真・東方夜伽話

永遠亭の診療所[ルナサ編]

2011/05/23 23:03:38
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永遠亭の診療所[ルナサ編]

かたなしせいら



明かりが消え、すっかり里が眠りについた深夜の時間帯。
一人の少女が、未だに明かりの点いている永琳の研究室前で気まずそうに佇んでいた。
扉をノックしようと右手を胸の辺りまで上げるが、その手は前に出ることなく自身の胸へ戻してしまう。そんな行動をルナサ・プリズムリバーは数分に渡って続けていた。
「頼れる人はこの人くらい……」
自分に言い聞かせるように数回呟いたルナサは、深呼吸して何度目かわからない握り拳を作った。
扉をしっかり見据えて覚悟を決める。一度この扉を叩いてしまえば、もう後戻りはできないことをしっかり意識して。
「――はぁ……」
それでも手は前へ進まなかった。
ルナサは自身の体内に異常を感じていたのだ。性器からの下り物が増え、なにやら下腹部にひりひりするような違和感を覚えたのが一週間ほど前。時間が経過すれば治ると思って放っておいてもこの症状が治ることはなく、かといって妹たちに相談するのは恥ずかしい。どうしたらよいか懸命に悩んだ結果が、永琳の元へ訪れること。
妹たちに知られたくないため、わざわざ二人が寝静まった深夜を狙って抜けだしてきたが、いざ診察を受けるとなると決心が鈍って中々一歩を踏み出せない。
「相手は医者。何も思わない……」
呪文を詠唱するかのように。ルナサは目を閉じて何度も自身に言い聞かせた。
決心がつくまで後何分かかるのだろう。このままでは永遠に扉の前で佇んでいそうだったが、ルナサが踏み出すよりも早く扉の向こうから部屋の主が顔を出してしまう。
「中まで聞こえてるわよ……。そんなに私へ呪いをかけたいのかしら?」
「っ!? え、あ……診てほしくて……その……」
次に目を開けた時は扉をノックする時と決めていたルナサだったが、目を開けた今、目の前の扉は既に開いている。盛大に出鼻を挫かれたルナサは、両手を胸の前でモジモジ動かして口籠った。
「あら。患者さん? それなら、話は中で聞くわ。どうぞ入って」
「……」
気まずそうにするルナサを意に介すことなく笑顔で中へ入るよう促す永琳。そんな永琳の対応に少なからず感心したルナサは、ようやく決心がついたようで。
一度小さく息をついてから永琳の研究室へ足を踏み入れた。中へ入った直後に散乱する見慣れない道具や資料たちに唖然とするが、永琳が部屋の鍵をかけたことで我に返り、不安気な表情で永琳を見つめた。
「散らかっていてごめんなさいね。そこのベッドへ適当に腰掛けて」
室内へ入って帽子を取ったルナサは、黄色のショートヘアに緩く両手で手櫛を通す。素早く形を整えると帽子を膝の上に置き、足を揃えながらベッドへ浅く腰掛けた。
対して永琳は自分専用の回転椅子に腰掛ける。それから緊張しているルナサを包み込むように柔らかく微笑んで、リラックスさせてあげるよう努めた。
「何かお困り? 私で力になれることなら、喜んで協力するけど」
「……」
ルナサは喋らない。元々内気な性格で喋ることがあまり得意ではないこともあるが、何より彼女は恐れているのだ。自身の症状を伝えると、どのような診察を施されるのか。
言おうか言うまいか。ルナサはスカートの裾をいじりながら、自身の内にある恐怖心と懸命に戦った。
症状を言い渋るルナサの姿を見ても、永琳は何も言わない。ルナサが自身と戦っていることが、その難しい表情から何となく予想できたのだ。
それからたっぷり三分ほど。ルナサは永琳が自分の作業に取り掛かり始めたのをいいことに、何度も何度もどのような診察をされるか考えた。異常を感じる場所が場所なだけに、それなりの抵抗があるのだろう。しかし、仮にルナサが今思い浮かべている最悪の展開になったとしても相手は自分と同じ女性。
これが決め手だった。ルナサは決意を固めて閉ざしていた口を開いていく。
「下腹部の中が……なんだかひりひりするんです」
「下腹部の……中?」
真剣な顔つきを見せた永琳と、永琳から視線を逸らしてしまうルナサ。
一度決意をしたものの、ルナサは永琳の返答を聞いて即座に不安になる。下腹部と濁して言ったものの、ルナサが異常を抱えているのはようするに女性器。永琳が思いのほかすぐにそのことへ気づいてしまったことが今の返答でわかり、ルナサは何ともいえない恥ずかしさに身を浸す。
「それは放っておくと、よろしくない可能性が高いわね……」
考え込む永琳に対してルナサはますます不安に駆られていく。
医者の放つ、よろしくない、という単語には大きな力が込められていることをルナサは初めて経験する。今の一言でルナサの中に芽生えていた、何か恥ずかしいことを言われたら治療を受けないでいいという考えは即座に消滅。知らずのうちに、ルナサはその場へ拘束されてしまう。
ルナサが先ほどから執拗に恐れている事態。それは――
「診てみる必要があるわ。下半身の着ているものを全て脱いで、ベッドへ仰向けに寝て頂戴」
悪意のない永琳が放った言葉は、ルナサの羞恥心を抉り上げた。
みるみる顔が赤くなっていく。自分が最も恐れていた事態が、一瞬のうちに展開されてしまったのだ。飲み薬くらいで治るかもしれないという、ルナサの抱いていた淡い期待はいとも簡単に打ち砕かれ、この状況がルナサを極限の状態へ追い込んでいく。
自分以外の誰にも見せたことがなかった性器を見せる。初めて見せる相手は好きになった男性であってほしいとも思っていたルナサにとって、これは耐え難いことだった。
「性器の異常というのは生殖に関わってくる。放っておくと、あなた子供を産めなくなるかもしれないわよ?」
「は、はい……」
永琳の言葉がとどめになったらしい。
靴にすら手をかけていなかったルナサが、ゆっくりとした手つきでブーツを脱ぎ、ベッドの脇へ丁寧に揃える。それからスカートのフロントボタンを外すと、永琳の視線を気にしながら静かにベッドの上へ置いた。
純白の中に、アクセントとして薄くプリントされている音符が可愛らしい下着。少々大人びた顔をしているにも関わらず随分と無垢な下着を着けていることに永琳は微笑ましさを感じた。
「あの……」
「どうかしたの?」
さすがにこれ以上を脱ぐのは恥ずかしいのか、そこでルナサの手が止まる。
