真・東方夜伽話

夏の情事

2009/08/21 18:56:01
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夏の情事

ばっきゅう
  暦の上ではもう秋だというのに、幻想郷は今だに夏の激しい熱気に包まれている。
  今年の夏は甚だ暑い。それこそ氷精が溶けてしまうんじゃないかと思うほど。博麗神社も人里も魔法の森も、幻想郷のあらゆる場所がうだるような
  熱さに襲われている。それは高くそびえる妖怪の山も例外ではない。
  山の麓に広がる樹海は、欝蒼と茂った木々が日差しを遮っている。にもかかわらず酷暑の熱が蛇のように木々の間に入り込んでいた。
  樹海の中では雛がくるくる回って厄神の仕事に務めていたが、彼女もこの暑さにほとほと参っていた。

 「あつ~……」

  時折倒れそうになりながら、ふらふらとゆっくり回り続ける雛。この暑さの最中にゴスロリ服を着てくるくるしていればそれはきついだろう。
  額から玉の汗が流れ落ち、雛はそれを手で拭う。拭った所で手がべとべとになるだけで、また汗がじっとりと吹き出してくる。

 「あーー……あーーーーもう!! こんなくそ暑い中でやってられないわ!」

  さすがに辛抱堪らなくなった雛は回転を止めてその場に座り込んだ。周囲から聞こえる蝉の大合唱がまた雛の気持ちを苛立たせる。そんなに鳴くから
  一週間しか生きられないんじゃないか、と思ったがそれで蝉が止まるはずもない。

 「……はあ~、にとりの所でも行こうかな。まだ厄集めてる途中だけど一日くらいサボってもお偉い様は気付かないでしょう」

  雛はよっこらせと立ち上がるとにとりの家に向けて空を飛び出した。夏の強い日差しが容赦無く照り付ける。早いとこにとりの家に辿り着きたい。
  そうすれば『ぺぷし・きゅーかんば』なるものぐらい出してくれるだろう。
  目指すのは山を貫く川の上流。その川沿いに河童の集落があり、にとりの自宅もそこにある。
  川はいつもと変わらず緩やかに流れていた。水面に空を行く自分の姿が映っている。
  
  しばらく飛んでいると目的のにとりの家が見えてきた。玄関前にすっと降り立つ雛。二三度戸を叩いてにとりを呼んでみる。

 「にとりー、私よー。いないのー?」

  返事がない。こんな時は留守にしているか、作業場で機械弄りに興じているかのどちらかである。作業に没頭すると周りに気づかなくなるにとりの
  性質を雛はよく知っていた。
  庭を廻って隣接している作業場に向かう。頭の中で留守じゃないことを願った。ここまで来て留守だったらとんだ無駄足だ。
  それとももしかすると作業に集中し過ぎて水分を摂るのも忘れ、すっかり干からびてるんじゃないか。にとりじゃまったく有り得ない話じゃない。

 「……部屋の真ん中ににとりの干物が出来てたらどうしよう……。食べてあげればにとりも浮かばれるのかしら、って何考えてるのかしらね私は。
  ああ、暑さで本格的に頭がぼやけてるわ……」

  雛は作業場の裏口に手を掛ける。鍵はかかって無かった。ということはにとりは中にいるということだが……。

 「にとりいるの……うわっ」

  扉を開けた瞬間もわっと生暖かい空気が身体に掛かる。外も暑いが中も相当暑くなっている。中の様子を窺うと、いろんな工具やら部品が散乱してる
  部屋の中央でにとりがうつろな目をして胡坐をかいていた。近寄るとにとりは汗びっしょりで完全に夏バテ状態だった。

 「ちょっとにとり大丈夫?」
 「あ~……だれぇ? あ、雛か……いらっしゃい……あう……」
 「ああもうしっかりしなさいよ。うわあ汗だくじゃないの。もしかしてこの蒸し風呂の中にずっと居たの? 河童なんだからこまめに水摂らないと
  駄目じゃない」

