真・東方夜伽話

こわされたものはなに?

2010/06/15 00:14:56
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こわされたものはなに?

arlys
『ほしかったものはなに?』『うしなったものはなに?『てにいれたものはなに?』のお燐視点となります。
自傷、キャラ同士が傷つけあう表現があります。
上記のような表現が苦手な方は今すぐプラウザバックしてください!


オッケーなかたは、下からどうかよろしくお願いします。



想いは花火のように変わりゆく。
感情という名の火を与えられれば、ぱちぱちと火花を散らせる。
さとり様の火はいつも穏やかだった。
誰よりも感情の恐ろしさを理解していたためか、やけどしないあたたかさ。
だけど、それは誰にも本当の自分の感情を見せていないということで……
それが、悲しかった。
私たちの心を読んで理解してくれるのに、さとり様自身は自分を隠して私に理解させてくれない。


「お姉ちゃん、この世は何で出来てると思う~?」
「さぁ、そんなの知らないわ」

不思議な姉妹。
何の脈絡もないこいし様の言葉に戸惑うさとり様。
それに対し、終始笑顔を浮かべ続けるこいし様。
いつの間にか、こいし様の姿は消えていた。
覗き込んでみると、今にも泣き出しそうなほどゆがめられた顔。
ぎゅうっと自分の心臓の場所をおさえてる。
ねずみが元気よく走ってた。
それを捕まえて、さとり様に差し出した。

「え?」

すごいでしょ、獲物だよ。
さとり様、元気出して?

「ありが、とう」

無理やりに浮かべられた笑み。
私は……私にはこの人を笑顔には出来ない。


ぱぁっとさとり様の嬉しそうな輝く顔が視界の端に入ったと思ったら、一匹の地獄烏に駆け寄って名前を与えていた。
ずるい、私も欲しかった……
ただ、その思いをいえなかっただけなのに……

「私の暗い感情をいつも予想しない形で吹き飛ばしてくれる燐火のようだから……
あなたは、燐ね。
それに、鈴のように可愛い声だから」

落ち着いた優しい声。
先ほどの最初とは違って少し興奮が収まった声。
私は、彼女の一番になりたい。
なんだっていい。



「はぁ、疲れた」

ぐいっと袖で額に浮かんだ汗を拭っていた。
じゃあ、お手伝いをしよう。
この姿じゃきっと出来ない。
それなら、さとり様と同じ姿にならないと……
できることはなんでも試してみた。
強いものに挑んではぼろぼろになって、だけどちょっとずつ戦い方も分かって勝てるようになって
年長者にさまざまな話を聞いて
ご飯を抜く、楽しい事をしないなど、苦行もし続けて

ようやく、私は人型になれた。

さとり様に迷惑をかけないようにきちんと歩けるようになってから、さとり様に見せた。
恐怖に塗りつぶされたさとり様の顔とともに

「おめでとう、お燐」

形ばかりの祝福が与えられた。
違う、こんなのが見たかったんじゃない。
もっと、喜んで欲しかったのに……



「さっとりさま~!」

勢いよく飛びつく。
して欲しいの、さとり様。
人型になったからこそ、できることを、私だけが出来ることを

「ん、何をして欲しいのですか?」
「本、本読んでほしいのです!」
「えぇ、わかったわ」
「これ、これ読んで!」

可愛らしい本を見せる。
さとり様みたいな人にそっくりだと思って、怨霊から譲り受けた。
運よく、それは私みたいな猫に読んでいたからと

「はい、かしなさい」

本を受け取ってくれた。
でも、その顔は喜びなんてなかった。
読むのが上手だったのに、悲しかった。

「あたいはですね~、お燐ですよ~」

さとり様が読むときにひときわ楽しそうにしていた登場人物の口癖をまねしてみた。
明るくて、落ち込む主人公を励ます道化師のような人物。
そんな人物になりたかった。



「へえ、お前も残ったんだね」

確実に減った中でも、やっぱりあの地獄烏は残っていた。
腹立たしかった。
さとり様の一番がまだいるのが、いやだ。

「あたいは、燐。
お燐とでも呼んでおくれ」
「ん、わかった。
私は空」
「ふうん、言いにくいからお空でいいかい?」

ほら、うらやましいだろ?
さとり様に本を読んでもらっているから、知ってるんだ。
お前じゃわからないんだろ。

「う、うん?」

そんなことも理解せずに首をかしげる。
さとり様の言うとおりにこいつはからっぽのやつだ。
ねだられて、しょうがなく人型になるために自分がしたことを教えた。
ちょっとだけ、関係のないことも教えてやった。

それが吉に働いたのかあたいよりも先に人型になりやがった。


いつからか、さとり様は穏やかな優しい火ではなく
何も感じられない火へと変わっていった。
むしろ、冷たいとも思えるようなさとり様。
ねえ、あたいにだけ情熱的な火を与えて?



