真・東方夜伽話

紅い月は偽りの月に

2009/08/03 03:09:47
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紅い月は偽りの月に

みのりふ
この作品には、鬼畜な表現が含まれているうえ、救いのない結末になっています。そういうのが苦手な方はすぐに戻ることをお勧めします。



 背中を激しく叩きつけられて、レミリアは苦しげな声をあげた。萎えそうになる心を叱咤し、老人のようによろよろと立ち上がりながら、口に広がる血の味をぐっと噛み締める。どういうことなのだろう、信じられない思いでレミリアは目の前の相手を見つめていた。思惑はすっかり外れ、相手の優越感に満ちた目つきに晒されている自分は本当に現実の世界に立っているのか、ひょっとしたら、ふかふかなソファーに腰掛けて、従者の差し出すワインを優雅に楽しんでいる自分が本当なのではないか。
 そうだ、こんな苦い思いをしている自分は真っ赤な嘘だ、そう現実逃避をしたくもなってくる。館に帰って新鮮な血液をお腹一杯飲み干したい。そんな現実にそぐわない場違いなことを考えてしまうほどに、
「もう終わりかしら?」
 八意永琳は強かった、いや、あまりにも強すぎた。



紅い月は偽りの月に



 沈まない月の異変に気づき、その元凶を確かめるべく、信頼できる部下とこの屋敷に乗り込むまではよかった。しかし、方向感覚を失わせるような景色の変わらない廊下と、苛烈な敵の攻撃に晒され、いつしかその部下とも離れ離れになってしまった。
 引き返そうと考えた時にはすっかり屋敷の奥へ誘い込まれてしまい、どうにもならなかった。そのうえ最終的に出会ったのが、赤と青の奇妙ないでたちをした人物であった。知性がにじみ出た物腰に、力はないと踏んでかかったレミリアであったが、結果は予想もできないほど無残なものであった。
「話には聞いていたけど、さすがに吸血鬼はしぶといわね」
 涼やかな顔で目にかかる銀髪をかき上げ、無意識にこちらの状況を冷静に分析しようしている。その表情に、自分の相対するものに必ず現れる焦りがまったく生じていないところがレミリアを激しく苛立たせた。夜の王を冠する吸血鬼の恐ろしさはこの世界では広く伝わっているはずだ。それなのに相手に有効な一撃を与えることもできず、苦もなくあしらわれている、そのことはレミリアのプライドを激しく傷つけていた。
「貴様……何者だ」
 幻想郷にはまだこれほどの者が隠れ住んでいたのか、自分の見通しの甘さに後悔すら生ぬるく感じる。
「わざわざ派手に家に乗り込んでおいて、今更言うことがそれ? もしかしてうちのウドンゲよりも頭が悪いのかしら? 身に過ぎた力を持つと、その分知能が回らなくなるのかしらね」
「ふざ、けるなよっ! 私を侮辱したことをその体に刻み付けてやるわ」
 嘲るような物言いに、牙をむき出しにして、獰猛な唸り声を発する。自らよりも力無きものを圧倒する吸血鬼の咆哮。しかし、それが目の前の相手には悲しいほど通じていない。
「威勢のいいことを言うのは勝手だけど、たかが妖怪風情が……」
 永琳がレミリアに向かって手をかざした。
「あああっ?!」
 瞬間、レミリアの皮膚が切り裂かれ、少し遅れて真っ赤な鮮血が霧のように噴き出してくる。気の遠くなるような痛みがレミリアの全身を苛み、気力を萎えさせる。それでも残った彼女のプライドは彼女の足を動かし、地面を蹴らせて永琳の元へと身体を殺到させていく。背中の羽根を精一杯羽ばたかせさらに速度を上げたレミリアの右手からは、噴き出した血が混じったような紅い槍が伸びて、永琳の心臓に鋭く狙いをつけていた。
「まだ動けるなんて、凄いわねえ……っ?」
 軽く受け止めようとした、永琳の瞳に初めて焦りが生まれる。計算以上の瞬発力で迫ってきたレミリアの身体が、まさしく弾丸のようにぶつかろうとしていた。
「吸血鬼を虚仮にするなあっ!!」
 喉を嗄らすほどの咆哮と共に、身体ごとぶつけるように全力で投げた槍が永琳の心臓を貫いていく。その勢いは永琳を吹き飛ばして、その長身を受け止めた壁があまりの衝撃でひびが入るほどの激しさがあった。眼をかっと見開いたまま貼り付けにされた永琳は、信じられないというように、震える腕を貫かれた心臓の辺りに持っていき、そこで力尽きたのか腕を力なく下ろした。次の瞬間、まるで咲いた花のように鮮血が永琳の口からほとばしる、レミリアの全身をその名の示す通りの色に染めた。
「う……ぐ、まさか」
 片膝をついて、口から泡立った大量の血液を吐き出すと、レミリアに向かって右手を突き出そうとしたまま、永琳は前のめりになって倒れていく。永琳から流れる血が池のように広がって、レミリアの靴を汚す。初めて、永琳を見下ろすことができたと、レミリアは痙攣を繰り返す永琳をじっと見続けた。
 永琳から立ち昇る濃厚な死の匂いに、レミリアはようやく溜飲を下げる。体中にべっとりとついた永琳の血を口に含んで、レミリアは顔をしかめた。
「まずいわね」
 物言わぬ永琳の死体に視線を落とし、レミリアは気持ちを切り替える。少し休憩をするべきかどうか、残った自分の体力を秤にかけ、この先のプランを考えようとする。
「ついスペルカードルールで戦うことを忘れてしまったわね……霊夢に怒られてしまうかしら」
 はぐれてしまった従者は今どこにいるのだろうか、避けようともしなかった永琳の行動を訝しく思いながら、地に伏せた彼女を一瞥してくるりと背を向ける。そして一歩足を踏み出しかけたレミリアの動きが硬直した。その表情がすっかり驚愕の色に染まるまで、そう時間はかからなかった。
「な……んだと?」
 生物が覚える原初の恐怖。己ではどう抗おうとも逃れられない絶望を感じたとき、レミリアの目から涙が浮かぶ。
「確かに心臓を貫いたはずよ……私のような吸血鬼じゃあるまいし……」
 腰に手を当てて驚愕するレミリアを面白そうに眺めている彼女は、まるで時間を巻き戻したかのように傷ひとつ付いていない元の状態を取り戻している。死んだ人間の時間を戻すなんて従者にも不可能なことだ。耳に感じた肉を切り裂き、骨を断つ独特な音は嘘ではなかった。では目の前に立っているのは何者なのか。理解のできない恐怖が現実を拒む。
「あら、言ってなかったかしら。ごめんなさいね、私こう見えても死ねない体なのよ」
 さらりとなんでもないことのように言うが、それを聞かされる対象はたまったものではない。
「う、うああああぁぁっ!!!」
 レミリアの体から暴走した魔力が無差別に放たれる。永琳は避けようともせず、そのすべてを同じように放った弾幕で受け止めてみせると、悠然とレミリアへ歩み寄っていく。逃げることも忘れ歯をがちがちと鳴らすレミリアの前で、永琳は見たものを凍りつかせるような笑みを浮かべた。
「ち、近寄るなっ!」
 悲しいかな、今のレミリアの言葉には迫力が無く、外見相応のか弱い悲鳴に過ぎない。ゆっくりと近づく永琳の影が伸びて小さなレミリアの影をすっぽりと覆ってしまう。
「面白い素材が手に入ったわね」
 声をあげる間もなく、レミリアの首筋に注射器が突き立てられる。反射的に振り払ったレミリアの手がそれに当たり、床に硬質な音を響かせた。
「な、なにを」
 目の前の永琳の顔が二重にぶれる。顔を振って意識を戻そうとするが、霞がかかったようにどんどんと永琳の顔が暗くなっていく。
「獰猛な野生の動物を捕まえるには、やはり睡眠薬が一番ね」
「が……」
 レミリアの強靭な生命力が薬の効果を打ち消そうと必死にもがく。永琳は哀れなものを見るような目つきでレミリアを見下ろすと、もう一度レミリアのほっそりとした首に注射器を突き立てた。体内に吸収された薬液は直ちに効果を発揮し、レミリアは言葉もなく昏倒した。
「侵入者はもう一人いたはずだけど、そっちはどうなったかしら」
 顎の下に手を当て考えるような仕草を見せる。そして気を失ったレミリアを連れて行こうと、屋敷にいるウサギたちを呼び出す。戦いにはさほど向かないが、これくらいならできるだろうと、思考を別に移す。まずは、ぼろぼろになった廊下を見てため息をついた。屋敷の惨状を思うと永琳の気が重くなってくるが、労働はウサギに任せればいい。
「師匠! ご無事でしたかっ」
「ウドンゲ」
 息せき切って駆けつけてきた鈴仙が、永琳の足元に倒れ伏すレミリアの姿を認め、ほっとしたように大きく息を吐いた。
「もう一人のメイドはどうしたの? あなたに迎え撃たせたはずだけど」
 永琳の言葉に鈴仙がばつが悪そうに目を逸らす。それでおおよそを理解したようだったが、鈴仙の口から事情を聞きだそうと視線で促した。
「あ……その、逃げられてしまいました」
 冷徹な視線に晒されて、激しい動揺で鈴仙の目が左右に揺れる。しかしあいまいな答えを永琳が許すはずがない。しばらく逡巡した後に、ようやく事実を伝えた。
「そう」
 そっけない言葉が氷のように突き刺さる。部下の失点を咎める永琳の瞳に、鈴仙は必死に状況を伝えようとする。
「ち、違うんですっ! けっして油断したとかそういうんじゃなくて、相手がまるで透明になったかのように消えてしまったんですっ」
「透明に……それって、あなたの能力じゃないの? ともかく、逃がしてしまったのはあなたの責任よね」
 いかに不可抗力だったかを力説する鈴仙を、永琳は容赦なく切り捨てる。
「それに、ここに来る前に姫様の様子を確かめるのが先じゃないのかしら? 優先させるべきことも分からないなんて、あなたは私に着いて何を見てきたのかしらね」
「そ、そんな許してください、師匠……」
「だめよ」
 永琳の顔は微笑んでいたが、長年の付き合いのある鈴仙にはその意味が痛いほど分かってしまう。恐怖に身を震わせながら必死に慈悲を乞うが、永琳の変わらない態度に鈴仙はがっくりとうなだれた。



