真・東方夜伽話

イナバノシロウサギ

2010/07/16 23:58:24
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イナバノシロウサギ

ちり紙

性格が違います。そりゃもう山のように谷のように。
ネチョが薄いです。そりゃもう水よりも。
特殊プレイがあります。そりゃもう産卵です。
イメージが崩れる場合がございます。そりゃもうガラガラと……
上記の様に、結構アレな感じなので、嫌悪感を覚えられた方は戻ったほうがよいでしょう。
それでも見る、という方は、このまま股間をフジヤマヴォルケイノさせてスクロール。
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悪夢というのは、たいてい日々のストレスや疲労からくるものだった。永遠亭にいる兎も、何も考えていないように見えて、ストレスや狂気に当てられて、夜な夜な変な悪夢を見る……
「うぅ、し、師匠……そ、そんなものを飲ませないでくださいぃ……」
草木も眠る丑三つ時、かわいらしい素兎の妖怪、因幡てゐの隣で眠っていた鈴仙・優曇華院・イナバはうんうん唸ってごろごろともんどりうって、狭い室内を布団に包まりながら移動していた……
もちろん眠っているが、どう考えてもいい夢を見ているような感じではない。結局、ごろごろと転がっていたところをタンスにぶつかって、目を覚ました。
「いった!!……あ、あれ?」
うどんげはきょろきょろと辺りを見回すと、今までのことを思い出していた……
「そ、そうか、最近悪夢を見るのが恐いから、てゐに頼んで一緒に寝てもらったんだった……」
うどんげはてゐの幸せの力が、きっと悪夢じゃなくて面白い夢を見させてくれると思っていた、確かに悪夢は見なかったが、いろんな意味で悪夢よりもひどいものを見てしまった。
「あーあー、師匠にへんな薬の実験台にされる夢を見るなんて……やだなぁ、こんな夢ばっかり見るから、師匠にいじられるんだ……ちょっとお水を飲んでこよう」
うどんげははぁ、とため息をついて、よっこらせと身体を起す、すやすやと眠っているてゐの横をすり抜けて、そのまま洗面所へ向かった。
「う~、洗面所洗面所……」
よたよたと頼りない足つきで、ふらふらする頭を押さえながらそろりそろりと忍び足で洗面所まで行くと、コップに水を入れて、一気に飲み干した。
「ふぅ……あ、そーいえば」
ふと、うどんげは師匠の部屋の灯りがまだついてたなぁ、と思っていた。起きているのならいいが、うどんげの師匠、八意永琳は、たまに電気をつけっぱなしのまま、机に突っ伏して爆睡しているときがあるのだ。
「あれを最初に見たときは、死んでるかと思ったなぁ……」
朝永琳の部屋を訪れた永遠亭の主、蓬莱山輝夜が、悲鳴を上げたくらいだった。うどんげが何事かと慌ててきてみると、錯乱した紙や薬、そしてつけっぱなしの電気に、顔を伏せたまま息をすることを忘れたように眠る永琳。正直に言って恐ろしかった。
「どうしようイナバ!?蓬莱の薬の効果が切れちゃったのかな!?」
主がそんなことを言うくらいだったのだ。相当パニックになっていたのは間違いないし、うどんげ自身もその状況を見たときはパニックだった。
「ほんとにあの時は恐かったなぁ……師匠?」
とんとんと戸を叩いて、自分の師の安否を確認した。安否というのは、眠っているか起きているかである。
「誰?」
「私です」
「はいって」
「失礼します」
静かに戸をあけて、うどんげは永琳の部屋に入り込む。永琳は椅子に座っていた身体をずらしてうどんげのほうへ向ける。
「どうしたのかしら?」
「あ、いえ……師匠が眠っているかどうか確認しようと思って……」
おずおずと小声でそんなことを言うと、永琳は苦い笑顔をうどんげに向けた。
「それは、悪かったわね……」
「今日は起きているみたいで安心です……って言うか、何してるんですか?」
うどんげは永琳の机の惨状を見て、不思議そうに首を傾げる。変な薬品がごちゃごちゃと机の上に林のように立っているし、難しいことが書いてある紙もまばらに机の上においてある……自分の部屋や、薬品を保存する場所は徹底的に綺麗にする永琳には、考えられないことだった。
「あ、あら、ごめんなさい………部屋が汚くなっても、ちょっと掃除するどころじゃないのよね………」
「あ、いえいえ別にそんなことを言っているわけじゃないので……でも、珍しいですね、ここの所徹夜で働いているじゃないですか……」
うどんげがそういうと、永琳は苦笑して机の上においてある、冷め切ったお茶を飲み干した。
「そりゃ、身内のことだもの、徹夜にもなるわよ」
「え?身内??」
うどんげは間の抜けた声を出して、自分を指差した。まさか永琳が自分のために、などと妄想していたが、永琳は静かに首を横に振った。
「全然違うわよ……貴方じゃなくて、てゐのほうよ……」
「え?」
永琳はため息をついて、腕を組む。
「最近、てゐが凄い悲鳴を上げるのよ………恐らくてゐが眠っている間に見ている夢が原因だと思うんだけど、私はさすがに人の夢をいじくれる薬なんて作ったことがないもの、だから強烈な睡眠薬を開発しているのよ、殆ど仮死状態に近い状況にするとか、そういう類のものよ」
「ええ!?てゐが悲鳴を?……私は全然知りませんでした」
「そりゃそうでしょ、貴方自分で眠るときは五月蝿いのが嫌いとかいって、自室の波長を操って防音室にしてるもの」
「うぐっ」
全く持っての正論を胸に叩き込まれて、うどんげはぐうの音も出なくなる。確かにその通りだから仕方ない。
「でも、私が出て行ったときは、てゐは普通に眠ってましたよ?」
「私が睡眠薬を飲ませたのよ……効果がそろそろ切れる頃……多分もうすぐよ」
永琳が神妙な口調でそういった矢先、うどんげの部屋から身の毛も弥立つ獣の絶叫が永遠亭に木霊した。
「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
「ひっ!?」
「まずい!始まった!!」
薬が切れたか、と永琳は口こぼして、鎮静剤を持って急いでてゐの眠っている場所へ走り出す。うどんげはがんがん痛む頭を押さえて、何とか永琳の後ろについてゆく……
「てゐ!!しっかりしなさい」
襖を開けて、はぁはぁと荒い息を付いてぎりぎりと歯軋りをするてゐのほっぺを軽く叩いて、永琳はてゐを揺さぶる。
てゐは顔面蒼白し、ぶるぶる震えながら、いやな汗をだらだらと流して、ひたすら自分の頭の中の悪いものを追い払おうとする……
「いやぁっ!!こないで!!!あっちに行ってよ!!!やめて、いやぁ、触らないでぇっ!!!!痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!痛いの、やめて、いや、うあああああっ、痛いよ、恐いよぉっ!!!」
「まずい、うどんげ、てゐを押さえて!!」
「あ、はいっ!!」
永琳に命じられるまま、力任せにてゐを押さえつけるうどんげ、それを確認した永琳は。注射器を取り出して、てゐの腕にぷすりと差し込むと、中に入っている液体を注射した。
「っ!!あっ………」
声にならない言葉を空気と一緒に吐き出して、てゐはそのまま糸の切れた人形のように力なくうどんげの腕の中に倒れこんだ。
「ふぅ……」
「師匠、てゐに何を注射したんですか?」
「鎮痛剤と、鎮静剤よ……」
「鎮痛剤?」
「このこ、以前眠っているときに自分の腕に自分の指を食い込ませていたのよ……一体どんな夢を見ているのか分からないけど、相当昔に嫌な思い出があったのでしょうね……」
「相当昔……」
ゆっくりとてゐを布団に寝かしつけて、うどんげは考え込む。薬を注射されたあとでも、てゐは寝言を呟き続けていた……
「いやぁ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
そんなてゐを見据えて、永琳は悲しそうな顔をすることしかできなかった……