さとり様の顔が見たかった。
だから、地霊殿を走っていた。
そんなあたいの目に飛び込んできたのはかみそりを握って、血を見て呆然としてるさとり様。

「な、何やってるんですか!?」

なのに、そんなときでさえ冷たいまま。
でも、血は止まる気配がなく深そうで

「と、とりあえず、救急箱持ってきます」

救急箱をとりに走る。
急いで戻ってくると、さらに自分で傷を抉り出すさとり様。

「さ、さとり様」
「お燐」

驚きでかすかに漏れたような声にゆっくりと振り向くさとり様。

「な、何してるんですか」

急いで、応急処置。

「こんなことしたら、痛いでしょう?
なんで、なんでですか?
さとり様が痛いと、私も痛いです」

涙が目に溜まる。
この人は、私に対しては何かの行動をしてはくれないのに、自分を傷つける行為には走る。
眼中にも入れない自分が惨めだった。

「ごめんなさい」
「くれぐれも気をつけてくださいね」

逃げるように私は走っていった。
未だに漂い続ける血の香りが、にくたらしい。



洗濯は服を着ているものが少ないために、私が全て引き受けた。
周りからしたら、厄介ごとを引き受けたように感じられるが、私は洗濯が仕事の中で一番好きだった。
怨霊管理はさとり様の役に立つけど、さとり様との接点が全然ない。
だけれど、洗濯物はさとり様の体温や残り香を感じられる。
その日も洗う前にいつものようににおいをかいでいたら

あの時と同じ血の香りがした

思わず、袖口をまくってみると、そこにはわずかな血痕がついていた。
普通に洗濯していたら、気にしないだろうぐらいわずかな血。
それでも、あのことが頭にフラッシュバックして冷静になれない。
どくどくとうるさい心臓の音が聞こえる。
どうしよう、どうしたらいいんだろ?

「どうしたの?」
「これ、どう思う?」

いつもなら、むかつくだろう声にすくわれた。
誰でもいいから、ききたかった。
わからない、どうして、なんで?

「血?
どういうこと?」
「そんなの、わかってたら……
あたいがお空に聞くはずないだろ」

きいても無駄だった。
どうしよう、どうしたら……

「話……しにいこう」

ぎゅっと力強くお空に引っ張られる。

「え、ちょ、お空!?」

向かう先はおそらくさとり様のところ。
い、いきなり?

「そうだね」

だけど、歩いている途中に前あったさとり様の顔がフラッシュバックされて……
自分たちから行動しなければ、何も変わらないことは明白だった。

「あの、さとり様?
これ、なんですか?」

洋服を差し出す。
血がついているのに、やっぱり驚かない顔。

「なんで、こんな」
「大丈夫ですよ」

穏やかな火は灯されない。
ただただ温度を感じさせない火の熱さの声。

「どこがですか!」

たえきれなくなって、左手首をめくる。

「こんな、こんなになってまで」

予想以上にびっしりと刻まれた傷。
さとり様の白い肌に病的に似合ってしまう赤い血。
ぐっとお空がそれを見てさとり様の手首を握った。

「ひゃっ」

だが、そこから血が出て驚いて一歩退く。

「死にはしませんよ。
変わらないものがあれば、それでいいんです」

いたそう、血が……
大丈夫かな、さとり様。
お空はやっぱりずるいよ。
さとり様のアレはおそらく自傷なのに……
その傷口に触れて血を溢れさせて、初めてになるなんてずるい。
全部、全部、はじめてをとっていく。

「しばらく、近づくのはやめようか」

主人が弱っているのに、そんなことを考える頭がいやで、声を絞り出す。



「お燐!?」

三連戦のあとであるため、疲れて部屋で休もうと思ったら、お空が入ってきた。
何事か聞く前ににおいですぐにわかった。
急いで救急箱を取り出して治療をする。

「よかったぁ」

お空のほっとした声。
このままでは、死んでしまうかもしれない。
強行手段でもとらない限り、自傷癖はなおらない。
それがわかってしまうほど、さとり様の左手首は痛々しい。

「どうすれば、どうすればいいんですかぁ」

本当にどうしたらいいんだろ。
どうしたら、さとり様が助かる?
『どうしたら、さとり様の一番になれる?』
二つの思考が頭の中を駆け回っていく。

「さとり様、よかった」

だから、さとり様が起き上がったのに気づけずにさきにお空が抱きついていた。
私も急いで抱きつく。
また、お空が一番になった。

「どうしたら、やめてくれるんですか?
私は変わっていってしまうだろうから、距離をとっても……
さとり様は自分で自分を傷つけ続けるのをやめない。
じゃあ、どうすれば、私は何をすればいいんですか?」

どうしたら、受け入れてくれる?
どうすれば、どうすれば、一番になれる。

「「ねえ、さとり様」」

どうしたら、一番になって……
あなたを独占できるかな。

「「愛しております」」

私だけのものにしたい。

「いやあああっ!?
やだ、やだ、いやだっ」

さとり様は子供のようにぶんぶんと頭を振る。
ガチガチと歯も震わせて……
あぁ、大好きだ。
そんなあなただったら、独占できるかもしれない。

「なんで、なんでですかぁ。
さとり様は、何が欲しいんですか」
「うわ、あ、ぁあ」
「傷が治るまで、安静にしててくださいね。
これ以上は私が無視するのが、無理ですから」

お空をひきずっていく。
こうやって、ずぅっと閉じ込めて……
さとり様をあたいだけのものにできるかな?
うふふ、はやく早くサトリサマヲワタシノモノニシタイ



「ねえ、お空。
どうしたらいいんだろ?」
「わかんないよ」

そう、そうだよね。
それでいいの、そうでいて。
このままだったら、うふふ……

「どうしたの」

そんなあたいの野望を打ち砕いてしまうだろう声。

「ねえ、二人とも?]

