真・東方夜伽話

自己嫌悪3

2010/12/04 23:58:29
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自己嫌悪3

arlys
同じ題名で続き物になっています。
1と2を読んでから、3を読んでもらえるとありがたいです!
相変わらず、少しくらいですけどオッケーのかたは下からよろしくお願いします。



鬼は『嘘』をつかない。
それは、自分がその種族だからこそよくわかっている。
だけど、逆を言えばそれは臆病なだけだ。
自分が実行できないかもしれないことを言うと、嘘になるからいえないのだ。
結局のところ、力と腹の探りあい。
四天王の一人 星熊 勇儀である私もそうだ。
どこかにそんなおとにうんざりしていた。
表面だけを見て『私をカッコいい』とあこがれて羨望するもの。
私はそんなものではないっていうのに……
そして、同じ仲間であるあいつは『言霊』にしてきちんと地上にいってきた。
私も何か『言霊』にできたら何か実行できる?
少し遠くでは喧騒の声が聞こえてくる。
ゆっくりとそちらを見てみると、一匹の猫が集団でいじめられている。
助けたところでどうなる?
この地底で生き残れるのか?
じゃあ、助けるのは私のエゴ。
むしろ、あの程度に耐えられなければ生き残れない。
そんなものを見るのもばかばかしくなって視線を逸らすと

「やめていただけませんか?」

凛と響くあまり聞き覚えのない声。
こんなことをするなんて誰だろうともう一度視線を戻す。
そこにいたのは酷く小柄の少女。
ぶかぶかの袖から見える指からもわかる。
だけど、それでも皆が恐れおののく。
それはとても簡単な理由だ。

「あなたたちの心と声を聞くのはひどく愉快で楽しいですけど……」

ざりっとさとりが集団に近づいていく。
固まって動くことも出来ずにいる集団。

「もっと楽しい事をしたくなっちゃいます」

集団の一人の頬を撫でて薄く笑む。
それは妖艶であやしく、おそろしい。
一人が逃げ出すとぞろぞろと集団が逃げていく。
少女はその様子を観察した後、猫の前に膝をつき

「おいで」

怯えないようにか下から手を差し出す。
『ふしゃ~!』
だが、先ほど集団でいじめられていたからか警戒をしている。
困り顔で、しかし優しく抱き上げる。
しゃっとさとりの顔に爪あとがつく。
つっと赤い血が流れている。
だが、それを特に気にした様子もなく、抱いている。

「大丈夫よ。
私は何一つあなたからとらないから」

優しく優しく身体を撫でていくさとり。

「わたしから何を奪ってもいいわ。
裏切っても、ずたずたに切り裂いたっていいわ。
ただ、ただね……
おろかな私とは比べ物にならないほど可愛くかわいそうなあの子の傍にいて?
そのためにだったら、なんだってあげるから」

猫が徐々に警戒を解いていくことが分かる。
さとりに敵意を感じないからだろうか?
こちらに気づくこともなく去っていく。

その数日後、地霊異変が起こった。
騒動を起こしたのは、ペット。
巷ではおそろしい古明地 さとりならば、どんな仕打ちをするのかではなく、与えられているのが当たり前のように囁かれた。
しかし、私は事後処理に向かわされた地霊殿で見たのだ。

「よかった、よかった、生きてくれていて」

涙を流し、ペット二匹を抱きしめている彼女を……

「そばっ、そばにいてあげて、こいしの」

彼女は言葉通りに、ただ一つだけを求めていた。
生きて傍にいて、傍にいることだけを……
それも自分のためではなく、妹のことだけを。
そんなやつ一度も見たことがない。
自己犠牲、それとも妹への異常な献身?
嘘をつかない鬼なんかよりも美しく正直な言動で嘘をつかない彼女……
さとりにほれたのはそのときだった。
そうは言っても、相手との接点も何一つない。
しかも、相手は女。
一体、どうすればいいっていうんだ。
深く溜息をつきながら、家路に着く。
家についてからも、彼女のことで頭がいっぱいになっていく。
きっと、何一つ知らないうぶな少女に違いない。
思いを伝えたら、妹にかまってなどというのだろうか?
ろくに知りもしないさとりに思いをはせる。



