ひぃぅ!? こ、怖くなんかないですよっ!」

 変身の煙に紛れていつの間にか藍の背後に忍び寄っていた響子に“何かをされた”藍はふらつく体をロープで支え、鋭い眼光を響子に向けた。

 当の響子は膝をガタガタと震えさせながら必死の形相の構えを見せる。若干湿った褌。漏らしたのではない、でちゃったのだ。

「そいつァ絶頂石ちゅうてな。お前さんが力を使おうとすると――」

「ふざけ、んはぁぁぁぁ?!」

「絶頂して腰砕けになるっちゅう事じゃな。さて」

 もっふりしたマミゾウの尻尾が、橙の股間に覆いかぶさる。

 ぐいぐいと尋常ではない力で橙の手が尻尾に追いやられ、マミゾウの尻尾が、あるものに触れた。

「んふ、随分立派なイチモツじゃのう? ええ?」

 橙の大きな瞳から、ぽろぽろ涙が溢れ出す。

 バレてしまった。全部、全部バレてしまった。

 “女性しか入れない八雲一家に、男の自分がいる事”が。バレて、しまった。

「あんんっ!! リン、リング上ではっ、白熱した試合がっ、試合が行われっ……!」

「シット!! リング状より自分のことを実況しなさい! ほら! 今は何時なのっ!? 言ってみなさい!!」

「ああァーーっ!! 射命丸っ、射命丸文が午後9時をお送りしますっ!! ぽっぽー! ぽっぽー!!」

 射命丸の股間で出し入れされる鳩型の張子がぬらぬらと輝くその影で、リング上でも事態が動く。

 マミゾウの尻尾でぐにぐにと大きめのちんちんをこね回されるも、橙は耐える。

 藍様に拾われたあの時から、ちゃんと。

 いつか八雲になるために、頑張ってきた。

『ダメよ藍。八雲の姓をその子に与えるわけには行かないわ』

『何故です!? 橙は確かにまだ妖獣としては幼いかもしれませんが』

『……その子が男の子だからよ』

『……それは』

『古来より男は壊す生き物よ。私達“八雲”は“結界を守る”のが第一』

『ですがっ』

『……くどいわよ。もうその話は御終い』

 あの日の藍を見て、決めたのだ。

 自分は八雲になるのだと。

 八雲になって、藍の力になるのだと。

「ふん? 隠しとる割にゃァ金玉が膨れとらんのう。ははァん」

 サディスティックな笑みを浮かべたマミゾウは、素早く体制を入れ替えて橙を脇固めの体制に捉える。

 無論、尻尾は橙の股間に貼り付け、片腕を捉えたまま。

「ぬしゃ、あの女狐でズリセンこいとったな?」

 意地の悪い悪魔の囁きに、橙はただいやいやと頭を振るしかできない。

 ――正直なことを言えば、何度もある。

 妖獣と言えど、橙は獣の性分を残している。

 故に、発情を抑えられなくなる時があるのだ。

『ああっ……藍しゃま……らんしゃまぁ……!!』

 洗い物を手伝うフリをして、藍の下着で己を慰め、果てた後に罪悪感に涙を零す。

 湯浴みをしている藍を覗き、自慰に浸る。湯気の向こうの藍は、見ているだけで射精しそうなほど美しかった。

「くく、こりゃァえい。随分純情じゃのう?」

 にぃぃと口を歪めるマミゾウの顔に橙のストレスが一気に沸騰する。

「っ」

 がぶりと、それはほぼ反射的に。

 マミゾウの肩に牙を立てていた。

「ほやぁあああ?! ま、マミゾウさん齧っちゃだめぇ!!」 

 藍とにらみ合っていた響子がばびゅんとリングサイドにへばりつく。

 そんな響子に苦笑いを浮かべながら、マミゾウは再び体を入れ替えた。流れるような動きで変形の横四方へと移行する。

「さて、と」

 いつの間にか、橙のちんちんはしっかりとマミゾウの手の中。

「あ、う……」

「肩の借りを返さにゃぁのう」

 残酷な笑みを浮かべるマミゾウに、橙はごくりと唾を呑む。

 怖い。

 ちんちんを握るマミゾウの細い指に、ゆっくりと力が入っていく。

「あ、ああう」

 恐怖と不安で、もう橙は動けない。

「や、止めろ糞……い、いや、二ツ岩マミゾウ! この勝負、私たちの負けで」

「あァん? 勘違いするな馬鹿狐」

 マミゾウのもっふりとした尻尾が大きく振り上げられ、びたんとマットを叩いた。

 まるで、裁判官の木槌のように。

「わしは敵にゃァ容赦せん」

 次の瞬間、びりいと音が響く。

 マミゾウの手に握られていたのは橙のブルマ。

 白日の元に晒された橙のちんちん、いや。

「あ、あ……ちんちん……見られちゃった……見られちゃったよぅ……」

「くは、くははは!! 何がちんちんじゃ! こんな凶悪なチンポコぶら下げおって!!」

 それはちんちんと言うには少々大きい代物。

 晒し者にされた橙を見て、藍の怒りが爆発する。

「貴様っ!! 殺してやる!! 殺してやっ、うううううう!?」

 怒り任せにリングに乱入しようとするも、力が抜ける。腰の奥で暴れる快楽を抑えられない。

「ちんちん、見ないでぇ……見ないでよぅぅ……」

 泣きじゃくる橙を睨めつけながら、マミゾウは小さく舌打ちをしながらブルマの残骸を放り投げる。

「ひぎっ!?」