あたいの肩に触れられる温度。

「なんで?
おねえ……ちゃん?
ねえ、どういうことなの?」
「気づいてなかったんですか?」

ゆっくりと振り返る。
さぁ、言葉を選んでいかないと……

「え?」

驚き開かれるエメラルドグリーンの瞳。
その瞳をあのかたに本当の意味に向けられてはダメだ。
妹であるこの方もさとり様にとっての一番なのだから。

「こいし様は、瞳を閉じて……
欲しいものを手に入れられましたか?」
「なに、急に?」

さあ、とまどってください。
あの方には私以外は……フカイリシチャダメ

「さとり様は変わらないものが欲しいって……
それが血なんですよ。
切り裂いて、手首を切り裂いてまで欲しがるものが」

それは、全てあなたの罪なのかもしれないですね。
あの方はあなたを支えにして求めていらっしゃいましたからね。
紛れもなくあなたの罪でもあるでしょう。

「なに、それ?
うそ、だ」
「見に行ってみてください」

鍵をこいし様に手渡す。

「ありがと」

こいし様が走っていった。

「あたいは、最低だ」

ぼそりと呟く。

「なんで?」

さあ、ここはバカなお前の出番だ。
お前には、さとり様に『お燐は罪悪感を持つ良い子』だってことを認識させないとダメだ。
コレを頼めるのはお前だけだ。
頼りにしているよ、『友達のお空』

「一番、最初に気づいていたのはあたいだ。
きっと、あのときが始まりだったんだ。
それなのに、あたいは……
こいし様が悪いんだって言う風にいわないと……
たえられないんだ、認めたくないんだ。
自分のせいだってことを認めたくないんだ」
「お燐のせいじゃないよ
だって、私も何も出来なかった。
みんな、みんな、好きなのに……
わかってたのに、何もしなかった。
だから、だからね、一緒」

そう、それでいいんだ。
あたいの思うとおりに動け。

「みんな、きっと同じだよ。
どうしようもないほど、無力なんだよ」

そう、お前は無力だ。
だから、それ以上さとり様に近づくなよ。
あたいにだけ、あたいだけが近づいていいんだ。

「お燐、ちょっと来て」
「なんでしょうか、こいし様?」

ちょいちょいと手招きされる。

「私、お姉ちゃんと大切な話をするから、部屋に入らないでね……」

何かをしてしまう。
そんなの、だめだ……
ぜったい、ゆるしはしない。

「あ、あたいも同行しますよ!」
「ううん、私だけで行かせて」
「で、でも、こいし様……
一人の説得で応じてくれるほど、さとり様は」
「大丈夫、お姉ちゃんの信じてるものを壊してやるから。
それには、二人がいたら恥ずかしいな~」

何をするつもりなんだ。
嫌な予感しかしない。
なんとなくわかりだしても、首をかしげる。

「女の子の初めてをあげるってこと」
「え、あ、え??」

あげ……る?
もらうのほうじゃなくて?

「私には他に変わってしまう血なんて思いつけないしね」
「え、あ、でも、あ、あたいが」

いや、ここは一回様子見も手段じゃないか?
さとり様にとってのこいし様の一番は『愛しい』と『恐怖』なのだから。
そのような行為をとれば、さとり様はこいし様を自分に近づけようとしないんじゃないのだろうか?

「ううん、私じゃなきゃだめよ。
オッケーになったら、お燐の目の前に弾幕展開させるから。
お姉ちゃんとお話して?
じゃあ、いってくるね」

思考に囚われているうちにこいし様は走っていった。
がさっと探ってみたら、やはり手錠の鍵を取られていた。

「かしこまりました」
「ねえ、何があったの?」
「信じるしかないんだよ」

ぎゅうっと拳を握る。
こいし様がさとりにもっと恐れられることを祈るしかない。
ううん、あたい以外のものに興味を持たなくなってくれたらいいのに……

「う、うん、そうだね」

よくわからなさそうに頷くお空。
さあ、結果はどうなる?



悶々としながら、待っていると、弾幕が目の前に展開される。
こいし様とさとり様の二人が使うハート……
繋がりをアピールされているようだ。

「お空、さとり様の部屋に行こうか」
「わ、わかった!」
「あやまりにいこ。
もう、大丈夫みたい」

きっと、大丈夫。
本当にまずいことならば、こいし様はこちらに弾幕をしないはず……
あたいが飛び込もうと伸ばしたてはお空の長身に負けてお空の手が伸びて、先に入られた。

「さとりさまぁ!」
「すいませんでした」
「ごめんなさい」
「さとり様をこんなところに閉じ込めてしまって、だけどもうみたくなくて。
本当はあたいがするっていったんですけど……
こいし様がどうしてもって、私のせいだろうからやるって」

あぁ、どうかさとり様。
早く、早く元気になったのならば、あたいだけのものになりましょう。

「さとり様、あなたはどうやったら信じてくれるんですか?」

信じて私に全てをゆだねてくれますか?

