真・東方夜伽話

君は特別

2010/10/17 00:25:24
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君は特別

arlys
続き物になっています。
前作は『君をつかまえた』の続きにっています。
前作を読んでいないとわからないところが多数あると思うので、先に読んでいただけたらうれしいです。
オリキャラ(男)出てきます。
『それでもいいんだよ!』
『こいしちゃん、ハァハァ』
というかたは下から、よろしくお願いします。




「んぅ、ねむた」

目を覚ましても、身体がだるい。
隣を見ると、こいしちゃん。
よかった、あれが夢みたいに消え去らなかった。
髪を撫でて、周りを見渡して

「うわああぁ~!?」
「んぅ~、お兄ちゃん?」

わ、忘れてた。
ここ、魔理沙さんの家だよ。
やばい、ソファぐちゃぐちゃ……
これは、もう洗濯とか無理だし、何か仕事見つけて弁償しないとだめだな……
とりあえず、気持ち悪いけど服を着るか。
魔理沙さんには僕を殴った後、霖之助さんのところ行くように言ったしね。
戻ってこないって事は、成功したんだよね。

「身体、ぐちゃぐちゃだね~。
ちょっと、遠いけど私の家行こうか~」
「ぇ、あ、ちょっと待って……」

いきなり、ご両親、もしくは家族の誰かと会うの?
今更だけど、これは怒られるのではないか?

「私の家、温泉わいてるからいつでも入れるよ」
「そうじゃなくて……
いきなり、初対面の僕が行くのは」
「あははっ、気づいてないの?」

こいしちゃんがおなかを抱えて笑う。

「私は、古明地こいし……」

『はじめまして、地霊殿の主の古明地 さとりです』
確か、妹がいるっていってた……


「地霊殿の主の妹だよ」

やばい、殺されるな。
堂々と隠し事なんてありませんて言ってしまった……

「だ~から、ね?」

ぎゅっと手を握られる。
もう、どうにでもなれと頷き、手を取り、家から出ようとすると
『バンッ』
爆発音が聞こえて、おそるおそる後ろを振り返ると、ソファが木っ端微塵になっていた。

「お兄ちゃんのがついたのなんて、他の人のところに残したくないもの」

楽しそうに鼻歌を歌うようにこいしちゃんは言う。
うん、絶対に弁償しよう。
こいしちゃんに手を引かれていく。
朝が早かったからか、本当に誰にも会わない。
地霊殿に戻って、ペットが見かけたけど、全くこちらには気づかない。
こいしってネームプレートがかかった自分の部屋に入っていき、僕の分のTシャツを渡してくれる。
さすがに下着はかりたくないけど、Tシャツくらいならね。
こいしちゃんが着たら、かなりだぼだぼのTシャツなんだろうな……
飼われていると警戒心がなくなるのかな?

「いっしょに~、おっふろ♪」
「ちょっと、待った!」

それは絶対ダメだ。
いや、男としては大喜びだけど……
こいしちゃんと二人で裸になって何もないわけない……
うん、誘われたら我慢できるわけもないし、ひょっとしたらむらっとして僕が襲っちゃう可能性も否定できない。

「えぇ~、なんで?」
「ほら、他の人が入ってきて、見られたら困るじゃない?」

こいしちゃんはしばらく頭を抱えて悩んだ後

「わかったぁ~、お兄ちゃん先に入ってね」
「うん、ありがと」

まるで、旅館のようなお風呂の広さだ。
滝のごとくお湯を出しているオブジェ、シャワー一つをとっても小さな細工がおしゃれだ。
洗濯機があるかわからないし、ここのお風呂で一回下着洗っておくか……
うん、乾かなくてもしょうがないよ。
こいしちゃんに悪いし、手早く身体を洗っていく。
出て行くと、こいしちゃんがタオルを渡してくれた。

「それ、濡れてるよね?」
「うん、洗ったからね」
「ちょっと、かしてね~」

こいしちゃんが僕のパンツをとっていった。
追いかけたいけど、Tシャツを着てても、それで走ったら、僕セクハラだよな。
こいしちゃんを信じるか。

「たっだいま~」

こいしちゃんがパンツを返してくれる。

「かわいてる」
「灼熱地獄だから、加減さえ間違えなければ一瞬で洗濯物乾かしてくれるんだよ~」

へぇ、なかなか便利なんだな。
返してもらったものをはくと、こいしちゃんが服を脱いで、お風呂に入っていく。
ズボンをはいて、何か新しい服が手に入ったらとりあえず、このズボンも洗おう。
後、Tシャツ借りてるし、もともと着てたのも洗わないとね。
数十分くらいすると、がやがやと生活の音が聞こえてくる。
朝風呂……する人いないよね。

「もぅ、ゆうぎさんのばか」
「あはは、わりぃわりぃ」

足音が近づいてきている。
今、最も会うのが怖い人の声と共に……

「あら、なんで健太さんが?」
「あっ、おっねえちゃ~ん!」
「こ、こいし!
前くらい隠しなさい!」
「え~、なんで~」
「あのね、健太さんがいるでしょ」
「だって、私のペットだよ?」

