真・東方夜伽話

瀟洒なメイドに僕があげられるもの

2010/08/14 10:49:28
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瀟洒なメイドに僕があげられるもの

古荒 瓜

オリジナル主人公、一人称。
手コキ、フェラのみ。イラマチオもあります。
本番なし。

それでよろしければ、お読みくださいませ。


では、どうぞ。


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「助けてあげた」
 豪華な西洋風の部屋の中、天蓋付きのベッドから起き上がると、僕の目の前には知らない女の人が立っていた。
 女の人、というよりも少女、と言った方がしっくりくるかもしれない。
「助けてあげた」
 少女は静かな声でそう言う。視線を僕の胸の辺りに落とし、僕と視線を合わせないようにしているように見えた。
「ここは、どこですか?」
 僕の問いに少女は答えてくれなかった。その表情から何かを読み取れるかもと思い、彼女を観察してみる。
 銀髪。耳の横あたりに短いお下げ。目は碧く、表情は冷たく硬く、肌は白い。
 青と白を基調としたエプロンドレス。似たものを僕は見たことがある。メイド服、と呼ばれる物だ。でも、どこで見たんだっけ?
 それに、彼女が身につけているそれは僕が知っているはずのものとは違っていた。素人目にも高価な生地をつかっているのがわかる。シルクだろうか。百年着ても色あせそうにないほど上質な布。遊びで作られたようなメイド服ではない。彼女自身も遊びでメイドの格好をしているのではないだろう。背筋が伸びた凛としたたたずまいは訓練されたものだ。……遊び? メイド服って、遊びで作る物だっただろうか。メイドって、遊びでやるものだっただろうか。
 僕はなにを言っている? いや、それよりも、僕は……。
「僕は、だれですか? ここは、どこですか?」
「それを知る必要はないわ」
 少女は即答した。僕は返す言葉を失う。僕は今どんな状況に置かれているというのだろうか?
「私は貴方を助けてあげた」
 三度《みたび》、彼女はそう言った。柔らかみも優しさも感じさせない、鋭い刃物のように怜悧な声。
「あ、ありがとうございます」
 反射的に礼を言う。
「あなたは外の世界で自殺を試み、ある存在の手によってここに運ばれるはずだった。でもある存在は誤ってあなたを森の中に落としてしまった。あなたは妖怪に食われるはずだった」
「妖怪?」
 何を言っているんだ? この子は頭がおかしいのか? 変な宗教団体にでもさらわれた? ……帰らなきゃ。ここを抜け出して、帰らなきゃ。でも、どこに?
「あ、ありがとうございます、じゃ、僕はこれで」
 僕はベッドから立ち上がり、そこで自分が全裸であることに気づいて動揺し、でもそれよりも早くここから立ち去りたくてドアの方へと歩きかけ――
 瞬間移動でもしたかのように、少女は僕の前に立ちふさがっていた。それだけじゃない、ぎらぎらと不吉な光を放つナイフを僕の顔に突きつけている。
 ナイフ? 偽物だろ? 偽物だよな?
 でも、少女が僕を見る目はどこまでも本気で、彼女の碧い瞳の奥に輝く、とてつもなく不気味な光が僕を捕らえて離さない。
「貴方は森で私に救われた。……いえ、その言い方は正しくないわね。貴方はもともと私たちの所有物なのだから。従って、貴方はわたしの言うことを聞かなければならない」
 すっ、と音もなく彼女は腕を振った。瞬間、頬に熱いものを感じる。思わず頬を抑えた。ぬるりとした感触。これは、なんだ? 震える自分の手を見る。僕の指には、血がついていた。
 ――斬られた?
 僕は恐怖に全身を絡みとられ、ふらふらと後退した。ベッドの端にぶつかる。膝から力が抜け、すとん、とベッドに腰掛けた。