「さとり様、好き、好き、大好き。
前みたいに笑って?」

お空が頬にキスをしやがった。
さわるな、さわるな……

「変わらないものがあればいいって言ってたけど……
さとり様も、私達と同じように変わるじゃない!」
「わかってても、こわいのよ!」

かすれた声。
私の言葉には何一つこのような反応は返してくれなかった。
いつも、いつもだ。
さとり様が必死になって言葉を返すのは……

「嫌われるのなんて、日常茶飯事よ!
だけど、好きになったものに離れられるのは怖いのよ……
恐れられるのが、嫌われるのが、どうしようもなくこわいのよ!
あたたかさを知って、捨てられるなら……
ひとりがいいの。
みんなからひとりになるのは、こわいの」
「じゃあ、私ずっとそばにいます!」

さとり様の言葉にすぐさま反応するお空。
むかつく、むかつく……

「え、あ、ずっとは無理ですけど~。
いられる時間はすべています!」
「あ、あたいもですよ
さとり様……
あたい達ひとりをみんなにしてくれたのはさとり様ですよ」

ぎゅっと手を握る。
手錠の鍵を取り出す。
すきすき、大好きですよ、さとり様……

「そりゃあ、あたいは変に知識つけたりして、さとり様をおそろしいって思いました……
きっと、この先もそのようなことがあると思います。
だけど、さとり様が私を捨てない限り、一緒にいますよ」

あなたがいやがらないかぎりね。
手錠を外して、右手に抱きつく。

「今夜はずっとそばにいますよ」

永遠にずっとね。
ぱっと視線を向けると左側にお空が抱きついていた。
両手を独占しとけばよかった。
舌打ちをしないように言葉を出す。

「「おやすみなさい、さとり様」」

早く、早く、あたいのものになって……



仕事が終わって、料理を作る。
あぁ、早く作らないとね。
早く作って、あたいの作ったものをさとり様の中にいれないとね。
さとり様に教えてもらったタレをからめて魚を焼く。
いつも魚のおなかの部分を食べた後、胸をさすっていたため、背の部分のほうがいいだろう。
事前に準備しておいた味噌汁やご飯、ほうれん草のおひたしをよそい準備は終わり。
さぁ、さとり様を呼びに行こう。
この料理を食べてさとり様は喜んでくれるかな?

「ご飯ですよ~」

そんな思いを抱えながら、開けたら手を握り合う二人。
自然と顔に笑みが張り付いていた。

「仲良しですね。
まあ、とりあえず伝えましたから」

部屋から出て行く。
『ゆるせない、ゆるせない』『独り占めなんて許せない』
ぐるぐると思考が駆け回る中二人で楽しそうに話す言葉。
ねぇ、さとり様。
あなたが一人がいやだといったくせにまさか……
誰か一人を選ぶつもりじゃないよね。
あたい以外の誰かを選ぶわけないよね。
選んだら、選んだらさとり様……
外で二人がなんだろうと話している声が聞こえたために

「お魚ですよ」

笑みをつくり、さとり様が席をついたことを確認して

「それでは、手を合わせましょう」
「「「いただきま~す!」」」
「燐、わざわざ魚をありがとう」

わかってくれた。
きちんと、さとり様のために作ったんだよ、さとり様!

「空、明日はお肉で私が作りますよ。
燐、手伝ってくれたら嬉しいんですが」
「はい、もちろんです!」

あいつのためなんかむかつくけど一緒に出来る!
一緒に出来るんだ、やった!
あたいだけのために料理も作って欲しいな……

「あはは、ありがと……
そんなに楽しみにしたって、まずいかもしれないわよ?」
「大丈夫です!
さとり様の料理ですから」

あれ、ねえ、さとり様?
あたいの心は見てないの?
ねえ、見て、見てってば!
こわがらないじゃん、私のことをちゃんと見てよ!
そのあとも、ずっと二人の空気。
ねえ、さとり様……
ご飯を食べあうと、空はお皿洗いで私はお風呂をわかす。
一番風呂はもちろんさとり様。
その次にお空が来たため、先に譲る。
後片付けをしてくれないため、自分が後に入ったほうがいい。
お風呂から上がって、さとり様のところにいこうと決める。
食事前はお空が独占してたんだから、今なら大丈夫だろ。
すでに明かりは見えず真っ暗な部屋。
もう寝ているのかもしれないと、音をたてないようにあけるとすでに先客が……

「なんでなんだよ」

ぎりっと歯を食い縛る。
手を握り締める。
そうでもしないかぎり、今にでも傷つけてしまいそう。
だめ、自分のものにしたいけど、それは傷つけるためじゃないんだから。
あたいは部屋から出て行く。



「最悪な目覚めだ」

どたどたと廊下から聞こえてくる音で目が覚める。
このうるさい音はあいつだ。
軽快なリズムがむかつく。
目が覚めたのでいつもの服に着替える。
朝ごはんを適当に詰め込んでいると