夢を見ていた。凄く恐い夢だった……
真っ黒い何かに囲まれて、身動きが取れない、肉を食いちぎられ、骨を噛み砕かれ、塵になって、灰になっても怒りの瘴気が永遠に蝕む……
ここ最近、同じような夢を何度も見て、何度も何度も消えろ消えろと絶叫し、体中に嫌な汗を掻いて、因幡てゐは目を覚ます。
「あ、朝……?」
雀の鳴き声が聞こえて、てゐは汗まみれの布団から這いずるように抜け出した。二の腕をよく見ると、注射のあと。恐らく永琳が鎮静剤でも注射したのだろうと考えた。
「……」
眠っていたのに、全然眠っていた気分にならない……体がだるく、頭もぼうっとする……おでこに手を当ててみたら、熱した鉄板のような熱さを感じた。
風邪を引いたのだ。なんということだろうか、健康が一番の自慢だった自分が、悪夢の所為で風邪を引くなどと、最悪だった……
「お水……飲もう……」
ふらふらしながら、洗面所へ向かう、途中で永琳とうどんげの部屋を通ったが、二人ともいなかった。どうやら、薬の売り出しに出かけているようだ。
洗面所でコップに水を汲んで、ぐびぐびと飲むが、半分くらいしか飲めずに、残りはそのまま流した。何も食べたくない、何も飲みたくない……
「恐いよ……」
気だるい身体をきゅっと掴んで、てゐは一人ごちる。すぐにでも眠りたいが、眠りたくなかった。
眠れば、また同じように悪夢が自分を襲ってくる……
何で悪夢を見ているのだろうか、一体何かあったのだろうか……てゐは必死に原因を思い出そうとするが、ぼやけた思考では何も考えることができない……
自分の体と心を蝕む、真っ黒い何か……正体が分からず、苦しむばかりだった……
「恐いよ」
もう一度、てゐは呟く。
「助けて…………れーせんちゃん、お師匠様…………姫様」
自分の大切な人たちを思い浮かべる……
「………大国主命様……」
最後に脳裏をよぎったのは、遥か昔、自分を助けてくれた、一人の神様……
ヤガミヒメに会いに行く途中だったのに、八十神に嘘を言われて、身も心もぼろぼろになったてゐを助けてくれた、優しい神様……
それを思い出すと、てゐは何だか落ち着くような感覚を覚えた。
それより以前のことは、忘れた……
何があったのかなど、覚えていない……
きっと崖から落ちて怪我でもしたのだろう……
それ以上前の事など、昔の話すぎて思い出せないのだ……
「……寝よう」
皆の笑顔や、大国主命の顔を思い浮かべて、少し楽になったてゐは、眠ることにした。これなら、きっと悪夢も襲ってはこないだろうと思って、布団に戻ろうとしたが、ふと思い出す。
「あ、風邪薬、飲んでおかなくちゃ……」
そういえば風邪をこじらせているのを忘れていた。いまさら思い出したかのように頭痛が促進してきた。
てゐは足の向きを変えて、永琳の部屋に入る。永琳の部屋にいけば、大抵の薬は揃っている。
「風邪薬、風邪薬……」
どれも同じようなビンに入っていて、何が何だか分からない、そもそもラベルすら貼られていない。いくらてゐでもどれが風邪薬かなぞ、見分けもつかなかった。
「うぅ~ん………ん?」
ふと、てゐの目に不思議な薬がとまった。無色透明の液体で、他の薬と違い、"素"と書いてあるラベルが張ってあった……
「なんだろこれ……」
てゐは不思議に思ったが、怪しそうな薬ではなかったため、それを飲むことにした。蓋を開けて、すんすんと臭いを嗅ぐ。臭いがしない、無臭だ。
「まあいいか、風邪薬じゃなかったとしても、私には効かないし……」
健康が自慢のてゐは、変な薬を飲んだくらいでは倒れない、それは自他共に認めていることであったので、それだけは確信できた。ごくりと喉を鳴らして、一気に液体を口の中に放り込む。飲んでから、液体かと思っていたが、変にプルプルしていたため、ジェル状の物体だと分かった。そして、無味だ。
「ん、んん~……んぐっ」
無味無臭、無色透明の薬を身体に浸透させて、てゐは空になったビンを元あった場所に戻した。
「んしょ」
てゐは身体を伸ばして、そのまま自分の部屋に戻っていった……うどんげの布団は起きたときに何とかしようと思い、襖を開けて、自分の布団に倒れこむ。
「んぅ……」
毛布をかぶったのが、限界にきたのか、てゐの意識はそのまま夢の世界へと入り込んでいった……