さとりさんの顔が真っ青になって後ろに倒れていく。
それを勇儀さんが受け止めている。
っていうか、僕恋人とかじゃなくてペットなんだ……

「どうしたんだろ~ね~?」

不思議そうに首をかしげて、姉のさとりさんのことを気にせずに服を着ていくこいしちゃん。
はぁっと勇儀さんは大きく溜息を吐き

「とりあえず、さとりの部屋行くか」

当たり前のようにお姫様抱っこをしていく。
さすがのさとりさんも、妹がいきなり男つれてきたら驚くよね……
勇儀さんは何も聞かないのかと思い見上げると

「話はあとでさとりと一緒に聞くから」

部屋に入っていくと、さとりさんはゆっくりとベッドにおろされる。
僕が座ると、隣にぴたっとこいしちゃんが寄り添う。

「さとり、さとり。
そろそろ現実逃避からもどれよ~」

勇儀さんがさとりさんの身体を揺らしていた。
しばらく待っていると、さとりさんがゆっくりと起き上がり、こちらに目を向ける。
すぅ~はぁ~と深呼吸をして、さとりさんは思いっきり自分の頬をつねりだす。

「お見苦しいところをすいませんでした」
「い、いえ、こちらこそ」
「健太さんは、こいしが好きなんですよね?」
「もちろんです」

なんか、忘れちゃってたりしたけど好きなのは事実だ。
思えば、なんで忘れてたんだろ?

「こいし、あなたは健太さんをきちんと恋愛感情で好きなんですよね?」
「うん、だぁ~いすき♪
お兄ちゃんとエッチしたら、すっごく幸せなの」
「それは、あなたが日ごろおこなってしまってた行為とは全然違う確かな感情ですよね」

ぎゅっとこいしちゃんが僕に抱きついてくる。
いくらなんでも、人がいるところでやりすじゃないだろうか……

「だいじょうぶみたいですね。
それなら、私から言うことはないです」
「え、あの、いいんですか?」

なんか、大切な妹だからだめとか言われるかと……
それに、出会った初日でエッチなんて、とてもじゃないけど清純じゃない。

「ふふっ、私は覚りですよ?
あなたが好きだって考えたときに流れ込んできたもので、初めてであったときの記憶もありましたから、しかも妹のほうが……
逆にあなたが、こいしでいいのかがききたいくらいです」
「あはは、確かにまだ短いですよね。
だけど、愛しいんです」

一緒にいたいって思う。
あの寂しい顔をしている彼女ではなく、幸せな顔でいて欲しい。
僕にそれができるのなら、ずっと傍にいたい。

「そうですか、こいしは幸せ者です。
ふふっ、もちろん私も幸せですよ、勇儀さん」
「ったく、やっぱさとりにはかなわないな」

苦笑して、そっと抱き寄せる勇儀さん。
そっと腕をつかむさとりさん。
う~ん、僕お邪魔かな?

「さっきから、あなたはずっとこいしが抱きついてるじゃないですか?」

思えば、そうだった。
こいしちゃんの体温が近くにあるのが当たり前すぎて何も違和感がなかったや。

「色々、問題ありの子ですけど……
どうか、よろしくお願いしますね」
「こちらこそ、どうかよろしくお願いします。
それで、さっそくなんですけど……
服と仕事ってありますか?」
「あぁ、服なら私のやつをやろうか?
サイズならいけるだろう」
「ありがとうございます」
「あっはっは、気にすんな」

勇儀さんが立ち上がって、部屋から出て行く。
取りに帰ってくれたのかな?

「仕事なんですけど……
あなたは、本当に核についての取り扱いが出来るのですか?」
「えぇ、一応」

きちんとそっちの就職も決まって、何回か職場で働かされてもいる。
そもそも、取り扱いさえ間違えなければ安全なのだ。

「是非曲庁から、核融合などの管理をきちんとでき、監視できるものを一人置くように命じられていたんです。
ここは、いきなり核を使うようになりましたから。
お空が核融合を起こしてますが、私達は正しい知識がないまま使っていますから、いつ炉が耐え切れなくなるかもわかりませんし……
河童達は好奇心旺盛ですが、常に私の傍にいるのはいやですからね。
ですから、引き受けてもらえるとありがたいです」
「よろこんで引き受けさせてもらいます」

かなりの好条件だ。
それなら、応用しての研究もできるだろうし、家がないけれど、さすがにいきなりここに居座るのは申し訳なかった。
お金が溜まるまではどうしようもなかったしね。
でも、お金が溜まったら、近くに借りれる家でもないか探そうかな?
さすがにずっと住まわせてもらうのはな~。

「あの、ここにいて欲しいです。
こいしがここまで一箇所の場所にとどまるっていうのは本当に珍しいんです」
「そ、そうなんですか」

こいしちゃん、僕の傍にいたような気がするけど……

「健太さんが特別なんで……
って、いってる間に消えちゃいましたね」
「ぇ、あ、本当だ」

当たり前のようにこいしちゃんはいなくなっていた。
言われなければ、気づくのにもう少し時間が掛かったかもしれない。
普通いなくなったら、すぐわかるものなのにな。
さとりさんの目がぎゅっと細められた。

「どうしたんですか?」
「いいえ、なんでもないですよ」

不思議に思ったけど、必死に笑おうとする顔を見たらこれ以上きけない。

「それに、これは私から言うことじゃないですし」

意味深なことを言うさとりさん。
しーんと気まずい空気が少し流れたとき、扉が開けられる。

「はい、これくらいで大丈夫だろ?」
「ありがとうございます」

そこには五本のシンプルなズボンと長袖と半そでのTシャツを何枚か。
上から当ててみたら、ちょうどいいくらいだ。
少し僕のほうが身長は高いけど、気にならない程度。
何かお返しが出来たらいいんだけどな。

「じゃあ、今晩あなたの歓迎のための宴会をしますから……
参加してくれますか?」
「は~い、こいしちゃんそれ大賛成♪」

いつの間にか、こいしちゃんが戻ってきていて、さとりさんに抱きついている。

「あはは、宴会だ!」

勇儀さんが嬉しそうに笑う。

「じゃあ、私地上の人たち呼んでくるね」
「酒の調達にいってくるわ」

二人が出て行く。

「あなたが勇儀さんに出来る一番の御礼は宴会を楽しむことですよ。
ただし、飲みすぎて死なないでくださいね」
「そんなに飲むの?」

確かに初対面からお酒臭飲んでたけど……
じゃあ、さとりちゃんもこいしちゃんも飲めるのかな?