「お燐、昨日の……
本当に手伝ってくれる?」

さとり様が恥ずかしそうに服の袖をぎゅっと持ち、顔をうつむかせている。

「えぇ、もちろん」

あいつのためっていうのはむかつくけれど、いいですよ。

「あ、燐……
もちろん、あなたのためにも何かするから」
「楽しみにしてます」

にっこりと微笑んで、私は仕事場に行く。
ねえ、こうすれば私のこと気になるでしょ?
その後はもくもくと仕事をして、ある程度で戻る。

「あ、おかえりなさい」

さとり様がすでに材料を取り出して準備を始めていた。

「何を手伝えばいいですか?」
「量が多いから切るのを手伝って」
「は~い」

目の前に詰まれたきゅうりを切っていく。
黙々ときゅうりを切っていると

「燐、味見して」
「は~い!」

やった、これは一番なんだ。
えへへ、うっれしいな~。
一口ぶんをスプーンでとって、口の中に入れる。

「あ、あれ?」

あ、味がしない。
前のさとり様の料理も味は薄かった。
だけど、そうじゃない。

「そんなにひどかったかしら……」

首をかしげるさとり様。

「い、いえ、あの」

どういえばいいんだろう。
あ、でももう心は読まれてるんだ。

「味、わからないのよね」
「え、どういうことですか?」
「全ての味覚が分からないの。
何を食べても砂のようにしか感じなくて」

じゃあ、昨日のご飯は?
今まであたいが作ったものも全て……
さとり様にとって、砂と変わらないってことなの。

「あ、愛情がありましたから。
燐の愛情が詰まってましたから」
「ありがとうございます」

それってつまりそれがないと砂と同じなんでしょ。

「ち、ちがうの、燐」
「いいですよ、もう」

これ以上、虚しくさせないでくださいよ。
味見させたのだって、一番なんかじゃなくて……
一番おいしいものをあいつに食べさせるためだったんだね。

「早くしましょうよ」
「そう、ね」

料理にもう少し味をくわえて、私は食器の準備をしていく。
盛り付けも何もかもがむなしかった。
ご飯を食べるときに無邪気に笑うお空も……
嬉しそうに笑っているさとり様も……
あの人の一番になれない自分も殺してしまいたい。
全て手に入らないものなんだ。

「燐……あなたのこときちんと……愛してますよ」

お空がいないところでためらいがちに言われたその言葉は……



「たっだいま~!」
「おかえりなさい」
「「おかえりなさいませ」」

こいし様が帰ってきた。

「はい、お姉ちゃん!」

土がまだついている花を差し出すこいし様。
さとり様は驚いたみたいだけれど、ゆっくりとこいし様のほうに手を伸ばして

「ありが、とう」

ためらいがちに嬉しそうに受け取る。

「どういたしまして。
お姉ちゃん、たんぽぽ好きだったもんね」
「覚えてた……の?」

信じられないように呟き、ぎゅっとたんぽぽを握り締めるさとり様。

「何を持って帰ろうかなって考えてるときにね……
たんぽぽを持って笑うお姉ちゃんが思い浮かんだの」
「ありがと、こいし」
「えへへ、どういたしまして。
今度は何か甘いものでも」
「物々交換でもいいから、黙ってとっていったらだめよ?」
「は~い、わかりました」

楽しそうに会話する姉妹。
あぁ、私にそんな笑顔をいつ向けてくれましたか?

「空、これ部屋に飾っておいてくれる?」
「はい、さとり様!」

こいつだったら、花瓶を割っちゃうかもしれないよ。
こういう仕事は私だったじゃないですか。

「燐、一緒に料理しましょ?」
「はい、さとり様」

あなたのそれは優しさなの?

「準備してきます」

目をあわさず走り出す。
料理も何もかもがいやになる。
さとり様があいつのことだけを考えて作ったもの。
吐き気がする、まるで砂みたい。



確実に縮まっていく二人の距離。
何も出来ないでいる自分。

「おっり~ん!」

どんっと後ろから衝撃。
よろめきそうになるのをなんとか踏ん張って、誰かは分かっているけれど振り向いて確認をしてから

「うわっとっと……
こいし様、どうしたんですか?」
「むっふっふ~、おいしそうなケーキをごうだ……もらってきたから一緒に食べましょ♪」

物騒な言葉が聞こえたようなきがしたけれど、気にしたら負けだ。

「仕事があるんで」
「えっへへ~、それなら大丈夫。
お姉ちゃんに許可もらったから」
「わかりました」

少し諦めのにじんだ微笑みがさとり様と重なって頷いてしまった。
違うのに、この人は違う。

「よかった~、じゃあ部屋で待つからお茶の準備よろしく!」
「かしこまりました」

どんなケーキかはわからなかったけど、適当に茶葉を見繕ってこいし様の部屋へ向かう。
ノックをしてから、扉を開ける。

「やっと、きた~!
お、私の好きな紅茶だ~」

ちょこちょこっと私に駆け寄って紅茶の匂いをかぐ。
あたいのところの椅子を引いてくれた。
お盆をテーブルにおいてカップに注ぐ。
こいし様は一口飲んでがぶっと自分の持ってきたショートケーキを食べだす。

