真・東方夜伽話

厄神と河童と

2010/07/12 00:01:08
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厄神と河童と

あーるわい

注意ですよー。
ネチョは薄い ストーリーも無い 駄文 なんかもうだめ
以上ですよー。





妖怪の山は様々な種族の者が住まう地。天狗や河童に、神様とて例外ではない。

「ああ、今日もこんなに沢山の厄が溜まって…」

厄神こと、鍵山雛は厄取りに励んでいた。勿論厄神としての仕事でもあるがそれ以上に人間が不幸な目に遭うのを見たくないから。
辺りには瘴気のように厄が立ち込めていてこの周り、つまり雛の周りに居ると種族階級関係なくもれなく不幸な目にあうという。

しかし、霊夢や魔理沙が山に乗り込んできたときは必死に文字通り体を張ってまで止めたのに打ちのめされ罵倒を浴びせられた。ある意味一番厄を吸ってもらわなくてはいけなかったりするのが雛自身だったりする。
山の木々抜けながら歩んでいくと水の流れる音が聞こえてきた。どうやら川の近くまで来てしまったらしい。少し歩いて川のある方向へ、そして静かに流れる清流。思わず息を呑む。

「わあ、綺麗」

率直な感想が口からポロリ、今まで気付かなかったのはこんな奥まった場所に流れてるからだろう。
木漏れ日から川への照り返しで赤いドレスが所々照らされる。思わず小躍りしたくなるような、そんな日の体験はさらに深く残ることになる。

がさがさ、不意に荒く草をかき分けるような葉擦れの音が鳴る。雛はハッとしたように振り向きその正体を見極めんとし、その奥から覗く影は明らかな人間か。
そんな深くまで来るなんて危ない追い返さなくては、そう思いながらやや小走りで人影のある方へ向かい飛び出した。

「危険だから、今すぐ引き返しなさい」
「おっと盟友、危ないからさっさと帰った方が身の為だよ?」

声が重なった。一字一句同じではないけれど伝えようとする言葉の意味本質は同じ。
雛は驚いて、そしてそのもう一人の声の主も驚いて互いを見やる。水色と緑の色合いが自然を表していそうな感覚を受ける、そう、河城にとりだった。

互いが互いを見つめあい、台詞の意味と一致する内容の意味の思考を互いが同時に終える頃にはその人影はもうびっくり度肝抜かれたかのように逃げていった。
雛はしばらくにとりの顔を見て、何故か赤みが差しているのに気が付く。

「顔、赤いわよ……?」

指摘されたにとりはうえっ!?と間の抜けた声を上げて自分の顔に両手をあてて熱が篭ってるのを確かめる。
にとりの人見知りはもちろん知らない雛、右手人差し指立てて口元にやり尋ねる

「ひょっとして風邪?」

「違う違う。実はさっきので緊張しちゃってさ」

あぁ恥ずかしがり屋、と納得したように頷いた。そして、今更ながらのこの言葉は両者共々感じていたが口火切るのは雛。

「ところで、名前はなんていうのかしら」

「河城にとり、河童だよ。君は?」

「鍵山雛、厄神よ。じゃあ」

厄神という部分を伝えれば、それはもうここを立ち去るのに十分な理由なり得るだろう。近づけばもれなく厄が移るこの厄神に好んで近づく物好きは居ない。
赤いスカートがふわりと風に靡けば同時に背を向ける。厄を移す訳にはいかないからと立ち去ろうとする雛を引き止めるのはにとり。両腕でしっかりと左腕を掴まえていた。

「ちょっと、なんで帰ろうとするのさ。我が盟友を引き返させてくれたんだからお礼くらいさせてよ」

「盟友?あの人間と友達なのかしら」

「あの人間だけじゃないよ。人間は河童と盟友なのさ!」

さっきもそうだったが盟友という言葉、人間と妖怪がそんな関係にあるのも珍しい。そう考えると雛の質問は当然のことと言えるだろう。
にとりはそれに対しまるで根拠があるかのような自身で、スケールを大きくして伝えては自慢げに胸を張る。

それを察してか察しないでか、雛はこれ以上追求をせずそう、と短く言葉を切り自分の質問をおしまいにした。
そして未だに掴まれた左の腕を軽く振って離してと暗に示してみるも離さない。こうしてる間にもじわじわと厄が回ってくるかもしれないのに。

