真・東方夜伽話

熱い熱いとろとろのチョコレートをたっぷりと掛けて

2010/02/18 11:59:54
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熱い熱いとろとろのチョコレートをたっぷりと掛けて

つつじー

※ 以下、如何なる展開が待ち受け様とも決して動じぬ構えと鋼の心を以って進むべし。

























今日も今日とて竹林に響く弾幕の音。
その中を罵声やら何やらが響いていた。

そんな事がしばらく続いていたが、不意に爆音が轟いたかと思うと竹林の間を一人の少女が猛烈な勢いで吹っ飛んで行った。
少女は飛んで行く勢いで竹を二三本なぎ倒し、最終的に太い竹の間に引っ掛かる様にして止まる。
ただ着ているものこそぼろぼろだが、激しくやり合っていた割には身体にはほとんど傷はなく、綺麗なものである。

「――ぐぅ……ったたぁ……」
その少女――藤原妹紅はもうまともに動く気力もないのか、引っ掛かった自分の体を降ろそうともせずにその場で小さく呻いた。
それから呼吸を整えるために深く息を吸うと、そのまま大きな溜め息を吐いた。
それは今日もまた負けた事に対してなのか、はたまた目の前にその自分を負かせた相手が現れたからか。恐らくはその両方だろう。

その自分を負かせた相手、おとぎ話に出てくるかぐや姫本人でもある、蓬莱山輝夜は妹紅の近くまで来ると引っ掛かったままの妹紅を見上げ、口元をにやりと歪めながら声を掛けてきた。

「――今日は私の勝ちのようね、妹紅」
「ふん……それで、今日は何をするんだ? 確か前回は変なトナカイだかの恰好で色々と引きずり回されたが……」
その時のひどい羞恥プレイによる辱めは妹紅の心に大きく影を落とした。
あれであればまだ身体的な苦痛の方がまだましであるとさえ言える。
身体的な痛みならまだしも、心への痛みはどうしようもないのだ。
どうも最近の輝夜はそっち系から攻めているきらいがあった。
確かに毎度やる事が同じでは芸がないとはいえ、やらされる方はたまったものではない。
もっとも、輝夜のそれにつられて妹紅も似た様な事をしているのだが、どうにも輝夜のやる様にはいかず、効果があるのかないのかいまいちよく分からなかった。

「まさか、またあんな事をさせるきじゃ……」
妹紅の脳裏に一瞬あの時の記憶が蘇り、ひどく嫌な気分になる。
しかし、次に輝夜の口から飛び出したそれは、妹紅の予想の遥か斜め上を行っていた。

「違うわ妹紅。――今日は、貴女に私の夜伽の相手をしてもらうわ」
「はぁ、そんなこ………………へ――?」
まさに超展開。
輝夜の放ったあまりにも突拍子のない言葉に妹紅は一瞬完全に思考が止まり、しばらくしてようやく理解が追い付いてきた頃には、妹紅の顔はまるで茹でダコの様に真っ赤になってしまっていた。
あまりの動揺に手足をばたつかせ、そのまま引っ掛かっていた場所から落ちてもその動揺は収まらず、妹紅は口をぱくぱくとさせた。

「な……お、おい、じょ、冗談は、休み休み――」
「冗談じゃないわ」
この時の妹紅は驚きのあまり気付いていなかったが、そう言った輝夜の顔もまた、相当に赤くなっていた。それは妹紅の様子に自分が口にした事を再度意識させられたからか、あるいはその相手に妹紅を選んだ事によるものなのか。

「妹紅、私はいつだって本気よ? 今日は私の夜の相手をすること。それが貴女に与える“罰”よ」
その目はどう考えても冗談を言っているものではなかった。
その事に妹紅はがっくりと肩を落とす。
輝夜の言っている事が冗談ではないとはっきりと悟ったからだ。

「な、あ、あ……ほ、本気、なんだな……?」
「ええ、もちろん。冗談でこんな事を言う筈がないわ」
「そ、そうか……は、はは……」
「妹紅?」
「あう……」
自分の理解を超えた事態と、突然目の前に現れた巨大な壁にこんなものどうやって乗り越えればいいのだと思い、それまでの戦闘の疲れやら何やらも合わさって、妹紅は考える事を意識と一緒に手放した。

「あ――ちょ、ちょっと妹紅?」
「………」
妹紅の見せた反応に輝夜は一瞬口元が緩みそうになったが、さてこの後はどうしたものかと少し頭を捻らせた。
もっとも、やる事は変わらないのだから深く考えることもなかったが。
これからこの妹紅に好きなだけ触れられるのかと思うと、輝夜のテンションは色々と上がりまくり、おかげで口元は緩みっぱなしだった。

「……仕方ないわね」
口元を緩ませたまま頭をぽりぽりと掻きながらそう呟き、輝夜はその華奢な見た目からは想像もできないくらい軽々と妹紅を抱え上げると、自分の家に向かって飛んで行った。









ところ変わって永遠亭。

妹紅を抱えたまま家に戻ってきた輝夜は、出迎えた永琳に幾つかものを頼むと、そのまま自分の部屋ではなく、普段はあまり使わない別の部屋へと妹紅を運んでそこに寝かせた。
そこであれば多少汚れたとしても問題はない。

輝夜は妹紅の顔を眺めながらふと考える。

何で自分は妹紅に対してこんな事を想う様になったのか。
きっかけは本当に些細なものの様な気もする。
付き合いが長くなると小さな事は刹那に流れていってしまう。
恋、と呼ぶには自分のそれは少し歪み過ぎている気もするし、愛と呼ぶのも何かが違う。
ただ、確かに想いだけはそこにあった。
もしかしたらそれが恋なのかもしれない。愛なのかもしれない。
もっと別な何かかもしれない。
ただ、どれにしても妹紅を想う気持ちに違いはなかった。


輝夜が妹紅の寝顔を眺めていると、頼んだものをその手に持って永琳が部屋に入って来た。

「姫、頼まれていた物を持ってきたわ」
「ええ、ありがとう。それはその辺に置いておいて」
永琳に頼んだもの、それは湯煎に掛けて溶かしたチョコレートだった。
巷では今日は想い人にチョコレートを送る日だそうで、それなら自分も何かしてみようと考えたところ、ならば妹紅をチョコまみれにしてみようと思い至ったのである。
しかしただチョコまみれにするだけでは芸がないと思い、溶かしたそれの中には永琳に頼んで特製の媚薬も一緒に混ぜてもらった。
そして媚薬で熱くなった妹紅をチョコレートと一緒に頂いてしまおうという魂胆である。
もっとも、媚薬入りのチョコレートを口にしてしまえば自分もどうなってしまうかは解っているのだが、そこはヤル事が同じならば踊る阿呆に見る阿呆。
妹紅と一緒に堕ちれるならばそれもまたよしと思うことにした。

今回の戦いは輝夜から先に仕掛けたものだったのだが、それも実を言えば今回の事があったからである。

自分達にとって時間は関係ない。
しかし今日この時は今しかない。
今ある自分の想いを今だけの形で。
だからこそ、今回の戦いは負けられなかった。

(それが私だけの想いでも)
輝夜は一瞬自分でも気付かないほど愛おしげに妹紅を見て、それから永琳に向かって言った。

「じゃあ永琳、そろそろ……」
「ええ。私は行くわね」
そういって永琳は部屋の戸の近くまで行くと、そこで振り返って輝夜に言った。

「あ、そうだ分かっているとは思うけど――」
「“薬”は一回に半分、でしょ?」
「ええそうよ。じゃあ、二人の時間を楽しんでね」
そう言い残し、今度こそ永琳は部屋から出ていった。
後には輝夜と妹紅のみが残される。

薬とは永琳特製のいわゆる“ふたなり薬”である。
使えば男性の持つペニスを生成でき、更にはしっかりと射精機能まで備わるという優れものである。しかもその精液によって妊娠するということもない。
当然ながら得られる快感も強く、まさに至れり尽くせり。
効果はせいぜい数時間程度で消えるものの、即効性で服用後の副作用もなく使えば女同士でも男女の営みができるのだから、これはもう永琳様々である。

その薬の入った小ビンを脇に置くと、輝夜は自分の着ている物を全て脱いで裸になると脱いだものを綺麗に畳んで端に寄せ、それから妹紅の側に寄ると妹紅の着ているあちこちが破けてしまっている服も手早く脱がして自分と同様に全裸にしてしまう。

「綺麗な肌ね……髪も……」
妹紅の側に寄り添う形で腰を下ろすと、その頬に小さく手を添え、それから撫でる様のそのまま長い髪の毛に手を伸ばして優しくくしけずる。

全裸で二人きり。
しかも妹紅は、今は気を失って寝ている最中。
その何とも言えない背徳感漂うシチュエーションに輝夜の胸は痛いほど高鳴っていた。

その空気に流される様に輝夜は小さく震える手をゆっくりと下の方へと持っていき、その先にある胸の膨らみへと持っていく。
手の平にすっぽりと収まってしまう小振りな胸はしかし、輝夜の手にとても心地よい感触を伝えてくる。