気がつくと、砂浜にいた。
ぎらぎらと太陽が照り付けて、てゐは無性に喉が渇く感覚に襲われた。ばしゃり、ばしゃりと、波が打つ音が耳に入って、潮の臭いが鼻腔をくすぐった……
「あれ?ここ、どこ?」
てゐはきょとんとした。自分は先程永遠亭にいたはずだったのに、訝しげに思いながらも、一歩、砂浜から足を動かした――
――ヨクモ、騙シテクレタナ……
「っ!?」
低い、重い、怒りの声が、てゐの耳にこびり付く。何かがいる、てゐは本能でそう察した、そして、その何かは、危険なものだ。
――コノ、嘘ハキ兎メ……
ぞっとするような声が、所々から聞こえる、一人ではない、複数だ……それも、二人や三人といった、少数ではない……恐らく、百はいるだろう……
「ひっ……」
わけのわからない恐怖を感じて、てゐは後ずさる、そして、後ろにいた、何かにぶつかった。ぬちょ、とぬめぬめしたものが、てゐの腕に当たって、ざらざらした感触が、てゐの体中に伝わった。
――皮ヲ剥イデ、兎鍋ニシテヤロウカ……
気がつくとてゐは、黒い何かに囲まれていた……
「ひぃっ……」
てゐは思わずへなへなとその場にへたり込む。そう、まるでこれは自分が見ていた悪夢のようではないか……
「い、いやぁ……ごめんなさい、ごめんなさい……」
わけもわからずに、てゐは謝る、黒い何かは、そんなてゐの懇願を聞いて、くぐもった笑い声をもらした。
――マタ嘘カ……
――モウ騙サレルモノカ……
――息ヲ吐ク様ニ嘘ヲ吐ク、地上ノ兎ハ、海ニスンデイル我々ヲ舐メキッテイルヨウダ……
黒い何かは、ぞろり、と鋭く尖った歯を見せて、笑った。
「っあ……」
忘れるわけがない、てゐは自分の身に起こったことを忘れたことはない。永琳が薬の実験台にした回数、うどんげを落とし穴に突っ込んだ回数、輝夜に怒られた回数……全部覚えている。
そして、昔のことも……
以前、自分は仲間の元に帰ろうとしたとき、どうやって帰ろうとしたのか?
そのときに、海を渡っていたものはなんだったのか?
そして、自分は何を足場にして海を渡ったのか……?
忘れるわけがない、思い出したくなかったのだ。
鰐鮫
黒いものの正体がどんどん変わっていき、百匹の鰐鮫になった。
都合のいいことは覚えて、都合の悪いことは忘れる……全くよくできた頭だと、てゐは自分で思ってしまった。
鰐鮫達は、次々にてゐを罵る。
――オ前ハ特ニ、人ヲ騙シテ楽シンデイル……
――マッタク、狡猾ナヤツダ……
――イクラ助ケテト叫ンデモ、誰モ助ケニナド来テハクレマイ……
――心カラ申シ訳ナイト思ッテイナイオ前ニ、仲間ナンテイナイダロウ……
――素直ニ謝ラナイ、他人ヲ平気デ騙ス、ソンナオ前ヲ、誰ガ信用シテクレル?
――ゲラゲラ……
――ゲラゲラゲラ……
――ゲラゲラゲラゲラ……
――ゲラゲラゲラゲラゲラ……
「っうっ……うぅっ……ひぅぅ……」
てゐは涙を流した。嘘ではない、本当の涙を……
初めから、素直に謝って、誠心誠意申し訳ないと思っていれば、皮を剥がれる事はなかったかもしれないのに、そうしなかった。
ごめんなさい、許してください。そんな言葉も、てゐが吐けば、全て嘘の言葉に聞こえてしまうのだ。それは全て、自分の所為なのだ。
そんな狡猾で卑しい自分が情けなくなって、涙を流した……
「うぅ、ひっく、ふぇぇっ……」
ぽろぽろと大粒の涙が、砂浜に落ちてあとができる。そんなてゐを見て、鰐鮫達は更に失笑した。
――マタ嘘カ……
「ひっく、うぇぇ……」
――マッタク反省シテイナイナ……
「うっ、うぅっ……」
――オ前ノヨウナ嘘吐キト遊ンデイル暇ハナイ……
――サッサト皮ヲ剥ガサレロ……
「ごめ……ごめん……なさい……ひっく、うぐぅ……」
ぐわり、と大きな口が、てゐの身体に襲い掛かる……てゐはただ、涙を流して謝った……
――ヤメロ……
ぴた、と鰐鮫達の動きが止まる。その不思議な声に、てゐも泣くのをやめてその声のほうへ顔を向けた……
他の鰐鮫達より、一回りくらい大きな鰐鮫が、穏やかな瞳をてゐに向けていた……体中に傷があり、片目も傷があって、見えないようだった……
「…………」
てゐは吸い寄せられるように、その鰐鮫を見つめていた……暫く見詰め合っていたが、やがて、鰐鮫が穏やかな声で、てゐに語りかけた。
――因幡ノ素兎ヨ……
「は、はい……」
――本当ニ、悪カッタト思ッテイルカ?
「!?………は、はい!!」
強い瞳を向けて、てゐは鰐鮫にそう答えた。他の鰐鮫が何かを言おうとしたが、大きな鰐鮫に威圧されて、すごすごと引き下がった……
――ナラバ、ヨイ……
大きな口をあけて、くあぁ、と笑った。そういわれたときに、てゐは全身の緊張が抜けるような感覚に覆われた……
「鰐鮫……様……」
てゐは涙を流した。自分のことを信じてくれた、自分のことを分かってくれた。それが嬉しくて、てゐは泣いた。
――ダガ、ワシ一人ガ許シテモ、他ノモノハ許サナイダロウ、ソシテ、ワシラヲ欺イタオ前ノ罪ハ、消エナイダロウ……
「……………」
てゐは黙って、鰐鮫の話を聞いた。
――因幡ノ素兎ヨ……オ前ハ、自分ノ罪ヲ、ドウ清算スル?
「………そ、それは……」
どうすれば、自分の罪は清算されるのだろうか?身体に乗っかり、勝手に足場にし、自分の都合だけで利用したものの怒りを、どうすれば許されるのであろうか……
考え込んでいたてゐに、大きな鰐鮫がのしのしと歩み寄ると、徐にてゐの着ていたワンピースを優しく破り捨てた。
「?!ひゃあっ!!」
乙女のような声を上げて、いきなりドロワーズ一丁になったてゐは羞恥に顔を紅潮させ、とっさに両手で小ぶりな胸を隠した。
「な、何を……」
するんですかという前に、更にドロワーズも破り捨てられて、てゐの幼い肢体は露になった。
「あ、あぅぅ……」
いきなりの行動に、てゐは完全に面食らって、もじもじするしかなかった。大きな鰐鮫は、くあぁ、と笑うと、穏やかな声で、こう言った。
――ワシラハ、海ニ帰ラネバナラン……
「………」
――ダガ、ソノ前ニ、ワシラハ"子孫"ヲ残サネバナラン……
「っ!?」
てゐは顔を真っ赤にした。つまり、自分の罪の清算は身体で返せということなのだろうか……
――無理ナラバ、ヨイ……
穏やかに笑うと、大きな鰐鮫は気長にてゐの返答を待った……
てゐは暫く呆然としていたが、やがて意を決したように強く頷いて、はっきりとこういった。
「や、やります……いいえ、やらせてください!!」
てゐの返答を聞くと、大きな鰐鮫は、くあぁ、と笑った。
てゐは、恥ずかしそうに鰐鮫のほうへ歩み寄る。
罪を清算することは、自分のしたことと向き合うこと……
てゐは今、自分の罪と初めて向き合うことにした……