そうは言っても、すぐに行動に出せるわけがない。
声でも掛けに行こうかと悩みながら、旧都を歩いていると

「お、勇儀姉さん、悩ましい溜息ですね!
恋でもしているんですか?
それなら、アクセの一つでもいかがですか?」

そんなことはないと否定をしようと店を見たとき

「これ」

一対の指輪が目に入る。
大きめのリングと小さめのリング。

「おっ、それにいたしますか?」
「ぇ、あぁ」

思わず頷いて、金額を聞いて、なんとかぎりぎり手持ちで間に合う。

「勇儀さん、ご存知ですか?
西洋の国では、エンゲージリングっていうのを左手の薬指にを夫婦でするんですよ。
で、これがエンゲージリングっていうらしいですよ」
「くだらないこと言わずに包め」
「へいへい、すいませんでした」

指輪を受け取る。
歩いていると、店のやつの言葉がよみがえる。
今行かずしてどうする私。

「こっめいじ、さとり~!」

地霊殿の外から叫ぶ。
ペットもいるんだし、誰かが出てくるだろう。
ぱたぱたっとスリッパの音。
はぁはぁっと息を切らしながら、さとりが出てくる。
そこまで急がせるとは思わなくて申し訳ない。

「それで、何の用事でしょうか?」

け、結局何を伝えればいいんだ?

「お前のことが好きだ!」

出てきたのは一番単純な言葉。
もっと、他にあっただろうか?
もともと、さとりの人柄に惹かれたのだし……

「はぁ?」

ぎゅうっとさとりの眉間にしわが寄る。

「一体、何が欲しいのですか?
自分の身体を慰める娼婦?
それとも、一方的に犯す娼婦?」

想像と違う刺激的な言葉に頭がショートを起こしそうになる。

「な、何を言ってるんだ!
私が欲しいのは」
「愛なんて知りませんよ」

私が先に言おうと思っていた言葉を知って彼女は言葉を遮る。

「所詮、欲情なんて相手をグチャグチャにしたいって言う衝動でしょう?
ただでぐちゃぐちゃにされるなんて、ごめんです。
身体を買うなら、相応の対価をってことです」
「目を瞑れ」

左手をとり、薬指に指輪をはめる。

「目開けてみろ。
一ヶ月だ。
一ヶ月以内に私にほれなければ、それはただのお前への報酬だ。
ほれたら、エンゲージリングだ」

絶対にコレを嘘なんかにしない。
最初とは違う。
だけれど、確かに私は彼女に惹かれているのだから。

「身体は要求しない。
ただ、毎日訪れるから私と話して」

周りに慈悲や愛を注いでいるさとり。
それなのに『愛』なんてくだらないもののように一蹴してしまうさとり。
そんなばかなさとりには私が注いでやりたい。

「は、はい、わかりました」

さとりは困ったように頷く。


『私を抱いてもいいですよ』

さとりは、無表情でそれを言う。
友情、恋慕の抱擁でないことは、諦めきった娼婦のような目で伝わってくる。
どれだけの言葉を尽くそうと、彼女は困った顔をする。

『あなたは、これが好きなんですよね』

そのくせ、尽くす。
金とかじゃなくて、さとりの性格なのだろう。

『あ、ありがとうございます』

さとりは、手作りの品に驚くやつだ。
たまには、酒のあてでもと思い、つくって持っていくとそれを幸せそうに食べていた。
そんなに珍しいものでもなかろうと首を傾げてしまうほどだったが、ペットたちの声を聞いて納得した。
地霊殿には、食事を作らすペットがいる。
しかし、それは莫大にいるペットの食事を作るペットなだけ。
つまり、さとり自身のご飯は自分で作っているのだ。
どこまでいっても、さとりは自分が尽くされるという状況になれていないやつなんだろう。

知れば知るほど、さとりは愛しいやつにしか見えなくなってくる。




「おじゃまするぞ」
「いらっしゃいませ」

ドキドキしながら、いい匂いが漂ってきている台所に入ると、さとりが料理を作っていた。

「卵は半熟がよろしいんですよね?」
「あぁ、そうだな」
「じゃあ、これ机においてきてもらえますか?」

鍋敷きを渡され、さとりの部屋の机に置く。
しばらくすると、覚りが鍋を持ってきて。机に置く。
それなのに、すぐに出て行こうとする。
たのむから、たのむからいかないでくれよ。
ぎゅっと後ろから抱きしめる。
きちんと、左手の薬指に指輪ははめられている。。