「最近下り物の量が多くて……だから、その……」
「……。少し見せてくれる? それだけで症状が把握できるかもしれないから」
ルナサが渋っていたのに、永琳はそんなこと意に介さず下着を脱ぐよう命じる。
永琳の表情は真剣だった。ルナサもそんな永琳を信用していないわけではないが、自身の下り物を見せることはやはり抵抗がある。しかしそれで症状がわかるかもしれないのなら、見せてしまったほうが懸命なのも事実。
「何も思わない……」
小さく一言呟いたルナサは、下着の両端に親指を差し入れて渋々と下ろしていった。
露になっていく髪とお揃いの黄色い陰毛。毛はきちんと生え揃っていて、外見のわりに身体は大分発達していることが伺える。さらにその先へ下着を下ろしていくが、丁度性器に当たっていた部分が噛みついているように性器から離れていかない。しかしそれも一瞬のこと。ルナサが力を込めると、布の一部は勢いよく性器から剥がれ、下半身が永琳の視線に晒された。
ルナサはすぐに足を折りたたんで性器を隠すと、真っ先に下着の中央へ当てられていた下り物シートに目をやって頬を赤らめる。
「見せて」
「……」
永琳の差し出した手へ、ルナサはゆっくりと脱いだばかりで体温の残る下着を手渡した。
その中央には薄いおしっこのような黄色いシミができており、それに混ざって少々粘着質の液体も見られる。だが、そんなものよりも強く目を引いたのが、その中で一際色濃く存在を主張する血液。
「あなた今日生理?」
「いえ……」
ルナサは恥ずかしさのあまり永琳と視線を合わせることができないようだった。俯きながら小さい声を出し、首を横へ弱々しく振る。
永琳が眉を潜める。さらに永琳はルナサの下着へ注意深く視線を落とすと、下り物が多く付着している箇所を自身の鼻へ近づけていった。
「あっ! ちょっと……」
「膣が炎症を起こしているわね」
ルナサが声を上げたのと永琳が症状を看破したのはほぼ同時だった。
思わず下着へ手を伸ばしていたルナサの手は止まり。炎症という聞きなれない単語に首を傾げる。
「ようするに、膣へ菌が繁殖してるのよ。でもまだこの程度なら重い症状じゃない。薬を塗れば明日にでも治るわ」
「え――あ……本当ですか」
「嘘言ってどうするの。本当よ」
ルナサは思わず安堵の溜息を零す。膣が炎症を起こしていると聞いた時はかなり不安気な様子を見せていたが、一日で治ると言われれば心休まるのも当然。この時ルナサは思い切ってここへ来てよかったとさえ思っていた。
「あの……私には二人の妹がいるのですが、このことはくれぐれも秘密に……」
「わかったわ。患者のプライベートは遵守するから安心して。それじゃ、まずは消毒ね。膝を折り曲げて足の裏をベッドへつけて頂戴。それから足を大きく左右へ開いて」
手を洗って、慣れた手つきで滅菌済みの医療用ゴム手袋を装着していく永琳。数枚のガーゼを取り出して消毒液を用意すると、ピンセットで掴みながら丁寧に浸していった。
ルナサは抵抗を感じたものの、薬を塗って治ってくれるのならば仕方ないと思い、言われた通り靴下に包まれている足の裏をベッドへ乗せて、膝の間隔を開けていく。その際、最後の悪あがきとでもいうようにルナサは自身の性器を手で覆い隠し、永琳の準備を緊張した面持ちで眺めていた。
「はい。それじゃ消毒するから、あまり動かないで」
消毒液に浸されたガーゼの置かれた銀のお盆がベッドの側にある机へ置かれた。そこから一枚のガーゼを手に取ると、永琳はルナサの手を退かして口の閉じている性器へガーゼを当てる。その際、中まできちんと消毒できるように、左手でルナサのビラビラを器用に掻き分けて、膣の入り口を大胆に露出させた。
「ぅ……っ」
ひんやりした消毒液の感覚にびっくりしたのか。ルナサは一瞬背中を跳ね上げたが、永琳は気にすることなくルナサの性器を消毒していった。
膣口を優しく拭き、一度使った面がもう一度触れてしまわないようきちんと意識してガーゼを操る。広げられたビラビラの内側もしっかり形になぞって拭き、一枚のガーゼを満遍なく使ったら次のガーゼへ。再び膣口を綺麗に消毒し、僅かに内部へ潜って膣道にも消毒液を付着させた。
きちんと整えられていた黄色の陰毛が消毒液によってしっとりしてくると、永琳は左手でルナサの核を守る包皮を剥き上げた。そして、その先もしっかりガーゼで包むように撫でては消毒液を塗り広げる。
「……」
ルナサはそんな永琳の手つきを穴が空くほど見つめていた。やはり場所が場所なだけに気になってしまうのだろう。そして同時に、早く終わってほしいとも思っていた。それほどに、永琳の力加減はルナサにとってもどかしかった。
消毒液が塗られてひんやりしているガーゼの部分がルナサの核を包みこむ。左手ではガーゼがより大きくその部分へ当たるように、陰核の包皮をしっかり剥き上げて固定。小さな突起は何度も右へ左へと動かされた。
永琳の消毒は終わらない。まだか、まだか、とルナサは心の中で想い続けていたが、何度も転がされているうちに意思と反してルナサの突起が徐々に硬くなってくる。
「ぅぅ……!」
いち早く身体の変化を悟ったルナサは素早く永琳の手を退かして、気づかれるよりも早く顔を真っ赤にして性器を庇ってしまった。
そんな行動に目を丸くした永琳だったが、すぐにルナサが何を思ったのか気づいたようで、笑顔を浮かべて優しく言い放つ。
「大丈夫よ。もうすぐで終わるから」
手をゆっくり掴んで退かした永琳は、再び左手で性器を広げてから、硬くなっていた核に狙いを定めてガーゼを当てていく。
もうすぐで終わるという言葉と、永琳が何も気にしていないことに少なからず安心したのか、ルナサはこれ以上抵抗することなく目を閉じながら永琳の消毒を受け入れた。
それから三分ほど。ガーゼでルナサの性器はしっかり消毒され、永琳が満足した頃にはルナサの衣服を内側から持ち上げる胸が、目に見えて深く上下するようになっていた。
「終わったわ。それじゃ、あとは薬を塗っておしまいだから、辛いかもしれないけど、もう少し足を広げててね」
数枚のガーゼを使い終えた永琳が、今度は容器に入った塗り薬を持ち出してくる。ルナサは消毒がやっと終わってくれたことに心から安堵し、スースーする性器に顔をしかめながらも明日のことなんかを考える余裕が生まれた。