「んむ、ちゅぷ、じゅるぅ……」
白い砂浜に、淫靡な水音が響き渡る。
「んちゅ、じゅぷ、じゅるる……」
てゐは大きな鰐鮫の肉棒を両手で握って、舐めたり、吸ったりしていた。ほかの鰐鮫達が見ているという羞恥から、早く終わらせたいと思ったり、もう少しこのまま、こういう気分を味わいたいという変態的な思考も働いていた……
「ちゅぷっ、ちゅるる、れろ、んちゅぅ、じゅる、ちゅぱっ……」
てゐが肉棒に快感を与えるたびに、肉棒がびく、びくと震える、くるる、と気持ちよさそうにくぐもった声を出す大きな鰐鮫を見て、てゐは嬉しくなった……
「(あ、ちゃんと、感じてくれてるんだ……)」
それが嬉しくて、てゐはどんどん大きな鰐鮫の肉棒に快楽を送り続ける……知らないうちに自分の陰部が濡れて、愛液がぽたぽたと砂浜に落ちる、濃い雌の臭いが鰐鮫達の鼻腔をくすぐり、欲情させたのか、数匹の鰐鮫達が、てゐの後ろに歩み寄り、徐にてゐの陰部を愛撫し始める……
ざらり、として、ぬめぬめした感触がてゐの脳内にじゅくりと伝わって、思わず甘い嬌声を漏らしてしまう。
「はぁんっ!!あにゃぁ……」
てゐは猫のような声を出して、ひたすら舌による甘い快楽を受け入れる、知らないうちに肉棒を握り締める手に力がこもって、それが気持ちがいいのか、大きな鰐鮫も同じようにくぐもった声を漏らした。
――クゥゥ……
「くひぃん、あぁん、ひゃうんっ……はぁっ……」
ぺちゃ、ぬちゅ、ちゅぷ、れろ、つつぅ……
複数の舌がてゐの膣内をやわやわと揉み解し、性的な快楽を直接叩き込む。てゐは蕩けたような顔をして、力無く肉棒への奉仕を再開する……
「ふぁっ、あんっ、ちゅ、ちゅぷ、ぺちゃ、ちゅぷぷ……ひぃ……んんっ!?」
知らないうちに、他の鰐鮫達もよっていて、てゐの双丘の小さな乳首をぞろりと舐め上げる。ぴくぴくと小さな反応をしながら、てゐは全身に伝わる甘い刺激を堪えて、奉仕を続ける。
長年生きてきて、性の知識を知っていても、実際にしたことの無い初心なてゐの幼い体に、性感がゆっくりと開発されてゆく……
「んぅ、あんっ……あっ、あぁぁっ……はぁぅっ……んひっ!?……ふぁ……っ……ちゅぷっ、ちゅる、ぬちゅっ……れろ、れろ、んっ、はぁっ………」
ひくひくと身体を痙攣させながら、てゐは必死に奉仕をする。快楽の所為で脳神経がとけて、何も考えられなくなるくらいに頭が真っ白になりかけて、ざらざらした舌の感触と、びくりと震える肉棒の感触しか、今のてゐに感じられるものはなかった。
――ウゥ、モウ、出スゾ……
大きな鰐鮫がそういうと、てゐが握っていた肉棒が大きく打ち震える。てゐは殆どそれを聞かずに、肉棒の亀裂を舌先でちろちろと弄る、それが刺激になったのか、びくびくと肉棒が益々打ち震える。
更に、てゐの陰部を舐めていた鰐鮫達の舌が、ピン、と尖った秘豆の方へと伸び、それを舐めたり、押しつぶしたり、ころころと舌先で弄んだ。
――グゥゥゥッ!!……
「!?あっ、ああああああんっ!!!ひゃああああぁっ!!」
ぷしゃ、ぷしゃしゃっ……
どく、どくどくどく……
てゐの身体に電撃が走るような快感が伝わり、絶頂して愛液を吹き出すのと、大きな鰐鮫が濃い精液を射精するのはほぼ同時だった……
たっぷりとてゐの顔に大量の白濁色の液体がかかり、鰐鮫達の舌にてゐの愛液が染み込む……
「んっ、ふぁぁっ……」
――甘イ……
――甘イ……
後ろから鰐鮫達の声が聞こえたが、てゐは殆どそれを聞いていない。はぁはぁと荒く息をついて、精液まみれの顔を大きな鰐鮫に向けて、にこりと微笑んだ。
「鰐鮫様……」
――ムゥ……
「来て、ください……」
たったそれだけ、てゐはそういうと、身体をずらして、己の陰部をすっと差し出す。お尻の上に生えた小さな尻尾が、切なそうに揺れる。くるる、と大きな鰐鮫はそれに答えるように、すっかり元気になった己の肉棒を、ゆっくりと宛がうと、優しく挿入していった……
くちゅ……ぬちゅちゅ……じゅぷぷっ………
「うぅっ、くっ……いっ……ひぅっ……」
――大丈夫カ?……
膣内に大きなモノが入る感触に、思わずてゐは顔を苦痛に歪めた、それを見た大きな鰐鮫は、心配そうにてゐの頬をぺろぺろと舐める。てゐは小さく首を横に振って、こう言った。
「だいじょぶですから、だいじょぶですから、つづけて、くださいっ……」
――ワカッタ……
大きな鰐鮫は、痛みを和らげようと、ほかの鰐鮫達を呼んで、何かを伝えた。すると、鰐鮫達が寄ってきて、先程弄ったように、舌を使っててゐの秘豆を弄りだす……