「今日が約束の日だな」
「そうですね」
「とりあえず、食器とか取りに行ってきますね」
「あ、あぁ、わりぃ」

どうやら、私の勘違いだったみたいだ。
さとりはぱたぱたとスリッパの音を鳴らして、台所に行ったのだろう。
食器を渡されたので

「じゃあ、いただくな」

さっそくいただくけれど、緊張して味が分からない。
何を話したらいいかもわからない。
もくもくと食べ続けていると

「あなたは……私を抱きたいから、このような賭けをしたのですか?」

いきなり、食べている最中にそんなことを言ってくる。

「だ~から、言ったじゃないか」
「そうですけど……」

やっぱり、さとりは困り顔。

「さとり、お前はどう思ってるんだ?」

所詮、どれほどの想いがあろうとさとりが答えてくれなければ意味がない。
そして、私を好きでもないのなら、さとりのいうどろどろの『欲情』というものを持った私が近くにいるのはいやだろう。
目を合わせようとしても、さとりの視線はふらふらとさまよう。
ぎゅっと少し細められている瞳は泣きそうにも見える。
違うんだ、こんな顔をさせたくない。
自分だけのために笑う顔も見たかった。

「じゃあ、また来るな!」

暗にふられたということだな。
この言葉が一番無難だろう。
どうせ、仕事関係でまた来るだろうからうそではないよな。

「ま、まってください」
「どうした?」

まさか、オッケーなのか?

「一ヶ月でこんなものいただけないです」

震えているさとり。
それは恐怖なのだろうか?
今まで、高すぎる対価でももらって、酷い目にあったことがあるのだろうか?

「んぅ、じゃあ……
キスでもしてくれるか?」

これでチャラだ、さとり。
さとりは小さく頷き背伸びをして、私の唇に触れる。
私よりも小さくて少し湿った何かを塗っている唇。

「ありがと、じゃあな」

笑う、走るのは失礼だから、ゆっくりゆっくりと歩くように。
酒でも思いっきり飲んでやろうか。
もうほろ酔いなんかじゃなくて、記憶も何かもかも全てぶっ飛んじまうくらいに飲んでしまおう。
片方残っているリングを売って、お金作って酒かって

「いたた」

そんなことを考えている私の前にいきなりさとりがふってくる。
まるで、天使のように急に……
ふられたというのに、やっぱり私はさとりが好きでしょうがないみたいだ。

「だ、大丈夫か?」
「ふあ、勇儀さん?」
「ほら、立てるか?」

とりあえず、手を差し伸べてみる。
触られたくもないだろうか?

「勇儀さん、あな、あなたを買わせてください。
り、リングは今から買いに行きますから」

ぇ、ちょっと待ってくれ。
私はさっきふられたんじゃないのか?
だって、さとりは最後だからキスしてくれって言ったらしてくれて……
それとも、嫌いだとかいやだっていう返事がなかったから、私の早とちり?

「そんなのいらない」

だけど、深いことを考えるよりも、今はさとりを手に入れたい。
スカートのポケットから指輪を取り出す。
そして、その指輪を左手の薬指につけて

「ほら、これでいいだろ?」

こくこくっと何回も首を縦に動かすさとり。

「あと、確認したいことなんだけど……
私のこと好きなのか?」
「たぶんそうです。
これが、正しい恋の感情かがわからないんです」

さとりがおどおどと答える。
今まで見たこともないその真っ赤な顔が、正しいと教えてくれているようで……

「バカだな~。
正しいかどうかは、一緒にいて正しい形にしちまえばいいんだよ」

ぐしゃぐしゃって強引に頭を撫でる。

「じゃあ、明日も行くな?」
「はい、待ってます」

がらくたになりかけた指輪は最上の約束の品物となった。
もっと、さとりのことを知ろう。
本だって、なんだっていい。
語り合えるものが増えれば増えるほど、もっと色んな表情やきっと笑顔も見れるはずだから。
うきうき歩いているとヤマメの声が後ろから聞こえてくる。