 マミゾウの細い指が、橙のちんちんをがっしりと鷲掴んだ。

 痛みと恐怖で、橙は反射的にマミゾウの手を掴む。

「お、おちんちんらんぼうしないでぇ!!」

「あァん? おちんちんん? このアホゥが! この凶悪なブツがちんちんなんて代物か!!」

 ぎゅうと力が込められて、橙の口から悲鳴が漏れる。

「おちぇんちぇんやめてぇ! おちぇんちぇんだいじだいじなの! いたくしちゃだめなのぉ!!」

 ぽろぽろ溢れる涙を、橙はもう抑えることなどできない。

 そんな泣き顔の橙をマミゾウは更に責め立てる。

「何がちぇんちぇんじゃ! チンポコと言うてみィ! 言わんとこのまま握りつぶすぞ!!」

「ち、ちんぽこ! いぎっ!? ち、ちぇんぽこいじめないでぇ!!」

 恥も外聞も投げ捨てて、必死にマミゾウに懇願する。

 その懇願を聞き、思わず響子はキュッと内股になっていた。

「ちぇんぽこだいじなの! ちぇんぽこだいじだいじ! だいじだいじなの!!」

「ふゥん? こんな薄汚いチンポコがそんなに大事か」

「だいじなのっ!! 橙のちぇんぽこ、だいじなのっ!!」

「ほう。じゃあ選ばせてやろう」

 ようやく橙のちぇんぽこからマミゾウはゆっくり手を離す。

 指に付着した体液をぺろりと舐め上げ、マミゾウは耳元で静かに問いかけた。

「わしに逆レイプされるのと、ちんぽこ握りつぶされるのはどっちがえい?」

 さっと橙の顔から血の気が引く。

 橙は艶っぽい笑みを浮かべるマミゾウと、悔し涙と快楽に身をよじる藍を交互に見て。

 ごくりと息を呑む。

 さわさわと、先ほどまでの暴力的な愛撫はナリを潜め、労わるような愛撫が心地いい。

 むくむくと勃起するちぇんぽこ。艶っぽいマミゾウのため息。

「このチンポコをわしのそそに突っ込んでみんか? 極上の肉の味を味あわせてやるぞ?」 

 ぞくりと背筋に鳥肌が立つ。

「思う様ぶち込んで、思う様めちゃくちゃにして、飽きるまでどぴゅどぴゅ注ぎたくないかや?」

 橙の頬を、マミゾウの舌が這う。

「わっちに、主の全てを……うけとめさせてくりゃれ……?」

 蕩ける。ずぶずぶとマミゾウの甘い泥の中に沈む。

 橙は、ぎゅうっと口を真一文字に結び、ぎゅうっと目を閉じる。

「……して、ください」

「……ほう」

 絞り出された答えに、マミゾウの顔から一瞬で表情が失われる。

 失望した風なマミゾウだが、橙の次の言葉に目を丸くすることになる。

「ちぇんぽこっ……ちぇんぽこにぎりづぶじてぐだしゃいっ……!」

「……なんじゃ。わしと交尾をしたくないのか」

「ちぇんはっ……ちぇんはっ……らんしゃまがずぎだがだぁ……! らんじゃまいがいどじぇっぐじゅじだぐだいがだぁ……!!」

 ぼろぼろと泣く橙を見て、思わず呆気にとられるマミゾウだが。

 くふ、と小さく笑って橙を解放する。

「はぁ、興ざめじゃ。ぬしのようなイカ臭い猫なんぞこっちから願い下げじゃ」

 ゆっくりと立ち上がり、頭をふる。呆れたような動作のはずなのに、その表情はどこか優しい。

「おう、聞いておったか馬鹿狐」

 マミゾウの視線の先、そこには同じくぽかんとした顔の藍の姿。

「興ざめじゃ、興ざめじゃ。相思相愛を寝取ったとあっては二ツ岩の名に傷がつくわ」

 ごく自然にロープをくぐり、場外へと降りるマミゾウ。

 そんなマミゾウをほうけた顔で見送る藍。

「何しとるかたぁけ。お前の子猫が待っとるぞ」

 藍の投げ捨てたバスローブを何気なく羽織り、誰も居なくなった花道を静かに歩くマミゾウ。

 呆然とする二人にぺこりと頭を下げて、小さな尻尾をパタパタ振りながら響子がマミゾウのあとに続く。

「わふう! まみぞーさん、これにていっけんらくちゃくですね!」

「響子、ぬし、小便臭いぞ? また漏らしたな?」

「漏らじたんじゃありばぜん! でぢゃったんですっ!!」



 花道を抜け、マミゾウと響子は会場の廊下をゆっくり歩く。

 その先には、しゃんと正座をした八雲紫が静かに二人を待っていた。

「二ツ岩の親分さん。この度は私の戯れに付き合っていただき、有難うございました」

 深々と、三つ指をついて頭を下げる紫に対し、恐縮したようにマミゾウも膝をつく。

「いえいえ。わしなんぞで八雲様のお力添えになりますれば」

「い、いえいえ。わたしなんぞでやくもさまのおちからぞえに、ふぎゅうう!?」

「響子ぬしァ黙っとれ」

 みにょーとほっぺたを引っ張られて涙ぐむ響子。

 そんな二人を見つめながら、紫は静かに微笑んだ。

「……随分と仲がよろしいのですね」

「ええ。惚れとります」

 にこりと微笑むマミゾウ。真っ赤になる響子。紫は口元を隠すことなく、優しく笑う。

「あの子達も、貴女達のように素直になればいいのですが」

「まあ、今回の騒ぎで色々あのたぁけも考えるでしょうな」

 顔を見合わせて意地悪そうに笑うマミゾウと紫。

 そんな二人の顔を交互に見合わせて、響子は思う。

(なんかむねがちくちくする)