ゴム手袋を外した永琳は、容器から少量の薬を指の腹へ乗せる。それから再びルナサの性器を眼前で捉えると左手で口を広げ、薬の乗った右の中指をゆっくりルナサの内部へ沈めていった。
ルナサの全身に力が籠る。同時に膣内がきゅっと小さく締まって、永琳の指を絞めつけた。
「デリケートな部分だから、強烈な薬は使っていないわ。そんなに身構えなくて平気よ」
言われて多少身体から力を抜いたようだが、緊張が解れていないせいでまだまだ中は窮屈。それでも永琳はなんとか炎症を起こしている部分を探り当て、指の腹で緩く撫でるように薬を投与した。
永琳が少し強めの力でルナサの膣道を押し上げる。そんな動きに腰を一瞬だけ跳ね上げて反応したルナサは、気まずそうな顔をして横を向いてしまう。
「ごめんなさい。痛かった?」
「ぃぇ……ごほっ……いいえ」
指をしっかり動かしながら、永琳はルナサの顔色を伺う。
一瞬、しばらく口を閉じていたルナサから熱い吐息のかかった声が漏れたが、本人もそのことに素早く気づいたようで、咳払いでごまかしては正常を装った。
永琳の指が中でソフトに動く。痛みを与えないように。内部の状態を探るように。ルナサの蜜壺へ丁寧に薬を指の腹で滑らせる。
だが、そんな治療を続けているうちに、ルナサの身体はゆっくりと本人も望まない変化を見せ始めてしまう。
「……あら」
「ッ――」
気づかれた。ルナサは瞬時にそう思ったに違いない。
ルナサは、永琳に薬を塗られるたびに熱いものが腰回りへ込み上げてくるのを感じていた。その熱はお腹の奥できゅんきゅんと暴れ、甘酸っぱい刺激を頭へ送りこむ。そして、連鎖するようにルナサの女性器がとろけていく。
ルナサは必死に我慢した。永琳に自分の状況を知られないように、ずっと身体へ力を入れて歯を食いしばっていた。
それなのに。
「……」
「ゃっ……すいませ……やだっ……」
永琳が指を動かしていると、ルナサの意思に反して中からは、ぴちゅ、ぴちゅ、と可愛らしい水音が聞こえてきた。
ルナサがその音を聞いた途端、瞬時に涙目になって顔を両手で覆ってしまう。おそらく、永琳に目を丸くして性器を見つめられていたことに耐えられなくなってしまったのだろう。
永琳の指が止まる。そのまま、眉を潜めた永琳は、ぬぬぬ、とルナサの濡れ始めた膣内から指を抜き取って先端に付着していた透明の滴を凝視した。
「あのね? さっきも言ったけど……この薬はデリケートな部分に塗るものだから、ソフトな薬なの。これじゃあ、薬が薄まってしまうわ」
「――」
性器を両手で庇ったルナサは、涙目になりながら無言で俯いた。その顔は耳まで真っ赤に染まっていて、火照った吐息をのぼせたように吐き出している。
「少し落ち着いて。落ち着いたらまた塗るから」
永琳はまたしても、何も気にしていないような素振りで小さく微笑んだ。ガーゼを取り出してルナサの手を退かし、滲み出てきてしまった愛液を軽く拭きとってあげる。
対して、ルナサはこの場から消えていなくなってしまいたいほどの羞恥心に駆られていた。治療を受けているだけなのに、性器を濡らしてしまう自分の身体が恨めしかった。
両足を閉じて一度深呼吸をすると、なんとか他のことを考えて気を紛らわそうとするルナサ。妹たちのことや、音楽のことを無理やり頭の中へ思い浮かべ、芽生え始めていた官能をゆっくり落ち着けていく。
「平気?」
「はい。すいません……」
なんとか自分の中で整理ができたのか、ルナサは自ら両足を開いて性器を永琳にさらけ出した。
永琳が再び薬を右の手の腹へつける。それから先ほどと同じように左手で陰毛を掻き分けながらビラビラを広げると、上のほうですっかり縮こまっている核を見つけることができた。
「入れるわよ」
小さな膣口に狙いを定めて、中指が再び内部へ侵入していく。
暖かく、窮屈なルナサの中。そこはまだ異性を知らず、自身でもろくに触れていないことが容易に想像できた。
そんなルナサにとって、他人に内部を弄られるなんてことは当然初めての経験。自身で触れる時との感覚の違いに未だ慣れないながらも、今回こそはなんとか変な気分にならないよう努めていた。
永琳の手が中で静かに動く。それはまるで膣の感触を堪能しているかのような動きで、一定箇所を指の腹で引っ掻くその手つきは、非常に巧み。その一定箇所が炎症を起こしている部分なのだろうが、ルナサはそこを重点的に弄られても何の痛みも感じ無いどころか、みるみる切ない感覚に飲み込まれていく。
「ぅっ……!」
ルナサの手が弱々しく永琳の右手首を掴み上げる。咄嗟に動きを止めた永琳は、不思議そうな顔でルナサを見つめた。
気まずそうな顔をしながらも、イヤイヤするように顔を横へ小刻みに震わせるルナサ。その瞳からは、今にも涙が零れ落ちそうだった。
「うごかさ……ないで……」
掠れた声を出しながら、左手で性器を懸命に庇う。しかし、右の指は既に中へ入っているため、庇ってもそれは視線から性器を守る程度のことしかできなかった。
再び力んで些細な抵抗を始めるが、やはり指が気持よくて身体がどんどん反応してしまう。もう、ルナサはどうしていいかわからなかった。
「ン……ぁんっ!」
永琳の指が一際大きく動いた。その瞬間、ルナサは喉元を反り上げてあられもない声を上げてしまう。
瞬時に口元へ左手を持っていくルナサ。歯を食いしばって自分が変な声を出してしまったことを悔やむが、永琳の指が中で動くたびに思考がぼやけてみるみるうちに下半身が痺れていく。結局ルナサは口元を覆っても声を堪えきることができず、定期的に甲高い声を漏らしては永琳の指に愛液を絡めていった。
「……。あらら……」
「ぅっ、すいませ……」
堪えていた涙がついに溢れ出してしまう。ルナサは顔を真っ赤にしながらポロポロ涙を零し、手を止めて見つめてくる永琳の視線を避けるように強く目を瞑った。
ついに泣き出してしまったルナサを見て、永琳は困ったような顔をする。だが、すぐに優しく微笑んではルナサを慰めてあげた。
「場所が場所だから、仕方ないわ。気にしないで。とりあえずこのままじゃだめだから、性欲を処理しましょう」
「処理……? ぁっ、んぁ、っんぅ……!」
永琳の指の動きが目に見えて変化する。
指の腹で子宮口を軽くノックして腰を跳ね上げたルナサの反応を見てから、その周辺をたっぷりと刺激し始めた。
「そ、そんなこと……ぅぅっ……されたら……ゃっ……」