「気持ち良い……」
手に力を込めてしまえば簡単に押し潰れてしまいそうな柔らかさのそれを、輝夜は割れ物を扱うかの様に優しく手に馴染ませる様に柔らかく揉んでいく。
今や自分でもはっきりと分かるほどその胸の鼓動は強くなっている。

(胸が痛いわ……)
もう片方の手を自分の胸の上に添えて軽く目を閉じた。
自分の手を伝って胸の鼓動が妹紅に聞こえてしまわないかと心配になる。
ひとしきり妹紅の胸の感触を堪能した後、手を放すとそのまま側に置いてある溶かしたチョコの入っている容器に手を伸ばす。

「……チョコは……うん、大丈夫ね」
チョコレートは温度にして四十度程度。大体風呂の温度と同じくらいに調整し、それ以下にもならないように能力で手を加えてあるので、妹紅が起きるまで待っていても何も問題はない。
そして妹紅が目を覚ましたらいよいよ本番。この媚薬入りのチョコを妹紅の身体に塗りたくって、たっぷりと焦らしながらその妹紅味のチョコをゆっくりと味わうのだ。
そしてその後はめくるめく快楽の世界へと――。

「妹紅味のチョコ……ゴクリ……」
はっと気付いた時には口の端を一筋の涎が伝わっていた。

「ああ、いけない涎が……」
いけない想像によって輝夜の口から零れた涎が一滴、妹紅の上に落ちる。
それも丁度胸の上、それも綺麗な薄桃色をしている乳首の上に。

「………」
それを見た輝夜は無性にその微かに自己主張を始めている薄桃色の部分を吸ってみたいという気持ちに駆られた。

「……べ、別に、いいわよね……? どの道後でもっとすごいことするんだし……」
そう誰に言うでもなく呟くと、輝夜は恐る恐るその部分へと口を運び、ゆっくりと口を付けた。
零れた自分の唾液ごとそれを口に含むと、先の戦いを示す様に口の中に微かに妹紅の汗の味が広がる。

「ちゅぱ……ん、これが妹紅の味……」
その味を確かめるかの様に口の中で何度も転がす用に味わい、それからまた口を付けて啄む。

「ちゅむ……ん……おいしいわ、もこう……」
「ん……すぅ……」
その感触に妹紅の体が小さく反応する。もう目覚めが近いのかもしれない。
それでも輝夜は止める事はせず、飽きることを知らない様に何度も啄み、舐め回す。
口の中で大きくなる乳首を転がしていると、輝夜は頭の中が蕩けてしまう様な陶酔感に見舞われ、無意識に自分の秘所へと手を伸ばせばそこは程良く濡れていて、指を動かすと粘着質のいやらしい音が小さく響く。
その音で輝夜の興奮は更に高まり、気付けば妹紅の乳首を何度も啄みながら夢中になって自分の秘所も弄っていた。

「ちゅ、ちゅ、ん……あ、ちゅ、んん……あっ、妹紅……もこう……」
その名前を何度も口に出しながら輝夜は自分の感覚が高まってくるのを感じ、そのまま強めにクリトリスを抓むと、体中に電気が流れる様な強い快感と衝撃が走り、そのまま輝夜はふっと力が抜けた様に妹紅の上に寄り掛かった。

「はぁ、はぁ……んく……」
絶頂感に体が震え、息を整える為に何度も深呼吸をする。
呼吸が落ち着いてきたところで、輝夜は再度妹紅の乳首を吸い始めた。

「ちゅ……ん、ちゅ、ちゅ……ん……これ癖になりそう……ちゅ……」
「うう、ん……ん……?」
「ちゅぱ……妹紅、起きた?」
「う、ううん……輝夜――?」
そう言って輝夜の名前を口にした次の瞬間、まるで跳ね上がる様に妹紅が飛び起きた。
そしてその勢いのまま丁度顔を上げていた輝夜の額とぶつかった。

「っったぁ~……」
「くぅ……いたたぁ……ちょ、ちょっと妹紅、貴女いきなり何するのよ……」
「そ、それはこっちのセリフ――って、ちょ、何で私裸に……っていうか何でお前まで裸なんだ!?」
「お、落ち着きなさい妹紅。貴女さっき私が言った事をもう忘れたの?」
「さっき言った事……? さっき言った事って――あ……」
そこまで言ったところで思い出したのか、妹紅は一瞬時が止まったかの様に動かなくなり、少しの間を挟んでその顔を湯気が出そうなほど真っ赤にさせた。

「あ、う……そ、そうだ……そうだったな、私はお前の夜の相手を……」
「あら、ちゃんと覚えているじゃない。じゃあ、改めて貴女に相手をしてもらおうかしらね?」
「う……」
そう言って輝夜が妹紅に近付くと、妹紅は小さく唸りながら後ろへ下がろうとする。

「第一、な、なんで女同士でそんな……」
「あら、少し前までは衆道で男同士がまぐわう事なんて珍しくなかったじゃない。それと同じよ。女同士で体を重ねたって何もおかしくはないわ」
「いやその理屈はおかしい……ていうか、あれは一種の特殊な事情が……」
手をぱたぱたと振って言い訳をしようとする妹紅にしびれを切らせたのか、輝夜はその顔を妹紅の顔のすぐ近くまでずいと寄せて言った。

「妹紅、貴女は戦いで負けたのよ? それなのにまだ分からない?」
「う…………う、ううう……わ、わかったわよっ! やるわよ! するわよ! もう好きな様に犯せばいいじゃないっ!」
そう言って妹紅は涙目のまま大の字になってその場寝転んだ。
それを見た輝夜は両手を小さく合わせて満足そうに頷くと、妹紅の側に寄って耳元で囁いた。

「ふふ、じゃあそうさせてもらうわね?」
「う、うう……こんな辱め……ぐすん……」
妹紅の反応にくすりと笑うと、輝夜は改めて用意した物を手元に引き寄せた。
部屋の外はもう随分と日が落ち、もうそろそろ本格的な夜の訪れを思わせる時間となっていた。







これから一体どんな辱めを受けるのかと思うと涙が出そうになる妹紅であったが、今は一種開き直りに近い心境にあった。
そんな妹紅が今気になっているのは輝夜が脇に抱えている入れ物。

「……輝夜、それは……?」
「ん? これ? これはね、今日の日の為に用意したイイモノよ」
そう言って入れ物に被せてあった蓋を外すと、中から非常に強く甘い香りが漂ってきた。
そして見せられた入れ物の中身は、とろとろに溶けた液状のチョコレートだった。

「これは、チョコか? なんでこんなもの……」
「ふふ……お楽しみは、これからよ?」
その言葉に妹紅はひどく嫌な予感がした。
そして輝夜は容器に入っているチョコレートを人差し指ですくって口に含むと、そのまま妹紅の顔に近付けてきた。
それはまさしく口移しの様で。

「んんー」
「い!?」
いきなりの事に後ずさろうとする妹紅だが、輝夜はそれよりも早く妹紅に近付くと両腕でしっかりと抱き付き逃げられないようにすると、その唇に自分の唇を押し当てた。

「んむぅ!? んー! んー!」
「んん……ちゅ、えぅんん……」
「ん、んんーーーー!!??」
輝夜は強く唇を押し当てると、今度は舌を突き出して妹紅の口の中へと無理やり侵入してきた。
そして口の中で自分の唾液と混ぜ合わせたチョコレートを口移しで妹紅の中へ流し込む。
しかし輝夜はそれだけではまだ飽き足りないのか、更に舌を伸ばして妹紅の口の中を逃げる舌を追って掻き回すように動く。
その動きはまるで妹紅の唾液とも混ぜ合わせようとしているかの様で、妹紅は強引に口の中を犯される恥ずかしさに涙を流した。

結局解放されたのは口の中のチョコレートを全て飲み干し、口の中からチョコの風味がほとんどなくなった後だった。

「ん、んん……ぷぁ……はぁはぁ……おいし……ねえ妹紅、どうだった?」
「ふは……はぁ、はぁ……ど、どうだったって、おまえなぁ……」
涙目で輝夜を睨むものの、輝夜はまだまだといった感じで妹紅の唇に小さくキスをすると、夜はまだ長いという事を伝えてくる。

「はぁ、はぁ……ちゅ……ふふ、まだまだ、こんなものじゃないわよ?」
そして再びチョコレートをすくって口に含み、輝夜はキスの続きをしてきた。

「んちゅ……ちゅ、ん、んん……」
「ちゅ……ん、ん、くちゅ……」
今度は妹紅の方もある程度の心構えができていたのか、素直にとは呼べないまでも多少は落ち着いて入り込んでくる輝夜の舌を受け入れられた。
今回は妹紅も恐る恐るではあるが自ら舌を伸ばして輝夜の伸ばしてきた舌に絡める。
そうしてゆっくりとではあるが絡め合う事を続けていると、妹紅は次第に何とも言えないふわふわとした感覚に包まれ、気が付くと自らも輝夜の腰に手を伸ばして抱き合い、先ほどまでよりもより積極的に舌を動かし始めた。
そうやってディープキスを続けている内に体はいつのまにか随分と熱くなり、今では輝夜に舌を愛撫されるのがとても心地良いとさえ感じるようになっていた。