「ねえ、もういいでしょ?私に近づくとみんな不幸になっちゃうんだから、離れて」

「そうはいかない。盟友の恩は私の恩だ。きっちりと返さなきゃそれこそ不幸だよ」

「……仕方ないわね」

引かないにとり。食い下がる雛。別れ際に厄を取り除くという譲歩により半ば無理矢理恩返しさせられることになった雛は小さくため息を零した。
にとりはそんなことに気付かない、いや、最初から気にしてないのかにこにことそのまま腕を引っ張って家ならぬ基地に招待するという。


しばらくふもとに向かい歩くと途中、傾斜が緩やかで比較的ひらけた場所にそれはあった。
緑と水色のおおまかに言えばその二色で構成された大きなテント。近くに川も流れていれば空も見えるキャンプにはもってこいな場所。

「さあ、私の基地へようこそ。全部一人でやったんだ」

「一人で……凄いじゃない」

そうでしょそうでしょ、とはしゃぐにとり。まるで初めてここに誰か連れてくる、そんな新鮮味があった。
そしてテントの中へと案内されては雛は一度目を疑う。普段なら絶対見ることのない機械類の数々、用途は不明だがいずれにしろ圧倒されていた。

「なんか、こう。珍しいものばかりね」

「全部私が作ったのさ、ここにあるのは試作ばっかだけどね」

テント内中央のテーブルの上、ごちゃごちゃとした物片付けながらスペースを作るにとり。雛に空いてる椅子に座れと告げながら一回外に出て行く。
残された雛は椅子に腰掛けながらふう、と一息ついて改めて中を見回す。

「まったく分からないわ、下手にいじったら壊れそう」

もちろん、弄くる気は毛頭無いのだが。そこで丁度良くにとりが帰ってきた。手にはざるを抱えていて中には緑色した棒状の物体が入っている。確かキュウリとかいう野菜、そう認識するのに時間はかからなかったがにとりがそれを雛の目の前にざるごと置いた事に関して目を点にさせた。

「あの…これ、は?」

「知らないの?キュウリだよ」

「それは知ってるけど、これを私にどうしろと……」

「私なりのお礼、さぁぬるくならない内にたんとお食べ!」

あぁ、そうか。河童だものね。雛は悪気の欠片もないむしろ善意の塊の相手を流石にいらないと一蹴することは出来ず、仕方なしにそのままのキュウリを一本手に取る。ひんやりと冷たいそれを口の前に持っていき、前歯で短く噛み切る。しゃりっと心地の良い音が耳に響く。
にとりはというと、雛の感想を待っているのか顔をじっと見ている。

「あ、おいしい」

思わず口から漏れて驚いたのは雛自身だったが、にとりはさも当たり前と言うばかりに得意気。

「そうでしょ、なんってったってキュウリだもん」

やはりそこに行き着くのか、でもいくら美味しくてもキュウリはキュウリ。その水気と味の薄さの前には一本で十分という感じになってしまう。

「ありがと、おいしかったわ。それじゃあ帰るから」

「ちょっ、せっかくここまで来たんだからもうちょっと付き合ってよ」

お礼も受け取ったしもう帰っても大丈夫、そう思いながら席を立つ雛とは反対ににとりは引き止める。見せたいものがあるんだ、と言うにとりはテントの片隅に置いてある箱からある物を取り出した。

「何それ」

「これは我が盟友の為に秘密裏に製作してる、空を飛べる機械さ」

空を飛ぶというのは人間の中でも限られた力を持つ者だけ。
それを不憫に思ったのかにとりは、自称盟友である人間の為に作っていたのだ。棒の先っぽにプロペラを付け、その反対側には本体との接合部分である吸盤みたいなもの。どうみても未来の道具。

「それでさ、まだテストしてないから見届けてもらいたいんだ」

「別にいいけど……」

二人ともテントの外に出る。厄の力を垣間見ることになるだろうか、にとりは自分の作品に自身があるのか意気揚々と、頭部もとい帽子にそれを付ける。そして吸盤のような部分にスイッチがあるらしく、そこに手をやるとプロペラ部が回転を始めた。

