真・東方夜伽話

ひとさとりこいし

2010/05/14 01:02:45
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ひとさとりこいし

arlys
「ひっく、ひくっ」

あぁ、あの人が泣いている。
行かなくちゃ、あの人のところへ……
足がなかなかいうことをきいてくれない。

「お姉ちゃん、泣かないで」

だけれど、無理やり動かして座り込んでいるお姉ちゃんの傍へしゃがみこむ。

「どうしたの?」

なんで、泣いているの?
一体、何が悲しいの?
悲しいってどういうことなんだろう。
そうっと、頬に伝っている涙を拭う。
涙が伝い落ちるのが止まって、お姉ちゃんの瞳が何かを探すようにゆっくりと移動して

「こい……し?」

私の姿を見つけると、ゆっくりと名前を呟く。

「おかえりなさい。
今すぐご飯の準備するからね」

ぐいっと、もう涙がこぼれていない目をこすって、立ち上がる。
あぁ、気づいてなかったんだね。

「うん、待つね」

涙が止まったからもう悲しくないんだよね。
だったら、いいや。
あぁ、早くお姉ちゃんのあったかいご飯が食べたいな。

「何が食べたい?」
「うんとね~、えっとね」

ぱっとお空の顔が思い浮かぶ。
あっ、きっとこれは運命ね♪

「烏の丸焼きが食べたいな」
「おなか壊しちゃいますよ。
だから、鶏の丸焼きにしましょ」
「は~い」

ざ~んねん。
でも、お姉ちゃんが言うならしょうがないや。

「座って待っていてね」

お姉ちゃんは部屋から出て行く。
私もダイニングへと向かう。

「いたた~」
「ったく、これくらいですんでよかったじゃん!」

バシッとお燐がお空に絆創膏を張る。
涙目になっているお空。
なんで、あなたも泣いているの?

「こいし様、おかえりなさい」
「ただいま」

お燐がこちらに気づいてにっこりと微笑む。
お空も少し遅れてだけれど元気に言う。

「お空も、何か悲しいことがあったの?」
「な、なんでもないですよっ!」

お空に聞いたけれど、お燐が返事をする。
お空は口を塞がれて、必死に抵抗している。

「な、なにもなかったよね!」

コクコクってお燐の手でお空の頭が動く。

「へぇ、そうなんだ。
じゃあ、いいや」

もう泣いてないしね。
あぁ、なんかふわふわ~てしてきた。




「ぎゅう~っ」

なんか、目の前のものに抱きつかないといけない気がしたから抱きついてみた。
ビクッとそれが動いて

「こい……し?」

恐る恐るこちらを見る。
あら、お姉ちゃんだったのね。
一人でベッドの上で三角座り。

「また、泣いてるの?」

こんなにも泣き虫だった?
おかしいな、私の記憶の中のお姉ちゃんは一度も泣いてなかったのに。
泣いているのはいつも私なのにね。
でも、泣いているなら泣き止ませてあげなくちゃ……
だって、そのときの私はお姉ちゃんに泣き止ませてもらえるのが嬉しかったんだから。

「な、なんでもないの」

ぷいっとお姉ちゃんが顔を逸らす。
だけど、雨のように止まらない涙。

「なんでもないことないでしょ?
ほら、話してみて」

昔のお姉ちゃんのまね。
優しく優しく髪を撫でる。
そして、瞳を覗き込む。
『あなたのことなら、なんでもわかるから……
全てを話して御覧なさい』
あはっ、これはまねできないや。
だって、全くわからないもの。
相手の心なんて理解できない。
『愛しているわよ、こいし』