(なんだろう、体が熱い……)
妹紅は知らないが、輝夜によって口移しされたチョコレートには媚薬が入っており、それのもたらす効果で妹紅は体の火照りを感じているのだ。

「ちゅ、ん……はぁはぁ……どう妹紅、気持ち良くなってきたかしら?」
「あ、ああ……」
「ふふ……じゃあ、そろそろ……」
そう言って妖しく微笑むと、輝夜は容器の中のチョコレートを両手ですくい、それをいきなり妹紅の胸の上に垂らしてきた。
これには妹紅も驚き、慌てて体を起こそうとしたがどういう訳か体に上手く力が入らず、妹紅は容易に輝夜に押さえられてしまった。

「か、輝夜……」
不安そうに見上げる妹紅に輝夜は優しく微笑む。

「大丈夫よ、妹紅。熱くはないでしょ?」
「そ、それは確かに熱くはないけど……うう、体中べたべた……あーあ、髪の毛まで……うわ、畳も……本当にチョコだらけじゃないか……」
「だってこれが本来の目的ですもの」
「えっ?」
その言葉に妹紅は目を丸くした。
しかし輝夜はそれには答えず、言っている間にも輝夜は体の上に垂らしたチョコレートを手で広げ、あっという間に体中に塗り広げてしまった。
途中、妹紅の秘所にまでチョコレートを伸ばした時はさすがにぎょっとしたが、輝夜は妹紅の抗議の声などどこ吹く風だった。
その様子を見ていた妹紅は、自分の体がチョコレートで黒く染まった事に小さく唸り、それから輝夜を見て、自分の手の指先にまでしっかり伸ばされたチョコを、付いている指ごと口に運んでねぶり始めた。
ぼーっとした感じで指先をしゃぶっていると、不意に輝夜がにやにやとした笑みを浮かべながら妹紅の事を見ていることに気付いた。

「なによ……?」
「妹紅、可愛いわ……」
「な、何よいきなり……」
「言ったままの意味よ」
「へ――? きゃっ!?」
妹紅が次に何かを考えるよりも早く、輝夜は妹紅の首筋に付いているチョコを舐め上げ、その感触に妹紅はつい小さく悲鳴をあげる。
しかしそれで終わりではなく、輝夜は伸ばした舌先で更に塗り広げる様な動きをし、時折小さく啄んではキスをし、首筋への愛撫を繰り返していく。
首筋だけなのにその刺激は妹紅に大きな刺激と快感をもたらし、妹紅の喉からは堪えきれない艶やかな声が零れる。

「やぁっ! あっ、か、かぐやぁ……ん、んんっ」
「れる……ちゅ……可愛いわ、妹紅……もっとあなたの声を聞かせて?」
そう囁く様に言った後でチョコの付いたままの唇でキスをし、それから輝夜は先ほどから舐め回していた首筋から少しずつ胸の辺りへと下がっていく。
そしてそれと共に妹紅の声もより艶やかに変わっていき、いよいよ胸の頂点に差し迫った頃には妹紅は涙目で悶える様にまでなっていた。

「ふぁ、あんっ……かぐや、かぐやぁ……」
「なあに妹紅?」
「ふ、あん……はぁ、はぁ……ひぅっ、じ、じらさないでぇ……」
妹紅の知らぬ間に媚薬の効果が随分と現れ、靄の掛かった思考がほとんど無意識に快楽を求める声を上げさせる。
それでも輝夜はその先はくれず、焦らされ続けている妹紅は体をくねらせて輝夜におねだりをする。
妹紅の秘所は溢れ出る愛液でしとどに濡れ、塗り込まれたチョコレートと混ざって非常に淫靡な香りを放っていた。

「かぐやぁ……もっとぉ、もっと、きもちよくしてよぅ……」
「可愛い……ふふ、じゃあもっと可愛い声を聞かせてね?」
そう言うと輝夜は待ち侘びていたと言わんばかりに大きくなっている妹紅の乳首におもむろに吸い付き、そして強く吸い上げた。

「ひやぁっ! あっ、ああっ! ふぁあっ、ん、んんーーっ……は、は、は、はあぁ……」
「ちゅぱ……ん……イっちゃったのね……すごくかわいかったわよ妹紅……」
そう言って輝夜はそれがご褒美の様に妹紅にキスをし、軽く舌を絡める。
絶頂を得た直後の敏感な体にはただのディープキスでも非常に強い刺激となり、キスの途中でも妹紅は小刻みに体を震わせ続けていた。
その時、ふと妹紅は輝夜の体も小さく震えている事に気づく。

「ぷはぁ……あれ……? かぐやもきもちよくなっちゃってるの?」
「え? ええ、そうよ。私もきもちいいの……」
「へー……ふふ、ちょっとかわいい♪」
何気なくそう口にし、それからチョコの付いている指先で輝夜の唇をちょんとつついた。
しかし普段そんな言葉を聞かない輝夜にとって、その言葉のインパクトは中々に大きかったのか、一瞬目を丸くし、それから今まで以上に顔を赤くさせた。
それから少しして輝夜は、今度は口元をにやにやさせながら小さく震えだした。

「萌えるわ……」
「え?」
「こうなったら死なばもろともーっ!」
「きゃあっ!?」
そして自分の体にも大量のチョコが付くのも構わず、輝夜は妹紅に思い切り抱きついた。
輝夜は抱き付きながらチョコレートでぬめる自分達の体を擦り合わせる様を滑らせ、胸やその先の乳首、更には足まで絡めて股の方まで擦り合わせてくる。
その肌を重ね合わせる感触に何とも言えない心地良さと刺激が合わさり、妹紅も手を回し自ら体を動かして輝夜の体により密着する様に動く。

「あっ、あ、んん……あ、かぐや、ぁんっ……きもち、いい……?」
「はぁ、は、ぁんん……ええ、とてもきもちいいわ」
「そっか……かぐやも、ん……きもちいいんだ……」
「あ、ん……ねえ妹紅、キス、しましょう?」
「……うん」
そして今度はどちらからともなく唇を寄せ合い、重ね合わせた。
最初はゆっくりと啄む様な小さなキスから、次第に舌を絡ませる情熱的なキスへ。
抱き締め会う体は熱く火照り、汗と混ざったチョコレートのぬめりと香りがより官能的な舞台を演出する。
部屋にはチョコレートの甘い香りと、二人の少女が放つ淫靡な香りが充満していた。

ひとしきり求め合い、長いキスをした後、妹紅と輝夜は見つめ合うと何も言わずに互いの向きを逆さになる様に直し、それからお互いの秘所に舌を這わせ、チョコと混ざったいやらしい香りを漂わせる愛液などを舐め取っていく。

「ふぁっ……ちゅ、じゅる……かぐやのおつゆ、あん……すごくえっちなあじがするよう……」
「も、妹紅のも、んあっ……れろ、じゅ、じゅるぅ……とても、いやらしい味だわ。ん、んん……」
「じゅ、じゅる、じゅるじゅる……はぁ、かぐやのおつゆおいしい……もっと……もっとぉ……ちゅ、じゅうぅ……」
「ひっ、ゃっ……ぁあっ!? も、こう……あ、やぁっ、そ、そんなに、ああ……つよく、吸わないでぇえ! ふあぁっ、いっちゃ……あっ、ん、んんんーーー!」
嬌声と共に何度か大きく体を震わせ、輝夜は妹紅にもはっきりと分かる形で絶頂を迎えた。
反対側で輝夜の声を聞いていた妹紅は、輝夜が絶頂を迎えたのだと分かると、小さく喜びの笑みを浮かべた。

「はぁはぁ……かぐやも、いっちゃったんだ……わたしで……あは……ちょっと、うれしいな……」
「はぁ、はぁ……も、もこう……」
「かぐや……わたし、もっときもちよくなりたい……」
少しばかりの沈黙を挟んで二人は起き上がり、それから足を絡めて互いの秘所を重ね合わせる。
互いの濡れた秘所が重なり合い、粘着質の非常にいやらしい音が辺りに響く。
その音に刺激され、二人は快楽を求めて腰を動かし始めた。

「は、あ、んん、んあっ、かぐやっ、かぐやぁっ!」
「もこ、うぁあっ、は、ん、ああっ! もこうっ!」
「ふぁ、あんっ、は、はっ、い、いいよっ、きもちいいっ!」
「わた、んあっ、はぁん、わたしもっ、い、いいっ!」
互いの名前を呼び合いながら求め合い、重ね合い、どちらももう目の前の快楽にしか目が行っていないかの様に腰を動かし、擦り合わせ、その度に少女達は艶やかな声を響かせる。

「あ、か、かぐやっ、わた、わたし、もうっ、あっ、うあっ」
「わたしも、あんっ、も、もういきそっ、だ、だから、はぁん、もこうもいっしょにぃっ」
「う、うんっ、あ、いっしょにぃ、あ、あ――んあああぁあぁぁぁっっ!」
「あ、んあっ、もこうっ、もこうっ! あっ、いくぅっ――あっ、ひあぁぁあぁぁあっ!」
絶頂の直前、妹紅も輝夜も互いの体をきつく抱きしめ、そしてその直後に二人の体は大きく震え、今までにない大きな波を感じる。
抱き合ったまましばらく快感に震えていたが、それが収まると今度は息を整えようと小さな呼吸を繰り返す。