 ひんやりとした空気が肌を撫でる感触にレミリアは無意識に体を震わせた。不快感だけがどんどんと高まって、休息を求める体を無視して、否応なしに意識を覚醒させようとする。湿っぽく、じゃらりと金属のこすれる耳障りな音が頭の方で聞こえてくる。
「あ……」
 レミリアは意識の定まらない頭を振って、現実を認識しようとした。身体がうまく動かせない。頭の上で耳障りな音が聞こえると思ったら、手首が鉄の枷にはめられて逃げられないように繋がれている。目線をさらに上に上げると、枷は天井から伸びた鎖によって結ばれていた。レミリアが足に力を入れて直立すると、ちょうど口の辺りに枷がくる。
 しかも妙に肌寒いのかと思えば、服を着ていない。何者かに脱がされたのか、染み一つない肌をぼんやりとした闇の中で晒している。
「な、なによこれ」
 完全に意識を取り戻したレミリアは、鎖ごと引っこ抜こうとガチャガチャと枷を鳴らした。普段の力が出せればこんな鉄の固まりなど紙のように引き千切れるはずだ。ところが、いくら力を込めても、鎖はびくともせずにレミリアを縛り付けていた。
「ど、どうなってるのよ?」
 レミリアは先ほどよりも必死の形相で鎖を外そうと試みる。腕だけではだめならと、牙で噛みついたりもしたが、やはり疲れるだけの結果に終わって、レミリアは息をつきながら枷をじっと睨んだ。ならばと今度は蝙蝠になって脱出しようとするが、なぜか姿を変えることができない。レミリアは混乱した。
「お、落ち着きなさい、何か方法はあるはずよ……」
 辺りに目を配れば、四方四メートルほどの灰色の壁に囲まれた部屋であることが分かる。ちょうどレミリアの視線の先に頑丈そうな扉があり、逃げ道はその一つだけだと理解することができた。そして、その扉の脇で腕組みをしながらこちらの様子を眺めている人物がいる。その人物の顔を認識した瞬間、レミリアの頭にかっと血が昇った。
「貴様っ!!」
 レミリアの意識がクリアになる。悠然と歩み寄る永琳に恐怖心を忘れ、ほんのすぐ側まで近づいた永琳の身体をどこでもいいから噛み付いてやろうと激しく暴れる。が、所詮は檻に繋がれた動物だ。永琳はこれ見よがしにすぐ側まで近づいて、レミリアの見苦しくあがく様を薄笑いで見下ろした。人間の子どもくらいの背の高さでは、顎を上げないとまともに永琳の顔を見ることができない。
「こんにちわ、吸血鬼のお嬢さん、不幸な出会いとなってしまったけど、永遠亭はあなたの来訪を歓迎するわ」
「ええ、ありがとう。こんなにも素晴らしい歓迎を受けて、気分は最低ね」
 絶体絶命の状況であっても威厳を取り繕うとするが、扱いは籠の鳥よりも酷い。レミリアの心の中は次第に不安で満たされていく。永琳もそれは分かっているのか、くすっと微笑んでみせるだけだ。
「い、いい加減放しなさいよっ!」
 癇癪を起こしたように背中の羽をばたつかせ、辺りにわめき散らす。しかしここは紅魔館ではなく、気配を察して側についてくれる従者もいない。精神的に脆い面のあるレミリアはすっかり参ってしまった。
「心配はいらないわ、命に危険を及ぼすつもりは無いから。ただちょっと私の暇つぶしに付き合って欲しいだけよ」
「どうせろくでもないことなんだろう」
 言葉の奥に潜むえげつなさを察し、嫌悪感に身を震わせる。
「そうね、吸血鬼はどのくらいの苦痛に耐えられるか、なんていうのはどうかしら? あなたを退屈させないようにできると思うけど」
「きっ、きさ」
 そう言いながらどこから取り出したのか、魔法のように出現した注射器がレミリアの腕に突き刺さる。
「今何をしたっ」
「少し実験をね」
 何をされるか分からない未知への恐怖がレミリアを襲う。針を刺された痕に目をやったレミリアの後ろに回ると、永琳はまだ脂肪ののっていないレミリアの青い尻を軽く叩いた。傍目に見ればそれだけだった。
「ぎひいいいっ?!!」
 しかし、レミリアの口から飛び出したのは苦痛を訴える悲鳴。大して力をこめていないはずの一撃にレミリアの目から火花を飛び散る。全身がばらばらにされたかのような激しいショックが打たれた臀部からレミリアの全身を駆け巡った。一気に油汗が全身から噴き出してくる。
「痛覚を通常の千倍に上げてみたけど、さすがね、普通の人間ならショック死してもおかしくはないのに」
「はあはあ……」
 いつまでも余韻の残るじんじんとした痺れに苛まれ、レミリアは荒く息をつくだけで答える余裕もない。
「身体に当たるそよ風でさえあなたには苦痛にしか感じられないはずよ」
 得意げに述べる永琳もレミリアのあまりの反応のなさに詰まらなさを覚えたようだ。
「感想が無いみたいだけど、もう一度どうかしら」
「や、やめて」
 脅えたように顔をきょろきょろ動かすレミリアは、先ほどまでの勢いは鳴りを潜め、身体を縮こませる。手を振り上げた体勢で止まったまま、永琳はふうとため息を一つついた。
「吸血鬼とあろうものがずいぶんと気弱なことね。もう少し根性があるのかと思っていたけど期待はずれだわ」
 永琳は蔑むことも無く淡々と事実を述べる。そのことがさらにレミリアの屈辱を煽った。唇をわなわなと震わせてなんとか反論の言葉を返そうとする。
「ぎゃああああああっ?!」
 ばちん、と部屋に乾いた音が響く。自らのあげた声によって酷い耳鳴りに苛まれ、鎖にぶら下がるようにしてレミリアは荒い息をついた。
「どちらにしろ、あなたにはこの調子で痛みを与えても、面白い結果は得られそうにないわね」
 期待ほどの効果が得られないと見るや、永琳は錠剤をレミリアの口に放り込む。無味無臭のそれは驚くほどすぐに口の中で溶けてしまった。
「うええっ、今のはなによ」
 吐き出そうとしても、口の中の感触が消えている。くじけそうな心を奮い立たせ、レミリアは永琳を睨みつけた。
「いちいち大げさね、さっきの薬の解毒剤に決まっているでしょう。ほら、もう痛くないでしょう?」
 レミリアの頬をつまんで軽く引っ張る。痛みはないが、嬲り者にされている悔しさで目の端から涙がこぼれる。
「やめなはいっ、それ以上おかひなことをしたらっ!」
「どうするのかしらね、ふふ。あなたのように小さなお嬢さんには……」
 腰を屈めて、レミリアの目線に自分のを合わせると、
「こちらのほうが楽しいかもしれないわね」
 ぴたりと閉じた陰唇を繊細な指先で撫で上げた。
「やっ、なにするのよっ」
 嫌悪感が全身を走り、レミリアの産毛を逆立たせる。汚らわしい行為だと思い込んでいたレミリアにとって、これ以上ない屈辱であった。
「誇り高い吸血鬼とやらが無様に命乞いをする姿を見るのは、長く生きてきた退屈しのぎにはなるかしら」
「ひっ」
 いったい何をその眼で見てきたのか、積み重ねられた年齢の差を痛いほどレミリアは理解した。永琳の表情があまりにも衝撃的で、見るのではなかったとレミリアは激しく後悔する。が、それ以上の屈辱が待っていることをレミリアが知るまで少し時間を要した。
「ウドンゲ、入ってきなさい」
「は……ぁい、師匠」
 もう一人の登場人物は、焦点の定まらない瞳をふらふらと彷徨わせ、熱っぽい息を弾ませて部屋に入ってきた。永琳にとってどのような人物なのか、レミリアは注意深くその人物を確かめようとして視線を上から下ろし、ある部分のところでぎょっと目を見開いた。レミリアの視線の先には、女性的な彼女の外見にはおよそ相応しくない、スカートを押し上げて脈打つ男根。
「お願いします、出させてください……出させてくださいぃ、気が狂っちゃいますぅ」
 レミリアからはスカートに隠されて見えないが、鈴仙のいきり立った男根は永琳によって根元を紐できつく戒められている。その際に与えられた快感を鈴仙の全身を荒々しく駆け巡っているが、解放することができず、どんどんと欲求不満だけが溜まっていく。
「何を出したいの?」
 永琳は愉しげに聞きながら、レミリアの反応を横目で確認している。レミリアの目はいまだ鈴仙の陰茎に釘付けになっている。そのあっけに取られたような表情に、手ごたえを感じ取った永琳は満足げに笑った。
「しぇ、精液ですっ、おちんちんからびゅーっと出したいんですっっ」
「出すだけでいいの?」
 永琳の言葉に男根が敏感に反応する。それが鈴仙の身体を伝って脳を侵食し、呆けた表情を作らせる。理性というものが存在していないことは誰が見ても明らかだった。
「あっ、あはぁ……」
 永琳に弄ばれている鈴仙の惨状にようやくレミリアは目を背けた。自分の姿が一瞬鈴仙に重なり、逃れようと一層激しくなる鎖の音がレミリアの絶望感を増幅させていく。
「くひぃ! いたいっいたいれすっ」
 永琳のほっそりと長い指が赤銅色に膨れ上がった亀頭に絡みつく。痛みに似た強烈な快感が、鈴仙の神経を苛み、速やかに開放させようと指令を下す。しかし、放出しようとした欲望を根元の紐によってがっちりと塞き止められる。その苦しみで鈴仙はまた啼いた。
「でないいいっ、でないよぉおお!」
「ウドンゲ」
 快感に狂う鈴仙に氷を差し込むような永琳の声音。
「ひゃ、ひゃはぁい」
 がくがくとロボットのようにうなずく鈴仙にすっとレミリアを指差す。そこで初めてレミリアの存在に気づいたようだった。
「あそこに小さなお嬢さんがいるでしょう? あの子もあなたと同じように気持ちよくなりたいそうなのよ、だから、ウドンゲの立派なモノを使って可愛がってあげてね」
「ひっ?!」
 狂った会話が強制的に耳に入り、レミリアはしゃくりあげた。冗談ではないと、危機を知らせる本能が、無駄だと分かっていても激しく枷を振り解こうと身体を動かせる。
「わ、わかりまひた、ははぁ……」
 紐で塞き止め切れなかった先走り液がどろどろと、マグマのように亀頭の先から零れ落ちていく。鈴仙が足を踏み出すたびに、短いスカートを押し上げてびくりと震える巨大な男根が、レミリアの恐怖感をこれでもかと煽る。自分の腕くらいの太さもあるそれが嫌でも目に入ってきて、圧倒的な存在感にレミリアの目がそれから放せなくなってしまった。
「そ、そんなもの近づけないで……」
 まだ身体に触れてもいないのに、既に貫かれてしまったような感覚に陥る。鈴仙についているものは、愛を確かめるために使われるための道具なんかではなく、無慈悲に破壊する凶器だ。
「ふふ、食わず嫌いはよくないわよ。あなたも気に入るかもしれないし、試してみる価値はあるわよね」
「ああ、誰かは分かりませんがごめんなさぃ。私おかしくなっちゃいそうなのぉ」
「ひっ、は、離れなさいっ!」
 むっとするような異臭にレミリアは顔を歪ませる。必死に足を飛ばして近づけまいと抵抗するが、気持ちよくなりたいという思いしかない今の鈴仙には対して効果はなく、すぐに腰骨の辺りを押さえつけられレミリアは動きを封じられた。あえなく片膝を脇の下に抱えられ、庇うものがなくなった秘部へとがっつくように腰を突き出そうとした鈴仙を見て、永琳はやんわりと止めに入った。
「ああ、一気に突っ込んじゃうような無粋な真似はだめよ。それなりに気持ちよくなってからじゃないと」
「はぁあ、しつれいしますねえ」
 永琳の嗜めるような声に、鈴仙は一旦レミリアの身体から手を放し、足元に膝をついて正座をすると、レミリアの細い太腿を掴んでぐいっと広げた。醜悪な男根が目に入らなくなったのもつかの間、ひんやりとした空気がレミリアの秘部に当たり、嫌悪感でレミリアの顔が歪む。
「うっ」
 生温かい息がかかり思わず身を硬くすると、ぺちゃりとした柔らかいものが秘部に当たったのをレミリアは感じた。狼狽しながらも腰を引くが、それはすぐに追いかけてきて、ぬるっとしたものを塗りつけられる。
「や、やぁっ、は、離れなさいよっ」
 得体の知れない生き物のように舌が這い回る感触に、レミリアの肌が粟立つ。引き剥がそうとしても、腰をがっちりと掴まれてはそれ以上動かすこともままならない。
「ウドンゲは上手よ、すぐにあなたもたまらない気持ちになると思うわ」
 ずっと冷静だった表情をわずかに赤く染めて、永琳が声をかける。その声も耳に入らないほどに、レミリアは下半身から湧き起こる感覚に飲まれまいと必死に抗っていた。
「はぁ……ああ、おいしいですぅ」
「くあっ、いいかげんにっ」
「んっ、じゅるっ……ようやく溢れてきましたぁ」
「うそよっ、そんなでたらめを」
「ん、ふふふ、ううぅん」
「人の話を……おおぅっ」
 尿道口の辺りを軽くつついたかと思うと、膣口を押し入り、中の肉襞を丹念に舐め上げる。鈴仙の一枚一枚官能の扉を開いていくかのような愛撫に、レミリアの身体が素直に反応していき、鈴仙がぷはあと一呼吸置こうとした時には、レミリアは腰に力が入らず軽く前かがみになっていた。つま先立ちになり、緩く広げた足は力が抜けて、ほっそりとした太腿をぶるぶると震わせる。枷に繋がれている手首がきしんでレミリアは苦痛に呻いた。
「しつ、こいのよ……あん、たから、やめさせ、ひっ」
「う、んちゅ……べとべとになってますよぉ」
 悔しいが、明らかに発情した顔を永琳たちに晒している。レミリアの心の防御柵を越えて入り込んでくるおぞましい感覚に取り込まれていく。
「ああっ、ああああっ……きゃぁ」
「ずいぶんと可愛らしい声をあげるようになったわね。そろそろ準備ができたかしら」
 黙って二人の様子を眺めていた永琳が、レミリアの表情を見て判断を下す。鈴仙はその言葉にようやくレミリアの秘部から口を離した。秘部は丹念に舌で舐められ、充血してわずかにほころんでいる。一方、鈴仙の口の周りも酷いことになっていたが、目の前の快楽しか見えていない鈴仙には綺麗にしようという考えは浮かばない。
「これだとやりづらいわね」
 永琳は両手首を戒めている枷はそのままで繋いである鎖だけを外す。急に支えを失ってバランスを失い、レミリアの体が床に崩れ落ちる。全身を強く打ったレミリアは小さく呻いた。すかさず鈴仙が背中からのしかかるようにして、レミリアの腰を抱える。
「や、やだぁっ?! たすけてっ!」
 目を見開いても見えるのは取り囲む灰色の壁。もがくように身を必死に捩じらせても、振りほどこうと足をばたつかせても、密着してくる鈴仙の男根の不快な感覚はレミリアを暗い世界に取り込んでいこうとする。
「うまく入りませぇん、大人しくしてください」
「ぜ、絶対に殺してやるっ、覚えてろぉ!」
 唯一自由になる口を動かしわめきたてるレミリアを、困ったように見下ろし鈴仙は永琳の方に顔を向けた。鈴仙の両手はレミリアの腰に宛がわれており、カチカチになった男根は必死に暴れるレミリアの尻の割れ目を滑るばかりで、うまく狙いをつけられずいたずらに揺れている。
「ここよ、ウドンゲ」
 滑稽な寸劇を見るのにも飽きた永琳は、埒があかないと見るや助け舟を出してきた。
「あはぁ」
 永琳の手に導かれ、鈴仙の亀頭がレミリアの秘部に押し当てられる。幹を扱くような永琳の指にうっとりと口を半開きにして、鈴仙は腰を躊躇いもなく押し出していた。
「ひいいっぃぃいっ!!!」
 喉の奥から搾り出されるようにレミリアの悲鳴が狭い部屋に反響する。一瞬永琳は顔をしかめたが、快楽を貪る鈴仙には耳に入らなかったようで、男根を締め付ける肉襞の感触に溺れ、一心不乱に腰を動かし始めている。
「あはああ、気持ちいいでふぅ」
「いたいいだいよぉっ!」
「それはよかったわね」
「はい、ししょおぉ」
「裂けちゃう、裂けちゃうってばぁっ?!」
 腰を打ちつけるたび、肉と肉がぶつかり合う音が響く。狭い膣道を巨大な鈴仙の男根が無理やり押し広げて、そのたびにレミリアは口を開けて声にならない声で苦痛を訴える。
「くっ、うぐっ……」
 それでも、男根を受け入れる準備ができてきたのか、前以上の痛みは感じられなくなってきた。ものすごい圧迫感だけはどうしようもない、肺に入っていた空気を無理やり追い出されている気になる。このまま窒息してしまうのかもしれないとレミリアはぼんやりと思った。
「ふうっ、ふふうっ……」
 リズミカルに鈴仙の耳が跳ねる。それからワンテンポ遅れてレミリアの羽も揺れる。二人の行っている行為が眼に入らなければ、微笑ましい笑みを誘う光景であっただろう。臭うような獣の営みがそこにあった。
「ああ、痛いですぅ、でも止められないぃ」
「そろそろ解放してあげないと耐えられなくなりそうね」
 ぎちぎちと戒められているのはレミリアだけではない、鈴仙の美貌に似つかわしくない醜悪な男根の根元には、いまだ紐がきつく巻かれたままだ。締りのない表情で腰を動かしている鈴仙にも、何度目か分からないほど体験した、のた打ち回るような苦しみが待っている。
「ウドンゲ、少し自重しなさい」
「ふえ?」
 鈴仙のだらしなく開いた口の端からひっきりなしに唾液が糸を引いて床に落ちている。永琳はかすかに眉をひそめ、根元に巻きついている紐に手をかけた。
「つらかったでしょう」
 ゆっくりと固く結ばれていた紐を解いていく。その行為をレミリアは見ることができない。が、何かおぞましいことが起こることだけは分かっていた。
「いいいいひぃぃっ?!」
 ぼんやりと永琳に嬲られる下半身を眺めていた鈴仙が、かっと目を見開いた。
「ほら、たっぷり出してあげなさい」
 気合を入れるつもりか、ぱあんと景気のいい音を立ててきゅっと締まった鈴仙の白い尻を叩く。それが合図となり、暴れまわっていた精液が我先にと、開放された出口へとなだれ込む。
「ああああああっ?!」
 狭い尿道を中から広げられるという、究極ともいえる快楽に鈴仙は顎を仰け反らせる。腰をつかんでいた指がぎゅっと食い込み、レミリアの肌に赤い痕を付けた。しかし、レミリアが受け止めているのは、そんな生易しいものではない。膣に突きたてられていた男根がありえないほどふくらみ、溜まりに溜まっていた精液をぶちまけている。大量の精液はレミリアの膣を満たし、ついには男根と襞の隙間から精液を溢れさせた。ぼたぼたと二人の体を伝って床に落ちる精液特有の匂いが部屋をあっという間に埋め尽くす。
「と、とまらなぁいよぉぉっ」
 それでもなおがくがくと腰を前後させ、半ば飛びかけている意識の中、鈴仙の下半身はどこまでも快楽を貪ろうとする。
「いやぁあ! たすけてぇぇ! たすけてっ!!」
 ショックに恥も外聞もなくレミリアは泣き叫んでいた。ひっそりと閉じられていた花弁を無理やり広げられ、蹂躙された衝撃は心に深い傷を作り、放たれた白液は鋭い楔となってレミリアの心臓に打ち込まれる。
 ようやく鈴仙の放出も止まり、呆けた表情を晒しながら、すべての精を吐き出して力を失った男根を引き抜く。一瞬遅れて、ぽっかりと開いたレミリアの陰唇の間から、驚くほどの精液が落ちていき、床に水溜りを作っていく。
 鈴仙もすべての力を使い果たし、くたくたになった身体をレミリアの背中に預けて荒く息をついていた。その重みに耐えられず、支えを失ったレミリアの体がうつぶせに潰れてしまう。
「く……うう……」
 放心状態のレミリアの耳元に永琳がそっと囁く。何を言われたのか、力なく振られる首にかつての威厳はすっかり影を潜めていた。



