真・東方夜伽話

厄神は不幸にも我々のやうに自殺出来ない

2009/08/07 01:04:38
最終更新
サイズ
14.28KB
閲覧数
1575

分類タグ

厄神は不幸にも我々のやうに自殺出来ない

i0-0i

※タグを読もう。あと、細かいことを気にしない人向け。











 床の木目をじっと見ていた。
 年輪のぐるぐる回る渦巻き模様。
 焦げ茶色に品良く塗られて、ワックスも掛かって、完璧なフローリングの床。
 ついつい、ほおずりしたくなるぐらいにぴかぴかに磨いてしまった。

 何でかって? 暇だったから。

 他にもこの家全部、大掃除した。
 カーテンも取り替えて、春らしい細かい花柄にしたし、シーツもぱりっと糊をきかせたし、流しも洗面台もトイレも全部つるつるに磨き立てた。

 台所と寝室の間にあるダイニングには、ちょうど二人で仲良くごはんが食べられるぐらいの小ぶりのテーブルと椅子。丁寧にから拭きして、綿埃取って、クッションカバーも洗った。もうじき乾くから取り込まなくちゃ。

 女の子らしい、カントリー調の落ち着いた寝室には小さな花を生けてみた。ベッドと洋服ダンスと大きめの鏡台はわたしが日曜大工で作ってあげたものだ。

 わたしの大好きな雛のために。

 暇な時、思わず単純作業に気合いを入れてしまうのが、河童という種族の悪いところなのだとは自覚している。

 にしたって、家主もいないのに、どうしてわたしは床掃除なんてしてるんだろう?

「はああああ」
 大きくため息をすると、鏡のようになった床がわずかに曇った。
 思わず条件反射のようにして、もう一度ボロ布で擦る。きゅっきゅと小気味よい音がした。

「ひなぁ……早く帰ってきてよぅ……さみしいよう」

 ひとりだと、ひとりごとが多くなる。
 ふたりなら、ちゃんとおしゃべりできるのに。

 昨日はお泊まりデートだった。ふたりでお茶して、ごはん作って、頑張って直したブラウン管のテレビとベータデッキで古い映画見て、毛布かぶりながら画面の向こうのゾンビにきゃあきゃあ言って、抱きつきあって。
 それから、内緒だけど、ちょっと、いいこともあった。えへ。


 ……ていうことがあったのに、今日、目が覚めたら雛はいなかった。
 テーブルの上に置かれた手紙にはこうあった。



『にとちゃんへ

 ちょっと出かけなくちゃいけなくなったの。ごめんね。
 朝ごはんはおかゆ作ったから、良かったら食べていって
 帰るときはカギ閉めていってくれるとうれしい。
 玄関マットの下に隠してあるから。

 ひな』



 しょうがないから一人きりの食卓でおかゆをもそもそ食べて、鍋洗って、なんとなく流しも洗ったりしているうちに熱中してきてしまって、いつの間にか家全部大掃除していた。
 春になって水もぬるくなってきたから、洗い物はつらくない。
 むしろ、何もしないでひとりで待っている方がつらい。
 這いつくばって、ダイニングの床を磨いている間は、寂しいのを忘れられる。
 でもふっと気を抜いた瞬間に、昨日のこと、思い出してしまって、そわそわ落ち着かない気持ちになってしまう。

(やぅ……やっ、にとりっ、好き、すきぃっ……)

 あああ、ダメだ、ダメだってば。そんな白いうなじとか紅い頬とかうるんだ瞳とか、いろいろ思い出したらちょっともう……!
 ばんばんっと床を叩いて転げ回ってしまって、我に返った瞬間、ぴかぴかの床に写った自分のにやけ顔がちょっとキモくて、落ち込んだ。
 あとひとりで寂しいのを思い出してダブルで凹んだ。
 
 えっと、何だっけ。
 あ、そうそう、床掃除の途中だった。
 テーブルの下、よつばいになって、床を磨き続ける。
 もうかなりやけくそだった。

 ごとっと、玄関で何かが落ちるような音がした。
 はっと立ちあがろうとして、思いっきりテーブルに頭をぶつけた。目がちかちかする。
「いっつぅっ……」

 なんか、ついてないなあ今日。
 こういうの、雛なら吸い取ってくれたりするんだろうか。
 なにしろわたしの恋人は厄神さまなんだから。
 なーんて、わたしが馬鹿なだけだよね。まったくもう。