 すると、ごく自然に。ふたりの間に響子が割ってはいる。

 ちょっとだけ頬をふくらませた響子と、微妙な表情のマミゾウのにらめっこ。

「……あらあら」

「……響子。邪魔じゃから脇へのけ」

「……に、にらめっこするなら私もします」

 幽谷響子、初めてのジェラシーであった。



――――――――――――――――――――――

 

 誰もいないリングの上で。獣と獣が求めあう。

 息も果てよと唇を吸い合い、雌は雄を高ぶらせ、雄は雌を貪る。

 ずっと、夢に見ていた。

 雪のように白い肌に指を這わせるその瞬間を。

 黄金色の髪を梳くように、唇を奪うその瞬間を。

 豊満な胸を鷲掴みにするその瞬間を。

 初めての女だから。

 初めての愛だから。

 ずっと、ずっと秘めていたその思いを。

 雨に打たれ、餓えに倒れ、死に行くしかなかった自分を抱き上げてくれた暖かなその手を。

 彼女が好きだ。

 声を大にして叫びたい。

 彼女を愛している。誰よりも。

 今なら言える。誰に気を使うこともなく、声高らかに。

 舌を絡める度に脳が激しく火花を散らし、その度に背筋から汗が吹き出る。

 愛してる。愛してる。愛してる。

 何度も何度も心の中で叫ぶ。

 愛してる。愛してる! 愛してる!!

 その度に、胸の鼓動は早くなる。その度に、雄の核心が震える。

「ふぁっ……藍様……らんしゃまぁ……」

 名前を呼ぶだけで、果ててしまいそうだ。

 藍というその名。その言葉が言霊となって橙の体を昂らせる。

「んっ、あっ……橙、橙……ほしい……橙がほしい……」

 かつて幾人もの貴人を、権力者をも陥落せしめた魔性の女。

 その女がこれ程までに誰かを好いたことはあっただろうか。

 初めは気まぐれだったのかもしれない。初めは一目惚れだったのかもしれない。初めから運命だったのかもしれない。

 不幸の使者たる黒猫。八雲を名乗れぬ雄の黒猫。少女のように愛らしい可愛い式。

 一体どこで、何故、こうなったのかはわからない。

 けれど。

「うっ、はぁっ……んっ、はいった、よ、橙……」

 こんなにも、満たされたのは、初めてだった。

「ひゃ、くぅぅ……ふぅぅっ!!」

 口をへの字にぎゅっと結んだかと思うと、橙のおちぇんぽこが膨らむ。

 途端、びゅるびゅると注ぎ込まれる熱い精。

「……橙、出ちゃったのか?」

「しゅ、ごい……! おにゃにぃ、なんかより、ずっと、ずっとしゅごいっ……!」

 ずりっと橙が腰を引いたとたん、藍の膣に痛みが走る。

「もっとっ……! もっとこうびっ……!!」

 破瓜を思わせる激痛に一瞬顔を顰める藍だが、それすらも快楽と混ざり溶けていく。

「こうびっ、こうびっ、こうびするっ、こうびするっ、ぱこぱこするっ!!」

 まるで狂ったように、腰を打ち付ける橙。歯を噛み締めて痛みを堪える藍。

 痛がっている顔を見られないように、藍は橙の細い首に抱きつき、自らも腰をゆする。

 ばちゅ、ずちゅっと結合の音が加速し、結合部からは紅と白の体液が零れ落ちる。

 獣の宴は終わらない。

 雄が果て、雌が求める。無限の連鎖は、続く。



――――――――――――――――――――――



「……で。マンコ擦れて痛いって事ね」

 全身から苛立ちのオーラを漂わせ、八雲紫はため息を一つ。

 先日の一戦で色んなものが吹っ切れちゃった式と、式の式を呼びつけお説教タイムである。

「……あ、有り体に言えば、その、そうなります」

 妙にしおらしい式を睨みつけ、ため息を一つ。

 その直後に指サックのような何かを式に投げつけた。

「ファック! だからあれ程セックスするならゴムをつけろと言ったでしょう!!」

 その言葉に縮こまる式。当たり前である。猫のトゲトゲちんぽこマンコにブチ込むとかエキセントリックすぎてもう見てらんない。

「だってゴムつけたら気持ちよくないって藍しゃまが……」

 若干ふてくされた式の式の言い訳に思わず紫が真顔になる。

「えっ」

「……ちぇ、橙の与えてくれる痛みなら、気持ちよくてつい」

「えへへ、藍しゃまぁ♪」

「もうやだこのセックスアニモゥ」

 イチャイチャする二人を前に、紫は盛大にため息をつく。

 素直になればいいとは思ってたけど、こんなになることはないんじゃなかろうか。

 二ツ岩さんにはお礼を言ったけど、会場の意識を逸らしてくれた天狗と医者にも後でお礼を言って……

 どこまでも青い空を見上げて紫は目を細める。

「……式と式の式の子供ってどういう扱いになるのかしら」

 そんな事を考えていると、ふと後ろからずっちゅずっちゅとセックス音。

「あっ、んっ! は、排卵したっ、排卵したよ橙っ」

「藍しゃまっ! 藍しゃまとこづくりこうびっ!」

「子作り交尾じゃないわよっ!! あーもう! 頭にきたわ!! ちょっと霊夢のお風呂覗いてくる!!」

 幻想郷は今日も平和です。
鳩時計ファックとは女性のまんまんに入れたディルドなりなんなりを入れられた女性が出したり入れたりすることで時刻を知りつつセックスできる。
最も難易度が高いのはPM12時ファックであり、12回出し入れする必要がある。
みたいな?
駄馬
コメント