「これではいつまで経っても薬が塗れないから、あなたの性欲を処理するわ。きっと溜まっていたのでしょ? だから今は何も考えなくていいわよ。私に任せて」
永琳はルナサを絶頂に導くことだけを考えて性器の刺激を施していく。しっかりと快感どころだけを捉えて、その他の場所には一切触れることなく一点を集中して弄り倒す。焦らすことや言葉で雰囲気を出してあげるようなことも一切ない。ただ、職務を全うするだけのように機械的な刺激を繰り返すだけ。
左手で核を摘まんで擦って。右手で蜜壺を激しくかき混ぜて。ルナサをものすごいスピードで女へ変えていく。
ルナサの奥は永琳の指が動くたびに、じくじくと蜜を溢れさせた。それは目で見えなくとも、指が動かされるたびに響き渡る大きな水音がしっかりと証明している。そんな正直な反応にルナサは悔しそうな表情を見せるも、すぐに我慢が利かなくなっていく。
「ぃゃっ……だめ……イっちゃ――ぁっ、ン……」
ルナサが衣服に隠れる胸を激しく上下させながら、永琳の右手を力強く握りしめる。ルナサの肌はすっかり汗ばんで、額は照明を受けてキラキラ光り始めていた。そのせいか、髪を振り乱すたびにルナサの甘い香りに混じって仄かに汗の香りが広がっていく。
性器と指の隙間から透明な粘液が流れるように垂れてくる。ますます動かしやすくなっていくルナサの胎内は既にびしょびしょ。薬も溶けてなくなっていた。
一気に込み上げる絶頂感。永琳の的確すぎる指使いがルナサへ与えている感覚は、ルナサが今まで経験してきたどんな快楽よりも心を虜にした。
「せんせ……ぇ……いれ……て――ぁっ、ンッ!」
「ごめんなさい。気持ちはわかるけど、私じゃそれは叶えられないわ」
ルナサは自分でも信じられないことを無意識のうちに言っていた。
我慢できなくなってしまうほどの強烈な快楽が全身を駆け巡っていたルナサは、自身をたっぷりと埋めてもらいたい気持ちで一杯だった。目の前にいるのが女性であることも忘れ、ルナサは甘えるような声色で永琳におねだりしてしまう。
永琳の指使いがどんどん速くなる。同じようにルナサの反応もどんどん激しくなる。そんなルナサが果ててしまうのには、それほど時間を必要としなかった。
「むぅん――ッ!」
背筋を反り上げて硬直したかと思ったら、呼吸を荒くして身体を後ろへ倒す。自らベッドへ足を広げながら仰向けに寝たルナサは、天井の明かりを見つめて焦点の定まらない瞳を揺らしていた。
永琳の二本指がルナサの膣の収縮を堪能してからゆっくり抜けていく。その先端には白いゼリー状の液体が大量に付着していて、抜き取った後も性器が糸を引く。
「はい。それじゃ拭くわね」
「ぁ……はぁ……んぅ……ふぁ……」
荒い吐息に混じって、色香を纏った単発的な声が口から漏れていく。永琳はまず自身のぐっしょり濡れた右手を綺麗にしてから、ガーゼでルナサの性器をしっかり拭っていった。
性器から粘着質の液体を取り除いて、飛び散ってしまった太ももに差し掛かった時。永琳はルナサの肌がペタペタしていることに気づいて声をかける。
「熱い?」
ルナサが力なく永琳の問に頷いて、額に浮き上がった汗を拭った。見れば、ルナサの髪は大分汗に濡れてしっとりと重みを増している。
「それじゃ、服脱いじゃましょっか」
放心しているのをいいことに、永琳はルナサの上半身にあるフロントボタンへ手を掛けていく。ボタンを外し終えると、だらんと力なく垂れていた腕を起こして抜き取り、内側に着ていた白いブラウスも器用に取り除いてしまう。
下半身とおそろいの、純白に音符の模様がアクセントしてついた下着。その部分は決して大きくはないものの、しっかりと肉感を保って布に覆われていた。
ブラジャーだけを残して全裸になったルナサは、手首を目頭に当てて呼吸を整えている。その際、腕によって中央へ寄せられた胸がブラジャーの間で小さな谷間を覗かせた。
「はぁ……ぅ……」
足を閉じて、右腕を股に挟みこむルナサ。絶頂の余韻に浸ってボーッとしている頭で、ルナサはどうして自分が今こんな状況になっているのか考えていた。
「落ち着いたら言ってね。きっともう大丈夫よ」
永琳の声に耳を傾けながら、ルナサは自分が今性器に病を抱えていることを思い出す。しかし、先程から下り物が出るようなこともないし、出血が起きるようなことも既になかった。
だが、のぼせたような状態の頭ではそのことに気づけない。ルナサは早く治療しないといけないと思い直し、気分を落ち着けるように努めた。
「……」
それなのに、頭へもやもやと浮かんできてしまうのは先程永琳の指によって与えられた忘れ難い快感。性器を弄ってあれほど気持よくなれることを、ルナサは今の今まで知らなかった。
思い出すだけで下半身が疼きだす。太ももは勝手にもじもじと擦り合わせられ、挟んだ腕を無意識のうちに上下させて筋をなぞる。左手もいつの間にかブラジャーへ潜り込んで、自身の小さく膨らんだ胸をぎこちなく弄っていた。
「ふ……はぁ……」
時間が経つにつれて、ルナサはゆっくり自我を取り戻していく。胸を弄っていた手も動きが止まり、下半身の疼きもゆっくり収まり出す。それからは、我に返ったように性的な箇所から自身の腕を離して、いつもの真面目な表情を取り戻していった。
「あの……。もう一度言いますが、妹たちにこのことは……」
「言わないわよ。落ち着いた?」
永琳の問いに小さく頷いたルナサは、寝ていた身体を起こして再びベッドへ足を投げ出しながら座る姿勢になった。この時改めて自分の身体を見て、全裸に近い姿を晒していることに抵抗を感じたのか、申し訳ない程度に両手で性器とブラジャーを押さえつける。
「それじゃもう一度やってみましょ」
容器に薬をつけて、再びルナサへ近づいていく。そんな永琳の指先を見つめるルナサの瞳はどこか決意に満ちていて。
何も言われることなく、ルナサは手を退かして足を開いた。まるで、男を誘うかのように。性器を自ら大胆に晒して指を迎え入れようとする。
永琳の指が、先程一度絶頂を迎えたルナサの女へ潜り込んだ。だが、ルナサは顔色一つ変えない。今度こそは痴態を晒してしまわないよう、全身に力を入れて何も考えないようにしていた。
「いい感じよ」
永琳の指が奥深くへ潜り込んだ。それから炎症を起こしていると思われる、先程から執拗に刺激されていた箇所に狙いが定められると、またしても指がソフトなタッチでルナサの膣を撫でていく。