 頭の中が麻痺している。一体何がどうなって、僕は誰でここはどこで彼女は誰で今はいつでそしてこれはどういう状況なんだ? 
 わからない。
 僕には何もわからない。
 記憶喪失というものだろうか?
 ただ、はっきりしていることがただひとつ。どうやら僕の生殺与奪を握っているのは、目の前のこの少女らしい。
「あなた、自分の名前を覚えているかしら?」
 少女がナイフの刃を指で撫でながら聞く。僕は少し考え、
「いいえ」と答えた。
「そう。紫もそんな人間ばかり連れてくるのね」
 ユカリ? ユカリって誰だ? いや、それよりも。
「あなたは……あなたの名前は……?」
「私はただのメイドよ。貴方ごときに名乗る名はないわ」
「あの、僕はこれから一体……」
「今からひとつ、貴方が私に与えてもいいと思うものを答えてもらう。その答え次第で貴方の運命は決まる」
 メイドは握ったナイフを僕ののど元に突きつける。
「いいわね?」
 脂汗が額から流れ出るのがわかった。僕はコクコクと馬鹿みたいに頷くことしかできなかた。
「今から三つの選択肢を示すわ。その中から、ひとつを選びなさい」
 メイドの青い瞳を見ていると、吸い込まれてしまうかのような錯覚に陥る。甘やかな香水の香りがふわりと僕の鼻腔をくすぐった。
「ひとつ。生命の流れの源」
 生命。流れ。源。抽象的な単語のつらなり。メイドの透き通った声は僕の脳内で乱反射して、その言葉の意味などわかるはずもなかった。
「ひとつ。生命の流れのすべて」
 メイドの肩にひっかかっていた彼女の三つ編みが、ぽろりと流れ落ちてふわりと揺れた。
「ひとつ。生命の流れの一部と、そして生命の根源。…………さあ、どれがいい?」
 示された選択肢の意味もわからなければ、どれを選ぶべきかもわからない。
 でも、さっきこのメイドは僕が外の世界で自殺を図った、と言った。
 きっと、記憶喪失が戻ったところで僕は死を選ぶのだろう。ならば、僕という存在がこの世から消え去るべき選択肢を選ぶことが、もともとの僕の意志に沿うものなのかも知れない。
 そう思ったら、のど元のナイフすら怖くなくなってきた。
 どれを選んでも死ねそうだけど、一番確実そうなのは――。
「生命の、流れと根源で」
 生命の根源なんてすごそうだし、これを失うときっと消滅してしまうのだろう。その上、生命の流れとやらまで奪われるというのだ。これで間違いなく死ねるだろう。
 僕の答えを聞くと、メイドはナイフを僕から離した。彼女が手を振ると、手品のようにナイフが消えた。
「それでいいの? 生命の流れの一部と根源でいいのね?」
 僕は頷いた。
「本当にいいのね? 私は貴方の生命の根源を最後の一滴まで吸い尽くすわよ。それに、生命の流れの一部までもらう」
「僕ごときの命の……根源? とやら程度でよければ、メイドさんに全部あげますよ」
 メイドは……その冷たい表情を突然崩すと、ふにゃ、と顔を歪ませた。別人になったかのような柔らかな笑み。「ふふ」と小さな笑い声をあげ、
「良かった」
 いきなり、僕に抱きついてきた。
「お嬢様――お嬢様ってのは私のご主人なんだけど、その方と賭けをしたの」
 耳元で彼女が囁く。温かい吐息がこそばゆい。上質なメイド服越しに、彼女の体温と息づかいが感じられた。
「もう人を殺したくないって言ったの。そしたら、こういう賭けになった。生命の流れの源を選んでいたら、私は貴方の胸を抉って心臓を取り出した。お嬢様の大好物よ。生命の流れのすべてを選んでいたら、私は貴方の血液をすべて搾り取っていたわ。お嬢様はそれがないと生きていけないの。でも、貴方が選んだのは生命の流れの一部――ほんのちょっと、血をもらう。そして、生命の根源」
「生命の根源って、なんですか?」
 メイドは僕から身体を離すと、少し顔を赤らめながら僕を上目遣いで見て、
「わかるでしょう?」と言った。
 全然わからない。