「はぁはぁ……んく、はぁはぁ……ふふ、かぐや……」
「ふぅ、はぁふぅ……ん……もこう……」
絶頂後、息が整うまで二人は力の抜けた体で互いに抱き合い、小さく微笑み合うと軽くキスをして、そのまま軽く横になって心地良い疲労感と余韻に浸った。
無言の時間。しかしそれは苦痛ではなくただ温い。お互いの体温と伝わる鼓動、抱き合う事でそれらが溶け合い、交じり合う様なそんな感覚。
そんな静で、ゆったりとした時間がしばし流れた。


息が整い平常に戻ってきた頃、輝夜はしばらく妹紅をぼーっとした表情で見詰め、それから呟く様に小さく言った。

「……妹紅……わたし、あなたが欲しいわ……」
「……輝夜……?」
「ちょっとだけ待ってて……」
そう言って輝夜は体を起こすと脇に置いてあった小ビンを取り、その蓋を開けて中に見えていた液体を半分程飲み干した。
そしてしばらくの後、輝夜の体に驚くべき変化が現れる。
何と輝夜の股、より正確にはクリトリスの辺りが形を変える様にして、そこから男性器が生えてきたのだ。
妹紅は自分の目が何か冗談の様な光景を映しているのではないかと何度も瞬きをするが、それで輝夜から男性器が消える筈もなく、妹紅は恐る恐る輝夜に聞いた。

「か、輝夜、それは……?」
「これ? 見ての通り、殿方に付いているアレよ」
「い、いやそれは分かってるけど……なんでそんなものが……」
「今飲んだ薬の効果よ。おちんちんを生やす薬」
輝夜の言葉にぴくりと反応し、妹紅は僅かに後ずさる。
これからナニをされるのかと思うと、さすがに不安な顔も隠せない。
そんな妹紅に輝夜は口元をつり上げ、妹紅の目の前でみるみる内に硬く大きく勃起していくペニスを見せ付けながら言う。

「さあ妹紅、ここからは第二ラウンドよ」
「んく……こ、ここからが本番、なんだ……」
「ええそうよ。コレで貴女の膣内を、これでもかっていうくらい突き回してあげるわ」
「やっぱり、するんだ……」
輝夜の股間に出現した想像以上に立派なモノに妹紅の目線が釘付けになる。
その視線に気付いたのか、輝夜は小さく笑みを浮かべながら妹紅の目の前にペニスを近付けた。

「ふふ、ほらどう?」
「んく……おおきいな……」
呟くと妹紅はゆっくりとその細い指を近付け、そっと指を絡ませた。
妹紅の指がペニスに触れた瞬間、輝夜が小さく声をあげた。

「あ……痛かった……?」
「ん……いえ大丈夫よ。ただちょっと思っていたよりも刺激が強くて驚いただけ」
「そうか……じゃあ、もう少し続けてみる」
輝夜の言葉に少し安心すると、妹紅は握る力を強くしないよう、できるだけ優しく、添える様にゆっくりと竿を上下させた。

「はぁ……はぁ……どう、気持ちいい……?」
「ん、あっ……え、ええ、すごくいいわ……」
想像以上に熱く不思議な触り心地の輝夜のペニスに、妹紅は思わず癖になってしまいそうな感覚を覚える。
握っている手を優しく動かすと、その度に輝夜は小さく喘ぎ、その声の可愛さに妹紅は自分の胸が高鳴るのを感じ、その声をまた聞いてみたいと手を動かす。
そうして無心でしばらく奉仕していると、ふいに輝夜が妹紅の手を取って握っていたモノから離した。

「あ……輝夜?」
「ん……ちょっと待っててね、妹紅」
「ん? うん……」
「このチョコをこうして……っと」
輝夜はチョコレートを容器から少しすくうとそれをペニスの上に垂らし、それを改めて妹紅の前に差し出した。
輝夜の斜め上を行くチョコの使い方に妹紅もさすがにそれはどうかと思ったが、思っただけでもう十分に今更の事だと思い直し、素直に諦めることにした。

「ふふ、ほら妹紅、“チョコバナナ”よ」
「まさか……こ、これを舐めるのか……?」
「違うわ妹紅。舐めるのではなくて、しゃぶるの」
「う……」
さすがにいきなり現れたものを口に含むのには抵抗があるのか、うーうー言いながらしばらく躊躇していると、見かねた輝夜が呆れ顔で言ってきた。

「もう、大丈夫よ。それにさっきだって私と一緒にアソコを舐めっこしていたじゃない」
「うぅ……わ、わかったよ……しゃぶるわよ……ふぅ、あむ……」
「んん……妹紅、お願いだから歯は立てないでね……?」
なんとか口に入れてみたはいいものの、輝夜のペニスは妹紅の口には予想以上に大きく、言われた様に歯を立てないようにするにはかなりの気を遣う必要があった。
しかししばらくすると多少はコツも分かってきたのか、妹紅は垂らされたチョコを味わうようにゆっくりと輝夜のペニスに奉仕を始めた。

「ちゅ、じゅる……はうやの、おひんひん、じゅぅ、おっひぃよぅ……」
「ふぁぅ……も、もこう……しゃ、んん……喋りながら、あっ、しない、で……んぁあっ」
「はうや……じゅ、じゅるる……ひもひいいんらへ……んん、ふふ……うれひいは……」
チョコレートの甘さが口の中に広がり、それと一緒に輝夜の熱が伝わってくる。
顔を前後に動かし、舌でねぶりながらじっくりと味わう。
輝夜が感じてくれている。そう思うと、妹紅は何故だかその事がとても嬉しく感じた。
しばらくそうしていると、ペニスの先端に何かが滲み出てきたのを感じて妹紅は一度動きを止める。

「あ……はぁはぁ……もこう……?」
「ん、ううん……はんへもはいひょ……じゅる、じゅぽ、じゅうぅ……」
「は、あぁんっ……いいよっ、もこうの中、すごく気持ちいいっ」
動かしていく内に滲み出る量も多くなり、もしかしたらこれは愛液などと同じものではないだろうかと妹紅は思った。

(何だろうこれ……何だか不思議な味……もしかして、輝夜が気持ち良くなってくれてる証拠かな?)
そう思うと何だか嬉しかった。そしてもっと気持ち良くなってもらおうと、妹紅は輝夜を悦ばせる為により積極的に奉仕をした。
そうして続けていく内、次第に口の中のペニスの動きが先程までよりも大きくなっている事を感じた妹紅は、輝夜の絶頂が近いのだと悟りより激しく動く。
妹紅が動く度に輝夜の声は大きくなり、その声に妹紅の心の喜びも大きくなる。

「じゅぅ、じゅるじゅる……じゅぽ、ちゅうぅ……」
「あ、ふぁあっ、あ、もこう……わ、わたし……なにか、あんっ、きちゃう……」
「じゅっじゅ……ひいひょ、はうや、ひっへ……じゅる、じゅるるる……」
もう絶頂が目の前だと感じ、妹紅はスパートを掛ける為に輝夜の腰に手を回して支えにすると、一層激しく頭を前後させて輝夜を一気に絶頂へと持ち上げる。

「じゅぽっ、じゅぽっ……じゅる、じゅじゅうぅ……」
「あっ、くるぅっ! きちゃうのっ! あっ、なにかでちゃ――うっ!? ひ、ひぃあぁあぁぁ!」
「じゅううう……ん――!? ん、んんーーー!?」
口の中で輝夜のペニスが一瞬大きく膨らんだと思った次の瞬間、妹紅の口の中に熱い液体がまるで濁流の様に流れ込んできた。
それはペニスが波打つ度に出てくる様で、妹紅の口内は一瞬にしてその液体で埋め尽くされてしまった。
しかしそれでもまだ出てくるものだから、妹紅は思わずその液体を飲み込んでしまう。

「ん、んーー……んぐ、んぐ、んんぐ…………げほっ、げほげほっ……はぁはぁ……な、なにこれ……?」
妹紅はひとしきりむせた後、飲みきれずに口の端から零れ落ちたそれを指で救ってしげしげと眺めた。
白濁色のそれは尿の類とはまた違う、妙な粘っこさと匂いを放っていて、口の中にもその残り香がある。
勢い良く飲み込んでしまったがどうにも喉に引っかかる様な感触で、でもそれが輝夜から出たものだと思うと、飲んでしまった事も不思議と嫌ではなかった。

「あぁ……はぁはぁ、はぁ……はふぅ……もこう……」
「輝夜……?」
「はぁ、はぁ……ご、ごめんなさい……」
「ん? いきなりどうしたのよ?」
その問いに輝夜は答え、今し方輝夜が出した液体が精液であることを教えられた。

「精液……もしかして子供――」
「それは安心して。効果は一時的で精液も出るけど、これには子供を作る機能はないから」
それならまだいいかと納得すると、輝夜にこの後はどうするのかと聞いてみた。
もっとも、順序的にはこの後は何をするのか大体の想像はできていたのだが。