「お燐とこうするのは初めてだね」
「そうですね」

そもそも、あたい達が会ったときからすでに目を閉じていましたから、さとり様以外ではあたいが最初だと思うんですけどね。

「お燐も食べなよ~」

一口ですでに半分近くなくなっているケーキ。
頷いて、ケーキを食べる。
何も喋らずに二、三口食べたあたりでこいし様が楽しそうにくすくすと笑う。

「な、なんですか?」
「いや、似てるなって」

誰となんだろうか?
お空、なんか似てるわけないし、じゃあ

「お姉ちゃんとね。
フォークの持ち方、甘いもの食べるときは紅茶に砂糖いれない、いちごを残すところとかね」
「こいし様もさとり様とよくにてらっしゃいますよ」

いやなほど、嫉妬してみてきたからよくわかる。

「ありがと、そうだね。
私達はきっとお姉ちゃんとよく似てるよ。
だから、きっとね」
「お空がさとり様に選ばれたっていいたいんですか?}
「ま、そういうこと」

ききたくない、他者の口から、客観的な視点で聞きたくない。
カップを置き、くるんとした髪をさらに指に巻きつけながら

「ま、応援してあげようってこと」

いやだ、そんなのしたくない。
さとり様は、さとり様だけは

「私ね、お姉ちゃんが何も気にせずに笑ってる姿初めて見た。
『嫌われる』『守らないとダメ』『安心させるため』
そんな笑い方しかいままで見たことなかったから……
それがお姉ちゃんの笑い方だって思ってた。
だけど、違ってた」

こいし様がわかってるんでしょってにっこりと笑う。
『本当は分かってる』
だけど、認めたくない。

「嫉妬するのもばかばかしいくらいね」

いやだ、見ないで。
そんな全てを諦めきった瞳であたいを見ないで……

「お燐もでしょ」

違う、違うよ、こいし様。
それとこれは話が違うよ。
あたいは、あたいはあの時……

さとり様が欲しかったんだ。
そして、さとり様を失ってしまったんだ。
いま……さとり様を

「そうですね」

悩み続けた答えのピースが見付かった気分だ。
うん、もやもやが消え去った。
すっきりした感じ、笑みが出てくるくらいね。

「みんなでシアワセなら、それが一番ですね」

さとりさまのおもいなんていらないや。
そんなんでなやんでたなんてばっかみたい。
ほしいのなら、うしなってしまったのなら、てにいれたいのなら……

どんな方法を使ったって手に入れたらいいだけじゃない。



興奮で目に涙がにじんで周りがよく見えない。
だけど、慣れてる場所だからだいたいわかっちゃう。
あと、十歩でさとり様の部屋だ。
1,2,3,4,5,6,7、8,9、10。
口元が笑ってる。
きっと、シアワセの前で嬉しくてしょうがないんだろうね。
ノックもせずに部屋に入って一直線に爪を振り下ろす。

「え、あ、う、空!?」

広がる鮮血。
生暖かい血が私の手に伝う。

「さとり……様?」

あまりのことで気づけないバカなお空。
もう一度やっておこうと手を振り下ろす。
さとり様が伸ばそうとした手は間に合わなかった。
『ザシュッ』
刺さったのはお空の頭ではなく、黄色い服を着たあのかた。

「自重しなよ、お燐」

エメラルドグリーンの瞳が私を射抜く。
その瞳はダンダンと黒くなっていく。

「バカですね」
「え?」

的確に心臓の近くを抉る。

「無意識のことちゃんとわかっとかないと、だめじゃないですか?」

あなたの能力はこちらがもう意識してたら意味ないじゃないですか。
その状態で能力を使ったって、カメレオンがどこにいるかわかってるのに、隠れようとするのと一緒ですよ。
ぶしゅっとまたあふれ出る血。
さとり様のほうに倒れていくこいし様。
その瞳は先ほどと違い、明確な笑みを形作っていた。

「えへ、おねえちゃ……
わ、血でそめら」

意味不明なことを呟きだす。
邪魔だったし、さとり様をこれ以上汚したくないから二つをそこらに放り投げる。
あぁ、においがこびりついちゃうかもしれないな。
あとでちゃんと掃除しないとね。

「いやああぁっ!」

悲鳴みたいなものを上げて、ベッドから降りようとするさとり様。
もちろん、降りさせずに手首を押さえつけて押し倒す。

「は、離して、燐」
「私のトラウマでも見せたらいいじゃないですか?}

それが一番簡単でしょ?
あいつが一番なんでしょ?

「さとり様は、みんなに愛して欲しいといいながらも……
あっさりと他を捨てましたものね」

そんなさとり様なら簡単でしょ?

「ち、ちが……」
「どこが?」

選んだじゃない、捨てたじゃない。
ためらいもなく、さとり様にとってそれは当たり前の行為だったんでしょ。
だけど、私をトラウマで犯すことは出来ないですよ、だって

「は、早く二人を手当てしないと!」
「あなたに出来るんですか?」

全てを人に丸投げしてきたさとり様に?
治療の手当てを一度もしたことがないでしょう?
地霊殿でまともな手当てが出来るのはね、さとり様。
私しかいないんですよ。

「だ、誰か」
「呼んで間に合いますかね?」

一番はやいやつはばかすぎるから、手紙を渡すことを忘れるでしょうし、二人を抱えるなんて不可能。
わざわざ、地霊殿に来てくださるわけなんてないですよ。
つまり、どちらかを殺す選択肢。

「だ、だめ」
「じゃあ、どうすればいいんですかね」

簡単ですよね。
もうわかってますよね。
そんなに歯をガチガチと鳴らせて、襲って欲しいんですか?