 そんなことを思ったりしつつ、後頭部を押さえてテーブルから這い出る。
 とたとたと玄関まで走っていって、開けた。

 ずるりと、何か赤いものが倒れてきて、思わず両手で受け止めた。

「雛ッ!?」

 ぐったりと力の抜けた彼女の躰を支える。ひどく青白い顔をしている。呼吸が荒い。

「ど、どしたの……?」

 呼びかけるが返事はない。ただ小さく震えるようにして、かぶりを振るばっかりだった。

 小さな雛の躰を抱き上げて、そっとベッドへ運ぶ。か細い吐息が耳たぶにかかって、胸のぎゅうと締め付けられるような気持ちになる。
 すごく、心配する。
 どうしてこんなに弱ってしまっているんだろう。
 昨日はずっと一緒で、二人で元気にやっていたのに。

「んっ、ごめん、にとちゃん……」

 口元を抑えて、雛が言った。
 弱々しい吐息。ぎゅっと強く腕をつかまれる。

 下ろして、と言われたような気がしたけれど、間に合わなかった。

「え、」

 ごぶっ、と音がして、口元を抑えた指の間から黒い液体があふれ出す。
 磨いたばかりの床にぽたぽたと汚水が漏れた。

「っ、けほっ、っふ……ぁ」

 そのまま、せきこみながら、雛はその黒いものを吐き続けた。
 びしゃびしゃと音を立てて床中に粘液が撒き散らされていく。

「せっ、洗面器持ってくる!」

 あわてて雛を下ろして、お風呂場に駆けた。
 どきどきと嫌な感じに心臓が高鳴って、指先が震えて、取り落としそうになりながら洗面器を渡す。
 うずくまる雛の背中を必死でさすった。息が苦しそうで、すごく可哀想な気持ちになった。

「んんっ、げほっ、ぐっ、ぁっふぁっ」
 少しずつ器の底の方に溜まっていく、黒いその液体はごく僅かに赤味を帯びているようだった。古い血の固まったようなねっとりとしたゲル状の液体から、わたしはそっと目をそらした。

 苦しそうに震える背中。そっと撫でてやる。
 その声に少しずつ嗚咽が混じっているような気がした。
 雛が泣いていると、わたしまで苦しくなって、心配になって、胸がくるしくなる。
 好きなひとが苦しいのは、自分自身が苦しいということ以上に苦しい。

 やがて、小さく吐息をついた。
 雛の開いたままの唇からぽたりと粘りのある唾液が垂れた。それはもう透明だった。

「んんっ……」

 少し、落ち着いたみたいだった。
 わたしはそっとハンカチを差し出した。雛は小さくうなずいて、ごめんね、と言った。わたしは何も言えなくて、ただ背中をいつまでもさすっていた。

「ちょっと、いつもより吸い込みすぎちゃって」

 雛は息をまだ微かに荒くしていた。

「厄?」
「うん」

 こっくりと頷いた。
 黒くどろどろと澱んだ泥のような、血の塊のような、それを、わたしは昔見たことがあった。
 ついていない河童の友人が死んだ時のことを思い出す。泣きくれていたわたしを慰めてくれたのが雛で、そのようにして私たちは出会ったのだった。
 その時のことは、正直あまり詳しく思い出したくない。
 誰かの死や暗いことや重苦しいこと、生き物の嫌なさだめについて思い起こすのは嫌だ。
 不幸は、不幸でそれ以上の何でもない。

「頑張りすぎだよ」
 わたしがそう言うと、
「だって、にとりのこと、幸せにしたいんだもん」
 ちょっとだけ口をとがらせて、強情を張る時の顔つきで、雛は言った。

「……そばにいるだけで、わたしは幸せだよ」
 胸の奥が締め付けられるような気持ちになって、わたしはようやくそれだけ言った。
「そうじゃないよ。一緒にいる限りは、ちゃんと私がお仕事しないと不幸になっちゃうんだよ」
 小さくかぶりを振る。手のひらが白くなるまでぎゅっと拳をにぎっている。
 こうなったときの雛はとても頑固だ。わたしが意見を引っ込めるまで、同じことを何度だって言う。