「あ、回ったわ」

「これから飛ぶんだ、見てて見てて!」

まるで面白いものを見つけた子供のようにはしゃぐにとり。そんな彼女にどこか微笑ましく見守る雛。
しかし、悲劇は起きた。

「あ……」

「……………」

飛行は成功した、そう確かに飛んだのである。肝心のにとりではなくその帽子が。プーンと音を立てながら帽子が飛び去ってく様を二人ともただ唖然として見送るしかなかった。
その時のにとりの哀愁漂うもの悲しそうな表情は忘れられなかったと、後に雛は語った。

「うん……飛んだ、ね」

「むしろ、飛んじゃった…わね」

これを成功と言っていいのかは分からない。ただひとつ、言えることは直接頭につけたらもっと悲惨な事になっていたということだけ。

「ねぇ、これって厄の力なの?」

「多分、違うわ」

「そっか……」

いつまで悔やんでも仕方ない、にとりは自分に言い聞かせながら替えの帽子をテントから被り直して出てきた。先ほどの沈んだ表情はもう無い。

「あの、私もう帰らなきゃだから……」

「そっか、じゃあ仕方ないね」

今度は私用という理由付けて、雛は告げるとこの時間の間にとりに溜まった厄を取り除く。
名残惜しい別れ、とまではいかなくても少し寂しい感情が雛にはあった。

「じゃあね、にとり」

「うん、またね。雛」

近づけば不幸になる、と警告したのにも関わらず普通に接してくれたからだろうか。そんな情に絆されかけながらも、にとりとは反対に別れの句には再開の意を込めることはなかった。




しかし、次の日。雛は幸か不幸か偶然にもにとりと再会してしまっていた。場所は昨日雛が見つけた綺麗な川流れるあの場所。

「やあ、雛じゃないか。奇遇だね」

「えぇ、本当に。それじゃ」

「ちょっと待ってよ、つれないじゃないか」

「…昨日も言ったでしょ?」

「そんな事言わずに、さあさあ」

お決まりの如く雛は帰ろうとする。それを勿論にとりは引き止める。
きっとまた、何かにつき合わされるかもしれない。そんな風に考えたとき、気付いたら例のテントに案内されていた。

そこで発明品の説明や、昨日の失敗を振り返ったりと色々語るにとり。
出されたキュウリを頬張りながら話を聞く雛。なんだかんだ言って付き合ってしまうあたり押しに弱いのかもしれない。

「……つまり、頭を直接包むタイプにすれば問題は解決すると思うんだ」

「なんか首吊りの拷問みたいな図式ね」

「いやだからそこは………」

「でも……」

こうしてにとりは雛の指摘を取り入れながら空飛ぶ機械の着想を進めていく。実質、一人よりも三者の指摘があればはかどるとにとりは言っていた。

そんな、くだらない会話が続く。明日が無理なら明後日、明々後日ととりに半強制的に決められる
約束が続き、会いに行く気が無くとも何故か出くわす。その度にこうして二人で話していた。雛は今まで殆ど一人で過ごしてきたからか、心にも感じない無意識がそうさせてしまうのか。


もっと一緒にいたい、なんて――とんだ戯言。


河城にとりと雛が知り合ってから二度目の月を跨いだ頃、すっかり肌寒さも身に感じる日が多くなってきた。山で過ごすと季節の移り変わりは顕著に感じられ、うっすら色づいて紅葉を見せる気の早い葉も出てくる。
某テント内にはにとりが持参した深緑のブランケットが二枚、棚の上においてあった。それに気になった雛は視線をなんとなくそちらに向けながらその意を問おうと口開き。

「ねえ、にとり」

「ん、なんだい?」

「あなたって寒がりなの?二枚もあるけど」

「何言ってるの。あれは私と雛の分だよ。山の寒風は堪えるからね」

当たり前じゃないか、と得意げな顔をして胸を張る。
当たり前なのかしら、と不思議そうに肩をすくめる。
そう思考した時点で本当に今更な疑問が脳裏に蘇っていく。

「なんで、にとりは私と一緒に居ようとするの?」

一番最初に会った日は、自称盟友を助けた事による恩返しのはずだったのに今では向こうから約束を取り付ける始末。厄自体は雛が取ってくれている為に害はないが万が一ということもありえなくも無い。
忌むべき厄を近くに好んで置く、そんなにとりに堪らず質問をした。