「勇儀さん、大変だ!」
「何か事件でもあったか?」

ここまであわてているなんて珍しいと思いながら、首をかしげる。
ヤマメはパルスィが理不尽なことで妬んでいたり怒ったりしても、笑顔だ。

「あぁ、大事件だ!
あの忌まわしい覚り姉妹のこいしがキスメを襲ったんだよ!」
「こいし……か」

思えば、さとりと長い間一緒にいたのに地霊殿で一度も姿を見なかったな……
噂は聞いたことがあるが、実物は見たことない。

「勇儀さん、対策を立てようよ!」
「う~ん、でも無意識を操るんだろ?
私達が何か対策できるのか?」
「そう……だけどさ。
キスメが襲われたのに、何もしないってのがいやだ。
キスメはいつもさ、どんないやな話でもきいてくれるんだ。
きっと、他の人だったら顔をしかめるようなことでも、逃げ出さず安易に何かを言わずに聞いてくれるんだ」
「そっか、とりあえず私はキスメに話を聞きにいっていいか?
対策を講じるにしても、被害者の声をきかないとな」
「わかった、こっちだよ」

ヤマメの後ろをついていく。
そこにはヤマメとパルスィがいた。

「おそいわよ!
一体、何してたっていうの?」
「あはは、ごめんな」
「勇儀さん……
ねぇ、勇儀さんと二人にしてもらってもいい?」
「い、いいけど」

二人が何回もこちらを見ながらも離れていく。

「どうしたんだ?
こいしのことで何かあるのか?」

あの二人の隣のほうが安心できるんじゃないかと思いながら、キスメの隣に座る。
桶から出ているキスメが珍しいと思いながらも、キスメが話し出すのを待つ。

「抱きしめてくれませんか?」
「え?」

何でだろうと思いながらも、とりあえず抱きしめてみる。

「ありがとうございます。
勇儀さん、私古明地こいしと話がしたいんです」

キスメがすっきりした瞳で私を見る。

「わかった。
探してみるよ」

見付かるかどうかはわからないけど……
心の中で保険をかける。



「あ、あの本なんだ?」
「くす、今とりますよ」

さとりと趣味を共感すべく本を読み出した。
私の趣味にあわない本もあったけれど、さとりの読む本の範囲が広かったので、その中で気に入るものを見つけられた。

「ぅ、あ」

さとりの上に辞書ぐらいの太さの本が落ちてきていた。
絶対に怪我をさせない!
さとりを守るため、本のほうに飛び込んで、さとりの前に立つ。
どさどさっと本に当たる衝撃で思わず、倒れこんでしまう。
目を開けると、目の前にさとりの顔。

「あ、わるい!」

なんか押し倒して襲っているみたいだ。

「本当に襲っていいですよ」

ごくっと唾を飲んでしまう。
今手に触れている胸が柔らかくて、きもちよくて誘惑には勝てず

「じゃあ、胸さわっていいか?」
「はい、どうぞ」
「いや、あ、いい」

そこまでされたらまずいって……

「別にそれも同意の上ですけど……」

さらりと言うさとり。
でも、まだこれが恋人としての誘いなのかが自信が持てない。

「同意とかじゃなくて……
お前がしたいって思えるならするよ」
「わかりました」
「い、いくぞ」
「どうぞ好きなようにさわってください」

さとりの胸を包み込む。
本当に柔らかくて、力を込めすぎたら壊れてしまいそうだ。
傷つけないように優しく優しく撫で回す。
よかった、さとりの顔にいやそうなところはないな。
私が夢の触感によいながら、さとりの顔をまた確かめると

「ぇ、あ、さとり?」

さとりが泣いていた。
嗚咽もなく、ぽろぽろと涙がこぼれていっている。

「いやだったのか?」

涙を拭う。
まだ、だめだったのか?
さとりは、話している限り、男との経験で恐怖症になってしまっているし……

「違います、違うんです。
こんなっ、こんなにも……
幸せなふれあいがあるんだって。
ありが、ありがとう、勇儀さん。
大好きです。
キス……してもいいですか」

そうやって、笑う顔はあまりにもかわいくて……
自分を求めてくれるのがすごく嬉しい。
初めて、はっきりと言われた『好き』という言葉に興奮しながらも頷く。

「もちろん」

さとりが私の首に腕を回して、唇を少しだけ重ねる。
それは、今まで気丈に振舞ってきたさとりが、私にだけ甘えているような感じだった。

「私、エッチしたいです。
お願い、私を抱いて?」
「う、うん」

もう、我慢なんかできるわけがない。
そっと唇を重ねあわせる。
さとりが舌を侵入させてくる。
いきなりぬめりとあたたかいものの侵入に驚いてしまう。
さとりが自分の中に入ってきたと思ったら、興奮してうまく頭が回らなくなる。
さとりが私の中を貪ろうと舌を動かしている。
それに負けてたまるかとさとりの舌の裏を舐める。
さとりがもっと欲しいと舌を絡めてくる。
それならば、もっともっとと私も舌を絡める。

「んぅっ、あ、」

さとりの苦しそうな声が聞こえる。

「さとり、大丈夫か?」

口が離して、きく。
さとりがあまりにもかわいくて、やりすぎたか?