ルナサの眉が一瞬動く。この場所は、先程からルナサが一番敏感に反応し続けていた場所。その部分を執拗に撫でられていると、頭では何も考えないようにしていても、身体はしっかり反応し始める。
全身がゆっくりと解れていく。力を入れていた瞳は、まどろみに瀕しているかのようにトロンと下がり、ベッドのシーツを握る手には力が籠り始める。それでも、ルナサは吐息一つ漏らさずに永琳の動きを見守っていた。
探るような手つきで指が動く。時折回転させて子宮口の下辺りを引っ掻き、時には子宮口を触れるか触れないか程度の力加減で撫で上げる。
「ッ――」
もどかしい治療を続けられていくうちに、太ももへ緊張の筋を走らせて震えたルナサ。そして、そんな動きと同時に永琳の指先が捉えたのはルナサの奥からゆっくりと滲み出てきた熱い蜜。
「やだっ……」
ハッキリと室内に粘着性の音が響き、ルナサはまたしても自身の性器が濡れてしまったことに気づいて顔を赤くしてしまう。
そして一度火をつけられた途端にルナサの頭には先程の光景と刺激が鮮明に蘇り始め、一気に興奮が増して愛液を溢れさせていく。そうしているうちに、すぐにソコからは永琳の動かすリズムに合わせて大きな水音が立つようになった。
「ぁっ、ぁっ……」
「……。一度抜くわね」
抜き出された永琳の指先はしっかりと濡れていて、ルナサの性臭がむぁっと永琳の鼻をつく。
ガーゼを取り出した永琳が、性器から零れ出した愛液を拭い取る。ルナサは気まずそうに俯いて永琳の表情をさり気無く伺うが、どう見てもその表情は真面目。そのせいで、ルナサは一層申し訳ない気持ちで一杯になってしまう。
治療のはずなのに、少し性器を弄られただけで感じてしまう。ルナサはそんな自分の身体を、いやらしい体質なのではないか、と思い始めていた。
少し間を置いて、永琳の指が再び潜り込む。今度は中で激しく動きまわるようなことはなく、緩急をつけて一定の箇所を押し上げる程度に留まっていた。
「これならどう?」
しかし、一度官能が芽生えさせられてしまったルナサにはそんな刺激すらもどかしい。すぐに性器は喜んで刺激を感受し、お腹の奥がきゅんきゅんと疼き出す。
「だめ……です……きもちい……です……」
本当に申し訳なそうな表情で謝るルナサは、早くも心が折れて泣き出してしまいそう。
永琳は困ったような顔をして指を抜くと、やっぱり滲んでいた愛液をガーゼで拭きとって再び中へ。しかし、すぐにルナサは声を上げて性器を濡らしてしまう。
そんなことを三回ほど繰り返していると、ついにルナサは泣き出してしまった。
「ぐすっ……ぅっ、すいません……すいません……ぅぅっ……」
「な、泣かないでいいわよ……でも、困ったわね……」
暖かく濡れそぼったルナサの内部から指を引きぬいた永琳は、自身の指先を拭ってからルナサの性器を拭い取る。近くのゴミ箱は、ルナサの愛液を吸ったガーゼで一杯になっていた。
顔を両手で覆いながら耳まで真っ赤にして泣くルナサ。罪悪感と恥ずかしい気持ちでまともに永琳を見ることができず、足を閉じてベッドの上に体育座りのように蹲ってしまう。
今まで性体験をしたことがなく、自慰行為すらも行っていなかったルナサは、初めて性器を他人の指で弄られたことで内に眠る女を目覚めさせられてしまったかのかもしれない。既にルナサの性器は、永琳に与えられるどんな刺激も気持ちいいと感じるようになっていた。
「薬を変えましょっか。少し強めのにするから、人によっては拒否反応が出てしまうかもしれないけれど……これはオーガズムにさえ達しなければ大丈夫だから」
今まで使っていた容器をしまった永琳は、引き出しから新しい容器を取り出して指へ乗せる。そして再びルナサへ足を開くように指示するが、ルナサはすぐに従わない。膝で胸を潰しながら、涙目のまま俯いている。
だが、永琳はそんなルナサを意に介することなく、指を太ももの影へ潜ませていった。
「ぁっ! ゃっ……」
指先を芋虫のように動かして割れ目の奥へ侵入すると、すぐさま膣口を見付け出して奥へ沈んでいく。
ぬめった秘肉を潜るように進んでいく指先は、ルナサが弱々しい抵抗を見せるにも関わらずどんどん奥へ入る。そのまま呆気無く指の付け根まで埋まってしまった指は、中で回転を繰り返しながら薬を塗り広げた。
「ぅっ、ン……」
早くもルナサは感じ始め、呼応するように愛液がじわじわと滲んでくる。けれど今回の薬は愛液によって薄まることはないため、永琳は指先でルナサの愛液をハッキリ感じていながらも気にすることなく作業を進めていった。
ルナサの顔を覆っていた手が少し下へずれて、赤くなった両目が露になる。その視線は永琳の指へ向けられており、くちゅっ、と音が立つたびに永琳へ視線を移した。
今塗ってもらっている薬は、自分が感じてしまっても達しない限り大丈夫。そう言い聞かせることによって、ルナサは先ほどより大分精神的に楽になっていた。それでもやはり自分が甘い声を出してしまう姿は恥ずかしいようで、なるべく平常心を保てるように多少の努力はしていた。
「ぁっ……はぁ……」
時折喉から漏れる声はすごく色っぽくて。両足も永琳の指が動かしやすいように自ら開き、顔を覆っていた両手も自身の胸の谷間あたりで重ね合わせて、きゅっと握りこぶしを作っていた。
鼓動がどんどん速くなっていく。身体がしっとり汗ばんでいく。ルナサはだんだん大きくなる水音を聞きながら、くねくねと半身を悶えさせて顔を膝に埋めていた。
「もう少しよー」
薬を塗りつける指の動きが速くなった。それに伴ってルナサの性器からは白く濁った滴が滲み出てくるようになり、ベッドのシーツへ失禁跡のようなシミを広げていく。
その時だった。ルナサは強烈な痺れにも似た尿意のようなものを感じてしまう。これが絶頂の前触れであることにルナサはいち早く気づき、永琳の手首を咄嗟に掴んで動きを止めた。
「どうしたの……?」
「はっ、ぁ……」
ルナサは何も言わない。涙目になりながら首を小刻みに左右へ振るだけ。永琳に懇願するような瞳を向けているだけ。
「もしかして……イきそう……なの?」
「ッ――」
ルナサは一度目を強く瞑って涙の滴を溢れさせると、すぐに開いてから潤いを纏って揺れる瞳で小さく頷いた。
「じゃあしばらく動かさないから、大丈夫そうになったら言って?」
微笑みを返した永琳は、指をルナサの中へ埋めたまま動きを止めた。その中は永琳の指がとろけてしまいそうなほどに熱く潤っている。