「ん。お疲れ様」
 ねぎらいの言葉を掛けてやると、雛はようやくにぎりこぶしを緩めた。小さな手だと改めて思う。
「今日はいっぱいあったんだね」
「うん……いつもなら神様に渡せばいいんだけど、今ちょっと忙しくて会えないから」
 ぺたんと床に座り込む雛。背筋がまるで猫のように丸い。撫でてやると、雛は気持ちよさそうに目を細めた。
「ホントなら、周りにふわふわさせといてもいいんだけど、今はそういう訳にもいかないから」
 そうしてけほけほと咳き込んだ。
 わたしは慌てて台所から水差しとコップを取ってきて、彼女に渡した。
 手と手の先が触れ合う。雛の爪の間に、泥のような厄の固まりがこびり付いていた。
「ん、ありがと……」
 雛はそう言うと、両手で包み込むようにしてコップを飲んだ。ちびちびと猫みたいに小さな舌先を延ばして水を飲む。

「ごめんね、手伝えなくて。厄を自動的に吸い込むマシンとか開発出来たらいいのに」
「いいんだよ。みんなのために厄を吸うのが私だもの」
 機械なんて出来たら商売あがったりだわ。
 そんなことを冗談めかして言って、雛は笑った。目尻にまだ厄の汚れが付いてしまっていた。わたしはそれを拭いて上げようとしてそっと指を伸ばした。
「あっ、ダメダメっ! にとりが触ったら、えんがちょついちゃうから」
 あわててガードしようとする雛の手をくぐり抜けて、その黒い汚れに指先で触れた。

 ぐらり、と視界が歪む。
 一瞬にして幻が見えた。

 小指の先から一気に流れ込んで来たのは闇。捻れる暗黒が胃の内壁を突き上げて摘み上げて嵐のように暴れ、強酸性の雨が大理石を溶かすときのようなじくじくした疼痛が幾千万の剣の形をして全身を貫き通していく。嘔吐感が食道を丸ごと裂くような物量で込み上げてきて気管を丸ごと圧迫する。どれだけ激しく咳き込んでも出ていかない桃の種のような感触。息が出来ない。心臓が凍るように冷たい。暗い淵へ落ちていくような恐怖感。苦しい、苦しい、苦しい。

――これが、厄、だ。

「あ……」

 意識が晴れた。
 わたしの指の先を、雛が吸っていた。

「ほらね、ダメだって言ったのに」
 ちゅぽんと指先を吐き出した雛は、いたずら小僧を叱るお母さんみたいな笑顔を浮かべていた。
「こういうのはプロに任せといたらいいのよ」
「でもっ」
 泣きそうになった。
 だって、そのまま雛が、消えていってしまいそうな気がして、怖くて。
 今の苦しみに、毎日のように雛が晒されているのだと知って。
 こんなものを、雛は毎日吸い取って、身体の中に貯めていて。
 どれだけ苦しいことだろうかと想像するだけでは止まない。

「それで雛が不幸になるんじゃしょうがないよ!」

 悔しかった。そんな風に、守られてる自分が。
 好きな人が痛い思いして、そんなことで守られてしまっている自分が情けなくて、悔しくて、
 もっと強くなれればいいのに。
 痛切に思った。

「……わたしは、ずっとしあわせだよ」
 雛はそう言って笑んでいた。

「だって、好きな人がそばにいるんだもの」
 そっと手を延ばしてきた。ぽすっと雛の胸の中に埋もれる。あんまり大きくないのに、なんでだか、すごく安心した。
「すきだよ、にとり」

 そう言って、えへへ、と頼りなく笑った。
 そのまま空気の中に解けていってしまいそうな、柔らかくて、優しい笑顔。

 つなぎ止めるみたいな気分で、強く抱きしめた。
 腕の中の雛を出来るだけ守ってあげたくて。

 雛は小さくて、細くて、暖かくて、柔らかくて。あんまり強く抱きしめたら壊れてしまいそうな気がして、でも、つなぎ止めておかないとずっと一緒にはいられないような気がして。
 そのままお互いの体温を交換し合っていた。

 でも、それも長くは続かない。

「ごめんね、にとり。そろそろ吸わないと、厄、せっかく洗面器に集めたのが逃げちゃうから」
 そう言って、雛はわたしの腕の中で弱々しく藻掻く。

「吸う?」
 その何でもない語感にぞっとした。
 あの吐き出した黒いものを、ねちゃねちゃした何かを、粘るゲル状の臭い液体を、再び口の中に入れるということ?
 痛くて苦しくて気持ちの悪いあれを、みんなのために、我慢するんだって?