 主を失った紅魔館はすっかり浮き足立っていた。
「お嬢様を助けに行かないと……」
 時間を止めて命からがら逃げ出すことに成功した咲夜は、紅魔館に戻り早急に善後策を立てようと諮った。しかし、紅魔館の中で一番実力があるレミリアが捕まっているとなると、迂闊な方法はとれず、どうしても及び腰になってしまう。皆表情は一様に暗かった。
「パチュリー様、中の様子は分かりますか」
 咲夜の問いかけにパチュリーは首を振る。現在のレミリアの状況を探り、あわよくば助け出す方法を見つけようとする計画もうまくいかない。主のいない部屋が一層空々しく感じられる。
「……無理ね、私の魔法ではあの障壁を突破することができない。いったいどんな化け物を相手にしたのよ……」
 いつまで経っても何も映し出さない水晶にパチュリーは顔をしかめる。情報も何もない相手の本拠地に、むざむざと突っ込むような愚を二度も冒したくはない。
「とにかく、レミィがいないことを他の者に知られるのはまずいわね。これ以上の動揺は避けないと、不測の事態が起こるのは勘弁ね」
「ええ、いつもどおり振舞うことにしましょう……しかし、どうしたらいいのかしら」
「こうなったら、フランお嬢様の力を借りるしかないのではないでしょうか」
 美鈴がふと思い出したように提案するが、咲夜は首を振った。
「頼むのはいいけれど、そう簡単にうなずいてくれると思う?」
「今の状況では、そんなことを言っていられる状況ではないと思います。レミリアお嬢様と同等の実力を持っているフランお嬢様の力がないと、今の我々では返り討ちに遭うのが落ちです」
「もし途中でフランお嬢様が暴れたりすれば、私たちでは止めようがないわよ」
「それはそうですけど……」
「ならば、悔しいけど、博麗の巫女の力を借りるしかないわね。明らかにスペルカードでの戦いを無視していると訴えれば、さすがのあの巫女も動き出すでしょう」
「あ……」
 咲夜の顔色が青くなる。あの屋敷に辿りつく直前に霊夢と出会い、戦闘になってしまったことを。
「それはまた迂闊なことをしでかしたものね」
 パチュリーが重いため息をついた。
「向こうから戦いを挑んできたのです、私たちは悪くありませんっ」
「それでも、戦ったことは事実でしょう……困ったわね」
 部屋に手詰まり感が色濃く漂う。沈鬱な表情で一様に顔を伏せる光景は、紅魔館の住人にとって相応しくないものであった。
「こうなったら私たち全員で」
「そうして誰もいなくなったこの館がどうなるか……火を見るよりも明らかね。妖精メイドたちに妹様を抑えられるはずはないし」
「フランお嬢様が気づく前に速攻で片をつければいいだけの話です」
 自らが着いていながらむざむざと擒にされてしまった、その思いが咲夜の冷静さを失わせていた。
「落ち着きなさい、初めからそんなことが可能ならば、そもそもレミィが捕まるはずがないわ」
「だから、やっぱりフランお嬢様に」
 結論の出ない会議はいたずらに時間だけを浪費させていった。