「じゃあ逆に、雛は、一緒にいたくない?」

「え……?」

質問を返された時に雛はドキリと肩を跳ねさせた。そう、意識と無意識の境で分かってはいても自分から目を逸らして気付かない振りをしていた気持ちをにとりに面と向かって聞かれたからだ。
本当に嫌だったら、約束なんてしないであの一日限りで二度と会わないようにひっそりと暮らしていく事も出来た。

そう、好きだからこそ会ってしまっているのだ。
ずっとずっと、厄神という存在を気にしないで普通に接してくれているにとりの事が。

「……いたい、けど。でもいくら厄を取っているからって言っても害がない訳じゃないのよ。だから」

僅かに震える声。伏目がちの視線は自分の気持ちの中の逃げ場を探すように彷徨わせている。
その言葉を聞いたにとりは一瞬だけ目を丸めた後、にこりと笑んで諭すようにゆっくりとした口調で喋り始める。

「やっと言ってくれた、けど雛はちょっと遠慮しすぎ。別に私にだったら少しくらい迷惑を掛けてもいいと思うよ」

「でも。それってどういう……」

「あぁもう、このにぶちんめ!」

それとなく誘導したように話したつもりだったのに雛は意図を汲んでくれない、というより汲めない。
我慢の限界か、にとりはいきり立っていた。

「ここまで来たら察するでしょ普通、っていうか察してよ。私は雛の事が……好きなの!」

言い終える前に間を空けて顔を赤くしてしまう。そしてもうどうにでもなれとばかりに勢いに任せて言い切ると軽く息切れしたのか呼吸を荒くして、雛を見つめる。

「え…?それって本気で言ってる……の?だって厄神なのよ」

「何度も言わせないでよ…。いい?私は厄神じゃなくて、鍵山雛が好きだって言ってるの。それに……雛はどうなの?」

同じ台詞を言わされる羞恥に顔の赤みが抜けることはなく、もう一度告げた。
改めて質問されなおした雛は、おずおずと口を開き自らの思いを告白する。

「……あの、その、好き。にとりのこと」

「良かったー、雛も好きでいてくれたんだ」

安堵の息をつきながら気の抜けた笑みを見せるにとりは、手を胸元にやり胸を撫で下ろすような仕草をした。にとりにとっては半ば賭けで告白に踏み切ったようなものだったからだ。

「実はさ、嫌われてんのかなーって、思ってたんだよね。なにかと理由付けて離れようとしてたし」

「じゃあなんでいつもいつも誘ったの?」

「だって誘えば来てくれたじゃない。それに付き合ってくれる雛へ私なりのアピールだよ。諦めたらそこで恋は終了さ」

「ふふ……にとりったら上手いのね。でも、恋は下心愛は真心っていうの、知ってるかしら」

図らずとも結果的には雛の心の奥底の気持ちを吐き出させたにとりに僅か苦味を含めて笑い、恋という単語に耳向けては遠まわしに悪態ついてみて反応を窺ってみる。

「ふーん、で、それはお誘いのつもり?随分と積極的だね」

にとりはそう言うなり自分の背中に背負っているリュックを下ろす。いつも背負っていたリュックだけあって、それがなくなると結構小柄な体型に見える。
着ている服の沢山あるポケットの内、ひとつに手を突っ込み取り出したのは四角い箱からコードが伸びてその先には薄いピンク色をした小さな楕円形の張り型。俗に言う大人の玩具。
雛はそれに視線が釘付けになる。存在こそ知っていたが実物を見るのは初めてだからだ。

「これも、手作りなの?」

「うん。名づけてセルフバーニング一号!一応何回かテストしてー……、ってなに言わせるんだよぉ」

要らんことまで喋りすぎた、と口を抑える。そしてその張り型ポケットへ戻しつつも雛へとにじり寄っていく。浮かべるにやけ顔はどこぞかの助平なおじさんのようだと、危機感を感じると一歩一歩後ろに下がる。

「にとり、一回落ち着きましょ……ね?」

「だーめ、もうスイッチ入っちゃったもんね。雛のせいだから」

「そんなぁ……」

嫌々ながらも完全に否定拒否しない辺りは雛も待っているのだろう。にとりはというと早速ブランケットが役に立ったとばかりに自分のそれをテントの厚めのビニル床の上に敷いて、簡易敷き布団もどきにする。