ぺろ、ぴちゃ、ぷちゅっ、きゅう、ちゅ、ちゅちゅっ……
「ひぃんっ!?はぁ、あっ、ああっ、やぁ、あん、わに……ざめ……さまぁ……いぃ、いいですぅ……お、お豆さん、気持ちいいのぉ……」
知らないうちに膣内がまた愛液で濡れ始めて、挿入がスムーズになってゆく、大きな鰐鮫はそれを確認すると、こつり、と当たった、膣内の壁を、ゆるゆると突きぬいた。
「はぁぁんっ!あっ、ひゃあんっ!!」
てゐは痛みよりも、快楽が勝り、蕩けるような声を出した。
――繋ガッタゾ……
「は、はぃ、わにざめさまぁ……動いて、ください……」
――ワカッタ……
大きな鰐鮫は頷くと、ゆっくりと腰を動かし始める……くちゅくちゅと粘り気のある水音がてゐの耳に浸透して、膣内の肉壁と肉棒が擦れ合い、てゐの身体はびくんと跳ねる。
ぐちゅ、ちゅぷ、こり、こりこり、ぬちゅ、ずぷっ、じゅっ……
「はぁんっ!!あぅっ、ひゃいっ!!あっ、わにざめさまぁっ……お、お腹がしびれてぇ……あ、熱くて……きもちいいれすぅ!!!あああぁん!!」
――アア、ワシモ、気持チガイイゾ……
てゐは涎をたらして、肉棒からおくられる快感をひたすら受け止める、ほかの鰐鮫達が、秘豆や胸を弄り倒し、その快感も、全身に伝わってくる……
ぺちゃ、ぺちゃぺちゃ、くちゅくちゅ、じゅぷ、じゅぷぷ、ぬぷぷっ……ぷちゅ、ちゅぷ、れろ、ぺろ……
「あぅぅ、気持ち良いですぅ!!鰐鮫様、鰐鮫さまぁっ!!ひゃあっ、あっ、ひぅん、ふゃっ!!!あんっ、ひゃああんっ!!」
三つのスポットを刺激されて、てゐは何も考えられなくなる、両目をとろんとさせて、ひたすら鰐鮫の名を呼び続ける。子供が母の名前を呼ぶように、愛おしい声で……
――グゥ……モウ、射精スゾッ!!……
先程出したばかりだというのに、大きな鰐鮫の肉棒は一際大きく打ち震えた。
「はぅっ、ください、いっぱいください!!てゐのお腹に……鰐鮫様の赤ちゃんミルク……いっぱいくださいっ!!!」
てゐが喘ぐ、大きな鰐鮫がくるる、と鳴く、もう一度膣内に入っていた肉棒がびくりと動いて、てゐのお腹の中に精液をたっぷりと注ぎこんだ……
どぷっ、どぷどぷっ……びゅくくっ、どくん、どくん、どくん……
「あっ、あうっ……」
ひくひくとお腹が痙攣して、てゐは力なく砂浜に倒れこんだ。ずるり、と大きな鰐鮫が肉棒をてゐの膣内から引き抜く。とろ、と精液がこぼれて砂浜に流れて、太陽の光が反射してキラキラと光る……
――大丈夫カ?……
大きな鰐鮫は心配そうにぺろぺろとてゐのお腹を舐める。放心状態だったてゐは口の端を緩ませて、にへらと微笑む。
「次は、誰……ですか?わに……ざめ……さまぁ……」
頭の芯が完全に蕩けて、大きな鰐鮫にもっともっととおねだりするてゐを見て、大きな鰐鮫はくるると鳴いた。
――大丈夫ナノカ?……
「は、はいぃ、てゐは、もっと、鰐鮫様に、いっぱいご奉仕、したいですぅ……」
てゐの言葉を聞くと、大きな鰐鮫の隣にいた鰐鮫が、のしのしとてゐに歩み寄り、すっかり勃起した肉棒を荒々しくてゐの膣内に挿入した。
じゅぷっ、ぬちゅ、ぬちゅぬちゅっ、ずちちっ、ねとぉ………
「ふぁぁんっ!!はぁんっ!!やぁっ、は、早いよぉっ!!」
――グゥゥッ!!……
すでに射精した後の精液が潤滑油のようにたけりきった鰐鮫の肉棒を滑らせる。
てゐは喘いで腰を積極的に振り出した……そのいやらしい腰つきと、絡みついて搾り取るような膣内の動きに、鰐鮫は一気に射精感が高まった。
「はぁっ、やぁん、鰐鮫さまぁっ!!気持ち良いですぅ、あっ、やぁ、もう、イク、イッちゃいますぅっ!!!」
ずんずんと疲れるたびに、てゐの切ない喘ぎ声と、鰐鮫のくぐもった鳴き声だけが静かな砂浜に木霊する。
――グゥゥゥゥッ!!……
絞り上げられて、一気に快感が高まったのか、思い切り鰐鮫はてゐの膣内に自身の精液を吐き出した。
どぷ、どぷぷっ、ごぷごぷっ!!!!
「ああぁんっ!!ひゃあぁんっ!!」
てゐは一際大きな声を上げて、びくりびくりと体を震わせる。ズル、と再度肉棒が抜かれて、とぽぽと砂浜に零れ落ちる。
それが合図になったのか、我慢できないのか、てゐの淫らな姿に欲情した鰐鮫達は、我先にとてゐを犯しに身体を覆い被せた。
「あっ!!ひゃあっ、あうぅん、ひぃん、はぁんっ、ひゃいぃ、はにゃあっ、あんッ、あ、あああっ、わに……ざめ……さまぁっ……はげしぃっ、でも、良いのぉっ!!」
性感帯が開発されたてゐの淫靡な声は、夕刻まで響き渡っていた……