1.彩羅削除
おペニペニくるかと思ったら、まさかのちぇんぽこでしたww
相変わらず躍動感のあるネチョです! もう笑うしかないね!
2.名前が無い程度の能力削除
もうだめだ、この人www                             ちぇんぽこの発想はおもいつきませんでした。さすが駄馬さん! では、最後に一言 ちぇんは私の妹。藍には、わたさない。異論は認める。
3.名前が無い程度の能力削除
ツッコミが追いつかない……凄すぎワロタwww
4.FMJ削除
 ワールドファックといいペニペニといいプロレズといい、駄馬さんはマジで淫語の天才だわw
 こんどはムエタイVSプロレズの異種格闘技対決やろうぜw カードはナックモエ・霊夢VSタイガー・ジェットショウとかどうです?

 それから、『優れた遺伝子』っていうのは、あなたは駄馬なんかじゃなくてエロスのサラブレットって意味ですぜ。
5.駄馬削除
もう全部馬鹿で申し訳ないOTL

注意事項

1・内容が宇宙空間
2・本番なし。変態プレイ有り
3・きっと、あなたのなかの、てつがくが、かわる!

なにもかんがえずに、おんどくしてね!






















 チルノは考える。

 何故あたいは妖精なのか。

 何故あたいってば最強なのか。

 何故あたいはチルノなのか。

 そしてなによりも。

 何故あたいは大ちゃんが大好きなのか。

 纏まりきらない頭の中で、色々と考えてからふと足の臭いを嗅いでみる。

 ……今日も無臭。無性に虚しいこの矛盾。

 ころんと大の字になって天井を仰ぎ見る。

 大ちゃんとチルノの友情の巣。

 まあ、有り体に言えば大ちゃんちだ。

 大ちゃんちにお泊りを初めて早二日。大ちゃんがお夕飯の買い物に出たのが少し前。

 まるで出口のない迷路に迷い込んだようなチルノの脳内はもう何も考えつかない。

 まるで頭が沸騰しそうだ。

 と、かちゃりと静かに開けられるドア。

 笑顔を思い出したかのように、ぱあっと満面の笑顔を浮かべてチルノはこの小屋の主に声をかける。

「大ちゃんおかえりんこ!」

「チルノちゃんただいまんこ……はわっ!?」

 その瞬間。

 チルノの脳に電流が走った。

 まるで夜雫のような大ちゃんの唇から溢れたまさかのまんこ発言。

 それはまさに晴天の霹靂。画竜点睛。天啓。

 真っ赤になってほっぺを膨らませ、涙目でちっちゃな大ちゃんおててを振り上げる大ちゃんを見て。

 チルノは真理を得た。

 そう。真理とは。

 大ちゃんだったのだ。

 大ちゃんがまんこというと大ちゃんは恥ずかしい。

 けれど、大ちゃんがまんこというとあたいはなんだかムズムズする。

 大ちゃんが恥ずかしくなって真っ赤になると可愛い。

 真っ赤になった大ちゃんを見るとあたいはなんだかお股がむずむずする。

 ――あたい思う。故にあたい。

 振り下ろされたダイチャニックボンバーで頭をゴチンとされながら。

 チルノは確かな手応えを感じていた。



――――――――――――――――――――――



 翌日。チルノは一人永遠亭へと向かった。

 聞いた話によるとここにはなんでも知ってるお姉さんなのかオバ、おねえちゃんなのか分からない女性がいるという。

 竹林で女教師の胸の先っちょに付いているちっちゃな筍を採取していた蓬莱人に道案内を頼み、竹林を抜ける。

 何だかんだで永遠亭にたどり着いたのは、お天道様がミョッコリと天高く輝くようなお時間だった。

 ぐう、とチルノのお腹がなる。

 腹がすいたのか? と蓬莱人にオニギリを貰い、それをまくまくと食しながら、チルノは考えた。

 この白髪の蓬莱人と、けーねはどうしてパコパコしていたんだろう。

 確かルーミアが言うには、男と女がパコパコしないと子供ができないはずなのに。

 じーっと蓬莱人を見つめていると、バツがわるそうに蓬莱人は口を開く。

「……あー。その、なんだ。あれは、ああと、だな」

「あたい知ってるよ。パコパコでしょ?」

 ぶうっと蓬莱人の口から食べかけのおにぎりが放たれる。

「ホカホカ(ボノボとかいうお猿さんがする高度なオナニー。セックスではない)の方が良かった?」

「どっちもダメだ⑨!!」

 真っ赤になった蓬莱人を見ていると、なんだかチルノは股がムズムズするのを感じてしまう。

 照れているのかズンズンと先に行く蓬莱人のもんぺに包まれたお尻を見ていると、不意に熱く迸るPassion&Libido for got it.