「私も初めてだから、上手に行かないと思うけれど、なんとかあなたの『生命の根源』を出してね。証拠をもっていかなければならないから、出るときはちゃんと言って」
 僕に抱きついたまま、メイドは僕の下半身へと自分の身体を滑らせた。
 全裸の僕は、股間のものも、さらけ出したままで――。
「あら。ここから生命の根源が飛び出すのね」
 生命の根源ってつまり…………。あれ、思っていたものと全然ちがっていたようだ。なんだこれ。
「あ、あのメイドさん――」
「咲夜、って呼んで。殺す人間には名前を教えないの。私が嫌だから。でも、あなたは殺さずに済むから教えるわ」
 名前を教えてくれた。咲夜さんというらしい。その咲夜さんは、僕の性器を興味深そうに見ている。
「さ、さくや? さん、あの……そこは……」
「……ふーん、初めて見たけれど、思ったより小さくてかわいらしい形なのね。山の神様が、怖いくらい大きいって言ってたけれど、あれは嘘だったのかしら。まあ、あの神様は身体も小さいし」
 なんだかよくわからないことを言いながら、咲夜さんが僕のペニスを指でつんつんとつついた。それはさきほどまでの恐怖で、小さく縮こまり、厚い包皮に包み込まれている。
「私の周りで、これを見たことあるのはあの神様くらいだったから。子供もいたみたいだし。今はその子孫と住んでるようだけど、そんなことはどうでもいいわよね。一応、いろいろ聞いては来たのだけれど、思っていたのと全然違ってかわいらしいじゃない。こすったり舐めたりすればいいのよね」
 咲夜さんは僕のペニスをぴんぴんと指で弾いた。皮の先をつまんで「あらゴムみたい」などと言っている。咲夜さんの声はさっきまでと打って変わって優しげで、僕の緊張をほぐしてくれた。香水とリンスの香りが混じったなんともいえない心地いい匂いがして、僕の心臓はどきどきと早鐘を打ち始めた。
 と同時に、僕の股間のモノはどんどんと大きくなってくる。若くてきれいな少女にそこを触られて大きくならない男などこの世にいない。ましてやメイド服姿の、正真正銘のメイドさん。僕のペニスをおっかなびっくり触る手付きはさきほどまでの凛とした彼女とは似つかわしくなくて、それがまた僕を興奮させる。
「あら……」
 いぶかしげな咲夜さんの声。
「なんだか、大きく……」
 柔らかな指に刺激されて、僕のペニスが完全に勃起するまでそんなに時間はかからなかった。紅く染まっていた咲夜さんの頬が若干青ざめてきた。
 むくむくと大きくなっていくそれを、咲夜さんは驚きの表情で見つめている。
 ついに、僕のペニスはギチギチに固くなり、そりあがって咲夜さんの目の前に屹立したのだった。
「あの、咲夜さん、皮、むいてもいいですよ……」
「か、皮? こ、ここ?」
 咲夜さんはそっと僕の包皮をつまんでひっぱった。すると、にゅるんと亀頭が飛び出した。「ひっ」というとまどいの悲鳴が聞こえた。
 美しい西洋人形のように整った顔をした少女は、本物のお人形さんのように顔を硬直させて、僕のペニスを見、僕の顔を見あげ、またペニスに視線をもどして、「うそ」と呟いた。
「え、なにこれ。なんか、すごい、気持ち悪いかたちしてる……。なんだか、怖い……。ええと、これをどうすると生命の根源がでてくるのかしら」
「あ、あの、さすったり、えっとですね、なめたり吸ったりすると出てくると思うんですが」
「こ、これを舐める、の? 嘘でしょ。だって、こんな……怖いわよ」
「じゃ、じゃあ、こするだけでいいです。手で握ってください」
 咲夜さんは驚愕の表情のまま、僕のペニスを握った。細い指が性器にからみついてくる感触。ほんの少しだけ冷たかった。
「に、握ったわ」
「そしたら、それを前後に動かしてください」
「こ、こうかしら」
 ベッドの端にすわっている僕の膝の間に身体を割り入れた体勢で、咲夜さんが僕のペニスを握っている。それを、おそるおそるといった感じで動かし始めた。ベッドがかすかにきしむ。