「うぅん、ふぁっ、あんっ……」
最後の肉棒がちゅぷりと抜かれて、てゐは切ない声を漏らした。空を見ると、夕焼けが綺麗にかかっており。夕刻まで交尾をしていたということがよくわかった。
六十を越えたあたりから、意識が殆ど無かった。鰐鮫達は、効率が悪いと感じたのか、てゐのアナルも使って、てゐにひたすら自分達の種子を注ぎ込んだ。膣内、アナル、外とたっぷりかけられて、てゐの身体は精液まみれになっていた……
――オ前達ハ、先ニ行ッテオケ……
大きな鰐鮫がそういうと、残りの鰐鮫達は、満足したのか、大人しく海に帰っていった……
静寂が訪れて、お腹がぽこりと膨らんだてゐを愛おしそうに舐めて、大きな鰐鮫はくあぁ、と鳴いた。
――ヨクガンバッタナ……
「はぃ、とっても、気持ちよかったですぅ……」
ねっとりとした感触がまだお尻やお腹の中に感じながら、てゐは夢心地で大きな鰐鮫にキスをした。数刻ほど立ったときに、てゐはお腹に違和感を感じていた……
どろどろした精液ではない、何か小さな何かが、数個、いや、数十個、自分のお腹の中でつくられる感触……
「あっ!!はぁっ……!!んんっ、お、お腹、あちゅいぃっ!!」
お腹を押さえてはぁはぁと喘ぎだすてゐを見て、大きな鰐鮫はくるると鳴いた。
――始マッタカ……
その言葉を聞いて、ぼやぼやした意識の中で、何が起こっているのかを考えた。鰐鮫は爬虫類、爬虫類は、卵を産む……
「あっ、あぁっ……鰐鮫様ぁっ!!」
――力ヲ抜クノダ……
「は、はぃっ……んきゅうっ!!!」
こりこりと、膣内道を通って何かが陰部から出ようとしている、てゐは力を抜いて、お腹の動きに身を任せた……
ぬりゅりゅ、ぬちゅ、ぐぱっ……
肉棒が開発しきったてゐの陰部から、白く丸い卵が、顔を出した。
「あっ、あぁんっ、鰐鮫様の、たまご、てゐの中から出てきてるよぉ……」
ぬりゅぬりゅ、っぽん……
「あぅっ!!はにゃぁ……」
精液にまみれた、白い卵がてゐの中から排出される。そして再度、お腹が動いて、次々と卵がてゐの中から産み落とされた……
「あっ、にゃあっ!!!ふひゃっ、あぅ、ひぃん、お、お腹、こりこり擦れて、気持ち良いよぉ……はぅ、ご、ごめんね、えっちなお母さんで、ごめんね……で、でも、気持ち良いのぉっ!!にゃっ、あっ、ひぁっ、やぁんっ!!!」
にゅぷ、ぽん、にゅるる、ぽと、ぽとぽと……
「はぁっ、はぁっ……あっ……」
てゐの膣内からは二十個ほどの白い卵が排出された……はぁはぁと荒い息をつくてゐを見て、くるると鳴いたあとに、大きな鰐鮫は夕日の光を浴びて光る卵を愛おしそうに見つめた。
――命ガ生マレル瞬間ハ、儚ク、ソシテ、美シイ……
「はぁっ、はっ………………はい……」
――アリガトウ、因幡ノ素兎ヨ……
「はい……」
――オ前ノ罪ハ、モウ清算サレタ……サア、大切ナ人ノ元ヘト帰ルガヨイ……
大きな鰐鮫はくるると鳴いて、別れの挨拶のように、てゐの顔をぺろりと舐めた。
「は……い……」
そういわれて気が緩んだのか、てゐはふっと瞳を閉じて、意識を深層の奥へと閉じ込めた…………