「愛しているよ、お姉ちゃん」

それが、どんな感情かは忘れてしまったけどね。
でも、記憶の中にあるから、嘘じゃないでしょ。

「ねえ、こいし」

お姉ちゃんが決心したように呟く。
ぎゅうっと服の裾を握られる。

「私は誰かを愛することが出来るの?」

ぎゅうって細められた瞳。
口がわなわなと震えちゃってる。

「私を愛してくれてるじゃない。
急にどうしたの?」

今は、嫌いになっちゃってるのかな?
昔、第三の目で見たお姉ちゃんは私をちゃんと愛してくれてたよ。

「地上の人間に言われたんです。
私は愛されてるの?」
「愛されてるよ」

私以外の地霊殿のペットたちにね、
そもそも、愛するってどんなだっけ?
愛されるは覚えてるのにな~。

「こいし、愛してます」
「うん、ありがと」

やった~、お姉ちゃんはまだ私を愛してるって。
だから、満面の笑みでお礼を言う。

「愛しているんです」
「あははっ、もうわかってるよ~?」

どうして、何回も繰り返すの?
目は閉じたけど、耳はきちんと聞こえるよ。
そうっと服を握っていた手は私の手首を握る。
そのまま、お姉ちゃんが私に体重を預ける。
そのまま、すとんと私は押し倒される。
くしゃっと歪んだ顔が近づく。

「しても、いい?」
「うん、いいよ」

何がなんていわれなくてもわかってる。
真っ赤なおねえちゃんの顔が近づく。
ぎゅうっと手首を握る手が強くなる。

「んっ」

お姉ちゃんは自分の唇と私の唇を重ね合わせる。
お姉ちゃんの舌が私の唇をなぞる。
それが合図なのも覚えているから、そっと口をあける。
お姉ちゃんの熱い舌が入り込んでくる。
私の舌は冷たいから、熱いおねえちゃんにはちょうどいいのかな?
ぬるりと舌に舌が絡みつく。
こちらを窺う瞳。
大丈夫、不愉快じゃないよ。
にっこりと目を笑うように細める。
お姉ちゃんの瞳もぎゅうって細まる。
お姉ちゃんは、表情を作るのがへたくそだな。
それじゃあ、笑えてないよ。

「ぷはっ、はぁ、こいし。
愛してるの」
「あはっ、じゃあ脱ぐ?」

それが一番はやいでしょう?
だって、それが愛し合うってことでしょ。

「そうね、こいし」

ようやく手首からそっと手を離すお姉ちゃん。
私は寝そべったまんまだからやりにくいけど、ぷちぷちとダイヤ型のボタンをはずしていく。
上を全て脱ぐ前にスカートのホックを外す。

「んっ、おねがい」

腰を浮かすと、お姉ちゃんがスカートを取って、たたむ。
その後、私の上着も脱がしてくれる。
ぷちっと最後にブラのホックが外される。
もう、私は下着だけ。
私の肌の感触を確かめるようにおなかにお姉ちゃんの手が這う。

「おねえ、ちゃっ」

必死に声を搾り取る。
感じるってなんなんだっけ。
わからないから、こうして声を出すの。
じゃないと、お姉ちゃんは寂しくて、泣いちゃうでしょ?

「こいし、こいしぃ」

必死に獣のように声をからしそうな勢いで叫ぶお姉ちゃん。
ぎりっと優しかった手ががりっと私のおなかを切り裂く。

「あっ」

お姉ちゃんの瞳に涙が溜まっていく。
顔も真っ青になっていく。

「いいよ、少しくらい」

だって、血が出てきれいじゃない。

「ありがとう、こいし」

薄い笑みで笑うお姉ちゃん。
慈しむように傷口をお姉ちゃんが舐める。
少しくすぐったい。

「ふふっ」

あ、嬉しそう。
こういう声を私が出したら嬉しいの?

「ふふぅ」

あ、眉毛が八みたいになっちゃった。
舌が首に向かう。
ぺろぺろと舐める。
まるで、ペットの子達みたい。
思えば、あの子達は元気にしてるのかしら。

「んぅっ、おねえちゃん」

かぷっと甘く噛まれる。
どうせなら、がりっと噛んじゃえばいいのに……
そうしたら、どぴゅっと溢れて素敵。
『ぢゅぅっ、ちゅう』
お姉ちゃんが私の胸元に吸い付く。
離したその箇所は少し赤くなってる。
でも、すぐ消えちゃうくらい弱弱しい跡。
その隣にある大きいとはいえない乳房に指を伸ばすお姉ちゃん。
五本の指が好き勝手に自由に色んなところに動き回る。