  グロッキーなにとりを揺すって気をしっかり持たせる。一応小さな窓が開け放たれていたが室温を下げる効果は無いに等しかった。

 「とりあえずここから脱出するわよ。ここ風通し良くないんだから。ここにいたらするめいかならぬするめ河童になっちゃうもの」
 「うへ~い……」

  にとりの家には数えきれないくらい来ており、雛にとっては半分自分の家のようなものだ。家の間取りは熟知している。
  へばっているにとりを引っ張って庭に面した縁側へと連れてくる。ここならまだ作業場よりはましだろう。

 「ありがと。でも来たなら教えてくれればいいのに」
 「最初に玄関で呼んだわよ。出てこなかったから裏口に回ったの。まああの状態じゃあ聞こえないのも無理ないわね」
 「そっか、悪かったね。はー、それにしても今年の暑さは異常だよ。河童の私にゃ特にきついね。ああそうだ」

  にとりは何かを思い出した様子で台所の方へ消えていった。冷たい飲み物でも出してくれるなら有難い。出来ればぺぷし・きゅーかんばではなく
  普通の麦茶だとなお嬉しい。
  ふと縁側から空を見上げると綿菓子を千切って放り投げたような雲が呑気に浮かんでいた。太陽は青い空の天辺で燦々と輝いてる。今日はまだまだ
  暑くなりそうだ。
  
  しばらくしてにとりがお盆を持って帰って来た。お盆の上には赤い半月が乗っかっている。

 「あっ萃香!」
 「字が違うってば、西瓜だよ。椛から貰ったんだ。一緒に食べよう」

  二人並んで西瓜に口を付ける。良く冷えていておいしい。夏の暑さから解放される心地がした。

 「雛、雛、ちょっと見てて」

  にとりがそう言うので雛は視線をにとりに向ける。にとりは口をもごもごさせた後、何かを勢いよく庭へと吹き飛ばした。よく見ると西瓜の種だ。
  
 「西瓜の種飛ばすの得意なんだ。実生活じゃ何の役にも立たないけど」
 「へえ~。じゃあ私も……」

  にとりの真似をして種を口に含み飛ばす。放物線を描いて黒い種が宙を舞い、そして地面に落ちた。

 「あら、にとりほど飛ばなかったなあ」
 「ふふーん、それじゃ私がもう一回見本みしてあげる。んん~……んっ、んぐ!」
 「どうしたの?」
 「……飲んじゃった。どうしよ、お腹の中で西瓜が育ったら」

  にとりの様子が可笑しくて雛はくすくす笑った。

 「あ、笑うなよぉ!」
 「だってお腹の中で西瓜が育つわけないじゃないの……変な心配するんだから、ふふふ」

  雛が笑うので自然とにとりもつられて笑う。夏の縁側に二人の少女の笑みが咲いていた。









  西瓜を食べ終わったら縁側でゴロゴロしていた。こう暑いとあまり動きたくなくなるのは当然の流れだろう。

 「……暇ね」
 「そーだねー」
 「なんか面白いこと発案してよにとり。あなたのエンジニアの頭脳で」
 「悪いけど私の脳みそは定休日なんだよ」

  こんな感じの取り留めもない会話が断続的に続いてた。最初は冷たかった床の感触も今ではすっかり暖かくなっている。
  特にすることもない夏の午後。こんな過ごし方もいいかな、と雛が思ってたちょうどその時、にとりが突然がばっと起き上がった。

 「あそこに行こうか。あそこなら暑さもしのげるし」
 「え、あそこってどこ?」
 「ああ、雛は行ったことなかったっけ。じゃちょうどいいや。今から一緒に行こう」
 「ええ~、この暑い中外に出るの?」
 「そんな遠くないよ。道中は暑さ関係無いし。ほーら立って」

  にとりに急かされ渋々起き上がる雛。にとりの言ってるあそこが一体どこのことなのかさっぱり分からないがとりあえず着いていくことにした。
  
  やって来たのはにとりの家のすぐ隣りを流れる川のほとり。川のせせらぎが辺りに広がっている。

 「よっと」

  にとりは川に飛び込みそのまま潜ってしまう。突然自分を置いて行ってしまうので雛は慌てて声を上げた。

 「ちょっ、ちょっとにとりー!? 一人でどこ行くのよ!」
 「あっ、ごめん。ついいつも通りにしちゃって」
 「川まで来て……水浴びでもするの?」
 「目的地はここじゃないよ。あそこに行くには川の中を通らなきゃいけないんだ」