「そんな、のって……ないよ」
 どうしてそんなことをしなくちゃいけないんだ。
 雛は、本当に小さな女の子なのに。

「だって、そうしないと、大切なひとが不幸になるから」
 厄を吸うのが、厄神の仕事だから。
「みんなのためなんかじゃないよ。みんなの中の、特別な一人のためだよ」
 雛はそういって、慰めるようにして、わたしの背中をぽんぽんと叩いた。
「とく、べつ……」
 そう言われて嬉しくない訳がない。でも、それが自分なんだって自覚は全然どこにも生まれてこなかった。

「やあね、にとちゃんはにぶちんだなあ」
 気づいてないんだと思っている雛は、無邪気にくすくす笑うんだ。

 分かってるよ。頭では分かってる。
 全部全部、わたしのためなんだろうって。

 でも、そんなの、嫌だ。

「今日はもう、いいよ」
 何もかも、敵に回す覚悟で、わたしは言った。
「お休みにしよ、ひな」
「え?」
 小さく首をかしげてわたしを見る。

 そのまま口付けた。
 彼女の唇に僅かにこびり付いたままの厄に触れて、目の前が真っ暗になる。絶望と恐怖、怒りや悲しみや嫉妬……負の感情の全てが雪崩れうつように頭の中を占める。

「んむぅ……らめ、よぅ……にと……ひゃん……」

 雛が舌をのばしてくる。口腔を舐めとるようにして小さなひんやりした舌が撫ぜてくる。
 彼女の苦い唾液をこくりと飲むごとに胃の中に小人でも暴れたみたいな痛みがずきずきと押し寄せてくる。

「んんっ、ひな、ひなぁ……」
 心の中全て洗い出されるみたいにして、彼女の舌にすがりつく。濡れてよく動くそこへ吸い付く。
 手が彼女の身体へ触れる。ワンピースの下、真っ白い素肌を求めてまさぐっていく。
 雛の体温はすこし低くて、そのことがますます消えていってしまいそうな不安な気持ちになる。
 あまり豊かとはいえない胸。わずかに浮いた肋骨。細くて折れそうな腰。どれもが哀しくなるぐらいに愛しくて、恋しくて、そっと唇を滑らせて、舌先で愛撫する。

「ふやぅ……っ、あっ、んんっ」
 色っぽい声をあげて、雛がよがる。腰が物欲しげに動くのが分かる。
 ひどく幼い身体をしているのに、感じやすくて、そのコントラストがたまらなく欲情を掻き立てる。
「すき、ひな、すきだよぉ……っ」
 うわごとのように呟きながら、触れる前からつんと勃っている乳首へ舌を這わせる。ほとんどない乳房の重みより、こりこりとした先端の感じが伝わってきて、ひどく顔が熱くなってしまう。
「んんっ、やぅ、あんっ、きもち、ひぃ……」
 雛が恥ずかしがって口元を抑えているせいで、ちゃんと言えなくて、でもそれが尚のこと可愛くて、好き。
 だいすき、すき、あいしてる。
 口に言いたい。指先でも言いたい。全身で叫びたい。
 指先が焦るようにして、雛のあそこに伸びる。太ももを擦り合わせていて、それだけで欲しがっているのが分かる。
「ふやぅ……っ、にと、ぃ……」
「んっ、ひな、ひなぁ……」
 名前を呼んで、そっと入り口に添える。とろとろと雛の欲情が冷たく流れ出しているのが分かる。くるくると輪を描くようにして、慣らす。
「っっ、やぁ、にと、いじわっ、あんっっ」
 いじわるって言おうとしたのに気づいて、わざと突起の傍に指を触れさせる。
「かわいい、すき」
「やぁ、にとり、いじわる、しないでぇ……」
 ほとんど泣きそうな声で、雛が懇願する。
「ごめんね、ん、するよ、するから」
 指の腹を愛液で濡らして、そっとクリトリスにあてがう。
「ふやぁっっ! あっ、あぁぁぁっ!!」
 ただそっと擦っただけで高い声をあげて鳴く。
「っ、……」
 その声が溜まらなく恋しくて、わざと軽い刺激で何度も擦る。
「やぁあっ、ふやぁ、すき、そこっ、ふあぁ、きも、ちっ、いぃ、よぉ……」
 雛の喘ぎが耳を気持ちよく占めて、頭がぼうっとする。
 強すぎると声が止まるから、弱く刺激した方が気持ちいいみたいなんだってすぐに分かる。
 手首を何回も震わせて、彼女の反応に全神経を集中させる。
「っ、やぁ、あっ、ふぁ、いっ、あっあっあぅ……っっっ!」
 雛がびくびくっとひときわ強く痙攣したのを感じて。
 わたしはひどく幸せな気持ちになった。