「そ、そうです……」
 咲夜さんはペニスを見たのすら初めてらしいから当たり前だけれど、その手付きはあんまりうまくない。でも丁寧さと真摯さが伝わってきて、僕の心はなぜかほかほかと温かくなってきた。
「あの、出る? まだ出ない?」
「いや、そのくらいだとまだ出ないです……。もっと、早くお願いします」
「う、うん、わかったわ」
 咲夜さんの手の動きが速くなる。不慣れなストロークは、……正直、気持ちいいどころか痛い。
「は、はやく出してね、お掃除まだ残っているし。……まだ? まだかしら?」
 咲夜さんのためにも早く出して上げたいんだけど、いかんせんその経験不足な手コキでは僕を興奮させはしても、射精させるのは難しい。
 咲夜さんは口をきゅっと引き締めて、真剣な目つきでペニスの先を眺めている。驚きで青ざめていた顔は和らぎ、上気してきていて、湯気が出てくるんじゃないかと思うほどだった。
「まだ、でないのかしら……。ちょっと、手が疲れてきたかも……」
「……ごめんなさい……」
「謝ることないわ。お嬢様に生命の根源を見せなくてはいけないもの。これはわたしの仕事。……あら! で、出てきた! やっと出たわ……」
 咲夜さんが手を離した。でも、僕はまだ射精していない。咲夜さんが精液と勘違いしたのは、いわゆる、カウパー腺液ってやつだ。それが尿道からぷっくりと出てきている。どこから出してきたのか、蓋付きの瓶にそれを移そうとしている。
「あの、それは違います!」
 思わず声がでた。
「え!? そうなの!?」
 咲夜さんの顔が真っ赤になった。きょろきょろと視線を泳がしている。……何も知らない女の子って、なんだか知らないけどむちゃくちゃかわいい。
「それ、生命の根源じゃないです。その前兆というか……」
「でも、もう手、疲れちゃったし……」
 少しだけ、意地悪な気分になってきた。正直、射精だけなら僕が自分の手ですれば手間もかからない。こんなきれいな女の子に見つめられてするオナニーってのも興味はある。でも、初めてペニスに触るような処女にフェラさせるっていうのにはもっと興味がある。
「あの、咲夜さん、舐めてくださればきっと……」
 咲夜さんは息を呑む。びっくりするくらい紅くなっているほっぺたは、きっとそこで目玉焼きが焼けるくらい熱くなっているだろう。
「なんか、怖いけど、私にできるかしら……」
「できます!」
 断言してしまった。
「うーん……」
 咲夜さんは疲れてしまったらしい右手を左手でもみほぐしながら、視線を横に向けている。目の端にほんの少し、涙がたまっているのが見えた。
「あの、なめたらすぐにでるの?」
「でます、……多分」
「うーん、そ、それじゃあ……」
 彼女は怒張したペニスを両手でそっと支えると、ぎゅっと目をつぶり、小さな舌をちろりとだした。そのままゆっくりと顔を近づけ、カウパーの漏れてる尿道を、ぺろり、と舐めた。僕の腰が快感でぞくっと震えた。カウパーが糸を引いて僕のペニスと咲夜さんの唇をつなぐ。
「……出ないじゃないの」
「一回じゃ、駄目なんです。もっと」
 咲夜さんは口をぬぐうとペニスを困ったような表情でにらみつけ、大きく深呼吸すると、
「しょうがないわね」と言った。
 咲夜さんが、僕のペニスに再び舌をのばす。
「もっと……もっと、細かく、動かしてください」
「ん……、こう……?」
 レロレロと咲夜さんの舌が尿道を舐める。そのたびに僕の身体はぴくんぴくんと反応した。
「あの、手で、下の方の袋を揉んでください」
 咲夜さんの手の平が僕の玉袋をつつみこんで、やわやわと揉みしだく。ぴちゃぴちゃという舌の音が部屋に響いた。
「そ、そのまま、咥えてください」
「え、だ、だって……」
「そうしないと出ないんです」
「んー……しょうがないわね、……ふみゅ!」
 ぱくりと亀頭が咥えられた。咲夜さんの温かい唇に僕の亀頭は包まれて、その粘膜の刺激に身もだえした。