  川の中。にとりが発した単語に訳が分からなくなる。目的の場所は水中にあるということか。にとりは竜宮城でも行くつもりなのだろうか。そもそも
  河童じゃない雛には水中を進むことは出来ない。

 「私水の中じゃ十秒くらいしか息止められないけど」
 「止めなくてもいいよ。私に任せて。ほら雛も早く川の中入って」
 「えっ、でも服が濡れるし……」
 「いいからいいから」

  にとりが水面から手を伸ばし雛の服の端を引っ張った。雛はバランスを崩して川へと倒れていく。

 「ひゃあっ!?」

  落ちる寸前咄嗟に目を瞑った雛。身体が水に浮く感覚に包まれる。そっと目を開けているとゆらゆらと揺れる水中ににとりの姿があった。

 「ようこそ水の世界へ」
 「もう強引なんだから……ってあれ? 話せる……、それに息が苦しくない……」
 
  水の冷たさや浮力は感じるが、それ以外は地上と変わりない。普通に息をすることが出来る。よく見ると自分の身体の周りに膜が出来ていた。
  大きな泡に包まれているみたいだ。

 「ほらね大丈夫でしょ。私の能力を侮っては困るねぇ」
 「あ、そういえば水を操る程度の能力だったわねにとりは」

  弾幕ごっこ以外で見ることの無かったにとりの能力だが、こんな使い方もあるのかと感心した。

 「それじゃ改めてしゅっぱーつ」

  にとりは雛の手を引いて泳ぎ出した。にとりは河童だけあって泳ぎは上手だ。二人はすいすいと水の中を進んでいく。
  空を飛んでいる時とは違う感覚がにとりと雛の身体を包む。
  頭上からは日の光が差し込み水面を輝かせていた。時折川魚が二人の横を通っていく。水の世界はとても静かで綺麗だった。
  雛はこの中を自在に泳げるにとりを羨ましく思った。

 「やっぱり川の中が一番落ち着くなあ」
 「あの散らかった作業場よりも?」
 「散らかってて悪かったね。まあ作業場も好きな場所だけどね。水の中は何て言うか……半分眠ってるような感じ。心が安らぐって言うのかなあ。
  上手く言えないや」
 「私も……少し分かる気がするわ」

  そう会話を交わした後、にとりは一点を指差した。雛がにとりの指し示す方を見ると、小さな横穴がぽっかり口を開けていた。
  注視してないと見落としてしまうほどの大きさだ。

 「あそこが入口だよ」
 「狭そうね。二人横に並んでは通れなそうにないわ」
 「私が先行くから。着いてきて」

  にとりが先に穴へと入り、雛も後から続いてく。日光が差し込まない穴の中は暗く不安を煽る。雛はにとりから離れないように必死で着いていった。
  やがて穴の先に開けた空間が有り、まずにとりが穴から這い出る。次いで雛も狭苦しい穴から解放される。
  一体ここはどこだろうか。雛が疑問に思ってるとにとりが上を指差した。水面へ出ようという意味だろう。にとりに従いしばらくぶりに水中から顔を
  出す。

 「着いたよ。お疲れ様」
 「ここは……」

  そこは周囲が崖で囲まれていた。上を見上げると生い茂る木々の傘の間から日の光が見える。どうやらここは地面に開いた縦穴らしい。
  一角に水から露出した岩場があり、二人はそこに上がった。
  雛は自分の服を見てみるとちっとも濡れていない。にとりの能力のおかげだ。

 「こんな場所があるなんてね~」
 「場所的には樹海の中のはずだよ。木が上からここを覆っているから、飛んでいると気がつかないんだ」

  樹海は庭のように思ってた雛だがこんな場所があるとは知らなかった。ただただ驚くばかりだ。

 「でもって出入り口はあの水没したちっさい穴一つ。たぶんここを知ってる奴は私だけじゃないかな。今雛も追加されたけどね」
 「よく見つけたわね」
 「ほんとに偶然だったんだよ。どう? 秘密基地みたいでしょ」
 