「私はここでは一番下戸ですよ。
酒酔いする前に人酔いしちゃうんですよね」
「それなのに、よかったんですか?」
「えぇ、交流はしていかないといけないんです。
それから逃げるのをもうやめないとだめです」

交流って何か確執でもあるのだろうか?
今度、じっくり話を聞こうかな。

「じゃあ、料理手伝いますよ」
「ぇ、あなたはゆっくり」
「作るのは結構好きなんで」

だけど、材料が全然違うかったらどうしようかな。
ここって何かやっぱり違うし……
まあ、それなら知ってる食材だけで料理するしかない。
さとりさんやこいしちゃん、勇儀さん。
それに前ゆで卵をくれたお空さんや少し変わったお燐さんにも何か好きなものがあるなら作ってあげたい。

「ふふっ、ありがとうございます。
服を着替えてからきてください」

前貸してもらった部屋に行って、勇儀さんの服に着替えていく。
台所に入ると、手馴れた様子で冷蔵庫から材料を取り出していくさとりさん。
にんじんとかじゃがいもとか見覚えのあるものばかり。
だけど、これ何のお肉なんだろう?

「人間じゃないですから、安心してください」
「え、ぁあ、はい」

冗談かよく分からない声で言うさとりさん。

「じゃあ、とりあえず煮物作りますね」

今から作ったら味も染みておいしくなるだろう。
ちゃんと調味料類も僕のためにか全て出してくれているしね。
宴会なんだし、無茶苦茶大目に作っておこうか。
余ったら、次の日にまた食べたらいいし……
手早く包丁で野菜の皮をむいて、手ごろな大きさにしていく。
いつもの要領で適当にしょうゆにお砂糖、お酒を入れる。
どう考えても、お酒は料理に使うようなものじゃない気がするけど、これしかないんだろうし……
うん、こんなに高級な日本酒使うなんて……
その中に先ほど切った野菜を入れて、煮込んでいく。
それにしても、ボタンで弱中強で調整できるものでよかった。
その間に、野菜の皮を細く切っていく。
フライパンに油を敷いて、少し野菜の皮がしんなりするまでいためて調味料をいれていく。
これで、きんぴらのできあがり。
それを何回も繰り返して、きんぴらの山を作っていく。

「てなれてますね」
「えぇ、好きですから」

さとりさんはお米をといでいた。
近くには下処理をされている栗。

「あぁ、栗ご飯ですね」
「えぇ、最近もらいましたから、みなさんで食べたほうがいいだろうと思いまして……」
「栗が余ってたら、栗きんとん作ってもいいですか?」
「作れるんですか?」
「栗の生産地が近かったんですよ」

栗はおすそ分けでたくさんもらってたから、飽きないようにとさまざまな調理を毎年していたため、大得意。
今度、時間があって栗も余ってたらモンブランでも作ろうかな?
確か、偶然よそのゼミの女の子が来てる時で、評判よかったし、こいしちゃんも喜んでくれそう。

「ふふ、楽しそうですけど、煮物こげちゃいますよ」
「うわっと」

急いで火を少し弱くする。
さとりさんが釜でご飯を炊いていく。
さすがに釜では炊いたことないな……
面倒だし、炊飯器あったからな。
さとりさんは真剣な面持ち。
本当にお米炊くときって、赤子が泣いても目を離すなってやつなんだ。
何十分後かにさとりさんは火を止めて、蒸らしの作業に入っていく。
僕も一回、煮物の野菜を箸でさしてみると、もう火が通っていたので火を止めて味をしみこませていく。

「すみません、これが栗です」

さとりさんが篭を運んでくる。
その中には大量の栗……
わぁ、昔を思い出すや。
どばっとある程度をとって、栗をお鍋の中に突っ込んで茹でていく。
くそ、圧力鍋があれば早く終わるのにな……
まあ、しょうがない。

「ねぇ、健太さん?」
「は、はい、なんですか?」

いきなりさとりさんが話しかけてくる。

「私は覚り妖怪です。
どこにいても嫌われ続ける存在です。
この家に住む、もしくはその妹の恋人になるということは大変ですよ。
料理も出来て、頭もいいようなのに、それでいいんですか?」

う~ん、そうは言われても困るな。
確かに向こうでやりたいことあるっちゃあるけど……
どうせ、さとりさんの前では嘘がつけないんだしな。

「後悔するかもしれないですね。
けど、今はこれでいいんです。
彼女のことが好きですから」

ここまで恋愛にのめりこむタイプだとは思わなかったな。
今まで恋愛より研究か料理のほうが好きだったし……
っていうか、幼いころから女の子を恋愛対象よりもどっちかっていうと守らなければいけないものだと親のように刷り込むように教えられてきたからな……
だから、そういう風に見てはいけないと思って、あんまり距離を縮めずに助けてきたからな……
だけど、こいしちゃんだけは違うんだよな。