「歯はたてないで……そのまま、舌を……動かして……」
 亀頭の部分だけを咥えている咲夜さんの唇は『にょおん』という擬音がぴったりなくらい変な風に伸びて、ちょっとだけ間抜けな顔になる。口内では柔らかな舌が尿道をちろちろとなめていた。陰嚢はあいかわらず繊細な手付きで揉まれている。
「お尻の穴、撫でてください……」
 言うとおりに、咲夜さんの細い指が僕の肛門から蟻の門渡りにかけてなでさする。
「も、もっと深く……深く咥えてください」
「んみゅうう」
 僕のペニスは咲夜さんの口の中に入っていく。半分ほど入ったところで、
「ほうほれひひょうはふぁいはふぁい(もうこれ以上は入らない)」
 と言うので、
「じゃあ、そのまま出したり、入れたりしてください。歯は絶対にたてちゃ駄目です。舌は動かし続けてください」
「ふぁ、ふぁふぁっはふぁ(わ、わかったわ)」
 僕のペニスは咲夜さんのとてもとても柔らかな唇と、丹念に尿道やウラスジを刺激しつづける舌と、とろとろの唾液と粘膜に包まれている。しかもその状態で、じゅぶ、じゅぶ、とピストンされているのだ。
 これ以上ないくらいの気持ちよさに全身が震える。
「あ、あの、きゅっと吸い込むようにしてくれると……」
「ほう?(こう?)」
 咲夜さんのほっぺたがきゅっと引き締まる。僕のペニスは咲夜さんに吸引されて、このまま飲みこまれてしまうのではないかと思った。
「もっと、もっと早く、早く……!」
 咲夜さんの頭の動きが速くなる。思わず咲夜さんの肩のあたりを握った。
 じゅ、じゅぶ、ちゅぷ、じゅぶ……。
 咲夜さんの口に僕のペニスが抽送される音が部屋中に響き渡る。
 きれいなメイドさん――咲夜さんが僕の肛門を撫で、陰嚢をもみ、バキュームフェラをしている。咲夜さんのメイドカチューシャと髪の分け目が見えた。下半身は痺れに似た快感に襲われて、咲夜さんの粘膜は僕のペニスを刺激し続け、僕はついに絶頂を迎えようとしていた。思わず「うっ」とうめき声が出る。
「んん……」
 僕のペニスを咥えたまま、咲夜さんが涙でキラキラ光る瞳で僕を見上げた。
 咲夜さんの唇の感触、舌の動き、卑猥でかわいらしいちゅぷちゅぷという音、一生懸命にフェラをしながら僕を見つめる碧い目、そして頬を染めたいやらしい表情、それらが僕をどんどんと高みへ高みへと押し上げる。
 もう、我慢できない。
 そしてついに――
 ぶぴゅ!
 僕の中の熱いものが咲夜さんの喉の奥に向かって発射された。
「ふぐうううう」
 咲夜さんがうめいて反射的に口を離そうとする。それをさえぎるように、僕は咲夜さんの頭を抑えて口の中のペニスをさらに奥深くへと突き立てた。
 僕のペニスはビクビクと脈打ち精液を咲夜さんの中に送り続けた。精液が飛び出す度に、咲夜さんもまるで合わせるかのように身体をピクンピクンと痙攣させてそれを受け入れる。
 すべてを出し尽くすと、咲夜さんの頭を押さえつけていた手を離した。スポン、という音とともにペニスが咲夜さんの口からとびでる。
「うにゅうう」
 咲夜さんは変な声を出す。目の端から涙がぽろりと頬を伝わり落ちた。唇からは白くて濃い粘液が溢れてこぼれる。涙目の咲夜さんは口の中に僕の精液を入れたまま、
「ふぁんふぇふぇふっふぇふぃふぁふぁいほよー」と言った。
「何言ってるかわかりません。飲んでからしゃべってください」
 ゴクン、と咲夜さんの喉が鳴った。顎に垂れた精液も手の甲でぬぐって猫のように舐める。勢いで言ったのにまさかほんとに飲むとは。
「なんで出るっていわないのよー……うえ、変な味……これ、おなか壊さないわよね……」
「壊しませんよ、美容にいいんです」
 とはいえ、そうだった、出る、と言うのを忘れていた。お嬢様とやらに証拠の精液をもっていかなければならないはずだったらしいのに。