  そう言いながら目を輝かせるにとり。子供っぽいなあと思いながらも、そこが微笑ましいと感じる雛だった。
  










  二人は平坦な岩場に並んで腰を下ろす。

 「幻想郷の中でこの場所を知ってるのは私たち二人だけなんだよ。すごいでしょ?」
 「まあね」
 「まあねって、ノリが悪いなあ雛は」
 「だって知ってたら何かがどうこうなるものでもないでしょ」
 「そりゃそうだけど……う~ん。でもさここは私たちだけの秘密の場所なんだよ。私たち二人、私と雛だけの秘密」

  にとりがそう言うと確かに何だか凄そうに思えてきた。二人だけの秘密。二人だけの空間。この隠れた縦穴がとても貴重な場所に感じた。

 「もしさ」
 「うん?」
 「もし……今外でなにかしらのすんごい異変があって、私たち以外みーんな消えてたらどうする?」
 「なにそれ。消えるってどういうことよ」
 「理由は何でもいいんだよ。例えば……宇宙人がやってきて幻想郷の住人は全員連れてかれるとか、異次元の穴が開いてみんな吸い込まれるとか、
  未知のウイルスが蔓延してみんな夜に蠢くアンデッドになるとか。でも私たちはここにいたから無事なの。それでこれからどうしようかって話」

  突拍子もないことを言い出すにとりだが、想像してみるとまるっきりの絵空事じゃなかった。二人がこの場所にいるのを知っているのは本人たちだけ
  だ。騒がしい幻想郷の住人の声も聞こえない。聞こえるのは互いの声だけである。ここは外界から隔絶された幻想郷からさらに切り離されている二人
  だけの秘密の世界なのだ。ここにいる間は世界には二人しか存在しない。

 「私と雛の二人きりになったら……、私たち生きていけるかな?」
 「……さあ、そういう状況にならないと分かんないわね。でも……にとりと一緒ならきっと大丈夫だと思う」

  雛は力強く言った。にとりは嬉しそうな恥ずかしそうな顔をして俯く。しばらく二人の間に沈黙が流れる。
  
  雛は上を見上げた。そして外の様子を想像してみた。おそらく幻想郷はいつも通りなんだろう。紅白の巫女は呑気にお茶を啜ってるだろうし、白黒の
  魔法使いは箒で空を飛び回ってる。紅魔館があって、霧の湖があって、人里があって、迷いの竹林があって。
  人里があって、向日葵畑があって、山の上には守矢の神社があって。そこでは住人たちがいつも通りの生活を営んでいる。
  でもその中で今雛とにとりがこうやって一緒にいるこの場所は誰も知らない。不安になりそうなくらい、二人は今二人きりだった。

 「……ねえ」

  にとりが隣にいる雛の手に触れてきた。にとりは雛の方を見ずにいまだ水面を眺めてた。雛も水面を見ている。だがにとりの表情は分かった。
  水面には何か言いたげなにとりの顔が映っていたから。雛もにとりとの付き合いは浅くない。にとりの言いたいこと、したいことはすぐ理解できた。
  たぶんにとりなりにこういうムードになるのを待ってたのだろう。

 「にとり」
 「えっ、あ、うん」
 「にとりの……好きにしていいから」
 「……ほんと?」

  にとりの問いに雛は自分の手に触れているにとりの手を優しく握って返事とした。

 「じゃあ……こっち向いて」
 「うん……ん」

  にとりの方を向くと、にとりの顔が迫ってくる。目を閉じた次の瞬間唇が塞がれるのを感じた。
  柔らかな唇の感触が頭の中をぼうっとさせる。触れるだけのキスをしてゆっくりと口を離すと、互いの吐息がかかるくらい二人の顔が近付いていた。

 「でもにとり……誰かに見られちゃったらどうするの?」
 「見られないよここなら。ここにいるのは私たちだけなんだから」
 「まあね。ま、見られても構わないけど」

  短い会話を交わして再び口づけする。今度は舌を絡める濃厚なキス。唾液塗れの火照った舌を相手の口内に突き入れる。そして自分の唾液を
  塗り付けるように動かしていく。繋がった唇の隙間から荒い息使いが漏れ出して、静かな穴の中へ溶け込んでいった。