「そうね……じゃあ、横になってもらえる?」
「うう……ついに挿入れるのか……」
「その為に生やしたんですもの」
そう言って輝夜は何とも意地悪な笑みを浮かべると、妹紅を寝かせてその上にのしかかった。
これから輝夜が自分の中に挿入いってくるのかと思うと、緊張と不安が隠しきれない。
妹紅は不安気な顔で輝夜に小声になって言った。

「ま、待って輝夜……そ、その……できれば優しく……」
「ふふ、分かっているわ。――ん、でもその前に……」
呟くと輝夜は妹紅の股の間に手を伸ばすと中指でクリトリスを軽くこね回し、それからその下の割れ目へと指を持っていき、愛液の溢れ出ているその穴へと指を沈めていった。
膣内に指を入れられた途端、妹紅の表情はあっという間に快楽に蕩けたものへと変わり、そして輝夜がその指を動かすと妹紅は堪らずに大きな声をあげた。

「あっ!? ふぁっ……はぁ、んん……かぐや、ぁんっ……そ、そんなにかきまわさ、ないでぇ……んぁあっ!」
「へぇ……妹紅ってこっちもいけるのね……」
「あ、んん……はぁ、んぁ……わ、わるい?」
顔を真っ赤にして反論するが、膣内に入れられている指を動かされると、気持ち良さで反論は全て喘ぎ声に変わってしまう。
その後も妹紅は指を入れられたまま膣内をかき回され、何度目かの絶頂を迎えた頃になってようやく指を抜かれた。
その頃には妹紅はすっかり息も絶え絶えとなり、この後にもまだ“本番”が残っているのだと思うと、自分はどうなってしまうのだろうという不安と、もっともっと気持ち良くしてほしいという欲望で妹紅の感情は二分された。

「はぁはぁ……」
「ふふ……イった時の妹紅の顔すごくかわいい……じゃあ、そろそろ本物を食べさせてあげるわね?」
「はぁ、はぁ……んく……や、やさしくおねがい……」
もうここまで来たらなる様になれと思ったのか、妹紅は不安の残る顔のままおずおずと脚を開き、輝夜を迎え入れる態勢を取った。
その表情を見て輝夜は一層にやにやとした笑みを浮かべ、それから妹紅の脚の間に入り、先端から露を零しているペニスを妹紅のヴァギナの入り口へと押し当てると、ゆっくりとその先へと推し進めていった。

「ん……んぁ、んん……」
「妹紅、大丈夫……?」
「うん……きもち、いいよ……」
「じゃあ、動くわね」
そう言って輝夜は腰を動かし始めた。
こっちの経験にはさすがに疎いのか最初の方こそぎこちない動きだったが、しばらくするとそれにも慣れ、妹紅も輝夜の動きに合わせる様に腰を動かして快感を得ようとする。

「は、は、んん、あんっ、あ、あ」
「はぁ、はぁ……んく、妹紅……は、あなたの膣内、ん、ものすごく、きもちいいわ」
「んあ、あん、あ、あは、かぐやのも、あ、あつくて、きもち、いいよ」
それはお互いを感じようとする動き。
最初はゆっくりと、次第に動きを早めてもっと大きな快感を得ようと。
動きが早くなるにつれて二人のあげる声も艶の色が強くなり、輝夜の腰が打ち付けられる度に妹紅の膣内の締め付けが強くなる。

「あ、あ、ぅあ、あん、んあっ、か、かぐ、や、ぁんっ」
「あ、はっ、はっ、もこ、うん、は、あっ、んぁっ、はっ、は」
二人の互いを呼び合う声が重なり、無意識に小さな笑みを浮かべる。
それからも時折キスを交えながら互いに求め合っていたのだが、不意に輝夜が動きを止め、快楽に身を任せていた妹紅は急に動きが止まって驚いて輝夜の方を見た。

「や……あん……かぐや……?」
「ん……そうだわ、いいこと思いついた」
「はぁはぁ、いいこと……?」
「ふふ、おもしろいことよ」
そう言うと輝夜は妹紅の膣内に入れていたペニスを抜いて立ち上がると、部屋の奥の方の壁の近くに置いてあった大きな姿見を持ってきて掛けられていた布を降ろすと、体を起こした妹紅の前にそれを置く。
そして妹紅の後ろに陣取る様に腰を下ろし、妹紅の肩に手を添えて肩越しに鏡に映る妹紅の顔をうっとりとした表情で眺める。
鏡越しにそれを見た妹紅は何故だか非常に嫌な予感がして後ろの輝夜に聞いた。

「ね、ねぇ……まさか……」
「そのまさかよ。これから貴女のとても淫らな姿を、この前で眺めながらするの」
「そ、そんなぁ……こんなの、いくらなんでもはずかしすぎるわよぅ……」
「でも貴女に拒否権はないわ」
意地悪な笑みを浮かべたままそう言うと、輝夜は妹紅を後ろから抱きかかえる様にして自分の膝の上に座らせて妹紅の両脚の間に自分の脚を挟ませ、背面座位の態勢で妹紅の膣内へと自分のモノを入れる。
そして挿入後、鏡の前で輝夜は自分の上に妹紅を乗せたまま自分の脚を開き、妹紅の脚を大きく開かせてペニスを咥え込んだ秘所を鏡の前に晒す。
それは俗に乱れ牡丹と呼ばれる態勢で、鏡に映された自分のあまりに淫らな姿に、妹紅は顔を真っ赤にしたまま涙目でいやいやをしながら両手で顔を覆うとする。
しかしそれは輝夜が両手を抑えてしまった為にできず、妹紅は羞恥に耐えきれずとうとう泣き出してしまった。

「やだぁ……いやぁ……ひっく……こんな、こんなのみせないでぇ……」
「だめよ妹紅、もっとちゃんと自分の姿を見なさい」
「ひっく……いやぁ……いやよぅ……ぐす……ひっく……」
「さ、動くわよ?」
「ひっ――!? あ、うあっ、やぁ、やぁっ! ぐす……あ、あんっ、んぁあっ」
妹紅の懇願などまるで聞かずに輝夜は腰を振り始め、妹紅は鏡に映る自分の秘所から輝夜のペニスが出入りする様を見せさせられる。
その自分の中に埋まっていた陰茎が出入りを繰り返す様子はどうしようもない程にいやらしく、妹紅は自分ではどうしようもない羞恥と送られてくる快楽の狭間で涙をぽろぽろと零しながら抑えられない嬌声をあげ続けた。

「あ、あっ、んあぁっ、やぁっ、かぐやぁ……あ、あぁん」
「は、は、ん……もこう、は、ぁ、もっと、きもち良くなりたいのね……? いいわよっ」
「ち、ちが……ひゃぁっ!?」
妹紅が否定の言葉を出す前に輝夜は片方の手を相変わらずチョコレートでぬめる胸へと伸ばして乳首ごと捏ね回し、もう片方の手で妹紅のクリトリスをつねる様に攻め、そしてその突き上げる腰の動きを大きく加速させた。
三ヶ所を同時に攻められるという、ある種暴力的とも言えそうなその快感に、それまでにも十分に高められていた事も合わさって、妹紅はあっという間に絶頂へと放り上げられてしまった。

「ら、らめぇえっ! そ、そんなっ、ひぅっ!? あっ、ああっ! いやあっ! やだぁあっ! いっちゃ、いっちゃううぅぅうう――あっ、うあああぁぁぁぁあ!」
「んん、は、あ、もこうっ! わたしも、もう……! い、いくぅっ! あっ――でるぅうう!」
「うあっ――!? あ、あ……うぁ……なかに、でて……おくが……あつ、あついぃ……」
妹紅の絶頂と同じタイミングで今度は輝夜も絶頂を迎え、妹紅の膣内へと大量の精液を放つ。
最奥、子宮口に叩き付けられた精液の感触で妹紅の体は何度も震え、少し前に口の中で出された以上に大量に放たれた精液はあっという間に膣内を埋め尽くし、その勢いのまま外にまで溢れ出てきた。
その様子を妹紅は鏡を通してやや虚ろな表情のままぼーっと見詰める。
今まで一番の絶頂を経験し、ぐったりとしている今の妹紅にはしばらくの間はもうまともに動くだけの気力さえ残っていなかった。
ただ浅く早く呼吸だけを繰り返し、力を失ってぬるりと抜けたペニスの後からどろりと零れ落ちる精液を見詰め、それからゆっくりと視線を背後に見える輝夜の方へと移す。
輝夜の方も大分大きな絶頂だったのか、その眼は妹紅と同様に力なくぼーっとしており、荒い息遣いで鏡越しに妹紅のことを見詰めていた。

「はぁはぁ……かぐや……」
「はぁ、はぁ……なぁに……もこう……」
「わたし……はぁはぁ、んく……ちょっと、つかれちゃった……」
「はぁ、ふぅ……わたしもよ……」
短く言葉を交わした後、妹紅は輝夜の方へと向き直ってその身を軽く抱き締めた。
それに続くように輝夜も手を回して抱き返し、しばらくは疲労感から来る眠気に身を任せる事にした。