 正気に戻った鈴仙によって、部屋は綺麗にされ、何もなかったように陰鬱な景色を取り戻す。それでも傷つけられたレミリアの心は元に戻らない。体に染み付いた性臭がいつまでも鼻腔に残っている気がして、何度も嘔吐しては胃液を床へとぶちまける。
「う、うううぐぅ……」
 枷を外され、久方ぶりに体の自由を取り戻しても、精神は永琳に捕らわれたままだ。思い出したように嗚咽を漏らし、華奢な肩を震わせる。
「あらあら、予想以上に効き過ぎたみたいね。一度プライドをへし折られると、この手の人間……妖怪もそうね。立ち直れなくなるそうだけど」
「ひっ?!」
 永琳はレミリアの顎を掴んで顔を固定させると、冷徹な眼差しでおどおどと不安に揺れるレミリアの瞳の奥を見通そうとする。
「心配しなくてもいいわよ」
「え?」
「この間のはあなたが悪いことをしたから叱ってあげただけ。あなたがこれ以上悪さをしないというなら私は何もしないわよ」
 子供だましの言葉にも、今のレミリアは縋り付いてしまう。
「本当に何もしないの……?」
「ええ、ただしあなたが本当に反省したってことが分からないとだめよ」
「うーっ……」
「別に難しいことは求めていないわ」
 永琳は手のひらを上に向けてレミリアの鼻先に突きつけた。その手には白い丸薬が乗せられている。
「飲みなさい」
「これは……?」
「質問に対する答えはあなたが飲み終わってからよ」
 レミリアの目が永琳の顔と薬とを何度も往復する。いつまで経っても永琳の表情が変わらないことに、がくりと肩を落とし、レミリアは舌を伸ばしてどんな効果をもたらすかも分からない薬を掬い上げた。それでも飲み込むことにどうしてもためらいが生じ、舌の上に乗せたまま口の中で薬を留まらせ続ける。
「どうしたの?」
 永琳の言葉は穏やかだが有無を言わせない迫力があった。以前のレミリアならすぐさま噛み付いていただろうが、すっかり牙を抜かれてしまった今の状況では、こくんと喉が鳴らせて素直に薬を飲み込むしか選択肢がない。
「昨日も使ってみたけど、効果はちゃんと続いているみたいね」
「今の薬は何なのよ……」
 正体不明の物が自分の身体の中に入っている不快感。こんなちっぽけなものに支配されるはずがないと思いこもうとしても、薬師の雰囲気が不安を増幅させる。
「吸血鬼の能力を抑える薬を服用しただけよ。力は普通の人間程度になってしまうけど、喜びなさい、代わりに日光に当たっても蒸発することもなくなったし、流れ水でも動けるわよ。感謝しなさいとまでは言わないけど」
「は、はい……」
 レミリアはぐすぐすと鼻を鳴らすと、永琳に向かって自然と頭を下げていた。自分の黒い影が、まるで自分の暗澹たる運命のように見えて、レミリアはまた鼻をすすった。
「仰向けになりなさい」
「え?」
「二度も言わせないで」
「ひっ」
 しゃくりあげたまま、レミリアはお尻を床に付けて足を伸ばすと、ゆっくりと頭を倒していった。嫌でも真っ黒な天井が目に入って、レミリアは目を閉じる。
「こうなってしまうともうただの少女ね」
 がたがたと小刻みに体を震わせ、次に何をされるのか想像だけが先行して、強い恐怖に身を竦ませる。その震える太腿を左右に広げると、永琳はしげしげとレミリアの秘部を覗き込んだ。
「ウドンゲのペニスで乱暴に突きまくられたわりには出血もないし、中も綺麗なままね」
 入り口を広げられ、中まで覗かれる屈辱に、身体を硬くする。声をあげるのは負けを認める気がして、せめてもの抵抗としてレミリアは必死に口を噤んだ。
「ふうん」
 そんなレミリアの思惑は永琳にはお見通しであった。愉しげな笑みを浮かべてレミリアの秘部を弄る。ぴったりと入り口を閉ざす陰唇をめくりあげてみたり、尿道口をこすってみたり、顔を真っ赤にさせてこらえるレミリアの仕草が本当に面白くてたまらない様子であった。
「ウドンゲにたっぷり出されたから、ウドンゲの精液の匂いが染み付いてしまったかしらねえ」
「…………」
 それでも無言を貫く。意地を張り続けるレミリアを可愛らしく思いながらも、同時に嗜虐心をそそられてしまう。永琳は何気ない風を装い、レミリアの膣口に指を突っ込んでみた。言葉は堪えたが、身体は正直に反応を返してしまう。その様を永琳に笑われて、レミリアはますます意地を張ろうとするが、はっきりと分の悪い賭けであった。
「ふうん」
 永琳は中の具合を確かめるように指の腹でこすってみる。そうしてから少しずつ場所を移して、また同じように指を動かす。永琳がちらりと見やるとレミリアは顔を真っ赤にしてまだ耐えていた。いつも楽しんでいる鈴仙のとは違う感触に感嘆しながらも、永琳は焦ることなく検査を続けていた。レミリアの反応の強い部分を探りながら、頭の中にレミリアの膣の地図を作っていく。
「…………っ」
 永琳の手管にレミリアの心もくじけそうになっていた。相手は何でもできるのに対して自分ができるのは耐えることのみ、しかも時間に制限はない。さらには心を裏切るように、身体が素直な反応を示してしまう。じんわりと滲み出てきた透明な液体が、指に絡みつくのを見て永琳は静かに笑う。
「私は検査をしているだけなのに、どうしてこんなものが付いてしまってるのかしら?」
 永琳は液体で光る指をレミリアの目元に突きつけた。思わず顔を逸らそうとするレミリアの口に素早く指をねじ込む。かっと眼を見開きレミリアは首を振って嫌がるが、執拗に追いすがる永琳の指が逃げることを許さない。抵抗が無理だと分かると切り替えて永琳の指を噛み付こうとする。一瞬早く永琳の指が離れ、がちっと上下の歯がぶつかる音を立てた。
「危ないわねえ」
「くっ」 
「こんなにも嫌がっているのに、あなたの膣からは涎がたくさん出てしまっているのねえ、滑稽なことだわ」
「う、うるさいっ」
 振り回されるレミリアの腕をたやすくいなして、覆いかぶさるようにレミリアの動きを封じ込めてしまう。
「傷もないことだし、そろそろ私に好きにさせてもらおうかしら」
 永琳の長い指が二本そろえてレミリアの秘部にねじ込まれる。熱く絡みつくような肉襞が永琳の指を歓迎するようにわなないた。
「ふふっ」
「ああ、やだっ、やだっ、さっきとぜんぜんちがっ」
 永琳に指先は的確にレミリアの感じるポイントをついてくる。指の腹で肉襞を抉られるたびに、レミリアの細腰が跳ねる。
「あれが本気だと思っていたの? それはよっぽどねんねなのね」
「あんっ! なんなのよっ、あああっ、こんなおかしいわよおぉっ」
 宙に浮いたつま先に力が入り、指が内側に曲がる。逆に床に付いた手は何かを掴もうと地面を長い爪が引っ掻く。
「なんで、ぎもちよくっう、ぐ……」
「その無駄な結果に終わろうとも、抗おうとする根性は嫌いじゃないわよ。その後に訪れる絶望を目にしたときの表情と合わせてね」
 永琳の指の動きが明らかに激しさを増し、ますますレミリアは追い込まれる。じゅぶじゅぶと肉襞が絡み合う音を耳にしながらも、顔を真っ赤にさせて必死に抵抗する様を、上から見下ろして永琳は薄く笑った。
「もう少しかしら?」
「ううっ……ぐっ」
「ここはどうかしら?」
 覚えたばかりのレミリアのポイントをしつこく責める永琳の指技が冴え渡り、レミリアは翻弄されるばかりで、食いしばった歯の隙間から零れる喘ぎ声を止めることができない。
「な、なんでっ、なんで?!」
 プライドを踏み躙られる悔しさと、快楽に身を任せてしまおうという気持ちが混ざり合って、わけが分からなくなっていく。
「まあ、十分よく耐えたと言えるんじゃない? そろそろイっちゃいなさい」
 膣内をグネグネと這い回る指にプラスして、不意をつくようにクリトリスを別の手で捻られる。
「くひぃいいいっ?!」
 目の奥で閃光が走り、レミリアは派手な叫び声をあげながらあっさりと達した。永琳に遊ばれているに過ぎないという事実を刻み込まれながら。