 ぎゅうっとスカートの上からお股をグリグリと押さえつけながら早足に蓬莱人の後を追いかけた。



――――――――――――――――――――――



「し、ししょっ……! はい、入んないですっ……! も、はいんっ……!!」

「あらあら。まだ奥まで届いてないわ。大丈夫よ」

 キンと冷える診察室。永琳の視線の先には可愛いお尻をむき出しにされた鈴仙の姿。

 安産型とは言い難い、やや小ぶりなお尻のほっぺには珠のような汗が浮き、ふもふもの尻尾はぷるぷると震えている。

 鈴仙の顔は青い。じっとりと額に浮かぶ汗。浮かぶ表情は苦悶。

 対する永琳はサディスティックな笑みを浮かべ、薄いゴム手袋で包まれた指先をそっと鈴仙の肛門に這わせる。

 限界まで開かれた肛門が、みちみちとくわえ込んだそれを食いちぎろうと収縮を開始する。

「優曇華。わかってるわね?」

 冷たい永琳の声。鈴仙の背中を駆け抜ける悪寒。

 股間にぶら下がるフレミッシュジャイアントなおペニペニが萎縮してネザーランドドワーフになっていくのを感じる。

「北北西にお尻を向けて恵方ミャキを完全に呑み込めたら天国を見せてあげる」

 そんな甘言に乗るんじゃなかった。

 全力で己の無知を後悔しながら鈴仙はぐっと涙を堪える。

 エロティックに自らの指を舐め上げる永琳はエロかった。

 ローションで肛門を愛撫されているときは良かった。

 拡張の慣らしとして子宮の裏側をコリコリされるのも良かった。

 お浣腸だって苦しいけど我慢できた。

 でも。

「ほら、頑張りなさい。全部呑み込めたら子宮マッサージと亀頭攻めよ?」

「ご褒美は楽しみだけど物理でぎにもうはいんないでずぅぅ!!」

 やっぱり因幡! 一本はいったらもう駄目だ。

 腹部が張り裂けそうな圧迫感に、鈴仙の唇から吐息が漏れる。

 艶っぽい、耳を舐めあげるようなねっとりとしたその吐息に永琳の体がぶるりと震える。

 なんというスケベ兎なのだろうか。こんな虐めて兎を前にしたらうぎぎと言うより絶望と失望からレイプされてもおかしくない。

「物理的に入らないのならばOSHIOKIしかないわね」

 言うが早いか背後から鈴仙に覆いかぶさる永琳。八意式バックマウント術になすすべはなく。

「お、お仕置きってっ、ひぎっ!?」

 鈴仙のネザーランドドワーフが永琳の細い指に絡め取られる。

 猛烈に血が巡り、ネザーランドドワーフに満ちるエネルギィ。

 むくむくと鎌首を擡げ、凄まじい速度でフレミッシュジャイアントに進化する股間のネザーランドドワーフは最早狂気の肉棒。

 フレミッシュ亀頭を這う指先の繊細なその動きはまるで毒蛇。

 フレミッシュなおペニペニを狙う毒蛇に怯える股間のフレミッシュジャイアントは必死に怒張して威嚇を試みる。

 が。それは無駄な抵抗。

 するりと絡みついた指先の、綺麗に整えられた爪がするりと鈴仙のフレミッシュな鈴口に引っかかる。

 痛みに似た激しい快感。ぎゅうっとアナルに力がこもり、みちりと音を立てて恵方ミャキが折れ曲がる。

「……ついに食いちぎってしまったわね? 福を呼ぶ恵方ミャキを」

「だ、だってっ! ししょーがっ、んぎぃっ!?」

「だらしねぇ。言い訳はだらしねぇわようどんげ。そんなだらしねぇうどんげにはOSHIOKIよ」

 ぎゅうと根元を握られたかと思ったら、今度は激しくフレミッシュ兎頭がいいこいいこされ始めたではないか。

 薄いゴム手袋にはいつの間にか満遍なくぬるぬるとした何かが塗りこまれており、くすぐったさの極地とも言えるような感覚が鈴仙を襲う。

「ひっ、ぃっ、ぃぃっ!! し、しよ、らめっ……!!」

 背中を丸め、両手で自らの真っ赤になったフレミッシュジャイアントを抑えようと手を伸ばす。

 しかしそれをやすやすと許す永琳ではない。不意に鈴仙の亀頭に激痛が走る。

「手をどけようとしたらこのフレミッシュジャイアントを去勢するわよ」

 元はといえば師匠の実験のせいなのに!

 そんな文句を言うこともできない。そんな事を言えば最良でも去勢。最悪フレミッシュジャイアントがツインラビットダイナマイトになりかねない(二本生える的な意味合い)