「本当に何回もきいてすいません」
「いいえ、実の妹のことなんですから、心配して当然ですよ」

さとりさんが一生懸命ご飯をかき混ぜようとする。
さとりさんよりも少し小さいだけでとても大きい釜。

「僕がやりますよ」

しゃもじをかしてもらって、混ぜていく。
ふわりと甘い栗の匂いがやってくる。
うわ、おいしそう。

「味見してもらえますか?」
「あ、はい」

軽くしゃもじですくって、少しご飯を取る。
うっわ~、おいしい。
栗もいい感じでホクホクだし、ご飯にもちゃんと味がある。

「それはよかったです。
冷めたら、それをおにぎりにする予定なんです」

ぇ、この量を二人で?

「あはは、大丈夫ですよ」

ぱんぱんっとさとりさんが手を叩くと、何匹もの動物が現れる。
動物が手伝ってくれるのかな?
動物の毛がすごそうだ。
とりあえず、まあ僕は栗きんとん作るか。
茹で上がった栗を取り出して、急いで半分に切って中身を取り出していく。
さとりさんも手伝ってくれている。
全てが終わると、少し冷めていたけれど、砂糖とちょっと塩を入れて潰していく。
ある程度粒が残る程度に潰し、さとりさんに味見をしてもらい、電子レンジなんかないので、昔ながらに釜の中で練り上げていく。
それが終わると、きゅっきゅとある程度の大きさにしていく。
形は後で余裕があったら整えよう。
途中で指が攣りそうになりながらも、何とか作業を終えるとおそろしいほどの栗きんとん。
形を整える気なんてうせてしまう。
隣を見ると、ペットとさとりさんがおにぎりを作っている。

「おっじゃまするぜ~!」
「ちょ、早すぎるんじゃないの?」

魔理沙さんともう一人女の人の声。
ぇ、もう宴会始まるの?

「あぁ、あの二人は他の宴会でも早いんですよ。
魔理沙さんは会場の準備で、アリスさんは料理のお手伝いをしてるらしいです」
「はぁ、いきなりすいません」

魔理沙さんとは違う金髪のショートカットの女の子が頭をぺこりと下げる。

「何か手伝うことある?」
「う~ん、まだメインがないんですよね」
「じゃあ、私がやらせてもらうわ」

アリスさんがお肉を取って、切っていく。
お肉をいためだしたと思ったらぶわっと炎。
うわぁ、フランベだ。

「はい、出来上がり。
これだけあるなら、大丈夫ね。
っていうか、あいつらはお酒7に食べ物3の割合だし」

ものすごく胃腸に悪そうだな。
だから、無茶をするなってさとりさん言ったのか。

「ところで、あなたが健太さん?」
「は、はい」

何で、また僕の名前を知ってるんだろう?
魔理沙さんからきいたのかな?

「今度核のエネルギーを使って、やりたい研究があるの。
きちんと、報酬も払うから手伝ってくれないかしら?」
「力になれる範囲なら喜んで」

基礎知識なら入ってるけど、専門分野になっていくとわからないことが増えていっちゃうからな。
一口に核の研究といわれても、それを説明するのは難しい。

「じゃあ、これどこに運んだらいいの?」
「あぁ、大広間にお願いします」
「かしこましました」

アリスさんが持ってきていたトランクケースをあけると、たくさんの人形が飛び出してきて、僕たちの作ったものを運んでいく。
魔理沙さん、魔法使いだって言ってたし、この人も魔法使いなのかな?
そもそも、この人に聞こうと思っても誰なんだろ?

「さきほどのかたはアリスさん。
あなたの想像通り、魔法使いです」
「あ、そうなんですか?」

先先と言ってしまったアリスさんのかわりにさとりさんが紹介してくれる。

「その他にも、多分たくさん来ますから頑張ってくださいね」
「はい、がんばってみます」

がやがやと騒がしくなっていく。

「じゃあ、行きましょうか?」

頷き、大広間に向かうと、ものすごい人。
その様子に圧巻されていると、急に後ろから引っ張られる。
そして、ぽんっと中心に放り出される。
隣には、さとりさんもいた。

「主催さん、もう待ちくたびれましたわ」

前、僕を変なところに突っ込んだあの人がまたいた。
そして、僕とさとりさんにお酒が入った杯を渡す。
さとりさんが呆れ顔でぱんぱんっとスカートについた汚れを払って、立ち上がる。

「本日は急なお誘いでしたが、ありがとうございます。
今回は、新しくやってきた健太さんを幻想郷流の歓迎をしてあげてください」

ぱちんと目配せ。

「はじめまして、健太です。
分からないことがたくさんあると思いますので、よろしくお願いします。
えっと、じゃあ、かんぱい!」

いっぱいいっぱいで言葉を述べる。
ふぅっと一息をつこうと思ったのだけれど、人に囲まれる。
一気にやってきた人と名前を必死に一致させていく。
しばらくすると、僕は何杯もお酒を飲まされていた。
少しよいが回ってきたため、ひとがきを抜ける。
そうすると、一人自分のペースでお酒を飲んでいる少女を見つける。
まだ、名前を聞いていないと思って、おそるおそる近づいていく。

「はじめまして」
「んぅ、あぁ、はじめまして。
私は霊夢よ」

彼女も早苗ちゃんと同じく脇を見せた巫女服。
これが、今の新しい巫女服なのかな?