「ふわっ、あ、おねえちゃん」

こんな声だった?
過去の自分に聞いてみる。
細められたおねえちゃんの目蓋の中で揺れる瞳。

「気持ちよくなって、きもちよくなって、こいし」

願うように耳元で囁かれる。

「きもちいいよ」

願うように言うものだから、その言葉が叶っているんだよと言葉を返す。
耳を咥えられる。
『ちゅぱっ、くちゅっ』
っと耳元から直接ながれこんでくる。

「やっ、ぁ、おねえちゃ」

この言葉であっているはず。
胸の手がだんだんと激しくなって、今度は乳頭を中心にいじめるように指ではさまれる。

「はぁっ、あっ、ぅあっ」

あぁ、よかった、ぬれてる。
感じないけれど、下半身はきちんとぬれてくれてる。
確かめるように、お姉ちゃんの手がどんどんとしたに伸びていく。
くちゅりと一回感触を確かめた後、下着をずらされる。
全部脱がせられるように腰を浮かせたほうがいいのかなって思ったけど、そんなこと関係無しにお姉ちゃんの指は動いていく。
全体を撫でられる。
そのたびにまたあふれてくる。
これが血ならもっと素敵なのにね。

「愛しているわ」

また、お姉ちゃんが囁く。
泣きそうな必死に何かに縋りつく声。
お姉ちゃんの指は今度は中心にあるものを指の間に転がしていく。

「あはっ、ひゃ、おねえちゃん」

どんどん加速していく指。
きゅうっとこすれて、もっともっとって身体だけが求めてる。

「どうか、どうか、愛させて?」

愛しているじゃない。
こうやって、身体を交えて。
ぎゅうっと思いっきりつねられる。
これが最後の頂点の合図。

「ああああああああぁっ」

声を叫ぶように出す。
身体は気持ちいいって言ってるくせに感情がきてくれない。
そして、瞳を閉じる。
これが、終わりの合図。
さて、お姉ちゃんが寝てくれるまで待つか。

「こいし、こいし」

上から声が降ってくる。

「ひっ、く、ひく、こぃし」

ぼたぼたと熱いものが降ってくる。

「愛してる、愛してるのぉ」

ぎゅうって身体を抱きしめられる。
ちゅっと頬にキスを落とされる。

「あなたのことが好き」

お姉ちゃんは一日中嗚咽を漏らし続けた。
ねえ、一体何が悲しいの?



「んん、あれ?」
「おはよ、こいし」

泣き腫らした目。

「ごめんね、昨日は……
あなたの晩御飯残してあるから」

あぁ、そっか。
昨日、晩御飯の前に無意識になってそのままお姉ちゃんとか。

「わかったぁ」

えっとぉ、烏の丸焼きだったっけ?
とりあえず、台所に行こう。
服は、お姉ちゃんがきちんと着せてくれたみたいだしね。

「もう、二度とあんなことはだめだからね」
「わかってるってば。
もう、昨日からずっと……
神様からの力はすごいんだから、つい」
「でも、だめ!」

あら、素敵なお話♪
カラスさんはまた後にしましょう。

「一体、何のお話?」
「うにゃっ、こいし様」
「こ、こいし様。
あ、あのですね、私のちからのことです」

嬉しそうに腕にはめたものを自慢される。
思えばこんなのつけてたっけ?

「えへへっ、山の神様ですよ♪
私、最強なんです」
「もう、何を言ってるんだい!」

ばしっとお空がお燐に叩かれる。
でも、強そうね。

「あの巫女と白黒がいなければいけたもん!」
「あぁ、もうおばかが!」

へぇ、このお空に勝ったんだ。
じゃあ、お姉ちゃんにも勝ったってことね。
山の神様か、行ってみようかな?
私のペットを連れて行ってみよう。
なんか、お空みたいにおもしろくなるかも。

「ありがとっ!
じゃあ、行ってくるね」
「はい、行ってらっしゃいませ」

手を振って、自分の部屋で寝ている猫を一匹掴んでいく。
驚いたみたいだけど、私に急に触られるのになれているからかまた目を閉じだす。
私は、地上へと向かう。
あっ、フラフラ~、何かが私を呼んでる。