「はい、大丈夫ですぅ」
「一回、休憩するか?」
「あ、ぅ。
もう、我慢なんかできないです」

そんな可愛い顔でねだられたら、強引にしてしまう。

「でも」
「ゆ、勇儀さんのがほしいんです」

スカートをめくりあげるさとり。
その光景が魅惑的なのと、あのさとりがあんなにも自分を認めていると思うと唾を飲み込み

「いいんだよな?」
「そういってますから」

さとりがせつなそうに声を出す。

「じゃあ、下着おろすな」
「わざわざ、言葉で確認しなくてもいいですから」
「き、きれい」
「お、お世辞なんかいいです」

お世辞じゃないんだけどな~。
ヒクヒクと物欲しそうにしてる。
さとりと同じで小さくて、陰毛も少ししかはえてないところかわいいな。
というか、さとりのものがきれいじゃないわけがない。
だけど、さとりは自分の身体を嫌ってるからな。

「だって、きれいなピンク色だしな」

どうだ、これならば否定できないだろう。

「んぢゅっ、ちゅちゅ」
「ひぁっ、あぁんっ」

もう我慢できなくなって、かぶりつく。
ビクビクッとさとりの腰が浮いて逃げようとする。
肉の少ないしりに手を回して逃げられないように固定する。

「あぁっ、ゃ」
「うわぁ、もも尻だ」

あまりにもきもちいい。
手に吸い付いてくる。
肉が少ないかな?
でも、やわらかくてきもちいい。
吸いながらも、おしりもさわりたくて手を動かす。

「ふぁ、んぅ~!」

真っ赤になっているさとりかわいい。
もっとかわいい声を聞きたい。
もっと、気持ちよくしたい。

「はぁっ、らめ。
そんないっぱい思っちゃ」
「無理、もう自制できない」
「やあぁっ!
そんんあっ、、ぅああああぁっ!」
「今の顔すっごくかわいかった」

全部が全部かわいいんだけど、あぁもうだめだな。
頭がきちんと働いてくれないや。
とりあえず、おいしそうだから、さとりのなめとこう。
あ、おいしい。

「あ、ありがとうございます」
「今だって、目とろんってなってて」
「ぅぐっ、んぅっ、ふ」

もっと、かわいい顔……
さとりの乱れる顔が見たい。
さとりの口に指を突っ込んで、強引にかき回す。

「今、おいしくないだろうとか思っただろ?」
「んぅっ、んんっ!」
「ほら、おくのおくにまで味わってみたらどうだ?」
「けほっ、かほ」
「どうだ、おいしかっただろ?
ということでもう一度いただくな」
「へっ、あぁっ、んぁっ!」

指を一本いれていくだけで、さとりがもっと乱れていく。
顔を真っ赤によだれも涙もたらして……

「こうやってどくどくと出てくるんだよな~。
おくのはおいしいのかな?
かきだしてみるか」
「ひぁっ、あぁっ、はあ」

かわいい、かわいい。
やっぱり、さとりのこと好きだな。

「あああああああぁっ、あぁ!」
「やっぱ、かわいい」

もう、二度とさとりのことを逃がさないように抱きしめる。
さとりが気持ちよさそうに目を瞑っている。



「ねぇ、勇儀さん。
私のこと嫌いにならないですか?」
「なんだよ、急に」

ここまで、好きになれるのが他にできるわけないっていうのに……

「勇儀さんは私のことを妹のことを第一に考えるやつだって……
でも、私勇儀さんのことで頭がいっぱいです。
それっに、処女でもないですし」
「ばか、さとり」

それなら、私のほうはふさわしいのだろうか?
結局のところは何一つ実行しきれていない。
さとりのような強さもない。
周りの言う『かっこいい』なんて程遠い。
私のほうが捨てられるんじゃないだろうか?