 気が付いたとき、洗面器の中は全部空になっていた。あれだけこんもり入っていたのだけれど、あっという間に蒸発して消えてしまったんだ。
 雛が悔しそうに言った。

「あうー、また逃げちゃった……わたし、頑張ったのになぁ」
「今日はお休みの日にしようよ。ほら、山の神様だってさぼってるんだから」
「だって、一日休むと三日ぐらいはしばらく大変なんだよー、お掃除と一緒でさ」
 そうは言いながらも、雛はわたしの隣でころんと丸くなった。
 腕枕みたいに頭をすりつけて甘えてくれるのが嬉しくて、反対の手でぽんぽんと彼女のことを撫でた。

 ちょっとした言い訳を思いついた。冗談めかして言ってみた。
「世界の敵とか、そういうのって、ほら、マッドサイエンティストのつとめみたいなものじゃない?」
 雛は一瞬きょとんとした顔をして、それからすぐ噴きだした。
「ね、私、ショッカーみたいに改造されちゃう?」
「むしろ主人公側かも。雛ってヒーローだからさ」
「ええー、魔法少女とかがいいなー。くるくる回って変身するの」
「今度、変身セット、作ってあげよっか、ちゃんとハダカになるやつ」
「やあー、にとちゃんのえっちー、えろがっぱー!」

 二人でそんな冗談を言い合って、くすくす笑って、退屈な休日を甘く甘くベッドで過ごすことにした。
あとがき
・没タイトル「春の夜眠れなかったのでにとひなについて考えていたらますます眠れなくなった件について」春頃に途中まで書いていたので、設定が春。なんかもう直すのめんどいからそのままで。
・現タイトルは芥川龍之介 或阿呆の一生の一節「神々は不幸にも我々のやうに自殺出来ない」のパロディ。河童つながりで。
・ある人に描写を極めるには床から書いてみたらどうかと言われたので曲解してみた。いや、ちゃんと部屋全体を視覚的に描写しろって意味なのは分かってるんだけどね! 
・ベータマックスは幻想入りしました。VHSも近いうちに幻想するでしょうなあ。
・雛はまず、名前からしてかわいい。思わず声に出してつぶやいてみたくなる名前。ひな。
・にとりが可愛いのは世界の常識。

・雛の設定によればこうある。
「彼女の近くでは、如何なる人間や妖怪でも不幸に会う。
ただ、彼女自身は周りにため込んでいるだけなので不幸にはならない」

……彼女自身は、不幸にならない、だと!?

最初考えていたこと
「Airの美鈴ちんとか、サイカノのちせちゃんみたいな、儚げ不幸でけなげな感じの雛が書きたいなー。やっぱり厄は不幸の元なんだし、鬱々と不幸にしたいなー、うふふー」

うん。目論見が見事に外れました。曲解上等。

・あとつくづく自分は女の子の嘔吐に萌える特殊な体質の持ち主なんだなあと思いました。病院が来いと。
i0-0i
http://i0-0i.sakura.ne.jp/
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
こんなにとひなもいいものだ!

女の子の嘔吐に萌えるのは特殊…なのですか!?かわいい女の子が汚いものを口から吐き出すという所謂ギャップ萌えの一種だと思っていたのですがどうですか(ぇ
いやはやごちそうさまでしたw
2.名前が無い程度の能力削除
にとひなウオオー!
先生、洗面器の厄をえずきながら飲み下す雛が見たいです。
きちゃないものとおんなのこの組み合わせは美学。
3.名前が無い程度の能力削除
ひな。
いい響きですよね。ひらがなだと尚よし。
これはいいにとひな。
4.名前が無い程度の能力削除
雛hinaひなヒナ。
素敵です。

でも、ひとつ。
私は雛は豊乳だと思います。
5.名無し魂削除
床の意味違うよ!私は物心ついたころからVHSでした。
嘔吐というのが生々しいもので、体調の異変に絡んでるから何か惹かれるのかもしれません。

にとりってのはおこちゃまで、信じれば誰でも幸せに生きることができると思っているようで。時に自分ががんばれば何でも解決できるとなんて
思っているのかもしれませんね。
> 何もかも、敵に回す覚悟で、わたしは言った。
理論的にはわかってるけどまだ心がついていってない。

一方雛は神だった。完成されてる。
6.名前が無い程度の能力削除
にとちゃん、という呼びがやたらと萌える。
子どもの万能感を抱いたままのにとりとどこか達観した厄神様。すてき。