妹紅が目覚めた頃にはもう完全に夜だった。
辺りには自分達の行為で蔓延した濃厚過ぎる匂いがまだ残っていて、妹紅は顔をしかめた。
それから抱き付いたままになっていた輝夜の体から手を離し、自分の体に絡ませていた輝夜の手も退けてから体を起こすと、妹紅は改めて現状を思い返してみた。

(ああ私達、抱き合ったままで寝ていたのか……)
行為に及んでいた時ほどではないにせよ、まだ体は熱く、その熱で自分達がしていたことを思い出して妹紅は一人顔を赤くした。
それからしばらくは何も考えずにぼーっとしたままでいた妹紅だったが、ふと自分達の状態を見てぎょっとした。

「うへ……これ、もうチョコが完全に張り付いてないか……?」
自分達の体中には水分を失って中途半端に凝固したチョコレートが張り付いていて、しかも周りにも色々な液体が飛び散っていて実に凄い事になっていた。
それを見た妹紅はさすがに頬が少し引き攣る様な思いだった。
輝夜の方を見れば何とも幸せそうな寝顔でむにゃむにゃと言っていて、この参上の元凶のクセに何と呑気なものだと呆れた。
ふと輝夜の股の方に視線を向けてみたが、どうやら寝ている間に効果が切れたのか、生成されていたペニスは既に無くなり元の形に戻っていた。

「うーん……むにゃむにゃ……」
「………」
ふと、妹紅の視線の先にひとつの小ビンの姿がある事に気付いた。
それは先ほど輝夜が口にしたふたなり薬だった。

「あれは……」
そしてその小ビンにはまだ中身が残っていた。
それを見た妹紅の頭によからぬ考えが浮かび、一瞬かぶりを振って追い払おうとしたが、その考えがどうにも妹紅の脳裏に張り付いて離れない。
口元にはいつの間にか笑みまで浮かべ、気付けば妹紅はその小びんを手に取っていた。

(今なら輝夜はまだ寝ているし、今の内に……)
そして今度はこちらが攻める番だと言わんばかりに、妹紅はその薬の残りを飲み干した。
しばらく待っていると妹紅の下半身に熱が集まる様な感覚が現れ、しばらくして輝夜に生えていたものと同様の男性器が姿を現す。
ただ、やはり効果というものには個人差があるのか、輝夜のそれに比べると些か小さい気がして、何故だか無性に負けた様な気分に陥った。

(何、この妙な敗北感……)
しかしここでゆっくりしていてはいつ輝夜が目覚めるとも知れない。
妹紅は自分の破けた服を見付けると、シャツを適当に引き裂いてそれで輝夜の手足を縛って自由が利かないようにし、それから改めて輝夜のことを見る。
輝夜も妹紅と同じ様にチョコレートまみれとなっていて、先程まで自分達がやっていた事が何かをよく表していた。

「はは……どっちも無様なものだなぁ……」
そう呟いて苦笑すると、妹紅は輝夜の側に近付いてその長く美しい髪の毛に触れる。
もっとも、チョコはその髪の毛にまで飛び散っていて、所々が固くなっていたが。
それでも髪の毛全体で見れば妹紅の髪の毛よりも色も艶も数段美しい。
しかもその容姿は女である妹紅からしても思わず羨ましく思えるほどなのだから、かつてはその噂を聞いた男達からの求婚が途切れなかったという話にも頷けるというもの。

「ほんと、羨ましいくらいだな……父上がお前に求婚した気持ちも分からなくもない……」
これでチョコまみれにでもなっていなければ余計にそう思っていただろう。
ただ、やはりその時の事を根に持っていない訳でもない。それがきっかけで今までずっと輝夜の事を恨んでいたのは事実なのだから。
だけど今はどうなのだろう。怨敵なのは間違いない筈なのに、心のどこかでは輝夜が離れて行ってしまうのを恐れている自分がいる。
それは恐らく、輝夜が自分と同じ永遠を生きる者だからそう思っているのだろう。
しかし本当にそれだけなのだろうか。
もしかしたら自分は輝夜の事を好いているのではないだろうか。
成り行きとはいえ、今では体まで重ね合ってしまっていた。
口では何と言おうとも、少なくとも輝夜と体を重ねていた時間は悪いものではなかった。
だけどそれは恋とか愛とかとは違う気がする。
恋とか愛とか言うには自分の感情はもう歪みすぎている。
だからきっとこれから先も変わらずに、今までと同じ様に殺し殺されるという事を続けるに違いない。
もうそれがある種の自分達の関係になっていた。
ただ、今では以前ほど嫌いではないと思っていた。
恋でもなければ、愛でもない。

「こういうのを想うっていうのかな……」
相手の事を想う。心にある不思議な感情。
今も昔もこれからも続いていく歪な関係。
そんな歪んだ関係なのだから、だから、今だけは求めてしまってもいいだろう。

「輝夜……」
そう呟く様にその名を口にすると、妹紅はゆっくりと輝夜の唇に自分の唇を押し当てた。

「ん……ちゅっ……」
「ん……う、んん……ん、ん――?」
キスをした直後、輝夜の瞼が微かに動き、それから程なくして輝夜が目覚めた。
起きた直後の輝夜はまだ意識がはっきりしていないのだろう。
ぼーっとした表情で妹紅のことを見詰め、それから顔だけ動かしてまるでキスをねだるように妹紅に向かって唇を突き出してきた。

「んー……」
「まったく……しょうがないやつ……」
微かに苦笑し、それから妹紅は輝夜のそれに答える様にもう一度唇を重ねた。
唇を重ねると、今度は妹紅の方から舌を伸ばし、輝夜の舌と軽く絡ませる。
輝夜もそれに応じて舌を動かし、しばらくはそのままの態勢でディープキスを続けた。

「ぷぁ……ねえ妹紅?」
「ん?」
「これ解いてくれない?」
「やだ」
輝夜はそう言って縛られている手を持ち上げて見せたが、妹紅はそれを一蹴し、代わりに自分の秘所に生えたペニスを輝夜の顔の前に突き出して見せた。

「あ……あの薬飲んだのね……?」
「ああそうさ。さっきは散々好き放題してくれたからな、今度は私の番さ」
「そう……」
輝夜の反応は思っていたよりも淡白だ。
いや、その口元に小さな笑みが浮かんだのを妹紅は見逃さなかった。

「なにがおかしい?」
「だってあの薬、貴女も飲むだろうと思ってあえて“二人分”用意させたんだもの」
「じゃ、じゃあ最初から……なんてこった……」
輝夜は私の方が一枚上手ねと笑い、それから体を動かして何とか態勢を変えると、妹紅のペニスを躊躇いなく口に含んだ。
その想像以上に強い刺激に妹紅は思わず上ずった声をあげ、その声を聞いた輝夜はまるで勝ち誇ったかの様な笑みを目元に浮かべ、顔を前後させながら唇と舌で挟み込む様に妹紅のペニスを扱きあげる。
輝夜の口撃によって口に含んだ当初はそれ程でもなかった大きさの陰茎は、あっという間に大きくなり、今までよりも更に強い刺激を妹紅に与える。

「く、あっ……ふ、んん……や、やばっ……こ、これ、思った以上に刺激が……んぁっ」
「ちゅぽ……はぁ、私が貴女に与えてもらった気持ち良さは、こんなものじゃないわ……あむ……ちゅ、じゅる……」
「あ、ふぁっ、やっ、こ、これすごひぃっ、あ、ああ、か、輝夜ぁっ」
与えられる刺激の強さに思わず輝夜の頭を押さえてしまい、輝夜は一瞬むせたものの、それでも健気に奉仕する姿は妹紅の情欲を煽るに十分だった。
輝夜の奉仕を受けている途中、妹紅はふと先程自分が輝夜に奉仕した際にチョコレートを使ったのを思い出し、一度奉仕を止めさせると近くにあった容器を手に取り、中に残っていたチョコをペニスの上に垂らして輝夜の前に持ってきた。

「はぁ、はぁ……さ、わたしがしたときと同じ、チョコバナナだ。しっかり味わってくれ」
「ああ、妹紅……私の為に用意してくれたのね……」
「い、いやちが……」
「ありがとう、妹紅……たくさん気持ち良くしてあげるわね……? はむ……」
などとまるで見当違いな事を言いながら輝夜は妹紅のペニスを口に咥え、そしてチョコレートごと味わう様によりねっとりとしたフェラチオをしてきた。

「ちゅ、じゅる……もほうの、おひんひん……おいひぃ……じゅ、じゅうぅ……はやふ、へいえひ、じゅるる……らひへ……」
「あ、ああ、かぐや……そ、そんなつよく、吸ったら……んあ、すぐに、あ、いっちゃうよ……」
「じゅぅ……いっへ……もほう……いっはい、らひへ……へんふ、うへほえるはら……」
咥えたままそう言うと輝夜はより強く口をすぼめ、妹紅を絶頂へ導こうと前後運動を早めた。
それによって高められていた妹紅は、先程までの輝夜との交わりで得た感覚をまだ体が覚えていたのも手伝って、瞬く間に絶頂へと導かれていった。
尿道を何かが駆け上がっていく感覚が腰全体を伝わり、妹紅に絶頂の訪れを告げる。