永琳の言葉を聞いて、肩で息をしながら気を落ち着けていくルナサ。呼吸に合わせて膣内が収縮し、永琳の指はそのたびに締め付けられた。
ルナサが口を開いたのは、永琳が動きを止めてから五分が経過した頃だった。蚊の鳴くような声で、大丈夫です、と呟いたのを合図に、永琳は指の動きを再開させる。
緩急をつけて子宮口周辺を弄っていたかと思えば、手前を擦り上げて。ルナサが腰を跳ね上げると、その箇所へ重点的に薬を塗り広げた。
「ぁ――ぁあっ! だめ――ンッ……イく、イ――」
ルナサが自分の性器を、永琳の指を押し込むようにして庇った。そんなことをしても意味はないのだが、意思でコントロールできない感情に翻弄されていたルナサにとっては、これが精一杯の懇願だった。
すぐさま永琳の指が止まり、永琳が不思議そうな表情で息を荒げるルナサを覗き込む。
「だめなの……?」
「はぁ、はぁ……はぁ……ぁっ……」
いつの間にかルナサの身体には球のような汗が浮かび上がっていた。身に付けているブラジャーも汗を吸ってしまい、髪の毛に至ってはぺっとり顔へ張り付いている。
熱の籠った吐息を単発的に吐き出し、性器からはおびただしい量の愛液がシーツへ水たまりを広げていく。今のルナサは興奮が極限まで高まっているようで、永琳が少しでも指を動かしてしまえば呆気無く果ててしまいそうだった。
永琳もそんなルナサに気づいているのか、きちんと指を止めてルナサの呼吸が落ち着くのを待った。
そして数分が経って胸の上下が落ち着いてくると、永琳は再び指を動かす。けれど、それですぐにルナサは達してしまいそうになる。そんなことの繰り返しが約三十分に渡って繰り返された。
「ようやく塗り終わったわ。よく我慢したわね。お疲れ様」
「んッ……ン――!」
すっかりルナサの膣内温度と愛液によってふやけた永琳の指先が、数十分ぶりに膣から抜き出された。手首までぐっしょりと濡れては照明を受けてキラキラ輝き、ルナサの性器もだらしなく口を開けて乳白色の液を多量に垂れ流している。陰毛も既にベットリ性器へ張り付いて、ベッドのシーツにも、ゼリー状の液体がぷつぷつと見られた。
「ッ……はっ……ぁっ、ん……」
永琳がガーゼでルナサの濡れてしまった性器を綺麗にしている間、ルナサはベッドへ仰向けに寝転んで胸を弾ませた。そんなルナサの全身からはすっかり性臭に混じって汗の香りが漂っている。永琳は、ベッドのシーツを後で洗濯しなければならないな、なんてことをルナサの性器を拭いながら考えていた。
「もう終わったから、服を着ちゃっていいわよ。今日一日は自慰行為と男性との性行為禁止。いいわね?」
「ぁ……ン……」
両足の間に腕を挟んだルナサは、のぼせたような表情で瞳を潤ませ、永琳を見つめている。
しかし永琳は応えない。せっせと道具の片付けを始め、ルナサを見ようとすらしない。
「あ……の……」
「ん?」
ルナサは絶頂を迎えたくても迎えてはいけない状況のせいで、何度も何度も寸止めを繰り返された。そして結局、今に到るまで達していない。
もはや気がおかしくなりそうだった。身体の火照りは一向に収まることがなく、頭の中では自身の欲を満たしたいことばかりを考えてしまっている。
それでもルナサは永琳にねだることができなかった。プライドが邪魔しているのか、永琳に声を掛けてもその先を言わない。足や腕をもじもじ動かしてベッドの上で身悶え続け、ただ、ただ。永琳に目で訴えていた。
「落ち着くまでここにいていいわよ。そんなに人が来る場所でもないから」
的外れなことを笑顔でルナサに告げると、永琳は椅子に座って手元にある資料を見つめ出す。それはまるで、もうルナサに対する興味を完全に失ってしまったかのようで。
ルナサはまさに生き地獄とも言える状態だった。自慰行為をすることは許されていないのに、自身の中で最高潮に達している性欲は捌け口を求めて暴れ回る。
「はぁ……ん……ぅ……」
そんなルナサにできることは、ただひたすら耐えることだけだった。身を小さくして、発情しきってしまった身体の火照りが収まってくれるのを待つ。
早く収まってくれることだけを考えて。深い呼吸を繰り返しながら、ルナサは何も言うことなく耐え続けた。
呼吸だけが響き渡る空間で時が過ぎていく。永琳はその間何も言うことなく、自身の作業を進めていた。
時間の経過と共に静まるルナサの呼吸。あれほど荒げていた呼吸も大分正常に戻り、ブラジャーに包まれた胸をゆっくり上下させて天井を見つめている。この状態に到達するまで要した時間は約一時間。その間、ルナサは終わることのない絶頂感と戦い続けていた。
「……」
ルナサの倒れていた身体がゆっくり起こされる。そして一度大きくため息をつくと、横へ置かれていた衣服に手を掛け始めた。
もぞもぞと衣擦れの音が聞こえてくる。永琳はその音に反応して、ようやく机に向け続けていた視線をルナサへ移す。
「大丈夫?」
永琳が視線を向けた時、ルナサは下着を履いている最中だった。先ほどあれだけ弄られたとはいえ、やはり興奮の冷めた今、自身の性器を見られるのは恥ずかしいのか。ルナサは頬を赤らめながら咄嗟に身体を傾けて、永琳の視線から性器を守った。
気まずそうな表情で着衣を進めていくルナサ。その視線は決して永琳と交差することがなく、心から過去を消し去りたいと思っているような面持ち。同時に、永琳に対しての不満も垣間見えた。頬は膨らみ、口を聞こうともしない。心なしか、眉間の中央にも可愛らしい皺が刻まれているような。
「ど、どうしたの……?」
永琳もそんなルナサの様子に気づいて目を丸くする。そのまま、荒々しく着衣するルナサを見つめていた。
「なんでも……なんでもありませんっ! ありがとうございました……っ!」
「え……あっ、ちょっと……」
思わず席を立ちあがって手を伸ばしてしまう永琳だったが、ルナサは無視するようにして歩き去ってしまう。
乱暴に閉められた扉。永琳は一人虚しく研究室に取り残される。
「お堅いのねぇ……」
ルナサの去った扉を見て永琳は一人呟いた。それから今さっきまでルナサが寝ていたベッドに広がっている、おねしょのような大きいシミを見て。
「ふふっ」
永琳は屈託のない笑顔で微笑んだ。
ごめんなさい。こういうシチュエーションがすごく好きなんです。。。
なんだか私も下腹部に違和感を覚えてきたので、永琳に診てもらいますね。