 日を改めて行われた会議も堂々巡りで一向に出口が見えようとしない。危機意識が人間に比べて薄いのか、二人の真剣味が足りないように思われた。そこが咲夜にとって気に入らない部分だった。
「あなたたちは本当にお嬢様を助けようとする気があるの」
「なっ、それはひどい言いがかりですよ」
 なじる咲夜の言葉に普段は穏やかな美鈴も気色ばむ。
「冷静になりなさい咲夜。紅魔館で一番の実力者が捕らえられたのよ。慎重になりすぎるくらいでちょうどいいのよ」
「そんなことを言ってもいい考えなんて浮かばないじゃない」
 焦燥感が咲夜の精神をすり減らす。数日ですっかり頬がこけ、目だけが爛々と輝き妖怪以上に妖怪らしい雰囲気を漂わせていた。隠していたいパチュリーの思惑はすっかりはずれ、のんびりとしている妖精メイド全体にあっという間に伝わってしまい、紅魔館はすっかり異常な雰囲気に包まれていた。
「借りを作りたくはない相手ではあったけど、八雲紫の力を借りる必要が出てきたわね」
「パチュリー様正気ですか? それこそ取り返しの付かないことになりかねませんよ」
 パチュリーの挙げた名前は咲夜にとって到底受け入れがたい存在だった、まさかパチュリーがその名前を挙げるとは予想できなかったと、憮然とした咲夜の態度が如実に示している。何を考えているのか分からない振る舞いと風貌は人知の範疇を超えていて、咲夜はできるだけ関わり合いになりたくないと嫌悪感を示した。
「第一八雲紫は我々の力を疎んじているはずです、紅魔館が消えたところで喜ぶだけなんじゃないですか」
 咲夜の意見にも一理あるとでもいうように、パチュリーは眼を伏せる。よく分からない美鈴だけが一人はてな顔になっていた。
「じゃあ、他にいい考えがあるなら聞かせて頂戴。相手の正体も分からず本拠地に侵入してあっさり捕らえられて、今の私にどうしろと?」
「それはそうですが……」
 苦いものを口にしたような渋い表情で咲夜はうなずく。
「八雲紫なんてよそ者ではなくやはりフランお嬢様に……」
 否定された経験から口の中でもごもごと呟くばかり、美鈴もすっかり言葉を発するのに嫌気が差したようで、指を組んだり放したりを繰り返している。日を変えて、場所を変えてもこの空気は変わらない。
 レミリアを救うべき三人の心がすっかりばらばらになっている。それだけは確かなようであった。