「お賽銭入れてくれるなら、いつでも神社にきていいわよ」
「はぁ、そうですか」

その神社の場所がわからないって突っ込みは無粋かな。
それにしても、露出多すぎないか?
もう、秋なのにおなかとわき見せて……
隣に座る前に、自分の部屋に戻って、タオルケットをとってくる。

「ごめんね」

ぱさっと身体全体を軽くタオルケットで包み込む。

「んぅ~、平気よ?」
「今はお酒飲んであったまってると思うけど、よいがさめたときにきっと寒いよ。
お酒飲んでるなら、そのまま寝ちゃったら風邪ひいちゃうだろうし」

霊夢さんがきょとんとした顔をする。
本当に不思議そうに僕を見てくる。

「ありがと」

ぎゅっときちんとタオルケットに包まれてくれる。
霊夢さんの隣に失礼させてもらう。
『バチッ』
といきなり上空で何かが爆発する音。
見上げてみると、魔理沙さんとお空さんが上空で何かを展開させている。
なんだこれ、僕が首をかしげると

「弾幕ごっこ知らない?」
「弾幕ごっこ?」
「簡単に言えば、違う種族の者達が適度にスリルを味わうスポーツみたいなもの」

バチバチってなってるけど、あれでケガしないんだ。
むしろ、相手を傷つけさせるつもりでやったらどんなんなっちゃうんだろ。

「こっの~!」

お空さんがいきなりすごい大きな球体を形成する。
ぇ、あれがお遊び?

「バ烏、やりすぎよ」

いつの間にか、霊夢さんがぴたっとお空さんの首筋にお札を貼り付けている。
なるほど、ルールを破ったら止めるんだ。
そして、審判は霊夢さん?

「幻想郷はすごいところだね、こいしちゃん?」
「ふぇえ?」

ものは試しに話しかけてみたら本当にいたよ。

「っていうか、なんて格好してるの!?」

そこには、いつもの服の長袖をばっさり切って脇を見せて、さらにおなかの部分を切っておなかを見せているこいしちゃん。
こころなしかスカートまで短く見えるのは気のせいだと思いたい。

「お兄ちゃん、私も寒いよ」
「ぇ、あ~、こいしちゃんの部屋からタオルケットとってくるね」

酔っているのに走ったからちょっと、動悸がすごいことになったから、こいしちゃんの部屋の前で一回深呼吸する。
こいしちゃんの部屋に入って、タオルケットをとったら

「ぇ、こいしちゃん?」

全く気配も感じないまま、こいしちゃんがいて、また押し倒されていた。
お酒で少し赤くなっている頬をぷくっと膨らましている。

「お兄ちゃんは私だけに優しくしてればいいの!
なんで、なんで……
『私のこと好き』っていうのに、ほかの子に優しくするの?」
「特別扱いはこいしちゃんだけだよ。
まだ、宴会も途中だから戻ろうよ」

一応、僕が主役なんだし、戻らないとまずい。
だけど、こいしちゃんはどいてくれる気配が全くない。
情けないことに力はこいしちゃんのほうが強いしな……

「いやだ、戻ったらお兄ちゃんがほかの子に優しくするもん」

どうしよう、このままじゃ僕絶対流される。

「健太さん、ここにいら」

さとりさんが部屋に入ってきて、固まる。

「す、すいません。
こいし、申し訳ないんだけど、お仕事だからいいかしら?」
「お姉ちゃんのばかぁ~!」

こいしちゃんがどたどたっと走っていく。
助かったと心配の気持ちが半々。

「本当にもうしわけありません。
ちょうど、今、仕事が終わって上司である四季映姫・ヤマザナドゥさんがきてるんです。
だから、健太さんにあわせたかったんです」
「いえ、僕のほうこそすいません」

戻ってみて、案内された場所には、普通の体格の女の人と長身の女の人。
どっちが上司の人なんだろうと思いながらも

「はじめまして、健太と申します。
ここまでご足労いただき誠にありがとうございます」
「いえ、気にしなくても結構です。
さきほど、さとりからきいたのですが、あなたはこの地霊殿の核融合炉管理者になってくれるのですか?」

普通の体格の女の人がどうやら上司みたいだ。

「はい、よかったらですけど」

試験とかなしでいいの?
いや、簡単なほうが嬉しいけどさ……

「最近は、地底のエネルギーが彼岸にも助けになっている部分が多いので、上もようやく動きだしてるんです。
事故があったときに、そういう管理者をつけて、事故を防ぐ努力はしましたってことにしたいみたいなんです。
そんなめんどくさい役職ですが、大丈夫ですか?」

とてもまっすぐな視線。
きっと、この人の前だと全てが見透かされてしまうんだろうな……

「えぇ、結構です。
できるだけ早く、炉の資料を送ってください。
耐久度もわからないまま、酷使するのは故障の原因になりますから」
「はい、わかりました」
「仕事の話おわりましたか!
のみましょうよ~、宴会なんですから~」
「明日も、仕事があるんですから節度を持って飲まないとだめですよ」

そこから、ぺらぺらとなれた手つきで話し出す。
巻き込まれるのはめんどそうだと僕は手早くほかのところへ向かおうとすると、ぐいっといきなり引っ張られて人のいないところ。