気がつくと、自分の布団で眠っていた。
「あ、あれ?」
てゐは辺りを見回した。正真正銘自分の部屋だ。お気に入りの枕も、うどんげにつくってもらった浴衣もかけてあった……
妙にリアルな夢を見ていた上に、夢の中であんなに淫靡な雰囲気になるとはなどとてゐは顔を紅潮させた。
しかし、自分のほっぺたが妙に湿っているのはなぜだろうと思っていた……
「んん、頭も痛くないし、身体もだるくない……」
ゆっくりと身を起こして、おでこに手を当てると、先程までの熱さがすっかり消えていた。そして、体に感じただるさも、完全に消えていた……
永琳の薬は風邪薬だったのか、夢を見せる薬だったのかは、てゐには分からなかった。ただ、あの出来事が夢か幻か……だが、体に残る潮の匂いは何なのだろう?
「てゐ~?おきて……あ、いた。もう、私の部屋で寝てると思ったのに……あれ?何か元気になってない??」
うどんげが帰ってきて、ひょいと顔を出す。しかしてゐの顔を見て、不思議そうな顔をした。
「もう大丈夫なの?」
「あ、うん。お師匠様の薬飲んだから、大丈夫だよ……」
「師匠の薬?風邪薬って、結構高い段にあったんだけど。よく取れたわね」
そういわれて、てゐはふるふると首を振った。
「ううん、机の上の棚においてあったラベルの貼ってあった薬を飲んだの……"素"ってラベルの薬……」
そこまでいったら、うどんげは妙な顔をしててゐと自分の手を交互に見つめて、やはり不思議そうに首をかしげた。
「ラベルの貼ってある薬?素??う~ん、私の記憶が正しければ、師匠の薬にラベルの貼ってあるやつなんか無かったんだけどなぁ……」
「え?」
「気になるなら師匠に聞いてみればいいと思うけど……」
うどんげが喋り終わる前に、てゐは風のように走り出し、永琳の部屋の戸を乱暴に叩いた。
「お師匠様、お師匠様!!」
「てゐ?寝てなくて大丈夫なの?」
「あけてください!!聞きたいことがあるんです」
「はいはい、ちょっとまってね」
永琳がかちゃりと鍵を開ける音を確認して、てゐは室内に入り込んだ。
「元気みたいね、それで、聞きたいことって何かしら?」
「お師匠様、素って書いてあったラベルの薬、一体何の薬だったんですか?」
てゐの質問に、永琳は首をかしげた。
「ラベルの貼ってある薬?素?よく分からないけど、そんなものはないわよ?」
え、だって、その棚の上に、そういって指差した先には、ただの空のビンが乗っているだけだった……
「空のビンがどうかしたの?」
夢か、幻か、てゐは殆ど放心状態になった。何があったのか、あの薬はなんだったのか、全く分からなかった、あの出来事は、現の出来事ではなかったのか……
気がつくと、フラフラと戸をあけて外に出ようとしていた。
「どこに行くの?」
「ちょっと、外へ……」
てゐはぼそりと呟くような小声を出して、ゆるゆると緩慢した動きで外に出ようとする。そんなてゐに、永琳は注意を促した。
「出るのなら、気をつけなさい、最近、鰐みたいな生物がこの辺りに出てくるらしいから……」
「!?え?」
「何でも、誰かを待ってるみたいに、神出鬼没に出てくるらしいんだけど……」
「お師匠様!?その鰐鮫、どこに出てきたんですか!?」
「…………鰐鮫?……」
「どこにっ!?」
「えと、確か、迷いの竹林の池に――」
それだけ聞くと、てゐは走り出す。
永遠亭を飛び出し、迷いの竹林を進む。
夢でも、幻でもない……
その実感が、てゐの体に残っていた…………
池について、辺りをきょろきょろと見回す。
「はぁ、はぁ…………」
荒い息を整えて、もう一度、顔を上げる。
ふわ、と潮の匂いが備考をくすぐる……くあぁ、と聞きなれた笑い声が聞こえる。
てゐの目の前に、傷だらけの大きな鰐鮫が佇んでいた。
「鰐鮫様……」
てゐが微笑む。鰐鮫が、くるる、と鳴いた。
「ありがとう、ございました」
てゐは、深く、深くお辞儀をして、鰐鮫の上口に、ちゅ、とキスをして微笑んで、そのまま迷いの竹林の奥へと消えていった…………
くあぁ、と鰐鮫が笑って、池の中に入って、そのまま消えていった…………