 ずっと同じ部屋に閉じ込められているが、食事は人間が食べるようなものがきちんと運ばれていた。それはレミリアの腹の足しにはならないが気分的な違いはあるようで、少なくとも飢えさせて苦しめるつもりはないらしいというポーズを見せている。
 レミリアは少しだけ余裕を取り戻した。自分からはなかなか逃げ出すことはできないが、咲夜たちが助けに来てくれることを期待していた。助けに来てくれるという事実があれば、それを突破口として、事態を打開できるという自信はある。厄介なのは不死身の永琳くらいなものだ。
「ああ、そうねえ」
 レミリアはふと気づいた。腐るほど退屈な時間を用意されている。誰も訪れない薄暗い部屋に閉じ込められて、レミリアは皮肉にも自分の妹と同じ思いをしていることに笑った。
「なんだか楽しそうね」
「あんたの顔を見たらそれも吹っ飛んだわ」
「それは残念ね」
 無駄なおしゃべりは必要ないと、永琳の目が立ち上がるように促している。レミリアは素直に立ち上がると、手を揃えて前に出した。
「今日は何をするつもりよ」
 久しぶりに鎖に繋がれて、レミリアは探るような視線を永琳に向けた。永琳は透明な小瓶に入ったどろっとした液体を揺らしてみせる。大体を悟ったレミリアは諦めきった眼差しで、永琳の説明を待った。
「ウドンゲ、入ってきなさい」
「は、はい」
 びくびくと永琳の顔色を窺いながら、暗い部屋に踏み入れた鈴仙は、永琳の手にした小瓶を眼にしたとたんはっきり分かるほど顔色を真っ青に染めた。
「師匠……まさか、それは……」
「ああ、あなたには使わないから心配しないで、楽しい実験の始まりよ」
 どことなく高揚とした感情を振りまいて、永琳はレミリアの顎をつかんで上向かせる。レミリアの口が開かれると、小瓶の中の液体を注ぎこんで、一旦はレミリアから離れた。
「一体何を飲ませたの?」
 わずかな苦味に顔をしかめて、レミリアが問う。答えは永琳が答えるまでもなくレミリアの身体に現れた。突然突き刺すような頭痛がレミリアを襲い、目の前の景色がぐにゃりと歪む。猛烈な吐き気をこらえながらレミリアはぎゅっと眼を瞑って、痛みをやり過ごそうとした。幸い痛みはすぐに通り過ぎて、ほっと息を吐く。
「ほっとするのはまだ早いわよ」
 表情を見透かしたような永琳の言葉。問い返そうとしたレミリアの体が一瞬大きく震える。狼狽するレミリアはその原因を探そうとして、下腹部が急速に熱を持ち始めていることに気づいた。
「な、なにっ?!」
 太腿を寄り合わせるようにしても熱は一向に引かない。それどころか、ずきずきと疼くような熱さはやがて秘芯に集中し、みるみるうちに男性の性器を模した姿へと変貌する。レミリアはあっけに取られたように自分の身体を見下ろした。
「どうやら成功したみたいね。どう、凄い迫力でしょう」
「な、なによ、これは……」
 前に鈴仙に付いていた物に酷似している。が、反り返るように威容を示していたあれよりはまだ大人しいフォルムをしていて、まだ、ふにゃりと垂れ下がって太腿の間でぶらぶらと揺れている。
「ちゃんと精液も放出できる優れものよ。さて、ここから本番ね」 
 暖かさの欠片もない笑みを顔に張り付かせ、永琳が紐を手早くレミリアの男根の根元に巻いてしまうと、解けないようにきつく締めあげた。
「ひいっ、変なもの付けないで、はずしなさい」
 まだ痛みはないが、無慈悲に締め上げる紐の威力はこの前の鈴仙の狂った振る舞いを見れば明らかだ。
「ウドンゲ」
 言葉をかけられるのを恐れるように、永琳の後ろに隠れていた鈴仙であったが、ついに名前を呼ばれると諦めきった眼差しでレミリアを見た。その同情とも付かない瞳が強くレミリアを苛立たせる。
「お嬢さんを悦ばせてあげなさい」
「……ごめんなさい、でもしょうがないんです」
 レミリアの足元に跪くと、誰に対しての侘びか分からないが小さく呟いてから、レミリアに生えた男根を両手で捧げ持つようにした。鈴仙のひんやりとした手が幹を掴み、その感覚にわずかに芽生える感覚がレミリアの腰の奥で主張し始める。
 鈴仙は優しく撫でるように幹を扱き始めた。経験したことのない感覚に戸惑いつつも、作られた生殖器は素直に反応を示し、ぐぐっと鎌口をもたげ始める。
「なっ」
 手の中で膨れ上がっていく男根にわずかに頬を染めながら、鈴仙は口をすぼめて、亀頭へ唾を落とすと、にちゃにちゃと粘液質な音を立てながら手のひら全体を使ってゆっくりと広げていった。
「い、いたあっ」
 レミリアが苦痛の声をあげる。硬度を増し、凶悪な姿を見せ始めた男根はしっかりと紐で括られたままであり、血液が流入しても、そこだけは大きくなることができない。ずきずきとした痛みがどんどんと強くなって、レミリアは腰を前後左右に揺らし始めた。
「取って、これ取ってよぉっ」
 ぽろぽろと涙を零しているレミリアの表情を見ても永琳はニヤニヤと笑うばかりだ。鈴仙も永琳には逆らえないのか、レミリアの顔を見ることなく黙々と手を動かしている。
「鈴仙、よかったわね、あなたのためにこんなに大きくしてくれているじゃない」
「は、はい」
 沈痛な面持ちで愛撫を続ける鈴仙の眼差しにも、次第に欲情の色が見え始める。いやいやだった指の動きにも情感が篭り、吹きかける息も熱を帯び始める。
「ウサギはすぐ発情してしまうから大変なのよ」
「ご、ごめんなさいっ」
 時折投げかけられる永琳の言葉に肩を震わせながらも、鈴仙は目の前の作業に夢中になっていく。指だけでは飽き足らなくなっていったか、永琳に亀頭の先に啄ばむようにキスをする。びくんと上下に跳ねた男根を驚いたように見つめ、鈴仙はもう一度口付けた。
「や、やだぁ」
 際限なく膨れ上がる欲情に委ねたくても、レミリアの男根を戒める紐が思い通りにさせてくれない。そうなればなるほど存在を主張し、快楽以上の苦痛をレミリアに与え続ける。
「んっ、んちゅ……うっ、うふっ、ふうっ」
 鼻から上手に息を逃がし、唇と舌と歯を使って、最大限の快感を与えようとする。亀頭に被せるように伸ばした舌をちろちろと動かし、同時に指を幹に巻きつけて上下に扱く。経験のしたことのない極上の快感が襲い、レミリアは上擦った声をあげ続けた。
「気持ちよさそうでよかったわね」
 頬を染め、目を緩く閉じて、短い呼吸を繰り返すレミリアもすっかり鈴仙と同じように欲情の色に染まっている。鈴仙はさらに追い込んでいくように、手の動きを早めていった。
「んん……んっ……んんっ……ふうっ」
 鈴仙の小さな唇が啄ばむようにレミリアの傘の部分を愛撫する。また新たな刺激が加わって、レミリアの恍惚とした顔を天井に向けた。
「はむっ、んむっ……」
 ついには口を大きく開けて、レミリアの亀頭を飲み込もうとする。
「ずいぶんと情が移ったみたいね。それともお嬢さんに生えたものがすごく気に入ったのかしら?」
「ううううぅっ……」
 永琳のからかうような言葉が耳に入り、思わず口を放してしまう鈴仙。亀頭の先と唇が透明な糸で繋がり、ぷつんと切れる。
「別にやめなくてもいいのよ」
「…………」
 快感が急に途絶え、わずかな休息を取っていたレミリアに、また鈴仙の唇が押し付けられる。まずは、正面からキスをすると、身体を横にずらせて、フルートのように脇の部分を唇で挟む。
「あ、な、何この感覚」
 伸びた舌が傘の一番ふくらんだところをこするように動き、レミリアの腰が快感で跳ねる。優しく根元付近を握った手も左右に動いて、口の手助けをしている。
「ああっ、きちゃう? きちゃうのっ」
 初めての感覚は、レミリアに耐えることを許さない。はっはっと犬のように息を荒げ、訪れる瞬間を待ち望む。再び正面に戻った鈴仙が尿道口に舌先をこじ入れようとした時、レミリアの腰の奥で激しく何かが弾けた。
「あああああっ?!!」
 だが、その瞬間はあの紐のせいでいつまで経っても訪れない。達しているのに、達することができない、その矛盾がレミリアの身体を焼き尽くした。
「苦しいよぉぉぉっ! 助けてえええぇぇぇっ!」
 がくがくと強く痙攣する腰の動きが収まっても、レミリアの欲望は完全に満たされない。その苦しみをよく知っている鈴仙は、窺うような視線を永琳に向けてみた。
「あら、我慢すればするほど、出した時の気持ちよさは比例するんじゃないの? このお嬢さんは見かけは幼いけど、れっきとした吸血鬼なのよ。あなたよりもすごく強いのだから、あなたが心配することはないわ」
「はい……」
 鈴仙はそれ以上言うことができない。ただ唯々諾々と永琳の話を聞くのみ。
「それよりも、ウドンゲこそ我慢できないんじゃないの? そのはしたなく膨らませたチ○ポをマ○コに突っ込んで思いっきり腰を振りたいんでしょう?」 
「師匠」
 明らかにわざと低俗な名称を使って二人を辱めようとする永琳の意図は一目瞭然だ。鈴仙も羞恥に頬を染め、動かしていた手も止めてしまう。絶頂を求めて腰を疼かせているのは鈴仙も変わらない。永琳が後押しするようにレミリアの鎖を外すと、仰向けになったレミリアの身体を天井に向かって屹立する男根に手を添えて動かないようにすると、鈴仙はゆっくりと腰を下ろしていった。巨大な男根が中を押し広げる感覚に酔いしれる。
「あああっ!」
 口とはまた違った刺激にあっけなく達したレミリアは精を放出しようとして果たせなかった。逆流した精液が後ろからぶつかり合い、レミリアに苦痛の声をあげさせる。
 鈴仙は本能に従い腰を上下に降り始めた。見下ろせばすぐに苦痛に喘ぐレミリアの顔が眼に入る。しかし今の鈴仙も快感を貪る獣に過ぎない。レミリアを気遣うような思考はとっくに消え失せ、ひたすら絶頂へと突き進むだけの欲望に支配されている。
「許してえぇ!」
 ずぶずぶと鈴仙の膣へと飲み込まれるたびに、悲痛な叫びがレミリアの口から迸る。きつく締め上げるような鈴仙の肉襞が、レミリアの中と押し広げようとする男根と強い摩擦を生み、強烈な刺激となって二人へと返っていく。
「許してえっ、許してくださあいっ!」
 次々と生産される精液が細い管を圧迫して、口から涎を吹き零し、眼から涙を、鼻から鼻水を溢れさせ、レミリアは叫び続ける。いっそのこと気が狂ってしまった方が救われるのではないか、うっすらと気を遠くさせながらそんなことを考え始める。その時になってようやく永琳が動いた。まるでタイミングが分かっていたかのように、レミリアを苦痛から解放させた。
「さあ、好きなだけイってしまってもいいのよ?」
「ああーっ?! があああっ! ぎゃあぁぁあっ!」
 イきっぱなしの苦しみが今度はレミリアを苛む。およそ普段の彼女ならば思いも寄らないような声をあげ、顔を涙と鼻水と唾液でぐちゃぐちゃにしながら、いつまでも終わらない絶頂感に翻弄される。
「わ、私もイっちゃいますぅ!」
 レミリアよりは幾分控えめに、鈴仙もまた絶頂に達する。が、目の前の狂態に圧倒され、素直に感じるところではなくなっていた。
「あーーーーっ! おほおぉぉぉおっ!」
 獣の鳴き声を撒き散らし、レミリアはリズムを刻むように腰をびくんびくんと跳ね上げながら精を放出し続けた。大量の精液が鈴仙の膣を満たし、収まりきれなかったものが隙間から滝のように、レミリアの下腹部に落ちていく。
「天にも昇る気持ちってあなたの今の状態を指すのかしらね」
 狂宴を演出した張本人は、レミリアが気を失っても、腰を振り続ける鈴仙から背を向けてそっと呟いた。