「ああ、もう。恵方ミャキを落としちゃって。なんて勿体無い事を……」
 
 そう言いながらも永琳は手を緩めない。

 元々塗布されていたぬるぬるに鈴仙のフレミッシュうーたん汁が混ざり合い、めぐり逢いおペニペニ。

 既に半分以上限界を迎えている鈴仙の体は不規則な痙攣を始めており、永琳からは見えないが、その朱い大きな瞳からは大粒の涙がぽろぽろ。

「イきたい? イきたいんでしょううどんげ? だらしねぇ兎マラからどぴゅー、どぴゅーって。新鮮な出来損ないうーたん汁出したいんでしょう?」

 興奮している永琳の吐息が鈴仙の耳を犯す。いやいやと首を振り、自慢のハズの長い髪をぎゅうっと握り、震えながら握り締めた髪で自らの顔を隠した。

「私を妊娠させたいんでしょう? うーたん汁で私の卵子孕ませて、私を所有物にしたいんでしょう? 妊娠セックス、したいんでしょう?」

 びくん、びくんと鈴仙の体がはねる。既にフレミッシュおペニペニの根元には煮えたぎるうーたん汁が結集し、今か今かと噴火の瞬間を待つ。

 それを知っているからこそ。永琳は静かに微笑み、鈴仙の耳を軽く噛んだ。

 甘い。甘い。甘いしびれ。

 生ぬるい、艶々しい快楽。全てが熔けるような、微睡むような。

「……残念。貴女の腐れチンポは去勢されちゃいました♪」

 グリッと、フレミッシュジャイアントが捻られる。

 ぐん、と鈴仙の顔が跳ね上がる。

 恐怖と痛みと快楽と期待でぐちゃぐちゃになった真っ赤な瞳は大きく見開かれ、歯はくだけん程に食いしばられた。

 永琳の細い指が、ぱっと根元から離れる。

 途端、フレミッシュジャイアントはその口から大量のうーたん汁を吐き出した。

 まるで弾幕。白濁弾幕はまるで旭を思わせるような軌道で冷たい診察室を舞う。

 魂すらも吐き出しそてしまいそうな快楽に身を委ねる鈴仙。

 恍惚とした表情で引力に引かれ、仰向けに倒れこむ。

(……うーたんじる……てんじょうに、ついちゃった……あとで、そうじしなきゃ)