「こいしちゃん?」
「私だよ」

呆れた魔理沙さんの声。
うわぁ、むちゃくちゃはずかしい。

「わりぃな、感謝の言葉を言いたかったんだ。
やっと、あいつが私を同じ土俵に立たせてくれたんだ。
お前がいたからだ」
「違うよ。
それは、今まで魔理沙さんが積み重ねてた関係があったから。
もう、あんなことしちゃだめだよ?」
「おぅ、わかってるぜ」

よかった、よかった……

「ぁ、ごめん。
ソファ壊したんだった」
「あれ、お前ができたのか?
野良妖怪でも、来たのかと」

僕じゃなくて、こいしちゃんだけどわざわざこいしちゃんの評価を下げなくていいや。

「仕事もらえたら、きちんと弁償するね」
「あはは、別にここのものを盗っていっていいんだぜ?」
「ううん、これは僕のことだから。
きちんと、僕の働いたお金で返すよ」

居候の身なのだから、これ以上迷惑をかけれない。

「そんな生真面目にこたえるなよ。
まあ、楽しみに待ってるよ。
そんなことより、もっと飲むぞ!」

ぐいっと僕を引っ張っていく。
引っ張られた先には人がたくさん。
そこに魔理沙さんは突っ込んでいく。
そして、どんっと僕を押す。

「飲み比べしてやってよ!」
「おぉ、新入りいい度胸じゃねえか」

え、なにこれ?
隣をちらりと見ると何こもの樽。
どう考えても一晩で消費する量じゃない。

「ほら、とりあえずのお前の分だ」

当たり前のように渡される一升瓶。
助けてくださいと言うように目線をやるけれど、皆笑ってる。
まずい、冗談じゃない。
もう、どうにでもなれ!
僕は一気にビンに口をつけてのみだす。
隣を見ると、無茶苦茶楽しそうに飲んでる。
そんな僕は半分くらいでもう頭がくらくら。
とりあえず、一ビンのもう……
いざとなったら、後ではけばいいさ。

「げほっ、ごほ、ぅ」

なんとか飲みきる。
視界がぐらりと揺れだす。
当たり前のように手に新しいものを握らされる。
ははは、倒れるまでのめってことか!
無理やり一気に飲んでいく。
飲みすぎで、もう身体が拒否してるからかお酒が口の端から少しずつ漏れている。
えへへ、なんかむっちゃくちゃハイだ~。
あはは、ここは楽園?
えへへ~




「のみすぎだよ、ばか」

身体を起こすと目の前に、ご機嫌ななめのこいしちゃん。
やっぱ、かわいいな。
うん、ここは楽園だ。
だけど、実際はベッドの上、頭くらくら~。

「私待ってたのにさ……
結局宴会楽しんじゃって」

う~ん、つまりエッチなことしたかったのに、僕が戻らなかった、悪い?
つまり、つま、ふぁあ、エッチなことして欲しいんだよね。
相変わらず、色んなところを切ったまんまの服。

「にゃあぁっ!?
な、なに?」
「ぇ、手入れるためにあけたんでしょ?」

脇に手を突っ込んで、撫でると、驚かれる。

「だ、だめぇ」

弱弱しく呟く、こいしちゃん。
いやじゃないだろうな。
いやだったら、僕から逃げ出せるだろうし。
つまり、もっとってことだよね。
親指を少し伸ばして、胸のふくらみにふれる。

「下着つけてないの?」
「おにいちゃ」
「エッチだね」

なぜかものすごく戸惑っているこいしちゃん。
こんなにも、僕のこと待ってくれたんだし、もっと刺激が欲しいのかな?
だけど、もうちょっとゆっくり触りたいな。
少し場所を変えながらも、撫でていく。

「だけど、人がいるところでなにやってるの?
きちんと、霊夢さんみたいにサラシぐらいまきなさい」
「な、ないんだもん。
そ、それに女の子しか来ないもん」
「それに、わざわざ長袖を切って」
「だって、こうすれば……
お兄ちゃんが霊夢みたいにかまってくれるかなって」

なるほど、霊夢さんのまねかな?

「大丈夫だよ。
たぁっぷり、かまってあげる」

こんなことまで言われたら、精一杯ご奉仕しようじゃないか。

「あ、あの服、ぬごうよ」
「今日はや~だ」

一気に手を突っ込んで、こいしちゃんを僕のほうに引き寄せる。
こいしちゃんの胸を僕の手で包み込む。
外見にふさわしい小さい胸。
それを指を少し動かしながらもみこんでいく。

「ふぁっ、ぁ、おにいちゃ」

上から持ち上げるように掴む。

「うん、乳首たってきちゃったね」

かわいらしくビンっと張り詰めてしまったこいしちゃんの乳首を少し爪で触ってみると
びくんっとこいしちゃんの身体が震える。

「ちひゃっ、ひゃう……
わたひ、がうえなの~」
「今日は僕がリードするから」

体勢を変えようともがきだすこいしちゃんを抱きしめるだけでなく足で絡めとる。

「やぅっ、んぅ~」
「ほら、こうされたいでしょ?
きもちいいでしょ?」

執拗にわざと乳首だけをぐりぐりと親指で人差し指でつまんでははなすを繰り返す。

「やあぁ~、びり、って~」

もうすでにうなじも耳さえも真っ赤になっているこいしちゃん。
顔を覗き込んだら瞳には涙がいっぱい溜まっていそうなほど、少し涙声になっているこいしちゃん。

「じゃあ、イっちゃいなよ?」

胸を全体的に揉み解していく。

「んぁあっ、やぁあ、はげしぅっ!?」

こいしちゃんの震えが伝わってきた。
脇から手を抜く。

「こいしちゃん、こいしちゃん」

名前を呼ぶと、ゆっくりだけどこっちに振り向いてくれたので、柔らかい頬にキスをする。
思えば、全然普通の恋人がしてるようなことしてないな……
今度、お出かけもしに行きたいな。
こいしちゃんも僕の頬にキスをしてくる。
だけど、目はそれだけじゃ満足しきれないって書いてある。
手をスカートの中に入れる。