 その翌日もレミリアに対する凌辱は続く。膣も肛門も人間の身体の一部分を模した玩具によって塞がれ、レミリアは冷たい床の上で何度も身体を波打たせる。永琳の言葉によれば、快感を増幅させる薬をべっとりと塗られた淫具は、初めはレミリアに苦痛しか与えなかったが、徐々にレミリアの肉襞と絡み合うように慣れていく。穿たれた肛門にすら快感を得てしまう自分の身体が恨めしいと思えたのは最初のうちだけであった。
「はあ、ああっ……おかしくなるっ、いやあぁっ」
 レミリアの両手は頭の後ろで組むように縛られていた。縄は背中を通って尻へと伸び、埋められた淫具を押さえつけるように股間を断ち割り、身体の前面に出ると腰をぐるりと巻くように結ばれている。
「いやなのよっ、くううっ」
「そんなことを言っていないみたいだけど」
 永琳が正面の縄を引っ張ると、自然と淫具が押し付けられ、新たな刺激に無意識に肉襞をうねらせて、秘部から愛液を溢れさせる。
 秘部に当たっている部分はすっかりレミリアの愛液がしみこんで変色してしまっている。そのことを永琳に揶揄されたレミリアは聞きたくはないというように首を振った。
「は、早く取ってっ」
 淫具は我が物顔で肉襞の中で居座っているだけで決して動かない。燃え上がるだけ燃え上がらせておいて、後は放置されているような気分になる。快楽を教え込まれたレミリアの身体は、中の淫具を締め付けたり緩めたりして貪欲に快感を得ようとする。しかし、それは一時しのぎにしか過ぎず、わずかに手の届かないところにレミリアは苦しげに縄を軋ませた。
「あなたの膣がうれしそうにくわえ込んで放さないのよねえ」
 永琳が軽く淫具を押すだけで、面白いほどレミリアの腰が跳ねる。永琳は特等席でレミリアの淫らなダンスを楽しみながら、レミリアの快楽に負ける時を待っていた。
「ううっ……うっ」
 突き刺さるような永琳の視線が痛い。逃れるように身体をくねらせても、床にこすれた羽根が痛むだけだ。
「ぐうううぅっっ」
 その間もじわじわと粘膜から吸収されていく薬の成分がレミリアを追い詰めていく。快感と掻痒感が交互に押し寄せ、じくじくと溢れ出す愛液がまたその薬と混じりあい、より強い焦燥感に身を焦がす。
「……お願い」
 程なくして、ポツリと呟いた。
「お願い、ちゃんと動かしてよ」
 腰を永琳に向かって突き出して、浅ましく慈悲をねだろうとする。
「あらあら、あれだけ私の思い通りになんてならない、なんて目をしていたあなたがそんなことを言うなんて、一体何を動かして欲しいのかしらね」
「くっ、言わなくても分かるでしょうに」
 淫具の底の部分を両方からはみ出させ、滴り落ちる愛液が床にしみを広げていくほどに感じていても、絶頂まで与えられない。少しでも快楽を得ようとはしたなく腰を揺らして、永琳に淫具を動かしてもらおうとする。
「ふふ、しばらくそのままで楽しんでいなさい」
 踵を返した永琳の行動に、レミリアは目を見開いた。降参した意味がないと、遠くなっていく背中に必死に呼びかける。
「ちょっとぉ、置いていかないでよぉ!」
 床を転がって永琳に追いすがろうとするが、寸前で閉められた部屋の扉に阻まれてしまう。暗闇が支配する部屋で薬の効果は依然としてレミリアを苦しめ、満たされない欲望に振り回されて、レミリアは床をのた打ち回った。
「何とかっ、何とかしてよぉ!」
 悲痛なレミリアの叫びが部屋の壁に吸収されていく。
「イかせてっ、イかせてってばぁ!」
 必死に太腿をすり合わせる。わずかに押し込まれた淫具がレミリアの子宮口をノックする。打ち震えるような快感がレミリアの身体を満たしてもなお足りない。
「ねえ、誰か来てよぉ!」
 ぎちぎちと縄の鳴る音を響かせ、いつ果てるとも知れない地獄の中でもがく。気を失うことも許されない苦しみに、レミリアの声は長い間絶えることはなかった。
「ああっ、足りないいぃぃ!」
 暗闇の先には何も映らない。
「誰かぁぁぁっ!」
 ぐるんとうつぶせになっても、飢えは満たされない。
「ぐるしぃいいっよぉぉぉおおっ!!」
 世界が回ってもレミリアの置かれた状況は変わらない。



 反抗しようとする気力も根こそぎ奪われ、レミリアは許しを乞う罪人のように永琳の足元に這いつくばる。寸前で留められ続けたあの忌まわしい出来事がレミリアの態度を一変させてしまった。ここに閉じ込められてからどれくらいが経過したのか、もはや分からない。隙を窺って逃げ出そうとする姿を見せていても、そのたびに徹底的に尊厳を踏みにじられ、完璧に永琳に従属する存在に成り果ててしまっていた。狭い部屋の中で吹き荒れる官能の嵐にレミリアはすっかり翻弄されていた。
「このところ、イきたくてもイけない状態が続いたでしょう? それはあまりにも可哀想だったかなと反省しているのよ」
「…………」
 殊勝な言葉に隠された意味をレミリアは鋭く感じ取る。感じ取ったところでどうすることもできないが、永琳とのある意味密度の濃い付き合いが、嫌というほどレミリアにこの先の運命を教えてくれている。
「吸血鬼ってどれくらいイきっぱなしになるのかしらね」
「こんな嬲りものにするくらいなら私を殺して……」
 それがレミリアの最後のプライドなのか、その言葉が口から出るようになる。が、永琳がそれを許すはずがない。
「あなたに命令する権利なんてないわよ。せっかく長く楽しめる玩具が手に入ったんだから、もっと楽しませて頂戴」
「いやいやいやいや」
 足元で頭をかばうように手で押さえてぶるぶる震えるレミリアを、永琳は蹴り転がした。くぐもった悲鳴をあげて、仰向けに転がるレミリアのお腹に片膝をついて逃げられないようにすると、レミリアの恐怖の象徴である注射を目元に突きつける。
「ひいいっ?」
「これをどこに注射するか分かるかしら? もし正解したら今日はやめてあげてもいいわよ」
「え……あ?」
 思わず永琳を見てしまう。その言葉が本当か嘘かレミリアには判断する術はない。信用できるとは思えないが、その言葉にすがるしかないことも事実だった。
「どこだと思う?」
 レミリアの回答を急かすように、鼻先で揺れている針の先から透明な薬液が漏れる。
「う、腕ですか?」
「残念でした。正解は……」
「いぎいいいっ?!!」 
 顎が外れそうなほど喉の奥を開けてレミリアが絶叫する。全身の中でも特に鋭敏な秘芯に針を突きたてられて、レミリアは激しく手足をばたつかせた。痛みはすぐに引いていく。それがレミリアにとって幸せでないことは本人が一番理解していた。
「うふふふ」
「え、なっ、なにこれっ?」
 呆けたように自分の秘部を見ていたレミリアの表情が一気に変わる。通常よりも倍以上も膨れ上がった秘芯が空気に触れるだけで、狂うほどの快感をレミリアに与え続ける。
「ひーーっ?! あ、あがああぁぁっ」
 意味を成さない声を撒き散らし、床を転がりながらレミリアは全身をかきむしった。
「あーーー、い、いっちゃあがっ」
 レミリアはあっけなく達した。しかし、押し寄せる高波は、一息つこうとする心をあっさりと押し流してしまう。
「ま、またイっちゃうぅ! ああ、またぁあああぁっ?!」
 過酷な責めにレミリアが悲鳴をあげる。
「あはははははっ、面白い見世物だこと」
 嘲るような永琳の笑い声ももはや耳に入らず、理性を失ったレミリアは秘部に手を突っ込み激しく抽送を繰り返す。無理に押し広げられた陰唇から、引き抜く指に引っ張られてめくれあがった肉襞をはみ出させるようになっても、レミリアの手の動きは止まらない。
「ぐるっじゃうー!! だえがあっ」
 痙攣を繰り返しながら、びちゃびちゃと愛液を床に飛び散らせて、口の端から泡を吹きこぼす、絶頂から戻ってこれない状態が続き、心臓が狂ったように鼓動を繰り返す。
「全身がクリトリスになってしまったみたいでしょう?」
「あーーーっ! あーっ! はーーっ!」
 レミリアの瞳に理性の光はもう見られない、快楽だけを求める一匹の獣と変えられてしまった。
「イきすぎてへんになるううっっっ」
 一回達するたびに身も心もぼろぼろにされて、理性という薄皮を容赦なく剥がされる。剥き出しにされた本能が、強烈な刺激に襲われて、自分というものを忘れていく。全身が一つの性器となってしまったように、どこを触れても目が眩むほどの快感が味わえるのだ。
「可哀想にねえ」
 あらゆるところから液体を撒き散らし、意味の成さない言葉で叫ぶ吸血鬼をここまで変えてしまった薬の効果に満足しながら、次はどのような薬を作ろうかと思案する。
 体力の続く限り叫び続け、やがて力尽きたようにひくひくと痙攣を繰り返すレミリアを見下ろして、永琳は足でレミリアのわき腹をつつく。何の反応も示さなくなってしまったレミリアに急速に興味をなくし、永琳はぼろぼろになったレミリアを置いて部屋を出て行ってしまった。