「じゃあ、たまには雛からお願い」

そう言って今だけバトンタッチ。目の前でゆっくり瞼を下ろして何かを待つように、おねだり。
にとりの両肩に手を置くと、また雛も目を閉じて顔を近づける。互いの吐息が間近に感じられる程近づいたとき、唇が触れ合った。
どこまでも拙く、不器用に触れ合わせただけのもの。

「んん……」

「っ……よく出来ましたー」

塞いでいた口が離れると双眸上げて軽口を叩くにとり。顔は真夏に見かけたトマトのように赤く、少なくとも経験者ではないと物語っている。
次に服の上からでも分かるにとりとは対象的な大きさを誇る雛の胸に手をやって、ゆっくりやさしく揉み解していくと静かに息を吐き出しては息継ぎのように短く吸ってを繰り返す。呼吸が乱れつつあるのだ。

「どうかな。雛はこういう事とかして……ないか」

自慰の経験の有無問いかけるもそれはない、と自問自答。雛もいっぱいいっぱいながら頷いている。戸惑うのも無理はないか、そう思いながらにとりはスカートを空いた片腕で捲りつつそのまま手を伸ばすと下着越しに秘部へと触れた。
表面上はなんともないように、下着特有の触り心地で滑るように指が動く。

「ほら、こうやって……すると、気持ちいいでしょ?」

「んっ……なんかじんじんして、おかしい」

全く経験がない雛にとってその快感は未知なるものであり、またそれを気持ちいいという感覚なのかすらはっきりしてない。ただそれを容易く受け入れてしまうのは信用あってのことだろう。

「じゃあ早速、使うからね」

確認の言葉を待たずしてスイッチを入れるにとり。程なくしてヴィィィィィンと単調な振動音鳴らしながら震え始める張り型、それを下着の上から軽く押し当てる。

「ひゃっ…あん、んんっ」

途端、腿を内側に閉じようとしながら腰を揺らし始める。雛には些か刺激が強すぎたようで潤ませた瞳も閉じ、必死に耐えているようないじらしさが見て取れる。にとりは自分が作った機械で好きな子が悶えている姿にドキドキと胸を高鳴らせながら更にぎゅっと、最も敏感な突起へと押し付けた。びくん、と大きく震えた体に立つ力は残されていなかったのか、雛はへたり込むようにその場に座り朱に染め上げた顔でにとりを見上げる。

「な……今、すごく熱くなって…んっ、気持ちよかった……」

「じゃあもしかして、ちょっとイッちゃったんだね。ふふ、うれしいねぇ」

特に大したことはしていなくとも、その体に満足を与えられた事実に嬉しそうに笑みを浮かべる。でもまだこれからが本番だよ、そう言い残しては近くに放置していたリュックを漁り始め、その中から出てきたのは男性器を模した張り型。玩具のサイズとしては小さめで、間違っても怪我などしないだろう。

「…なぁに、それは」

「んっふっふ、これはねぇっ、て道具の説明はいいや。これで雛をいじめるのさ」

くっくっく、と興が乗ったおじさんのようなノリで雛の下着を横にずらせば、その張り型をすっかり濡れて蕩けるような熱を帯びた秘部へと挿入させる。にゅるにゅると比較的容易に入ったそれをゆっくりゆっくりと、慣れさせるように前後させていく。今までに味わった事のない異物感に戸惑う雛も、一度イかされて敏感になった今では苦痛など毛ほどもなかった。

「はっ、ァ……くるっ、しい。にとりぃ」

「だーいじょーぶ、すぐによくなるからね」

任せろとばかりに張り切っているにとりは服の上から胸への愛撫を空いている片手で行い、もう片方は玩具を中で掻き回したり、奥まで入れてみたりとちょっと手馴れているような器用さで容易く雛の蜜を溢れさせ、奥まで咥え込まんとばかりにぎゅうと締め付けさせる。

「やっ…、あんっ」

「ほら、良くなってきたでしょ」

「んっ……あっ、気持ちい、っっ!」

雛の息も反応も大分荒くなってきたと、にとりは絶頂へと押し上げるようにその玩具を強く膣の中へ押し入れる。途端体を強張らせて声を押し殺し、数瞬後には大きく息を吐いてぴくぴくと体を震わせてにとりを見つめる。