以下、前作(妖精編)のコメント返信です。コメントしてくださった方々へ最大級の感謝を込めて。



1. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/14 14:16:54
これは・・・毎回だがそれがいい!・と言ってたけどさすがにこれはきついですね・・・
大ちゃんが救われることを希望するだけです・・・

ちょっぴりダークな展開でしたね……。永琳も反省してくれるといいのですが……。
大ちゃんは大丈夫ですよ! 三妖精も気にしていないし、今でも皆仲良しです!


2. くさなぎとーじ ■2011/03/14 21:06:49
悪戯のはずなのにシリアス度が高く最後まで見入ってしまいました。
前回のような爆笑はさすがにありませんでしたけど、こういう真面目(?)もおもしろいですね。
永琳先生の変態具合にも一旦ブレーキがかかりましたし。

何はともあれ、やっぱり大ちゃんは可愛い。

たまには永琳先生も羽目を外してしまう時があるみたいですね。やはり、完璧な人間などいないのでしょう。
大ちゃん可愛いですよねー。可哀想……と思いつつも、心のどこかで永琳先生を応援しt....なんでもないです。


3. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/15 00:00:47
さすが月の煩悩は格が違った。(二度目)
精神崩壊や媚薬ネタは好きなんですけど、最後が投げっぱなしじゃなくてフォローされる話だとホッとします。

コメント返し(そろそろ愛する姫にも手を~)を見て思いましたけど、この永琳の悪事を姫様が全部知ってて、それをこっそり観察してたら面白いなぁ……なんて。
永琳先生には、そろそろお仕置き(もちろん性的な(ry)が必要だと思うんDA☆

すいません。あえて投げてしまいました; そっちのほうがシリアスな感じで終わらせられるかな? と思ってしまって……。
でも大丈夫です。大ちゃんは今も元気です!