 射精の快楽に身も心も溶かされて。

 意識を手放そうとした鈴仙の去勢を辛うじて逃れたフレミッシュジャイアントのをナデナデする永琳の手は止まらない。

「アイエェェェェェェ?! ナンデ!? ナデナデナンデェェ!?」

 快感であったはずのナデナデはいつの間にか耐え難き痒みのような、疼きとなって鈴仙を襲う。

「OSHIOKIだと言ったじゃない? という訳で貴女には殿方の潮吹きが発生するまで逝ってもらうわ」

 鈴仙の体がゴムじかけの玩具のように跳ねる。

 叩きつける地獄の快楽に、文字通り悶絶する鈴仙を見つめながら、永琳は静かに舌なめずり。

 獣じみた声でのたうつ鈴仙の脳は完全に考える事を放棄している。

 痺れるような快楽に足は鈴仙の意思を完全に離れ開いたり閉じたり、伸びたり不規則な動きを繰り返す。

 ギュッと目を閉じ、歯を食いしばるその表情は普段のニコニコイジメて顔の鈴仙とは全く違う。

 そこにいるのはケダモノ。その先に行こうとする魁。

 鈴仙の頭の中で何かが音を立てて切れていく。

 屹立したフレミッシュジャイアントに催す尿意。

 永琳の囁きが、永琳の掌が、永琳の体温が。

 ねっとりとフレミッシュジャイアントを犯し、汚し、蹂躙する。

 みちみちと音を立てていた最後の一本が、切れる。

 悲鳴すらあがらない。

 歓声すらあがらない。

 無色透明のNewうーたん汁が迸る。

 従来のうーたん汁と違い、粘性の全くないサラサラのうーたん汁に、鈴仙の心まで一緒に放出されるほどの快楽がのしかかった。

 がくんと鈴仙の体から全ての力が抜け落ちる。

 そんな惚けた顔の鈴仙の顔を、あまり見かけない顔がひょいと覗き込んだ。

 ……誰だろう。

 思い出そうとしても、気だるい体がそれを許さずに。

 鈴仙は静かに意識を手放した。



――――――――――――――――――――――



「それで? 貴女の見つけた真理とやらを聞かせてもらおうかしら妖精さん?」

 精液まみれになったゴム手袋を鈴仙の股間に放り投げ、永琳は静かに椅子に腰掛ける。

 足を組んで問いかけるその姿は正に永琳オブ女医問。

 目の前の女医のムンムンとむせ返るようなエロスに思わずチルノは自らの股間をギュッとする。

「たとえば、おっちゃんが歩いてたとする」

 チルノは静かに語りだす。チルノの見つけた真理を。

「あたいはおっちゃんを見てもどうもおもわない。おっちゃんはおっちゃんで、あたいはあたいだから」

 その言葉に、永琳は一瞬驚いたような顔をした後、平静を装ったように足を組み直す。

 優雅に組み替えられる長い脚はチルノの瞳にあまりにも眩しい。

 チルノは股間がいらいらするのを我慢しながら、ついに真理に触れる。

「でも、すっぽんぽんの大ちゃんがいたら、きっとあたいはセックスしたい」

「ええ。そうね。じゃあ、もしそこに裸の私が通りかかったらどうかしら」

「……きっと。大ちゃんとセックスしながらあんたともセックスしたくなるとおもう」

 しっかりと永琳を見据えながら、確かにチルノはそう答えた。

「Je penis, donc je sushis」

 チルノの言葉を受けて永琳がゆっくりと口を開く。

 聞いたことのない言葉にチルノは思わず首をかしげた。

「古い月の言葉よ。こちら風に言うなら……我思う。故に、我あり。といった所かしら? チルノちゃん。貴女が辿りついた真理の答えになるかもしれないわ」

 正直に言えば永琳はこの上ない程に驚いている。

 超高次元八層式思考術を持っている永琳ですらその答えに気づいたのは×歳の時。

 月の民がその真理を受け入れるまでには数百年の歳月が掛かった。

 それをこの妖精は。

「……私が貴女に授けられるものなんてもう無いようね」 

「……あたい思う。ゆえに……あたい!!」

 辿りついたその真理にチルノはちっちゃなげんこつを握り締める。

 ここに幻想郷で初めて哲学を理解した妖精が誕生したのだ。



――――――――――――――――――――――



 チルノは走った。

 親友の大ちゃんの元へ走った。

 もはや足の裏の痛みを感じる事もない。

 いつの間にかぱんつのゴムが切れて脱げているのも気にならない。

 木の枝に服が引っかかり、次第にチルノの元気な素肌が白日の元に晒され始めるもチルノは決して止まらない。

 全ては。全ては大ちゃんのために。

 チルノ・レズノ・ダイチャン。

 チルノは想う。故に大ちゃん。

 想うからこそ愛したい。愛したいからセックスしたい。あたいって間違ってるのかな。

 チルノのプリンとしたおしりが大衆の面前に晒されるのとほぼ同時に。チルノは大ちゃんちのドアをブッ開いた。

「大ちゃんただいまんこ!!」

「チルノちゃんおか、はだかんぼ!?」

 大ちゃんの困惑も最もである。

 大切な親友が素っ裸で突然のまんこコールとかもはやこんにちわ死ね! 以上のインパクトである。

 思わずお夕飯の野菜スープの入ったお鍋を落としそうになるもギリギリの所で踏みとどまった。

「あたいは大ちゃんが大好きなんだ!」

「わかったからチルノちゃん何か着よう!? はだかんぼはちじょのしょぎょーでむじょーなんだよ!?」

 混乱しながらもしっかりと鍋敷の上に鍋を置くあたり大ちゃんの家事技能の高さはえらいもんである。

「あたいは大ちゃんがすっきゃねん!!」

 チルノの高速タックルを華麗な足さばきで躱すその姿はまるで手の中から逃げる八目鰻。

 当然キッチンに突っ込みそうになるチルノを抱き寄せてぶつからない様にするのも忘れないその気遣いは正に妖精界随一のお嫁さんである。

「落ち着いてチルノちゃん!」 

「これが落ち着いていられるかァー!! あたいは大ちゃんとセックスするんだァー!!」

「なにを言ってだァー!?」

 まさかの親友のカミングアウトに思わず大ちゃん式リストロックが叩き込まれる。

 人であれ、手首を完璧に決められると身動きが取れなくなるというが、まさに大ちゃん式リストロックはそれである。

「ひぎぃー!? なに、何これっ!? 動けないー!?」

「お、落ち着こうチルノちゃん? はだかんぼさんで他の人に飛びかかったらいけないんだよ? ね?」

 優しく諭しながらチルノを連れてゆっくりとキッチンから離れる。

 ここでどたんばたんすれば危ない。はっきりわかんだね。

「ね? チルノちゃん落ち着こ? 私もチルノちゃんの事が大好きだから。ね?」

「……なら……」

 チルノの小さな、切実なつぶやき。

 思わず聞き返そうとした大ちゃんの小さなミス。

 ほんのわずかに甘くなったロックを見逃すチルノではなかった。

 素早く体を入れ替える。刹那の時はチルノにとって十分すぎる時間だった。

 チルノのほんのり冷たい唇が、大ちゃんの唇を覆う。

 狂い咲く幼すぎる性が、大ちゃんの体を突き抜ける。

 ぐいっとチルノが腰を大ちゃんに押し当てた。

(う、そ……!? なんで? なんでチルノちゃんに……)

 大ちゃんに押し付けられているのは紛れも無きフェアリーおペニペニ。フェニペニ。

 困惑する大ちゃんの安産型寄りのお尻にチルノの指が食い込む。

 荒々しくも魂を込めたチルノフィンガーによるフィンガリングスに大ちゃんの女の子が疼く。

 ほんのりとひんやりしたチルノの唇が離れていくと。

 "覚悟"を決めたチルノの眼。

 不意に大ちゃんのお股に強烈な痛みが走る。

「うおぉぉぉ! 迸れ大ちゃんへのあたい! あたい千金の大金星ィィ!!」

「ふやぁ!? ち、チルノちゃんやめーーーっ!?」

 ぐいぐいと引き上げられる大ちゃんのおぱんつ。

 お股に食い込む綿のおぱんつ。

 可愛い大ちゃん割れ目に容赦なく食い込む綿のおぱんつ。

 可愛い可愛い大ちゃんのお尻にしっかり食い込む綿のおぱんつ。

 チルノ式がぶり寄り。残った残ったぷりんぷりん。どすこいどすこいむにゅんむにゅん。

 じりじりと大ちゃんはおふとんに押しやられる。

 おふとん際の攻防に、大ちゃん見事な粘り腰。

 しかしそれでも状況は悪い。大ちゃんもそれを理解している。

『はい。それじゃあだいいっかいわたしかいぎをはじめます』
『はい。あしたのおゆうはんはぴっつぁにしたいです』
『わぁ、さんせーです』
『ちるのちゃんにあいすもつくってあげなきゃね!』
『あ』
『どーしたの?』
『ちるのちゃんにおすもうされちゃう!』
『ふぇ?』
『えっちなどすこいされちゃう!』
『どすこいはだめだよ!』
『いいんかいのしゅのーぶはまんじょーいっちでこのたいおうをとります!』
『いかんのい!』