「さぁってと、神社はどこかしら?」

ふらふら~てさまよってると、何か見える。
参拝客、それとも巫女さん?
まあ、どっちでもいいけどね。

「ここの神様がどこにいるか知らない?」

そこから話をしてどうやらこれはお空の話してたのみたい。
あはっ、恋焦がれる殺戮の始まりね♪



「負けちゃった~」

なんなんだろう、人間なのに、あの力……
気になる、知りたい。
ドクリと跳ねる心臓。

「あ、れ?」

そらってこんなにもきれいだった?
空気ってこんなにもおいしかった?
ボロッと涙が零れ落ちる。
『こいし、愛してる』

「なにこれ?」

何かが流れてくる。
自分の中で何かが駆け巡ってる。
行かなくちゃ       どこへ?
あの人のところへ   一体、だぁれ?
とりあえず、足に力を込めて走り出す。

「はっ、は、はぁっ」

途中で飛べばいいと思い出して飛ぶ。
ドクリドクリって跳ねてる。
はやくはやくって急かしている。

あぁ、そうか、これは……

地霊殿についたときにはもう夕方。
あの人はあそこにいる。
ガチャリと扉を開ける。

「愛してるっ」
「こいし?」

椅子に座ってるお姉ちゃんを後ろから抱きしめる。
今にも折れてしまいそうな細い身体が愛しい。
おそるおそる私の腕に指をかけるお姉ちゃん。
指の細さ、今にも締めたら簡単に折れちゃいそうな首。

「好き、好き、だいっすき!」
「え、あの、こいし」

ぎゅうっと力の限り抱きしめる。
顔を上に向けたお姉ちゃんの唇を奪い取る。

「んぅっ!」

下に向こうとする顔を両手を使って阻止する。
そのまま舌もいれていく。
『ゴクッ』
上に向かされていたら、私から入ってくるものを飲み込むしかない。

「どうしたの?」

私が唇を離すと、心配そうに指で私の髪をいじりながらたずねる。
細められている優しい瞳……

「言ったじゃない、好きだって」

私もおねえちゃんの髪をいじる。
花のやさしい香りがする。

「泣いてないから……
私は大丈夫よ、こいし」
「そうじゃないの、そうじゃない」

この気持ちを伝えたい。
なのに、急に溢れる感情をきれいな言葉でつむげない。

「ほら、お外に遊びに行きなさい?」

お母さんのような口調で優しく私に語り掛ける。

「今日は家にいたいのよ」
「そう、それは嬉しいわ。
お茶でもいれましょうかね」

立ち上がろうとする身体を押さえ込む。

「こいし?」

まん丸と見開かれる瞳。

「そんなのいらない」
「あぁ、部屋に戻りますか」

きゅうっとスカートの上で手を握って拳を作り、寂しそうに

「おばかさんだね、お姉ちゃんは」

その妹はもっとばかだけどね。
お姉ちゃんをベッドのほうにぽんっと押す。
予想外だったのか、お姉ちゃんは簡単にベッドへと投げ出されてしまう。

「愛してるの次は、愛の語らいでしょ?」
「え、あの、こいし」

さっきから、そればっかり。
でも、しょうがないよね。
今まで、私が向き合わなかったんだから。
こんなにも溢れるほどの感情を無視し続けて

「いやじゃないよね?」

そう言いながらも、拒まれたらどうしようと心臓がばくばくと跳ねている。
少し、勝気に自身ありげにお姉ちゃんに笑えているのかな?
あ、ピクピクと頬の筋肉が痙攣してる。

「もちろんですよ」

ぎゅうって背中に腕を回される。
静かにお姉ちゃんは泣いていた。

「なか、ないで」

震えるような声が出る。

「よかった、よかったぁ」

抱きしめられる手が強くなる。

「こいし、愛してる」
「私もだよ」

顔を少しずつ近づけていく。
目を瞑っていくと、同じタイミングでお姉ちゃんが目を瞑るのがわかった。
ぴとっと唇を重ね合わせる。
何度もやってきたはずなのに、唇の柔らかさが気持ちよくて、その感覚が怖くなって唇を離す。
だけど、お姉ちゃんは私の首に腕を回して