 咲夜さんはスン、と鼻をすすると、
「び、美容にいいなら許すわよ……。飲みたいって思わなかったわけじゃないし……」
 恥ずかしそうに言って、うつむいた。耳まで真っ赤になっている。かわいい。
 僕はたまらなくなってその愛らしい頭を撫でてあげると、咲夜さんは気持ちいいのか僕の太ももを枕にして目を閉じた。まるで猫のような表情。でもしばらくすると我に返ったのか、「馬鹿!」と言って僕の手を振り払った。
「あのね、どうしたって証拠は必要なんだからもう一回やるわよ。最後のチャンスだからね」
 そう言って僕のしおれかけたペニスをぎこちなくしごき始める。
 僕はそんなに強い方じゃない。中学生の時ならともかく、今この歳で二回連続というのは厳しい。
 でも、イッたばかりの敏感な亀頭は唾液まみれになっていて、そこを指でにゅるにゅると刺激されると僕のペニスはまたもやむくむくと大きくなっていった。
 咲夜さんは再びぱくりとそれを咥えると、先ほどと同じようにフェラチオを始める。
 やっぱり気持ちがいい。
 気持ちいいんだけれども、間をおかずに二回連続は、僕にはちょっと……。
 しばらく咲夜さんにフェラチオをしてもらったが、なかなかイクことができない。
 しゅぽんと口からペニスを離すと、咲夜さんは僕を睨みつけ、むっとした口調で言った。
「どうしたのよ、なんで出ないの」
「えーと……一度出しちゃうと、次はなかなかですね……」
「じゃあどうするのよ! 私がお嬢様にお仕置きされてもいいっていうの!?」
「ひとつだけ、方法があるかもしれません」
「どうするの」
「咲夜さんは少しだけ苦しいかもしれませんが……」
「背に腹は代えられないわよ。言ってご覧なさい」
「じゃあ、もう一度咥えてみてください」
 僕はベッドから立ち上がり、ペニスを顔の前に突きつけた。咲夜さんは素直に僕のペニスを口の中に入れる。
「奥まで……もっと、ずっと奥まで入れてください」
「ふみゅみゅう……」
 眉間に皺をよせてがんばっているらしかったが、やはり中程までしかペニスが入らない。
「これが限界ですか?」
 ペニスを口に含んだまま、咲夜さんはコクンと頷く。
 僕は咲夜さんの耳の横のお下げを両手に巻き付けた。
「じゃ、行きますよ……噛んだりしたら、二度と生命の根源がでなくなりますから、絶対に歯を立ててはいけません」
 咲夜さんはまた頷く。僕は三つ編みを強く握って咲夜さんの顔を固定すると、そのままパンッ! と無理矢理ペニスを根もとまで挿入した。
「~~~~~~!?!?」
 咲夜さんが混乱したように僕の太ももをパチパチと叩く。気にせず三つ編みを握った手に力をいれ、咲夜さんの口の奥深くの感触を味わう。舌を越え、その奥ののどちんこも越え、喉の一番深いところに亀頭があたる。大きなペニスが咲夜さんの小さな顔にすっぽりと埋まっているのは自分でも驚く光景だ。
 そのまま、性交するかのように腰を動かす。三つ編みをしっかり握っているので咲夜さんは逃げることができない。
 ぐちゅ、ぶちゅ、じゅぶ。
 今までにない卑猥な音。僕は無我夢中で腰を動かす。
「ふぐうううう、うええええ、んぐおええええ」
 吐き気を催したのか、咲夜さんの喉の奥から変な声がでる。僕のペニスにふさがれてるのでもちろん吐くことはできない。それでも胃液は逆流してきて、温かい液体が喉の奥から溢れ出ると僕のペニスを包んだ。
 一旦ペニスを口から離してやる。
「おええええええええ」
 咲夜さんは胃液と唾液がまじりあって泡だった粘液を床にはきだした。そのまま僕を見上げる。その目は充血して赤く、大量の涙と鼻水が顔を汚し、口からは嘘みたいな量の唾液と胃液をだらだらと垂らしている。
「ふえええええええ」
 その顔は今にも泣き出しそうな子供のよう。とてもとても愛おしくなって、そしてそれ以上の征服欲が僕を支配する。
「もう少しです。もう一度」
「も、もうや、やだ……ふぎゅぇぇぇ」