「んぅ」

少し下着に触れただけでこいしちゃんは甘い声を漏らす。

「すごくぬれちゃってるね」

こいしちゃんは何も答えてくれない。
いつも、こんな言葉よりもすごい言葉を自分で言ってるのにな。
下着の上からさらに全体を確かめるようになでてみる。

「んぁ、おにいちゃん。
ちょくせつ、こいしのにさわってよ~」
「あはは、かしこまりました」

そんな今にも泣いちゃいそうな切ない声でねだられる。
少しこいしちゃんの下着を下ろして、濡れそぼっているところに直接触れる。
どこが一番イイかわからないから、こいしちゃんの反応見てみようかな。
探るように触れていく。
甘い声は漏らすものの大きい反応はないなって中心部に触れていくと

「あぅっ!」

こいしちゃんの口から大きい声が漏れる。
確か、えっとクリトリスっていうんだよね。
そこが一番きもちいいのかな?

「いやぁっ、まっ、まってえ。
しょ、そんな」

クリトリスばかりを親指で擦る動きを繰り返す。
こいしちゃんが途中で声も漏らせずに、口をパクパクさせているのが見える。
もう僕の指どころか手全体までこいしちゃんの愛液でべちょべちょになっていってるのがわかる。
擦っているだけなのに、『ぐちょっねちょ』と水音が混じる。
少し動きを大きくすると『ちゅぷ』っと違う音が混じる。

「あぁ、こいしちゃんの下のお口勝手に開いちゃったね」
「やぁ、おにいちゃっ、もっとおくぅ~」
「えぇ~、どうして?
ほら、ここもかき回してほしいでしょ?」

入り口をかき回していく。
そのたびにまたおくからこいしちゃんのものがあふれ出てくる。

「やだ、やひゃぁ……
早くいれてぇ~、むずむずするの」
「じゃあ、まず一本ね?」

人差し指を挿入していく。
きゅっと僕の指を締め付けてくる。
もうすでに濡れすぎている彼女の秘所には少し強引にいれていっても

「ひゃぅっ、やぁ、おにいちゃっ!
もっと、もっとぉ~、いっぱいちょうだいよ!」

むしろ、物足りないみたいだ。
だけど、普段とは違い指を入れられるのも今日くらいかもしれないから感覚を楽しみたいから。
指は増やさずに中を動きまわる。

「ほら、ここが膣襞かな?」
「いやぁ、そんな実況いっらない~」

それとは裏腹にむしろきゅっとこいしちゃんの膣は僕の指を締め付けてくる。

「で、ここが膣壁だね。
ほら、ここがこいしちゃんの限界だね」
「んんんぅっ!
いじ、わるしないでぇ」
「えぇ~、ここきもちよくないの?」

人差し指で膣壁全体をなぞっていく。

「ひやっ、やだ、ぅあ?
にゃ、あぁっ!」
「ほら、いいんじゃん」

顔を覗き込んでみると、もう涎をたらしきってきもちよくなってるこいしちゃんの顔。

「でも、欲しいんだよね?」

一気に指を三本に増やす。

「おにいちゃ、おにいちゃん!
もっと、もっとつよくぅ」

その言葉に答えるように挿入運動を繰り返す。
実際に僕のものを挿入はしてないけど、今までとは違って完全に優位にたってするセックスは今までよりもぞくぞくっと僕をかりたてる。

「んぁっ、やぁっ!」
「あははっ、これで三回目だね。
さぁ、何回イけるかな?」
「やぁっ、はぅ!
おにいちゃ、おち、ちん、ちょ~だい~!」
「今日はあ~げない」

そこまでねだられるとあげたくなくなってしまう。
散々こいしちゃんに奉仕しつくしたくなる。

「明日いっぱいあげるから、ね?」

挿入運動を繰り返しながらも、開いていた手でもう一度乳首をデコピンすると

「ばひって、ばひってしたぁあん!」
「こいしちゃんってば、いじめられてきもちいいんだ。
これで、四回目」

こいしちゃんはまるで全身性感帯になっちゃったみたいにどこに触れても反応してしまっている。

「おにいひゃ、ぅや……
し、しんじゃぅ。
イきしんじゃうよ~」

ずっと触り続けているから、もう何回イっちゃったかもわからない。

「まだいけるでしょ?」

囁いて、もう一度。
がくんっとこいしちゃんの体重全てがくる。
覗き込んでみると、目が閉じられている。

「んぁ、ありゃ」

数十秒後にゆっくりと目が開かれる。
焦点はどこにもあってない。

「もう一度する?」
「ゃぁ……しんじゃ」
「くすくす、冗談だよ。
ほら、おやすみなさい」
「おやしゅみ」

すぐにす~す~と寝息が聞こえてくる。
さてと、すっかりさっきのでよいも冷めちゃったな……
かといって、もうこいしちゃんの傍にいるのはいろんな意味でまずいし……
このままじゃ気持ち悪いだろうから、まずシーツをかえておく。
もうしわけないけれど、クローゼットをあさって、下着やパジャマを取り出して着替えさせていく。
時間的にもう、宴会も終わってるだろうし、後片付けやっているだろうから手伝おうかな?
あ、でも、その前に……