「もう一回」

ちょこんと首をかしげてねだる。
そうやって、ねだってるくせに顔は真っ赤。

「よ、よろこんで」

お姉ちゃんを引き寄せ、強引に奪う。
わざと、無防備にあけているのだろう口の中に舌をいれていく。

「んぅっ、んく」

その瞬間に一気に舌を絡め取られていく。
甘い匂いにフラフラとつられて食べられちゃう生き物みたいだな。
でも、私は食べられるだけじゃなくて食べることも出来るのよって意味も込めて、必死に舌を動かす。
少し動かしているだけなのに、なんかつっちゃいそう。

「疲れちゃった?」

唇を離すと気遣うようなお姉ちゃんの声。

「ぜ、全然だよ。
これから、お姉ちゃんをいっぱいなかせてあげなきゃいけないんだしね」
「あら、それは楽しみね」

くすくすと肩を揺らして笑うお姉ちゃん。
未だに余裕綽々なお姉ちゃんを少しでもあせらせたいのもあったから、一個目のハート型のボタンに手をかける。
肩がビクッと動く。
その様が嬉しくて、ぷちぷちとボタンを外していく。
しかも、肌がほんのりと赤くなってる。

「そんなに恥ずかしがらなくても」

何回も肌を重ねてきているはずなのに、まるで初めての少女のように恥らうお姉ちゃんに声を掛けると

「だ、だって、久しぶりに見られるから」
「へ?」
「やっぱり、覚えてないわよね」

ど、どういうことかな?
最近まで、お姉ちゃんと肌を重ねてたと思ってたのは私が無意識に見てた幻?
いや、それはないはず……

「あ」

ようやく、気づく。
自分は脱がされていたが、お姉ちゃん自身はまったく脱いでいなかったことを……

「あら、覚えてた?」

嬉しそうにお姉ちゃんが聞く。

「ま、まあね。
なんでなの」

なんとなく、わかってる……

「だって、私だけ気持ちよくなるのはいやですから」

お姉ちゃんは私が演技してることなんて気づいてたんだ。
私に気づいて欲しかったんだ。
それに私が気づくって事は、きちんとお姉ちゃんを見てるってことを意味するから……

「まあ、わかってたくせにこいしを抱いてたなんて最低な姉ですけどね」
「そんなことないよ」

ちゃんとお姉ちゃんの愛は届いてたから……
私の心の中に積もっていってたんだから……

「大好き」

出来る限りの笑顔を浮かべて、首筋にかぶりつくように向かう。
ぎゅっとお姉ちゃんがベッドのシーツを握り締めている。
あせる気持ちを抑えながら、傷つけないように、甘噛みをする。
時折口付けながら、服を脱がす。

「お姉ちゃんって、ちょっとえっちぃね?」

お姉ちゃんは耳を真っ赤にしているけれど、私も真っ赤だと思う。
次は下着を脱がしていこうと考えていたら、そんなものはなくて、いきなり目的のものがあらわれてしまったんだから……

「だって、小さいし」

まあ、確かに小さいよね。
私もないほうだと思うけど、それよりもないし。

「う、そんな目で見ないでください」
「あ、ごめん、ごめん。
でも、これくらいでいいと思うよ」
「なぐさめはいらないですよ」

ぷくっと頬を膨らませてしまったお姉ちゃん。
結構気にしてるんだね。

「でかかったら、私の手じゃつかみきれないじゃない」

むにゅっと左手で片方の胸を掴むと、お姉ちゃんは予想したのかきゅっと口を結び、必死に声が漏れ出るのを抑えた。
む、なんか悔しいな……
意地でも、なかせたくなってしまったから、そのまま左手を動かしていく。

「く、んぅ」

あからさまに声を出してた私よりも気持ちよさそう……
でも、もっと気持ちよくなって欲しいな。
乳頭の周りをさすっていく。

「や、は、こいしぃ?」

声が震えてかすれていってる。
ぎゅうってシーツを握り締めてた両手を、そうっと私の服へと伸ばす。
だけど、手を止めたりなんかせずに動かしていく。
今度はつめをつかってひっかくけど、中心部には触らない。
じらして、じらしてのぼりつめさせたい。
プチッとボタンが外れる音。
お姉ちゃんが震える指で一生懸命、私のダイヤのボタンを外していた。