「ひぁっ! あ、ふぁっ、か、かぐやぁっ、わた、あっ、わたし、もうっ」
「じゅ、じゅぷ、じゅぽっ、いっへ、もほう、じゅぅ、いっへっ、らひへっ、じゅるるう」
「ああっ! か、かぐやぁあっ、あっ、なにか、くるぅっ! ひゃああぁぁぁあっ、きちゃううぅっ、あっ――んああああぁぁぁあぁあっ!」
そして一際大きな声を上げ、それと同時に妹紅は自分の中から何かが激しく噴き出す感覚と、頭の中が真っ白になるほどの強烈な快感に、一瞬意識が飛びそうになるほどの激しい絶頂感を得た。
どくんどくんと腰の辺りが波打ち、その度に何かが抜けていく感覚。
そしてそれが同時にこれ以上ないほどの快楽を妹紅にもたらす。

「うっ――あ……はぁ、はぁ……んく……」
「んぐ、んぐ……ごく、ん……はぁはぁ……けほっ……もこうのせいえき、おいしい……」
「はぁはぁ……そ、そうかぁ……?」
確かにあの味は嫌ではなかったけど、どう考えても美味しいと呼べるような代物ではなかった。
それは自分の味覚がおかしいのか、輝夜の味覚がおかしいのか。
きっと後者に違いない。

「味覚がおかしく、なってるんじゃない……?」
「いいえ、違うわ……あなたのだから、おいしいのよ」
「おまえなぁ……」
臆面もなくそんな事を言われて妹紅は自分の顔が熱くなるのを感じた。
だから一種の照れ隠し代わりに妹紅は、容器の中に残っていたチョコレートを全て輝夜の上にぶちまけた。

「きゃぁっ!? あ、貴女っ、何てことをっ……!」
「さっきのお返しよ。今度は私が、あなたを弄んであげる」
「ううー……いいわ、やれるもんならやってみなさい」
「いったな? 快楽でひーひー言わせてあげるわ」
そう言って口元を釣り上げると、両手を使って輝夜の上に掛かっているチョコを先程自分がされた時の様に全身に伸ばしていく。
その途中で体をマッサージする様に手を動かし、輝夜の快感を引き出していく。
そうしていると、最初の方こそ余裕のあった輝夜の表情が段々と快感に溶けだし、次第に快楽に耐える様なものへと変わっていく。

「はぁ、はぁ……あ、んく……」
「ほら輝夜、口開けて?」
「はぁ、はぁ……ん、ぁ……」
妹紅の言葉に輝夜はぼーっとした様子で口を小さく開く。
妹紅は輝夜の体に付いているチョコを指で取ると、それを輝夜の口元に運んで唇に添える。

「ん、ちゅ……ちゅぱ……」
「輝夜、おいしい?」
「ちゅむ……ええ……」
「ふふ、じゃあ今度は……」
次に輝夜の首筋に舌を這わせ、ぴくぴくと震える輝夜からチョコを舐め取ると、そのまま輝夜に口移しで口内にチョコを流し込む。
妹紅の舌が輝夜の口の中に入ると輝夜は自らも舌を絡めて素直に受け入れ、流し込まれた妹紅の唾液と混ざったチョコを、自分の唾液とも絡め合いながらその甘さを堪能する様に恍惚とした表情で飲み込んでいく。

「ちゅ、れる……じゅる……」
「じゅる、はふ……んっく……ちゅ、じゅぅ……」
キスを続けていくと二人の口元はチョコレートで黒く染まり、それを見て小さく笑い合っては舐め取り、またキスの続きをする。
体を擦り合わせていく内に体の中は火を起こした様に熱くなり、キスの刺激だけでも軽い絶頂感を得られるまでになっていた。
妹紅はそろそろいいだろうと思い、震える体を一度離すと輝夜を縛っている自分のシャツの切れ端を解き、解いた勢いのままに再びキスをし、二人で抱き合いながら舌を絡め合う。
抱き合ったまま互いの秘所に手を伸ばしてまさぐり、キスの合間からくぐもった喘ぎ声が漏れる。
妹紅も輝夜もその秘所からは止め処ないほどの愛液が流れていて、二人の脚を伝って下に小さな水溜りの様なものを作っていた。

そうしてひとしきり体を触り合い、お互いの快感を高め合っていると、ふいに輝夜が身体を離して潤んだ瞳で妹紅の事を見詰めてきた。

「はぁはぁ……もこう……」
「はぁ、はぁ……な、なに……?」
「わたし、はぁはぁ、あなたがほしい……」
「へ――? きゃっ!?」
妙に既視感溢れる言葉と共に妹紅は突然乗り掛かってきた輝夜に押し倒され、輝夜は這う様にして妹紅の上に跨ると、その十二分に硬くなっていたペニスに手を添えてそのまま自分のヴァギナへ押し込もうとした。

「ん……はぁはぁ……もこう、これから、あなたのおちんちんをたべちゃうわよ……」
「あ、はぁはぁ……か、かぐや……」
「うけとってね……? わたしのはじめて……ん、んん……」
「っ――!?」
驚きに目を見開く妹紅が次に何かを言う前に、輝夜は一気に腰を下ろし、その熱い塊を自分の膣内へと押し入れた。
入っていく途中、一瞬だけ何かに引っ掛かる様な感触と、同時に何かを突き抜ける感触が伝わり、輝夜の膣内のきつい締め付けに妹紅の顔が一瞬快感に歪むが、同時に輝夜の苦痛に呻く声にはっとなって顔を上げた。

「い、ぐぅ――う、ぁあっ!」
「か、輝夜っ!?」
輝夜の声に思わず起き上がろうとした妹紅だったが、それは輝夜の伸ばした手によって止められた。
見れば輝夜の顔には苦痛の色と共に、小さな笑みを浮かんでいた。

「ぐ……い、いいのよ、もこう……」
「輝夜……」
「いぅ……はぁ、ご、ごめんなさい……動くのは、すこしだけまっててもらえる……?」
結合部からは輝夜のものと思われる血が滲み出てきていて、それを見てもせいぜいが輝夜が落ち着くまで待っている事しかできない妹紅は、両手を伸ばして輝夜を抱き寄せると、何も言わずにその背中に手を回して優しく抱き締めた。

「……ありがとう……」
「……べつにいいよ」
そうして繋がったまま、輝夜が落ち着くまで抱き合っていた。
どうして初めてを、などとはあえて聞かない。それが輝夜の選んだ選択なのだから。
だから時折痛みに震える輝夜の背中をさすり、しばらく無言のままで過ごす。
その時間は何故かとても穏やかで、だけど抱き合うことで感じる体温は熱く、ただ抱き合っているだけだというのに二人の鼓動が熱で溶け合う様な錯覚さえ覚えた。

「ん……妹紅……そろそろ大丈夫そうだから……」
「そう……じゃあ、ここからが第三ラウンドね」
「ふふ……ええ、それじゃあ、動くわね……?」
小さく笑ってそう言うと、輝夜は体を起こしてゆっくりと腰を動かし始めた。
最初は押し付けたまま小さく円を描く様に。
輝夜が動くと妹紅のペニスの先端が子宮口にこつりこつりと小さく当たり、その度に二人して小さく震えた。

「ん……んふ、あ、これ……妹紅のが、奥に当たって……んん……」
「ん、あっ、これ……なんだか、はぁ、さきっぽが、んん、くすぐったい……」
「ん、んん……妹紅、わたしちょっと慣れてきたみたいだから、あん……もうすこし、あ……うごいてみるわ」
破瓜の痛みにも慣れ、それが痺れる様な鈍痛に変わった頃、輝夜はそれまでの刺激に満足できなくなってきたのか少し積極的に腰を動かし始め、妹紅も時折下から腰を突き上げてはその不意な衝撃に輝夜が小さく声をあげる。
しばらくすると媚薬の効果も手伝い、輝夜は実に可愛らしい喘ぎ声を発するようになった。

「ん、あっ、んあ、は、あ、んん」
「はっ、はっ、んぁ、かぐや……ん、は、あ、あっ」
「もこ、う、んん……あ、あっ」
「は、あっ、かぐや、んぁ……も、もっと、あ、きもちよく、なって」
妹紅は早くもっと気持ち良くなってもらおうと、輝夜の腰に伸ばしていた手を片方股の方へと持っていき、親指でクリトリスに刺激を与える。
その敏感な所への急な攻撃に、輝夜は思わず声を上げた。

「ひあっ!? あっ、もこ……そ、それだめぇぇえっ! あっ、やぁっ! あ、ああっ!」
「ほらかぐや、こしがお留守になってる、よっ」
「ひゃぁあっ!? き、きゅうにっ、つきあげちゃ――ああっ! らめっ、らめぇぇえっ!」
「ほれっ、ほれっ、ん、まだまだいくよっ」
輝夜のあげる声があまりにも可愛く、妹紅は調子に乗って何度も輝夜を突き上げ、その度に輝夜は甲高い喘ぎ声を響かせた。
しかも輝夜は自分でも無意識に腰を動かしてしまい、止めようにも止め所の分からない状態となっていて、妹紅の動きと自分の動きの両方の刺激で感じている状態になっていた。