「へぇ、こんなんなんだ」

指にはりついている愛液を舐めとっていく。
台所に向かうと、さとりさんがいた。

「あら、こいし……
あ、あなたたちって思ったよりもお似合いですね」
「あ、あはは」

とっさに先ほどのことを思い出して、さとりさんにすべて読まれてしまう。

「それに大体の後片付けは終わりましたから……
こいしの傍にいてあげてください」
「ぇ、あ~、はい」

いやじゃないけれど、まずいっていうか、あの……

「目覚めたときに、あなたがいないときっとあの子さびしがるでしょうし」
「わかりました」

こいしちゃんのことを出されたら、もうためらえない。
だから、ゆっくりと部屋に戻る。
相変わらず、ベッドの上できもちよさそうに寝ている。
冷め切れない興奮を抑えたまま、ずぅっと朝まで起き続ける。

「おにいちゃんだ~!」

目が開いたと思ったら、こいしちゃんは僕に抱きついてくる。

「おはよう」

起き続けていたプラスのみすぎで頭が痛い。
そろそろ、部屋に戻って寝ようかな?

「ぇ、ちょ、待って!」
「やぁ~だ」

こいしちゃんはそのまま僕をベッドの中に引きずり込む。

「お兄ちゃんのちょうだい?」

時間がたっているとはいえ、こいしちゃんにそんな風に言われただけで身体は反応してしまう。

「ねぇ、いいでしょ?」

下には笑顔のこいしちゃん。
『コンコン』ノックの音。

「ご飯ですよ~」

さとりさんが呼びにきてくれる。
ぷくっと頬を膨らますこいしちゃん。

「朝ごはんはいいです」
「あ、はい、わかりました」

さとりさんが不思議そうに返事をして離れていったのを確認して

「こんな特別扱いは……
本当にこいしちゃんだけだよ」

今度は鼻にキスをする。

「うん、えへへ~」

まあ、その後は……
うん、なんだかんだでこいしちゃんに主導権握られちゃいました。

「お兄ちゃん、だ~いすき」

まあ、こいしちゃんが幸せそうなもうどうでもいいや。
今までのシリーズでダントツの長さになってしまいました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
感想脱字誤字アドバイスいただけると嬉しいです。

こいしちゃんは騎乗位に慣れすぎて、普通に責められるのになれてなかったら、いいなっていうのが形にしちゃいました。
後、嫉妬しちゃうこいしちゃん、脇から手突っ込みたいなど私が書きたいものを詰め込みました。

健太がハイスペックすぎるんで、これ以上のスキルは身につけさせませんw
そして、健太が特に女の子に優しくしてしまうのは両親の教育の賜物ですw
幼いころから言われ続けていることは嫌でもみについちゃいますからね。

このシリーズは最初『君』をつけて統一する予定だったんですが……
まずい、もう思いつけないです。
やっぱり、何か統一させといたほうがいいですよね……

次回はあやはたを、投稿すると思います。
もしくは、『自己嫌悪』のほうが先に書き終わるかな?
次回も読んでいただけるとありがたいです。
それでは、ありがとうございました!
arlys
コメント




1.はぅあ削除
やった、続編キタ!
腋出しで悶えて、受けのこいしちゃんで昇天した
定期的にこいしちゃん分を補給しなきゃ生きられなくなってしまった
こいしちゃん可愛いよこいしちゃんハァハァ
2.ナッツ削除
ついに続編が!
受けのこいしちゃん…危うく血液が逆流してしまうところだった。
嫉妬するこいしちゃんも可愛いですね、されてみたい
3.名前が無い程度の能力削除
さらけ出された嗜虐心……こんな可愛いこいしが相手なら、みんなこうなるよね、うん

タイトルは統一した付け方なら先に中身書いてからじゃないと付けられないんじゃないかな
逆に言えば、こいしとの話がメインになるなら10でも20でも、中身を書けさえすれば関連付けて『君と』でいくらでも付けられるんじゃないかと
4.名前が無い程度の能力削除
こいしちゃん受けもイケるんですね! これはいい!!
話の流れも凄く共感できますね♪
あとこいしちゃんの脇から手突っ込んだり脇コキしたいのには激しく同意!!
5.arlys削除
コメントありがとうございます!
返信させてもらいます。

はぅあ様
嫉妬する女の子が大好きです。
もう、もっとこいしちゃん分が増えるといいと思います!
はぁはぁ、こいしちゃん!

ナッツ様
実は受けのこいしちゃんが書きたいのもこのシリーズはじめたきっかけです。
こいしちゃんに嫉妬されるなんて、もうやばいですね。


3.様
こいしちゃん相手ならしょうがないってやつです!

そうですね、お話書いてからまた必死に題名考えてみます!
中身はまあ今のところ三つ分ぐらいは考えてるんで。

4.様
こいしちゃんも女の子ですから!
前回、お話が早すぎると言われていたんで、ほっとしました。
こいしちゃんの脇にも髪にもハァハァってやつですね!

それでは次回もよろしくお願いします!