「ばか、勇儀さんも。
私は、あなたのそんなところも全部知ってます。
あなた自身が好きなんですよ」
「それでいいのか?」
「もちろんです。
あなたがどれだけ自身を嫌おうともね」

今まで、弱さなんていったことがなかった。
だって、『力』の勇儀である私が弱さを表に出すわけにいかないから。
だけど、さとりはそれを知っていて、受け入れてくれていた。

「それなら、私もだよ」
「そうですか、嬉しいです」
「さとり、愛してる」
「私も、愛してます」
「ですから、そんなに自身を嫌わなくてもいいんですよ。
否定だってしなくてもいいんです」

さとりには全部ばれているんだな……
それならば、私がいま楽になっているようにさとりを楽にしてやりたい。

「あぁ、そうか。
お前もそうだからな」
「はい、勇儀さん」




さとりとは身も心も結ばれたが、こいしは見付からない。
さとりと一緒にいるときは、さとりのことだけで頭にいっぱいになってしまうから、ばれてはないようだ。
今日も見付からないかと、溜息を出しかけていると

「ふぁっ、あんっ♪
ほぅら~?
もっと、もっと、乱暴にしていいんだよ」

無邪気な少女のさそう声。

「愛しているものには優しくしたいよね?
それなら、私に全部ぶつけちゃえばいいじゃない♪
私はきっもちよくて、あなたはストレス解消。
えへへ、素敵だね~」

曲がり角のほうから声が聞こえてくる。
ゆっくり、ゆっくりと歩いていく。
駆け出す勇気が出なかった。

「ぇ、ころしてしまうかもしれない?
あははっ、何したっていいじゃない。
だって、私は古明地 こいしだもの」

はっきりと、名乗られる。
そこにいたのは一組の男女。
強引に頭を押さえつけられて笑っている少女。
男のほうは確か妻がいたはず。
ある程度の距離があると言うのに、ここまで独特の血と精液愛液のまじりあったにおいがやってくる。

「なにをしてるんだ?」

震えながら、声を出す。
びくっと男のほうが肩を上げ、こいしから自分のものを引き抜き、逃げていく。
あの男の帰っていく場所はわかっているし、それよりもこいしだ。

「あ~ぁ、見付かっちゃった。
探されてるから、気をつけてはいたんだけどな~」

傷と精液だらけの身体でも相変わらずへらへらと笑っている。

「なんで、こんなことをしてるんだ?」

金でももらっているのだろうか?
いや、こいしほどのきれいな顔立ちならば、能力を知られていない地上で身体を売ったほうがよっぽどいいはずだ。

「キタナイカラ」

こいしはそれだけを答えると立ち上がり、どこかに行こうとする。
こいしの姿がどんどんぼやけていく。
消える前に言わないと。

「キスメがお前と話したがっている!」

びくんっとはじめて、こいしが笑い以外の感情を表す行動をした。
だけれど、それだけでこいしは闇へと消えていく……
ここまで、読んでくださりありがとうございました!
何か、感想誤字脱字、アドバイスしていただけるとありがたいです。

今回は勇儀視点です。
強い勇儀も好きですけど、少しくらい弱くてもいいじゃないっていう感じです。
弱いからこそ、誰かを求めるんでしょうしね。

次回はこいし視点。
ようやく、ラストに入ります。
今年中に完結させたいな……

それではありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。
arlys
コメント




1.ケロ削除
さとりと勇儀の関係が甘すぎて…すごくいいな!
こいしはキスメをどう襲ったんだ…?
こいし視点楽しみにしています。
2.名前が無い程度の能力削除
こんにちは。キスメリクエ(略)<m(__)m>

とりあえず、こいしちゃんに誘われたい!! 話はそれからだ(笑)
3.arlys削除
コメントありがとうございます。
返信させてもらいます。

ケロ様
結ばれたらこれくらいあまあまだといいです!
今晩中にはアップなんで、よろしくお願いします。

2.様
こんにちは。arlys(略)<m(__)m>

さてと、幻想郷入りでもしにいきましょうか。
話はそれからですね(笑い)
4.名前が無い程度の能力削除
弱い勇儀は結構珍しいのかな?
恋にも生きるのにも少し奥手な勇儀は、新鮮でした