「遺憾の意とかなんの意味もないでしょぉぉ!?」

 脳内閣議の役たたずぶりにぶわっと涙ぐむ大ちゃん。

 そんな大ちゃんを尻目にチルノの本能大暴走。

 だからあれ程バカに刃物(股間の凶器)を持たせるなと。

「ま、待って、チルノちゃん。お願い」

 そっと大ちゃんの手がチルノの手に重ねられた。

 血走りつつある瞳で大ちゃんの顔を覗き込む。

 ほんのり桜色に染まった頬、桜みたいな唇から溢れる色っぽいため息。

 チルノの鼻から吹き出したのはイチゴのかき氷よりも真っ赤な鼻血。

「お、おせっくすの前に……わたしの全部、見て欲しいの」

 ぶんぶんと頭を縦にシェイクするチルノ。鼻血を顔射されてなお微笑む大ちゃん。流石である。

 ベッドにとさりと腰を下ろし、ゆっくりと大ちゃんおみ足が広げられる。

 さっきまで食い込みおパンツだったせいかちょっぴりお股が紅い。

 興奮気味に大ちゃんお股に顔を突っ込む。ほんのりと香るのは野いちごの匂い。

「んほっ!! 凄い! すごいよ! 大ちゃんのおまんまん野いちごの匂い!! あたいの股間がぴかれすくしりゃううううう!!」

 大ちゃんの股間に顔を押し付け、存分にその香りを楽しむチルノ。

 故に気づかない。いつの間にか大ちゃんに片手を取られていたことに。

 故に気づかない。静かに大ちゃんのおみあしが閉じられていく事に。

「サイキョッ!?」

 伸ばされる腕。締められる頚動脈。

 その技は寝技の極地。ヒトという生き物の作り出した至高の奥技。

 ――三角締め。

 ぐいぐいと締め上げる大ちゃん。そんな中でも諦めず、チルノは必死におまん香を嗅ぎ続ける。

「うぎ、ぎぎぃ! のどが、じまるぅ……!!」

「ごめんね! ごめんね! でも、エッチより先にまずおデートからだと思うから!!」

 がくんとチルノが落ちる。

 ぜえぜえと荒い息でチルノを解放し、大きくため息を一つ。

 屹立したおペニペニ、妖精のおペニペニであるからおフェニペニを見つめながら、大ちゃんは想う。

 ……これ、どうしよう。

 白目を向いてビクンビクンと震えるチルノを見下ろして、途方にくれる大ちゃんだった。



――――――――――――――――――――――



 ――なんだろう。

 チルノは自らの体に走る淡い快楽に目を覚ます。

 ゆっくりと体を起こそうとしたチルノの目に飛び込んできたのは、自らのおフェニペニをチロチロと舐める大ちゃんの姿だった。

「だい、ちゃん……?」

「……チルノちゃん、目が覚めた?」

 にこりと微笑む大ちゃんの聖母の微笑み。

 その笑顔だけでビクンとチルノのおフェニペニが跳ねた。

「大ちゃんのおフェラフェラ……!!」

「……動いちゃ、駄目だよ?」

 ぎゅっと大ちゃんにおフェニペニを握られて思わずチルノは歯を食いしばった。

「……私は、私はチルノちゃんのお友達だから。おセックスはできないけど……ん」

 ちゅっと優しくおフェニペニの先にキスをして、優しくその鈴口を舐める。

 びくんとチルノの体が跳ねる。

「……お口で、慰めてあげることはできるから。ね?」

 慰めフェラ。そういうのもあるのか!

 控えめに大ちゃんの舌がカリの辺りをちろりと舐める。

「おフぅぅん!!」 

 大ちゃんのペロリ愛撫にチルノは思わず妖精の澱粉をフェニペニからドピュりそうになりながらも尻の穴にギュッと力を込めて耐える。

 フェアリー我慢である。氷妖精はうろたえない。

 チルノの反応に大ちゃんは意を決してフェニペニの頭をれるりと舐めまわす。

「だ、大ちゃん! もっと、もっとはむっとして! ぱっくんちょして!!」

 チルノの大ちゃんお口マンコ要請に困惑しながらも。

 そんな子供っぽいチルノに苦笑いを浮かべながら控えめに、けれども大きく口を開け、ゆっくりとチルノのフェニペニを頬張った。

 ぬめりとした舌の感触。ほんのりと触れる歯の硬さ。ねとりとした唾液の生暖かさ。

「ふぉぉぉーーーぅ!! だいちゃ、ふぉぉぉーーーぅ!!」

 興奮気味に叫ぶチルノに、ついつい大ちゃんはエッチなサービスを一本追加。

 唇だけで器用にフェニペニを咥えると、頬が凹むほどに腔内の酸素を吸い上げる。

 スペルカードの使えない大ちゃんの放つスペルマカード~ルーネイトバキューム~

 ほっぺのお肉がまるでおまんこの様にチルノのおフェニペニをgot it。

「っだいちゃんのお口ざーめんそーじきだめぇぇ! ずぼぼぼぼって、音たてて大ちゃんおくちまんこがぁぁぁ!!」

 快感に思わず頭を抱えるチルノの限界は近い。

 大ちゃんの舌が無遠慮にチルノのカリを、裏筋を這い回る。

 チルノの足がびんと伸び、大ちゃんの緑色の髪が可愛いあたまに絡みつく。

「あっ、あっあっ!! で、でれぅ! あたいのフェニペニからっ! アイシクルせーしがっ!」

 びくんびくんとおフェニペニが震えるのを腔内で感じ、ぐっとフェニペニを喉奥へと誘う。

「やんぬるかなぁぁぁぁぁ!!」

 瞬間、放たれた冷たくも爽やかな喉越し。

 キンキンに冷えたヨーグルト的な精液が大ちゃんの喉の奥へと注ぎ込まれる。

 吐き出しそうになりながらも、必死にそれを飲み干す大ちゃん。少なくともそれは初めて飲んだビールよりもマシに思えた。

 欲望の全てをぶちまけたチルノは大の字に寝転がり、大ちゃんちの天井を見上げる。

「……全ては一つ。一つは全……そうか。それがこの世界の真理……」

 変な賢者モードに入ったチルノを見つめながら、なんとかチルノの精液を飲み干した大ちゃんは思う。

 取り敢えず、チルノちゃんのお洋服どうしようかと。