 「ふうう……!? あっ、にとり、そんなにがっつかないで……」

  にとりは雛の胸に手を出して服の上から揉みほぐす。にとりの指使いに雛の身体はびくびく震えてしまう。

 「待って……ほら、これでいいでしょ」

  雛は胸の部分をはだけてぶるんとたわむ巨乳を外気に晒した。犬のような息をするにとりはすぐさま雛の乳房にむしゃぶりついた。

 「ああ!! にとりったら、激しい……!」
 「はぁ……雛、雛……!」

  弾力ある乳肉を揉み続けながらにとりは硬くしこった雛の乳首を咥える。母乳を飲むかのように勢い良く吸い上げると、雛は目を見開いて絶叫した。

 「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!! ちくびダメぇ、ちくびよわいのぉ!!」

  狭い縦穴の壁に雛の嬌声が反射して木霊する。にとりは一しきり雛の胸を味わうと乳首から口を離した。ピンク色の乳首にはにとりの唾液がべっとり
  付着して光っていた。

 「雛の乳首すごいよ……。小さなおちんちんみたいだ……」
 「にとりだって……もう乳首びきびきに勃起させてるくせに……」

  にとりの乳首は服の上からでも硬くなってるのが把握出来た。にとりも雛同様服の前をはだけて揺れる乳房を露わにする。

 「雛、ちょっとこんな風にむにゅってしてくれる?」
 「えっ、こう?」

  にとりは両手で胸を挟んでぎゅっと寄せた。雛も言われた通りに真似すると、にとりは中央に寄せた乳首を雛の乳首に擦り付ける。

 「は、やっ……!? すごいっ……乳首が擦れてる……。私の勃起乳首とにとりの勃起乳首があっ……!」
 「あうう……乳首擦れて……きもちいっ……! コリコリして……、あううん!!」

  四つの乳首が二人の間で擦れ合い痺れる快感を生み出す。興奮の度合いがさらに増してきた二人は上下左右に胸を揺すって大きく乳首を
  擦り合わせる。快楽の最中雛がにとりを見ると、股をもじもじさせて太腿を擦り合わせていた。

 「にとり……濡れてきたんでしょ」
 「うん……。だって乳首のこすりつけっこ気持ち良すぎるんだもの……!」
 「大丈夫、私もアソコが切なくなってきたから……。そろそろイキましょうね……!」

  二人は顔を近づけて唇を合わせる。互いの胸がぐにゃりと押し潰され乳首同士が密着する。そしてまずにとりが秘部から愛液を滴らせて絶頂を
  迎えた。次いで雛も粘り気のある汁で下着を濡らす。
  身体を離した二人はしばらくの間肩で息をしていたが、やがてにとりが静かに口を開いた。

 「今日は……暑いね」
 「……うん」
 「暑いから……脱いじゃおうか」
 「うん」

  汗ばんだ服を脱ぎ捨て、濡れた下着も脱ぎ裸体を見せる二人。白い肌と甘美な肉体を露出したにとりと雛は岩場の上で抱き締め合う。何度も何度も
  息が苦しくなるほど口づけを繰り返しながら、相手の背中、腰、尻、太もも、そして秘所を愛撫する。

 「はあ……ん……好き、好きだよ雛……」
 「うん……私も。にとりのこと好きよ」

  冷たい岩場の感触と温かい肌の感触が同時に伝わってくる。二人はきつく抱き合いながら自身の花弁を相手のそれに押し付け腰を揺らす。
  にとりと雛の愛液が混ざり合い、無機質な岩場に染みていく。

 「雛、あの、ほらシックスなんとかってやつ……あれがいい」
 「シックスナインのことね。分かったわ」

  雛はにとりの上で身体を百八十度回転させる。にとりの眼前にはひくついた雛の膣壁が割れ目から覗いていた。今自分の膣も雛に見られていると
  思うとにとりは興奮でぶるりと身体を震わせた。にとりは舌を伸ばして雛の膣壁を掃除するように舐め回す。あっという雛の切ない声がにとりの耳に
  届いた。そしてすぐ後ににとりの秘所に熱い舌が挿入されたのを彼女は感じた。徐々にほぐれていく雛の膣内。にとりの舌が奥へと侵入していく。