「や、やぁあっ! ら、らめっ、こしが、あっ、とまらな――あっ、んぁあっ!」
「んっ、あっ、かぐやっ、もっとっ、あっ、もっとだよっ!」
「もこっ、もこうっ! あっ、んぁっ! いいっ、いいよぅっ! きもちいぃぃぃいっ!」
輝夜は妹紅の名を叫びながら強い快感に感涙を流し、妹紅も輝夜の名を口にしながら輝夜の膣内のきつい締まり具合に喘ぐ。
絶世の美女とまで言われた輝夜が自分の上で快感に喘ぎ、その身を弾ませているという光景はこの上なく淫らで、そしてとても美しかった。
しかしそんな絶景に心奪われて腰の動きが疎かになってはいけないと、妹紅は腰を勢い良く突き上げ、その動きに輝夜はその身を更に弾ませ艶やかに声をあげる。

「お、おくがっ、あつっ、あつぃいっ! なにか、あっ、くるのっ!」
「はっ、あっ、そのまま、はっ、いっちゃいなっ!」
「あついのっ! いっちゃっ、あぁっ! いっちゃうぅぅっ!」
「いけっ! あっ、いっちゃえっ! わたしも、もうっ……!」
輝夜の絶頂が近いのを感じた妹紅は、自分ももう込み上げてくるものを感じて突き上げる動きを加速させる。
輝夜の方ももう自力では体を起こしていられないのか、妹紅に抱き付いてその状態で突き上げてくる動きに合わせて腰だけを早く大きく動かしていた。
顔が近くなったのでそのまま唇を強く押し付け合って激しく舌を絡ませ、止め処なく溢れる唾液を絡ませ、嚥下し、そのまま絶頂の直前までそれを繰り返した。

「はっ、じゅ、あっ、じゅる、あっ! んぁあっ!」
「じゅ、じゅう、はっ、じゅるるっ、あっ、か、かぐやぁっ!」
「あっ、あっ、んぁあっ! もこうっ、もこ、あんっ、もこうっ!」
「あ、はっ、は、はっ、かぐやっ、かぐ――やぁっ! んあぁぁぁあっ! でるぅぅうっ! でるうぅぅぅうっ! あっ、んあぁぁぁぁあっ!!」
「もこうっ! もこうっ! あっ、あぁぁっ! んぁあ……っく――いくっ! いくっ! いくぅうぁぁぁあっ! んぁぁぁぁああっ!!」
絶頂の直前、妹紅は腰を思いきり打ち付け、輝夜の最も深い場所に盛大に射精し、その衝撃に輝夜は舌を突き出しながら恍惚の表情で受け止めその体を悦びに震わせた。
妹紅の体にもどくんどくんと射精の衝撃が伝わり、その吐き出された精液の多さは輝夜の膣内を埋め尽くし、収まりきらない精液が外にまで漏れ出てきた。

「あっ――!? あ、あ、う……す、ご……おく、あつ、あつい……う、あ、あっ……」
「うっ……っくぅ……はぁはぁ、はぁ……んっく……かぐや……」
「あ――はぁはぁ……はぁ、はぁ……ん……も、こう……」
互いに潤んだ眼で静かに見詰め合い、それから小さくキスを交わした。
そのキスは激しくもなければ情熱的でもない、本当にただ軽く重ねただけのものだったが、そのキスは心を合わせた様なとても温かい感じがした。

「ふふ……妹紅……私ね、いま心も体もとてもあたたかいわ……」
「ああ……体を重ね合わせるのがこんなにも気持ち良く、温かいものだったなんてな……」
しばらく繋がったままで互いの体温や鼓動を感じながら抱き合って過ごす。
その時間はとても心地が良かった。

そして体が落ち着いてきた頃、妹紅は体を起こして輝夜の方を向きにやりと笑うと、その名を口にしながら輝夜に迫る。
その妹紅の纏う雰囲気に何か不吉ものを感じたのか、輝夜は僅かに後ずさった。

「輝夜」
「な、なにかしら、妹紅……?」
「夜はまだ長いよ」
「へ――? きゃあっ!?」
そう言うと妹紅は輝夜を押し倒し、そのまま挿入。そして言葉通りに夜はまだまだ長いと言わんばかりに腰を振りたて、態勢を色々と変えては何度も突き回し、薬の効果が切れるまでひたすら輝夜を犯した。
しかしその後は逆転され、今度は妹紅が鳴かされと、夜が更けて二人が疲労困憊で完全にダウンするまで部屋の中から少女達の嬌声が途切れることはなかった。







互いに犯し犯され、体を幾度となく重ね合い、妹紅、輝夜共に完全に疲れ果ててぐったりとしていながらも、しかしその顔にどこか満足そうな色を浮かべながら横になっていた。
呼吸を整えると輝夜の方から起き上がり次いで妹紅を起こすと、輝夜は妹紅を伴って浴場まで行き、そこでチョコレートまみれになっていた体を洗い、二人して湯船に浸かる。
さすがにここに来ても性行為に及ぶだけの気力は二人には残されてはおらず、二人共に大人しく湯浴みをしていた。

部屋の方は後でもいいだろうとそのままにし、まずはこの汚れと疲れを落とさねばとここまでやってきたのだ。
風呂の湯は疲れた体には大変に心地良く、危うく二人して浴槽の中で寝てしまいそうになり、その時は互いに笑いあった。
入浴後は輝夜の案内で輝夜の部屋まで行き、そこで二人一緒の布団に入って眠った。
あれだけ激しく体を重ねていた上に入浴後ということもあり、布団に入って横になった途端に激しい睡魔が襲ってきて、妹紅も輝夜もほとんど言葉を交わす事もなくあっという間に深い眠りへと落ちていった。




次に妹紅が起きたのは既に日も昇った頃だった。
目覚めた妹紅は辺りを見回し、隣で輝夜の寝ている姿を見て自分達が眠る前にやっていた事をはっきりと思い出し、顔の熱だけでお湯が沸きそうになるほど顔を真っ赤にして一人悶えた。

気分が落ち着いてきたところで、さすがにそう長居をしているのもあれだと思い、すぐに永遠亭を出て行こうとしたのだが、肝心な事に服が破れていたのを忘れていた。
その事を妹紅が起きた少し後で起床した輝夜に言うと最初は笑われたが、すぐに代わりになりそうな物を出してくれたので今だけ借りるという事にして、とりあえずはそれを着ると足早に玄関まで移動する。
そして玄関を出て飛び立とうとする直前、妹紅は一緒に来ていた輝夜に呼び止められた。

「妹紅」
「なに――?」
「ちゅ……」
振り向いた妹紅の唇に柔らかいものが押し当てられる。
輝夜は妹紅に軽くキスをすると、見送り代わりに普段通りのどこか不敵な笑みを浮かべた。

「妹紅、また来なさい」
「……ああ。……輝夜、今度は私が勝つからな」
「ふふ、待っているわ。――でもね妹紅、そう簡単に行くとは思わないことね」
「お前もな」
小さなやり取りの後で小さく笑い合い、それから今度こそ妹紅は永遠亭を後にした。




永遠亭を出て自分の家に向かう途中、妹紅は考えた。
自分と輝夜の事を。
ただそれもすぐに考えるのを止めた。
これから先もきっと変わらずに自分達の関係は続いていくに違いないだろうから。
殺し殺され、それでも心のどこかでは繋がっている歪な関係。
そんなだからたまには体を重ねる事があっても良いのかもしれない。
そんな歪んだ関係だから愛情とかそんなものはよく分からない。

ただ、そこには確かに想いがあった。













                            おわり
これを書いている途中、胸焼けを起こしそうになった

という訳で自身投稿二作目でござい
バレンタインネタなのに数日も過ぎるとは音速が遅すぎる
そして恐るべき媚薬パゥワー
おれも二人の間に挟まれてチョコまみれになりたいっっっ!!!
つつじー
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
食べ物で遊んでは(ry
久々にふたなり物にありつけてごちそうさまでした。
2.JENO削除
胸やけおこしちまった
どう責任とってくれる?
3.最古符「霊夢」削除
最近チョコ安いね
なんでだろ?
4.名前が無い程度の能力削除
あまーい!!!
いいですねーてるもこ、2人とも可愛くてニヤニヤしっぱなしでした
とても良かったです
5.名前が無い程度の能力削除
最高
6.ニバンボシ削除
もこたんいんしたお・・・とか言ってみる

元ネタエロゲーだよな

とりあえずあんた最高だぜ
7.名前が無い程度の能力削除
これは暑いんだぜ・・・
8.名前が無い程度の能力削除
後片付け大変そうだwww
エロくて良かったです

誤字報告
この参上の元凶→この惨状の元凶
9.七星削除
甘い…なんだこの甘さは…
脳みそがチョコレート漬けになってしまった!
責任とってくれいやとってくださいマジGJGJ