「お、おねが……
なんでも、なんでも、するから……
二人を助けて?」
「本当ですよね。
じゃあ、動いちゃだめですよ」

にっこりと笑い、さとり様の引き出しを探る。
目的のものを見つけ出して、さとり様の前に差し出す。

「ほら、つけてください」
「ぇ?」
「いやなんですか?
二人が死んじゃいますよ」

さあ、どうします?
トラウマを掘り起こしたら私を殺せるだろうけど……
治療できなくなってしまいますね。

「ほら、にゃあって鳴いておつけくださいませ」

つけたらおしまいですけどね。
ペットを飼い始めたときに、上に渡された力抑制の首輪。
動物は頭が悪いから、ひょっとしたら歯向かうかもしれないからって渡されたやつですね。
つけなかったら、二人にさようなら。

「にゃ、にゃあ」

がたがたと震える手で自分の首にまいていく。
最後にカチャリと首輪がはまった合図がなる。

「う、ぁあ、う」

ちゃんと約束を守ったんだから、きちんとこっちもしてあげないとね。
事前に準備しておいた救急セットで処置していく。
神経などには傷をつけてないから大丈夫。

「り、りん、だ、だめ」

力は封じられても、さとり様の能力はそのままなんですね。
呑気に思いながら、傷を塞ぎながら怨霊を送り込んでいく。
普段の二人ならともかく弱った二人相手になら……ね。
私を裏切ったら、この二人を怨霊に乗っ取らせちゃおう。

「ほら、さとり様」

自分が何をするべきかよくわかったでしょう?
私がしてほしい、ううん、今さとり様がして欲しいことがね。

「り、……燐。
わ、私を抱いて」
「さとり様、あなたがこの世で一番愛しているのは?」

ぐらりと揺れる瞳。
だめじゃない、そこはきちんと即答しないと

「り、燐です!?
あなた以外、だれもいないです」
「そうですよね、そう以外はありえないですよね」
「は、はい、そうです」

ためらいがちに肩に置かれた両手からは振動が伝わってくる。
動揺を隠すように閉じられる瞳。
重ねられた唇はわなわなと震えてる。

「あなたのこと、ことを……愛してますよ」

恥ずかしがらなくてもいいのにね。
かわいそうなさとり様。

「私もですよ、さとり様」

邪魔だな……
爪で全部破いてしまおう。
びくっとまたさとり様が動く。
まるで、まな板の上の鯉みたい。
まあ、簡単に言えば私にとってのご馳走だね。
強引に下着ごと全て爪で引き裂く。
もちろん、さとり様の肌は傷つけない。

「うふふ、きれいだな~」

決して豊満とはいえないけれど、形のいい胸があらわれる。
部屋にこもりっきりだから、私とは違って本当に真っ白な肌。

「ひぃっ」

筋肉のついていない足。
ぷにぷにとしてて、いいな。
お腹だって、鎖骨だって背骨、肩甲骨……
どこもどこも全部いいな。
それにさっきからずっと小さく触れるたびに声を上げちゃって……
さとり様って感じやすいんだな~。

「愛してますよ、愛してますよ」

思えば、こいし様はさとり様のはじめて奪ってないんだよな。
じゃあ、奪っておかないとね。
いやなわけないですよね、さとり様。
あはは、かわいいな~。
そんな瞳に涙いっぱいためちゃって。
まだぬれていない場所に手をはわせる。
さとり様の目から涙が零れ落ちる。

「あはっ」

うん、笑ってるからきっと幸せ。
幸せだったら、なんでもっとぬれてないんだろ。

「あはは、そうですね」

さとり様の声、ゆっくりとこちらに向けられる手。
何をするのだろうと思ったら、ぬれてもいない場所に躊躇いもなく自分の指を突き入れる。
漏れ出るどこか楽しそうな笑い声。
血が出てる。
それは、喪失の証ではなくて……

「あはっ、血、血だ~~」

爪をつきたてているからでてる出血。

「やっぱり、やっぱり……
変わらないのは血だけだ~。
ふふっ、くすくす、ふふ」

あ、むかつく。
まただ、また、さとり様は……
強引にさとり様の手を避けながら、紫色の茂みに隠された果実をもぎとるようにひねる。
甘く上ずった声が漏れる。
あ、感じちゃってる。
あはは、ふふっ。
う~ん、まだそんなにぬれてないけどいいか。

「ひぎゅ、ぅぐ」

悲鳴みたいな声を押し殺すさとり様。
でも、大丈夫でしょ?
狭い入り口に指を押し込んでいく。
さとり様の見開かれる瞳に、ぱくぱくと開閉される口。
それにしてもせまいな~。
あぁ、でもさとり様は小さいからしょうがないのかな?
痛いも何も言わないさとり様。