 「は、はああああ。いいわにとり……。もっと私のオマンコの膣内ぺろぺろして……」

  そう言うと雛はずぶりと指をにとりの膣内へと押し込んだ。にとりの足がびくんと大きく跳ね上がる。細い指で膣の奥深くを掻き回すと、にとりの
  身体が痙攣したかのように震え、透明な汁が噴き出てきた。耐えられなくなったにとりは舌を雛の陰部から引っこ抜き嬌声を上げる。

 「ほおおおお~~~~っっっ!! 雛の指があっ!! 子宮口の近くをほじほじしてるよお~~~~!!」

  にとりの喘ぎ声に満足げに微笑んだ雛は指を引き抜いてへばり付いた汁を綺麗に舐め取る。

 「うふふ……にとり可愛過ぎる……。もっと……もっとにとりの可愛いオマンコの膣内よーく見せてね」

  雛は指でにとりのアソコをくぱあと開き膣内の様子を観察した。充血した膣壁がさっきの雛の指を忘れられず扇動を繰り返している。にとりの大切な
  場所を見ているのは幻想郷の中で自分だけだ。そう思うと雛は言い知れない充実感に襲われた。雛は鼻を膣口に押し込んで思い切り臭いを嗅いだ。
  むせ返る様な女の臭いが雛の鼻腔を刺激する。

 「ああ!! にとりのマンコすごく臭いわ!! でもこの臭いオマンコが大好き!!」
 「ひっ……や、止めてぇ! マンコの臭い嗅がないでぇ!!」

  雛は完全に理性のタガが外れてしまった。そこでにとりは仕返しとばかりに目の前で硬くなっている雛のクリトリスを歯を立てて噛んだ。

 「ぎゃあっっっ!?」

  加減をしながら雛の肉芽を歯で磨り潰す。途端に雛は口から涎を垂らしながらがくがくと身体を震えさせた。

 「あがああ……に、にとりだめっ。お豆噛んじゃやらああっ!!」
 「雛の……ぴんって勃ったお豆美味しいなあ。雛のおまんこ、私がお豆噛むたびにびくんびくんってしてるね。雛のエッチな所全部丸見えだよ」
 「あ、はああああああん!!」

  雛が背中を仰け反らせ一際大きな嬌声を上げた瞬間、雛の膣から愛液が噴射されにとりの顔面に降りかかっていく。ぐったりとにとりの身体に
  倒れ込む雛。二人はしばらくシックスナインの状態で岩の上に寝そべっていた。










  二人が川から上がると日はすっかり傾き、辺りは夕日に包まれていた。

 「……どう?」
 「まだ痛い。にとりのせいでクリトリスがひりひりするわ」
 「ごめん……。あ、でも雛だって突然私のアソコの臭い嗅ぐんだもん。だからお返ししたくなったんだよ」

  あれから二人は服を着てまた狭い穴から川へと出た。そして行きとは逆に進みにとりの家に戻って来ていた。

 「あのさ」
 「うん」
 「さっきの場所のことだけどさ」
 「分かってるわよ。二人だけの秘密ね」
 「そうそう、私たちだけの秘密」

  この夏二人はまた一つ共有するものが増えた。あの秘密の場所でまた二人は契りを交わす。そうやって二人の愛は更に強固になっていくのだ。

 「ねえねえ。今日はうちに泊まってきなよ」
 「あらさっきの続きするの?」
 「……雛がしたいなら……してもいいよ」
 「じゃあ覚悟してもらわないとね」

  二人は手を繋ぎながら家へと入っていった。夕日が山々の稜線へと沈み、薄暗い空に星が瞬き始めた頃。一夏の終わりの出来事だった。   
  
甘くしようと思ったんだけど、ネチョシーンになると卑猥な単語を連呼させたくなるのが僕の悪い癖です。
ばっきゅう
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1.名前が無い程度の能力削除
山や川に必ずひとつはある『秘密の場所』
そこで淫語を躊躇いなく叫びながら開放感溢れるセックス……

まさに王道! GJ!!
2.名無し魂削除
ロマンチストなにとりがかわいい。もし世界に私と雛だけになったらどうする?だなんて。
セックスは激しいなあ一応屋外なんだぞw
3.咲かない桜削除
誰も見てない 誰も知らない場所 そして二人きり
しかしだからといって、やっていいことと悪いことはあると思うんだw

一応屋外なんだz(ry
4.名前が無い程度の能力削除
これは良いにと雛