「ねえ、胸をぎゅってされたい?
それとも、もっともっとじらしてほしい?
もう、いきたい?」
「や、だ、めぇ~」

制止の声が逆に私の中のスイッチを押してしまって、痛くはないようにぴんとたっている乳首を親指と人差し指でつまむ。

「やっ、は、ああぁっ」

ぎゅうって私の服を握り締めて、ぼろっと涙を流し声を上げる。
ぜはぜはと荒い息が聞こえる。

「なんか、さびしいです」
「え、あの、お姉ちゃん?」

まさか、そんな言葉を言われるとは思わずに視線を泳がせる。
少なくとも、私の目から見たら気持ちよさそうにいったと思うんだけど……

「うふふ、あったかい」

お姉ちゃんが甘えるように抱きつく。
いつの間にか全てボタンが外されていて、上着の下の素肌とお姉ちゃんの素肌。

「ごめんなさい。
疲れちゃった」

しばらく、何分か何も言わずに抱きしめられていると、するっとお姉ちゃんの力が抜けていって、私の身体から離れた。
どうやら、寝ちゃったみたい。
しょうがないなって思って近くにある毛布をかけて、隣にお邪魔する。
もぞもぞとおねえちゃんの手が何かを探すように動く。
うぅとか声を漏らして、ものすごく不満そう。
だから、指を絡ませて手を握ると、動きが収まって握り返される。
眠たくはないけれど、こうやっているのもいいだろう。
やわらかくなったように感じる第三の目を撫でて、両の瞳を閉じる。


明日はどんなことが待っているかな?
どんなことをしようかな?

そうだ、久しぶりにクッキーでも焼こう。
お姉ちゃんは喜んでくれるだろう。
明日も、この感情が願うように呟く。

「大好き」
ここまで読んでくださりありがとうございました!
感想、アドバイス、誤字脱字のご報告をしてもらったらありがたいです。

無意識のこいしちゃんってこんな感じかなって書いてみました。
考えはあるけれど、感情は意識しないイメージです。
だけど、その考えも、過去の記憶にたよっているのかなってゲームして思ったからです。
こいしちゃんは難しいですね。

今日はこいしちゃんの日ですね!
さとこい、こいフラ、その他のこいしちゃん話が出てくるのが楽しみです!

前回リクエストしてもらった純愛さとこいと甘甘こいさとをイメージして書いてみましたけど、どうだったでしょうか?
何か違う場合、言ってくだされば、書き直します。
リクエストなければ、思いつけなかったんでありがとうございました!
また、何かしていただければありがたいです。
それでは、また次回もよろしくお願いします。
arlys
コメント




1.リクエストした程度の能力削除
やってきましたこいしの日。凄く楽しみにしていました!
瞳を閉じている状態はどこか切ない感じがするけど、それでもやっぱりお姉ちゃんのことを想っているこいしちゃん、とても素敵です。
だから感情を取り戻した時も真っ先にお姉ちゃんのことを考えるのかな。

こめいじちゅっちゅってだけで幸せだ…。
リクエストに応じて頂きありがとうございました!
2.名前が無い程度の能力削除
心を開いたこいしがすぐにお姉ちゃんを想い浮かべるとは、やはりこいさとだな。
素敵なお話ありがとうございました。
次は姉妹にお燐お空で家族の話を読んでみたいです。
3.名前が無い程度の能力削除
不感症こいしちゃんかわいいよウフフ
4.JENO削除
言われてみたら無意識の定義って難しいな
額面通りに受け取ったらキャラとして成立できないだろうし
5.arlys削除
コメントありがとうございます!
返信させてもらいます。

1. リクエストした程度の能力
ありがとうございます!
なんだかんだいっても、古明地姉妹はお互いのことを想っていると思います。
だから、真っ先に思い浮かんじゃうんでしょうね。

書いてるほうも、こめいじがちゅっちゅしてたら幸せです!
また、機会がありましたらリクエストお願いします。

2.様
素敵なんて恐れ多いですけど、ありがとうございます!

家族話ですか~。
ちょうど書いてたんですけど、さとりんが自傷癖という痛いのでもいいんですかね?

JENO様
よく使う言葉なんですけど、それでお話を書くとなると難しくなりますよね。
設定を気にしすぎたら、フランちゃんとこいしちゃんの妹ズは大変なことになりそうですし……