 ここに閉じ込められて何日が経過したのか、何年も経ったようにも思えるし、逆にまだ何時間しか経っていないようにも思える。時間の感覚をすっかり失ってしまったが、今のレミリアにはもはやそれはどうでもいいことであった。部下の助けを心の底でかすかに望んでいたことも諦めとともに吐き出す。時々無性にうずく胸が、過去を傷みとして思い出させてくる。
 無理やり引き出された性感は、少しずつレミリアの身体を変えていった。薄かった胸も尻もうっすらと脂肪が乗って、丸みを帯びた印象を与えている。誰も訪れない牢獄で、レミリアは一人だけで慰めるのが日課となっていた。
 こうして永琳が部屋に入ってきても、必要以上に反応することもせず、じっと床を見つめている。達してしまった後はしばらく倦怠感で動きたくなくなるのが常であった。
「今日は静かね」
 諦めてしまうと奇妙な安心感がレミリアの心を占めるようになる。どこかの家に飼われて可愛がられる愛玩動物のような心境になってくる。レミリアは床に寝そべったまま、飼い主の顔色を窺うように、長身の永琳をゆっくりと見上げた。
「ここにいるのも退屈してきたでしょう。たまには外で気分転換をしないとね」
 レミリアはのろのろと身体を起こして、自らの力で立ち上がった。愛液でぬるぬるしている太腿がこすれあっても、何の感慨ももたらさない。久しぶりに視界が高くなって頭がくらっとする。永琳に招かれるまま、レミリアは従順に胸に飛び込んだ。
「あれ?」
 レミリアは目をぱちくりとさせた。墨を塗りつぶされたかのごとく、急にレミリアの視界が闇に閉ざされる。通常の夜であれば、苦もなく見通せるレミリアの眼球が景色を認識しない。
「なにをしたの」
「一時的に視界を奪っただけよ、すぐに元に戻るから安心しなさい」
 ひょいと抱えあげられ、レミリアは手足をばたつかせた。永琳の腕の中で身体が上下に揺さぶられ、彼女が歩き出したことを理解する。どこへ連れて行かれるのか、何も身につけていない自らの姿を思い出し、レミリアは見えない中で不安な眼差しを永琳に向けた。
「どこへ行くのよ?」
「楽しいところよ」
 永琳の物言いにレミリアの心が不安に押し潰されそうになる。ろくでもないことを考えているのは明らかだった。しかしレミリアにできることはひたすらじっとして時間を過ごすことだけ、この隙に逃げ出そうとか、反抗的なことは考えられなくなっていた。
 急に風が強くなる。その冷たさは思いのほか強く肌に染みこんで、レミリアは思わず身体を震わせた。不意に耳鳴りが止み、風の音が聞こえなくなる。狼狽したレミリアに永琳は無言を貫く。レミリアには永琳の腕の温もりがすべてとなっていた。脅えきったレミリアはますます強くしがみついてくる。
 永琳はほくそ笑む。と、同時に物足りなさも感じられてきた。完全に従順になってしまうと、面白さが減ってしまうのだ。この遊びもそろそろ終わりね、心の中で呟きながら永琳は空を飛ぶ。



 初めに気がついたのはやはり門番をしていた美鈴だった。主の気配を感じ、無事に戻ってきたのかと、ほっと胸を撫で下ろしかけたところで疑問が生じる。今はまだ太陽が高く上っている。わざわざ活動力の低下する日中に動くなんてありえない。その答えは向こうからやってきた。
「なっ、な……」
 見慣れない人物に抱きかかえられているのはレミリア本人に違いない。それよりも目を奪われるのは、身体を覆う布は一枚もなく太陽の光をこれでもかと浴びているのに、吸血鬼であるレミリアが気化しないこと。奇妙な現実に前に、美鈴は目の前の人物をレミリアであると判断することを拒む。しかし、見送った時とはまるで別人のような雰囲気だとはいえ、自分がレミリアを見間違えるはずがない。答えはここにレミリアを連れてきた女が持っている。そうとしか考えられない。
「初めまして、かしら」
「な、何者だっ? お嬢様に何をしたっ?!」
 これだけ怒鳴っているのに、レミリアからは何の反応を得られない。相変わらず、その女に体を預けているだけだ。絶望にくじけそうになりながらも美鈴は力いっぱい女を睨みつける。
「お嬢様聞こえていますかっ? いったいどうされたのですか」
「無駄よ」
「くっ」
 今すぐにでも塵に変えてやりたい相手ではあるが、下手に巻き込んでしまっては元も子もない。主人の生殺与奪を相手が握っている以上うかつに攻撃もできない。
 耳は聞こえなくても、肌を刺すような殺気はレミリアにも感じることができる。ただならぬ雰囲気にレミリアの表情が曇る。何が起こっているのか、今のレミリアには腕に抱かれている温もりだけがすべてだ。心の機微が永琳に伝わったのか、レミリアの心に直接永琳の言葉が流れてきた。永琳の指令はレミリアにとって到底受け入れることのできないものだ。しかし命令は絶対だ。
「わんっ」
 美鈴の表情が凍りついた。聞き間違いではないかと、美鈴は首を振って幻聴を否定しよとうする。
「わんっ、わんっ、わんっ」
 聞き慣れた主人の声が、美鈴をこれでもかと打ちのめす。
「や、やめてくださいっ」
 泣きそうな表情で美鈴が必死に呼びかけるが、レミリアもまた永琳の命令を守ろうと必死だった。躾と称して身体と精神の両方をいたぶられる永琳の調教が恐ろしい。些細なことで機嫌を損ねたくないと、レミリアはおもねるように鳴き続けた。
「可愛いペットでしょう?」
 すっかり表情を失ってしまった美鈴に、永琳はレミリアの頭を撫でてやりながら奇妙なほど優しく言葉をかける。
「そういうわけだから、あなたのところのお嬢様はうちで引き取ることにしました」
「な、なに、を」
 可愛らしい声で精一杯犬の鳴き声をあげていたのは紛れもなく自分の主人である。あの表情からして自分から鳴いている訳でもあるまい。レミリアの強さは美鈴もよく知っている、それだけにレミリアをここまで変えてしまった目の前の人物が恐ろしくて、美鈴は動くことができなかった。
 言いたいことだけを伝え、永琳は再び浮き上がる。美鈴はそれを追うという考えはまるで頭の中になかった。君辱められればすなわち臣死す、そんな言葉が一瞬浮かんだが、指一本動かすことも煩わしくなり、いつまでも地面にへたり込んでいた。



 広い永遠亭の一番奥に位置する輝夜の部屋。退屈で代わり映えのしない日々を輝夜はここで送っている。障子を開け放ってから、永琳が部屋に入ると、輝夜は訝しげそうに首を傾げた。
「部屋に入るのは構わないけど……全部開ける必要なんてあるのかしら」
 暖かな日差しが部屋を照らし、輝夜の艶やかな長い黒髪を鮮やかに映す。ふわあと軽く伸びをしてから、表情を作り直し、板張りの廊下に控える永琳の顔を見上げる。
「姫、珍しい動物を手に入れることができたのですけど、ご覧になりますか?」
 ずいぶんと機嫌がいいなと、輝夜は思った。こんな上機嫌な永琳を見るのは何十年ぶりかもしれない。
「あなたほどの人が珍しいと言うのだから、それはよっぽど貴重なものなのでしょうね」
「ええ、なにしろ」
 輝夜から見えないところに向かって永琳が促すようにうなずいてみせる。つられるように、視線をそちらに動かした輝夜は思わず目を疑った。
「なっ、なに?」
 まず現れたのは輝夜もよく見知った鈴仙である。しかしその手には鈍く光る鎖が握られている。説明を求めようと永琳に目を向けようとした輝夜は今度こそ言葉を失った。伸びた鎖の先は首輪に繋がっていて、蝙蝠の羽を背中に生やした少女のほっそりとした首にしっかりと巻きついていた。一糸纏わぬ姿でいること自体異常であるが、さらに動物のように四つん這いで輝夜の許にやってくる。媚びた眼差しで見上げるその瞳には理性の光は灯っていなかった。
「吸血鬼ですから」
 目を丸くする輝夜に向かって、哀れな愛玩動物は、うーっ、うーっと鳴いてみせる。媚を売るように作られた笑みを周りに振りまきながら、頬を一粒の涙が伝っていった。
退屈そうな輝夜のためにペットを躾けようとする永琳の話。
みのりふ
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
えーりん!えーりん!!
最高だっ!!!
2.名前が無い程度の能力削除
夜伽のSSで鳥肌立ったのは初めてです。これぞまさに鬼畜調教物って感じですね。


えーりんすげぇ
3.名前が無い程度の能力削除
やっぱり、やっぱり鬼畜な永琳師匠はいいものだ!
永琳は性格がひねくれまくってるほうがエロく感じる。
レミリアのかあいらしさは性格が生意気なところにある。
すばらしい作品でした。
4.名前が無い程度の能力削除
流石ババアだな
やることがえげつない
5.名前が無い程度の能力削除
誰かこのババアをどーにかしてくれ
6.名前が無い程度の能力削除
さすが師匠!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!

やはり鬼畜はいいものですね
7.みこう削除
えろい……た、たまりませぬ。帰ったらヌこう……。
8.名無し魂削除

鬼畜調教エロとして、最近すくないハードエロとして恐ろしい出来…
恐ろしや恐ろしや…
9.名前が無い程度の能力削除
鬼だっ、こいつ鬼だ!
10.名前が無い程度の能力削除
レミリアを取られて怒ったフランドールが永遠亭を壊滅させる続きはないの?
エロいんだけどなんかスッキリしないわ
11.名前が無い程度の能力削除
これはエロい。もう堪らないくらいエロい。鬼畜永琳最高です。
ただ紅魔館の連中が全く動かなかったのに少し釈然としないところを感じました。
レミリアを取り戻そうとするも返り討ちとか、救出に成功して立場逆転とかも見てみたかったかも。
12.名前が無い程度の能力削除
紅魔館の連中何もしなさすぎw
レミリアを取り戻して永遠亭勢を逆調教ルートなど
攻め攻めお嬢様・咲夜さんが観たかった
13.名前が無い程度の能力削除
鬼畜とはいえやたら無闇に切ったり焼いたりしないで、あくまで強引目な調教。
ちょうどいい
14.名前が無い程度の能力削除
えーりんは歪んでるなりに姫様思いだなあ
姫様ドン引きしてるっぽいけど
欲を言うならば残りの紅魔メンバー返り討ち→調教なシチュも見たかったですが
とにかく鬼畜エロ分をありがとうございます
15.名前が無い程度の能力削除
こういう救いの無い話は大好きだ!!
16.名前が無い程度の能力削除
そういや東方文花帖で、永琳が胡蝶夢丸ナイトメアタイプなる薬を作った記事があったな。
17.名前が無い程度の能力削除
姫様の為にお嬢様を完全調教する永琳に感激した。
この件に関して姫様はドン引きしているようですが
日頃この永琳と輝夜がどう付き合っているのか凄く気になる。…やんでれ?
とにかく素晴らしい鬼畜ねちょ、ごちそうさまです!