「愛していますよ」

言葉は返ってこない。
だけど、顔が笑いを作っているからきっと、私もそうよって返してくれてる。
真っ赤なしずくが伝う。
さとり様の純潔奪えた。
これで、さとり様は私だけのものですね。
次はどこに触れよう?
指を抜いて、その血を舐めながら考える。
がぶっと胸にかじりつく。
びくりと動くからだ。
それ以上の反応が返ってこない。
刺激が弱かったかな?
太ももを揉んでいく。
それにしても、ここにも本当贅肉も筋肉もほとんどついてないな。
ちょっと、力を込めれば折れちゃいそう。
一番脂肪がついているけれど、女性にしては少なめだなって思いながらお尻を撫で回す。
まあ、知っているのは自分のとあいつのだけなんだけど。
撫で回しほぐしながら、菊門のまわりをなでて、ゆびをいれてみても、かすかに眉がゆれるだけ。
火も何も灯さない、無慈悲な三つの目がどこも見ていない。
私を見ていない。

「好きですよ、さとり様」

だから、もっとこっちを見てよ。
本当にそれだけでよかったんだよ。
一番になりたかったけど、なれないのはわかっててみた泡沫の夢だった。
誰も一番にならなかったら、あきらめてたんだよ。

「あなたが、悪いんだ。
全てがっ、全てさとり様が」

その言葉を聞いた瞬間、さとり様の目に火が宿る。
黒い真っ黒な火。

「ごめん……なさい」

絶望に染められた目。
そう、それでいいの。
火を宿した瞳で私を見て?

「え、やぁっ、ふぁ」

あなたの強固な壁は崩れるでしょ。
私だけに灯して見せて。
もう、どんな火であろうといいから。
情熱的な恋情なんて望まない。

「ほら、もっと尽くさないと……
お空もこいし様も」
「いやっ、やめ……」

ほら、もうこうすれば逃避できないでしょ?
逃避したら、あなたの大切な二人は怨霊になっちゃうかもしれないですよ。

「んぅっ、やっ、すわ」

真っ白な肌が少し汗ばんで赤くなっていく。
口に含んだ紅い果実もどんどん反応してとがっていっちゃう。
さあ、もっと感じて?
もっと、もっと、私のことを見て。

「だ~いすき」




ほら、私達ってばみ~んなシアワセ
こいし様とあいつは死合わせ
私とさとり様は二人でシアワセ

もうどんなやつであろうとジャマなんかさせない
シリーズ通して、読んでくださった方もしくはこれだけでも読んでくださった方、ここまで読んでくださりありがとうございました。
脱字、誤字、感想、アドバイスをいただけるとありがたいです。

初めての結末が鬱です。
きちんと、書ききれているか不安なところです。
あと、前回ヤンデレとか自分で書いたので、展開がわかりすぎたかなっていうのもちょっと心配です。

続き物がひと段落しましたんで、次は何を書こうか考え中です。
何かリクエストしてくださったら嬉しいです。
いろいろ挑戦してみたいんで、好きなキャラを気軽に言って欲しいです。

それでは、最後までありがとうございました。
またの機会がありましたら、よろしくお願いします。
arlys
コメント




1.クルセイダー削除
鬱展開お疲れ様

今度はコレのifストーリーが見たい(笑)
連載型の鬱シナリオは、大体ifがある
2.名前が無い程度の能力削除
お燐ちゃん・・・><
3.名前が無い程度の能力削除
やめて!燐を嫌いになっちゃうw
燐がさとりを独占したいって考えを持ってる限り途中どう転んでも最後は変わらなさそうだなぁ
空とこいしが家族だから傷つけられても許すとかで燐の考えが変わってこの状態からハッピーエンドには……無理かorz
4.名前が無い程度の能力削除
お燐ががが…
心から幸せになれる古明地姉妹がいいなぁ
5.JENO削除
壊れていく燐の気持ちが痛いほどわかる……

でもこの話ではみんなの気持ちに気づきながらその思いに気づくことができなかったさとりが一番辛かったんじゃないかなって思います。
6.arlys削除
コメントありがとうございます。
返信させてもらいます。

クルセイダー様
読むのお疲れ様でした。

ま、まさかのifですか?
ハーレムエンドしかないですよ~?
かなりご都合主義の……

2.様
つ、次こそ幸せに……

3.様
嫌いにならないでください!
お燐ちゃんはとってもいい子なんですよ!
この後からのハッピーは私には思いつけないです……
分岐点で回避しないとハッピーにはたどり着けない感じですね……

4.様
彼女にとってはきっと『ハッピー』だったんです……

そろそろ鬱とヤンデレ要素がないものも投稿したいですね。
自分のもの見直してちょっとびっくりしました。

JENO様
誰だって、やっぱり好きな人には愛されたいですからね。

恋は盲目すぎましたね……
そして、逃げることも出来ずに一生断罪され続けるという面でも、一番辛いでしょう。

ifは時間掛かりそうなんで次は古明地姉妹でいかせてもらいます!
ご協力ありがとうございます。
またの機会もよろしくお願いします。
7.名前が無い程度の能力削除
読んでいて心がすっきりとしました。
凄く面白かったです。
この話の続き……if鬱を期待しています。