「……ばか」

「ごめんごめん。感度があんまりにもいいもんだからつい、ね」

「次からはもう少しやさしく……ね?」

「うーん、分かったよ。雛も疲れただろうからまた今度」

そんな悪気もなさそうに謝るにとりと他愛もない会話をしながら身支度を整える雛。まだ余韻が残っているが表情に出さぬまま、テントの出入り口まで歩く。にとりもそれに続いてついてくる。

「もう帰るわね、今日はありがとう」

「せっかくだから泊まっていけばいいのに、キュウリもまだまだあるよ?」

「お仕事をサボる訳にはいかないわ」

「んー、それは残念だ。じゃあまた明日」

その言葉を耳に残しながら雛は帰路へつく。勿論、溜まっている厄を吸い取りながら。
これからも、嫌われた厄神として。これからは、あの子の恋人として。そう考えると心がむず痒くなってしまった。

「ん……なにかしら、あれ」





日が昇りきらない朝、目を覚ますとまず川で顔を洗う。そして冴えた所できりりと冷えたキュウリをテントに持ち帰り朝食にする。しゃくしゃく、しゃりしゃり、美味い!
そんな感じでにとりの朝は始まった、と思われたが。

「おはよう、にとり」

不意に後ろから抱きしめられ緑色した髪がふわりと肩に掛かり、同時に吐息も耳にかかる。
何やら様子が変な、と思った時にはもう遅かった。にとりは体をまさぐられるような感覚にぞわりと毛が逆立つような気がした。

「お、おはよう、雛。今日は随分とはや……ひゅいっ!」

体を撫で回していた手が胸を揉むように、それもかなり巧みに動いた事で思わず情けない声を上げてしまう。その反応を確認すれば小声でよし、と呟いたがこの距離。にとりにもしっかりと聞こえていて余計に混乱を煽ぐ。

「昨日の帰りに本を拾ったの。そしたら昨日にとりが私にしてあったような事が書いてあったから、今日は……ね?」

眩しい笑顔で一旦にとりを解放する雛は、いつの間にか抜き取った昨日と同じ張り型を持ちながら言った。つまりは右と左が入れ替わるということで、それを察知したにとりは一歩二歩と後ずさり距離を開けるも三歩目で壁を背に背負う形になり、追い詰められた。

「ひ、雛……一旦落ち着こう。話せば分かる」

「だーめ、スイッチが入っちゃったの。昨日のにとりのせいで」

ヴィィィィィン、スイッチを入れると大きくうねる玩具。それを片手ににじり寄る雛。

「ほほほ、ほら、美味しいキュウリを食べよう!ねっ」

「そうね、一緒に食べましょう。後でね」

「あ、あぁ……や、ちょ……ら」










「らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
会社が倒産したからむしゃくしゃして書いた。T字キーが未だに無いです。
それはおいときまして、閲覧有難う御座います。久しぶりの投稿となりますがクオリティは下がっています。こんな作品でも少し位は満足していただけたらなと思ってるのですが、実用性は皆無です…。
それと、輪姦モノを書いてたら気分が悪くなりました不思議!!

1様>馴れ初めの後と、にと雛に突っ込むんですね分かります

2様>な、何か不都合でも…(ビクビク

3様>それはご想像にお任せします。テクは雛が一晩で習得してくれました、自分の体で。
   続きは皆様の心の中にありまする。あとがきはもしかしてT字キーでしょうか…いくてんを執筆中に家のぬこにやられました。

JENO様>カッパは須らくエロいんですと言ってみます。T字キー専門店なるものがあれば是非買いに走ります!←
あーるわい
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
にと雛うぉぉぉぉぉktkr

馴れ初めはこれで分かったから、次はもうちょっと突っ込んでみようか
二重の意味で
2.名前が無い程度の能力削除
ちょっ……後書きがっ!?
3.名前が無い程度の能力削除
拾った本がすごく気になります、どうやって習熟したかも含めて。
続き、ありますよね?

あ と が き …
4.JENO削除
にとりはやっぱりエロガッパ

T字キーだけ買ってきなさい(何