 無理矢理口にペニスを押し込んだ。咲夜さんは先ほどより強くバチバチと僕の太ももやお尻を叩くが、もちろん気にしない。
 ジュブ!
 そのまま喉の奥の奥までペニスを突っ込む。
 そしてピストン運動。
 ブパ、ジュブ、ブチュ、ジュバ。
 空気と唾液と胃液が混じり合い、ペニスが咲夜さんの咽頭を擦る音。
 咲夜さんは抵抗する気力もなくなったのかぐったりとしているが、三つ編みを巻き付けた手で腰の動きとともに咲夜さんの顔も強引に動かす。
 ブジュ、ブジュ、ブジュ、ブジュ。
 ああ、口まんこ、とはまさにこのことだろう。
 僕は僕の思うとおりに咲夜さんの顔を動かし、自分の腰を前後させる。
 ぐほっ、がほっ、と咲夜さんの喉が鳴る。喉の奥の筋肉が嘔吐のために収縮し、それが僕の亀頭をさらに刺激して、僕を絶頂へと連れて行く。
 ジュバ、ジュバ、ジュバ、ジュバ、ジュバ、ジュバ……。
 何回、いや何十回、いや何百回抽送運動を繰り返しただろうか。
 僕はついに絶頂を迎えそうになり――
「い、いくううう!!!」と叫んだ。
 どぴゅるるる、と精液が出る感触。
 それはまた咲夜さんの喉の深く、どころか食道へと直接流れ込み、そのまま胃を満たす。
 ……はずだったのだが。
 その瞬間に僕の亀頭はガラス製のビンに当てられていた。精液はビンのなかへ勢いよく飛び出し、そこへたまっていく。
 どういうことだ? 僕は確かに咲夜さんの口の中に……。
「二回も同じ間違いはしないわよ」
 ビンを僕のペニスに当てている咲夜さんがそう言った。
「あやうく時間を止めるのが間に合わないところだったわ……」
 よくわからないことを呟いている。
 咲夜さんは僕の太ももに抱きついてやっとのことで身体を支えている様子で、三つ編みはほぐれてばらばら、顔はいろんな液体で汚れているし、あんなに清潔だったメイド服は皺だらけでところどころに粘液のシミがついている。……クリーニング代とか、請求されちゃうんだろうか。
「……もう、全部出たわね」
 ふふふへへへ、と惚けたような笑い声をあげて、咲夜さんはビンのフタを閉めた。ビンの中の精液をとろんとした目で眺めながらふらふらと立ち上がると、
「なるほど、神様は嘘つかないわね……たしかにこれはおっかないものだったわ」と言って僕のペニスをちらりと見た。
 そのままおぼつかない足取りで部屋を出て行こうとしたが、ドアノブに手をかけたままぴたりと動きを止めた。そして放心した笑顔を僕に向けて、
「そっちのドアの向こうにバスルームあるから。お湯は出るから自由に使いなさい。貴方が着ていた衣服もあるわ。時間を止めてる間に血も抜いたからもう貴方に用はない。そのまま眠れば元いた場所で目が覚めるはずよ。これに懲りたら、もう二度と自殺なんて考えない事ね。そんなことをすると目が覚めないままお嬢様に血を吸われちゃう。そうなると地獄にも冥界にも行けないし、閻魔様のお裁きを受ける権利ももらえないし、その上いまのままの苦しみを味わい続けるっていうとんでもない状態になるらしいわよ。三途の河の渡し守がそう言ってた。わかった?」
 そう言われても僕はここに来る前のことを何も覚えていないんだけど、とりあえず頷いておいた。
「よろしい。私にあんなことができる元気があるならなんだってできるわよ。まあ私も少しは楽しかったから、あ、でもあれは駄目よ、ああいう苦しいのは二度とさせない。でもまあ、また今度ね。気が向いたら貴方を指名してまたさらってきてもらうから。……生きていたら、ね」
 咲夜さんはドアをあけ、よろよろと出て行く。ドアを閉める直前、顔だけ出して付け加えた。
「ほんとは、あの苦しいのも、嫌いじゃないわ。……また、近いうちに会いましょう」
 バタン。
 ドアが、閉められた。
 んー。
 よくわからないけれど、外の世界に戻っても、僕はきっと生きていくんだろう、と思った。