それから、てゐが悪夢を見ることはなくなった。
うどんげはよかったよかったと笑っていた。永琳は薬をつくり損だったので若干釈然としなかった。輝夜はくすりと微笑んで、優しくてゐの頭を撫でてくれた。
てゐはそんな皆に、小さくお辞儀をして、ありがとう、といったらしい。それを聞いた皆は、一瞬だけぽかんとしていたそうな…………
てゐの身に起こったことが、夢だったのか、幻だったのか、それは今でもわからない…………
だが、一つだけ変わる事があった、てゐは、自分自身が少しだけ素直になれたような気がした…………
不思議な夢幻が素兎を、昔に連れ込み……
自分の罪を清算して……
因幡の素兎が、ちょっとだけ大人になった、夏の日の出来事だった…………


























――因幡ノ素兎ヨ……
――オ前ノ罪ハ……
――モウ、終ワッタ……

終幕
以下、長いあとがきでふいたら負け。
どうも、ひどくやらしい射精丸♂です。まらららら、ゲイなのか、少女なのか……
嘘です、ちり紙です、読んで頂いてありがとうございましたorz
今回のお話は、異種姦でこうほのぼのしたのないなぁと思って勝手に自分で書き上げました。
要するに、てゐは嘘ばっかりついているから鰐鮫さん達にれいぽぅされてしまうんだよ。といった感じでしょうね。
ちなみに私は間接的な表現があまり好きではありませんのです。いいじゃん、直接的な表現で現しても、雰囲気壊れるけどね。
肉棒はちんこ!!
精液はザーメン!!
陰部はまんこ!!
射精はウッドピュ!!
最後のは違いますけど、いつかは直接表現のみの作品とか書いてみたいなぁ……
人間、感情むき出しでGO!!……星蓮船クリアしました、早苗さん強すぎ。さすがミラクルフルーツ(笑)
今回のお話はどうだったでしょうか?若干心がぬくぬくするストーリーだと思います。多分。
まぁ、ざっくばらんに言ってしまうと、ロリ兎にしか欲情できない鰐鮫の皆さんが、てゐのロリまんこをズッコバッコにハメハメするお話ということですね。
あ、でもてゐってロリババアか。
つまり、鰐鮫は、変態だったんだよ!!
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
そして、大国主命様は、リア充の極みのような神様なんだよ!!
ΩΩΩ<な、なんだってー!?





いろいろ書きましたけど、何が言いたいのかといいますと、私の脳内の九割はてゐでできているということでした。あ、一割はうどんげね。
ちり紙
コメント




1.クルセイダー削除
この不思議な話、なかなかイケたぜ!
次も期待するぜ!
2.名前が無い程度の能力削除
エロいのに、なんだかすごくいい話だったなー
てゐ大好きな私としては、あなたの九割に今後も激しく期待せざるを得ない!
3.名前が無い程度の能力削除
エロい

大国主は女ったらし
出世する時も危機の時も取り敢えず女の人が助けてくれる
そして一番最初に大国主の助けとなったのが、八上比売との仲を取り持った因幡てゐ

あと豊姫の正体は鮫
4.JENO削除
ちょwww

なんてエロイ神話だ・・・・・・いや、訂正。神話はもとからエロかったorz

あなたの脳は純兎ですかそうですか。