確かに永琳先生にはお仕置きが必要ですね……。そろそろ開脚台に座って頂くとしましょうか。きっと永琳の手によってひどい辱めを受けた子たちが、恨みを晴らすかのごとく、耐えられないようなおぞましい責めの数々を……。。。


4. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/15 01:32:28
あなたはなんて悪い人なんだ(笑顔  楽しんだ私も悪い人だw

鈴仙は気弱なところがあるけど、だからこそ頭がヤラれちゃった時の永琳のブレーキ役になってるんだろうな……
なんて事を鈴仙不在のこの話を見て思ったり
実際永琳にこの辺りのことを言える立場にあるのって、現場の惨状を見るハメになり、過剰使用のヤバさを文字通り身をもって知っている鈴仙だけだろうし

すいません。私は悪い人です(笑)

確かにそうですよねー。そういう意味では、鈴仙と永琳のコンビは相性がいいと言えるでしょうね。きっと、この後も落ち込んでいる永琳を鈴仙が慰めてあげたのではないでしょうか。


5. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/16 22:39:00
愛を取り戻した先生の次なる診療に期待

本当にすいません。永琳先生は何も変わっていませんでした!(笑)


6. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/17 18:13:56
最後、大ちゃんって救われたんですかね?
「その後、大妖精の姿を見た者は……」がどうにも怖いです

しかしこれ、大ちゃん以外は何があったか覚えていそうですし、後で他の妖精たちにいろいろとヤられもといやられそう(ry

大ちゃんはあの後永琳の手によって神経毒を注射され、帰らぬ人となってしまいました。きっと、三妖精たちにからかわれてしまう毎日が訪れることを永琳は気にしたんだと思います。永琳の一種の優しさです。
……なんてことになっていたら怖いですよね(笑) 大丈夫です! 大ちゃんは今もすっごく元気です!

三妖精たちはそれほど性に興味がないので、大ちゃんに偏見を抱いたりするようなことはない……はずです。大ちゃんは今も人気者です! 切実です。


7. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/19 05:26:43
先生の行き過ぎた奇kゲフンッゲフンッ・・診療に一旦ブレーキがかかった様で何よりです。

翌日、三妖精との会話に終始疑問符ばかりの大ちゃんと、
「やっぱり、子供に薬を触らせるのはよくないわね」
と、媚薬の代わりにクリキャップ(えっ をチョイスする先生の姿が見えた。

はい。そして今回この診療でした。先生は大丈夫なのですか!?
すいません。思わず聞いてしまいました。

「やっぱり子供にはおもちゃよね」
と言って、おもちゃの使い方を丁寧に教えている姿も見えます……。
「それじゃ、実際に使ってみましょ。服を脱いでから足を開いてくれる?」


8. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/03/21 03:31:42
大妖精の恥ずかしがる姿を堪能させてもらいましたw
後最終回っぽい言い回しですが
えーりんが自我を取り戻したそうですが
次回を気長にまってます!

羞恥心は本当にいいですよね……。本当に……。

はい。自我を取り戻しました。今回は最初から最後まで患者の状態をしっかり気遣った完璧な診察だったと思います!


9. 点 名前が無い程度の能力 ■2011/05/04 12:49:24
永林!!!まだ罪は償えるぞ!!!
アンタは医者だ!!大ちゃんを治してくれぇ!!!
俺の……俺の嫁をよぉ!!!
頼むから……頼むから救ってくれぇ!!!!

!?
私からも言います! ぜひ改心して下さい! ここに嫁を傷つけられて心から涙を流しておられる患者様がいます! このまま放っておいたら、この患者様は今にも発狂してしまいそうです……!

かたなしせいら
http://colony.ap.teacup.com/seira/
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
まさか次の患(被ry)者がルナサとは…。
妖精編のダークさが懐かしい程の診察でした(*^^*)
なんだ先生正常(!!?)に戻っちゃったのか。
2.名前が無い程度の能力削除
今回のえーりんは、(多分)普通に診察してるだけだと思うけど、症状と治療法のせいでいつもどおりエロい話になってしまった・・・。
構わん、もっとやれ。
3.名前が無い程度の能力削除
初対面の外来の患者でこんなんだったら、姫様にご奉仕するときはどんなになってしまうんだっ!
4.くさなぎとーじ削除
なんだろう……普通の診察をしているはずなのに、永琳先生の行動や言語に裏を感じるぞ?
わざと何度もイカせて、羞恥のルナサちゃんで楽しんでるみたいに見える。
5.名前が無い程度の能力削除
さすがこの月の煩悩の作者は格が違った!
やっぱ羞恥いいですよね!
これからも羞恥いっぱいの診察をまってます!
(訪問二回目はあるなかないのかも楽しみですね)
6.名前が無い程度の能力削除
恥ずかしがるルナサが可愛すぎて俺のリビドーがマクロバーストしそう(意味不明
きっとえーりん先生ならこんな気持ちにはならないんだよねっ
……それにしても毎回思いますがえーりん役者だなぁ
次の診察楽しみにしてますね☆
7.名前が無い程度の能力削除
ここまでやっといて禁止するとか、ひ、ひでぇ…
いやー、今回はエロさでは過去最高だったと思います
8.名前が無い程度の能力削除
ついにルナサまで餌食になってしまうとは…許せん、もっとやってください!
こうやってネチっこくいぢめるのは堪りません。
そろそろ本気で永琳先生の弟子入りを検討したいところです。
9.名前が無い程度の能力削除
永琳先生の病状が少し回復している・・・だがそれがいい!!!
・・・前回が少しアレな話なのでどうなるかと思いましたが、やはりhappy end(?)のほうがいいですね^^