     〈了〉
 
お読みいただきありがとうございました。今頃みんなコミケに行ってるのかなあとか思ったらむしゃくしゃしたので書きました。
オリキャラ一人称で3000文字くらいの短いのを一つと思って気軽に書き始めたはずなのに思ったより長くなったでござる。
ところで、ビンに入れられた生命の根源、レミィはどうするんでしょうかね。まさか……飲む?

※追記 タイトルが妙に厨二っぽかったので、ストレートなものに変えました。
※追記 メタ部分カットしました。

お読みいただきましてありがとうございました。以下コメへの返信です。

1. 最古符「霊夢」さん
 とにかくかわいい咲夜さんを書きたかったのです。ツンとすましている咲夜さんがいざこういうことになると真っ赤になっておろおろする……うーん、こういうの、ぐっとくるんですよね。


2. キョウさん
 これ、生きていればまた呼んでくれるんですよね。そういう状況ならだれひとり自殺する人なんてでないでしょう……。


3. JENOさん
 駄目です。今回は運が良かっただけで自殺するとあれです、狭くて暗い地下室で妖精メイドに(咲夜さんはもうやらない)いびられて血を抜かれて苦しんで消滅した上に苦しみはそのままに亡霊となってその辺をさまようことになるのです……。


4. タカハウスさん
 ウブな咲夜さん最高です! ツンデレならぬ、ツンオドです。ギャップ萌えは最高です。

5. 点 名前が無い程度の能力さん
 つ……つづき……? というと、やはり今度はカリスマ溢れるお嬢様が……。
 今続き物二つ抱えているのでそのうち気が向いたら書きます^-^

6. 点 名前が無い程度の能力さん
 ギャップ萌え最高です。普段は冷静な咲夜さんがこういうことになると真っ赤になっておろおろと無知を晒してしまう……。最高です。
古荒 瓜
http://kame1107.blog48.fc2.com/
コメント




1.最古符「霊夢」削除
なにこの咲夜さんすげぇかわいい
2.キョウ削除
この咲夜さん、反応が可愛いです
これは生きる元気がでますね、良かったです

コミケ行きたいなぁ・・・金があればなぁ・・・
3.JENO削除
咲夜さん・・・・・・

よし。自殺だ自殺。
こんな事書いてると何かのフィルターにかかったりしないかな・・・?
4.タカハウス削除
このウブな咲夜も新鮮だなぁ・・・。
可愛くて、オドオドしてるなんて・・・ありがとう、いい作品でした。
5.名前が無い程度の能力削除
え? あぁ結局もとの世界に戻れなくてそのまま住むフラグですねw
続き楽しみにしていますw
6.名前が無い程度の能力削除
こういう咲夜さんもかわいいですね。ギャップ萌えします。